JP2007102571A - 動画生成装置、動画生成方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】静止画の移動を表現する動画を効率的に生成すること。
【解決手段】本発明の動画生成装置は、動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対して、任意の基準位置からどのように移動させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納部と、動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得部と、相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、基準位置取得部が取得した基準位置からの、相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数が示す静止画の変化領域の移動を示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成部と、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成部とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の動画生成装置は、動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対して、任意の基準位置からどのように移動させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納部と、動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得部と、相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、基準位置取得部が取得した基準位置からの、相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数が示す静止画の変化領域の移動を示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成部と、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成部とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、動画生成装置、動画生成方法、及びプログラムに関する。特に本発明は、静止画から動画を生成する動画生成装置及び動画生成方法、並びに、動画生成装置用のプログラムに関する。
顧客から提供された複数の静止画像データから動画データを生成して記録するシステムにおいて、静止画像データに静止画の切り替わりを示す差分データを付加することによって、静止画が切り替わってゆく動画データを生成するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術によって、ユーザはDVDプレーヤーのような家庭用動画再生機器でも、パソコン等のコンピュータ端末でも、簡単に写真画像を閲覧することができる。
特開2003−259303号公報
しかし、特許文献1には、画像の切り替わりを示す動画を効率的に生成する具体的な技術について開示されていない。例えば、特許文献1には、静止画上のオブジェクトの移動、拡大・縮小、回転、色調の変化、静止画のフェードイン・フェードアウト、静止画に対するモザイク表示等、静止画の移り変わりを示す動画データを効率的に生成する具体的な技術については開示されていない。
そこで本発明は、上記の課題を解決することができる動画生成装置、動画生成方法、及びプログラムを提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、複数の静止画が移り変わる動画を生成する動画生成装置であって、動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納部と、動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得部と、基準位置取得部が取得した基準位置、及び相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成部と、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成部とを備える。
静止画の変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方を取得する変化領域取得部をさらに備え、絶対的変化関数生成部は、変化領域取得部が取得した変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方にさらに基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成してよい。
動画において変化させるオブジェクトを取得するオブジェクト取得部をさらに備え、基準位置取得部は、オブジェクト取得部が取得したオブジェクト内の基準点を基準位置として取得し、変化領域取得部は、オブジェクト取得部が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方を、静止画の変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方として取得し、絶対的変化関数生成部は、基準位置取得部が取得したオブジェクト内の基準点、変化領域取得部が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方、及び相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画のオブジェクトを、動画においてどのように変化させるかを示す絶対的変化関数を生成し、動画生成部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画からオブジェクトが順次変化する複数の動画構成画像を生成してよい。
予め定められた特定のオブジェクトの画像情報を格納するオブジェクト画像情報格納部をさらに備え、オブジェクト取得部は、オブジェクト画像情報格納部が格納しているオブジェクトの画像情報を用いて、動画において変化させるオブジェクトを静止画から抽出し、基準位置取得部は、オブジェクト取得部が抽出したオブジェクトの中心点を基準位置として抽出し、変化領域取得部は、オブジェクト取得部が抽出したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方を抽出し、絶対的変化関数生成部は、基準位置取得部が抽出したオブジェクトの中心点、変化領域取得部が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方、及び相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画のオブジェクトを、動画においてどのように変化させるかを示す絶対的変化関数を生成してよい。
動画生成部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一の動画構成画像に含まれる予め定められた複数の部分領域のそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、静止画又は他の動画構成画像に存在するか否かを特定する同一部分領域特定部と、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断した部分領域と、当該部分領域と同一の画像内容である、静止画又は他の動画構成画像に含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出する動きベクトル算出部と、動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現される部分領域を含む動画構成画像を生成する動画構成画像生成部とを有してよい。
動画生成部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分画像が存在しないと判断した部分領域の画像内容を、静止画又は他の動画構成画像から生成する部分領域画像生成部をさらに有し、動画構成画像生成部は、動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現される部分領域、及び部分領域画像生成部が生成した部分領域の画像内容を含む動画構成画像を生成してよい。
相対的変化関数格納部は、静止画の変化領域を、任意の基準位置からどのように移動させるかを示す相対的変化関数を格納しており、絶対的変化関数生成部は、静止画の変化領域の、基準位置取得部が取得した基準位置からの、相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数が示す移動を示す絶対的変化関数を生成してよい。
動画生成装置は、複数の静止画が移り変わるMPEG符号化された動画を生成し、同一部分領域特定部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一の動画構成画像に含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、静止画又は他の動画構成画像に存在するか否かを特定し、動きベクトル算出部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、静止画又は他の動画構成画像に含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出し、動画構成画像生成部は、動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像を生成してよい。
動画構成画像生成部は、動画構成画像であるIピクチャを静止画から生成するIピクチャ生成部と、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数及びIピクチャ生成部が生成したIピクチャに基づいて、動画構成画像であるPピクチャを生成するPピクチャ生成部とをさらに備え、同一部分領域特定部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一のPピクチャに含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、当該一のPピクチャの前のIピクチャ又はPピクチャに存在するか否かを特定し、動きベクトル算出部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、Iピクチャ又はPピクチャに含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出し、Pピクチャ生成部は、動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像であるPピクチャを生成してよい。
絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数、並びにIピクチャ生成部が生成したIピクチャ又はPピクチャ生成部が生成したPピクチャに基づいて、動画構成画像であるBピクチャを生成するBピクチャ生成部とをさらに備え、同一部分領域特定部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一のBピクチャに含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、当該一のBピクチャの前又は後のIピクチャ又はPピクチャに存在するか否かを特定し、動きベクトル算出部は、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、Iピクチャ又はPピクチャに含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出し、Bピクチャ生成部は、動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像であるBピクチャを生成してよい。
本発明の第2の形態によると、複数の静止画が移り変わる動画を生成する動画生成方法であって、動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納段階と、動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得段階と、基準位置取得段階において取得された基準位置、及び相対的変化関数格納段階において格納されている相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成段階と、絶対的変化関数生成段階において生成された絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成段階とを備える。
本発明の第3の形態によると、複数の静止画が移り変わる動画を生成する動画生成装置用のプログラムであって、動画生成装置を、動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納部、動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得部、基準位置取得部が取得した基準位置、及び相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成部、絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成部として機能させる。
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となりうる。
本発明によれば、静止画の移動を表現する動画を効率的に生成する動画生成装置を提供することができる。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る動画生成装置100の利用環境の一例を示す。動画生成装置100は、ユーザ190が撮像装置110を用いて撮像した静止画120、121、122、123、・・・を受け取る。そして動画生成装置100は、受け取った静止画上においてオブジェクトを移動させるエフェクトを施すことによってスライドショー等のMPEG符号化された動画130を生成する。例えば動画生成装置100は、ユーザ190が代表的な静止画として選択した静止画121を、動画130におけるIピクチャとして生成する画像として決定する。
そして、動画生成装置100は、選択された静止画121に含まれるオブジェクトの中から、動画において移動させるオブジェクトを抽出する。例えば、動画生成装置100は、予め登録された人物の顔と予め定められた一致度より高い一致度で合致するオブジェクトを、選択された静止画121から抽出する。なお、動画生成装置100は、選択された静止画121に含まれるオブジェクトの中から、動画において移動させるオブジェクトをユーザ190に選択させてもよい。
また、動画生成装置100は、連続するピクチャ間におけるオブジェクトの相対的な座標の動きを示す複数の移動パターン105を保持しており、保持している移動パターンをユーザ190に提示してユーザ190に選択させる。そして、動画生成装置100は、抽出したオブジェクトの位置と、オブジェクトの輪郭を特定する。そして動画生成装置100は、抽出したオブジェクトの位置を移動の開始位置として、選択された移動パターンでオブジェクトを移動させることによって、Iピクチャの間に表示されるP又はBピクチャ(131、132、133、134、・・・)におけるオブジェクトの位置とオブジェクトの輪郭線の絶対座標とを決定する。
そして、動画生成装置100は、P及びBピクチャのそれぞれにおける輪郭線の絶対座標から、オブジェクトに全領域が含まれるマクロブロックと、背景に全領域が含まれるマクロブロックとを特定する。そして動画生成装置100は、オブジェクトに全領域が含まれるマクロブロックの画像内容を、0の動きベクトルと0の画像差分信号とによって表現する。また、動画生成装置100は、オブジェクトに全領域が含まれるマクロブロックの画像内容を、オブジェクトの位置の移動を示す移動ベクトルで示される動きベクトルと、0の画像差分信号とによって表現する。
このように、動画生成装置100は、ユーザ190によって指定された任意の位置及び大きさ・形をもつオブジェクトの移動経路を動的に生成して、生成したオブジェクトの移動経路からP又はBピクチャに含まれるマクロブロックにオブジェクトの輪郭線が含まれるか否かを特定することができる。つまり、動画生成装置100は、動きベクトルを用いてデータ量を削減することができるマクロブロックを、ブロックマッチングによらずに特定することができる。したがって、動画生成装置100は、Pピクチャ又はBピクチャの全画像領域の画素データを生成してからMPEG符号化を施す場合に比べて、高速にMPEG符号化された動画を生成することができる。
なお、動画生成装置100は、動画を作成するデザイナ、動画生成装置100を操作するユーザ190等がデザインした移動パターンを取得して登録してよい。また、動画生成装置100は、動画生成装置100がアクセスすることのできる記録媒体、通信回線を介して移動パターンを取得して登録してもよい。なお、動画生成装置100は、生成した動画をDVD150等の記録媒体に記録してユーザ190に提供してよいし、生成した動画をインターネット等の通信回線を通じてユーザ190に提供してもよい。また、動画生成装置100は、インターネット等の通信回線を通じて撮像装置110から静止画を受け取ってよいし、撮像装置110によって半導体メモリ等の記録媒体に記録された静止画を受け取ってもよい。なお、動画生成装置100は、撮像画像であってもよいし、撮像画像以外の、画像加工ソフト等を利用して作成されたイメージデータであってよい。なお、動画生成装置100は、デジタルフォトショップ170、コンビニエンスストア、又は公共施設、或いは駅及び公園の売店等の簡易建築物に設けられたキオスク端末、又は個人宅に設けられたパーソナルコンピュータ等の情報端末であってよい。
図2は、動画生成装置100のブロック構成の一実施例を示す。本実施例の動画生成装置100は、複数の静止画が移り変わる動画を生成する。動画生成装置100は、指示入力部200、画像出力部205、画像格納部210、動画生成部214、相対的変化関数格納部220、絶対的変化関数生成部222、オブジェクト画像情報格納部230、オブジェクト取得部232、変化領域取得部234、及び基準位置取得部236を備える。動画生成部214は、同一部分領域特定部240、動きベクトル算出部250、部分領域画像生成部270、動画構成画像生成部280、DCT係数量子化部292、及び符号化部294を有する。動画構成画像生成部280は、Iピクチャ生成部282、Pピクチャ生成部284、及びBピクチャ生成部286を含む。
相対的変化関数格納部220は、動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する。例えば、相対的変化関数格納部220は、静止画の変化領域を、任意の基準位置からどのように移動させるかを示す相対的変化関数を格納する。具体的には、相対的変化関数格納部220は、MPEG圧縮された動画において連続して再生される動画構成画像(Iピクチャ、Pピクチャ、又はBピクチャ)の間におけるオブジェクトの相対的な座標を含む相対的変化関数を格納する。
オブジェクト画像情報格納部230は、予め定められた特定のオブジェクトの画像情報を格納する。例えば、オブジェクト画像情報格納部230は、予め定められた特定の人物又は人物の顔の画像情報を格納する。具体的には、オブジェクト画像情報格納部230は、撮像装置110によって撮像された画像の中から撮像装置110の所有者であるユーザ190、ユーザ190の友人、又はユーザ190の家族等、ユーザ190によって登録された人物の顔画像を抽出して格納する。
そして、オブジェクト取得部232は、オブジェクト画像情報格納部230が格納しているオブジェクトの画像情報を用いて、動画において変化させるオブジェクトを静止画から抽出する。例えば、オブジェクト取得部232は、ユーザ190によって選択されたオブジェクト画像情報格納部230が格納している人物の顔画像と、静止画に含まれるオブジェクトとの画像マッチングによって、動画において変化させるオブジェクトを静止画から抽出する。このようにしてオブジェクト取得部232は、動画において変化させるオブジェクトを取得する。
そして、基準位置取得部236は、動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する。具体的には、基準位置取得部236は、オブジェクト取得部232が取得したオブジェクト内の基準点を基準位置として取得する。例えば、基準位置取得部236は、オブジェクト取得部232が抽出したオブジェクトの中心又は重心を基準位置として抽出する。
また、変化領域取得部234は、静止画の変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方を取得する。具体的には、変化領域取得部234は、オブジェクト取得部232が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方を、静止画の変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方として取得する。
絶対的変化関数生成部222は、基準位置取得部236が取得したオブジェクトの中心点等のオブジェクト内の基準点、変化領域取得部234が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方、及び相対的変化関数格納部220が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画のオブジェクトを、動画においてどのように変化させるかを示す絶対的変化関数を生成する。例えば、絶対的変化関数生成部222は、静止画の変化領域の、基準位置取得部236が取得した基準位置からの、相対的変化関数格納部220が格納している相対的変化関数が示す移動を示す絶対的変化関数を生成する。
このように、絶対的変化関数生成部222は、基準位置取得部236が取得した基準位置、及び相対的変化関数格納部220が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成するので、ユーザ190が選択した任意のオブジェクトの、任意の位置からの移動経路を動的に生成することができる。また、絶対的変化関数生成部222は、変化領域取得部234が取得した変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方にさらに基づいて、静止画の変化領域が動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成するので、ユーザ190が任意に選択した任意の大きさ・形状のオブジェクトの、任意の位置からの移動経路を動的に生成することができる。
そして、動画生成部214は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する。具体的には、動画生成部214は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画からオブジェクトが順次変化する複数の動画構成画像を生成する。このため、動画生成装置100は、ユーザ190が指定した任意の大きさ・形状のオブジェクトが、ユーザ190によって指定された任意の位置から移動する動画を、動的に生成することができる。
同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、一の動画構成画像に含まれる予め定められた複数の部分領域のそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、静止画又は他の動画構成画像に存在するか否かを特定する。具体的には、同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数によって示されるオブジェクトの輪郭線の絶対座標から、部分領域にオブジェクトの輪郭線が含まれるか否かを判断する。そして、同一部分領域特定部240は、オブジェクトの輪郭線を含む部分領域を、同一の画像内容の部分領域が静止画又は他の動画構成画像に存在しない部分領域であると判断する。また、同一部分領域特定部240は、オブジェクトの輪郭線を含まない部分領域を、同一の画像内容の部分領域が静止画又は他の動画構成画像に存在する部分領域であると判断する。
動きベクトル算出部250は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部240が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断した部分領域と、当該部分領域と同一の画像内容である、静止画又は他の動画構成画像に含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出する。例えば、動きベクトル算出部250は、オブジェクトに全領域が含まれる部分領域について、移動するオブジェクトの絶対座標の差を動きベクトルとして算出する。そして、動画構成画像生成部280は、動きベクトル算出部250が算出した動きベクトルで表現される部分領域を含む動画構成画像を生成する。このため、動画生成装置100は、例えばMPEG符号化において動きベクトルを算出することを目的としたブロックマッチングによらずに、絶対的変化関数から動きベクトルを直接的に算出することができる。
また、部分領域画像生成部270は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部240が同一の画像内容の部分画像が存在しないと判断した部分領域の画像内容を、静止画又は他の動画構成画像から生成する。そして、動画構成画像生成部280は、動きベクトル算出部250が算出した動きベクトルで表現される部分領域、及び部分領域画像生成部270が生成した部分領域の画像内容を含む動画構成画像を生成する。例えば動画生成装置100は、移動するオブジェクトの輪郭線の部分領域における位置を絶対的変化関数に基づいて算出して、オブジェクトの画像と背景とを合成することによって部分領域の画像を生成する。そして、動画生成装置100は、オブジェクト及び背景に含まれる部分領域を動きベクトル及び差分画像信号によって表現する。このように、動画生成装置100は、オブジェクトが移動するエフェクトを静止画に施して動画を生成する場合に、ブロックマッチングによらずに圧縮された動画を生成することができる。
動画生成装置100が複数の静止画が移り変わるMPEG符号化された動画を生成する場合においては、同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、一の動画構成画像に含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、静止画又は他の動画構成画像に存在するか否かを特定する。
そして、動きベクトル算出部250は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部240が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、静止画又は他の動画構成画像に含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出する。そして、動画構成画像生成部280は、動きベクトル算出部250が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像を生成する。
Iピクチャ生成部282は、動画構成画像であるIピクチャを静止画から生成する。また、Pピクチャ生成部284は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数及びIピクチャ生成部282が生成したIピクチャに基づいて、動画構成画像であるPピクチャを生成する。また、Bピクチャ生成部286は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数、並びにIピクチャ生成部282が生成したIピクチャ又はPピクチャ生成部284が生成したPピクチャに基づいて、動画構成画像であるBピクチャを生成する。
動画生成部214がPピクチャを生成する場合において、同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、一のPピクチャに含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、当該一のPピクチャの前のIピクチャ又はPピクチャに存在するか否かを特定する。そして、動きベクトル算出部250は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部240が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、Iピクチャ又はPピクチャに含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出する。そして、Pピクチャ生成部284は、動きベクトル算出部250が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像であるPピクチャを生成する。
動画生成部214がBピクチャを生成する場合において、同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、一のBピクチャに含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、当該一のBピクチャの前又は後のIピクチャ又はPピクチャに存在するか否かを特定する。動きベクトル算出部250は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数に基づいて、同一部分領域特定部240が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、Iピクチャ又はPピクチャに含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出する。そして、Bピクチャ生成部286は、動きベクトル算出部250が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像であるBピクチャを生成する。
DCT係数量子化部292は、I、P、Bピクチャに含まれるDCT係数に対して量子化を施すことによって、データ量が圧縮された動画構成画像を生成して、符号化部294に供給する。符号化部294は、DCT係数量子化部292から供給された動画構成画像に対して符号化を施すことによって、データ量が圧縮された複数の動画構成画像を含む動画を生成する。具体的には、符号化部294は、動画構成画像に対してランレングス符号化及びハフマン符号化を施してよい。画像出力部205は、符号化部294が生成した動画構成画像を含む動画を、動画生成装置100の外部に出力する。例えば、画像出力部205は、DVD150等の記録媒体に動画を出力する。
以上説明したように、本実施例における動画生成装置100は、動画を構成する複数のピクチャにおいて移動するオブジェクトの絶対的な位置を、ユーザ190から指示された移動パターンから動的に生成することができる。また、動画生成装置100は、動的に生成したオブジェクトの絶対的な位置から、動きベクトル及び差分画像信号をブロックマッチングによらずに算出することができる。このため、動画生成装置100は、圧縮された動画を静止画から高速に生成することができる。
図3は、相対的変化関数格納部220が格納する相対的変化関数の一例を示す。また、図4は、1つの相対的変化関数から生成される絶対的変化関数で示されるオブジェクトの移動経路の一例を示す。図3及び図4の例では、相対的変化関数格納部220は、変化領域の基準点のX座標及びY座標の組をそれぞれ示す複数の相対的変化関数F1(t)とG1(t)、F2(t)とG2(t)、F3(t)とG3(t)、・・・を格納する。ここでtは、例えば基準時刻からの時間差を示す。一例を挙げると、相対的変化関数F1(t)は多項式Σaitiで表され、G1(t)は多項式Σbitiで表される。つまり、相対的変化関数F(t)1及びG1(t)は、手前で再生される動画構成画像からの変化領域の位置の変化を含む、1つの相対的な移動パターンを示す。なお、相対的変化関数F1及びG1は、各動画構成画像が再生される順番を示す番号等のシーケンス情報についての関数であってもよい。
そして絶対的変化関数F1(t)及びG1(t)が移動パターンとして選択された場合には、絶対的変化関数生成部222は、基準位置取得部236が取得した変化領域の基準位置のX座標及びY座標であるxp及びypを用いて、絶対的変化関数F1(t)+xp及びG1(t)+ypを生成する。つまり、生成された絶対的変化関数は、変化領域の基準点が、変化領域の基準位置からの、相対的変化関数F1(t)及びG1(t)で示される移動を表す。ここで、本例における相対的変化関数F1(t)及びG1(t)は、基準位置取得部236が取得した変化領域の基準位置における動画構成画像が再生される時刻との時間差tの関数であって、F1(0)及びG1(0)がともに0である関数である場合の一例である。
なお、変化領域が円形である場合の例についてさらに説明すると、基準位置取得部236は円の中心座標(xp,yp)を取得し、変化領域取得部234は円の半径Rを取得する。そして、絶対的変化関数生成部222は、変化領域の輪郭線315を示す座標(xp+Rsin(θ),yp+Rsin(θ))について、絶対的変化関数F1(x)+xp+Rsin(θ)及びG1(y)+yp+Rcos(θ)を生成する。この絶対的変化関数は、変化領域の基準位置からの、相対的変化関数F1(x)及びG1(y)で示される、変化領域の輪郭線の移動を表す。
このように、絶対的変化関数生成部222は、円の大きさ及び位置に応じて絶対的変化関数を動的に生成することができる。なお変化領域が円形以外である場合には、変化領域取得部234は、オブジェクトの大きさ及び形状を示す情報として、変化領域の輪郭を示すベクトル情報を取得してよい。以上説明したように、絶対的変化関数生成部222は、移動させる変化領域の基準位置と変化領域の大きさ・形状から、指定された移動パターンに従って変化領域が移動する移動経路を動的に決定することができる。したがって、動画生成装置100は、ユーザ190によって指定されたオブジェクトと当該オブジェクトを移動させる移動パターンとに応じて、各ピクチャにおけるオブジェクトの輪郭の位置を動的に特定することができる。そして動画生成装置100は、各ピクチャにおいて特定したオブジェクトの輪郭の位置から動きベクトルを高速に算出することができる。
図5は、オブジェクトが移動するエフェクトが施された動画の生成例を示す。本図の例では、動画生成装置100は、ユーザ190が指定した静止画300を背景としてユーザ190が指定した人物395を示すオブジェクトが移動する動画を生成する。Iピクチャ生成部282は、静止画300にDCT変換を施すことによってIピクチャ331を生成する。そして、絶対的変化関数生成部222は、図3及び図4において説明した方法によって、静止画300における人物395の位置とユーザ190が指定したオブジェクトの移動パターンとから、絶対的変化関数を生成する。
そして、同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数生成部222が生成した絶対的変化関数から、各ピクチャにおけるオブジェクトの重心の絶対座標及びオブジェクトの輪郭線の位置を算出する。以下、Iピクチャ331の後のタイミングにおいて再生されるPピクチャ335を生成する場合の生成手順を例に挙げて具体的に説明する。
同一部分領域特定部240は、Pピクチャ335におけるオブジェクトの重心の位置と、Iピクチャ331におけるオブジェクトの重心の位置と間のオブジェクトの位置の差を示すオブジェクト移動ベクトルV314を算出する。そして、同一部分領域特定部240は、絶対的変化関数から算出されたPピクチャ335におけるオブジェクトの輪郭線の位置及び各マクロブロックの位置とから、例えばPピクチャ334におけるオブジェクトの輪郭の近傍の領域380の中において、オブジェクトの輪郭線を含むマクロブロック371、372、373、374、及び375を特定する。
そして、同一部分領域特定部240は、例えば領域380の中でオブジェクトに全領域が含まれるマクロブロック361、362、及び363の画像内容が、それぞれのマクロブロックの位置からオブジェクト移動ベクトルTV314の逆向きの位置にあたるIピクチャ331の部分領域351、352、353と同一の画像内容であることを特定する。
また、オブジェクトの輪郭線を含むマクロブロック371、372、373、及び374よりもオブジェクトから外側に存在するマクロブロック(例えば、マクロブロック381等)の全領域は、背景に含まれる。同一部分領域特定部240は、全領域が背景に含まれるマクロブロックの画像内容が、Iピクチャ331における当該マクロブロックの範囲内にオブジェクトが含まれないことを条件に、そのマクロブロックの範囲のIピクチャの画像内容(背景の画像)と同一であると判断する。したがって、Pピクチャ生成部284は、このような全領域が背景に含まれるマクロブロックの画像内容を、0の動きベクトルと、0の差分画像信号で表現する。
また、部分領域画像生成部270は、オブジェクトの輪郭線を含むマクロブロック(例えば、マクロブロック372)を、背景画像とオブジェクトの画像とを合成することによって生成する。例えば、部分領域画像生成部270は、マクロブロック372におけるオブジェクトを含む領域391のオブジェクトの画像(例えば、Iピクチャ331における画像341の部分)と、Iピクチャ331におけるマクロブロック372で示される範囲の画像内容のうちの、オブジェクトの領域391以外の領域342の画像とを合成することによって、マクロブロック372の画像を生成する。
また、部分領域画像生成部270は、マクロブロック372の画像内容を、差分画像及び動きベクトルを用いて表現してもよい。例えば、部分領域画像生成部270は、オブジェクトの領域391の面積を算出して、マクロブロックの面積に対する領域391の面積の比が予め定められた値(例えば0.5)より大きい場合に、Iピクチャ331の部分領域354との差分画像信号を生成し、生成した差分画像信号と、当該マクロブロックとの間のオブジェクト移動ベクトルV314によって、マクロブロック372の画像内容を表現してよい。また、部分領域画像生成部270は、マクロブロックの面積に対する領域391の面積の比が予め定められた値(例えば0.5)未満である場合に、マクロブロック372の位置におけるIピクチャ331の部分領域355との差分画像信号を生成し、生成した差分画像信号と0の動きベクトルで、マクロブロック372の画像内容を表現してよい。このように、動画生成装置100は、動的に生成された絶対的変化関数に基づいて、ブロックマッチングを行うことなく容易に類似する部分領域を特定して動きベクトルを算出することができる。
以上説明したように、動画生成装置100は、動的に生成された絶対的変化関数から、同一の画像内容である画像を容易に特定することができる。このため、一旦各ピクチャの画素データを生成してからMPEG符号化を施す場合に比べて、MPEG圧縮された動画をより高速に生成することができる。特に、動きベクトルを算出するためのブロックマッチング等に相当する処理を、絶対的変化関数によるオブジェクトの位置の算出で実現することができるので、動きベクトルをより高速に算出することができる。
なお、絶対的変化関数で示されるオブジェクトの移動が、基準となる動画構成画像(例えば、Iピクチャ又はPピクチャ)におけるオブジェクトの位置と他のBピクチャ、Pピクチャにおけるオブジェクトの位置の差が、1/2画素の整数倍となることが望ましい。この場合に、例えばオブジェクトに全領域が含まれるマクロブロックの画像内容を、MPEG符号化における動きベクトルはオブジェクト移動ベクトルと同一であり、かつ、差分画像信号を0として表現することができる。したがって、絶対的変化関数生成部222は、静止画の変化領域の、基準位置取得部236が取得した基準位置からの移動が、相対的変化関数格納部220が格納している相対的変化関数が示す移動に近似する、1/2画素の整数倍となる移動を示す絶対的変化関数を生成してよい。
図6は、DCT係数の平均化によってオブジェクトの輪郭線を含むマクロブロックのDCT係数を算出する算出方法の一例を示す。Iピクチャ生成部282は、Iピクチャ331に含まれる各マクロブロックの画像データにDCT変換を施すことによって、マクロブロック毎にDCT係数を算出する。具体的には、Iピクチャ生成部282は、オブジェクトを含む、動画像構成画像における縦横それぞれ16画素のマクロブロック354の輝度信号を、縦横それぞれ8画素を有する4つのブロック毎にDCT係数をそれぞれ算出する。また、Iピクチャ生成部282は、マクロブロック354において、Cr及びCbの色差信号のそれぞれについて、縦横それぞれ8画素分のブロックとしてDCT変換を施してDCT係数をそれぞれ算出する。同様に、Iピクチャ生成部282は、オブジェクトの背景となるマクロブロック355についても、輝度信号の4つのブロック、並びにCr及びCbの色差信号を示すそれぞれのブロックについて、それぞれDCT係数を算出する。
そして、部分領域画像生成部270は、マクロブロック354及び355の各ブロックについて計算されたDCT係数を、周波数成分毎に加重平均することによって、マクロブロック372における輝度信号並びに色差信号Cr及びCbについてのDCT係数をそれぞれ算出する。なお、輝度信号の各ブロックにおけるDCT係数の平均化は、同じ位置のブロックとのDCT係数の平均化であることは言うまでもない。また、部分領域画像生成部270は、マクロブロック354のCr信号のDCT係数とマクロブロック355のCr信号のDCT係数とを平均化し、ブロック354のCb信号のDCT係数とブロック355のCb信号のDCT係数とを平均化することは言うまでもない。本図の例では、マクロブロック354の輝度信号における1つのブロックのDC成分I501と、マクロブロック355の輝度信号における1つのブロックのDC成分I502と、それぞれのDC成分に対する重み付け係数α及びβとを用いて、マクロブロック372の輝度信号における1つのブロックのDC成分(α×I501+β×I502)を算出する例が図示されている。
以上説明した処理によって、輪郭線を含むマクロブロックの画像内容のDCT係数を、DCT係数の平均化によって直接的に算出することができる。したがって、一旦画素データを生成してからDCT変換を施す場合に比べて、オブジェクトの輪郭線を含むマクロブロックの画像内容についてのDCT係数を高速に生成することができる。ただし、このようなDCT係数の平均化によって得られる画像内容は、背景とオブジェクトとが重ね合わされた画像内容であり、背景の上を移動するオブジェクトが正確に表現された画像内容とはならない。しかし、動画の閲覧者の目には、移動するオブジェクトが残像として残るので、オブジェクトの周囲の画像は背景とオブジェクトとが重ねあわされたように見える。このため、DCT係数の平均化によってマクロブロックのDCT係数を生成しても、動画の閲覧者には大きな違和感を感じることはなく動画を鑑賞することができる。
なお、部分領域画像生成部270がDCT係数を平均化することによってオブジェクトの輪郭線を含むマクロブロックのDCT係数を算出する場合、IピクチャにおけるオブジェクトとP又はBピクチャにおけるオブジェクトとのx方向及びy方向の位置の差は、マクロブロックのサイズ(16画素)の整数倍となることが望ましい。この場合、P又はBピクチャにおいて輪郭線を含むマクロブロックに含まれるオブジェクトの部分及び背景の部分は、Iピクチャにおけるいずれかのマクロブロックに含まれるので、マクロブロックの画像内容をより正確に生成することができる。なお、当該差が一致しない場合には、輪郭線を含むマクロブロックに含まれるオブジェクトと一致する面積が最も大きいマクロブロックと、輪郭線を含むマクロブロックに含まれる背景と一致する面積の画像が最も大きいマクロブロックとについてDCT係数を平均化してよい。このように、オブジェクトと背景の境界の近傍に存在するマクロブロックのDCT係数を平均化することによって、オブジェクトの輪郭線を含むマクロブロック画像内容を表すDCT係数を近似的に算出することができる。また、DCT係数の平均化においては、重み付け係数α及びβによって重み付けすることによって、オブジェクトの輪郭部分に視覚的効果を含ませることができる。例えば、複数の動画像構成画像において、より後のタイミングで再生される動画像構成画像におけるオブジェクトの重み(α)を増加させていくことによって、オブジェクトと背景の境界におけるオブジェクトの強調度を変化させることもできる。
図7は、本実施例に係る動画生成装置100のハードウェア構成の一例を示す。動画生成装置100は、ホスト・コントローラ1582により相互に接続されるCPU1505、RAM1520、グラフィック・コントローラ1575、及び表示装置1580を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ1584によりホスト・コントローラ1582に接続される通信インターフェイス1530、ハードディスクドライブ1540、及びCD−ROMドライブ1560を有する入出力部と、入出力コントローラ1584に接続されるROM1510、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ1582は、RAM1520と、高い転送レートでRAM1520をアクセスするCPU1505、及びグラフィック・コントローラ1575とを接続する。CPU1505は、ROM1510、及びRAM1520に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等がRAM1520内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置1580上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ1575は、CPU1505等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ1584は、ホスト・コントローラ1582と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ1540、通信インターフェイス1530、CD−ROMドライブ1560を接続する。ハードディスクドライブ1540は、CPU1505が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス1530は、ネットワーク通信装置1598に接続してプログラムまたはデータを送受信する。CD−ROMドライブ1560は、CD−ROM1595からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。
また、入出力コントローラ1584には、ROM1510と、フレキシブルディスク・ドライブ1550、及び入出力チップ1570の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM1510は、動画生成装置100が起動時に実行するブート・プログラムや、動画生成装置100のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ1550は、フレキシブルディスク1590からプログラムまたはデータを読み取り、RAM1520を介してハードディスクドライブ1540、及び通信インターフェイス1530に提供する。入出力チップ1570は、フレキシブルディスク・ドライブ1550や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU1505が実行するプログラムは、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595、またはICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ1540にインストールされ、RAM1520に読み出されてCPU1505により実行される。
CPU1505により実行されるプログラムは、動画生成装置100を、図1から図6にかけて説明した指示入力部200、画像出力部205、画像格納部210、動画生成部214、相対的変化関数格納部220、絶対的変化関数生成部222、オブジェクト画像情報格納部230、オブジェクト取得部232、変化領域取得部234、及び基準位置取得部236を備える。また、当該プログラムは、動画生成部214を、同一部分領域特定部240、動きベクトル算出部250、部分領域画像生成部270、動画構成画像生成部280、DCT係数量子化部292、及び符号化部294として機能させる。また、当該プログラムは、動画像構成画像生成部680を、Iピクチャ生成部282、Pピクチャ生成部284、及びBピクチャ生成部286として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク1590、CD−ROM1595の他に、DVDやPD等の光学記録媒体、MD等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスクまたはRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムを動画生成装置100に提供してもよい。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 動画生成装置
110 撮像装置
130 動画
150 DVD
170 デジタルフォトショップ
190 ユーザ
200 指示入力部
205 画像出力部
210 画像格納部
214 動画生成部
220 相対的変化関数格納部
222 絶対的変化関数生成部
230 オブジェクト画像情報格納部
232 オブジェクト取得部
234 変化領域取得部
236 基準位置取得部
240 同一部分領域特定部
250 動きベクトル算出部
270 部分領域画像生成部
280 動画構成画像生成部
282 Iピクチャ生成部
284 Pピクチャ生成部
286 Bピクチャ生成部
292 DCT係数量子化部
294 符号化部
110 撮像装置
130 動画
150 DVD
170 デジタルフォトショップ
190 ユーザ
200 指示入力部
205 画像出力部
210 画像格納部
214 動画生成部
220 相対的変化関数格納部
222 絶対的変化関数生成部
230 オブジェクト画像情報格納部
232 オブジェクト取得部
234 変化領域取得部
236 基準位置取得部
240 同一部分領域特定部
250 動きベクトル算出部
270 部分領域画像生成部
280 動画構成画像生成部
282 Iピクチャ生成部
284 Pピクチャ生成部
286 Bピクチャ生成部
292 DCT係数量子化部
294 符号化部
Claims (12)
- 複数の静止画が移り変わる動画を生成する動画生成装置であって、
動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納部と、
動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得部と、
前記基準位置取得部が取得した基準位置、及び前記相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成部と、
前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成部と
を備える動画生成装置。 - 静止画の変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方を取得する変化領域取得部
をさらに備え、
前記絶対的変化関数生成部は、前記変化領域取得部が取得した変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方にさらに基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する
請求項1に記載の動画生成装置。 - 動画において変化させるオブジェクトを取得するオブジェクト取得部
をさらに備え、
前記基準位置取得部は、前記オブジェクト取得部が取得したオブジェクト内の基準点を基準位置として取得し、
前記変化領域取得部は、オブジェクト取得部が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方を、静止画の変化領域の大きさ及び形の少なくとも一方として取得し、
前記絶対的変化関数生成部は、前記基準位置取得部が取得したオブジェクト内の基準点、前記変化領域取得部が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方、及び前記相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画のオブジェクトを、動画においてどのように変化させるかを示す絶対的変化関数を生成し、
動画生成部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画からオブジェクトが順次変化する複数の動画構成画像を生成する
請求項2に記載の動画生成装置。 - 予め定められた特定のオブジェクトの画像情報を格納するオブジェクト画像情報格納部
をさらに備え、
前記オブジェクト取得部は、前記オブジェクト画像情報格納部が格納しているオブジェクトの画像情報を用いて、動画において変化させるオブジェクトを静止画から抽出し、
前記基準位置取得部は、前記オブジェクト取得部が抽出したオブジェクトの中心点を基準位置として抽出し、
前記変化領域取得部は、前記オブジェクト取得部が抽出したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方を抽出し、
前記絶対的変化関数生成部は、前記基準位置取得部が抽出したオブジェクトの中心点、前記変化領域取得部が取得したオブジェクトの領域の大きさ及び形の少なくとも一方、及び前記相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画のオブジェクトを、動画においてどのように変化させるかを示す絶対的変化関数を生成する
請求項3に記載の動画生成装置。 - 前記動画生成部は、
前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一の動画構成画像に含まれる予め定められた複数の部分領域のそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、静止画又は他の動画構成画像に存在するか否かを特定する同一部分領域特定部と、
前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、前記同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断した部分領域と、当該部分領域と同一の画像内容である、静止画又は他の動画構成画像に含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出する動きベクトル算出部と、
前記動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現される部分領域を含む動画構成画像を生成する動画構成画像生成部と
を有する請求項1に記載の動画生成装置。 - 前記動画生成部は、
前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、前記同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分画像が存在しないと判断した部分領域の画像内容を、静止画又は他の動画構成画像から生成する部分領域画像生成部
をさらに有し、
前記動画構成画像生成部は、動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現される部分領域、及び前記部分領域画像生成部が生成した部分領域の画像内容を含む動画構成画像を生成する
請求項5に記載の動画生成装置。 - 前記相対的変化関数格納部は、静止画の変化領域を、任意の基準位置からどのように移動させるかを示す相対的変化関数を格納しており、
前記絶対的変化関数生成部は、静止画の変化領域の、前記基準位置取得部が取得した基準位置からの、前記相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数が示す移動を示す絶対的変化関数を生成する
請求項1に記載の動画生成装置。 - 前記動画生成装置は、複数の静止画が移り変わるMPEG符号化された動画を生成し、
前記同一部分領域特定部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一の動画構成画像に含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、静止画又は他の動画構成画像に存在するか否かを特定し、
前記動きベクトル算出部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、前記同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、静止画又は他の動画構成画像に含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出し、
前記画構成画像生成部は、前記動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像を生成する
請求項5に記載の動画生成装置。 - 前記動画構成画像生成部は、
動画構成画像であるIピクチャを静止画から生成するIピクチャ生成部と、
前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数及びIピクチャ生成部が生成したIピクチャに基づいて、動画構成画像であるPピクチャを生成するPピクチャ生成部と
をさらに備え、
前記同一部分領域特定部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一のPピクチャに含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、当該一のPピクチャの前のIピクチャ又はPピクチャに存在するか否かを特定し、
前記動きベクトル算出部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、前記同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、Iピクチャ又はPピクチャに含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出し、
前記Pピクチャ生成部は、前記動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像であるPピクチャを生成する
請求項8に記載の動画生成装置。 - 前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数、並びに前記Iピクチャ生成部が生成したIピクチャ又は前記Pピクチャ生成部が生成したPピクチャに基づいて、動画構成画像であるBピクチャを生成するBピクチャ生成部と
をさらに備え、
前記同一部分領域特定部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、一のBピクチャに含まれる予め定められた複数のマクロブロックのそれぞれと同一の画像内容の部分領域が、当該一のBピクチャの前又は後のIピクチャ又はPピクチャに存在するか否かを特定し、
前記動きベクトル算出部は、前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、前記同一部分領域特定部が同一の画像内容の部分領域が存在すると判断したマクロブロックと、当該マクロブロックと同一の画像内容である、Iピクチャ又はPピクチャに含まれる部分領域との間の位置の差を示す動きベクトルを算出し、
前記Bピクチャ生成部は、前記動きベクトル算出部が算出した動きベクトルで表現されるマクロブロックを含む動画構成画像であるBピクチャを生成する
請求項9に記載の動画生成装置。 - 複数の静止画が移り変わる動画を生成する動画生成方法であって、
動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納段階と、
動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得段階と、
前記基準位置取得段階において取得された基準位置、及び前記相対的変化関数格納段階において格納されている相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成段階と、
前記絶対的変化関数生成段階において生成された絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成段階と
を備える動画生成方法。 - 複数の静止画が移り変わる動画を生成する動画生成装置用のプログラムであって、動画生成装置を、
動画に含まれる複数の動画構成画像において、静止画の変化領域を、手前の動画構成画像における位置に対してどのように変化させるかを示す相対的変化関数を格納する相対的変化関数格納部、
動画構成画像における変化領域の変化の基準となる基準位置を取得する基準位置取得部、
前記基準位置取得部が取得した基準位置、及び前記相対的変化関数格納部が格納している相対的変化関数に基づいて、静止画の変化領域が、動画においてどのように変化するかを示す絶対的変化関数を生成する絶対的変化関数生成部、
前記絶対的変化関数生成部が生成した絶対的変化関数に基づいて、複数の静止画から複数の動画構成画像を生成して、生成した複数の動画構成画像を含む動画を生成する動画生成部
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005292767A JP2007102571A (ja) | 2005-10-05 | 2005-10-05 | 動画生成装置、動画生成方法、及びプログラム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013178809A (ja) * | 2007-09-21 | 2013-09-09 | Microsoft Corp | 宣言型動画方式を用いたオブジェクトの動画化 |
KR101360592B1 (ko) | 2012-11-09 | 2014-02-10 | 이상호 | 애니메이션 생성방법 및 장치 |
CN109816757A (zh) * | 2018-12-14 | 2019-05-28 | 深圳壹账通智能科技有限公司 | 播放帧动画的方法及装置、计算机设备、计算机存储介质 |
-
2005
- 2005-10-05 JP JP2005292767A patent/JP2007102571A/ja active Pending
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JP2013178809A (ja) * | 2007-09-21 | 2013-09-09 | Microsoft Corp | 宣言型動画方式を用いたオブジェクトの動画化 |
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