JP2007114914A - 記録媒体及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホスト装置からリムーバブルメディアの識別や残容量等の識別を容易かつ迅速に行う。
【解決手段】 リムーバブルメディア11には、ストレージ記憶領域24とは別に、ホストシステム12のID番号、シリアル番号などの情報、ストレージ記憶領域24の使用中の容量や残容量、ストレージ記憶領域24へ記録を行った最後の日時等の付加情報を記録するための補助記憶領域23が設けられている。ホストシステム12は、ストレージ記憶領域24へのファイルシステムによるアクセスを行うことなく、簡易な手順で補助記憶領域23の付加情報を読み出し、その後の処理に活用できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の電子機器で用いられる可搬型の記録媒体(リムーバブルメディア)、及びその記録媒体を利用する電子機器に関し、特に記録媒体交換時の管理を効率的に行うための技術に関する。
従来より、手軽なリムーバブルメディア(記録媒体)として各種のメモリカードが知られており、このメモリカードを用いた電子機器(ホスト装置)として、被写体の撮影画像をメモリカードに蓄積するデジタルカメラが知られている。
このようなデジタルカメラにおいて、メモリカード内の保存データを適正に管理するためには、デジタルカメラからメモリカードとその内容を特定する必要がある。例えば撮影が終わってメモリカードをデジタルカメラから取り外した後、再度、メモリカードをデジタルカメラに装着して用いるような場合に、その装着したメモリカードの識別を行い、記録可能なメモリカードであれば、さらに使用容量や残容量の識別を行うことが必要となる。
特にメモリカードのように、汎用型で各種のデジタル機器やパソコンで共用できるリムーバブルメディアにおいては、異なるオペレーティングシステムの間で共通のメモリカードを利用する場合も多く、それぞれの場合に対応してメモリカード自体の識別や容量の確認を行える必要がある。
そこで従来は、メモリカードの挿着に際してカメラ側で特定のファイルシステムを起動し、メモリカードの識別や容量の識別を行うようにしている。例えば、Windows(登録商標)のOSではFATファイルシステムが提供されており、このFATファイルシステムのフォーマットに基づいてカメラ側からメモリカード内のFAT管理領域や各ディレクトリのデータを解釈し、メモリカードや内部情報の識別を行うようにしていた(特許文献1参照)。
なお、ここではメモリカードとデジタルカメラを例に説明しているが、他のリムーバブルメディア(可搬型ハードディスクドライブ等)とホスト装置(パソコン等)についても同様の状況が生じる。
特開2003−308241号公報
しかしながら、上述のようにリムーバブルメディアの残容量等をファイルシステムによって識別する場合、ホスト装置側からメディア内の管理領域や各ディレクトリの内容を解釈し、残容量等を計算する必要があり、ホスト装置のシステムにとって負荷がかかることになる。
なお、使用中の容量を記録する領域を備えたファイルシステムも存在するが、現実的には、その領域を使用するファイルシステムのホスト装置と使用しないファイルシステムのホスト装置とが存在し、ファイルシステムによってはこの領域が役に立っていないだけでなく、ファイルシステムを運用する上で悪影響を及ぼすことがある。
また、ホスト装置がアクセスしたリムーバブルメディアを識別する場合も同様に、ファイルシステムに従ってリムーバブルメディアのデータから読み出す必要があり、煩雑な手続きが必要となる。
特に、上述したデジタルカメラでは、撮影作業によっては比較的頻繁にリムーバブルメディアを交換する場合も多く、交換の度に煩雑な作業を行うことになり、著しく作業性を低下させる恐れがある。
そこで本発明は、ホスト装置からリムーバブルメディアの識別や残容量等の識別を容易かつ迅速に行うことができ、リムーバブルメディアを利用した作業の効率を向上できる記録媒体及び電子機器を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の記録媒体は、ホスト装置に着脱自在に挿着される可搬型筐体と、前記ホスト装置から送られたデータを格納するデータ記憶領域と、
前記ホスト装置からの指示に基づいて前記データ記憶領域に対するデータの書き込み、読み出しを制御する制御部と、予め定められた特定の付加情報が格納され、前記ホスト装置からデータ記憶領域にアクセスすることなく付加情報の読み出しが可能な補助記憶領域とを有することを特徴とする。
また本発明の電子機器は、補助記憶領域を有する可搬型の記録媒体を接続する媒体接続部と、前記媒体接続部に接続された記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取る付加情報読み取り手段と、前記付加情報読み取り手段によって読み取った付加情報に基づいて、その後の記録媒体に対するデータ記録処理を行う制御手段とを有することを特徴とする。
また本発明のプログラムは、補助記憶領域を有する可搬型の記録媒体を接続する媒体接続部を有する電子機器を制御するプログラムであって、前記電子機器の制御部に、前記媒体接続部に接続された記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取る付加情報読み取りステップと、前記付加情報読み取りステップによって読み取った付加情報に基づいて、その後の記録媒体に対するデータ記録処理を行う制御ステップとを実行させることを特徴とする。
さらに本発明の記録媒体は、補助記憶領域を有する可搬型の記録媒体を接続する媒体接続部を有する電子機器を制御するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記電子機器の制御部に、前記媒体接続部に接続された記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取る付加情報読み取りステップと、前記付加情報読み取りステップによって読み取った付加情報に基づいて、その後の記録媒体に対するデータ記録処理を行う制御ステップとを実行させるプログラムを格納したことを特徴とする。
本発明の記録媒体によれば、データ記憶領域とは別に、予め定められた特定の付加情報を格納した補助記憶領域を設け、ホスト装置からデータ記憶領域にアクセスすることなく付加情報の読み出しを可能としたことから、この補助記憶領域を用いて迅速にホスト装置との間で付加情報のやり取りを行うことができ、ファイルシステムの用いた処理に比べて、記録媒体の状態を迅速にホスト装置側に認識させることが可能となり、データ記録処理等を円滑に実行できる効果がある。
また本発明の電子機器によれば、記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取り、この付加情報に基づいて記録媒体に対するデータ記録処理を行うことにより、ファイルシステムの用いた処理に比べて、記録媒体の状態を迅速に認識することが可能となり、データ記録処理等を円滑に実行できる効果がある。
また本発明のプログラム及び、このプログラムを格納した記録媒体によれば、電子機器の制御部に、記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取って、その付加情報に基づいてデータ記録処理を行うように動作させることにより、記録媒体に対するデータ記録処理等を円滑に実行できる効果がある。
図1は本発明の実施例によるリムーバブルメディア(記録媒体)のシステムの概略を示すブロック図である。
CPU21は、制御プログラムに従って本例のリムーバブルメディア11の全体の制御や演算を実行する機能を有する。ホスト通信処理部22は、ホスト装置のシステム(以下、ホストシステムという)12との間でデータの送受信を行う。
ストレージ記憶領域(データ記憶領域)24は、ホスト通信処理部22でホストシステム12から受信したデータを保存可能な不揮発性メモリである。ROM25は、リムーバブルメディア11を制御するためのソフトウェアが格納された記憶領域であり、RAM26は、ROM25からソフトウェアのロード、ストレージ記憶領域24からのデータの読み出しを行い、演算処理するための一時的な記憶領域である。
また、補助記憶領域23は、ストレージ記憶領域24へアクセスしたホストシステム12のID番号、シリアル番号などの情報、ストレージ記憶領域24の使用中の容量や残容量、ストレージ記憶領域24へ記録を行った最後の日時等の付加情報を記録するための記憶領域である。
本例においては、CPU21の一部がストレージ記憶領域24に対するコントローラ(制御部)として機能し、ホスト通信処理部22を介して接続されたホストシステム12のファイルシステムに基づいて、ストレージ記憶領域24に対するファイルの書き込み、読み出し等を制御する。
また、補助記憶領域23については、ストレージ記憶領域24へのファイルシステムによるアクセスを行うことなく、簡易な手順でホストシステム12側から読み出し、書き込み、消去できるようになっており、CPU21は、このホストシステム12側からのアクセス動作に必要な処理を行う。
一般にホストシステム12とリムーバブルメディア11との相互の識別やファイル内容の確認、残容量のチェック等は、ホスト側のファイルシステムを用いれば可能であるが、ストレージ記憶領域24にアクセスして内部の管理データや各ディレクトリ・データを参照して計算する必要があり、演算負荷や演算時間がかかるが、本例では、この動作を補助記憶領域23内の付加情報を用いて簡易に行え、迅速な作業を実現したものである。
なお、図1では補助記憶領域23とストレージ記憶領域24とを分けて表記してあるが、実際には、これらを物理的に同一の不揮発性メモリ内に配置し、論理的に分けて補助記憶領域23とストレージ記憶領域24として使用しても構わない。
図2はリムーバブルメディア11が補助記憶領域23に備えている記憶領域の一例を示す説明図である。
図示のように、本例の補助記憶領域23は、リムーバブルメディア11の付加情報を記録する領域として、ホストID記録領域51、使用中容量記録領域52、書き込み日時記録領域53を備えている。
ホストID記録領域51は、最後にストレージ記憶領域23へ記録を行ったホストシステム12のID番号を記録する領域である。例えば、そのホスト装置の製品番号(プロダクト番号)やユーザが個人的に設定した番号(シリアル番号)等を記録するものとする。
使用中容量記録領域52は、ストレージ記憶領域23の中でデータが蓄積されている容量に関する情報を記録する領域できる。なお、容量を示す形態としては種々のものが考えられる。例えば、全容量と使用中容量または残容量をバイト表示で示すものや、%表示で示すものなどである。
書き込み日時記録領域53は、最後にストレージ記憶領域23へ記録が行われた日時を記録するための領域である。
なお、補助記憶領域23の構成は、図示のものに限らず、種々変形であり、具体的には後述する。
図3はリムーバブルメディア11の電源投入からコマンド受信時までの動作を示すフローチャートである。
まず、本例において、図示しないホスト装置のコネクタ部にリムーバブルメディア11のコネクタ部を接続した状態で、ホストシステム21の動作により、リムーバブルメディア11側に電源投入が行われるものとする。
そして、この電源投入(ステップ401)によってリムーバブルメディア11の各部が通電され、ROM25内のファームウェアがRAM26にロードされてリムーバブルメディア11が起動する。
次に、CPU21は、補助記憶領域23から付加情報を読み出し(ステップ402)、RAM26内の所定領域に格納する。すなわち、電源投入時には、電源遮断時に書き込んだ内容の付加情報が補助記憶領域23内に格納されており、これが不揮発な状態で補助記憶領域23に保持されているため、これを最初に読み出してRAM26に格納しておき、ホストシステム12からのアクセスに備える。
なお、補助記憶領域23の領域をホストシステム12から直接アクセスするような構成も可能であるが、ここでは、よりCPU21に近く、アクセス性の高いRAM26に格納しておくことで、迅速な動作を実現している。
次に、CPU21は、コマンドの受信待機(ステップ403)となり、ホストシステム12からの受信コマンドを判定する。
ここで、ホストシステム12から付加情報を読み出すコマンド(補助記憶Readコマンド)を受信した場合には(ステップ404)、CPU21はRAM26に格納した付加情報を読み出して、ホストシステム12に送信する(ステップ405)。
このように本例では、ホストシステム12からの要求に応じて付加情報を送信することにより、ホストシステム12側では、この付加情報に含まれるホストID、残容量、日付等の情報を用いて適切なデータの記録を行うことができる。
この後、コマンドの受信待機(ステップ403)に戻る。
また、コマンドの受信待機(ステップ403)で、ホストシステム12から補助記憶領域23に付加情報を書き込むコマンド(補助記憶領域Writeコマンド)を受信した場合には(ステップ406)、CPU21は、ホストシステム12から付加情報を受信し(ステップ405)、この受信した付加情報を補助記憶領域23に記録して、RAM26上の付加情報を更新する。この後、コマンドの受信待機(ステップ403)に戻る。
また、コマンドの受信待機(ステップ403)で、ホストシステム12からストレージ記憶領域24にデータを書き込むコマンド(ストレージ記憶領域Writeコマンド)を受信した場合(ステップ408)、CPU21は、この書き込みが電源投入後に初めて実行されるものか否か判断する(ステップ409)。
そして、電源投入後に初めて実行された場合には、補助記憶領域23の付加情報を消去する(ステップ410)。なお、この補助記憶領域23の情報消去(ステップ410)では、RAM26上の付加情報は消去せず、それ以降の動作に利用する。
このように本例では、ストレージ記憶領域24への最初のデータ書き込みで、補助記憶領域23の付加情報を消去することにより、仮に補助記憶領域23を利用する機能を持たないホスト装置による使用時にも、その時点で古い付加情報はいったん消去され、過去の付加情報がいつまでも補助記憶領域23内に残留するようなことのない構成となっている。
また、補助記憶領域23への付加情報の書き込みは、ホストシステム12からの指示だけでなく、例えば、電源遮断時、あるいは稼動中の割り込み動作によって自動的に行うような構成とすることにより、少なくとも電源の遮断時には、その時点で最終的な付加情報が補助記憶領域23に新規に書き込まれることから、補助記憶領域23を活用する機能を持ったホスト装置の場合には、補助記憶領域23の新規な付加情報を継続的に活用した処理を行うことが可能となっている。
また、ステップ409の判断で、電源投入後に1回以上実行されていた場合は、補助記憶領域23の付加情報が既に消去済みであるため、ステップ410の補助記憶領域23の付加情報消去は省略し、コマンド毎のデータ処理によってストレージ記憶領域24にデータを記録する(ステップ411)。なお、この動作は、ホストシステム12の所有するファイルシステム等に基づいて行うことになる。
また、コマンドの受信待機(ステップ403)でホストシテム12から受信したコマンドが、補助記憶領域Readコマンドでも、補助記憶領域Writeコマンドでも、ストレージ領域Writeコマンドでもない場合にも、それぞれのコマンドに対応した処理を行う(ステップ411)。
以上のように本例では、ホストシステム12からの指示に基づいて、補助記憶領域23の付加情報の読み出しや書き込みを適宜に行うことができ、ホストシステム12によるデータの記録動作に有効に活用できる。
また、本例の機能を持たないホストシステム12の場合には、この補助記憶領域23を無視した利用形態も可能であり、ホストシステムの形態に拘束されない、汎用性の高いリムーバブルメディアを実現できる。
図4はホストシステム21からリムーバブルメディア11を利用する場合のコマンドのやり取りの一例を示す説明図である。
まず、ホストシステム12はストレージ記憶領域Writeコマンド31を発行してリムーバブルメディア11のストレージ記憶領域24にデータを記録した後、補助記憶領域Writeコマンド32を発行して付加情報をリムーバブルメディア11の補助記憶領域23に記録する。
次に、電源切断33でリムーバブルメディア11へ電源供給を止める。この電源切断33により、ホストシステム12は省電力で動作する。
再び電源投入34で、リムーバブルメディア11に電源を投入する。この電源投入34後、補助記憶領域Readコマンド35でリムーバブルメディア11の補助記憶領域23から付加情報を読み出す。
この付加情報により、ホストシステム12は、電源供給を止めていた間にリムーバブルメディア11が挿し替えられていないかどうかを確認でき、挿し替わっていない場合は、ホストシステム12に電源切断33以前にロードされたリムーバブルシステム11の情報で動作することができるため、リムーバブルメディア11のマウント処理を省いてリムーバブルメディア11へのアクセスを再開でき、動作効率を改善できる。
図5はリムーバブルメディア11を利用する場合のホストシステム21の動作を示すフローチャートである。
まず、電源遮断(省電力)状態から電源が投入されると(ステップ501)、リムーバブルメディア11への電源を投入し(ステップ502)、その後、補助記憶領域Readコマンドでリムーバブルメディア11の補助記憶領域23から付加情報を読み出す(ステップ503)。そして、この付加情報を解読し(ステップ504)、適正なリムーバブルメディア11である場合には(ステップ505)、その後、必要なコマンドを発行し、ストレージ記憶領域24へのデータの書き込み等の処理を行う(ステップ506)。この際、付加情報の解読結果として得られる記憶領域の残量情報等を用いて適正な処理を行える。また、付加情報から残容量の情報を随時取り出して、LED等による表示器にその表示を行うことも可能である。
また、付加情報を解読した結果、ホスト装置で利用することは適当でないリムーバブルメディア11である場合や、残容量がない場合には、それに応じたエラー処理を行う(ステップ507)。例えば、使えないリムーバブルメディア11である旨をメッセージにして表示器に表示し、ユーザにリムーバブルメディアの交換を促したり、装着中のリムーバブルメディアを初期化して良いか否かの判断を問うといった処理が可能である。
以上のような本発明の実施の形態により、次のような効果を得ることが可能である。
まず、本例の機能を備えたリムーバブルメディアをデジタルカメラやパソコンなどのホストシステムが利用する場合、リムーバブルメディアへの電源供給を一旦停止した後、再び電源を供給する際、補助記憶領域のデータを読み出せば、電源切断・供給の前後でリムーバブルメディアが挿し替えられたかを確認でき、ファイルシステムを介する必要がないために高速に確認できる。
さらに、補助記憶領域のみにアクセスして付加情報のみを利用する場合、ホストシステムにファイルシステムがなくても、メディアの容量や最後にストレージ記憶領域へデータを書き込んだホストシステムなどのデータを読み出すことができ、残容量を表示するアクセサリなどを簡単に作ることができる。
また、ファイルシステムとは別にデータを持つことにより、ファイルシステムの違いに関係なく実装可能である。さらに、余分なデータをファイルシステムへ付け加えることがないので、ファイルシステムの運用に影響を与えることがない。
また、補助記憶領域へアクセスする手段を備えていないホストシステムであっても、補助記憶領域のデータの消去は、ストレージ記憶領域への書き込みなどを行うことにより、リムーバブルメディア内部で自動的に行われるため、補助記憶領域に書き込まれた古い付加情報がいつまでも残ることがなく、また、特別の消去動作を行う必要もないので、補助記憶領域の適切な運用を確保できる。
なお、本発明は以上の実施例に限定されず、さらに種々の変形が可能である。
例えば、上述の実施例では、ホスト装置からリムーバブルメディアの電源を投入するような構成としたが、リムーバブルメディアの形態によっては、ホスト装置に装着した段階で電源が入るものや、リムーバブルメディア側の操作ボタンで電源をオンするような構成が考えられ、それぞれの場合に対応して補助記憶領域の初期動作を行うことになる。
また、上述した例では電源投入後の最初のデータ書き込み動作時に、補助記憶領域を消去(リセット)するようにしたが、他のタイミング、例えば定期的な動作によって補助記憶領域のリセットを行うようにしてもよい。
また、上述した補助記憶領域に格納した付加情報を用いて、さらに多様な機能に応用できる。例えば、付加情報に含まれる残量情報を用いてホスト装置側でグラフィック表示画像を生成したり、これから記録するファイルの容量と比較して、記録後の残量を演算して表示するといった応用が可能である。
また、本発明は上述のようなホスト装置の制御を行うプログラムとして構成することも可能である。すなわち、補助記憶領域を設けたリムーバブルメディアに対し、電源投入後の初期動作で補助記憶領域の付加情報を読み取り、この付加情報に基づいて、その後の処理を決定するような動作をホストシステムのCPUに実行させるプログラムにより、リムーバブルメディアの処理を迅速かつ適正に行うことができ、さらに活用の幅を広げることが可能である。
また、同様のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えばフロッピディスクやハードディスク、あるいはCDやDVDといった光ディスク、さらにはメモリカードといった各種の記録媒体を設け、これを各種の読み取り装置にかけてフホスト装置内に取り込み、内部のCPUによって実行させることにより、上記と同様の効果を得ることが可能である。
本発明の実施例によるリムーバブルメディアを示すブロック図である。 図1に示すリムーバブルメディアが補助記憶領域に備えている記憶領域の一例を示す説明図である。 図1に示すリムーバブルメディアの動作例を示すフローチャートである。 図1に示すリムーバブルメディアをホストシステムから利用する場合のコマンドのやり取りの一例を示す説明図である。 図1に示すリムーバブルメディアに対するホストシステムの動作例を示すフローチャートである。
符号の説明
11……リムーバブルメディア、12……ホストシステム、21……CPU、22……ホスト通信処理部、23……補助記憶領域、24……ストレージ記憶領域、25……ROM、26……RAM。

Claims (11)

  1. ホスト装置に着脱自在に挿着される可搬型筐体と、
    前記ホスト装置から送られたデータを格納するデータ記憶領域と、
    前記ホスト装置からの指示に基づいて前記データ記憶領域に対するデータの書き込み、読み出しを制御する制御部と、
    予め定められた特定の付加情報が格納され、前記ホスト装置からデータ記憶領域にアクセスすることなく付加情報の読み出しが可能な補助記憶領域と、
    を有することを特徴とする記録媒体。
  2. 前記制御部はホスト装置のファイルシステムに基づいて前記データ記憶領域に対するデータの書き込み、読み出しを制御し、前記補助記憶領域は前記ファイルシステムとは独立してホスト装置から付加情報の読み出しが可能であることを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  3. 前記補助記憶領域には最後にアクセスしたホスト装置を識別するホスト識別情報が格納される領域を含むことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  4. 前記補助記憶領域には記録媒体の状態を示す状態情報が格納される領域を含むことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  5. 前記状態情報には記録部の残容量に関する情報を含むことを特徴とする請求項4記載の記録媒体。
  6. 前記補助記憶領域にはホスト装置の表示画面上に特定の表示を行うための情報が格納される領域を含むことを特徴とする請求項1記載の記録媒体。
  7. 補助記憶領域を有する可搬型の記録媒体を接続する媒体接続部と、
    前記媒体接続部に接続された記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取る付加情報読み取り手段と、
    前記付加情報読み取り手段によって読み取った付加情報に基づいて、その後の記録媒体に対するデータ記録処理を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  8. 前記制御手段は記録媒体の補助記憶領域に付加情報を書き込む手段を含むことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
  9. 前記付加情報読み取り手段によって読み取った付加情報に基づいて、記録媒体の状態を表す表示情報を作成する表示情報作成手段と、前記表示情報作成手段によって作成された表示情報を表示する表示器とを有することを特徴とする請求項7記載の電子機器。
  10. 補助記憶領域を有する可搬型の記録媒体を接続する媒体接続部を有する電子機器を制御するプログラムであって、
    前記電子機器の制御部に、
    前記媒体接続部に接続された記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取る付加情報読み取りステップと、
    前記付加情報読み取りステップによって読み取った付加情報に基づいて、その後の記録媒体に対するデータ記録処理を行う制御ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 補助記憶領域を有する可搬型の記録媒体を接続する媒体接続部を有する電子機器を制御するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記電子機器の制御部に、
    前記媒体接続部に接続された記録媒体の補助記憶領域に格納された付加情報を読み取る付加情報読み取りステップと、
    前記付加情報読み取りステップによって読み取った付加情報に基づいて、その後の記録媒体に対するデータ記録処理を行う制御ステップと、
    を実行させるプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
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