JP4532318B2 - 無人ヘリコプタ - Google Patents

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Description

本発明は、ムービーカメラやスチールカメラを搭載して、上空からの様子を撮影するヘリコプタに関し、特にこれらカメラの撮影方向の制御に関する。
ヘリコプタにムービーカメラやスチールカメラを搭載して、上空からの様子を撮影することが行われている。特に近年ではラジコン等により地上からの遠隔操作や、予めプログラムされた経路を飛行(プログラムフライト)する無人ヘリコプタ(例えば特許文献1)にこれらカメラを搭載して、有人ヘリコプタが近づけない場所の航空写真撮影などが行われている。
このとき、ヘリコプタによる航空撮影や監視撮影の主な目的としては、次のような事が挙げられる。
(1)物体の探索。
(2)物体の判別。
(3)機体周辺状況の伝達。
なお、ここでいう物体とは、人や動植物などの生物、車輌や建物などの構造物、地形や自然状態等などである。
このように従来の無人ヘリコプタによる航空撮影や監視撮影では、前述の(1)〜(3)を主な目的としているために、地上からの遠隔操作等によりカメラを操作しない限り、カメラを撮影目標に設定するとその角度は撮影目標の方向に(地球座標に基づく絶対位置方向)保持されるのが通常であった(ノーマルモードに相当)。
しかしながら、このように機体の向きに関係なくカメラが常に撮影目標の方向に保持されるだけでは、無人ヘリコプタが前述のプログラムに沿って撮影地点に向かって飛行(プログラムフライト)しているときに、モニタ画面上で機体の進行方向や機体の動きに追従した画像(例えば、機体の前進に伴い撮影物が後方に流れていく画像)を得ることができず、飛行状態が認識しにくかった。
また、このような無人ヘリコプタを利用した航空撮影や監視撮影が行なわれる場所は、その性格上、自然条件やロケーション的に厳しいところが多いため、無人ヘリコプタと地上に設けた基地局との間でのデータ通信の通信状態が良好に保てなくなることが起こりえる。このように通信常態が悪くなると、無人ヘリコプタから送信されてくる画像データ等は、ノイズが入りつつも確認することが可能であるが、地上局から無人ヘリコプタへの送信データ(カメラ等の操作信号)が届かなくなる場合や、送信データが良好に伝わらなくなる場合があり、カメラを意図通りに操作することができなくなってしまう。
こうして、地上からのデータ送信が不良になったり途絶えたりした場合には、カメラの方向を制御することが不可能なために、データ送信が途絶える直前の状態にカメラの方向が固定されてしまうという問題があった。
なお、無人ヘリコプタはこのように地上局からの送信データの受信状態が悪くなると、自動的に地上局(もしくは予め決められた安全な着陸地点等)に向かって正面を向いて自動的に帰還するように自動帰還プログラムが搭載されている。
特開2002−166893号公報
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、撮影目標に向けての移動中に機体の進行方向や機体の動きに追従した画像得ることができ、さらに、データ通信が途絶えた場合でも、機体の状況や周囲の状況を把握することのできる無人ヘリコプタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、機体の下部に搭載したカメラを地上から遠隔操作し、上空から撮影を行なう無人ヘリコプタにおいて、前記カメラをパン(水平)方向およびチルト(垂直)方向に駆動するモータと、これらモータを制御する制御部とを備えるとともに、前記制御部は、地上からの操作信号が届くときに地上からの操作により変更可能なノーマルモード、ニュートラルモードおよびパン追随モードと、地上からの操作信号が届かなくなったときの緊急モードとからなる4つのモードを備え、前記ノーマルモードにおいては、パン(水平)方向およびチルト(垂直)方向が共に地上からの遠隔操作により任意に設定された撮影目標に保持され、前記ニュートラルモードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持され、前記パン追随モードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に対して任意の一定角度に保持され、チルト(垂直)方向は遠隔操作により任意に操作可能であり、前記緊急モードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持されることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御部は、前記ノーマルモード、ニュートラルモード、パン追随モードの3モードの場合、前記カメラのズームを地上からの遠隔操作で任意に変更可能としたことを特徴としている。
さらに、請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記制御部は、前記緊急モードではズームを広角(ワイド)側に保持することを特徴としている。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、前記制御部は、機体のヨー方向およびピッチング方向の揺れを検出するジャイロセンサと、各ジャイロセンサの検出結果に基づいて前記モータを制御して前記カメラ の姿勢を調整する振動キャンセル機構を備えたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、無人ヘリコプタの制御部は、地上からの操作信号が届くときに地上からの操作により変更可能なノーマルモード、ニュートラルモードおよびパン追随モードと、地上からの操作信号が届かなくなったときの緊急モードとからなる4つのモードを備え、前記ノーマルモードにおいては、パン(水平)方向およびチルト(垂直)方向が共に地上からの遠隔操作により任意に設定された撮影目標に保持され、前記ニュートラルモードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持され、前記パン追随モードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に対して任意の一定角度に保持され、チルト(垂直)方向は遠隔操作により任意に操作可能であり、前記緊急モードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持されるため、ノーマルモードによって撮影目標を的確に撮影できるとともに、パン追随モードでは、進行方向の障害物などを確認可能であると共に、機体が動いていることが地上から画面を介して確認することができ、ニュートラルモードでは、予めプログラムされた経路を飛行するプログラムフライトにより目標に向かっている移動中に機体の動きに追従した動きを画面上で確認することができ、さらに、地上からの操作信号が届かなくなったときには緊急モードに移行することで無人ヘリコプタの自動帰還プログラムが作動したこと及び回帰中の進行方向等を確認することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、前記制御部は、前記ノーマルモード、ニュートラルモード、パン追随モードの3モードの場合、前記カメラのズームを地上からの遠隔操作で任意に変更可能としているため、地上からズームを任意に変更して適切な情報を得ることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の効果に加えて、前記制御部は、前記緊急モードではズームを広角(ワイド)側に保持するため、直前のモードにおけるズームの状態によらず、広角側とすることでより多くの情報を撮影して地上に送信することができ、地上側で確認することができる。
請求項4の発明によれば、請求項1〜3の効果に加えて、前記制御部は、機体のヨー方向(パン回転方向)およびピッチング方向(チルト回転方向)の揺れを検出するジャイロセンサと、各ジャイロセンサの検出結果に基づいてモータを制御して前記カメラ の姿勢を調整する振動キャンセル機構を備えているため、前述の各モード時における画像のブレを防止し、鮮明な画像を地上に送信することができる。
本発明が適用されるヘリコプタについて、以下、図面と共に詳細に説明する。
図1〜3はそれぞれ、本発明に係る無人ヘリコプタの側面図、上面図及び正面図である。
無人ヘリコプタ1はメインボディ2とテールボディ3からなる機体4を備える。メインボディ2の上部にメインロータ5が備わり、テールボディ3の後部にテールロータ6が備わる。メインボディ2の前部にラジエータ7が備わり、その後にエンジン、吸気系、メインロータ軸、燃料タンクの順にメインボディ2内に収容される。燃料タンクは、外部サブ燃料タンクを不要とすべく大容量のものが機体中央付近に収容される。機体4のほぼ中央部のメインボディ2の左右下部に支持脚8を介してスキッド9が備わる。スキッド9の前端部上方の機体下部には、機体内のエンジン(不図示)に接続された排気管60に備わるマフラー61が配設される。
メインボディ2の後部上側にコントロールパネル10が備わり、下側に表示灯11が備わる。コントロールパネル10は、飛行前のチェックポイントやセルフチェック結果等を表示する。コントロールパネル10の表示は地上局でも確認できる。表示灯11は、GPS制御の状態や機体の異常警告等の表示を行なう。
メインボディ2の前部下側には、赤外線カメラ(もしくはCCDカメラ)を収容したカメラ装置12がカメラ雲台13を介して取付けられる。カメラ装置12は、カメラ雲台13に対し、パン軸(垂直軸)廻りに回転するとともに、内部のカメラ(不図示)がチルト軸(水平軸)廻りに回転可能である。これにより、カメラが前側の窓14を通して上空から地上の全方位を撮影できる。
メインボディ2の左側に自律制御ボックス15が搭載される。自律制御ボックス15内には、自律制御に必要なGPS制御装置、地上と通信するデータ通信機や画像通信機、及び制御プログラムを組み込んだ制御基板などが収容される。自律制御は、機体の位置や速度などの飛行データ、機体の姿勢や方位などの機体データ、エンジン回転数やスロットル開度などの運転状態データ等に基づいて、予め定められた運転モードや制御プログラムを自動的に、あるいは地上局からの命令によって選択し、運転状態に応じて最適な操縦制御を行なう。
この無人ヘリコプタ1は、このような自律制御で飛行できると共に、飛行状態を目で確認しながら、この飛行状態や機体から送信された各種運転状態データに基づいて、リモコン操縦機によりマニュアル操作が可能である。
メインボディ2の下面側にアンテナ支持枠16が取付けられる。このアンテナ支持枠16に、傾斜したステー17が取付けられる。このステー17に前述の自律制御に必要な運転状態データや飛行指令データ等の操縦データ(デジタルデータ)を地上局との間で送受信するために操縦データアンテナ18が取付けられる。ステー17にはさらに、前述のカメラ装置12で撮影した画像データ(アナログデータ)を地上局に送信するための画像データアンテナ19が取付けられる。
テールボディ3下面側に地磁気等に基づく方位角センサ20が備わる。方位角センサ20により機体の向き(東西南北)が検出される。メインボディ2内にはさらに、ジャイロ装置からなる姿勢角センサ(不図示)が備わる。
テールボディ3の上面側にメインGPSアンテナ21およびサブGPSアンテナ22が備わる。テールボディ3の後端部に、リモコン操縦機からの指令信号を受信するリモコン受信アンテナ23が備わる。
図4は本発明に係る無人ヘリコプタのブロック構成図である。
カメラ装置12はカメラ雲台13に搭載された赤外線カメラ(又はCCDカメラ)24を備える。カメラ雲台13は、水平面内で回転可能な、すなわち、垂直軸(パン軸)廻りに回転可能なパン雲台13Aと、垂直面内で回転可能な、すなわち、水平軸(チルト軸)廻りに回転可能なチルト雲台13Bとからなっており、各々にその傾きを検出するパンジャイロ25Aおよびチルトジャイロ25Bが備わる。さらに、これらパンジャイロ25Aおよびチルトジャイロ25Bのデータからローパスフィルタ26A,26Bを介して高周波成分が除去された低周波成分のみを受信するカメラ制御部27を備え、カメラ制御部27の信号に基づいてパン雲台13Aおよびチルト雲台13Bを駆動するパンモータ28およびチルトモータ29が備わる。
前記カメラ制御部27は、後述するように、そのときの飛行状態や地上局からの操作により変更可能な、ノーマルモード、ニュートラルモード、パン追随モード、緊急モードの4つの撮影モードを備えている。
これらカメラ制御部27とパンジャイロ25Aとチルトジャイロ25Bとパンモータ28およびチルトモータ29によってカメラ24の姿勢補正部が構成される。無人ヘリコプタ1のヨー方向(パン軸廻り)およびピッチング方向(チルト軸廻り)の揺れ(傾き)を検出すると傾いた方向と逆方向にモータを駆動して傾き(振動)をキャンセルする。
自律制御ボックス15内には、前記姿勢補正部によって振動の低周波成分が除去されたカメラ24からの映像データを受信して高周波成分を除去する画像制御装置30と、画像データを地上局に送る画像通信機31と、自律制御に必要なデータを地上局との間で送受信するためのデータ通信機32と、自律制御部プログラムが格納されたマイコン等からなる制御基板33と、メインGPSアンテナ21に接続されたメインGPS受信機34と、サブGPSアンテナ22に接続されたサブGPS受信機35が収納される。
機体4には、自律制御ボックス15内の画像通信機31およびデータ通信機32からそれぞれ、アナログ画像データを地上局に送る画像データアンテナ19およびデジタル送受データを地上局との間で送受信する操縦データアンテナ18が前述のようにメインボディ2(図1)の下面側に備わる。方位角センサ20は自律ボックス15内の制御基板33に接続される。機体4内には、ジャイロ装置等から成る姿勢角センサ36が備わり、コントロールボックス37に接続される。コントロールボックス37は、自律制御ボックス15内の制御基板33とデータ通信して5台のサーボモータ38を駆動する。3台のサーボモータ38がメインロータ5を制御してエンジンコントロール用のサーボモータ38と共に、機体4の前後、左右、上下方向の移動を制御し、テールロータ制御用のサーボモータ38が機体4の回転を制御する。
図5は、地上局のブロック構成図である。
無人ヘリコプタ1と通信する地上局58には、GPS衛生からの信号を受信するGPSアンテナ39と無人ヘリコプタ1とデータ通信を行なうための通信アンテナ40と無人ヘリコプタ1から画像データを受信するための画像受信アンテナ41の3本のアンテナが地上に設置される。
地上局58は、データ処理部42と、監視操作部43と、電源部44とにより構成される。
データ処理部42は、GPS受信機45と、データ通信機46と、画像通信機47と、これらの通信機45,46,47に接続された通信基板48とにより構成されている。
監視操作部43は、手動用コントローラ(リモコン操縦機)49と、カメラ装置12の操作や機体4の操縦調整等を行なうベースコントローラ50と、バックアップ電源51と、ベースコントローラ50に接続されたパソコン52と、パソコン用のモニタ53と、ベースコントローラ50に接続され画像データを表示する画像モニタ54とにより構成される。
電源部44は、発電機55と、バッテリブースタ56を介して発電機55に接続されたバックアップバッテリ57とにより構成される。バックアップバッテリ57は、飛行前のチェック時などの発電機55が動作していないときに機体4側に接続して12Vの電圧を供給する。飛行中は、発電機57からデータ処理部42および監視操作部43に100Vの電圧を供給する。
地上局58の画像モニタ54に写る画像データは、DVレコーダ160を介して遠隔監視室59に送信される。
遠隔監視室59には、画像データを受信して変調する変調機161と、変調した画像データを複数のモニタ(図中では3台のモニタ)62に分割して表示する分割機63(図中では3分割機)を備え、受信した画像を遠隔監視室59で見ることができる。
以下、カメラ装置12の構成に関してより詳細に説明する。
図6〜図8は本発明に係る無人ヘリコプタのカメラ装置の概略図であり、図6は正面図、図7は側面図である。図8はカメラ装置の一部破断側面図である。
本発明に係る無人ヘリコプタのカメラ装置12は、カメラ雲台13とこれに取付けられる赤外線カメラ103(図8)及びカメラカバー104で構成される。赤外線カメラ103は不透明の樹脂製のカメラカバー104で覆われる。カメラカバー104は後述(図9、図10)のように、赤外線カメラ103とともに雲台13に対しパン軸(垂直軸)P廻りに回転可能である。カメラカバー104内の赤外線カメラ103はチルト軸(水平軸)Q廻りに回転可能である。赤外線カメラ103がチルト軸Q廻りに回転したときにその回転視野角をカバーして撮影を可能とするため、カメラカバー104の正面には開口部128(図8)が形成され、複数枚(図では3枚)の不透明な矩形の平板105からなる赤外線用窓材106により窓14が形成される。窓14は、後述のように窓材106を窓枠108に組込んで形成される。この窓材106は、赤外線カメラ103がチルト軸廻りに回転したときにカメラレンズ107の前方に位置するように3枚の矩形の平板105をカメラカバー104の湾曲部分に沿うように隣合う平板105接合部分において屈曲して形成される。すなわち、隣接して接合される平板105の接合辺がチルト軸Qと平行で複数の平板でチルト軸Qを囲むように、平板同士が屈曲してチルト軸周りに並べて配置される。このような構成とすることにより、赤外線カメラ103に用いる赤外線用窓材として曲げ加工等が困難で曲面で構成するためには大きな素材から削り出すしかないゲルマニウムやZnS等の無機物又は無機化合物を用いる場合においても、カメラカバー104の湾曲部分に沿って赤外線カメラ103の回転視野角をカバーすることができ、構造が簡単となって製造が容易となる。
3枚の平板105からなる窓材106は金属製の窓枠108に取付けられる。窓枠108は支持材109及び縁材110からなる。3枚の平板105を支持材109の屈曲した搭載面109aと同じく屈曲した縁材110間に挟みネジ111aで固定する。このとき支持材109の搭載面109aと縁材110の間及び隣接する平板105間の接合辺部分にシール材(不図示)を塗布しておく。縁材110は3枚の平板105の外周部を覆うとともに、平板間の接合辺部分を覆う。このように、支持材109と縁材110で平板105を挟持して一体ユニット化した窓14は、支持材109の湾曲した取付面109bを介してネジ111bでカメラカバー104に固定される。なお、平板105の屈曲した接合部分はカメラレンズ107に非常に近い位置でかつ幅が狭くほとんど線状であるため縁材で覆われても撮影の妨げになることはない。
図9及び図10はそれぞれ、カメラカバー内のカメラの支持構造を示す正面図及び側面図である。
カメラ雲台13はエンジン振動等を吸収するためのスプリング120を介して機体ブラケット112に取付けられる。カメラ雲台13の下側にこれと一体的に中央シャフト113が固定される。すなわち、中央シャフト113は雲台13とともに固定された状態(回転しない状態)で機体の下側に取付けられる。この中央シャフトの外周側にベアリング121を介して円板状の回転板114の中央円筒部124が取付けられる。中央円筒部124は回転板114と一体的である。回転板114の外周縁は雲台13の側壁13aに対しラビリンスシール構造122を介して防塵した状態で回転可能に装着される。中央シャフト113の軸心がパン軸Pである。したがって、回転板114はパン軸P廻りに回転する。この回転板114に後述するチルトアーム116が固定される。このチルトアーム116にパン駆動モータ115が取付けられる。
パン駆動モータ115の回転は、プーリ129、ベルト130を介して中央シャフト113の外周に一体形成されたプーリ131に伝達される。したがって、パン駆動モータ115の回転により、その出力軸上のプーリ129が自転するとともに、ベルト130を介してこのプーリ129が中央シャフト113のプーリ131廻りに公転する。すなわち、パン駆動モータ115の回転により、回転板114がパン軸P廻りに回転する。回転板114の回転位置は、回転角センサ135により検出される。この例では、回転板114に固定された2本のチルトアーム116間に架渡された支持材134上に回転角センサ135が搭載される。中央シャフト113に円板136が固定され、静止している円板136の周縁を回転角センサ135が回転することにより、回転板114の回転位置が検出される。
回転板114に2本のチルトアーム116が固定されている。チルトアーム116の下端部に赤外線カメラ103を搭載したカメラ支持枠125がチルト軸Q廻りに回転可能に取付けられる。カメラ支持枠125の上側にブラケット126を介してモータ駆動用の制御基板127が備わる。カメラ支持枠125にチルト駆動モータ118が取付けられる。チルト駆動モータ118の回転は、その出力軸上のプーリ132とベルト119を介して、チルトアーム116に回転不能に固定されたプーリ133に伝達される。これにより、カメラ支持枠125がチルト軸Q廻りに回転動作する。
なお、上記回転板114は、図4のパン雲台13Aに相当する。また、カメラ支持枠125は、図4のチルト雲台13Bに相当する。
以下、カメラ装置12の動作について説明する。
(1)パン動作(ヨー方向)
カメラ制御部27(図4)の指令により、パンモータ28(図9の115)を駆動すると、その出力軸のプーリ129が回転し、ベルト130を介してプーリ131に回転駆動力が加わる。プーリ131は中央シャフト113と一体である。一方、前述のように回転板114はペアリング121を介して中央シャフト113の外側に回転可能に支持されている。すなわち、中央シャフト113は機体側に固定され回転しない。この中央シャフト113に対し回転板114が回転する。したがって、パンモータ115が駆動(自転)すると、プーリ129およびプーリ131によって回転駆動力が回転板114に伝達され、パンモータ115は回転板114とともに中央シャフト113廻りに公転し、カメラがヨー方向に(パン軸P廻りに)回転(パン動作)をする。
(2)チルト動作(ピッチング方向)
カメラ制御部27(図4)の指令により、チルトモータ29(図9の118)を駆動すると、プーリ132が回転し、ベルト119を介してプーリ133に回転駆動力が加わる。プーリ133はカメラ支持枠125に固定されている。カメラ支持枠125はベアリング等を介してチルトアーム116の下端部に回転可能に枢着されている。したがって、チルトモータ118が駆動(自転)すると、プーリ132およびプーリ133によって回転駆動力がカメラ支持枠125に伝達され、チルトモータ118は自転しながらプーリ133の軸心(チルト軸Q)の廻りを公転し、これによりカメラ24がピッチング方向に(チルト軸Q廻りに)回転(チルト動作)をする。
このように、カメラ雲台13には、パン軸(垂直軸)P廻りに回転する回転板114が取付けられ、この回転板114に対しカメラ103がチルト軸(水平軸)Q廻りに回転可能である。これにより、カメラ103が前側の窓14を通して上空から地上の全方位を撮影できる。
なお、ここでパン動作(ヨー方向)、チルト動作(ピッチング方向)、ロール動作(ローリング方向)を図11に示す。図11はこれら各種動作によるモニタ上の画面の動きを模式的に示したものである。図11中、(a)はパン動作(ヨー方向)、(b)はチルト動作(ピッチング方向)、(c)はロール動作(ローリング方向)を示している。
以下、カメラ制御部27が制御する4つのモードに関して図12〜15と共に詳述する。
(i)ノーマルモード(図12)
パン(水平)方向およびチルト(垂直)方向が共に地上からの遠隔操作により指定された撮影目標に保持されると共に、ズーム角度は地上からの遠隔操作により任意に変更可能である。
これは、通常の無人ヘリコプタ1による航空撮影や監視撮影の際に用いられるモードである。図12のように機体の進行方向が変化した場合でも、機体の向きに関係なく一定の方向(絶対角度もしくは位置:図中12の符号αの方向)を撮影するのに適したモードである。
(ii)ニュートラルモード(図13)
パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度(基本設定では斜め下方10度)に保持されると共に、ズーム角度は地上からの遠隔操作により任意に変更可能である。
これは、無人ヘリコプタ1を航空撮影や監視撮影のための目的地まで飛行する際(移動中)に多く用いられるモードである。図13のように機体の進行方向(図13中の符号βの方向)が変化した場合、機体の向きに追従して進行方向前方を撮影するのに適したモードである。
(iii)パン追随モード(図14)
パン(水平)方向が機首方向に対して所定角度θに保持されると共に、チルト(垂直)方向は及びズーム角度は地上からの遠隔操作により任意に操作可能である。設定角度θは任意に設定可能であるが、一旦設定されるとその角度に固定される。
これは、無人ヘリコプタ1を航空撮影や監視撮影のためのひとつの目的地から次の目的地まで飛行する際(移動中)等に多く用いられるモードである。図14のように機体の進行方向が変化した場合でも、機首方向に対して所定角度θに保持された方向(図14中の符号γの方向)を撮影するため、機体の向きに追従して進行方向前方近傍の障害物などを認識するために撮影するのに適したモードである。
(iv)緊急モード(図15)
パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持されると共に、ズーム角度は、広角(ワイド)側に保持する。
これは、無人ヘリコプタ1と地上局58との通信状態が悪くなると、地上局(もしくは予め決められた安全な着陸地点等)に自動的に帰還する自動帰還プログラム動作中に用いられるモードである。図15に示すように機体の進行方向(図15中の符号βの方向)が変化した場合、機体の向きに追従して進行方向前方を撮影する。しかも、このときズーム角度が広角側に保持されるため、機体の向きに追従して機体周辺の障害物など周囲の状況を認識するために撮影するのに適したモードである。
特にこのような無人ヘリコプタ1を利用した航空撮影や監視撮影が行なわれる場所は、その性格上、自然条件やロケーション的に厳しいところが多いため、無人ヘリコプタと地上に設けた基地局との間でのデータ通信の通信状態が良好に保てなくなることが起こりえるが、この緊急モードを適用することにより、カメラ装置12を操作することができない場合でも、ノイズが入りつつも画像によって機体の周囲の状況を確認することができる。
これらモード設定については、飛行開始の初期状態ではノーマルモードに設定される。ニュートラルモード及びパン追随モードは地上局58のベースコントローラ50に備わる手動スイッチの操作又は地上局PC52の操作により切換えられる。使用頻度が多いニュートラルモードのみを押釦スイッチ等の手動スイッチとして、パン追随モードはPC入力操作とし、押釦スイッチの押下げによりニュートラルモードとノーマルモードが交互に切換わるようにしてもよい。
また、緊急モードは、通信不良の検出により、自動的に切換えられる。緊急モード飛行中に通信状態が良好になると、緊急モード直前のモードに自動的に戻される。
図16は、前記カメラ制御部のモード制御方法を示すフローチャートである。このフローチャートは無人ヘリコプタ1の飛行中は所定時間ごとに繰り返し行われる。各ステップの動作は以下の通りである。
ステップS1:無人ヘリコプタ1の飛行を開始すると、自動的にノーマルモードに設定され、ノーマルモードで飛行する。ノーマルモードでは、地上局58の監視操作部43に備えたベースコントローラ50に接続された地上局PC52からの指令によってカメラ装置12のパンモータ28やチルトモータ29を作動させて任意の方向にカメラ24を向けることが可能である。
ステップS2:無人ヘリコプタ1の自立制御ボックス15に備えた制御基板33は、無人ヘリコプタ1と地上局58と間の通信状態が良好か否かを判別する。通信状態が良好であればステップS3に進み、通信状態が良好でなければステップSに進む。前記制御基板33は飛行状態に入るとスタンバイ状態となり、通信状態を常に監視する。
ステップS3:前記制御基板33は、地上局PC52又は手動スイッチによりノーマルモードから他のモード(ニュートラルモードまたはパン追随モード)への変更指令があったかどうかを判別する。地上局PC52等からモード指令があった場合は、ステップS4に進み、モード指令がなかった場合はノーマルモードを保持し、スタートに戻ってノーマルモードで飛行を続ける。
ステップS4:前記制御基板33は、カメラ装置12のモードをノーマルモードからステップS3で地上局PC52等より指令があったモード(ニュートラルモードまたはパン追随モード)に切換え、機体は指令されたモードで飛行する。
ステップS5:前記ステップS2と同様に無人ヘリコプタ1の通信状態が良好か否かを判別する。良好であればステップS6に進み、通信不良であればステップS9に進む。
ステップS6:前記制御基板33は、ステップS4で切換えられたモード(ニュートラルモードまたはパン追随モード)の指令が解除されたか否かを判別する。指令が解除されたことを認識すると切換えられたモードを解除してノーマルモードに設定を戻し、スタートに戻ってノーマルモードで飛行する。指令モードが解除されなければ、そのモードの指令が解除されるまでそのモードで飛行する。
ステップS7:ステップS2で通信状態が良好でないと判別されると、前記制御基板33はカメラ装置12のモードを緊急モードに設定して緊急モードで飛行する。このとき、制御基板33は同時にコントロールボックス37に対して自動帰還プログラムを実行するように指令し、無人ヘリコプタ1は地上局に向かって正面を向いて自動的に帰還する。
ステップS8:緊急モードで帰還中に通信不良状態が回復したか否かを判別する。回復していれば、ステップS1に戻り、ノーマルモードに切換えてノーマルモードで飛行する。回復していなければ、緊急モードのまま帰還する。
ステップS9:ステップS5で通信状態が良好でないと判別されると、前記ステップS7と同様にカメラ装置12のモードを緊急モードに設定して緊急モードで飛行する。
ステップS10:前記ステップS8と同様に緊急モードで帰還中に通信不良状態が回復したか否かを判別する。回復していれば、ステップS4に戻り、直前に指令されたモードに切換えて指令されたモードで飛行する。回復していなければ、緊急モードのまま帰還する。
以上の実施形態によれば、無人ヘリコプタ1の制御部(制御基板33)は、パン(水平)方向およびチルト(垂直)方向が共に地上局58からの遠隔操作により任意に設定された撮影目標に保持されるノーマルモードに加えて、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持されるニュートラルモードと、パン(水平)方向が機首方向に対して所定角度に保持され、チルト(垂直)方向は遠隔操作により任意に操作可能なパン追随モードと、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持される緊急モードの4つのモードを備えているため、ノーマルモードによって撮影目標を的確に撮影できるとともに、パン追随モードでは、進行方向の障害物などを確認可能であると共に、機体が動いていることが地上局58から画面(モニタ53,62)を介して確認することができ、ニュートラルモードでは、予めプログラムされた経路を飛行するプログラムフライトにより目標に向かっている移動中に機体4の動きに追従した動きを画面(モニタ53,62)上で確認することができ、さらに、地上局58からの操作信号が届かなくなったときには緊急モードに移行することで無人ヘリコプタ4の自動帰還プログラムが作動したこと及び回帰中の進行方向等を確認することができる。
また、前記制御部(制御基板33)は、前記ノーマルモード、ニュートラルモード、パン追随モードの3モードの場合、前記カメラ装置12のズームを地上局58からの遠隔操作で任意に変更可能としているため、適切な情報を得ることができる。
さらに、前記制御部(制御基板33)は、前記緊急モードではズームを広角(ワイド)側に保持するため、直前のモードにおけるズームの状態によらず、広角側とすることでより多くの情報を撮影して地上に送信することができ、地上局58のモニタ53,62で確認することができる。
しかも、前記制御部(カメラ制御部27)は、機体4のヨー方向およびピッチング方向の揺れを検出するジャイロセンサ25A,25Bと、これら各ジャイロセンサ25A,25Bの検出結果に基づいてモータ28,29を制御して前記カメラ装置12 の姿勢を調整する振動キャンセル機構を備えているため、前述の各モード時における画像のブレを防止し、鮮明な画像を地上局58に送信することができる。
本発明を適用したヘリコプタは、航空写真撮影用の無人ヘリコプタに適用できるほか、有人の小型航空機にも利用できる。
本発明に係る無人ヘリコプタの側面図である。 図1の無人ヘリコプタの上面図である。 図1の無人ヘリコプタの正面図である。 本発明に係る無人ヘリコプタのブロック構成図である。 地上局のブロック構成図である。 本発明に係るカメラ装置の正面外観図である。 本発明に係るカメラ装置の側面外観図である。 図7のカメラ装置の内部構造を示す一部破断側面図である。 本発明に係るカメラ支持構造を示す正面図である。 本発明に係るカメラ支持構造を示す側面図である。 カメラのモニタ画面上での各種動作を模した説明図である。 ノーマルモードを示す上面図(a)及び動作説明表(b)である。 ニュートラルモードを示す上面図(a)、側面図(b)及び動作説明表(c)である。 パン追随モードを示す上面図(a)及び動作説明表(b)である。 緊急モードを示す上面図(a)、側面図(b)及び動作説明表(c)である。 カメラ制御部のモード制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1:無人ヘリコプタ、2:メインボディ、3:テールボディ、4:機体、5:メインロータ、6:テールロータ、7:ラジエータ、8:支持脚、9:スキッド、10:コントロールパネル、11:表示灯、12:カメラ装置、13:雲台、13A:パン雲台、13B:チルト雲台、14:窓、15:自律制御ボックス、16:アンテナ支持枠、17:ステー、18:操縦データアンテナ、19:画像データアンテナ、20:方位角センサ、21:メインGPSアンテナ、22:サブGPSアンテナ、23:リモコン受信アンテナ、24:カメラ、25:ジャイロセンサ、25A:パンジャイロ、25B:チルトジャイロ、26A,26B:ローパスフィルタ、27:カメラ制御部、28:パンモータ、29:チルトモータ、30:画像制御装置、31:画像通信機、32:データ通信機、33:制御基板、34:メインGPS受信機、35:サブGPS受信機、36:姿勢角センサ、37:コントロールボックス、38:サーボモータ、39:GPSアンテナ、40:通信アンテナ、41:画像受信アンテナ、42:データ処理部、43:監視操作部、44:電源部、45:GPS受信機、46:データ通信機、47:画像通信機、48:通信基板、49:手動用コントローラ(リモコン操縦機)、50:ベースコントローラ、51:バックアップ電源、52:パソコン、53:モニタ、54:画像モニタ、55:発電機、56:バッテリブースタ、57:バックアップバッテリ、58:地上局、59:遠隔監視室、60:排気管、61:マフラー、62:モニタ、63:分割機(3分割機)、103:赤外線カメラ、104:カメラカバー、105:平板、106:窓材、107:カメラレンズ、108:窓枠、109:支持材、109a:搭載面、109b:取付面、110:縁材、111a,111b:ネジ、112:ブラケット、113:中央シャフト、114:回転板、115:パン駆動モータ、116:チルトアーム、118:チルト駆動モータ、119:ベルト、120:スプリング、121:ベアリング、122:ラビリンスシール構造、124:中央円筒部、125:カメラ支持枠、126:ブラケット、127:制御基板、128:開口部、129:プーリ、130:ベルト、131:プーリ、132:プーリ、133:プーリ、134:支持材、135:回転角センサ、136:円板、160:DVレコーダ、161:変調機、P:パン軸、Q:チルト軸。

Claims (4)

  1. 機体の下部に搭載したカメラを地上から遠隔操作し、上空から撮影を行なう無人ヘリコプタにおいて、
    前記カメラをパン(水平)方向およびチルト(垂直)方向に駆動するモータと、これらモータを制御する制御部とを備えるとともに、
    前記制御部は、地上からの操作信号が届くときに地上からの操作により変更可能なノーマルモード、ニュートラルモードおよびパン追随モードと、地上からの操作信号が届かなくなったときの緊急モードとからなる4つのモードを備え、
    前記ノーマルモードにおいては、パン(水平)方向およびチルト(垂直)方向が共に地上からの遠隔操作により任意に設定された撮影目標に保持され
    前記ニュートラルモードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持され
    前記パン追随モードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に対して任意の一定角度に保持され、チルト(垂直)方向は遠隔操作により任意に操作可能であり、
    前記緊急モードにおいては、パン(水平)方向が機首方向に保持され、チルト(垂直)方向は斜め下方の所定角度に保持されることを特徴とする無人ヘリコプタ。
  2. 前記制御部は、前記ノーマルモード、ニュートラルモード、パン追随モードの3モードの場合、前記カメラのズームを地上からの遠隔操作で任意に変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載の無人ヘリコプタ。
  3. 前記制御部は、前記緊急モードではズームを広角(ワイド)側に保持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無人ヘリコプタ。
  4. 前記制御部は、機体のヨー方向およびピッチング方向の揺れを検出するジャイロセンサと、各ジャイロセンサの検出結果に基づいて前記モータを制御して前記カメラ の姿勢を調整する振動キャンセル機構を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無人ヘリコプタ。
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