JP2007116290A - 音声信号生成装置 - Google Patents

音声信号生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007116290A
JP2007116290A JP2005303765A JP2005303765A JP2007116290A JP 2007116290 A JP2007116290 A JP 2007116290A JP 2005303765 A JP2005303765 A JP 2005303765A JP 2005303765 A JP2005303765 A JP 2005303765A JP 2007116290 A JP2007116290 A JP 2007116290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
signal generation
audio
podcast
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005303765A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Tanaka
良実 田中
Akira Yoshida
亮 吉田
Masashi Mizuno
政司 水野
Shoji Suzuki
祥司 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suncorporation
Original Assignee
Suncorporation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suncorporation filed Critical Suncorporation
Priority to JP2005303765A priority Critical patent/JP2007116290A/ja
Publication of JP2007116290A publication Critical patent/JP2007116290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

【課題】インターネット上の音声データを取得して音声信号を生成する態様を簡便に切り換えながら音声を再生する。
【解決手段】インターネットから音声データを取得して音声信号を生成する。音声信号の生成態様は、インターネット上で不特定多数に向けて送信された音声データを受信して音声信号を生成する第1の音声信号生成態様と、インターネット上のサーバに対して音声データの送信を要求し、その要求に応じて送信された音声データを受け取って音声信号を生成する第2の音声信号生成態様とを備え、音声信号の生成態様を、第1の音声信号生成態様または第2の音声信号生成態様に切り換えるための切換ボタンを設けておく。こうすれば、煩雑な操作を要することなく、第1の音声信号生成態様または第2の音声信号生成態様に切り換えて、インターネット上の音声データを再生することが可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、インターネット上の音声データを取り込んで音声として再生する技術に関する。
音声信号を電波に載せて空気中に放出し、これを受信機で検出して音声として再生する技術は、従来より広く使用されてきた。このような技術の代表的なものとしては、搬送波と呼ばれる一定周波数の電波に振幅変調(Amplitude-Modulation)と呼ばれる方法で音声信号を載せて放送するAM放送や、周波数変調(Frequency-Modulation)と呼ばれる方式で音声信号を載せて放送するFM放送などが知られている。
また、近年のインターネット技術の進歩を受けて、音声信号を電波に載せて空気中に放出する代わりに、デジタル化した音声信号をインターネット上の不特定多数に向けて出力し、このデジタルデータ(音声データ)を受信して音声として再生する方式の、いわゆるインターネットラジオ放送と呼ばれる技術も普及しつつある。
これらの技術によれば、例えばAM放送やFM放送などでは空気中の電波を受信することにより、またインターネットラジオ放送ではインターネットに接続して音声データを受信することにより、空気中あるいはインターネット上を流れる音声信号から音声を再生して各種放送を楽しむことができる。更には、再生した音声を録音したり、音声に戻す前の音声データを保存しておき、所望時に随時再生することも広く行われている(非特許文献1)。
加えて、不特定多数に向けて送信された音声データを単に受け取って再生するのではなく、インターネットの有する双方向性を活用して、インターネット上のサーバに対して音声データの送信を要求し、要求に応じて出力された音声データをコンピュータに取り込んでから、音声再生用の機器に転送して再生することも提案されている(非特許文献2)。
サン電子(株)(登録商標)SCC事業部、"ビビオジュークボックス(BiBio JukeBox)(登録商標)パンフレット、2005年6月 アップルコンピュータ(Apple Computer.inc)(登録商標)、"アイポッド(登録商標) プラス アイチューンズ(登録商標)(iPod+iTunes)"、[online]、[平成17年10月3日検索]、インターネット<URL:http://www.apple.com/ip/itunes/index.html>
しかし、提案の技術では、汎用的な機器であるコンピュータを用いている関係上、インターネット上のサーバから音声データを取得するための操作が複雑となり易いという問題がある。また、汎用的な機器であるコンピュータから該コンピュータに接続された音声再生用の機器に音声データを録音する場合には、取得した音声データを一旦コンピュータのハードディスクに不揮発的に記憶させてから、音声再生用の機器に転送する操作が必要となるため、煩雑であるという問題もある。
この発明は、従来の技術における上述した課題に対応してなされたものであり、インターネットラジオ放送を聴取したり、インターネット上のサーバから音声データを取得して再生する操作を簡便に実行可能とする技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の音声信号生成装置は次の構成を採用した。すなわち、
インターネット上から音声データを取得して変換することにより、音声を再生するための音声信号を生成する音声信号生成装置であって、
不特定多数に向けて放送または送信された音声データを受信して、前記音声信号を生成する第1の音声信号生成態様と、
複数の音声データが蓄えられた前記インターネット上のサーバに対して、該音声データの送信を要求し、該要求に応じて送信された音声データから前記音声信号を生成する第2の音声信号生成態様と、
前記音声信号の生成態様を、前記第1の音声信号生成態様または前記第2の音声信号生成態様に切り換えるために設けられた切換ボタンと
を備えることを要旨とする。
かかる本発明の音声信号生成装置においては、インターネット上から音声データを取得すると、音声データから音声を再生するための音声信号を、第1の音声信号生成態様、または第2の音声信号生成態様で生成することができる。ここで第1の音声信号生成態様とは、不特定多数に向けて放送または送信された音声データを受信することによって音声信号を生成する態様である。また、第2の音声信号生成態様とは、複数の音声データが蓄えられたインターネット上のサーバに対して音声データの送信を要求し、その要求に応じて送信された音声データを受け取って音声信号を生成する態様である。そして、本発明の音声信号生成装置では、音声信号の生成態様を、第1の音声信号生成態様または第2の音声信号生成態様に切り換えるための切換ボタンが設けられている。
ここで、「音声信号の生成態様を切り換えるために設けられたボタン」とは、必ずしも、音声信号の生成態様を切り換えるためだけに設けられたボタンである必要はなく、いわゆるキーボードなどのように汎用的に用いられるボタンでなければ十分である。また、切換ボタンを操作するだけで直ちに生成態様を切り換え可能なボタンである必要もなく、例えば、予め他のボタンを操作した後に、切換ボタンを操作することによって初めて、音声信号の生成態様を切り換え可能なボタンであっても構わない。
本発明の音声信号生成装置では、このような音声信号の生成態様を切り換えるための切換ボタンが設けられているために、煩雑な操作を要することなく、音声信号の生成態様を第1の音声信号生成態様または第2の音声信号生成態様に切り換えて、音声データから音声を再生することが可能となる。
また、かかる音声信号生成装置が、第2の音声信号生成態様で音声信号を生成するに際しては、要求に応じて送信された音声データを受信しながら、同時に、再生用の音声信号を生成することとしても良い。このとき、音声データは、複数回に分けて受け取ってもよいし、連続的に受け取ってもよい。
このようにして音声信号を生成すれば、送信を要求した音声データを受け取りながら、既に受け取った音声データから音声信号を生成することができるので、大きなデータ量の音声データを受け取って音声信号を生成する場合でも、速やかに音声の再生を開始することが可能となる。加えて、音声信号を生成済みの音声データが記憶されていた領域には、後から受け取った音声データを記憶しておくことができるので、音声信号を生成するために要する記憶容量を節約することも可能となる。
また、こうした音声信号生成装置においては、インターネット上のサーバに対して、一度に受け取り可能なデータ量を送信することにより、サーバから音声データを複数回に分けて受け取ることとしてもよい。
音声データを送信するサーバに対して、一度に受け取り可能なデータ量を送信しながら音声データを複数回に分けて受け取ることにより、音声信号を生成することとしても良い。
このように、一度に受け取り可能なデータ量を予めサーバに対して送信しておけば、受け取り可能な範囲で最も多くのデータを送信することができるので、サーバから効率よく音声データを受け取ることが可能となる。
あるいは、第2の音声信号生成態様で音声信号を生成するに際して、次のようにして音声信号を生成することとしても良い。すなわち、サーバに対して音声データの送信を要求し、要求に応じて送信されてきた音声データを一旦、記憶する。次いで、記憶した音声データを読み出して、音声信号を生成することとしても良い。
このように、送信を要求した音声データを一旦、記憶してから音声信号を生成すれば、音声データが送信されてくる速度に拘わらず、安定した速度で音声信号を生成することが可能となる。
また、音声データを一旦、記憶してから音声信号を生成する態様では、次のようにしても良い。すなわち、音声データを不揮発的に記憶可能な外部機器が接続されているか否かを検出し、外部機器が接続されている場合には、送信されてきた音声データを、該外部機器に不揮発的に記憶し、該記憶した音声データに基づいて音声信号を再生することとしても良い。
こうして外部機器に音声データを不揮発的に記憶しておけば、音声信号生成装置の記憶容量を圧迫することなく、音声信号を生成することができる。また、外部機器を取り外し、他の音声信号生成装置を用いて音声信号を生成することも可能となる。
また、外部機器が接続されていることを検出した場合には、その外部機器に音声データを記憶するだけでなく、外部機器に対する充電を開始することとしても良い。
外部機器が電力を使用して動作する機器である場合には、記憶した音声データを利用するには電力が必要となる。このため、外部機器が接続された場合に、音声データを記憶するだけでなく充電も開始することととしておけば、記憶した音声データの利用に際して電力が不足することを回避することができる。特に、外部機器が音声データの再生機能を搭載している場合には、記憶した音声データを、その機器で再生することが多いと考えられるが、音声の再生には多くの電力が必要である。従って、音声データを記憶するだけでなく、充電も開始することとしておけば、記憶した音声データを用いて音声を再生する際に、電力が不足することを回避することが可能となるので好ましい。
また、本発明の音声信号生成装置は、第2の音声信号生成態様で音声信号を生成するに際して、次のようにしても良い。先ず、インターネット上のサーバに音声データの送信を要求するに先立って、サーバ上に存在する音声データについての情報が記述された音声データ関連情報をインターネット上から予め読み込んでおく。ここで、音声データについての情報とは、例えば、サーバに音声データが記憶された日時や、音声データのデータ量、更には、音声データから再生された音声に関してのコメントなど、種々の情報とすることができる。次いで、音声データ関連情報に基づいて音声データを選択し、選択した音声データの送信をサーバに対して要求する。その後、サーバからの音声データを受け取って、音声信号を生成することとしても良い。
サーバに対して音声データの送信を要求するに先立って、予め音声データ関連情報を取得しておけば、サーバ上の音声データの中から適切な音声データを選択して送信を要求することが可能となるので好ましい。
また、サーバに対して音声データの送信を要求するに際しては、次のようにしても良い。すなわち、サーバに蓄えられた音声データの中から送信を要求する音声データを選択するための所定の選択条件を予め記憶しておく。そして、音声データ関連情報に基づいて音声データを選択するに際しては、音声データ関連情報に加えて、所定の選択条件を考慮して音声データを選択し、その後、選択した音声データを送信するよう、サーバに対して要求することとしてもよい。また、選択条件としては、種々の条件を設定可能であるが、例えば、サーバに記憶された日時と所定日時との前後関係などを設定することが可能である。
こうすれば、サーバ上に多数の音声データが蓄えられている場合でも、所定の選択条件を考慮することで、より一層適切な音声データを選択して、選択した音声データの送信を要求することが可能となる。
また上記のように、サーバ上の音声データを、音声データ関連情報を用いて選択する音声信号生成装置では、次のようにしても良い。すなわち、音声データ関連情報を読み込むためのインターネット上のアドレスを、所定の領域に記憶しておく。次いで、音声信号生成装置に接続された外部機器から、音声データ関連情報を読み込むためのアドレスを取得すると、該所定の領域に設定することとしてもよい。
こうすれば、異なるサーバ上の音声データ関連情報を容易に読み込むことができ、延いては、適切な音声データを簡単に選択して、音声データの送信を要求することが可能となる。
また、本発明の音声信号生成装置が、第2の音声信号生成態様で音声信号を生成するに際しては、次のようにしても良い。すなわち、インターネット上のサーバに対して、音声データと共に動画データの送信を要求し、該要求に応じて送信された音声データおよび動画データを受け取ると、音声信号と、動画を再生するための動画信号とを生成することとしてもよい。
こうすれば、インターネット上のサーバから音声データおよび動画データを受け取って、音声信号および動画信号を生成することにより、音声のみならず動画も再生することが可能となる。
また、本発明の音声信号生成装置においては、次のようにして音声信号を生成することとしても良い。先ず、インターネットから音声データを受け取る際に用いるインターネット上のアドレスを、階層構造に分類した状態で選択可能に記憶しておく。次いで、音声信号を生成するに際しては、音声データを受け取るためのアドレスを、階層構造に従って選択した後、選択したアドレスを用いて受け取った音声データから、音声信号を生成することとしてもよい。
このような方法で音声信号を生成すれば、第1の音声信号生成態様においても、第2の音声信号生成態様においても、同様にしてアドレスを選択して音声データを受け取ることができる。このため、簡単に音声データを受け取ることができ、延いては音声信号を簡単に生成することが可能となる。
また、このような音声信号再生装置においては、次のような階層構造に分類してアドレスを記憶しておくこととしても良い。すなわち、サーバ上に蓄えられた各々の音声データについてのアドレスを階層構造に分類して記憶しておくとともに、複数のアドレスの上位の階層には、下位の階層にまとめられた音声データについての音声データ関連情報を取得するために用いるアドレスを、対応付けて記憶しておく。そして、第2の音声信号生成態様で音声信号を生成するに際しては、階層構造に従って音声データのアドレスを選択し、選択した音声データの送信をサーバに対して要求する。その後、サーバから受け取った音声データを用いて音声信号を生成する。また、階層構造に従って音声データのアドレスを選択する際に、音声データ関連情報を取得するためのアドレスが対応付けられた階層が選択された場合には、その旨の表示を行うこととしてもよい。
こうすれば、複数のアドレスがまとめられた上位の階層を選択すると、より下位の階層にまとめられた音声データについての音声データ関連情報を取得することができるので、音声データをより簡便に選択することが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.装置構成:
B.操作の概要:
C.HDDモード:
D.RADIOモード:
D−1.インターネットラジオ放送の聴取方法:
D−2.PodCastによる聴取方法:
E.USBモード:
F.HOSTモード:
G.PodCastによる音声データの取込:
G−1.PodCast取込処理:
G−2.PodCastファイル読込実行処理:
G−3.読込モードの設定方法:
G−4.Web画面からのプリセット登録方法:
G−5.PodCast番組のタイマー取込機能:
H.変形例:
A.装置構成:
図1は、本実施例の音声信号生成装置10の大まかな構成を示す説明図である。図示されているように、音声信号生成装置10の中央には矩形の液晶表示画面12が設けられており、液晶表示画面12の下には、細長い矩形のインジケータ14が設けられている。詳細には後述するが、液晶表示画面12には、音声信号生成装置10の操作時に必要な各種の情報が文字あるいは図形によって表示され、またインジケータ14には、音声信号生成装置10のユーザの操作に伴う機器の設定状態や動作状態を示す各種の図形が表示される。音声信号生成装置10のユーザは、これらの表示を確認することで容易に操作することが可能となっている。
液晶表示画面12の右側には、液晶表示画面12上でカーソルを移動させるためのカーソル移動ボタン20と、カーソルの位置を決定するための決定ボタン18と、音声信号生成装置10に搭載された各種の動作モードを切り換えるためのモード切換ボタン16と、後述するプリセット登録を行うためのプリセットボタン22などが設けられている。また、カーソル移動ボタン20は、円環状に形成されており、円環状のボタンの上部・下部・左部・右部を押すことで、それぞれ別々のボタンとして機能させることが可能となっている。
液晶表示画面12の左側には、電源スイッチ24と、主に録音時に操作する録音ボタン28と、各種の編集あるいは設定時に操作するEDITボタン26と、ヘッドホンを接続するためのヘッドホン出力端子30と、不揮発性の記憶装置を備えた各種のUSB対応機器を接続するためのUSB端子34などが設けられている。なお、このUSB端子34は、デジタルデータを外部に出力するインターフェースの一例であり、USB以外のデータ伝送路の規格(例えば、有線の場合はIEEE1394、無線の場合はIrDAやBluetooth(商標))に対応するインターフェースに変更することも可能である。
更に、音声信号生成装置10の裏面側には、アナログ音声信号を出力する端子(図示は省略)や、LANケーブルを接続する端子(図示は省略)、アンテナ線を接続する端子(図示は省略)、外部の音声再生機器から音声データを取り込むための入力端子(図示は省略)などが設けられており、アナログ音声信号の出力端子にスピーカ32を接続すれば、高い音質で音声を再生することができる。また、アンテナ線の端子にアンテナ36を接続すれば、AM放送やFM放送などの各種電波放送を受信することができる。更に、LANケーブル端子にルータ80を接続すれば、インターネット90上に設けられたインターネットラジオ局92や、PodCast局94から音声データを取り込んで、音声を再生することも可能である。尚、インターネットラジオ局92とは、放送(公衆に同一内容の送信が同時に受信されることを目的とした無線通信・有線通信の送信)を行う局、換言すれば、インターネット90に接続中の不特定多数に向けて、インターネット90を介して音声データを送信する放送局である。これに対して、PodCast局94とは、自動公衆送信(公衆からの求めに応じて自動的に行う送信)を行う局であり、多数の音声データを蓄積した単なる音声データサーバーのようなものである。従って、PodCast局94は、インターネット90上のクライアント機器から送信要求があった場合に、指定された音声データを送信する機能は有するものの、不特定多数のクライアント機器に向けて一斉に音声データを送信する機能は有していない。
図2は、音声信号生成装置10の内部の電気的な構成を示すブロック図である。図示されているように、音声信号生成装置10は、CPU100や、不揮発性の記憶装置であるHDD(ハードディスクドライブ)102などを初めとする各種の機器が、バス124によって相互にデータをやり取り可能に接続されて構成されている。以下、図2を参照しながら簡単に説明する。
CPU100は、いわゆる論理演算や算術演算を行う中央演算装置であり、音声信号生成装置10全体の動作を制御している。HDD102は音声データの記憶および読み出しを行う。ROM104には、CPU100が音声信号生成装置10の動作を制御するための各種プログラムおよび各種データが格納されている。RAM106は、CPU100が各種動作を行うために必要なデータを一時的に記憶するために使用される。LANカード108は、音声信号生成装置10をインターネットに接続するために、所定のプロトコルに従ってデータの変換を行っている。USBインターフェース(I/F)110は、各種のUSB対応機器とデータのやり取りを行う。内蔵タイマ111は、設定された時刻になるとCPU100に向かって信号を出力する。後述する各種のタイマー機能は、内蔵タイマー111からの信号を受け取ったCPU100が所定の動作を行うことで実現されている。チューナ112は、AM放送やFM放送などの各種の電波放送を受信して音声信号を取り出す機能を有している。DSP(Degital Signal Processor)116は、デジタル信号を高速で処理する機能に特化して設計された一種のLSIであり、本実施例の音声信号生成装置10では、デジタル音声データの圧縮あるいは解凍を行っている。また、DSP116には、専用のROM114および音声CODEC118が接続されている。音声CODEC118は、DSP116から受け取ったデジタル音声データをアナログの音声信号に変換(デコード化)したり、あるいはアナログの音声信号をデジタル音声データに変換(コード化)する機能を有している。更に、光デジタル形式の音声データと、デジタル音声データあるいはアナログ音声信号とを相互に変換することも可能である。CPLD(Complex Programable Logic Device)120とは、プログラム言語で記述可能なロジック回路である。CPLDを用いれば、汎用のゲート回路を組み合わせてロジック回路を構成するよりも、大規模なロジック回路をコンパクトに構成することが可能である。
音声信号生成装置10の前面側に設けられたモード切換ボタン16や、各種の操作ボタン(決定ボタン18、カーソル移動ボタン20、プリセットボタン22、EDITボタン26、録音ボタン28)、インジケータ14は、CPLD120に接続されている。音声信号生成装置10のユーザが各種のボタンを操作すると、その信号がCPLD120を介してCPU100に入力され、またCPU100からデータが出力されると、CPLD120は、出力されたデータに応じてインジケータ14の各種表示を点灯させる。
また、液晶表示画面12は、バス124に直接接続されており、CPU100の制御の下で各種の表示を行う。更に、ヘッドホン出力端子30やアナログ音声信号の出力端子(図示は省略)は、アンプ122に接続されている。アンプ122は、チューナ112や音声CODEC118からアナログ音声信号を受け取ると、信号を増幅して、ヘッドホン出力端子30あるいはスピーカ32に出力する。その結果、音声信号生成装置10のユーザは、再生された音声を聴取することが可能となる。
B.操作の概要:
次に、本実施例の音声信号生成装置10を用いて、音声を再生する方法について説明する。尚、本実施例の音声信号生成装置10には、音声の再生に関連する多様な機能が搭載されていることから、操作の便宜を考えて、これら種々の機能は「モード」と呼ばれる幾つかのグループにまとめられている。そして音声信号生成装置10のユーザは、モードを切り換えながら所望の機能を選択することにより、比較的簡単に音声信号生成装置10を扱うことが可能となっている。
図3は、本実施例の音声信号生成装置10に搭載されているモードと、各モードで実現可能な機能とを示した説明図である。図示するように、音声信号生成装置10には、「HDDモード」、「RADIOモード」、「USBモード」、「HOSTモード」の4種類のモードが搭載されており、音声信号生成装置10の前面に設けられたモード切換ボタン16を押すことによって、これら4種類のモードを順番に切り換えることが可能となっている。また、モードを切り換えるに伴って、音声信号生成装置10の前面に設けられたインジケータ14には、モードを表す表示が点灯するようになっている。尚、図4には、インジケータ14で表示可能な内容が示されている。
「HDDモード」は、音声信号生成装置10に内蔵されたHDD102から音声データを読み出して再生するために主に用いられるモードである。音声信号生成装置10がHDDモードに設定された状態では、HDD102内の音声データを音声として再生する機能(音声再生機能)の他に、HDD102に音声データを録音する機能(録音機能)や、HDD102内に記憶された音声データのファイルに対してコピーあるいは移動などの各種操作を行う機能(ファイル操作機能)、音声信号生成装置10の動作に関する各種設定を行う機能(各種設定機能)、インターネット上のPodCast局94から音声データを取り込んでHDD102に記憶しておく機能(PodCast取込機能)などの各種機能を実施することが可能となっている。これら各種機能を実施する方法については後述する。尚、本実施例の音声信号生成装置10では、モードがHDDモードに設定されると、インジケータ14内のHDDモードを示す表示部14a(図4参照のこと)が点灯した状態となり、HDDモード設定中であることをユーザが容易に認識可能となっている。また、HDD102に対してデータを読み書きすると表示部14部e(図4参照のこと)が点灯し、HDD102に録音中は表示部14d(図4参照のこと)が点灯するようになっている。
図示されるように、「HDDモード」の状態からモード切換ボタン16を押すと、「RADIOモード」に切り換わる。RADIOモードは、インターネットラジオ局92に接続してインターネットラジオ放送を聴取するために、主に用いられるモードである。音声信号生成装置10がRADIOモードに設定された状態では、インターネットラジオ放送を聴取する機能(放送聴取機能)や、聴取しているインターネットラジオ放送の内容を表す音声データをHDD102に録音する機能(放送録音機能)、インターネット上のPodCast局94に接続してPodCast局94に蓄積されている音声データを聴取する機能(PodCast聴取機能)聴取しているPodCast局94からの音声データをHDD102に録音する機能(PodCast録音機能)などを実施することが可能である。これら各種機能を実施する方法についても後述する。なお、本実施例では、放送録音機能とPodCast録音機能では、音声データをHDD102の特別な領域に録音することとしており、この特別な領域に録音した音声データについては、USBインターフェース(I/F)110を介した外部への出力を禁止している。
尚、本実施例の音声信号生成装置10では、モードがRADIOモードに設定されると、インジケータ14内のRADIOモードを示す表示部14b(図4参照のこと)が点灯した状態となる。このためユーザは、RADIOモード設定中であることを容易に認識することが可能である。また、RADIOモードで放送聴取機能やPodCast聴取機能を使用するためには、音声信号生成装置10がルータ80に接続されている必要があることから、ルータ80との接続が確立されると、インジケータ14内の表示部14f(図4参照のこと)が点灯してユーザが確認できるようになっている。
「RADIOモード」の状態からモード切換ボタン16を押すと、「USBモード」に切り換わる。USBモードでは、音声信号生成装置10の前面に設けられたUSB端子34にUSB対応機器を接続して、USB対応機器に記憶されている音声データを再生する機能(音声再生機能)や、USB対応機器内に音声データを録音する機能(録音機能)、USB対応機器内の音声データのファイルに対してコピーあるいは移動などの各種操作を行う機能(ファイル操作機能)、PodCast局94から音声データを取り込んでUSB対応機器に記憶する機能(PodCast取込機能)などの各種機能を実施することが可能となっている。これら各種機能を実施する方法については後述する。尚、USBモードに設定されると、インジケータ14内のUSBモードを示す表示部14c(図4参照のこと)が点灯し、また、USB端子34にUSB対応機器が接続されると、インジケータ14内の表示部14g(図4参照)が点灯するようになっている。
「USBモード」の状態からモード切換ボタン16を押すと、「HOSTモード」に切り換わる。HOSTモードでは、音声信号生成装置10をパソコンなどの外部機器に接続して、音声信号生成装置10のHDD102内のデータを外部機器から直接操作することが可能となる。尚、HOSTモード設定中は、インジケータ14内のHOSTモードを示す表示部14d(図4参照)が点灯するようになっている。
以下では、これらのモードに搭載された各機能を実現させるための操作手順について説明する。
C.HDDモード:
図5は、HDDモードに搭載された各種機能と、これらを実現するための操作手順を示した説明図である。前述したようにHDDモードは、主に、HDD102内の音声データを再生して聴取するためのモードである。HDD102内の音声データを再生するためには、先ず初めにカーソル移動ボタン20を操作して音声データを選択する。次いで、決定ボタン18を押すことにより、選択した音声データを再生することが可能となる。図5の最上段には、「HDDモード」からカーソル移動ボタン20を操作して音声データを選択した後、決定ボタン18を押して、音声データを再生するまでの一連の操作手順が模式的に示されている。音声データの選択は、液晶表示画面12の表示を見ながら簡単に行うことができる。
図6は、音声データの再生時に表示される液晶表示画面12の表示内容を示した説明図である。液晶表示画面12の左上の部分の表示されている数字は、HDD102内に記憶されている音声データを特定するためのものである。すなわち、本実施例の音声信号生成装置10では、HDD102内に1000個のフォルダが設けられており、各フォルダには100個までの音声データを記憶することが可能となっている。各フォルダには000番から999番までのフォルダ番号が割り当てられており、フォルダ番号と、そのフォルダ内での通し番号(データ番号)を指定することにより、HDD102内の音声データを特定することができる。尚、本実施例の音声信号生成装置10では、フォルダ番号およびデータ番号を表示する他に、音声データのタグ情報を解析して、曲名やアーティスト名を表示させ、この表示を確認しながら音声データを選択することも可能となっている。
また、各フォルダには100個までしか音声データを記憶しておくことができないから、音声データの個数が100個に達したら、古い音声データから順番に消去することとしても良い。
音声データの選択は次のようにして行う。先ず、カーソル移動ボタン20の左側または右側の部分を押してカーソル位置を移動させる。次いでカーソル移動ボタン20の上側または下側の部分を押すと、カーソル位置の数字を増減させることができる。こうして、フォルダ番号の3桁の数字およびデータ番号の2桁の数字を合わせることにより、HDD102内の音声データを選択することができる。こうして音声データを選択後、決定ボタン18を押すと、選択した音声データの再生が開始される。図6に示されているように、音声データの再生中は、液晶表示画面12の左下の部分には、再生中であることを示す三角形の図形が表示され、液晶表示画面12の右上の部分には、再生開始からの経過時間が表示される。また、再生開始からの経過時間が表示されている部分の下方(液晶表示画面12の右下の部分)には、再生速度やビットレートが表示されるようになっている。
前述したように、HDDモードでは、外部の機器で再生した音声を録音することも可能である。録音に際しては、先ず、外部の機器に設けられた音声信号の出力ケーブルを、音声信号生成装置10の裏面側の入力端子に接続しておく。次いで、HDD102内の音声データを再生する場合と同様にしてカーソル移動ボタン20を操作することにより、フォルダ番号を指定し、音声信号生成装置10の前面に設けられた録音ボタン28を押す。すると音声信号生成装置10は録音待機状態となり、入力端子に音声信号が入力されると、これに同期して直ちに録音を開始する。録音が開始されると、音声信号は圧縮形式の音声データに変換された後、予め指定しておいたフォルダ番号に、指定しおいたデータ番号で保存される。図5中には、上述した一連の手順、すなわち「HDDモード」からカーソル移動ボタン20を操作してフォルダ番号を選択した後、録音ボタン28を押して、録音を開始するまでの一連の手順が模式的に示されている。
また、図5に示されているように、「HDDモード」でEDITボタン26を押すと、液晶表示画面12には、HDD102内に記憶されているファイルの操作や、より高度な内容を設定するための画面が表示される。HDD102内に記憶されているファイルの操作としては、HDD102内の音声データを消去したり、USB端子34に接続されたUSB対応機器とHDD102との間で音声データをコピーしたりすることができる。これらの操作も、液晶表示画面12の表示を確認しながら、カーソル移動ボタン20および決定ボタン18を操作することにより、容易に行うことができる。より高度な内容の設定では、後述するように、PodCastの機能を用いて音声データを取り込む際の詳細な設定を行うことができる。この点については、後ほど詳しく説明する。
更に、「HDDモード」でEDITボタン26を長押し(2秒以上)すると、各種項目の設定画面が液晶表示画面12に表示され、音声信号生成装置10の内蔵時計の時間を合わせたり、各種のタイマーをセットしたり、制御内容を切り換えるための各種パラメータの変更などを行うことができる。
また、「HDDモード」で録音ボタン28を長押し(2秒以上)すると、後述するように、プリセット登録されている番組を、PodCastの機能を用いて取り込むことが可能となっている。この点についても、後ほど詳しく説明する。
D.RADIOモード:
図7は、RADIOモードに搭載された各種機能と、これらを実現するための操作手順を示した説明図である。前述したようにRADIOモードは、インターネットラジオ局92に接続してインターネットラジオ放送を聴取したり、インターネット上のPodCast局94に接続してPodCast局に蓄積されている音声データを聴取するためのモードである。前述したように、インターネットラジオ放送の番組は、インターネット90上で不特定多数に向けて送信された音声データを取り込んで、音声として再生すれば聴取できるのに対して、PodCastの番組は不特定多数に向けて送信されるものではない。従って、番組を聴取するに際しては、先ず、インターネット90上のPodCast局94に向かって、音声データを特定して送信要求を出力し、次いで、要求に対して送信されてきた音声データを取り込んで、音声として再生するという二段階の操作が必要になる。このように、インターネットラジオ放送の番組と、PodCastの番組とでは、聴取するために必要な操作は大きく異なるものの、本実施例の音声信号生成装置10では、こうした違いをユーザには全く意識させることなく、インターネットラジオ放送あるいはPodCast、何れの番組も聴取することが可能となっている。以下では、先ず初めに、インターネットラジオ放送の番組を聴取するための操作手順について説明し、次いで、PodCastの番組を聴取するための操作手順について説明する。
D−1.インターネットラジオ放送の聴取方法:
図7の最上段には、インターネットラジオ放送の番組を聴取するための、一連の操作手順が模式的に示されている。図示されているように、インターネットラジオ放送の番組を聴取するためには、「RADIOモード」に設定した状態からカーソル移動ボタン20を操作することによって番組を選択する。次いで、決定ボタン18を押すことにより、選択したインターネットラジオ放送の番組をストリーミング再生することが可能となる。ここでストリーミング再生とは、インターネット90上から取り込んだ音声データをRAM106のバッファ上で展開しながら再生する方法である。限られたメモリ容量のバッファ上に展開する関係上、ストリーミング再生では再生済みの音声データに次々と新たなデータが上書きされるため、再生後に音声データは残らない。図7の最上段には、「RADIOモード」からカーソル移動ボタン20を操作して番組を選択した後、決定ボタン18を押すことにより、インターネットラジオ局92の番組をストリーミング再生するまでの、一連の操作手順が示されている。
図8は、カーソル移動ボタン20を操作してインターネットラジオ局92の番組を選択する手順を示す説明図である。本実施例の音声信号生成装置10では、ユーザが直感的に選択することが可能なように、インターネットラジオ局92の番組が階層構造にまとめられている。また、詳細には後述するが、このような階層構造とすることにより、PodCast局の番組を聴取する場合にもインターネットラジオ局92の番組を聴取する場合との違いを意識させること無く、番組を選択することが可能となっている。尚、以下では、PodCast局の番組を、簡単にPodCast番組と呼ぶことがあるものとする。
図8に示されているように、最上階の階層にはインターネットラジオ局92がまとめられている。「RADIOモード」に設定すると、音声信号生成装置10の液晶表示画面12には、予め登録されているインターネットラジオ局92が表示される。この状態で、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すことにより、インターネットラジオ局92を切り換えていくことができる。図8では、「ラジオ局A」および「ラジオ局B」の2つのインターネットラジオ局92が登録されているものとして表示している。また、PodCastの番組を聴取する場合には、この最上階の階層でカーソル移動ボタン20を操作して「PodCast」を選択するようになっている。PodCastの番組を聴取するための手順については後述する。
インターネットラジオ局92を選択してカーソル移動ボタン20の下側の部分を押すと、ジャンルの選択画面が現れる。すなわち、1つのインターネットラジオ局92が放送している番組も多数存在することから、選択の便宜を図って、これら番組がジャンル毎にまとめられており、ジャンルで番組を絞ってから番組を選択するようになっている。図8に示した例では、「ラジオ局A」には「ジャズ」や「カントリー」、「Jポップ」などの音楽関係のジャンルが多数設けられており、また「ラジオ局B」には「漫才」や「落語」、「バラエティ」などの娯楽関係のジャンルが多数設けられている。インターネットラジオ局92を選択した状態でカーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すと、そのラジオ局に設けられているジャンルを次々と切り換えていくことができる。また、仮に望みのジャンルが無かった場合は、カーソル移動ボタン20の上側の部分を押して上の階層(すなわちインターネットラジオ局92を選択する階層)に戻った後、別のインターネットラジオ局92を選択して同様な手順を行えば良い。
こうして所望のジャンルを選択したら、カーソル移動ボタン20の下側の部分を押すことにより、そのジャンル内に登録されている番組を表示させることができる。図8に示した例では、「ラジオ局A」の「ジャズ」というジャンルには、「AAA1」、「AAA2」「AAA3」などの番組が登録されている。また、「ラジオ局B」の「落語」というジャンルには、「BBB1」、「BBB2」「BBB3」などの番組が登録されている。番組は、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押して切り換えていくことができる。また、望みの番組が無かった場合は、カーソル移動ボタン20の上側の部分を押して上の階層(ジャンルを選択する階層)に戻り、別のジャンルを選択し直すことができる。
尚、図8では、表示が煩雑となることを避けるために省略されているが、番組数が多いジャンルでは、それら番組を幾つかのグループにまとめておき、グループで絞ってから番組を選択することも可能となっている。
図9は、インターネットラジオ局92の番組を選択中に、液晶表示画面12に表示される画面を例示した説明図である。インターネットラジオ局92の番組を選択中は、液晶表示画面12のほぼ中央下側には、ラジオ局名や、ジャンル名、番組名などが表示される。すなわち、インターネットラジオ局92を選択する階層では登録されているラジオ局名(あるいはPodCastの表示)が表示され、その下のジャンルを選択する階層では、選択したラジオ局名とジャンル名とが表示される。表示が長くなって液晶表示画面12に表示しきらない場合は、画面の右から左に向かって表示が流れるようになっている。
図9(a)には、ジャンルの選択中に表示される画面が例示されている。図示した例では、「ラジオ局B」が選択されており、ラジオ局B内の「落語」というジャンルが表示された状態を示している。また、ラジオ局やジャンルの表示の上方には、メニュー状態を表す図形が表示されている。この表示は、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すことにより、異なるジャンルを表示可能なことを表している。すなわち、現在表示中のジャンルは「落語」というジャンルであるが、図8に示したように「ラジオ局B」には「落語」の他にも「漫才」や「バラエティ」などのジャンルが設けられており、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すことによって、これらのジャンルを表示可能であることを表している。更に、ラジオ局やジャンルの表示の左方には、表示中の内容を表す図形が表示される。図9(a)中に表示された図形は、現在の表示内容がジャンルであることを示している。また、ラジオ局を表示している場合にも同じ図形が表示される。
図9(a)に示した状態から、カーソル移動ボタン20の下側の部分を押して液晶表示画面12の表示内容を番組名に切り換えた後、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押して番組を選択し、そして決定ボタン18を押すと、選択した番組のストリーミング再生が開始される。図9(b)では、液晶表示画面12に「落語」というジャンルの「BBB1」という番組名が表示されている様子が示されている。番組名の左側に設けられた「表示内容を示す部分」には、現在表示されている内容(番組名)が、インターネットラジオ局92の番組であることを示す図形が表示されている。また、番組名の上に設けられたメニュー状態表示には、右側にのみスクロール可能な旨が表示されている。これは、現在の表示中の番組名「BBB1」は選択中のジャンルの先頭の番組であり、次の番組は存在するが前の番組は存在しないことを表している。更に、決定ボタン18を押してストリーミング再生が開始されると、液晶表示画面12の最上部左側に設けられた「再生状態を示す部分」に、ストリーミング中である旨が表示される。また、最上部右側には再生時のビットレートが表示されるようになっている。
このようにインターネットラジオ局92の番組をストリーミング再生すると、従来のAM放送やFM放送の番組を聴取する場合と何ら異なることなく、現在放送されている番組を聴取することができる。また、ストリーミング再生中に、音声信号生成装置10の前面に設けられた録音ボタン28を押せば、従来のAM放送やFM放送の番組と同様に、聴取中の番組を録音することができる(図3:放送録音機能)。尚、本実施例の音声信号生成装置10では、録音された番組はMP3形式で圧縮された音声データとしてHDD102に保存される。図7には、ストリーミング再生中に録音ボタン28を長押しすることで、再生中の番組を録音可能な旨が模式的に示されている。
更に、図7に示されているように、番組のストリーミング再生中にプリセットボタン22を長押し(2秒以上)すれば、聴取中の番組をプリセット登録することもできる。図10は、液晶表示画面12に、プリセット登録の画面が表示された様子を示す説明図である。本実施例の音声信号生成装置10では、1番から10番までの何れかの登録番号を選択して、プリセット登録しておくことができる。そして、番組をプリセット登録しておけば、次回に、その番組を聴取する場合には、前述したようにインターネットラジオ局92、ジャンル、番組の順番でいちいち選択しなくても、音声信号生成装置10の前面に設けられたプリセットボタン22を押して登録番号を選択することで、直ちに番組を聴取することが可能である。登録番組を選択してインターネットラジオ局の番組を聴取する方法については、別図を用いて後述する。
図7の最下段には、プリセット登録された番組を聴取するための一連の手順が模式的に示されている。すなわち、「RADIO」モードからプリセットボタン22を押して、図10に示したプリセット登録画面を開き、次いでカーソル移動ボタン20を操作して、登録番号を選択する。そして、決定ボタン18を押せば、選択した登録番号にプリセット登録されている番組のストリーミング再生を、直ちに開始することができる。
尚、図7では、インターネットラジオ番組の録音あるいはプリセット登録は、番組のストリーミング再生中に、録音ボタン28あるいはプリセットボタン22を操作するものとして表示されているが、ストリーミング再生を開始する前(すなわち決定ボタン18を押す前)の状態で録音ボタン28あるいはプリセットボタン22を操作することにより、それぞれ番組の録音あるいはプリセット登録可能としてもよい。
以上、インターネットラジオ放送の番組を聴取する手順について説明した。本実施例の音声信号生成装置10では、インターネットラジオ放送の番組に加えて、PodCast局94の番組(PodCast番組)も聴取することが可能となっている。インターネットラジオ放送の番組もPodCast局の番組も、インターネット上から取り込んだ音声データを再生する点では同じであるが、番組を聴取するために必要な処理は大きく異なっている。すなわち、インターネットラジオ放送は、インターネットラジオ局92から不特定多数に向けてインターネット上に音声データが送信される放送であり、インターネットラジオ放送の番組を聴取する際には、一方的に送信されてくる音声データを受信して音声として再生するだけで良い。これに対してPodCast番組を聴取するためには、インターネット上のPodCast局94に対して、音声データのファイルを特定して送信要求を出力し、要求に対してPodCast局94から送信されてきた音声データを再生するという二段階の処理が必要となる。このように、インターネットラジオ放送とPodCastとでは、番組を聴取するために必要な処理は大きく異なっているものの、本実施例の音声信号生成装置10では、インターネットラジオ放送を聴取する手順と全く同じような手順で、PodCast番組を聴取することが可能となっている。以下、PodCast番組を聴取するための一連の手順について説明する。
D−2.PodCastによる聴取方法:
図8を用いて前述したように、PodCast番組を聴取するためには、先ず初めに「RADIOモード」でカーソル移動ボタン20を操作することにより、インターネットラジオ局の代わりに「PodCast」を選択する。すると、PodCast局が提供している番組を選択するための一連の画面が表示されるので、表示に従って希望の番組を選択することにより、PodCast番組を聴取することが可能となっている。
図11は、本実施例の音声信号生成装置10においてPodCast番組を聴取するために必要な一連の手順を、模式的に示した説明図である。図示されているように、PodCast番組を選択する画面も階層構造となっている。「RADIOモード」からインターネットラジオ局の代わりに「PodCast」にカーソルを合わせ、次いで、カーソル移動ボタン20の下側の部分を押すと、PodCast番組を選択するための最上階の階層が表示される。
最上階の階層では、PodCast局94を選択する。本実施例の音声信号生成装置10には、予め複数のPodCast局94が登録されており、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すことで、登録されているPodCast局94を液晶表示画面12に表示させることができる。図11に示した例では、「PodCast局A」および「PodCast局B」の2つのPodCast局が登録されている場合について表示されている。
所望のPodCast局にカーソルを合わせた状態でカーソル移動ボタン20の下側の部分を押すと、液晶表示画面12の表示は二番目の階層に移って、選択したPodCast局が提供可能な番組名が表示される。図11に示した例では、「PodCast局A」が「PCA1」、「PCA2」、「PCA3」などの番組を提供可能である場合について表示されている。また、仮に望みのPodCast番組が無かった場合は、カーソル移動ボタン20の上側の部分を押して上の階層(すなわちPodCast局を選択する階層)に戻った後、別のPodCast局を選択することが可能となっている。
ここで、PodCast番組を聴取する場合には、インターネットラジオ放送の番組を聴取する場合とは異なって、番組を選択しただけでは聴取することができず、更にファイル(音声データ)を選択する必要がある。これは、インターネットラジオ放送は不特定多数に向けて一方的に番組の音声データが送信されるので、インターネットラジオ局の番組を特定すれば、聴取可能な放送は、その時点で送信されている放送に限られてしまうのに対し、PodCast局の番組では、現時点で聴取可能な最新のファイル(音声データ)だけでなく、過去のファイルも聴取可能であることに起因している。すなわち、PodCast局94は、送信可能な状態で音声データをインターネット90上のサーバに記憶しておき、送信要求があると指定された音声データを送信しているだけなので、サーバ上に記憶されていれば、どのような音声データでもサーバに送信を要求することで聴取することが可能である。たとえば、ある番組ではほぼ毎日のように新しい内容がアップ(送信可能な状態でサーバに保存されること)されていたとしても、サーバ上に残っている限りは過去にアップされた内容も聴取することができる。同一番組であっても、内容が異なる場合には、それぞれの内容を表す音声データは、固有のアドレスに関連付けられてアップされる。そこで、PodCast番組を聴取する場合は、番組を特定するだけでは足らず、いつサーバにアップされた音声データかまでを指定(音声データに関連付けられた固有のアドレスを指定)する必要があるのである。尚、番組内のPodCastファイルとは、おおまかに言えば、同時にアップされた音声データを、ひとまとまりにした概念であり、正確には後述するRSSの所定のタグでまとめられた音声データを示す概念である。
図11に示した例では、「PCA1」というPodCast番組には、「21日アップ分」、「20日アップ分」、「17日アップ分」などの複数のPodCastファイルが選択可能となっている。これらPodCastファイルを選択するためには、液晶表示画面12に番組名が表示されている状態でカーソル移動ボタン20の下側の部分を押すことにより、その番組で提供されているPodCastファイルを表示させる。この階層(すなわちPodCastファイルが表示される階層)が、最下層の階層である。次いで、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押して、表示されているファイルを切り換えることにより、希望するPodCastファイルを表示させればよい。その状態から決定ボタン18を押せば、選択したPodCastファイルのストリーミング再生が開始される。また、仮に望みのPodCastファイルが見つからなかった場合は、カーソル移動ボタン20の上側の部分を押して上の階層(すなわち番組を選択する階層)に戻った後、別の番組を選択して同様な手順を行えば良い。
PodCastファイルのストリーミング再生中は、音声信号生成装置10は、音声信号生成装置10側での音声データの受信を制御する受信制御データをインターネット90上のPodCast局に送信しながら、断続的に音声データを受け取っている。これは次のような理由によるものである。先ず、PodCast局から供給される音声データは、圧縮された音声データとなっている。音声信号生成装置10は、音声データを受け取ると、直ちにDSP116に供給してデジタル音声データに解凍した後、音声CODEC118でアナログの音声信号にデコードする。次いで、得られた音声信号をアンプ122に供給して増幅した後、音声として出力される(図2を参照のこと)。こうした一連の処理には、音声信号生成装置10に内蔵されたRAM106が使用されるが、RAM106の容量にも限りがあるため、一度に大きな音声データを受け取ることはできない。そこで、音声信号生成装置10は、受信制御データ(例えば、受信可能なデータ量を表すデータ)をPodCast局に向かって送信し、PodCast局からは受信制御データに従って(例えば、指定された容量の)音声データが供給されるようになっている。
また、PodCast番組を選択した状態でプリセットボタン22を2秒以上の長押しすると、図10に示した画面が表示されて、選択したPodCast番組をプリセット登録しておくことが可能となる。そして、「HDDモード」あるいは後述する「USBモード」で録音ボタン28を長押ししてやれば、プリセット登録されているPodCast番組については自動的にPodCastファイルを取り込むことが可能となる。この点については、後ほど詳しく説明する。
尚、図11では、PodCast局の下の階層には、PodCast局が提供可能な番組の階層が存在するものとして説明した。しかし、図8を用いて前述したインターネットラジオ局の番組のように、PodCast局の階層の下に、ジャンルの階層を設けたり、あるいはPodCast番組の階層の下に、幾つかのPodCastファイルをまとめたグループの階層を設けることとしても良い。
図12は、PodCast番組を聴取するための操作に伴って、液晶表示画面12に表示される画面が切り換わる様子を例示した説明図である。図12(a)は、PodCast局の選択中に表示される画面を表している。PodCast局名が長いために液晶表示画面12に表示しきらない場合は、画面の右から左に向かって表示が流れるようになっている。
また、PodCast局名の上方には、メニュー状態を表す図形が表示され、PodCast局名の左方には、表示中の内容を表す図形が表示される。これらの表示は、図9を用いて前述したインターネットラジオ放送を聴取する際の表示と同様であるが、PodCast番組を聴取するための画面では、画面上部の中央に、選択した内容が表示される点が、インターネットラジオ放送の場合とは異なっている。すなわち、図12(a)に示した例は「RADIOモード」から「PodCast」が選択されて、その下のPodCast局を選択するための画面であるから、画面上部の中央には「PodCast」が選択された旨の表示が点灯した状態となっている。
図12(a)に表示された状態でカーソル移動ボタン20の下側の部分を押すと、「PodCast局A」が選択されて、PodCast局が提供可能な番組を選択する画面に切り換わる。図12(b)は、PodCast番組を選択する際に表示される画面を表している。PodCast番組の選択中は、液晶表示画面12の中央には、選択可能な番組名が表示され、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すことにより、表示される番組名を切り換えることが可能である。また、液晶表示画面12の左方に設けられた「表示内容を表す部分」には、現在表示されている内容(番組名)がPodCast番組であることを表す図形(インターネットラジオ局92の番組であることを示す図形(図9(b)を参照)とは異なる形態の図形)が表示される。図11を用いて前述したように、PodCast番組の選択中にプリセットボタン22を長押しすれば、画面に表示されているPodCast番組をプリセット登録することが可能であるが、液晶表示画面12にPodCast番組が表示されている状態では、画面上の「表示内容」の部分に、必ず図12(b)に示されるような図形が表示されるので、この図形が表示されている時にはプリセット登録可能と覚えておくことで、簡便に且つ間違いなくプリセット登録することが可能となっている。
また、図12(b)に示されているように、PodCast番組を選択する画面では、液晶表示画面12の上部の中央には、既に選択済みのPodCast局名が表示されている。
図12(b)に示されるように、PodCast局の番組名「PCA1」が表示された状態でカーソル移動ボタン20の下側の部分を押すと、番組「PCA1」が選択されて、その番組内で聴取可能なPodCastファイルを選択する画面が表示される。図12(c)には、PodCastファイルを選択する際に表示される画面が例示されている。PodCastファイルの選択中は、液晶表示画面12の中央には、選択可能なファイル名が表示され、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押すことにより、表示されるファイルを切り換えることが可能である。また、ファイル名の上方には、選択した番組名が表示されている。そして、この画面上に希望のPodCastファイルを表示させた状態で、決定ボタン18を押せば、表示されているPodCastファイルのストリーミング再生が開始される。また、ストリーミング再生中に、音声信号生成装置10の前面に設けられた録音ボタン28を押せば、インターネットラジオの場合と同様に、聴取中の番組を録音することができる(図3:PodCast録音機能)。
以上に説明したように、本実施例の音声信号生成装置10では、インターネットラジオ放送を聴取する場合は番組を選択し、一方、PodCast番組を聴取する場合は番組の選択後、更にPodCastファイルを選択する違いはあるものの、どちらも「RADIOモード」からカーソル移動ボタン20を用いて選択可能であり、更に、同様な階層構造にまとめられている。このため、音声信号生成装置10のユーザは、インターネットラジオ放送の番組と、PodCast番組との違いを意識することなく、インターネット90から取り込んだ音声データを再生して聴取することが可能となっている。
E.USBモード:
上述した「RADIOモード」からモード切換ボタン16を押すと、音声信号生成装置10は「USBモード」に切り換わる。図13は、USBモードに搭載された各種機能と、これらを実現するための操作手順を示した説明図である。前述したようにUSBモードは、主に、USB端子34に接続されたUSB対応機器内の音声データを再生して聴取するためのモードである。図13の最上段には、USB対応機器内の音声データを再生するために要する一連の手順が模式的に示されている。前述した「HDDモード」でHDD102内の音声データを再生する場合と同様に、USB対応機器内の音声データを再生する場合も、液晶表示画面12の表示を見ながら簡単に行うことが可能となっている。
また、前述したHDDモードと同様に、USBモードにおいても、外部の機器で再生した音声を録音することが可能である。すなわち、外部の機器から音声信号が出力されるケーブルを、音声信号生成装置10の裏面側の入力端子に予め接続しておく。次いで、カーソル移動ボタン20を操作してデータ番号を指定し、音声信号生成装置10の前面に設けられた録音ボタン28を押せば、録音待機状態となる。この状態で、外部機器から音声信号が入力されると、音声信号は圧縮された音声データの形式に変換された後、指定したデータ番号でUSB対応機器内に保存される。図13中には、上述した手順により、外部機器で再生した音声を録音するための、一連の手順が模式的に示されている。
また、図13に示されているように、「USBモード」においても前述した「HDDモード」と同様に、USBモードに設定した状態でEDITボタン26を押すと、液晶表示画面12には、USB端子34に接続されたUSB対応機器内のファイルを操作するための画面が表示される。このモードでは、USB対応機器内に記憶されている音声データを消去したり、音声信号生成装置10のHDD102とUSB対応機器との間で音声データをコピーしたりすることができる。尚、USB端子34に接続された機器が、複数の音声データを記憶するとともに再生も可能な携帯型の音声再生機器である場合には、その再生機器に記憶されている音声データと、HDD102内の音声データとを比較して、差分の音声データだけを、USB端子34に接続された再生機器に記憶することとしても良い。また、このとき、HDD102内に存在する全ての音声データとの差分を取るのではなく、所定のフォルダとの間で差分を取ることとしても良い。例えば、語学などの学習番組を携帯型の音声再生機器に記憶しておき、通勤あるいは通学時に学習する場合には、このようにして差分ファイルを記憶することができれば、未だ学習していない講義をHDD102から音声再生機器にコピーすることができるので便利である。
更に「USBモード」においても、HDDモードと同様に、録音ボタン28を長押し(2秒以上)すると、後述するように、プリセット登録されている番組を、PodCastの機能を用いて取り込むことが可能となっている。この点については、後ほど詳しく説明する。
F.HOSTモード:
上述した「USBモード」からモード切換ボタン16を押すと、音声信号生成装置10は「HOSTモード」に切り換わる。HOSTモードでは、外部のコンピュータと音声信号生成装置10とを接続して、音声信号生成装置10のHDD102内に記憶されている音声データを、外部のコンピュータから直接操作することが可能となる。また、HOSTモードからモード切換ボタン16を押せば、再びHDDモードに切り換わるようになっている。
以上に説明したように、本実施例の音声信号生成装置10では、モード切換ボタン16を押して上述した各種のモードを切り換えながら、各モードに搭載されている機能を実行することにより、HDD102やUSB対応機器に記憶されている音声データを再生したり、あるいはAM放送やFM放送などのアナログ放送やインターネットラジオ放送、PodCast番組を聴取したり、音声データを録音するといったことが可能となっている。また、PodCast番組が予めプリセット登録されている場合は、図5あるいは図13の説明中で触れたように、HDDモードあるいはUSBモードで録音ボタン28を長押しすることで、プリセット登録されているPodCast番組を自動的にHDD102あるいはUSB対応機器に取り込んでおくことが可能となっている。こうして、PodCast番組を取り込んでおけば、HDDモードあるいはUSBモードに設定して、取り込んでおいた番組を好きな時に聴取することが可能となる。こうしたことは、音声信号生成装置10に搭載されたCPU100が、ROM104に記憶されているプログラムに従って、以下のような処理を行うことで実現されている。
G.PodCastによる音声データの取込:
G−1.PodCast取込処理:
図14は、本実施例の音声信号生成装置10において、プリセット登録されているPodCast番組を取り込む処理(PodCast取込処理)の流れを示すフローチャートである。以下では、音声信号生成装置10のユーザが録音ボタン28を長押しすると、かかる処理が開始されるものとして説明するが、これに限らず、例えば音声信号生成装置10の電源がONにされたときにも、開始されるようにしても良い。以下、図14のフローチャートに従って、PodCast取込処理の詳細な内容について説明する。
PodCast取込処理を開始すると、CPU100は先ず初めに、現在の設定モードが「HDDモード」または「USBモード」の何れかであるか否かを判断する(ステップS100)。前述したように、ユーザによってモード切換ボタン16が押されると、これを検出してモードの設定を切り換える処理は、図2を用いて前述したCPLD120からの信号に基づいてCPU100が行っているので、現在のモードがHDDモードまたはUSBモードに設定されているか否かを容易に判断することができる。
その結果、現在のモードがHDDモード、またはUSBモードのいずれでもなかった場合は(ステップS100:no)、エラーメッセージ、すなわち、PodCast番組を取り込む処理はHDDモードあるいはUSBモードでのみ実施可能である旨を、液晶表示画面12に表示して(ステップS102)、図14に示すPodCast取込処理を終了する。
一方、現在のモードがHDDモードあるいはUSBモードの何れかであった場合は(ステップS100:yes)、プリセット登録されているPodCast番組を読み込む(ステップS104)。プリセット登録されているPodCast番組とは、図10に示した画面上で登録番号を選択して登録されたPodCast局の番組であるが、このときに実際に登録されているのは、PodCast番組について記述したRSSと呼ばれるデータのURL(インターネット90上での住所のようなもの)である。RSSとは、Rite Site Summaryの略であり、インターネット90上に公開されたWebサイトに掲載されているコンテンツのタイトルや、URL、見出し、要約、更新時刻などが、所定のフォーマットで記述されたテキストデータである。
図15は、RSSの大まかな構造を例示した説明図である。図示するように、RSSは、先頭を示すタグ(−<rss>)から始まり、終端を示すタグ(</rss>)で終わる約束となっている。これら2つのタグの間には、初めにヘッダの部分が記述され、続いて、コンテンツの内容を記述した部分が繰り返される構造となっている。ヘッダには、Webサイトのタイトル、使用されている言語などが記述されている。また、2つのタグ(−<item>)から(</item>)までの間に記述されているのがコンテンツの内容となる。尚、以下では、コンテンツの先頭を示すタグ(−<item>)、およびコンテンツの終端を示すタグ(</item>)の対を、単に「<item>タグの対」と呼ぶことがあるものとする。Webサイトに複数のコンテンツが存在していれば、ヘッダに続いて、<item>タグの対で挟まれたかたまりが、コンテンツの数だけ繰り返し記述されることになる。
<item>タグの対に挟まれた部分には、コンテンツが掲載されるWebサイトのURLや、コンテンツのタイトル、コンテンツが更新された日時、コンテンツの実体が記憶されているURLなどが記述されている。このように、RSSを参照すれば、Webサイトを閲覧しなくても、そのWebサイトにはどのようなコンテンツが掲載されているか、更にはコンテンツが何時、更新されたかを知ることが可能となっている。尚、本実施例の音声信号生成装置10が扱うRSSは、PodCast番組についてのRSSであるから、<item>タグの対で挟まれた部分に、PodCastファイルの内容が記述されている。
このように、PodCast番組についてのRSSを参照するだけで、そのPodCast番組にはどのようなPodCastファイルが存在するかを知ることができるので、本実施例の音声信号生成装置10では、PodCast番組をプリセット登録すると、番組のURLではなくRSSのURLが登録されるようになっている。図14のステップS104では、プリセット登録されている全てのRSSのURLを読み込む処理を行う。
次いで、音声信号生成装置10のCPU100は、PodCast番組の読込モードの設定を取得する(ステップS106)。PodCast番組の読込モードとは、PodCast番組のRSSを参照した結果、その番組に複数のPodCastファイルが存在した場合に、どのファイルを読み込むかを示すモードである。PodCast番組の読込モードは、「HDDモード」に搭載されている各種設定機能(図3を参照のこと)を用いて、予め設定しておくことができる。読込モードを設定する方法については後述する。
次いで、ステップS104で読み込んでおいたURLに基づいて、インターネット90上からRSSデータを読み込んだ後(ステップS108)、PodCast番組のPodCastファイルを読み込む処理を開始する(ステップS200)。かかるPodCast読込実行処理の詳細については後述するが、読み込んだRSSを解析して、読み込むべきPodCastファイルが存在するか否かを判断し、必要なファイルだけをインターネット90上から取り込む処理を行う。
こうして、プリセット登録されている1つのPodCast番組のPodCastファイルを読み込んだら、プリセット登録された全番組について、上述した処理を行ったか否かを判断し(ステップS110)、未処理の番組が残っていれば(ステップS110:no)、ステップS108に戻って上述した続く一連の処理を行う。こうした操作を繰り返し、全番組についての処理を終了したと判断されたら(ステップS110:yes)、図14に示すPodCast取込処理を終了する。
続いて、上述したPodCast取込処理の中で、各PodCast番組の中から必要なPodCastファイルを選択して読み込む処理(PodCastファイル読込実行処理)について説明する。
G−2.PodCastファイル読込実行処理:
図16は、PodCastファイル読込実行処理の流れを示すフローチャートである。かかる処理は、音声信号生成装置10に搭載されたCPU100によって実行される処理である。CPU100は、PodCastファイル読込実行処理を開始すると、先ず初めに、読み込んだRSSデータの中で<item>タグの対を検索する(ステップS202)。前述したように、<item>タグの対に挟まれた部分は、PodCastファイルが記述される部分である。そこで、先ず初めは<item>タグの対を目印にして、PodCastファイルが記述されている部分を検索するのである。
<item>タグの対が見つかったら、その中にコンテンツファイルが存在するか否か、換言すれば、コンテンツの実体を格納したURLが記述されているか否かを判断する(ステップS204)。RSSでは、<enclosure url>というタグの中に、コンテンツファイルのURLが記述されている。また、本実施例の音声信号生成装置10は、専ら音声データを再生するから、データ形式が音声データのURLが記述されている場合にだけ、コンテンツファイルが存在すると判断する(ステップS204:yes)。尚、液晶表示画面12で静止画像あるいは動画を表示可能として、音声データに限らず、静止画像データあるいは動画データを、RSS機能によって取り込み、再生することとしてもよい。
そして、コンテンツファイルが見つかったら、そのコンテンツファイルを読込対象ファイルとして、URLを記憶した後(ステップS206)、そのコンテンツが更新された日付時刻情報を取得しておく(ステップS208)。コンテンツが更新された日付時刻情報は、<pubDate>タグと、</pubDate>タグの間に記述されている。こうして一対の<item>タグの間に記述されたコンテンツファイルのURLと日付時刻情報とを記憶したら、再びステップS202に戻って、次の<item>タグの対を検索し、タグの対が見つかったら、同様な処理を行う。また、<item>タグの対が見つかっても、その中にコンテンツファイルが存在しなかった場合は(ステップS204:no)、URLや日付時刻情報を記憶することなく、ステップS202に戻って次の<item>タグの対を検索する。
以上のような操作を繰り返し、このRSSには<item>タグの対が残っていないと判断されたら(ステップS202:no)、読込対象ファイルが検出されたか否かを判断する(ステップS210)。RSSデータの中に<item>タグの対が見つからなかったり、音声データ形式のコンテンツファイルが1つも存在しなかった場合は、読込対象ファイルは検出されていないと判断される(ステップS210:no)。そこで、この場合は、PodCastファイルを読み込むことなく処理を終了して、図14に示したPodCast取込処理に復帰した後、残りのPodCast番組についてのPodCastファイルを取り込む処理を開始する。
一方、読込対象ファイルが検出されていた場合は(ステップS210:yes)、読込モードが、何れのモードに設定されているかを判断する(ステップS212)。本実施例の音声信号生成装置10では、読込モードとして、前回にPodCastファイルを読み込んでから以降に更新されたファイルの中で、最新のファイルのみを読み込むモード(モード1)と、更新された全てのPodCastファイルを読み込むモード(モード2)と、RSSに記述されている全てのPodCastファイルを読み込むモード(モード3)の3つの読込モードが設定可能となっている。これら読込モードを設定する方法については後述する。
ステップS212で、読込モードがモード1と判断された場合は、読込対象ファイルとして記憶しているPodCastファイルの中から、既に読み込まれて記憶済みのファイルを除いて、残りの中で最新のPodCastファイルのみをインターネット90から読み込む処理を行う(ステップS214)。この処理は、次のようにして行われる。図14に示したPodCast取込処理(および図16のPodCast読込実行処理)がHDDモードで実施された場合は、HDD102に存在する既に読込済みのPodCastファイルを検索する。そして、読込対象ファイルと同じファイルが既に読み込まれている場合は、そのファイルについては、読込対象ファイルから除外する。同様に、図14に示したPodCast取込処理(および図16のPodCast読込実行処理)がUSBモードで実施された場合は、USB端子34に接続されたUSB対応機器に記憶されているPodCastファイルを検索して、読込対象ファイルと同じファイルが存在すれば、そのファイルについては、読込対象ファイルから除外する。そして、残った読込対象ファイルの日付時刻情報に基づいて、最も新しく更新されたPodCastファイルのみを、インターネット90上から読み込む処理を行う。
尚、ここでは、図14のPodCast取込処理がHDDモードから実行された場合には、読み込んだPodCastファイルはHDD102上に記憶され、USBモードから実行された場合には、USB端子34に接続されたUSB対応機器に記憶されるものとして説明するが、次のようにすることも可能である。すなわち、USB端子34にUSB対応機器が接続されていることが検出された場合には、図14のPodCast取込処理がHDDモードあるいはUSBモードの何れから実行されたかに拘わらず、USB端子34に接続されているUSB対応機器に記憶することとしても良い。USB端子34にUSB対応機器を接続するのは、このUSB対応機器に音声データを記憶するためであることが多いから、こうすれば、USB対応機器が接続されている場合には、HDD102に記憶されないので、HDD102の限られた記憶領域を有効活用することが可能となり、また、HDD102に記憶された音声データをUSB対応機器に転送する必要がなくなるので便利である。更に、RSS機能を用いて音声データを取り込む(録音する)場合には、USB対応機器をUSB端子34に接続して放置しておけば、所望のPodCastファイルがUSB対応機器に記憶される。従って、USB対応機器を音声信号生成装置10から引き抜いて外出し、外出先で所望の(最新の、聴きたかった)番組を聴くことができる。
加えて、接続されたUSB対応機器が音声データの再生機能を搭載した機器である場合には、USB端子34から音声データとともに電力を供給して、USB対応機器を充電することとしても良い。USB対応機器が音声データを再生する機能を搭載していれば、当然、音声データを受け取ったら次は再生することが予想されるが、再生には電力が必要となる。このため、USB端子34からUSB対応機器に対して、音声データとともに電力も供給してやれば、受け取った音声データを直ちに再生することが可能となるので便利である。特に、RSS機能を用いて録音する場合には、多種多様な番組の音声データが一度に録音される(読込モードが後述するモード2やモード3の場合には、番組のバックナンバーを含めて録音される)ため、USB対応機器側の電力の消費も著しい。よって、読込対象ファイルのUSB対応機器への転送処理ないし記憶処理の最中に充電がなされることで、(a)これらの処理の実行中にUSB対応機器に蓄積された電力に不足が生じて更新処理が途中で終了してしまい、USB対応機器をUSB端子34から外して聴取しようとした場合に、録音を望んだ番組の一部しか聴取することができないという事態や、(b)転送ないし記憶処理がなされたUSB対応機器をUSB端子34から外して聴取しようとした場合に、USB対応機器に蓄積された電力が転送ないし記憶処理によって既に使い果たされてしまっているため、短時間しか番組を聴取することができないという事態の発生を回避することができる。
ステップS212で、読込モードがモード2と判断された場合は、読込対象ファイルとして記憶しているPodCastファイルの中から、既に読み込まれて記憶済みのファイルを除いて、残りの全てのPodCastファイルを読み込む処理を行う(ステップS216)。かかる処理においても、先ず初めにHDD102あるいはUSB対応機器内に記憶されているPodCastファイルを検索して、読込対象ファイルと同じファイルが存在すれば、そのファイルについては読込対象ファイルから削除する。そして、残った全ての読込対象ファイルを、インターネット90上から読み込む処理を行う。
更に、ステップS212で、読込モードがモード3と判断された場合は、読込対象ファイルとして記憶している全てのPodCastファイルを読み込む処理を行う(ステップS218)。
こうして、RSSを解析して抽出された読込対象ファイルの中から、予め設定されている読込モードに応じて必要なPodCastファイルを選択し、選択したファイルを読み込んだら、図16に示すPodCastファイル読込実行処理を終了して、図14のPodCast取込処理に復帰する。前述したようにPodCast取込処理では、プリセット登録された全番組についてPodCastファイルを読み込んだか否かを判断して(図14のステップS110)、未だPodCastファイルを読み込んでいないPodCast番組が残っていれば、その番組について、図16のPodCastファイル読込実行処理を行う。そして、プリセット登録されている全てのPodCast番組について、上述した処理を終了したと判断されたら(図14のステップS110:yes)、図14に示したPodCast取込処理を終了する。こうすることにより、PodCast番組の中から必要なPodCastファイルが選択されて、HDD102あるいはUSB端子34に接続されたUSB対応機器に保存されることになる。
尚、上述したPodCast取込処理では、読み込んだPodCastファイルの記憶場所を、予め、HDD102,USB対応機器,HDD102およびUSB対応機器のいずれかに設定しておき、設定された場所に記憶することとしても良い。このとき、PodCastファイルの記憶場所はPodCast番組毎に設定可能としても良い。
また、上述したPodCast取込処理は、直ぐに再生するPodCastファイルを取り込むために実行されるのではなく、その意味では緊急性の低い処理となっている。このため、インターネットラジオ放送やPodCast番組のストリーミング再生中に、バックグラウンドで実施することも可能である。加えて、バックグラウンドで実施していたPodCast取込処理が完了した場合には、その旨を液晶表示画面12に表示することとしても良い。
更に、プリセット登録されている全てのPodCast番組について、PodCastファイルを取り込むのではなく、登録番号毎にON/OFFを設定可能としておき、ONに設定されているPodCast番組のみ取り込むこととしても良い。こうすれば、多数の番組がプリセット登録されている場合でも、所望の番組だけPodCastファイルを取り込むことができるので、ファイルを取り込む時間を短縮することが可能となる。
G−3.読込モードの設定方法:
PodCastファイルの読込モードは、「HDDモード」から「高度な設定画面」を開くことによって行う。図5を用いて前述したように、「高度な設定画面」は「HDDモード」からEDITボタン26を押すことによって呼び出すことができる。
図17は、「各種項目の設定画面」および「高度な設定画面」を示した説明図である。図17(a)は、HDDモードからEDITボタン26を長押しすることで、液晶表示画面12に「各種項目の設定画面」の一部が表示された様子を示している。図示されているように、「各種項目の設定画面」を開くと、液晶表示画面12には、選択可能な機能を表す各種の図形が表示される。図示されている4つの図形は、画面の左側から順番に、それぞれ「時計、タイマーを設定する機能」、「各種のパラメータを設定する機能」、「音声信号生成装置10をLANに接続するための設定を行う機能」、「各種ユーティリティを使用する機能」を表している。これら機能は、カーソル移動ボタン20の左側あるいは右側の部分を押して、カーソルを移動させることにより選択することができる。図17では、機能を表す図形を矩形で囲うことによって、その機能が選択されていることを表している。また、液晶表示画面12の上部には、選択した機能の内容が表示される。このため、音声信号生成装置10のユーザは、表示の内容を見ながらカーソル移動ボタン20を操作して所望の機能を選択し、決定ボタン18を押すことで、選択した機能を実行することができる。
尚、本実施例の音声信号生成装置10では、「各種ユーティリティを使用する機能」を選択すると、インターネット90上から取り込んだプログラムおよびデータによって、音声信号生成装置10内のROM104、114(図2参照)に記憶されているプログラムおよびデータを更新し、音声信号生成装置10のファームウェアをバージョンアップすることも可能となっている。このため本実施例の音声信号生成装置10は、制御内容を修正したり新たな機能を追加することを、簡単に実施することが可能である。
音声信号生成装置10がHDDモードに設定された状態でEDITボタン26を押すと、液晶表示画面12の表示は「高度な設定画面」に切り換わる。図17(b)には、液晶表示画面12上に「高度な設定画面」が表示された様子を示している。図示した例では、画面の左から順番に、「リピート再生に関する設定を行う機能」、「再生スピードを設定する機能」、「PodCastの更新に関する設定を行う機能」を表す3つの図形が表示されている。また、カーソルは3つめの図形に合わされており、液晶表示画面12の上部には、「PodCastの更新に関する設定を行う機能」が選択されている旨が表示されている。この状態で決定ボタン18を押せば、PodCastファイルの読込モードを設定することが可能となる。
図17(c)は、PodCastファイルの読込モードを設定する画面が表示されている様子を示している。画面には、設定可能な3つのモードに対応する図形が表示されている。左端の図形は、更新されたPodCastファイルの中で最新のファイルのみを読み込むモード(モード1)を表しており、左から2番目の図形は、更新されている全てのPodCastファイルを読み込むモード(モード2)を表している。また、左から3番目の図形は、RSSに記述されている全てのPodCastファイルを読み込むモード(モード3)を表している。音声信号生成装置10のユーザは、この画面上でカーソルを何れかの図形に合わせた後、決定ボタン18を押すことにより、所望の読込モードを設定することが可能となっている。
G−4.Web画面からのプリセット登録方法:
また、以上の説明では、PodCast番組のプリセット登録を行うためには、図11および図12を用いて液晶表示画面12上でPodCast番組が表示されている状態でプリセットボタン22を長押しする必要があるものとして説明したが、音声信号生成装置10に外部のコンピュータを接続することで、コンピュータのWeb画面上からプリセット登録することも可能である。
図18は、Web画面上からプリセット登録するために音声信号生成装置10とパーソナルコンピュータ98とを接続した様子を例示した説明図である。Web画面上からプリセット登録を行うためには、外部のコンピュータ(図18ではパーソナルコンピュータ98)と音声信号生成装置10とを接続しておく必要がある。もっとも、図1に示したように、音声信号生成装置10はルータ80に接続可能であるから、簡便には同じルータ80に外部コンピュータを接続することで、ルータ80を介して音声信号生成装置10と外部コンピュータとを接続することも可能である。このような構成としておけば、パーソナルコンピュータ98でインターネット90上のWebサイトを閲覧しながら、Webサイト上に設けられたリンクをコピーするだけの極めて簡単な操作により、PodCast番組をプリセット登録することが可能となる。
たとえば、Webサイトの閲覧中に面白そうなPodCast番組を見つけたとする。通常、このようなWebサイトには、PodCast番組のRSSへもリンクが張られており、リンクが張られている箇所はサイト内の目に付き易い箇所に設定されている。このPodCast番組をプリセット登録する場合、先ず、パーソナルコンピュータ98上で新たなWebブラウザを立ち上げて、ブラウザ画面を表示させる。ここでWebブラウザとは、Webサイトのページを表示するためのアプリケーションプログラムであり、ブラウザ画面とは、Webサイトのページを閲覧するためにWebブラウザによって表示される画面である。次いで、ブラウザ画面から音声信号生成装置10のローカルアドレスを入力することで、音声信号生成装置10内に記憶されているプリセット登録の設定画面を読み出してやる。ここでローカルアドレスとは、ルータに接続されている機器の1つ1つにルータが割り当てるアドレスである。このアドレスは、ルータに接続された機器間でデータをやり取りする場合にだけ有効なアドレスであるため、インターネット上のアドレス(グローバルアドレスと呼ばれることがある)と区別してローカルアドレスと呼ばれる。
図19は、音声信号生成装置10から読み出したプリセット登録画面が、パーソナルコンピュータ98のブラウザ画面上に表示されている様子を例示した説明図である。図示されているように、Webブラウザを用いてプリセット登録を行う画面には、「タイトル」、「URL」、「形式」の3つの項目を設定する欄が設けられている。前述したように、Webサイトの閲覧中に面白そうなPodCast番組を見つけた場合には、そのサイトに設けられたRSSへのリンクをコピーして、図19中の「URL」と表示された欄に貼り付ければよい。また「タイトル」の欄には、PodCast番組の内容を表す任意の文章を記述しておくことができる。更に、「形式」の欄に設けられた下向きの矢印をクリックすることで、RSSに記述されたコンテンツの中からPodCastファイルとして抽出する音声データのデータ形式を選択することが可能となっている。
図19に例示したプリセット登録画面では、「タイトル」、「URL」、「形式」の3つの項目を合計10組まで設定することで、10個のPodCast番組をプリセット登録することが可能となっている。
また、プリセット登録時の登録番号は、HDD102に予め設けられた専用の保存フォルダと対応付けられている。図20は、プリセット登録時の登録番号と、各登録番号に対して設けられた専用の保存フォルダ名とを示した説明図である。音声信号生成装置10を「HDDモード」に設定した状態で録音ボタン28を長押しすると、図14を用いて前述したPodCast取込処理が実行されて、プリセット登録されているPodCast番組の内容が、登録番号に対応する専用の保存フォルダ内に記憶(録音)されるようになっている。このようにして専用の保存フォルダに記憶されたPodCast番組の内容は、前述したように「HDDモード」からカーソル移動ボタン20および決定ボタン18を用いて選択することで、番組の内容を聴取することができる。あるいは、前述したように、プリセット登録されたインターネットラジオ放送の番組をストリーミング再生して聴取する場合と同様にして、プリセット登録の画面上から登録番号を選択することで、直ちにPodCast番組の内容をストリーミング再生して聴取することも可能である。
図21は、プリセット登録されている番組を聴取するために、液晶表示画面12の画面上で登録番号を選択している様子を例示した説明図である。かかる画面は、音声信号生成装置10の前面に設けられたプリセットボタン22を押すことによって表示させることができる。そして、画面上でカーソルを移動させて登録番号を選択して決定ボタン18を押せば、選択した番組をストリーミング再生して聴取すること可能となる。
ここで、本実施例の音声信号生成装置10では、インターネットラジオ放送の番組とPodCast局の番組とを区別することなく、同一の画面上で登録するようになっており、このことに対応して、1番から10番までの登録番号には、インターネットラジオ放送の番組とPodCast局の番組とが混在した状態でプリセット登録されている。もっとも、カーソルを移動させて登録番号を選択すると、液晶表示画面12上には、選択した登録番号にプリセット登録されている番組名が表示され、更に、液晶表示画面12の左側の部分には、登録されている番組がインターネットラジオ放送の番組、またはPodCast番組の何れであるかを区別するための図形が表示されるようになっている。
図21(a)は、一例として、インターネットラジオ放送の番組が登録番号3番にプリセット登録されている場合が例示されており、液晶表示画面12の中央には番組名が、そして液晶表示画面12の左側には、その番組がインターネットラジオ放送の番組であることを示す図形が表示されている。また、図21(b)は、PodCast番組が登録番号8にプリセット登録されている場合を表している。図21(a)と同様に、液晶表示画面12の中央には番組名が、そして左側には、その番組がPodCast番組であることを示す図形が表示されている。このように、本実施例の音声信号生成装置10では、番組をプリセット登録したり、あるいはプリセット登録した番組をストリーミング再生して聴取する場合にも、インターネットラジオ放送の番組とPodCast番組とを区別することなく取り扱う。このため、音声信号生成装置10のユーザは、インターネットラジオ放送の番組を聴取する場合と全く同様な感覚で、PodCast番組を聴取することが可能となっている。
更に、PodCast局においてPodCast番組の内容が更新され、更新後のファイルがバックナンバーとしての更新前のファイルと共にサーバに蓄積されている場合には、PodCast取込処理が実行されることにより、1つの番組について複数のPodCastファイルが読み込まれる。こうして読み込まれた複数のPodCastファイルは、番組の登録番号に対応する専用の保存フォルダ内に記憶(録音)される。こうして記憶(録音)された複数のファイルを聴取する場合のユーザの便宜を考慮して、次のようにして再生することとしても良い。すなわち、PodCastファイルの読み込みと同時に日付時刻情報も読み込んでおき、ユーザの設定に応じて、日付あるいは時刻の古いファイルから順番に再生したり、逆に新しいファイルから順番に再生することとしても良い。例えば、PodCast番組が語学などの学習講座である場合は、初めから順番通りに再生する必要があるため、複数のPodCastファイルを読み込んだ場合には古いファイルから再生した方が便利である。これに対して、PodCast番組がニュースや株式情報などである場合は、PodCast番組内で最新のPodCastファイルから再生し、時間があれば時間を遡って順番に古いファイルを再生するといったことが可能となる。
なお、複数の番組がそれぞれ異なる登録番号に割り当てられてプリセット登録されている場合には、PodCast取込処理が実行されることにより、各番組についてPodCastファイルが読み込まれる。こうして読み込まれたPodCastファイルは、各番組の登録番号に対応する専用の保存フォルダ内に、即ち、複数の異なるフォルダに記憶(録音)される。こうして複数の各フォルダに記憶(録音)された複数のファイルを聴取する場合のユーザの便宜を考慮して、フォルダ内で最新のPodCastファイルをフォルダごとに順次再生することとしても良い。こうすれば、例えば、図20の900フォルダ内にファイルA(更新日:2005年10月1日),ファイルB(更新日:2005年10月2日)が記憶され、901フォルダにファイルC(更新日:2005年10月1日),ファイルD(更新日:2005年10月2日)が記憶されている場合には、ファイルA,ファイルC(またはファイルC,ファイルA)の順に再生される。
あるいは、取り込んだPodCast番組内に、既に再生したPodCastファイルと、未だ再生していないPodCastファイルとが存在している場合は、再生していないファイルのみを取り出して、これらを新しい順に、または古い順に再生することとしても良い。ここで、再生したPodCastファイルと再生していないPodCastファイルとを識別する方法としては、例えば、ファイルの所定割合(あるいは所定時間分)が再生されると自動的にCPU100が、そのPodCastファイルにフラグを設定することができる。あるいは、そのファイルに再生済みのフラグを設定しても良いかをユーザに確認し、ユーザが設定して良いと判断した場合にだけ、再生済みのフラグを設定することとしても良い。
また、このように、PodCastファイルに再生済みのフラグをセットする場合には、ファイル中で再生済みの位置を示す情報も記憶しておき、次回そのPodCastファイルを再生する際には、再生を止めた位置からファイルの再生を開始することとしても良い。PodCast番組がドラマや映画に関する番組であった場合のように、動画データを含んだPodCastファイルを受け取って再生する際には、前回に再生を止めた位置から、再び再生を開始することができれば、既に再生した映像を再生する必要がなくなるので便利である。
もちろん、音声信号生成装置10に搭載されているHDD102の容量にも限界があるから、読み込んだPodCastファイルがあまりに多くなると、読み込んだPodCastファイルを整理する必要が生じる。そこで、PodCastファイルの読み込み時に取得した日付時刻情報を利用して、一定期間以上が経過している古いファイルは消去したり、あるいは、記憶容量が不足した場合だけ日付時刻情報の古いPodCastファイルから順番に消去することとしても良い。もっとも、単に古いからと言って消去してはならないPodCastファイルも存在するから、このようなファイルには消去不要を意味するフラグを設定したり、あるいは消去不要なファイルのみを格納する専用フォルダを設けておき、ここにPodCastファイルを移動しておくこととしても良い。
G−5.PodCast番組のタイマー取込機能:
また、以上の説明では、プリセット登録されているPodCast番組の内容を更新する場合には、音声信号生成装置10を「HDDモード」あるいは「USBモード」に設置した状態で録音ボタン28を長押しすることにより、図14に示したPodCast取込処理を実行する必要があるものとして説明した。しかし、本実施例の音声信号生成装置10では、タイマー機能が搭載されており、予め設定しておいた時刻に達すると図14のPodCast取込処理を自動的に実行させて、PodCast番組の内容を更新することも可能である。以下、かかる機能(PodCast番組のタイマー取込機能)について説明する。
図22は、PodCast番組の取込タイマーを設定するために、液晶表示画面12の表示を切り換えている様子を示した説明図である。尚、PodCast番組の取込タイマーとは、PodCast番組のタイマー取込機能を利用するために時刻が設定されるタイマーである。PodCast番組の取込タイマーを設定するためには、HDDモードからEDITボタン26を長押しすることで、液晶表示画面12に「各種項目の設定画面」を表示させる。図22(a)は、液晶表示画面12に「各種項目の設定画面」の一部が表示された様子を示している。尚、この画面は、図17(a)を用いて前述した画面と同じであるため、画面構成の説明は省略する。
図22(a)に示した画面上で、「時計、タイマーを設定する機能」を表した時計の図形にカーソルを合わせて、音声信号生成装置10の前面に設けられた決定ボタン18を押すと、時計やタイマーを設定するためのより詳細な機能を選択するための画面が表示される。図22(b)には、より詳細な機能を選択するための画面が例示されている。詳細な機能を選択する画面では、画面の左端には、選択した機能を表す図形(ここでは、「時計、タイマーの設定するための機能」を示す時計の図形)が表示されており、その右側には、選択可能なより詳細な機能を表す図形が表示されている。また、全ての図形を液晶表示画面12に表示しきれない場合は、カーソル移動ボタン20を操作することで、表示される図形を順送りすることが可能となっている。図22(b)では、詳細な機能として、予約録音タイマー機能(予め設定された日時に自動で録音を開始する機能)を表す図形(時計にRECの文字を組み合わせた図形)と、目覚ましタイマー機能(予め設定された時刻に自動で電源が入る機能)を表す図形(朝日にWUPの文字を組み合わせた図形)、そしてPodCaast番組のタイマー取込機能を表す図形(時計にRSSの文字を組み合わせた図形)が表示されている場合が示されている。これらの他、音声信号生成装置10は、就寝タイマー機能(設定された時間の経過後に自動で電源を切る機能)も備えている。
PodCast番組の取込タイマーを設定する場合は、図22(b)の右端に表示されている図形(PodCaast番組のタイマー取込機能を表す図形)にカーソルを合わせて、決定ボタン18を押すことで、日時および時刻を設定する画面に切り換える。図22(c)には、PodCast番組の取込タイマーに日時および時刻を設定するための画面が示されている。画面の上部および左側には、PodCast番組の取込タイマーを設定中である旨の表示および図形が表示され、画面の中央には、設定する日付と時刻とが表示されている。音声信号生成装置10のユーザは、カーソル移動ボタン20を操作してカーソルを移動させながら、日付および時刻を設定した後、決定ボタン18を押すことで、PodCast番組の取込タイマーを設定する。こうして取込タイマーを設定しておけば、設定した日時になると、図14に示したPodCast取込処理が自動的に実行されて、プリセット登録されているPodCast番組の内容を読み込むことが可能となる。
尚、以上の説明では、設定された時刻になると図14に示したPodCast取込処理が自動的に実行されるものとして説明した。しかし、設定した時刻になった旨を液晶表示画面12上に表示して、PodCast取込処理を実行するか否かは、ユーザが判断可能としても良い。
尚、本実施例の音声信号生成装置10には、種々のタイマー機能が搭載されているが、同時に設定可能なタイマー数には当然ながら限りがある。そこでユーザが、設定可能な数を超えてタイマー機能を設定しようとした場合には、その旨を表示するとともに、何れかのタイマー機能をOFFにするよう促すメッセージを表示させることとしても良い。加えて、複数のタイマー機能の設定内容が矛盾した場合に対処すべく、予め設定されている優先順序に従って、何れかのタイマー機能の設定を優先させることとしても良い。例えばCPU100が、就寝タイマーの起動中にPodCast番組の取込タイマーの設定日時が到来したと判断した場合には、就寝タイマーよりも取込タイマーを優先する処理を行う構成を考えることができる。こうすれば、PodCast取込処理が、就寝タイマーがセットされているか否かに拘らず実行されるので、HDD102あるいはUSB端子34に接続されたUSB対応機器にPodCast番組を確実に保存することができる。また、上記の構成において、セットされていた就寝タイマーをPodCast取込処理後に起動し、音声信号生成装置10の電源をオフすることも、節電を図る等の点で好ましい。更に、PodCast番組の保存先がUSB端子34を通じて充電されるUSB対応機器である場合には、CPU100が、セットされていた就寝タイマーをPodCast取込処理後に起動し、USB対応機器への充電状態がフルであると判断した場合に限って、音声信号生成装置10の電源をオフする構成としてもよい。こうすれば、就寝タイマーをセットしたか否かに拘らず、十分な電力が蓄えられたUSB対応機器を持って外出することができる。
また、図22(c)では、具体的な日付が設定されているものとして説明したが、日付の代わりに「――」を設定しておくことで、設定した時刻になると毎日、自動的にPodCast番組の内容が更新されるようにすることも可能となっている。
更には、各種のタイマー機能においては、日付と時刻を設定する代わりに、経過時間あるいは時間間隔を設定しておき、設定時間の経過後、あるいは設定した時間が経過する度にタイマー機能を作動させることとしてもよい。もちろん、時間間隔は一定時間に限らず、任意の時間間隔を設定することも可能である。
H.変形例:
以上では、音声信号生成装置10が据え置き型の機器である場合について説明したが、本実施例の音声信号生成装置10は、携帯型の機器として構成することも可能である。以下では、このような変形例について説明する。
図23は、携帯型の機器として構成された変形例の音声信号生成装置500の外観形状を示した説明図である。図示されているように、変形例の音声信号生成装置500の前面側には、矩形の液晶表示画面512と、楕円形のカーソル移動ボタン520と、細長い矩形の内蔵スピーカ532などが設けられている。また、前述した音声信号生成装置10と同様に、変形例の音声信号生成装置500においても、カーソル移動ボタン520の中央には決定ボタン518が設けられている。これら液晶表示画面512、カーソル移動ボタン520、決定ボタン518は、前述した音声信号生成装置10における液晶表示画面12や、カーソル移動ボタン20、決定ボタン18と、ほぼ同様な機能を有している。
また、変形例の音声信号生成装置500では、液晶表示画面512の右下に録音ボタン550が設けられており、この録音ボタン550を押すと、液晶表示画面512の左上に設けられた録音マイク554から音声を取り込んで録音することが可能となっている。録音中は、液晶表示画面512の右上に設けられた録音LED552が点灯し、録音した音声は、圧縮された音声データとして内部のメモリに記憶されるようになっている。
また、こうして録音した音声データを消去する場合には、カーソル移動ボタン520を操作しながら液晶表示画面512上で音声データを選択した後、液晶表示画面512の下方に設けられた削除ボタン556を押すことによって、消去することができる。
更に、音声信号生成装置500の上面側にはアンテナ536が設けられており、AM放送やFM放送などの各種電波放送を聴取することができる。加えて、変形例の音声信号生成装置500では、携帯電話600のように基地局610を介してインターネット90に接続することも可能である。図25には、変形例の音声信号生成装置500が、無線で基地局610に接続され、基地局610から中継サーバ620を介してインターネット90に接続される様子が模式的に示されている。この様にしてインターネット90に接続すれば、前述した音声信号生成装置10と同様にして、インターネットラジオ放送の番組やPodCast番組を聴取することも可能である。そして、液晶表示画面512の左下に設けられた登録ボタン522を押せば、これら各種の番組、すなわちAM放送やインターネットラジオ放送などの番組を予め登録しておくことができる。更には、PodCast番組のプリセット登録も、登録ボタン522を押すことによって行うことが可能である。なお、上述した音声信号生成装置10と同様に、音声信号生成装置500の本体にLANケーブルを接続する端子を設け、有線でインターネットに接続する構成としても構わない。
また、変形例の音声信号生成装置500の一方の側面には、メモリーカードの挿入口560が設けられており、この挿入口560にメモリーカードを差し込むことで、メモリーカード内に音声データを書き込んだり、あるいはメモリーカード内の音声データを読み込んで再生することも可能である。更に、音声信号生成装置500の反対側の側面には、内蔵スピーカ532の音量を調整するための音量調整スイッチ562や、音声信号生成装置500の動作が異常になった場合にリセットするためのリセットボタン564などが設けられている。加えて、音声信号生成装置500の仮面側には、不揮発性記憶装置を備えたUSB対応機器を外部接続するためのUSB端子534や、そのUSB対応機器に充電するための充電用端子558などが設けられている。
変形例の音声信号生成装置500においても、装置内部の電気的な構成については、図2を用いて前述した音声信号生成装置10の構成とほぼ同様である。すなわち、図2を用いて前述したように、CPUを中心として、ROMや、RAM、不揮発性記憶装置であるハードディスク(HDD)、DSP、チューナなどが、バスを介して相互にデータをやり取り可能に接続された構成となっている。但し、変形例の音声信号生成装置500では、携帯型の装置として構成されている関係上、LANカードや、インジケータなどが搭載されておらず、更に、搭載されているボタンも一部で異なる点が相違している。
このような変形例の音声信号生成装置500においても、インターネット90に接続して、AM放送やFM放送などのアナログ放送の番組を聴取したり、インターネットラジオ放送の番組やPodCast番組をストリーミング再生して聴取することが可能である。また、インターネットラジオ放送の番組やPodCast番組を、音声信号生成装置500に内蔵されたハードディスクや音声信号生成装置500のUSB端子534に接続されたUSB対応機器に、記憶場所をハードディスク,USB対応機器のいずれかまたは双方に指定した上で、RSS機能を用いて自動的に録音することが可能である。
また、これら番組を聴取するための手順としては、液晶表示画面512の表示を見ながらカーソル移動ボタン520、決定ボタン518などを操作することにより、前述した音声信号生成装置10とほぼ同様の手順によって聴取することが可能となっている。すなわち、変形例の音声信号生成装置500では、アナログ放送の番組を聴取するモード,インターネットラジオ放送を聴取するモード,PodCast番組を聴取するモードのいずれかを、カーソル移動ボタン520を用いて選択可能である。このため、音声信号生成装置500のユーザは、アナログ放送の番組と、インターネットラジオ放送の番組と、PodCast番組との違いを意識することなく、アナログ放送やインターネット90から取り込んだ音声データの聴取をすることができる。
尚、変形例の音声信号生成装置500は、充電可能ないわゆる二次電池で動作しており、音声信号生成装置500を専用のクレードル590にセットすることで、内蔵されている二次電池に充電することが可能となっている。図24は、変形例の音声信号生成装置500を専用のクレードル590にセットしている様子を示す斜視図である。図示されているように、クレードル590には、充電用の端子592が設けられており、音声信号生成装置500をクレードル590にセットすることで、二次電池に充電することができる。このとき、二次電池の過充電を検出して充電を停止することも可能であるが、簡易的には音声信号生成装置500に充電用のタイマーを設けておき、充電開始後に所定の時間が経過すると、自動的に充電を停止することとしても良い。また、クレードル590には、USB接続用端子594も設けられており、音声信号生成装置500をクレードル590にセットすると、音声信号生成装置500の底面に設けられたUSB端子534が、USB接続用端子594に接続されるようになっている。そして、このUSB接続用端子594を介して、音声信号生成装置500のUSB端子534と、前述した音声信号生成装置10のUSB端子34とを接続することにより、音声信号生成装置500の充電中にPodCastファイルを、音声信号生成装置10から音声信号生成装置500に転送することも可能である。
また、クレードル590にLANケーブルを接続しておき、音声信号生成装置500をクレードル590にセットすると、LANケーブルを介してインターネット90に接続するようにしても良い。通常、LANケーブルを介してインターネット90に接続した方が、携帯電話のように基地局610を介してインターネット90に接続するよりも高速でデータを受信することが可能である。従って、プリセット登録されているPodCast番組の内容を、RSS機能を用いて更新する場合などには、音声信号生成装置500がクレードル590にセットされている間に更新すれば、多くのPodCast番組を更新する場合でも短時間で更新することが可能となる。
加えて、変形例の音声信号生成装置500においては、更新処理が行われている期間中に充電がなされるので、更新処理に必要な電力を確保することができる。特に、RSS機能を用いて録音する場合には、多種多様な番組の音声データがバックナンバーを含めて一度に録音されるため、二次電池の電力の消費も著しい。よって、更新処理の最中に充電がなされることで、(a)更新処理の実行中に二次電池に蓄積された電力に不足が生じて更新処理が途中で終了してしまい、音声信号生成装置500をクレードル590から外して聴取しようとした場合に、録音を望んだ番組の一部しか聴取することができないという事態や、(b)更新処理がなされた音声信号生成装置500をクレードル590から外して聴取しようとした場合に、二次電池に蓄積された電力が更新処理によって既に使い果たされてしまっているため、短時間しか番組を聴取することができないという事態の発生を回避することができる。更には、前述した音声信号生成装置10とクレードル590とを接続しておき、クレードルに音声信号生成装置500がセットされたことを音声信号生成装置10が検出した場合に、音声信号生成装置10から音声信号生成装置500に向かってRSS機能を用いたPodCastファイルの自動転送ないし転送されたファイルの録音を開始することとしても良い。
以上、本発明について各種の実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、本発明の音声信号生成装置は、上述した形態、すなわち、音声信号生成装置10の様な据置型機器の形態や、あるいは音声信号生成装置500の様な携帯型機器の形態に限らず、種々の形態で実現することができる。例えば、いわゆるカーステレオに組み込まれた形態としてもよい。
また、上述した実施例では、音声信号生成装置に搭載されている表示画面を確認しながら、音声信号生成装置に搭載されているボタンを主に用いて、各種の操作を行うものとして説明した。しかし、有線通信あるいは無線通信によって、音声信号生成装置を他の外部機器に接続し、外部機器に搭載されている表示画面やボタン、キーボードなどを用いて、音声信号生成装置の各種操作を行うこととしても良い。例えば、音声信号生成装置をテレビ画面やコンピュータのモニタ画面などと接続し、遠隔操作用の機器やキーボードなどを用いて、音声信号生成装置を操作することとしても良い。あるいは、例えば音声信号生成装置をカーステレオに組み込んだ場合には、ナビゲーションシステムの表示画面で操作内容を確認しながら、ナビゲーションシステムを操作するための操作ボタン、遠隔操作機器などを用いて、音声信号生成装置を操作することとしても良い。更には、音声信号生成装置と携帯電話とを無線(あるいは有線)で接続し、携帯電話の表示画面と操作ボタンとを用いて、音声信号生成装置を操作することも可能である。
また、上記発明の実施の形態におけるUSB対応機器(USBポートへの接続が可能な機器)としては、USB接続用のフラッシュメモリのほか、音声再生機能や音声および画像の再生機能を備えた各種の携帯型プレーヤーを考えることができる。また、上述した音声信号生成装置500は、自らのRSS機能によりPodCastファイルを取り込んで自身のハードディスクに記憶することができる。更に、音声信号生成装置500は、音声信号生成装置10のUSB端子34にUSB対応機器としてUSBケーブルを介して接続された場合、音声信号生成装置10側で行われるPodCast取込処理(但し、取り込んだファイルの記憶場所はUSB対応機器に指定されている)によって、PodCastファイルを自身のハードディスクに記憶することもできる。なお、上記実施の形態では、本発明をOS(オペレーションシステム)なしで音声の再生に関する制御を行う専用的装置に適用した例を示したが、同様の制御を行う他の装置に適用することもできる。こうした他の装置としては、例えば、各種の据置型コンポやテレビ,カーステレオ,テレビ,携帯型プレーヤー,携帯電話,PDA(携帯情報端末)等を考えることができる。
本実施例の音声信号生成装置の大まかな構成を示す説明図である。 音声信号生成装置の内部に搭載された電気的な構成を示すブロック図である。 本実施例の音声信号生成装置に搭載されているモードと各モードで実現可能な機能とを示した説明図である。 音声信号生成装置に搭載されたインジケータで表示可能な内容を一覧的に示した説明図である。 HDDモードに搭載された各種機能とこれらを実現するための操作手順を示した説明図である。 音声データの再生時に表示される液晶表示画面の表示内容を示した説明図である。 RADIOモードに搭載された各種機能とこれらを実現するための操作手順を示した説明図である。 カーソル移動ボタンを操作してインターネットラジオ局の番組を選択する手順を示す説明図である。 インターネットラジオ局の番組を選択中に液晶表示画面に表示される画面を例示した説明図である。 プリセット登録するための画面が液晶表示画面に表示された様子を示す説明図である。 本実施例の音声信号生成装置においてPodCast番組を聴取するための手順を模式的に示した説明図である。 PodCast番組を聴取するための操作に伴って液晶表示画面に表示される画面が切り換わる様子を例示した説明図である。 USBモードに搭載された各種機能とこれらを実現するための操作手順を示した説明図である。 本実施例の音声信号生成装置においてプリセット登録されているPodCast番組を取り込む処理の流れを示すフローチャートである。 PodCast番組について記述したRSSの大まかな構造を例示した説明図である。 PodCastファイル読込実行処理の流れを示すフローチャートである。 液晶表示画面に表示される「各種項目の設定画面」および「高度な設定画面」を例示した説明図である。 Web画面上からプリセット登録するために音声信号生成装置とパーソナルコンピュータとを接続した様子を例示した説明図である。 音声信号生成装置から読み出したプリセット登録画面がパーソナルコンピュータのブラウザ画面上に表示された様子を例示する説明図である。 プリセット登録時の登録番号と各登録番号に対して設けられた専用の保存フォルダ名とを示した説明図である。 プリセット登録されている番組を聴取するために、液晶表示画面の画面上で登録番号を選択している様子を例示した説明図である。 PodCast番組の取込タイマーを設定するために、液晶表示画面の表示を切り換えている様子を示した説明図である。 携帯型の機器として構成された変形例の音声信号生成装置の外観形状を示した説明図である。 変形例の音声信号生成装置を専用のクレードルにセットしている様子を示す斜視図である。 変形例の音声信号生成装置が、基地局および中継サーバを介してインターネットに接続される様子を模式的に示した説明図である。
符号の説明
10…音声信号生成装置、 12…液晶表示画面、 14…インジケータ、
16…モード切換ボタン、 18…決定ボタン、 20…カーソル移動ボタン、
22…プリセットボタン、 28…録音ボタン、 34…USB端子、
80…ルータ、 90…インターネット、 92…インターネットラジオ局、
98…パーソナルコンピュータ、 100…CPU、 102…HDD、
118…音声CODEC、 500…音声信号生成装置、
512…液晶表示画面、 518…決定ボタン、
520…カーソル移動ボタン、 522…登録ボタン、
532…内蔵スピーカ、 536…アンテナ、 550…録音ボタン、
552…録音LED、 554…録音マイク、 556…削除ボタン、
560…メモリーカード挿入口、 562…音量調整スイッチ、
564…リセットボタン、 590…クレードル、 600…携帯電話、
610…基地局

Claims (12)

  1. インターネット上から音声データを取得して変換することにより、音声を再生するための音声信号を生成する音声信号生成装置であって、
    不特定多数に向けて放送または送信された音声データを受信して、前記音声信号を生成する第1の音声信号生成態様と、
    複数の音声データが蓄えられた前記インターネット上のサーバに対して、該音声データの送信を要求し、該要求に応じて送信された音声データから前記音声信号を生成する第2の音声信号生成態様と、
    前記音声信号の生成態様を、前記第1の音声信号生成態様または前記第2の音声信号生成態様に切り換えるために設けられた切換ボタンと
    を備える音声信号生成装置。
  2. 請求項1の記載の音声信号生成装置であって、
    前記第2の音声信号生成態様は、前記要求に応じて送信された音声データを受信しながら、同時に、再生用の前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  3. 請求項2に記載の音声信号生成装置であって、
    前記第2の音声信号生成態様は、
    一度に受け取り可能なデータ量を前記サーバに対して送信しながら、該サーバからの前記音声データを複数回に分けて受け取ることにより、前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  4. 請求項1に記載の音声信号生成装置であって、
    前記第2の音声信号生成態様は、
    前記送信を要求した音声データを記憶した後、該記憶した音声データを読み出すことによって、前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  5. 請求項4に記載の音声信号生成装置であって、
    前記音声データを不揮発的に記憶可能な外部機器が接続されていることを検出する外部機器接続検出手段を備え、
    前記第2の音声信号生成態様は、
    前記外部機器の接続が検出された場合には、前記送信を要求した音声データを該外部機器に不揮発的に記憶し、該記憶した音声データに基づいて前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  6. 請求項5に記載の音声信号生成装置であって、
    前記外部機器を検出した場合に、該外部機器に対する充電を開始する充電開始手段を備えた音声信号生成装置。
  7. 請求項1に記載の音声信号生成装置であって、
    前記サーバ上に存在する音声データについての情報が記述された音声データ関連情報を、前記インターネット上から読み込む音声データ関連情報読込手段を備え、
    前記第2の音声信号生成態様は、前記音声データ関連情報に基づいて、前記サーバに対して送信を要求する音声データを選択し、該選択した音声データを受け取って前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  8. 請求項7に記載の音声信号生成装置であって、
    前記サーバに蓄えられた音声データから前記送信を要求する音声データを選択するための所定の選択条件を記憶している選択条件記憶手段を備え、
    前記第2の音声信号生成態様は、前記音声データ関連情報と前記所定の選択条件とに基づいて、前記送信を要求する音声データを選択した後、該選択した音声データから前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載の音声信号生成装置であって、
    前記インターネット上から前記音声データ関連情報を読み込むためのアドレスを、所定の記憶領域に記憶しておくアドレス記憶手段と、
    前記音声信号生成装置に接続された外部機器から前記アドレスを取得して、前記所定の記憶領域に設定するアドレス設定手段と
    を備える音声信号生成装置。
  10. 請求項1に記載の音声信号生成装置であって、
    前記第2の音声信号生成態様は、
    前記インターネット上のサーバに対して、前記音声データと共に動画データの送信を要求し、該要求に応じて送信された音声データおよび動画データを受け取ると、前記音声信号と、動画を再生するための動画信号とを生成する態様である音声信号生成装置。
  11. 請求項1に記載の音声信号生成装置であって、
    前記インターネットから前記音声データを受け取る際に用いる該インターネット上のアドレスを、階層構造に分類した状態で選択可能に記憶しておくアドレス階層構造記憶手段を備え、
    前記第1の音声信号生成態様および前記第2の音声信号生成態様は、
    前記階層構造に従って前記アドレスを選択した後、該選択したアドレスを用いて受け取った前記音声データから、前記音声信号を生成する態様である音声信号生成装置。
  12. 請求項11に記載の音声信号生成装置であって、
    前記アドレス階層構造記憶手段は、
    前記サーバ上に蓄えられた前記音声データの各々についてのアドレスが階層構造に分類されているとともに、該複数のアドレスの上位の階層には、下位の階層にまとめられた音声データについての、前記音声データ関連情報を取得するために用いるアドレスが対応付けられた前記階層構造を記憶している手段であり、
    前記第2の音声信号生成態様は、
    前記階層構造に従って前記音声データのアドレスを選択する際に、前記音声データ関連情報を取得するためのアドレスが対応付けられた階層が選択されている場合には、その旨の表示を行う態様である音声信号生成装置。
JP2005303765A 2005-10-18 2005-10-18 音声信号生成装置 Pending JP2007116290A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005303765A JP2007116290A (ja) 2005-10-18 2005-10-18 音声信号生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005303765A JP2007116290A (ja) 2005-10-18 2005-10-18 音声信号生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007116290A true JP2007116290A (ja) 2007-05-10

Family

ID=38098102

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005303765A Pending JP2007116290A (ja) 2005-10-18 2005-10-18 音声信号生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007116290A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104683053A (zh) * 2013-11-30 2015-06-03 深圳富泰宏精密工业有限公司 广播收听切换系统及方法
JP2016082449A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 株式会社リコー 通信装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000332637A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Sony Computer Entertainment Inc 受信システム、充電装置、携帯情報端末および送受信システム
JP2002094560A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Sony Corp 情報提供方法
WO2005071920A1 (en) * 2004-01-20 2005-08-04 Reciva Limited A method of transmitting data and related apparatus
JP2005275692A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sony Corp コンテンツ提供装置、コンテンツ提供システム、Webサイト変更装置、Webサイト変更システム、コンテンツ提供方法およびWebサイト変更方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000332637A (ja) * 1999-05-20 2000-11-30 Sony Computer Entertainment Inc 受信システム、充電装置、携帯情報端末および送受信システム
JP2002094560A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Sony Corp 情報提供方法
WO2005071920A1 (en) * 2004-01-20 2005-08-04 Reciva Limited A method of transmitting data and related apparatus
JP2005275692A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Sony Corp コンテンツ提供装置、コンテンツ提供システム、Webサイト変更装置、Webサイト変更システム、コンテンツ提供方法およびWebサイト変更方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104683053A (zh) * 2013-11-30 2015-06-03 深圳富泰宏精密工业有限公司 广播收听切换系统及方法
CN104683053B (zh) * 2013-11-30 2019-04-12 深圳富泰宏精密工业有限公司 广播收听切换系统及方法
JP2016082449A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 株式会社リコー 通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7929931B2 (en) Broadcast receiver
JP5051444B2 (ja) コンテンツ利用システム、コンテンツ利用方法、記録再生装置、コンテンツ提供方法およびコンテンツ提供プログラム
JP2010081262A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、およびプログラム
JP2008172324A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
JP2001061019A (ja) ダウンロードプログラムによる音楽データ再現システム
JP2010136138A (ja) 情報提供システム
JPWO2007043427A1 (ja) 視聴装置
JP2006236111A (ja) コンテンツ検索装置および方法、コンテンツ検索プログラムならびに当該プログラムを記録した機械読取り可能な記録媒体
JP5751200B2 (ja) オーディオ機器制御プログラムおよび携帯電話機
JP2007116290A (ja) 音声信号生成装置
JP4910748B2 (ja) 表示装置、表示方法およびプログラム
KR101128673B1 (ko) 통신장치, 통신 방법 및 통신 프로그램
JP2009037320A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法
JP2005323112A (ja) 放送受信機能付き携帯電話機
JP2009081730A (ja) 記憶装置および記憶方法
KR100678901B1 (ko) 휴대용 저장 장치의 미디어 컨텐츠를 재생하는 장치 및 방법
JP2010288086A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、操作端末および情報処理システム
KR20120069908A (ko) 휴대단말기의 정보제공 장치 및 방법
JP2007013727A (ja) 情報録画装置及び情報録画方法
JP2005276375A (ja) 録音システム、録音装置、その制御方法、制御プログラム及び記録媒体
JP6980177B2 (ja) オーディオ装置
JP2007201714A (ja) 番組情報提供システム、番組情報提供装置、及び、携帯機
JP2006319918A (ja) コンテンツ配信制御システム、情報端末、コンテンツ配信制御装置、コンテンツ配信制御方法、およびプログラム
JP5777532B2 (ja) オーディオ装置
JP2007202007A (ja) デジタル放送受信方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110301