JP2018041234A - 医療材料の管理システム、方法およびプログラム - Google Patents

医療材料の管理システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医療材料の使用実績管理、補充手配等の管理負荷を軽減する。【解決手段】管理サーバと、ICタグが付された医療材料を収納する在庫収納装置と、前記医療材料を回収する廃棄物回収装置とを備える医療材料の管理システムである。在庫収納装置は、前記ICタグの格納情報を読み取る読取手段と、管理サーバとの通信を可能とする通信手段とを備える。廃棄物回収装置は、ICタグの格納情報を読み取る読取手段32と、管理サーバとの通信を可能とする通信手段36とを備える。管理サーバは、在庫収納装置から医療材料が取り出された際に読み取られたICタグの格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、廃棄物回収装置に医療材料が回収された際に読み取られたICタグの格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、非接触ICタグを用いた医療材料の管理システム、方法およびプログラムに関する。本明細書では、「医療材料」の用語をパッケージも含むものの呼称として用いる場合がある。
病院等の医療機関では消耗品である医療材料が取り扱われているが、治療や検査時に在庫切れが生じないように余裕を持って発注を行うことが重要である。従来は、医療材料に貼付されたラベルを剥がして台帳に貼ったり、買取物品であることをマジックでパッケージに記載したりするなどの手作業での管理が行われていた。しかし、手作業での管理は煩雑であり、また管理漏れの問題もあることから、近年はバーコードやICタグを用いたコンピュータシステムにより在庫管理を行うと共に、補充発注を自動化することが試みられている。
特開2002−259778号公報 特開2006−25941号公報 特開2006−14955号公報
近年、ICタグを利用した在庫管理手段や自動発注手段を備えるコンピュータシステムが提案されているが、緊急性を要する医療現場での使用には不便があり、無理なく運用できるコンピュータシステムが求められている。具体的には、ICタグを付することができない医療材料の取り扱い、納品された医療材料の登録および収納の手間、手術中にICタグの読み取り作業の負荷の問題がある。
そこで、本発明は、医療材料の使用実績管理、補充手配および在庫管理を行うにあたり、医療従事者の管理負荷を軽減することを可能とする医療材料の管理システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の医療材料の管理システムは、ネットワークを介して通信可能に構成された管理サーバ(1)と、ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)と、前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とを備える医療材料の管理システムであって、前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、前記管理サーバは、前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、を備えることを特徴とする。
この管理システムによれば、在庫収納装置(2)から取り出された医療材料(5)の情報を自動で取得すること、廃棄物回収装置(3)が回収した医療材料(5)の情報を自動で取得することができるので、医療従事者による医療材料(5)の使用記録の入力の手間を削減することが可能となる。
前記管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記医療材料(5)が前記在庫収納装置(2)に収納された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に収納ステータスを付して記録する収納管理手段を備えることを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、医療従事者による医療材料(5)の在庫の入力の手間を削減することが可能となる。
前記収納管理手段を備える管理システムにおいて、前記収納管理手段は、受信した前記ICタグ(51)の格納情報が記録済みである場合には返却ステータスを付して記録し、記録済みでない場合には収納ステータスを付して記録することを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、医療従事者による医療材料(5)の返却および収納ステータスの入力の手間を削減することが可能となる。
前記返却ステータスを付して記録する前記管理システムにおいて、前記管理サーバは、前記使用管理手段の実行から予め定められた時間の経過後、前記取出ステータスが付されていた医療材料(5)の全てが前記データベース(13)に返却ステータスまたは使用済ステータスを付して更新記録されていることをチェックし、前記取出ステータスが更新記録されていない医療材料(5)がある場合に特定のコンピュータに警報を出力させる指令を送信する使用状況監視手段を備えることを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、取り出された医療材料(5)の不正持ち出しや返却忘れを検出することが可能となる。
前記管理システムにおいて、前記在庫収納装置(2)および前記廃棄物回収装置(3)は、手術室と関連付けて登録されていることを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、手術室単位での医療材料(5)の在庫管理および使用実績管理を容易に行うことが可能となる。
前記管理システムにおいて、前記在庫収納装置(2)は、警報を出力する警報部を備え、前記取出管理手段は、受信したICタグ(51)の格納情報に含まれる商品情報と同一の商品情報を有した使用優先度が高い在庫品を検索し、当該同一の商品情報を有し、使用優先度が高い在庫品が存在する場合は、前記警報部に警報を出力させることを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、医療従事者が誤って優先度の低い商品を先に使用することを防ぐことが可能となる。
前記管理システムにおいて、前記使用管理手段は、前記取出ステータスが付されていない医療材料(5)が廃棄物回収装置(3)により回収された場合に、当該医療材料(5)の格納情報に収納ステータスを付して記録し、続いて当該格納情報に使用済ステータスを付して更新記録することを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、在庫入力されていない医療材料(5)が使用された場合に、自動で在庫入力を行うことが可能となる。
前記管理システムにおいて、前記管理サーバは、複数の病院に配置された前記在庫収納装置(2)および前記廃棄物回収装置(3)を管理する複数病院管理手段を備え、前記複数病院管理手段は、一の病院で補充が必要な医療材料(5)が他の病院に予め設定された数量を越えた在庫がある場合に、当該数量を越えた在庫の情報を特定のコンピュータに表示させる指令を送信することを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、複数の病院間で医療材料(5)の在庫を共有することが可能となる。
前記管理システムにおいて、前記管理サーバは、予め定められた周期で医療材料(5)の在庫の情報を取得し、予定された手術情報に基づき補充が必要な医療材料(5)の種類および数量を算出し、当該種類および数量の情報を仕入れ先のコンピュータに出力させる指令を送信する自動発注手段を備えることを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、医療従事者による補充が必要な医療材料(5)の発注の手間を削減することが可能となる。
前記管理システムにおいて、さらに、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段とを備えた廃棄物一時保管装置を備え、前記管理サーバは、前記廃棄物一時保管装置に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報が前記使用管理手段が記録した情報と一致する場合に、当該格納情報およびその会計処理に必要な情報を特定のコンピュータに送信する会計情報送信手段を備えることを特徴としてもよい。
この管理システムによれば、医療従事者による会計処理の手間を削減することが可能となる。
本発明の医療材料の管理サーバは、ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)および前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とネットワークを介して通信可能に構成された医療材料の管理サーバ(1)であって、前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、を備えることを特徴とする。
この管理サーバ(1)によれば、在庫収納装置(2)から取り出された医療材料(5)の情報を自動で取得すること、廃棄物回収装置(3)が回収した医療材料(5)の情報を自動で取得することができるので、医療従事者による医療材料(5)の使用記録の入力の手間を削減することが可能となる。
本発明の医療材料の管理サーバの制御方法は、ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)および前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とネットワークを介して通信可能に構成された医療材料の管理サーバ(1)の制御方法であって、
前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理ステップと、前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理ステップと、を備えることを特徴とする。
この制御方法によれば、在庫収納装置(2)から取り出された医療材料(5)の情報を自動で取得すること、廃棄物回収装置(3)が回収した医療材料(5)の情報を自動で取得することができるので、医療従事者による医療材料(5)の使用記録の入力の手間を削減することが可能となる。
本発明のプログラムは、ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)および前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とネットワークを介して通信可能に構成された医療材料の管理サーバ(1)で実行されるプログラムであって、前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、前記管理サーバ(1)を、前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、して機能させるためのプログラムである。
このプログラムによれば、在庫収納装置(2)から取り出された医療材料(5)の情報を自動で取得すること、廃棄物回収装置(3)が回収した医療材料(5)の情報を自動で取得することができるので、医療従事者による医療材料(5)の使用記録の入力の手間を削減することが可能となる。
本発明の廃棄物回収装置は、ネットワークを介して管理サーバ(1)と通信可能に構成された、ICタグ(51)が付された医療材料を回収する廃棄物回収装置(3)であって、前記医療材料が投入される回収部(31)と、前記回収部(31)に投入された前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)と、前記回収部(31)に前記医療材料(5)が投入された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を、前記管理サーバに送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明の在庫収納装置は、ネットワークを介して管理サーバ(1)と通信可能に構成された、ICタグ(51)が付された医療材料を収納する在庫収納装置(2)であって、前記医療材料が収納される収納部(21)と、前記収納部(21)に収納された前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)と、前記収納部(21)に前記医療材料(5)が収納された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を、前記管理サーバに送信する手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、医療材料の使用実績管理、補充手配および在庫管理を行うにあたり、医療従事者の管理負荷を軽減することが可能となる。
実施形態例に係る医療材料の管理システムの構成図である。 消費管理レポートの帳票イメージである。 棚卸レポートの帳票イメージである。 実施形態例に係る在庫収納装置の構成図である。 実施形態例に係る廃棄物回収装置の構成図である。 在庫収納装置に物品を収納する際の管理システムの処理フローである。 在庫収納装置から物品を取り出した際の管理システムの処理フローである。 手術における管理システムの処理フローである。 診療行為の実績を記録するための一覧表を示す画面例である。 診療行為の実績を記録するためのバーコード付き一覧表を示す帳票イメージである。
本発明のシステムは、主としてディスポーザブルかつ保険請求される医療材料を管理するためのシステムに関する。以下では本発明の実施形態例に係る医療材料の管理システムを構成説明し、続いて使用方法を説明する。
<構成>
図1は、実施形態例に係る医療材料の管理システムの構成図である。このシステムは、管理サーバ1と、複数の在庫収納装置2と、複数の手術室Rに配置される複数の廃棄物回収装置3と、タブレット4と、ICタグ51付きの多数の医療材料5と、管理端末6と、プリンタ7と、携帯型読取端末8とを主要な構成要素とする。
[管理サーバ1]
管理サーバ1は、CPUからなる演算部11と、管理プログラム12およびデータベース13を格納する記憶部14と、LANなどのネットワーク網による通信を可能とする通信部15と、電源部16とを備えた汎用PCサーバにより構成されている。管理サーバ1は、1台で複数施設の管理をすることができるが、複数台により構成してもよい。
演算部11により実行される管理プログラム12は、主として消費管理機能、在庫管理機能、診療行為実績管理機能、商品手配機能を備えている。
消費管理機能は、患者毎の医療材料の消費実績を商品コードや病院医事コードなどと共に管理し、CSV出力やプリンタ7による消費管理レポートの出力を可能とする機能である。図2は、消費管理レポートの帳票イメージである。
在庫管理機能は、携帯型読取端末8による棚卸(実施履歴管理)をすること、仕入先別、ロット別、有効期限別、在庫場所別(例えば、アンギオ室1、カテ室2)の在庫管理を行うこと、棚卸レポートを出力することを可能とする機能である。携帯型読取端末8による棚卸は、保管された医療材料5に付されたバーコードやQRコード(登録商標)等の二次元コード(以下、これらを「情報コード」という)を携帯型読取端末8で読み取り、管理サーバ1が管理する在庫データとのマッチングを行うことにより行われる。図3は、棚卸レポートの帳票イメージであり、同図中「WMS在庫」はシステムが把握する在庫であり、「棚卸在庫」は現物在庫であり、「差分」は「WMS在庫」と「棚卸在庫」の棚卸差異を示している。
診療行為実績管理機能は、タブレット4により入力された診療行為の実績を記録し、患者別の請求書を作成するために必要なデータを生成して表示・印刷したり、会計サーバ91に送信する機能である。診療行為実績管理機能の詳細は、図9〜10を参照しながら後述する。
商品手配機能は、使用報告書および発注書を作成すること、入荷商品と消費登録の紐付けを行うこと(補充入荷商品が、どの患者の使用分かをトレースすること)、仕入れ先を自動で振り分けること、短貸登録を可能とすること(使用実績登録しても手配しないようにすること)、会計サーバ91と連携して発注書や売上伝票を出力することを可能としている。
また、予め定められた周期(例えば、月単位または日単位)で、予定された手術で必要となる医療材料5の種類および数を推測し、推測に基づいて補充が必要な医療材料5を自動的に発注する自動発注機能を付加してもよい。さらに、突然、緊急手術等の予定が管理システムに入力され、医療材料5の不足が直近に予測される場合に、不足が予測される医療材料5が必要となる時間(すなわち、手術予定時間)に基づき、適切な仕入れ先(例えば、メーカ、ディーラー、病院)を選択し、自動発注する機能を付加してもよい。
実施形態例では一つの病院における管理を前提としているが、グループ関係等にある複数の病院の管理を一括管理する管理プログラム12に機能を持たせてもよい。例えば、病院間で定期便等の流通ルートが確立している場合には、ある病院で行う手術に必要な医療材料5を他の病院から取り寄せるためのメッセージを他の病院の管理端末に送信したり、流通ルートによる配送を自動手配したりするようにしてもよく、さらに各病院に優先度を付け、配送要求が複数ある場合には優先度の高い病院が選択されるようにしてもよい。このような機能を設ければ、グループ関係等にある複数の病院で、同種の医療材料5を共同購入して買取物品の仕入コストを下げることも可能であるし、割高な預託物品の割合を下げて割安な買取物品の割合を上げることも可能となる。
データベース13には、管理プログラム12の各機能を実現するために、少なくとも在庫データと使用実績データなどが格納されている。
在庫データとしては、IC管理データ、在庫ロケーション、実在庫数、過去棚卸実績などのデータが管理される。
使用実績データとしては、IC管理データ、実施手技、実施診療行為、担当医師、担当看護師、実施処置室名などのデータが管理される。ここで、IC管理データとは、ICタグ51に格納されるデータであり、ICタグシリアル番号、JANコード、UBD(使用期限)、製造ロット、製造シリアル番号、製造メーカー商品番号、償還価格などのデータである。
なお、従来の管理システムにおいては、実施手技および実施診療行為はシステム的に管理されておらず、担当者の裁量判断により非画一的な入力が行われていたため、医療機関ごとに異なる請求がなされることが少なくなかった。本システムによれば、実施手技および実施診療行為の入力を標準化することにより、画一的な請求を行うことが可能となる。
[在庫収納装置2]
在庫収納装置2は、収納部21と、読取部22と、制御部23と、通信部24と、電源部25と、棚部26と、警報部27とを備えて構成される。実施形態例に係る収納部21は、図4に示すように、市販の棚に各部を構成する機器を付加して構成されている。
収納部21は、ICタグ51付き医療材料5を収納する場所であり、各収納部21は棚板からなる棚部26により区切られる。図4に例示される在庫収納装置2では、収納部21を横長の直方体形としているが、これとは異なり任意の形状に構成することが可能である。例えば、カテーテルなどの長尺の医療材料を収納する場合には、吊り下げフックを掛けるパイプを縦長の収納部21が備える構成とすることが開示される。
読取部22は、ICタグ51のアンテナ、および読取装置(図示略)により構成される。このアンテナは、例えば、棚部26に複数の一又は複数の板状アンテナを設置することにより構成される。各棚部26の上面または底面にはアンテナの通信エリアを区切るためのシールドが配置されており、各アンテナの対応する収納部21のみが検知領域になるように設定されている。アンテナが受信したICタグ51からの反射波は、通信ケーブルを介して読取装置に送信される。読取装置は、アンテナから受信した反射波を増幅、復調してICタグの格納データに変換する制御部と、ICタグの格納データなど記憶する記憶装置と、制御部23との通信を可能とする通信部とを備えている(図示略)。このような構成によって、読取部22は、前面開口をICタグ51が通過するのを監視しており、ICタグ51が収納時または取り出し時に当該前面開口を通過すると、ICタグ51の格納データを読み出し、制御部23に送信する。
実施形態例では、医療材料5がどの段の収納部21に収納されているかは管理しているが、収納部21内における医療材料5の位置までは管理していない。すなわち、医療材料5の納品時および返却時の収納場所の厳密性は要求されないため、作業者の負荷は低い。
読取部22は、複数の医療部材4を同時に取り出し可能とするべく、アンチコリジョン(衝突防止)機能を備えている。
なお、読取部22の設置態様は、例示の態様に限定されず、例えば、アンテナを側面(28a,28b)に設置する態様が開示される。この際、側面28aおよび28bの両方にアンテナを設置し、2つのアンテナが同一のシリアル番号を有するICタグ51を読み取った際には一方のみを有効なものとする処理をソフトウェアで行うことにより、検出精度を高めるようにしてもよい。また、アンテナの形状は例示の板状に限定されず、例えば、紐状ないしロッド状のアンテナであってもよい。
制御部23は、CPUと記憶装置を備えた小型コンピュータであり、読取部22が読み取ったICタグ51の格納データを管理サーバ1に送信する。複数の手術室Rおよび複数の在庫収納装置2には、それぞれ一意のIDが振られており、原則として両者は一対一で紐付けられている。そのため、管理サーバ1で制御部23のIDを判別することにより、ある手術室Rで使用するための医療材料5の入庫および取り出し状況を管理することが可能である。
通信部24は、ネットワーク網または他のコンピュータと無線または有線通信するための通信モジュール(例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、イーサネット(登録商標))を備えている。
電源部25は、在庫収納装置2に商用電源からの電力を供給する。電源部25にバッテリーを設けてコードレス仕様にするのと共に、脚部にキャスターを設け、在庫収納装置2を可動式にしてもよい。
警報部27は、発光ダイオードや液晶パネル等の表示装置およびスピーカーにより構成され、医療材料5の出し入れを読取部22が読み取った際に電子音を出力したり、使用優先度の低い医療材料5の取出や誤取出等に対して電子音や発光により警報を出力したりする。
実施形態例では、制御部23、通信部24、電源部25および警報部27を、一つの筐体に収納しているが実現形態はこれに限定されず、例えば、読取部22に制御部23、通信部24、電源部25および警報部27のいずれかまたは全部を内蔵させてもよい。
[廃棄物回収装置3]
廃棄物回収装置3は、図5に示すように、回収部31と、読取部32と、制御部33と、表示部34と、入力部35と、通信部36と、電源部37と、台車39とを備えて構成され、使用済みの医療材料5'などの使用実績を管理するための装置である(なお、図1では使用前の医療材料に符号5を、使用済みの医療材料に符号5'を付している。)。
回収部31は、使用済みの医療材料5'(パッケージを含む)を回収するための箱体であり、ビニール袋が装着される。実施形態例では、回収部31の上部が常時開口する仕様を採用したが、足踏みペダルなどにより開閉する蓋付きの仕様を採用してもよい。医療材料5のパッケージは、血液や体液が付着する可能性があるため、感染性廃棄物(固形物)として処理される。そのため、回収部31の側面には、バイオハザードマークを付することが望ましい。回収部31は、複数個のキャスターが底面に配置された台車39に着脱自在に搭載されている。なお、台車39を、複数個の回収部31を設置できる仕様としてもよい。
読取部32は、回収部31の上部開口を読み取り範囲として設定されたICタグ51のアンテナ、および読取装置により構成される。このアンテナは、通信周波数が例えば916.8〜923.4MHzであり、読み取り距離は2.5m以上である。読取部32は、上部開口をICタグ51が通過するのを監視しており、ICタグ51が投入されると、ICタグ51の格納データを読み出して制御部33に送信し、格納データを受信した制御部33は警報部38に電子音を出力させる。読取部22は、複数の医療部材4を同時に投入可能とするべく、アンチコリジョン(衝突防止)機能を備えたものを採用するのが好ましい。読取部32の読取装置は、読取部22の読み取り装置と同様である。
なお、読取部32の設置態様は、例示の態様に限定されず、例えば、板状のアンテナを回収部31の側面や底面に設置したり、紐状ないしロッド状のアンテナを台車に設置したりしてもよい。
制御部33は、CPUと記憶装置を備えた小型コンピュータであり、読取部32が読み取ったICタグ51の格納データを管理サーバ1およびタブレット4に送信する。廃棄物回収装置3には、一意のIDが振られており、特定の手術室Rと紐付けられている。そのため、管理サーバ1で制御部33のIDを判別することにより、ある手術室Rにおける医療材料5の使用実績を管理することが可能である。
表示部34は、例えば液晶タッチパネルにより構成され、読取部32が読み取ったICタグ51の格納データを制御部33からの指令に基づき表示する。
入力部35は、例えば液晶タッチパネルにより構成され、使用済みの医療材料5'のうち、ICタグ51が付されていないものの使用実績を入力する。
実施形態例では、表示部34、入力部35および警報部38と制御部33の一部の機能を、後述のタブレット4により実現している。より詳細には、実施形態例の表示部34および入力部35は、タブレット4のタッチパネルにより実現され、警報部38は後述のタブレット4のスピーカーにより実現され、読取部32および制御部33とタブレット4との通信にBluetooth(登録商標)を利用し、タブレット4と管理サーバ1との通信に4Gなどの移動体通信を利用している。
ている。
通信部36は、ネットワーク網または他のコンピュータと無線または有線通信するための通信モジュール(例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、イーサネット(登録商標)、4Gなどの移動体通信)を備えている。
電源部37は、バッテリーを備え、各部に電力を供給する。通信部36および電源部37は有線仕様とすることもできるが、ケーブルによる躓きなどを防止するべくコードレス仕様とすることが好ましい。
警報部38は、スピーカーにより構成され、医療材料5'を読取部32が読み取った際に電子音を出力する。
実施形態例では、読取部32、制御部33、通信部36および電源部37を一つの筐体に収納し、表示部34、入力部35および警報部38を、後述のタブレット4により実現しているが実現形態はこれに限定されない。
[タブレット4]
タブレット4は、液晶タッチパネルおよび無線通信モジュールを備えたタブレット端末であり、診療行為を記録する専用アプリケーションがインストールされている。この専用アプリケーションは、タブレット4のタッチパネルに診療行為の一覧表を表示させ、看護師等による診療行為の記録を支援するためのものであり、この専用アプリケーションと通信することにより、管理サーバ1は上述の診療行為実績管理機能を実現している。なお、実施形態例とは異なり、専用アプリケーションをインストールせずに、Webブラウザにより管理サーバ1と双方向通信を行いながら診療行為を記録する仕様としてもよい。
図9は、診療行為の実績を記録するための一覧表を示す画面例である。
画面の最上部には、診療行為(手術)の対象となる患者の情報が表示されている。
患者の情報の下には、診療行為の実績を記録するための一覧表が表示されている。看護師等が実施予定の診療行為を入力すると、過去の実績から推測した標準的な診療行為名称と予定数が表示された一覧表が自動で出力される。
「No」は、実施される手技の順番(原則)を示している。図9の例示とは異なり、「No」の列を設けない仕様としてもよい。
「病院医事コード」は、病院内部において医事業務を実施する上で必要なコードであり、医事請求の際に使用される。
「特定機材コード」は、国によって標準化されたコードであり、医事請求の際に使用される。
「診療行為名称」は、大分類と小分類に分類され、標準化された手技を表示する欄であり、例えば、レセプトデータ(Eファイル、Fファイル)に基づく標準手技が表示される。
「材料名称」は、特定機材コードに対応する医療材料の名称、寸法、型番などを表示する。
「メーカー名」は、特定機材コードに対応する医療材料のメーカー名を表示する。
「予定数」は過去の標準値を表示する欄であり、「実績数」に実績値を入力する欄である。
「手技」、「薬剤」および「材料」は、診療行為に対応する点数を表示する欄である。
上記一覧表の各行の「実績数」の値の多くは、タブレット4、廃棄物回収装置3または携帯型読取端末8からの信号に基づき自動入力される。廃棄物回収装置3による実績数の入力は、回収部31に使用済みの医療材料5'を投入すれば、読取部32が読み取ったICタグ51の格納情報に基づき、制御部33が通信で自動入力する。すなわち、廃棄物回収装置3に使用済みの医療材料5'が投入されると、一覧表の対応する行(図9の例ではNo1、No2、No4)が着色され「実績数」の値が自動入力される。自動出力された一覧表に無い医療材料5'の使用実績が入力された場合は、対応する行がある場合とは異なる色で着色された行(図9の例ではNo6)が作成され、各行の「No」が再付番される。
携帯型読取端末8による実績の入力は、携帯型読取端末8で医療材料5'に付された情報コードを読み取ると、携帯型読取端末8が読み取ったデータを通信で管理サーバ1に送る自動入力により行われる。
他方で、廃棄物回収装置3または携帯型読取端末8からの信号に基づき自動入力できないものもある。例えば、大分類が「薬剤」または「手技」の診療行為の実績の一部または全部は、ICタグ51によるデータ管理になじまないため、タブレット4の液晶タッチパネルから手入力される。ここで、「予定数」と「実績数」が同じ場合は、文字入力を行うことなく、ボタン等にタッチするだけで簡単に実績を入力することが可能である。
廃棄物回収装置3や携帯型読取端末8により自動入力された内容は、タブレット4の液晶タッチパネルに一旦表示され、看護師等が確認タッチ操作を行った後にデータベース13のデータが更新される仕様としてもよいし、確認タッチ操作を待たずに自動更新される仕様としてもよい。
このように、実施形態例では、ICタグで一元管理することの作業負担増を避けるべく、複数チャネルから使用実績を入力する仕様を採用している。
図10は、診療行為の実績を記録するためのバーコード付き一覧表を示す帳票イメージである。従来の医療機関では、バーコードが付されたラベルを医療材料5のパッケージから剥がし、複数枚のラベルを台紙に貼り付けて医療材料5の使用実績の管理を行っていた。本システムでは、従来のバーコードを用いた管理システムとの連携を図るべく、使用済み医療材料5'の製品コード、バーコード、製品名称など記載された一覧表を印刷することも可能である。
[医療材料5]
医療材料5は、ICタグ51が付されたパッケージ(容器を含む)に封入された、カテーテル、超音波プローブ、ステントセット、人工骨、人工関節などの医療材料である。ICタグ51は、電池を内蔵しないRFIDタグであり、読取装置およびアンテナからの電磁誘導やマイクロ波により電力供給される非接触型パッシブタグである。ICタグ51は医療材料5のパッケージに付されるので小型かつ軽量である必要があるが、他方で一定の大きさの開口に沿って設けられたアンテナの通過時に通信を行う必要があることから、通信距離が数十センチ以上の周波数(例えば、56MHz、916.8〜923.4MHz、2.45GHz)を採用する。一つのパッケージには、一つのICタグ51が付される。錠剤や瓶詰めの薬にはICタグ51は付されず、これらの使用量等は、タブレット4から手で入力される。
医療材料5の発注タイプには「短貸」、「預託」および「買取」があり、ICタグ51には発注タイプが記録されている。「短貸」は一定期間の経過後返却されるものであり、廃棄物回収装置3により回収されない。「預託」は廃棄されるものであり、廃棄物回収装置3により回収され、自動補充発注の対象となる。「買取」は廃棄されるものと繰り返し使用されるものがあり、廃棄されるもののみが廃棄物回収装置3により回収される。廃棄物回収装置3により回収されない医療材料5については、携帯型読取端末8やタブレット4により使用実績を入力する。
その他、ICタグ51には、ICタグシリアル番号、JANコード、UBD(使用期限)、製造ロット、製造シリアル番号、製造メーカー商品番号、償還価格などが格納されている。
なお、廃棄物回収装置3に投入される医療材料5は、ディスポーザブルかつ保険請求されるものである。
[管理端末6]
管理端末6は、医局等に設置された1台または複数台のパーソナルコンピュータであり、ネットワーク網を介して管理サーバ1にアクセスし、各種データを権限の範囲内で参照し、編集し、出力することができる。管理端末6の画面には、上述の図2〜3および図9〜10の内容を表示させることが可能である。
[プリンタ7]
プリンタ7は、通常のA4等用紙を印刷するためのレーザープリンタまたはインクジェットプリンタにより構成される。病院で、ICタグの貼付を行う場合には、ICタグ付きシールラベルにデータを登録しながら文字や情報コードを印刷するラベルプリンタを別途設けてもよい。
[携帯型読取端末8]
携帯型読取端末8は、看護師等が情報コードを読み取るための携帯型コンピュータであり、例えば、液晶画面等からなる表示部と、管理端末6と通信するためのクレイドル接続ポートと、無線通信モジュール等からなる無線通信部と、記憶装置等からなる記憶部と、プロセッサや内蔵時計等からなる制御部と、ボタン等からなる操作部と、二次電池からなる電源とを備えたハンディターミナルにより構成される。なお、ハンディターミナルの表示部を情報入力が可能な液晶タッチパネルで構成し、操作部を兼用としてもよい(図示略)。
携帯型読取端末8は、ウェアラブル端末により構成することもできる。ウェアラブル端末としては、例えば、手甲または手首付近にリストバンド型のアタッチメントにより保持される情報コードリーダー、視界に入った情報コードを専用ソフトウェアが認識し、自動で読み取るカメラ付き眼鏡型ウェアラブル端末(ウェアラブルグラス)が開示される。現在流通している医療材料5には、GS1−128バーコードが標準印字されており、これを情報コードとして利用することができる。
[その他]
症状の経過、検査の理由、具体的な治療内容やその必要性などを記した症状詳記を作成するための記録を音声データにより残す機能を付加してもよい。例えば、タブレット4とBluetooth(登録商標)などにより無線通信ができるボイスレコーダーを医師が装着し、ボイスレコーダーの録音ボタンを押下し、取得した音声データをタブレットに送信することで、使用した医療材料5'と関連付けて音声データを記憶することが開示される。ICタグ51に、症状詳記の作成の要否を記録し、症状詳記の作成が必要な医療材料5(例えば、超音波探触子付カテーテル)のICタグ51が廃棄物回収装置3に投入された際に、症状詳記作成用音声データの入力を促すアラーム(例えば、電子音や音声)をタブレット4のスピーカーから発報する機能を設けてもよい。
現在は手技終了後、医師が1つ1つの症例のカルテを再読し手技の内容を想起しながらゼロから記述しているが、使用した医療材料5'と関連付けて記録された音声データを、術後に再生可能とすることで、症状詳記作成の負担を大幅に軽減することが可能となる。
[会計サーバ91]
会計サーバ91は、CPUからなる演算部と、医療会計プログラムおよびデータベースを格納する記憶部と、LANなどのネットワーク網による通信を可能とする通信部と、電源部とを備えた汎用PCサーバにより構成されている(図示略)。会計サーバ91のデータベースでは、医療材料5の原価データがJANコードと紐付けられて管理されている。医療会計プログラムは、管理サーバ1から受信した特定の手術室Rにおける使用実績データに基づき作成された患者別の請求書を作成するデータを生成する機能を備えている。
[仕入先側サーバ92]
仕入先側サーバ92は、CPUからなる演算部と、受注プログラムおよびデータベースを格納する記憶部と、LANなどのネットワーク網による通信を可能とする通信部と、電源部とを備えた汎用PCサーバにより構成されている。仕入先側サーバ92は、各仕入先に設置されており、管理サーバ1からのオンライン発注を受注する。より詳細には、管理サーバ1が作成した発注書が承認権限のある者に承認されると、ネットワーク網を介して発注書の宛先にある仕入先側サーバ92に発注書が送信される。なお、発注書は他のルート(例えば、FAX送信)で仕入先に送信されてもよい。
[照会端末93]
照会端末93は、仕入先Sに設置された1台または複数台のパーソナルコンピュータであり、ネットワーク網を介して管理サーバ1にアクセスし、各種データを権限の範囲内で参照し、出力することができる。在庫情報を共有することで、販売中止が予定されている医療材料5の置き換えを提案したり、緊急時に施設間の在庫融通を行ったりすることが可能となる。
<使用方法>
図6は、在庫収納装置2に物品を収納する際の管理システムの処理フローである。
仕入先Sから納入された医療材料5が、看護師等により在庫収納装置2に収納される(STEP600)。医療材料5には、納品前に所定データを格納したICタグ51が付されているのが通常であるが、医療機関側で所定データを格納したICタグ51を付してもよい。読取部22は、一定間隔で収納部21内のICタグ51からの反射波を検出しているため、ICタグ51付き医療材料5が収納されると、制御部23は収納されたICタグ51の格納データを取得する(STEP601)。制御部23が管理サーバ1に照会すると、収納された医療材料5がデータベースに登録済みかが判定される(STEP602)。未登録と判定された場合、管理サーバ1は医療材料5が新たに収納されたものとして、当該医療材料5のデータを在庫収納装置2のIDと関連づけてデータベースに登録するのと共に、ステータスを「収納」に更新する(STEP603)。登録済と判定された場合、先に取り出された医療材料5が戻された状態にあるので、管理サーバ1は当該医療材料5のステータスを「取出」から「収納」に更新する(STEP604)。
図7は、在庫収納装置2から物品を取り出した際の管理システムの処理フローである。
看護師等は、検査や手術等で使用する医療材料5を在庫収納装置2から取り出す(STEP700)。読取部22は、一定間隔で収納部21内のICタグ51からの反射波を検出しているため、ICタグ51付き医療材料5が取り出されると、制御部23により取り出されたICタグ51が特定される(STEP701)。制御部23は、取り出された医療材料5と同一物品であり、優先使用されるべきものが無いかを、管理サーバ1に照会して(或いはその記憶装置内のデータを読み出して)判定する(STEP702)。例えば、取り出された医療材料5の発注タイプが「預託」であり、かつ、発注タイプが「買取」の同一の医療材料5が存在するかの判定や消費期限が近い同一物品が存在するかの判定を行う。優先使用すべき同一の医療材料5が存在する場合は、その使用を促すための警報(ブザー、音声、光等)を在庫収納装置2は出力する(STEP703)。なお、診療行為の実績を記録するための一覧表(図9)が既に作成されている場合は、一覧表に掲載の無い医療材料5が取り出された際に警報を出力するようにしてもよい。
管理サーバ1は、制御部23からの受信データに基づき取り出された医療材料5のステータスを「収納」から「取出」に更新する(STEP704)。続いて、管理サーバ1は、取り出された医療材料5の数量情報を取得し、補充発注が必要であるかを判定する(STEP705)。補充発注の判定ロジックとしては、例えば、医療材料5が取り出された際に都度補充発注を行うロジック、一定期間(例えば、一週間)に使用された分を補充発注するロジック、医療材料毎に予め設定された数量分を使用した際に補充発注するロジック、在庫数が予め設定された数値以下になった際に補充発注するロジック、取り出された医療材料5が廃棄物回収装置3に投入された際に補充発注するロジックが開示される。補充発注が必要と判定された場合、管理サーバ1は、承認権限者の承認を待って或いは所定条件(例えば、発注が設定金額以下であること)のもと自動で、仕入先サーバ92に必要な分量の医療材料5を発注する。
図8は、手術における管理システムの処理フローである。
看護師等は、管理端末6から手術が決まった患者のデータを読み出し、手技名、日付、開始時間、担当医などの情報を入力する(STEP800)。手技名が入力されると、必要な医療材料5の情報が表示されるので、看護師等は、在庫収納装置2から必要な医療材料5を取り出し、手術室Rへ搬送する(STEP801)。在庫収納装置2から必要な医療材料5を取り出すと、上述の図7の処理フローが実行される。
手術が開始されると、医療材料5が使用され、回収される(STEP802)。タブレット4には、実行順に診療行為名称、予定数などが表示されているので、看護師や医師等は順番を間違えることなく診療行為を行うことができる。ディスポーザブルかつ保険請求される医療材料5'は、廃棄物回収装置3へ投入することで回収される。
使用した医療材料5'の実績数は、看護師等により或いは自動で入力され、管理サーバ1に送信される(STEP803)。廃棄物回収装置3へ投入された使用済み医療材料5'については、自動で実績数が入力されるので、特別な操作は不要である。薬剤のようにICタグ51による管理に適さない医療材料5(すなわち、使用数とパッケージの数が一致しないもの)については、タブレット4から手入力で或いは携帯型読取端末8で情報コードを読み取ることで入力する。ここで、手入力が必要な診療行為については、対象行が識別可能に表示(例えば、強調表示、着色表示)することで、誤入力を防ぐことを可能としてもよい。情報コードが付された医療材料5については、携帯型読取端末8で情報コードを読み取ることで実績数を入力してもよい。医療材料5には情報コードが通常付されているため、「短貸」などの廃棄されない医療材料5の実績数の管理には携帯型読取端末8による入力が適している。症状詳記を作成するための記録として、医師の発声情報を使用した医療材料5'と関連付けられた音声データにより記録する機能を設けてもよい。
管理サーバ1は、入力された実績数が、予め設定された使用予定数量を超えていないかをチェックし(STEP804)、使用予定数量を超えている場合は、音声または画面表示による警報出力を指令する指令データをタブレット4に送信する(STEP805)。看護師等は、必要に応じて、タブレット4から実績数等の入力データを修正する。
手術が終了すると、看護師等はタブレット4の液晶タッチパネルにタッチして手術のステータスを「終了」に更新する(STEP806)。管理サーバ1は、入力された行為実績にエラーがないかをチェックし(STEP807)、エラーがある場合は、音声または画面表示による警報出力指令をタブレット4に送信する(STEP808)。STEP807におけるチェックとしては、例えば、全ての診療行為が行われているかのチェック、在庫収納装置2から取り出された医療材料5と廃棄物回収装置3での読み取り結果との整合性チェックを行うことが開示される。看護師等は、必要に応じて、タブレット4から入力データを修正する。
管理サーバ1は、データベース13を更新し、更新されたデータのうち関連するものと会計処理に必要なデータを会計サーバ91および仕入先側サーバ92に送信する(STEP809)。これにより、会計サーバ91では保険償還費の計算が行われ、仕入先側サーバ92では医療材料5の手配が行われる。使用された医療材料5'のステータスは管理サーバ1により「使用済」に更新され、使用されていない医療材料5のステータスは「取出」のままとなる。ここで、在庫収納装置2から取り出されていない(すなわち、「取出」のステータスが付されていない)医療材料5が廃棄物回収装置3により回収されている場合に、当該医療材料5の格納情報に「収納」のステータスを付して記録し(すなわち、在庫にあげ)、続いて当該格納情報に「使用済」のステータスを付して更新記録する機能を付加してもよい。
管理サーバ1は、在庫収納装置2から取り出された医療材料5のうち、使用されなかったものが一定時間(例えば、24時間)以内に在庫収納装置2に返却されたかをチェックし(STEP810)、返却エラーがある場合は、警報出力指令を管理端末6に送信する(STEP811)。別の言い方をすれば、管理サーバ1は、予め定められた時間の経過後、取出ステータスが付されていた医療材料5の全てがデータベース13に返却ステータスまたは使用済ステータスを付して更新記録されていることをチェックし、取出ステータスが更新記録されていない医療材料5がある場合に警報出力指令を管理端末6に送信する。
廃棄物回収装置3により回収された使用済みの医療材料5'は、廃棄物一時保管場所に移送される。本実施形態例では、廃棄物回収装置3による回収後の移送状況を監視していないが、適切な場所に移送されたことを確認してから、医療会計手続を開始する機能を付加してもよい。例えば、ICタグ51の格納情報を読み取る読取部と、管理サーバ1との通信を可能とする通信部とを備えた廃棄物一時保管装置(図示省略)を設け、管理サーバが、廃棄物一時保管装置に使用済み医療材料5'が回収された際に読み取られたICタグ51の格納情報を受信し、当該格納情報がSTEP809で更新記録された情報と一致する場合に、当該格納情報およびその会計処理に必要な情報を特定の会計サーバ91に送信する会計情報送信機能を付加することが開示される。
以上に説明した実施形態例の医療材料の管理システムによれば、在庫収納装置2と廃棄物回収装置3のそれぞれで医療材料5の管理を行うので、在庫と使用実績が一致しないという課題を解決することが可能である。
また、使用優先度の高い医療材料5から使用することを促されるので、未使用状態での消費期限切れ等による医療材料5の廃棄処分を削減することが可能である。
さらに、廃棄物回収装置3に投入された医療材料5(使用済み医療材料5')の情報に基づき患者別請求書が作成されるので、使用した医療材料5(使用済み医療材料5')の請求漏れや使用していない医療材料5の誤請求の問題を解消することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
1 管理サーバ
2 在庫収納装置
3 廃棄物回収装置
4 医療材料
5 タブレット
6 管理端末
7 プリンタ
8 携帯型読取端末
91 会計サーバ
92 仕入先側サーバ
93 照会端末

Claims (15)

  1. ネットワークを介して通信可能に構成された管理サーバ(1)と、ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)と、前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とを備える医療材料の管理システムであって、
    前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、
    前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、
    前記管理サーバは、
    前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、
    前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、
    を備えることを特徴とする医療材料の管理システム。
  2. 前記管理サーバは、前記医療材料(5)が前記在庫収納装置(2)に収納された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に収納ステータスを付して記録する収納管理手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療材料の管理システム。
  3. 前記収納管理手段は、受信した前記ICタグ(51)の格納情報が記録済みである場合には返却ステータスを付して記録し、記録済みでない場合には収納ステータスを付して記録することを特徴とする請求項2に記載の医療材料の管理システム。
  4. 前記管理サーバは、前記使用管理手段の実行から予め定められた時間の経過後、前記取出ステータスが付されていた医療材料(5)の全てが前記データベース(13)に返却ステータスまたは使用済ステータスを付して更新記録されていることをチェックし、前記取出ステータスが更新記録されていない医療材料(5)がある場合に特定のコンピュータに警報を出力させる指令を送信する使用状況監視手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の医療材料の管理システム。
  5. 前記在庫収納装置(2)および前記廃棄物回収装置(3)は、手術室と関連付けて登録されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の医療材料の管理システム。
  6. 前記在庫収納装置(2)は、警報を出力する警報部を備え、
    前記取出管理手段は、受信したICタグ(51)の格納情報に含まれる商品情報と同一の商品情報を有した使用優先度が高い在庫品を検索し、当該同一の商品情報を有し、使用優先度が高い在庫品が存在する場合は、前記警報部に警報を出力させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の医療材料の管理システム。
  7. 前記使用管理手段は、前記取出ステータスが付されていない医療材料(5)が廃棄物回収装置(3)により回収された場合に、当該医療材料(5)の格納情報に収納ステータスを付して記録し、続いて当該格納情報に使用済ステータスを付して更新記録することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の医療材料の管理システム。
  8. 前記管理サーバは、複数の病院に配置された前記在庫収納装置(2)および前記廃棄物回収装置(3)を管理する複数病院管理手段を備え、
    前記複数病院管理手段は、一の病院で補充が必要な医療材料(5)が他の病院に予め設定された数量を越えた在庫がある場合に、当該数量を越えた在庫の情報を特定のコンピュータに表示させる指令を送信することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の医療材料の管理システム。
  9. 前記管理サーバは、予め定められた周期で医療材料(5)の在庫の情報を取得し、予定された手術情報に基づき補充が必要な医療材料(5)の種類および数量を算出し、当該種類および数量の情報を仕入れ先のコンピュータに出力させる指令を送信する自動発注手段を備えることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の医療材料の管理システム。
  10. さらに、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段とを備えた廃棄物一時保管装置を備え、
    前記管理サーバは、前記廃棄物一時保管装置に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報が前記使用管理手段が記録した情報と一致する場合に、当該格納情報およびその会計処理に必要な情報を特定のコンピュータに送信する会計情報送信手段を備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の医療材料の管理システム。
  11. ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)および前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とネットワークを介して通信可能に構成された医療材料の管理サーバ(1)であって、
    前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、
    前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、
    前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、
    前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、
    を備えることを特徴とする医療材料の管理サーバ。
  12. ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)および前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とネットワークを介して通信可能に構成された医療材料の管理サーバ(1)の制御方法であって、
    前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、
    前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、
    前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理ステップと、
    前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理ステップと、
    を備えることを特徴とする医療材料の管理サーバの制御方法。
  13. ICタグ(51)が付された医療材料(5)を収納する在庫収納装置(2)および前記医療材料(5)を回収する廃棄物回収装置(3)とネットワークを介して通信可能に構成された医療材料の管理サーバ(1)で実行されるプログラムであって、
    前記在庫収納装置(2)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(22)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)とを備え、
    前記廃棄物回収装置(3)は、前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)とを備え、
    前記管理サーバ(1)を、
    前記在庫収納装置(2)から前記医療材料(5)が取り出された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に取出ステータスを付して記録する取出管理手段と、
    前記廃棄物回収装置(3)に前記医療材料(5)が回収された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を受信し、当該格納情報に使用済ステータスを付して記録する使用管理手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  14. ネットワークを介して管理サーバ(1)と通信可能に構成された、ICタグ(51)が付された医療材料を回収する廃棄物回収装置(3)であって、
    前記医療材料が投入される回収部(31)と、
    前記回収部(31)に投入された前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、
    前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(36)と、
    前記回収部(31)に前記医療材料(5)が投入された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を、前記管理サーバに送信する手段とを備えることを特徴とする廃棄物回収装置。
  15. ネットワークを介して管理サーバ(1)と通信可能に構成された、ICタグ(51)が付された医療材料を収納する在庫収納装置(2)であって、
    前記医療材料が収納される収納部(21)と、
    前記収納部(21)に収納された前記ICタグ(51)の格納情報を読み取る読取手段(32)と、
    前記管理サーバとの通信を可能とする通信手段(24)と、
    前記収納部(21)に前記医療材料(5)が収納された際に読み取られたICタグ(51)の格納情報を、前記管理サーバに送信する手段とを備えることを特徴とする在庫収納装置。
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