JP2007119250A - エレベータ用の制御パネル、およびこの制御パネルを備えたエレベータ - Google Patents

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    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/96Touch switches
    • H03K17/964Piezo-electric touch switches

Abstract

【課題】従来からの要求事項を公平に満たす、特にエレベータで使用する制御パネルを開発する。
【解決手段】エレベータ用の制御パネル(10)であり、制御パネル(10)は、押圧により動作を誘発するために少なくとも1つの感圧作用領域(16)を有する。制御パネル(10)は天板(11)、基板(12)および圧電素子(13)を備える積層構造を有する。天板(11)には標示部(17)を備えて、作用領域(16)を画定している。圧電素子(13)は天板(11)と基板(12)の間の標示部(17)の範囲に取り付けられ、作用領域(16)の範囲内を押すことにより力が圧電素子(13)に作用して、圧電素子(13)が電子回路に電気的出力信号を出力する。電子回路は肯定応答電気信号を発生し、肯定応答として制御パネル(10)において認識可能な変化を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1の前文によるエレベータ用の制御パネル、および請求項12の前文による制御パネルを装備したエレベータに関する。
表示ボードとも呼ばれる制御パネルは、詳細にはエレベータ設備に使用される。これらの制御パネルは、部分的に矛盾する、多くの要求事項に対応しなければならない。一方では、制御パネルは機能的に高信頼性でなければならず、他方では、経済的であることが期待される。今日では、美しさも重要な役割を果たすようになっている。したがって、制御パネルは視覚的に魅力あるものでなければならず、エレベータ設計に適応できなければならない。特に、制御パネルは平面であることが重要である。
理想的には、制御パネルはエレベータケージまたはシャフト壁の基礎構造から実質的に独立であるように設計される。
さらに、このような制御パネルは清潔で簡単にクリーニングできなければならない。これに加えて、一般人のアクセス可能な領域における破壊に対する安全保護がますます重要になってきた。さらに、制御パネルは身体障害者による使用に適し、法的基準を満たさなければならない。
これらの所見から、これらの要求の全てを公平に満たすには、大きな困難が伴うことは明らかである。
いくつかの単なる例を挙げると、圧力スイッチ、スイッチングパッドを有する押しボタン、容量性センサ、赤外線センサ、または圧電センサを備える制御パネルが、一般に公知である。
押しボタンボード、メンブレンキーボード、ガラスパネル、および制御パネルの多くの変形形態が存在する。しかし、これらの制御パネルは、上述の要求事項の一部しか満さない。
このような点から、本発明の目的は、先に述べた各要求事項を公平に満たす、特にエレベータで使用する制御パネルを開発することである。
本発明によれば、制御パネルに関するこの目的は、エレベータの制御パネルを定義する請求項1の特徴により満たされ、制御パネルが、押圧によって動作を誘発するための少なくとも1つの感圧作用領域を有し、制御パネルが天板、基板および圧電素子を備える積層構造を有すること、天板に標示部を設けて作用領域を画定すること、圧電素子が天板と基板の間の標記領域内に配置され、作用領域範囲内を押すことによって力が圧電素子に作用し、圧電素子が電子回路に電気出力信号を出力すること、電子回路が肯定応答電気信号を発生して、肯定応答として制御パネルで認識可能な変化を生成すること、を特徴とする。
このような制御パネルは、平面状の密閉された積層構造により、経済的で、機能的に高信頼性で、視覚的にも魅力があるという利点を有する。
本発明によれば、エレベータに関する本発明の目的は、請求項12の特徴により満たされる。請求項12は本発明による制御パネルを備えるエレベータを定義し、制御パネルは好ましくは、エレベータのエレベータケージ内またはケージに取り付けられる。
このようなエレベータは、制御パネルの平面状の密閉された積層構造によって、破壊に対して保護され、適応可能な設計を有するという利点を備える。
本発明の好ましい展開は、請求項1に従属する請求項2から11と、請求項12に従属する請求項13とにより定義される。
請求項2による制御パネルは、肯定応答としての圧電素子の肯定応答信号により作用して、作用領域で検出可能である圧電素子の変化を生成する電子回路を有する。この実施形態は、制御パネルが身体障害者に適するという利点を有する。この理由は、盲目の乗客であっても肯定応答により、エレベータ呼出しが登録されたという確認を識別できるためである。
請求項3による制御パネルでは、作用領域の範囲内に、圧電素子および基本となる電子回路を保護し、また乗客の指に対して快適で危険のない触覚を提供する圧力素子が配置されている。
請求項4による制御パネルでは、圧力素子はほぼ円筒形であり、標示部内に存在し、圧力素子が押されると後側の圧電素子に直接または間接的に作用し、これにより、指の力の伝達が直接的であり、エラーが発生しない。
請求項5による制御パネルでは、圧電素子を固定するために、積層構造がフィルム、好ましくは粘着性フィルムを含む。このような制御パネルは、極めて薄く、圧電素子の固定が非常に簡単で経済的であり、複雑ではないという利点を有する。
請求項6による制御パネルでは、積層構造はフィルム、好ましくはPVBフィルムまたは注型樹脂層を含み、これらは、このような用途に対してごく普通の実用的で経済的な材料である。
請求項7による制御パネルでは、積層構造が少なくとも1つの組み込まれた発光ダイオードを備えるフィルムを含み、発光ダイオードは、肯定応答信号により起動されると天板を通して光を出力する。このような制御パネルは、無感覚な指を備える不注意な乗客によっても感知される、可視の肯定応答信号を発生する、という利点を有する。
請求項8による制御パネルでは、フォイルが導体トラック、好ましくは透明の導体トラックを含み、これにより、発光ダイオードを回路に接続できる。この結果、この構造は極めて小型になり、見た目に魅力的である。
請求項9による制御パネルでは、上部層は透明ガラスから成る。
請求項10による制御パネルでは、圧電素子が支持体層に蒸着または接着される。極めて薄い圧電素子はこの製造方法により作製される。
請求項11による制御パネルでは、いくつかの作用領域が提供され、圧電素子は各作用領域に取り付けられ、回路と接続可能であり、これにより、異なる圧電素子が異なる階への呼出しに一致する。
請求項13によるエレベータでは、電子回路が備えられ、この回路によって、電気出力信号を受信して処理し、肯定応答信号を発生する。これにより、エレベータ設備は、押される圧電素子に応じて特定の階へのエレベータ呼出しを割当てることができる。
本発明は、例示および図面を用いて以下に詳細に説明される。
同一および類似の構成要素および同一効果を有する構成要素は、全図面において同一参照符号を用いて示される。
本発明では、機械的動作を電気信号に変換する圧力センサとして機能する圧電素子13が使用される。本発明の様々な実施形態が図示されている。本発明によれば、小型で薄い圧電素子13が、いわゆる作用領域16の範囲内に配置され、押圧力によりエレベータ設備の利用者により作動される。圧電素子13は、好ましくは、作用領域16の下に同軸に配置される。
圧電素子13が特に適している理由は、一方では、圧電素子が圧力素子として、縦方向に向けられる力により電気信号を発生する位置にあるためである。他方では、対応する肯定応答信号により作動されると、圧電素子13が反対の縦方向に力または移動を発生できる。結果として、他のアクチュエータと異なり、従来の押しボタン動作をシミュレートする。以下に説明されるいくつかの実施形態は、この「機械的フィードバック」を利用する。
フィードバックは、視力の弱いまたは盲目のエレベータの利用者にとっては特に重要である。しかしながら、明確で平易な肯定応答もまた、年配の利用者または身体障害者にも極めて重要である。
本発明による制御パネルは、利用者に、触覚的(機械的フィードバック)および/または視覚的および/または音響的な肯定応答を出力することができる。
触覚的な肯定応答(機械的フィードバック)を出力するために、すでに述べたとおり、圧電素子13が、肯定応答信号により起動される機械的アクチュエータとして作用して、反応(例えば、振動または変形)を誘発できる。
圧電素子13は代替としてまたは付加的に圧電スピーカとしても作用し、適切な周波数の肯定応答信号を通して可聴音波を発生する。
圧電素子13は代替としてまたは付加的に、後で述べられるとおり、光学的フィードバックを備えることができる。
さらに、複数のスイッチまたはボタンを備える制御パネル10は、無作為の接触とスイッチまたはボタンのうちの1つの意図的な作動を区別できる位置になければならない。ここではまた、縦方向に作用する十分な力のみが高い電圧の電気信号を誘発するため、圧電素子13は、多くの従来のタッチ式センサボタンに比較して大きな利点を提供する。
本発明の別の重要な点は、可能な限り薄く柔軟な使用しやすい制御パネル10内に必要な構成要素を集積することである。
したがって、複数のセラミック層からなるセラミックコンデンサと同様のプロセスで製造されるモノリシック(焼結)圧電素子13(LVPZT)は、特に適している。この形態の圧電素子13は、本発明による薄い積層構造内への集積化に特に適している。このようなモノリシック圧電素子13は低電圧圧電アクチュエータとも称される。セラミック層は一般に、20ミクロンから100ミクロンの厚みを有する。このような低電圧圧電素子13は、他の圧電素子と比較して、機械的肯定応答として機械的変形を発生するのに100ボルト未満の電圧で十分である、という利点を有する。
モノリシック圧電素子13の代わりに、圧電ポリマーフィルム(PVDFポリマーまたはコポリマー)を圧電素子13として使用することもできる。このような圧電ポリマーフィルムの厚さは1,000ミクロン未満であり、好ましくは、10ミクロンから200ミクロンの間である。圧電ポリマーフィルムは機械的な圧力に極めて敏感に反応し、したがって、本発明による制御パネル10における用途に特に適している。しかし、肯定応答信号の変形への変換は、他の圧電効果の場合に比べてあまり強力ではない。
多くの他のスイッチおよびボタンに比べた圧電素子13の別の利点は、極めて長い耐用年数を有することである。
次に、本発明の第1実施形態のさらなる詳細が、図1を参照して説明される。エレベータへの取付けのために特別に設計された制御パネル10が示されている。制御パネル10は、押圧により動作を誘発できる少なくとも1つの感圧性の作用領域16を含む。各図では、押圧または作動はブロック矢印により、各場合において明らかにされている。
本発明によれば、制御パネル10は、少なくとも天板11、基板12および圧電素子13を備える積層構造を有する。図1では、これらの構成要素は一体に接合される前の状態で示されている。天板11は開口の形状の標示部17を備えることにより、作用領域16を画定する。圧電素子13は天板11と基板12の間の標示部17の範囲内に配置され、これにより、作用領域16の範囲内を押すことによって、力が圧電素子13に加わる。圧電素子13はこの圧力を電気出力信号に変換し、この信号を電子回路に送る。この回路は図には示されていないが、この理由は、この回路が本発明に重要な要素ではなく、このような回路を実現するのに多くの可能性が存在するためである。
本発明によれば、電子回路は、一方では出力信号を処理して、動作(例えば、エレベータケージの呼出し)を引き起こし、他方では電気肯定応答信号を生成して、肯定応答として制御パネル10で認識できる変化を発生するように設計されている。このような肯定応答は、上で詳細に述べられたとおり、重要な要素である。
さらに、図1において見られるように、標示部17は、本明細書では圧力素子14と称されるフィルムまたは保護キャップにより、覆われるまたは占有されている。フィルムおよび保護キャップは、階を表すために、例えば、数字、文字または記号を備えている。さらに、フィルムまたは保護キャップに点字文字を加えて、盲目の乗客が階を認識するのを支援できる。圧電素子13は線15を介して回路に接続される。これらの線は好ましくは、積層構造の層の間に配置される。これらの線は、ケーブルまたはワイヤであり、線は、(例えば、蒸着により)層の1つの上にまたは中に組み込まれて、使用される。天板11もまた圧電素子13を覆い、この場合は、圧力素子14が圧電素子13の上に置かれる天板11の一部から成る。天板11のこの部分が押されると、それに応じて、エレベータの呼出しが入力される。
特に好ましい使用材料に関するいくつかの詳細が以下に示される。基板12およびカバー板11はガラス、プラスチックまたは金属または別の材料から作製される。ガラスは特に好ましい。セラミックの多層圧電素子または圧電ポリマーフィルムの圧電素子が特に適している。制御パネル10が透過性となるように構成しなければならない場合(例えば、天板11がガラス製である場合)、透明導体の導電路は線15として特に好ましい。圧電素子13は好ましくは基板に結合または接着されている。実施形態においては、詳細には、複数の圧電素子13を含むフィルムを使用することが好ましい。薄いフィルムは圧力素子14として使用でき、フィルムは引裂きに対して耐性があり柔軟でなければならない。圧力素子は結合、接着または機械的な正結合により固定される。複数の圧力素子を複合体として固定できる。
第2実施形態が図2Aおよび図2Bに示されている。図示されている制御パネル10は、図1と同様に、少なくとも天板11、基板12および圧電素子13を備える積層構造を有する。これらの素子は、一体に接合される前の状態で示されている。天板は標示部17を備えることにより、作用領域16を画定する。圧電素子13は天板11と基板12の間の標示部17の範囲内に配置され、これにより、作用領域16の範囲内を押すことによって、力が圧電素子13に加わる。圧電素子13はこの圧力を電気出力信号に変換し、この信号を電子回路に送る。
この実施形態では、押しボタンは圧力素子14として使用される。この押しボタンは、例えば、ガラス製の円筒形の構成要素である。圧力素子と天板の間の接合部は、接合封止材18で埋められる。好ましくはシリコンなどの軟質材料が接合封止材18として使用される。一方ではこの材料が縦方向の変位が可能な圧力素子を固定し、他方では接合封止材18が塵、埃または湿気が制御パネルの層に浸透するのを防止することが重要である。
図2Bで見られるように、圧力素子14が円形断面を有し、接合封止材18が圧力素子14を囲んでいる。さらに、図2Bでは、回路(図示せず)に至る2つの線15の経路が示されている。
第3実施形態が図3に示されている。図示されている制御パネルは、図1と同様に、少なくとも天板11、基板12および圧電素子13を備える積層構造を有する。さらに、粘着性フィルム19が圧電素子13の下に置かれている。フィルム20は基板上に置かれている。これらの構成要素は、一体に接合される前の状態で示されている。天板11は標示部17を備えることにより、作用領域16を画定する。圧電素子13は天板と基板12の間の標示部17の範囲内に配置され、これにより、作用領域16の範囲内を押すことによって、力が圧電素子13に加わる。圧電素子13はこの圧力を電気出力信号に変換し、この信号を電子回路に送る。
第2実施形態の場合と同様に、この実施形態においても、押しボタンは圧力素子14として使用される。この押しボタンは、例えば、ガラス製の円筒形の構成要素であってよい。圧力素子と天板の間の接合部は接合封止材18で埋められる。下の粘着性フィルム19を利用して、圧電素子13を固定および/または、圧電素子13を基板12に対して絶縁する。
フィルム20は、例えば、現在では合成安全ガラスに使用されているような、ポリビニルブチラール(PVB)フィルムであってよい。このように、積層構造は高い安定性を確保し、破壊した場合は、個々の部品に分解しない。しかしながら、フィルム20を積層構造の別の部分に配置することも可能である。
第4実施形態が図4に示されている。図示されている制御パネル10は、図1と同様に、少なくとも天板11、基板12および圧電素子13を備える積層構造を有する。さらに、粘着性フィルム19および21が、圧電素子13の下および上にそれぞれ置かれている。フィルム20は基板上に置かれている。これらの構成要素は、一体に接合される前の状態で示されている。天板11は標示部17を備えることにより、作用領域16を画定する。圧電素子13は天板11と基板12の間の標示部17の範囲内に配置され、これにより、作用領域16の範囲内を押すことによって、力が圧電素子13に加わる。圧電素子13はこの圧力を電気出力信号に変換し、この信号を電子回路に送る。
第2または第3実施形態の場合と同様に、この実施形態においては、押しボタンは圧力素子として使用される。この押しボタンは、例えば、ガラス製の円筒形の構成要素であってよい。圧力素子と天板の間の接合部は接合封止材18で埋められる。
上側の粘着フィルム21は、例えば、作用領域16を標記または指定するために構成または印刷されてよい。例えば、数字または文字がこのフィルム21上に表示されてよい。この数字または文字は、圧力素子14を通して外側から利用者に見える。さらに、下側の粘着フィルム19は、圧電素子13を固定、および/または基板12に対して絶縁するために、使用される。
フィルム20は、例えば、図3に関して説明されたとおり、ポリビニルブチラール(PVB)フィルムであってよい。
別の実施形態の上側部が図5Aに示されている。図示されている実施形態は、圧力素子14が高くなっている点で、第2、第3および第4実施形態とは異なる。これにより圧力素子14の上側部は天板11から突出し、検知が容易になる。制御パネルの残りの構成素子は、図1から図4に示されているとおりに構成されている。
別の実施形態の上側部が図5Bに示されている。図示されている実施形態は、圧力素子14が高くなっている点で、第2、第3および第4形態の実施形態とは異なる。これにより圧力素子14の上側部は天板11から突出し、検知が容易になる。さらに、圧力素子は周囲カラーを有し、このカラーの直径は標示部17の直径より大きい。圧力素子が後ろから天板を通して挿入されると、前方に落下したりまたは力により外れたりすることがない。周囲カラーは、図5Bに示されているように、別の機能を有することもできる。周囲カラーは密封/ばねリング18を保持できる。制御パネルの残りの構成要素は、図1から図4に示されているとおりに構成されている。
別の実施形態が図6Aおよび図6Bに示されている。図示されている制御パネル10は、図1と同じように、少なくとも天板11、基板12および圧電素子13を備える積層構造を有する。さらに、少なくとも1つの組込まれた、または接着された発光ダイオード23を有する、フィルム22を備える。これらの構成要素は、一体に接合される前の状態で示されている。天板11は標示部17を備えることにより、作用領域16を画定する。圧電素子13は天板11と基板12の間の標示部17の範囲内に配置され、これにより、作用領域16の範囲内を押すことによって、力が圧電素子13に加わる。圧電素子13はこの圧力を電気出力信号に変換し、この信号を電子回路に送る。
発光ダイオード23は圧電素子13の近くに配置される。この配置は、発光ダイオード23が圧力素子14または天板11のどちらかを通して外側から見えるように選択される。発光ダイオード23は線24を通して電圧により駆動される。
低熱出力、長い耐用年数予測および非常に平坦な構造を有する発光ダイオード23が、フィルム22の中または上に挿入される。理想的には、フィルム22は発光ダイオード23と共に、2つのPVBフィルムの間に挿入される。
様々な色を有する発光ダイオード23を使用できる。
図6Bに見られるように、合計4つの発光ダイオード23が圧力素子14の周辺領域に配置され、圧電素子13に接続される線15および線24が、回路(図示せず)に至る。発光ダイオード23を用いて、利用者が特定の作用領域16を正しく作動したことを、目に見える信号で利用者に知らせることができる。このため、回路は発光ダイオード23に肯定応答信号を出力する。
この実施形態では、押しボタンは圧力素子14として使用される。この押しボタンは、例えば、ガラス製の円筒形の構成要素である。圧力素子と天板の間の接合部は接合封止材18で埋められる。
別の実施形態では、表示または構造は、圧力素子14にフライス加工またはエッチングされる。数字または文字は、例えば、圧力素子上に示される。この数字またはこの文字は、利用者により外側から見えるおよび/または知覚できる。
フライス加工されたまたはエッチングされた構造または表示は、特別な色で満たされ、発光ダイオード23の光により照射される。これにより、構造または表示は準間接的に照射される。
本発明の別の実施形態においては、圧電素子13は、押圧により発生する電気エネルギーが、一方では回路に信号を伝達するため(その結果、動作を誘発する)、他方では1つまたは複数の発光ダイオードに供給して直接の光学的な肯定応答を得るのに役立つように、接続される。この場合、圧電素子は、電圧源だけではなく、充電源としても使用される。ストレージキャパシタンスは生成される電荷により供給され、これらから1つまたは複数の発光ダイオードが電流を供給される。圧電素子の相対的に高電圧および低電流を用いて発光ダイオードの駆動を制御可能にするため、2次発光ダイオード回路において低電圧で高電流を有する、変圧器を使用することが推奨される。
必要な場合には、積層構造の一部が透明であり、この場合、天板11としてはガラスが、中間層としては半透明フィルムが適している。
天板11および基板12としてガラス板を備える積層構造は、特に好ましいことが証明されている。圧電素子13を備えるフィルムおよび発光ダイオード23を備えるフィルムは、これらの板11と12の間の所定の位置に積層できる。
好ましくは、圧電素子の出力信号を増幅し、必要に応じてさらに処理する、電子回路が使用される。
好ましくは、極性が反対の電圧(非作動化信号)を加えることにより、1つまたは複数の圧電素子が収縮するように設計された電子回路を用いる。これにより、作用領域16を一時的に非作動にできる。この理由は、対応する圧電素子13と圧電素子13の上に置かれた圧力素子14との間の機械的結合が存在しなくなるため、または圧力素子14が圧電素子13の収縮によって制御パネル10から引き込まれるための、どちらかである。同一の効果は、圧力素子14および圧電素子13が、作動電圧を加えずに、圧力素子14が制御領域から突出しないように設計される場合に実現される。作動電圧が回路により加えられたときだけ、圧電素子13が膨張して、圧力素子14を前方に押し、これにより、圧力素子14が制御パネルに対して持ち上がる。
本発明による制御パネル10は、動作(ボタンを押すこと)と反応(触知、可聴および/または可視)の間の直接的相関関係を提供する。
本発明による制御パネル10は詳細には平面であり、下部構造に関係なく使用できる。制御パネル10は最適に設計され、その結果、大部分の多様な要求を満たす。制御パネル10は、簡単に問題なくクリーニングでき、特に耐破壊性に優れる。
本発明による第1の制御パネルの概略断面図であり、個々の素子は一体に接合される前の状態で示されている。 本発明による第2の制御パネルの概略断面図であり、個々の素子は一体に接合される前の状態で示されている。 本発明による第2の制御パネルの概略平面図である。 本発明による第3の制御パネルの概略断面図であり、個々の素子は一体に接合される前の状態で示されている。 本発明による第4の制御パネルの概略断面図であり、個々の素子は一体に接合される前の状態で示されている。 本発明による第5の制御パネルの上側部の概略断面図である。 本発明による第6の制御パネルの上側部の概略断面図である。 本発明による第7の制御パネルの概略断面図であり、個々の素子は一体に接合される前の状態で示されている。 本発明による第7の制御パネルの概略平面図である。
符号の説明
10 制御パネル
11 天板
12 基板
13 圧電素子
14 圧力素子
15、24 線
16 作用領域
17 標示部
18 接合封止材
19、21 粘着性フィルム
20、22 フィルム
23 発光ダイオード

Claims (13)

  1. 制御パネル(10)が、押圧により動作を誘発するために少なくとも1つの感圧作用領域(16)を含む、エレベータ用の制御パネル(10)であって、
    制御パネル(10)は、天板(11)、基板(12)および圧電素子(13)を備える積層構造を備え、
    作用領域(16)を画定するために、天板(11)内に標示部(17)が設けられ、
    圧電素子(13)は天板(11)と基板(12)の間の標示部(17)の範囲に配置され、作用領域(16)の範囲内を押すことにより、力が圧電素子(13)に作用することができ、圧電素子(13)が電子回路に電気出力信号を出力し、
    電子回路が電気肯定応答信号を発生して、肯定応答として制御パネル(10)で認識可能な変化を生成することを特徴とする、制御パネル(10)。
  2. 電子回路が肯定応答信号を用いて肯定応答として圧電素子(13)に作用し、作用領域(16)において検知可能である圧電素子(13)の変化を生成する、請求項1に記載の制御パネル(10)。
  3. 圧力素子(14)が作用領域(16)の範囲に配置されている、請求項1または2に記載の制御パネル(10)。
  4. 圧力素子(14)が、開口部(17)に置かれるほぼ円筒形の圧力素子(14)であり、圧力素子(14)が押されると、後側の圧電素子(13)に直接または間接的に作用する、請求項3に記載の制御パネル(10)。
  5. 積層構造が、圧電素子(13)を固定するために、フィルム、好ましくは粘着性フィルム(19、21)を備えている、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御パネル(10)。
  6. 積層構造が、フィルム(20)、好ましくはPVBフィルムまたは注型樹脂層を備えている、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御パネル(10)。
  7. 積層構造が、少なくとも1つの組み込まれた発光ダイオード(23)を備えるフィルム(22)を含み、発光ダイオードが、肯定応答信号により起動されると天板(11)を通して光を出力する、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御パネル(10)。
  8. 回路と発光ダイオード(23)を接続するために、フィルム(22)が導体導電路(24)、好ましくは透明の導体導電路を含む、請求項7に記載の制御パネル(10)。
  9. 天板(11)がガラスから成る、請求項1から8のいずれか一項に記載の制御パネル(10)。
  10. 圧電素子(13)が支持体層(12、19、22)に蒸着または接着されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の制御パネル(10)。
  11. 複数の作用領域(16)が設けられ、圧電素子(13)が各作用領域(16)に結合され、回路と接続可能である、請求項1から10のいずれか一項に記載の制御パネル(10)。
  12. 制御パネルが好ましくは、エレベータのエレベータケージ内またはケージに配置されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の制御パネル(10)を備えるエレベータ。
  13. 電気回路を備えることにより、電気出力信号を受信および処理し、肯定応答信号を提供する、請求項12に記載のエレベータ。
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