JP2007113138A - リファイナ - Google Patents
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Abstract
【課題】パルプの叩解効率の向上を図ったリファイナを提供する。
【解決手段】リファイナ1は、ステータ4とロータ3との間でパルプを叩解するリファイナ1であって、ロータ3は、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に直線状の溝31bを有するコニカル形で、ロータ3の外周は円形状で、バー31aの前記円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度の内、ロータ3の回転方向に向かう側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成され、バー31aと溝31bは、複数であり、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝31cと、この弧状の横断溝31cは、ロータ3の円形状の外周Gに対してロータ3の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】リファイナ1は、ステータ4とロータ3との間でパルプを叩解するリファイナ1であって、ロータ3は、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に直線状の溝31bを有するコニカル形で、ロータ3の外周は円形状で、バー31aの前記円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度の内、ロータ3の回転方向に向かう側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成され、バー31aと溝31bは、複数であり、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝31cと、この弧状の横断溝31cは、ロータ3の円形状の外周Gに対してロータ3の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、パルプの叩解を行うリファイナに係り、特に、パルプの叩解効率の向上を図ったリファイナに関する。
従来、リファイナ、例えば、リファイナのロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有し、前記ロータは、平面視、円形状で、前記バーは傾斜して形成されている(例えば、特許文献1参照)。
前記バーで叩解されたパルプは、直線状の溝を通してリファイナの出口へと向かうようになっている。
特開平9−228283号公報
前記バーで叩解されたパルプは、直線状の溝を通してリファイナの出口へと向かうようになっている。
しかしながら、上記のリファイナにあっては、前記バーで叩解されたパルプは、直線状の溝を通してリファイナの出口へとそのまま向かうため、パルプの叩解効率の向上を図る点において、改善の余地があった。
本発明は、パルプの叩解効率の向上を図ったリファイナを提供することを目的とする。
本発明のリファイナは、ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形で、前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、前記バーと前記溝は、複数であり、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝と、この弧状の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されているものである。
また、請求項2記載のリファイナは、ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、前記バーと前記溝は、複数であり 、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝と、この弧状の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているものである。
また、請求項3記載のリファイナは、ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、前記バーと前記溝は、複数であり 、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝と、この弧状の第1の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、前記弧状の第1の横断溝と離間し、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝と、この弧状の第2の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているものである。
また、請求項4記載のリファイナは、ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、前記バーと前記溝は、複数であり 、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝と、この弧状の第1の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝と、この弧状の第2の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、前記弧状の第1の横断溝と前記弧状の第2の横断溝とは、クロスしているものである。
また、請求項5記載のリファイナは、ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、前記バーと前記溝は、複数であり 、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝と、この弧状の第1の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝と、この弧状の第2の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、前記弧状の第1の横断溝と前記弧状の第2の横断溝とは、クロスし、前記弧状の第1の横断溝及び前記弧状の第2の横断溝から離間し、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第3の横断溝と、この弧状の第3の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、前記弧状の第1の横断溝及び前記弧状の第2の横断溝から離間し、複数の前記バーを横切るように設けられた弧状の第4の横断溝と、この弧状の第4の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、前記弧状の第3の横断溝と前記弧状の第4の横断溝とは、クロスし、クロスした前記弧状の第1の横断溝と前記弧状の第2の横断溝の他に、少なくとも、クロスした前記弧状の第3の横断溝と前記弧状の第4の横断溝を一組以上有するものである。
また、請求項6記載のリファイナは、請求項1乃至請求項5記載のリファイナにおいて、ロータに対向して設けられるステータの形状は、平面視、前記ロータの形状と略同一になるように設けられているものである。
請求項1記載のリファイナによれば、直線状のバーと直線状のバーとの間に形成された直線状の溝を通過する叩解されたパルプは、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝により、該横断溝を通過するパルプと該溝を通過するパルプとが衝突して解され、パルプの叩解効率を向上させることができる。
また、請求項2記載のリファイナによれば、直線状のバーと直線状のバーとの間に形成された直線状の溝を通過する叩解されたパルプは、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝により、該横断溝を通過するパルプと該溝を通過するパルプとが衝突して解され、また、横断溝の弧状は、ロータの円形状の外周に対してロータの回転方向に行くに従って近づくように形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ内の滞留時間を長くして、パルプの叩解効率を向上させることができる。
また、請求項3記載のリファイナによれば、直線状のバーと直線状のバーとの間に形成された直線状の溝を通過する叩解されたパルプは、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝により、該第1の横断溝を通過するパルプと該溝を通過するパルプとが衝突して解され、また、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝により、該第2の横断溝を通過するパルプと該溝を通過するパルプとが衝突して解され、パルプの叩解効率を向上させることができる。
また、請求項4記載のリファイナによれば、直線状のバーと直線状のバーとの間に形成された直線状の溝を通過する叩解されたパルプは、該溝がバーを横切る弧状の第1の横断溝又は第2の横断溝へ連通しているため、該横断溝を通過するパルプと該溝を通過するパルプとが衝突して解され、また、第1の横断溝と第2の横断溝とは、クロスしているため、該クロスしている部位でのパルプ同士の衝突により、パルプは解され、更に、第2の横断溝の弧状は、ロータの円形状の外周に対してロータの回転方向に行くに従って近づくように形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ内の滞留時間を長くして、パルプの叩解効率を向上させることができる。
また、請求項5記載のリファイナによれば、上述した請求項4記載の発明の効果に加え、クロスした弧状の第1の横断溝と弧状の第2の横断溝の他に、少なくとも、クロスした弧状の第3の横断溝と弧状の第4の横断溝を一組以上有するため、クロスする部位が多い分、パルプ同士の衝突により、パルプはより解され、パルプの叩解効率をより向上させることができる。
本発明のリファイナの一実施例を図面を参照して説明する。
図1乃至図7において、1はリファイナで、リファイナ1は、図1に示すように、コニカル形のステータ4とコニカル形のロータ3との間でパルプを叩解するもので、コニカル形のロータ3は、回転軸2に取り付けられ、このロータ3に対向するようにステータ4がケーシングCの内壁に設けられている。なお、コニカル形のロータ3は、後述する第1の円錐部31と第2の円錐部32とを備えているが、本発明にあっては、略円錐形状の第1の円錐部31、略円錐形状の第2の円錐部32の内、何れか一つの円錐部があれば良い 。
図1乃至図7において、1はリファイナで、リファイナ1は、図1に示すように、コニカル形のステータ4とコニカル形のロータ3との間でパルプを叩解するもので、コニカル形のロータ3は、回転軸2に取り付けられ、このロータ3に対向するようにステータ4がケーシングCの内壁に設けられている。なお、コニカル形のロータ3は、後述する第1の円錐部31と第2の円錐部32とを備えているが、本発明にあっては、略円錐形状の第1の円錐部31、略円錐形状の第2の円錐部32の内、何れか一つの円錐部があれば良い 。
5は駆動源(例えば、モータ)、6は継ぎ手、7は内部に軸受けを有し、水平方向に移動する回転軸2を保持する保持部材である。
また、8はケーシングC内に原料であるパルプを供給する原料供給通路で、原料供給通路8は、第1の原料供給通路81と第2の原料供給通路82を有し、第1の原料供給通路81は、第1の円錐部31が位置する第1の室R1に、第2の円錐部32が位置する第2の室R2に、それぞれ連通している。9は、ロータ3とステータ4との間で叩解されたパルプをケーシングCの外へと排出する出口通路である。
また、8はケーシングC内に原料であるパルプを供給する原料供給通路で、原料供給通路8は、第1の原料供給通路81と第2の原料供給通路82を有し、第1の原料供給通路81は、第1の円錐部31が位置する第1の室R1に、第2の円錐部32が位置する第2の室R2に、それぞれ連通している。9は、ロータ3とステータ4との間で叩解されたパルプをケーシングCの外へと排出する出口通路である。
第1の円錐部31は、図2及び図3に示すように、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に直線状の溝31bを有する。
この第1の円錐部(ロータ)31の外周Gは円形状で、バー31aの前記略円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図3では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている 。そして、バー31aと溝31bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
31cは、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の横断溝31cで、この弧状の横断溝31cは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
なお、弧状の横断溝31cは、図3において、一つ図示されているが、複数でも良く、本発明にあっては、弧状の横断溝31cは、少なくとも、一つあれば良い。
この第1の円錐部(ロータ)31の外周Gは円形状で、バー31aの前記略円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図3では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている 。そして、バー31aと溝31bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
31cは、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の横断溝31cで、この弧状の横断溝31cは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
なお、弧状の横断溝31cは、図3において、一つ図示されているが、複数でも良く、本発明にあっては、弧状の横断溝31cは、少なくとも、一つあれば良い。
また、第2の円錐部32は、第1の円錐部31と同様に、図2及び図4に示すように、直線状のバー32aと直線状のバー32aとの間に直線状の溝32bを有する。
この第2の円錐部(ロータ)32の外周Gは円形状で、バー32aの前記略円形状の外周Gにおける接線S’に対して、接線S’とバー32aとがなす角度(θ’、180°−θ’)の内、第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に向かう[図4では第2の円錐部(ロータ)32の回転方向は、時計回り]側の角度θ’が鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー32aと溝32bは、複数あって、それぞれ平行となっている 。32cは、複数のバー32aを横切って複数の溝32bに連通するように設けられた弧状の横断溝32cで、この弧状の横断溝32cは、第2の円錐部(ロータ)32の円形状の外周Gに対して第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
なお、弧状の横断溝32cは、図4において、一つ図示されているが、複数でも良く 、本発明にあっては、弧状の横断溝32cは、少なくとも、一つあれば良い。
この第2の円錐部(ロータ)32の外周Gは円形状で、バー32aの前記略円形状の外周Gにおける接線S’に対して、接線S’とバー32aとがなす角度(θ’、180°−θ’)の内、第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に向かう[図4では第2の円錐部(ロータ)32の回転方向は、時計回り]側の角度θ’が鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー32aと溝32bは、複数あって、それぞれ平行となっている 。32cは、複数のバー32aを横切って複数の溝32bに連通するように設けられた弧状の横断溝32cで、この弧状の横断溝32cは、第2の円錐部(ロータ)32の円形状の外周Gに対して第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
なお、弧状の横断溝32cは、図4において、一つ図示されているが、複数でも良く 、本発明にあっては、弧状の横断溝32cは、少なくとも、一つあれば良い。
また、第1の円錐部(ロータ)31に対向して設けられる第1のステータ(ステータ)41の形状は、平面視、第1の円錐部(ロータ)31の形状と略同一になるように設けられている[図3、図5及び図6参照]。
即ち、第1のステータ(ステータ)41は、図6に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図3では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
41cは、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の横断溝で、この弧状の横断溝41cは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周G1に対して、平面視、第1のステータ(ステータ)41の反時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている(図6参照)。
なお、弧状の横断溝41cは、図6において、一つ図示されているが、複数でも良く 、本発明にあっては、弧状の横断溝41cは、少なくとも、一つあれば良い。
即ち、第1のステータ(ステータ)41は、図6に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図3では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
41cは、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の横断溝で、この弧状の横断溝41cは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周G1に対して、平面視、第1のステータ(ステータ)41の反時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている(図6参照)。
なお、弧状の横断溝41cは、図6において、一つ図示されているが、複数でも良く 、本発明にあっては、弧状の横断溝41cは、少なくとも、一つあれば良い。
また、第2の円錐部(ロータ)32に対向して設けられる第2のステータ(ステータ)42の形状は、平面視、ロータ32の形状と略同一になるように設けられている[図4、図5及び図7参照]。
即ち、第2のステータ(ステータ)42は、直線状のバー42aと直線状のバー42aとの間に直線状の溝42bを有し、バー42aの前記円形状の外周G1’における接線S1 ’に対して、接線S1 ’とバー42aとがなす角度(θ ’、180°−θ ’)の内 、第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に向かう[図4では第2の円錐部(ロータ)32の回転方向は、時計回り]側の角度(180°−θ’)と異なる他の一の角度θ’が鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー42aと溝42bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
42cは、複数のバー42aを横切って複数の溝42bに連通するように設けられた弧状の横断溝で、この弧状の横断溝42cは、第2のステータ(ステータ)42の円形状の外周G1’に対して、平面視、第2のステータ(ステータ)42の時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている(図7参照)。
なお、弧状の横断溝42cは、図7において、一つ図示されているが、複数でも良く 、本発明にあっては、弧状の横断溝42cは、少なくとも、一つあれば良い。
即ち、第2のステータ(ステータ)42は、直線状のバー42aと直線状のバー42aとの間に直線状の溝42bを有し、バー42aの前記円形状の外周G1’における接線S1 ’に対して、接線S1 ’とバー42aとがなす角度(θ ’、180°−θ ’)の内 、第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に向かう[図4では第2の円錐部(ロータ)32の回転方向は、時計回り]側の角度(180°−θ’)と異なる他の一の角度θ’が鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー42aと溝42bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
42cは、複数のバー42aを横切って複数の溝42bに連通するように設けられた弧状の横断溝で、この弧状の横断溝42cは、第2のステータ(ステータ)42の円形状の外周G1’に対して、平面視、第2のステータ(ステータ)42の時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている(図7参照)。
なお、弧状の横断溝42cは、図7において、一つ図示されているが、複数でも良く 、本発明にあっては、弧状の横断溝42cは、少なくとも、一つあれば良い。
従って、第1の原料供給通路81、82を介して供給されたパルプは、ロータ3とステータ4との間で叩解される。
その際、第1の円錐部(ロータ)31と第1のステータ(ステータ)41とで叩解されたパルプは、ロータ31側においては、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過すると共に、溝31bがバー31aを横切る弧状の横断溝31cへ連通しているため、該横断溝31cを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解されることとなる。
ステータ41側においても、ロータ31側と同様に、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に形成された直線状の溝41bを通過すると共に、溝41bがバー41aを横切る弧状の横断溝41cへ連通しているため、該横断溝41cを通過するパルプと該溝41bを通過するパルプとが衝突して解されることとなる。
その結果、パルプの叩解効率を向上させることができる[なお、第2の円錐部32(ロータ)と第2のステータ(ステータ)42とにおいても、第1の円錐部31(ロータ)と第1のステータ(ステータ)41と同様、パルプの衝突により解される。]。
また、上述した実施例のリファイナ1においては、第1の円錐部(ロータ)31に対して第1のステータ(ステータ)41、第2の円錐部(ロータ)32に対して第2のステータ(ステータ)42、と複数備えているが、単一のロータに対して単一のステータとしても良い。
その際、第1の円錐部(ロータ)31と第1のステータ(ステータ)41とで叩解されたパルプは、ロータ31側においては、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過すると共に、溝31bがバー31aを横切る弧状の横断溝31cへ連通しているため、該横断溝31cを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解されることとなる。
ステータ41側においても、ロータ31側と同様に、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に形成された直線状の溝41bを通過すると共に、溝41bがバー41aを横切る弧状の横断溝41cへ連通しているため、該横断溝41cを通過するパルプと該溝41bを通過するパルプとが衝突して解されることとなる。
その結果、パルプの叩解効率を向上させることができる[なお、第2の円錐部32(ロータ)と第2のステータ(ステータ)42とにおいても、第1の円錐部31(ロータ)と第1のステータ(ステータ)41と同様、パルプの衝突により解される。]。
また、上述した実施例のリファイナ1においては、第1の円錐部(ロータ)31に対して第1のステータ(ステータ)41、第2の円錐部(ロータ)32に対して第2のステータ(ステータ)42、と複数備えているが、単一のロータに対して単一のステータとしても良い。
上述した実施例(図1乃至図7)においては、弧状の横断溝31cは、図3及び図4に示すように、第1の円錐部(ロータ)31及び第2の円錐部(ロータ)32の円形状の外周Gに対して、第1の円錐部(ロータ)31及び第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に行くに従って遠ざかるように形成されているが、本願発明にあっては、これに限らず 、逆に、形成しても良い(図8及び図9参照)。なお、図8は、図3に示す第1の円錐部(ロータ)31の第1の変形例であり、図9は、図6に示す第1のステータ(ステータ)41の第1の変形例を示したもので、上述した実施例と同一部分に同一符号を付して 、その説明を一部省略する。
即ち、図8に示すように、第1の円錐部(ロータ)31の外周Gは円形状で、バー31aの前記略円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図8では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。また、弧状の横断溝31dは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。
なお、弧状の横断溝31dは、図8において、一つ図示されているが、複数でも良く、本発明にあっては、弧状の横断溝31dは、少なくとも、一つあれば良い。
なお、弧状の横断溝31dは、図8において、一つ図示されているが、複数でも良く、本発明にあっては、弧状の横断溝31dは、少なくとも、一つあれば良い。
この実施例においても、上述の実施例と同様に、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に直線状の溝31bを有するコニカル形の第1の円錐部(ロータ)31であって、バー31aと溝31bは、複数設けられている構成となっている。そして、弧状の横断溝31dは、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられている。
その結果、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過する叩解されたパルプは、該溝31bがバー31aを横切る弧状の横断溝31dへ連通しているため、該横断溝31dを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解される。
加えて、弧状の横断溝31dは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ1内の滞留時間を長くして、パルプの叩解効率を向上させることができる。
その結果、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過する叩解されたパルプは、該溝31bがバー31aを横切る弧状の横断溝31dへ連通しているため、該横断溝31dを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解される。
加えて、弧状の横断溝31dは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ1内の滞留時間を長くして、パルプの叩解効率を向上させることができる。
この実施例においても、上述の実施例と同様、第1の円錐部(ロータ)31に対向して設けられる第1のステータ(ステータ)41の形状は、平面視、第1の円錐部(ロータ)31の形状と略同一になるように設けられている。
即ち、図9に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部31(ロータ)の回転方向に向かう[図8では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
41dは、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられ横切るように設けられた弧状の横断溝で、この弧状の横断溝41dは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周G1に対して、平面視、第1のステータ(ステータ)41の反時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。なお、弧状の横断溝41dは、図9において、一つ図示されているが、複数でも良く、本発明にあっては、弧状の横断溝41cは、少なくとも、一つあれば良い。
即ち、図9に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部31(ロータ)の回転方向に向かう[図8では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。
41dは、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられ横切るように設けられた弧状の横断溝で、この弧状の横断溝41dは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周G1に対して、平面視、第1のステータ(ステータ)41の反時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。なお、弧状の横断溝41dは、図9において、一つ図示されているが、複数でも良く、本発明にあっては、弧状の横断溝41cは、少なくとも、一つあれば良い。
上述した実施例(図1乃至図7)においては、弧状の横断溝31cは、図3及び図4に示すように、第1の円錐部(ロータ)31及び第2の円錐部(ロータ)32の円形状の外周に対して、第1の円錐部31(ロータ)及び第2の円錐部(ロータ)32の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されているが、本願発明にあっては、これに限らず、図1乃至図7記載の実施例と図8及び図9記載の実施例を組み合わせても良い(図10及び図11参照)。なお、図10は、図3に示す第1の円錐部(ロータ)31の第2の変形例であり、図11は、図6に示す第1のステータ(ステータ)41の第2の変形例を示したもので、図10及び図11においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
即ち、図10に示すように、第1の円錐部(ロータ)31の外周は円形状で、バー31aの前記略円形状の外周における接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図10では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝31eは、ロータ31の円形状の外周Gに対してロータ31の回転方向(ロータ31の回転方向は、例えば、図10に示す反時計回りである。)に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。また、31fは、弧状の第1の横断溝31eと離間し、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝で、この弧状の第2の横断溝31fは、ロータ31の円形状の外周Gに対してロータ31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、第2の横断溝31fは、第1の横断溝31eよりロータ31の外周に近い側に位置している(なお、図示しないが、図10とは逆に、第1の横断溝31eが、第2の横断溝31fよりロータ31の外周に近い側に位置していても良い。)。
この実施例においても、上述の実施例と同様に、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に直線状の溝31bを有するコニカル形の第1の円錐部(ロータ)31であって、バー31aと溝31bは、複数設けられている構成となっている。
その結果、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過する叩解されたパルプは、該溝31bがバー31aを横切る弧状の第1の横断溝31e及び第2の横断溝31fへ連通しているため、該弧状の第1の横断溝31e及び第2の横断溝31fを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解される。
その結果、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過する叩解されたパルプは、該溝31bがバー31aを横切る弧状の第1の横断溝31e及び第2の横断溝31fへ連通しているため、該弧状の第1の横断溝31e及び第2の横断溝31fを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解される。
この実施例においても、上述の実施例と同様、第1の円錐部(ロータ)31に対向して設けられる第1のステータ(ステータ)41の形状は、平面視、第1の円錐部(ロータ)31の形状と略同一になるように設けられている。
即ち、図11に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部31(ロータ)の回転方向に向かう[図10では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。また、41fは、弧状の第1の横断溝41eと離間し、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝で、この弧状の第2の横断溝41fは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周に対してステータ41の反時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、第2の横断溝41fは、第1の横断溝41eよりステータ41の外周に近い側に位置している(なお、図示しないが、図11とは逆に、第1の横断溝41eが、第2の横断溝41fよりステータ41の外周に近い側に位置していても良い。)。
即ち、図11に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部31(ロータ)の回転方向に向かう[図10では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。また、41fは、弧状の第1の横断溝41eと離間し、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝で、この弧状の第2の横断溝41fは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周に対してステータ41の反時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、第2の横断溝41fは、第1の横断溝41eよりステータ41の外周に近い側に位置している(なお、図示しないが、図11とは逆に、第1の横断溝41eが、第2の横断溝41fよりステータ41の外周に近い側に位置していても良い。)。
上述した実施例(図10及び図11)においては、弧状の第1の横断溝31eは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周に対して、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周に対して、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され(図10参照)、また、弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に向かって近づくように傾斜して形成され、弧状の第2の横断溝41fは、第1のステータ(ステータ)41の円形状の外周に対してステータ41の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている(図11参照)が、本願発明にあっては、これに限らず、両者を組み合わせたものでも良い(図12及び図13参照)。なお、図12は、図3に示す第1の円錐部(ロータ)31の第3の変形例であり、図13は、図6に示す第1のステータ(ステータ)41の第3の変形例を示したもので、図12及び図13においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
即ち、図12に示すように、第1の円錐部(ロータ)31の外周は円形状で、バー31aの円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成され、バー31aと溝31bは、複数となっている。そして、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝31eは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとは、クロスしている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとは、クロスしている。
この実施例においても、上述の実施例と同様、第1の円錐部(ロータ)31に対向して設けられる第1のステータ(ステータ)41の形状は、平面視、第1の円錐部(ロータ)31の形状と略同一になるように設けられている。
即ち、図13に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図13では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。そして、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝41fは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って遠ざかるように形成され、弧状の第1の横断溝41eと弧状の第2の横断溝41fとは、クロスしている。
即ち、図13に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図13では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。そして、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝41fは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って遠ざかるように形成され、弧状の第1の横断溝41eと弧状の第2の横断溝41fとは、クロスしている。
この実施例においても、上述の実施例と同様に、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過する叩解されたパルプは、該溝31bがバー31aを横切る弧状の第1の横断溝31c又は第2の横断溝31dへ連通しているため、該横断溝31c、31dを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解される。
加えて、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとは、クロスしているため、該クロスしている部位でのパルプ同士の衝突により、パルプは解され、更に、弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ1内の滞留時間を長くして、パルプの叩解効率を向上させることができる。
加えて、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとは、クロスしているため、該クロスしている部位でのパルプ同士の衝突により、パルプは解され、更に、弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ1内の滞留時間を長くして、パルプの叩解効率を向上させることができる。
上述した実施例(図13及び図14)においては、クロスした弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとを1組設けたが、本願発明にあってはこれに限らず、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fの他に、少なくとも、クロスした第3の横断溝31gと第4の横断溝31hを一組以上有するようにして、クロスする部位を多くして、パルプ同士の衝突により、パルプはより解され、パルプの叩解効率をより向上させるようにしても良い(図14及び図15参照)。
なお、図14は、図3に示す第1の円錐部(ロータ)31の第4の変形例であり、図15は、図6に示す第1のステータ(ステータ)41の第4の変形例を示したもので、図14及び図15においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
なお、図14は、図3に示す第1の円錐部(ロータ)31の第4の変形例であり、図15は、図6に示す第1のステータ(ステータ)41の第4の変形例を示したもので、図14及び図15においては、上述した実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
即ち、図14に示すように、第1の円錐部(ロータ)31の外周は円形状で、バー31aの円形状の外周Gにおける接線Sに対して、接線Sとバー31aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう側の角度θが鋭角となるように傾斜して形成され、バー31aと溝31bは、複数となっている。そして、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝31eは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転に向かって遠ざかるように傾斜して形成されている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとは、クロスしている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第3の横断溝31gは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第4の横断溝31hは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、弧状の第3の横断溝31gと弧状の第4の横断溝31hとは、クロスしている。
クロスした弧状の第1の横断溝31e、弧状の第2の横断溝31fとクロスした弧状の第3の横断溝31gと弧状の第4の横断溝31hとは、離間している。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝31fは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第2の横断溝31fとは、クロスしている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第3の横断溝31gは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている。
また、複数のバー31aを横切って複数の溝31bに連通するように設けられた弧状の第4の横断溝31hは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、弧状の第3の横断溝31gと弧状の第4の横断溝31hとは、クロスしている。
クロスした弧状の第1の横断溝31e、弧状の第2の横断溝31fとクロスした弧状の第3の横断溝31gと弧状の第4の横断溝31hとは、離間している。
この実施例においても、上述の実施例と同様、第1の円錐部(ロータ)31に対向して設けられる第1のステータ(ステータ)41の形状は、平面視、第1の円錐部(ロータ)31の形状と略同一になるように設けられている。
即ち、図15に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図14では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。そして、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝41fは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、弧状の第1の横断溝41eと弧状の第2の横断溝41fとは、クロスしている。
また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第3の横断溝41gは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、弧状の第4の横断溝41eと弧状の第2の横断溝41hとは、クロスしている。
クロスした弧状の第1の横断溝41e、弧状の第2の横断溝41fとクロスした弧状の第3の横断溝41gと弧状の第4の横断溝41hとは、離間している。
即ち、図15に示すように、直線状のバー41aと直線状のバー41aとの間に直線状の溝41bを有し、この第1のステータ(ステータ)41は、平面視、円形状で、バー41aの前記円形状の外周G1における接線S1に対して、接線S1とバー41aとがなす角度(θ、180°−θ)の内、第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に向かう[図14では第1の円錐部(ロータ)31の回転方向は、反時計回り]側の角度(180°−θ)と異なる他の一の角度θが鋭角となるように傾斜して形成されている。そして、バー41aと溝41bは、複数あって、それぞれ平行となっている。そして、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第1の横断溝41eは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている。また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第2の横断溝41fは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、弧状の第1の横断溝41eと弧状の第2の横断溝41fとは、クロスしている。
また、複数のバー41aを横切って複数の溝41bに連通するように設けられた弧状の第3の横断溝41gは、平面視、第1のステータ(ステータ)41の時計方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、弧状の第4の横断溝41eと弧状の第2の横断溝41hとは、クロスしている。
クロスした弧状の第1の横断溝41e、弧状の第2の横断溝41fとクロスした弧状の第3の横断溝41gと弧状の第4の横断溝41hとは、離間している。
この実施例においても、上述の実施例と同様に、直線状のバー31aと直線状のバー31aとの間に形成された直線状の溝31bを通過する叩解されたパルプは、該溝31bがバー31aを横切る弧状の第1の横断溝31e、第2の横断溝31f、第3の横断溝31g、第4の横断溝31hへ連通しているため、該横断溝31c、31dを通過するパルプと該溝31bを通過するパルプとが衝突して解される。
加えて、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第3の横断溝31g、弧状の第2の横断溝31fと弧状の第4の横断溝31hとは、それぞれクロスしているため、該クロスしている部位でのパルプ同士の衝突により、パルプは解され、更に、弧状の第2の横断溝31f、第3の横断溝31gは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ1内の滞留時間を長くして 、パルプの叩解効率を向上させることができる。この実施例(図14及び図15)においては、クロスする部位が多い分、パルプ同士の衝突により、パルプはより解され、パルプの叩解効率をより向上させることができる。
加えて、弧状の第1の横断溝31eと弧状の第3の横断溝31g、弧状の第2の横断溝31fと弧状の第4の横断溝31hとは、それぞれクロスしているため、該クロスしている部位でのパルプ同士の衝突により、パルプは解され、更に、弧状の第2の横断溝31f、第3の横断溝31gは、第1の円錐部(ロータ)31の円形状の外周Gに対して第1の円錐部(ロータ)31の回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されているため、叩解されたパルプが出にくくなり、叩解されたパルプのリファイナ1内の滞留時間を長くして 、パルプの叩解効率を向上させることができる。この実施例(図14及び図15)においては、クロスする部位が多い分、パルプ同士の衝突により、パルプはより解され、パルプの叩解効率をより向上させることができる。
1 リファイナ
3 ロータ
4 ステータ
31a バー
31b 溝
31c 横断溝
S 接線
θ 角度
3 ロータ
4 ステータ
31a バー
31b 溝
31c 横断溝
S 接線
θ 角度
Claims (6)
- ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、
前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形で、
前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、
前記バーと前記溝は、複数であり、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝と、
この弧状の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成されている
ことを特徴とするリファイナ。 - ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、
前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、
前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、
前記バーと前記溝は、複数であり、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた少なくとも一つの弧状の横断溝と、
この弧状の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている
ことを特徴とするリファイナ。 - ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、
前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、
前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、
前記バーと前記溝は、複数であり、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝と、
この弧状の第1の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、
前記弧状の第1の横断溝と離間し、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝と、
この弧状の第2の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成されている
ことを特徴とするリファイナ。 - ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、
前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、
前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、
前記バーと前記溝は、複数であり、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝と、
この弧状の第1の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝と、
この弧状の第2の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、
前記弧状の第1の横断溝と前記弧状の第2の横断溝とは、クロスしている
ことを特徴とするリファイナ。 - ステータとロータとの間でパルプを叩解するリファイナであって、
前記ロータは、直線状のバーと直線状のバーとの間に直線状の溝を有するコニカル形のロータで、
前記ロータの外周は円形状で、前記バーの前記円形状の外周における接線に対して、前記接線と前記バーとがなす角度の内、前記ロータの回転方向に向かう側の角度が鋭角となるように傾斜して形成され、
前記バーと前記溝は、複数であり、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第1の横断溝と、
この弧状の第1の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、
複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第2の横断溝と、
この弧状の第2の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、
前記弧状の第1の横断溝と前記弧状の第2の横断溝とは、クロスし、
前記弧状の第1の横断溝及び前記弧状の第2の横断溝から離間し、複数の前記バーを横切って複数の前記溝に連通するように設けられた弧状の第3の横断溝と、
この弧状の第3の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って遠ざかるように傾斜して形成され、
前記弧状の第1の横断溝及び前記弧状の第2の横断溝から離間し、複数の前記バーを横切るように設けられた弧状の第4の横断溝と、
この弧状の第4の横断溝は、前記ロータの円形状の外周に対して前記ロータの回転方向に行くに従って近づくように傾斜して形成され、
前記弧状の第3の横断溝と前記弧状の第4の横断溝とは、クロスし、
クロスした前記弧状の第1の横断溝と前記弧状の第2の横断溝の他に、少なくとも、クロスした前記弧状の第3の横断溝と前記弧状の第4の横断溝を一組以上有する
ことを特徴とするリファイナ。 - ロータに対向して設けられるステータの形状は、平面視、前記ロータの形状と略同一になるように設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載のリファイナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005305113A JP2007113138A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | リファイナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005305113A JP2007113138A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | リファイナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007113138A true JP2007113138A (ja) | 2007-05-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005305113A Pending JP2007113138A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | リファイナ |
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