JP2007102822A - 3次元画像処理装置及びビデオウィンドウ生成方法 - Google Patents

3次元画像処理装置及びビデオウィンドウ生成方法 Download PDF

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Norihito Ichikawa
典仁 市川
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光利 寺田
Naoshi Uematsu
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Abstract

【課題】テクスチャーメモリーに格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段を備えた3次元画像処理装置において、任意の形状に合わせてくり貫いた形でビデオウィンドウ表示することや、ウィンドウ外周エッジのアンチエリアス処理などを実現する。
【解決手段】テクスチャーメモリー中の映像データはダブルバッファの切り替えにより、映像データのフレーム周波数で自動的に更新される。テクスチャーメモリー中の映像データ(RGB値)は、3次元描画装置により読み出され、ポリゴンにマッピングされる。ここでは、2個の三角形ポリゴンにより矩形の3次元画像が形成されている。テクスチャーメモリー中のキーデータ(α値)は3次元描画装置により読み出され、ポリゴンの透明度が制御される。つまり、α値によりビデオウィンドウの形状が決まることになる。
【選択図】 図3

Description

3次元描画装置のテクスチャーメモリーを外部回路によってダブルバッファ化し、表バッファは描画装置からのテクスチャーアクセス専用、裏バッファはビデオ画像の書き込み専用として1画面の取り込み終了時に表裏のバッファの交換を行う構成にすれば、3次元描画装置からは常に最新のビデオ画像が読み出せるため、テクスチャーデータを3次元ポリゴンに対してマッピングしながらポリゴン描画を繰り返すことで3次元的な変形機能のあるビデオウィンドウを実現することができる。
図4は前述した3次元的な変形機能のあるビデオウィンドウを実現することができる3次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。
この3次元画像処理装置において、ビデオメモリー2には描画装置1により3次元画像(ポリゴン)及びそこにマッピングされるテクスチャーデータが書き込まれる。そして、書き込まれたデータは図示されていない表示装置に送られ、表示される。
3次元描画装置1はコンピュータ上で動作中のアプリケーションから与えられる描画コマンドに従って、ビデオメモリー2に3次元画像を書き込む。また、バス切り替え装置4を介して、ダブルバッファ化されているテクスチャーメモリー3X,3Yからテクスチャーデータ(映像データ及びキーデータ)を読み出し、ビデオメモリー2上の3次元画像にマッピングする。
テクスチャーメモリー3X,3Yにはバス切り替え装置6を介して、外部機器から映像データが書き込まれる。また、アプリケーションが生成したキーデータがバス切り替え装置6を介して書き込まれる。
テクスチャーメモリー3X,3Yには画素毎に映像データのRGB値及びキーデータのα値が書き込まれる。すなわち0番目の画素のRGB値であるR0,G0,B0と0番目の画素のα値であるα0、1番目の画素のRGB値であるR1,G1,B1と1番目の画素のα値であるα1、2番目の画素のRGB値であるR2,G2,B2と2番目の画素のα値であるα2、以下同様にしてI番目の画素のRGB値であるRI,GI,BIとI番目の画素のα値であるαIが書き込まれる。RGB値及びα値が全て8ビットであれば、32ビットで1画素分のデータを書き込むことができる。
バス切り替え装置4及びバス切り替え装置6は、アプリケーションから与えられるセレクト信号(Select)及びそれをインバータ8で反転した信号により切り替えられる。この切り替えは映像データの垂直同期タイミングに合わせて、3次元描画装置1がテクスチャーメモリー3Xから読み出しを行う際にはテクスチャーメモリー3Yに書き込みが行われ、3次元描画装置1がテクスチャーメモリー3Yから読み出しを行う際にはテクスチャーメモリー3Xに書き込みが行われるように切り替えられる。
図5は図4に示した3次元画像処理装置の動作原理を示す図である。この図においてテクスチャーメモリー中の映像データはダブルバッファの切り替えにより、映像データのフレーム周波数で自動的に更新される。そして、この図に示すように、テクスチャーメモリー中の映像データは、3次元描画装置により読み出され、ポリゴンにマッピングされる。ここでは、2個の三角形ポリゴンにより矩形のビデオウィンドウを構成した場合と、矩形のビデオウィンドウに3次元変形を付けた場合と、10個の三角形ポリゴンにより八形角のビデオウィンドウを構成した場合とを図示した。
特開平08−161510号公報
前述した3次元画像処理装置では、α値はクロマキー処理で作られたキー信号の取り込み等の目的で使用されるため、α値とRGB値とは等価に扱われる。すなわち、RGB値の書き込みと同時にα値も書き込まれ、α値のみ独立して扱うことはできない。このため、固定的なα値を持たせたい場合は、α値の外部からの書き込みを禁止すると共に、2つのバンク(3X,3Y)に対して同じデータを別々に書き込まなければならず扱いが面倒になっていた。
また、ビデオウィンドウの3次元的な変形は、テクスチャー画像をマッピングするポリゴンの形状を変化させることで実現できるが、ビデオウィンドウの外枠の形を変えたり、ビデオウィンドウを文字形にくり貫くといった複雑な形状処理を全てポリゴンモデルで表現しようとすると、データ構造が複雑になってプログラミングの負担が重くなってしまう。
さらにビデオウィンドウのエッジ部分のアンチエリアス処理等も容易に実現できない。
本発明は、画素の透明度を示すα値を画像データとは独立して扱えるようにすることにより前述した問題点を解決した3次元画像処理装置及びそのビデオウィンドウ生成方法を提供するものである。
本発明に係る3次元画像処理装置は、テクスチャーデータ記憶手段と、そのテクスチャーデータ記憶手段に格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段とを備えた3次元画像処理装置であって、前記テクスチャーデータ記憶手段は、画像データを書き込むための複数のバンクと、画素の透明度を示すα値を書き込むための一のバンクとを有し、前記一のバンクは、前記複数のバンクへの画像データの書き込みと独立してα値を書き込めるように構成され、前記描画手段は、前記α値を前記画像データと独立して読み出し、前記複数のバンクから読み出された各画像データのビデオウィンドウを、前記α値を用いて生成することを特徴とするものである。
また、本発明に係るビデオウィンドウ生成方法は、画像データを書き込むための複数のバンクと、画素の透明度を示すα値を書き込むための一のバンクとを有するテクスチャーデータ記憶手段と、そのテクスチャーデータ記憶手段に格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段とを備えた3次元画像処理装置におけるビデオウィンドウ生成方法であって、前記α値を前記画像データと独立して前記一のバンクに書き込み、前記α値を画像データと独立して読み出し、前記複数のバンクから読み出された各画像データのビデオウィンドウを、前記α値を用いて生成することを特徴とするものである。
本発明によれば、画像データを複数のバンクに書き込み、α値を画像データと独立して一のバンクに書き込み、α値を画像データと独立して読み出し、複数のバンクから読み出された各画像データのビデオウィンドウを、α値を用いて生成するため、α値の書換えによる自由な形状のビデオウィンドウを容易に生成することができる。
以下本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明による3次元画像処理装置の第1の構成を示すブロック図である。ここで図4と対応する部分には図4で使用した符号と同一の符号を付してある。
この3次元画像処理装置において、3次元描画装置1はコンピュータ上で動作中のアプリケーションから与えられる描画コマンドに従って、ビデオメモリー2に3次元画像を書き込む。また、バス切り替え装置4を介して、ダブルバッファ化されているテクスチャーメモリー3X,3Yから映像データ(RGB値)を読み出す。また、バス切り替え装置5を介して、テクスチャーメモリー3X,3Yからキーデータ(α値)を読み出す。そして、これらの映像データ及びキーデータをもとにテクスチャーをビデオメモリー2上の3次元画像にマッピングする。テクスチャーメモリー3X,3Yにはバス切り替え装置6を介して、外部機器から映像データが書き込まれる。また、アプリケーションが生成したキーデータがバス切り替え装置7を介して書き込まれる。
テクスチャーメモリー3X,3Yには画素毎に映像データのRGB値及びキーデータのα値が書き込まれる。これは図4の装置と同じである。ただし、本実施の形態では、α値はRGB値とは独立して書き込みを行うことができる。なお、以下の説明では、テクスチャーメモリー3X,3YにおいてRGB値を格納する部分をRGBバッファと呼び、α値を格納する部分をαバッファと呼ぶ。
バス切り替え装置4及びバス切り替え装置6は、アプリケーションから与えられるRGB_セレクト信号(Sel_RGB)及びそれをインバータ8で反転した信号により切り替えられる。この切り替えは映像データの垂直同期タイミングに合わせて、3次元描画装置1がテクスチャーメモリー3XのRGBバッファから映像データの読み出しを行う際には、テクスチャーメモリー3YのRGBバッファに映像データの書き込みを行い、3次元描画装置1がテクスチャーメモリー3YのRGBバッファから映像データの読み出しを行う際には、テクスチャーメモリー3XのRGBバッファに映像データの書き込みを行うように切り替えられる。
また、バス切り替え装置5及びバス切り替え装置7は、アプリケーションから与えられるα_セレクト信号(Sel_α)及びそれをインバータ9で反転した信号により切り替えられる。α_セレクト信号をRGB_セレクト信号に同期させれば、図4に示した装置と同様、RGB値の書き込みと同時にα値も書き込まれる。さらに、α_セレクト信号による切り替えを停止してαバッファのバンク切り替えを停止すれば、一方のバンクのデータが継続して読み出されるので、α値が固定される。
図2は本発明による3次元画像処理装置の第2の構成を示すブロック図である。ここで図1と対応する部分には図1で使用した符号と同一の符号を付してある。この3次元画像処理装置において、3次元描画装置1、ビデオメモリー2、バス切り替え装置4、バス切り替え装置6、及びインバータ8の構成とそれらの動作は図1の3次元画像処理装置と同じであるため、説明を省略する。
また、テクスチャーメモリー3X,3Yがダブルバッファ化されていることも図1の装置と同じである。ただし、本実施の形態では一方のバンク(図では3X)におけるαバッファは使用しない。そして、他方のバンク(図では3Y)におけるαバッファはRGBバッファとは独立して制御できるように構成し、必要に応じて書き込みを禁止する。これにより、図1と同様の動作を行うことができる。
図3は図1及び図2に示した3次元画像処理装置の動作原理を示す図である。この図においてテクスチャーメモリー中の映像データはダブルバッファの切り替えにより、映像データのフレーム周波数で自動的に更新される。そして、この図に示すように、テクスチャーメモリー中の映像データ(RGB値)は、3次元描画装置により読み出され、ポリゴンにマッピングされる。ここでは、2個の三角形ポリゴンにより矩形の3次元画像が形成されている。テクスチャーメモリー中のキーデータ(α値)は3次元描画装置により読み出され、ポリゴンの透明度が制御される。ここでは、黒い部分が透明度0%(=不透明)を表し、白い部分が透明度100%(=透明)を表す。このため、ビデオメモリーから読み出したデータを表示すると、八角形の外側は透明になるため画面には表示されない。つまり、α値によりビデオウィンドウの形状が決まることになる。
したがって、3次元変形の付いたビデオウィンドウのようなどんなに複雑な形状のビデオウィンドウであっても、ポリゴンの数は増加しない。このため、プログラミングの負荷が軽くなる。
また、RGB値の更新に合わせてα値の書き換えを行うことにより、ビデオウィンドウの透明度を徐々に変化させたり、ウィンドウの形状を滑らかに変化させることもできるので、ワイプ処理等の応用が可能である。
さらに、α値によって個々の画素の透明度を変化させることができるため、ビデオウィンドウ外周のアンチエリアス処理も容易に行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、3次元描画装置のテクスチャーメモリーをダブルバッファ化して、3次元描画装置のアクセスと映像データの書き込みが同時に行える構成とし、1画面の取り込み終了時に表裏のバッファの交換を行う構造とすることにより、3次元描画装置が映像データをマッピングしたポリゴン描画を繰り返すことでビデオウィンドウ機能を実現した。そして、このダブルバッファ化において、RGBバッファのみをダブルバッファ化し、αバッファは単一のメモリーとして独立させることにより、α値の書換えによる自由な形状のビデオウィンドウの生成が容易になった。
なお、以上の説明では、3次元画像処理装置はテクスチャーメモリーを2個備えたものとしたが、3個以上のテクスチャーメモリーを備えるように構成してもよい。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、画素の透明度を示すα値を画像データとは独立して扱えるようにすると共に、そのα値を用いてビデオウィンドウの形状を指定するようにしたので、任意の形状に合わせてくり貫いた形でビデオウィンドウ表示することや、ウィンドウ外周エッジのジャギーをα値を使って低減する処理(アンチエリアス処理)などが実現することができるようになった。また、ウィンドウ内で濃度が変化する半透明表示や、さらにα値を時間と共に書き変えて行うことでワイプ合成といった動画像のエフェクトも容易に実現できるようになった。
上述したように、本発明の実施の形態における3次元画像処理装置及びビデオウィンドウ生成方法は、次のような特徴を有するものである。
テクスチャーデータ記憶手段と、そのテクスチャーデータ記憶手段に格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段とを備えた3次元画像処理装置であって、前記テクスチャーデータ記憶手段は、画素の透明度を示すα値を画像データと独立して書き込めるように構成されることを特徴としている。
ここで、前記テクスチャーデータ記憶手段は、複数のバンクを有し、その複数のバンクの1つのバンクから前記描画手段が画像データの読み出しを行っている時には他のバンクに対して外部から画像データの書き込みを行うように切り替えられる。
また、本実施形態に係るビデオウィンドウ生成方法は、テクスチャーデータ記憶手段と、そのテクスチャーデータ記憶手段に格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段とを備えた3次元画像処理装置におけるビデオウィンドウ生成方法であって、前記テクスチャーデータ記憶手段には、画素の透明度を示すα値を画像データと独立して書き込むと共に、前記α値を用いて前記ビデオウィンドウの形状を指定することを特徴としている。
これにより、テクスチャーデータ記憶手段には、画素の透明度を示すα値を画像データと独立して書き込むことができる。そして、このα値を用いてビデオウィンドウの形状を指定する。したがって、モデルデータ自体の構造を変化させることなく、α値を1度書き換えるだけでビデオウィンドウの形状を変化させることができる。
本発明による3次元画像処理装置の第1の構成を示すブロック図である。 本発明による3次元画像処理装置の第2の構成を示すブロック図である。 本発明による3次元画像処理装置の動作原理を示す図である。 従来の3次元画像処理装置の構成を示すブロック図である。 従来の3次元画像処理装置の動作原理を示す図である。
符号の説明
1 3次元描画装置、 2 ビデオメモリー、 3X,3Y テクスチャーメモリー、 4,5,6,7 バス切り替え装置

Claims (4)

  1. テクスチャーデータ記憶手段と、そのテクスチャーデータ記憶手段に格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段とを備えた3次元画像処理装置であって、
    前記テクスチャーデータ記憶手段は、画像データを書き込むための複数のバンクと、画素の透明度を示すα値を書き込むための一のバンクとを有し、前記一のバンクは、前記複数のバンクへの画像データの書き込みと独立してα値を書き込めるように構成され、
    前記描画手段は、前記α値を前記画像データと独立して読み出し、前記複数のバンクから読み出された各画像データのビデオウィンドウを、前記α値を用いて生成することを特徴とする3次元画像処理装置。
  2. 前記テクスチャーデータ記憶手段は、前記複数のバンクの1つのバンクから前記描画手段が画像データの読み出しを行っているときには他のバンクに対して外部から画像データの書き込みを行うように切り替えられる請求項1に記載の3次元画像処理装置。
  3. 前記描画手段は、各画素のα値を0〜1のデータに書き換えることを特徴とする請求項1に記載の3次元画像処理装置。
  4. 画像データを書き込むための複数のバンクと、画素の透明度を示すα値を書き込むための一のバンクとを有するテクスチャーデータ記憶手段と、そのテクスチャーデータ記憶手段に格納されているテクスチャーデータを使用したテクスチャーマッピングが行える描画手段とを備えた3次元画像処理装置におけるビデオウィンドウ生成方法であって、
    前記α値を前記画像データと独立して前記一のバンクに書き込み、前記α値を画像データと独立して読み出し、前記複数のバンクから読み出された各画像データのビデオウィンドウを、前記α値を用いて生成することを特徴とするビデオウィンドウ生成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018061907A (ja) * 2018-01-30 2018-04-19 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019000711A (ja) * 2018-10-10 2019-01-10 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019063649A (ja) * 2019-02-05 2019-04-25 株式会社三洋物産 遊技機

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