JP2007104602A - 画像表示装置および音声出力方法 - Google Patents

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伸和 鈴木
Hajime Ichimura
元 市村
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Abstract

【課題】パネルに表示される画像に対応した音声を効果的に出力する。
【解決手段】パネル表示器102は、箱状の筐体103に、複数個の磁歪アクチュエータ104と、液晶タッチパネル105とが収容されて構成されている。磁歪アクチュエータ104は筐体103の底面に固定され、液晶タッチパネル105は、筐体103の側面にエッジ106を介して支持されている。磁歪アクチュエータ104は、液晶タッチパネル105の背面に、変位出力を伝達する駆動ロッド104aが当接された状態で配設されている。液晶タッチパネル105のLCDには、画像信号発生器111で発生された画像信号SVによる画像が表示される。磁歪アクチュエータ104は、音声信号発生器113で発生された音声信号SAに基づいて駆動される。これにより、液晶タッチパネル105が振動させられ、この液晶タッチパネル105から音声信号SAによる音声が出力される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)等の表示パネルに画像を表示し、あるいはスクリーンとしてのパネルに画像を投射して表示する画像表示装置および音声出力方法に関する。
詳しくは、この発明は、画像が表示されるパネルの背面に、変位出力を伝達する駆動ロッドを当接させた状態で、音声信号に基づいて駆動される磁歪アクチュエータを配設することによって、画像が表示されるパネルを振動板として使用し、画像に対応した音声を効果的に出力できるようにした画像表示装置等に係るものである。
従来、例えば特許文献1には、LCD、PDP等の表示パネルをボイスコイルと磁気回路とから構成されるエキサイタで励振して音声出力を得るパネル型スピーカが記載されている。
特開2001−61194号公報
特許文献1に記載されるパネル型スピーカは、表示パネルを励振させるエキサイタが、通常のスピーカの振動板を励振させるためのボイスコイルと磁気回路とから構成されるものであり、例えば表示パネルが大型となる場合には、この表示パネルを充分に振動させることができず、満足する音量を得ることが困難である。
この発明の目的は、パネルに表示される画像に対応した音声を効果的に出力可能とすることにある。
この発明の概念は、
画像を表示するためのパネルと、
上記パネルの背面に変位出力を伝達する駆動ロッドが当接された状態で配設され、音声信号に基づいて駆動される磁歪アクチュエータと
を備えることを特徴とする画像表示装置にある。
この発明においては、パネルに画像が表示される。例えば、パネルは有機ELディスプレイ、LCD、PDP等の表示パネルであって、この表示パネルに画像が表示される。また例えば、パネルはスクリーンとしてのパネルであって、このパネルに画像が投射されて表示される。
このパネルの背面に、変位出力を伝達する駆動ロッドが当接された状態で、磁歪アクチュエータが配設される。この磁歪アクチュエータは、外部磁界を与えると形状が変化する磁歪素子を使用したアクチュエータである。この磁歪アクチュエータは、形状が変化する際の発生応力が大きいため、小型であっても、振動させる振動板によっては、比較的大音量で鳴らすことができる。また、この磁歪アクチュエータは、応答速度にも優れ、磁歪素子単体の応答速度は、nsecオーダーである。
この磁歪アクチュエータが音声信号に基づいて駆動される。この場合、磁歪アクチュエータによりパネルが充分に振動させられ、このパネルから音声信号に対応した音声出力が得られる。画像が表示されるパネルから音声出力が得られるものであり、画像に対応した音声を効果的に出力できる。
例えば、上面が開放された箱状の筐体が備えられており、磁歪アクチュエータは筐体の底面に固定され、パネルは筐体の側面にエッジを介して支持される。この場合、パネルはエッジによって横揺れをせずに正しく前後に振動し、良好な音声出力が得られる。
また例えば、磁歪アクチュエータの駆動ロッドは、パネルの背面に、振動板を介して当接される。この場合、振動板の材質によって音質が決まることから、この振動板の材質を選択して所望の音質を得ることが可能となる。
また例えば、パネルの背面に複数個の磁歪アクチュエータが配設される場合、それぞれの磁歪アクチュエータの駆動ロッドは、互いに独立した振動板を介してパネルの背面に当接される。この場合、それぞれの磁歪アクチュエータで得られる音声出力の音質を振動板の材質を選択して調整でき、またそれぞれの磁歪アクチュエータで得られる音声出力の分離性を高めることができる。
また例えば、パネルの背面に複数個の磁歪アクチュエータが配設され、この複数個の磁歪アクチュエータはそれぞれ共通の音声信号に基づいて駆動される。そして、複数個の磁歪アクチュエータに対する共通の音声信号の少なくともレベルまたは遅延時間が調整されて音像位置が変更される。これにより、所望の音像位置からリアルに音声出力を得ることができる。なおこの場合、複数個の磁歪アクチュエータは音像定位に関係する中・高域成分に基づいて駆動され、スピーカユニットが音像定位に関係しない低域成分に基づいて駆動されるようにしてもよい。この場合であっても、音声信号の中・高域成分のみが音像定位に関係するので、所望の音像位置に共通の音声信号による音像が定位される。
例えば音像位置はユーザにより指定される。この場合、ユーザが指定した音像位置から音声出力がリアルに得られる。そしてこの場合、指定された音像位置に基づいて、パネルに表示される画像が変更されるようにしてもよい。これにより、指定された音像位置に所定の物体あるいは人が存在するようにパネルに画像を表示でき、その所定の物体あるいは人からリアルに音声が出力されているようにできる。
そしてこの場合、さらに、指定された音像位置に基づいて、複数個の磁歪アクチュエータを駆動する共通の音声信号の内容が変更されるようにしてもよい。これにより、指定された音像位置、例えばその音像位置に表示されている所定の物体あるいは人に対応した音声を出力させることができる。
また例えば、音像位置は、コンテンツデータに含まれる音像位置情報が示す音像位置とされる。この場合、パネルにはコンテンツデータに含まれる画像信号に基づいた画像が表示される。またこの場合、磁歪アクチュエータは、コンテンツデータに含まれる音声信号に基づいて駆動される。これにより、パネルに表示される画像の内容に応じて音像位置が自動的に最適な位置に調整される。
また例えば、スピーカユニットをさらに備え、パネルの背面に磁歪アクチュエータが複数個配設され、この複数個の磁歪アクチュエータはそれぞれ互いに異なる音声信号の中・高域成分に基づいて駆動され、スピーカユニットは互いに異なる音声信号の低域成分を合わせた合成信号に基づいて駆動されるようにしてもよい。この場合であっても、音声信号の中・高域成分のみが音像定位に関係するので、複数個の磁歪アクチュエータの部分にそれぞれ互いに異なる音声信号による音像が定位される。
また例えば、パネルの背面に複数個の磁歪アクチュエータが配設され、それぞれの磁歪アクチュエータが互いに異なる音声信号で駆動される場合、複数個の磁歪アクチュエータの駆動ロッドがそれぞれ当接されるパネルの部位の挙動がそれぞれセンサによって検出され、このセンサの検出信号に基づいてそれぞれ複数個の磁歪アクチュエータに対応した音声信号がフィードバック補正される。このセンサとしては、圧電素子(圧電フィルム、圧電セラミックス等)、あるいは加速度センサが用いられる。
この場合、それぞれの磁歪アクチュエータの電気機械変換特性により発生する歪みと共に、他の磁歪アクチュエータによる振動等が補正され、それぞれの磁歪アクチュエータに対応したパネル部分から良好な音声出力を得ることができ、またそれぞれの磁歪アクチュエータで得られる音声出力の分離性を高めることができる。そしてこの場合、複数個の磁歪アクチュエータの駆動ロッドを互いに独立した振動板を介してパネルの背面に当接させることで、それぞれの磁歪アクチュエータで得られる音声出力の分離性をさらに高めることができる。
この発明によれば、画像が表示されるパネルの背面に、変位出力を伝達する駆動ロッドを当接させた状態で、音声信号に基づいて駆動される磁歪アクチュエータを配設するものであり、画像が表示されるパネルを振動板として使用し、画像に対応した音声を効果的に出力できる。
この発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、第1の実施の形態としての画像表示装置100の構成を示している。
この画像表示装置100は、コントロール回路101を有している。このコントロール回路101は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなるマイクロコンピュータを備え、全体の動作を制御する。
また、この画像表示装置100は、パネル表示器102を有している。このパネル表示器102は、図2に示すように、上面(図2では右側の面)が開放された箱状の筐体103に、複数個、この実施の形態では5個(図2には3個のみ図示)の磁歪アクチュエータ104と、液晶タッチパネル105とが収容されて構成されている。
この場合、磁歪アクチュエータ104は筐体103の底面に固定され、液晶タッチパネル105は、筐体103の側面にエッジ106を介して支持されている。そしてこの場合、磁歪アクチュエータ104は、液晶タッチパネル105の背面に、変位出力を伝達する駆動ロッド104aが当接された状態で配設されている。
液晶タッチパネル105は、LCDの画像表示面にタッチパネルが取り付けられてなるものである。この液晶タッチパネル105の表示面をタッチペン107(図1参照)で押圧することで、その押圧箇所の座標情報S(x,y)が得られる。この座標情報S(x,y)は、コントロール回路101に供給される。ここで、液晶タッチパネル105のタッチパネルは、ユーザが音像位置を指定する音像位置指定手段を構成している。
図3A,Bは、液晶タッチパネル105に対する、5個の磁歪アクチュエータ104の配設状態を示している。図3Aはパネル正面から見た図であり、図3Bはパネル背面から見た図である。液晶タッチパネル105は長方形状であり、5個の磁歪アクチュエータ104はこの液晶タップパネル105の背面側に配設されている。そしてこの場合、液晶タッチパネル105の四隅にそれぞれ磁歪アクチュエータ104が配設され、さらにその中央に磁歪アクチュエータ104が配設されている。
図4Aは、磁歪アクチュエータ104の構成例を示している。磁歪アクチュエータ104は、伸長方向に変位を生ずる棒状の磁歪素子151、この磁歪素子151に制御磁界を印加するために、この磁歪素子151の周囲に配置された磁界発生部としてのソレノイドコイル152、磁歪素子151の一端に連結されて磁歪アクチュエータ104の変位出力を伝達する可動部材たる駆動ロッド104a、および磁歪素子151とソレノイドコイル152を収納する収納部154によって構成されている。
収納部154は、固定盤161、永久磁石162および筒状ケース163で構成されている。固定盤161には、磁歪素子151の他端が連結されており、この固定盤161によって磁歪素子151が支持されている。磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加する永久磁石162と磁気回路構成部材である筒状ケース163は、収納される磁歪素子151の周囲に配されている。筒状ケース163は、永久磁石162の駆動ロッド104a側と固定盤161側に取り付けられており、強磁性体を用いて構成することで、効率よく磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加できる。また、固定盤161も強磁性体を用いて構成することで、さらに効率よく磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加できる。
駆動ロッド104aと収納部154との間には間隙155が設けられ、駆動ロッド104aは永久磁石162によって吸引されるように強磁性体を用いて形成される。これにより、駆動ロッド104aと収納部154との間で磁気的な吸引力を発生させ、この磁気的な吸引力により駆動ロッド104aに取り付けられた磁歪素子151に予荷重が加えられる。
図4Bは、図4Aに示す磁歪アクチュエータ104における磁束線図を示している。永久磁石162から生じた磁束線は、筒状ケース163を通過したのち、間隙155、駆動ロッド104a、固定盤161を介して永久磁石162へ向かうことになる。このため、駆動ロッド104aと収納部154との間で磁気的な吸引力が生じ、この磁気的な吸引力により磁歪素子151に予荷重を印加させることができる。また、磁束線の一部は、筒状ケース163を通過したのち、間隙155、駆動ロッド104a、磁歪素子151、固定盤161を介して永久磁石162へ向かうことになる。このため、磁歪素子151に静的バイアス磁界を印加できる。
この磁歪アクチュエータ104では、駆動ロッド104aが軸受によって支持されていないことから、駆動ロッド104aと軸受との摩擦の問題がないため、変位出力の損失を大幅に低減できる。
また、この磁歪アクチュエータ104では、磁気的吸引力によって磁歪素子151に予荷重を加えるものであることから、磁歪素子151の変位の周期が短くても予荷重を安定して加え続けることができ、ソレノイドコイル152に供給される制御電流に応じた変位出力を正しく得ることができる。
そのため、この磁歪アクチュエータ104では、ソレノイドコイル152に流れる制御電流と駆動ロッド104aの変位との関係がリニアな関係に近づくことから、この磁歪アクチュエータ104の特性により発生する歪みが軽減され、従ってフィードバック補正の負担を軽減できる。
また、この磁歪アクチュエータ104では、永久磁石162は、2つの筒状ケース163の間に介在されることから、磁歪素子151に印加される静的バイアス磁界を、固定盤161の位置に永久磁石を設ける場合に比べて均一にできる。さらに、駆動ロッド104aを支持する軸受や、駆動ロッド104aと収納部154を接続するための連結部材、磁歪素子151に予荷重を加えるためのばね等を設ける必要がなく、小型化が容易であるとともに安価に構成できる。
図1に戻って、画像表示装置100は、画像信号発生器111、パネル駆動回路112、音声信号発生器113、DSP(Digital Signal Processor)114と、パワーアンプ115-1〜115-5とを有している。
画像信号発生器111は、上述した液晶タッチパネル105のLCDに表示する画像に対応した画像信号SVを発生する。コントロール回路101は、画像信号SVとして、パネル表示器102から供給される座標情報S(x,y)に対応した画像信号を発生するように、画像信号発生器111を制御する。ここで、コントロール回路101は、画像内容変更手段を構成している。パネル駆動回路112は、画像信号発生器111で発生される画像信号SVに基づいて上述した液晶タッチパネル105のLCDを駆動し、このLCDに画像信号SVによる画像を表示させる。
音声信号発生器113は、上述した5個の磁歪アクチュエータ104を駆動するための共通の音声信号SAを発生する。コントロール回路101は、音声信号SAとして、パネル表示器102から供給される座標情報S(x,y)に対応した音声信号を発生するように、音声信号発生器113を制御する。ここで、コントロール回路101は、音声内容変更手段を構成している。
DSP114は、音声信号発生器113で発生される音声信号SAから、上述した5個の磁歪アクチュエータ104をそれぞれ駆動するための音声信号SA1〜SA5を生成する。このDSP114は、コントロール回路101の制御の下、音像位置が、パネル表示器102から供給される座標情報S(x,y)に対応した位置となるように、音声信号SA1〜SA5の少なくともレベルまたは遅延時間を調整する。ここで、DSP114は、音像位置変更手段を構成している。
パワーアンプ115-1〜115-5は、DSP114より出力される音声信号SA1〜SA5を増幅してそれぞれ対応する磁歪アクチュエータ104に供給する。
図1に示す画像表示装置100の動作を説明する。
ユーザが液晶タッチパネル105の表示面をタッチペン107で押圧した場合、この液晶タッチパネル105からは押圧箇所の座標情報S(x,y)が出力される。この座標情報S(x,y)は、コントロール回路101に供給される。
なおこの場合、ユーザによってタッチペン107で液晶タッチパネル105の表示面が連続的に2度押圧操作された場合、コントロール回路101には短い時間間隔で座標情報S(x,y)が2度供給される。この場合、コントロール回路101は、押圧箇所の座標情報S(x,y)を取得すると共に、ダブルクリック操作がなされたことを認識する。
コントロール回路101の制御により、画像信号発生器111からは、座標情報S(x,y)に対応した画像信号SVが発生される。この画像信号SVはパネル駆動回路112に供給される。そして、このパネル駆動回路112により、画像信号SVに基づいて液晶タッチパネル105のLCDが駆動され、このLCDに画像信号SVによる画像が表示される。
また、コントロール回路101の制御により、音声信号発生器113からは、座標情報S(x,y)に対応した音声信号SAが発生される。この音声信号SAはDSP114に供給される。このDSP114では、音声信号SAから、上述した5個の磁歪アクチュエータ104をそれぞれ駆動するための音声信号SA1〜SA5が生成される。この場合、コントロール回路101の制御の下、音像位置が座標情報S(x,y)に対応した位置となるように、音声信号SA1〜SA5のレベル、遅延時間が調整される。この音像位置の制御については後述する。
このようにDSP114で発生される音声信号SA1〜SA5は、それぞれパワーアンプ115-1〜115-5で増幅されて、対応する磁歪アクチュエータ104に駆動信号として供給される。各磁歪アクチュエータ104は、それぞれ、供給される音声信号に基づいて、液晶タッチパネル105を振動させる。
この場合、各磁歪アクチュエータ104のソレノイドコイル152に音声信号に対応した制御電流が流れて当該音声信号に対応した外部磁界が発生し、これにより磁歪素子151の形状が変化して、駆動ロッド104aに音声信号波形に対応した変位が得られる。そして、この変位が液晶タッチパネル105に伝達され、この液晶タッチパネル105からは音声信号に対応した音声が出力される。
次に、音像位置の制御について説明する。
本実施の形態においては、例えば図5Aに示すように、ユーザがタッチペン107で液晶タッチパネル105の座標aを押圧したとき、この液晶タッチパネル105のLCDには、座標aに対応した位置にスピーカ画像が表示されると共に、この座標aが音像位置となるように制御される。そして、図5Bに示すように、ユーザがタッチペン107で液晶タッチパネル105の座標b、座標c、座標dを順次押圧したとき、この液晶タッチパネル105のLCDには、座標b、座標c、座標dに対応した位置にスピーカ画像が表示されると共に、この座標b、座標c、座標dが音像位置となるように制御される。なお、「♪」は音像位置を示している。また例えば、音像位置によって音声内容が変化するように制御される。
図6A,Bは、音声信号のレベル調整による音像位置の制御を示している。音像位置を、図6Aに示すように、「A」、「AB」、「B」、「BC」、「C」の位置とする場合、例えば「A」、「B」、「C」の位置の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号のレベルは、それぞれ図6Bの(1)、(2)、(3)、(4)、(5)に示すように制御される。
例えば、音像位置を「A」とする場合、「A」の位置の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号のレベルは「1.0」とされ、その他の「B」、「C」の位置の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号のレベルは「0」とされる。また例えば、音像位置を「AB」とする場合、「A」、「B」の位置の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号のレベルは「0.5」とされ、その他の「C」の位置の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号のレベルは「0」とされる。以下の各場合においても、同様に、音像位置に応じて、各磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号のレベルが制御される。なおここでのレベル「1.0」、「0.5」、「0」は、絶対的なレベルではなく、音声信号の全体を1.0としたときの重み付けである。
上述したようにタッチペン107の押圧操作で液晶タッチパネル105の画面範囲内の音像位置(x,y)を指定できるが、このタッチペン107のダブルクリック操作でさらに画面とは直交するz方向の位置を指定できる。例えば、図7Aに示す座標(x,y,z0)の音像位置(音像A)と、図7Bに示す座標(x,y,z1)の音像位置(音像B)とが、タッチペン107でダブルクリック操作をする毎に、交互に変更される。この場合、座標(x,y,z0)と座標(x,y,z1)とで、液晶タッチパネル105のLCDに表示される画像の内容が変更されると共に、それぞれの座標が音像位置となるように制御される。
例えば、図8に示すように、座標(x,y,z0)を音像位置(音像A)とする場合、中央の磁歪アクチュエータ104から音像位置までの距離Tc0と、左右の磁歪アクチュエータ104から音像位置までの距離との距離差がTl0,Tr0であるとき、DSP114で、中央の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号に対して、左右の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号にそれぞれ距離差Tl0,Tr0に相当する遅延が与えられる。
また例えば、図8に示すように、座標(x,y,z1)を音像位置(音像B)とする場合、中央の磁歪アクチュエータ104から音像位置までの距離Tc1と、左右の磁歪アクチュエータ104から音像位置までの距離との距離差がTl1,Tr1であるとき、DSP114で、中央の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号に対して、左右の磁歪アクチュエータ104に供給される音声信号にそれぞれ距離差Tl1,Tr1に相当する遅延が与えられる。
上述した画像表示装置100によれば、磁歪アクチュエータ104の大きな発生応力により液晶タッチパネル105が充分に振動させられ、この液晶タッチパネル105から充分な音声出力が得られるものであり、画像に対応した音声を効果的に出力できる。
また、この画像表示装置100によれば、液晶タッチパネル105はエッジ106を介して筐体103に支持されているので、横揺れをせずに正しく前後に振動し、良好な音声出力を得ることができる。
また、この画像表示装置100によれば、液晶タッチパネル105の背面に5個の磁歪アクチュエータ104が配設され、この複数個の磁歪アクチュエータ104はそれぞれ共通の音声信号SAに基づいて駆動され、DSP114で各磁歪アクチュエータ104に対する音声信号SA1〜SA4の少なくともレベルまたは遅延時間を調整して音像位置を変更可能としたものであり、ユーザがタッチペン107による操作で指定した音像位置からリアルに音声出力を得ることができる。
また、この画像表示装置100によれば、画像信号発生器111からは、ユーザが指定した音像位置に基づいて、画像信号SVが発生されるものであり、指定された音像位置に所定の物体あるいは人が存在するように液晶タッチパネル105に画像を表示でき、その所定の物体あるいは人からリアルに音声が出力されているようにできる。
また、この画像表示装置100によれば、音声信号発生器113からは、指定された音像位置に基づいて、5個の磁歪アクチュエータ104を駆動する共通の音声信号SAが発生されるものであり、指定された音像位置、例えばその音像位置に表示されている所定の物体あるいは人に対応した音声を出力させることができる。
なお、上述した画像表示装置100におけるパネル表示器102では、磁歪アクチュエータ104の駆動ロッド104aが液晶タッチパネル105の背面に直接当接されるものを示した。しかし、図9に示すように、磁歪アクチュエータ104の駆動ロッド104aを振動板108を介して液晶タッチパネル105の背面に当接させるようにしてもよい。この場合、振動板108の材質によって音質が決まることから、この振動板108の材質を選択して所望の音質を得ることが可能となる。
また、図10に示すように、各磁歪アクチュエータ104の駆動ロッド104aを互いに独立した振動板109を介して液晶タッチパネル105の背面に当接させるようにしてもよい。この場合、それぞれの磁歪アクチュエータ104で得られる音声出力の音質を振動板109の材質を選択して調整でき、またそれぞれの磁歪アクチュエータ104で得られる音声出力の分離性を高めることができ、音像位置の制御を良好に行うことができる。
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。図11は、第2の実施の形態としての画像表示装置100Aの構成を示している。この図11において、図1と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
この画像表示装置100Aは、図1に示す画像表示装置100のパネル表示器102の代わりに、パネル表示器102Aを有している。このパネル表示器102Aは、パネル表示器102の液晶タッチパネル105が、単なる液晶パネル(LCD)105Aに変更されたものであり、その他はパネル表示器102と同様に構成されている。
また、画像表示装置100Aは、デコーダ121を有している。このデコーダ121には、コンテンツデータCDTが供給される。このコンテンツデータCDTは、画像信号、音声信号および音像位置情報を含んでいる。デコーダ121は、コンテンツデータCDTから、画像信号SV、音声信号SA、および音像位置情報I(x,y)を分離して出力する。この音像位置情報I(x,y)は、例えば図1の画像表示装置100のパネル表示器105から得られる座標情報S(x,y)と同様のものである。
デコーダ121から出力される画像信号SVはパネル駆動回路112に供給される。また、デコーダ121から出力される音声信号SAはDSP114に供給される。さらに、デコーダ121から出力される音像位置情報I(x,y)はコントロール回路101に供給される。
DSP114は、図1に示す画像表示装置100と同様に、音声信号SAから、上述した5個の磁歪アクチュエータ104をそれぞれ駆動するための音声信号SA1〜SA5を生成し、さらにコントロール回路101の制御の下、音像位置が、デコーダ121から供給される音像位置情報I(x,y)に対応した位置となるように、音声信号SA1〜SA5の少なくともレベルまたは遅延時間を調整する。
画像表示装置100Aのその他は、図1に示す画像表示装置100と同様に構成される。
図11に示す画像表示装置100Aの動作を説明する。
デコーダ121でコンテンツデータCDTから得られる画像信号SVはパネル駆動回路112に供給される。そして、このパネル駆動回路112により、画像信号SVに基づいて液晶パネル105Aが駆動され、この液晶パネル105Aに画像信号SVによる画像が表示される。
また、デコーダ121でコンテンツデータCDTから得られる音声信号SAはDSP114に供給される。また、デコーダ121でコンテンツデータCDTから得られる音像位置情報I(x,y)はコントロール回路101に供給される。
DSP114では、音声信号SAから、上述した5個の磁歪アクチュエータ104をそれぞれ駆動するための音声信号SA1〜SA5が生成される。この音声信号SA1〜SA5は、それぞれパワーアンプ115-1〜115-5で増幅されて、対応する磁歪アクチュエータ104に駆動信号として供給される。各磁歪アクチュエータ104は、それぞれ、供給される音声信号に基づいて、液晶パネル105Aを振動させる。そのため、液晶パネル105Aからは音声信号SAに対応した音声が出力される。
この場合、DSP114では、コントロール回路101の制御の下、音像位置が音像位置情報I(x,y)に対応した位置となるように、音声信号SA1〜SA5の少なくともレベルまたは遅延時間が調整される。そのため、液晶パネル105Aから出力される音声は、音像位置情報I(x,y)に対応した音像位置から出力される。
図11に示す画像表示装置100Aによれば、液晶パネル105AにはコンテンツデータCDTに含まれる画像信号SVに基づいた画像が表示され、磁歪アクチュエータ104はコンテンツデータCDTに含まれる音声信号SAに基づいて駆動されて音声が出力され、この場合音像位置がコンテンツデータCDTに含まれる音像位置情報I(x,y)に対応した位置となるように制御されるものであり、液晶パネル105Aに表示される画像の内容に応じて音像位置が自動的に最適な位置に調整される。従って、ユーザは、効果的な音声出力を得ることができる。
次に、この発明の第3の実施の形態について説明する。図12は、第3の実施の形態としての画像表示装置100Bの構成を示している。この図12において、図11と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
この画像表示装置100Bは、図11に示す画像表示装置100Aのパネル表示器102Aの代わりに、パネル表示器102Bを有している。図13は、このパネル表示器102Bの構成を示している。
L(左)チャネル用の磁歪アクチュエータ104L、C(中央)チャネル用の磁歪アクチュエータ104CおよびR(右)チャネル用の磁歪アクチュエータ104Rが、筐体103の側面に固定された支持治具122に支持されている。各磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rの駆動ロッド104aと液晶パネル105Aの背面との間に、それぞれ、圧電素子123L,123C,123Rが挿入されている。これら圧電素子123L,123C,123Rは、磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rそれぞれの駆動ロッド104aが当接される液晶パネル105Aの部位の振動(挙動)を検出するセンサを構成している。
図14は、液晶パネル105Aに対する磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rの配設状態を示している。磁歪アクチュエータ104Lは液晶パネル105Aの左側に、磁歪アクチュエータ104Cは液晶パネル105Aの中央に、磁歪アクチュエータ104Rは液晶パネル105Aの右側に配設されている。
このパネル表示器102Bのその他は、図11に示すパネル表示器102Aと同様に構成されている。
図12に戻って、画像表示装置100Bは、デコーダ124を有している。このデコーダ124には、コンテンツデータCDT′が供給される。このコンテンツデータCDT′は、画像信号SVと共に、L(左)チャネルの音声信号SAL、R(右)チャネルの音声信号SARおよびC(中央)チャネルの音声信号SACを含んでいる。デコーダ124は、コンテンツデータCDT′から、画像信号SV、音声信号SAL,SAR,SACを分離して出力する。デコーダ124から出力される画像信号SVは、パネル駆動回路112に供給される。
また、画像表示装置100Bは、Lチャネル駆動回路125L、Cチャネル駆動回路125CおよびRチャネル駆動回路125Rを有している。これら駆動回路125L,125C,125Rは、それぞれ、デコーダ124から出力される音声信号SAL,SAC,SARに基づいて、磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rを駆動する。これら駆動回路125L,125C,125Rでは、それぞれ、圧電素子123L,123C,123Rからの振動検出信号DL,DC,DRに基づいて、音声信号SAL,SAC,SARのフィードバック補正が行われる。
図15は、Lチャネル駆動回路125Lの構成を示している。この駆動回路125Lは、イコライザ(EQ)131と、減算器132と、パワーアンプ133と、低域ゲイン補正回路134と、位相補正回路135と、ローパスフィルタ(LPF)136とを有している。ここで、イコライザ131、減算器132、低域ゲイン補正回路134、位相補正回路135およびローパスフィルタ136は、磁歪アクチュエータ104Lに供給される音声信号をフィードバック補正する補正部を構成している。
イコライザ131は、左チャネルの音声信号SALの周波数特性を補正する。ここで、後述するフィードバック補正により音声信号の周波数特性が変化することから、イコライザ131は、予め、当該音声信号の周波数特性の変化を補正する。
この場合、磁歪アクチュエータ104L、液晶パネル105A、圧電素子123L、低域ゲイン補正回路134、位相補正回路135およびローパスフィルタ136等が決まると、一意に周波数特性が決まる。イコライザ131は、この周波数特性とフィードバックなしの周波数特性との比較結果に基づき、最終的にフィードバックなしの周波数特性となるように、音声信号SALの周波数特性を補正する。
低域ゲイン補正回路134は、圧電素子123Lから得られる振動検出信号DLの低域を補正する。図16Aは、一般的な磁歪素子の変位特性を示しており、周波数Fcまでフラットである。周波数Fcは、磁歪素子の径に依存しており、径が小さくなるほど高くなっていく。圧電素子123Lから得られる振動検出信号DLは加速度の検出信号である。この加速度の検出信号のレベルは、図16Bに示すように、周波数Fcから低域に向かって低下していく。
上述の低域ゲイン補正回路134は、このようにレベルが低下している振動検出信号DLの低域ゲインを、図16Bに矢印で示すように補正するものである。この場合、周波数Fc以下を必ずしも完全にフラットな特性とする必要はなく、低域ゲイン補正回路134を構成する増幅器の能力等に応じて、フラットな特性に近づく方向に補正されればよい。
位相補正回路135は、上述の低域ゲインが補正された振動検出信号DLの位相を、イコライザ131の出力音声信号の位相に合うように補正する。なお、振動検出信号DLには、磁歪アクチュエータ104Lおよび圧電素子123L等により、イコライザ131の出力音声信号に対して位相遅れが発生している。ローパスフィルタ136は、発振を防ぐために、位相補正回路135で位相補正された振動検出信号DLから高域成分を除去する。
減算器132は、イコライザ131で周波数特性が補正された音声信号から、ローパスフィルタ109から出力される振動検出信号を減算して、フィードバック補正された音声信号を得る。パワーアンプ133は、減算器132から出力される、フィードバック補正された音声信号を増幅して、磁歪アクチュエータ104Lに駆動信号として供給する。
図15に示すLチャネル駆動回路125Lの動作を説明する。デコーダ124から供給される音声信号SALはイコライザ131に供給され、フィードバック補正により変化する周波数特性が予め補正される。このイコライザ131で周波数特性が補正された出力音声信号は減算器132の正端子に供給される。
また、圧電素子123Lから出力される、液晶パネル105Aの振動(挙動)検出信号DLは、低域ゲイン補正回路134で低域が補正された後に、位相補正回路135に供給される。この位相補正回路135では、振動検出信号の位相が、イコライザ131の出力音声信号の位相に合うように補正される。この位相補正回路135で位相補正された振動検出信号は、ローパスフィルタ136に供給される。このローパスフィルタ136では、フィードバック補正による発振を防止するために、帯域制限がなされ、振動検出信号の高域成分が除去される。
ローパスフィルタ136で帯域制限がなされた振動検出信号は、減算器132の負端子に供給される。減算器132では、イコライザ131の出力音声信号から、低域ゲイン補正回路134で低域が補正され、位相補正回路135で位相補正され、さらにローパスフィルタ136で帯域制限された振動検出信号が減算され、フィードバック補正された音声信号が得られる。この音声信号はパワーアンプ133で増幅され、その後に磁歪アクチュエータ104Lに駆動信号として供給される。
なお、詳細説明は省略するが、Cチャネル駆動回路125CおよびRチャネル駆動回路125Rも、上述したLチャネル駆動回路125Lと同様に構成され、音声信号SAC,SARがフィードバック補正され、その後に増幅されて磁歪アクチュエータ104C,104Lに駆動信号として供給される。
図12に示す画像表示装置100Bの動作を説明する。
デコーダ124でコンテンツデータCDT′から得られる画像信号SVはパネル駆動回路112に供給される。そして、このパネル駆動回路112により、画像信号SVに基づいて液晶パネル105Aが駆動され、この液晶パネル105Aに画像信号SVによる画像が表示される。
また、デコーダ124でコンテンツデータCDT′から得られる音声信号SAL,SAC,SARは、それぞれ、駆動回路125L,125C,125Rに供給される。これら駆動回路125L,125C,125Rでは、それぞれ、圧電素子123L,123C,123Rからの振動検出信号DL,DC,DRに基づいて、音声信号SAL,SAC,SARのフィードバック補正が行われる。そして、これらフィードバック補正された音声信号SAL,SAC,SARがそれぞれ増幅されてなる駆動信号が磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rに駆動信号として供給される。
これにより、磁歪アクチュエータ104Lの駆動ロッド104aが圧電素子123Lを介して当接される液晶パネル105Aの部位は、フィードバック補正されたLチャネルの音声信号SALに基づいて振動させられ、当該液晶パネル105Aの部位からは左音声が出力される。また、磁歪アクチュエータ104Cの駆動ロッド104aが圧電素子123Cを介して当接される液晶パネル105Aの部位は、フィードバック補正されたCチャネルの音声信号SACに基づいて振動させられ、当該液晶パネル105Aの部位からは中央音声が出力される。さらに、磁歪アクチュエータ104Rの駆動ロッド104aが圧電素子123Rを介して当接される液晶パネル105Aの部位は、フィードバック補正されたRチャネルの音声信号SARに基づいて振動させられ、当該液晶パネル105Aの部位からは右音声が出力される。
図12に示す画像表示装置100Bによれば、磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rそれぞれの駆動ロッド104aが当接される液晶パネル105Aの部位の振動(挙動)が検出され、その振動検出信号DL,DC,DRに基づいて音声信号SAL,SAC,SARがフィードバック補正されるものであり、磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rの電気機械変換特性により発生する歪みが補正されと共に、他の磁歪アクチュエータによる振動等が補正される。従って、液晶パネル105Aの磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rに対応したそれぞれ部位から、左音声、中央音声、右音声を、上述の歪みを抑制し、また互いの音声の分離性を高めた状態で得ることができる。
図17A,B,Cは、Cチャネルの音声信号SACのみがあり、Lチャネル音声信号SALおよびRチャネルの音声信号SARがない場合について、各圧電素子123C,123L,123Rの振動検出信号DC,DL,DRを示している。ここで、図17Bの破線aはフィードバック補正がないときの振動検出信号DLを示し、その実線bはフィードバック補正があるときの振動検出信号DLを示している。同様に、図17Cの破線aはフィードバック補正がないときの振動検出信号DRを示し、その実線bはフィードバック補正があるときの振動検出信号DRを示している。
このように、フィードバック補正があることで、磁歪アクチュエータ104L,104Rそれぞれの駆動ロッド104aが当接される液晶パネル105Aの部位における、磁歪アクチュエータ104CによるCチャネルの音声信号SACに基づく振動が抑制され、この結果Cチャネルの定位感が改善される。
図12に示す画像表示装置100Bにおいては、磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rの駆動ロッド104aを圧電素子123L,123C,123Rを介して、液晶パネル105Aの背面に当接させるものである。この場合、圧電素子123L,123C,123Rと液晶パネル105Aの背面との間に、互いに独立した振動板を挿入するようにしてもよい(図10参照)。この場合、それぞれの磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rで得られる音声出力の音質を振動板の材質を選択して調整でき、またそれぞれの磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rで得られる音声出力の分離性をさらに高めることができる。
また、図12に示す画像表示装置100Bにおいては、磁歪アクチュエータの駆動ロッドが当接されるパネルの部位の挙動を検出するセンサとして圧電素子123L,123C,123Rを用いたものを示したが、加速度センサを用いることもできる。
次に、この発明の第4の実施の形態について説明する。図18は、第4の実施の形態としての画像表示装置100Dの構成を示している。この図18において、図12と対応する部分には同一符号を付し、適宜その詳細説明は省略する。
この画像表示装置100Dは、図12に示す画像表示装置100Bのパネル表示器102Bの代わりに、パネル表示器102Dを有している。図19は、このパネル表示器102Dの構成を示している。この図19において、図13と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
このパネル表示器102Dは、スピーカユニット104Fを有している。このスピーカユニット104Fは、筐体103の背面に設置されている。このスピーカユニット104Fは後述するように音声信号の低域成分で駆動されものであり、従ってこのスピーカユニット104Fが筐体103の背面に設置されていても指向性を感じないため、問題はない。
図20は、液晶パネル105Aに対する磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rおよびスピーカユニット104Fの配設状態を示している。磁歪アクチュエータ104Lは液晶パネル105Aの左側に、磁歪アクチュエータ104Cは液晶パネル105Aの中央に、磁歪アクチュエータ104Rは液晶パネル105Aの右側に配設されている。さらに、スピーカユニット104Fは、液晶パネル105Aの中央に配設された磁歪アクチュエータ104Cに対応した筐体103(図20には図示せず)の背面位置に配設されている。
このパネル表示器102Dのその他は、図13に示すパネル表示器102Bと同様に構成される。
図18に戻って、画像表示装置100Dは、デコーダ124′を有している。このデコーダ124′には、コンテンツデータCDT′が供給される。このコンテンツデータCDT′は、画像信号SVと共に、L(左)チャネルの音声信号SAL、R(右)チャネルの音声信号SARおよびC(中央)チャネルの音声信号SACを含んでいる。
デコーダ124′は、コンテンツデータCDT′から、画像信号SV、音声信号SAL,SAR,SACを分離し、画像信号SVと、音声信号SAL,SAR,SACそれぞれの中・高域成分SALa,SARa,SACaと、音声信号SAL,SAR,SACそれぞれの低域成分を合成した合成信号SAbとを出力する。
デコーダ124′から出力される画像信号SVは、パネル駆動回路112に供給される。また、デコーダ124′から出力される低域成分SALa,SACa,SARaは、それぞれ、Lチャネル駆動回路125L、Cチャネル駆動回路125CおよびRチャネル駆動回路125Rに供給される。
また、画像表示装置100Dは、低域駆動回路125Fを有している。この低域駆動回路125Fは、スピーカユニット104Fを駆動するためのものである。この低域駆動回路125Fは、図示せずも、入力音声信号の周波数特性を補正するイコライザと、周波数特性が補正された音声信号を増幅してスピーカユニット104Fの駆動信号を得るパワーアンプとを有した構成とされている(図15参照)。デコーダ124′から出力される合成信号SAbは低域駆動回路125Fに供給される。
この画像表示装置100Dのその他は、図12に示す画像表示装置100Bと同様に構成される。
図18に示す画像表示装置100Dの動作を説明する。
デコーダ124′でコンテンツデータCDT′から得られる画像信号SVはパネル駆動回路112に供給される。そして、このパネル駆動回路112により、画像信号SVに基づいて液晶パネル105Aが駆動され、この液晶パネル105Aに画像信号SVによる画像が表示される。
また、デコーダ124′でコンテンツデータCDT′から得られる中・高域成分SALa,SACa,SARaは、それぞれ、駆動回路125L,125C,125Rに供給される。これら駆動回路125L,125C,125Rでは、それぞれ、圧電素子123L,123C,123Rからの振動検出信号DL,DC,DRに基づいて、中・高域成分SALa,SACa,SARaのフィードバック補正が行われる。そして、これらフィードバック補正された中・高域成分SALa,SACa,SARaがそれぞれ増幅されてなる駆動信号が磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rに駆動信号として供給される。
これにより、磁歪アクチュエータ104Lの駆動ロッド104aが圧電素子123Lを介して当接される液晶パネル105Aの部位は、フィードバック補正されたLチャネルの中・高域成分SALaに基づいて振動させられ、当該液晶パネル105Aの部位からは左音声(中・高域)が出力される。また、磁歪アクチュエータ104Cの駆動ロッド104aが圧電素子123Cを介して当接される液晶パネル105Aの部位は、フィードバック補正されたCチャネルの中・高域成分SACaに基づいて振動させられ、当該液晶パネル105Aの部位からは中央音声(中・高域)が出力される。さらに、磁歪アクチュエータ104Rの駆動ロッド104aが圧電素子123Rを介して当接される液晶パネル105Aの部位は、フィードバック補正されたRチャネルの中・高域成分SARaに基づいて振動させられ、当該液晶パネル105Aの部位からは右音声(中・高域)が出力される。
また、デコーダ124′でコンテンツデータCDT′から得られる低域の合成信号SAbは低域駆動回路125Fに供給される。そして、この低域駆動回路125Fにより、合成信号SAに基づいてスピーカユニット104Fが駆動され、このスピーカユニット104Fから左、中央、右の各チャネルの合成音声(低域)が出力される。
図18に示す画像表示装置100Dによれば、図12に示す画像表示装置100Bと同様の作用効果を得ることができる。この場合、磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rはそれぞれ音像定位に関係する中・高域成分SALa,SACa,SARaで駆動されるので、液晶パネル105Aのこれら磁歪アクチュエータ104L,104C,104Rの部分にそれぞれ左、中央、右の各音声信号による音像が良好に定位される。また、このスピーカユニット104Fから左、中央、右の各チャネルの合成音声(低域)が出力されるものであり、液晶パネル105Aの厚み等に影響されることなく、良好な低域音声を得ることができる。
なお、上述した、図1、図11に示す画像表示装置100、100Aにおいては、複数個の磁歪アクチュエータ104を共通の音声信号の全成分で駆動するものを示したが、これら複数個の磁歪アクチュエータ104を音像定位に関係する中・高域成分に基づいて駆動して、所定位置に音像定位された中・高域の音声を得ると共に、音像定位に関係しない低域成分で別個の、例えば筐体の103の背面に設置されたスピーカユニットを駆動し、液晶パネル105,105Aの厚み等に影響されることなく、良好な低域音声を得るようにしてもよい。
次に、この発明の第5の実施の形態について説明する。図21は、第5の実施の形態としての画像表示装置100Cの構成を示している。この画像表示装置100Cは、プロジェクタ141とスクリーン装置142とで構成されている。スクリーン装置142は、上面(図21では左側の面)が開放された箱状の筐体143に、複数個(図21には3個のみ図示)の磁歪アクチュエータ144と、スクリーンパネル(ハードパネルスクリーン)145とが収容されて構成されている。
この場合、磁歪アクチュエータ144は筐体143の底面に固定され、スクリーンパネル145は、筐体143の側面にエッジ146を介して支持されている。そしてこの場合、磁歪アクチュエータ144は、スクリーンパネル145の背面に、変位出力を伝達する駆動ロッド144aが当接された状態で配設されている。
この画像表示装置100Cにおいては、プロジェクタ141によってスクリーン装置142のスクリーンパネル145に画像が投射されて表示される。また、このスクリーンパネル145の背面に配設された複数個の磁歪アクチュエータ144が、画像に対応した音声信号に基づいて駆動されることで、このスクリーンパネル145が振動させられて音声出力が得られる。この場合、図1に示す画像表示装置100と同様に、各磁歪アクチュエータ144を駆動する音声信号の少なくともレベルまたは遅延時間を調整することで、音像位置を任意に、例えば画像内容に合わせて変更できる。
この図21に示す画像表示装置100Cによれば、図1に示す画像表示装置100と同様に、磁歪アクチュエータ144によりスクリーンパネル145が充分に振動させられ、このスクリーンパネル145から音声出力が得られるものであり、画像に対応した音声を効果的に出力できる。
なお、上述実施の形態においては、液晶タッチパネル105、液晶パネル105A、あるいはスクリーンパネル145の背面に所定個数、例えば5個の磁歪アクチュエータを配設したものを示したが、図22に示すように、例えば磁歪アクチュエータ104を液晶タッチパネル105の背面全体に複数個配列させてもよい。この場合、音像位置をより精度よく制御可能となる。
また、図1に示す画像表示装置100において、パネル表示器102は液晶タッチパネル105を有するものを示した。この場合、タッチパネル自体に磁歪アクチュエータ104による振動が伝わると、それがノイズとなって、座標情報S(x,y)の検出精度が低下するおそれがある。この座標情報S(x,y)の検出精度を上げるために、例えば、図23に示すように、液晶パネル105Aの四隅に超音波センサ151をつけて超音波を発生する超音波発生ペン152の位置を検出する超音波タッチセンサを使用してもよい。この場合、液晶パネル105Aからの音波を拾わないように、超音波センサ151の出力側にハイパスフィルタが挿入される。
また、上述実施の形態においては、液晶パネル(LCD)を用いたものを示したが、この液晶パネルの部分に、プラズマディスプレイ(PDP)や有機ELディスプレイを用いる構成とすることもできる。有機ELディスプレイの場合は、ディスプレイを非常に薄くできるため、音質的に期待できる。
この発明は、画像が表示されるパネルを振動板として使用し、画像に対応した音声を効果的に出力できるものであり、有機ELディスプレイ、LCD、PDP等の表示パネルに画像を表示し、あるいはスクリーンとしてのパネルに画像を投射して表示する画像表示装置に適用できる。
第1の実施の形態としての画像表示装置の構成を示す図である。 パネル表示器の構成を示す図である。 液晶タッチパネルに対する磁歪アクチュエータの配設状態を示す図である。 磁歪アクチュエータの構成例を示す図である。 ユーザ指定による音像位置の変更を説明するための図である。 音像コントロールの概念を示す図である。 z方向の音像位置の変更を説明するための図である。 音像コントロールの概念を示す図である。 パネル表示器の他の構成を示す図である。 パネル表示器の他の構成を示す図である。 第2の実施の形態としての画像表示装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態としての画像表示装置の構成を示す図である。 パネル表示器の構成を示す図である。 磁歪アクチュエータの配設状態を示す図である。 Lチャネル駆動回路の回路構成を示すブロック図である。 一般的な磁歪素子の特性を説明するための図である。 各圧電素子の検出信号を示す図である。 第4の実施の形態としての画像表示装置の構成を示す図である。 パネル表示器の構成を示す図である。 磁歪アクチュエータ、スピーカユニットの配設状態を示す図である。 第5の実施の形態としての画像表示装置の構成を示す図である。 磁歪アクチュエータの配列を示す図である。 超音波タッチセンサを使用した例を説明するための図である。
符号の説明
100,100A,100B,100C,100D・・・画像表示装置、101・・・コントロール回路、102,102A,102D・・・パネル表示器、103・・・筐体、104,104L,104C,104R・・・磁歪アクチュエータ、104a・・・駆動ロッド、104F・・・スピーカユニット、105・・・液晶タッチパネル、105A・・・液晶パネル、106・・・エッジ、107・・・タッチペン、108,109・・・振動板、111・・・画像信号発生器、112・・・パネル駆動回路、113・・・音声信号駆動回路、114・・・DSP,115-1〜115-5・・・パワーアンプ、121,124,124′・・・デコーダ、122・・・支持治具、123L,123C,123R・・・圧電素子、125L・・・Lチャネル駆動回路、125C・・・Cチャネル駆動回路、125R・・・Rチャネル駆動回路、131・・・イコライザ、132・・・減算器、133・・・パワーアンプ、134・・・低域ゲイン補正回路、135・・・位相補正回路、136・・・ローパスフィルタ、141・・・プロジェクタ、142・・・スクリーン装置、143・・・筐体、144・・・磁歪アクチュエータ、144a・・・駆動ロッド、145・・・スクリーンパネル、146・・・エッジ

Claims (14)

  1. 画像を表示するためのパネルと、
    上記パネルの背面に変位出力を伝達する駆動ロッドが当接された状態で配設され、音声信号に基づいて駆動される磁歪アクチュエータと
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 上面が開放された箱状の筐体をさらに備え、
    上記磁歪アクチュエータは、上記筐体の底面に固定され、
    上記パネルは、上記筐体の側面にエッジを介して支持される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 上記磁歪アクチュエータの駆動ロッドは、上記パネルの背面に、振動板を介して当接される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 上記パネルの背面に上記磁歪アクチュエータが複数個配設され、
    それぞれの磁歪アクチュエータの駆動ロッドは、互いに独立した振動板を介して上記パネルの背面に当接される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 上記パネルの背面に上記磁歪アクチュエータが複数個配設され、
    上記複数個の磁歪アクチュエータはそれぞれ共通の音声信号に基づいて駆動され、
    上記複数個の磁歪アクチュエータに対する上記共通の音声信号の少なくともレベルまたは遅延時間を調整して音像位置を変更する音像位置変更部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  6. スピーカユニットをさらに備え、
    上記複数個の磁歪アクチュエータはそれぞれ上記共通の音声信号の中・高域成分に基づいて駆動され、
    上記スピーカユニットは上記共通の音声信号の低域成分に基づいて駆動される
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. ユーザが音像位置を指定する音像位置指定手段をさらに備え、
    上記音像位置変更手段は、音像位置を、上記音像位置指定手段で指定された音像位置に変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  8. 上記パネルに表示される画像の内容を変更する画像内容変更手段をさらに備え、
    上記画像内容変更手段は、上記音像位置指定手段で指定された音像位置に基づいて、上記パネルに表示される画像の内容を変更する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  9. 上記共通の音声信号の内容を変更する音声内容変更手段をさらに備え、
    上記音声内容変更手段は、上記音像位置指定手段で指定された音像位置に基づいて、上記共通の音声信号の内容を変更する
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像表示装置。
  10. 画像信号、音声信号および音像位置情報を含むコンテンツデータを入力するデータ入力部をさらに備え、
    上記パネルには、上記コンテンツデータに含まれる画像信号に基づいた画像が表示され、
    上記磁歪アクチュエータは、上記コンテンツデータに含まれる音声信号に基づいて駆動され、
    上記音像位置変更部は、音像位置を、上記コンテンツデータに含まれる音像位置情報が示す音像位置に変更する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  11. スピーカユニットをさらに備え、
    上記パネルの背面に上記磁歪アクチュエータが複数個配設され、該複数個の磁歪アクチュエータはそれぞれ互いに異なる音声信号の中・高域成分に基づいて駆動され、
    上記スピーカユニットは上記互いに異なる音声信号の低域成分を合わせた合成信号に基づいて駆動される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  12. 上記パネルの背面に上記磁歪アクチュエータが複数個配設され、
    上記複数個の磁歪アクチュエータはそれぞれ互いに異なる音声信号で駆動され、
    上記複数個の磁歪アクチュエータの駆動ロッドがそれぞれ当接される上記パネルの部位の挙動を検出する複数個のセンサと、
    上記複数個のセンサの検出信号に基づいて、それぞれ上記複数個の磁歪アクチュエータに対応した音声信号をフィードバック補正する複数個の補正部とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  13. 上記複数個の磁歪アクチュエータの駆動ロッドは、互いに独立した振動板を介して上記パネルの背面に当接される
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置。
  14. パネルに表示される画像に対応した音声を出力する音声出力方法であって、
    上記パネルの背面に変位出力を伝達する駆動ロッドを当接させた状態で磁歪アクチュエータを配設し、
    上記磁歪アクチュエータを上記画像に対応した音声を得るための音声信号に基づいて駆動する
    ことを特徴とする音声出力方法。

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