JP2007110855A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 交流発電機から交流を入力してメインバッテリーとサブバッテリーとを同時に充電する充電装置において、出力負荷が増大するといずれのバッテリーも充電できなくなる。
【解決手段】 出力電圧の低下を検出して、優先度の高いメインバッテリーのみに充電電流を供給して充電時間の短縮を図るとともに、充電装置に電流が流れない、又は、流れる電流が小さいときにバッテリーの切替えを行って電流変化に伴うノイズの発生を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、交流電源から直流に整流して複数のバッテリーを充電するための充電装置に関する。
モーターボート等の船舶やキャンピングカー等において、照明装置や付属機器が増加して、バッテリーが供給しなければならない電力が増加している。バッテリーが電力供給する機器として、エンジン始動用セルや電子制御ユニットなどの装置の運行上重要な機器と照明装置や付属機器用などの周辺機器とがある。これらの機器に対して単一のバッテリーにより電力を供給すると、接続する機器の負荷が増大して過負荷状態となり、装置の運行上重要なエンジン始動セルや電子制御ユニットへの電力供給ができなくなり、特にモーターボート等の船舶においては、装置の安全な運行が損なわれる場合がある。
そこで、これらの装置においては、エンジン始動や電子制御ユニット(ECU)などの重要機器用のメインバッテリーと、その他機周辺機器用のサブバッテリーとに分離して複数のバッテリーを搭載している。そして、エンジンにより永久磁石式交流発電機を回転させて発電し、この交流電流を充電装置によって直流に変換して複数のバッテリーを同時に充電する(例えば、特許文献1参照)。
図8はこの種の充電装置の回路図を示す。フライホイールマグネット114Aを回転させてコイル114に交流電流を発生させ、ダイオード116A、116B、117によって整流する。バッテリー112Aに対してはダイオード116Aを介して電流を供給し、バッテリー112Bに対してはダイオード116Bを介して電流を供給する。このようにダイオードを分離するのは、バッテリー112Aとバッテリー112B間で相互に電流が流れないバッテリーアイソレータの機能を持たせるためである。
コイル114からの各入力端子にはサイリスタ115Aが接続されている。電圧制御回路115Bはバッテリー112Aの正極の電圧とバッテリー112Bの正極の電圧とを検出する。電圧制御回路115Bはバッテリーの電圧が予め定めレギュレート電圧に達した時にサイリスタ115Aをオンし、バッテリー112への供給電圧を制御する。このようにしてバッテリー112へ過充電されることを防止している。
また、キャンピングカー等のバッテリー充電装置として、3相交流発電機により発電した交流を整流回路で整流してメインバッテリーとサブバッテリーを同時に充電する充電装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−276428号公報 特開昭51−130833号公報
近年これらの装置は照明装置等の種々の機器を搭載しており、電源の負荷インピーダンスが低下している。しかし、総充電電流は発電機の発電能力により決定されるため、バッテリーに接続される装置の負荷が増大して発電機の発電能力を超えると、バッテリーに供給する電流が不足して充電するための充電電圧が上昇せず、いずれのバッテリーをも充電することができなくなる、あるいは、充電するために長時間要することになるという課題があった。
また、周辺機器の負荷が増大し、充電電流が不足して充電電圧が上昇しない場合に、装置の運行上重要なメインバッテリーを優先して充電するように充電経路を切替える際に、整流回路とバッテリーを含めた回路全体において急峻な電流変化が生じてノイズが発生し、電子制御ユニットやGPS(Global Positioning System)などの周辺機器を誤動作させるという課題があった。
また、ダイオードを介して整流回路に電流が流れているときに、例えばバッテリーの過充電防止のためにサイリスタを駆動すると、回路全体に瞬間的に大きな電流変化が発生してノイズを発生させるという課題があった。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じた。
請求項1に係る本発明においては、接続ノードに交流を入力し、全波整流を行って正極ノードと負極ノードとの間に直流を出力する整流回路と、複数のバッテリーに充電電流を供給するための出力端子と、該接続ノードと該負極ノードとの間に接続されたサイリスタと、該サイリスタの動作を制御して過充電を防止する制御回路とを備えた充電装置において、該正極ノードは第1正極ノードと第2正極ノードとを有し、該第1正極ノード及び該第2正極ノードはそれぞれダイオードを介して該接続ノードに接続し、該出力端子は、メインバッテリーへ充電電流を供給するための第1出力端子とサブバッテリーへ充電電流を供給するための第2出力端子とを有し、該第1出力端子が該第1正極ノードと接続し、該第2出力端子がスイッチを介して該第2正極ノードと接続し、該制御回路は、該第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧を検出する電圧検出回路と、該接続ノードの電圧からタイミングを検出するタイミング検出回路と、該スイッチを駆動するためのスイッチ駆動回路と、該サイリスタを駆動するためのサイリスタ駆動回路とを有し、該第1正極ノード又は該第2正極ノードの電圧が上限電圧を超えたことを該電圧検出回路が検出して第1トリガー信号を生成し、該第1トリガー信号を契機として該サイリスタ駆動回路が該サイリスタを駆動し、該第1出力端子及び該第2出力端子から出力する充電電流を制限して過充電を防止するとともに、該第1正極ノードの電圧が下限電圧を下回ったことを該電圧検出回路が検出して第2トリガー信号を生成し、該第2トリガー信号を契機として該スイッチ駆動回路が該スイッチを駆動して該第2出力端子から出力する充電電流を制限することを特徴とする充電装置とした。
請求項2に係る本発明においては、該第1トリガー信号を入力した該タイミング検出回路は、該接続ノードの電圧が閾値を下回ったことを検出して第1タイミング信号を生成し、該第1タイミング信号を入力した該サイリスタ駆動回路が該サイリスタのゲートにゲート信号を出力して該サイリスタを駆動することを特徴とする請求項1に記載の充電装置とした。
請求項3に係る本発明においては、該第2トリガー信号を入力した該タイミング検出回路は、該接続ノードの電圧が所定値を下回ったことを検出して第2タイミング信号を生成し、該第2タイミング信号を入力した該スイッチ駆動回路が該スイッチを駆動して該第2出力端子から出力する充電電流を制限することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電装置とした。
請求項4に係る本発明においては、該サイリスタ駆動回路は、該第2タイミング信号を入力して該サイリスタのゲートにゲート信号を出力し、該サイリスタを駆動して該第1出力端子及び該第2出力端子から出力する充電電流を制限することを特徴とする請求項3に記載の充電装置とした。
請求項5に係る本発明においては、該接続ノードに入力する交流は、3相交流であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電装置とした。
本発明によれば、メインバッテリーとサブバッテリーとを同時に充電する際に、充電装置の出力電圧が所定の下限電圧を下回ったことを検出してスイッチを作動させ、サブバッテリーへ供給される充電電流を遮断するので、重要機器へ電力を供給するメインバッテリーの充電を迅速に行うことができる。
また、スイッチを作動させてサブバッテリーへの電流供給を遮断する際に、整流回路の接続ノードの電圧を検出して整流回路に電流が流れていない、あるいは、流れる電流が低下したときにスイッチを作動させる。そのために、スイッチの動作に伴う大きな電流変化を防止してノイズの発生を抑制し、周辺機器の誤動作を防止することができる。
また、出力電圧が上限電圧より高くなったことを検出してバッテリーの過充電を防止する際に、整流回路を流れる電流が低下したとき、あるいは電流が流れないときにサイリスタのゲートに信号を与えてサイリスタをオンするので、瞬間的にバッテリーが短絡する、あるいは瞬間的に大きな電流変化を生じさせることが無いので、電流変化によるノイズの発生を抑制し、周辺回路の誤動作を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る充電装置は、永久磁石式発電機等によって発電された交流を入力する整流回路と、整流された電流をメインバッテリーへ供給するための第1出力端子とスイッチを介してサブバッテリーへ供給するための第2出力端子と、整流回路に接続するサイリスタと、スイッチの動作とサイリスタの動作を制御するための制御回路とから構成されている。
整流回路は正極ノードと負極ノードとを備え、この正極ノードと負極ノードとの間に順方向に直列接続する2組のダイオードが電気的に接続されている。その順方向に直列接続する2組のダイオードの各中間点である接続ノードに交流を入力して、全波整流により正極ノードと負極ノード間に直流電圧を発生させている。更に、整流回路の接続ノードと負極ノードとの間には、負極ノード側を陰極とするサイリスタが接続されている。このサイリスタは、後に詳述するが、整流回路のダイオードに流れる電流を制限する機能を有しており、バッテリーの過充電を防止するため、あるいは、スイッチの切替え時にダイオードに流れる電流を制限するために設けている。
正極ノードは第1正極ノードと第2正極ノードとに分離している。第1正極ノードと接続ノードとの間には第1正極ノード側をカソードとするダイオードが、第2正極ノードと接続ノードとの間にも第2正極ノード側をカソードとするダイオードがそれぞれ接続されている。従って、第1正極ノードと第2正極ノードとは互いに逆方向ダイオードが直列接続する構成である。そのために第1正極ノードと第2正極ノードとは電気的にアイソレートされている。そして、第1正極ノードは第1出力端子に接続してメインバッテリーへ充電電流を供給する。第2正極ノードは、スイッチを介して第2出力端子に接続してサブバッテリーへ充電電流を供給する。
制御回路は、第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧を検出するための電圧検出回路と、スイッチを制御するためのスイッチ駆動回路と、接続ノードの電圧を検出してスイッチを駆動させるタイミングを決定するためのタイミング検出回路と、サイリスタを駆動するためのサイリスタ駆動回路とから構成されている。
制御回路は次のように動作する。
まず、メインバッテリー又はサブバッテリーが十分蓄電されて満充電状態になったときの動作を説明する。第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧が上昇して上限電圧を超えたことを電圧検出回路が検出すると、第1トリガー信号を生成する。この第1トリガー信号を契機としてサイリスタ駆動回路がサイリスタのゲートにゲート信号を出力してサイリスタをオンする。すると、2つの接続ノードの電流はサイリスタを介して負極ノードに流れ、更に負極ノードと接続ノードとの間のダイオードを経由して交流電源、例えば永久磁石式発電機に戻される。即ち、整流回路の正極ノードと負極ノード間には電流が流れず、両バッテリーへの充電電流が遮断される。このようにして、メインバッテリー及びサブバッテリーの過充電を防止する。
次に、メインバッテリー又はサブバッテリーの負荷のインピーダンスの低下、あるいは、メインバッテリーが過放電状態になって出力電圧が低下したときの動作を説明する。第1正極ノードの電圧が低下して下限電圧を下回ったことを電圧検出回路が検出すると、第2トリガー信号を生成する。この第2トリガー信号を契機としてスイッチ駆動回路が動作してスイッチをオフに切替える。その結果、第2正極ノードから第2出力端子への電流供給が制限され、入力した交流電力は専ら第1出力端子からメインバッテリーへ供給される。このようにしてメインバッテリーを迅速に充電することができる。
また、第2トリガー信号をスイッチ駆動回路へ直接出力しないで、まず、タイミング検出回路へ出力する。第2トリガー信号を入力したタイミング検出回路は接続ノードの電圧を監視し、接続ノードの電圧が所定値を下回ったことを検出して第2タイミング信号を生成する。この第2タイミング信号を契機にしてスイッチ駆動回路が作動し、スイッチがオフに駆動される。その結果、第2正極ノードから第2出力端子への電流供給が制限され、入力した交流電力は専ら第1出力端子からメインバッテリーへ供給される。そのためにメインバッテリーの充電を迅速に行うことができる。
ここで、タイミング検出回路が監視する接続ノードの電圧は、入力する交流電圧を直接監視してもよいし、接続ノードと負極ノードとの間の電圧を監視してもよい。スイッチの動作の契機となる接続ノードの電圧の所定値は、第1正極ノード及び第2正極ノードを流れる電流が減少し、あるいは流れないときの電圧値に設定する。負極ノードを基準にして接続ノードの電圧を監視する場合は、電圧の所定値を0ボルト付近にするのが好ましい。この場合、入力する交流電圧に電位差がほとんど無いタイミングとなるので、整流回路には電流が流れないか又はほとんど流れない。
あるいは、この電圧の所定値を第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧以下に設定することもできる。メインバッテリー又はサブバッテリーへ電流を供給する第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧よりも接続ノードの電圧が低いときは、第2出力端子からサブバッテリーへ電流が流れないからである。このようにスイッチを動作させることによって、スイッチ動作によるノイズの発生を防止することができる。
また、第1正極ノードの電圧が下限電圧を下回ったことを電圧検出回路が検出して第2トリガー信号を生成し、この第2トリガー信号を入力したタイミング検出回路が第2タイミング信号を生成するが、この第2タイミング信号をスイッチ駆動回路へ出力する前にサイリスタ駆動回路へ出力する。そして、サイリスタ駆動回路がこの第2タイミング信号を入力してサイリスタのゲートにゲート信号を出力してサイリスタをオンする。サイリスタがオンすることにより接続ノードから負極ノードに電流が流れて第1出力端子及び第2出力端子からメインバッテリー及びサブバッテリーへ供給されていた充電電流が中断する。この充電電流の供給を中断したときにスイッチ駆動回路を駆動してスイッチをオフにする。その結果、その後サイリスタが復帰して整流回路に電流が流れても、サブバッテリーへ供給される充電電流の中断は持続する。このように、充電電流を中断させた状態でスイッチを作動させるので、スイッチを動作させたときのノイズ発生を防止することができる。
また、入力する交流は単相交流であっても、また、3相交流であってもよい。単相交流の場合には、正極ノードと負極ノードとの間に2組の順方向に直列接続するダイオードを接続する。直列接続するダイオードの接続点である2つの接続ノードに単相交流を入力する。3相交流の場合も同様に、3組の順方向に接続するダイオードの3つの接続ノードに3相交流を入力するようにすればよい。
また、メインバッテリー又はサブバッテリーが十分蓄電されて満充電状態になり、サイリスタを駆動して過充電を防止する際に、電流変化に伴うノイズ発生を次のようにして防止することができる。電圧検出回路が第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧が上限電圧を超えたことを検出して第1トリガー信号を生成する。この第1トリガー信号を入力したタイミング検出回路は接続ノードの電圧が閾値を下回ったことを検出して第1タイミング信号を生成する。閾値は、整流回路に実質的に電流が流れない電圧値に設定しておく。この第1タイミング信号を入力したサイリスタ駆動回路はサイリスタのゲートへゲート信号を出力し、サイリスタをオンする。これにより、接続ノードに入力した交流電流はサイリスタによりバイパスされて交流電源へ戻される。その結果、整流回路のダイオードには電流が流れていないときに、第1出力端子および第2出力端子からメインバッテリー及びサブバッテリーへの電流供給が遮断される。従って、瞬間的に大きな電流変化を発生させることがないのでノイズを発生させることも無い。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における充電装置1の回路図である。充電装置1は、永久磁石式発電機4により発電された単相交流を入力する入力端子5a及び5bと、単相交流を全波整流するための整流回路2と、整流回路2の接続ノードである第1接続ノード6aと第2接続ノード6bのそれぞれと負極ノード9との間に、陰極を負極ノード9側にして電気的に接続する第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bと、メインバッテリー22、電子制御ユニット(ECU)及びエンジン始動セル25等へ電力を供給するための第1出力端子12と、サブバッテリー23及び負荷26等へ電力を供給するための第2出力端子13と、第2出力端子への電流供給を制限するためのスイッチ11と、負極ノード9に接続するアース端子21と、スイッチ11と第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bを制御するための制御回路3とを備えている。
整流回路2は第1正極ノード7と第2正極ノード8とを備え、第1接続ノード6aと第1正極ノード7との間及び第1接続ノード6aと第2正極ノード8との間のそれぞれに、カソードを正極ノード側にしてダイオード14a及びダイオード15aが電気的に接続されている。同様に、第2接続ノード6bと第1正極ノード7との間及び第2接続ノード6bと第2正極ノード8との間のそれぞれに、カソードを正極ノード側にしてダイオード14b及びダイオード15bが電気的に接続されている。また、第1接続ノード6a及び第2接続ノード6bのそれぞれと、負極ノード9との間に、カソードを接続ノード側にしてダイオード16a及びダイオード16bが電気的に接続されている。これにより、入力端子5a及び5bに入力した交流の全波整流が行われて、第1正極ノード7及び第2正極ノード8のそれぞれと、負極ノード9との間に直流電圧が生成される。
第1正極ノード7と第2正極ノード8との間には逆方向に直列接続したダイオードが挿入されていることと等価となり、電気的にアイソレートされる。その結果、後に出力端子12と13にメインバッテリー22とサブバッテリー23を接続しても、バッテリー間において放電されることがない。
制御回路3は、第1正極ノード7及び第2正極ノード8の電圧を検出する電圧検出回路17と、第1接続ノード6a及び第2接続ノード6bの電圧を検出してタイミングを決定するタイミング検出回路18と、スイッチ11を作動するためのスイッチ駆動回路19と、サイリスタ10a及び10bを駆動するためのサイリスタ駆動回路20とを備えている。
まず、メインバッテリー22又はサブバッテリー23の過充電防止動作について説明する。
電圧検出回路17が上限電圧Vuを検出すると第1トリガー信号をサイリスタ駆動回路20へ出力する。上限電圧Vuはメインバッテリー又はサブバッテリーが満充電状態となり、これ以上充電すると過充電状態となる電圧値を予め設定しておく。第1トリガー信号を入力したサイリスタ駆動回路20はサイリスタ10a及びサイリスタ10bのゲートへゲート信号を出力してサイリスタ10a及びサイリスタ10bをオンする。すると、接続ノード6a及び接続ノード6bに与えられた交流電流はサイリスタによりバイパスされ、永久磁石式発電機4へダイオード16a及びダイオード16bを介して戻される。そのために、第1正極ノード7及び第2正極ノードと負極ノード9には電流が流れない。その結果、第1出力端子12及び第2出力端子13から充電電流が供給されないので、バッテリーは更に充電されることがない。
次に、タイミング検出回路18及びスイッチ駆動回路19とスイッチ11の動作について説明する。
図2は、充電装置1のタイミング検出回路18及びスイッチ駆動回路19とスイッチ11の動作を説明するためのフローチャート図である。まず、スイッチ11をオン状態からオフ状態に切替える動作について説明する。メインバッテリー22やサブバッテリー23へ充電電流を出力する第1出力端子12や第2出力端子13の外部負荷が増大し、あるいはこれらのバッテリーが過放電状態となって起電圧が低下すると、第1正極ノード7又は第2正極ノード8の電圧が低下する。特に、モーターボート等の装置において重要なメインバッテリー22に接続する第1正極ノード7の電圧を監視することが重要である。
電圧検出回路17は第1正極ノードの電圧Vxが下限電圧Vlを下回ったことを検出して(ステップS1)タイミング検出回路18へ第2トリガー信号を出力する(ステップS2)。この下限電圧Vlは、メインバッテリー22が過放電状態となる電圧に設定しておく。タイミング検出回路18はこの第2トリガー信号により第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vyの監視動作を開始する(ステップS3)。タイミング検出回路18が、電圧Vyが所定値Vaよりも小さくなったことを検出して(ステップS4)第2タイミング信号をスイッチ駆動回路19へ出力し(ステップS5)、スイッチ11をオフにする(ステップS6)。所定値Vaは、後に図3を用いて詳細に説明するが、基本的には第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vyが小さくなり、第1出力端子12又は第2出力端子13から実質的に電流が流れないときの電圧とする。
続けて、メインバッテリー22が充電され、スイッチ11をオフ状態からオン状態へ切替える場合を説明する。電圧検出回路17は、第1正極ノード7の電圧Vxが上昇して下限電圧Vl以上となったことを検出し(ステップS7)、第3トリガー信号をタイミング検出回路18へ出力して(ステップS8)タイミング検出回路18の監視動作を開始させる(ステップS9)。タイミング検出回路18は第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vyを監視し、この電圧が所定値Va以下となったことを検出し(ステップ10)、タイミングを決定して第3タイミング信号を生成し(ステップS11)、スイッチ駆動回路19へ出力する(ステップS12)。スイッチ駆動回路19はスイッチ11を駆動してオフからオンへ切替える(ステップS13)。
図3は、スイッチ11の動作タイミングをタイミング検出回路18によって決定する方法を説明するための接続ノードの電圧波形を表す概念図である。負極ノード9を基準として、縦軸が電圧V、横軸が時間T、グラフが第1接続ノード6aの電圧Vy30の変化を表している。電圧検出回路17は例えば第1正極ノード7の電圧Vxを検出する。Vxが下限電圧Vlを下回ると、電圧検出回路17はタイミング検出回路18へ第2トリガー信号31を出力する。第2トリガー信号31を入力したタイミング検出回路18は第1接続ノード6aの電圧Vy30を監視し、電圧Vy30の絶対値が所定値Vaよりも小さい期間Tx32の間に、第2タイミング信号を発生させてスイッチ駆動回路19へ出力し、スイッチ駆動回路19はスイッチ11をオフにする。この場合の所定値Vaは、例えば第2正極ノード8の下限電圧よりも小さい電圧に設定することができる。要は第1接続ノード6a及び第2接続ノード6bから第2正極ノードへ電流が流れない条件の電圧とすればよい。また、第1接続ノード6aの電圧Vy30が実質的に0ボルトとなる電圧を所定値Vaとして設定することが好ましい。このように設定することにより、整流回路2には整流用ダイオード15a及び15bを介して電流が流れていない、あるいはほとんど流れていないからである。
次に、図2及び図3において説明した動作とは異なる動作について説明する。
図2及び図3においては、第1正極ノードの電圧Vxが下限電圧Vlを下回ったときに電圧検出回路17は第2トリガー信号を生成し、この第2トリガー信号に基づいてタイミング検出回路18がスイッチ11を駆動するタイミングを決定し、スイッチ駆動回路19へ第2タイミング信号を出力した。
これに対して以下の実施の形態においける動作は、第2タイミング信号を、スイッチ駆動回路19へ出力する前に、又は出力すると同時にサイリスタ駆動回路20へ出力するようにした。サイリスタ駆動回路20がこの第2タイミング信号を入力して第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bの各ゲートにゲート信号を出力して第1サイリス10a及び第2サイリスタ10bをオンする。第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bがオンすると同時に、又はオンした後にスイッチ駆動回路19がスイッチ11を駆動してスイッチ11をオフにする。即ち、永久磁石式発電機4から入力した交流電流を負極ノード9へ強制的にバイパスした後にスイッチ11を駆動するので、整流回路2に電流が流れていない状態でスイッチ11の切替え動作を行う。その結果、スイッチ11の切替え動作時に大きな電流変化が生ぜず、ノイズ発生を防止することができる。
スイッチ11をオフした後は、第1正極ノード7の電圧が下限電圧Vl以上となったことを電圧検出回路17が検出して第3トリガー信号をタイミング検出回路18へ出力する。この第3トリガー信号を入力したタイミング検出回路18は第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vyの絶対値が所定値Vaを下回ったことを検出して第3タイミング信号を生成する。所定値Vaは交流を入力する入力端子5a及び5b間の電圧差が実質的に0ボルトであること、あるいは、負極ノード9を基準にして接続ノード6a及び6bが実質的に0ボルトであることが好ましい。このタイミング信号を入力したサイリスタ駆動回路20は、サイリスタ10a及びサイリスタ10bのゲートへゲート信号を出力してサイリスタ10a及びサイリスタ10bをオンする。サイリスタ10a及びサイリスタ10bの動作と同時に又はその後に、スイッチ駆動回路19を駆動してスイッチ11をオンへ切替える。これにより、整流回路2のダイオード14aから15bに電流が流れていない状態でスイッチ11を復帰させることができる。
図4は、本実施の形態に係る他の充電装置1を示す回路図である。上記図1の回路図において、タイミング検出回路18がタイミング検出回路A18a及びタイミング検出回路B18bを備えた充電装置1の一例であり、図1と共通する素子は同一の符号を付している。また、タイミング検出回路A18aは上記図1から図3において説明したと同様の動作を行う。従って、以下タイミング検出回路B18bについて説明する。
タイミング検出回路B18bは、メインバッテリー22やサブバッテリー23の過充電防止用として設けている。電圧検出回路17は、第1正極ノード7又は第2正極ノード8の電圧が上限電圧Vuを超えたことを検出すると第1トリガー信号をタイミング検出回路A18aへ出力する。上限電圧Vuは、メインバッテリー22又はサブバッテリー23が過充電となる電圧である。
タイミング検出回路B18bは、第1トリガー信号を入力して作動し、第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vyの絶対値が閾値Vbを下回ったこと検出すると第1タイミング信号をサイリスタ駆動回路20へ出力する。この第1タイミング信号を入力したサイリスタ駆動回路20は、サイリスタ10a及びサイリスタ10bの各ゲートへゲート信号を出力して各サイリスタをオンにする。閾値Vbは、整流回路2において実質的に電流が流れない値に設定する。具体的には、入力端子5a及び5b間の電位差が0ボルトか又は極めて小さいこと、あるいは負極ノード9を基準にした場合は接続ノード6a及び6bが0ボルト付近であることが好ましい。
このように、整流回路2に電流が流れていない状態でサイリスタ10a及び10bを作動させ、入力した電流のほぼ全てをバイパスすることで、瞬間的に大きな電流変化を発生させないでバッテリーの過充電を防止することができる。
なお、図4の充電装置1において、タイミング検出回路をスイッチ11の駆動タイミングを決定するタイミング検出回路A18aと過充電防止のタイミングを決定するタイミング検出回路B18bとに分離した回路図を示しているが、これを一つのタイミング検出回路とすることもできる。即ち、電圧検出回路17が上限電圧を検出したときは閾値Vbを検出してサイリスタ駆動回路20へ第1タイミング信号を出力し、下限電圧を検出したときは所定値Va又は閾値Vbを検出してスイッチ駆動回路19又は/及びサイリスタ駆動回路20へ第2タイミング信号を出力するタイミング検出回路とすることができる。
図5は、図4で示した充電装置1のサイリスタ10a又は10bの駆動タイミングを説明するための概念図である。縦軸は電圧V、横軸は時間Tをそれぞれ表し、曲線40は第1接続ノード10a又は第2接続ノード10bの電圧Vyを表している。
まず、過充電防止の駆動タイミングについて説明する。電圧検出回路17が第1正極ノード7又は第2正極ノード8の電圧が上限電圧Vuを検出するとタイミング検出回路B18bへ第1トリガー信号41を出力する。タイミング検出回路B18bは例えば第1接続ノード6aの電圧Vy40の監視動作を開始する。そして、第1接続ノード6aの電圧Vy40の絶対値が閾値Vbより小さくなった期間Ty42の間に第1タイミング信号を発生してサイリスタ駆動回路20へ出力する。サイリスタ駆動回路20は第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bの各ゲートにゲート信号を出力して各サイリスタをオンさせる。この結果、以後の入力した交流は第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bからバイパスされるので、第1接続ノードの電圧Vy40は低電圧レベルが維持される。その結果、メインバッテリー22やサブバッテリー23への充電が中止されて、過充電を防止することができる。また、実質的に電流がダイオードに流れない期間にサイリスタを動作させるので、ノイズ発生を防止することができる。
次に、スイッチ11の駆動タイミングについて説明する。電圧検出回路17は、第1正極ノード7の電圧Vxが下限電圧Vlを下回ったことを検出して第2トリガー信号43をタイミング検出回路A18aへ出力する。この第2トリガー信号43に基づいて、タイミング検出回路A18aは第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vy40の監視動作を開始する。第1接続ノード6a又は第2接続ノード6bの電圧Vy40が閾値Vb(図示していないが所定値Vaでもよい)を下回ったときにタイミング検出回路A18aはサイリスタ駆動回路20へ第2タイミング信号を出力する。サイリスタ駆動回路20は上記と同様に第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bのゲートへゲート信号を与えて、出力端子12及び出力端子13から供給される電流を制限する。第2タイミング信号はスイッチ駆動回路19へも与えられ、第1サイリスタ10a及び第2サイリスタ10bがオンした後にスイッチ11をオフする。
図6は、交流電源、例えば永久磁石式発電機4から3相交流を入力する場合の、本実施の形態に係る他の充電装置1の回路図である。入力端子5a、5b、5cが3相交流を入力してダイオードにより整流する整流回路2を備えている。交流電流をバイパスするために、第1接続ノード6a、第2接続ノード6b及び第3接続ノード6cのそれぞれと負極ノード9との間に、第1サイリスタ10a、第2サイリスタ10b及び第3サイリスタ10cをそれぞれ接続している。その他は図1に示した充電装置1と同様であり、同一の符号は同一の素子を示す。動作においても、図1から図5を用いて説明したとおりである。
なお、三相交流の場合には各接続ノード6a、6b、6cへ入力される交流の位相が120°ずれている。そのため、例えば第1接続ノードの電圧が0ボルトでも他の接続ノードに電流が流れており、整流された後の第2正極ノード8から第2出力端子13へ、また、第1正極ノード7から第1出力端子12へ電流が流れる状態となる。そこで、次のように駆動することにより、ノイズの発生をより低減させることができる。
第1正極ノード7の電圧が下限電圧を下回ったことを電圧検出回路19が検出して第2トリガー信号を生成し、タイミング検出回路18へ出力する。タイミング検出回路18は第1接続ノード6a、第2接続ノード6b、第3接続ノード6cのそれぞれの電圧を監視する。そして、いずれかの接続ノードの電圧が所定値を下回ったときにサイリスタ駆動回路20へ第2タイミング信号を出力して対応するいずれかのサイリスタを駆動する。具体的には、例えば、タイミング検出回路18が第1接続ノード6aの電圧が所定値を下回ったことを検出して第2タイミング信号Aをサイリスタ駆動回路20へ出力し、第1サイリスタ10aのゲートのみにゲート信号を出力してサイリスタ10aをオンする。同様に、第3接続ノード6cの電圧が所定値を下回ったときに第2タイミング信号Cをサイリスタ駆動回路20へ出力し、第3サイリスタ10cのゲートにのみゲート信号を出力してサイリスタ10cをオンにする。これを順次繰り返して実行し、すべてのサイリスタがオンされた後にスイッチ駆動回路19を駆動してスイッチ11をオフにする。このように動作させることにより、整流回路2に電流が流れていない状態のときにスイッチ11を切替え、ノイズの発生を防止することができる。
また、スイッチ11をオンからオフへ切替えるときも同様に行う。即ち、電圧検出回路17は、第1正極ノードの電圧が下限電圧を超えたことを検出して第3トリガー信号を生成し、この第3トリガー信号を入力したタイミング検出回路18は、上記と同様に各接続ノードの電圧を監視し、それぞれの接続ノードの電圧が所定値を下回ったことを検出して対応するサイリスタを順次作動させ、全てのサイリスタがオンした後にスイッチ駆動回路19を駆動してスイッチ11をオンさせる。これにより、スイッチ11を切替えるときに、瞬間的に電流が流れてノイズを発生させることを防止することができる。
図7は、永久磁石式発電機4から3相交流を入力する場合の、本実施の形態に係る他の充電装置1の回路図である。図6と異なる部分は、タイミング検出回路A18aとタイミング検出回路B18bとを備えていることである。タイミング検出回路A18aは、上記図6におけるタイミング検出回路18と同様の機能を有し、同様の動作を行う。即ち、第1正極ノードの電圧が下限電圧を下回ったときに、スイッチ11及び/又はサイリスタ駆動回路20の駆動タイミングを決定する。タイミング検出回路B18bは、第1正極ノード7又は第2正極ノード8が上限電圧を超えてメインバッテリー22やサブバッテリー23が過充電状態となるときに、サイリスタ駆動回路20の駆動タイミングを決定する。動作は図4及び図5において説明したと同様である。
なお、入力する交流が3相交流であることから、バッテリーの過充電を防止する際には、サイリスタを次のように動作させる。第1正極ノード7又は第2正極ノード8の電圧が上限電圧を上回ったことを電圧検出回路19が検出して第1トリガー信号を生成し、タイミング検出回路18へ出力する。タイミング検出回路18は各接続ノード6a、6b、6cのそれぞれの電圧を検出する。そして、いずれかの接続ノードの電圧が閾値Vbを下回ったときにサイリスタ駆動回路20へ第1タイミング信号を出力して対応するいずれかのサイリスタを駆動する。具体的には、例えば、タイミング検出回路18が第1接続ノード6aの電圧が閾値Vbを下回ったことを検出して第1タイミング信号Aをサイリスタ駆動回路20へ出力し、第1サイリスタ10aのゲートのみにゲート信号を出力してサイリスタ10aをオンする。同様に、第3接続ノード6cの電圧が閾値Vbを下回ったときに第1タイミング信号Cをサイリスタ駆動回路20へ出力し、第3サイリスタ10cのゲートにのみゲート信号を出力してサイリスタ10cをオンにする。これを順次繰り返して実行する。このように動作させることにより、整流回路2に瞬間的に大きな電流を流さないで第1出力端子12や第2出力端子13から出力する充電電流を制限することができる。
以上の説明において、充電すべきバッテリーをメインバッテリーとサブバッテリーとしたが、更に多数のバッテリーを充電する場合においても適用することができる。
本実施の形態における充電装置を表す回路図である。 本実施の形態における充電装置の動作を表すフローチャート図である。 本実施の形態におけるタイミング決定方法を表すタイミングチャート図である。 本実施の形態における充電装置を表す回路図である。 本実施の形態におけるタイミング決定方法を表すタイミングチャート図である。 本実施の形態における充電装置を表す回路図である。 本実施の形態における充電装置を表す回路図である。 従来公知の充電装置を表す回路図である。
符号の説明
1 充電装置
2 整流回路
3 制御回路
4 永久磁石式発電機
6a 第1接続ノード
6b 第2接続ノード
7 第1正極ノード
8 第2正極ノード
9 負極ノード
10a 第1サイリスタ
10b 第2サイリスタ
11 スイッチ
12 第1出力端子
13 第2出力端子
17 電圧検出回路
18 タイミング検出回路
19 スイッチ駆動回路
20 サイリスタ駆動回路
22 メインバッテリー
23 サブバッテリー

Claims (5)

  1. 接続ノードに交流を入力し、全波整流を行って正極ノードと負極ノードとの間に直流を出力する整流回路と、複数のバッテリーに充電電流を供給するための出力端子と、該接続ノードと該負極ノードとの間に接続されたサイリスタと、該サイリスタの動作を制御して過充電を防止する制御回路とを備えた充電装置において、
    該正極ノードは第1正極ノードと第2正極ノードとを有し、該第1正極ノード及び該第2正極ノードはそれぞれダイオードを介して該接続ノードに接続し、
    該出力端子は、メインバッテリーへ充電電流を供給するための第1出力端子とサブバッテリーへ充電電流を供給するための第2出力端子とを有し、該第1出力端子が該第1正極ノードと接続し、該第2出力端子がスイッチを介して該第2正極ノードと接続し、
    該制御回路は、該第1正極ノード又は第2正極ノードの電圧を検出する電圧検出回路と、該接続ノードの電圧からタイミングを検出するタイミング検出回路と、該スイッチを駆動するためのスイッチ駆動回路と、該サイリスタを駆動するためのサイリスタ駆動回路とを有し、
    該第1正極ノード又は該第2正極ノードの電圧が上限電圧を超えたことを該電圧検出回路が検出して第1トリガー信号を生成し、該第1トリガー信号を契機として該サイリスタ駆動回路が該サイリスタを駆動し、該第1出力端子及び該第2出力端子から出力する充電電流を制限して過充電を防止するとともに、
    該第1正極ノードの電圧が下限電圧を下回ったことを該電圧検出回路が検出して第2トリガー信号を生成し、該第2トリガー信号を契機として該スイッチ駆動回路が該スイッチを駆動して該第2出力端子から出力する充電電流を制限することを特徴とする充電装置。
  2. 該第1トリガー信号を入力した該タイミング検出回路は、該接続ノードの電圧が閾値を下回ったことを検出して第1タイミング信号を生成し、該第1タイミング信号を入力した該サイリスタ駆動回路が該サイリスタのゲートにゲート信号を出力して該サイリスタを駆動することを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
  3. 該第2トリガー信号を入力した該タイミング検出回路は、該接続ノードの電圧が所定値を下回ったことを検出して第2タイミング信号を生成し、該第2タイミング信号を入力した該スイッチ駆動回路が該スイッチを駆動して該第2出力端子から出力する充電電流を制限することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充電装置。
  4. 該サイリスタ駆動回路は、該第2タイミング信号を入力して該サイリスタのゲートにゲート信号を出力し、該サイリスタを駆動して該第1出力端子及び該第2出力端子から出力する充電電流を制限することを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
  5. 該接続ノードに入力する交流は、3相交流であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の充電装置。
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