JP2007109903A - 発光素子駆動装置及び携帯機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源電圧が低下した状態で光源の発光を行ってもシステムの駆動を維持することができる発光素子駆動装置及び携帯機器を提供すること。
【解決手段】 携帯電話機1に搭載される白色LED18の駆動装置であって、白色LED18を有する光源部20と、携帯電話機1のシステム全体を制御する制御回路23と、光源部20及び制御回路23に電力を供給可能なLiイオン二次電池21と、制御回路23に電力を供給可能でLiイオン二次電池21によって充電可能な電気二重層コンデンサ22と、少なくとも光源部20の発光時に、電気二重層コンデンサ22が制御回路23に電力を供給し、Liイオン二次電池21が光源部20に電力を供給するように電力供給の切り替えを行う第1スイッチ部24と、を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】 携帯電話機1に搭載される白色LED18の駆動装置であって、白色LED18を有する光源部20と、携帯電話機1のシステム全体を制御する制御回路23と、光源部20及び制御回路23に電力を供給可能なLiイオン二次電池21と、制御回路23に電力を供給可能でLiイオン二次電池21によって充電可能な電気二重層コンデンサ22と、少なくとも光源部20の発光時に、電気二重層コンデンサ22が制御回路23に電力を供給し、Liイオン二次電池21が光源部20に電力を供給するように電力供給の切り替えを行う第1スイッチ部24と、を備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えばカメラ機能による撮影時にフラッシュとして機能するLEDを駆動する発光素子駆動装置及びこれを備えた携帯電話機などの携帯機器に関する。
近年、携帯電話機などの携帯機器においてデジタルカメラ機能を備えるものが多く提供されており、撮影時に発光してフラッシュとして機能する光源を有するものがある。このような携帯電話機などでは、電源として充電可能なリチウムイオン二次電池(以下、Liイオン二次電池と称する)が用いられており、光源として白色LED(Light Emitting Diode:発光素子)などが主に用いられている。ここで、電源として用いられるLiイオン二次電池は、通常、携帯電話機に内蔵されて携帯電話機のシステム全体を制御する制御回路を駆動させるために用いられている。
そして、Liイオン二次電池は、光源として使用されるLEDを撮影時にフラッシュとして十分な光量で発光させるため、撮影時に大きな電力を割り当てる必要がある。
そこで、LEDに対してLEDの定格以上の電流を供給して光量を増大させることで必要とするLEDの数を低減し、消費電力を抑える装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−77597号公報(特許請求の範囲、図1)
そこで、LEDに対してLEDの定格以上の電流を供給して光量を増大させることで必要とするLEDの数を低減し、消費電力を抑える装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の携帯機器におけるLEDフラッシュ技術には、以下の課題が残されている。すなわち、上記従来では、電源として用いられているLiイオン二次電池が内部抵抗を有しているので、放出する電流が大きくなるにしたがって電源電圧が低下する。そのため、フラッシュ時に光源であるLEDを大電流で駆動した際、電圧低下によって携帯機器のシステムの駆動を維持できなくなってシャットダウンが発生する可能性があるという不都合がある。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、LEDの発光時に電源電圧が低下した状態でもシステムの駆動を維持することができる発光素子駆動装置及び携帯機器を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明の発光素子駆動装置は、携帯機器に搭載される発光素子の駆動装置であって、前記発光素子を有する光源部と、前記携帯機器のシステム全体を制御する制御部と、前記光源部及び前記制御部に電力を供給可能な電池電源と、前記制御部に電力を供給可能で前記電池電源によって充電可能な蓄電素子と、少なくとも前記光源部の発光時に、前記蓄電素子が前記制御部に電力を供給し、前記電池電源が前記光源部に電力を供給するように電力供給の切り替えを行うスイッチ部と、を備えていることを特徴とする。
この発光素子駆動装置では、光源部の発光の際、蓄電素子が制御部に電力の供給を行うので、発光のために大電流を消費して電池電源の電源電圧が低下した状態となっても、システムの駆動を維持することができる。したがって、シャットダウンを発生させることなく十分な光量で発光を行うことができる。
また、本発明の発光素子駆動装置は、前記電池電源の電圧を検出する電圧検出部を有し、前記スイッチ部が、前記電池電源の電圧が閾値以下であるときに前記電力供給の切り替えを行うことが好ましい。すなわち、この発光素子駆動装置では、電池電源の電圧が所定の閾値以下であるときに発光を行う際、電力供給の切り替えを行い、シャットダウンの発生を回避する。このように、電池電源の電圧が所定の閾値より高いときは発光時に電池電源を優先して使用することで、蓄電素子の充放電回数を低減でき、充電能力の維持を図ることができる。
また、本発明の発光素子駆動装置は、前記蓄電素子が、電気二重層コンデンサであることが好ましい。すなわち、この発光素子駆動装置では、急速充放電が可能であると共に充放電耐用回数が多く、かつ小型で電圧が高い電気二重層コンデンサを用いることで、携帯機器全体の小型化に寄与すると共に、長期の繰り返し使用においても発光素子の発光時に安定してシステムの駆動を行うことができる。
本発明の携帯機器は、発光素子が搭載された携帯機器であって、上記本発明の発光素子駆動装置を備えていることを特徴とする。
この携帯機器では、上記本発明の発光素子駆動装置を備えているので、発光素子に大電流を供給して発光させる場合でも、携帯機器のシステム全体を安定して駆動することができる。
この携帯機器では、上記本発明の発光素子駆動装置を備えているので、発光素子に大電流を供給して発光させる場合でも、携帯機器のシステム全体を安定して駆動することができる。
また、本発明の携帯機器は、カメラ機能を有し、前記発光素子駆動装置が、前記カメラ機能による撮影時に前記発光素子をフラッシュとして発光させることを特徴とする。すなわち、この携帯機器では、LEDフラッシュとして発光素子を搭載しており、上記本発明の発光素子駆動装置で、フラッシュ時に電力供給切替を行うことで、システム全体のシャットダウンを防ぎ、安定してカメラ機能を維持させることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る発光素子駆動装置及び携帯機器によれば、発光のために大電流を消費してもシステムの駆動を維持することができるので、シャットダウンを発生させずに十分な光量の発光を行うことができる。
すなわち、本発明に係る発光素子駆動装置及び携帯機器によれば、発光のために大電流を消費してもシステムの駆動を維持することができるので、シャットダウンを発生させずに十分な光量の発光を行うことができる。
以下、本発明に係る発光素子駆動装置及びこれを備えた携帯機器の第1実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。
本実施形態における携帯電話機(携帯機器)1は、デジタルカメラ機能(以下、カメラ機能と称する)とLEDによるフラッシュ機能とを有する携帯電話機であって、図1に示すように、第1筐体2と、第1筐体2とヒンジ機構3を介して折り畳み自在である第2筐体4と、によって構成されている。
本実施形態における携帯電話機(携帯機器)1は、デジタルカメラ機能(以下、カメラ機能と称する)とLEDによるフラッシュ機能とを有する携帯電話機であって、図1に示すように、第1筐体2と、第1筐体2とヒンジ機構3を介して折り畳み自在である第2筐体4と、によって構成されている。
第1筐体2の携帯電話機1を折り畳んだ際の内面側には、数字キーなどによって構成されて携帯電話機1の操作の入力を行う操作キー部11と、送話音声を入力するマイク12とが設けられている。また、第1筐体2の折り畳んだ際の外面側には、着信状態などを通知するサウンダ13が設けられている。
第2筐体4の携帯電話機1を折り畳んだ際の内面側には、受話音声を出力するスピーカ14と、文字や画像を表示する第1ディスプレイ15とが設けられている。また、第2筐体4の折り畳んだ際の外面側には、第1ディスプレイ15と同様に文字や画像を表示する第2ディスプレイ16と、撮影に使用する対物レンズ17と、この対物レンズ17を用いた撮影時に対物レンズ17による撮影範囲に照明光を照射する白色LED(発光素子)18とが設けられている。
第2筐体4の携帯電話機1を折り畳んだ際の内面側には、受話音声を出力するスピーカ14と、文字や画像を表示する第1ディスプレイ15とが設けられている。また、第2筐体4の折り畳んだ際の外面側には、第1ディスプレイ15と同様に文字や画像を表示する第2ディスプレイ16と、撮影に使用する対物レンズ17と、この対物レンズ17を用いた撮影時に対物レンズ17による撮影範囲に照明光を照射する白色LED(発光素子)18とが設けられている。
対物レンズ17は、カメラ機能の対物光学系を構成する部材であって、第2筐体4の内部に設けられたCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)などの撮像素子(図示略)に被写体からの像を結像するように構成されている。
白色LED18は、図2に示すように、第2筐体4内に設けられたLEDドライバ19によって駆動され、カメラ機能による撮影時にはフラッシュとして使用されると共に、着信や充電状態を通知するように構成されている。このLEDドライバ19は、例えばトランジスタなどの半導体素子を用いた電気回路によって構成されている。これら白色LED18及びLEDドライバ19によって光源部20が構成されている。
白色LED18は、図2に示すように、第2筐体4内に設けられたLEDドライバ19によって駆動され、カメラ機能による撮影時にはフラッシュとして使用されると共に、着信や充電状態を通知するように構成されている。このLEDドライバ19は、例えばトランジスタなどの半導体素子を用いた電気回路によって構成されている。これら白色LED18及びLEDドライバ19によって光源部20が構成されている。
また、携帯電話機1は、第1筐体2または第2筐体4に、システム全体及び白色LED18の駆動システム(発光素子駆動装置)として、図2に示すように、上記光源部20と、Liイオン二次電池(電池電源)21と、Liイオン二次電池21によって充電可能な電気二重層コンデンサ(蓄電素子)22と、携帯電話機1のシステム全体の機能を制御する制御回路(制御部)23と、第1及び第2スイッチ部24、25と、を備えている。また、携帯電話機1には、撮影した画像を記録するメモリ(図示略)と、電波の送受信を行うアンテナ(図示略)と、が設けられている。
上記Liイオン二次電池21は、充電可能な二次電池であって、光源部20及び制御回路23に対して電力を供給してこれらを駆動する。
上記電気二重層コンデンサ22は、Liイオン二次電池21と同様に、充電可能な二次電池である。この電気二重層コンデンサ22は、例えば鉛やカドニウムなどの重金属を使用していないため環境に対する負荷が小さく、また、充放電を物理的な吸着、離脱で行うので化学反応で充放電を行うことと比較して劣化が少ないという特徴を有している。
上記電気二重層コンデンサ22は、Liイオン二次電池21と同様に、充電可能な二次電池である。この電気二重層コンデンサ22は、例えば鉛やカドニウムなどの重金属を使用していないため環境に対する負荷が小さく、また、充放電を物理的な吸着、離脱で行うので化学反応で充放電を行うことと比較して劣化が少ないという特徴を有している。
上記制御回路23は、LEDドライバ19と同様に、半導体素子を用いた電気回路によって構成されており、携帯電話機1による通信を制御する通信制御回路(図示略)やカメラ機能による撮影など携帯電話機としてのシステムを制御する。そして、制御回路23は、操作キー部11で所定の操作を行ってカメラ機能の起動や終了を行うと、第1スイッチ部24に対して切替信号を送信するように構成されている。また、制御回路23は、第2スイッチ部25に対して切替信号を送信することでLiイオン二次電池21による電気二重層コンデンサ22の充電を行うように構成されている。
上記第1スイッチ部24は、LEDドライバ19や制御回路23と同様に、半導体素子を用いた電気回路によって構成されたスイッチ回路であって、Liイオン二次電池21に接続される端子31aと、電気二重層コンデンサ22に接続される端子31bと、LEDドライバ19に接続される端子31cと、制御回路23に接続される端子31dと、他に接続されていない端子31eとによって構成されている。
また、第1スイッチ部24は、制御回路23からの切替信号によって、端子31aと端子31cまたは端子31dとが接続可能であり、端子31bと端子31dまたは端子31eとが接続可能である。ここで、カメラ機能による撮影状態以外の場合において、第1スイッチ部24は、端子31aと端子31dとが接続され、端子31bと端子31eとが接続されている。すなわち、Liイオン二次電池21は第1スイッチ部24を介して制御回路23に接続され、電気二重層コンデンサ22は他に接続されない状態となっている。
上記第2スイッチ部25は、制御回路23や第1スイッチ部24と同様に、半導体素子を用いた電気回路によって構成されたスイッチ回路であって、制御回路23からの切替信号によってLiイオン二次電池21と電気二重層コンデンサ22とを接続するように構成されている。これにより、電気二重層コンデンサ22がLiイオン二次電池21によって充電される。
次に、このような構成を有する携帯電話機1の使用方法について説明する。まず、第1及び第2筐体2、4を拡開して操作キー部11で所定の操作を行うことで電源を投入する。ここで、携帯電話機1を電話機として使用する場合には、この状態で通話操作を行う。通話処理に移行すると、第1筐体2の内部に設けられた制御回路23によって、マイク12に入力された音声信号が、音声データとしてアンテナから送信される。また、アンテナで受信された音声データが、制御回路23によって音声信号としてスピーカ14から出力される。このようにして、電話機として使用される。
続いて、携帯電話機1のカメラ機能を用いた撮影方法について説明する。まず、操作キー部11で所定の操作を行うことで電源を投入し、カメラ機能を起動する。このとき、制御回路23が、第1スイッチ部24に対して切替信号を送信する。これにより、図2の二点鎖線で示すように、第1スイッチ部24が端子31aと端子31dとの接続から端子31aと端子31cとの接続に切り替えると共に、端子31bと端子31eとの接続から端子31bと端子31dとの接続に切り替える。
この第1スイッチ部24による接続の切り替えによって、Liイオン二次電池21が第1スイッチ部24を介してLEDドライバ19に接続され、電気二重層コンデンサ22が第1スイッチ部24を介して制御回路23に接続される。また、制御回路23が、第2スイッチ部25に対して切り替え信号を送信する。これにより、電気二重層コンデンサ22とLiイオン二次電池21とが、接続されない状態となる。
そして、同様に操作キー部11で所定の操作を行うことで、カメラ機能による撮影を行う。このとき、Liイオン二次電池21から電力が供給されているLEDドライバ19が白色LED18を駆動して、白色LED18のフラッシュ発光を行う。対物レンズ17からの入射した光は、CCDによって電気信号に変換される。また、撮影された画像が第1ディスプレイ15に表示された後、操作キー部11で所定の操作を行うことでメモリに保存される。
その後、操作キー部11で所定の操作を行うことで、カメラ機能による撮影を終了する。このとき、上述と同様に、制御回路23が第1スイッチ部24に対して切替信号を送信する。これにより、第1スイッチ部24が端子31aと端子31cとの接続から端子31aと端子31dとの接続に切り替えると共に、端子31bと端子31dとの接続から端子31bと端子31eとの接続に切り替える。この第1スイッチ部24による接続の切り替えによって、Liイオン二次電池21は第1スイッチ部24を介して制御回路23に接続され、電気二重層コンデンサ22は他に接続されない状態となる。以上のようにして、携帯電話機1を用いて撮影を行う。
なお、カメラ機能を起動していない状態において、制御回路23は、第2スイッチ部25に対して切替信号を送信し、電気二重層コンデンサ22とLiイオン二次電池21とを接続状態として、Liイオン二次電池21による電気二重層コンデンサ22の充電を行う。
本実施形態の携帯電話機1によれば、カメラ機能による撮影時においてフラッシュ発光のために大きな電流が光源部20で放出されても、システムの駆動を維持することができる。したがって、シャットダウンの発生を防止し、十分な光量の発光を行うことができる。
また、急速充放電が可能であると共に充放電耐用回数が多く、かつ小型で電圧が高い電気二重層コンデンサ22を用いることで、携帯電話機1全体の小型化に寄与すると共に、長期の繰り返し使用においても白色LED18の発光時に安定してシステムの駆動を行うことができる。
また、急速充放電が可能であると共に充放電耐用回数が多く、かつ小型で電圧が高い電気二重層コンデンサ22を用いることで、携帯電話機1全体の小型化に寄与すると共に、長期の繰り返し使用においても白色LED18の発光時に安定してシステムの駆動を行うことができる。
次に、第2実施形態について、図3及び図4に基づいて説明する。なお、ここで説明する実施形態はその基本的構成が上述した第1実施形態と同様であり、上述の第1実施形態に別の要素を付加したものである。したがって、図3及び図4においては、図2と同一構成要素に同一符号を付し、この説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第2実施形態における携帯電話機40では、Liイオン二次電池21の電圧を検出する電圧検出回路(電圧検出部)41が設けられている点である。
すなわち、第2実施形態における携帯電話機40は、電圧検出回路41がLiイオン二次電池21及び制御回路42にそれぞれ接続されている。この電圧検出回路41は、Liイオン二次電池21の電圧が所定の閾値以下となったときに、制御回路42に対して検出信号を送信するように構成されている。
すなわち、第2実施形態における携帯電話機40は、電圧検出回路41がLiイオン二次電池21及び制御回路42にそれぞれ接続されている。この電圧検出回路41は、Liイオン二次電池21の電圧が所定の閾値以下となったときに、制御回路42に対して検出信号を送信するように構成されている。
また、制御回路42は、電圧検出回路41から検出信号を受信した状態でカメラ機能を起動したときに、第1スイッチ部43に対して切替信号Aを送信するように構成されている。さらに、制御回路42は、電圧検出回路41からの検出信号を受信していない状態でカメラ機能による撮影状態となったときに、第1スイッチ部43に対して切替信号Bを送信するように構成されている。
また、第1スイッチ部43は、Liイオン二次電池21に接続される端子51a及び端子51bと、電気二重層コンデンサ22に接続される端子51cと、他に接続されていない端子51dと、LEDドライバ19に接続される端子51eと、制御回路42に接続される端子51fと、端子51dと同様に他に接続されていない端子51gと、によって構成されている。
また、第1スイッチ部43は、制御回路42からの切替信号によって端子51aと端子51dまたは端子51eと接続可能であり、端子51bと端子51eまたは端子51fと接続可能であり、端子51cが端子51fまたは端子51gと接続可能である。ここで、カメラ機能による撮影状態以外の場合において、第1スイッチ部43は、端子51bと端子51fとが接続され、端子51cと端子51gとが接続されている。すなわち、第1実施形態と同様に、Liイオン二次電池21は第1スイッチ部43を介して制御回路42に接続されており、電気二重層コンデンサ22は他に接続されない状態となっている。
次に、このような構成を有する携帯電話機40を用いた撮影方法について説明する。まず、上述した第1の実施形態と同様に、操作キー部11で所定の操作を行うことでカメラ機能による撮影状態とする。ここで、電圧検出回路41がLiイオン二次電池21の電圧が所定の閾値以下であることを検出している場合には、制御回路42が第1スイッチ部24に対して切替信号Aを送信する。そして、第1スイッチ部43による接続の切り替えによって、図3に二点鎖線で示すように、Liイオン二次電池21は第1スイッチ部43を介してLEDドライバ19に接続され、電気二重層コンデンサ22は第1スイッチ部43を介して制御回路42に接続される。その後、上述した第1の実施形態と同様に、撮影を行った後、操作キー部11で所定の操作を行うことで撮影を終了する。
一方、撮影状態となったときに、電圧検出回路41がLiイオン二次電池21の電圧が所定の閾値よりも高いために閾値以下であることを検出していない場合には、制御回路42が第1スイッチ部24に対して切替信号Bを送信する。そして、第1スイッチ部43による接続の切り替えによって、図4に二点鎖線で示すように、Liイオン二次電池21は第1スイッチ部43を介してLEDドライバ19と制御回路42とに接続され、電気二重層コンデンサ22は他に接続されていない状態となる。そして、上述した第1の実施形態と同様に、撮影を行った後、操作キー部11で所定の操作を行うことで撮影を終了する。
このように構成された携帯電話機40によれば、上述した第1実施形態における携帯電話機1と同様の作用、効果を有するが、Liイオン二次電池21の電圧が所定の閾値以下のときのみ、白色LED18での発光を行うときに電気二重層コンデンサ22でシステムを駆動するので、電気二重層コンデンサ22の充放電回数を低減して充放電による電力効率の低下を抑制することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記各実施形態では、携帯機器として携帯電話機に適用しているが、携帯可能な機器であればよく、PDA(Personal Digital Assistant:携帯情報端末機)のような他の携帯端末機に適用してもよく、デジタルカメラに適用してもよい。
また、カメラ機能による撮影状態時に電力供給の切替を行っているが、発光時にのみ電力供給の切替を行うように構成してもよい。
また、発光素子として白色LEDを用いているが、他の波長の光を放出するLEDを単独または複数組み合わせて用いてもよく、他の発光素子を適用してもよい。
また、カメラ機能による撮影状態時に電力供給の切替を行っているが、発光時にのみ電力供給の切替を行うように構成してもよい。
また、発光素子として白色LEDを用いているが、他の波長の光を放出するLEDを単独または複数組み合わせて用いてもよく、他の発光素子を適用してもよい。
また、電源としてLiイオン二次電池21を用いているが、例えばニッケル水素電池や乾電池のような一次電池など、他の携帯可能な電池電源を適用してもよい。
また、蓄電素子として上述したように小型化等に好適な電気二重層コンデンサ22を用いていることが好ましいが、例えば化学反応で充放電を行う蓄電池のように他の充電可能な電源を適用してもよく、交換可能な一次電池を適用してもよい。
また、本発明の発光素子駆動装置は、上記各実施形態のようにLEDをフラッシュとして使用する場合に好適であるが、その他の用途として液晶ディスプレイのLEDバックライト点灯時や着信状態を通知するためにLEDを発光させるとき等に電力供給の切り替えを行うシステムとして採用しても構わない。
また、蓄電素子として上述したように小型化等に好適な電気二重層コンデンサ22を用いていることが好ましいが、例えば化学反応で充放電を行う蓄電池のように他の充電可能な電源を適用してもよく、交換可能な一次電池を適用してもよい。
また、本発明の発光素子駆動装置は、上記各実施形態のようにLEDをフラッシュとして使用する場合に好適であるが、その他の用途として液晶ディスプレイのLEDバックライト点灯時や着信状態を通知するためにLEDを発光させるとき等に電力供給の切り替えを行うシステムとして採用しても構わない。
1、40…携帯電話機(携帯機器)、18…白色LED(発光素子)、19…LEDドライバ、20…光源部、21…Liイオン二次電池(電池電源)、22…電気二重層コンデンサ(蓄電素子)、23…制御回路(制御部)、24、43…第1スイッチ部、41…電圧検出回路(電圧検出部)
Claims (5)
- 携帯機器に搭載される発光素子の駆動装置であって、
前記発光素子を有する光源部と、
前記携帯機器のシステム全体を制御する制御部と、
前記光源部及び前記制御部に電力を供給可能な電池電源と、
前記制御部に電力を供給可能で前記電池電源によって充電可能な蓄電素子と、
少なくとも前記光源部の発光時に、前記蓄電素子が前記制御部に電力を供給し、前記電池電源が前記光源部に電力を供給するように電力供給の切り替えを行うスイッチ部と、を備えていることを特徴とする発光素子駆動装置。 - 前記電池電源の電圧を検出する電圧検出部を有し、
前記スイッチ部が、前記電池電源の電圧が閾値以下であるときに前記電力供給の切り替えを行うことを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動装置。 - 前記蓄電素子が、電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子駆動装置。
- 発光素子が搭載された携帯機器であって、
請求項1から3のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置を備えていることを特徴とする携帯機器。 - カメラ機能を有し、
前記発光素子駆動装置が、前記カメラ機能による撮影時に前記発光素子をフラッシュとして発光させることを特徴とする請求項4に記載の携帯機器。
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WO2013161883A1 (ja) * | 2012-04-27 | 2013-10-31 | ローム株式会社 | Ledフラッシュモジュール、ledモジュール、及び撮像装置 |
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