JP2007110076A - 半導体装置、電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

半導体装置、電気光学装置及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 信号線間の充放電に伴う自己消費電力を削減することで低消費電力化を実現する半導体装置、電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】 半導体装置100は、各信号線に互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線SL1、SL2と、各信号線に互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線SL3、SL4とを含む。第1及び第2の信号線SL1、SL2が平行に配置されるときの線間距離が、第3及び第4の信号線SL3、SL4が平行に配置されるときの線間距離より短い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置、電気光学装置及び電子機器に関する。
液晶表示パネルのような電気光学装置を駆動する場合、電気光学素子の材料や駆動方法に依存して多様な電源電圧を生成する必要がある。このような多様な電源電圧は、電源回路によって生成される。電源回路は、システム電源に対して昇圧や降圧を行って電源電圧を生成する。
電源回路は、チャージポンプ動作によって昇圧や降圧を行うチャージポンプ回路を含むことができる。チャージポンプ回路は、スイッチ素子を用いたチャージポンプ動作によって、正方向若しくは負方向に昇圧又は降圧した電圧を高効率で、かつ低消費電力で生成することができる。
このようなチャージポンプ回路について、例えば特許文献1、特許文献2に開示されている。特許文献1には、振幅を変換する振幅変換手段を設けることで、各スイッチ素子の寄生容量の充放電に伴う不要な自己消費電流を削減するチャージポンプ回路が開示されている。また特許文献2には、スイッチ素子を構成するトランジスタのゲート間を短絡させることで、トランジスタのゲート電極の寄生容量の充放電に伴う不要な自己消費電流を削減するチャージポンプ回路が開示されている。
特開2000−330085号公報 特開2000−333444号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されているようなチャージポンプ回路であっても、昇圧又は降圧された電圧が供給される信号線の配置を考慮しないと、昇圧(降圧)の効率を低下させてしまうという問題がある。これは、電圧が供給される信号線とこれに隣接する他の信号線との間の線間容量分の充放電が必要となり、自己消費電力を増加させてしまうからである。
このような問題は、チャージポンプ回路によって昇圧又は降圧された電圧が供給される信号線に限定されるものではなく、半導体装置(狭義には、集積回路(Integrated Circuit:IC))内で形成される信号線のすべてに共通する問題である。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、信号線間の充放電に伴う自己消費電力を削減することで低消費電力化を実現する半導体装置、電気光学装置及び電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
各信号線に互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、
各信号線に互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線とを含み、
前記第1及び第2の信号線が平行に配置されるときの線間距離が、
前記第3及び第4の信号線が平行に配置されるときの線間距離より短い半導体装置に関係する。
本発明においては、第1及び第2の信号線には寄生容量として線間容量が付加される。従って、第1及び第2の信号線の線間距離が短いほど、容量結合の影響で、一方の信号線の信号の変化が他方の信号線の信号の変化に影響を及ぼす。ところが本発明では、第1及び第2の信号線を伝送する信号が同位相かつ同振幅の関係にあるため、一方の信号の変化の方向は他方の信号の変化の方向と一致する。即ち、容量結合によって、一方の信号の変化が他方の信号の変化を助けることになる。その結果、第1及び第2の信号線の間の線間容量の余計な充放電が不要となり、自己消費電力を削減し、低消費電力化を図ることができるようになる。
これに対して、第3及び第4の信号線にも寄生容量として線間容量が付加される。ところが、第3及び第4の信号線を伝送する信号のように異位相又は異振幅の関係にある場合、一方の信号の変化の方向は他方の信号の変化の方向と一致しない。即ち、容量結合によって、一方の信号の変化が他方の信号の変化を妨げることになる。その結果、第3及び第4の信号線の間の線間容量の余計な充放電が必要となり、自己消費電力が増大してしまう。
従って本発明によれば、第1及び第2の信号線の間で無駄な自己消費電力を削減することができる。更に、第3及び第4の信号線の間の線間容量が小さくなり、該線間容量の充放電が不要となり、更に自己消費電力を削減できるようになる。
また本発明は、
各信号線に互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、
各信号線に互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線とを含み、
前記第1及び第2の信号線が、平行に隣接して配置され、
前記第3及び第4の信号線が、平行に配置されると共に、前記第3及び第4の信号線の間に少なくとも1つの他の信号線が介在する半導体装置に関係する。
本発明においては、第1及び第2の信号線には寄生容量として線間容量が付加される。従って、第1及び第2の信号線の線間距離が短いほど、容量結合の影響で、一方の信号線の信号の変化が他方の信号線の信号の変化に影響を及ぼす。ところが本発明では、第1及び第2の信号線を伝送する信号が同位相かつ同振幅の関係にあるため、一方の信号の変化の方向は他方の信号の変化の方向と一致する。即ち、容量結合によって、一方の信号の変化が他方の信号の変化を助けることになる。その結果、第1及び第2の信号線の間の線間容量の余計な充放電が不要となり、自己消費電力を削減し、低消費電力化を図ることができるようになる。
これに対して、第3及び第4の信号線の間には他の信号線が介在するため、第3及び第4の信号線を伝送する信号のように異位相又は異振幅の関係にある場合であっても、容量結合によって、一方の信号の変化が他方の信号の変化を妨げることがなくなる。その結果、第3及び第4の信号線の間の線間容量の余計な充放電が不要となり、自己消費電力の増大を防ぐことができる。
従って本発明によれば、第1及び第2の信号線の間で無駄な自己消費電力を削減すると共に、第3及び第4の信号線の間で自己消費電力の増加を抑える効果が得られる。
また本発明に係る半導体装置では、
前記第1及び第2の信号線の信号の電圧レベルが異なってもよい。
また本発明に係る半導体装置では、
前記第3及び第4の信号線の信号の電圧レベルが異なってもよい。
また本発明に係る半導体装置では、
各接続端子にフライングコンデンサの一端が接続される複数の接続端子と、
前記複数の接続端子に接続されるフライングコンデンサを用いたチャージポンプ動作に従ってスイッチ制御される複数のスイッチ素子とを含み、
前記第1〜第4の信号線は、
前記複数のスイッチ素子の各スイッチ素子同士の接続ノードと前記複数の接続端子の各接続端子とを電気的に接続する信号線であってもよい。
また本発明に係る半導体装置では、
1つのフライングコンデンサの両端に前記第1及び第2の信号線の電圧が供給されてもよい。
本発明によれば、チャージポンプ動作によって昇圧された電圧が供給される信号線の自己消費電力を抑えることができるので、昇圧効率の低下を抑えて、より一層の低消費電力で昇圧できる半導体装置を提供できる。
また本発明に係る半導体装置では、
前記第1〜第4の信号線の各信号線が配置される前記半導体装置の配線配置面に対し垂直な方向に、前記第1及び第2の信号線が隣接して配置されてもよい。
本発明によれば、配線配置面を上から見た場合に信号線が重ねて配置されるので、信号線の低抵抗化を目的として信号線の配線幅が大きい場合であっても、配線領域を削減できるようになる。従って、配線領域の削減に加えて、自己消費電力の増加を抑える低コストかつ低消費電力の半導体装置を提供できる。
また本発明に係る半導体装置では、
前記複数のスイッチ素子の1又は複数の接続ノードのうち、チャージポンプ動作によって昇圧された電圧を出力する接続ノードの電圧に基づいて、電気光学装置を駆動する駆動部を含むことができる。
本発明によれば、昇圧効率の低下を抑えて、より一層の低消費電力で昇圧した電圧に基づいて電気光学装置を駆動する半導体装置を提供できる。
また本発明は、
複数の走査線と、
複数のデータ線と、
複数の画素と、
前記複数の走査線を走査する走査線駆動回路と、
前記複数のデータ線を駆動する上記記載の半導体装置とを含む電気光学装置に関係する。
本発明によれば、信号線間の充放電に伴う自己消費電力を削減することで低消費電力化を実現する半導体装置を含む電気光学装置を提供できる。即ち、低消費電力の電気光学装置を提供できる。
また本発明は、
上記記載の電気光学装置を含む電子機器に関係する。
本発明によれば、信号線間の充放電に伴う自己消費電力を削減することで低消費電力化を実現する半導体装置を含む電気光学装置が適用される電子機器を提供できる。即ち、低消費電力の電子機器の提供に寄与できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 半導体装置
図1に、本実施形態の半導体装置の構成の概要を示す。
図1では、半導体装置100が電源回路200を含むものとして説明するが、半導体装置100が電源回路200を含まない構成であってもよい。半導体装置100が電源回路200を含む場合、該電源回路200は、所与の電圧をチャージポンプ動作によって昇圧した昇圧電圧を生成する。半導体装置100の少なくとも1つの素子に該昇圧電圧が供給されて所定の機能を実現するようになっている。
電源回路200は、チャージクロック生成回路210と、スイッチ素子部220とを含む。チャージクロック生成回路210は、チャージポンプ動作の基準タイミングとなる1又は複数のチャージクロックを生成する。スイッチ素子部220は、複数のスイッチ素子を有し、各スイッチ素子が各チャージクロックによってスイッチ制御(オンオフ制御)される。
また半導体装置100は、複数の接続端子を含み、電源回路200のチャージポンプ動作に寄与するフライングコンデンサが半導体装置100の外部に接続される。各接続端子には、フライングコンデンサの一端が電気的に接続される。そして、スイッチ素子部220の複数のスイッチ素子が、複数の接続端子に接続されるフライングコンデンサを用いたチャージポンプ動作に従ってスイッチ制御される。
スイッチ素子部220の複数のスイッチ素子と複数の接続端子とは、複数の信号線を介して電気的に接続される。例えば、複数のスイッチ素子の各スイッチ素子同士の接続ノードと複数の接続端子の各接続端子とが、各信号線を介して電気的に接続される。
ここでスイッチ素子部220と接続端子とを電気的に接続する信号線の配置を考えると、1つの信号線と該信号線に隣接する他の信号線との間の線間容量分の余計な充放電が必要となる場合がある。この場合、自己消費電力を増加させてしまい、消費電力の増大を招く。そこで本実施形態では、互いに同位相かつ同振幅の信号群(例えば図1の第1及び第2の信号線SL1、SL2)と、互いに異位相又は異振幅の信号群(例えば図1の第3及び第4の信号線SL3、SL4)とに区分し、それぞれの信号群に適した配置を行うことで低消費電力化を図る半導体装置を提供する。
図2に、本実施形態における同位相かつ同振幅の信号の説明図を示す。
スイッチ素子部220からの信号線のうち第1及び第2の信号線SL1、SL2に伝送される信号S1、S2が互いに同位相かつ同振幅であるものとする。即ち、第1の信号線SL1を伝送される信号S1の振幅(電圧)ΔAと第2の信号線SL2を伝送される信号S2の振幅(電圧)ΔBとが等しい。そして、第1の信号線SL1を伝送される信号S1の立ち上がりタイミング(立ち下がりタイミング)と第2の信号線SL2を伝送される信
号S2の立ち上がりタイミング(立ち下がりタイミング)とが、(ほぼ)同一タイミングである。ここで第1及び第2の信号線SL1、SL2の信号S1、S2の電圧レベルは、異なってもよい。
図3(A)、図3(B)に、図2の同位相かつ同振幅の信号の信号線の配置の説明図を示す。図3(A)は、半導体装置100が形成される半導体基板300上に配線が配置される配線配置面(半導体基板の一主面)の模式的な平面図である。図3(B)は、配線配置面と垂直な方向の半導体基板300の模式的な断面図である。
この場合、例えば図3(A)に示すように、第1及び第2の信号線SL1、SL2を、配線配置面上において水平方向に隣接して配置する(或いはできるだけ隣接部分が多くなるように配置する)。このとき第1及び第2の信号線SL1、SL2が平行に配置されるときの線間距離がd1(d1は正の数)となるように配置される。ここで線間距離(線間ピッチ)とは、2つの信号線のエッジ間の距離である。
または例えば図3(B)に示すように、第1及び第2の信号線SL1、SL2を、絶縁層を介して配線配置面に対して垂直方向に隣接して配置する(或いはできるだけ隣接部分が多くなるように配置する)。即ち、第1及び第2の信号線SL1、SL2の少なくとも一部が、半導体基板300の平面視において重なるように配置する。このとき第1及び第2の信号線SL1、SL2が平行に配置されるときの線間距離がd11(d11は正の数)となるように配置される。
図4に、第1及び第2の信号線SL1、SL2を伝送される信号の説明図を示す。
図3(A)、図3(B)に示すように第1及び第2の信号線SL1、SL2を水平方向又は垂直方向に隣接して配置する場合、第1及び第2の信号線SL1、SL2には寄生容量として線間容量が付加される。従って、距離d1、d11が短いほど、容量結合の影響で、一方の信号線の信号の変化が他方の信号線の信号の変化に影響を及ぼす。
しかしながら、信号S1、S2のように同位相かつ同振幅の関係にある場合、図4に示すように信号S1の変化の方向は信号S2の変化の方向と一致し、信号S1の変化が信号S2の変化を助けることになる。その結果、第1及び第2の信号線SL1、SL2の間の線間容量の余計な充放電が不要となり、自己消費電力を削減し、低消費電力化を図ることができるようになる。
なお、信号線間にいわゆるシールド線を配置することが考えられる。しかしながら、この場合、各信号線とシールド線との間にも線間容量が寄生容量として付加され、該寄生容量の充放電に伴う自己消費電力の増大を招く。これに対して本実施形態では、上述のように、一方の信号の変化が他方の信号の変化を助けるように寄生容量が機能するため、該寄生容量の充放電に伴う自己消費電力の増加を抑えることができる。
図5に、本実施形態における異位相又は異振幅の信号の説明図を示す。
スイッチ素子部220からの信号線のうち例えば4つの信号線に伝送される信号S10、S11、S12、S13が互いに異位相又は異振幅であるものとする。なお、図5では、信号S10の振幅(電圧)ΔCと信号S11の振幅(電圧)ΔDとが等しく、信号S12の振幅(電圧)ΔEと信号S13の振幅(電圧)ΔFとが等しいものとする。
図5において、信号S10、S11に着目すると、振幅は同じだが位相は異なる。また信号S10、S12に着目すると、振幅は異なるが位相は同じである。同様に信号S10
、S13に着目すると、振幅も位相も異なる。
また信号S11、S12に着目すると、振幅も位相も異なる。同様に信号S11、S13に着目すると、振幅は異なるが位相は同じである。更に信号S12、S13に着目すると、振幅は同じだが位相は異なる。
このように図5に示す信号S11〜S13のいずれも、互いに同位相かつ同振幅にある関係にはなく、互いに異位相又は異振幅の関係にある。従って信号S11〜S13のうちの2つの信号が伝送される信号線を、スイッチ素子部220からの第3及び第4の信号線SL3、SL4とした場合、第3及び第4の信号線SL3、SL4を伝送される信号は、互いに異位相又は異振幅の信号ということができる。ここで第3及び第4の信号線SL3、SL4の信号の電圧レベルは、異なってもよい。
図6(A)〜図6(D)に、図5の異位相又は異振幅の信号の信号線の配置の説明図を示す。図6(A)、図6(B)は、半導体装置100が形成される半導体基板300上に配線が配置される配線配置面(半導体基板の一主面)の模式的な平面図である。図6(C)、図6(D)は、配線配置面と垂直な方向の半導体基板300の模式的な断面図である。
この場合、例えば図6(A)に示すように、第3及び第4の信号線SL3、SL4を、配線配置面上において水平方向に配置する場合、できるだけ線間距離が長くなるように(線間ピッチが大きくなるように)配置する。より具体的には、第3及び第4の信号線SL3、SL4が平行に配置されるときの線間距離がd2(d2は正の数)となる場合に、d2がd1より大きくなるように配置される。ここで線間距離とは、2つの信号線のエッジ間の距離である。
或いは、図6(B)に示すように、第3及び第4の信号線SL3、SL4は、その間に少なくとも1つの他の信号線SL10が介在した状態で平行に配置されてもよい。この信号線SL10は、いわゆる所定の電圧レベルに固定されたシールド線であってもよい。この場合には、第3及び第4の信号線SL3、SL4の間には他の信号線が介在するため、第3及び第4の信号線SL3、SL4を伝送する信号のように異位相又は異振幅の関係にある場合であっても、容量結合によって、一方の信号の変化が他方の信号の変化を妨げることがなくなる。その結果、第3及び第4の信号線SL3、SL4の間の線間容量の余計な充放電が不要となり、自己消費電力の増大を防ぐことができる。
または例えば図6(C)に示すように、第3及び第4の信号線SL3、SL4を、絶縁層を介して配線配置面に対して垂直方向に隣接して配置する場合に、できるだけ線間距離が長くなるように配置する。より具体的には、第3及び第4の信号線SL3、SL4の少なくとも一部が、半導体基板300の平面視において重なるように配置する。このとき、第3及び第2の信号線SL3、SL4が垂直方向に重なって配置されるときの線間距離がd12(d12は正の数)となる場合に、d12がd11より大きくなるように配置される。或いは、図6(D)に示すように、第3及び第4の信号線SL3、SL4は、その間に少なくとも1つの他の信号線SL10が介在するように垂直方向に絶縁層を介して重なって配置されてもよい。この信号線SL10は、いわゆる所定の電圧レベルに固定されたシールド線であってもよい。
図7に、第3及び第4の信号線SL3、SL4を伝送される信号の説明図を示す。
一般的に第3及び第4の信号線SL3、SL4を水平方向又は垂直方向に隣接して配置する場合、第3及び第4の信号線SL3、SL4には寄生容量として線間容量が付加され
る。従って、図6(A)〜図6(D)に示す距離d2、d12が短いほど、容量結合の影響で、一方の信号線の信号の変化が他方の信号線の信号の変化に影響を及ぼす。そのため、信号S3、S4のように異位相又は異振幅の関係にある場合、図7に示すように例えば信号S1の変化の方向は信号S2の変化の方向と一致せず、信号S1の変化が信号S2の変化を妨げることになる。その結果、第3及び第4の信号線SL3、SL4の間の線間容量の余計な充放電が必要となり、自己消費電力が増大してしまう。
従って、距離d2、d12を長くすればするほど、第3及び第4の信号線SL3、SL4の間の線間容量が小さくなり、該線間容量の充放電が不要となり、自己消費電力を削減できるようになる。
以上のように、本実施形態では、互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線SL1、SL2と、互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線SL3、SL4とを含む場合に、第1及び第2の信号線SL1、SL2が平行に配置されるときの線間距離d1を、第3及び第4の信号線SL3、SL4が平行に配置されるときの線間距離d2より短くする。これにより、第1及び第2の信号線SL1、SL2の間で無駄な自己消費電力を削減すると共に、第3及び第4の信号線SL3、SL4の間で自己消費電力の増加を抑える効果が得られる。
2. 電源回路
次に、本実施形態の半導体装置100が含む電源回路200としてチャージポンプ回路を採用した場合について説明する。
図8に、電源回路としてチャージポンプ回路が採用された本実施形態における半導体装置100の構成の概要を示す。図8において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。また図8では、チャージポンプ回路が3倍昇圧を行うものとして説明するが、本実施形態が昇圧倍率に限定されるものではない。
図8では、電源回路200は、スイッチ素子部220の構成例のみを図示している。スイッチ素子部220が含むスイッチ素子としてのトランジスタは、図示しないチャージクロック生成回路210によって生成されたチャージクロックCK1〜CK5によりスイッチ制御される。
電源回路200のスイッチ素子部220は、システム電源VDがソースに接続されるP型(第1導電型)金属酸化膜半導体(Metal Oxide Semiconductor:MOS)トランジス
タ(以下、単にトランジスタと略す)PTr1と、ドレインがトランジスタPTr1のドレインに接続されるN型(第2導電型)トランジスタNTr1とを含む。トランジスタNTr1のソースは、システム接地電源VSSに接続される。トランジスタPTr1、NTr1のゲートには、チャージクロックCK1が供給される。
またスイッチ素子部220は、システム電源VDがソースに接続されるP型トランジスタPTr2と、ドレインがトランジスタPTr2のドレインに接続されるN型トランジスタNTr2とを含む。トランジスタNTr2のソースは、システム接地電源VSSに接続される。トランジスタPTr2、NTr2のゲートには、チャージクロックCK2が供給される。
更にスイッチ素子部220は、P型トランジスタPTr3、PTr4、PTr5を含む。トランジスタPTr3のドレインはシステム電源VDに接続され、トランジスタPTr3のソースはP型トランジスタPTr4のドレインに接続される。トランジスタPTr3のソースはP型トランジスタPTr5のドレインに接続される。トランジスタPTr5の
ソースは、出力信号線SLXを介して半導体装置100の接続端子TC5に接続される。トランジスタPTr3のゲートには、チャージクロックCK3が供給される。トランジスタPTr4のゲートには、チャージクロックCK4が供給される。トランジスタPTr5のゲートには、チャージクロックCK5が供給される。
半導体装置100は、更に接続端子TC1〜TC4を含む。接続端子TC1とトランジスタPTr1、NTr1の接続ノード(ドレインノード)とは、信号線SL1(第1の信号線SL1)を介して電気的に接続される。接続端子TC2とトランジスタPTr3、PTr4の接続ノードとは、信号線SL2(第2の信号線SL2)を介して電気的に接続される。接続端子TC3とトランジスタPTr2、NTr2の接続ノードとは、信号線SL10を介して電気的に接続される。接続端子TC4とトランジスタPTr4、PTr5の接続ノードとは、信号線SL11を介して電気的に接続される。
接続端子TC1、TC2の間には、半導体装置100の外部においてフライングコンデンサFC1が接続される。接続端子TC3、TC4の間には、半導体装置100の外部においてフライングコンデンサFC2が接続される。接続端子TC5とシステム接地電源VSSとの間には、安定化用コンデンサSCが接続される。
図8に示す電源回路200は、システム電源VDとシステム接地電源VSSとの間の電圧Vを3倍に昇圧した昇圧電圧3Vを、接続端子TC5に出力する。
このように半導体装置100は、各接続端子にフライングコンデンサの一端が接続される複数の接続端子と、複数の接続端子に接続されるフライングコンデンサを用いたチャージポンプ動作に従ってスイッチ制御される複数のスイッチ素子とを含むことができる。そして図8の信号線は、複数のスイッチ素子の各スイッチ素子同士の接続ノードと複数の接続端子の各接続端子とを電気的に接続する信号線であるということができる。
図9に、チャージクロックCK1〜CK5と各トランジスタの制御状態のタイミングの一例を示す。図9において、各チャージクロックの立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジのタイミングは同じタイミングとして示しているが、実際には直列に接続される2つのトランジスタが同時にオンしないように(いわゆるオフ・オフ期間を有するように)、チャージクロックの立ち上がりエッジ、たち差蹴りエッジのタイミングをずらすことが望ましい。
まず期間PH1において、トランジスタNTr1がオン、トランジスタPTr1がオフとなるため、接続端子TC1に接続されるフライングコンデンサFC1の一端はシステム接地電源VSSに接続される。このとき、トランジスタPTr3がオン、トランジスタPTr4がオフであるため、接続端子TC2に接続されるフライングコンデンサFC1の他端は信号線SL2を介してシステム電源VDが接続される。従って、期間PH1においてフライングコンデンサFC1は、システム電源VDとシステム接地電源VSSとの間の電圧Vに対応した電荷を蓄積する。
次に期間PH2において、トランジスタNTr1がオフ、トランジスタPTr1がオンとなるため、接続端子TC1に接続されるフライングコンデンサFC1の一端はシステム電源VDに接続される。従って、接続端子TC2に接続されるフライングコンデンサFC2の他端の電圧は2Vとなる。トランジスタPTr3がオフ、トランジスタPTr4がオンとなるため、電圧2Vは、接続端子TC4に接続されるフライングコンデンサFC2の一端に供給される。このとき、トランジスタNTr2がオン、トランジスタPTr2がオフであるため、信号線SL10を介して接続端子TC3に接続されるフライングコンデンサFC3の他端にシステム接地電源VSSが接続される。
そして、期間PH2に続く期間PH1において、トランジスタNTr2がオフ、トランジスタPTr2がオンとなるため、接続端子TC3に接続されるフライングコンデンサFC3の他端にシステム電源VDが接続される。これにより、信号線SL11を介して接続端子TC4に接続されるフライングコンデンサFC2の一端の電圧が3Vとなる。このときトランジスタPTr5がオンであるため、出力信号線SLXを介して電圧3Vが安定化用コンデンサSCの一端に供給され、その後安定化用コンデンサSCに電圧が保持される。
図10に、図8の信号線SL1、SL2、SL10、SL11の電圧変化の波形の一例を示す。図10では、システム接地電源VSSの電圧が0ボルト、システム電源VDの電圧が3ボルトである。
このように信号線SL1、SL2を伝送される信号は、同位相かつ同振幅の信号である。また信号線SL10、SL11を伝送される信号もまた、同位相かつ同振幅の信号である。従ってフライングコンデンサFC1の両端に信号線SL1、SL2の互いに同位相かつ同振幅の信号が供給される。またフライングコンデンサFC2の両端に信号線SL10、SL11の互いに同位相かつ同振幅の信号が供給される。
そこで、信号線SL1、SL2を、線間距離d1を置いて隣接して配置すると共に、信号線SL10、SL11を、線間距離d1を置いて隣接して配置する。なお信号線SL1、SL10を伝送される信号や、信号線SL2、SL11を伝送される信号については、互いに異位相又は異振幅の関係を有するため、例えば線間距離d2を置いて配置する。こうすることで、線間容量の充放電に伴う自己消費電力を削減できるようになる。
図11に、本実施形態の半導体装置100のレイアウト平面図を模式的に示す。
図11に示すように半導体装置100が長方形の領域にレイアウトされる場合、例えば半導体装置100の長辺方向に延びる辺SD1の端部に沿って接続端子としてのパッドが配置されるものとする。この場合、電源回路200とパッドとを接続する信号線の配置を工夫して、半導体装置100の短辺方向の長さDSを短くする必要がある。
ここで、互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線とを含む場合、第1及び第2の信号線を半導体装置100の配線配置面に対し垂直な方向に隣接して配置する(図3(B)参照)。このときの線間距離をd1とする。こうすることで、図11の波線部分310、312に示すように、配線配置面を上から見た場合に信号線が重ねて配置されるので、長さDSを短くできる。
そして電源回路200のようにチャージポンプ動作で昇圧電圧を生成する場合、昇圧効率を低下させないように、スイッチ素子としてのトランジスタのサイズを大きくすると共に、信号線の低抵抗化が必須となる。従って、信号線の配線幅を大きくする必要があり、図11のように重ねて配置することで配線領域の削減に加えて、図4に示す自己消費電力の増加を抑えることによる低消費電力化を図ることができるようになる。
そして、第3及び第4の信号線については、図6(C)に示すように配線配置面に対して垂直な方向に、線間距離d2を置いて配置するか、図6(D)に示すように他の信号線を介在させて配置することが望ましい。この場合には、自己消費電力の削減が可能となる。
以上説明したような本実施形態における半導体装置は、電気光学装置を駆動する駆動回路に適用できる。
3. 液晶表示装置
図12に、本実施形態の液晶表示装置の構成例のブロック図を示す。
液晶表示装置510(広義には液晶装置)は、液晶パネル(広義には表示パネル。更に広義には電気光学装置)512、データ線駆動回路520(狭義にはソースドライバ)、走査線駆動回路530(狭義にはゲートドライバ)、コントローラ540、電源回路542を含む。なお、液晶表示装置510にこれらのすべての回路ブロックを含める必要はなく、その一部の回路ブロックを省略する構成にしてもよい。
ここで液晶パネル512は、複数の走査線(狭義にはゲート線)と、複数のデータ線(狭義にはソース線)と、走査線及びデータ線により特定される画素電極を含む。この場合、データ線に薄膜トランジスタTFT(広義にはスイッチング素子)を接続し、このTFTに画素電極を接続することで、アクティブマトリクス型の液晶表示装置を構成できる。
より具体的には、液晶パネル512はアクティブマトリクス基板(例えばガラス基板)に形成される。このアクティブマトリクス基板には、図12のY方向に複数配列されそれぞれX方向に伸びる走査線G〜G(Mは2以上の自然数)と、X方向に複数配列されそれぞれY方向に伸びるデータ線S〜S(Nは2以上の自然数)とが配置されている。また、走査線G(1≦K≦M、Kは自然数)とデータ線S(1≦L≦N、Lは自然数)との交差点に対応する位置に、薄膜トランジスタTFTKL(広義にはスイッチング素子)が設けられている。
TFTKLのゲート電極は走査線Gに接続され、TFTKLのソース電極はデータ線Sに接続され、TFTKLのドレイン電極は画素電極PEKLに接続されている。この画素電極PEKLと、画素電極PEKLと液晶素子(広義には電気光学物質)を挟んで対向する対向電極VCOM(コモン電極)との間には、液晶容量CLKL(液晶素子)及び補助容量CSKLが形成されている。そして、TFTKL、画素電極PEKL等が形成されるアクティブマトリクス基板と、対向電極VCOMが形成される対向基板との間に液晶が封入され、画素電極PEKLと対向電極VCOMの間の印加電圧に応じて画素の透過率が変化するようになっている。
なお、対向電極VCOMに与えられる電圧は、電源回路542により生成される。また、対向電極VCOMを対向基板上に一面に形成せずに、各走査線に対応するように帯状に形成してもよい。
データ線駆動回路520は、階調データに基づいて液晶パネル512のデータ線S〜Sを駆動する。一方、走査線駆動回路530は、液晶パネル512の走査線G〜Gを順次走査駆動する。
コントローラ540は、図示しない中央演算処理装置(Central Processing Unit:C
PU)等のホストにより設定された内容に従って、データ線駆動回路520、走査線駆動回路530及び電源回路542を制御する。
より具体的には、コントローラ540は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530に対しては、例えば動作モードの設定や内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行い、電源回路542に対しては、対向電極VCOMの電圧の極性反転タイミングの制御を行う。
電源回路542は、外部から供給される基準電圧に基づいて、液晶パネル512の駆動に必要な各種の電圧(階調電圧)や、対向電極VCOMの電圧を生成する。電源回路542は、図1又は図8に示す電源回路200の機能を有する。従って、データ線駆動回路520には、その外部に図示しないフライングコンデンサや安定化用コンデンサが接続され、電源回路542がチャージポンプ動作によって階調電圧等の電圧を生成することができるようになっている。
なお、図12では、液晶表示装置510がコントローラ540を含む構成になっているが、コントローラ540を液晶表示装置510の外部に設けてもよい。或いは、コントローラ540と共にホストを液晶表示装置510に含めるようにしてもよい。
図13に、本実施形態の液晶表示装置の他の構成例のブロック図を示す。なお図13において、図12と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図13の液晶装置560では、画素形成領域562に上記のように画素が形成されるアクティブマトリクス基板564に、データ線駆動回路520、走査線駆動回路530及び電源回路542が形成される。なお、アクティブマトリクス基板564に形成される回路ブロックは、図13のデータ線駆動回路520、走査線駆動回路530及び電源回路542のうち少なくとも1つが省略されていてもよい。或いは図13のアクティブマトリクス基板564に、更にコントローラ540を形成してもよい。
3.1 データ線駆動回路
図14に、図12又は図13のデータ線駆動回路520の構成例を示す。図14では、電源回路542がデータ線駆動回路520に内蔵される場合の構成例を示している。即ち、本実施形態の半導体装置がデータ線駆動回路520に適用される例を示している。
データ線駆動回路520(広義には、駆動回路)は、駆動部600と、電源回路542とを含む。駆動部600は、シフトレジスタ522、データラッチ524、ラインラッチ526、DAC528(デジタル・アナログ変換回路。広義にはデータ電圧生成回路)、出力バッファ529(演算増幅器)を含む。
シフトレジスタ522は、各データ線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ522は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOを保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。
データラッチ524には、コントローラ540から例えば18ビット(6ビット(階調データ)×3(RGB各色))単位で階調データ(DIO)が入力される。データラッチ524は、この階調データ(DIO)を、シフトレジスタ522の各フリップフロップで順次シフトされたイネーブル入出力信号EIOに同期してラッチする。
ラインラッチ526は、コントローラ540から供給される水平同期信号LPに同期して、データラッチ524でラッチされた1水平走査単位の階調データをラッチする。
階調電圧発生回路527は、電源回路542からの電源電圧を抵抗分割して複数の階調電圧を発生する。階調電圧発生回路527が発生した複数の階調電圧は、DAC528に供給される。
DAC528は、各データ線に供給すべきアナログのデータ電圧を生成する。具体的に
はDAC528は、ラインラッチ526からのデジタルの階調データに基づいて、階調電圧発生回路527からの複数の階調電圧のいずれかを選択し、デジタルの階調データに対応するアナログのデータ電圧を出力する。
出力バッファ529は、DAC528からのデータ電圧をバッファリングしてデータ線に出力し、データ線を駆動する。具体的には、出力バッファ529は、各データ線毎に設けられたボルテージフォロワ接続の演算増幅器OPC〜OPCを含み、これらの各演算増幅器が、DAC528からのデータ電圧をインピーダンス変換して、各データ線に出力する。
従って、駆動部600は、図8の電源回路200のスイッチ素子部220の複数のスイッチ素子の1又は複数の接続ノードのうち、チャージポンプ動作によって昇圧された電圧を出力する接続ノードの電圧に基づいて、電気光学装置を駆動することができる。
なお、図14では、デジタルの階調データをデジタル・アナログ変換して、出力バッファ529を介してデータ線に出力する構成にしているが、アナログの映像信号をサンプル・ホールドして、出力バッファ529を介してデータ線に出力する構成にしてもよい。
3.2 走査線駆動回路
図15に、図12又は図13の走査線駆動回路530の構成例を示す。
走査線駆動回路530は、シフトレジスタ532、レベルシフタ534、出力バッファ536を含む。
シフトレジスタ532は、各走査線に対応して設けられ、順次接続された複数のフリップフロップを含む。このシフトレジスタ532は、クロック信号CLKに同期してイネーブル入出力信号EIOをフリップフロップに保持すると、順次クロック信号CLKに同期して隣接するフリップフロップにイネーブル入出力信号EIOをシフトする。ここで入力されるイネーブル入出力信号EIOは、コントローラ540から供給される垂直同期信号である。
レベルシフタ534は、シフトレジスタ532からの電圧のレベルを、液晶パネル512の液晶素子とTFTのトランジスタ能力とに応じた電圧のレベルにシフトする。この電圧レベルとしては、例えば20V〜50Vの高い電圧レベルが必要になる。
出力バッファ536は、レベルシフタ534によってシフトされた走査電圧をバッファリングして走査線に出力し、走査線を駆動する。
4. 電子機器
図16に、本実施形態における電子機器の構成例のブロック図を示す。ここでは、電子機器として、携帯電話機の構成例のブロック図を示す。図16において、図12又は図13と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
携帯電話機900は、カメラモジュール910を含む。カメラモジュール910は、CCDカメラを含み、CCDカメラで撮像した画像の階調データを、YUVフォーマットでコントローラ540に供給する。
携帯電話機900は、液晶パネル512を含む。液晶パネル512(広義には電気光学装置)は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530によって駆動される。液晶パネル512は、複数の走査線、複数のデータ線、複数の画素を含む。このデータ線駆動
回路520は、図14に示すように電源回路542を含む。データ線駆動回路520の図示しない電源回路542は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530に接続され、各駆動回路に対して、駆動用の電源電圧を供給する。また液晶パネル512の対向電極に、対向電極電圧Vcomを供給する。
コントローラ540は、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530に接続され、データ線駆動回路520に対してRGBフォーマットの階調データを供給する。
ホスト940は、コントローラ540に接続される。ホスト940は、コントローラ540を制御する。またホスト940は、アンテナ960を介して受信された階調データを、変復調部950で復調した後、コントローラ540に供給できる。コントローラ540は、この階調データに基づき、データ線駆動回路520及び走査線駆動回路530により液晶パネル512に表示させる。
ホスト940は、カメラモジュール910で生成された階調データを変復調部950で変調した後、アンテナ960を介して他の通信装置への送信を指示できる。
ホスト940は、操作入力部970からの操作情報に基づいて階調データの送受信処理、カメラモジュール910の撮像、液晶パネル512の表示処理を行う。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、本発明は上述の液晶表示パネルの駆動に適用されるものに限らず、エレクトロクミネッセンス、プラズマディスプレイ装置の駆動に適用可能である。
また本実施形態では、チャージポンプ回路に適用した例を説明したが、チャージポンプ回路の昇圧方式のみならず、チャージポンプ回路自体に本実施形態が限定されるものではない。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態の半導体装置の構成の概要を示す図。 本実施形態における同位相かつ同振幅の信号の説明図。 図3(A)、図3(B)は図2の同位相かつ同振幅の信号の信号線の配置の説明図。 第1及び第2の信号線を伝送される信号の説明図。 本実施形態における異位相又は異振幅の信号の説明図。 図6(A)〜図6(D)は図5の異位相又は異振幅の信号の信号線の配置の説明図。 第3及び第4の信号線を伝送される信号の説明図。 電源回路としてチャージポンプ回路が採用された本実施形態における半導体装置の構成の概要を示す図。 チャージクロックと各トランジスタの制御状態のタイミングの一例を示す図。 図8の信号線の電圧変化の波形の一例を示す図。 本実施形態の半導体装置のレイアウト平面図を模式的に示す図。 本実施形態の液晶表示装置の構成例のブロック図。 本実施形態の液晶表示装置の他の構成例のブロック図。 図12又は図13のデータ線駆動回路の構成例のブロック図。 図12又は図13の走査線駆動回路の構成例のブロック図。 本実施形態における電子機器の構成例のブロック図。
符号の説明
100 半導体装置、 200 電源回路、 210 チャージクロック生成回路、
220 スイッチ素子部、 510 液晶表示装置、 512 液晶パネル、
520 データ線駆動回路、 522 シフトレジスタ、 524 データラッチ、
526 ラインラッチ、 527 階調電圧発生回路、 528 DAC,
529 出力バッファ、 530 走査線駆動回路、 540 コントローラ、
542 電源回路、 600 駆動部、 CK1〜CK5 チャージクロック、
FC1、FC2 フライングコンデンサ、 NTr1〜NTr5 N型トランジスタ、
PTr1〜PTr5 P型トランジスタ、 SC 安定化用コンデンサ、
SL1〜SL4 第1〜第4の信号線、 TC1〜TC5 接続端子、
VD システム電源、 VSS システム接地電源

Claims (10)

  1. 各信号線に互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、
    各信号線に互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線とを含み、
    前記第1及び第2の信号線が平行に配置されるときの線間距離が、
    前記第3及び第4の信号線が平行に配置されるときの線間距離より短いことを特徴とする半導体装置。
  2. 各信号線に互いに同位相かつ同振幅の信号が伝送される第1及び第2の信号線と、
    各信号線に互いに異位相又は異振幅の信号が伝送される第3及び第4の信号線とを含み、
    前記第1及び第2の信号線が、平行に隣接して配置され、
    前記第3及び第4の信号線が、平行に配置されると共に、前記第3及び第4の信号線の間に少なくとも1つの他の信号線が介在することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1及び第2の信号線の信号の電圧レベルが異なることを特徴する半導体装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第3及び第4の信号線の信号の電圧レベルが異なることを特徴する半導体装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    各接続端子にフライングコンデンサの一端が接続される複数の接続端子と、
    前記複数の接続端子に接続されるフライングコンデンサを用いたチャージポンプ動作に従ってスイッチ制御される複数のスイッチ素子とを含み、
    前記第1〜第4の信号線は、
    前記複数のスイッチ素子の各スイッチ素子同士の接続ノードと前記複数の接続端子の各接続端子とを電気的に接続する信号線であることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項5において、
    1つのフライングコンデンサの両端に前記第1及び第2の信号線の電圧が供給されることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項5又は6において、
    前記第1〜第4の信号線の各信号線が配置される前記半導体装置の配線配置面に対し垂直な方向に、前記第1及び第2の信号線が隣接して配置されることを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
    前記複数のスイッチ素子の1又は複数の接続ノードのうち、チャージポンプ動作によって昇圧された電圧を出力する接続ノードの電圧に基づいて、電気光学装置を駆動する駆動部を含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    複数の画素と、
    前記複数の走査線を走査する走査線駆動回路と、
    前記複数のデータ線を駆動する請求項8記載の半導体装置とを含むことを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項9記載の電気光学装置を含むことを特徴とする電子機器。
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