JP2007109969A - 露光方法 - Google Patents

露光方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007109969A
JP2007109969A JP2005300662A JP2005300662A JP2007109969A JP 2007109969 A JP2007109969 A JP 2007109969A JP 2005300662 A JP2005300662 A JP 2005300662A JP 2005300662 A JP2005300662 A JP 2005300662A JP 2007109969 A JP2007109969 A JP 2007109969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
mask
contact hole
illumination
pitch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005300662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007109969A5 (ja
JP4750525B2 (ja
Inventor
Miyoko Kawashima
美代子 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005300662A priority Critical patent/JP4750525B2/ja
Priority to US11/549,279 priority patent/US7592130B2/en
Publication of JP2007109969A publication Critical patent/JP2007109969A/ja
Publication of JP2007109969A5 publication Critical patent/JP2007109969A5/ja
Priority to US12/539,963 priority patent/US7947433B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4750525B2 publication Critical patent/JP4750525B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70283Mask effects on the imaging process
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70091Illumination settings, i.e. intensity distribution in the pupil plane or angular distribution in the field plane; On-axis or off-axis settings, e.g. annular, dipole or quadrupole settings; Partial coherence control, i.e. sigma or numerical aperture [NA]
    • G03F7/701Off-axis setting using an aperture
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70483Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
    • G03F7/7055Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
    • G03F7/70566Polarisation control

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

【課題】3光束結像における解像性能を向上すると共に焦点深度を確保する照明条件を設定する露光方法を提供する。
【解決手段】1列の周期パターンが隣り合う行で互いに半ピッチずれている千鳥格子状コンタクトホールパターンパターンの露光方法であって、照明光の有効光源は、投影光学系の瞳の中心からの距離がaで等しく、列方向からの角度αが0、2α、π−2α、π、π+2α、2π−2αの方向に位置し、前記周期パターンの前記コンタクトホール間の列方向のピッチをPx、行方向のピッチをPy、前記投影光学系の開口数をNA、前記照明光の波長をλとすると次式が成立し、Pxo/2=(Px/2)NA/λ、Pyo/2=(Py/2)NA/λ、α=tan−1(Pxo/(2Pyo))、a=1/(4(Pyo/2)/sin(2α)、前記コンタクトホールパターンからの回折光のうち3光束を前記投影光学系の瞳内で干渉及び結像させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般には、露光に関し、特に、半導体チップ、表示素子、検出素子、撮像素子といった各種デバイス、マイクロメカニクスで用いる微細コンタクトホールパターンの製造に用いられる露光方法に関する。ここで、マイクロメカニクスは半導体集積回路製造技術を微細構造体の製作に応用し、高度な機能を持ったミクロン単位の機械システムやそれを作る技術をいう。
フォトリソグラフィ技術を用いて、マスク(又はレチクル)パターンを投影光学系を介してウェハに投影してパターンを転写する投影露光装置は従来から使用されている。マスクパターンにはコンタクトホールを含むものがある。近年のデバイスの微細化の要求に伴い、投影露光装置も微細なコンタクトホールを安定して解像する需要が益々高まっている。高解像度でパターンを転写するためには、パターンの種類に応じて最適な露光条件(マスクの種類、照明条件など)を選択する必要がある。また、結像性能の安定化のためには焦点深度を大きく確保する必要があり、照明条件は焦点深度にも影響を与える。
コンタクトホールパターンには、近接及び周期的な(即ち、ホール径と同レベルの間隔で並べた)コンタクトホール列や近接せずに孤立した孤立コンタクトホールその他の孤立パターンなど幾つかの種類がある。また、コンタクトホール列は、正方形状のホールを行列状(又は碁盤の目状)のパターン形状と、各列が互い違いにずれている千鳥格子状のパターン形状が知られている。実際の回路パターンは、行列状パターンと千鳥格子状パターンが混在しており、行列状パターンや混在パターンに対しては照明条件が従来提案されている(例えば、混在パターンには輪帯照明など)。また、長方形形状のコンタクトホールも知られている(例えば、非特許文献1)。
マスクの種類としてはバイナリーマスク、位相シフトマスク、ハーフトーン位相シフトマスク(Attnuated Phase Shift Mask、「ハーフトーンマスク」とも呼ばれる。)が知られている。また、照明条件は偏光条件も含み、2光束干渉には接線方向の(タンジェンシャル)偏光が適しており、4光束干渉には動径方向の(ラジアル)偏光が適していることは知られている。偏光制御は、液浸露光装置など、今後高NAが更に進むにつれて重要となる。
その他の従来技術としては特許文献1乃至4がある。
特開2000−040656号公報 特開2003−203850号公報 特開2004−272228号公報 特開2003−318100号公報 Hochul Kim et al., "Layser Specific Illumination Optimization by Monte Carlo Method," Optical Microlithography XVL, Anthony Yen, Editor, Proceedings of SPIE, Vol. 5040 (2003), pp. 244-250.
千鳥格子状パターンは投影光学系の瞳の中心に0次回折光を設定するとその周り6方向に±1次回折光を生成する。2光束干渉はラインの解像には有効であるが、コンタクトホールの解像には3光束以上必要である。瞳に3光束を適当に配置すればレーリーの式のkを小さくでき、微細化に寄与する。ここで、レーリーの式は、投影露光装置の解像度R、光源の波長λ、投影光学系の開口数(NA)、現像プロセスなどによって定まるプロセス定数kを用いて次式で表現される。
千鳥格子状パターンは瞳に入射可能な1次回折光の数が多いために3光束の配置を形成しやすく、千鳥格子状パターン単体からなるコンタクトホールパターンは微細化を促進する可能性が高い。しかし、千鳥格子状パターンに最適な露光条件の解析は、3光束干渉に適した偏光条件も含めて、十分に進んでいないのが現状である。
本発明は、3光束結像における解像性能を向上すると共に焦点深度を確保する照明条件を設定する露光方法に関する。
本発明の一側面としての露光方法は、コンタクトホールパターンを有するマスクを照明光で照明し、投影光学系を介して被露光体に投影する露光方法であって、前記コンタクトホールパターンは、1列の周期パターンが隣り合う行で互いに半ピッチずれている千鳥格子状パターンであり、前記照明光の有効光源は、前記投影光学系の前記瞳の中心からの距離がaで等しく、0、2α、π−2α、π、π+2α、2π−2αの方向に位置し、前記周期パターンの前記コンタクトホール間の列方向のピッチをPx、行方向のピッチをPy、前記投影光学系の開口数をNA、前記照明光の波長をλとすると、Pxo/2=(Px/2)NA/λ、Pyo/2=(Py/2)NA/λ、α=tan−1(Pxo/(2Pyo))、
a=1/(4(Pyo/2)/sin(2α)が成立し、前記コンタクトホールパターンからの回折光のうち3光束を前記投影光学系の瞳内で干渉及び結像させることを特徴とする。
本発明の別の側面としての露光方法は、コンタクトホールパターンを有するマスクを照明し、投影光学系を介して被露光体に投影する露光方法であって、前記コンタクトホールパターンからの回折光のうち3光束を前記投影光学系の瞳内で干渉及び結像させ、前記マスクはハーフトーン位相シフトマスクで前記照明はラジアル偏光照明であるか、前記マスクはバイナリーマスクで前記照明はタンジェンシャル偏光照明か又は無偏光照明であることを特徴とする。
上述の露光方法を行うことができる露光モードを有することを特徴とする露光装置や、かかる露光装置を用いて被露光体を露光するステップを有するデバイス製造方法も本発明の別の側面を構成する。デバイス製造方法の請求項は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、LSIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサ、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、3光束結像における解像性能を向上すると共に焦点深度を確保する照明条件を設定する露光方法を提供することができる。
以下、図1を参照して、本発明の例示的な露光装置100について説明する。ここで、図1は、露光装置100の概略ブロック図である。図1に示すように、露光装置100は、照明装置110と、マスク又はレチクル130と、投影光学系140と、主制御ユニット150と、ウェハ170と、媒質としての液体180とを有する。
このように、露光装置100は、投影光学系140のウェハ170側にある最終面が部分的に又は全体的に液体180に浸漬し、液体180を介してマスクMSに形成されたパターンをウェハWに露光する液浸型の露光装置である。本実施形態の露光装置100は、ステップアンドスキャン方式の投影露光装置であるが、本発明はステップアンドリピート方式その他の露光方式を適用することができる。
照明装置100は転写用の回路パターンが形成されたマスク130を照明し、光源部と照明光学系とを有する。
光源部は、光源としてのレーザー112と、ビーム整形系114とを含む。レーザー112は、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約157nmのFエキシマレーザーなどのパルスレーザーからの光を使用することができる。レーザーの種類、個数は限定されず、光源部の種類も限定されない。また、使用可能な光源はレーザー112に限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
ビーム整形系114は、例えば、複数のシリンドリカルレンズを備えるビームエクスパンダ等を使用することができ、レーザー112からの平行光の断面形状の寸法の縦横比率を所望の値に変換する(例えば、断面形状を長方形から正方形にするなど)ことによりビーム形状を所望のものに成形する。ビーム成形系114は、後述するオプティカルインテグレーター118を照明するのに必要な大きさと発散角を持つ光束を形成する。
照明光学系は、マスク130を照明する光学系であり、本実施形態では、集光光学系116と、偏光制御手段117と、オプティカルインテグレーター118と、開口絞り120と、集光レンズ122と、折り曲げミラー124と、マスキングブレード126と、結像レンズ128とを含む。照明光学系は、後述する6重極照明の他、従来の照明、輪帯照明、四重極照明など様々な照明モードを実現することができる。
集光光学系116は、複数の光学素子から構成され、オプティカルインテグレーター118に所望の形状で効率よく導入する。例えば、集光光学系116はズームレンズシステムを含み、オプティカルインテグレーター118への入射ビームの形および角度の分配をコントロールする。
集光光学系116は、マスク130への照明光の露光量を照明毎に変更可能な露光量調整部を含む。露光量調整部は、主制御ユニット150によって制御される。露光量モニタを、例えばオプティカルインテグレーター118とレチクル130の間やその他の場所に置き露光量を計測しその結果をフィードバックすることもできる。
偏光制御手段117は、例えば、偏光素子を含み、投影光学系140の瞳142とほぼ共役な位置に配置される。偏光制御手段117は、後述するように、瞳142に形成される有効光源の所定の領域の偏光状態を制御する。複数種類の偏光素子からなる偏光制御手段117が図示しないアクチュエータによって回転可能なターレット上に設けられて主制御ユニット150がかかるアクチュエータの駆動を制御してもよい。
オプティカルインテグレーター118はマスク130に照明される照明光を均一化し、本実施形態では、入射光の角度分布を位置分布に変換して出射するハエの目レンズとして構成される。ハエの目レンズは、その入射面と出射面とがフーリエ変換の関係に維持され、ロッドレンズ(即ち、微小レンズ素子)を多数組み合わせることによって構成されている。但し、本発明が使用可能なオプティカルインテグレーター118はハエの目レンズに限定されず、光学ロッド、回折格子、各組が直交するように配置された複数の組のシリンドリカルレンズアレイ板などを含む。
オプティカルインテグレーター118の出射面の直後には、形状及び径が固定された開口絞り120が設けられている。開口絞り120は、後述するように、投影光学系140の瞳142に形成される有効光源とほぼ共役な位置に配置され、開口絞りの120の開口形状は投影光学系140の瞳面142の有効光源形状に相当する。開口絞り120は、後述するように、有効光源の形状を制御する。
開口絞り120は、照明条件に応じて絞り交換機構(アクチュエータ)121によって、後述する種々の開口絞りが光路中に位置するように切り替え可能となっている。アクチュエータ121の駆動は、主制御ユニット150によって制御される駆動制御ユニット151によって制御される。なお、開口絞り120は、偏光制御手段と一体に構成されてもよい。
集光レンズ122はオプティカルインテグレーター118の射出面近傍の2次光源から射出し、開口絞り120を透過した複数の光束を集光し、ミラー124で反射させて被照斜面としてのマスキングブレード126面を均一にケーラー照明によって照明する。
マスキングブレード126は複数の可動遮光板より構成され、投影光学系140の有効面積に対応するほぼ矩形の任意の開口形状を有している。マスキングブレード126の開口部を透過した光束をマスク130の照明光として使用する。マスキングブレード126は開口幅を自動可変な絞りであり、転写領域を変更できる。また、露光装置100は、スキャン方向の転写領域を変更可能にする、上述のマスキングブレードと類似した構造のスキャンブレードを更に有してもよい。スキャンブレードも開口幅が自動可変できる絞りであり、マスク12面と光学的にほぼ共役な位置に設けられる。露光装置100は、これら二つの可変ブレードを用いることによって露光を行うショットの寸法に合わせて転写領域の寸法を設定することができる。
結像レンズ128は、マスキングブレード126の開口形状をレチクル130面上に照射して転写し、レチクル130面上のパターンを図示しないウェハチャックに載置したウェハ170面上に縮小投影する。
マスク130は、その上に転写されるべきパターンを形成され、マスクステージ132に支持及び駆動される。図4(a)にマスクパターンの例を示す。ここで、図4(a)はマスク130に形成されるコンタクトホールパターンの一例を示す平面図である。パターンの説明は後で詳しく述べる。マスク130から発せられた回折光は投影光学系140を通りウェハ170上に投影される。ウェハ170は、被露光体でありレジスト172が基板174上に塗布されている。マスク130とウェハ170とは光学的に共役の関係に配置される。露光装置100はステップアンドスキャン方式の露光装置(即ち、スキャナー)であるため、マスク130とウェハ170を走査することによりマスク130のパターンをウェハ170上に転写する。なお、ステップアンドリピート方式の露光装置(即ち、「ステッパー」)であれば、マスク130とウェハ170とを静止させた状態で露光を行う。
マスクステージ132は、マスク130を支持して図示しない移動機構に接続されている。マスクステージ132及び投影光学系140は、例えば、床等に載置されたベースフレームにダンパ等を介して支持されるステージ鏡筒定盤上に設けられる。マスクステージ132は、当業界周知のいかなる構成をも適用できる。図示しない移動機構はリニアモータなどで構成され、XY方向にマスクステージ132を駆動することでマスク130を移動することができる。露光装置100は、マスク200とウェハ170を主制御ユニット150によって同期した状態で走査する。
投影光学系140は、マスク130に形成されたパターンを経た回折光をウェハ170上に結像する機能を有する。投影光学系300は、複数のレンズ素子のみからなるダイプトリック光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有するカタディオプトリック光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。そうでなければ、色収差の補償は、レーザのスペクトルの幅を狭くすることで実現する。最近、狭帯域MOPAレーザは主な流れのうちの1つである。
主制御ユニット150は、各部の駆動制御を行うが、特に、モニタ及び入力装置152の入力装置から入力される情報、照明装置100からの情報、図示しないメモリに格納されたプログラムに基づいて照明制御を行う。より詳細には、主制御ユニット150は、後述するように、投影光学系140の瞳142に形成される有効光源の形状及び偏光状態の制御を行う。主制御ユニット150による制御情報やその他の情報はモニタ及び入力装置152のモニタに表示される
ウェハ170は、別の実施形態では液晶基板その他の被露光体に置換される。ウェハ170ではフォトレジスト172が基板174上に塗布されている。
ウェハ170はウェハステージ176に支持される。ステージ176は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、ステージ176はリニアモータを利用してXY方向にウェハ170を移動する。マスク130とウェハ170は、例えば、同期して走査され、マスクステージ132とウェハステージ176の位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ステージ176は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、マスクステージ132及び投影光学系140は、例えば、鏡筒定盤は床等に載置されたベースフレーム上にダンパ等を介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
液体180には、投影光学系140のウェハ170への最終面が浸漬され、露光波長の透過率がよく、投影光学系に汚れを付着させず、レジストプロセスとのマッチングが良い物質が選択される。投影光学系140の最終面には液体180からの影響を保護するためにコーティングを施されている。
以下、図2(b)及び図4(a)を参照して、マスクパターンMPの基本例について説明する。ここで、図2(b)は、マスクパターンMPの基本例を示す平面図である。同図に示すように、マスクパターンMPは、ある1つのコンタクトホールCHの中心に6つのコンタクトホールCHが配置された3角形のパターンTの集合体である。なお、図2(b)はバイナリーマスクを示しており、マスクパターンMPにおいて、コンタクトホールCH及びCHは光透過部であり、LSは遮光部である。
図4(a)は、かかるマスクパターンMPの集合であるマスクパターン(又はコンタクトホールパターン)MPの平面図である。コンタクトホールCHの幅をWとし、X方向のピッチをPx、Y方向のピッチをPyとする。X又は横方向は列方向であり、各列のコンタクトホール列はピッチPxの周期パターンである。各列のコンタクトホール列は、上下の列とピッチの半分(Px/2)ずらして配置され、3角形のパターンの集合体を形成する。
バイナリーマスクでは、コンタクトホールCH(白色部分)が透過率1の光透過部であり、コンタクトホール周囲(黒色部分)が透過率0の遮光部LSである。ハーフトーンマスクではホールの部分(白色部分)が透過率1の光透過部であり、ホール周囲(黒色部分)の透過率6%程度の半遮光部、ホール周囲(黒色部分)はホールの部分(白色部分)と位相が180度反転している。位相シフトマスク(Alternated Phase Shift Mask)では、後述するように、このようなパターンは配置することができない。
X方向のピッチPx、Y方向のピッチPyをNA、λで規格化して次式を満たすようにパターンのピッチPx、Pyを決める。

特に、Py=√3Px/2となるようにPyのピッチを決めると、パターンは、ある1つのコンタクトホールを中心に6つのホールがピッチPxの距離に等しく配置され、正3角形のパターンの集合体となる。このとき、パターンのハーフピッチ(Px/2)は次式で規定する。
パターンのハーフピッチが決まっていれば、投影光学系のNAは、ピッチをPとすると次式で表現される。
孤立パターンを形成したいときは特許文献3及び4に開示される方法で、図20に示すように、所望のパターン(孤立パターン)CHの周囲に6つの補助パターンAPを配置する。Sは補助パターンAPの一辺の長さで、Wは所望のパターンCHの一辺の長さである。図20では所望のパターンCHを白く、補助パターンAPを灰色のパターンで示す。この場合、所望のパターンCHが解像され、かつ、補助パターンAPの解像が抑制されるように露光条件が設定される。横方向のピッチをPx、縦方向のピッチをPyとすると、Pxは数式6の範囲に設定する。即ち、パターンのハーフピッチ(Px/2)をkとすると、0.33<k<0.67となるようにし、Py=√3Px/2に近いピッチにするホール間のピッチはすべてPx/2で、正三角形の集合体となる。密集パターンと孤立パターンが混在しているときは、密集パターンの最小ピッチにあわせればよい。
他のパターンがあって、補助パターンAPを6個配置できないときは、図21(a)乃至(d)に示すように、3角形をなすように補助パターンAPを配置する。ここで、図21(a)乃至図21(d)は孤立パターンに対して補助パターンを挿入する方法を説明するための概略平面図である。補助パターンAPの解像を抑制するために、補助パターンAPの幅Sは所望のパターンCHのハーフピッチPx/2の0.6倍から0.8倍がよい。一般に、補助パターンAPの大きさは補助パターンAPのハーフピッチの0.6倍から0.8倍、または孤立コンタクトホールCHの大きさの0.6倍から0.8倍にする。
孤立のホールパターンの大きさが異なるホールパターンを同時に露光する場合、補助パターンのハーフピッチは全て等しくする。
次に、図2(a)を参照して、開口絞り120に適用可能な6重極照明用絞りとして構成された開口絞り120Aの概略平面図である。開口絞り120Aは、中心に、σ=0.2以下の6つの円を有する。開口絞り120Aは、6つの円からなる透過率1の光透過部121a(白色部分)と、透過率0の遮光部121b(灰色部分)とを有する。図2(b)に示すコンタクトホールパターンMPに対して、図2(a)に示すように、光源の方向をパターンの方向に一致させる。このような6重極の1つの有効光源の中心位置は次のようになる。

aは、各光源又は各極121aの中心位置は瞳中心からの距離であり、各光源に関して等しい。上述のように、各極121aの中心位置の方向は0、2α、π―2α、π、π+2α、2π―2αとする。特に、Py=√3Px/2となるようにPyのピッチを決めると、パターンのハーフピッチ(Px/2)をkであらわすと次式のようになる。
また、6重極の1つの有効光源の中心位置は、1/(3(Pxo/2))=1/(3k)の近辺とし、0度、60度、120度、180度、240度、300度の方向に配置する。このとき、あるコンタクトホールを中心にした周囲のコンタクトホールの方向と有効光源での6重極のそれぞれの6つの光源の方向は一致する。
図2(a)では、6重極の各極121aの光源形状を円としたが、円弧状でも扇形でもよく、望ましくは6つの光源位置の中心に対して対称な形状、又は、X軸やY軸に対して、対称な形状とする。
Py〜√3Px/2のとき、図16(a)に示すように、6重極の1つの光源を、図2(b)に示す基本パターンのあるコンタクトホールを中心にした周囲のコンタクトホールの方向と一致させない場合数式8を満足していない。ここで、図16(a)は、開口絞り120に適用できない6重極照明用絞りとして構成された開口絞りの概略平面図である。図16(a)のように数式8を満足させないと結像性能が悪化する。なぜなら、微細なパターンでは、図16(b)に示すように、パターンからの0次回折光と1次回折光の2光束のみが干渉し2光束干渉となり、これよりパターンが大きくなると、図16(c)に示すように、パターンからの0次回折光と3つの1次回折光の4光束が干渉し4光束干渉となり、3光束干渉は実現されないからである。ここで、図16(b)は、光源の方向をパターンの方向と一致させない場合に2光束干渉が起こる例を示す概略平面図である。図16(c)は、光源の方向をパターンの方向と一致させない場合に4光束干渉が起こる例を示す概略平面図である。2光束干渉では1方向のコントラストのみは良いが直交する方向のコントラストが低く、図16(c)に示す瞳中心に対して非対称な4光束干渉では十分な焦点深度が得られないために、3光束干渉より結像性能が悪化する。
以下、図17(a)及び図17(b)を参照して、位相シフトマスクはマスク130には好ましくない理由を説明する。ここで、図17(a)は、行列状のコンタクトホールパターンMP10を有する位相シフトマスクの概略平面図である。位相シフトマスクは、マスクの隣接する光透過部分の位相を180°反転することによって0次回折光を相殺し、2つの±1次回折光を干渉させて結像する。かかる技術によれば、上式のkを実質的にラインアンドスペース(L&S)の1方向の解像に関しては0.25にすることができるので、解像度Rを改善してウェハに0.1μm以下のパターンを形成することができる。
パターンMP10は、クロムなどの遮光部LSの中に、隣接する光透過部分の位相を180°反転した光透過部としてのコンタクトホールCH10及びCH11が、幅W(nm)、ピッチP(nm)で周期的に配列している。図17(a)は、遮光部LSを黒色部分、光透過部CH10及びCH11を白と灰色で表しており、灰色部CH11は白部CH10と位相を180°反転している。
マスクパターンMP10の回折光の様子を図17(b)に示す。同図において、黒丸の1次回折光が発生する。バイナリーマスクの場合は白丸のような回折光となるが、位相シフトマスクの場合、0次回折光が消失し、1次回折光はバイナリーマスクの半分のピッチとなる。ハーフピッチの長さをkで表すと、k=0.25√2=0.358までのパターンは瞳を通過するが、これよりハーフピッチの長さが小さいと瞳を通過しない(特許文献1)。解像できるのは、ラインアンドスペース(L&S)の限界線幅の√2倍の微細パターンまでである。
ArFエキシマレーザーとNA1.35の液浸露光装置を用いて、図18(a)に示すσ=0.2の円形の有効光源形状で図17(a)に示す位相シフトマスクを照明すると、ハーフピッチの長さが変化するに従って、コントラストは図19(a)に示すように変化し、焦点深度は図19(b)に示すように変化する。ハーフピッチの長さはk、焦点深度はμmで表している。焦点深度はコントラスト40%以上を得、かつ、コンタクトホールの幅が所定の幅Wに対して、0.9倍から1.1倍までの±10%の変動を許容するデフォーカス範囲とする。
このとき、コントラストが40%以上得られるのは、ハーフピッチがk>0.37であり、これより大きいハーフピッチではコントラストがよい。しかし、焦点深度は0.15μmから0.2μm程度と量産のプロセスには厳しい。焦点深度が量産のプロセスで必要とされる0.3μm以上が得られるのはハーフピッチがk=0.50以上からである。このように4光束干渉で結像した像はコントラストが高いが、実用的な焦点深度が得られるのはハーフピッチがk=0.50以上からである。
一方、L&Sパターンの解像度と同等のコンタクトホール列の解像度を得るためにL&Sの限界線幅での縦線と横線の重ねあわせとして、コンタクトホール列の解像度をk=0.25まで微細化させる方法がある(例えば、特許文献1及び2参照。)これは、縦線を二光束干渉によって形成し、また、横線を二光束干渉によって形成し、これらを重ね合わせた格子状のパターンをコンタクトホール列とするものである。しかしながら、縦線と横線の重ねあわせではコントラストは最大でも0.5しか出ないため、露光量裕度が得にくく実用的ではない。
本実施例で提案する3光束干渉はかかる問題を解決するものである。以下、3光束干渉でコンタクトホールパターンを解像する方法について説明する。図4(a)のように千鳥格子状に並べたコンタクトホールパターンMPの回折光が飛ぶ様子を図4(b)に示す。図4(b)に示すように、0次回折光の周囲には6点の1次回折光が分布している。
図4(b)はバイナリーマスクからの回折光分布で、図4(a)に示すコンタクトホールパターンMP、コンタクトホール幅W=80(nm)、ピッチPx=Py=160(nm)の回折光の振幅を示したものである。但し、ハーフトーンマスクでも回折光のパターンは変わらず、0次回折光と1次回折光の振幅の比が異なるだけである。参考として、図4(b)に投影光学系のNA=1.35としたときの瞳の大きさを白線の円で示す。また、ハーフピッチ80(nm)のkは0.56である。
ここで、三光束が瞳に入射するように瞳をずらすと図5に示すようになる。光が3方向に傾いて入射するようにすると図5に示すように対称に三光束ずつ入射し、それぞれから得られる像をインコヒーレント加算するとコンタクトホールが高コントラストで得られる。このためには有効光源を図2(a)に示すような6重極照明にすると三光束干渉が6方向でなされるようになる。0次回折光Aの周囲に6点の1次回折光B乃至Gが分布している。1つ目の瞳では回折光ABCが、2つ目の瞳では回折光ACDが、3つ目の瞳では回折光ADEが、4つ目の瞳では回折光AEFが、5つ目の瞳では回折光AFGが、6つ目の瞳では回折光ABGがそれぞれ三光束干渉する。
焦点深度を得るためには、三光束干渉において、三光束が瞳の中心位置に対して対称に入射すればよい。なぜなら、デフォーカスすると、波面は瞳中心からの距離の二乗にあるので、三光束が瞳の中心位置に対して対称に入射するとデフォーカス波面からの位相差がなくなり、デフォーカスしたときに、像の悪化が最小になるからである。
図6(a)に示す瞳における回折光ABCの三光束干渉を考える。中心からのa、b、cの距離が等しくなる条件では、BCの中点をLとすると、ABとALのなす角とABとAOのなす角は等しく、三角形ABCと三角形A’B’C’は等しく、AL//BL’なので、ABとALのなす角とABとBL’のなす角は等しい。ABとALのなす角をαとすると次式が成立する。
三光束ABCでは瞳の中心位置を点Oにおくと、三光束の距離ABCが等しくなる。瞳の中心位置を点Oにおくためには、0次光を瞳の中心位置からaだけ離れるように、数式8及び9のようにする。6重極照明の各光源の方向は上記のようにすると対称性がよいパターンとなるが、方向は多少ずれていても解像する。
3光束が瞳に入射する最小半径は次式のようになる。
3光束が瞳に入射する最大半径は図6(b)の点線より小さい半径である。点Oが中心となる光源の他の光源では、例えば、図6(b)に示すように、点O‘が中心となり、a=b=c=a’=b’=c’となっている。点線より小さい半径にすると3光束のみが瞳に入射するが、点線より大きい半径だと4光束以上の回折光が瞳に入射し、デフォーカスの悪化が大きくなる。このため次式が成立する。
例えば、パターンのピッチがPx=Py=Pのとき、パターンのハーフピッチをkで表すと光源の中心位置は1/(3.2k)となる。6重極照明の各光源の方向は53、127,180,233、307(deg)とすると対称性がよいパターンとなる。このときの最小解像力は1/(3.2k)<1より、次式が成立する。
よって、瞳の大きさ(NA)が決まっているときはパターンのハーフピッチを0.31<k<0.59とする。あるいは、パターンのハーフピッチが決まっているときは瞳の大きさ(NA)を次式のようにするとよい。
特に、Py=√3Px/2となるようにPyのピッチを決めると、パターンはある1つのコンタクトホールの中心に6つのホールがピッチPxの距離に配置され、正3角形のパターンの集合体となる。そのとき3光束は正三角形となり、瞳中心に対して対称に結像させると、焦点深度がもっとも得られるようになる。
また、3光束干渉では、ウェハ平面内に集積できるコンタクトホールの数は、この場合、最も多くすることができる。パターンの横方向のハーフピッチPx/2、このときホール間のハーフピッチは全てPx/2、AB=BC=CAの正三角形になる。Px/2=k1とすると次式が成立する。
よって光源の中心位置は1/(3k)となる。3光束が瞳に入射する最小半径は次式で表される。
3光束が瞳に入射する最大半径については次式が成立する。
よって、0.33<k<0.67が成立する。ピッチをPとするとP/2=kλ/NAより、次式が成立する。
4光束干渉の最小の解像力は、k>0.25√2=0.358であるから、3光束干渉は4光束干渉よりも解像性がよい。限界解像力を単純に比較して、約1.3倍集積度が向上する。
以下、3光束干渉の偏光状態について説明する。液浸露光装置では、例えば、NA=1.35の液浸露光装置が計画されている。水の屈折率は約1.44である。NA=1.35の光学系では入射角をθとすると、NA=nsinθ、n=1.44から、θ=70°である。入射角が70度の斜入射照明では、光学系の限界解像力付近の微細パターンは入射角最大で干渉し、偏光状態により干渉性が弱くなる。そのため、照明光も干渉性のよい偏光方向にする必要がある。
マスク130がハーフトーンマスクの場合、照明光の偏光の向きは、図3(a)に示すように、動径方向(ラジアル)偏光が好ましい。ここで、図3(a)は、マスク130がハーフトーンマスクである場合の照明光の偏光方向を示す概略平面図である。マスク130からの回折光は理想的には入射光と同じ向きに偏光しているから、0次回折光の偏光方向とその周囲の6つの1次回折光の偏光方向は同じである。
図3(a)に示す6重極照明の光源S1からS6までの6つの光源のうち、図3(b)にS1とS5における偏光状態での3光束の偏光状態を示す。6重極照明の1つの光源S5では、図3(b)のように、0次回折光Aと1次回折光B及びCが干渉するが、ラジアル偏光にすると回折光ABCは図のような偏光方向となり、AとC、AとB、BとCの干渉性がよい。特に、ハーフトーンマスクの場合、Aの0次回折光と1次回折光B及びCは振幅の符号と大きさが異なるが、BとCは振幅が同じなので、BとCの干渉性がよいのは重要である。ハーフトーンマスクの場合、タンジェンシャル偏光にすると回折光ABCの偏光方向が90度回転した向きとなり、BとCの干渉性が弱くなるためコントラストが低下する。
バイナリーマスクの場合、照明光の偏光の向きは図3(c)に示すように、タンジェンシャル偏光が好ましい。ここで、図3(c)は、マスク130がバイナリーマスクである場合の照明光の偏光方向を示す概略平面図である。図3(c)に示す6重極照明の光源S1からS6までの6つの光源のうち、図3(d)にS1とS5における偏光状態を示す。Aの0次回折光と1次回折光B及びCは振幅の符号が同じなので、BとCの干渉性より、AとB、AとCと2組の干渉性のよいほうが、コントラストを得られる。バイナリーマスクの場合、偏光による差がそれほど大きくないので無偏光でもよい。照明光が無偏光であるなら、ハーフトーンマスクよりもバイナリーマスクにしたほうが高いコントラストが得られる。
縦方向と横方向のピッチが同じ(Px=Py=P)で、ArFエキシマレーザー(波長193nm)とNA=1.35の液浸露光装置100でコンタクトホールのピッチを変えて結像させた場合のコントラストと焦点深度を示す。水の屈折率は約1.44である。マスク130はハーフトーンマスクを用いた。
まず、偏光方向によりコントラストがどのように変化するかを調べた。有効光源は図2(a)に示すような6重極照明、σ=0.80、ローカルな光源の大きさをσr=0.10とする。偏光は図3(a)に示すラジアル偏光、図3(c)に示すタンジェンシャル偏光、無偏光を比較する。
図7はかかる結果をまとめたグラフである。図7では横軸がコンタクトホールのハーフピッチ(nm)、縦軸がコントラストピークである。コンタクトホール幅WはW=P/2,Px=Py=Pとした。同図よりラジアル偏光が高コントラストである。
また、有効光源のσr=0.10を固定し、σをパラメータにとり、ハーフピッチを変化させたときのコントラスト変化を調べた。偏光方向はラジアル偏光とした。図8はかかる結果をまとめたグラフである。ハーフピッチの微細化に対し、0.35k付近までコントラストが40%以上得られている。同様に、有効光源のσr=0.10を固定しσをパラメータにとり、ハーフピッチを変化させたときの深度の変化を調べた。偏光方向はラジアル偏光とした。図9はかかる結果をまとめたグラフである。
露光では、露光量の誤差やフォーカス設定誤差が避けられず、誤差範囲内で像面にコンタクトホールを作成しなければならない。また、レジストを感光させるため、コントラスト40%以上が必要であるといわれている。露光量の誤差を5%と見積もり、像面上のコンタクトホールの大きさが所定のコンタクトホール幅に対して10%以内の変動を許容し、かつ、コントラスト40%以上を満たすフォーカス範囲を実用的な焦点深度と定義する。即ち、5%の露光量の変化に対して、所定のコンタクトホール幅をWとすると、像面上のコンタクトホールの幅が90%以上110%以下におさまり、かつコントラスト40%以上を満たすフォーカス範囲を焦点深度と定義する。3光束露光では大きな焦点深度が得られ、ハーフピッチの微細化に対し、0.4k付近まで深度が0.3μm以上得られる。
同じマスクパターンでも、有効光源が適切でないと焦点深度は得られない。
以下、図18(a)に示す小σ照明や図18(b)に示す輪帯照明を例に説明する。露光装置100(ArFエキシマレーザー、NA=1.35)により、図4(a)のようなコンタクトホールW=80(nm)、Px=Py=P=80(nm)を露光する。有効光源として、図18(a)に示す小σ照明(σ=0.3)と、図18(b)に示す輪帯照明(外側σ=0.65、内側σ=0.45)とを使用する。どちらも無偏光照明とした。これらと図2(a)及び図3(a)のような6重極照明で露光した場合を比較する。パターンのハーフピッチは80nm(k=0.56)(外側σ=0.65、ローカルσr=0.1、中心位置1/(3.2*0.56)〜0.55)。この場合、デフォーカスに対して、コントラストとコンタクトホールの大きさ(Critical Dimension:CD)は図10及び図11に示すように変化する。小σ照明では、最も高コントラストな像となるがコントラスト40%以上得られるフォーカス範囲は0.2μmもなく、それ以上に、デフォーカスに対してCD変化が大きく、焦点深度が得られない。輪帯照明では小σ照明よりも焦点深度が得られるが0.2μmよりも少ない。
つまり、小σ照明では光が殆ど垂直に入射してくるため、0次回折光と6つの1次回折光が7光束で干渉するため、ベストフォーカスでは高コントラストであるが焦点深度が得られない、また、輪帯照明では斜入射で光が入射し、3光束の干渉となり得るが、3光束が瞳の中心に対して、対称でない光が多く入射するため、デフォーカスに対して、像の悪化が大きくなり焦点深度が得られない。一方、3光束が瞳の中心に対して、対称となるようにした6重極照明ではデフォーカスに対して、像の悪化が少なく大きな焦点深度が得られる。
縦方向と横方向のピッチが同じ(Px=Py=P)で、ArFエキシマレーザーとNA=1.35の液浸露光装置100でコンタクトホールのピッチを変えて結像させた場合のコントラストと焦点深度を示す。水の屈折率は約1.44である。マスク130はバイナリーマスクを用いた。
まず、偏光方向によりコントラストがどのように変化するかを調べた。有効光源は図2(a)に示す6重極照明、σ=0.80、ローカルな光源の大きさをσr=0.10とする。偏光は図3(a)に示すラジアル偏光、図3(c)に示すタンジェンシャル偏光、無偏光を比較する。
図12はかかる結果をまとめたグラフである。図12では横軸がコンタクトホールのハーフピッチ(nm)、縦軸がコントラストピークである。コンタクトホール幅WはW=P/2,Px=Py=Pとする。バイナリーマスクでは図12よりタンジェンシャル偏光が高コントラストである。しかし、偏光方向によるコントラストの差は少ない。いずれの偏光方向でもハーフトーンマスクをラジアル偏光(動径方向の偏光)で照明したとき(図7及び図8など)と比較しても同等のコントラストが得られている。
また、有効光源はσ=0.80、ローカルな光源の大きさをσr=0.10とし、ハーフピッチを変化させ、深度の変化を調べた。偏光方向はタンジェンシャル偏光、ラジアル偏光、無偏光を比較する。図13はかかる結果をまとめたグラフである。バイナリーマスクでは図13よりタンジェンシャル偏光が、微細なハーフピッチで、他の偏光状態より焦点深度がより得られている。しかし、偏光方向による焦点深度の差は少ない。いずれの偏光方向でもハーフトーンマスクをラジアル偏光で照明したとき(図9)と比較しても同等の焦点深度が得られている。
次に、Py=√3Px/2となるようにPyのピッチを決めたときに焦点深度がどのように得られるかを示す。コンタクトホール幅WはW=Px/2,Py=√3Px/2とする。ArFエキシマレーザーとNA=1.35の液浸露光装置100でコンタクトホールのピッチを変えて結像させた場合のコントラストと焦点深度を示す。水の屈折率は約1.44である。マスク130はハーフトーンマスクを用いた。
有効光源は図2(a)及び図3(a)のような6重極照明とし、ローカルなσr=0.10とした。偏光は実施例1の結果から、高コントラストが得られるように、図3(a)ラジアル偏光とする。
図14では有効光源のσr=0.10を固定し、σをパラメータにとり、ハーフピッチを変化させたときのコントラスト変化を調べた。横軸がコンタクトホールのハーフピッチ(nm)、縦軸がコントラストピークである。ハーフピッチの微細化に対し、0.35k付近までコントラストが40%以上得られている。実施例1の結果よりも微細なピッチでコントラストがより得られている。
同様に、有効光源のσr=0.10を固定し、σをパラメータにとり、ハーフピッチを変化させたときの焦点深度の変化を調べた。図15はかかる結果を示すグラフである。偏光方向はラジアル偏光とする。3光束露光では大きく深度が得られ、ハーフピッチの微細化に対し、0.4k付近まで深度が0.3μm以上得られている。実施例1と比較しても、焦点深度が大きく得られている。
本実施例は、マスク130にハーフトーンマスクを用い、孤立コンタクトホールCHを露光する。孤立コンタクトホールCHでは、補助パターンAPをホールの周囲に3角形をなすように配置し6つの補助パターンAPを孤立のホールに配置する。図23(a)乃至(e)に示すように、補助パターンAPを孤立コンタクトホールCHの周囲に3角形をなすよう順次、補助パターンAPを加えていき、図22に示すような孤立コンタクトホールCHの周りに6つの補助パターンAPを挿入する。
補助パターンの効果を確認するために、図22に示す右上の補助パターンなしの孤立コンタクトホールCHを、左下に周囲6つの補助パターンAPありの孤立コンタクトホールCHと比較する。補助パターンAPの大きさは幅sとする。横方向のピッチをPx、縦方向のピッチをPyとすると、Pxはパターンのハーフピッチ(Px/2)をkで表して、0.33<k<0.67となるようにし、Py=√3Px/2にする。なお、CHはCH及びCHを総括する。
孤立コンタクトホールCHの大きさがw=72(nm)、79(nm)、86(nm)、100(nm)を同時に解像するようにしたい。孤立コンタクトホールCHのみなので、補助パターンAPのハーフピッチは0.33<k<0.67の範囲で任意であるが、最適な露光条件とするために、孤立コンタクトホールCHの大きさによらず一定のハーフピッチにする。この場合、ハーフピッチを全てP/2=72(nm)とした。
ArFエキシマレーザー、NA=1.35の液浸露光装置100を使用し、ハーフピッチをkで表すとk=0.5となる。有効光源は図2(a)及び図3(a)のような6重極照明とし、ローカルなσr=0.10とした。偏光は実施例1の結果から、高コントラストが得られるように、図3(a)に示すラジアル偏光とした。六重極の中心位置は1/(3k)=0.67とする。補助パターンSの大きさはすべて同じにし、ハーフピッチの0.8倍、S=0.80・P/2=58(nm)とした。このときの二次元強度分布の結果を図24に示す。所定の大きさになる強度とその強度の±20%の等高線を示してある。図24の上はベストフォーカス、下は±0.1μmデフォ−カスしたものである。
孤立コンタクトホールCHは孤立コンタクトホールCHよりもコントラストがよく、デフォーカス時にもホールパターンが得られていることがわかる。従って、これらの異なる大きさのホールが焦点深度〜0.2μmにわたり、ホールが形成される。このように補助パターンAPの大きさは補助パターンAPのハーフピッチの0.6倍から0.8倍、または孤立コンタクトホールCHの大きさの0.6倍から0.8倍にするとよいが、孤立のホールパターンCHの大きさが異なるホールパターンを同時に露光する場合には、補助パターンAPのハーフピッチはすべて同じにし、補助パターンAPの大きさは補助パターンAPのハーフピッチの0.6倍から0.8倍にするとよい。
ホールパターンの大きさが異なるが異なる場合、同じ露光量で、所定の大きさになるように大きさ補正をする。
本実施例は、マスク130にハーフトーンマスクを用い、孤立パターンと密集パターンが、図25に示すように、混在している場合について説明する。パターン右上の孤立パターンCHは比較のために補助パターンをつけないとすると、図25に示すような補助パターンAPの配置が考えられる。他のパターンがあって補助パターンの配置ができないときは、図21(a)乃至(d)に示すように所望のパターンの周囲に三角形となるように配置していく。補助パターンAPのピッチPxとPyは密集パターンの最小ピッチにあわせる。
孤立コンタクトホール同様、密集したホールパターンにおいて隣にホールが配置されない周辺のホールにも3角形をなすように配置し、周囲に6つのホールが配置するように補助パターンを配置した。補助パターンの大きさはすべて同じ大きさにした。孤立のホールパターンが密集したホールパターンが同じ露光量で、同じ大きさになるように大きさ補正をした。密集したホールパターンにおいても、隣にホールが配置されない周辺のホールに、同じ露光量で、密集したホールパターンの中心と周辺が同じ大きさになるように大きさ補正をすれば、密集パターンの大きさの均一性はさらによくなるが、この例では周辺ホールの大きさ補正はしていない。
補助パターンのハーフピッチは密集パターンのハーフピッチ(Px/2=72、Py=√3Px/2)と同じにする。密集パターンのホールと孤立ホールの大きさをそろえるために、密集パターンのホールの大きさは72(nm)であるが、孤立ホールの大きさをWi=72*1.06=76(nm)、補助パターンの幅はS=Wi*0.70=53(nm)とした。このときの露光条件は実施例4と同じにする。
図28に露光した結果である二次元強度分布を示す。所定の大きさになる強度とその強度の±20%の等高線を示してある。密集パターンのホールと孤立ホールの大きさが均一となり、右側の±0.1μmデフォ−カスしたものも解像されていることがわかる。
次に、図25の同じパターンを図26のマスクパターンを用いて、より微細なw=65(nm)、ハーフピッチPx/2=65(nm)のホールの露光結果を示す。密集パターンのホールと孤立ホールの大きさをそろえるために、密集パターンのホールの大きさは65(nm)であるが、孤立ホールの大きさをWi=65*1.20=78(nm)、補助パターンの幅はS=Wi*0.75=58(nm)とした。ArFエキシマレーザー、NA=1.35の液浸露光装置で露光すると、ハーフピッチをkで表すとk=0.4となる。有効光源は図2(a)及び図3(a)のような6重極照明とし、ローカルなσr=0.10とした。偏光は実施例1の結果から、高コントラストが得られるように、図3(a)に示すラジアル偏光とした。
六重極の中心位置は1/(3k1)=0.83とする。
図29は露光した結果である二次元強度分布を示す。密集パターンのホールと孤立ホールの大きさが均一となり、右側の±0.1μmデフォ−カスしたものも解像されていることがわかる。補助パターンの配置はパターンの間に入れる余地があれば図26に示すように補助パターンを所望のパターンの周囲に2重に取り囲むように配置してもよい。
図25のようなw=65(nm)のホールでPxは密集パターンのハーフピッチ(Px/2=65、Py=√3Px/2)であったら、密集パターンのホールと孤立ホールの大きさをそろえるために、密集パターンのホールの大きさは65(nm)であるが、孤立ホールの大きさをWi=65*1.15=75(nm)、
補助パターンの幅はS=Wi*0.70=52(nm)とすると、図29とほぼ同じ結果が得られた。補助パターンを所望のパターンの周囲に2重に取り囲むように配置した場合、孤立ホールの大きさの補正は1に取り囲むように配置した場合とくらべて若干小さくでき、補助パターンの幅はSも若干小さくできる。露光結果もパターンが微細になれば、補助パターンを所望のパターンの周囲に2重に取り囲むほうが若干よくなるが、最適な補助パターンの幅と孤立パターンの大きさ補正をすれば、所望のパターンの周囲に1重に取り囲めば解像力と深度の拡大効果は得られる。
次に、補助パターンをいれて千鳥格子状のパターンを作成する方法について説明する。図30(a)に示すようなパターンの碁盤目状のパターンがあり、y方向のピッチをPy、X方向のピッチPxであり、Py=1.5Pxであるとする。このときy方向のピッチはフォービデン(forbidden)ピッチなので深度が得られない。このようなパターンに対して、図30(b)に示すようにパターンを入れると効果がある。図30(b)では所望のパターンを白で、補助パターンを灰色で示している。補助パターンはPy=0.75Pxで所望のパターンとはX方向のパターンとは半ピッチずれるように入れる。
マスクはハーフトーンマスクを用い、コンタクトホールの大きさは60nm、Px=120nm、Py=120*1.5=180nmである。補助パターンの幅は60*0.67=40(nm)とした。今までと同じ露光条件、ArFエキシマレーザー、NA=1.35の液浸露光装置で、露光した結果を示す。照明条件は図31のような6重極照明でa=0.86,2α=2tan−1(1/1.5)=67.4°である。ローカルな大きさσr=0.10とした。偏光はラジアル偏光とした。図32(a)及び図32(b)は露光した結果である二次元強度分布を示す。所定の大きさになる強度とその強度の±20%の等高線を示してある。このX方向のハーフピッチ60nmをkで表すとk=0.42となる。
図32(a)及び(b)の右上のパターンは図30(b)の補助パターンの入っているパターン、比較のために左下のパターンは図30(a)の補助パターンの入っていないパターンを同時に露光したものである。実際には左下のパターンのホールには現像後のパターン大きさが同じになるように大きさのバイアス補正をしてある。図32(a)はベストフォーカスでの結果、図32(b)は±0.06μmの結果を示す。ベストフォーカス、デフォーカス時共に、補助パターンを入れたほう(右上のパターン)がコントラストが良好であることがわかる。
図33(a)のような縦横比の違うホールにも効果がある。ホールのX方向の幅がY方向の幅の2倍ある場合について結果を示す。コンタクトホールの大きさはX方向の幅は130nm、Y方向の幅65nm、X、Y方向の間隔は65nmであるとき、ピッチはPx=195nm、Py=130nmである。補助パターンをいれるならば図33(b)に示すようになり、補助パターンの幅はX方向を、130nm*0.8=104nm、補助パターンの幅Y方向を65nm*0.8=52nmとした。今までと同じ露光条件ではこのY方向のハーフピッチ65nmをkで表すとk=0.45となる。照明条件は図34のような6重極照明でa=0.58,2α=2tan−1(1.5/2)=73.7°である。ローカルな大きさσr=0.10とした。偏光は無偏光とした。ArFエキシマレーザー、NA=1.35の液浸露光装置で、露光した結果を示す。図35(a)及び図35(b)は露光した結果である二次元強度分布を示す。所定の大きさになる強度とその強度の±20%の等高線を示してある。図35(a)はベストフォーカスでの結果、図35(b)は±0.10μmのデフォーカス時の結果を示す。ベストフォーカス、デフォーカス時ともにコントラストが良好であり、約0.2μmの深度が得られている。この場合、無偏光照明としたので、ラジアル偏光にするとコントラストは改善される。
Brick Wallパターンのような、パターンが遮光型で、パターン周囲が光透過型のマスクにも効果がある。図36(a)のパターンでは所望のパターンを黒で、光透過部分を白で示している。Brick Wallパターンに補助パターンをいれるならば図36(b)に示すようになり、補助パターンの幅はXY方向ともに、65nm*0.8=52nmとする。今までと同じ露光条件ではこのY方向のハーフピッチ65nmをK1で表すとK1=0.45となる。照明条件は先ほどと同じ、図295のような6重極照明でa=0.58,2α=2tan−1(1.5/2)=73.7°である。ローカルな大きさσr=0.10とした。偏光は無偏光とした。ArFエキシマレーザー、NA=1.35の液浸露光装置で、露光した結果を示す。図37(a)及び図37(b)は露光した結果である二次元強度分布を示す。所定の大きさになる強度とその強度の±20%の等高線を示してある。図37(a)はベストフォーカスでの結果、図37(b)は±0.10μmの結果を示す。ベストフォーカス、デフォーカス時ともにコントラストが良好であり、デフォーカス時の劣化が少なく、0.2μm以上の深度が得られている。
ここで、PxとPyの比がPy=2Pxの特殊な場合について注意したい。このとき、2α=2tan−1(2/1*2)=90°、2α=90°となり、6重極のX軸上でない2つが重なり、4重極(クロスポール)となるが、これは6重極照明の変形と考えられる。4重極(クロスポール)ではあるが、3光束干渉を行うことは明らかである。
もうひとつのBrick Wallパターンの例を示す。図38のパターンでは所望のパターンを黒で、光透過部分を白で示している。マスクはハーフトーンマスクを用い、コンタクトホールの大きさはX方向の幅は260nm、Y方向の幅65nm、X、Y方向の間隔は65nmであるとき、ピッチはPx=325nm、Py=130nmである。今までと同じ露光条件ではこのY方向のハーフピッチ65nmをkで表すとk=0.45となる。
照明条件は図39のような6重極照明でa=0.57,2α=2tan−1(2.5/2)=102.7°である。ローカルな大きさσr=0.10とした。偏光は無偏光とした。ArFエキシマレーザー、NA=1.35の液浸露光装置で、露光した結果を示す。図40(a)及び図40(b)は露光した結果である二次元強度分布を示す。所定の大きさになる強度とその強度の±20%の等高線を示してある。図40(a)はベストフォーカスでの結果、図40(b)は±0.10μmの結果を示す。ベストフォーカス、デフォーカス時ともにコントラストが良好であり、デフォーカス時の劣化が少なく、0.2μm以上の深度が得られている。
SPIE2003_5040_23、H.Kim氏は、Brick Wallパターンで照明条件の最適化を行っている。コンピュータシミュレーションにより、最適条件を探索する方法である。論文ではBrick Wallパターンに対して、図41(a)に示す有効光源形状の照明を示しているが、照明条件の詳細はわからない。この方法ではあるピッチのパターンに対して、照明条件の最適解を得るのは容易ではなく、一般解は開示されていない。論文中の照明は6重極照明によく似ているが、6重極の一つ一つの光源は瞳中心からの距離が等しくないので、x方向とy方向の斜入射の入射角度は一致していない。x軸上の光源はx方向の周期パターンを斜入射照明し、x軸上にない光源はy方向の周期パターンを斜入射照明するようになっている。さらに、y方向解像のための斜入射の光源が大きいので、y方向の解像性を強調した照明になっている。
ここでは、先ほど得られたa=0.57,2α=2tan−1(2.5/2)=102.7°をもとに、X軸上にない光源部分を外側に引き伸ばし、図41(b)のような光源とし、図38のようなBrick Wallパターンを解像させた。図42(a)及び図42(b)は露光した結果である二次元強度分布を示す。図42(a)はベストフォーカスでの結果、図42(b)は±0.10μmの結果を示す。X軸上にない光源部分を外側に引き伸ばしy方向の周期パターンの解像性を強調しているので、ベストフォーカス、デフォーカス時共に、ラインパターンのy方向のエッジがシャープでコントラストがいい。しかし、x方向のラインパターンの先端の分離が難しく、デフォーカスすると分離されない。従って図41(b)のような照明では、ラインパターンのx方向の間隔をもっと離さなければ解像されない。
以上説明したように、図39に示すような6重極照明で、6重極の一つ一つの光源は瞳中心からの距離を等しくし、3光束干渉によって像が形成されるように照明条件を最適化してやれば、x方向とy方向のバランスの取れた対称性がよい像となる。また、デフォーカス時の劣化が少なく、微細なパターンで実用的な深度が得られるようになる。
次に、露光装置100を利用したデバイス製造方法を図43及び図44を参照して説明する。ここで、図43は,半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ステップ1(回路設計)では、半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウェハ製造)では、シリコン等の材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウェハを用いて、リソグラフィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり,アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では,ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図44は、図43のステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着等によって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウェハに感光材を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置40によってマスク42の回路パターンをウェハ47に露光する。ステップ17(現像)では露光したウェハ47を現像する。ステップ18(エッチング)では,現像したレジスト像以外の部部を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では,エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウェハ47上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった微細なコンタクトホールパターンを安定して解像して高精度の半導体デバイスを製造することができる。
以上の結果から、3光束干渉によって得られる像はコントラストがよく、微細なピッチで深度が大きく得られる。2光束干渉ではハーフピッチの微細化に対し、コントラスト40%以上を満たすことは難しく、4光束干渉ではコントラストは得られるが深度が0.3μm以上得られるのは、ハーフピッチが0.5k1以上である。したがって、3光束干渉はコンタクトホールの微細化に対して、実用的で有効な方法である。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内において様々な変形及び変更が可能である。
本発明の一実施例の露光装置の概略ブロック図である。 図2(a)は、図1に示す露光装置の開口絞りに適用可能な一形状の概略平面図である。図2(b)は、図1に示す露光装置のマスクパターンの基本例を示す平面図である。 図3(a)は、図1に示す露光装置のマスクがハーフトーンマスクである場合の照明光の偏光方向を示す概略平面図である。図3(b)は、図3(a)に示す2つの光源の偏光状態での瞳面上での3光束の偏光状態を示す。図3(c)は、マスクがバイナリーマスクである場合の照明光の偏光方向を示す概略平面図である。図3(d)は、図3(c)に示す2つの光源の偏光状態での瞳面上での3光束の偏光状態を示す。 図4(a)は、図2(b)に示す基本パターンを適用した図1に示すマスクパターンの一例の平面図である。図4(b)は、図4(a)に示すパターンの回折光のシミュレーション結果を示す平面図である。 図5は、図4(b)の瞳をずらして3光束干渉を説明する概略平面図である。 図6(a)及び図6(b)は、瞳における回折光の3光束干渉を説明するための概略平面図である。 第1の実施例における偏光状態に依存したハーフピッチとコントラストとの関係を示すグラフである。 第1の実施例におけるσに依存したハーフピッチとコントラストとの関係を示すグラフである。 第1の実施例におけるσに依存したハーフピッチと焦点深度との関係を示すグラフである。 小σ及び輪帯照明と6重極照明とを比較したデフォーカスとコントラストとの関係を示すグラフである。 小σ及び輪帯照明と6重極照明とを比較したデフォーカスと線幅CDとの関係を示すグラフである。 第2の実施例における偏光状態に依存したハーフピッチと焦点深度との関係を示すグラフである。 第2の実施例におけるσに依存したハーフピッチと焦点深度との関係を示すグラフである。 第3の実施例におけるσに依存したハーフピッチと焦点深度との関係を示すグラフである。 第3の実施例におけるσに依存したハーフピッチと焦点深度との関係を示すグラフである。 図16(a)は、図1に示す露光装置の開口絞りに適用しない形状の概略平面図である。図16(b)は、光源の方向をパターンの方向と一致しない場合に2光束干渉が起こる様子を示す概略平面図である。図16(c)は、光源の方向をパターンの方向と一致しない場合に4光束干渉が起こる様子を示す概略平面図である。 図17(a)は、行列状のコンタクトホールパターンを有する位相シフトマスクの概略平面図である。図17(b)は、図17(a)に示すパターンにおける回折光の飛び方を示す概略平面図である。 図18(a)は、円形の有効光源形状を示す概略平面図である。図18(b)は、輪帯の有効光源形状を示す概略平面図である。 図19(a)は、図18(a)に示す有効光源形状で図17(a)に示すコンタクトホールパターンを照明した場合のピッチとコントラストとの関係を示すグラフである。図19(b)は、図18(a)に示す有効光源形状で図17(a)に示すコンタクトホールパターンを照明した場合のピッチと焦点深度との関係を示すグラフである。 孤立パターンに対して補助パターンを挿入する方法を説明するための概略平面図である。 図21(a)乃至図21(d)は孤立パターンに対して補助パターンを挿入する方法を説明するための概略平面図である。 第4の実施例の補助パターンが挿入されたマスクパターンの概略平面図である。 図23(a)乃至(e)は、図22に示すマスクパターンを形成する手順を説明するための概略平面図である。 図22に示すマスクパターンを解像した結果を示す図である。 第5の実施例の所望のパターンの概略平面図である。 図25に示すパターンに補助パターンを挿入したマスクパターンの概略平面図である。 図25に示すパターンに別の補助パターンを挿入したマスクパターンの概略平面図である。 図26に示すパターンを解像した結果を示す図である。 図26に示すパターンを異なる露光条件で解像した結果を示す図である。 図30(a)は、第6の実施例の所望のパターンの概略平面図である。図30(b)は、図30(a)に、補助パターンを挿入した千鳥格子状のマスクパターンの概略平面図である。 図30(b)に示すマスクパターンを露光するための有効光源形状(又はそれを規定する開口絞りの形状)の概略平面図である。 図32(a)は、図30(b)に示すマスクパターンをベストフォーカス時で露光した結果を示す図である。図32(b)は、図30(b)に示すマスクパターンをデフォーカス時で露光した結果を示す図である。 図33(a)は、第6の実施例の別の所望のパターンの概略平面図である。図33(b)は、図33(a)に、補助パターンを挿入した千鳥格子状のマスクパターンの概略平面図である。 図33(b)に示すマスクパターンを露光するための有効光源形状(又はそれを規定する開口絞りの形状)の概略平面図である。 図35(a)は、図33(b)に示すマスクパターンをベストフォーカス時で露光した結果を示す図である。図35(b)は、図33(b)に示すマスクパターンをデフォーカス時で露光した結果を示す図である。 図36(a)は、第6の実施例の更に別の所望のパターンの概略平面図である。図36(b)は、図36(a)に、補助パターンを挿入した千鳥格子状のマスクパターンの概略平面図である。 図37(a)は、図36(b)に示すマスクパターンをベストフォーカス時で露光した結果を示す図である。図37(b)は、図36(b)に示すマスクパターンをデフォーカス時で露光した結果を示す図である。 図38は、第6の実施例の更に別の所望のパターンの概略平面図である。 図38に示すマスクパターンを露光するための有効光源形状(又はそれを規定する開口絞りの形状)の概略平面図である。 図40(a)は、図38に示すマスクパターンをベストフォーカス時で露光した結果を示す図である。図40(b)は、図38に示すマスクパターンをデフォーカス時で露光した結果を示す図である。 図41(a)及び図41(b)は、従来の有効光源形状を示す概略平面図である。 図42(a)は、図38に示すマスクパターンをベストフォーカス時で露光した結果を示す図である。図42(b)は、図38に示すマスクパターンをデフォーカス時で露光した結果を示す図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図43に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
100 露光装置
120 開口絞り
130 マスク
170 被露光体

Claims (12)

  1. コンタクトホールパターンを有するマスクを照明光で照明し、投影光学系を介して被露光体に投影する露光方法であって、
    前記コンタクトホールパターンは、1列の周期パターンが隣り合う行で互いに半ピッチずれている千鳥格子状パターンであり、
    前記照明光の有効光源は、前記投影光学系の前記瞳の中心からの距離がaで等しく、列方向からの角度αが0、2α、π−2α、π、π+2α、2π−2αの方向に位置し、前記周期パターンの前記コンタクトホール間の列方向のピッチをPx、行方向のピッチをPy、前記投影光学系の開口数をNA、前記照明光の波長をλとすると次式が成立し、
    Pxo/2=(Px/2)NA/λ、
    Pyo/2=(Py/2)NA/λ、
    α=tan−1(Pxo/(2Pyo))、
    a=1/(4(Pyo/2)/sin(2α)
    前記コンタクトホールパターンからの回折光のうち3光束を前記投影光学系の瞳内で干渉及び結像させることを特徴とする露光方法。
  2. コンタクトホールパターンはX方向に周期的な2個以上のホールがあり、X方向のピッチはPxであり、Y方向にはPyoだけ離れた位置からPx/2だけX方向にずれた位置にのみホールがあることを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  3. 前記コンタクトホールパターンは、所望のパターンと、当該所望のパターンよりも寸法の小さな補助パターンを含み、
    前記露光方法は、前記所望のパターンが解像され、かつ、前記補助パターンの解像が抑制することを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  4. 1/(4(Pyo/2))/sin(2α)>1、
    1/(2(Pyo/2))/sin(tan−1(2sin(2α)))<1
    が成立するであることを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  5. 前記有効光源は6重極形状を有することを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  6. X方向に周期的なホールパターンのピッチをPx、Y方向にはピッチがPyの距離からPx/2ずれたホールパターンに関し、
    PyとPxは
    Py=√3・Px/2=√3・P/2、
    Px=P
    の関係にあるホールパターンを形成することを特徴とする請求項1記載の露光方法
  7. 0.33λ/(NA)<P/2<0.67λ/(NA)、
    0.33λ/(P/2)<NA<0.67λ/(P/2)
    が成立することを特徴とする請求項6記載の露光方法。
  8. Po=(Px/2)NA/λ、
    a=1/(3Po)、
    α=π/6
    が成立することを特徴とする請求項6記載の露光方法。
  9. コンタクトホールパターンを有するマスクを照明し、投影光学系を介して被露光体に投影する露光方法であって、
    前記コンタクトホールパターンからの回折光のうち3光束を前記投影光学系の瞳内で干渉及び結像させ、
    前記マスクはハーフトーン位相シフトマスクであり、前記照明はラジアル偏光照明であることを特徴とする露光方法。
  10. コンタクトホールパターンを有するマスクを照明し、投影光学系を介して被露光体に投影する露光方法であって、
    前記コンタクトホールパターンからの回折光のうち3光束を前記投影光学系の瞳内で干渉及び結像させ、
    前記マスクはバイナリーマスクであり、前記照明はタンジェンシャル偏光照明かまたは無偏光照明であることを特徴とする露光方法。
  11. 請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の露光方法を行うことができる露光モードを有することを特徴とする露光装置。
  12. 請求項11記載の露光装置を用いて被露光体を露光するステップと、
    前記露光された前記被露光体を現像するステップとを有するデバイス製造方法。
JP2005300662A 2005-10-14 2005-10-14 露光方法及びデバイス製造方法 Expired - Fee Related JP4750525B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005300662A JP4750525B2 (ja) 2005-10-14 2005-10-14 露光方法及びデバイス製造方法
US11/549,279 US7592130B2 (en) 2005-10-14 2006-10-13 Exposure method
US12/539,963 US7947433B2 (en) 2005-10-14 2009-08-12 Exposure method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005300662A JP4750525B2 (ja) 2005-10-14 2005-10-14 露光方法及びデバイス製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2007109969A true JP2007109969A (ja) 2007-04-26
JP2007109969A5 JP2007109969A5 (ja) 2009-01-15
JP4750525B2 JP4750525B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=38035579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005300662A Expired - Fee Related JP4750525B2 (ja) 2005-10-14 2005-10-14 露光方法及びデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7592130B2 (ja)
JP (1) JP4750525B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007311794A (ja) * 2006-05-15 2007-11-29 Advanced Mask Technology Center Gmbh & Co Kg 照射系およびフォトリソグラフィ装置
CN100357864C (zh) * 2005-01-31 2007-12-26 深圳市证通电子股份有限公司 键盘加密方法
JP2009239254A (ja) * 2008-03-03 2009-10-15 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP2010092079A (ja) * 2010-01-27 2010-04-22 Nikon Corp 液晶表示素子の製造方法及び露光装置
JP2011065002A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Toshiba Corp フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム
US8228486B2 (en) 2009-02-26 2012-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Exposing method and device manufacturing method
JP2013201356A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Toshiba Corp 露光方法及びパターン形成方法
US9377677B2 (en) 2009-08-10 2016-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Generating method, creating method, exposure method, and storage medium

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1036123A1 (nl) * 2007-11-13 2009-05-14 Asml Netherlands Bv Inspection method and apparatus, lithographic apparatus, lithographic processing cell and device manufacturing method.
US8739078B2 (en) * 2012-01-18 2014-05-27 International Business Machines Corporation Near-neighbor trimming of dummy fill shapes with built-in optical proximity corrections for semiconductor applications

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0519446A (ja) * 1991-07-11 1993-01-29 Hitachi Ltd 半導体装置又は半導体集積回路装置の製造方法又は露光方法及びそれに用いるマスク
JP2002031883A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置
JP2002261004A (ja) * 2001-01-29 2002-09-13 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 照明及びレチクルの最適化により、印刷ラインの形状歪みを最小化するシステム及び方法
JP2004111678A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Canon Inc 露光方法
JP2005055878A (ja) * 2003-07-23 2005-03-03 Canon Inc マスク及びその製造方法、並びに、露光方法
JP2006511964A (ja) * 2002-12-23 2006-04-06 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド フリップチップ及びフリップチップアセンブリのための選択的アンダーフィル

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3323815B2 (ja) 1998-07-21 2002-09-09 キヤノン株式会社 露光方法及び露光装置
JP3870093B2 (ja) 2002-01-08 2007-01-17 キヤノン株式会社 露光方法及び装置
JP3754934B2 (ja) 2002-04-23 2006-03-15 キヤノン株式会社 マスクパターン及び照明条件の設定方法
EP1429190B1 (en) * 2002-12-10 2012-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Exposure apparatus and method
TWI247339B (en) * 2003-02-21 2006-01-11 Asml Holding Nv Lithographic printing with polarized light
EP1450206B1 (en) * 2003-02-21 2016-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Mask and its manufacturing method, exposure, and semiconductor device fabrication method
JP4886169B2 (ja) 2003-02-21 2012-02-29 キヤノン株式会社 マスク及びその設計方法、露光方法、並びに、デバイス製造方法
JP4612849B2 (ja) * 2005-03-01 2011-01-12 キヤノン株式会社 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0519446A (ja) * 1991-07-11 1993-01-29 Hitachi Ltd 半導体装置又は半導体集積回路装置の製造方法又は露光方法及びそれに用いるマスク
JP2002031883A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置の製造方法および半導体集積回路装置
JP2002261004A (ja) * 2001-01-29 2002-09-13 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 照明及びレチクルの最適化により、印刷ラインの形状歪みを最小化するシステム及び方法
JP2004111678A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Canon Inc 露光方法
JP2006511964A (ja) * 2002-12-23 2006-04-06 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド フリップチップ及びフリップチップアセンブリのための選択的アンダーフィル
JP2005055878A (ja) * 2003-07-23 2005-03-03 Canon Inc マスク及びその製造方法、並びに、露光方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100357864C (zh) * 2005-01-31 2007-12-26 深圳市证通电子股份有限公司 键盘加密方法
JP2007311794A (ja) * 2006-05-15 2007-11-29 Advanced Mask Technology Center Gmbh & Co Kg 照射系およびフォトリソグラフィ装置
JP2009239254A (ja) * 2008-03-03 2009-10-15 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
JP4635085B2 (ja) * 2008-03-03 2011-02-16 株式会社東芝 半導体装置の製造方法
US8293456B2 (en) 2008-03-03 2012-10-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method
US8679731B2 (en) 2008-03-03 2014-03-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device manufacturing method
US8228486B2 (en) 2009-02-26 2012-07-24 Canon Kabushiki Kaisha Exposing method and device manufacturing method
US9377677B2 (en) 2009-08-10 2016-06-28 Canon Kabushiki Kaisha Generating method, creating method, exposure method, and storage medium
JP2011065002A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Toshiba Corp フォトマスクの設計方法およびフォトマスクの設計プログラム
US8423922B2 (en) 2009-09-18 2013-04-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Photomask designing method and photomask designing program
JP2010092079A (ja) * 2010-01-27 2010-04-22 Nikon Corp 液晶表示素子の製造方法及び露光装置
JP2013201356A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Toshiba Corp 露光方法及びパターン形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7947433B2 (en) 2011-05-24
US20070184390A1 (en) 2007-08-09
JP4750525B2 (ja) 2011-08-17
US20100003620A1 (en) 2010-01-07
US7592130B2 (en) 2009-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4750525B2 (ja) 露光方法及びデバイス製造方法
EP1429190B1 (en) Exposure apparatus and method
US6991877B2 (en) Exposure method and apparatus
KR100871505B1 (ko) 노광장치 및 방법
KR100538362B1 (ko) 노광방법 및 장치
US7547502B2 (en) Exposure method
KR100681852B1 (ko) 조명광학계, 노광장치 및 디바이스의 제조방법
US20050280796A1 (en) Illumination optical system and method, and exposure apparatus
JP2006019702A (ja) 照明光学系及び露光装置
US20070287073A1 (en) Lithography systems and methods
JP2005055878A (ja) マスク及びその製造方法、並びに、露光方法
US20060197933A1 (en) Exposure apparatus
JP3997199B2 (ja) 露光方法及び装置
JP3647270B2 (ja) 露光方法及び露光装置
JP5491272B2 (ja) 決定方法、露光方法及びプログラム
JP2006135346A (ja) 露光方法及び装置
JP5225433B2 (ja) 照明光学系及び露光装置
JP2005142599A (ja) 露光方法及び装置
JP2002353098A (ja) 露光方法及び装置
JP2007019564A (ja) 照明光学系、露光装置及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees