JP2007119397A - ピラゾロピリジン誘導体とその付加塩及びそれらを有効成分とするpde阻害剤 - Google Patents

ピラゾロピリジン誘導体とその付加塩及びそれらを有効成分とするpde阻害剤 Download PDF

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Yasushi Kono
靖志 河野
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Abstract

【課題】 ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害作用を有する医薬品として有用な新規ピラゾロピリジン誘導体を提供すること。
【解決手段】 下記一般式(1)
【化1】
Figure 2007119397

で表される新規ピラゾロピリジン誘導体(具体例:6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン)を見出した。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤として有用なピラゾロピリジン誘導体とその付加塩並びに水和物に関する。
ホスホジエステラーゼ(以下PDEと略すことがある)は生体内のセカンドメッセンジャーであるcyclic AMP(cAMP)、およびcyclic GMP(cGMP)を分解する酵素である。現在までに、PDEは1〜11までのタイプが見つかっており、タイプ毎にcAMPを特異的に分解するか、cGMPを特異的に分解するかあるいは両方を分解するかが決まっている。各タイプのPDE組織分布には差がみられ、臓器の種類により、様々なタイプのPDEにより細胞反応がコントロールされていると考えられている。
PDE阻害剤の開発はこれまでに数多く行われており、例えばPDE3阻害剤は狭心症、心不全、高血圧症などの治療薬や血小板凝集抑制薬あるいは抗喘息薬として、又PDE4阻害剤は気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、多発性硬化症、アルツハイマー、認知症、パーキンソン病などの治療薬として期待されている。PDE5阻害剤は男性性機能障害治療薬としてすでに臨床において利用されている。さらに最近ではPDE10A modulatorとして、minocyclineをハンチントン病患者に試用して有効であったという報告があり(特許文献1)、PDE10阻害剤がハンチントン、アルツハイマー、認知症、パーキンソン病、精神分裂症などの各種精神障害治療薬として有効であることを示した公開特許公報も開示されてきている(特許文献2)。
一方、PDE阻害作用を有するピラゾロピリジン誘導体が(特許文献3、4)に開示されているが、本出願化合物の特徴でもあるピラゾロピリジン環の2位、5位、6位または7位でピリダジノン環やピラゾロン環と連結した化合物類は含まれていない。また、ジヒドロピラダジノン基及びピリダジノン基がピラゾロピリジン環の3位に置換した化合物がアデノシン拮抗剤として(特許文献5、6、7、8)に開示されているが、本特許請求化合物は含まれていない。さらにPDE3阻害作用を有するピラゾロン誘導体が(非特許文献1、2)に報告されているが本出願化合物とはまったく構造を異にするものであり、ピラゾロン環とピラゾロピリジン環が結合した化合物にPDE阻害作用を有することは今まで知られていなかった。
WO01/024781号パンフレット 特開2002−363103号公報 WO98/14448号パンフレット 特開平10−109988号公報 特開平2−243689号公報 特開平4−253978号公報 WO02/018382号パンフレット WO03/004494号パンフレット Sircar I et al., J. Med. Chem., 30,1724(1987). Scott D. Edmonson et al., Bio.Med. Chem. Lett., 13, 3983(2003).
本発明は、優れたPDE阻害作用を有し、かつ副作用の少ないピラゾロピリジン誘導体を提供することにある。
本発明者らは、PDE阻害活性を有し、かつ安全性の高い化合物を創製すべく鋭意研究を重ねた結果、これまでに知られているPDE阻害剤とは構造を異にした新規なピラゾロピリジン誘導体が強力なPDE阻害作用を有することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は
1) 一般式(1)
Figure 2007119397
[式中、Rは水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基を、
は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルコキシ基を、
は下記一般式(2)
Figure 2007119397
(式中、Rは炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは水素原子又はピリジルメチル基を示す)
又は下記一般式(3)
Figure 2007119397
(式中、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは前述の通りを示す)で表されることを特徴とするピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物、
2) 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前記定義に同じ]
で表されることを特徴とする1)に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物、
3) 前記一般式(1a)においてRがメトキシ基であることを特徴とする2)に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物、
4) 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前記定義に同じ]
で表されることを特徴とする1)に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物、
5) 前記一般式(1b)においてRがメトキシ基であることを特徴とする4)に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物、
6) 前記一般式(1)で示される化合物が、
6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン、
6−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン、
又は6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロンである1)に記載のピラゾロピリジン誘導体、及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物、
7)一般式(1)
Figure 2007119397
[式中、Rは水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基を、
は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルコキシ基を、
は下記一般式(2)
Figure 2007119397
(式中、Rは炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは水素原子又はピリジルメチル基示す)
又は下記一般式(3)
Figure 2007119397
(式中、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは前述の通りを示す)
で表されることを特徴とするピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とするホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤、
8) 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前記定義に同じ]
で表されることを特徴とする7)に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする7)に記載のPDE阻害剤、
9) 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前記定義に同じ]
で表されることを特徴とする7)に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする7)に記載のPDE阻害剤、
10) 上記1)〜9)のいずれか1項に記載されたピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分として含有する医薬、
に関するものである。
本発明は、新規なピラゾロピリジン誘導体とその付加塩に優れたPDE阻害作用を有することを見出したものである。このようなPDE阻害剤作用を有する化合物は、狭心症、心不全、高血圧症などの治療薬や血小板凝集抑制薬あるいは気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、多発性硬化症、ハンチントン、アルツハイマー、認知症、パーキンソン病、精神分裂症などの各種精神障害等の予防又は治療薬並びに男性性機能障害治療薬として有用である。
本発明における上記一般式(1)、一般式(1a)、一般式(1b)は新規化合物である。
本発明における一般式(1)で表される化合物の薬理学的に許容される塩には、塩酸塩、臭化水素酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、クエン酸塩又は酒石酸塩のような酸付加塩が挙げられる。
また、本発明の一般式(1)において、「炭素数1〜4の低級アルキル基」、「炭素数1〜4の低級アルコキシ基」などの「低級アルキル基」とは、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル又はt−ブチルなどの直鎖もしくは分岐した炭素数1〜4の炭化水素が挙げられる。「ピリジルメチル基」とは、ピリジン−3−イルメチル、ピリジン−2−イルメチル又はピリジン−4−イルメチルなどのピリジン基で置換されたメチル基が挙げられる。
本発明よれば、上記一般式(1)で表される化合物のうち、Rがジヒドロピリダジノン環でピラゾロピリジン環の2位に結合した化合物、即ち一般式(1c)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、例えば以下に示す合成経路Aによって製造することができる。
<合成経路A>
Figure 2007119397
合成経路Aで一般式(5a)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、一般式(4a)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物をO-メシチレンスルホニルヒドロキシアミン(MSH)と作用させることによって製造することができる(工程A-1)。
反応は一般式(4a)で表される化合物を塩化メチレンに溶解し、0℃〜常温下にてMSHの塩化メチレン溶液を作用させることが好ましい。
合成経路Aで一般式(6a)
Figure 2007119397
[式中、Rはベンジルオキシ基又は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(5a)で表される化合物と一般式(12)
Figure 2007119397
[式中、Rは前述の通り]
で表される化合物を塩基存在下に作用させることによって製造することができる(工程A-2)。
反応は、メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、テトラヒドロフラン(THF)、トルエン、ベンゼン、シクロヘキサン、シクロペンタン、塩化メチレン、クロロホルム,、アセトニトリルなどを反応溶媒として用い、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム又は炭酸カリウムなどの無機塩基存在下、あるいはトリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、反応温度としては0℃、好適には常温下にて行うことができる。
合成経路Aで一般式(7a)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(6a)で表される化合物を加水分解ならびに脱炭酸させることによって製造することができる(工程A−3)。
反応は一挙にすべてを行う手法として臭化水素酸又は臭化水素含有酢酸を用い加熱還流下に作用させる方法が好ましい。又、メタノール、エタノール、THF、DMSO、DMF又は1,4−ジオキサン溶媒中で水酸化カリウム水溶液又は水酸化リチウム水溶液好ましくは水酸化ナトリウム水溶液を常温〜加熱還流下に作用させカルボン酸へと加水分解し、ついで脱炭酸させることもできる。脱炭酸には、ベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、トルエン、キシレンなどの有機溶媒を用い、140〜160℃に加熱して反応させるか、エタノール又は1,4−ジオキサン中、2〜10%硫酸水溶液を加えて100℃で加熱するかあるいは50%硫酸中で100℃に加熱撹拌することもできる。
合成経路Aで一般式(8a)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は上記一般式(7a)で表される化合物をWeinrebアミド化した後に一般式(13)
Figure 2007119397
[式中、MはLi、MgCl、MgBr又はMgIを示し、Rは前述の通り]
で表される化合物と反応させることによって製造することができる(工程A−4)。
Weinrebアミド化反応は、通常のペプチド結合形成反応に用いられる混合酸無水物や活性エステル法を利用することができ、好ましくは縮合剤を用いる方法が適している。反応はトリエチルアミン、ジエチルイソプロピルアミンなどの有機塩基とジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIPC)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、ジエチルホスホリルシアニド(DEPC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド(WSC)等の縮合剤の存在下、場合によっては、4−ジメチルアミノピリジンを加え、反応溶媒としてはTHF、DMF、DMSO、塩化メチレンを用い、0℃〜常温下に行うことができる。
引き続く、一般式(13)との反応は、THF、エーテル又は1,4−ジオキサンを反応溶媒として用い、反応温度は-78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Aで一般式(9a)
Figure 2007119397
[式中、R’は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は上記一般式(8a)で表される化合物と一般式(14)
Figure 2007119397
[式中、R’前述の通り]
で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程A−5)。
反応は、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、水素化カリウムなどの無機塩基、好ましくは水素化ナトリウムの存在下、一般式(14)の化合物を溶媒量用い、加熱還流下に行うことが好ましい。
合成経路Aで一般式(10a)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は上記一般式(9a)で表される化合物と一般式(15)
Figure 2007119397
[式中Xはハロゲン原子を示し、Rは前述の通り]
で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程A−6)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、リチウムジイソプロピルアミド(LDA)、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Aで一般式(11a)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は上記一般式(10a)で表される化合物を加水分解及び脱炭酸させることによって製造することができる(工程A−6)。
反応は、酸性条件の場合、塩酸又は臭化水素酸中にて80〜100℃に加熱して行うか、アルカリ性条件の場合、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液を用い、メタノールやエタノールなどのアルコール系溶媒や、THF、DMF又はDMSO等の反応溶媒を用い、常温下に加水分解を行った後、酸性にすることによって脱炭酸させることができる。
合成経路Aで一般式(1c)で表される化合物は上記一般式(11a)で表される化合物をヒドラジンと作用させることによって製造することができる(工程A−7)。
反応はベンゼン、トルエン、酢酸、エタノールを反応溶媒として用い、常温もしくは好ましくは加熱還流下にヒドラジン又はヒドラジン酢酸塩と反応させることができる。
一般式(1)で表される化合物のうち、Rがピラゾロン環でピラゾロピリジン環の2位に結合した化合物、即ち一般式(1d)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は以下に示す合成経路Bによって製造することができる。
<合成経路B>
Figure 2007119397
合成経路Bで一般式(16a)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(9a)で表される化合物と一般式(17)
Figure 2007119397
[式中、R及びXは前述の通り]
で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程B−1)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Bで一般式(1d)で表される化合物は上記一般式(16a)で表される化合物をヒドラジンと作用させることによって製造することができる(工程B−2)。
反応はベンゼン、トルエン、酢酸、エタノールを反応溶媒として用い、常温もしくは好ましくは加熱還流下にヒドラジン又はヒドラジン酢酸塩と反応させることができる。
一般式(1)で表される化合物のうち、Rがピラゾロピリジン環の2位に結合し、Rがジヒドロピリダジノン環でピラゾロピリジン環の5位、6位又は7位に結合した化合物、即ち一般式(1e)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は下記合成経路Cによって製造することができる。
<合成経路C>
Figure 2007119397
合成経路Cで一般式(5b)
Figure 2007119397
[式中、Rは前述の通り]
で表される化合物は、一般式(4b)
Figure 2007119397
[式中、Rは前述の通り]
で表される化合物をO-メシチレンスルホニルヒドロキシアミン(MSH)と作用させることによって製造することができる(工程C-1)。
反応は一般式(4b)で表される化合物を塩化メチレンに溶解し、0℃〜常温下にてMSHの塩化メチレン溶液を作用させることが好ましい。
合成経路Cで一般式(6b)
Figure 2007119397
[式中、Rはベンジルオキシ基又は炭素数1〜4の低級アルキル基を示し、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(5b)で表される化合物と一般式(18)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物を塩基存在下に作用させることによって製造することができる(工程C-2)。
反応は、メタノール、エタノール、1,4−ジオキサン、DMSO、DMF、THF、トルエン、ベンゼン、シクロヘキサン、シクロペンタン、塩化メチレン、クロロホルム,、アセトニトリルなどを反応溶媒として用い、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウムなどの無機塩基存在下、あるいはトリエチルアミンなどの有機塩基の存在下、反応温度としては0℃、好適には常温下にて行うことができる。
合成経路Cで一般式(7b)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(6b)で表される化合物を加水分解ならびに脱炭酸させることによって製造することができる(工程C−3)。
反応は一挙に全てを行う手法として臭化水素酸又は臭化水素含有酢酸を用い加熱還流下に作用させる方法が好ましい。又、メタノール、エタノール、THF、DMSO、DMF、1,4−ジオキサン溶媒中で水酸化カリウム水溶液、水酸化リチウム水溶液好ましくは水酸化ナトリウム水溶液を常温〜加熱還流下に作用させカルボン酸へと加水分解し、ついで脱炭酸させることもできる。脱炭酸には、ベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ブロモベンゼン、トルエン、キシレンなどの有機溶媒を用い、140〜160℃に加熱して反応させるか、エタノール又は1,4−ジオキサン中、2〜10%硫酸水溶液を加えて100℃で加熱するかあるいは50%硫酸中で100℃に加熱撹拌することもできる。
合成経路Cで一般式(8b)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は上記一般式(7b)で表される化合物と前記一般式(14)で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程C−4)。
反応は、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、水素化カリウムなどの無機塩基、好ましくは水素化ナトリウムの存在下、一般式(14)の化合物を溶媒量用い、加熱還流下に行うことが好ましい。
合成経路Cで一般式(9b)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びR’は前述の通り]で表される化合物は一般式(19)
Figure 2007119397
[式中、R及びXは前述の通り]
で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程C−5)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Cで一般式(10b)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は、上記一般式(9b)で表される化合物と前記一般式(15)で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程C−6)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Cで一般式(11b)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、上記一般式(10b)で表される化合物を加水分解及び脱炭酸させることによって製造することができる(工程C−7)。
反応は、酸性条件の場合、塩酸又は臭化水素酸中にて80〜100℃に加熱して行うか、アルカリ性条件の場合、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液を用い、メタノールやエタノールなどのアルコール系溶媒や、THF、DMF又はDMSO等の反応溶媒を用い、常温下に加水分解を行った後、酸性にすることによって脱炭酸させることができる。
合成経路Cで一般式(1e)で表される化合物は上記一般式(11b)で表される化合物をヒドラジンと作用させることによって製造することができる(工程C−8)。
反応はベンゼン、トルエン、酢酸又はエタノールを反応溶媒として用い、常温もしくは好ましくは加熱還流下にヒドラジン又はヒドラジン酢酸塩と反応させることができる。
合成経路Cで、一般式(7b)で表される化合物は、一般式(7b’)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びXは前述の通り]
で表される化合物とブチルビニルエーテルとをHeck反応に付すことによっても製造することができる。
反応は特に溶媒は限定されないが、一般的にはDMFを用い、酢酸パラジウムと1,3-ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンを触媒として加え、トリエチルアミンの存在下、常温、好ましくは80℃にて反応させた後、得られた化合物を1,4−ジオキサン、DMF好ましくはTHFに溶解し、希塩酸を加え常温にて作用させることができる。
一般式(1)で表される化合物のうち、Rがピラゾロピリジン環の2位に結合し、Rがピラゾロン環でピラゾロピリジン環の5位、6位又は7位に結合した化合物、即ち一般式(1f)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は以下に示す合成経路Dによって製造することができる。
<合成経路D>
Figure 2007119397
合成経路Dで一般式(16b)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(9b)で表される化合物と前記一般式(17)で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程D−1)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、 反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Dで一般式(1f)で表される化合物は上記一般式(16b)で表される化合物をヒドラジンと作用させることによって製造することができる(工程D−2)。
反応はベンゼン、トルエン、酢酸又はエタノールを反応溶媒として用い、常温もしくは好ましくは加熱還流下にヒドラジン又はヒドラジン酢酸塩と反応させることができる。
一般式(1)で表される化合物のうち、Rがピラゾロピリジン環の2位に、Rがジヒドロピリダジノン環でピラゾロピリジン環の7位に結合した化合物、即ち一般式(1g)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
及び、Rがピラゾロピリジン環の2位に、Rがピラゾロン環でピラゾロピリジン環の7位に結合した化合物、即ち一般式(1h)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は下記合成経路Eによって製造することができる。
<合成経路E>
Figure 2007119397
合成経路Eで、一般式(8c)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、一般式(7c)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物を塩基で処理した後、一般式(20)
Figure 2007119397
[式中、Rは炭素数1〜4の低級アルコキシ基、アミノ基、N,O−ジメチルヒドロキシアミノ基又はN,N−ジメチルアミノ基を示し、Rは前述の通り]
で表される化合物と反応させることによって合成することができる(工程E−1)。
反応は、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド、カリウムビストリメトリシリルアミド、ブチルリチウム又はメチルリチウムを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜0℃にて反応させた後に、一般式(20)で表される化合物を作用させることがのぞましい。
合成経路Eで一般式(9c)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は上記一般式(9b)で表される化合物と前記一般式(14)で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程E−2)。
反応は、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、水素化カリウムなどの無機塩基、好ましくは水素化ナトリウムの存在下、一般式(14)の化合物を溶媒量用い、加熱還流下に行うことが好ましい。
合成経路Eで一般式(10c)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は、上記一般式(9c)で表される化合物と前記一般式(15)で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程E−3)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Eで一般式(11c)
Figure 2007119397
[式中、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は、上記一般式(10c)で表される化合物を加水分解及び脱炭酸させることによって製造することができる(工程E−4)。
反応は、酸性条件の場合、塩酸又は臭化水素酸中にて80〜100℃に加熱して行うか、アルカリ性条件の場合、水酸化ナトリウム水溶液又は水酸化カリウム水溶液を用い、メタノールやエタノールなどのアルコール系溶媒や、THF、DMF又はDMSO等の反応溶媒を用い、常温下に加水分解を行った後、酸性にすることによって脱炭酸させることができる。
合成経路Eで一般式(1g)で表される化合物は上記一般式(11c)で表される化合物をヒドラジンと作用させることによって製造することができる(工程E−5)。
反応はベンゼン、トルエン、酢酸又はエタノールを反応溶媒として用い、常温もしくは好ましくは加熱還流下にヒドラジン又はヒドラジン酢酸塩と反応させることができる。
合成経路Eで、一般式(16c)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R、R及びR’は前述の通り]
で表される化合物は、前記一般式(9c)で表される化合物と前記一般式(17)で表される化合物を塩基の存在下に作用させることによって製造することができる(工程E−6)。
反応は水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、LDA、リチウム−2,2,6,6−テトラメチルピペリジド、リチウムビストリメチルシリルアミド、ナトリウムビストリメトリシリルアミド又はカリウムビストリメトリシリルアミドを塩基として用い、反応溶媒としてはTHF、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどを用い、−78℃〜常温下に行うことができる。
合成経路Eで一般式(1h)で表される化合物は上記一般式(16c)で表される化合物をヒドラジンと作用させることによって製造することができる(工程E−7)。
反応はベンゼン、トルエン、酢酸又はエタノールを反応溶媒として用い、常温もしくは好ましくは加熱還流下にヒドラジン又はヒドラジン酢酸塩と反応させることができる。
一般式(1)で表される化合物の中、Rがジヒドロピリダジノン環でRがピリジルメチル基である化合物、すなわち一般式(1i)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は一般式(1j)
Figure 2007119397
[式中、R及びRは前述の通り]
で表される化合物と一般式(21)
Figure 2007119397
[式中、Xは前述の通り]
で表される化合物を塩基の存在下作用させることによって製造することができる。
反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド又はカリウムアルコキシドを塩基として用い、反応溶媒としてTHF又はDMFを用いて0〜60℃にて行うことが望ましい。
一般式(1)で表される化合物の中、Rがピラゾロン環でRがピリジルメチル基である化合物、すなわち一般式(1k)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物は一般式(1m)
Figure 2007119397
[式中、R、R、R及びRは前述の通り]
で表される化合物と一般式(21)で表される化合物を塩基の存在下作用させることによって製造することができる。
反応は、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムアルコキシド又はカリウムアルコキシドを塩基として用い、反応溶媒としてTHF又はDMFを用いて0〜60℃にて行うことが望ましい。
次に本発明を具体例によって説明するが、これらの例によって本発明が限定されるものではない。
<実施例1>
N−アミノ−4−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−ピリジニウムメシチレンスルホネート
Figure 2007119397
MSH(38.0g) を1,4-ジオキサン(45mL) に溶解し、氷冷下にて70%過塩素酸水溶液 (13.4mL) を加え攪拌した。その後、氷水を加え析出晶をろ取後、ジクロロメタンに溶解し、有機層を分取し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、4−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)ピリジン (20.0g) のジクロロメタン溶液 (20mL) に滴下し、常温で1時間攪拌した。反応液を溶媒留去し、目的物を褐色油状物として得た。
<実施例2>

3−エトキシカルボニル−2−エチル−5−(2−メチル−[1,3]ジオキソラン−2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
実施例1の化合物(41.6g) をエタノール (435mL) に溶解し、1-ブチン酸エチル (7.7mL)、炭酸カリウム (24.1g) を加え常温で21時間攪拌した。反応液をセライトろ過後、酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=4:1 → 1:1) にて精製することで目的物(11.3g)
を黄色固体として得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.35 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.44 (3H, t, J
= 7.3Hz), 1.69 (3H, s), 3.12 (2H, q ,J = 7.3Hz), 3.81-3.84 (2H, m), 4.07-4.11
(2H, m), 4.40 (2H, q, J = 7.3Hz), 6.99 (1H, dd, J = 1.8, 7.3Hz), 8.20 (1H, d ,J
= 1.8Hz), 8.39 (1H, d, J = 7.3Hz).
<実施例3>
2,3−ジメトキシカルボニル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
アセチレンジカルボン酸メチル(4.95mL) をDMF (150mL) に溶解し、N−アミノピリジニウムヨウ化水素酸塩 (9.99g) と炭酸カリウム (12.4g) を加え、常温で3時間攪拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=2:1) にて精製することで目的物 (7.02g) を白色固体として得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 3.93 (3H, s), 4.04 (3H, s), 7.06 (1H,
dt, J = 1.2, 7.2Hz), 7.47 (1H, dt, J = 1.2, 7.2Hz), 8.18 (1H, dd, J = 1.2,
7.2Hz), 8.53 (1H, dd, J = 1.2, 7.2Hz).
<実施例4>
ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルカルボン酸
Figure 2007119397
実施例3の化合物 (3.06g) を50%硫酸に溶解し9時間加熱還流した。放冷後、水で希釈し酢酸エチルで抽出後、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、目的物 (1.86g) を白色固体として得た。
MS
(EI+): 162[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 6.96 (1H, dt, J = 1.2, 6.8Hz), 7.17
(1H, s), 7.23 (1H, dt, J = 1.2, 8.8Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.8Hz), 8.63 (1H, d, J
= 6.8Hz).
<実施例5>
N−メトキシ−N−メチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イルカルボキサミド
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例4の化合物 (2.04g) をメタノールに溶解し、N、O−ジメチルヒドロキシルアミン
塩酸塩(1.84g)、N-メチルモルホリン (3.46mL) 、DMT-MM
(4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリヌウムクロリド)(4.92g)
を加え、常温で8時間攪拌した。溶媒留去後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出後、水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=2:1 → 1:1) にて精製することで目的物
(1.99g) を白色固体として得た。
MS
(EI+): 205[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 3.50 (3H,s), 3.80 (3H, s), 6.85 (1H,
dt, J = 1.2, 6.7Hz), 7.01(1H,s), 7.15 (1H, t, J = 6.7Hz), 7.58 (1H, d, J =
9.2Hz), 8.50 (1H, d, J = 6.7Hz).
<実施例6>
2−プロピオニル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例5の化合物 (1.84g) をテトラヒドロフランに溶解し、氷冷下にてエチルマグネシウムブロミド (1.0mol/L in THF, 13.3mL) を滴下し、常温で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=10:1 → 5:1) にて精製することで目的物
(1.36g) を白色固体として得た。
MS
(EI+): 174[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) : δ 1.26 (3H, t, J = 7.3Hz), 3.17 (2H,q, J
= 7.3Hz), 6.88 (1H, dt, J = 1.2, 6.7Hz), 7.01 (1H,s), 7.13~7.17 (1H, m), 7.60
(1H, dd, J = 1.2, 6.7Hz), 8.46 (1H, dd, J = 1.2, 6.7Hz).
<実施例7>
5−アセチル−2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
実施例2の化合物 (6.50g) を47%臭化水素酸 (80mL) に溶解し、3時間加熱還流した。放冷後、反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とした後、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=6:1) にて精製することで目的物 (3.13g) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 188[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.37 (3H, t, J = 8.0Hz), 2.63 (3H, s),
2.89 (2H, q ,J = 8.0Hz), 6.56 (1H, s), 7.24 (1H, dd, J = 1.8, 7.3Hz), 8.07 (1H,
d ,J = 1.8Hz), 8.38 (1H, d, J = 7.3Hz).
<実施例8>
7−プロピオニル−2−イソプロピルーピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
アルゴン気流下、2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン (6.41g) をTHF
(160mL) に溶解し、-78℃まで冷却した後、n-BuLi (1.6mol/L in THF, 28.8mL) を滴下した。15分間攪拌し、エチルプロピオン酸エチル(5.50mL)を滴下し、常温まで昇温し5時間攪拌した。反応液に氷水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 20:1)
にて精製することで、目的物(5.00g) を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 216[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.26 (3H, t, J=7.3Hz), 1.38 (6H, d,
J=6.7Hz), 3.21 (1H,m), 3.46 (2H, q, J = 7.3Hz), 6.44 (1H, s), 7.09 (1H, dd,
J=6.7, 8.6Hz), 7.23 (1H, dd, J=1.2, 6.7Hz), 7.59 (1H, dd, J=1.2, 8.6Hz).
<実施例9>
6−アセチルー2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
アルゴン気流下、酢酸パラジウム (0.655g) をN,N−ジメチルホルムアミド (100mL) に懸濁しジフェニルホスフィノプロパン (2.40g) を加え、20分常温で攪拌した。その後6−ブロモ−2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン(3.50g)、ビニルブチルエーテル (18.8mL)及びトリエチルアミン (8.2mL) のN,N−ジメチルホルムアミド (46mL)溶液を先の反応液に加え、80℃で22時間加熱攪拌した。放冷後、氷水を加え酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をテトラヒドロフラン (50mL) に溶解し、20%塩酸
(30mL)を加え、50℃で2時間加熱攪拌した。20%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、セライトろ過後、ろ液を酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=6:1) にて精製することで、目的物 (2.33g) を茶色の固体として得た。
MS
(EI+): 202[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.38 (6H, d, J = 7.3Hz), 2.59 (3H, s),
3.14-3.23 (1H, m), 6.39 (1H, s), 7.43 (1H, d, J = 9.2Hz), 7.61 (1H, dd, J =
1.2, 9.2Hz), 9.05 (1H, s).
<実施例10>
2−エチル−5−(2−メチル−[1,3]ジオキソランー2−イル)−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
実施例7の化合物 (1.91g) をトルエン (25mL) に溶解し、エチレングリコール (3.4mL)、p-トルエンスルホン酸 (116mg)を加え、Dean-Stark装置を用いて9時間攪拌した。反応溶媒を留去し、炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 7:1) にて精製することで、目的物(1.90g) を無色油状物として得た。
MS
(EI+): 232[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.35 (3H, t, J = 8.0Hz), 1.67 (3H, s),
2.85 (2H, q, J = 8.0Hz), 3.79-3.82 (2H, m), 4.05-4.08 (2H, m), 6.30 (1H, s),
6.75 (1H, dd, J = 1.8, 7.3Hz), 7.52 (1H, t, J = 1.8Hz), 8.32 (1H, d, J = 1.8,
7.3Hz).
<実施例11>
2−エチル−5−(2−メチル−[1,3]ジオキソランー2−イル)−7−ヨウド−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例10の化合物 (100mg) をTHF(5.0mL)に溶解し、-78℃に冷却し、N-ブチルリチウム (1.6mol/L in THF, 0.35mL) を加え、30分攪拌した。その後、1,2-ジヨードエタン (185mg)のTHF溶液を滴下し、4時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 9:1) にて精製することで、目的物 (150mg) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 358[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.35 (3H, t, J = 8.0Hz), 1.66 (3H, s),
2.91 (2H, q, J = 8.0Hz), 3.79-3.83 (2H, m), 4.05-4.08 (2H, m), 6.55 (1H, s),
7.33 (1H, d, J = 1.2Hz), 7.53(1H, d, J = 1.2Hz).
<実施例12>
5−アセチル−2−エチル−7−ヨウド−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
実施例11の化合物 (2.50g)をアセトン/水(2:1、50mL)に溶解し、p-トルエンスルホン酸(133mg)を加え70℃で1.5時間加熱攪拌した。放冷後、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル =8:1) にて精製することで、目的物 (2.16g) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 314[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.38 (3H, t, J = 8.0Hz), 2.62 (3H, s),
2.95 (2H, q, J = 8.0Hz), 6.81 (1H, s), 7.81 (1H, d, J = 1.8Hz),
8.06 (1H, d, J = 1.8Hz).
<実施例13>
5−アセチルー2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
実施例12の化合物 (163mg) をMeOH/ Toluene (1:1, 1.0mL)に溶解し、ヨウ化銅(9.50mg) 、1,10-フェナントロリン (18.0mg)、炭酸セシウム(326mg)を加え、封管し、110℃で1時間攪拌した。放冷後、反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 3:1) にて精製することで、目的物 (28.9mg) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 218[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3) : δ 1.37 (3H, t, J = 8.0Hz), 2.64 (3H, s),
2.93 (2H, q, J = 8.0Hz), 4.19 (3H, s), 6.58 (1H, s), 6.62 (1H, d, J =
1.8Hz), 7.75 (1H, d, J = 1.8Hz).
<実施例14>
3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−2−メチルー3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例6の化合物 (1.39g) を炭酸ジメチル (80 mL) に溶解し、60%水素化ナトリウム (0.960g) 及びメタノール一滴を加え、2時間加熱還流した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=9:1) にて精製することで目的物 (1.62g) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 232[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.54 (3H, d, J = 7.3Hz), 3.70 (3H, s),
4.70 (1H, q, J = 7.3Hz), 6.91 (1H, dt, J = 1.2, 7.0Hz), 7.08 (1H,s), 7.14-7.19
(1H, m), 7.60 (1H, dd, J = 1.2, 8.7Hz), 8.45-8.47 (1H, m).
<実施例15>
3−(2−エチルーピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例7の化合物 (1.88g) を炭酸ジメチル (100mL) に溶解し、60%水素化ナトリウム (1.20g) 及びメタノール一滴を加え、3時間加熱還流した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=3:1) にて精製することで目的物 (2.32g) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 246[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.37 (3H, t, J = 7.3Hz), 2.88 (2H, q ,J
= 7.3Hz), 3.77 (3H, s), 4.02 (2H, s), 6.60 (1H, s), 7.22 (1H, dd, J = 1.8,
7.3Hz), 8.07 (1H, d ,J = 1.8Hz), 8.40 (1H, d, J = 7.3Hz).
<実施例16>
3−(2−イソプロピルーピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−2−メチル−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例8の化合物 (2.16g) を炭酸ジメチル (100mL) に溶解し、60%水素化ナトリウム (1.20g) を加え、3時間加熱還流した。放冷後、反応液に氷水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル =4:1) にて精製することで、目的物 (2.38g) を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 274[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.37 (6H, d, J=8.0Hz), 1.56 (3H, d,
J=7.3Hz), 3.17 (1H,m), 3.62 (3H,s), 5.10 (1H, q, J=7.3Hz), 6.44 (1H, s), 7.13
(1H, dd, J=6.7, 8.6Hz), 7.46 (1H, dd, J=1.2, 6.7Hz), 7.64 (1H, dd, J=1.2,
8.6Hz).
<実施例17>
3−(2−イソプロピルーピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例9の化合物を用い実施例16と同様に反応させ目的物を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 260[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.38 (6H, d, J = 6.7Hz), 3.14-3.23 (1H,
m), 3.77 (3H, s), 3.96 (2H, s), 6.41 (1H,s), 7.45 (1H, d, J = 9.8Hz), 7.59 (1H,
dd, J = 1.2, 9.8Hz), 9.05 (1H, s).
<実施例18>
3−(2−エチルー7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例13の化合物を用い実施例16と同様に反応させ目的物をを黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 276[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3) :δ 1.37 (3H, t, J = 7.3Hz), 2.93 (2H, q, J
= 7.3Hz), 3.77 (3H, s), 4.03 (2H, s), 4.20 (3H, s), 6.61 (2H, m), 7.73 (1H, d,
J = 1.8Hz).
<実施例19>
3−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−2−メチル−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
実施例15の化合物を用い実施例16と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 260[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.37 (3H, t, J = 7.6Hz), 1.52 (3H, d, J
= 7.3Hz), 2.89 (2H, q , J = 7.6Hz), 3.70 (3H, s), 4.40 (1H, q, J = 7.3Hz), 6.59
(1H, s), 7.24 (1H, dd, J = 1.8, 7.3Hz), 8.13 (1H, d ,J = 1.8Hz), 8.40 (1H, d, J
= 7.3Hz).
<実施例20>
2−メチル−3−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
実施例17の化合物を用い実施例16と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 274[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.38 (6H, d, J = 7.3Hz), 1.52 (3H, d, J
= 6.7Hz), 3.15-3.24 (1H, m), 3.72 (3H, s), 4.31 (1H, q, J = 7.3Hz), 6.40
(1H,s), 7.45 (1H, d, J = 9.8Hz), 7.61 (1H, dd, J = 1.2, 9.8Hz), 9.12 (1H, s).
<実施例21>
3−メトキシカルボニル−3−メチル−4−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−4−オキソ酪酸エチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例14の化合物 (0.650g) をN,N-ジメチルホルムアミド (56mL)
に溶解し、そこに氷冷下にて60%水素化ナトリウム
(0.168g) を加え、常温にて30分、50℃で30分攪拌した。その後、氷冷下にて反応液にブロモ酢酸エチル (0.620mL) を加え常温にて1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水の順で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=4:1)にて精製することで目的物 (0.758g) を無色油状物として得た。
MS
(EI+): 318 [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.20 (3H, t, J = 6.7Hz), 1.70 (3H, s),
3.13 (1H, d, J = 15.9Hz), 3.55 (1H, d, J = 15.9Hz), 3.68 (3H, s), 4.08 (2H, q,
J = 6.7Hz), 6.86 (1H, dt, J = 1.2, 6.7Hz), 7.07 (1H,s), 7.12-7.16 (1H, m),
7.57-7.60 (1H, m), 8.39 (1H, dd, J = 1.2, 7.3Hz).
<実施例22>
3−メトキシカルボニル−3−メチル−4−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−4−オキソ酪酸エチルエステル
Figure 2007119397
実施例16の化合物を用い実施例21と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS(EI+)
:360[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.16 (3H, t, J=7.3Hz), 1.34 (6H, d,
J=7.3Hz), 1.65(3H, s), 3.03 (1H, d, J=16.5Hz), 3.13 (1H, m, J=7.3Hz), 3.31 (1H,
d, J=16.5Hz), 3.65 (3H, s), 4.02 (2H, q, J=7.3Hz), 6.40 (1H,s), 7.13 (1H, dd,
J=7.3, 9.2Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.2, 7.3Hz), 7.57 (1H, dd, 1.2, 9.2Hz).
<実施例23>
4−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−3−メトキシカルボニル−3−メチル−4−オキソ酪酸エチルエステル
Figure 2007119397
実施例19の化合物を用い実施例21と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 346[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.23 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.36 (3H, t, J
= 7.3Hz), 1.70 (3H, s), 2.87 (2H, q, J = 7.3Hz), 3.09 (2H, d, J = 7.3Hz), 3.72
(3H, s), 4.11 (2H, q, J = 7.3Hz), 6.54 (1H, s), 7.11 (1H, dd, J = 2.4, 7.4Hz),
7.99 (1H, d ,J = 2.4Hz), 8.36 (1H, d, J = 7.4Hz).
<実施例24>
3−メトキシカルボニル−3−メチル−4−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−4−オキソ酪酸エチルエステル
Figure 2007119397
実施例20の化合物を用い実施例21と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 360[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.23 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.37 (6H, d, J
= 6.7Hz), 1.71 (3H, s), 3.08 (2H, dd, J = 15.9, 26.9Hz), 3.14-3.23 (1H, m),
3.75 (3H, s), 4.12 (2H, q, J = 7.3Hz), , 6.37 (1H, s), 7.39 (1H, d, J =
10.4Hz), 7.49 (1H, dd, J = 1.8, 10.4Hz), 9.04 (1H, d, J = 1.8Hz).
<実施例25>
2−エチル−7−メトキシ−5−プロピオニル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例13の化合物 (165mg)をTHFに溶解し、-78℃まで冷却した。そこにリチウムヘキサメチルジシラザン (1.0mol/L in THF, 0.83mL)を滴下し、-30℃まで昇温した。その後再び-78℃に冷却しヨウ化メチルを滴下した。その後常温で1時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 3:1) にて精製することで、目的物 (60.4mg) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 232[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3) : δ 1.26 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.37 (3H, t, J
= 7.3Hz), 2.93 (2H, q, J = 7.3Hz), 3.03 (2H, q, J = 7.3Hz), 4.19 (3H, s), 6.56
(1H, s), 6.62 (1H, d, J = 1.2Hz), 7.75 (1H, d, J = 1.2Hz).
<実施例26>
4−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−3−メチル−4−オキソ酪酸t−ブチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例25の化合物 (56.0mg) をTHFに溶解し、-78℃まで冷却した。そこにリチウムヘキサメチルジシラザン (1.0mol/L in THF, 0.26mL)を滴下し、-30℃まで昇温した。その後再び-78℃に冷却しブロモ酢酸tert-ブチル (38.8μL)を滴下した。その後常温で6時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 3:1) にて粗精製することで、原料と目的物
の混合物(62.6mg) を黄色固体として得た。
MS
(EI+): 346[M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3) : δ 1.24 (3H, d, J = 6.7Hz), 1.37 (3H, t, J
= 7.3Hz), 1.40 (9H, s), 2.41 (1H, dd, J = 5.5, 17.1Hz), 2.90 (1H, dd, J = 9.2,
17.1Hz), 2.93 (2H, q, J = 7.3Hz), 3.89-3.94 (1H, m), 4.19 (3H, s), 6.58 (1H,
s), 6.62 (1H, d, J = 1.8Hz), 7.83 (1H, d, J = 1.8Hz).
<実施例27>
3−メチル−4−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−4−オキソ酪酸
Figure 2007119397
実施例22の化合物 (0.353g)を47%臭化水素酸 (8.0mL) に溶解し、1時間還流攪拌した。放冷後、20%NaOH水溶液を加えアルカリ性とし、エーテルで水層を洗浄した。水層に20%HCl水溶液を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去し、粗生成物の目的物を得、このまま次の反応に用いた。
<実施例28>
5−メチル−6−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例27の化合物 (0.231mg) をEtOH (8.0mL) に溶解し、ヒドラジン一水和物 (0.079mL) を加え、13時間還流攪拌した。放冷後溶媒を除去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル
= 3:1) にて精製し、iPr2Oを用いてトリチュレーションし、目的物(0.180g) を白色固体として得た。
元素分析(%):C15H18N4Oとして
C H
N
計算値 66.64 6.71 20.73
実測値 66.38 6.72 20.47
MS
(EI+): 270[M+]
HRMS
(EI+): 270.1507(+2.7mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3):δ 1.16 (3H, d, J=7.3Hz), 1.35 (6H, d,
J=6.7HZ), 2.50 (1H,dd , J=4.9, 17.1Hz), 2.97 (1H, dd, J=6.7, 17.1Hz), 3.16 (1H,
m, J=7.3Hz), 3.83 (1H, m), 6.39 (1H,s), 6.82 (1H, d, J=7.3Hz), 7.08 (1H,
dd,J=7.3, 9.2Hz), 7.51 (1H, d, J=9.2Hz), 8.52 (1H, brs).
<実施例29>
5−メチル−6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例21の化合物を用い、実施例27ついで28と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
元素分析(%):C12H12N4Oとして
C H N
計算値 63.14 5.30 24.55
実測値 63.00 5.34 24.59
MS
(EI+): 228 [M+]
HRMS
(EI+): 228.0991(-2.0mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.30 (3H, d, J = 7.3Hz), 2.50 (1H, d、J = 16.5Hz), 2.78 (1H, dd, J = 6.7, 16.5Hz), 3.65-3.73 (1H, m), 6.79
(1H, dt, J = 1.2, 6.7Hz), 6.84 (1H, d, J = 1.2Hz), 7.11-7.15 (1H, m), 7.52-7.55
(1H, m), 8.42-8.44 (1H, m), 8.60 (1H, brs).
<実施例30>
6−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例23の化合物を用い実施例27、次いで28と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
元素分析(%): C14H16N4Oとして
C H N
計算値 65.61 6.29 21.86
実測値 65.25 6.36 21.40
MS
(EI+): 256 [M+]
HRMS
(EI+): 256.1350(+2.6mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.28 (3H, d, J = 7.3Hz), 1.36 (3H, t, J
= 8.0Hz), 2.52 (1H, d, J = 17.1Hz), 2.74 (1H, dd, J = 6.7, 17.1Hz), 2.87 (2H,
q, J = 8.0Hz), 3.34-3.42 (1H, m), 6.41(1H, s), 7.26 (1H, dd, J = 2.4, 7.3Hz),
7.64 (1H, d, J = 2.4Hz), 8.34 (1H, d, J = 7.3Hz), 8.62 (1H, brs).
<実施例31>
5−メチル−6−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例24の化合物を用い、実施例27、次いで28と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
MS
(EI+): 270 [M+]
HRMS
(EI+): 270.1502(+2.1mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.28 (3H, d, J = 7.3Hz), 1.38 (6H, d, J
= 7.3Hz), 2.51 (1H, d, J = 15.9Hz), 2.74 (1H, dd, J = 6.7, 15.9Hz), 3.14-3.21
(1H, m), 3.20-3.29 (1H, m), 6.35 (1H, s), 7.43 (1H, d, J = 8.6Hz), 7.64
(1H, dd, J = 1.8, 8.6Hz), 8.54 (1H, brs), 8.67 (1H, s).
<実施例32>
6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
氷冷下実施例26の化合物をジクロロメタン(4.0mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(4.0mL) を加え、常温で3時間攪拌した。反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液を加え、アルカリ性にした後、エーテルで洗浄後、濃塩酸を加え酸性にした後、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去し、これ以上の精製をせずに次の反応を行った。得られた化合物をエタノール (5.0mL) に溶解し、そこにヒドラジン酢酸塩 (36.0mg) を加え13時間加熱還流した。放冷後、反応液を溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=1:2) にて精製し、iPr2Oを用いてトリチュレーションし、目的物(25.4mg) を白色固体として得た。
MS
(EI+): 286 [M+]
HRMS
(EI+): 286.1448(+1.8mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3) : δ 1.28 (3H, d, J = 7.3Hz), 1.36 (3H, t, J
= 7.3Hz), 2.52 (1H, d, J = 16.5Hz), 2.75 (1H, d, J = 16.5Hz), 2.91 (2H,
q, J = 7.3Hz), 3.36-3.44 (1H, m), 4.18 (3H, s), 6.43 (1H, s), 6.66 (1H, d, J =
1.8Hz), 7.32 (1H, d, J = 1.8Hz), 8.53 (1H, brs).
<実施例33>
2,2−ジメチル−3−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例16の化合物 (0.549g) をDMF (40mL) に溶解し、0℃で60%水素化ナトリウム (0.096g) を加え、常温で1時間攪拌した。その後ヨウ化メチル (0.187mL) を滴下し、常温で2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 9:1) にて精製することで、目的物 (0.526g) を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 288[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.35 (6H, d, J = 7.3Hz), 1.57 (6H, s),
3.10-3.20 (1H, m), 3.53 (3H, s), 6.40 (1H, s), 7.11 (1H, dd, J = 6.7, 8.6Hz),
7.23 (1H, dd, J = 1.2, 6.7Hz), 7.58 (1H, dd, J = 1.2, 8.6Hz).
<実施例34>
2,2−ジメチル−3−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
実施例14の化合物を用い実施例33と同様に反応させ目的物を無色油状物として得た。
MS
(EI+): 246[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.59 (6H, s), 3.64 (3H, s), 6.86 (1H,
dt, J = 1.2, 6.7Hz), 7.04 (1H, s), 7.11-7.15 (1H, m), 7.57-7.59 (1H, m), 8.41
(1H, dd, J = 1.2, 6.1Hz).
<実施例35>
3−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−2,2−ジメチル−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
実施例19の化合物を用い、実施例33と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 274[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.35 (3H, t, J = 8.0Hz), 1.58 (6H, s),
2.88 (2H, q ,J = 8.0Hz), 3.67 (3H, s), 6.54 (1H, s), 7.12 (1H, dd, J = 1.8,
7.3Hz), 7.96 (1H, d ,J = 1.8Hz), 8.36 (1H, d, J = 7.3Hz).
<実施例36>
2,2−ジメチル−3−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
実施例20の化合物を用い、実施例33と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 288[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.36 (6H, d, J = 7.3Hz), 1.58 (6H, s),
3.14-3.23 (1H, m), 3.70 (3H, s), 6.37 (1H,s), 7.39 (1H, d, J = 10.4Hz), 7.45
(1H, dd, J = 1.8, 10.4Hz), 8.99 (1H, d, J = 1.8Hz).
<実施例37>
3−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−2,2−ジメチル−3−オキソプロピオン酸メチルエステル
Figure 2007119397
実施例18の化合物を用い、実施例33と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 304[M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.35 (3H, t, J = 8.0Hz), 1.59 (6H ,s),
2.91 (2H, q , J = 8.0Hz), 3.66 (3H, s), 4.18 (3H, s), 6.55 (1H, s), 6.59 (1H,
d, J = 1.8Hz), 7.58 (1H, d ,J = 1.8Hz).
<実施例38>
4,4−ジメチル−5−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例33の化合物 (0.288g) をエタノール (10mL) に溶解し、ヒドラジン一水和物 (312μL) を加え14時間加熱還流した。放冷後、反応液を溶媒留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル=4:1) にて精製後、iPr2Oを用いてトリチュレーションし、目的物 (0.249g) を黄色油状物として得た。
元素分析(%): C15H18N4Oとして
C H N
計算値 66.64 6.71 20.73
実測値 66.64 6.73 20.65
MS
(EI+): 270 [M+]
HRMS
(EI+): 270.1499(+1.8mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.35 (6H, d, J = 6.7Hz), 1.53 (6H, s),
3.17-3.27 (1H, m,), 6.43 (1H, s), 6.91 (1H, dd, J = 1.2, 6.7Hz), 7.08 (1H, dd,
J = 6.7, 8.6Hz), 7.53 (1H, dd, J = 1.2, 8.6Hz), 9.27 (1H, brs).
<実施例39>
4,4−ジメチル−5−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例34の化合物を用い、実施例38と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
元素分析(%):C12H12N4Oとして
C H N
計算値 63.14 5.30 24.55
実測値 62.94 5.29 24.42
MS
(EI+): 228 [M+]
HRMS
(EI+): 228.1040(+2.8mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.61 (6H, s), 6.80 (1H, dt, J = 1.2,
6.7Hz), 6.89 (1H, d, J = 1.2Hz), 7.11-7.15 (1H, m), 7.53-7.56 (1H, m),
8.42-8.45 (1H, m), 8.71 (1H, brs).
<実施例40>
5−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例35の化合物を用い、実施例38と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
MS
(EI+): 256 [M+]
HRMS
(EI+): 256.1341(+1.7mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.36 (3H, t, J = 8.0Hz), 1.56 (6H, d,
s), 2.87 (2H, q ,J = 8.0Hz), 6.43 (1H, s), 7.25 (1H, dd, J = 1.8, 7.3Hz), 7.67
(1H, d ,J = 1.8Hz), 8.36 (1H, d, J = 7.3Hz)、8.60 (1H,
brs).
<実施例41>
4,4−ジメチル−5−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例36の化合物を用い、実施例38と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
元素分析(%):C15H18N4Oとして
C H N
計算値 66.64 6.71 20.73
実測値 66.45 6.72 20.52
MS
(EI+): 270 [M+]
HRMS
(EI+): 270.1444(-3.6mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.39 (6H, d, J = 7.3Hz), 1.55 (6H, s),
3.14-3.21 (1H, m,), 6.37 (1H, s), 7.46 (1H, d, J = 8.6Hz), 7.63 (1H, dd, J =
1.8, 8.6Hz), 8.67 (1H, brs), 8.70 (1H, s).
<実施例42>
5−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例37の化合物を用い実施例38と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
MS
(EI+): 286 [M+]
HRMS
(EI+): 286.1406(−2.4mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz, CDCl3) :δ 1.36 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.56 (6H, s),
2.91 (2H, q, J = 7.3Hz), 4.18 (3H, s), 6.45 (1H, s), 6.62 (1H, d, J = 1.8Hz),
7.35 (1H, d, J = 1.8Hz), 8.61 (1H, brs).
<実施例43>
5−メチル−6−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−2−(ピリジン−3−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
アルゴン気流下、実施例28の化合物 (0.0541g) をDMF (5.0mL) に溶解し、60%水素化ナトリウム (0.0200g) を加え常温で1時間攪拌後、3-クロロメチルピリジン塩酸塩 (0.0426g) を加え、60℃で7時間加熱攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘキサン:酢酸エチル = 1:1) にて精製することで、目的物(0.0681g) を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 361[M+]
HRMS
(EI+): 361.1917(+1.5mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.07 (3H, d, J = 7.3Hz), 1.34 (6H, d, J
= 6.7Hz), 2.53 (1H, dd, J = 4.3, 16.5Hz), 2.96 (1H, dd, J = 6.7, 16.5Hz),
3.10-3.20 (1H, m),3.78-3.84 (1H, m), 4.87 (1H, d, J = 14.7Hz), 5.23 (1H, d, J =
14.7Hz), 6.38 (1H, s), 6.75 (1H, dd, J = 1.2, 6.7Hz), 7.06 (1H, dd, J = 6.7,
8.6Hz), 7.27 (1H, dd, J = 4.3, 8.0Hz), 7.49 (1H, dd, J = 1.2, 8.6Hz), 7.75 (1H,
dt, 2.4, 8.0Hz), 8.54 (1H, d, J = 4.3Hz), 8.68 (1H, brs).
<実施例44>
4,4−ジメチル−5−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−イル)−2−(ピリジン−3−イルメチル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例38の化合物を用い、実施例43と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 361 [M+]
HRMS
(EI+): 361.1912(+1.0mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.34 (6H, d, J = 7.3Hz), 1.52 (6H, s),
3.12-3.21 (1H, m), 5.02 (2H, s), 6.39 (1H, s), 6.86 (1H, dd, J = 1.2, 6.7Hz),
7.04 (1H, dd, J = 6.7, 9.2Hz), 7.29 (1H, dd, J = 5.0, 8.0Hz), 7.50 (1H, dd, J =
1.2, 9.2Hz), 7.75 (1H, dt, 1.6, 8.0Hz), 8.57 (1H, brd, J = 4.3Hz), 8.68
(1H, brs).
<実施例45>
5−メチル−6−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−3−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例29の化合物を用い、実施例43と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 319 [M+]
HRMS
(EI+): 319.1480(+4.7mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.18 (3H, d, J = 7.3Hz), 2.53 (1H, dd,
J = 1.8, 17.1Hz), 2.75 (1H, dd, J = 1.8, 17.1Hz),3.64-3.71 (1H, m), 4.97( 1H,
d, J = 14.7Hz), 5.17 (1H, d, J = 14.7Hz), 6.77 (1H, dt, J = 1.2, 6.7Hz),
6.87 (1H, s), 7.09-7.13 (1H, m), 7.25 (1H, dd, J = 4.9, 7.3Hz), 7.51 (1H,
d, J = 8.6Hz), 7.76 (1H, dt, 1.6, 8.0Hz), 8.40-8.41 (1H, m), 8.52 (1H, dd, J =
1.6, 4.9Hz), 8.70 (1H, d, J = 1.6Hz).
<実施例46>
4,4−ジメチル−5−(ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)−2−(ピリジン−3−イルメチル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例39の化合物を用い実施例43と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 319 [M+]
HRMS
(EI+): 319.1463(+3.0mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.59 (6H, s), 4.99 (2H, s), 6.79 (1H,
dt, J = 1.2, 6.7Hz), 6.84 (1H, s), 7.10-7.14 (1H, m), 7.27 (1H, dd, J = 4.9,
8.0Hz), 7.51-7.54 (1H, m), 7.70 (1H, dt, J = 2.0, 8.0hz), 8.41-8.44 (1H, m),
8.55 (1H, brd, J = 3.7Hz), 8.67 (1H, brs).
<実施例47>
6−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−2−(ピリジン−3−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例47の化合物を用い実施例43と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 347 [M+]
HRMS
(EI+): 347.1774(+2.8mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.17 (3H, d, J = 7.3Hz), 1.36 (3H, t, J
= 7.3Hz), 2.55 (1H, dd, J = 1.2, 17.1Hz), 2.72 (1H, dd, J = 6.7, 16.5Hz), 2.86
(2H, q, J = 7.3Hz), 3.31-3.37 (1H, m), 5.01 (1H, d, J = 14.7Hz), 5.11 (1H, d, J
= 14.7Hz), 6.40 (1H, s), 7.26 (1H, d, J = 1.8Hz), 7.28 (1H, d, J = 1.8Hz), 7.61
(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.75 (1H, dt, J = 1.8, 8.0Hz), 8.32 (1H, d, J = 7.3Hz),
8.54 (1H, brs), 8.70 (1H, brs).
<実施例48>
5−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−4,4−ジメチル−2−(ピリジン−3−イルメチル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例40の化合物を用い実施例43と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
MS
(EI+): 361 [M+]
HRMS
(EI+): 361.1867(-3.6mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.36 (3H, t, J = 7.3Hz), 1.55 (6H, s),
2.86 (2H, q ,J = 7.3Hz), 4.97 (2H, s), 6.42 (1H, s), 7.23 (1H, dd, J = 1.8,
7.3Hz), 7.30 (1H, dd ,J = 4.8, 6.7Hz), 7.65 (1H, d, J = 1.8Hz), 7.71 (1H, dt, J
= 1.8, 7.3Hz) 8.32 (1H, d, J = 7.3Hz)、8.57 (1H, brs),
8.67 (1H, brs).
<実施例49>
5−メチル−6−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−2−(ピリジン−3−イルメチル)−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2007119397
実施例49の化合物を用い実施例43と同様に反応させ目的物を黄色油状物として得た。
MS
(EI+): 361 [M+]
HRMS
(EI+): 361.1939(+3.6mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.17 (3H, d, J =
7.3Hz), 1.37 (6H, d, J = 7.3Hz), 2.54 (1H, dd, J = 1.2, 16.5Hz), 2.72 (1H, dd,
J = 6.7, 16.5Hz), 3.13-3.25 (2H, m), 4.99 (1H, d, J = 14.7Hz), 5.09 (1H, d, J =
14.7Hz), 6.34 (1H, s), 7.25-7.28 (1H, m), 7.41 (1H, d, J = 9.8Hz), 7.62 (1H,
dd, J = 1.2, 9.8Hz), 7.75 (1H, dt, J = 1.2, 8.0Hz), 8.54 (1H, d, J = 3.6Hz),
8.64 (1H, s), 8.69 (1H, s).
<実施例50>
4,4−ジメチル−5−(2−イソプロピル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−イル)−2−(ピリジン−3−イルメチル)−2,4−ジヒドロピラゾール−3−オン
Figure 2007119397
実施例41の化合物を用い実施例43と同様に反応させ目的物を白色固体として得た。
MS
(EI+): 361 [M+]
HRMS
(EI+): 361.1710(-3.6mmu) [M+]
1H-NMR (400MHz,CDCl3) :δ 1.37 (6H, d, J = 6.7Hz), 1.53 (6H, s),
3.12-3.21 (1H, m), 4.96 (2H, s), 6.35 (1H, s), 7.29 (1H, dd, J = 4.9, 8.0Hz),
7.42 (1H, d, J = 8.6Hz), 7.61 (1H, dd, J = 1.8, 8.6Hz), 7.70 (1H, dt, J = 2.4,
7.3Hz), 8.57 (1H, d, 2.4Hz), 8.66 (2H, brs).
次に本発明化合物について、有用性を裏付ける成績を実験例によって示す。
<実験例> ホスホジエステラーゼ阻害活性
PDE3A触媒領域(以下Catと略す)、 PDE4Bcat、 PDE5Acat、 PDE10A1の
cDNAはヒト由来のRNAよりそれぞれRT-PCRを行い単離した。各単離したcDNA断片をGateway system (Invitrogen社製)及びBac-to-Bac(登録商標) Baculovirus Expression system (Invitrogen社製)で昆虫細胞Sf9に導入し、目的の各PDEタンパクを発現させた。これら組み換えPDE3Acat、PDE4Bcat、 PDE5Acat、 PDE10A1はこれらPDEタンパクを高発現したSf9細胞の培養上清もしくは細胞抽出液からそれぞれイオン交換クロマトグラフィーで精製し、以下に示す実験に用いた。
被験化合物は4 mmol/L溶液を段階的に15%DMSO溶液で4倍希釈し、15 nmol/Lから4
mmol/Lまでの濃度の溶液を用意した(実験での最終濃度は1.5 n mol/Lから400μmol/L)。これら被験化合物溶液 10μLを表1に示した濃度に緩衝液[40 mmol/L Tris-HCl
(pH7.4), 10mmol/L MgCl2 ]で希釈した[3H] cAMPもしくは[3H] cGMP 50 μL及び表1に示したunit量の各ヒト由来組み換えPDEタンパク40 μLを96穴プレートに添加し、30℃で20分間反応した。その後65℃で2分間反応させた後、1 mg/mL 5’nucleotidase(Crotalus atrox venom, Sigma社製) 25 μLを添加し、30℃で10分間反応した。反応終了後、Dowex溶液[300 mg/mL Dowex 1x8-400 (Sigma Aldrich社製), 33% Ethanol] 200μLを添加し、4℃で20分間振動混合した後MicroScint 20(Packard社製) 200μLを添加し、シンチレーションカウンター(Topcount, Packard社製)を用いて測定した。IC50値の算出はGraphPad Prism v3.03
(GraphPad Software社製)を用いて行った。
Figure 2007119397
なお、IC50値 ≧ 10μmol/L (−)、10μmol/L > IC50値 ≧1μmol/L (+)、1μmol/L >IC50
≧0.1μmol/L (++)、0.1μmol/L >IC50値 (+++)として表記した。
結果を表2に示す。
Figure 2007119397
以上のように、一般式(1)で表される本発明化合物はPDE阻害活性を有し、各種動物実験モデルにおいてその有効性が確認された。
上述のように、本発明は、新規なピラゾロピリジン誘導体とその付加塩が優れたPDE阻害作用を有することを見出したものである。このようなPDE阻害剤作用を有する本発明化合物は、狭心症、心不全、高血圧症などの治療薬や血小板凝集抑制薬あるいは気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、多発性硬化症、ハンチントン、アルツハイマー、認知症、パーキンソン病、精神分裂症などの各種精神障害等の予防又は治療薬ならびに男性性機能障害治療薬として有用である。

Claims (10)

  1. 一般式(1)
    Figure 2007119397
    [式中、Rは水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基を、
    は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルコキシ基を、
    は下記一般式(2)
    Figure 2007119397
    (式中、Rは炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは水素原子又はピリジルメチル基を示す)
    又は下記一般式(3)
    Figure 2007119397
    (式中、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは前述の通りを示す)]で表されることを特徴とするピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
  2. 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1a)
    Figure 2007119397
    [式中、R、R及びRは前記定義に同じ]
    で表されることを特徴とする請求項1記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
  3. 前記一般式(1a)においてRがメトキシ基であることを特徴とする請求項2に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
  4. 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
    Figure 2007119397
    [式中、R、R、R及びRは前記定義に同じ]
    で表されることを特徴とする請求項1記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
  5. 前記一般式(1b)においてRがメトキシ基であることを特徴とする請求項4に記載のピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
  6. 前記一般式(1)で示される化合物が、
    6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン、
    6−(2−エチル−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−5−メチル−4,5−ジヒドロ−3(2H)−ピリダジノン、
    又は6−(2−エチル−7−メトキシ−ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−イル)−4,4−ジメチル−2,4−ジヒドロ−3−ピラゾロンである請求項1記載のピラゾロピリジン誘導体、及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物。
  7. 一般式(1)
    Figure 2007119397
    [式中、Rは水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル基を、
    は水素原子又は炭素数1〜4の低級アルコキシ基を、
    は下記一般式(2)
    Figure 2007119397
    (式中、Rは炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは水素原子又はピリジルメチル基を示す)、
    又は下記一般式(3)
    Figure 2007119397
    (式中、R及びRは同一又は異なって炭素数1〜4の低級アルキル基を、Rは前述の通りを示す)]で表されることを特徴とするピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とするホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤。
  8. 前記一般式(1)で示される化合物が、一般式(1a)
    Figure 2007119397
    [式中、R、R及びRは前記定義に同じ]
    で表されるピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする請求項7に記載のPDE阻害剤。
  9. 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(1b)
    Figure 2007119397
    [式中、R、R、R及びRは前記定義に同じ]
    で表されるピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分とすることを特徴とする請求項7に記載のPDE阻害剤。
  10. 請求項1〜6のいずれか1項に記載されたピラゾロピリジン誘導体、その光学異性体及び薬理学的に許容しうる塩並びにその水和物の少なくとも一種類以上を有効成分として含有する医薬。


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WO2008156094A1 (ja) * 2007-06-19 2008-12-24 Kyorin Pharmaceutical Co., Ltd. ピリダジノン誘導体及びそれらを有効成分とするpde阻害剤

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