JP2007116299A - キャビネット - Google Patents

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JP2007116299A
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Takashi Fujihata
崇 藤畑
Koichi Tsuda
孝一 津田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】締結用のネジの本数を低減しつつ、キャビネット全体を小型化できるキャビネット半体の締結構造を提供する。
【解決手段】キャビネット1は、第1のキャビネット半体2と第2のキャビネット半体3を突き合わせて構成され、各キャビネット半体2、3からは互いに相手側の半体に延びる突片20、30が突出している。両突片20、30は並んで配列され、両突片20、30の内側には、ネジ孔41が開設された中間部材4が設けられている。
各突片20、30は、相手側の突片30、20への対向側に切欠き21を形成し、両切欠き21、21は突き合わされて、ネジ孔41に螺合するネジ5が通る貫通孔31を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、一対のキャビネット半体を突き合わせて構成されるキャビネットに関し、具体的にはデジタルカメラのキャビネットに関する。
図4は、従来のデジタルカメラのキャビネット(1)の側面断面図である。キャビネット(1)は、第1のキャビネット半体(2)と第2のキャビネット半体(3)を上下に突き合わせて構成される。両キャビネット半体(2)(3)の内側には、板状の中間部材(4)が設けられ、両キャビネット半体(2)(3)は、中間部材(4)にネジ(5)(5)止めされる。しかし、これでは両キャビネット半体(2)(3)を中間部材(4)にネジ止めするのに、2本のネジ(5)(5)が必要であり、部品点数が多くなっていた。また、コスト上昇も招来する。
そこで、図5に示すように、両キャビネット半体(2)(3)を重ね合わせ、該重なり合った箇所に、ネジ止めし、1本のネジ(5)にて両キャビネット半体(2)(3)を締結する構成も知られている(特許文献1参照)。また、図6に示すように、両キャビネット半体(2)(3)に突片(20)(30)を設け、該突片(20)(30)を重ね合わせて、両突片(20)(30)の内側に位置する中間部材(4)に1本のネジ(5)にて締結する構成も考えられる。
特開平9−66950号公報
両キャビネット半体(2)(3)を重ね合わせた構成では、ネジ(5)の本数を低減できるが、その反面、重ね合わせた箇所(図6のL)が厚くなり、キャビネット(1)全体が大型化する問題がある。
本発明の目的は、締結用のネジ(5)の本数を低減しつつ、キャビネット(1)全体を小型化できるキャビネット半体(2)(3)の締結構造を提供することにある。
キャビネット(1)は、第1のキャビネット半体(2)と第2のキャビネット半体(3)を突き合わせて構成され、各キャビネット半体(2)(3)からは互いに相手側の半体に延びる突片(20)(30)が突出している。両突片(20)(30)は並んで配列され、両突片(20)(30)の内側には、孔(41)が開設された中間部材(4)が設けられている。
各突片(20)(30)は、相手側の突片(30)(20)への対向側に切欠き(21)を形成し、両切欠き(21)(21)は突き合わされて、孔(41)に螺合又は緊密に嵌まる止め具が通る貫通孔(31)を形成する。
孔(41)はネジ孔(41)であって、止め具はネジ(5)である。
両キャビネット半体(2)(3)をネジ(5)にて締結するには、両キャビネット半体(2)(3)を突き合わせて、突片(20)(30)を並べる。各突片(20)(30)の切欠き(21)(21)が合わさって、貫通孔(31)を形成する。貫通孔(31)にネジ(5)を通して、両突片(20)(30)の内側に位置する中間部材(4)にネジ(5)を螺合させる。両キャビネット半体(2)(3)はネジ(5)の頭部と中間部材(4)に挟持されて締結される。
本発明の構成では、従来のように、両キャビネット半体(2)(3)が重なる箇所がなく、その分、キャビネット(1)全体を小型化できる。また、締結するネジ(5)の本数は、両キャビネット半体(2)(3)を重ねる構成から変わらないから、コスト上昇には繋がらず、キャビネット(1)の外観の見映えも悪くならない。
以下、本発明の一実施例を図を用いて詳述する。
図1は、キャビネット(1)の全体斜視図であって、具体的にはデジタルカメラのキャビネット(1)である。キャビネット(1)は、第1のキャビネット半体(2)に、周知の液晶パネル(35)を具えた第2のキャビネット半体(3)を前後に突き合わせて構成される。両キャビネット半体(2)(3)は、側面に位置するネジ(5)にて締結される。両キャビネット半体(2)(3)は、アルミニウム製であるが、これに限定されない。
図2は、図1のキャビネット(1)の側面をA方向から見た斜視図であり、図3は、図2をB−B線を含む面にて破断した断面図である。第1のキャビネット半体(2)からは、第2のキャビネット半体(3)に向けて延びる突片(20)が突出し、第2のキャビネット半体(3)からは、第1のキャビネット半体(2)に向けて延びる突片(30)が突出している。両突片(20)(30)は並んで配列され、両突片(20)(30)の内側には、ネジ孔(41)が開設された板状の中間部材(4)が設けられている。
各突片(20)(30)は、側部であって相手側の突片(30)(20)への対向側に、半円状の切欠き(21)を形成している。切欠き(21)は開口を相手側の突片(30)(20)へ向け、両切欠き(21)(21)は突き合わされて、ネジ孔(41)に螺合するネジ(5)が通る円形の貫通孔(31)を形成する。中間部材(4)からは、前後に長い突起(40)(40)が外向きに突出し、該突起(40)は突片(20)(30)の端面に接する。
両キャビネット半体(2)(3)をネジ(5)にて締結するには、両キャビネット半体(2)(3)を突き合わせて、突片(20)(30)を並べる。各突片(20)(30)の切欠き(21)(21)が合わさって、貫通孔(31)を形成する。貫通孔(31)にネジ(5)を通して、両突片(20)(30)の内側に位置する中間部材(4)のネジ孔(41)にネジ(5)を螺合させる。両キャビネット半体(2)(3)はネジ(5)の頭部(50)と中間部材(4)に挟持されて締結される。
本例の構成では、従来のように、両キャビネット半体(2)(3)が重なる箇所がなく、その分、キャビネット(1)全体を小型化できる。また、締結するネジ(5)の本数は、両キャビネット半体(2)(3)を重ねる構成から変わらないから、コスト上昇には繋がらず、キャビネット(1)の外観の見映えも悪くならない。
ネジ(5)を中間部材(4)に螺合する際に、即ちネジ(5)を回転させて締め込む際に、切欠き(21)(21)の周端面にネジ(5)が接する。その結果、切欠き(21)(21)及び突片(20)(30)が互いに離れる向きに変形する虞れがあり、これでは両キャビネット半体(2)(3)の締結状態が不安定になる。
この点に鑑みて、中間部材(4)の突起(40)が、突片(20)(30)の端面に接している。ネジ(5)を螺合させる際に、突片(20)(30)が互いに離れる向きに変形せんとしても、突起(40)が、突片(20)(30)の端面に接しているから、切欠き(21)(21)及び/又は突片(20)(30)の変形が防止される。これにより、両キャビネット半体(2)(3)の締結状態を安定させることができる。
本例にあっては、両キャビネット半体(2)(3)はネジ(5)の頭部(50)と中間部材(4)に挟持されて締結されている。従って、両キャビネット半体(2)(3)を離す向きの力に対しては、締結力は稍弱い。但し、本例にあっては、キャビネット(1)はデジタルカメラのキャビネットであり、一般に使用中に両キャビネット半体(2)(3)を離す向きに力は加わりにくいと考えられる。従って、かかる両キャビネット半体(2)(3)の締結状態は有効である。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本例では、キャビネット(1)として、デジタルカメラのキャビネットを例示したが、これに限定されず、一対のキャビネット半体(2)(3)を突き合わせて構成されるキャビネットの全てについて有効である。
また、上記例では止め具として、ネジ(5)を例示したが、ネジ山のない釘や鳩目でもよい。
キャビネットの全体斜視図である。 図1のキャビネットの側面をA方向から見た斜視図である。 図2をB−B線を含む面にて破断した断面図である。 従来のキャビネットの側面断面図である。 別の従来のキャビネットの側面断面図である。 別の従来のキャビネットの側面断面図である。
符号の説明
(1) キャビネット
(2) 第1のキャビネット
(3) 第2のキャビネット
(4) 中間部材
(5) ネジ
(20) 突片
(21) 切欠き
(31) 貫通孔
(40) 突起
(41) ネジ孔

Claims (2)

  1. 第1のキャビネット半体と第2のキャビネット半体を突き合わせて構成され、各キャビネット半体からは互いに相手側の半体に延びる突片が突出し、両突片は並んで配列され、両突片の内側には、孔が開設された中間部材が設けられ、
    各突片は、相手側の突片への対向側に切欠きを形成し、両切欠きは突き合わされて、孔に螺合又は緊密に嵌まる止め具が通る貫通孔を形成することを特徴とするキャビネット。
  2. 中間部材上にて突片の側方には、突片の端面に接して、突片及び/又は切欠きの変形を防止する突起が設けられている、請求項1に記載のキャビネット。
JP2005303861A 2005-10-19 2005-10-19 キャビネット Withdrawn JP2007116299A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8801303B2 (en) 2011-07-01 2014-08-12 Panasonic Corporation Case structure and imaging device

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