JP2007108081A - スケジュール管理装置、スケジュール連動型タイマー設定システム、タイマー機能保有装置、付加データ提供サーバ、ユーザ属性データ提供サーバ、スケジュール連動型タイマー設定プログラム、および記録媒体 - Google Patents

スケジュール管理装置、スケジュール連動型タイマー設定システム、タイマー機能保有装置、付加データ提供サーバ、ユーザ属性データ提供サーバ、スケジュール連動型タイマー設定プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】スケジュールに基づきタイマーを設定する煩雑な手作業をユーザに与えなくて済むスケジュール管理装置を提供する。
【解決手段】スケジュール管理装置10および家電装置は、通信回線を通じて互いに接続されている。入力部12は、ユーザのスケジュールを管理するためのスケジュールデータの入力を受け付ける。タイマー時刻算出部は、スケジュールデータを使用することによって、家電装置がタイマーに設定するタイマー時刻を算出する。タイマー設定指示部は、算出されたタイマー時刻に基づきタイマーを設定する家電装置に、タイマーを設定するように、通信回線を通じて指示する。タイマー設定指示部による指示に基づき、タイマー設定部が、タイマーに、タイマー時刻算出部によって算出されたタイマー時刻を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザのスケジュールに基づき、各種の装置のタイマーをより柔軟に設定するスケジュール管理装置、スケジュール連動型タイマー設定システム、タイマー機能保有装置、付加データ提供サーバ、ユーザ属性データ提供サーバ、スケジュール連動型タイマー設定プログラム、および記録媒体に関する。
従来、装置の所定の機能をあらかじめ定められた時刻に起動または停止する、いわゆるタイマー機能を有する各種の装置が市販されている。たとえば、通信回線を通じて取得した電子番組表(Electric Program Guide、EPG)に基づき、放送番組の録画予約を設定する装置がある。このような状況において、タイマーを設定する機能に加え、さらに、ユーザのスケジュールを管理する機能を併せ持つ端末装置について、さまざまな形態のものが提案されている。
特許文献1には、ユーザから通知された起床時刻及び利用する交通機関に基づき、当該起床時刻に先立って交通機関の交通情報を抽出して、当該交通情報に応じてユーザが設定した起床時刻を自動再設定するアラームシステムが開示されている。
このシステムでは、ユーザが設定した起床時刻を、各種交通機関の交通情報に対応して、適切な時刻に再設定する。これにより、交通機関の遅延の度合いに応じたアラーム時刻の自動再設定が可能となる。さらに、目覚まし時計への各種センサの接続が不要となる。
特許文献2には、気象に応じた動作時刻から、気象判断部からの予測気象に見合う気象条件の動作時刻を選択し、選択した動作時刻が現在時刻と一致したとき、選択した外部機器を起動する作動時間制御システムが開示されている。
このシステムでは、多数の外部機器の1つ以上を、任意に設定した時刻に起動できる。また、気象情報をBS放送、FM放送、および天気センターのいずれによっても取得できる。
特許文献3には、購入したチケットに付加されている開催日時と開催場所の情報から、チケットに係わるイベントの開催時刻に間に合うように、アラーム発令を行うアラーム発動手段と、現在位置から前記開催場所までのルート検索及び当該ルートでの所要時間を算出するルート検索手段とを備えている携帯端末が開示されている。
ユーザは、この端末にコンサートなどのチケットを登録する。携帯端末は、チケットに係わるイベントの開催日時と開催場所とから、ユーザのスケジュールを管理する。さらに、携帯端末の現在位置からイベントの開催場所まで移動するために要する所要時間を、算出する。
特許文献4には、入力手段によってスケジュールデータが入力された際に、基準となる場所から当該スケジュールデータで示される場所まで移動するのに必要な所要時間を計算する所要時間計算手段と、この所要時間計算手段によって計算された所要時間を当該スケジュールデータに付加して登録する登録手段とを具備したことを特徴とするスケジュール管理装置が開示されている。
この装置は、ユーザに負担を与えることなく、スケジュール間の所要時間を含めて管理できる。
特開2002−303687号公報(2002年10月18日公開) 特開2005−003490号公報(2005年01月06日公開) 特開2005−056166号公報(2005年03月03日公開) 特開平8−249288号公報(1996年09月27日公開)
しかし、遠隔地において管理するスケジュールに基づき、通信回線を通じて、タイマー機能を保有する複数の装置に、タイマーを設定する技術は、知られていない。
たとえば、ユーザは、翌日に出張の予定があり、起床する時刻が普段と異なることがある。このとき、テレビやエアコンなど、所定のタイマー機能を有する装置において、タイマーを再設定する必要が生じることがある。しかし、現状では、ユーザは、最適な時刻を自分で計算し、装置に設定する必要がある。このとき、装置が複数あるなら、各装置にタイマーを手動で設定する必要がある。このような作業は、ユーザにとって面倒である。
ユーザは、タイマー時刻を算出するため、移動時間を、何らかの手段によって求める必要があることもある。このようなとき、ユーザは、たとえば、インターネット上のウェブサイトで調べたり、ソフトウェアを用いて計算したり、時刻表で確認したりする。また、ユーザは、自分の目で時刻表やディスプレイを見るなどして、移動時間を調査したり、あるいは類推したりする。さらに、求めた移動時間に基づき、各装置に設定するタイマー時刻を計算し、各装置に手動で設定する必要がある。
また、ユーザの習慣上、起床時刻の計算に、あらかじめ考慮しておくべき時間も存在しうる。このようなとき、ユーザは、煩雑な作業、あるいは複雑な知的作業を経た上で、移動時間や起床時刻を算出することになる。したがって、求められる時刻は、勢い、不確かなものにならざるを得ない。
また、ユーザは、自宅にある複数のタイマー機能保有装置を、ユーザが帰宅する時刻に起動するように設定することもある。このとき、予定していない残業を行う必要が生じれば、ユーザの帰宅する時刻が、最初の予定よりも遅れることがある。ユーザの帰宅時刻が遅れれば、タイマーの起動する時刻をそれにあわせて遅らせる必要が生ずる。しかしユーザは職場にいるので、遠隔地にある自宅のタイマーを再設定できない。すなわち、自宅にあるタイマー機能保有装置は、ユーザが帰宅する前に起動してしまう。このようにして、ユーザが望まない事態が発生し、無用なストレスをユーザに与えてしまう。
本発明は上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、スケジュールに基づきタイマーを設定する煩雑な手作業をユーザに与えなくて済むスケジュール管理装置、スケジュール連動型タイマー設定システム、タイマー機能保有装置、付加データ提供サーバ、ユーザ属性データ提供サーバ、スケジュール連動型タイマー設定プログラム、および記録媒体を提供することにある。
本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムは、上記の課題を解決するために、通信回線を通じて互いに接続されているスケジュール管理装置およびタイマー機能保有装置を含んでいるスケジュール連動型タイマー設定システムであって、上記スケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールを管理するためのスケジュールデータの入力を受け付けるスケジュール入力手段と、上記入力されるスケジュールデータを使用することによって、上記タイマー機能保有装置がタイマーに設定するタイマー時刻を算出するタイマー時刻算出手段と、上記算出されるタイマー時刻に基づき上記タイマーを設定する上記タイマー機能保有装置に、上記タイマーを設定するように、上記通信回線を通じて指示するタイマー設定指示手段とを備え、上記タイマー機能保有装置は、上記タイマー設定指示手段による指示に基づき、上記タイマーに上記タイマー時刻を設定するタイマー時刻設定手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によると、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置が、ユーザによって入力されるスケジュールに基づき、タイマー機能保有装置のタイマーに設定されるタイマー時刻を算出する。たとえば、ユーザの自宅にあるタイマー機能保有装置のタイマーが、午後7時にクーラー機能を起動するように設定されているとする。このとき、スケジュール管理装置に、ユーザのスケジュールとして1時間の残業予定が入力されたとする。このスケジュールに基づき、スケジュール管理装置は、ユーザが、1時間遅れて帰宅すると判定する。これにより、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーが起動すべきタイマー時刻として、午後7時ではなく、その時刻より残業分の1時間遅い、午後8時を算出する。
スケジュール管理装置は、算出したタイマー時刻、すなわち午後8時をパラメータとして、タイマー機能保有装置に、タイマーを設定するように指示する。これにより、タイマー機能保有装置は、午後7時に起動するように設定されているタイマーのタイマー時刻を、午後8時に設定する。すなわち、タイマー機能保有装置は、スケジュール管理装置が算出した新たなタイマー時刻を、タイマーに設定する。
このように、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、ユーザは、スケジュール管理装置にスケジュールを入力するだけで、このスケジュール管理装置とは物理的に離れているタイマー機能保有装置のタイマーを設定できる。さらに、このとき、タイマー機能保有装置のタイマーには、ユーザのスケジュールを反映した、新たなタイマー時刻が設定される。すなわち、スケジュール連動型タイマー設定システムは、スケジュールに基づきタイマーを設定する煩雑な手作業をユーザに与えなくて済む効果を奏する。さらに、たとえば1台のスケジュール管理装置にユーザがスケジュールを入力するだけで、複数のタイマー機能保有装置のタイマーを設定できる。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムは、付加データ提供サーバをさらに含み、上記スケジュール管理装置は、上記入力されるスケジュールデータを、上記通信回線を通じて上記付加データ提供サーバに送信するスケジュールデータ送信手段と、上記付加データ提供サーバが生成する付加データを取得する付加データ取得手段とをさらに備え、上記付加データ提供サーバは、上記スケジュール管理装置によって送信される上記スケジュールデータをパラメータとして所定のサービス機能を使用することによって、上記スケジュール管理装置が上記タイマー時刻を算出するときに使用する上記付加データを生成する付加データ生成手段を備え、上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、上記取得される付加データも使用することが好ましい。
上記の構成によると、付加データ提供サーバは、スケジュール管理装置から提供されるスケジュールデータをパラメータとして、付加データを生成する。この付加データは、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出するときに使用する、ユーザのスケジュールに関連したユーザの行動に要する所定の時間を表すデータである。付加データ提供サーバは、たとえば、サービス機能としての路線検索サービスを使用することによって、ユーザの移動時間が30分であることを表す付加データを生成する。
上述したように、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、スケジュールデータに加えて、さらに、付加データ提供サーバから取得した付加データも使用する。これにより、スケジュール管理装置は、ユーザの今後の予定の消化に要する時間を加味した、タイマー時刻を算出できる。
このように、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーに設定されるタイマー時刻を、ユーザが求める時刻により近い値として算出できる効果を奏する。すなわち、タイマー機能保有装置のタイマーには、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻が設定される。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバから取得した付加データを使用することによって、タイマー時刻を算出する。このような付加データ提供サーバは、ユーザがたとえば、出発の駅から到着の駅までの移動に要する時間を調べるために使用したなど、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出する上で必要となる付加データを生成したことのあるサーバである。すなわち、この付加データ提供サーバが生成する付加データは、ユーザがかつて活用した何らかの情報を表すデータである。
したがって、このサーバから取得した付加データを使用することによって、スケジュール管理装置は、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザの求める時刻により近いタイマー時刻が設定される効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが利用した上記付加データ提供サーバの履歴を格納している履歴データベースから、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバを検索することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、履歴データベースから、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバを検索する。これにより、スケジュール管理装置は、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバを、確実に特定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが普段よく利用している上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバから取得した付加データを使用することによって、タイマー時刻を算出する。ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバは、ユーザにとって、付加データの生成に関して、より高い信頼を置いているサーバである。すなわち、このような付加データ提供サーバが生成する付加データは、ユーザのスケジュールの実行に要する時間を、より正確に反映しているといえる。したがって、スケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールをより正確に反映したタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置が、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザのスケジュールをより正確に反映したタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが最近新たに利用し始めた上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバから取得した付加データを使用することによって、タイマー時刻を算出する。ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバとは、ユーザにとって、付加データの生成に関して、新たに高い信頼を置き始めたサーバである可能性が高い。すなわち、このような付加データ提供サーバが生成した付加データは、ユーザのスケジュールの実行に要する時間を、より正確に反映している可能性が高い。したがって、スケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールがより正確に反映されている可能性が高いタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置が、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザのスケジュールをより正確に反映した可能性が高いタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データを使用することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、さらに、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データも使用する。このユーザの習慣的行動に関するデータとは、たとえば、「起床してから出発するまでにユーザは30分の準備時間を要する」といった情報を表すデータである。このようなデータを使用することによって、スケジュール管理装置は、ユーザの習慣的行動によって費やされる時間をも加味したタイマー時刻を算出する。したがって、スケジュール管理装置は、単にユーザのスケジュールに基づきタイマー時刻を算出する場合に比べて、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置が、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記ユーザ属性データを格納しているユーザ属性データベースを備えているユーザ属性データ提供サーバをさらに含み、上記スケジュール管理装置は、上記ユーザ属性データを上記ユーザ属性データ提供サーバから取得するユーザ属性データ取得手段をさらに備え、上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、上記取得されるユーザ属性データをさらに使用することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、さらに、ユーザ属性データ提供サーバから取得するユーザ属性データも使用する。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置が、まず、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
さらに、スケジュール管理装置が複数あったとしても、共通するユーザ属性データ提供サーバが、各スケジュール管理装置にユーザ属性データを提供できる。すなわち、ユーザ属性データ提供サーバは、ユーザ属性データを一元的に管理している。これにより、ユーザが新たなユーザ属性データを各スケジュール管理装置にいちいち入力しなくても、ユーザ属性データ提供サーバは、各スケジュール管理装置に新たなユーザ属性データを提供できる。その結果、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置は、新たなユーザ属性データを確実に使用できる。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記ユーザ属性データ提供サーバは、上記通信回線に接続される参考情報データ提供サーバから、上記ユーザ属性データに基づき、ユーザにとって参考になる情報を表す参考情報データを取得する参考情報データ取得手段と、上記取得された参考情報データを上記スケジュール管理装置に送信する参考情報データ送信手段とを備えていることが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザ属性データ提供サーバを経由して、参考情報データを取得する。この参考情報データは、ユーザにとって参考になる情報を表すデータである。たとえば、ユーザ属性データ提供サーバが管理しているユーザ属性データが、「打ち合わせ先の近くに喫茶店があれば、ユーザは立ち寄りたい」という情報を表しているとする。このとき、ユーザ属性データ提供サーバは、このユーザ属性データに基づき、参考情報データ提供サーバから、ユーザが打ち合わせを行う場所の近くにある喫茶店に関する情報を表す参考情報データを取得する。これにより、スケジュール管理装置は、この参考情報データを、ユーザ属性データ提供サーバから取得する。
したがって、スケジュール管理装置は、取得した参考情報データが表す情報、すなわち、ユーザの打ち合わせ先の近くにある喫茶店の情報を、たとえば所定のディスプレイに表示する。この情報を確認したユーザは、たとえば、打ち合わせ場所に早く到着し、喫茶店に立ち寄ることを決める。このように、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、ユーザにとって有益な情報を、ユーザに提供できる効果を奏する。これにより、さらに、ユーザがスケジュールを変更することを、積極的に促すことができる。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記付加データ生成手段は、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所に移動するために要する移動時間を表す付加データを生成することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所に移動するために要する移動時間を加味したタイマー時刻を算出する。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置が、ユーザの移動に要する時間を反映したタイマー時刻を、タイマー機能保有装置のタイマーに設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記タイマー機能保有装置は、上記タイマーを設定するように上記タイマー機能保有装置に指示するゲートウェイ装置を通じてスケジュール連動型タイマー設定システムに接続され、上記タイマー設定指示手段は、上記ゲートウェイ装置に、上記タイマーの設定指示を指示することが好ましい。
上記の構成によると、タイマー機能保有装置は、通信のプロトコル変換を行うゲートウェイ装置を通じて、スケジュール連動型タイマー設定システムに接続されている。このとき、タイマー機能保有装置は、スケジュール管理装置とは異なるプロトコルにしたがって、データの送受信を行っている可能性が高い。したがって、タイマー機能保有装置は、スケジュール管理装置によるタイマーの設定指示を、そのまま問題なく受け入れられない可能性がある。
そこで、ゲートウェイ装置が、スケジュール管理装置によるタイマー設定の指示を受け、プロトコルを変換してから、タイマー機能保有装置に、タイマーの設定を指示する。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システムでは、スケジュール管理装置がタイマー機能保有装置に直接にタイマーの設定を指示できない場合でも、タイマー機能保有装置のタイマーを問題なく設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムでは、さらに、上記スケジュール管理装置および上記タイマー機能保有装置の少なくともいずれかは、移動式携帯端末であることが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置およびタイマー機能保有装置の少なくともいずれかは移動式携帯端末である。したがって、ユーザは、この移動式携帯端末としてのスケジュール管理装置やタイマー機能保有装置を、気軽に持ち歩くことができる。
本発明に係るスケジュール管理装置は、上記の課題を解決するために、通信回線を通じて接続されている、所定のタイマーを備えている所定のタイマー機能保有装置に、上記タイマーの設定を指示するスケジュール管理装置であって、ユーザのスケジュールを管理するためのスケジュールデータを使用することによって、上記タイマーに設定されるタイマー時刻を算出するタイマー時刻算出手段と、上記算出されたタイマー時刻を上記タイマーに設定することを、上記タイマー機能保有装置に指示するタイマー設定指示手段とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザによって入力されるスケジュールに基づき、タイマー機能保有装置のタイマーに設定されるタイマー時刻を算出する。たとえば、ユーザの自宅にあるタイマー機能保有装置のタイマーが、午後7時にクーラー機能を起動するように設定されているとする。このとき、スケジュール管理装置に、ユーザのスケジュールとして1時間の残業予定が入力されたとする。このスケジュールに基づき、スケジュール管理装置は、ユーザが、1時間遅れて帰宅すると判定する。これにより、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーが起動すべきタイマー時刻として、午後7時ではなく、その時刻より残業分の1時間遅い、午後8時を算出する。
スケジュール管理装置は、算出したタイマー時刻、すなわち午後8時をパラメータとして、タイマー機能保有装置に、タイマーを設定するように指示する。これにより、タイマー機能保有装置は、午後7時に起動するように設定されているタイマーのタイマー時刻を、午後8時に設定する。すなわち、タイマー機能保有装置は、スケジュール管理装置が算出した新たなタイマー時刻を、タイマーに設定する。
このように、ユーザは、スケジュール管理装置にスケジュールを入力するだけで、このスケジュール管理装置とは物理的に離れているタイマー機能保有装置のタイマーを設定できる。さらに、このとき、タイマー機能保有装置のタイマーには、ユーザのスケジュールを反映した、新たなタイマー時刻が設定される。すなわち、スケジュール管理装置は、スケジュールに基づきタイマーを設定する煩雑な手作業をユーザに与えなくて済む効果を奏する。さらに、たとえば1台のスケジュール管理装置にユーザがスケジュールを入力するだけで、複数のタイマー機能保有装置のタイマーを設定できる。
本発明に係るスケジュール管理装置は、さらに、上記スケジュールデータをパラメータとして所定のサービス機能を使用することによって、上記タイマー時刻の算出に使用される付加データを生成する付加データ提供サーバから、上記通信回線を通じて、上記付加データを取得する付加データ取得手段を備え、上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、上記取得される付加データも使用することが好ましい。
上記の構成によると、付加データ提供サーバは、スケジュール管理装置から提供されるスケジュールデータをパラメータとして、付加データを生成する。この付加データは、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出するときに使用する、ユーザのスケジュールに関連したユーザの行動に要する所定の時間を表すデータである。付加データ提供サーバは、たとえば、サービス機能としての路線検索サービスを使用することによって、ユーザの移動時間が30分であることを表す付加データを生成する。
上述したように、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、スケジュールデータに加えて、さらに、付加データ提供サーバから取得した付加データも使用する。これにより、スケジュール管理装置は、ユーザの今後の予定の消化に要する時間を加味した、タイマー時刻を算出できる。
このように、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーに設定されるタイマー時刻を、ユーザが求める時刻により近い値として算出できる効果を奏する。すなわち、タイマー機能保有装置のタイマーには、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻が設定される。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバから取得した付加データを使用することによって、タイマー時刻を算出する。このような付加データ提供サーバは、ユーザがたとえば移動時間を測定するために使用したなど、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出する上で必要となる付加データを生成したことのあるサーバである。すなわち、この付加データ提供サーバが生成する付加データは、ユーザがかつて活用した何らかの情報を表すデータである。
したがって、このサーバから取得した付加データを使用することによって、スケジュール管理装置は、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザの求める時刻により近いタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが利用した上記付加データ提供サーバの履歴を格納している履歴データベースから、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバを検索することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、履歴データベースから、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバを検索する。これにより、スケジュール管理装置は、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバを、確実に特定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが普段よく利用している上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、さらに、ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバから取得した付加データも使用する。ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバは、ユーザにとって、付加データの生成に関して、より高い信頼を置いているサーバである。すなわち、このような付加データ提供サーバが生成する付加データは、ユーザのスケジュールの実行に要する時間を、より正確に反映しているといえる。したがって、スケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールをより正確に反映したタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザのスケジュールをより正確に反映したタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記付加データ取得手段は、ユーザが最近新たに利用し始めた上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、さらに、ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバから取得した付加データも使用する。ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバとは、ユーザにとって、付加データの生成に関して、新たに高い信頼を置き始めたサーバである可能性が高い。すなわち、このような付加データ提供サーバが生成した付加データは、ユーザのスケジュールの実行に要する時間を、より正確に反映している可能性が高い。したがって、スケジュール管理装置は、ユーザのスケジュールがより正確に反映されている可能性が高いタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザのスケジュールをより正確に反映した可能性が高いタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データを使用することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、さらに、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データも使用する。このユーザの習慣的行動に関するデータとは、たとえば、「起床してから出発するまでにユーザは30分の準備時間を要する」といった情報を表すデータである。このようなデータを使用することによって、スケジュール管理装置は、ユーザの習慣的行動によって費やされる時間をも加味した、タイマー時刻を算出する。したがって、スケジュール管理装置は、単にユーザのスケジュールに基づきタイマー時刻を算出する場合に比べて、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置は、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記ユーザ属性データを格納しているユーザ属性データベースを備えているユーザ属性データ提供サーバから、上記ユーザ属性データを取得するユーザ属性データ取得手段をさらに備え、上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、上記取得されるユーザ属性データをさらに使用することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置は、タイマー時刻を算出するとき、ユーザ属性データ提供サーバから取得するユーザ属性データを使用する。これにより、スケジュール管理装置は、まず、タイマー機能保有装置のタイマーに、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を設定できる効果を奏する。
さらに、スケジュール管理装置が複数あったとしても、共通するユーザ属性データ提供サーバが、各スケジュール管理装置にユーザ属性データを提供できる。すなわち、ユーザ属性データ提供サーバは、ユーザ属性データを一元的に管理している。これにより、ユーザが新たなユーザ属性データをスケジュール管理装置にいちいち入力しなくても、ユーザ属性データ提供サーバは、各スケジュール管理装置に新たなユーザ属性データを提供できる。その結果、スケジュール管理装置は、新たなユーザ属性データを確実に使用できる。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記タイマー設定指示手段は、上記タイマーを設定するように上記タイマー機能保有装置に指示するゲートウェイ装置に、上記タイマーの設定指示を指示することが好ましい。
上記の構成によると、タイマー機能保有装置は、通信のプロトコル変換を行うゲートウェイ装置に接続されている。このとき、タイマー機能保有装置は、スケジュール管理装置とは異なる通信プロトコルにしたがって、データの送受信を行っている可能性が高い。したがって、タイマー機能保有装置は、スケジュール管理装置によるタイマーの設定指示を、そのまま問題なく受け入れられない可能性がある。
そこで、ゲートウェイ装置が、スケジュール管理装置によるタイマー設定の指示を受け、プロトコルを変換してから、タイマー機能保有装置に、タイマーの設定を指示する。これにより、スケジュール管理装置がタイマー機能保有装置に直接にタイマーの設定を指示できない場合でも、タイマー機能保有装置のタイマーを問題なく設定できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置では、さらに、上記タイマー設定指示手段は、移動式携帯端末としての上記タイマー機能保有装置に、上記タイマーの設定を指示することが好ましい。
上記の構成によると、タイマー機能保有装置は移動式携帯端末である。したがって、スケジュール管理装置は、ユーザが気軽に持ち歩くことができる、この移動式携帯端末としてのタイマー機能保有装置に、タイマーの設定を指示できる効果を奏する。
また、本発明に係るスケジュール管理装置は、さらに、移動式携帯端末であることが好ましい。
上記の構成によると、ユーザが気軽に持ち歩くことができる、移動式携帯端末としてのスケジュール管理装置を実現できる効果を奏する。
本発明に係るタイマー機能保有装置は、上記の課題を解決するために、上述したいずれかのスケジュール管理装置による指示に基づき、タイマーを設定するタイマー設定手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によると、ユーザが手作業でタイマーを設定しなくても、ユーザのスケジュールに基づきタイマーを設定できるタイマー機能保有装置を提供できる効果を奏する。
また、本発明に係るタイマー機能保有装置では、さらに、上記タイマー設定手段は、タイマー機能保有装置に上記タイマーを設定するように指示するゲートウェイ装置を通じて、上記タイマーの設定を指示されることを特徴としている。
上記の構成によると、スケジュール管理装置とは異なる通信プロトコルに従う場合であっても、タイマー設定の指示を問題なく受け入れることができるタイマー機能保有装置を提供できる効果を奏する。
また、本発明に係るタイマー機能保有装置は、さらに、移動式携帯端末であることが好ましい。
上記の構成によると、ユーザが気軽に持ち歩くことができる、移動式携帯端末としてのタイマー機能保有装置を実現できる効果を奏する。
本発明に係る付加データ提供サーバは、上記の課題を解決するために、上述したいずれかのスケジュール管理装置が備えている上記付加データ取得手段が取得する付加データを生成する付加データ生成手段を備えていることを特徴としている。
上記の構成によると、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出するときに使用する付加データをスケジュール管理装置に提供できる付加データ提供サーバを実現できる効果を奏する。
また、本発明に係る付加データ提供サーバでは、さらに、上記付加データ生成手段は、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所に移動するために要する移動時間を表す付加データを生成することが好ましい。
上記の構成によると、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出するときに要する、ユーザの移動時間に関する付加データを、スケジュール管理装置に提供できる付加データ提供サーバを実現できる効果を奏する。
本発明に係るユーザ属性データ提供サーバは、上記の課題を解決するために、上述したスケジュール管理装置が備えている上記ユーザ属性データ取得手段が取得するユーザ属性データを格納しているユーザ属性データベースを備えていることを特徴としている。
上記の構成によると、スケジュール管理装置がタイマー時刻を算出するときに使用するユーザ属性データを、スケジュール管理装置に提供できるユーザ属性データ提供サーバを実現できる効果を奏する。
また、本発明に係るユーザ属性データ提供サーバは、さらに、上記通信回線を通じて接続される参考情報データ提供サーバから、上記ユーザ属性データに基づき、ユーザにとって参考になる情報を表す参考情報データを取得する参考情報データ取得手段と、上記取得される参考情報データを上記スケジュール管理装置に送信する参考情報データ送信手段とを備えていることが好ましい。
上記の構成によると、上述したスケジュール管理装置に参考情報データを提供できるユーザ属性データ提供サーバを実現できる効果を奏する。
なお、上記スケジュール管理装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記スケジュール管理装置をコンピュータにおいて実現するスケジュール連動型タイマー設定プログラム、およびそのスケジュール連動型タイマー設定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係るスケジュール連動型タイマー設定システムは、ユーザの入力したスケジュールを表すスケジュールデータを使用することによって、タイマー機能保有装置がタイマーに設定するタイマー時刻を算出するタイマー時刻算出手段と、上記算出されるタイマー時刻に基づき上記タイマーを設定する上記タイマー機能保有装置に、上記タイマーを設定するように、通信回線を通じて指示するタイマー設定指示手段とを、スケジュール管理装置が備えているため、スケジュールに基づきタイマーを設定する煩雑な手作業をユーザに与えなくて済む効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1から図8を参照して以下に説明する。まず、本実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1について、図2を参照して以下に説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1の構成を示す図である。
(スケジュール連動型タイマー設定システム1の構成)
図2によれば、スケジュール連動型タイマー設定システム1は、2台のスケジュール管理装置10、3台の家電装置30(タイマー機能保有装置)、および1台の付加データ提供サーバ50を含んでいる。
スケジュール管理装置10は、ユーザのスケジュールを管理する装置である。ユーザは、このスケジュール管理装置10に自分のスケジュールを入力する。スケジュール管理装置10は、ユーザが入力したスケジュールに基づきタイマー時刻を算出し、さらに、通信回線5を通じて互いに接続されている家電装置30に、タイマーの再設定を指示する。
家電装置30は、タイマー機能を有する装置である。ここでいう「タイマー機能」とは、あらかじめ設定された所定時刻に、あらかじめ定められた所定動作を開始または停止する機能を意味する。この家電装置30は、たとえば、自宅にあるテレビ、録画装置、あるいはエアコンとして実装できる。家電装置30は図4に示すタイマー35を備え、スケジュール管理装置10による指示に基づき、タイマー35を設定する。
付加データ提供サーバ50は、スケジュール管理装置10がタイマー時刻を算出するときに使用する付加データを生成し、スケジュール管理装置10に提供する。この付加データ提供サーバ50は、所定のサービス機能を有する。これにより、スケジュール管理装置10によるリクエストに応じて、サービス機能を使用することによって、付加データを生成する。なお、付加データ提供サーバ50が有するサービス機能は、特定のプログラム言語に依存しない形態で、好ましくはウェブサービス機能によって提供されているものとする。
(スケジュール連動型タイマー設定システム1の概要)
スケジュール連動型タイマー設定システム1の概要は、次のようなものである。
ユーザは、スケジュール管理装置10に、自分のスケジュールを入力する。たとえば、ユーザは、今日の残業予定は2時間、明日は出張で帰宅しないなど、仕事に関するスケジュールを入力する。このとき、ユーザは、特に、予定を完了するのに要する時間を入力する。スケジュール管理装置10は、入力されるスケジュールに基づき、付加データ提供サーバ50に、タイマー時刻を算出するために必要な付加データの提供をリクエストする。付加データ提供サーバ50は、スケジュール管理装置10から送信されるスケジュールデータをパラメータとして、サービス機能を使用し、付加データを生成する。上述したように、付加データ提供サーバ50が有するサービス機能は、特定のプログラム言語に依存しない形態で、好ましくはウェブサービス機能によって提供されているものとする。
スケジュール管理装置10は、付加データ提供サーバ50から付加データを取得し、この付加データと、入力されたスケジュールを表すスケジュールデータとを使用することによって、家電装置30がタイマー35に設定するタイマー時刻を算出する。スケジュール管理装置10は、家電装置30に、算出したタイマー時刻をパラメータとして、タイマー35を再設定することを指示する。家電装置30は、スケジュール管理装置10による指示に基づき、スケジュール管理装置10が算出したタイマー時刻を、タイマー35に設定する。
このように、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、ユーザのスケジュールの入力を受け付けるスケジュール管理装置10と、タイマー35を設定する家電装置30とが、通信回線5を通じて接続されている。すなわち、スケジュール管理装置10はユーザの手元にある。一方、家電装置30は、ユーザから(すなわちスケジュール管理装置10から)物理的に離れた遠方に存在する。このように、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、スケジュールの管理機能と、タイマー35の設定機能とが、1つの装置に一体化されていない。それにも関わらず、スケジュール管理装置10に入力されるスケジュールに基づき、複数の家電装置30のタイマー35を柔軟に設定できる。
(スケジュール管理装置10の詳細)
スケジュール連動型タイマー設定システム1に含まれる各装置について、さらに詳細に説明する。まず、スケジュール管理装置10について、図1を参照して以下に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスケジュール管理装置10の構成を示すブロック図である。
この図によれば、スケジュール管理装置10は、スケジュール管理部11、入力部12(スケジュール入力手段)、スケジュールデータベース13、付加データ取得部14(スケジュールデータ送信手段、付加データ取得手段)、履歴データベース15、表示部16、ディスプレイ17、通信部18、および、通信管理部19を備えている。
(スケジュール管理部11)
スケジュール管理部11は、入力されたユーザのスケジュールを管理する。さらに、入力部12から入力されたスケジュールデータを、付加データ取得部14に出力する。さらに、家電装置30のタイマー35に設定されるタイマー時刻を算出する。さらに、通信回線5を通じて、家電装置30に、タイマー35の設定を指示する。これらの詳細は後述する。
(入力部12)
入力部12は、ユーザによって入力されるスケジュールを受け付ける。このとき、入力部12は、入力されたスケジュールを表すスケジュールデータを生成する。たとえば、入力されたスケジュールの内容を表すテキストデータと、このスケジュールが入力された時刻とを関連付けたスケジュールデータを生成する。入力部12は、生成したスケジュールデータをスケジュール管理部11に出力する。
(スケジュールデータベース13)
スケジュールデータベース13は、ユーザが入力したスケジュールを表すスケジュールデータを格納している。このスケジュールデータベース13は、スケジュール管理装置10に備えられている、図示しない記憶装置(ハードディスク等)に、あらかじめ用意されている。スケジュール管理部11は、入力部12から入力されるスケジュールデータを、必要に応じて、スケジュールデータベース13に保存する。また、スケジュールデータベース13から古いスケジュールデータを読み出し、入力されるスケジュールデータと比較することによって、家電装置30のタイマー35に設定されるタイマー時刻を変更すべきか否かを判定する。
(付加データ取得部14)
付加データ取得部14は、付加データ提供サーバ50が生成する付加データを取得する。付加データ取得部14は、スケジュール管理部11から入力されるスケジュールデータを、通信部18を通じて付加データ提供サーバ50に送信する。これにより、付加データ取得部14は、付加データ提供サーバ50に、付加データの生成をリクエストする。
(履歴データベース15)
履歴データベース15は、ユーザが過去に利用したサービスの履歴を格納している。このサービスは、たとえばサービスサイトから、ユーザに提供されたものである。このサービスサイトは、たとえば、スケジュール連動型タイマー設定システム1に含まれている付加データ提供サーバ50である。
ユーザは、ウェブブラウザや、他のサービス機能対応アプリケーションを通じて、路線検索サービス等のサービスを提供するサービスサイトを利用する。これにより、ウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションは、履歴データベース15に、ユーザがサービスサイトを通じてサービスを利用した日時と、このサービスを含むウェブページを提供するサービスサイトのアドレス(URL)と、ユーザが利用したサービス機能(好ましくは、ユーザが利用したウェブサービス機能を示すウェブサービスエントリポイント)とを、互いに関連付けて格納する。この履歴データベース15は、上述した付加データ取得部14によって使用される。
なお、スケジュール管理装置10では、スケジュール管理部11および付加データ取得部14が、ウェブブラウザや、あるいは好ましくは、ウェブサービス対応アプリケーションとしての機能を有してもよい。
(表示部16およびディスプレイ17)
表示部16は、所定の情報をディスプレイ17に表示する。このディスプレイ17は、たとえば、液晶ディスプレイであればよい。表示部16は、スケジュール管理装置10の外部から入力されるデータが表す情報を、ディスプレイ17に表示する。たとえば、ユーザが入力したスケジュールを、テキストや画像としてディスプレイ17に表示する。さらに、スケジュール管理装置10の内部において生成されるデータが表す情報を、ディスプレイ17に表示する。たとえば、スケジュール管理部11が算出した、家電装置30のタイマー35に設定されるタイマー時刻をディスプレイ17に表示する。
(通信部18)
通信部18は、通信回線5を通じてデータを送受信する。たとえば、付加データ取得部14から入力されるスケジュールデータを、付加データ提供サーバ50に送信する。さらに、スケジュール管理部11から入力されるタイマー時刻データを、家電装置30に送信する。さらに、付加データ提供サーバ50から送信される付加データを受信し、付加データ取得部14に出力する。さらに、家電装置30から送信される、タイマー35の設定結果(成功または失敗)を示すデータを受信する。
(通信管理部19)
通信管理部19は、通信部18によるデータの送受信を管理する。
以上の構成を取るスケジュール管理装置10は、パーソナルコンピュータのような、いわゆる据え置き型情報端末装置として実現できる。または、携帯電話のような、いわゆる携帯型情報端末装置としても実現できる。
(スケジュール管理部11の詳細)
スケジュール管理装置10が備えるスケジュール管理部11の詳細について、図3を参照して以下に説明する。図3は、スケジュール管理装置10が備えているスケジュール管理部11の詳細を表すブロック図である。この図によれば、スケジュール管理部11は、スケジュール解析部11a、タイマー時刻算出部11b(タイマー時刻算出手段)、およびタイマー設定指示部11c(タイマー設定指示手段)を備えている。
(スケジュール解析部11a)
スケジュール解析部11aは、ユーザが入力するスケジュールを解析する。具体的には、入力部12が生成したスケジュールデータを使用することによって、ユーザのスケジュールを解析する。
たとえば、スケジュール解析部11aは、ユーザのスケジュールとして、打ち合わせの場所、その場所の最寄り駅、打ち合わせの開始時刻、または残業時間を解析する。これにより、スケジュール解析部11aは、家電装置30のタイマー35に設定されているタイマー時刻を変更すべきか否かを判定する。たとえば、ユーザが翌朝、直接、打ち合わせ先に移動するスケジュールを入力したと判定するとき、スケジュール解析部11aは、家電装置30のタイマー35のうち、翌朝に起動するように設定されているタイマー35のタイマー時刻を変更すべきであると判定する。
さらに、ユーザが当初予定していなかった残業が、現在のスケジュールに含まれていると判定するとき、スケジュール解析部11aは、ユーザが帰宅する時刻にあわせて起動する予定のタイマー35について、タイマー時刻を変更すべきであると判定する。
また、ユーザが入力したスケジュールに、連泊に関する情報が含まれているとき、スケジュール解析部11aは、ユーザの自宅にある家電装置30のタイマー35については、タイマー時刻を再設定する必要はないと判定する。さらに、ユーザが、タイマー機能を有する家電装置30として携帯電話を所持しているなら、スケジュール解析部11aは、その携帯電話のタイマー35について、タイマー時刻を変更すべきであると判定する。
(タイマー時刻算出部11b)
タイマー時刻算出部11bは、入力されるスケジュールデータと、付加データ取得部14が取得した付加データとを使用することによって、タイマー35に設定するタイマー時刻を算出する。このとき、タイマー時刻算出部11bは、算出したタイマー時刻を表すタイマー時刻データを生成する。この詳細は後述する。
(タイマー設定指示部11c)
タイマー設定指示部11cは、タイマー時刻算出部11bが算出したタイマー時刻をパラメータとして、家電装置30に、タイマー35を再設定するように指示する。このとき、タイマー設定指示部11cは、通信部18を通じて、タイマー時刻を表すタイマー時刻データと、タイマー35の設定を指示することを表すタイマー設定指示信号とを、家電装置30に送信する。
通信回線5を通じてスケジュール管理装置10に接続されている家電装置30が1台であるとき、タイマー設定指示部11cは、その家電装置30にタイマー35の設定を指示すればよい。一方、通信回線5を通じてスケジュール管理装置10に接続されている家電装置30が複数台であるとき、タイマー設定指示部11cは、たとえばユーザが指定した家電装置30に、タイマー35の設定を指示すればよい。または、ユーザが入力したスケジュールの内容に基づき、複数の家電装置30のうちどの家電装置30にタイマー35の設定を指示するのかを判断し、決定してもよい。
(家電装置30)
スケジュール連動型タイマー設定システム1に含まれる家電装置30について、図4を参照して以下に説明する。図4は、スケジュール連動型タイマー設定システム1に含まれる家電装置30の構成を表すブロック図である。この図によれば、家電装置30は、通信部31、通信管理部32、タイマー設定要求受付部33、タイマー設定部34(タイマー設定手段)、タイマー35、表示部36、およびディスプレイ37を備えている。
(通信部31および通信管理部32)
通信部31は、通信回線5を通じてデータを送受信する。たとえば、スケジュール管理装置10から送信されるタイマー時刻データおよびタイマー設定指示信号を受信し、タイマー設定要求受付部33に出力する。通信管理部32は、通信部31による通信を管理する。
(タイマー設定要求受付部33)
タイマー設定要求受付部33は、スケジュール管理装置10から送信されたタイマー設定指示信号を受け付ける。これにより、タイマー設定要求受付部33は、タイマー設定部34に、受信したタイマー時刻データが表すタイマー時刻を、タイマー35に設定するように指示する。
(タイマー設定部34)
タイマー設定部34は、タイマー設定要求受付部33による指示に基づき、タイマー35に、タイマー時刻算出部11bが算出したタイマー時刻を設定する。さらに、タイマー設定部34は、タイマー35の設定に成功したか失敗したかを示す信号を生成し、通信部31を通じてスケジュール管理装置10に送信する。なお、タイマー設定部34は、タイマー35に設定したタイマー時刻と、このタイマー35に割り当てられている機能(たとえば番組録画開始機能)の名称とを関連付けて、タイマー設定データとして、図示しない記憶部材に保存する。
(タイマー35)
タイマー35は、家電装置30が有する所定の機能をあらかじめ定められた時刻に起動または停止するタイマーである。このタイマー35には、タイマー設定部34によって、所定のタイマー時刻が設定される。これにより、タイマー35は、家電装置30のローカルクロックから取得した現在時刻と、設定されているタイマー時刻とを比較する。もし、現在時刻が、設定されるタイマー時刻に等しくなったと判定するとき、タイマー35は、関連付けられている機能を起動または停止する。
(表示部36およびディスプレイ37)
表示部36は、所定の情報をディスプレイ37に表示する。このディスプレイ37は、たとえば、液晶ディスプレイであればよい。表示部36は、家電装置30に関する情報をディスプレイ37に表示する。たとえば、タイマー35に設定されているタイマー時刻をディスプレイ37に表示する。
なお、家電装置30のタイマー35を設定する機能は、特定のプログラム言語に依存しない形態で、スケジュール管理装置10に提供される。この意味では、タイマー設定サービス機能は、ウェブサービス機能であることが好ましい。
(付加データ提供サーバ50)
スケジュール連動型タイマー設定システム1に含まれる付加データ提供サーバ50について、図5を参照して以下に説明する。図5は、スケジュール連動型タイマー設定システム1に含まれる付加データ提供サーバ50の構成を表すブロック図である。この図によれば、付加データ提供サーバ50は、通信部51、通信管理部52、付加データ生成部53(付加データ生成手段)、およびサービス機能データベース54を備えている。
(通信部51および通信管理部52)
通信部51は、通信回線5を通じてデータを送受信する。たとえば、スケジュール管理装置10から送信されるスケジュールデータを受信し、付加データ生成部53に出力する。通信管理部52は、通信部51による通信を管理する。
(付加データ生成部53およびサービス機能データベース54)
付加データ生成部53は、通信部51が受信したスケジュールデータに基づき、付加データを生成する。この付加データは、上述したように、スケジュール管理装置10がタイマー時刻を算出するために要するものである。付加データ生成部53は、サービス機能データベース54にアクセスすることによって、付加データを生成するために使用するサービス機能を検索する。サービス機能データベース54は、付加データ提供サーバ50がスケジュール管理装置10に提供する各種のサービス機能に関する情報(サービス機能の名前など)を、格納している。
付加データ生成部53は、たとえば、サービス機能データベース54から検索した路線検索サービスを使用することによって、ユーザの移動時間を算出する。このとき、付加データ生成部53は、たとえば、ユーザの移動時間を、1時間であると算出する。なお、付加データ生成部53は、この移動時間を表す付加データを生成する。この付加データは、ユーザが翌朝に起床すべき時刻を、タイマー時刻算出部11bがタイマー時刻として算出するために使用するものである。
付加データ生成部53が使用するサービス機能は、特定のプログラム言語に依存しない形態のものである。その意味では、このサービス機能は、いわゆるウェブサービス機能であることが好ましい。
スケジュール連動型タイマー設定システム1における処理の流れについて、図6を参照して以下に説明する。図6は、スケジュール管理装置10が、家電装置30に、タイマー35の設定を指示するときの処理の流れを説明するフローチャートである。
(スケジュールの入力)
まず、ユーザが、入力部12を通じて、スケジュール管理装置10に自分のスケジュールを入力する。このとき、ユーザは、スケジュールのダブルブッキングがないように、正確なスケジュールを入力する。なお、スケジュール解析部11aは、最新のスケジュールを解析対象とする。これは、ユーザを取り巻く状況が時々刻々と変化し、スケジュールが短時間で次々と変更される事態を想定してのことである。スケジュール解析部11aは、スケジュールが入力されたか否かを判定する(ステップS61)。具体的には、入力部12からスケジュールデータがスケジュール解析部11aに入力されたか否かを判定する。ステップS61における判定結果が「偽」であるとき(No)、スケジュール解析部11aは、スケジュールデータの入力を待機する。
(スケジュールデータの解析)
ステップS61の判定結果が「真」であるとき(Yes)、スケジュール解析部11aは、スケジュールデータを用いて、ユーザの入力したスケジュールを解析する(ステップS62)。たとえば、ユーザの入力したスケジュールに、連泊に関する情報が含まれているか否かを判定する。また、ユーザの入力したスケジュールに、有給に関する情報が含まれているか否かを判定する。このような解析によって、スケジュール解析部11aは、タイマー時刻を変更すべきか否かを判定する(ステップS63)。
(タイマー時刻の算出およびタイマー再設定の指示)
ステップS63の判定結果が「偽」であるとき(No)、スケジュール解析部11aは、スケジュールデータの入力を待機する。一方、ステップS63の判定結果が「真」であるとき(Yes)、タイマー時刻算出部11bが、タイマー35に再設定されるタイマー時刻を算出する(ステップS64)。上述したように、タイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、スケジュールデータに加え、付加データ提供サーバ50から提供される付加データも使用する。この詳細は後述する。つぎに、タイマー設定指示部11cが、算出されたタイマー時刻をパラメータとして、家電装置30にタイマー35の再設定を指示する(ステップS65)。
(タイマー35の再設定)
家電装置30では、通信部31が、タイマー設定指示信号、およびタイマー時刻データを受信する。これにより、タイマー設定部34が、受信したタイマー時刻データが表すタイマー時刻を、タイマー35に再設定する。タイマー設定部34は、タイマー時刻の設定に成功したか否かを示す信号を、通信部31を通じてスケジュール管理装置10に送信する。なお、上述したように、家電装置30におけるタイマー35の再設定機能は、特定のプログラム言語に依存しないサービス機能として、スケジュール管理装置10に提供されている。これにより、スケジュール管理装置10は、タイマー35の設定を指示する先の家電装置30の違いを意識する必要がない。
(設定結果の受信およびユーザへの通知)
スケジュール管理装置10では、タイマー設定指示部11cが、通信部18を通じて、タイマー35の設定結果を受信する(ステップS66)。タイマー設定指示部11cは、この結果に基づき、タイマー35が正常に再設定されたか否かを判定する(ステップS67)。ステップS67における判定結果が「真」であるとき(Yes)、タイマー設定指示部11cは、通信部18を通じて、ユーザが保持するスケジュール管理装置10(携帯電話)に、タイマー35が再設定されたことを通知する(ステップS70)。こうして処理は再びステップS61に戻り、スケジュール解析部11aが、ユーザによる新たなスケジュールの入力を待機する。
(タイマー35の設定の再指示、およびエラー処理)
一方、ステップS67における判定結果が「偽」であるとき(No)、タイマー設定指示部11cは、タイマー35の設定を再び指示すべきか否かを判定する(ステップS68)。ステップS68の判定結果が「真」であるとき(Yes)、処理はステップS65に戻って、タイマー設定指示部11cが、家電装置30にタイマー35を設定するように指示する。一方、ステップS68の判定結果が「偽」であるとき(No)、スケジュール管理装置10は、エラー処理する(ステップS69)。たとえば、表示部16が、スケジュール管理装置10のディスプレイ17に、タイマー35の設定が正常に終了しなかったことを表すテキストメッセージを表示する。
(タイマー35設定の変形例)
スケジュール連動型タイマー設定システム1では、ユーザは、予定外の残業を、スケジュールとしてスケジュール管理装置10に入力することもありうる。このとき、タイマー設定指示部11cは、ユーザの自宅にあるテレビなどの家電装置30に、タイマー35の再設定を指示しなくてもよい。その代わりに、タイマー設定指示部11cは、このテレビに対し、所定のメッセージを表示するように指示してもよい。すなわち、テレビが有する、所定のメッセージを表示する機能を、通信回線5を通じて呼び出す。これにより、タイマー設定指示部11cは、たとえば、ユーザの帰宅が遅れる旨のメッセージを、テレビ画面に表示させる。
上述したように、ステップS61において、スケジュール解析部11aは、スケジュールの入力を判定する。このとき、スケジュール解析部11aは、この判定を、定期的に実行すればよい。または、この判定を、ユーザのスケジュールが入力されるたびに、実行してもよい。
(付加データの生成のリクエスト)
上述したように、付加データ取得部14は、付加データ提供サーバ50から付加データを取得する。さらに、タイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、付加データ取得部14が取得した付加データも使用する。この処理の流れについて、図7を参照して以下に説明する。図7は、家電装置30のタイマー35に設定されるタイマー時刻を、スケジュール管理装置10が算出するときの処理の流れを説明するフローチャートである。
以下に説明する例では、付加データ提供サーバ50が、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所まで移動するときに要する移動時間を表す付加データを生成する。上述したように、スケジュール解析部11aは、付加データ取得部14にスケジュールデータを出力する。これをトリガとして、付加データ取得部14は、まず、付加データの生成をリクエストする先の付加データ提供サーバ50を変更すべきか否かを判定する(ステップS71)。ステップS71における判定結果が「真」であるとき(Yes)、付加データ取得部14は、リクエスト先の付加データ提供サーバ50を変更する(ステップS72)。この処理の詳細については、後述する。
一方、ステップS71における判定結果が「偽」であるとき(No)、付加データ取得部14は、現在リクエスト先として設定されている付加データ提供サーバ50に、付加データの生成をリクエストすることを決定する。いずれにせよ、付加データ取得部14は、リクエストする先に決定した付加データ提供サーバ50に、ユーザの移動時間を表す付加データを生成することをリクエストする(ステップS73)。このとき、付加データ取得部14は、通信部18を通じて、ユーザのスケジュールを表すスケジュールデータを付加データ提供サーバ50に送信する。このスケジュールデータには、ユーザの現在場所に関する情報と、ユーザの移動予定場所に関する情報とが含まれている。さらに、このスケジュールデータには、打ち合わせ開始時間、最寄り駅の住所、打ち合わせ先の住所、および前日の滞在場所の住所に関する情報など、各種の情報を表すデータが含まれていてもよい。
(付加データの生成)
付加データ取得部14からのリクエストに基づき、付加データ提供サーバ50は、ユーザの移動時間を表す付加データを生成する。具体的には、付加データ生成部53が、サービス機能としての路線検索サービスを実行する。なお、このサービス機能は、特定のプログラム言語に依存しない形態で、好ましくはウェブサービス機能によって提供されているものとする。
このとき、付加データ生成部53は、受信したスケジュールデータに含まれている、ユーザの現在場所の最寄り駅の住所、およびユーザの移動予定場所の最寄り駅の住所をパラメータとして、路線検索サービスを実行する。これにより、付加データ生成部53は、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所まで移動するために要する移動時間を算出する。このとき、付加データ生成部53は、算出した移動時間を表す付加データを生成する。付加データ生成部53は、生成した付加データを、通信部51を通じてスケジュール管理装置10に送信する。
付加データ取得部14は、付加データ提供サーバ50からの回答を待機している。このとき、付加データ取得部14は、定期的に、回答を受信したか否かを判定する(ステップS74)。ステップS74における判定結果が「真」であるとき(Yes)、付加データ取得部14は、受信した付加データを、タイマー時刻算出部11bに出力する。すなわち、このとき、付加データ取得部14は、付加データ提供サーバ50から取得した付加データを、タイマー時刻算出部11bに出力する。これにより、タイマー時刻算出部11bは、スケジュール管理装置10に入力されるスケジュールを表すスケジュールデータ、および、付加データ取得部14が付加データ提供サーバ50から取得した付加データとを使用することによって、家電装置30のタイマー35に設定されるタイマー時刻を算出する(ステップS77)。一方、ステップS74における判定結果が「偽」であるとき(No)、付加データ取得部14は、付加データ取得部14の生成を付加データ提供サーバ50に再びリクエストすべきか否かを判定する(ステップS75)。ステップS75における判定結果が「真」であるとき(Yes)、処理はステップS73に戻って、付加データ取得部14は、再び、移動時間の算出、すなわち付加データの生成を、付加データ提供サーバ50にリクエストする。
一方、ステップS75における判定結果が「偽」であるとき(No)、スケジュール管理装置10はエラー処理する(ステップS76)。たとえば、表示部16が、スケジュール管理装置10のディスプレイ17に、付加データの取得が正常に終了しなかったことを表示する。
(タイマー時刻の算出の例)
上述したように、タイマー時刻算出部11bは、タイマー35に設定すべきタイマー時刻を算出するとき、付加データ提供サーバ50から送信された付加データも使用する。たとえば、付加データ提供サーバ50から取得した付加データが、移動時間が1時間であることを表しているとする。さらに、ユーザの翌朝の打ち合わせが、午前9時から始まる予定になっているとする。このとき、タイマー時刻算出部11bは、自宅にある目覚ましタイマー機能を有する家電装置30のタイマー35に設定するタイマー時刻を、午前8時、すなわち、ユーザの打ち合わせ開始時刻よりも、移動時間の1時間分だけ早い時刻であると算出する。
また、ユーザが、2時間の残業予定があることを、現在のスケジュールとして入力したとする。このとき、付加データ提供サーバ50から取得した付加データが、ユーザの移動時間を30分であることを表しているとする。このとき、タイマー時刻算出部11bは、さらに2時間30分(残業の2時間と、移動時間の30分との合算)遅いタイマー時刻を算出する。すなわち、現在のタイマー時刻が午後7時であったとすれば、タイマー時刻算出部11bは、新たなタイマー時刻として、午後9時30分を算出する。
なお、付加データ生成部53は、付加データを生成するとき、路線検索サービスに限らず、サービス機能としての交通情報サービスまたは天気情報サービスを使用してもよい。さらに、複数の異なるサービス機能を、適宜組み合わせて使用してもよい。いずれにせよ、付加データ生成部53は、スケジュール管理装置10が要する付加データを、適切なサービス機能を少なくとも1つ使用することによって生成すればよい。なお、これらのサービス機能も、特定のプログラム言語に依存しない形態で、好ましくはウェブサービス機能によって提供されているものとする。
(リクエスト先の付加データ提供サーバ50の変更)
付加データ取得部14は、あらかじめ定められた付加データ提供サーバ50を使用することに限らず、付加データの生成をリクエストする先の付加データ提供サーバ50を、柔軟に変更できる(ステップ72における処理)。この処理の流れについて、図8を参照して以下に説明する。図8は、付加データの生成をリクエストする先の付加データ提供サーバ50を、他のサーバに変更するときの処理の流れを説明するフローチャートである。
(現在のサービスサイトのURLの抽出)
スケジュール管理装置10では、付加データの生成をリクエストする先の付加データ提供サーバ50に関する情報が、事前に、図示しないメモリに格納されている。この付加データ提供サーバ50は、ユーザが普段よく利用しているサービス機能を提供するサーバである。この普段よく利用している付加データ提供サーバ50を、この付加データ提供サーバ50とは異なる他の付加データ提供サーバ50に変更するとき、付加データ取得部14は、まず、履歴データベース15にアクセスする(ステップS81)。つぎに、付加データ取得部14は、履歴データベース15から、ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバ50とは異なる付加データ提供サーバ50のURLを、抽出する(ステップS82)。
これにより、付加データ取得部14は、抽出したURLが表す付加データ提供サーバ50によって提供されるサービス機能に関する情報を、通信回線5を通じて検索する(ステップS83)。このとき、付加データ取得部14は、UDDI(Universal Description Discovery and Integration)やWDSL(Web Service Description Language)などの、一般的なウェブサービス機能提供インフラストラクチャーを使用する。付加データ取得部14は、上記の抽出したURLが表す付加データ提供サーバ50に、このインフラを通じてアクセスして、アクセスした付加データ提供サーバ50が提供しているサービス機能に関する情報を取得する。このとき、付加データ取得部14は、たとえば、サービス機能を説明するテキストデータを取得する。
(サービス機能のフィルタリング)
抽出したURLが表す付加データ提供サーバ50が、必ずしも、ユーザの求めるサービス機能を提供しているとは限らない。そこで、付加データ取得部14は、検索したサービス機能に関する情報から、ユーザの求めるサービス機能をフィルタリングする(ステップS84)。たとえば、付加データ取得部14は、上述したテキストデータから、ユーザが求めるサービス機能を説明するテキストを取得する。付加データ取得部14は、このテキストから、ユーザが求めるサービス機能を表す所定のキーワードを検索する。このキーワードが、サービス機能を説明するテキストに含まれていると判定するとき、付加データ取得部14は、検索したサービス機能を、ユーザが求めるものであると判定する。
または、検索したサービス機能を利用するときに要するパラメータが、ユーザが求めるサービス機能を利用するときに要するパラメータと一致しているか否かを判定する。パラメータが互いに一致すると判定するとき、付加データ取得部14は、検索したサービス機能を、ユーザが求めるものであると判定する。
(サービスサイトの名前の提供)
サービス機能をフィルタリングした結果、付加データ取得部14は、検索したサービス機能に、ユーザが求めるものがあるか否かを判定する(ステップS85)。ステップS85の判定結果が「真」であるとき(Yes)、表示部16は、このサービス機能を提供するサービスサイトの名前を、ディスプレイ17に表示する(ステップS86)。このとき、サービスサイトの名前をユーザに提供することがポイントである。すなわち、ユーザは、普段、サービスサイトの名前になじんでいる。一方、サービス機能の名前、およびその機能の説明については、普段、あまりなじんでいない。
したがって、スケジュール管理装置10がサービス機能の名前または説明テキストを、ユーザに提供したとしても、ユーザは、その機能について、即座に理解できるとは限らない。一方、サービスサイトの名前については、普段からよく目にし、親しんでいる。すなわち、ユーザは、ディスプレイ17に表示されるサービスサイトの名称をチェックすれば、このサービスサイトが提供するサービス機能の内容について、容易に理解できる。たとえば、最近使用している路線検索のサイトであることを、即座に認識できる。
付加データ取得部14は、提示した付加データ提供サーバ50を、ユーザが選択するか否かを判定する(ステップS87)。ステップS87における判定結果が「真」であるとき(Yes)、付加データ取得部14は、付加データの生成をリクエストする先の付加データ提供サーバ50を変更する(ステップS88)。具体的には、図示しないメモリに格納されている、これまでのリクエスト先の付加データ提供サーバ50に関する情報を、ユーザが選択した付加データ提供サーバ50に関する情報に置き換える。一方、ステップS87における判定結果が「偽」であるとき(No)、付加データ取得部14は付加データ提供サーバ50を変更しない。すなわち、図8に示す処理は、そのまま終了する。
(本実施形態の作用効果)
以上のように、スケジュール管理装置10は、ユーザによって入力されるスケジュールに基づき、家電装置30のタイマー35に設定されるタイマー時刻を算出する。たとえば、ユーザの自宅にある家電装置30のタイマー35が、午後7時にクーラー機能を起動するように設定されているとする。このとき、スケジュール管理装置10に、ユーザのスケジュールとして、1時間の残業予定が入力されたとする。このスケジュールに基づき、タイマー時刻算出部11bは、ユーザが、1時間遅れて帰宅すると判定する。これにより、タイマー時刻算出部11bは、家電装置30のタイマー35が起動すべきタイマー時刻として、午後7時ではなく、その時刻より残業分の1時間遅い、午後8時を算出する。
タイマー設定指示部11cは、算出されたタイマー時刻、すなわち午後8時をパラメータとして、家電装置30に、タイマー35を設定するように指示する。これにより、タイマー設定部34は、午後7時に起動するように設定されているタイマー35のタイマー時刻を、午後8時に設定する。すなわち、タイマー設定部34は、タイマー時刻算出部11bが算出した新たなタイマー時刻を、タイマー35に設定する。
このように、ユーザがスケジュール管理装置10にスケジュールを入力するだけで、このスケジュール管理装置10とは物理的に離れている家電装置30のタイマー35が設定される。さらに、このとき、家電装置30のタイマー35には、ユーザのスケジュールを反映した、新たなタイマー時刻が設定される。すなわち、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、スケジュールに基づきタイマー35を設定する煩雑な手作業をユーザに与えなくて済む。さらに、たとえば1台のスケジュール管理装置10にユーザがスケジュールを入力するだけで、複数の家電装置30のタイマー35を設定できる。
また、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、付加データ提供サーバ50が、スケジュール管理装置10から提供されるスケジュールデータをパラメータとして、付加データを生成する。この付加データは、スケジュール管理装置10がタイマー時刻を算出するときに使用する、ユーザのスケジュールに関連したユーザの行動に要する所定の時間を表すデータである。付加データ提供サーバ50は、たとえば、サービス機能としての路線検索サービスを使用することによって、ユーザの移動時間が30分であることを表す付加データを生成する。
上述したように、タイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、スケジュールデータに加えて、さらに、付加データ提供サーバ50から提供された付加データも使用する。これにより、タイマー時刻算出部11bは、ユーザのスケジュールに関連したユーザの行動に要する所定の時間を加味した、タイマー時刻を算出できる。
このように、タイマー時刻算出部11bは、タイマー35に設定されるタイマー時刻を、ユーザが求める時刻により近い値として算出できる。すなわち、家電装置30のタイマー35には、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻が設定される。
さらに、付加データ取得部14は、履歴データベース15から、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバ50を検索する。これにより、付加データ取得部14は、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバ50を、確実に特定できる。
〔実施形態2〕
本発明に係る第2の実施形態について、図9および図10を参照して以下に説明する。まず、本実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1aについて、図9を参照して以下に説明する。図9は、本発明の他の実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1aの構成を示す図である。
(スケジュール連動型タイマー設定システム1aの構成)
この図によれば、スケジュール連動型タイマー設定システム1aは、1台のスケジュール管理装置10、1台のスケジュール管理装置10a、3台の家電装置30、および1台の付加データ提供サーバ50を含んでいる。
スケジュール連動型タイマー設定システム1aは、スケジュール管理装置10aを含んでいることを特徴とする。このスケジュール管理装置10aは、スケジュール管理装置10の基本的な構成に加えて、さらに、ユーザ属性データベース20を備えている。ユーザ属性データベース20を使用することによって、スケジュール管理装置10aは、タイマー35に設定されるタイマー時刻を算出するとき、ユーザの属性をも考慮する。これにより、ユーザがタイマー35に設定したいと望む時刻により近いタイマー時刻を算出できる。
(スケジュール管理装置10aの構成)
スケジュール管理装置10aについて、図10を参照して以下に説明する。図10は、本発明の他の実施形態に係るスケジュール管理装置10aの構成を示すブロック図である。この図によれば、スケジュール管理装置10aは、スケジュール管理装置10が備えている各部材に加えて、さらに、ユーザ属性データベース20を備えている。
(ユーザ属性データベース20)
ユーザ属性データベース20は、ユーザに関する属性(ユーザ属性)を表すユーザ属性データを格納している。このユーザ属性データは、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいる、たとえば、ユーザが起床してから、出発するまでに要する準備時間に関する情報を表すデータを含んでいる。さらに、ユーザは打ち合わせ場所に打ち合わせ開始の30分前には到着しておきたいと望んでいることに関する情報を表すデータを、含んでいる。ユーザ属性データベース20は、これらの情報を表すユーザ属性データを、たとえば、テキストデータとして格納している。
(ユーザ属性データの生成)
スケジュール管理装置10aでは、ユーザが、ユーザに関する属性を入力部12を通じて入力する。これにより、入力部12は、入力されたユーザ属性を受け付け、このユーザ属性を表すユーザ属性データを生成する。入力部12は、生成したユーザ属性データをスケジュール管理部11に出力する。スケジュール管理部11は、入力されるユーザ属性データを、ユーザ属性データベース20に保存する。スケジュール管理部11のタイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、上述したスケジュールデータおよび付加データに加え、このユーザ属性データも使用する。
(ユーザ属性データを使用したタイマー時刻算出の例)
タイマー時刻算出部11bが、ユーザ属性データを使用することによってタイマー時刻を算出する例を、以下に説明する。まず、付加データ取得部14が、付加データ提供サーバ50から、ユーザの移動時間が1時間であることを表す付加データを取得したとする。さらに、ユーザのスケジュールによると、ユーザの打ち合わせが、午前9時から始まるとする。さらに、ユーザ属性データによると、ユーザが起床してから、出発するまでに要する準備時間が30分であるとする。さらに、ユーザは、予定時刻より30分早く、現地に到着することを決めており、このことをあらかじめ、ユーザ属性としてスケジュール管理装置に登録している。すなわち、スケジュール管理装置は、ユーザが予定時刻より30分早く現地に到着することを表すユーザ属性データを、ユーザ属性データベース20に事前に記憶している。
このとき、タイマー時刻算出部11bは、打ち合わせ開始時刻である午前9時から、ユーザが移動に要する1時間、ユーザが準備に要する30分、およびユーザがこの時間だけ早く到着したいと考えている30分、をそれぞれ減算することによって、ユーザが起床すべき時刻を、午前7時であると算出する。これにより、タイマー時刻算出部11bは、ユーザの自宅にある、目覚ましタイマー機能を有する家電装置30に、午前7時にタイマー35を起動する設定を指示する。
(本実施形態の作用効果)
以上のように、本実施形態では、タイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データも使用する。このユーザの習慣的行動に関するデータとは、たとえば、「起床してから出発するまでにユーザは30分の準備時間を要する」といった情報を表すデータである。このようなデータを使用することによって、タイマー時刻算出部11bは、ユーザの習慣的行動によって費やされる時間をも加味した、タイマー時刻を算出する。したがって、スケジュール管理装置10aは、単にユーザのスケジュールに基づきタイマー時刻を算出する場合に比べて、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置10aは、家電装置30のタイマー35に、ユーザにとってより都合のよいタイマー時刻を設定できる。
〔実施形態3〕
本発明に係る第3の実施形態について、図11および図12を参照して以下に説明する。
まず、本実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1bについて、図11を参照して以下に説明する。図11は、本発明のさらに他の実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1bの構成を示す図である。この図によれば、スケジュール連動型タイマー設定システム1bは、2台のスケジュール管理装置10、3台の家電装置30、1台の付加データ提供サーバ50、および1台のユーザ属性データ提供サーバ70を含んでいる。
このとき、スケジュール連動型タイマー設定システム1bは、ユーザ属性データ提供サーバ70を含んでいることを特徴とする。このユーザ属性データ提供サーバ70は、上述したユーザ属性データを、通信回線5を通じてスケジュール管理装置10に提供する。これにより、ユーザ属性データベース20を有しないスケジュール管理装置10も、ユーザ属性を考慮に入れたタイマー時刻を算出できる。
(ユーザ属性データ提供サーバ70の構成)
ユーザ属性データ提供サーバ70について、図12を参照して以下に説明する。図12は、スケジュール連動型タイマー設定システム1bに含まれるユーザ属性データ提供サーバ70の構成を示すブロック図である。この図によれば、ユーザ属性データ提供サーバ70は、通信部71、通信管理部72、ユーザ属性データベース73、および参考情報データ取得部74を備えている。
(通信部71および通信管理部72)
通信部71は、通信回線5を通じてデータを送受信する。たとえば、スケジュール管理装置10から送信される、ユーザ属性データをリクエストする信号を受信する。さらに、ユーザ属性データをスケジュール管理装置10に送信する。通信管理部72は、通信部71による通信を管理する。
通信部71は、ユーザ属性データベース73からユーザ属性を表すユーザ属性データを読み出し、スケジュール管理装置10に送信する。ユーザ属性データベース73は、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データを格納している。たとえば、ユーザが起床してから、出発するまでに要する準備時間に関する情報を表すデータを、ユーザ属性データとして格納している。さらに、ユーザが、打ち合わせ場所に打ち合わせ開始の30分前には到着しておきたいと望んでいることに関する情報を表すデータを、ユーザ属性データとして格納している。ユーザ属性データベース20は、これらのユーザ属性データを、たとえば、テキストデータとして格納している。
ユーザ属性データベース73は、さらに、次のような情報を表すユーザ属性データも格納している。たとえば、ユーザは打ち合わせ先の近くに喫茶店があれば立ち寄りたい、ということを表すユーザ属性データを格納している。さらに、ユーザは打ち合わせ先の近くに仕事に関係するイベントやセミナーがあれば立ち寄りたい、ということを表すユーザ属性データを格納している。
(参考情報データ取得部74)
参考情報データ取得部74は、ユーザ属性データベース73に格納されているユーザ属性データを読み出す。これにより、参考情報データ取得部74は、読み出したユーザ属性データをパラメータとして、図示しない参考情報データ提供サーバから、ユーザにとって参考になる情報を表す参考情報データを取得する。
たとえば、参考情報データ取得部74は、ユーザが喫茶店に立ち寄りたいとするユーザ属性データに基づき、参考情報データ提供サーバから、ユーザが打ち合わせを行う場所の近くにある喫茶店に関する情報を表す参考情報データを取得する。参考情報データ取得部74は、取得した参考情報データをスケジュール管理装置10に送信する。これにより、スケジュール管理装置10では、表示部16が、参考情報データ取得部74から提供される、喫茶店に関する情報を、ディスプレイ17に表示する。この情報を確認したユーザは、たとえば、打ち合わせ場所に早く到着し、喫茶店に立ち寄ることを決める。
(参考情報データの他の例)
ユーザ属性データ提供サーバ70は、ユーザの打ち合わせ場所の近くに、書店が存在するという情報を表す参考情報データも、スケジュール管理装置10に提供できる。さらに、ユーザの打ち合わせ場所の近くでセミナーが開催されているという情報を表す参考情報データも、スケジュール管理装置10に提供できる。スケジュール管理装置10は、これらの参考情報データが表す情報を、ディスプレイ17に表示する。これらの情報をディスプレイ17において確認したユーザは、たとえば、打ち合わせ前後のスケジュールを変更する。このように、スケジュール管理装置10は、ユーザの行動を最適化するように促すことができる。
また、ユーザ属性データ提供サーバ70は、スケジュール連動型タイマー設定システム1bに含まれている、複数のスケジュール管理装置10に、ユーザ属性データを提供できる。すなわち、ユーザ属性データ提供サーバ70は、ユーザ属性データを一元的に管理する。これにより、ユーザは、各スケジュール管理装置10に、ユーザ属性をそれぞれ登録する必要がない。すなわち、ユーザが新たなユーザ属性データをいちいち入力しなくても、各スケジュール管理装置10は、新たなユーザ属性データを確実に使用できる。
〔実施形態4〕
本発明に係る第4の実施形態について、図13を参照して以下に説明する。
図13は、本発明のさらに他の実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システム1cの構成を示す図である。この図によれば、スケジュール連動型タイマー設定システム1cは、2台のスケジュール管理装置10、3台の家電装置30、1台の付加データ提供サーバ50、1台のユーザ属性データ提供サーバ70、および1台のゲートウェイ装置90を含んでいる。
スケジュール連動型タイマー設定システム1cにおいて、各家電装置30は、ゲートウェイ装置90に接続されている。そのため、各家電装置30は、いずれも、ゲートウェイ装置90を通じてスケジュール管理装置10に接続されている。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システム1cでは、スケジュール管理装置10は、家電装置30のタイマー35の設定を、家電装置30の代わりにゲートウェイ装置90に指示する。ゲートウェイ装置90は、スケジュール管理装置10から指示された、タイマー35の設定指示を、スケジュール管理装置10の代わりに実行する。すなわち、ゲートウェイ装置90が、タイマー35にタイマー時刻を設定するように、家電装置30に指示する。
このように、各家電装置30は、通信のプロトコル変換を行うゲートウェイ装置90に接続されている。すなわち、家電装置30は、スケジュール管理装置10とは異なるプロトコルにしたがって、データの送受信を行っている可能性が高い。したがって、家電装置30は、スケジュール管理装置10によるタイマー35の設定指示を、そのまま問題なく受け入れられない可能性がある。
そこでゲートウェイ装置90が、スケジュール管理装置10によるタイマー35設定の指示を受け、プロトコルを変換してから、家電装置30に、タイマー35の設定を指示する。これにより、スケジュール管理装置10が家電装置30に直接にタイマー35の設定を指示できない場合であっても、家電装置30のタイマー35を問題なく設定できる。
(従来技術との対比)
本発明と、上記の従来技術(特許文献1〜4)とは、目的または構成が異なる。すなわち、本発明が解決しようとする課題は、ユーザが入力したスケジュールデータに基づき、家電装置30のタイマー35を柔軟に設定することである。たとえば、会社にあるスケジュール管理装置10に入力した、翌日の出張予定に連動して、何時に起床すれば目的地に時間通りに到着できるかを、ユーザの習慣に依存する時間も勘案した上で逆算し、自宅にある複数の家電装置30のタイマー35(アラーム)を自動で設定することである。一方、特許文献1〜4は、このような課題を解決するためになされたものではない。
すなわち、特許文献1では、ユーザは、起床時刻および利用する交通機関を、目覚まし機能を有するクライアントに対して入力する。しかし、本発明では、家電装置30が複数あったとしても、ユーザは、各装置に、タイマー時刻を手動で入力する必要はない。このように、両者は、明らかに目的が異なっている。
特許文献2では、気象情報によって多数の機器の一つ以上を任意に設定した時刻に作動させることを目的としている。一方、本発明では、翌日の出張予定や突発的な残業など、ユーザのスケジュールに対応して、家電装置30のタイマー35を、自動で設定できる。このように、両者は、明らかに目的が異なっている。
特許文献3で利用されているサービスは単一のチケット販売サービスに固定されている。また、利用されている端末もチケット購入用の単一の端末である。一方、本発明では、複数のスケジュール管理装置10に入力されるスケジュールデータに対応して、複数の家電装置30のタイマー35を、自動で設定できる。さらに、組み合わせる付加データ提供サーバ50も、ユーザの行動に合わせて、自動で選択する。このように、両者は、明らかに目的および構成が異なっている。
特許文献4では、所要時間を含めた管理を装置内で行っている。一方、本発明では、所要時間は、ダイヤ改正などの情報も的確に反映させる必要がある。したがって、スケジュール管理装置10および家電装置30に、さらに付加データ提供サーバ50を組み合わせて、スケジュール連動型タイマー設定システム1を構成する。さらに、特許文献4においては、スケジュール管理装置がアラーム発生手段を具備する。一方、本発明では、スケジュールデータに対応して、通信回線5を通じて接続されている家電装置30のタイマー35を、自動で設定する。このように、両者は、明らかに目的および構成が異なっている。
なお従来の技術を用いて、1台の端末、たとえば情報端末に全てのスケジュールを入力し、それをそのまま持ち歩いて、タイマーとしても利用することも可能ではある。場合によっては、これで事足りるかもしれない。しかし、このやりかたでは、この情報端末とは異なる他の装置に、タイマーを設定することはできない。
また、1台の情報端末に全てのスケジュールを入力することがもっとも効率的であるかどうかは、保証の限りではない。たとえば、ユーザのスケジュールを管理するのは、次のようなやりかたがもっとも効率的であるといえる。まず、打ち合わせ先で決まった次の予定は、打ち合わせに携行しているノートパソコンに入力する。会社のデスクで上司と相談して決めた次の部内会議の予定は、デスクトップパソコンに入力する。出先で移動中に会社から電話で告げられた来週の定例会議の時間変更は、手元の携帯電話に入力する。このように、確定したスケジュールを、それぞれ、そのときにその場にある装置に入力することが、ユーザにとって、もっとも便利である。
また、特開2004−240834号公報には、ネットワーク上を自律的に移動するモバイルエージェントを用いてユーザが欲するサービスをその場、その時点で生成し、提案・提供するサービス生成方法およびプログラムが開示されている。しかし、この方法では、ルート検索手段を提供する移動方法検索サービスサーバは、あらかじめ指定された特定のサーバである。すなわち、この文献には、ユーザが普段から使っているサービスを組み合わせる技術思想について、なんらの開示も示唆もない。したがって、この文献から、本発明の特徴的構成を導出することはできない。
また、特開2004−94508号公報には、ネットワーク上の複数のサービスを組み合わせる際に、その付加情報や評価結果を提示することで、ユーザの選択の範囲を広げて複数のサービスを連携した組み合わせサービスに多様性を与えるサービス提供システムおよびサービス提供基盤が開示されている。このシステムでは、組み合わせた後のサービス利用履歴を保持しておくことで、以降の組み合わせサービスの内容を変更する工夫がなされている。しかし、最初の段階では、上記のように、サービス機能を選択するための知識と手間とをユーザが必要とすることに、変わりがない。したがって、この文献から、本発明の特徴的構成を導出することはできない。
また、特開2002−196926号公報には、ユーザがネットワーク上のサービスの特定の機能に対応するアクティビティコンポーネントをGUI画面上で編集することで、プログラミング知識を持たないユーザでも独自にサービスを連携させて所望する内容のサービスを実現するためのプログラムを生成可能とするプログラム構築システム、プログラム構築方法および記憶媒体が開示されている。しかし、このシステムでは、ユーザは所望するサービスの機能を、例えGUI画面上であろうとも、自ら組み合わせる必要に迫られる。すなわち、ユーザは、少なくとも、サービスを組み合わせてプログラムを作成することに関する概念的な理解を要求される。したがって、この文献から、本発明の特徴的構成を導出することはできない。
また、特開2005−44158号公報には、サービス間の連携関係を一括してつかさどるサービス連携サーバを置くことなく、個々のサービス提供者間の間でサービスの連携関係を導出するサービス連携装置および方法が開示されている。このサービス連携装置では、連携させるネットワーク上のサービスを広く検索することができる。しかし、逆にユーザは、数多くのサービスから自分が使いたいサービス機能を選択する必要に迫られる。したがって、この文献から、本発明の特徴的構成を導出することはできない。
(まとめ)
以上のように、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、スケジュール管理装置10と家電装置30とが、通信回線5を通じて接続されている。にも関わらず、スケジュール管理装置10に入力されるスケジュールに基づき、家電装置30のタイマー35が設定される。このとき、家電装置30が複数あっても、それぞれに、タイマー35を設定できる。
さらに、付加データ提供サーバ50が、たとえばユーザの移動時間を算出し、スケジュール管理装置10に提供する。これにより、スケジュール管理装置10は、タイマー時刻を算出するとき、この移動時間も加味する。さらに、ユーザの習慣に基づき要する時間を考慮しつつ、タイマー時刻を算出する。これにより、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、タイマー35に、ユーザの求める時刻により近いタイマー時刻を、柔軟に設定できる。
一方、従来技術では、ユーザは、普段と起床時刻が異なる場合、複数の家電装置のタイマーを、手動で再設定することを要する。このような作業は、ユーザにとって煩雑である。しかし、スケジュール管理装置10は、このようなユーザにとって煩雑な作業を軽減できる。
さらに、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、家電装置30のタイマー35を、柔軟に再設定できる。たとえば、家電装置30のタイマー35が、ユーザの帰宅時間に合わせて、起動するように設定されているとする。このとき、ユーザが、スケジュール管理装置10に、帰宅時間が予定より遅くなるスケジュールを入力する。このようなとき、タイマー35には、ユーザの新たな帰宅時刻に併せて、より遅いタイマー時刻が設定される。これにより、タイマー35は、起動する必要のない時刻に起動することがない。すなわち、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、家電装置30が不要な時刻に起動することを、確実に防止できる。
さらに、スケジュール連動型タイマー設定システム1では、ネットワークサービス装置としての付加データ提供サーバ50を、適宜組み合わせて、移動時間を計算できる。ここで、ユーザには、ウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションを用いて、普段から使い慣れているサービスサイトがある。スケジュール管理装置10は、このような、ユーザにとってなじみのあるサービスサイトが提供するサービス機能も、自動的に選択し、利用できる。
さらに、スケジュール管理装置10は、ユーザが最近になって利用しはじめたサービスサイトが提供するサービス機能も、ユーザの要求に応じて適宜使用できる。このとき、ユーザは、サービス機能の組み合わせ方などの、技術的な知識を有していない場合がある。このような場合でも、スケジュール管理装置10は、ユーザの望む適切なサービス機能を利用して、所望のタスクを実行できる。
〔他の構成例〕
なお、上記の実施形態においては、スケジュール管理装置10は、入力されたスケジュールデータに基づいて、付加データ提供サーバ50が提供するサービス機能を組み合わせて、ユーザの移動時間等も考慮したタイマー時刻を計算する。これにより、家電装置30に対して、算出したタイマー時刻をタイマー35に再設定するように指示する。しかし、本発明は、この構成に限定されるわけではない。
たとえば、入力されたスケジュールデータに基づいて、複数の参加者のスケジュールデータを調整するサービス機能を組み合わせて、打ち合わせ時刻の調整を行い、各参加者のスケジュールデータに打ち合わせ予定を設定する構成であってもよい。
さらに、会社で入力された出張申請データに、移動経路や移動時間を計算するサービス機能を組み合わせて、ユーザの携帯電話に出張移動経路を登録し出張時のガイダンスに利用する構成であってもよい。
さらに、家庭の端末に入力された買い物リストと、対象商品を近隣で当日一番安く提供している商店の情報を提示するサービス機能を組み合わせて、どの商品をどの商店で購入するべきかを、ユーザの携帯電話に登録し買い物時のガイダンスに利用する構成であってもよい。
さらに、車の移動位置情報を、移動経路からさまざまな関連情報を検索・提供するサービス機能と組み合わせて、車で移動した先の旅行記をまとめて、家庭の端末に登録する構成であってもよい。
これらの構成における優れた点は、実施形態1と同様に、ユーザが普段からウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションで利用しているサービスサイトが提供している機能を、サービス機能として選択できることである。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
(ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバ50)
たとえば、付加データ取得部14は、ユーザが普段よく利用している上記付加データ提供サーバ50から、上記付加データを取得してもよい。ここでいう「ユーザが普段よく利用している」付加データ提供サーバ50とは、たとえば、履歴データベース15に含まれる使用履歴の割合が、他の付加データ提供サーバ50の使用履歴に比べてより多い(たとえば5倍多い)ような付加データ提供サーバ50を意味する。このとき、付加データ取得部14は、タイマー時刻を算出するとき、ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバ50から取得した付加データを使用する。ユーザが普段よく利用している付加データ提供サーバ50は、ユーザにとって、付加データの生成に関して、より高い信頼を置いているサーバである。すなわち、このような付加データ提供サーバ50が生成する付加データは、ユーザのスケジュールの実行に要する時間を、より正確に反映しているといえる。したがって、スケジュール管理装置10は、ユーザのスケジュールをより正確に反映したタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置10は、家電装置30のタイマー35に、ユーザのスケジュールをより正確に反映したタイマー時刻を設定できる。
(ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバ50)
付加データ取得部14は、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバ50から、付加データを取得することもできる。このとき、タイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、ユーザが利用したことのある付加データ提供サーバ50から取得した付加データも使用する。このような付加データ提供サーバ50は、ユーザがたとえば、出発の駅から目的駅までの移動に要する時間を調べるために使用したなど、スケジュール管理装置10がタイマー時刻を算出する上で必要となる付加データを生成したことのあるサーバである。すなわち、この付加データ提供サーバ50が生成する付加データは、ユーザがかつて活用した何らかの情報を表すデータである。
したがって、このサーバから取得した付加データを使用することによって、タイマー時刻算出部11bは、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置10は、家電装置30のタイマー35に、ユーザが求める時刻により近いタイマー時刻を設定できる。
(ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバ50)
さらに、付加データ取得部14は、ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバ50から、付加データを取得することもできる。このとき、タイマー時刻算出部11bは、タイマー時刻を算出するとき、ユーザが最近新たに利用し始めた付加データ提供サーバ50から取得した付加データも使用する。ここでいう「ユーザが最近新たに利用し始めた」付加データ提供サーバ50とは、たとえば、履歴データベース15において、その使用日時がより現在に近いような付加データ提供サーバ50を意味する。
このような付加データ提供サーバ50が生成した付加データは、ユーザのスケジュールの実行に要する時間を、より正確に反映している可能性が高い。したがって、タイマー時刻算出部11bは、ユーザのスケジュールがより正確に反映されている可能性が高いタイマー時刻を算出できる。これにより、スケジュール管理装置10は、家電装置30のタイマー35に、ユーザのスケジュールをより正確に反映した可能性が高いタイマー時刻を設定できる。
(移動式携帯端末としての家電装置30)
また、家電装置30は、携帯電話などの移動式携帯端末であってもよい。このとき、ユーザが気軽に持ち歩くことができる、移動式携帯端末としての家電装置30を実現できる。このことは、スケジュール管理装置10も同様である。
(必要情報の適宜送信)
また、付加データ取得部14は、付加データ生成部53が付加データを生成するときに要するが、ユーザの入力するスケジュールに含まれていない情報を、付加データ提供サーバ50に適宜送信してもよい。たとえば、ユーザがスケジュール管理装置10に事前に登録しておいた、ユーザの自宅住所および会社の住所などを、テキストデータとして、付加データ提供サーバ50に送信する。これにより、付加データ生成部53は、スケジュールデータに加え、これらの情報もさらに追加のパラメータとして、サービス機能を使用し、付加データを生成する。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、スケジュール管理装置10に含まれている各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、スケジュール管理装置10は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、この制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記制御プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Randam Access Memory)、および、上記制御プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスケジュール管理装置10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。スケジュール管理装置10に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしてのスケジュール管理装置10(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードをスケジュール管理装置10に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわち、この記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、スケジュール管理装置10を、通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してスケジュール管理装置10に供給する。この通信ネットワークは、スケジュール管理装置10にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえば、IEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Assymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
また本発明は、次の構成としても表現できる。
(第1の構成)
インターネットや移動体通信網からなるネットワークと、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置と、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置と、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数の付加情報提供サーバと、から構成されるシステムであって、前記スケジュール入力・管理装置に管理されるスケジュールデータをネットワーク経由で提供するスケジュールデータ提供手段と、タイマー設定に際して必要となる移動時間などの付加情報を前記付加情報提供サーバから取得する付加情報取得手段と、前記ネットワーク経由で提供されるスケジュールデータと前記サービスから得られる付加情報から、前記タイマー機能を有する装置のタイマーを設定するタイマー設定手段と、を備えることを特徴とするスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第2の構成)
前記スケジュールデータ提供手段は、新たなスケジュールデータの入力がある度に、タイマー設定の必要性を判断し、必要であれば、前記付加情報取得手段を利用して付加情報を得た上で、ネットワーク経由でタイマー機能を有する装置のタイマー設定手段を呼び出すこと、を特徴とする上記第1の構成のスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第3の構成)
前記付加情報取得手段は、前記スケジュール入力・管理装置において、ウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションなどの履歴情報を参照することにより、ユーザが普段からよく利用しているサービスサイトで提供されているサービス機能を自動的に選択すること、を特徴とする上記第2の構成のスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第4の構成)
前記付加情報取得手段は、前記スケジュール入力・管理装置において、ウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションなどを利用してユーザが最近新たに利用した関連サービスサイトで提供されているサービス機能も、ユーザの要求に応じて適宜取り込むこと、を特徴とする上記第3の構成のスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第5の構成)
前記タイマー設定手段は、前記スケジュールデータ提供手段、および前記付加情報取得手段により取得された付加情報により、タイマー機能を有する装置のタイマー設定時刻を、スケジュールデータに併せて自動的に再設定することを特徴とする上記第4の構成のスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第6の構成)
インターネットや移動体通信網からなるネットワークと、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置と、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置と、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数の付加情報提供サーバと、から構成されるシステムであって、さらに前記スケジュール入力・管理装置において、ユーザの習慣による時間設定パラメータを勘案する手段を備えることを特徴とする上記第1〜第5の構成のいずれかのスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第7の構成)
インターネットや移動体通信網からなるネットワークと、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置と、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置と、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数の付加情報提供サーバと、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のユーザ属性情報提供サーバと、から構成されるシステムであって、さらに前記スケジュール入力・管理装置において、ユーザの習慣による時間設定パラメータを勘案する処理を、前記ユーザ属性情報提供サーバに依頼する属性情報提供依頼手段を、備えることを特徴とする上記第6の構成のスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第8の構成)
前記属性情報提供サーバは、ユーザが別途登録したユーザ情報に基づいて、ネットワーク上の他のサーバに必要な情報を問い合わせて、前記スケジュール入力・管理装置からの依頼に応える手段を備えることを特徴とする上記第7の構成のスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第9の構成)
前記ひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置は、ゲートウェイ装置を介してネットワークに接続されていることを特徴とする上記第1〜第7の構成のいずれかのスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第10の構成)
前記ひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置は、ユーザの携帯電話を含むことを特徴とする上記第1〜第9の構成のいずれかのスケジュール連動型タイマー設定システム。
(第11の構成)
インターネットや移動体通信網からなるネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置であって、前記スケジュール入力・管理装置は、スケジュールデータを入力・管理するスケジュールデータ入力・管理手段と、前記スケジュールデータを前記ネットワーク経由で提供するスケジュールデータ提供手段と、タイマー設定に際して必要となる移動時間などの付加情報を別途前記ネットワークに接続される付加情報提供サーバから取得する付加情報取得手段と、前記ネットワーク経由で提供されるスケジュールデータと前記サービスから得られる付加情報を伴って、別途ネットワークに接続されるタイマー機能を有する装置のタイマーを設定するタイマー設定手段を呼び出すタイマー設定呼び出し手段と、を備えることを特徴とするスケジュール入力・管理装置。
(第12の構成)
前記スケジュールデータ提供手段は、新たなスケジュールデータの入力がある度に、タイマー設定の必要性を判断し、必要であれば、前記付加情報取得手段を利用して付加情報を得た上で、ネットワーク経由で前記タイマー機能を有する装置のタイマー設定手段を呼び出すこと、を特徴とする上記第11の構成のスケジュール入力・管理装置。
(第13の構成)
前記付加情報取得手段は、前記スケジュール入力・管理装置において、ウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションなどの履歴情報を参照することにより、ユーザが普段からよく利用しているサービスサイトで提供されているサービス機能を自動的に選択すること、を特徴とする上記第12の構成のスケジュール入力・管理装置。
(第14の構成)
前記付加情報取得手段は、前記スケジュール入力・管理装置において、ウェブブラウザや他のサービス機能対応アプリケーションなどを利用してユーザが最近新たに利用した関連サービスサイトで提供されているサービス機能も、ユーザの要求に応じて適宜取り込むこと、を特徴とする上記第13の構成のスケジュール入力・管理装置。
(第15の構成)
前記タイマー設定呼び出し手段は、前記スケジュールデータ提供手段、および前記付加情報取得手段により取得された付加情報により、タイマー機能を有する装置のタイマー設定時刻を、スケジュールデータに併せて自動的に再設定する手段を呼び出すこと、を特徴とする上記第14の構成のスケジュール入力・管理装置。
(第16の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置であって、さらに前記スケジュール入力・管理装置において、ユーザの習慣による時間設定パラメータを勘案する手段を備えることを特徴とする上記第11〜第15の構成のいずれかのスケジュール入力・管理装置。
(第17の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置であって、さらに前記スケジュール入力・管理装置において、ユーザの習慣による時間設定パラメータを勘案する処理を、別途ネットワークに接続されるユーザ属性情報提供サーバに依頼する属性情報提供依頼手段を、備えることを特徴とする上記第16の構成のスケジュール入力管理・装置。
(第18の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置であって、さらに前記スケジュール入力・管理装置において呼び出されるタイマー設定呼び出し手段は、ひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置が接続されたゲートウェイ装置の対応手段を呼び出すことを特徴とする上記第11〜第17の構成のいずれかのスケジュール入力・管理装置。
(第19の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置であって、さらに前記スケジュール入力・管理装置において呼び出されるタイマー設定呼び出し手段は、ユーザの携帯電話も呼び出し対象に含むことを特徴とする上記第11〜第18の構成のスケジュール入力・管理装置。
(第20の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置であって、前記タイマー機能を有する装置は、前記スケジュール入力・管理装置から前記ネットワーク経由で呼び出されて、前記タイマー機能を有する装置のタイマーを設定するタイマー設定手段を備えることを特徴とするタイマー機能を有する装置。
(第21の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置であって、前記タイマー機能を有する装置は、さらに前記ネットワークに接続された前記ゲートウェイ装置を経由して、前記スケジュール入力・管理装置から前記ネットワーク経由で呼び出されるタイマー設定手段を備えることを特徴とする上記第20の構成のタイマー機能を有する装置。
(第22の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置であって、前記タイマー機能を有する装置は、さらにユーザの携帯電話を含むことを特徴とする上記第20〜22の構成のいずれかのタイマー機能を有する装置。
(第23の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数の付加情報提供サーバ装置であって、前記付加情報提供サーバ装置は、前記スケジュール入力・管理装置からの依頼に対して、目的地までの移動時間を応答する手段を備えることを特徴とする付加情報提供サーバ装置。
(第24の構成)
前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のユーザ属性情報提供サーバ装置であって、前記ユーザ属性情報提供サーバ装置は、ユーザが別途登録したユーザ情報に基づいて、ネットワーク上の他のサーバに必要な情報を問い合わせて、前記スケジュール入力・管理装置からの依頼に応える手段を備えることを特徴とするユーザ属性情報提供サーバ装置。
(第25の構成)
インターネットや移動体通信網からなるネットワークに接続されたひとつまたは複数の付加情報提供サーバから付加情報を取得して、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のタイマー機能を有する装置のタイマーを設定する、前記ネットワークに接続されたひとつまたは複数のスケジュールデータを入力管理するスケジュール入力・管理装置のコンピュータに、前記スケジュール入力・管理装置に管理されるスケジュールデータを前記ネットワーク経由で提供するスケジュールデータ提供処理と、タイマー設定に際して前記付加情報提供サーバから得られる付加情報を勘案する付加情報取得処理と、前記ネットワーク経由で提供されるスケジュールデータと前記サーバから得られる付加情報から、前記タイマー機能を有する装置のタイマーを設定するタイマー設定手段を呼び出す処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
本発明は、ユーザのスケジュールに基づき、家電装置などのタイマー機能保有装置に備えられているタイマーを柔軟に設定できるスケジュール管理装置として、幅広く利用できる。
本発明の一実施形態に係るスケジュール管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システムの構成を示す図である。 スケジュール管理装置が備えているスケジュール管理部の詳細を表すブロック図である。 スケジュール連動型タイマー設定システムに含まれる家電装置の構成を表すブロック図である。 スケジュール連動型タイマー設定システムに含まれる付加データ提供サーバの構成を表すブロック図である。 スケジュール管理装置が、家電装置に、タイマーの設定を指示するときの処理の流れを説明するフローチャートである。 家電装置のタイマーに設定されるタイマー時刻を、スケジュール管理装置が算出するときの処理の流れを説明するフローチャートである。 付加データの生成をリクエストする先の付加データ提供サーバを変更するときの処理の流れを説明するフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システムの構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るスケジュール管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システムの構成を示す図である。 スケジュール連動型タイマー設定システムに含まれるユーザ属性データ提供サーバの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るスケジュール連動型タイマー設定システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 スケジュール連動型タイマー設定システム
5 通信回線
1a スケジュール連動型タイマー設定システム
1b スケジュール連動型タイマー設定システム
1c スケジュール連動型タイマー設定システム
10 スケジュール管理装置
10a スケジュール管理装置
11 スケジュール管理部(スケジュールデータ送信手段)
11a スケジュール解析部
11b タイマー時刻算出部(タイマー時刻算出手段)
11c タイマー設定指示部(タイマー設定指示手段)
12 入力部(スケジュール入力手段)
13 スケジュールデータベース
14 付加データ取得部(付加データ取得手段)
15 履歴データベース
16 表示部
17 ディスプレイ
18 通信部
19 通信管理部
20 ユーザ属性データベース
30 家電装置(タイマー機能保有装置)
31 通信部
32 通信管理部
33 タイマー設定要求受付部
34 タイマー設定部(タイマー設定手段)
35 タイマー
36 表示部
37 ディスプレイ
50 付加データ提供サーバ
51 通信部
52 通信管理部
53 付加データ生成部(付加データ生成手段)
54 サービス機能データベース
70 ユーザ属性データ提供サーバ
71 通信部
72 通信管理部
73 ユーザ属性データベース
74 参考情報データ取得部(参考情報データ取得手段)
90 ゲートウェイ装置

Claims (32)

  1. 通信回線を通じて互いに接続されているスケジュール管理装置およびタイマー機能保有装置を含んでいるスケジュール連動型タイマー設定システムであって、
    上記スケジュール管理装置は、
    ユーザのスケジュールを管理するためのスケジュールデータの入力を受け付けるスケジュール入力手段と、
    上記入力されるスケジュールデータを使用することによって、上記タイマー機能保有装置がタイマーに設定するタイマー時刻を算出するタイマー時刻算出手段と、
    上記算出されるタイマー時刻に基づき上記タイマーを設定する上記タイマー機能保有装置に、上記タイマーを設定するように、通信回線を通じて指示するタイマー設定指示手段とを備え、
    上記タイマー機能保有装置は、
    上記タイマー設定指示手段による指示に基づき、上記タイマーに上記タイマー時刻を設定するタイマー設定手段を備えていることを特徴とするスケジュール連動型タイマー設定システム。
  2. スケジュール連動型タイマー設定システムは、付加データ提供サーバをさらに含み、
    上記スケジュール管理装置は、
    上記入力されるスケジュールデータを、上記通信回線を通じて上記付加データ提供サーバに送信するスケジュールデータ送信手段と、
    上記付加データ提供サーバが生成する付加データを取得する付加データ取得手段とをさらに備え、
    上記付加データ提供サーバは、
    上記スケジュール管理装置によって送信される上記スケジュールデータをパラメータとして所定のサービス機能を使用することによって、上記スケジュール管理装置が上記タイマー時刻を算出するときに使用する上記付加データを生成する付加データ生成手段を備え、
    上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、上記取得される付加データも使用することを特徴とする請求項1に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  3. 上記付加データ取得手段は、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することを特徴とする請求項2に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  4. 上記付加データ取得手段は、ユーザが利用した上記付加データ提供サーバの履歴を格納している履歴データベースから、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバを検索することを特徴とする請求項3に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  5. 上記付加データ取得手段は、ユーザが普段よく利用している上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することを特徴とする請求項4に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  6. 上記付加データ取得手段は、ユーザが最近新たに利用し始めた上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することを特徴とする請求項4に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  7. 上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データを使用することを特徴とする請求項1に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  8. スケジュール連動型タイマー設定システムは、上記ユーザ属性データを格納しているユーザ属性データベースを備えているユーザ属性データ提供サーバをさらに含み、
    上記スケジュール管理装置は、
    上記ユーザ属性データを上記ユーザ属性データ提供サーバから取得するユーザ属性データ取得手段をさらに備え、
    上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、上記取得されるユーザ属性データをさらに使用することを特徴とする請求項7に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  9. 上記ユーザ属性データ提供サーバは、
    上記通信回線に接続される参考情報データ提供サーバから、上記ユーザ属性データに基づき、ユーザにとって参考になる情報を表す参考情報データを取得する参考情報データ取得手段と、
    上記参考情報データを上記スケジュール管理装置に送信する参考情報データ送信手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項8に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  10. 上記付加データ生成手段は、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所に移動するために要する移動時間を表す付加データを生成することを特徴とする請求項2に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  11. 上記タイマー機能保有装置は、上記タイマーを設定するように上記タイマー機能保有装置に指示するゲートウェイ装置を通じてスケジュール連動型タイマー設定システムに接続され、
    上記タイマー設定指示手段は、上記ゲートウェイ装置に、上記タイマーの設定指示を指示することを特徴とする請求項1に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  12. 上記タイマー機能保有装置および上記スケジュール管理装置の少なくともいずれかは、移動式携帯端末であることを特徴とする請求項1に記載のスケジュール連動型タイマー設定システム。
  13. 通信回線を通じて接続されている、所定のタイマーを備えている所定のタイマー機能保有装置に、上記タイマーの設定を指示するスケジュール管理装置であって、
    ユーザのスケジュールを管理するためのスケジュールデータを使用することによって、上記タイマーに設定されるタイマー時刻を算出するタイマー時刻算出手段と、
    上記算出されたタイマー時刻を上記タイマーに設定することを、上記タイマー機能保有装置に指示するタイマー設定指示手段とを備えていることを特徴とするスケジュール管理装置。
  14. 上記スケジュールデータをパラメータとして所定のサービス機能を使用することによって、上記タイマー時刻の算出に使用される付加データを生成する付加データ提供サーバから、通信回線を通じて、上記付加データを取得する付加データ取得手段をさらに備え、
    上記タイマー時刻算出手段は、
    上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、上記取得される付加データも使用することを特徴とする請求項13に記載のスケジュール管理装置。
  15. 上記付加データ取得手段は、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することを特徴とする請求項14に記載のスケジュール管理装置。
  16. 上記付加データ取得手段は、ユーザが利用した上記付加データ提供サーバの履歴を格納している履歴データベースから、ユーザが利用したことのある上記付加データ提供サーバを検索することを特徴とする請求項15に記載のスケジュール管理装置。
  17. 上記付加データ取得手段は、ユーザが普段よく利用している上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することを特徴とする請求項16に記載のスケジュール管理装置。
  18. 上記付加データ取得手段は、ユーザが最近新たに利用し始めた上記付加データ提供サーバを、上記履歴データベースから検索し、当該検索した付加データ提供サーバから、上記付加データを取得することを特徴とする請求項16に記載のスケジュール管理装置。
  19. 上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、さらに、少なくともユーザの習慣的行動に関するデータを含んでいるユーザ属性データを使用することを特徴とする請求項13に記載のスケジュール管理装置。
  20. 上記ユーザ属性データを格納しているユーザ属性データベースを備えているユーザ属性データ提供サーバから、上記ユーザ属性データを取得するユーザ属性データ取得手段をさらに備え、
    上記タイマー時刻算出手段は、上記タイマー時刻を算出するとき、上記取得されるユーザ属性データをさらに使用することを特徴とする請求項19に記載のスケジュール管理装置。
  21. 上記タイマー設定指示手段は、
    上記タイマーを設定するように上記タイマー機能保有装置に指示するゲートウェイ装置に、上記タイマーの設定指示を指示することを特徴とする請求項13に記載のスケジュール管理装置。
  22. 上記タイマー設定指示手段は、移動式携帯端末としての上記タイマー機能保有装置に、上記タイマーの設定を指示することを特徴とする請求項13に記載のスケジュール管理装置。
  23. 移動式携帯端末であることを特徴とする請求項13に記載のスケジュール管理装置。
  24. 請求項13〜23のいずれか1項に記載のスケジュール管理装置による指示に基づき、タイマーを設定するタイマー設定手段を備えていることを特徴とするタイマー機能保有装置。
  25. 上記タイマー設定手段は、上記タイマーを設定するようにタイマー機能保有装置に指示するゲートウェイ装置を通じて、上記タイマーの設定を指示されることを特徴とする請求項24に記載のタイマー機能保有装置。
  26. 移動式携帯端末であることを特徴とする請求項24に記載のタイマー機能保有装置。
  27. 請求項14〜18のいずれか1項に記載のスケジュール管理装置が備えている上記付加データ取得手段が取得する付加データを生成する付加データ生成手段を備えていることを特徴とする付加データ提供サーバ。
  28. 上記付加データ生成手段は、ユーザの現在場所からユーザの移動予定場所に移動するために要する移動時間を表す付加データを生成することを特徴とする請求項27に記載の付加データ提供サーバ。
  29. 請求項20に記載のスケジュール管理装置が備えている上記ユーザ属性データ取得手段が取得するユーザ属性データを格納しているユーザ属性データベースを備えていることを特徴とするユーザ属性データ提供サーバ。
  30. 上記通信回線に接続される参考情報データ提供サーバから、上記ユーザ属性データに基づき、ユーザにとって参考になる情報を表す参考情報データを取得する参考情報データ取得手段と、
    上記取得される参考情報データを上記スケジュール管理装置に送信する参考情報データ送信手段とを備えていることを特徴とする請求項29に記載のユーザ属性データ提供サーバ。
  31. 請求項13〜23のいずれか1項に記載のスケジュール管理装置を動作させるスケジュール連動型タイマー設定プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのスケジュール連動型タイマー設定プログラム。
  32. 請求項31に記載のスケジュール連動型タイマー設定プログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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