JP2007109259A - 小型情報機器の入力方法および入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 文字情報の入力に際して、メインキー、ファンクションキーおよびスクロールキーを多数回押すあるいは複雑な操作を行う煩わしさ、不便さおよび多数回の操作により発生の可能性が高くなる誤操作を解消する小型情報機器の入力方法および入力装置を提供する。
【解決手段】 マトリックス状に配列された文字列(31a)が表示部(3)の表示面(31)に表示され、カーソル(31b)の指示位置が文字列の1文字ごとに指示して表示され、本体部(2)のカーソル式入力部(21)が移動操作されることによりカーソル(31b)の指示位置が文字列(31a)を移動して文字が選択され、カーソル式入力部(21)が入力操作されることにより選択された文字が入力されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、携帯電話機、カーナビゲーション装置、携帯パーソナルコンピューター、携帯式情報端末機等の小型情報機器における、文字情報を入力するための入力方法および入力装置に関する。
小型情報機器を代表する携帯電話機において、文字情報を入力するには、多くの場合、機器本体の操作面上に配置される10箇のメインキー、複数のファンクションキー、スクロールキー等が使用されている。メインキーには、それぞれに1箇の数字、複数箇の仮名文字、複数箇のアルファベット、記号等が割当てられている。
このように構成される携帯電話機において、文字情報を入力する場合、以下のように操作が行われる。すなわち、入力しようとする文字について、まず、ファンクションキーおよび必要に応じてスクロールキーを操作して、その文字の種類、すなわち、仮名(平仮名または片仮名)、アルファベット、数字あるいは記号等の何れかを選択する。つぎに、その文字を割当てられたメインキーを操作する。このメインキーの操作は、割当てられた複数箇の文字の中からその文字に該当するまで、メインキーを複数回押す(ただし、最初に該当する場合は、1回押す。)動作をする。なお、ファンクションキー、スクロールキーおよびメインキーの操作は、表示部に表示される選択された表示あるいは文字を目で確認しながら行われ、該当するものを選択する。
文章などで文字を続けて入力する場合、つぎの文字が同じ種類の文字であるとき、つぎの文字が割当てられたメインキーへ移って入力の操作を行い、この操作を繰返す。つぎの文字の種類が異なるときは、改めてファンクションキーおよび必要に応じてスクロールキーを操作してつぎの文字の種類を選択し、その後、つぎの文字を割当てられたメインキーを操作する。複数箇の文字が入力され、文字列ができた後、単語あるいは語句単位でファンクションキーおよび必要に応じてスクロールキーを操作して漢字変換等を行い、句読点を入力し、これ等の操作を繰返す。
日本語の文章を入力する場合、先ず仮名文字により入力し、その後漢字変換等が行われる。仮名文字は、通常、10箇のメインキーに五十音の1行の文字(ヤ行およびワ行が3文字、その他の行が5文字)がそれぞれ割当てられている。英文あるいはローマ字文を入力する場合、アルファベットは、通常、6箇のメインキーに3箇のアルファベットおよび2箇のメインキーに4箇のアルファベットが割当てられている。
このように文字が割当てられたメインキーにおいて、仮名文字により入力する場合、ア段の仮名文字は、それぞれのメインキーを1回押すことによりその文字を選択することができるが、イ段、ウ段、エ段およびオ段の仮名文字は、それぞれのメインキーを2回、3回、4回および5回押すことにより、漸くその文字を選択することができる。なお、「ぁ」等の一部の小さい文字については、さらに押す必要がある。
アルファベットにより入力する場合、その文字が割当てられたメインキーを1回ないし4回押すことによりその文字を選択することができる。日本語の文章をローマ字で入力する場合、「あ(A)」を入力する場合は1回押すことにより選択できるが、その他の文字では、ア行の文字でも2回以上、その他の行の文字では2箇のメインキーをそれぞれ1回ないし4回押す必要がある。例えば、「そ(SO)」を入力する場合、「S」を割当てられたメインキーを4回、「O」を割当てられたメインキーを4回、すなわち、2箇のメインキーを合計8回押すことにより、漸く「そ」の文字を選択することができる。
このように、メインキー、ファンクションキーおよびスクロールキーを多数回押す文字情報の入力操作において、操作の煩わしさ、不便さおよび可能性が高くなる誤操作を低減し解消するために、以下のような改善策が提案されている。すなわち、特許文献1において、文字列をマトリックス状に配列し、文字を選択するための行カーソルキーおよび列カーソルキーを設けて構成される文字の入力装置が提案されている。マトリックスの1行分を表示部に表示し、行カーソルキーおよび列カーソルキーをそれぞれ1行ずつおよび1文字ずつ移動させる操作により、マトリックスの行方向および列方向の位置を順次移動して文字を選択し、確定キーを操作して文字を入力する入力装置である。
特許文献2において、文字列をマトリックス状に配列し、文字の座標を選択するためのカーソル移動装置すなわち2箇のジョグダイヤルを設けて構成される携帯電話機の情報入力装置が提案されている。2箇のジョグダイヤルすなわち行方向へカーソルを移動させるジョグダイヤルおよび列方向へカーソルを移動させるジョグダイヤルを回動操作して文字を選択し、一方のジョグダイヤルを押してその文字を決定し入力する入力装置である。
特許文献3において、日本語五十音図の行と段とに対応して入力を可能とするキーマトリックス構造を構成し、五十音の各行が割当てられた10箇のメインキーに加えて、五十音の各段を選択するための複数箇の特殊キーおよび濁音あるいは半濁音に変換する等の複数箇の転換キーを新たに設けて構成される移動通信端末機の日本語入力装置および方法が提案されている。ア段の仮名文字はメインキーのみにより選択し、その他の仮名文字は、メインキーにより行を、特殊キーにより段をそれぞれ選択することにより、入力しようとする文字を決定し、その後必要に応じて転換キーを操作し、その文字を決定し入力する入力装置および方法である。
特許文献4において、26文字のアルファベットを主配置文字と副配置文字との2群に区分けし、各群から1文字ずつ合計2文字をそれぞれに割当てられた14箇のメインキーを配置し、それぞれのメインキーにおいて、押している時間の長短により2文字の中の何れかが選択されるように構成される入力方式、入力装置およびプログラムが提案されている。入力しようとするアルファベットを割当てられたメインキーを選択し、そのメインキーの押し時間を見計って、つぎの入力するアルファベットを割当てられたメインキーを選択する操作を繰返す。メインキーを押している時間の長短により、主配置文字群あるいは副配置文字群の何れかが選択的に決定されて入力される入力方式、入力装置およびプログラムである。この入力方式においては、日本語の仮名文字による入力は行えず、ローマ字による入力となる。
特許文献5において、5列3段に配置して一群とするメインキーを上下に2組配置し、26文字のアルファベットの中、パーソナルコンピューター等のキーボードにおいて左手が受持つアルファベットをその配列通りに上部の第1メインキー群に割当て、右手が受持つアルファベットをその配列通りに下部の第2メインキー群に割当てて構成される携帯電話機の入力装置が提案されている。携帯電話機の本体部分を両手で包むように持ち、第1メインキー群のメインキーを左手の第一指(親指)により、第2メインキー群のメインキーを右手の第一指(親指)によりそれぞれ操作して文字入力を行う入力装置および入力方法である。この入力方法においては、特許文献4の場合と同様に、日本語の仮名文字による入力は行えず、ローマ字による入力となる。
特開平6−309083号公報 特開平10−163953号公報 特開2004−62863号公報 特開2006−252534号公報 特開2006−293965号公報
従来の小型情報機器の入力方法および入力装置は以上のように構成されていたため、つぎのような課題が存在していた。すなわち、携帯電話機で代表される小型情報機器における文字情報の入力に際して、メインキー、ファンクションキーおよびスクロールキーを多数回押す煩わしさ、不便さおよび多数回の操作により可能性が高くなる誤操作は、未だ、低減されず解消されていない。
特許文献1に示される文字の入力装置では、マトリックス状に配列された文字列において、マトリックスの行方向および列方向の位置を1行ずつまた1文字ずつ順次移動させる行カーソルキーおよび列カーソルキーを操作し、入力する文字を選択するように構成されている。従って、一文字を選択し入力するために行カーソルキーおよび列カーソルキーをそれぞれ多数回操作する必要がある。少ない箇数のキーにより、文字入力が容易にできる装置であるが、キーを押す操作の回数が逆に増加し、前記の課題は解決されていない。
特許文献2に示される携帯電話機の入力装置では、マトリックス状に配列された文字列において、任意の文字の座標すなわちマトリックスの行および列の位置へ、2箇のジョグダイヤルの一方を行方向、他方を列方向へそれぞれ回動操作して移動し、入力しようとする文字を選択するように構成されている。従って、一文字を選択し入力するには、2箇のジョグダイヤルをそれぞれ1回、合計2回操作する。文字を素早く選択する装置であり、1箇のメインキーを最高5回押す操作をすることは無くなり、前記の課題が可なり改善されている。しかし、本体機器に新たに付加される部材が必要になる。
特許文献3に示される移動通信端末機の日本語入力装置および方法では、マトリックス状に配列された日本語五十音図の文字列において、五十音の各行が割当てられた通常の10箇のメインキーと各段を選択する複数箇の特殊キーとを組合せて操作し、入力しようとする文字を選択するように構成されている。従って、一文字を選択し入力するには、仮名文字のア行を選択する場合はメインキーを1回、その他の仮名文字を選択する場合はメインキーを1回と特殊キーを1回との合計2回、キーを押す操作をする。日本語の仮名入力を容易にする装置および方法であり、1箇のメインキーを最高5回押す操作をすることは無くなり、前記の課題が可なり改善されている。しかし、本体機器に新たな複数箇のキー(特殊キー)が追加して配置され、配置面積を維持してキーの大きさおよび間隔を小さくすればキーの選択を間違う可能性が高くなり、キーの大きさおよび間隔をそのままにして新たに追加すれば操作範囲が広くなり、操作の困難性が高くなる。
特許文献4に示される入力方式、入力装置およびプログラムでは、それぞれに2文字ずつのアルファベットを割当てられた14箇のそれぞれのメインキーにおいて、押している時間の長短により2文字の中の何れかが選択されように構成されている。従って、一文字を選択し入力するには、メインキーに割当てられている2文字が、押している時間の長短のどちらに該当しているかを前以って記憶しておくあるいはその都度判断しながらメインキーを押し、押している時間を調整する必要がある。キーを多数回押す操作、入力ミスの頻発、同一行文字入力のストレス等の課題を解決する入力方式、入力装置およびプログラムであり、メインキーの操作はそれぞれを1回押すだけとなり、前記の課題が改善されている。しかし、メインキーを押している時間を感覚的に推量りながらその長短により文字を選択する方法は、押す操作を繰返して文字を選択する方法と比較して難易度が高く、入力ミスの原因になりやすい。また、日本語を入力する場合はローマ字入力となり、ア行を除くその他の仮名は2文字あるいは3文字のアルファベットにより決まるので、メインキーを2回あるいは3回押す操作が必要であり、改善効果が低くなる。構造的にも、メインキーが従来の10箇から14箇に増加し、特許文献3に示される構成の場合と同様に、キーの選択を間違う可能性が高くなるか、操作の困難性が高くなる。
特許文献5に示される携帯電話機の入力装置では、それぞれ5列3段に配置して一群とする2組のキー群を上下に配置される合計30箇のメインキーにおいて、26文字のアルファベットが、パーソナルコンピューター等のキーボードと同様に、左手が操作するキーを一方のキー群に、右手が操作するキーを他方のキー群に、それぞれ割当てられ、それぞれの群のメインキーが左手あるいは右手の第一指(親指)に操作されて文字入力が行われるように構成されている。従って、文字を入力するには、携帯電話機の本体部分を両手で持ち、両手の第一指のそれぞれが15箇を受持つ合計30箇のメインキーの中から、入力する文字のメインキーを選択して押す。効率的な文字入力方法であり、メインキーの操作はそれぞれを1回押すだけとなり、前記の課題が改善されている。しかし、日本語を入力する場合はローマ字入力となることから、特許文献4に示される構成の場合と同様に、改善効果が低くなる。構造的にも、メインキーの箇数が大幅に増加し、特許文献3に示される構成の場合と同様に、キーの選択を間違う可能性が高くなるか、操作の困難性が高くなる。
この発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、文字情報の入力に際して、メインキー、ファンクションキーおよびスクロールキーを多数回押すあるいは複雑な操作を行う煩わしさ、不便さおよび多数回の操作により発生の可能性が高くなる誤操作を解消する小型情報機器の入力方法および入力装置を提供することを目的とする。
この発明による小型情報機器の入力方法は、マトリックス状に配列された文字列が表示部の表示面に表示され、カーソルの指示位置が文字列の1文字ごとに指示して表示され、本体部のカーソル式入力部が移動操作されることによりカーソルの指示位置が文字列を移動して文字が選択され、カーソル式入力部が入力操作されることにより選択された文字が入力されることを特徴とする。
詳細には、カーソルが位置する文字を含む一部分の文字列が表示面の周辺部に表示されることを特徴とする。
この発明による小型情報機器の入力装置は、本体部および表示部により構成される小型情報機器の本体部において、カーソル式入力部および複数箇のファンクションキーが設けられ、カーソル式入力部が本体部の前後方向へ移動できる前後スライドバーと前後スライドバーに沿って左右方向へ移動できる左右スライドボタンとを設けられ、前後スライドバーがその前後移動により断続的に接触するように、複数箇の前後無接点リレーが本体部の前後方向に設けられ、左右スライドボタンがその左右移動により断続的に接触するように、複数箇の左右無接点リレーが前後スライドバーの左右方向に設けられ、左右スライドボタンが押下げられたときに入力信号を出力するスイッチがそれぞれの左右無接点リレーに設けられて構成されることを特徴とする。
詳細には、前記左右スライドボタンが弾性部材により付勢される突出突起を設けられ、前記前後スライドバーにおいて、複数箇の前記左右無接点リレーのそれぞれの位置に切欠きが形成され、左右スライドボタンの突出突起が前後スライドバーの切欠きへ突出するように構成されていることを特徴とする。
この発明による小型情報機器の入力方法および入力装置は以上のように構成されていることにより、以下のような効果を得ることができる。まず、小型情報機器の入力方法が、マトリックス状に配列された文字列が表示部に表示され、カーソルの指示位置が文字列の1文字ごとに指示して表示され、本体部のカーソル式入力部が移動操作されることによりカーソルの指示位置が文字列を移動して文字が選択され、カーソル式入力部が入力操作されることにより選択された文字が入力される方法であることにより、文字の選択と選択された文字の入力とが、カーソル式入力部における連続した1動作と看做すことができる移動操作および入力操作により行われる。
また、カーソルが位置する文字を含む一部分の文字列が表示面の周辺部に表示される方法であることにより、表示部において、文字を選択するための文字列を示すスペースが狭くなり、入力済みの文字群すなわち語句あるいは文章を表示する広いスペースが確保される。
つぎに、小型情報機器の入力装置が、本体部および表示部により構成される小型情報機器の本体部において、カーソル式入力部および複数箇のファンクションキーが設けられ、カーソル式入力部が本体部の前後方向へ移動できる前後スライドバーと前後スライドバーに沿って左右方向へ移動できる左右スライドボタンとを設けられ、前後スライドバーがその前後移動により断続的に接触するように、複数箇の前後無接点リレーが本体部の前後方向に設けられ、左右スライドボタンがその左右移動により断続的に接触するように、複数箇の左右無接点リレーが前後スライドバーの左右方向に設けられ、左右スライドボタンが押下げられたときに入力信号を出力するスイッチがそれぞれの左右無接点リレーに設けられて構成される装置であることにより、カーソル式入力部の左右スライドボタンが、複数箇の前後無接点リレーおよび複数箇の左右無接点リレーのそれぞれに断続的に接触しながら、前後左右および斜めの方向へ連続的に移動でき、移動した任意の位置で入力信号を出力することができる。
すなわち、マトリックス状に配列された文字列の行が複数箇の前後無接点リレーに割当てられ、列が複数箇の左右導電性セグメントに割当てられることにより、文字列の任意の文字が、左右スライドボタンの前後左右および斜め方向への自在な移動操作により、容易に選択され、選択された位置で、入力操作により入力される。入力操作は移動操作の最終位置を決める操作であり、ほぼ1操作と考えられる移動操作および入力操作により、文字が選択されて入力される。
また、前記左右スライドボタンが弾性部材により付勢される突出突起を設けられ、前記前後スライドバーにおいて、複数箇の前記左右無接点リレーのそれぞれの位置に切欠きが形成され、左右スライドボタンの突出突起が前後スライドバーの切欠きへ突出するように構成されていることにより、左右スライドボタンを左右方向へ移動操作するとき、左右スライドボタンの突出突起が前後スライドバーの切欠きへ突出し、突出による不連続な移動感覚が、操作者に感じられる。さらには、左右スライドボタンの突出突起が前後スライドバーの切欠きへ突出した状態で、左右スライドボタンの移動操作を確実に停止することができる。不連続な移動感覚が文字列の列方向の位置を操作者へ容易に認識させ、文字選択の操作を容易にするとともに、移動操作の確実な停止が選択された文字の入力操作を確実にする。
すなわち、この発明による小型情報機器の入力方法および入力装置によれば、文字情報の入力に際して、メインキー、ファンクションキーおよびスクロールキーを多数回押すあるいは複雑な操作を行うことは無くなり、入力操作の煩わしさ、不便さおよび多数回の操作により発生の可能性が高くなる誤操作を解消することができる。
以下、図面とともにこの発明による小型情報機器の入力方法および入力装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1において、符号1で示すものは小型情報機器を代表する携帯電話機であり、携帯電話機1は本体部2と表示部3とにより構成されている。図1に示す携帯電話機1は、本体部2と表示部3とがそれぞれの一辺において連結され、折畳むことができるように構成され、開かれた状態における内面が示されている。表示部3の内面には、内面の大部分を占有するように、表示面31が設けられている。文字情報の入力時、表示面31には、本体部2の操作により、入力された文字情報、文字列31aおよびカーソル31bが表示されるように構成されている。本体部2の内面には、矩形形状に占有するカーソル式入力部21、カーソル式入力部21の前後に配置される複数箇のファンクションキー22および1箇のスクロールキー23が設けられている。
図1および図2において、前記本体部2は、前記カーソル式入力部21の部分が内表面から掘下げられた凹部2aを形成され、凹部2aの前後方向の両側側壁には、さらに案内溝2bを形成されている。一方の案内溝2bの溝底面(図2(b)では左側の溝底面の場合が示されているが、右側でも溝側面でもよい。)には、複数箇の前後無接点リレー2cが前後方向に配置されている(日本語の仮名のマトリックス状文字配列を文字入力の主体とする場合、行数に対応して10箇の前後無接点リレー2cが等間隔に配置されている。)。凹部2aの底面の外側に位置する本体部2の内部には、ICチップ等で構成される機械部24が収蔵されている。
前記本体部2の凹部2aには、左右スライドボタン212を設けた前後スライドバー211が配置されている。前後スライドバー211は、前記案内溝2bを含む凹部2aの左右幅を長さとし、案内溝2bへ挿入されて左右方向へ配置された状態のままで前後方向Dへ摺動できるように、案内突出部211aが両端に形成された棒状部材である。前後スライドバー211には、内部に長手方向(左右方向)へ空洞部211bが形成され、表面から空洞部211bへ貫通する案内溝211cが空洞部211bに沿って形成されている。空洞部211bの底面には、複数箇の左右無接点リレー211eが長手方向に配置され(日本語の仮名のマトリックス状文字配列を文字入力の主体とする場合、段数に対応して5箇の左右無接点リレー211eが等間隔に配置されている。)、各左右無接点リレー211eの位置に、切欠き211dが形成されている。それぞれの左右無接点リレー211eには、左右スライドボタン212が押下げられたときに入力信号を出力する図示しないスイッチが設けられている。前記前後無接点リレー2cが配置された案内溝2bへ挿入される案内突出部211aには、前後無接点リレー2cと接触する摺動子211fが設けられている。
前記左右スライドボタン212は、ボタン212a、連結軸212b、案内板212cおよび突出突起212dを順次連結し、一体化して構成されている。ボタン212aが前記前後スライドバー211の外面上に、案内板212cが前後スライドバー211の前記空洞部211bにそれぞれ配置され、前後スライドバー211の前記案内溝211cを経て連結軸212bにより連結されている。すなわち、左右スライドボタン212が前後スライドバー211の案内溝211cに沿って左右方向Gへ摺動状態で移動できるように、ボタン212aと案内板212cとが、前後スライドバー211の外表面と空洞部211bの天井面との間の板状部分を挟む状態で、連結されている。左右スライドボタン212は、また、連結軸212bおよび突出突起212dの何れかあるいは両方に、ばね部材あるいはゴム部材等の図示しない弾性部材が組込まれ、突出突起212dの先端部が先端方向へ付勢され、空洞部211bの底面へ接触するように構成されている。
なお、前記本体部2の案内溝2bにおいて、各前記前後無接点リレー2cの位置に切欠きが形成され、この切欠きの位置に対応して、前記前後スライドバー211の案内突出部211aに、弾性部材により付勢される突起を設けて構成されてもよい。
以上のように構成された携帯電話機1において、文字情報の入力が以下のように行われる。すなわち、予め、文字の種類別にマトリックス状に配列された文字列が準備されている携帯電話機1において、起動され、文字情報が入力できるように設定された状態で、まず、本体部2のファンクションキー22を操作し、入力に際して使用する文字の種類、例えば、日本語の仮名、を選択して呼出す。その結果、表示部3の表示面31に、一部分、例えば、図1に示すように、2行の文字列31aおよびカーソル31bが、表示面31の周辺部、例えば、下辺部に表示される。なお、表示面31に表示される一部分の文字列31aは、1行でも3行でも、また4行でもよく、操作者の意思により、任意の行数が選択できるようにプログラムされてもよい。表示される文字列31aの行およびカーソル31bの指示位置は、後述するように、本体部2のカーソル式入力部21における左右スライドボタン212の位置により決定される。例えば、図1に示すように、カーソル式入力部21において、左右スライドボタン212が日本語の仮名の2行2段すなわち「 き」 の位置にある場合、表示面31において、カーソル31bとして2行目の「カ行」および3行目の「サ行」が上下2行に表示され、カーソル31bが「カ行」の「 き」 を指示している。
つぎに、文字情報を入力するには、カーソル式入力部21の左右スライドボタン212を操作し、文字列の行方向へ移動する場合は前後に、列(段)方向へ移動する場合は左右に、また、行および列を同時に移動する場合は斜めに、それぞれ操作して文字を探し選択する。文字列の行方向へ移動する場合は、左右スライドボタン212を前後方向Dへ操作することにより前後スライドバー211が前後へ移動し、前後スライドバー211の摺動子211fが前後無接点リレー2cを移動する。前後無接点リレー2cの移動に合せて、表示面31に表示される文字列31aの行が変化する。すなわち、摺動子211fが接触している前後無接点リレー2cの行が常に第一行に表示されるように、表示面31の表示が変化する。
文字列の列方向へ移動する場合は、左右スライドボタン212を左右方向Gへ操作することにより左右スライドボタン212の突出突起212dが左右無接点リレー211eを移動する。左右無接点リレー211eの移動に合せて、表示面31に表示されるカーソル31bの位置が変化する。すなわち、突出突起212dが接触している左右無接点リレー211eの列の文字をカーソル31bが指示するように、カーソル31bの表示が変化する。左右スライドボタン212を斜め方向へ操作することにより、文字列の行方向および列方向へ同時に移動し、表示面31に表示される文字列31aの行とカーソル31bの位置とが同時に変化する。逆に、仮名文字を探す場合は、表示面31の表示を確認しながら左右スライドボタン212を前後左右あるいは斜めに移動する。
カーソル式入力部21の左右スライドボタン212を移動させる操作において、左右に移動させた場合、左右スライドボタン212の突出突起212dが前後スライドバー211の切欠き211dを通過する際に、不連続な、例えば、回数を数えるような、移動感覚が感じられる。この移動感覚により、表示面31に表示される文字列31aおよびカーソル31bを視覚により認識する変化に、体感的に認識する変化が加わり、より確実な文字の選択が行われる。また、本体部2の案内溝2bと前後スライドバー211の案内突出部211aとの間を同様に構成することにより、前後に移動させた場合に同様な移動感覚を得ることができる。
カーソル式入力部21の左右スライドボタン212を前後左右に移動させて選択された文字は、左右スライドボタン212を押下げることにより、選択された文字の位置にある左右無接点リレー211eに設けられたスイッチが作動して入力信号を出力し、選択された文字が表示面31の所定の位置に表示される。以下同様に、左右スライドボタン212の移動と押下げの操作を繰返して仮名文字を順次入力し、文字情報を入力する。日本語の仮名文字入力において、濁音、半濁音、小文字、片仮名を入力する場合は、従来行われているように、左右スライドボタン212の押下げ操作を複数回繰返すあるいはファンクションキー22を操作することにより、選択する。また、文字情報の中に異なる種類の文字がある場合、従来行われているように、ファンクションキー22を操作して、入力しようとする文字の種類のマトリックス状に配列された文字列を選択して呼出す。入力された文字列は、従来行われているように、適宜漢字変換等が行われる。
カーソル式入力部21の左右スライドボタン212を押下げる入力の操作は、左右スライドボタン212の突出突起212dが前後スライドバー211の切欠き211dに位置する状態で行われる。従って、左右スライドボタン212が僅かではあるが動き難い状態にあり、押下げる位置の確保が容易になり、誤字入力の可能性が低下する。
本発明による小型上方機器の全体を示す平面図である。 本発明による小型上方機器の本体の一部を示す、(a)部分的に破断した平面図、(b)平面図(a)におけるA−A’矢視断面図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 本体部
2a 凹部
2b 案内溝
2c 前後無接点リレー
3 表示部
21 カーソル式入力部
22 ファンクションキー
23 スクロールキー
24 機械部
31 表示面
31a 文字列
31b カーソル
211 前後スライドバー
211a 案内突出部
211b 空洞部
211c 案内溝
211d 切欠き
211e 左右無接点リレー
211f 摺動子
212 左右スライドボタン
212a ボタン
212b 連結軸
212c 案内板
212d 突出突起
D 前後方向
G 左右方向

Claims (4)

  1. マトリックス状に配列された文字列(31a) が表示部(3) の表示面(31)に表示され、カーソル(31b) の指示位置が文字列の1文字ごとに指示して表示され、本体部(2) のカーソル式入力部(21)が移動操作されることによりカーソル(31b) の指示位置が文字列(31a) を移動して文字が選択され、カーソル式入力部(21)が入力操作されることにより選択された文字が入力されることを特徴とする小型情報機器の入力方法。
  2. カーソル(31a) が位置する文字を含む一部分の文字列(31a) が表示面(31)の周辺部に表示されることを特徴とする、請求項1に記載される小型情報機器の入力方法。
  3. 本体部(2) および表示部(3) により構成される小型情報機器の本体部(2) において、カーソル式入力部(21)および複数箇のファンクションキー(22)が設けられ、カーソル式入力部(21)が本体部(2) の前後方向へ移動できる前後スライドバー(211) と前後スライドバー(211) に沿って左右方向へ移動できる左右スライドボタン(212) とを設けられ、前後スライドバー(211) がその前後移動により断続的に接触するように、複数箇の前後無接点リレー(2c)が本体部(2) の前後方向に設けられ、左右スライドボタン(212) がその左右移動により断続的に接触するように、複数箇の左右無接点リレー(211e)が前後スライドバー(211) の左右方向に設けられ、左右スライドボタン(212) が押下げられたときに入力信号を出力するスイッチがそれぞれの左右無接点リレー(211e)に設けられて構成されることを特徴とする小型情報機器の入力装置。
  4. 前記左右スライドボタン(212) が弾性部材により付勢される突出突起(212d)を設けられ、前記前後スライドバー(211) において、複数箇の前記左右無接点リレー(211e)のそれぞれの位置に切欠き(211d)が形成され、左右スライドボタン(212) の突出突起(212d)が前後スライドバー(211) の切欠き(211d)へ突出するように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載される小型情報機器の入力装置。
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