JP2007111457A - 消臭剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】汚泥などの硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアを主成分とする発臭源に優れた消臭効果を発揮する消臭剤を提供することを課題とする。
【解決手段】1,2−ベンゼンジカルブアルデヒドと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテートとを有効成分として含有することを特徴とする消臭剤により、上記課題を解決する。1,2−ベンゼンジカルブアルデヒドと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテートとの併用割合が重量比で1:10〜10:1である請求項1記載の消臭剤。
【効果】2種類の化合物を併用することにより、少量で効率よく硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアを除去し消臭効果を発揮する。
【選択図】 なし
【解決手段】1,2−ベンゼンジカルブアルデヒドと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテートとを有効成分として含有することを特徴とする消臭剤により、上記課題を解決する。1,2−ベンゼンジカルブアルデヒドと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテートとの併用割合が重量比で1:10〜10:1である請求項1記載の消臭剤。
【効果】2種類の化合物を併用することにより、少量で効率よく硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアを除去し消臭効果を発揮する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、消臭剤に関する。さらに詳しくは、本発明は、硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアまたはこれらの一方を主成分とする発臭源に優れた消臭効果を発揮する消臭剤に関する。
生活排水や各種工業排水は、下水処理施設において沈砂、沈殿、曝気および消毒などの処理に付された後、河川、湖および海などの自然界に放流される。また、沈殿処理によって除去された汚泥は、濃縮、消化、脱水および焼却などの処理に付された後、埋立処分がされたり、得られた焼却灰に成形処理などを施して骨材または砂利などとして再利用されている。沈殿処理によって、濃縮、消化、脱臭された汚泥は、微生物による腐敗が進行し、硫化水素、メチルメルカプタンもしくはアンモニアまたはこれらを主成分とする発臭源となっている。
また、製紙工場では、パルプ粕を多量に含む濃縮汚泥が発生する。この汚泥も、凝集剤の添加、脱水が行われ、貯留後、各処分場または施設へ搬送される。特に、夏季の脱水された汚泥は、脱水直後から汚泥が特異な臭気を放ち、更に、腐敗が進み貯留している間や貯留後の搬送時に強烈な悪臭を放つため、工場敷地内または工場周辺に悪影響を及ぼしている。
そこで、環境衛生面などに配慮して、従来からこの発臭源の除去が各種試みられてきた。悪臭成分中、アンモニアおよびアミン類の消臭にホルムアルデヒドやグリオキサールが有効であることが知られているが、効果の持続性に欠けることから、グルタルアルデヒドというが消臭剤として提案されている(特許文献1)。またバチルス属やストレプトコッカス属などの微生物で発臭源を分解処理し、グルタルアルデヒドで悪臭源を化学処理する方法が提案されている(特許文献2)。更に微生物の培養液にグルタルアルデヒドおよび2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオールを配合する方法などが提案されている(特許文献3)。しかし、グルタルアルデヒドは、その安全性に問題があり規制される状況にある。
他方、本発明に用いられる1,2−ベンゼンジカルブアルデヒド(以下、OPAという。)は、安全に使用することができるが、消臭効果においてやや劣るきらいがある。また、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテート(以下、BNDAという。)は、汚泥の消臭剤として知られているが(特許文献4)、消臭剤としてこれらを組み合わせた例は知られていない。
本発明は、硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアを除去し消臭効果を発揮する消臭剤を提供することを課題とする。
本発明者は、この課題を達成するために鋭意研究した結果、OPAとBNDAとを組み合わせることにより、硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアを主成分とする発臭源に優れた消臭効果を発揮することを見出し、本発明を完成するに到った。
かくして、本発明は、(1)OPAとBNDAとを有効成分として含有することを特徴とする消臭剤、
(2)OPAとBNDAとの併用割合が重量比で1:10〜10:1である項(1)記載の消臭剤、
(3)発臭源に、項(1)または(2)に記載の消臭剤を、合計濃度として10〜1000mg/Lとなるように同時にまたは別々に添加することを特徴とする消臭方法、
(4)発臭源が汚泥である項(3)記載の消臭方法が提供される。
(2)OPAとBNDAとの併用割合が重量比で1:10〜10:1である項(1)記載の消臭剤、
(3)発臭源に、項(1)または(2)に記載の消臭剤を、合計濃度として10〜1000mg/Lとなるように同時にまたは別々に添加することを特徴とする消臭方法、
(4)発臭源が汚泥である項(3)記載の消臭方法が提供される。
本発明は、2種類の化合物を併用することにより、少ない薬量で、効率よく悪臭の原因となる硫化水素、メチルメルカプタンおよびアンモニアを除去し、効率よく消臭効果を発揮する消臭剤を提供することができる。しかも安全に使用することができる消臭剤を提供する。
本発明の消臭剤におけるOPAは、オルトフタルアルデヒドとも云われる黄色結晶で、O−キシレンの塩化物を加水分解して得ることができる。また、BNDAは、黄色粘稠液体で、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオールのアセチル化により得ることができる。
本発明の消臭剤のOPAとBNDAとの併用割合は、消臭の対象となる発臭源の種類およびその程度によって適宜調整される。OPAとBNDAの配合割合は、一般に重量比で1:10〜10:1、好ましくは1:3〜3:1、より好ましくは1:2〜2:1である。消臭剤の併用割合が上記の範囲であれば、併用成分の良好な消臭効果を発揮させることができる。
消臭剤の調製方法としては、例えば、上記の併用割合に設定したOPAとBNDAの水溶液とを公知の方法により混合すればよい。
本発明の消臭剤には、本発明の効果が阻害されない限りにおいて、公知の消臭剤などをさらに配合または併用することができる。公知の消臭剤としては、例えば、ピリチオン、イソチアゾロン系化合物、チウラム系化合物、チアジアジン系化合物、過酸化水素、過酢酸、次亜塩素酸ナトリウム、塩素酸ナトリウム、過塩素酸ナトリウム、過酸化ベンゾイル、塩素化シアヌール酸またはその塩、亜硝酸などが挙げられる。
本発明の消臭剤の使用形態は、特に制約されるものでなく、2種の化合物それ自体を使用してもよいが、溶剤などの希釈剤を加えて液剤、粉剤、粒剤、ゲル剤、エアーゾル剤などとし、各種使用場所に適した形態にすることが好ましい。
使用できる溶剤としては、例えば、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール200、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリコールエーテル類、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリジノン、2−ピロリジノン、ジメチルスルホキシド、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、スルホラン、マレイン酸ジメチル、アジピン酸ジメチル、コハク酸ジメチル、グルタル酸ジメチルなどの非プロトン性極性溶剤、その他アルコール類が挙げられる。これらの溶剤は、単品でも適用できるが、2種以上を混合して使用することもできる。これらには界面活性剤を加えることもできる。更に、ベントナイト、タルク、他の粘土などの鉱物質担体、植物質担体および界面活性剤などを適宜選択して得た微粉または粒状物に担持させ粉剤または粒剤として使用するか水和剤として水で希釈して使用することができる。
本発明の消臭剤の消臭対象は、硫化水素、メチルメルカプタンもしくはアンモニアまたはこれらを主成分とする発臭源であり、例えば、クラフトパルプ製造場、畜産場、鶏糞乾燥場、澱粉製造工場、セロファン製造、レーヨン製造および複合肥料製造などの化学工場、水産缶詰製造場、魚腸骨処理場、ごみ処理場、屎尿処理場、下水処理場、複合肥料製造場、などが挙げられる。特に、汚泥処理中の活性汚泥、排水処理装置などの処理後に残る汚泥、濃縮汚泥および脱水汚泥などの液状の発臭源に適用し好ましい結果をえることができる。また、下水の汚泥処理施設における消化タンクで処理される消化汚泥に適用して顕著な効果をえることができる。
本発明の消臭方法は、発臭源に、上記の消臭剤を、合計濃度として10〜1000mg/Lとなるように同時にまたは別々に添加するものである。消臭剤の添加濃度が10mg/L未満の場合には、十分な消臭効果がえられないので好ましくなく、また1000mg/Lを超えると、コスト的に不経済になるので好ましくない。具体的には、発臭源が一般の汚泥の場合には、添加濃度は50〜100mg/Lが好ましい。また、発臭源が前記の消化汚泥の場合には、添加濃度は200〜1000mg/Lが好ましく、500〜1000mg/Lがより好ましい。
本発明の消臭剤の添加方法としては、例えば、消臭源が前述の下水の汚泥処理施設における消化汚泥である場合には、消化タンク内で対流する汚泥中に、所定の濃度および量の本発明の消臭剤を添加すればよい。また、添加場所は、消化された汚泥を次工程に移送する消化汚泥移送管であってもよい。消化汚泥移送管では凝集剤などを添加する場合があり、本発明の消臭効果が阻害されない限り、これらの添加薬剤と本発明の消臭剤とを混合添加してもよい。
本発明を製剤例および試験例により以下に説明するが、これらの製剤例および試験例により本発明が限定されるものではない。
製剤例1〔OPA:BNDA=1:1〕
OPA 10重量部、BNDA 10重量部およびプロピレンカーボネート 80重量部を混合する。
製剤例2〔OPA:BNDA=2:1〕
OPA 20重量部、BNDA 10重量部およびプロピレンカーボネート 70重量部を混合する。
製剤例3〔OPA:BNDA=1:3〕
OPA 5重量部、BNDA 15重量部およびプロピレンカーボネート 80重量部を混合する。
製剤例4〔OPA:BNDA=3:1〕
OPA 15重量部、BNDA 5重量部およびプロピレンカーボネート 80重量部を混合する。
OPA 10重量部、BNDA 10重量部およびプロピレンカーボネート 80重量部を混合する。
製剤例2〔OPA:BNDA=2:1〕
OPA 20重量部、BNDA 10重量部およびプロピレンカーボネート 70重量部を混合する。
製剤例3〔OPA:BNDA=1:3〕
OPA 5重量部、BNDA 15重量部およびプロピレンカーボネート 80重量部を混合する。
製剤例4〔OPA:BNDA=3:1〕
OPA 15重量部、BNDA 5重量部およびプロピレンカーボネート 80重量部を混合する。
比較製剤例1
OPA 10およびプロピレンカーボネート 90重量部を混合する。
比較製剤例2
BNDA 10およびプロピレンカーボネート 90重量部を混合する。
OPA 10およびプロピレンカーボネート 90重量部を混合する。
比較製剤例2
BNDA 10およびプロピレンカーボネート 90重量部を混合する。
試験例1
硫酸鉄と塩酸を反応させ硫化水素を発生させて、濃度100ppmの硫化水素ガスを調製した。予めポリ袋に薬剤(製剤例1)を1ml入れたガラスシャーレを置き、このポリ袋に硫化水素ガス11を封じ込めた。この後、24時間後および48時間後に硫化水素ガス濃度を検知管を用い測定した。結果を表1に示す。
硫酸鉄と塩酸を反応させ硫化水素を発生させて、濃度100ppmの硫化水素ガスを調製した。予めポリ袋に薬剤(製剤例1)を1ml入れたガラスシャーレを置き、このポリ袋に硫化水素ガス11を封じ込めた。この後、24時間後および48時間後に硫化水素ガス濃度を検知管を用い測定した。結果を表1に示す。
試験例2
市販のアンモニア水の蒸気を希釈し、濃度100ppmのアンモニアガスを調製した。予めポリ袋内に薬剤(製剤例1)を1ml入れたガラスシャーレを置き、このポリ袋に、アンモニアガス11を封じ込めた。この後、24時間、48時間および72時間後に硫アンモニアガス濃度を検知管を用い測定した。結果を表2に示す。
市販のアンモニア水の蒸気を希釈し、濃度100ppmのアンモニアガスを調製した。予めポリ袋内に薬剤(製剤例1)を1ml入れたガラスシャーレを置き、このポリ袋に、アンモニアガス11を封じ込めた。この後、24時間、48時間および72時間後に硫アンモニアガス濃度を検知管を用い測定した。結果を表2に示す。
OPAおよびBNDAの単独使用では、十分な除去効果を示さないが、本発明の消臭剤では、即効的にまた持続性も有している。
試験例3
硫化水素ガスを蒸留水に通じ、硫化水素溶液(10mg/l)を調製した。この溶液をビーカーに取り、薬剤(製剤例1)を500ppmになるように添加した。次いで、撹拌子を入れ、15分撹拌を行い、残存する硫化水素を測定した。測定は、株式会社共立理化学研究所製「パックテスト」を使用し、メチレンブルー比色法によって行った。結果を表3に示す。尚、表中、NDは、検出限界以下を示す。
硫化水素ガスを蒸留水に通じ、硫化水素溶液(10mg/l)を調製した。この溶液をビーカーに取り、薬剤(製剤例1)を500ppmになるように添加した。次いで、撹拌子を入れ、15分撹拌を行い、残存する硫化水素を測定した。測定は、株式会社共立理化学研究所製「パックテスト」を使用し、メチレンブルー比色法によって行った。結果を表3に示す。尚、表中、NDは、検出限界以下を示す。
OPAの単独使用では硫化水素の除去が認められなかったが、本発明の消臭剤は、硫化水素を除去することができる。
試験例4
市販のアンモニア水を希釈し、アンモニア溶解液(10mgアンモニア/l)を調製した。この溶液をビーカーに取り、薬剤(製剤例1)を100ppmになるように添加し、撹拌子を入れ、5分撹拌を続けた後、残存するアンモニアを測定した(1回目)。次に、各試験区に同量のアンモニア水を追加し同様に5分撹拌を続けた後、残存するアンモニアを測定した(2回目)。同様にして3回目も測定した。測定は、株式会社共立理化学研究所製「パックテスト」を使用し、インドールフェノール比色法によって行った。結果を表4に示す。
市販のアンモニア水を希釈し、アンモニア溶解液(10mgアンモニア/l)を調製した。この溶液をビーカーに取り、薬剤(製剤例1)を100ppmになるように添加し、撹拌子を入れ、5分撹拌を続けた後、残存するアンモニアを測定した(1回目)。次に、各試験区に同量のアンモニア水を追加し同様に5分撹拌を続けた後、残存するアンモニアを測定した(2回目)。同様にして3回目も測定した。測定は、株式会社共立理化学研究所製「パックテスト」を使用し、インドールフェノール比色法によって行った。結果を表4に示す。
本発明の消臭剤は、早い時期にアンモニアを除去することができ、更にアンモニアを再度添加しても除去効果を持続していることがわかる。
試験例5
某製紙工場汚泥処理施設のパルプ粕を含む濃縮汚泥に対して600mg/lの割合で製剤例1の消臭剤を添加する。その後、凝集処理を経て脱水処理後に排出されるケーキをポリプロピレン容器に採取し封入する。この容器を40℃の恒温室に保管し、容器内のメチルメルカプタン(MMと示す。)、硫化水素(SHと示す。)およびアンモニア(Aと示す。)の臭気成分濃度を検知管を経時的に測定した。結果を表5に示す。尚、表中、NDは、検出限界以下を示す。
某製紙工場汚泥処理施設のパルプ粕を含む濃縮汚泥に対して600mg/lの割合で製剤例1の消臭剤を添加する。その後、凝集処理を経て脱水処理後に排出されるケーキをポリプロピレン容器に採取し封入する。この容器を40℃の恒温室に保管し、容器内のメチルメルカプタン(MMと示す。)、硫化水素(SHと示す。)およびアンモニア(Aと示す。)の臭気成分濃度を検知管を経時的に測定した。結果を表5に示す。尚、表中、NDは、検出限界以下を示す。
本発明の消臭剤は、各臭気成分に対し優れた除去効果を示している。
Claims (4)
- 1,2−ベンゼンジカルブアルデヒドと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテートとを有効成分として含有することを特徴とする消臭剤。
- 1,2−ベンゼンジカルブアルデヒドと2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジイル=ジアセテートとの併用割合が重量比で1:10〜10:1である請求項1記載の消臭剤。
- 発臭源に、請求項1または2に記載の消臭剤を、合計濃度として10〜1000mg/Lとなるように同時にまたは別々に添加することを特徴とする消臭方法。
- 発臭源が汚泥である請求項3記載の消臭方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005330799A JP2007111457A (ja) | 2005-10-18 | 2005-10-18 | 消臭剤 |
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JP2005330799A Pending JP2007111457A (ja) | 2005-10-18 | 2005-10-18 | 消臭剤 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012525964A (ja) * | 2009-05-05 | 2012-10-25 | ドルフ ケタール ケミカルズ(I) プライベート リミテッド | 炭化水素ストリームから硫化水素を捕捉する方法 |
JP5323500B2 (ja) * | 2007-01-31 | 2013-10-23 | 一般財団法人電力中央研究所 | 下水汚泥の脱臭方法 |
-
2005
- 2005-10-18 JP JP2005330799A patent/JP2007111457A/ja active Pending
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JP2012525964A (ja) * | 2009-05-05 | 2012-10-25 | ドルフ ケタール ケミカルズ(I) プライベート リミテッド | 炭化水素ストリームから硫化水素を捕捉する方法 |
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