JP2006350703A - 記憶デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 フォーマット処理に起因した不具合を防止することが可能な記憶デバイスを提供する。
【解決手段】 例えば、フラッシュメモリ部101、カードコントローラ部102および送受信バッファ部103などを備えるメモリカード100において、更に、フォーマット機能部104およびフォーマットスイッチ105を設ける。そして、フォーマット機能部104には、メモリカード100をホスト106に接続した際に、フォーマットスイッチ105の状態がオンであれば、フラッシュメモリ部101に対して、そのメモリ特性を考慮したフォーマット処理を行う機能を備える。これによって、例えばメモリカード100が不適正にフォーマット処理されることによる性能低下などを防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記憶デバイスに関し、特に、フラッシュメモリから構成されるメモリカードに適用して有効な技術に関するものである。
本発明者が検討したところによれば、記憶デバイスの技術に関しては、以下のようなものが考えられる。
例えば、記憶デバイスの一例として、SD(Secure Digital)、MMC(MultiMediaCard(R))、及びMS(Memory Stick)などのメモリカード(I/Oカード)が広く知られている。このようなメモリカードは、フラッシュメモリによって構成され、ハードディスク等と同様に、その記憶領域内にフォーマット処理によってブート領域やシステム領域などが形成される。そして、このブート領域やシステム領域の情報には、例えば、ファイルのアクセス方法やファイルの管理方法などに関する内容が含まれている。このような内容を含めて、メモリカードにアクセスするために必要となる各種仕様は、ファイルシステムと呼ばれる。
ところで、前記のような記憶デバイスの技術について、本発明者が検討した結果、以下のようなことが明らかとなった。
例えば、前述したようなメモリカードに使用されるファイルシステムは、メモリカードの特性を考慮した仕様となっており、メモリカードの容量にも依存する。このようなファイルシステムを、以降はメモリカードファイルシステムと呼ぶ。一方、パーソナルコンピュータ(PC)のWindows(R)などで採用されている一般的なファイルシステムは、通常、メモリカードの特性を考慮しないものとなっている。このような、ファイルシステムを、以降は汎用ファイルシステムと呼ぶ。
したがって、メモリカードファイルシステムを用いてフォーマット処理を行うことで、メモリカードの記憶領域には、適正なフォーマット形式が形成される。このようなフォーマット処理を、以降はメモリカードフォーマット処理と呼び、これによって形成されるフォーマット形式をメモリカードフォーマット形式と呼ぶ。一方、汎用ファイルシステムを用いてフォーマット処理を行うと、メモリカードの記憶領域には、不適正なフォーマット形式が形成される場合がある。このようなフォーマット処理を、以降は汎用フォーマット処理と呼び、これによって形成されるフォーマット形式を汎用フォーマット形式と呼ぶ。ここで、不適正なフォーマット形式とは、例えば図6に示すようなものが挙げられる。
図6は、メモリカードファイルシステムと汎用ファイルシステムでフォーマット処理を行った際、それぞれのメモリカードのフォーマット形式の違いを説明する概略図である。図6に示すように、一般的なメモリカードの内容は、最下位のアドレス(=PBegin)からメディアの起動情報を格納するブート領域、メディアの管理情報を格納するシステム領域、および実データを蓄えるユーザ領域で構成され、最上位アドレス(=PEND)で終わる。
システム領域は、メディアの容量やアクセス単位などの情報を格納するPBS(Partition Boot Sector)、ファイルの実データのアドレス情報を格納するFAT(File Allocation Table)、及びディレクトリ構成情報を格納するRoot Directoryで構成される。メモリカードに搭載されているフラッシュメモリへの書き込みは、ブロックという単位で消去した後、ページという単位で書き込まれる。なお、ブロックは複数のページから構成され、1ブロック当たりのページ数はメモリカードの容量によって決まる。
また、あるファイルAの実データを格納するユーザ領域のアドレスはFATの中に保存されており、メモリカードファイルシステムでフォーマット処理されたメモリカードの場合は、ファイルAの先頭アドレス(以下、PA)は、メモリカード内のあるブロックの先頭になるように割り当てられる。ところが、汎用ファイルシステムでフォーマット処理されたメモリカードの場合、PAは、ブロックと無関係に割り当てられる。これは、PAがフォーマット処理時に設定された、PBSやFATの値から決まるためである。
ここで、図6におけるファイルAのサイズが1ブロックであるとした場合の書き込み動作を考える。一般に、フラッシュメモリへの書き込みは、ブロック単位で消去した後、ページ単位で書き込む。したがって、メモリカードファイルシステムでフォーマット処理を行った場合は、図6のブロックXで示す1ブロックのみを消去して書き込みを行えばよい。しかしながら、汎用ファイルシステムでフォーマット処理を行った場合、ブロックYとブロックY+1の2ブロックを消去して書き込みを行う必要があり、書き込み動作に時間を要することになる。
一方、このような書き込み速度の低下を防止するためには、メモリカードファイルシステムに対応した適切なフォーマットツールなどを開発または購入することが必須となる。そして、このようなフォーマットツールなどを、例えばPCなどのホスト機器にインストールして使用することになる。しかしながら、このようなフォーマットツールの購入、インストールおよび使用に当たっては、コストと手間を要し、また場合によっては、フォーマットツールの選択ミスなども発生することがある。例えば、フォーマット処理を使用する際には、ホストとメモリカード間で多くのコマンドおよびデータのやり取りが発生するため、システムによっては数sec程度の時間を要することもある。したがって、より便利で手間を要さず、確実なフォーマット処理の方法が求められる。
そこで、本発明の目的は、このような問題を鑑み、フォーマット処理に起因した不具合を防止することが可能な記憶デバイスを提供することにある。また、本発明の他の目的は、記憶デバイスにおいて、そのフォーマット処理の簡素化を実現することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明による記憶デバイスは、固有のファイルシステムに基づき、自身の記憶領域に固有のフォーマット形式が形成されるものであり、この固有のフォーマット形式を形成する際に必要なフォーマット処理の実行機能を自分自身に備えたものとなっている。これによって、例えば、外部装置からのフォーマット処理によって固有のフォーマット形式とは異なるフォーマット形式が形成された場合に生じる恐れがある、記憶デバイスの性能低下を防止することが可能となる。すなわち、フォーマット処理に起因した不具合を防止することができる。また、外部装置に、このような固有のフォーマット形式を形成するためのフォーマットツールなどを設ける必要がなく、フォーマット処理を簡素化することが可能となる。
なお、このような記憶デバイスの中で特に効果的なものとしては、例えば、フラッシュメモリから構成されるメモリカードが挙げられる。すなわち、メモリカードでは、フォーマット形式(特に記憶領域におけるアドレスの区切り方)の違いによって顕著な性能低下が発生する。そこで、前述したような自分自身に備えたフォーマット処理の実行機能によって、このような性能低下を防止できる。
また、本発明による記憶デバイスは、その固有のフォーマット形式として、記憶デバイスの起動情報を含むブート領域と、記憶デバイスの容量およびアクセス単位の情報を含むPBS領域とが含まれるものとなっている。そして、この記憶デバイスは、例えばこの記憶デバイスに接続されたPCなどが、フォーマット処理などに伴いブート領域およびPBS領域に書き込み動作を実行しようとした際に、これを検出して、この書き込み動作を禁止する機能を備えたものとなっている。すなわち、例えばメモリカードなどでは、このブート領域とPBS領域の情報に基づいてアクセス単位が定められるため、出荷後などにおいて、これらの領域への書き込み動作を禁止することで記憶デバイスの性能低下を防止できる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、メモリカードなどの記憶デバイスにおいて、フォーマット処理に起因した不具合を防止することが可能になる。また、そのフォーマット処理の簡素化を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態の記憶デバイスにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。図1の記憶デバイスは、例えばメモリカード100であり、その構成は、フラッシュメモリ部101、カードコントローラ部102、および送受信バッファ部103などに加えて、更に、フォーマット機能部104、およびフォーマットスイッチ105を備えたものとなっている。
フラッシュメモリ部101は、FAT情報などのファイルシステム関連データやオーディオファイルなどのアプリケーション関連データを格納するハードウエアである。カードコントローラ部102は、コマンドの解析や送受信バッファ部103とフラッシュメモリ部101間のデータ転送の管理などを行う。一般に、ハードウエアとソフトウエアで構成される。送受信バッファ部103は、ホスト106から受信したデータ、またはホスト106に送信するデータを一時的に格納するハードウエアである。
フォーマット機能部104は、メモリカード100をホスト106に接続したとき、フォーマットスイッチ105の状態が例えばオンであれば、フラッシュメモリ部101に対して、メモリカードファイルシステムに基づくメモリカードフォーマット処理を実行する機能を備える。フォーマットスイッチ105は、例えばメモリカード100の外部に設けられたスイッチとなっている。このスイッチは、ユーザがメモリカード100をメモリカードフォーマット処理する際に使用する。ユーザは、メモリカードフォーマット処理を行うときに、スイッチをオンにする。
このように、本発明による記憶デバイスの主要な特徴は、自己でフォーマット処理を行う機能を備えていることにある。そして、このフォーマット処理は、記憶デバイス(ここではメモリカード)の特性を考慮したメモリカードフォーマット処理となる。
ここで、図1に示したようなメモリカード100を用いた場合と従来技術によるメモリカード200を用いた場合とで、それぞれをホスト106に接続した際の処理の違いについて説明する。図2は、図1のメモリカードをホストに接続した際の処理の一例を、従来技術と比較して説明するための概略図であり、(a)は、ホストが汎用ファイルシステムを用いる場合、(b)は、ホストがメモリカードファイルシステムを用いる場合を示すものである。
まず、図2(a)に示すように、図1のメモリカード100と従来技術のメモリカード200を、それぞれ汎用ファイルシステム(メモリカードの特性を考慮しない仕様)を用いてフォーマット処理を行うホスト106に接続した場合を想定する。この場合、従来技術によるメモリカード200は、汎用フォーマット形式しか形成することができないため、図6で述べたように性能が低下する可能性がある。一方、本発明によるメモリカード100は、自身に備えたメモリカードフォーマット処理の機能を用いることでメモリカードフォーマット形式を形成できるため、性能を保持できる。
次に、図2(b)に示すように、図1のメモリカード100と従来技術のメモリカード200を、それぞれメモリカードファイルシステムを用いてフォーマット処理を行うホスト106に接続した場合を想定する。この場合、従来技術によるメモリカード200においては、ホスト106がメモリカード200の種別や容量からブート領域の情報やシステム領域の情報などのメモリカードフォーマット情報をその接続時に計算し、これらの情報を基に、メモリカード200に対してメモリカードフォーマット処理を行う必要がある。したがって、フォーマット処理に際して手間を要し、また、このようなメモリカードフォーマット処理の機能を備えたフォーマットツールなどの購入やインストールも必要となる。一方、本発明によるメモリカード100は、自身に備えたメモリカードフォーマット処理の機能を用いることで容易にメモリカードフォーマット形式を形成できるため、前述したようなフォーマット処理時やインストール時の手間などを低減することが可能となる。
つぎに、図1のメモリカードの詳細な処理動作について説明する。図3は、図1のメモリカードにおいて、その詳細な処理の一例を示すフロー図である。
まず、S301において、メモリカード100をホスト106に接続後、メモリカード100は、ホスト106により初期化(イニシャライズ)される。続いて、S302において、メモリカード100は、フォーマットスイッチ105がユーザによってオンに設定されているか否かを判定する。オンに設定されていれば、S303へ移行し、オフに設定されていればS308に移行する。
S303において、S302でフォーマットスイッチ105がオンに設定されていれば、メモリカード100が削除されたことをホスト106に通知する。通知する方法についてはメモリカード100の種類により異なる。例えば、SDカードの場合、カード検出端子をHighレベルにする方法などがある。ここで、実際にはメモリカード100は削除されていないが、この削除通知は、ホスト106からメモリカード100へのアクセスを防ぐために行う。そして、S304へ移行する。
S304において、メモリカード100は、自己のフォーマット機能部104を用いて、フラッシュメモリ部101に対してメモリカードフォーマット処理を行う。そして、メモリカードフォーマット処理の完了後、S305において、フォーマットスイッチ105がオンに設定されているかを判定する。フォーマットスイッチ105がオンであれば、ユーザがオフに変更するまで待つ。
次いで、フォーマットスイッチ105がオフに設定された後、S306において、メモリカード100が挿入されたことをホスト106に通知する。通知する方法についてはメモリカード100の種類により異なる。例えば、SDカードの場合、カード検出端子をLowレベルにする方法などがある。ここで、実際にはメモリカード100が新規に挿入されたのではないが、この挿入通知は、メモリカード100がホスト106により再度初期化され、ホスト106からのアクセスを可能にするために行う。挿入通知後、S307において、メモリカード100は、ホスト106により初期化される。そして、S308へ移行する。
S308において、S307で初期化の実行後またはS302でフォーマットスイッチ105がオフに設定されている場合、メモリカード100は、ホスト106から受信したコマンドまたはデータの有無を判定する。ホスト106から受信したコマンドまたはデータがあれば、S309において、その対応処理をする。例えば、コマンドを受信していれば、メモリカード規格に定義されたコマンドのパラメータ解析や対応動作をする。データを受信していれば、フラッシュメモリ部101の対応するアドレスにデータを書き込むなどの動作をする。そして、S310へ移行する。
S310において、メモリカード100は、ホスト106に送信するレスポンスまたはデータの有無を判定する。ホスト106に送信するレスポンスまたはデータがあれば、S311において、その対応処理をする。例えば、レスポンスの送信は、レスポンスに対応するコマンド対応動作の結果を反映させ送信する。データの送信は、フラッシュメモリ部101の対応するアドレスからデータを読み出し送信する。そして、S312へ移行する。
S312において、メモリカード100をホスト106から削除しないのであれば、S302に戻り、フォーマットスイッチ105がユーザによりオンにされること、ホスト106からのコマンドまたはデータ受信、ホスト106へのレスポンスまたはデータの送信を待つ。
以上、これまでに述べたようなメモリカードの構成および動作を用いることで、例えば下記(1),(2)のような効果を得ることが可能となる。
(1)フォーマット処理に起因した不具合を防止することが可能となる。すなわち、メモリカードが、自身で確実な(必ず適正となる)フォーマット処理を行うため、図6で述べたようなフォーマット形式の違いに起因するアクセス速度低下などを防ぐことができる。なお、フォーマット形式の違いによるメモリカードの書き込み性能の違いは、例えば、1ブロック(消去単位)の書き込みで10msec程度となる。
(2)フォーマット処理の簡素化が実現可能となる。すなわち、メモリカードファイルシステムに対応したフォーマットツールの開発および購入や、そのインストールなどに必要なコストおよび手間を削減できる。また、フォーマットツールによるフォーマット処理の実行時に必要であった、容量に依存するフォーマット情報の計算や、ホストとメモリカード間の各種やり取りといった手間を削減できる。
そして、このようなことから、本発明による記憶デバイスは、特に、メモリ容量などに依存した固有の値でフォーマット処理を行わない場合に著しく書き込み性能が低下する、SDカード、MMCカード、及びその上位互換のメモリカードに適用して有益なものとなる。また、例えば、メモリカードを記録媒体として使用するが、フォーマット機能を持たないホスト製品を含んだシステムなどに適用するとよい。更には、記録メモリとしてフラッシュメモリを、ホストとして汎用ファイルシステムを持つPCによって使用する機会が多い、USBフラッシュメモリなどにも応用できる。
図4は、本発明の一実施の形態の記憶デバイスにおいて、その構成の他の一例を示すものであり、(a)は、その全体構成の一例を示す概略図、(b)は、(a)のカードコントローラ部の機能を説明する図である。図4(a)に示す記憶デバイスは、メモリカード400となっており、その構成は、例えば、フラッシュメモリ部401と、カードコントローラ部402と、送受信バッファ部403などを有している。
フラッシュメモリ部401は、FAT情報などのファイルシステム関連データやオーディオファイルなどのアプリケーション関連データを格納するハードウエアである。送受信バッファ部403は、ホスト406から受信したデータ、またはホスト406に送信するデータを一時的に格納するハードウエアである。
カードコントローラ部402は、コマンドの解析や送受信バッファ部403とフラッシュメモリ部401と間のデータ転送の管理などを行う。一般に、ハードウエアとソフトウエアで構成される。ここで、カードコントローラ部402には、更に、ホスト406からブート領域またはPBS(Partition Boot Sector)への書き込み要求を受信した場合に、フラッシュメモリ部401に書き込まず、ホスト406に書き込み不可である応答を返す機能が備わっている。すなわち、フラッシュメモリ部401の記憶領域が、例えば図4(b)に示すような構成であった場合、そのブート領域とPBSを保護する機能を備える。なお、図4(b)に示す記憶領域は、図6と同様の構成であるため、詳細な構成の説明は省略する。
メモリカード400の性能低下の主な原因になるのは、ブロックに割り当てられたアドレスで、それはブート領域とPBS(システム領域の先頭に存在)の格納情報により決められる。そこでブート領域とPBSを書き込み不可にし、工場出荷時の値を保持することで、フォーマット処理などに起因するメモリカード400の性能低下を防止することができる。なお、特に、フォーマット処理時以外は、ブート領域とPBSの書き込みは必要ないので、ユーザのファイルアクセスに問題は生じない。
図5は、図4のメモリカードにおいて、その詳細な処理の一例を示すフロー図である。
まず、S501において、メモリカード400をホスト406に接続後、メモリカード400は、ホスト406により初期化(イニシャライズ)される。その後、S502において、メモリカード400は、ホスト406から受信したコマンドまたはデータの有無を判定する。コマンドまたはデータを受信した場合は、S503へ移行し、そうでない場合は、S507へ移行する。
S503において、S502でホスト406からコマンドを受信した場合、メモリカード400は、それが書き込みコマンドであるか判定する。書き込みコマンドである場合は、S504へ移行し、そうでない場合は、S506へ移行する。
S504において、S503で書き込みコマンドと判定した場合、メモリカード400は、それに伴う書き込みアドレスがブート領域またはPBSであるかを判定する。ブート領域またはPBSである場合は、S505において、レスポンスに書き込み不可であることを通知する内容を設定し、S507へ移行する。一方、ブート領域またはPBSでない場合は、S506へ移行する。
S506において、S503又はS504で書き込みコマンドでないか又はブート領域/PBSへの書き込みでない場合、メモリカード400は、ホスト406から受信したコマンドまたはデータに対応した処理を行う。例えば、コマンドを受信していれば、メモリカード規格に定義されたコマンドのパラメータ解析や対応動作をする。データを受信していれば、フラッシュメモリ部401の対応するアドレスにデータを書き込むなどの動作をする。そして、S507へ移行する。
S507において、メモリカード400は、ホスト406に送信するレスポンスまたはデータの有無を判定する。レスポンスまたはデータが有れば、S508に移行し、そうでない場合は、S509へ移行する。
S508において、S507でホスト406に送信するレスポンスまたはデータがある場合、それに対応した処理を行う。例えば、レスポンスの送信は、レスポンスに対応するコマンド対応動作の結果を反映させ送信する。この場合、S505で設定した書き込み不可であることを通知するレスポンスも含む。データの送信は、フラッシュメモリ部401の対応するアドレスからデータを読み出し送信する。そして、S509へ移行する。
S509において、メモリカード400をホスト406から削除しないのであれば、S502に戻り、ホスト406からのコマンドまたはデータ受信、ホスト406へのレスポンスまたはデータの送信を待つ。
このように、図4および図5に示すような構成および動作を用いることで、フォーマット処理などに起因するメモリカードの性能低下を防止することが可能になる。また、このような構成および動作を変形して、図1〜図3で述べたような自己フォーマットの機能と併用することも可能である。
すなわち、例えば、ブート領域またはPBSに対して、図1のフォーマットスイッチ105がオンの場合に、フォーマット機能部104からのみの書き込み動作を許可し、フォーマットスイッチ105がオフの場合は、いずれの書き込み動作も許可しないような構成および動作が挙げられる。これによって、メモリカードの使用過程でフォーマット処理を行う必要が生じた場合は、フォーマットスイッチ105をオンにすればよく、そうでない場合は、フォーマットスイッチ105がオフに保つことで、ブート領域またはPBSの保護が可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明の記憶デバイスは、SDカード、MMCカード、及びその上位互換のメモリカードに適用して特に有益な技術であり、これに限らず、フラッシュメモリなどの不揮発メモリから構成された例えばUSBフラッシュメモリなどの記憶デバイスを含めて広く適用可能である。
本発明の一実施の形態の記憶デバイスにおいて、その構成の一例を示すブロック図である。 図1のメモリカードをホストに接続した際の処理の一例を、従来技術と比較して説明するための概略図であり、(a)は、ホストが汎用ファイルシステムを用いる場合、(b)は、ホストがメモリカードファイルシステムを用いる場合を示すものである。 図1のメモリカードにおいて、その詳細な処理の一例を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態の記憶デバイスにおいて、その構成の他の一例を示すものであり、(a)は、その全体構成の一例を示す概略図、(b)は、(a)のカードコントローラ部の機能を説明する図である。 図4のメモリカードにおいて、その詳細な処理の一例を示すフロー図である。 メモリカードファイルシステムと汎用ファイルシステムでフォーマット処理を行った際、それぞれのメモリカードのフォーマット形式の違いを説明する概略図である。
符号の説明
100,200,400 メモリカード
101,401 フラッシュメモリ部
102,402 カードコントローラ部
103,403 送受信バッファ部
104 フォーマット機能部
105 フォーマットスイッチ
106,406 ホスト

Claims (5)

  1. 固有のフォーマット形式が記憶領域に形成される記憶デバイスであって、
    前記固有のフォーマット形式を形成するために前記記憶領域に対してフォーマット処理を実行する機能を、前記記憶デバイス自身に備えることを特徴とする記憶デバイス。
  2. 請求項1記載の記憶デバイスにおいて、
    前記記憶デバイスは、フラッシュメモリを含むメモリカードであることを特徴とする記憶デバイス。
  3. 請求項2記載の記憶デバイスにおいて、
    前記記憶デバイスは、
    フォーマットスイッチを備え、
    前記記憶デバイスへのアクセス動作を行う上位装置に前記記憶デバイスを接続した際に、前記フォーマットスイッチのオンまたはオフに基づいて、前記上位装置から見た前記記憶デバイスの認識または不認識を制御し、前記フォーマット処理の実行または不実行を制御することを特徴とする記憶デバイス。
  4. 固有のフォーマット形式が記憶領域に形成される記憶デバイスであって、
    前記形成されるフォーマット形式には、
    前記記憶デバイスの起動情報を含むブート領域と、
    前記記憶デバイスの容量および前記記憶デバイスへのアクセス単位の情報を含むPBS領域とが含まれ、
    前記記憶デバイスは、前記記憶デバイスへのアクセス動作を行う上位装置が、前記ブート領域および前記PBS領域に書き込み動作を行う場合を検出して、前記書き込み動作を禁止することを特徴とする記憶デバイス。
  5. 請求項4記載の記憶デバイスにおいて、
    前記記憶デバイスは、フラッシュメモリを含むメモリカードであることを特徴とする記憶デバイス。
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