JP2007117403A - チェスト - Google Patents
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Abstract
【課題】引出の操作性を向上することができるチェストを提供する。
【解決手段】チェスト本体12を構成するフレーム11に引出13を出し入れ自在に収容する。フレーム11の下部側壁面51の内側面にフレーム側ローラー65を備えたフレーム側レール52を固定する。前記引出13の側面101に、前記フレーム側ローラー65に支持される側方に突出した引出側レール111を一体形成する。前記フレーム側レール52を、金属で形成する。
【選択図】図7
【解決手段】チェスト本体12を構成するフレーム11に引出13を出し入れ自在に収容する。フレーム11の下部側壁面51の内側面にフレーム側ローラー65を備えたフレーム側レール52を固定する。前記引出13の側面101に、前記フレーム側ローラー65に支持される側方に突出した引出側レール111を一体形成する。前記フレーム側レール52を、金属で形成する。
【選択図】図7
Description
本発明は、衣類や小物などを収容するチェストに関する。
従来、衣類や小物などを収納する際には、チェストが用いられていた。
このチェストは、チェスト本体と、該チェスト本体に引き出し自在に収容される引出とによって構成されている。
前記引出は、合成樹脂で形成されており、上方に開口した矩形容器状に形成されている。また、前記チェスト本体を形成するフレームも合成樹脂で形成されており、軽量化が図られている。
しかしながら、このようなチェストにおいては、引出に収容物を収容した際に、フレームと引出との摺接抵抗によって引出が出し入れし難くなることがあった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、引出の操作性を向上することができるチェストを提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のチェストにあっては、チェスト本体を構成するフレームに引出が出し入れ自在に収容されたチェストにおいて、前記フレームの側壁の内側面にフレーム側ローラー及びフレーム側レールを設ける一方、前記引出に前記フレーム側ローラーに支持される支持片を突出形成した。
すなわち、チェスト本体を構成するフレームの側壁の内側面には、フレーム側ローラー及びフレーム側レールが設けられており、引出には、前記フレーム側ローラーに支持される支持片が突出形成されている。
このため、前記引出の前記支持片が、前記フレームに設けられた前記フレーム側ローラーによって転動自在に支持されることにより、前記引出の出し入れが容易に行われる。
このとき、前記引出からの荷重を受ける前記フレームには、フレーム側レールが延設されており、該フレーム側レールによって当該フレームは補強される。このため、前記荷重によるフレームの変形が防止される。
また、請求項2のチェストにあっては、前記フレーム側レールは硬質である。
これにより、フレーム側レールによるフレームの補強効果が高められる。
さらに、請求項3のチェストでは、前記フレーム側レールを金属で構成するとともに、当該フレーム側レールに前記フレーム側ローラーを設けた。
これにより、フレーム側レールによるフレームの補強効果がさらに高められる。
また、前記フレーム側レールを取り付けるだけで、前記フレーム側ローラーが前記フレームに取り付けられる。
以上説明したように、本発明の請求項1のチェストにあっては、チェスト本体を構成するフレームの内側面に、フレーム側ローラー及びフレーム側レールを設けるとともに、引出に、前記フレーム側ローラーに支持される支持片を突出形成することで、前記引出の前記支持片を、前記フレームに設けられた前記フレームローラーによって転動自在に支持することができる。
これにより、前記引出の出し入れを容易に行うことができ、引出の操作性を向上することができる。
このとき、前記引出からの荷重を受ける前記フレームには、フレーム側レールが延設されており、該フレーム側レールによって当該フレームを補強することができる。このため、前記荷重によるフレームの不用意な変形を防止することができる。
また、請求項2のチェストにあっては、フレーム側レールを硬質とすることで、前記フレーム側レールによる前記フレームの補強効果を高めることができる。
さらに、請求項3のチェストでは、フレーム側レールを金属で構成するとともに、当該フレーム側レールにフレーム側ローラーを設けたので、フレーム側レールによるフレームの補強効果を、さらに高めることができる。
また、前記フレーム側レールを前記フレームに取り付けるだけで、前記フレーム側ローラーを前記フレームに取り付けることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるチェスト1を示す図であり、該チェスト1は、衣類や小物などを収納するものである。
このチェスト1は、図2にも示すように、フレーム11を形成するチェスト本体12と、該チェスト本体12に設けられた矩形容器状の引出13,13とによって構成されている。
前記チェスト本体12を形成する前記フレーム11は、上下に連結された二つフレーム構成部材21,21によって構成されており、下段のフレーム構成部材21の底面22裏側には、キャスター23,・・・が四隅に設けられている。上段のフレーム構成部材21には、天板24が設けられており、両フレーム構成部材21,21間及び上段のフレーム構成部材21と前記天板24間には、前記引出13,13が引き出し自在に保持されている。
前記フレーム構成部材21は、合成樹脂で形成されており、当該フレーム構成部材21は、図3に示すように、中央部に矩形開口部31が形成された長方形状の底板部32と、該底板部32の四隅に一体形成された支柱33,・・・とによって構成されている。
該支柱33は、図4にも示すように、四角柱状に形成されており、前記底板部32に起立した支柱本体41と、該支柱本体41の上端部に設けられた挿入部42とによって一体形成されている。該挿入部42は、前記支柱本体41より小径に形成されており、前記挿入部42が起立した前記支柱本体41の上端には、段差部43が形成されている。下段のフレーム構成部材21の支柱33の挿入部42は、図1及び図2に示したように、上段のフレーム構成部材21の支柱33下部に挿入された状態で固定されており、上段のフレーム構成部材21の支柱33の挿入部42は、前記天板24に挿入された状態で固定されている。
前記フレーム構成部材21における前後の支柱33,33間には、下部側壁面51がその下部に一体形成されており、該下部側壁面51には、前方Fの支柱33から後方Rの支柱33までの間に、図4にも示すように、フレーム側レール52が固定されている。
このフレーム側レール52は、前記フレーム11より硬質の金属によって形成されており、該フレーム側レール52は、図4及び図5にも示すように、側面部61と天面部62とからなる断面L字状に形成されており、前記側面部61には、前記フレーム構成部材21の下部側壁面51の内側面に設けられた固定部63,・・・に固定される固定爪64,・・・が切り起こされている。前記側面部61の端部には、金属製のフレーム側ローラー65が回転自在に支持されており、該フレーム側ローラー65が位置する前記天面部62の端部には、切欠部66が設けられている。
また、このフレーム側レール52が取り付けられた前記フレーム構成部材21には、図4に示したように、前記フレーム側レール52の前記天面部122に対向した前記底板部32の対向部位が下方ガイド部71を構成するように構成されている。
このフレーム構成部材21の左右の支柱33,・・・間に保持される前記引出13は、合成樹脂によって形成されており、図6にも示すように、上方が開口した矩形容器状に形成されている。この引出13は、上下方向に型開きされる金型によって成形されており、左右の側面101,101の横幅寸法及び前面102並びに後面103の奥行き寸法は、抜き勾配によって下方へ向かうに従って小さくなるように形成されている。これにより、対向した左右の側面101,101と、対向した前面102及び後面103は傾斜するとともに、内径寸法が上方へ向かうに従って広がるように設定されており、引出13,13同士を重ねて保管できるように構成されている。
この引出13には、各側面101,101の下部には、前記フレーム11に設けられた前記フレーム側レール52の前記フレーム側ローラー65に支持される側方へ向けて延出した支持片としての引出側レール111が一体形成されている。該引出側レール111は、当該引出13の前端から後端へ向けて延設されており、当該引出側レール111より後部に残存するスペースには、金属製の引出側ローラー112が回転自在に設けられている。なお、この引出側ローラー112は、引出13と別体に構成して後付したり、引出13成型時にインサート成型することができる。
これにより、図7に示すように、前記引出13より側方に突出した前記引出側ローラー112は、前記フレーム構成部材21に設けられた前記フレーム側レール52の天面部62に案内される一方、前記フレーム構成部材21に設けられたフレーム側レール52のフレーム側ローラー65は、前記引出13に設けられた前記引出側レール111に案内されるように構成されている。
そして、前記フレーム11から前記引出13を引き出す際には、前記フレーム構成部材21に設けられた前記フレーム側ローラー65が前記引出13に設けられた前記引出側レール111を支持する一方、前記引出13が当該引出13の荷重によって前のめりになった際には、該引出13に設けられた前記引出側ローラー112が前記フレーム構成部材21に設けられた前記フレーム側レール52に支持されるように構成されている(図示省略)。さらに、前記引出13を引き出した際には、図11に示すように、前記引出側ローラー112が前記フレーム側レール52から離脱することによって、当該引出13をチェスト本体12から取り出せるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、チェスト本体12を構成するフレーム11の下部側壁面51の内側面には、フレーム側ローラー65を備えたフレーム側レール52が設けられており、引出13には、前記フレーム側ローラー65に支持される引出側レール111が突出形成されている。
このため、前記引出13の前記引出側レール111が、前記フレーム11に設けられた前記フレーム側ローラー65によって転動自在に支持されることにより、前記引出13の出し入れを容易に行うことができ、引出13の操作性を向上することができる。
このとき、前記引出13からの荷重を受ける前記フレーム11には、フレーム側レール52が延設されており、該フレーム側レール52によって当該フレーム11を補強することができる。このため、前記荷重による前記フレーム11の不用意な変形を防止することができる。
また、前記フレーム側レール52は、前記フレーム11より硬質な部材で形成されており、前記フレーム側レール11による前記フレーム11の補強効果を高めることができる。
さらに、前記フレーム側レール52は、金属で形成されている。このため、前記フレームの補強効果を、さらに高めることができる。
そして、前記フレーム側レール52を取り付けるだけで、前記フレーム側ローラー65を前記フレーム11に取り付けることができる。
1 チェスト
11 フレーム
12 チェスト本体
13 引出
32 底板部
51 下部側壁面
52 フレーム側レール
65 フレーム側ローラー
111 引出側レール
112 引出側ローラー
11 フレーム
12 チェスト本体
13 引出
32 底板部
51 下部側壁面
52 フレーム側レール
65 フレーム側ローラー
111 引出側レール
112 引出側ローラー
Claims (3)
- チェスト本体を構成するフレームに引出が出し入れ自在に収容されたチェストにおいて、
前記フレームの側壁の内側面にフレーム側ローラー及びフレーム側レールを設ける一方、前記引出に前記フレーム側ローラーに支持される支持片を突出形成したことを特徴とするチェスト。 - 前記フレーム側レールは硬質であることを特徴とした請求項1記載のするチェスト。
- 前記フレーム側レールを金属で構成するとともに、当該フレーム側レールに前記フレーム側ローラーを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のチェスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005313649A JP2007117403A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | チェスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005313649A JP2007117403A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | チェスト |
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JP2007117403A true JP2007117403A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38141894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005313649A Pending JP2007117403A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | チェスト |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007117403A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0339493A (ja) * | 1989-07-07 | 1991-02-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 水電解装置 |
JP2002058555A (ja) * | 2000-08-17 | 2002-02-26 | Eita Kigyo Yugenkoshi | 組立式ラック用スライドバスケットの位置決め構造 |
-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005313649A patent/JP2007117403A/ja active Pending
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