JP2007117422A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールドラムに配置された永久磁石に対向して配置された電磁石の励磁極性を可変させることによって、簡易且つ小型のユニットによりリールの回転及び停止制御を可能としたスロットマシン等の遊技機を提供する。
【解決手段】リール3L、3C、3Rのリールドラム24L、24C、24Rの外周面に永久磁石29を所定感覚で配置し、最もパチスロ機1の背面側に位置する永久磁石29に対向して配置された電磁石30L、30C、30Rに供給する励磁電流を制御することにより、電磁石30L、30C、30Rに励磁させる励磁極性を可変させてリール3L、3C、3Rの回転制御及び停止制御を行うように構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の図柄が配設されたリール帯を外周に備えたリールドラムを回転させることにより遊技を行う遊技機に関し、特に、リールドラムに配置された永久磁石に対向して配置された電磁石の励磁極性を可変させることによって、簡易且つ小型のユニットによりリールの回転及び停止制御を可能としたスロットマシン等の遊技機に関する。
従来より、スロットマシン等の遊技機は、メダル等の遊技媒体を遊技機に投入することによってゲームが開始され、図柄列を遊技機の所定の領域において変動表示するとともに所定時間経過後に停止表示させ、その停止した図柄の組合せに基づいて遊技媒体が払い出されるように構成されている。
そして、前記図柄列を変動表示させる手段としては、大きく分けてメカ式のリールによるものと、ビデオリールによるものとがある。ここで、特にメカ式のリールを駆動させる駆動手段としては、例えば特開2005−152322号公報に示すように、リールドラムの回転軸に取り付けられたステッピングモータが用いられるのが通常である。そして、ステッピングモータに対して所定のパルス周波数を与えることにより回転駆動させ、リールの回転及び停止を行うように構成されている。
特開2005―152322号公報(第10頁〜第12頁、図9)
しかしながら、前記した特許文献1に記載された遊技機のように、ステッピングモータ方式の駆動手段を用いる場合には、必ずステッピングモータの回転軸を回転ドラムの中心部に設置しなければならない。従って、ゲーム性を増すために図柄の変化又は図柄の光色の変化を求めようとするときに、それらの機構をリールドラムの内側に配設する空間が無いという問題があった。
また、ステッピングモータ方式の駆動手段を用いる場合には、ステッピングモータとともにステッピングモータに対してパルス周波数を与える駆動回路等についても必要となり、装置が大型化するとともにその内部構造も複雑となっていた。
本発明は、前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、メカ式のリールでありながらもリールドラムの内部に広いスペースを確保することを可能とするとともに、簡易且つ小型のユニットによりリールの回転及び停止制御を可能とした遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、回転軸(例えば、回転軸37)と、前記回転軸に対して回転可能に支持されるリールドラム(例えば、リールドラム24L、24C、24R)と、前記リールドラムの外周面に設けられるとともに複数の図柄が配設されたリール帯(例えば、リール帯26L、26C、26R)と、を有する遊技機(例えば、パチスロ機1)であって、前記リールドラムの外周に所定間隔で配置される永久磁石(例えば、永久磁石29)と、前記リールドラムに配置された前記永久磁石の内、遊技機背面側に位置する永久磁石に対向して配置される電磁石(例えば、電磁石30L、30C、30R)と、前記電磁石に励磁させる励磁極性を可変制御することにより前記リールドラムを回転及び停止させる励磁制御手段(例えば、CPU41、電源供給制御基板33)と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機(例えば、パチスロ機1)において、前記リール帯(例えば、リール帯26L、26C、26R)を前記リールドラム(例えば、リールドラム24L、24C、24R)の内側から照明する照明手段(例えば、LED収納用回路基板28L、28C、28R)を有し、前記照明手段と前記回転軸(例えば、回転軸37)と前記電磁石(例えば、電磁石30L、30C、30R)とが直線上に位置することを特徴とする。
また、請求項3に係る遊技機は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機(例えば、パチスロ機1)において、前記リール帯(例えば、リール帯26L、26C、26R)に配設された第1図柄(例えば、「赤7」の図柄100)と前記第1図柄の一方に隣接して配設された第2図柄(例えば、「Replay(JAC)」の図柄105)との間に設けられる第1境界線(例えば、境界線39)と、前記第1図柄と第1図柄の他方に隣接して配置された第3図柄(例えば、「チェリー」の図柄106)との間に設けられる第2境界線(例えば、境界線39)と、を備え、前記永久磁石(例えば、永久磁石29)は前記第1境界線と前記第2境界線の間に配置されることを特徴とする。
更に、請求項4に係る遊技機は、請求項3に記載の遊技機(例えば、パチスロ機1)において、前記リールドラム(例えば、リールドラム24L、24C、24R)には前記永久磁石(例えば、永久磁石29)が前記第1境界線と前記第2境界線との間に配置されるように前記リール帯(例えば、リール帯26L、26C、26R)を前記リールドラムの外周面に取り付けるための取り付け位置を特定する特定手段(例えば、マーク38)が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、リールドラムの外周に永久磁石を配置するとともに、リールドラムに配置された永久磁石の内、遊技機背面側に位置する永久磁石に対向して配置される電磁石に励磁させる励磁極性を可変制御することによりリールドラムを回転及び停止させるので、メカ式のリールでありながらもリールドラムの内部に広いスペースを確保することを可能とするとともに、簡易且つ小型のユニットによりリールの回転及び停止制御を行うことが可能となる。
また、請求項2に係る遊技機では、リール帯をリールドラムの内側から照明する照明手段と回転軸と電磁石とが直線上に位置するので、リール構造を簡易な構造とすることができるとともに、リールユニットの小型化が可能となる。
また、請求項3に係る遊技機では、リール帯に配設された第1図柄と第1図柄の一方に隣接して配設された第2図柄との間に設けられる第1境界線と、第1図柄と第1図柄の他方に隣接して配置された第3図柄との間に設けられる第2境界線と、の間に永久磁石を配置するので、リール帯に配設された図柄の内、遊技機の正面で遊技者に視認可能に表示される図柄と永久磁石との対応付けが容易となる。従って、リールの駆動源として電磁石と永久磁石を用いた場合であっても、回転するリールを所望の図柄が遊技機の正面に表示される位置に停止制御することが容易に可能となる。
また、請求項4に係る遊技機では、リールドラムには永久磁石が第1境界線と第2境界線との間に配置されるようにリール帯をリールドラムの外周面に取り付けるための取り付け位置を特定する特定手段が設けられているので、遊技機の製造時において、容易にリールドラムの適切な位置にリール帯を取り付けることができる。
以下、本発明に係る遊技機について、本発明をパチスロ機について具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るパチスロ機1の概略構成について図1に基づき説明する。図1は本実施形態に係るパチスロ機1の斜視図である。
図1において、パチスロ機1の全体を構成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2a、液晶表示部2b(後述の液晶表示装置52から構成される)及び固定表示部2cが形成されている。尚、パネル表示部2a、液晶表示部2b、及び固定表示部2cについては、後に図2を参照して説明する。
キャビネット2の内部(液晶表示部2bの背面)には、各々の外周面に複数種類の図柄(シンボル)によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L、3C、3Rが回転自在に横一列に設けられている。そして、各リールの図柄は、図柄表示領域21L、21C、21R(図2参照)を通して視認できるようになっている。尚、各リールは、後述のゲーム中においては、所定の速度(本実施形態では80回転/分)で回転可能に構成されている。ここで、本実施形態に係るパチスロ機1では、後述するようにリール3L、3C、3Rの側面には所定間隔で永久磁石29が配置されており(図5参照)、永久磁石29に対向して配置された電磁石30L、30C、30Rの励磁極性を可変させることによってリール3L、3C、3Rを回転させる。
また、パネル表示部2a、液晶表示部2b及び固定表示部2cの下方には、略水平面の台座部4が形成されている。台座部4の左側には、押ボタン操作よりクレジットされているメダルを賭けるための1−BETボタン5a、2−BETボタン5b、最大BETボタン5cが設けられている。台座部4の右側には、メダル投入口6が設けられている。台座部4の前面部の左側には、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出を押ボタン操作で切り換えるC/Pボタン7が設けられている。このC/Pボタン7の切り換えにより、正面下部におけるメダル払出口8からメダルが払い出され、その払い出されたメダルはメダル受皿9に貯留される。
C/Pボタン7の右側には、遊技者の操作により各リール3L、3C、3Rを回転させ、図柄表示領域21L、21C、21R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー10が所定の角度範囲で上下方向に揺動可能に取り付けられている。
また、台座部4の前面部中央で、スタートレバー10の右側には、3個のリール3L、3C、3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個のストップボタン11L、11C、11Rが設けられている。
更に、キャビネット2の上方の左右には、スピーカ12L、12Rが設けられ、その2台のスピーカ12L、12Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル13が設けられている。
また、図柄表示領域21L、21C、21Rには入賞ラインとして水平方向にセンターライン20a、トップライン20b及びボトムライン20c、斜め方向にクロスダウンライン20d及びクロスアップライン20eが設けられている。これらの入賞ラインは、1−BETボタン5a、2−BETボタン5b、最大BETボタン5cを操作すること(メダルが貯留されている場合のみ)、或いはメダル投入口6にメダル等を投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後述するBETランプ17a〜17cの点灯で表示される。
更に、前記ストップボタン11Rの右側には、〇ボタン14a、×ボタン14b及び十字ボタン15などの操作ボタンが配設されている。
続いて、図2に基づき、パネル表示部2a、液晶表示部2b、及び固定表示部2cについて説明する。図2はパネル表示部2a、液晶表示部2b及び固定表示部2cを拡大して示す説明図である。
パネル表示部2aは、ボーナス遊技情報表示部16、BETランプ17a〜17c、払出表示部18及びクレジット表示部19により構成される。ボーナス遊技情報表示部16は、7セグメントLEDからなり、ボーナスゲーム中の遊技情報を表示する。1−BETランプ17a、2−BETランプ17b及び最大BETランプ17cは、ゲームを行うために賭けられたメダルの数に応じて点灯する。具体的には1−BETランプ17aは、BET数が“1”で1本の入賞ライン(センターライン20a)が有効化されたときに点灯する。2−BETランプ17bは、BET数が“2”で3本の入賞ライン(センターライン20a、トップライン20b、及びボトムライン20c)が有効化されたときに点灯する。最大BETランプ17cは、BET数が“3”で全ての入賞ライン(センターライン20a、トップライン20b、ボトムライン20c、クロスダウンライン20d、及びクロスアップライン20e)が有効化されたときに点灯する。払出表示部18及びクレジット表示部19は、それぞれ、7セグメントLEDからなり、入賞成立時のメダル払出枚数及び貯留(クレジット)されているメダル枚数を表示する。
液晶表示部2bは、図柄表示領域21L、21C、21R、窓枠表示領域22L、22C、22R、及び演出表示領域23により構成される。この液晶表示部2bの表示内容は、リール3L、3C、3Rの変動表示態様、停止態様、及び後述の液晶表示装置52の動作により変化するようになっている。
図柄表示領域21L、21C、21Rは、各リール3L、3C、3Rに対応して設けられ、リール3L、3C、3R上に配置された図柄を表示したり、種々の演出表示を行う。ここで、各図柄表示領域21L、21C、21Rには、その対応するリール3L、3C、3Rが回転している状態の場合、又は、対応するストップボタン11L、11C、11Rが停止操作可能な場合、リール3L、3C、3R上に配置された図柄を遊技者が視認し易いように透過表示される。
さらに、図柄表示領域21L、21C、21R及び窓枠表示領域22L、22C、22Rのそれぞれも、演出表示領域として利用されることがあり、静止画像又は動画像、例えば、図柄、文字、図形、記号、キャラクタ等による演出表示が行われることもある。
演出表示領域23は、液晶表示部2bの内、図柄表示領域21L、21C、21R及び窓枠表示領域22L、22C、22R以外の領域である。この演出表示領域23は、ボーナスの入賞成立を実現可能であることを確定的に報知する画像(所謂、「WINランプ」を表したもの)の表示、遊技の興趣を増大するための演出、遊技者が遊技を有利に進めるために必要な情報等の表示を行う。また、固定表示部2cは、予め定めた各種の画像を表示する領域である。
続いて、前記各リール3L、3C、3Rの構成について図3乃至図5を用いて詳細に説明する。図3はキャビネット2内部に配置された各リール3L、3C、3Rを拡大して示す正面図、図4は各リール3L、3C、3Rの内、特にリール3Lの内部構造を示す斜視図、図5はリール3Lの右側面からリール3Lの構造を模式的に示した図である。
図3及び図4に示すように、リール3L、3C、3Rは、円筒形のリールドラム24L、24C、24Rと、リールドラム24L、24C、24Rの外周面25L、25C、25Rにそれぞれ周回して貼り付けられるリール帯26L、26C、26Rと、LEDランプ27が複数配設されたLED収納用回路基板28L、28C、28Rと、リールドラム24L、24C、24Rに所定感覚で配置された永久磁石29に対向して所定の励磁極性(N極又はS極)が励磁される電磁石30L、30C、30Rと、同じくリールドラム24L、24C、24Rに配置された原点検出用磁石31が通過したことを検出する磁気センサ32L、32C、32Rと、電磁石30L、30C、30Rに励磁電流を供給する電源供給制御基板33とから基本的に構成されている。
尚、図3に示すように、各リール3L、3C、3Rは基本的に同一の構造を有しており、以下にはリール3Lを例に挙げてより具体的にその構造を説明する。
図4に示すようにリールドラム24Lは、同形の2本の環状フレーム34、35を所定間隔(リール幅)だけ離して複数本の連結部材36で連結することで形成された円筒形のフレーム構造からなる。そして、リールドラム24Lの中心部にはリールドラム24Lをキャビネット2内で回転可能に支持する回転軸37が取り付けられている。尚、図4ではリール3Lの外周面に沿って装着されるリール帯26Lについては、省略している。
また、リールドラム24Lの環状フレーム35側の外周面25Lには永久磁石29が所定間隔で設置されている。一方、環状フレーム34側の外周面25Lには原点検出用磁石31が取り付けられ、更に環状フレーム34の側面にはリール帯26Lをリールドラム24Lの外周面25Lに取り付けるための取り付け位置を特定するマーク38が形成されている。
ここで、リールドラム24Lの環状フレーム35側の外周面25Lに対して所定間隔で設置された永久磁石29について図5を用いて説明する。
図5に示すように永久磁石29はリールドラム24Lの外側にN極、内側にS極が向くようにそれぞれ配置される。また、永久磁石29は、リール帯26Lに配置された所定の図柄(例えば、「赤7」の図柄100)とその図柄の上方に位置する図柄(例えば、「Replay(JAC)」の図柄105)との境界である境界線39と、リール帯26Lに配置された所定の図柄(例えば、「赤7」の図柄100)とその図柄の下方に位置する図柄(例えば、「チェリー」の図柄106)との境界である境界線39と、の間に配置される。その結果、図柄の境界線39を永久磁石29が跨いで配置されることがなく、パチスロ機1の正面で遊技者に視認可能に表示される図柄と、回転軸37に対してその図柄の対称に位置する永久磁石29との関連付けが容易になる。従って、回転軸37に対して対称に位置する永久磁石29を電磁石30Lに対向させた状態で停止させることにより、所望の図柄をパチスロ機1の正面位置で停止させる制御を容易に行うことが可能となる。
また、そしてマーク38は上記のように境界線39の間に永久磁石29が配置されるようにリール帯26Lを取り付ける際の取り付け位置を示すものであり、パチスロ機1の製造時において、マーク38に対して短冊状のリール帯26L(図6参照)の上端を位置させて貼り付けることにより容易にリールドラム24Lの適切な位置にリール帯26Lを貼り付けることができる。
一方、原点検出用磁石31はリールドラム24Lの回転原点を検出する為にリールドラム24Lの所定箇所に取り付けられた永久磁石である。そして、後述の磁気センサ32Lによって原点検出用磁石31を検出したタイミングがリールドラム24Lの回転原点とされ、検出された回転原点に基づいて回転中のリールドラム24Lを所望の位置に停止させることができる。
また、リール3Lの内側に配置されたLED収納用回路基板28Lは、それぞれ複数のLEDランプ27を収納する3つのLED収納部Z1、Z4、Z7を備えている。LED収納用回路基板28Lは、遊技者が図柄表示領域21Lを通して視認できる図柄(合計3個の図柄)の各々の裏側にLED収納部Z1、Z4、Z7が位置するように設置されている。そして、LEDランプ27を備えたLED収納用回路基板28Lは、リール3L上に配置された図柄の照明手段として機能し、リールドラム24Lの内部からリール帯26Lの後面側を光で照明する。ここで、リール帯26Lは透光性を有しており、LEDランプ27により出射された光はリール帯の前面側に透過するようになっている。尚、LED収納用回路基板28Lに供給する配線は電源供給制御基板33で中継されるように構成されている。
また、電磁石30Lはリールドラム24Lに配置された永久磁石29の内、特にパチスロ機1の最も背面側(図4の左側)に位置する永久磁石29に対向するようにして配置される。また、電磁石30Lの内部には所定巻数の励磁コイル(図示せず)を有しており、励磁コイルに所定の大きさ(例えば1A)の励磁電流を流すことによって、電磁石30Lを励磁させる。また、励磁コイルに流す電流方向を変化させることにより、電磁石30Lに励磁させる励磁極性をN極、S極及との間で交互に可変させることが可能となる。それによって、後述するように永久磁石29との間で吸引力又は反発力を生じさせ、リール3Lを回転させるとともに所定のタイミングで停止させることが可能となる(図10乃至図12参照)。また、LED収納用回路基板28Lと回転軸37と電磁石30Lは、回転軸37を挟んでそれぞれが同一直線L(図5参照)上に配置される。
また、磁気センサ32Lは電磁石30Lと同じくリールドラム24Lの背面側において電源供給制御基板33上に配置され、ホール効果を利用することにより磁界の強弱及び磁極を検出する所謂ホール素子である。そして、本実施形態に係るパチスロ機1では、リールドラム24Lに配置された原点検出用磁石31を磁気センサ32Lによって検出したタイミングをリールドラム24Lの回転原点と検出する。尚、磁気センサ32Lに供給する配線は電源供給制御基板33で中継されるように構成されている。
また、リール3C、3Rについては図示しないが、図4乃至図6に示すリール3Lと同様の構造を有している。
次に、各リール3L、3C、3Rの外周面にそれぞれ装着されるリール帯26L、26C、26Rに描かれている図柄列について図6に基づき説明する。図6は各リール3L、3C、3Rの外周面に装着されるリール帯26L、26C、26Rに描かれた図柄列の例を示す模式図である。
図6において、リール帯26L、26C、26Rには、それぞれ複数種類の図柄が20個配列されることにより図柄列が形成されている。各図柄には、「00」〜「19」のコードナンバーが付されており、データテーブルとして後述するROM42に格納されている。各図柄列を構成する図柄としては、図6に示すように「赤7」の図柄100、「青7」の図柄101、「BAR」の図柄102、「ベル」の図柄103、「プラム」の図柄104、「Replay(JAC)」の図柄105及び「チェリー」の図柄106が描かれている。そして、各リール3L、3C、3Rは、各リール帯26L、26C、26Rにおいて各図柄が所定パターンに配列された図柄列が、図6の矢印方向(下方向)に移動するように回転駆動される。
以下に、各リール帯26L、26C、26Rについてリール帯26Lを例にあげて説明する。リール帯26Lは、「赤7」、「青7」、「BAR」、「ベル」、「プラム」、「Replay(JAC)」、「チェリー」の各図柄100〜106が所定パターンに配列されることにより構成されている。具体的には、コードNo.0からNo.19に対応する図柄が順に配列されており、リール帯26LのコードNo.「00」、「05」及び「14」には「赤7」の図柄100が割り当てられている。コードNo.「02」及び「07」には「青7」の図柄101が割り当てられている。コードNo.「13」には「BAR」の図柄102が割り当てられている。コードNo.「03」、「08」、「11」、「15」及び「19」には「ベル」の図柄103が割り当てられている。コードNo.「10」、「16」及び「18」には「プラム」の図柄104が割り当てられている。コードNo.「04」、「09」、「12」及び「17」には「Replay」の図柄105が割り当てられている。コードNo.「01」及び「11」には「チェリー」の図柄106が割り当てられている。そして、励磁された電磁石30L、30C、30Rによってリール3Lが回転駆動されると、リール帯26Lに配列された図柄は、前記図柄表示領域21Lに3つの図柄を表示するとともに、表示された図柄は上方向から下方向へと移動し、その結果、「赤7」→「チェリー」→「青7」→「ベル」→「Replay」→「赤7」→「チェリー」→「青7」→「ベル」→・・・の順に入賞ライン20a〜20e上の図柄が変動する。尚、リール帯26C、26Rについても図柄の並び順は異なるものの同様に変動して表示される。
続いて、本実施形態に係るパチスロ機1の制御系について図7及び図8に基づき説明する。図7はパチスロ機の制御系を示すブロック図である。
図7において、パチスロ機1の制御系は、パチスロ機1における遊技処理動作を制御する主制御回路81と、主制御回路81に電気的に接続される周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路81から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置52及びスピーカ12L、12Rを制御する副制御回路82とから基本的に構成されている。
主制御回路81は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ40を主たる構成要素とし、これに乱数をサンプリングするための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ40は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU41と、記憶手段であるROM42及びRAM43を含む。
CPU41には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路44及び分周器45と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器46及びサンプリング回路47とが接続されている。尚、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ40内で、即ち、CPU41の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器46及びサンプリング回路47は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ40のROM42には、スタートレバー10を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、ストップボタン11L、11C、11Rの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止制御テーブル、副制御回路82へ送信する各種制御指令(コマンド)、配当テーブル等が格納されており、また、パチスロ機1の遊技制御行うための後述する各種プログラム、その他パチスロ機1の制御上必要な各種のデータが格納されている。
マイクロコンピュータ40からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、各種ランプ(1−BETランプ17a、2−BETランプ17b、最大BETランプ17c、LEDランプ27)と、各種表示部(払出表示部18、クレジット表示部19、ボーナス遊技情報表示部16)と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路51の命令により所定枚数のメダルを払い出すホッパー50と、リール3L、3C、3Rを回転及び停止させる電磁石30L、30C、30Rとがある。
更に、電磁石30L、30C、30Rへの電力供給を行う電源供給制御基板33、ホッパー50を駆動制御するホッパー駆動回路51、各種ランプを駆動制御するランプ駆動回路55、及び、各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路58がI/Oポート48を介してCPU41の出力に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU41から出力される駆動指令等の制御信号を受けて各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ40が制御指令を発生するために必要に入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ70、1−BETスイッチ71、2−BETスイッチ72、最大BETスイッチ73、貯留メダル精算スイッチ74、投入メダルセンサ75、リール停止信号回路56、リール位置検出回路60、払出完了信号回路61がある。これらも、I/Oポート48を介してCPU41に接続されている。
スタートスイッチ70は、スタートレバー10の操作を検出する。投入メダルセンサ75は、メダル投入口6に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路56は、各ストップボタン11L、11C、11Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路60は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L、3C、3Rの位置を検出するための信号をCPU41に供給する。払出完了信号回路61は、メダル検出部50Sの計数値(ホッパー50から払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達したとき、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
また、乱数発生器46は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路47は、スタートレバー10が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM42に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。内部当選役が決定された後、「停止制御テーブル」を選択するために再び乱数のサンプリングが行われる。
リール3L、3C、3Rの回転が開始された後、電磁石30L、30C、30Rの各々に供給される励磁電流の供給パターンが決定され、そのパターンはRAM43の所定エリアに書き込まれる。一方、リール3L、3C、3Rからは一回転毎に原点検出用磁石31を磁気センサ32L、32C、32Rで検出することにより回転原点を検出する。そして、その検出信号としてリセットパルスが磁気センサ32L、32C、32Rを介してCPU41に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM43で計数されている駆動パルスの計数値が「0」にクリアされる。これにより、RAM43内には、各リール3L、3C、3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応する計数値が格納される。
前記のようなリール3L、3C、3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応付けるために、図柄テーブルがROM42内に格納されている。この図柄テーブルでは、前記したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L、3C、3Rの一定の回転ピッチ個度に順次付与されるコードナンバーと、それぞれコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応付けられている。
更に、ROM42内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表す入賞判定コードとが対応付けられている。前記の入賞図柄組合せテーブルは、左リール3L、中央のリール3C、右のリール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
また、RAM43内には、BB又はRBに内部当選しながらも、ストップボタン11L、11C、11Rを操作したタイミングが適切でなく、入賞できなかった場合の回数をカウントするハズレ回数カウンタが設けられている。
前記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU41は、遊技者がストップボタン11L、11C、11Rを操作したタイミングでリール停止信号回路56から送られる操作信号及び選択された「停止制御テーブル」に基づいて、リール3L、3C、3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路49に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す態様となれば、CPU41は、払出指令信号をホッパー駆動回路51に供給してホッパー50から所定個数のメダルの払出を行う。その際、メダル検出部50Sは、ホッパー50から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達したときに、メダル払出信号がCPU41に入力される。これにより、CPU41は、ホッパー駆動回路51を介してホッパー50の駆動停止し、メダルの払出処理を終了する。
続いて、副制御回路82の構成について、図7に加えて、図8にも基づいて説明する。図8は副制御回路のブロック図である。副制御回路82は、主制御回路81からの制御指令(コマンド)に基づいて液晶表示装置52の表示制御及びスピーカ12L、12Rからの音の出力制御を行う。この副制御回路82は、主制御回路81を構成する回路基板とは別の回路基板上に構成され、マイクロコンピュータ83(以下、サブマイクロコンピュータとする)を主たる構成要素とし、液晶表示装置52の表示制御手段としての画像制御回路91、スピーカ12L、12Rにより出音される音を制御する音源IC88、及び、増幅器としてのパワーアンプ89で構成されている。
サブマイクロコンピュータ83は、主制御回路81から送信された制御指令に従って制御動作を行うサブCPU84と、記憶手段としてのプログラムROM85と、ワークRAM86と、INポート87及びOUTポート90を含む。副制御回路82は、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、サブCPU84の動作プログラム上で乱数サンプリングを行うように構成されている。
プログラムROM85は、サブCPU84で実行する制御プログラムを格納する。ワークRAM86は、制御プログラムをサブCPU84で実行するときの一時記憶手段として構成される。
画像制御回路91は、画像制御CPU92、画像制御ワークRAM93、画像制御プログラムROM94、INポート95、画像ROM96、ビデオRAM97及び画像制御IC98で構成される。画像制御CPU92は、サブマイクロコンピュータ83で設定されたパラメータに基づき、画像制御プログラムROM94内に格納する画像制御プログラムに従って液晶表示装置52での表示内容を決定する。画像制御プログラムROM94は、液晶表示装置52での表示に関する画像制御プログラムや各種選択テーブルを格納する。画像制御ワークRAM93は、前記画像制御プログラムを画像制御CPU92で実行するときの一時記憶手段として構成される。画像制御IC98は、画像制御CPU92で決定された表示内容に応じた画像を形成し、液晶表示装置52に出力する。画像ROM96は、画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM97は、画像制御IC98で画像を形成するときの一時記憶手段として構成される。
尚、サブマイクロコンピュータ83のINポート87には、〇ボタン14a、×ボタン14b、及び十字ボタン15が接続されている。また、INポート87には、キーボード等の外部入力装置99が着脱可能に構成されている。
続いて、前記構成を有する本実施形態に係るパチスロ機1の特にリール回転制御処理について図9に基づき説明する。図9は本実施形態に係るパチスロ機1におけるリール回転制御処理プログラムのフローチャートである。尚、図9にフローチャートで示される各プログラムはパチスロ機1が備えているROM42やRAM43に記憶されており、メインCPU41により実行される。
図9に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は役抽選処理を行う。役抽選処理では、先ず抽選用の乱数が抽出され、続いて、一遊技監視タイマをセットし、現在の遊技状態を判断するための遊技状態監視処理を行う。次に、確率抽選処理を行い、抽出された乱数値と遊技状態監視処理で判断した現在の遊技状態に対応した確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役を決定する。
次に、S2では停止制御テーブル選択処理を行い、更に、遊技開始時の送信処理としてスタートコマンドを副制御回路82に送信する(S3)。この後、リール回転開始用に初期化を行う(S4)。
続いて、CPU41は電源供給制御基板33を介して電磁石30L、30C、30Rへと供給する励磁電流に基づく励磁極性の可変制御を開始する(S5)。その際、電磁石30L、30C、30Rには、内部に設置された励磁コイルに対して電流が流れる方向に基づいて、永久磁石29に対向してS極又はN極の励磁極性が励磁される。
以下に、図10及び図11を用いてリール3L、3C、3Rの内、特にリール3Lの回転動作について説明する。
先ず、図10に示すように電磁石30Lと吸引又は反発の対象となる永久磁石29との相対的な位置関係について、永久磁石29が電磁石30Lの下方に位置する場合には、電磁石30Lをリールドラム24Lの外側がS極、内側がN極となるように励磁させる。その結果、電磁石30Lの下方に位置する永久磁石29のN極が電磁石30LのS極に、電磁石30Lの下方に位置する永久磁石29のS極が電磁石30LのN極に、それぞれ吸引される。それによって、リールドラム24Lは正回転方向(図10の反時計周り方向)に回転される。
次に、図11に示すように電磁石30Lと吸引又は反発の対象となる永久磁石29との相対的な位置関係について、永久磁石29が電磁石30Lの上方に位置する場合には、電磁石30Lをリールドラム24Lの外側がN極、内側がS極となるように励磁させる。その結果、電磁石30Lの上方に位置する永久磁石29のN極が電磁石30LのN極に、電磁石30Lの上方に位置する永久磁石29のS極が電磁石30LのS極によって、それぞれ反発される。それによって、リールドラム24Lは正回転方向(図11の反時計周り方向)に回転される。
即ち、電磁石30Lに対して励磁させる励磁極性をS極とN極との間で所定のタイミングで可変させることによって、リールドラム24Lを正回転方向に連続して回転させることが可能となる。
続いて、S6でCPU41は、ストップボタン11L、11C、11Rがオンされたかどうかを判断し、ストップボタンがオンの場合には(S6:YES)には、S8に移行する。一方、ストップボタンがオフの場合(S6:NO)には、自動タイマの値は0かどうかを判断する(S7)。そして、自動タイマの値が0である場合(S7:YES)には、S8に移行し、一方、自動タイマの値が0でない場合(S7:NO)にはS6に戻る。
次に、S8においては、当選要求(内部当選役のこと)、図柄位置(停止操作時におけるリールの回転位置)、選択されている停止制御テーブル等から回転原点からのリール停止位置を換算する。そして、その換算結果と磁気センサ32L、32C、32Rで検出したリールドラム24L、24C、24Rの回転原点とに基づいて滑りコマ数を決定する(S9)。
また、S10では電磁石30L、30C、30Rへの電力供給制御に基づいて、前記S9の処理で決定された滑りコマ数分、リールを回転させる。次に、押下されたストップボタン11L、11C、11Rに対応するリールの停止要求をセットし(S11)、副制御回路82にリール停止コマンドを送信する(S12)。その結果、リールが抽選結果とストップボタン11L、11C、11Rを押したタイミングに基づく所望の位置に停止される。
ここで、図12はリール3L、3C、3Rの内、特にリール3Lの停止動作を説明した説明図である。図12に示すようにリール3Lを停止させる際には電磁石30Lと吸引又は反発の対象となる永久磁石29とが対向した状態で、電磁石30Lをリールドラム24Lの外側がS極、内側がN極となるように励磁させる。その結果、電磁石30Lに対向して位置する永久磁石29のN極が電磁石30LのS極に、電磁石30Lに対向して位置する永久磁石29のS極が電磁石30LのN極に、それぞれ吸引される。それによって、リールドラム24Lは安定点となって回転を停止する。尚、停止した際には電磁石30Lに対向する永久磁石29の回転軸37に対して対称に位置する図柄が、パチスロ機1の正面位置に停止表示されることとなる。
その後、S13においては、全てのリールが停止したどうかを判断し、全てのリールが停止した場合(S13:YES)には、当該リール回転制御処理を終了する一方、全てのリールが停止していない場合(S13:NO)にはS6に戻る。
以上説明した通り本実施形態に係るパチスロ機1では、リール3L、3C、3Rのリールドラム24L、24C、24Rの外周面に永久磁石29を所定感覚で配置し、最もパチスロ機1の背面側に位置する永久磁石29に対向して配置された電磁石30L、30C、30Rに供給する励磁電流を制御することにより、電磁石30L、30C、30Rに励磁させる励磁極性を可変させてリール3L、3C、3Rの回転制御及び停止制御を行うので、メカ式のリールでありながらもリールドラム24L、24C、24Rの内部に広いスペースを確保することを可能とするとともに、簡易且つ小型のユニットによりリール3L、3C、3Rの回転及び停止制御を行うことが可能となる。
また、リール帯26L、26C、26Rをリールドラム24L、24C、24Rの内部から照明するLED収納用回路基板28L、28C、28Rと、リールドラムの回転軸37と、電磁石30L、30C、30Rが同一直線L(図5参照)上に位置するので、リール構造を簡易な構造とすることができるとともに、リールユニットの小型化が可能となる。
また、永久磁石29は、リール帯26L、26C、26Rに配置された所定の図柄(例えば、「赤7」の図柄100)とその図柄の上方に位置する図柄(例えば、「Replay(JAC)」の図柄105)との境界である境界線39と、リール帯26Lに配置された所定の図柄(例えば、「赤7」の図柄100)とその図柄の下方に位置する図柄(例えば、「チェリー」の図柄106)との境界である境界線39と、の間に配置されるので、リール帯26L、26C、26Rに配設された図柄の内、パチスロ機1の正面で遊技者に視認可能に表示される図柄と永久磁石29との対応付けが容易となる。従って、リール3L、3C、3Rの駆動源として電磁石30L、30C、30Rと永久磁石29を用いた場合であっても、回転するリール3L、3C、3Rを所望の図柄がパチスロ機1の正面に表示される位置に停止制御することが容易に可能となる。
また、リールドラム24L、24C、24Rに配置される原点検出用磁石31を磁気センサ32L、32C、32Rで検出することに基づいてリールドラム24L、24C、24Rの回転原点を検出し、回転中の前記リールドラム24L、24C、24Rを所望の位置に停止させるので、簡易な構造によりリールドラム24L、24C、24Rの回転原点を検出することが可能となるとともに、リールユニットの小型化が可能となる。
更に、境界線39の間に永久磁石29が配置されるようにリール帯26L、26C、26Rをリールドラム24L、24C、24Rに対して取り付ける際の取り付け位置を示すマーク38を設けているので、パチスロ機1の製造時において、容易にリールドラム24L、24C、24Rの適切な位置にリール帯26L、26C、26Rを取り付けることができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施形態に係るのパチスロ機1では、電磁石30L、30C、30Rを各リール3L、3C、3Rに対して一箇所ずつ設けているが、各リール3L、3C、3Rに対して2箇所以上に設けるようにしても良い。
また、本実施形態ではリール帯26L、26C、26Rに配置された図柄の境界線39の間に永久磁石29が1個ずつ配置されるように構成されているが、境界線39を永久磁石29が跨ぐように配置されなければ良く、例えば、境界線39の間に永久磁石29が2個若しくは3個以上ずつ配置されるように構成しても良い。
また、本実施形態ではリール帯26L、26C、26Rをリールドラム24L、24C、24Rに対して適正な位置に取り付けるためのマーク38をリールドラム24L、24C、24Rの側面に形成しているが、マーク38の代わりに取り付け位置が印刷されたラベルをリールドラム24L、24C、24Rに貼り付けるようにしても良い。
本実施形態に係るパチスロ機の斜視図である。 パネル表示部、液晶表示部及び固定表示部を拡大して示す説明図である。 キャビネット内部に配置された各リールを拡大して示す正面図である。 リールの内部構造を示す斜視図である。 リールの右側面からリールの構造を模式的に示した図である。 各リールの外周面に装着されるリール帯に描かれた図柄列の例を示す模式図である。 本実施形態に係るパチスロ機における主制御回路のブロック図である。 本実施形態に係るパチスロ機における副制御回路のブロック図である。 本実施形態に係るパチスロ機が実行するリール回転制御処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るパチスロ機のリールの回転動作を示した説明図である。 本実施形態に係るパチスロ機のリールの回転動作を示した説明図である。 本実施形態に係るパチスロ機のリールの停止動作を示した説明図である。
符号の説明
1 パチスロ機
2 キャビネット
3L、3C、3R リール
24L、24C、24R リールドラム
26L、26C、26R リール帯
28L、28C、28R LED収納用回路基板
29 永久磁石
30L、30C、30R 電磁石
31 原点検出用磁石
32L、32C、32R 磁気センサ
38 マーク
39 境界線
41 CPU
42 ROM
43 RAM

Claims (4)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸に対して回転可能に支持されるリールドラムと、
    前記リールドラムの外周面に設けられるとともに複数の図柄が配設されたリール帯と、を有する遊技機であって、
    前記リールドラムの外周に所定間隔で配置される永久磁石と、
    前記リールドラムに配置された前記永久磁石の内、遊技機背面側に位置する永久磁石に対向して配置される電磁石と、
    前記電磁石に励磁させる励磁極性を可変制御することにより前記リールドラムを回転及び停止させる励磁制御手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記リール帯を前記リールドラムの内側から照明する照明手段を有し、
    前記照明手段と前記回転軸と前記電磁石とが直線上に位置することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記リール帯に配設された第1図柄と前記第1図柄の一方に隣接して配設された第2図柄との間に設けられる第1境界線と、
    前記第1図柄と第1図柄の他方に隣接して配置された第3図柄との間に設けられる第2境界線と、を備え、
    前記永久磁石は前記第1境界線と前記第2境界線の間に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記リールドラムには前記永久磁石が前記第1境界線と前記第2境界線との間に配置されるように前記リール帯を前記リールドラムの外周面に取り付けるための取り付け位置を特定する特定手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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