JP2007116408A - マルチホップ無線通信システムとその基地局及び無線端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基地局BSから各無線端末ST1〜ST4に対し基地局BSのシステム時刻を初期設定すると共に、基地局BSと各無線端末ST1〜ST4との間の時刻ずれ及び時間経過による同期ずれの拡がりをそれぞれ検出して、その結果をもとに間欠動作パラメータとしての待機時間及び待受け時間を計算して各無線端末ST1〜ST4に設定する。そして、以後この設定された間欠動作パラメータに従い、基地局BSから各無線端末ST1〜ST4に対しデータ取得コマンドを送信して、各水位計SS1〜SS4の水位データを収集する。
【選択図】図1
Description
上記基地局に、上記複数の無線端末に自局の基準時刻に同期した時刻を設定する時刻設定手段と、間欠動作パラメータの通知手段とを備える。そして、この間欠動作パラメータ通知手段により、上記基準時刻と前記複数の無線端末に設定された時刻との同期ずれを考慮して間欠動作パラメータを決定し、この決定された間欠動作パラメータを前記複数の無線端末に通知する。
第1の構成は、上記間欠動作パラメータが、少なくとも無線通信動作を停止する待機時間と、無線通信動作を可能とする待受け時間とにより表される場合に、複数の無線端末に基準時刻に同期した時刻が設定された状態で、基地局から各無線端末に対し時刻取得コマンドを送信して、各無線端末から上記時刻取得コマンドの受信時刻が挿入されたレスポンスを受信する。そして、上記時刻取得コマンドを送信した時刻と、上記レスポンスを受信した時刻と、当該レスポンスに挿入された時刻とをもとに、基地局と各無線端末との間の同期ずれをそれぞれ検出すると共に、上記時刻取得コマンドの送信時刻と、上記複数の無線端末のうち基地局から最も遠い無線端末から返送されるレスポンスの受信時刻とから、最大伝送時間を検出する。そして、上記検出された同期ずれの最大値と、上記検出された最大伝送時間との和を求め、この和の値より大きい値に上記待受け時間を決定して、この決定された待受け時間及び待機時間を設定コマンドに挿入して上記複数の無線端末に通知するものである。
このようにすれば、実際に測定した基地局と各無線端末との間の伝送遅延による同期ずれを考慮して、各無線端末の待受け時間を最適な値に設定することができる。
このようにすれば、各無線端末の計時時刻の経時又は経年変化に追従して、待受け時間を常に最適な値に保持することができ、これにより各無線端末は常に安定性の高い間欠動作を行うことが可能となる。
T<(Tr−dTmax)/dT
の関係を満たす時間間隔Tで、各無線端末の時刻を更新するための時刻同期コマンドを送信するようにしたものである。
このようにすれば、基地局と各無線端末との間の同期ずれを常に一定範囲内に保つことが可能となり、これにより同期ずれによるコマンド等の中継転送動作に支障が生じないようにすることができる。
このようにすれば、中継転送順序が最後尾に設定されている無線端末から返送されるレスポンスが基地局に転送されるまでの間に、すべての無線端末において計時時刻を更新することが可能となる。
このようにすれば、中継転送順序が最後尾に設定されている無線端末から返送されるレスポンスが基地局に転送されるまでの間に、無線端末ごとに時刻同期コマンドが受信されてからそのレスポンスが受信されるまでの時間が検出されて、この伝送時間が反映された時刻をもとに各無線端末の計時時刻が更新される。
このようにすれば、例えば各無線端末においてそれぞれ取得されたセンサの測定データが、個別に基地局へ伝送されるのではなく、最後尾の無線端末が送信する返信メッセージに順次挿入されて一括して基地局に転送される。このため、短い待受け時間内においてすべての無線端末のデータを効率良く基地局へ伝送することが可能となる。
図1は、この発明に係わるマルチホップ無線通信システムの第1の実施形態を示す概略構成図である。
このシステムは、河川の水位を複数の監視対象場所で測定し、その測定データをマルチホップ無線通信方式により監視センタへ伝送するもので、上記各監視対象場所にはそれぞれ水位計SS1〜SS4及び無線端末ST1〜ST4が設置される。これらの無線端末ST1〜ST4の設置間隔は、隣接する無線端末同士が直接無線通信可能な範囲内となるように設定される。また、上記無線端末ST1〜ST4のうち無線端末ST1と通信可能な位置には基地局BSが設置される。なお、上記水位計SS1〜SS4及び無線端末ST1〜ST4の設置台数は、4台に限るものではなく、2台又は3台であっても、さらには5台以上であってもよい。
すなわち、基地局BSは中央制御部21を備え、この中央制御部21には無線通信部22、ネットワークインタフェース部23、データ記録部24及びクロック部25がそれぞれ接続される。
間欠動作パラメータ初期設定機能は、基地局BSの間欠動作パラメータ設定制御機能と協働して自端末のパラメータを設定するもので、クロック部35に対し時刻を初期設定する処理と、初期設定された時刻を基地局BSに通知する処理と、基地局から通知された間欠動作パラメータをデータ記録部33に記憶させる処理を実行する。
上記基地局BSと無線端末ST1〜ST4との間で送受信されるコマンドは次のように構成される。図4はそのデータフォーマットを示す図である。すなわち、コマンドは、コマンドの始めを示すデリミタ(BOF)41と、送信元無線端末ID(SourceID)42と、送信先無線端末ID(DestinationID)43と、コマンド部(CMD)44と、データ格納部(DATA)45と、コマンドの終わりを示すデリミタ(EOF)46とから構成される。
当該システムを最初に起動するとき、基地局BS及び全ての無線端末ST1〜ST4の電源を投入した状態で、水位監視用端末PCからの指示に従い、先ず基地局BSから各無線端末ST1〜ST4へ時刻同期コマンドを送信し、これにより各無線端末ST1〜ST4に基地局BSの時刻を初期設定する。次に、この時刻の初期設定が成功した後に、基地局BSは自局と無線端末ST1〜ST4との同期ずれを確認するために時刻取得コマンドを送信し、この結果をもとに無線端末ST1〜ST4の待受け時間を設定する。さらに、一定時間後(例えば1時間後)に再度時刻取得コマンドを送信し、この一定時間における同期ずれの広がりを確認する。そして、この同期ずれが一定の値以上に広がらないような時刻同期コマンドの送信間隔、つまり動作待機時間を計算し、その後はこの時間間隔で周期的に時刻同期コマンドを送信する。
(1)時刻の初期設定
図11は基地局BSが時刻同期コマンドを送信したときのシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図、図12は無線端末ST1〜ST4が時刻同期コマンドを受信してから中継先に当該コマンドを転送するまでの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
基地局BSから送信されたコマンドの中継転送は、無線端末ST1、ST2、ST3、ST4の順番で行われ、この順番を表す情報は予め各無線端末ST1〜ST4のデータ記録部33に記憶されている。
図13は基地局BSが時刻取得コマンドを送信したときのシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図、図14は無線端末ST1〜ST4が時刻取得コマンドを受信してから中継先に当該コマンドを転送するまでの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
上記時刻同期コマンドの送信に対し、中継順序の最後尾に位置する無線端末ST4からの成功レスポンスを受信すると、基地局BSは続いて時刻ずれの確認手順を以下のように実行する。
T1=(Ts1−Tb0)−(Tb1−Tb0)/2 (1)
なる計算式により計算し、この計算により得られた時刻ずれT1を無線端末ST1のIDに対応付けてデータ記録部24に格納する。
Tn=(Tsn−Tb0)−(Tbn−Tb0)/2 (2)
により計算することができ、この計算された各無線端末ST1〜STnとの間の同期ずれT1〜Tnは全て基地局BSのデータ記録部24に格納される。
dTmax =Tmax +(Tbn−Tb0) (3)
Tr>dTmax (4)
なる関係を満たすように設定しないと、基地局BSから送信されたコマンドを受信できなくなる可能性がある。
dTmax=MAX(T1,T2,T3,T4)+(Tb4−Tb0) (5)
そして、このdTmaxをもとに基地局BSは、例えばdTmax+5[秒]というような値に待受け時間Trを決定する。なお、待機時間の初期値としては、希望する水位データの測定インターバルに応じて、例えば1時間に決定する。
上記各無線端末ST1〜ST4に対する待受け時間及び待機時間の設定終了後、上記待機時間(1時間)が経過すると、基地局BSは時刻取得コマンドを再送信して各無線端末ST1〜STnから時刻を取得し、この取得した時刻をもとに基地局BSと各無線端末ST1〜ST4との間の同期ずれT1’〜Tn’をそれぞれ算出する。そして、前回の初期同期ずれT1〜Tnと今回の同期ずれT1’〜Tn’との差の最大値dTを、
dT=MAX(T1’−T1,T2’−T2,T3’−T3,T4’−T4)
により計算する。
Tr>dTmax+dT*T
ただし、上記(4)式の関係が常に保たれるためには、少なくとも次式に示す間隔T[h]で基地局BSは時刻同期コマンドを送信する必要がある。
T<(Tr−dTmax)/dT (6)
基地局BSは、上記補正された待受け時間Trを設定コマンドのデータ部に格納して各無線端末ST1〜STnへ送信する。各無線端末ST1〜STnは、上記設定コマンドを受信すると、そのデータ部に格納されている補正された待受け時間Trを取り出し、データ記録部33に記憶されている待受け時間Trを上記補正された待受け時間Trに更新する。なお、上記設定コマンドの送信時の動作についても詳細は後述する。
図15は基地局BSがデータ取得コマンドを送信したときのシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図、図16は無線端末ST1〜STnがデータ取得コマンドを受信してから中継先に当該コマンドを転送するまでの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
図17は基地局BSが設定コマンドを送信したときのシステム全体の動作を説明するためのシーケンス図、図18は無線端末ST1〜ST4が設定コマンドを受信してから中継先に当該受信コマンドを転送するまでの処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
上記設定コマンドの送信要求を受け取ると基地局BSは、クロック部25から現在時刻を取得し、この現在時刻と無線端末ST1〜ST4に対し設定された待機時間とをもとに、無線端末ST1〜ST4が次に待受け状態になる時刻を計算する。そして、次に待受け状態になる時刻の到来に備えてデータ記録部23にコマンド送信スケジュールをセットする。なお、上記設定コマンドの送信指示を受け取ったときの時刻が、無線端末ST1〜ST4の待受け時間内だった場合には、ここでは設定コマンドの送信を行わずに次の待受け時間を待つようにする。
この発明の第2の実施形態は、基地局が各無線端末の計時時刻を更新する際に、中継転送順序が最後尾に設定されている無線端末から返送されるレスポンスが基地局に転送されるまでの間に、すべての無線端末において計時時刻を更新するようにしたものである。
前記第1の実施形態と同様に、基地局BSから送信されたコマンドの中継転送は、無線端末ST1、ST2、ST3、ST4の順番で行われ、この順番を表す情報は予め各無線端末ST1〜ST4のデータ記録部33に記憶されている。
この発明の第3の実施形態は、基地局が各無線端末の計時時刻を更新する際に、中継転送順序が最後尾に設定されている無線端末から返送されるレスポンスが基地局に転送されるまでの間に各無線端末の時刻を更新すると共に、無線端末ごとに時刻同期コマンドが受信されてからそのレスポンスが受信されるまでの時間を検出して、この伝送時間を反映した時刻をもとに各無線端末の計時時刻を更新するようにしたものである。
無線端末ST1は、基地局BSから送信された時刻同期コマンドをステップ21aで受信すると、ステップ21bによりDestinationID=1であることを確認し、そうでない場合にはステップ21cにより上記受信したコマンドを廃棄する。これに対しDestinationID=1の場合には、ステップ21dにより上記時刻同期コマンドの受信時刻Ts0をクロック部35から取得してこれをデータ記録部33に格納する。またそれと共に、ステップ21eにより上記受信された時刻同期コマンドのデータ部から基地局BSの時刻情報Tbを取得し、この取得した時刻情報Tbをステップ21fによりデータ記録部33に格納する。
Tb+(Ts1−Ts0)
として計算する。そして、ステップ21qにより、クロック部35の計時時刻を上記計算された時刻に更新する。以後同様に、無線端末ST2,ST1においても、成功レスポンスを受信すると、当該成功レスポンスの転送処理と、上記Tb+(Ts1−Ts0)の計算処理と、この計算結果に基づくクロック部35の計時時刻の更新処理が実行される。
前記実施形態では、センサとして水位計SS1〜SS4を設けてその水位データを収集する場合を例にとって説明した。しかし、それに限定されるものではなく、温度センサ、湿度センサ、照度センサ及びガスセンサなどのその他のセンサを単独で設けるか、又はこれらのセンサを組み合わせて複合センサを構成し、このセンサから測定データを収集するようにしてもよい。
さらに、前記各実施形態ではセンサの測定データを複数の無線端末から基地局へ伝送する場合を例にとって説明したが、センサの測定データ以外に各無線端末又はこれに接続されるコンピュータやデータ蓄積装置の蓄積データを基地局へ伝送する場合にも、この発明は適用可能である。
要するにこの発明は、上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
Claims (9)
- 隣接するもの同士で無線通信が可能な状態に配置される複数の無線端末と、これらの無線端末の一つと無線通信が可能な状態に設置される基地局とを具備し、前記基地局と前記複数の無線端末との間でマルチホップ無線通信を行うマルチホップ無線通信システムであって、
前記基地局は、
前記複数の無線端末に自局の基準時刻に同期した時刻を設定する時刻設定手段と、
前記基準時刻と前記複数の無線端末に設定された時刻との同期ずれを考慮して間欠動作パラメータを決定し、この決定された間欠動作パラメータを前記複数の無線端末に通知する通知手段と、
前記現在時刻と前記決定された間欠動作パラメータに基づいて、前記複数の無線端末との間のマルチホップ無線通信の実行タイミングを制御する手段と
を備え、
前記複数の無線端末は、
前記基地局により設定された時刻を基準に計時動作を行う計時手段と、
前記基地局から通知された間欠動作パラメータを記憶する設定情報記憶手段と、
前記計時時刻と前記記憶された間欠動作パラメータに基づいて、前記マルチホップ無線通信の実行タイミングを制御する間欠動作制御手段と
を備えることを特徴とするマルチホップ無線通信システム。 - 前記間欠動作パラメータが、少なくとも無線通信動作を停止する待機時間と、無線通信動作を可能とする待受け時間とにより表される場合に、
前記基地局の通知手段は、
前記複数の無線端末に基準時刻に同期した時刻が設定された状態で、前記複数の無線端末に対し時刻取得コマンドを送信して、当該各無線端末からそれぞれ前記時刻取得コマンドを受信した時刻が挿入されたレスポンスを受信する手段と、
前記時刻取得コマンドを送信した時刻と、前記レスポンスを受信した時刻と、当該レスポンスに挿入された時刻とをもとに、基地局と各無線端末との間の同期ずれをそれぞれ検出する第1の検出手段と、
前記時刻取得コマンドの送信時刻と、前記複数の無線端末のうち基地局から最も遠い無線端末から返送されるレスポンスの受信時刻とから、最大伝送時間を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段により検出された同期ずれの最大値と、前記第2の検出手段により検出された最大伝送時間との和を求め、この和の値より大きい値に前記待受け時間を決定する手段と、
前記決定された待受け時間及び待機時間を設定コマンドに挿入して前記複数の無線端末に通知する手段と
を有することを特徴とする請求項1記載のマルチホップ無線通信システム。 - 前記基地局の通知手段は、
前記待受け時間の決定後、前記待機時間が経過した後に、前記複数の無線端末との間で時刻取得コマンドとそのレスポンスを送受信することにより基地局と各無線端末との間の同期ずれをそれぞれ再検出する第3の検出手段と、
前記第1の検出手段により検出された同期ずれと、前記第3の検出手段により再検出された同期ずれとの差の最大値を検出する第4の検出手段と、
前記第4の検出手段により検出された同期ずれの差の最大値をもとに前記和の値を補正し、この補正された和の値より大きい値となるように前記待受け時間を補正する手段と、
前記補正された待受け時間を設定コマンドに挿入して前記複数の無線端末に通知する手段と
を、さらに有することを特徴とする請求項2記載のマルチホップ無線通信システム。 - 前記基地局は、
前記待受け時間をTr、前記第1の検出手段により検出された同期ずれの最大値と前記第2の検出手段により検出された最大伝送時間との和をdTmax、前記第1の検出手段により検出された同期ずれと前記第3の検出手段により再検出された同期ずれとの差の最大値をdTとするとき、
T<(Tr−dTmax)/dT
の関係を満たす時間間隔Tで、前記複数の無線端末の時刻を更新するための時刻同期コマンドを送信するようにスケジューリングを行う手段を、さらに備えることを特徴とする請求項3記載のマルチホップ無線通信システム。 - 前記基地局の時刻設定手段は、
前記基地局の基準時刻を挿入した時刻同期コマンドを前記複数の無線端末へ送信する手段を有し、
前記複数の無線端末の計時手段は、
前記基地局から送信される時刻同期コマンドを予め定められた中継転送順序に従い順次転送する手段と、
前記時刻同期コマンドが受信された場合に、当該時刻同期コマンドから基地局の現在時刻を取り出して保持する手段と、
前記複数の無線端末のうち中継転送順序が最後尾に設定されている無線端末から返送されるレスポンスを、前記中継転送順序とは逆方向に順次転送する手段と、
前記レスポンスが受信された場合に、前記保持された基地局の現在時刻をもとに計時時刻を更新する手段と
を有することを特徴とする請求項1記載のマルチホップ無線通信システム。 - 前記基地局の時刻設定手段は、
前記基地局の基準時刻を挿入した時刻同期コマンドを前記複数の無線端末へ送信する手段を有し、
前記複数の無線端末の計時手段は、
前記基地局から送信される時刻同期コマンドを予め定められた中継転送順序に従い順次転送する手段と、
前記時刻同期コマンドが受信された場合に、当該時刻同期コマンドから基地局の現在時刻を取り出して保存する手段と、
前記複数の無線端末のうち中継転送順序が最後尾に設定されている無線端末から返送されるレスポンスを、前記中継転送順序とは逆方向に順次転送する手段と、
前記レスポンスが受信された場合に、前記時刻同期コマンドが受信されてから前記レスポンスが受信されるまでの時間を検出し、この検出された時間を前記保存された基地局の現在時刻に加えた時刻をもとに計時時刻を更新する手段と
を有することを特徴とする請求項1記載のマルチホップ無線通信システム。 - 前記基地局は、
データ取得コマンドを前記複数の無線端末へ送信する手段と、
前記データ取得コマンドに対する前記複数の無線端末からの返信メッセージを受信する手段と
を、さらに備え、
前記複数の無線端末は、
前記基地局から送信されるデータ取得コマンドを、予め定められた中継転送順序に従い順次転送する手段と、
前記データ取得コマンドが受信された場合に、前記基地局へ送信すべきデータを取得し保持する手段と、
自端末が中継転送順序の最後尾に位置づけられている場合に、前記取得し保持されたデータを挿入した前記返信メッセージを生成し、当該返信メッセージを返送する手段と、
前記最後尾の無線端末から返送された返信メッセージを、前記中継転送順序とは逆方向に順次転送する手段と、
前記返信メッセージが受信された場合に、前記取得し保持されたデータを当該返信メッセージに順次追加挿入する手段と
を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載のマルチホップ無線通信システム。 - 隣接するもの同士で無線通信が可能な状態に配置される複数の無線端末と、これらの無線端末の一つと無線通信が可能な状態に設置される基地局とを具備し、前記基地局と前記複数の無線端末との間でマルチホップ無線通信を行うマルチホップ無線通信システムで使用される前記基地局であって、
前記複数の無線端末に自局の基準時刻に同期した時刻を設定する手段と、
前記基準時刻と前記複数の無線端末に設定された時刻との同期ずれを考慮して間欠動作パラメータを決定する手段と、
前記決定された間欠動作パラメータを前記複数の無線端末に設定する手段と、
前記現在時刻と前記決定された間欠動作パラメータに基づいて、前記複数の無線端末との間のマルチホップ無線通信の実行タイミングを制御する手段と
を具備することを特徴とする基地局。 - 隣接するもの同士で無線通信が可能な状態に配置される複数の無線端末と、これらの無線端末の一つと無線通信が可能な状態に設置される基地局とを具備し、前記基地局と前記複数の無線端末との間でマルチホップ無線通信を行うマルチホップ無線通信システムで使用される前記無線端末であって、
前記基地局から通知される基準時刻を基準に計時動作を行う計時手段と、
前記基地局から通知される間欠動作パラメータを記憶する手段と、
前記計時時刻と前記記憶された間欠動作パラメータに基づいて、前記マルチホップ無線通信動作の実行タイミングを制御する手段と
を具備することを特徴とする無線端末。
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