JP2007106267A - 無人ヘリコプタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 機体側と地上局との間の通信への影響を低減させて安定したデータ通信ができる無人ヘリコプタを提供する。
【解決手段】 機体4の下部左右にスキッド9を備え、機体下部外側にアンテナ18,19,23を備えた無人ヘリコプタ1において、前記スキッド9は非導電体材料からなる。好ましくは、前記スキッド9は、FRPからなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 機体4の下部左右にスキッド9を備え、機体下部外側にアンテナ18,19,23を備えた無人ヘリコプタ1において、前記スキッド9は非導電体材料からなる。好ましくは、前記スキッド9は、FRPからなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ロータの揚力により飛行する無人ヘリコプタに関する。
無人ヘリコプタは、農薬等の薬剤を散布するため(例えば特許文献1)、あるいは航空写真撮影等のために用いられる。この無人ヘリコプタは、無線操縦機で使用者が地上から機体を見ながら飛行状態に応じて遠隔操作できる。さらにこのような無人ヘリコプタにおいて、エンジンの運転状態等に応じて最適な飛行制御を自動的に行う自律飛行制御が実用化されている。このような自律飛行制御を行う場合、機体側から運転状態の検出データがデジタル信号で地上局に送られるとともに、地上局側から自律飛行に必要な指令信号がデジタル信号で機体側に送られる。このような自律飛行用の操縦データ通信用のアンテナが機体に備わる。
一方、写真撮影用カメラを搭載した無人ヘリコプタでは、撮影した画像のアナログデータを地上局に送信する。この画像データ通信のために画像データ用のアンテナが機体に備わる。
このような操縦データアンテナ及び画像データアンテナは、機体の姿勢にかかわらず地上との間で良好に送受信を行うために、機体下部のほぼ中央部に設けることが考えられる。さらに機体には、地上局からの無線指令を受信するための無線操縦用受信アンテナやGPSアンテナが備わる。
また、機体内部又は機体側面の制御ボックス内には、デジタル操縦データやアナログ画像データ等を送受信するための通信機が収納される。
この機体下部ほぼ中央部の左右両側には離着陸時に機体を支持するスキッドが設けられる。
従来のスキッドは、強度確保のためアルミニウム合金等の金属製であった。このため、機体の姿勢や方向などによっては、機体外周に設けたアンテナと地上局との間の通信に影響を及ぼし、電波の強さの変動やノイズの変化等の不具合が生じ安定した送受信ができなかった。
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、機体側と地上局との間の通信への影響を低減させて安定したデータ通信ができる無人ヘリコプタの提供を目的とする。
請求項1の発明は、機体下部の左右にスキッドを備え、機体下部外側にアンテナを備えた無人ヘリコプタにおいて、前記スキッドは非導電体材料からなることを特徴とする無人ヘリコプタを提供する。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記スキッドは、FRPからなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、機体下部左右のスキッドを非導電体材料で形成するため、アンテナに対する電磁的な影響が抑制され、地上局との間で安定したデータ通信ができる。
請求項2の発明によれば、スキッドを非導電体のFRP(グラスファイバー製FRP)で形成するため、電磁波に対する影響が軽減されるとともに、充分な強度が確保される。
図1〜図3はそれぞれ、本発明に係る無人ヘリコプタの側面図、上面図及び正面図である。
無人ヘリコプタ1は、メインボディ2とテールボディ3からなる機体4を備える。メインボディ2の上部にメインロータ5が備わり、テールボディ3の後部にテールロータ6が備わる。メインボディ2の前部にラジエータ7が備わり、機体4のほぼ中央部のメインボディ2の左右下部に支持脚8を介してスキッド9が備わる。
無人ヘリコプタ1は、メインボディ2とテールボディ3からなる機体4を備える。メインボディ2の上部にメインロータ5が備わり、テールボディ3の後部にテールロータ6が備わる。メインボディ2の前部にラジエータ7が備わり、機体4のほぼ中央部のメインボディ2の左右下部に支持脚8を介してスキッド9が備わる。
これらの支持脚8及びスキッド9は、非導電体であるグラスファイバーのFRPで形成されている。
スキッド9の前端部上方の機体下部には、機体内のエンジン(不図示)に接続された排気管60に備わるマフラー61が配設される。
メインボディ2の後部上側にコントロールパネル10が備わり、下側に表示灯11が備わる。コントロールパネル10は、飛行前のチェックポイントやセルフチェック結果等を表示する。コントロールパネル10の表示は地上局でも確認できる。表示灯11は、GPS制御の状態や機体の異常警告等の表示を行う。
メインボディ2の前部下側に、赤外線カメラ(あるいはCCDカメラ)を収容したカメラ装置12がカメラ雲台13を介して取付けられる。カメラ装置12は、カメラ雲台13に対し、パン軸(垂直軸)廻りに回転するとともに、内部のカメラ(不図示)がチルト軸(水平軸)廻りに回転可能である。これにより、カメラが前側の窓14を通して上空から地上の全方位を撮影できる。
メインボディ2の左側に自律制御ボックス15が搭載される。自律制御ボックス15内には、自律制御に必要な、GPS制御装置、地上と通信するデータ通信機や画像送信機、及び制御プログラムを組込んだ制御基板などが収容される。自律制御は、機体の位置や速度などの飛行データ、機体の姿勢や方位などの機体データ、エンジン回転数やスロットル開度などの運転状態データ等に基づいて、予め定められた運転モードや制御プログラムを自動的にあるいは地上局からの指令によって選択し、運転状態に応じて最適な操縦制御を行う。
この無人ヘリコプタ1は、このような自律制御で飛行できるとともに、飛行状態を目で確認しながら、この飛行状態や機体から送信された各種運転状態データに基づいて、無線操縦機によりマニュアル操作が可能である。
メインボディ2の下面側にアンテナ支持枠16が取付けられる。このアンテナ支持枠16に、傾斜したステー17が取付けられる。このステー17に、前述の自律制御に必要な運転状態データや飛行指令データ等の操縦データ(デジタルデータ)を地上局との間で送受信するための操縦データアンテナ18が取付けられる。ステー17にはさらに、前述のカメラ装置12で撮影した画像データ(アナログデータ)を地上局に送信するための画像データアンテナ19が取付けられる。
テールボディ3の下面側に地磁気等に基づく方位センサ20が備わる。方位センサ20により機体の向き(東西南北)が検出される。メインボディ2内にさらに、ジャイロ装置からなる姿勢センサ(不図示)が備わる。
テールボディ3の上面側にメインGPSアンテナ21及びサブGPSアンテナ22が備わる。テールボディ3の後端部に、無線操縦機からの指令信号を受信する無線操縦用受信アンテナ23が備わる。
図4は、本発明に係る無人ヘリコプタのブロック構成図である。
カメラ装置12は、カメラ雲台13に搭載された赤外線カメラ(又はCCDカメラ)24を備える。
カメラ装置12は、カメラ雲台13に搭載された赤外線カメラ(又はCCDカメラ)24を備える。
自律制御ボックス15内には、カメラ24からの映像データを受信する画像制御装置25と、画像データを地上局に送る画像送信機26と、自律制御に必要なデータを地上局との間で送受信するためのデータ通信機27と、自律制御プログラムが格納されたマイコン等からなる制御基板28と、メインGPSアンテナ21に接続されたメインGPS受信機29と、サブGPSアンテナ22に接続されたサブGPS受信機30が収納される。
機体4には、自律制御ボックス15内の画像送信機26及びデータ通信機27からそれぞれ、アナログ画像データを地上局に送る画像データアンテナ19及びデジタル操縦データを地上局との間で送受信する操縦データアンテナ18が、前述のようにメインボディ2(図1)の下面側に備わる。方位センサ20は、自律制御ボックス15内の制御基板28に接続される。機体4内には、ジャイロ装置等からなる姿勢センサ31が備わり、コントロールボックス32に接続される。コントロールボックス32は、自律制御ボックス15内の制御基板28とデータ通信して5台のサーボモータ33を駆動する。3台のサーボモータ33がメインロータを制御してエンジンコントロール用のサーボモータとともに、機体の前後、左右、上下方向の移動を制御し、テールロータ制御用のサーボモータが機体の回転を制御する。
図5は、地上局のブロック構成図である。
無人ヘリコプタ1と通信する地上局53には、GPS衛星からの信号を受信するGPSアンテナ34と、無人ヘリコプタ1とデータ通信を行うための通信アンテナ35と、無人ヘリコプタ1から画像データを受信するための画像受信アンテナ36の3本のアンテナが地上に設置される。
無人ヘリコプタ1と通信する地上局53には、GPS衛星からの信号を受信するGPSアンテナ34と、無人ヘリコプタ1とデータ通信を行うための通信アンテナ35と、無人ヘリコプタ1から画像データを受信するための画像受信アンテナ36の3本のアンテナが地上に設置される。
地上局53は、データ処理部37と、監視操作部38と、電源部39とにより構成される。
データ処理部37は、GPS受信機40と、データ通信機41と、画像受信機42と、これらの受信機40,通信機41,受信機42に接続された通信基板43とにより構成される。
監視操作部38は、手動用コントローラ(無線操縦機)44と、カメラ操作や機体の操縦調整などを行うベースコントローラ45と、バックアップ電源46と、ベースコントローラ45に接続されたパソコン47と、パソコン用のモニタ48と、ベースコントローラ45に接続され画像データを表示する画像モニタ49とにより構成される。
電源部39は、発電機50と、バッテリブースタ51を介して発電機50に接続されたバックアップバッテリ52とにより構成される。バックアップバッテリ52は、飛行前のチェック時などの発電機50が動作していないときに機体側に接続して12Vの電圧を供給する。飛行中は、発電機50からデータ処理部37及び監視操作部38に100Vの電圧を供給する。
前述のように、機体下部に支持脚8を介してスキッド9が備わる。本発明では、これらの支持脚8及びスキッド9は、非導電体のFRPからなる。したがって、データ通信用の操縦データアンテナ18や画像データアンテナ19及び無線操縦用受信アンテナ23などのアンテナ及び機体に搭載された画像送信機やデータ通信機などを含む通信装置70に対する電磁的影響を軽減して安定したデータ通信を行うことができる。
本発明は、無人ヘリコプタだけでなく、翼を有する無人飛行機に対しても適用可能である。
1:無人ヘリコプタ、2:メインボディ、3:テールボディ、4:機体、5:メインロータ、6:テールロータ、7:ラジエータ、8:支持脚、9:スキッド、10:コントロールパネル、11:表示灯、12:カメラ装置、13:雲台、14:窓、15:自律制御ボックス、16:アンテナ支持枠、17:ステー、18:操縦データアンテナ、19:画像データアンテナ、20:方位センサ、21:メインGPSアンテナ、22:サブGPSアンテナ、23:無線操縦用受信アンテナ、24:カメラ、25:画像制御装置、26:画像送信機、27:データ通信機、28:制御基板、29:メインGPS受信機、30:サブGPS受信機、31:姿勢センサ、32:コントロールボックス、33:サーボモータ、34:GPSアンテナ、35:通信アンテナ、36:画像受信アンテナ、37:データ処理部、38:監視操作部、39:電源部、40:GPS受信機、41:データ通信機、42:画像受信機、43:通信基板、44:無線操縦機、45:ベースコントローラ、46:バックアップ電源、47:パソコン、48:モニタ、49:画像モニタ、50:発電機、51:バッテリブースタ、52:バックアップバッテリ、53:地上局、56:ステー支持枠、57:クッション材、58,59:ブラケット、60:排気管、61:マフラー、70:通信装置
Claims (2)
- 機体下部の左右にスキッドを備え、機体下部外側にアンテナを備えた無人ヘリコプタにおいて、前記スキッドは非導電体材料からなることを特徴とする無人ヘリコプタ。
- 前記スキッドは、FRPからなることを特徴とする請求項1に記載の無人ヘリコプタ。
Priority Applications (1)
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JP2005299409A JP2007106267A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | 無人ヘリコプタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102921175A (zh) * | 2012-11-30 | 2013-02-13 | 贵州新视界航拍科技有限公司 | 一种用于航拍的航模直升机 |
CN104608928A (zh) * | 2014-12-12 | 2015-05-13 | 辽宁石油化工大学 | 多功能预警型航拍飞行器 |
CN107352014A (zh) * | 2017-07-28 | 2017-11-17 | 珠海紫燕无人飞行器有限公司 | 一种电动无人直升机机架 |
WO2019026350A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社Subaru | 回転翼航空機の降着装置 |
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2005
- 2005-10-13 JP JP2005299409A patent/JP2007106267A/ja not_active Withdrawn
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