JP2007106557A - 病院内医療品追跡システムとこれに用いる医療品ピッキング用カートおよび備品用ラック - Google Patents

病院内医療品追跡システムとこれに用いる医療品ピッキング用カートおよび備品用ラック Download PDF

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Abstract

【課題】医療品の滅菌効果の有効期限や使用期限が切れているにもかかわらず、資材室やナースステーションに眠っていて、多額の費用を無駄にすることや、誤って使用期限が切れている医薬を患者に投与する危険性があるなどの問題を解決する手段を提供する。
【解決手段】医療品の情報をコード化したICタグを読取るICタグ読取装置が、病院内に複数の場所に設置されている。また、ホストコンピュータを備え、これらのICタグ読取装置がこのホストコンピュータと通信回線で接続されている。そして、前記ICタグのコードには、前記医療品の使用期限、医療品の滅菌効果の有効期限の情報が記録されている。前記ICタグ読取装置は、さらに、現在の日付が、前記医療品の使用期限または前記医療品の滅菌効果の有効期限までの期間が予め定めた期間以下になった場合には(S54)、所定の警告を出力する警告出力機能(S55)を備えている。
【選択図】図10

Description

この発明は、病院内の医療品が現在どこに管理されているか、使用されているかなどを管理する医療品追跡システムに関する。
従来、病院内の医療品の管理は、バーコード等で管理されることが行われていた。
しかし、バーコードによる管理は、その読取装置を紙に表示されたバーコードにそれぞれ当てて検査することが前提であり、常に人的要素が介在し、自動管理ができない。また、その管理には、相当のスキルを必要としていた。
そこで、ICタグを用いて病院内の医療品を管理するシステムについて、文献が開示されている(特許文献1〜2)。これらのシステムは、ICタグを用いており、これによりICタグの読取装置とICタグとの距離が離れていても、複数のICタグのデータを同時に読取ることができるので、バーコードを当てて検査する必要性がなく、前述の自動管理の面で優れている。
特許文献1には、病院内に完結するシステムとして、ICタグとして、オーダそれぞれ、ナースそれぞれ、患者それぞれに付して、薬剤部やナースステーションにICタグを読取るチェックユニットとを設けて、薬剤部での医薬品のピッキングの際には、パーコードで読み出しつつ、ICタグの情報と照合するシステムが開示されている。
特許文献2には、輸血バッグ等の医療品が製薬会社から送られるときに、ICが付着されていて製薬会社、流通会社、病院内に前記チェックユニットに相当するものが置かれ、インターネットで管理センターとつながれているシステムが開示されている。
特開2002−269234号公報 特開2003−095440号公報
しかしながら、前述の特許文献1、2には、医療品の滅菌効果の有効期限、または使用期限をどのように処理するかについては、なんら記載されていない。実際の医療現場では、医療品の滅菌効果の有効期限や使用期限が切れているにもかかわらず、資材室やナースステーションに眠っていて、多額の費用を無駄にすることがあった。また、誤って使用期限が切れている医薬を患者に投与する危険性があるなどの問題があった。
そこで、本発明は、係る問題を解決することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の構成を備えている。
(1)本発明は、
個々の医療品に付属したICタグであって、該医療品の情報をコード化したICタグを読取るICタグ読取装置を備えた病院内医療品追跡用装置が、病院内の複数の場所に設置され、または移動可能に配置されるとともに、ホストコンピュータを備え、これらの病院内医療品追跡用装置が前記ホストコンピュータと通信回線で接続された病院内医療品追跡システムにおいて、
前記ICタグのコードには、前記医療品の使用期限または医療品の滅菌効果の有効期限の情報が記録されており、
前記病院内医療品追跡用装置は、現在の日付が、前記医療品の使用期限または前記医療品の滅菌効果の有効期限までの期間が予め定めた期間以下になった場合、またはこれらの期限を過ぎている場合には、所定の警告を出力する警告出力手段を備えていることを特徴とする。
このように構成すれば、ICタグのコードには、前記医療品の滅菌効果の有効期限または前記医療品の使用期限の情報が記録されているから、ICタグ読取装置が、その周囲にあるICタグを付した医療品についてすべて同時に期限を読取ることができ、現在の日付と照合することで管理することができる。この管理をするために、逐一人間が医療品に読取装置を近づける必要がないから、人間が意識的に管理する必要がなく、前記システムが自動的に行うことができる。そして、前記警告出力手段は、前記期限までの期間が予め定めた期間以下になった場合やこれらの期限を過ぎている場合には、警告信号を出すことができる。例えば、部外の警告装置に警告信号を出力したり、前記ホストコンピュータに送信したり、または、前記病院内医療品追跡用装置がその表示器に警告を表示したり、ブザーを鳴らしたりすることができる。したがって、前記医療品の滅菌効果の有効期限や医薬品の使用期限が切れてしまって、多額の費用を無駄にしたり、誤って使用期限が切れている医薬を患者に投与したりする危険性を未然に防止することができる。
なお、前記予め定めた期間は、数日前、1週間前、数週間前、0日等任意に設定できる。また、前記日付は、ICタグ読取装置に備えた時計により、または前記ホストコンピュータとの通信により、取得するものである。
また、前記病院内医療品追跡用装置は、物理的にICタグ読取装置と同一筐体であってもよく、前記病院内医療品追跡用装置の内部にICタグ読取装置の機能を備えるものでも良い。
(2)本発明は、
(1)の構成の病院内医療品追跡システムに用いる前記病院内医療品追跡用装置は、ナースステーションに設置する備品用ラックであって、
該備品用ラックは、
前記ICタグ読取装置と、医療品取扱者のデータを入力する取扱者入力機能と、を有しているデータ読取部と、
前記ICタグ読取装置が前記ICタグを読取ることにより、前記医療品の出し入れする情報を監視する出入れ監視手段と、
前記医療品の格納部の扉の開閉を電磁的にロックする電磁ロックと、を備え、
前記電磁ロックは、前記データ読取部に医療品取扱者のデータが入力されない場合には、前記扉の開閉を電磁的にロックすることを特徴とする。
このように構成すれば、前記電磁ロックにより、ナースステーションにおいて、前記医療品を取扱った医療品取扱者が誰であるかを逐一記録できる。また、前記ICタグ読取手段により、前記医療品の出し入れする情報を監視する出入れ監視手段を有しているから、ICタグにかざすことなく、自動的に前記備品用ラックの中身や、前記医療品の滅菌効果の有効期限や医薬品の使用期限を管理することができる。また、前記ICタグ読取装置は、前記(1)の構成の特徴を備えているから、備品用ラックの中に、医療品の使用期限または医療品の滅菌効果の有効期限が迫っている医療品がある場合には、前記警告を出力することが可能である。
なお、前記取扱者入力機能は、取扱者が携帯するICタグをICタグ読取装置に読取るものであっても良く、操作部を備えてそこからキー入力したり、ICカードを通して入力したりするものであっても良い。
また、出入れ監視手段は、例えば本発明の前記備品用ラックの全体的な動作を制御するCPU、または当該動作を実施する動作プログラムの1機能として構成可能である。
(3)本発明は、
(1)の構成の病院内医療品追跡システムに用いる前記病院内医療品追跡用装置は、医療品ピッキング用カートであって、
該医療品ピッキング用カートは、
医療品を入れるかごを有する手押し車と、
前記手押し車に取り付けられ、医療品が正しく入れられたかをチェックする医療品チェック装置と、を備え、
前記医療品チェック装置は、
前記医療品のデータを表示する表示器と、
前記ICタグ読取装置と、
当該ICタグ読取装置が前記ICタグを読取ることにより、前記かごに前記医療品が入れられたか、および出されたかを判断する出入れ監視手段と、
前記表示器に前記ICデータから読取った情報を出力する表示器出力手段と、
予め入力されているオーダデータとの異同を判断し、誤っている場合には、所定の警告を出力するチェック手段と、を備えることを特徴とする。
このように構成すれば、医療品を資材室で必要なものをピッキングして、ナースステーションへ運搬する際に、医療品チェック装置により、医療品が正しく入れられたかをチェックすることができる。また、ICタグ読取装置は、前記(1)の構成であるから、ICタグにかざすことなく前記備品用ラックの中身や、前記医療品の滅菌効果の有効期限や医薬品の使用期限を自動的に管理することができる。また、医療品ピッキング用カートは、前記(1)の構成の特徴を備えているから、カートの中に医療品の使用期限または医療品の滅菌効果の有効期限が迫っている医療品を入れた場合には、前記警告を出力することが可能である。
なお、医療品ピッキング用カートの前記所定の警告は、前記(1)の構成と同様である。また、表示器は、液晶表示器の他、少なくとも文字を表示できるものであり、医療品ピッキング用カートであればどのようなものでもよい。
また、前記「オーダデータ」とは、例えば、医者の処方箋である等の患者それぞれに必要な医療品のセット、または、ナースステーションで必要な備品の集合であって、本発明のカートで、ピッキングすべき医療品セットのデータである。
また、出入れ監視手段、表示器出力手段、チェック手段は、例えば、本発明の前記医療品ピッキング用カートの全体的な動作を制御するCPU、または当該動作を実施する動作プログラムの1機能として構成可能である。
この発明によれば、ICタグ読取機により、医療品を取り出すことなく、自動的に医療品の滅菌効果の有効期限や医薬品の使用期限を管理できるから、このような期間が過ぎてしまって、多額の費用を無駄にしたり、誤って使用期限が切れている医薬を患者に投与したりする危険性を未然に防止することができる。
図1を用いて、本実施形態の病院内医療品追跡システムに係る医療品の流通について、簡潔に説明する。図1は、本実施形態のシステムに係る医療品の流通に関係する主な場所における役割を表した図を示す。図1(A)、(B)、(C)、(D)のように、医療品の流通に関係する主な場所は、病院を中心として、管理センター1、納入業者2、中央資材室3、ナースステーション4である。管理センター1では、病院内部の要請により、オーダ受付11を行って、納入業者2に発注処理13を行う。納入業者2は、管理センター1の発注に応じて受注処理21を行い、医療品の発送処理23を行う。中央資材室3では、納入業者2により発送された医療品を確認して、中央資材室3への入庫31を行う処理を行い、備品棚へのストック33を行う。また、中央資材室3でストックされた備品は、カートによるピッキング&収集35がなされる。このピッキングは、ナースステーション4の求めに応じて、所定の備品を備品棚331(後述、図4参照。)から取り出す作業である。そして、この備品が、ナースステーションへの搬送37が行われる。また、中央資材室3では、不足分の発注38の依頼を管理センター1に対して行い、管理センター1によりそのオーダ受付11を行う。ナースステーション4では、中央資材室3からナースステーションへの搬送37が行われた備品について、ラックへの収納41を行う。収納41がされた備品は、必要に応じてラックから取り出し44を行って使用する。そして、医療品を使用した場合には精算48すべきことを管理センター1に伝達する(図示省略。)。また、医療品の不足分は、不足分の発注49の依頼を管理センター1に対して行う。
以下、図2〜図7を用いて、図1で示した場所において、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、詳しく説明する。
まず、図2を用いて、管理センター1における処理を説明する。図2は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、管理センター1における処理を示す。図2に示すように、管理センター1内の処理は、病院内からのオーダ受付11と、そのオーダの内容をICに書き込むICタグ書き込み12と、納入業者2に対しての発注処理13を含んでいる。オーダ受付11では、病院内から無線LAN101等通信回線により受注データ112を受け付けて、そのデータがホストコンピュータ10に格納される。次に、ICタグ書き込み12では、未登録ICタグ5Aを前述の受注データ112に基づいて、各アイテムごと、例えば注射器1本または複数本単位について、それぞれ未登録ICタグ5AをICタグ書き込み装置121により、データの登録をする。そして、未登録ICタグ5Aにデータを書き込むと登録済みICタグ5Bができる。このデータは、その構造が後述する図9のような構造となっており(詳細は後述する。)、これらの医療品を追跡管理するのに都合が良いようなデータ構造を備えている。発注処理13では、ホストコンピュータ10が納入業者2に対して発注データの送信131を、電気通信回線を通じて予約送信するとともに、発注書の発行132をプリンタで行い、ICタグ書き込み12でデータ登録されたICタグ5Bを発注用封筒133に入れて、納入業者に対して送付する。
なお、図2で示したホストコンピュータ10は、本発明の「ホストコンピュータ」に相当する。
また、上述の実施形態のシステムでは、発注用封筒133を用いたが、納入業者2が毎日病院に来るような実施形態では、発注用封筒133の代わりにファックス、メールを用いて自動的にまたは手動で発注し、登録済みICタグ5Bは、納入業者2に手渡しで行なってもよい。または、登録済みICタグ5Bを病院の事務員が渡すのではなくて、納入業者2が病院でライターを借りて未登録ICタグ5Aにデータを書き込みしてから貼り付けて納める形態も考えられる。さらに、送信された発注書を見て、仲買業者が所有する書き込み装置を用いてデータ書き込みしたタグを貼り付けて納品してもよい。この場合は、この業者が未登録ICタグ5Aを必要分所有している必要がある。
次に、図3を用いて、納入業者2における処理を説明する。図3は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、納入業者2における処理を示す。図3に示すように、納入業者2の処理は、受注処理21と、ICタグ組み付け&包装&梱包22と医療品の発送23という段階を含んでいる。受注処理21では、納入業者2は、病院内の管理センター1から送られた発注用封筒133から登録済みICタグ5Bを取り出して、発注書211を確認し、受注した医療品を収集する。そして、ICタグ組み付け&包装&梱包22では、受注した医療品、例えば注射器222と、登録済みICタグ5Bとを区分けした包装袋221をセットとして、ICタグを組み付けて包装して、これを所定の箱ごと(例えば、複数の注射器のセットなど。後述図4の備品81に相当する。)に包んで、梱包箱8に梱包する。その後、納入業者2は、梱包箱8をトラック311に積んで、病院へ運送する。
なお、図3の実施形態のシステムの応用的な実施例として、包装袋221を用いずに、医療品の箱にそのまま登録済みICタグ5Bを貼り付けても良い。
次に、図4を用いて、中央資材室3における入庫処理を説明する。図4は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、中央資材室3における入庫処理を示す。この処理は、図4に示すように、中央資材室への入庫31と、ICタグ読取32と、備品棚へのストック33の段階を含んでいる。中央資材室への入庫31では、納入業者2から運送された梱包箱8を中央資材室3に搬送する。そして、ICタグ読取32では、ICタグ読取装置322と梱包箱8との間で読取信号の送受信321を行って、ICタグ読取装置322は梱包箱8の中身を同時に読取る。この読取ったデータは、無線LAN323やケーブル等の通信回線を通じてホストコンピュータ10に送られる。その後、備品棚へのストック33では、梱包箱8を開いてその中身を所定の備品棚331へ格納する。
なお、図4で示したICタグ読取装置322は、本発明の「病院内医療品追跡用装置」に相当するとともに、「ICタグ読取装置」の機能を備える。即ち、図4のICタグ読取装置322は、単にICタグを読取るだけでなく「病院内医療品追跡用装置」としての機能の機能を備え、無線LAN323や、後述図10で説明する機能を備える概念である。
また、図4で示した実施形態のシステムの応用的形態として、備品棚へのストック33を行なわずに、そのまま、納入業者2が、ナースステーション4や、医療現場に搬入する実施形態も可能であり、この場合には病院の事務員による検品後、直ちに医療現場へ搬入する実施形態も考えられる。この場合には、トラック311で運ばれた医療資材について、ICタグ読取32、読取信号の送受信321等の入庫処理を、中央資材室で行なわずに、管理センター1で行なう方が都合が良い場合もありうる。
次に、図5を用い、図11を間接的に参照しつつ、中央資材室3におけるピッキング処理を説明する。まず、図5は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、中央資材室3におけるピッキング処理を示す。この処理は、前述のように、ナースステーション4の求めに応じて、患者ごとに必要な医療品を1セットとして備品棚331から収集し、またはナースステーション4で消耗する備品群を備品棚331から収集する段階である。この処理は、カートによるピッキング&収集35と、ICタグ読取&照合36の作業からなる。ただし、これらカートによるピッキング&収集35は、ICタグ読取&照合36を行いつつ、確認しながら行うので、必ずしも2つの段階に分けることはできない。以下の図5の説明においては、ラックの構成、機能の説明を通じて、これらの段階を説明する。
図5上段の図を用いて、カート6の構成について説明する。図5上段の図のように、カート6は、かご62と、ICタグ読取装置64と、液晶表示器61と、管理センター1のホストコンピュータ10と通信するための無線LAN65と、これらを載せる台車63とを備えている。また、図5には図示しないが、CPUを有する図示しない制御装置と、操作部と、警報機を備えている(後述、図11参照。)。
図11を用いて、カート6の内部構成について説明する。図11は、本システムのカート、整理棚の内部構成図を示す。カート6の内部には、タッチパネル等で構成する操作部67と、この操作部67の入力に基づいて各部を制御する制御装置66とを備えている。カート6の制御装置66は、カート6の電気的動作全般を制御している。制御装置66は、さらに、前記かごに前記医療品が入れられたか、および出されたかを判断する出入れ監視機能661と、前記表示器に前記ICデータから読取った情報を出力する表示器出力機能662を備えている。また、制御装置66は、予め入力されているオーダデータとの異同を判断し、誤っている場合には、所定の警告を出力するチェック機能663とを備えている。また、制御装置66は、備品棚331の位置を画像で指示し誘導する誘導機能664を備えている。
同じく図11に示すように、出入れ監視機能661は、ICタグ読取装置64に指示して、医療品に付属のICタグと通信するようにして、かご62の中身をICタグ読取装置64から受け取り監視する。また、表示器出力機能662は、出入れ監視機能661が監視した内容を液晶表示器61に表示するよう制御する。また、チェック機能663は、操作部67から入力した前述のオーダデータと、出入れ監視機能661が把握しているかご62の中身と比較して、誤っている場合には、警報機68に警報音を鳴らすとともに、液晶表示器61にその旨警告する。
また、同じく図11に示すように、誘導機能664は、液晶表示器61に、操作部67から所定のオーダデータの入力、例えば、ある患者について投与すべき医師の処方箋のデータを与えた場合には、ピックアップすべき品目が表示されるようにし、備品棚331の位置を画像で指示し誘導する。
また、図11に示すように(図5には図示しない。)、備品棚331には、無線LAN331Aと、制御装置331Bと、棚それぞれに設けたランプ&ブザー331Cとを備えている。カート6の操作部67に探したい備品を選択して近接した場合には、そのデータは、備品棚331の無線LAN331Aに伝達される。備品棚331の制御装置331Bが、図示しない記憶部を参照して、数ある備品棚331の中から、目標となる備品棚331の位置の棚にあるランプ&ブザー331Cで、ランプを点灯し、警告音を鳴らす。
なお、このオーダデータの入力は、本発明の「オーダデータの入力」に相当する。
次に、図5を用い、図11を間接的に参照しつつ、これらのカート6の機能について説明する。カートによるピッキング&収集35では、カート6に、備品棚331にある備品81(医療品を複数集合した箱)を載せていく。前述のように、誘導機能664(図11参照。)を備えているから、容易に備品81の位置を捜索することができる。さらに、備品棚331にも、前述した制御装置331B、ランプ&ブザー331C(図11参照。)を備えており、これにより医療品取扱者を誘導する機能を備えているから、容易に備品81の位置を捜索することができる。
図5のICタグ読取&照合36の段階では、備品81の中には、前述した納入業者2によりICタグ5Bと組み付けられた医療品が入っており、図5下段の図のように、ICタグ読取装置64は、制御装置66の出入れ監視機能661による制御の下(図11参照。)、ICタグ5Bと読取信号の送受信361を行って、そのデータを読取り、照合をすることができる。そして、かご62に入れた医療品は、前記表示器出力機能662(図11参照。)により、液晶表示器61に表示される。
図5のかご62に入れたものが間違いである場合には、前記チェック機能663により、液晶表示器61に警告表示を出力するとともに、音声で警告音を鳴らす。これにより、かご62に入れたものが間違いである場合には、直ちに誤りであることが確認できる。また、ICタグ読取装置64による照合はリアルタイムで常に行うようにし、カート6に間違って入れた備品81を、かご62からつまみ出した場合にも、その旨が検知され、その検知された備品81が液晶表示器61から消滅するとともに、前述した警告表示や警告音の発生は止まるようにする。
そして、図5の積み出された備品81のデータは、予めカート6の操作部67(図5には図示しない。図11参照。)から登録した、カート6を取扱う取扱者のデータとともに、管理センター1のホストコンピュータ10に、無線LAN65を通じて送信される。管理センター1では、このデータを通信した時刻とともに、ホストコンピュータ10の図示しない記憶部に格納される。以上、図5の説明の通り、中央資材室3の備品のうち、どの備品が、どのカート6に搬出されたのかを追跡できる。
なお、図5で示したカート6は、本発明の「医療品ピッキング用カート」に相当し、また、「病院内医療品追跡用装置」にも相当する。
ICタグ読取装置64と、液晶表示器61と、制御装置66は、これらを合わせて、本発明の「医療品チェック装置」に相当する。
図11の「出入れ監視機能661」は、本発明の「出入れ監視手段」に相当する。
図11の「表示器出力機能662」は、本発明の「表示器出力手段」に相当する。
図11の「チェック機能663」は、本発明の「チェック手段」に相当する。
図5、図11の液晶表示器61は、本発明の「表示器」に相当する。
図11の制御装置66と、ICタグ読取装置64、液晶表示器とを合わせて、本発明の「医療品チェック装置」に相当する。
図11の警報機68は、本発明の「チェック手段」の「所定の警告を出力する」対象物に相当する。
次に、図6を用いて、ナースステーション4におけるナースステーションにおける備品の収納、取り出し処理40について説明する。図6は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、ナースステーション4における備品の収納、取り出し処理を示している。この処理は、ラックへ収納41と、ラックから取り出し44の段階に分かれる。そして、これらの段階は、主として、前述のカート6と、ナースステーション4に設置する備品用ラック7を用いる。以下の図6の説明においては、備品用ラック7の構成、機能の説明を通じて、これらの段階について説明する。
まず、図6を用いて、図12を補助的に参照しつつ、ナースステーション4に設置する備品用ラック7の構成を説明する。備品用ラック7の構成は、複数の格納部72と、格納部72のそれぞれに付属する扉71と、この扉71に備える電磁ロック78と、ICタグ読取装置73を有する送受信部74と、表示器75と、無線LAN77とを備えている。また、電磁ロック78は、扉71の開閉を電磁的にロックする機能を有している。表示器75は、ICタグ読取装置73で読取った医療品のデータ等を表示する機能を有している。無線LAN77は、管理センター1のホストコンピュータ10と通信する機能を有しており、ICタグ読取装置73で読取った医療品のデータを送信する。また、備品用ラック7は、図6には図示しないが、備品用ラック7のそれぞれの部分の動作を制御する制御装置を内部に備えている(後述図12参照。)。
次に、図12を参照して、備品用ラック7の内部構成について説明する。図12は、本システムに係る備品用ラックの内部構成図を示す。備品用ラック7の内部は、図6で説明した構成の他に、データ読取部76と制御装置79とを備えている。データ読取部76は、ICタグを読取るICタグ読取装置73を含む送受信部74だけでなく、操作キー762と、取扱者入力機能761とを備えている。取扱者入力機能761は、操作部762から取扱者のデータを入力することができる。この操作部762は、キー入力の他に、取扱者のデータが入ったカードを通すことができる。また、取扱者のデータが入ったICタグを取扱者が所持している場合には、取扱者入力機能761は、ICタグ読取装置73から取扱者のデータを取得することができる。
図12に示すように、制御装置79は、備品用ラック7の動作全般を制御しており、CPUなどで構成されるが、本装置は、特に、取扱者チェック機能791と、出入れ監視機能792と、表示器出力機能793を備えている。取扱者チェック機能791は、取扱者入力機能761に指示して、取扱者のデータを入力するよう指示する。扉71の開閉をロックする電磁ロック78は、このデータが入力されるまでロックされており、当該データが入力されるとロックが解除される。出入れ監視機能792は、ICタグ読取装置73で検出されるデータを監視している。そして、そのデータは、表示器出力機能793に送られ、表示器75にそのデータを出力する。また、このデータは無線LAN77で管理センター1のホストコンピュータ10へ送信される。
以下、図6を用いて、備品用ラック7の機能を説明する。備品用ラック7の使用に当たっては、ラックへ収納41、ラックから取り出し44のいずれの段階においても、医療品取扱者のデータを取扱者入力機能761(前述、図12の説明参照。)から入力する。格納部72の扉71の電磁ロック78は、取扱者チェック機能791(前述、図12の説明参照。)により、この医療品取扱者の確認を行ってはじめて開錠する。これにより、医療品取扱者のデータが入力されない限り、備品用ラック7を取扱うことができないから、誰が取扱ったかを把握でき、医療品と医療品取扱者を結びつけることができる。したがって、例えば、危険品が無断で使用されるような事態を未然に防ぐことができる。
また、図6の上段図のように、ラックへ収納41のときには、送受信部74の中のICタグ読取装置73は、中央資材室3からカート6で運んだ備品81それぞれと読取信号の送受信411を行って、備品81のデータを読取る。これにより、何が格納部72に格納されるのかを把握できる。また、同時に、カート6においては、カート6のICタグ読取装置64がカート6から搬出されるのをチェックしている。したがって、カート6がどこに搬送され、どこに備品81が搬出されたのか、誰が搬出したのかを追跡できる。
さらに、図6の下段図のように、ラックから取り出し44のときには、送受信部74の中のICタグ読取装置73は、備品用ラック7に保管されている備品81それぞれと読取信号の送受信441を行って、備品82のデータを読取る。これにより、何が格納部72からカート6に搬出されるのかを把握できる。また、同時に、カート6においては、カート6のICタグ読取装置64がカート6に搬入されるのをチェックしている。したがって、ナースステーション4の備品がどのカートに搬出されたのかを追跡できる。
以上、図6について説明した通り、ナースステーション4において、医療品の追跡、およびその医療品を取扱った者の追跡が可能となる。そして、その追跡に用いたデータは、表示器出力機能793(図12参照。)により表示器75に表示される。また、図6で示した段階においては、カート6、備品用ラック7は、いずれも、無線LAN65、77を用いて管理センター1と通信を行っている。これにより、管理センター1では、このデータが通信した時刻とともに、ホストコンピュータ10の図示しない記憶部に格納され、時系列的に医療品の移動およびその取扱者を追跡できる。
なお、ラックへ収納41において、誤った備品81を収納した場合に、再度取り出すときは、上述のように、ラックから取り出し44において説明した動作を行う。また、ラックから取り出し44において、誤った備品81を搬出した場合に、再度収納するときは、上述のように、ラックへ収納41において説明した動作を行う。
また、備品用ラック7は、本発明の「備品用ラック」に相当するとともに、本発明の「病院内医療品追跡用装置」に相当する。
また、図6の備品用ラック7の格納部72は、本発明の「医療品の格納部」に相当する。
図6の電磁ロック78は、本発明の「電磁ロック」に相当する。
図6の扉71は、本発明の「扉」に相当する。
図12のデータ読み取り部76は、本発明の「データ読取部」に相当する。
図12の出入れ監視機能792は、本発明の「出入れ監視手段」に相当する。
図12の取扱者入力機能761は、本発明の「取扱者入力機能」に相当する。
次に、図7を用いて、ナースステーションにおけるICタグの回収47について説明する。図7は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、ナースステーションにおけるICタグの回収処理47を示している。医療品(即ち、ラックから取り出し44で搬出した備品82)を使用すると、図3の包装袋221に入っていたICタグ5Bは、この袋から切り離されて、使用済みのICタグ5Cとして、ナースステーションに設置する回収箱471に格納される。そうすると、ナースステーションに設置するICタグ読取装置472と、この回収箱471に入った使用済みのICタグ5Cと読取信号の送受信473を行って、使用済みのICタグ5Cのデータが読取られる。これにより、どの医療品が使用されたのかを把握できる。そして、ICタグ読取装置472に設けた無線LAN474により、管理センター1へ使用済みのICタグ5Cのデータが送信され、使用された医療品のデータがホストコンピュータ10に格納され、どの医療品が使用されたかを追跡することが可能となる。また、使用済みのICタグ5Cのデータにより、図1で説明したように、使用された医療品の精算48がなされ、図2の管理センター1の発注の送信131と同様の手段により、納入業者にそのデータが送信される。また、管理センター1のホストコンピュータ10は、使用済みのICタグ5Cのデータと、中央資材室3に入庫した医療品のデータ(即ち、図4のICタグ読取32によるデータ。)やナースステーション4に入庫したデータとの差から不足分の統計を行い、図2で説明した発注処理13の通り、医療品の不足分は、自動的に納入業者2に発注の送信131がなされる。
なお、図7の実施形態のシステムの応用的な実施例として、前述、図3の説明の後段のなお書きで述べたように、包装袋221を用いずに、医療品の箱にそのまま登録済みICタグ5Bを貼り付ける実施例では、この使用済みのICタグ5Cを医療品の箱から取り除いて、回収箱471に回収する。
また、図7の実施形態のシステムの応用的な実施例として、図7で示したような、医療品の不足分は、自動的に納入業者2に発注の送信131をする代わりに、納入業者2に発注の送信131を手動で行ってもよい。
次に、図8を用いて、これまで図2〜図7で説明した段階を、以下、まとめて説明する。図8は、本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、図2〜図7の処理をまとめたフロー図を示す。
まず、管理センター1における処理S11〜S13について以下説明する。この処理は、図1(A)、図2のオーダ受付11から発注処理13までの処理に相当する。以下、図2を参照しつつ、説明する。
図8のS11において、病院内の各部署から、通信回線を通じて図2のホストコンピュータ10に送信されたデータによりオーダ受付を行う。また、同じくS11では、前述図7の説明の通り、ホストコンピュータ10により使用済みのICタグ5Cのデータを受信することにより、備品の不足分を管理しているから、この不足分についてもオーダを処理する。
図8のS12において、各ナースステーション4から収集した使用済みのICタグ5Cは、未登録ICタグ5AとしてICタグ書き込み装置121により再利用され(図2参照。)、S11で受け付けたオーダ分について、医療品のデータを未登録ICタグ5Aに登録する。
図8のS13において、ホストコンピュータ10から、発注の送信131がなされるとともに、発注書が発行され、発注書と登録済みICタグ5Bが発注用封筒133に(図2参照。)入れられて、納入業者2に送付される。
図8の納入業者2における処理S21〜S23について以下説明する。この処理は、図1(B)、図3の受注処理21から医療品の発送23までの処理に相当する。以下、図3を参照しつつ、説明する。
図8のS21において、管理センター1から送付された発注書211の通りに、医療品を収集する。
図8のS22において、登録済みICタグ5Bを、医療品と同一の包装袋221に組み付けて、梱包箱8に入れて梱包箱8に格納する。
図8のS23において、トラック311により、梱包箱8に入れた医療品を発送、納品を行う。
図8の中央資材室3における処理のうちS31〜S33について以下説明する。この処理は、図1(C)上段、図4の中央資材室への入庫31から備品棚へのストック33までの処理に相当する。以下、図4を参照しつつ、説明する。
図8のS31において、中央資材室へ医療品が入った梱包箱8を搬送する。
図8のS32において、その中身をICタグ読取装置322で登録済みICタグ5Bを読取り、そのデータを管理センター1に送信して、ホストコンピュータ10(図2参照。)が、図示しない記憶部にそのデータを格納する。これにより、どの医療品が中央資材室3に入庫したのかを追跡できる。
その後、図8のS33において、梱包箱8の中身の備品81(図4の説明参照。)を備品棚331に収納する。
また、図8の中央資材室3における処理のうちS34〜S35について以下説明する。この処理は、中央資材室におけるピッキング処理を示しており、図1(C)中段、図5のカートでピッキング&収集35からICタグ読取&照合36までの処理に相当する。以下、図5を参照しつつ、説明する。
図8のS34において、備品棚331に収納した備品81をカート6でピッキング&収集を行う。
図8のS35において、カート6では、S34とほぼ同時に、ICタグ読取装置64と読取信号の送受信361を行い、何が収集されたかをチェックし、液晶表示器61に表示する。また、予め入力した収集すべき備品81のデータと異なっていれば警告表示する(図5の説明参照。)。カート6から出された場合も、備品81の出入りがリアルタイムでチェックされ、誤った備品81がつまみ出されると、液晶表示器61からその備品の表示が消滅し、警告が止まる。
図8のナースステーション4における処理のうちS41〜S43について以下説明する。この処理は備品81の格納作業を示しており、図1(D)上段、図6のラックへ収納41の処理に相当する。以下、図6を参照しつつ、説明する。
図8のS41において、図6で説明したように、カート6から出された備品81は、ナースステーション4に運ばれ、まず、備品用ラック7を取扱う取扱者の確認を行う。即ち、取扱者のデータを入力するか、ICタグで通信して、取扱者のデータを入力する。係るデータが入力されない場合には、電磁ロック78がかかっており、収納できない。このような、取扱者の確認により、備品81の移動と、備品用ラック7を取扱う取扱者を結びつけることができる。
その後、図8のS42において、図6で説明したように、備品用ラック7のICタグ読取装置73で読取る。
図8のS43において、備品用ラック7の格納部72に格納する。このとき、同時にカート6では備品81がつまみ出されたことをICタグ読取装置64が読取っており、どのカート6がどのナースステーション4の備品用ラック7に入ったかを認識できる。そして、これらの情報は、カート6、備品用ラック7に備えた無線LAN65、77により管理センター1のホストコンピュータ10と通信され、ホストコンピュータ10の記憶部に格納される。
図8のナースステーション4における処理のうちS44〜S46について以下説明する。この処理は備品81の取り出し作業を示しており、図1(D)上段、図6のラックへ収納41の処理に相当する。以下、図6を参照しつつ、説明する。
図8のS44において、図8のS41と同様に取扱者を確認する。
図8のS45において、図8のS43と同様、ICタグ読取装置73で備品82を確認する。
図8のS46において、カートに備品82を取り出す。このときカート6のICタグ読取装置64は、備品82が入ったことの確認を行う。
図8のナースステーション4における処理のうちS47〜S49について以下説明する。この処理はICタグの回収処理を示しており、図1(D)下段の精算48、不足分の発注49、図7のナースステーションにおけるICタグの回収処理47の処理に相当する。以下、図7を参照しつつ、説明する。
図8のS47においては、S46で備品81を取り出した後、医療品が使用される。その医療品の使用された事実は、使用される場所、例えば病棟や手術室、診断室において、図示しないICタグ読取装置を置いて追跡することができる。または、ICタグ読取装置廊下に複数設置して、カート6の移動を追跡するものであっても良い。
図8のS48において、図7で説明したように、使用された医療品は、使用済みのICタグ5Cが取り外され、回収箱471へ回収される。
図8のS49において、回収箱471に近接して設けたICタグ読取装置472により、そのデータが読取られ、そのデータは、管理センター1のホストコンピュータ10に送信され、ホストコンピュータ10内の記憶部に格納される。
なお、図2〜7において、管理センター1と各部署と通信した通信手段は、図示の容易のため、無線LAN101、323、65、77、331Aで示したが、カート6の無線LAN65以外は、有線の通信回線や、インターネットであっても良い。また、カート6の無線LAN65も可能な限り、随時有線の通信回線端末に接続するものであっても良い。
また、これら図2〜7において、管理センター1と各部署と通信した通信手段、即ち、無線LAN101、323、65、77,474、331Aで示した通信回線は、本発明の「通信回線」に相当する。
また、図4のICタグ読取装置322、図5のカート6のICタグ読取装置64、図6のICタグ読取装置73、図7のICタグ読取装置472は、本発明の「ICタグ読取装置」に相当する。
次に、図9を用いて、本実施形態のシステムに係る医療品に付するICタグのコード体系について説明する。図9は、係るICタグのコード体系の例を示すものである。まず、本実施形態の病院内医療品追跡システムでは、図2で説明したICタグ書き込み12のときには、ICタグ書き込み装置121に、図9で示すようなコード体系をもったデータを未登録ICタグ5Aに書き込んで病院内の医療品等のデータの追跡を行う。具体的には、そのコード体系は、医療品の識別を行うための医療品コード51と、アルファベットで記録する医療品の名称52と使用期限または滅菌効果の期限53と、保険点数54を少なくとも備えている。
以下、図9の使用期限または滅菌効果の期限53について説明する。使用期限または滅菌効果の期限53のうち使用期限は、特に医薬品の使用期限であり、化学変化による変質によって使用できなくなる期限である。また、滅菌効果の期限は、特に医療機器、例えば注射器等の滅菌効果が持続する期間をいう。即ち、このような医療機器は、納入業者2に納入されるときには、滅菌処理がなされているが、その効果が持続する期間が予め実験結果により定められており、その期間を過ぎてしまえば、その医療品は使用できない。滅菌効果の期限は、このような期限をいう。
実際の医療現場では、管理が不十分により、使用期限または滅菌効果の期限53が切れてしまって、そのような期限切れの医療品が中央資材室3や、ナースステーション4に格納されて、無駄な費用がかかったり、患者に誤って期限切れの医療品を投与したりする危険がありうる。本実施形態のシステムでは、管理センター1、納入業者2、中央資材室3、ナースステーション4のいずれにおいても、使用期限または滅菌効果の期限53をICタグ5により管理している。特に、中央資材室3、ナースステーション4においては、中央資材室3の入庫処理に用いるICタグ読取装置322(前述、図4の説明参照。)、カート6、および備品用ラック7において、係る期限切れの医療品が搬入、搬出される場合には、所定の警告の出力を行う。例えば、部外の警告装置に警告信号を出力したり、ホストコンピュータ10に送信したり、または、ICタグ読取装置自身がその表示器に警告を表示したり、ブザーを鳴らしたりすることができる。
なお、図9の説明で示した使用期限または滅菌効果の期限53は、本発明の「医療品の使用期限または医療品の滅菌効果の有効期限の情報」に相当する。
図9で示したコードにより、ICタグをコード化することは、本発明の「医療品の情報をコード化」に相当する。
次に、図10を用いて、本実施形態の病院内医療品追跡システムに係る使用期限または滅菌効果の期限の管理処理を示す。図10は係る管理処理を示すフロー図である。この処理の動作主体は、中央資材室3の入庫処理に用いるICタグ読取装置322(前述、図4の説明参照。)、カート6、備品用ラック7におけるそれぞれの装置に備えられた制御装置(符号66、79、その他は不図示。)である。これらの制御装置は、図2〜8で説明した機能の他に、以下説明する図10の機能を備えており、それぞれの装置において係る動作を行う。
図10のS51において、中央資材室3のICタグ読取装置322、カート6のICタグ読取装置64、備品用ラック7のICタグ読取装置73のいずれかは、登録済みICタグ5Bに対し、そのICタグのデータを送信するよう、指示信号を送信する。
図10のS52において、複数のICタグから同時に、図9で説明したようなデータ構造のICタグのデータを受信する。その中には、使用期限または滅菌効果の期限53のデータが含まれている。
図10のS53において、現在の日付を読み出す。この日付の読み出しは、係る図10のフローを行う装置それぞれに用意していても良く、また、管理センター1内のホストコンピュータ10と交信することにより、読み出しても良い。
図10のS54において、S52で受信した期限と、S53で読み出した日付を比較して、期限超過している医療品があるか、または期限が迫っているかを判断する。この期限が迫っているとは、前述した日付の比較により、その差が予め定めた日数以下になっているかで判断する。超過している、または期限が迫っている場合はYとなり、S55に進む。超過等していなければNとなり、図10のフローは終了する。
S55において、部外の警告装置に警告信号を出力したり、ICタグ読取装置自身がその表示器に警告を表示したり、ブザーを鳴らしたりすることができる。また、ホストコンピュータ10に送信して、その期限管理を行う。その後、このフローは終了する。
また、図10では、図示していないが、管理センター1内のホストコンピュータ10では、前述図2〜8で説明したように、医療品がどこにあるのかを追跡することができるから、ホストコンピュータ10から中央資材室3や、備品用ラック7に対し、図4の無線LAN323、図6の無線LAN77を用いて、その期限切れ情報を送信して、警告を発することが可能である。図示しない中央資材室3や、備品用ラック7の表示器には、その警告を表示することができる。
なお、図10で示したフローのうちS55の処理は、本発明の「警告出力手段」に相当する。
また、前述の通り、中央資材室3の入庫処理に用いるICタグ読取装置322(前述、図4の説明参照。)、カート6、備品用ラック7は、本発明の「病院内医療品追跡用装置」に相当するが、ICタグ読取装置を備えた「病院内医療品追跡用装置」に相当する装置は、これ以外にも、病棟や、手術室、廊下に設けても良い。
次に、図13を用いて、図8の実施形態のシステムの応用に係る処理のフロー図について説明する。図13は、このフロー図を表している。基本的には、図8と同様であり、同様の部分の説明は同じ符号を付して省略する。以下、図8との相違点について説明する。図13のフローで示すシステムは、病院内で完結する病院内医療品追跡システムであり、病院内で働く院内管理業者9がこのシステムの管理を行なっていることが異なる。管理センター1での作業は、検品等のチェック以外は院内管理業者9が行い、未登録ICタグ5Aに医療品のデータを書き込むこと(図13のS12)もICタグの貼り付け(図13のS91)も院内管理業者9が行なう。管理センター1での処理、納入業者2の作業は図8と同様であるが、管理センター1では、発注処理に当たって、登録済みICタグ5Bを納入業者2に渡すことはしない。またICタグの貼り付けを行なわず、納品(図13のS23)が行なわれる。そして、院内管理業者9が、中央資材室3でICタグを貼り付ける(管理センター1で行なってもよい。)。その後、S92において、院内管理業者9は、ICタグが貼り付けられた医療品についてICタグを読取り、中央資材室に入庫する旨のデータ送信を行なう。その後、院内管理業者9は、備品ラックへ収納する(図13のS33)。その後の動作フローは、図8と同様である。
なお、図13のシステムにおいて、病院内の要求に応じて、備品ラックへ収納せずに直ちに、ナースステーション4や、医療現場に搬入する実施形態も考えられる。
次に、図14を用いて、図8の実施形態のシステムの応用に係る処理のフロー図について説明する。図14は、このフロー図を表している。基本的には、図8と同様であり、同様の部分の説明は同じ符号を付して省略する。以下、相違点について説明する。図14のフローで示すシステムは、納入業者2が許可認証カードを借りて、直接病院内の所定の各現場に配送する場合の病院内医療品追跡システムの実施形態であり、中央資材室3に入庫しないこと等が異なる。まず、管理センター1での処理は図8のフローと同様、病院内の事務員が行なう。または、図13のフローと同様、院内管理業者9が行なってもよい。図14のシステムでは、図8のシステムと同様、管理センター1でのS13の処理においては、納入業者2に対して、登録済みICタグ5Bを渡す(この点、図13のシステムとは異なる。)。そして、S24で納入業者2により納品確認が行なわれ、納品された医療品は、病院側の事務員によりチェックがなされる。その後、図8のシステムと異なり、納入業者2が直ちにナースステーション4に備品を搬入する。ナースステーション4では、納入業者2が図6で示した備品用ラック7に取扱者のデータを入力して搬入する(図14のS41〜S43)。または、看護婦が備品を受け付け、その指示により、備品用ラック7に備品用ラック7を搬入しても良い。さらに、図14に示すように、医療現場に直接搬入して医療品を使用する形態であってもよい(S47)。
本実施形態の病院内医療品追跡システムに係る医療品の流通に関係する主な場所における役割を表した図を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、管理センターにおける処理を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、納入業者2における処理を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、中央資材室における入庫処理を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、中央資材室におけるピッキング処理を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、ナースステーションにおける備品のラックへの搬入処理、ラックからの搬出処理を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、ナースステーションにおけるICタグの回収処理を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、図2〜図7の処理をまとめたフロー図を示す。 本実施形態のシステムに係る医療品に付するICタグのコード体系の例を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムに係る使用期限または滅菌効果の期限の管理処理を表すフロー図を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムに係るカート、整理棚の内部構成図を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムに係る備品用ラックの内部構成図を示す。 図8の実施形態のシステムの応用に係る処理のフロー図を示す。 本実施形態の病院内医療品追跡システムの医療品の追跡手段について、図8の実施形態のシステムの応用に係る処理のフロー図を示す。
符号の説明
1−管理センター
10−ホストコンピュータ
101−無線LAN
11−オーダ受付
112−受注データ
12−ICタグ書き込み
121−ICタグ書き込み装置
13−発注処理
131−発注の送信
132−発注書の発行
133−発注用封筒
2−納入業者
21−受注処理
211−発注書
22−ICタグ組み付け&包装&梱包
221−包装袋
222−注射器
23−医療品の発送
3−中央資材室
30−中央資材室における入庫処理
31−中央資材室への入庫
311−トラック
32−ICタグ読取
321−読取信号の送受信
322−ICタグ読取装置
323−無線LAN
33−備品棚へのストック
331−備品棚
331A−無線LAN
331B−制御装置
331C−ランプ&ブザー
34−中央資材室におけるピッキング処理
35−カートによるピッキング&収集
36−ICタグ読取&照合
361−読取信号の送受信
37−ナースステーションへの搬送
38−不足分の発注
4−ナースステーション
40−ナースステーションにおける備品の収納、取り出し処理
41−ラックへ収納
411−読取信号の送受信
44−ラックから取り出し
441−読取信号の送受信
47−ナースステーションにおけるICタグの回収処理
471−回収箱
472−ICタグ読取装置
473−読取信号の送受信
474−無線LAN
48−精算
49−不足分の発注
5A−未登録ICタグ
5B−登録済みICタグ
5C−使用済みのICタグ
51−医療品コード
52−名称(アルファベット)
53−使用期限または滅菌効果の期限
54−保険点数
6−カート
61−液晶表示器
62−かご
63−台車
64−ICタグ読取装置
65−無線LAN
66−制御装置
661−出入れ監視機能
662−表示器出力機能
663−チェック機能
664−誘導機能
67−操作部
68−警報機
7−備品用ラック
71−扉
72−格納部
73−ICタグ読取装置
74−送受信部
75−表示器
76−データ読取部
761−取扱者入力機能
762−操作部
77−無線LAN
78−電磁ロック
79−制御装置
791−取扱者チェック機能
792−出入れ監視機能
793−表示器出力機能
8−梱包箱
81−備品
82−備品
9−院内管理業者

Claims (3)

  1. 個々の医療品に付属したICタグであって、該医療品の情報をコード化したICタグを読取るICタグ読取装置を備えた病院内医療品追跡用装置が、病院内の複数の場所に設置され、または移動可能に配置されるとともに、ホストコンピュータを備え、これらの病院内医療品追跡用装置が前記ホストコンピュータと通信回線で接続された病院内医療品追跡システムにおいて、
    前記ICタグのコードには、前記医療品の使用期限または医療品の滅菌効果の有効期限の情報が記録されており、
    前記病院内医療品追跡用装置は、現在の日付が、前記医療品の使用期限または前記医療品の滅菌効果の有効期限までの期間が予め定めた期間以下になった場合、またはこれらの期限を過ぎている場合には、所定の警告を出力する警告出力手段を備えている病院内医療品追跡システム。
  2. 請求項1記載の病院内医療品追跡システムに用いる前記病院内医療品追跡用装置は、ナースステーションに設置する備品用ラックであって、
    該備品用ラックは、
    前記ICタグ読取装置と、医療品取扱者のデータを入力する取扱者入力機能と、を有しているデータ読取部と、
    前記ICタグ読取装置が前記ICタグを読取ることにより、前記医療品の出し入れする情報を監視する出入れ監視手段と、
    前記医療品の格納部の扉の開閉を電磁的にロックする電磁ロックと、を備え、
    前記電磁ロックは、前記データ読取部に医療品取扱者のデータが入力されない場合には、前記扉の開閉を電磁的にロックする。
  3. 請求項1記載の病院内医療品追跡システムに用いる前記病院内医療品追跡用装置は、医療品ピッキング用カートであって、
    該医療品ピッキング用カートは、
    医療品を入れるかごを有する手押し車と、
    前記手押し車に取り付けられ、医療品が正しく入れられたかをチェックする医療品チェック装置と、を備え、
    前記医療品チェック装置は、
    前記医療品のデータを表示する表示器と、
    前記ICタグ読取装置と、
    当該ICタグ読取装置が前記ICタグを読取ることにより、前記かごに前記医療品が入れられたか、および出されたかを判断する出入れ監視手段と、
    前記表示器に前記ICデータから読取った情報を出力する表示器出力手段と、
    予め入力されているオーダデータとの異同を判断し、誤っている場合には、所定の警告を出力するチェック手段と、を備える。
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