JP2007101884A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像器の切り替え動作時に発生する振動やセンサのトナー汚れに起因した制御用トナー像のセンサによる読み取り精度のばらつきや低下がなく、プロセス制御動作の所要時間を確実に短縮することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 制御計測用トナー像としてのパッチを形成する際における現像装置の1つの現像器による現像が終了した時点から次の異なる現像器に切り替えてその切替え動作による振動が減衰した状態になる時点までに要する切替実行時間をB1とし、そのパッチについての現像装置による現像が終了した時点からセンサによる読み取りが開始される時点までに要する読取開始所要時間をDとした場合、パッチを読み取るセンサを「D>B1」との条件を満たす位置に配置するとともに、その切替実行時間B1を要する現像装置の切り替えをパッチの現像が終了した直後に開始するように設定した。
【選択図】図5

Description

本発明は、トナー(乾式現像剤)からなるカラー画像を形成することが可能なプリンタ、複写機、複合機等の画像形成装置に関するものであり、特に、複数の色のトナーを収容する現像器が回転支持体に保持されて回転移動により切り替えながら使用される現像装置を有し、画像形成時のプロセス条件を制御する機能を備えた画像形成装置の改良に関するものである。
上記カラー画像を形成できる画像形成装置としては、電子写真方式等を利用するものがある。具体的には、例えば、1つの感光ドラムを用い、その感光ドラムを一様に帯電した後にその帯電面に画像情報に基づく所定の色成分の静電潜像を露光により順次形成し、それら各静電潜像をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の所定の色のトナーを用いて現像して各色成分のトナー像をそれぞれ形成する。続いて、その感光ドラム上に順次形成される各色成分のトナー像をベルト状等の中間転写体に重ね合わせるように転写した後、その中間転写体から記録用紙等の記録媒体に一括して転写するとともに定着させる。このようにしてトナーからなる(フル)カラー画像を帯電、露光、現像及び一次転写のサイクルを4回繰り返して行なうことで形成するように構成した、いわゆる4サイクル方式の画像形成装置が知られている。
また、この4サイクル方式の画像形成装置においては、現像装置として、イエロー、マゼンタ、シアン、黒等の所定の色のトナーを収容して現像時に供給する複数の現像器を回転フレームに搭載し、その回転フレームを所定の角度だけ回転させて現象対象となる色の現像剤が収容された現像器を感光ドラムと対向する現像位置に移動させることにより切り替えてから現像を行う、いわゆる回転切り替え式(ロータリー式)の現像装置を使用するものがある。
ところで、このような4サイクル方式のカラー画像形成装置においても、上記各色のトナー像の濃度やカラーバランスが所定の条件を満たすようにする目的で、次のような画像形成時のプロセス制御が行なわれている。
即ち、所定の時期なると、感光ドラムにイエロー、マゼンタ、シアン、黒等の所定の色の制御用パッチトナー像を順次形成してから中間転写体に転写し、その中間転写体に担持されて搬送される各色のパッチトナー像(の濃度など)をセンサによって読み取り、このセンサによる検出値を画像形成プロセスに係る制御部にフィードバックして、現像装置の現像剤中におけるトナー濃度(Toner Concentration)やその現像バイアスをはじめ、感光ドラムの帯電電位や潜像形成時の露光量等に代表される画像形成プロセス条件を適正な値に調整するという制御動作が実行される。
一方、このようなプロセス制御が行なわれる4サイクル方式のカラー画像形成装置にあっては、色の異なるトナー像を形成するためには回転切替え式の現像装置を回転動作させて現像器の切り替えを行いつつ1色ごとにトナー像を形成して中間転写体に転写する動作を行なわなければならないため、その制御動作のうち特にパッチトナー像の形成と読み取りに時間がかかるという課題がある。また、その繰り返される現像器の切り替えや転写工程などにおいてトナーが装置内に飛散することによって、パッチトナー像を読み取るセンサがトナーにより汚れてしまい、その読み取り精度が低下して適正なプロセス制御を行なうのに支障となるという問題もある。
そこで、従来においても、このような課題を解決するための技術的手段が種々提案されている。
例えば、各色の濃度検出用トナー像を像担持体上に形成してその濃度を検出するときの検出に要する時間を短縮することを主な目的として、色の異なる濃度検出用トナー像を形成するための現像器切り替えタイミングを他の色の濃度検出用トナー像の形成が終了した直後とする4サイクル方式のカラー画像形成装置が提案されている(特許文献1)。この画像形成装置では、実際に画像信号がオフになったことを検出した後に現像器切り替え信号が出力されて使用する現像器が切り替えられるとされている(段落0017〜0018)。
また、濃度・諧調制御に要する時間を短縮することを主な目的として、濃度検知用トナー像を感光体、中間転写体等の担持体の1回転期間内において複数色のトナー像を形成するように画像形成部を制御するようにした4サイクル方式のカラー画像形成装置が提案されている(特許文献2)。この画像形成装置では、4色の濃度検知用トナー像を形成する場合、そのトナー像の画像パターンを通常の画像の最大長よりも短く設定し、各色の画像露光と現像を行なった後に現像装置の支持体を回転させて次の色の現像器に切り替えるようにすることにより、例えば、従来はその4色分のトナー像の形成のために転写ベルトの4回転周期分必要であったのに対し、2回転分で済み制御に要する時間が短縮されるとされている(段落0023〜0029など)。
さらに、飛散したトナーによるセンサの汚れを防止することを主な目的として、中間転写ベルトに形成される検知用トナー像の光学濃度を検知するセンサ(濃度検知手段)を位置検知手段とともに中間転写ベルトの裏面側にある接触部材(ベルト支持ローラなど)に対向するように配置した4サイクル方式のカラー画像形成装置が提案されている(特許文献3)。この画像形成装置では、濃度検知をするセンサを中間転写ベルトの駆動ローラが接触しているベルト外周側の位置に設置し、しかも、中間転写ベルトの移動により発生する気流や排気ファンにより発生する気流がセンサの近傍を通過して流れるようにしているので、装置内で飛散したトナーによりセンサが汚れることがないとされている(段落0021〜0024など)。
特開平10−117976号公報 特開2004−94212号公報 特開2004−117976号公報
しかしながら、この提案による各画像形成装置においても、次のような課題がある。
即ち、特許文献1で提案される画像形成装置においては、現像器を切り替える前に形成した濃度検出用トナー像のセンサによる読み取りと現像器切り替え動作との時間的関係が不明であり、その読み取り中に現像器切り替えが行なわれる場合には、その切り替え動作時に発生する振動の影響を受けて読み取りが正常にできないおそれがある。
また、引用文献2で提案される画像形成装置においても、前記特許文献1の画像形成装置の場合と同様に、現像器の切り替え前に形成した濃度検出用トナー像のセンサによる読み取りと現像器切り替え動作との時間的関係が不明であり、その読み取り中に支持対の回転による現像器切り替えが行なわれる場合には、その切り替え動作時に発生する振動の影響を受けて読み取りが正常にできないおそれがある。
さらに、引用文献3で提案される画像形成装置においては、単にセンサを中間転写ベルトの裏面側にある接触部材に対向するように配置しただけではその位置が現像装置や転写位置に対してどのような位置関係になるのかが不明であり、場合によっては飛散トナーによるセンサ汚れが発生するおそれがある。また、この装置においても、引用文献1,2による装置の場合と同様に、現像器の切り替え前に形成した濃度検出用トナー像のセンサによる読み取りと現像器切り替え動作との時間的関係が不明であるため、その切り替え動作時に発生する振動の影響を受けて読み取りが正常にできないおそれがある。
以上のように、従来のプロセス制御を行なう4サイクル方式の画像形成装置では、現像器の切り替え動作時に発生する振動の影響を受けて読み取りが正常になされないおそれがなく、しかも濃度検出用トナー像を読み取るセンサがトナーで汚れることでその読み取りが正常になされないおそれもなく、プロセス制御に要する時間を確実に短縮することができるとは言いがたいものであった。
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、現像器の切り替え動作時に発生する振動やセンサのトナー汚れに起因した制御用トナー像のセンサによる読み取り精度のばらつきや低下がなく、プロセス制御動作の所要時間を確実に短縮することができる画像形成装置を提供するものである。
本発明の画像形成装置は、回転する像担持体と、この像担持体に露光して静電潜像を形成する潜像露光装置と、この潜像露光装置により形成される静電潜像を現像するための所定の色の現像剤をそれぞれ収容して供給する複数の現像器を回転支持体に搭載し、その回転支持体を回転させて現象対象の色の現像剤が収容された現像器を前記像担持体と対向する現像位置に移動させることにより切り替えてから現像を行う回転切替え式の現像装置と、この現像装置による現像工程を経て形成されるトナー像を担持して搬送するように回転する中間転写体と、この中間転写体に前記像担持体上のトナー像を転写させる一次転写装置と、前記像担持体に前記潜像露光装置による露光及び前記現像装置による現像の工程を経て形成される制御計測用トナー像としてのパッチを、前記一次転写装置により前記中間転写体に転写して搬送しているときに読み取るセンサを有する画像形成装置であって、
前記パッチを形成する際における前記現像装置の1つの現像器による現像が終了した時点から次の異なる現像器に切り替えてその切替え動作による振動が減衰した状態になる時点までに要する切替実行時間をB1とし、そのパッチについての前記現像装置による現像が終了した時点から前記センサによる読み取りが開始される時点までに要する読取開始所要時間をDとした場合、前記センサを「D>B1」との条件を満たす位置に配置するとともに、その切替実行時間B1を要する前記現像装置の切り替えをパッチの現像が終了した直後に開始するように設定したことを特徴とするものである。
上記「D>B1」との条件を満たすようにするためには、後述するように切替実行時間B1に関係する要素を変更することができなかったり、あるいは読取開始所要時間Dでも現像位置からセンサの読み取り位置までの経路長以外の関係する要素を変更することが難しい場合には、センサの設置位置を調整することで容易に対応することができる。切替え動作による振動が減衰した状態になる時点とは、現像装置の切替え動作が実行された際にセンサによるパッチ読み取り精度に支障となるレベルの切替え動作時の衝撃振動がなくなった時点である。例えば、現像装置の切替え動作時に切替え動作の停止タイミングから停止状態が完了した時点であり、より具体的には、現像装置の切替え用モータ(ステッピングモータなど)の駆動電流増加期間の終了時点である。
また、上記現像装置の切り替えは、パッチの現像が終了した直後に開始することがプロセス制御の所要時間の短縮化に有効であるが、この場合であっても現像装置の切替所要時間Bは「D>B1」との条件を満たすものである。
上記画像形成装置においては、前記センサにより前記パッチを読み取る時期に、次の色のパッチを形成するための前記潜像露光装置による露光及び前記現像装置による現像の動作を開始して実行するように設定するとよい。
このように設定した場合は、先行する色のパッチの読み取りが終了した後に、次の色のパッチを形成するための潜像露光装置による露光及び現像装置による現像の動作を開始する場合に比べて、無駄な待ち時間が発生せず各色のパッチ形成及び読み取りを効率よく短時間で処理することができ、全体としてプロセス制御動作の所要時間を確実かつ大幅に短縮することが可能になる。
また、上記各画像形成装置においては、前記パッチの形成に際して前記潜像露光装置による露光を開始した時点から前記現像装置による現像が終了する時点までに要するパッチ形成所要時間をAとし、前記センサにより当該パッチを読み取るために要する読取所要時間をCとした場合、前記読取開始所要時間Dに関して先行する読取開始所要時間Dの終了時点から後続の読取開始所要時間Dの開始時間までに要する切替間隔時間Eが「k(A+C)」という値(kは0<k<1の条件からなる係数)になるよう設定するとよい。係数kは、可能な限り小さな値であることが好ましく、パッチの大きさ(回転方向又は副走査方向の長さ)にもよるが、0.5〜0.7の範囲に設定することが好ましい。
このように設定した場合は、(先行する色の)パッチのセンサ読み取り動作と(次の色の)パッチの形成動作を同時に行なう時間帯ができるので、無駄な待ち時間を少なくして各色のパッチ形成及び読み取りを効率よく短時間で処理することができ、プロセス制御動作の所要時間を確実かつ大幅に短縮することが可能になる。
また、上記切替間隔時間Eについて特定した画像形成装置においては、前記中間転写体の1回転に要する回転所要時間をLt、前記パッチ形成所要時間をA、前記読取所要時間をC、前記読取開始所要時間をD、0<k<1の条件からなる係数をkとした場合、前記パッチとして4色のものを形成するとともにその全色のパッチを読み取るまでに要するプロセス所要時間Tが、T=A+4D+3(k(A+C))+Cとして表わされ、かつ「T<2Lt」という条件を満たすように設定するとよい。
このように設定した場合は、4色のパッチを使用してプロセス制御を行なった場合のプロセス所要時間(T)を中間転写体の2回転分の所要時間(2・Lt)よりも少ない時間におさめることになるため、そのプロセス所要時間の確実で大幅な短縮が可能になる。しかも、この場合は、前記「D>B1」との条件も満たすようになっており、現像装置の切り替え中にパッチのセンサ読み取りを行なうことがないため、パッチの読み取りをばらつきがなく精度よく行なうことも確保できる。
さらに、上記各画像形成装置においては、前記パッチの一次転写中に前記現像装置の回転切替え動作を開始するように設定してもよい。
このように設定した場合は、例えばパッチの一次転写が終了した後に現像装置の回転切替え動作を開始するように設置した場合に比べて、その切り替え動作を早めに開始することができるため、その分、パッチの読み取り動作と次の色のパッチの形成動作を早めに開始することが可能になり、プロセス制御の所要時間を大幅に短縮することができる。
また、パッチの一次転写中に現像装置の回転切替え動作を開始する上記画像形成装置においては、前記中間転写体が弾性を有する無端状の中間転写ベルトであり、かつ、その中間転写ベルトを前記像担持体の像担持面に一定の区間だけ巻き付けた状態で配置するように構成するとよい。
このように構成した場合は、一次転写中に現像装置の回転切替え動作に伴う振動が発生しても、その弾性を有する中間転写ベルトによる巻き付けた状態での転写、いわゆるラップ転写が行なわれるようになっているため、当該振動による衝撃がそのベルトの弾性と巻きついた状態により吸収され、一次転写が何ら支障なく正常に行なわれる。これにより、一次転写不良を発生させるおそれもなく、前記したようにプロセス制御の所要時間を大幅に短縮することが可能になる。この点、中間転写ベルトとして比較的剛性のある(弾性に劣る)ベルトを使用し、かかる中間転写ベルトを像担持体の像担持面に対して一次転写ロール等の押圧によりわずかな量だけ接触させた状態で配置するように構成した場合には、上記回転切替時の振動が吸収されて減衰されることがなく一次転写部に伝わってトナー像の一次転写に悪影響を与えるおそれがある。
本発明の画像形成装置においては、前記関係式(D>B1)の条件を満たすためにセンサを一次転写位置や現像装置から離れた位置に設置するようにできるため、その一次転写位置や現像装置において飛散するトナーがセンサの設置位置まで浮遊して付着することが起こりにくくなり、センサのトナーによる汚れが発生しにくくなる。
また、現像装置の切り替えがパッチの現像が終了した直後に開始されるため、従来のようにパッチの読み取りが終了するまで切り替え動作を待つ必要がなくなり、その分、次の色のパッチを形成する工程に早めに移行しやすくなり、パッチの形成に要する時間を短くすることができ、画像濃度制御の所要時間も短縮されるようになる。
従って、この画像形成装置によれば、現像器の切り替え動作時に発生する振動やセンサのトナー汚れに起因した制御用トナー像のセンサによる読み取り精度のばらつきや低下がなく、プロセス制御動作の所要時間を確実に短縮することができる。
[実施の形態1]
図2は、この発明の実施の形態1に係る画像形成装置としての4サイクル方式のフルカラープリンタを示す。
<プリンタ全体の基本的な構成及び動作>
図2において、1はフルカラープリンタの本体を示すものであり、このフルカラープリンタ本体1の内部には、そのほぼ中央の上方側に、像担持体としての感光ドラム2が配設されている。この感光ドラム2としては、例えば、表面に有機感光材料等の感光層が被覆された直径が約47mmの導電性円筒体からなるものが用いられ、図示しない駆動手段により矢印方向に沿って約160mm/secのプロセススピードで回転駆動されるように構成されている。
上記感光ドラム2の表面は、当該感光ドラム2の真下近傍に配置された帯電手段としての帯電ロール3によって所定の電位に一様に帯電された後、感光ドラム2の直下の離れた位置に配置された潜像露光手段としてのROS(Raster Output Scanner)4によってレーザービーム(LB)が照射されて露光されることにより、画像情報に応じた静電潜像が形成される。この通常のトナー像形成における各色の静電潜像の形成は、後述する中間転写ベルト(6)に形成されている基準マークを検出したタイミングで開始される。このように感光ドラム2上に形成された静電潜像は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像器5Y、5M、5C、5Kを周方向に沿って配置したロータリー式の現像装置5によって現像され、所定の色のトナー像となる。現像器5Y、5M、5C、5Kは、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を使用するものであり、そのトナーとしてマイナス極性に帯電する特性のトナーを用いている。
ロータリー式の現像装置5は、図2に示すように、4つの現像器5Y、5M、5C、5Kが回転軸51を中心にして回転駆動する円筒状の回転フレーム(ロータリー)52の周方向に沿って互いに90度の角度を成すような位置に搭載されている。回転フレーム52は、図示しない駆動手段により所定の速度で回転するとともに、その回転位置が当該回転フレーム52に設けられた図示しないスリットの位置の検出により把握される。
また、現像器5Y、5M、5C、5Kはいずれも、現像剤収容部を有するハウジングの開口部に回転駆動する現像ロール53が配置されているともに、その現像ロール53の後方側に位置する現像剤収容部にオーガ等の回転攪拌部材54が設置されている。その回転攪拌部材54は、二成分現像剤のトナーとキャリアを現像剤収容部内で攪拌しながら現像ロール53を通過させるように一定の方向に循環搬送する。現像ロール53は、図示しない駆動手段により回転させられるとともに回転攪拌部材54で攪拌された状態のトナー(現像剤)をロール表面に磁力等の作用により担持するように構成されており、また、感光ドラム2との間で現像電界を形成するための所定の現像バイアスが印加されている。
そして、この現像装置5は、現像工程になると、その現像対象となる色の現像剤を収容する現像器5Y、5M、5C、5Kが回転フレーム52の回転により移動させられ、その現像ロール53が感光ドラム2と対向する現像位置に停止した状態にされる。しかる後、現像位置に移動させられた現像器5は、現像ロール53を回転させることにより現像器内で攪拌された状態のトナーを現像位置まで搬送して供給し、そのトナーを感光ドラム2上に形成された静電潜像部分に選択的に付着させることにより当該静電潜像を所望の色のトナーによって現像する。
また、ロータリー式の現像装置5は、その回転フレーム52に各現像器5Y、5M、5C、5Kにそれぞれ隣接するような状態でトナーカートリッジ56Y、56M、56C、56Kが装着されている。この各トナーカートリッジ56(Y、M、C、K)は、対応する現像器5Y、5M、5C、5Kと個別のトナー補給送出機構57を介してそれぞれ接続されており、その各トナー補給送出機構57を所定のタイミングで所定の時間だけそれぞれ駆動させることにより各カートリッジ56内に収容される4色(Y、M、C、K)のいずれかの色のトナー(キャリアを含むものであってもよい)を送り出して各現像器5Y、5M、5C、5Kの現像剤収容部内に補給するようになっている。
上記感光ドラム2の表面には、形成するトナー像の色成分ごとに帯電ロール3による帯電工程、ROS4による露光工程及び現像装置5による現像工程が所定回数だけ繰り返されることにより、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色に対応したトナー像が順次形成される。特に現像工程においては、ロータリー方式の現像装置5における現像対象となる色のトナーが収容されている現像器5Y、5M、5C、5K(の現像ロール53)が、回転フレーム52の所定角度の回転駆動により感光ドラム2と対向する現像位置まで移動させられて切り替えられ動作がある。例えばフルカラーの画像を形成する場合は、帯電・露光・現像の各工程がイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色に対応して4回繰り返され、これにより感光ドラム2の表面に上記各色のトナー像が順次形成されることになる。
この感光ドラム2上に順次形成された各色のトナー像は、感光ドラム2の外周に中間転写体としての中間転写ベルト6の一部が巻き付けられた一次転写ニップ部N1において、所定の転写バイアスが印加される一次転写手段としての一次転写ロール7による静電的作用を主に受けて、その中間転写ベルト6上に重ね合わされるような状態で一次転写される。この中間転写ベルト6上に多重に転写されたトナー像は、プラス極性の転写バイアスが印加される二次転写手段としての二次転写ロール8による静電的作用を主に受けて、所定のタイミングで給紙される記録用紙9上に二次転写位置N2において一括して二次転写される。
記録用紙9は、プリンタ本体1の下部に配置された給紙カセット11からフィードロール12によって取り出されるとともに、そのフィードロール12と当接するリタードロール13との間において1枚ずつ捌かれた状態で送り出される。その後、記録用紙9は、搬送ロール14などが配置された用紙搬送路15を通してレジストロール16まで送られ、そのレジストロール16によって中間転写ベルト6上に転写されたトナー像と同期した状態で中間転写ベルト6の二次転写位置N2へと送り出されるようにして搬送される。
上記トナー像の一次転写工程が終了した後の感光ドラム2の表面は、そのドラム2が1回転する毎に、感光体ドラム2の斜め下方に配置されたクリーニング装置17のクリーニングブレード17aによって残留トナーなどが除去され、次の画像形成工程に備えるようになっている。
上記中間転写ベルト6は、複数のロールによって張架されており、所定のプロセススピード(約160mm/sec)で循環移動するように感光体ドラム2の回転に伴って反時計回りの方向に従動回転されるようになっている。中間転写ベルト6は、クロロプレンゴムやEPDM等のゴム材料からなる弾性体によって伸縮可能な無端ベルト状に形成されている。
この中間転写ベルト6は、感光ドラム2の一次転写ニップ部N1を含む一定の区間において巻きついた状態で回転走行するラップ転写を実現しており、具体的には、前記一次転写ロール7に加えて、この一次転写ロール7よりも感光ドラム2の回動方向の上流側の位置でラップ領域の始点位置を特定するラップインロール18と、一次転写ロール7よりも感光ドラム2の回動方向の下流側の位置でラップ領域の終点位置を特定するラップアウトロール19によって感光ドラム2の周面に一時的に接触した状態で通過するように支持されている。この他、中間転写ベルト6は、第1のアイドラーロール20と、二次転写ロール8に中間転写ベルト6を介して当接するバックアップロール21と、第2のアイドラーロール22と、クリーニングバックアップロール23とによって所定の張力で張架されている。
また、中間転写ベルト6は、上記の如く複数のロール7、18〜23によって張架されているが、この実施の形態では、そのベルトの張架された全体形状がほぼ直角三角形状となるように配設されている。一次転写ニップ部N1を含むラップ転写部は、そのほぼ直角三角形状となるように配設された中間転写ベルト6の斜辺に相当する部分に位置し、中間転写ベルト6の第2のアイドラーロール22で支持される1つの頂点となる部位に近寄った配置されている。
さらに、中間転写ベルト6の第2のアイドラーロール22で支持されている外周面付近には、二次転写後の残留トナーを除去するため、そのアイドラーロール22によって張架された中間転写ベルト6の表面に当接するように配置されたスクレーパー24aと、クリーニングバックアップロール23によって張架された中間転写ベルト6の表面に接触するように配置されたトナー帯電部材としてのトナー帯電ブラシ24bとを備えたベルトクリーニング装置24が設置されている。
ちなみに、上記二次転写ロール8は、中間転写ベルト6の表面に二次転写の工程が行なわれる時期のみ当接し、それ以外の時期はベルト表面から離間した位置に退避するように設けられている。また、クリーニング装置24も、最終色のトナー像の露光が終了するまでは、そのスクレーパー24a及びトナー帯電ブラシ24bが中間転写ベルト6の表面から離間した位置に退避しており、最終色のトナー像の露光が終了すると中間転写ベルト6の表面に当接するように設けられている。
中間転写ベルト6からトナー像が転写された記録用紙9は、図2に示すように、プリンタ本体1の右端の上部に配置された定着装置30へと搬送され、この定着装置30の加熱ロール31及び加圧ロール32等の間を通過する際に加熱及び圧力されることによりトナー像が溶融された後に記録用紙9に定着される。この定着処理後の記録用紙9は、排出ロール33によってプリンタ本体1の上部に設けられた排出トレイ35上にそのまま排出される。
以上により、このプリンタによる記録用紙9へのトナーからなる単色又は多色の画像の基本的な形成が終了する。
<トナー濃度制御と画像濃度制御に関する構成など>
また、このプリンタは、次のようなトナー濃度制御と画像濃度制御が行なわれるように構成されている。
トナー濃度制御は、現像工程によりトナーが消費されて減少する現像装置5の各現像器5(Y、M、C、K)に対して形成する画像(トナー像)の画像密度に応じて各トナーカートリッジ56(Y、M、C、K)から新たなトナーを所定量ずつ補給することにより現像装置5内における現像剤のトナー濃度(TC)を許容レベルに保つように制御するものである。一方、画像濃度制御は、所定の時期に濃度計測用トナー像としてのパッチを感光ドラム2に帯電・露光・現像の各工程を経て形成し、そのパッチを中間転写ベルト6に転写した後にそのベルトの周囲に配置した光学濃度センサ26によってそのパッチの濃度を計測し、その計測値に応じて上記トナー濃度制御におけるトナー補給量を適宜調整するように制御するものである。
この実施の形態におけるトナー濃度制御は、図1に示すように、トナー濃度制御部60により実行されるようになっている。具体的には、トナー濃度制御部60では、画像処理部40から形成される各画像(記録用紙9の1ページ分に形成される色成分)ごとの画像密度(ピクセル値)の情報を入手し、その画像密度に応じて予め設定されているトナー補給量(モータの駆動時間など)を決定した後、そのトナー補給量に相応する駆動信号を所定のトナー補給駆動モータ61に送信するようになっている。
このようなトナー濃度制御部60による制御動作が行なわれることにより、トナー補給駆動モータ61がトナー補給量に従って所定の時間だけ駆動してトナー補給送出機構57を作動させるため、現像装置5の各現像器5(Y、M、C、K)には、各トナーカートリッジ56(Y、M、C、K)から新たなトナーがトナー補給送出機構57を通して所定量ずつ送られて補給される。この結果、各現像器5内に収容されている二成分現像剤のトナー濃度は、許容レベルに保たれることになる。
また、画像濃度制御は、図1に示すように、画像濃度制御部70により実行されるようになっている。
具体的には、画像濃度制御部70は、その制御動作の設定時期が到来すると、まず、図3に示すように、感光ドラム2に濃度計測用トナー像としての各色パッチ71Y,71M,71C,71Kを帯電・露光・現像の各工程を経て順次形成し、その各パッチ71を中間転写ベルト6にそれぞれ一次転写する。パッチ71は、例えば、その1つが約16.5mm四方(約270mm2)サイズの平面形状からなるトナー像として形成されるものであり、画像濃度が100%のベタ画像からなる1つのパッチと画像濃度がそれぞれ50%、30%のハーフトーン(網点)画像からなる2つのパッチを各色ごとに個別に形成される。
このようなパッチ71の形成に際しては、トナー濃度制御部70から画像処理部40にパッチ形成の指令が送信され、その画像処理部40内に記憶されているパッチ画像の画像信号がROS制御部44に送られることにより、ROS4が各パッチに応じた露光を行なって感光ドラム2上にパッチの静電潜像を形成することになる。また、各色のパッチ71の現像は、現像装置の制御部55から回転フレーム駆動モータ58に現像器切替え(回転駆動)信号が送られることにより、現像装置5の回転フレーム52が回転して所定の現像器5(Y、M、C、K)を現像位置に移動させて切り替えるとともに、その切り替えた後又はその切り替え途上でその制御部55から現像器駆動モータ59に駆動信号が送られることにより、現像位置に移動させられた現像器5における現像ロール53等が回転駆動し始めることで行なわれる。
続いて、このように形成されたパッチ71は、図1に示すように、中間転写ベルト6に転写されて搬送される際に、そのベルト6の周辺に配置される光学式の濃度センサ26により読み取られ、その結果がパッチ濃度の算出部71に送られて各パッチ71(Y、M、C、K)の濃度が算出される。しかる後、そのパッチ濃度の情報が画像濃度制御部70に送られると、トナー濃度制御部70においてパッチ濃度を予め設定されている目標濃度値と対比して必要に応じてトナー濃度制御部60におけるトナー補給量の設定値を適宜調整するようになっている。
この実施の形態では、濃度センサ26を中間転写ベルト6の第1のアイドラーロール20で支持されている外周面付近に設置している。また、濃度センサ26としては、例えばLED等からなる発光素子と、その発光素子からの照射光が中間転写ベルト6上のパッチ71で拡散反射する光成分を受光するフォトダイオード等からなる受光素子とを備えた反射型のフォトセンサが使用されている。
また、濃度センサ26によるパッチ71の濃度読み取りとパッチ濃度算出部71による濃度算出は、センサ26の精度変動や中間転写ベルト6表面の反射率変動等を考慮して補正するため、パッチ71の計測値をパッチのない中間転写ベルト6の表面の計測値で除した値を濃度値として得るようにしている。画像濃度制御部70では、このようにして得た濃度値を予め設定している目標濃度値と対比し、パッチ濃度の方が目標濃度値よりも濃い場合にはトナー補給量の設定値を小さくするように補正し、反対にパッチ濃度の方が目標濃度値よりも薄い場合にはトナー補給量の設定値を大きくするように補正する。
このような画像濃度制御部70による制御動作が行なわれることにより、トナー濃度制御部60による画像密度に応じたトナー補給のみでは誤差が生じていたものが、パッチ濃度の計測結果に応じてトナー補給量の設定値がより適正な値に調整されるようになる。この結果、各現像器5内に収容されている二成分現像剤のトナー濃度は、より安定して許容レベルに保たれることになる。なお、この画像濃度制御部70による制御動作は、主に、画像形成する記録用紙9の累積枚数が規定枚数に達した時点で行なわれる。
ところで、従来の4サイクル方式のプリンタでは、一般に上記した画像濃度制御動作が図6及び図7に(便宜上、時間的に前後分割して)示すような順番やタイミングで行なわれており、このため、既述したように特に各色のパッチトナー像の形成とその読み取りに時間がかかるという課題や、そのパッチを読み取るセンサがトナーにより汚れて読み取り精度が低下し適正な制御を行なうのに支障となるという問題などがあった。
図6及び図7に示す従来の画像濃度制御動作は、前記したような寸法形状からなる4色(Y、M、C、K)のパッチ(patch)71Y、71M、71C、71Kを形成するとともにそれらをセンサで読み取るために、少なくとも中間転写ベルト6の3回転(3周)分を超える時間(ベルト1回転に要する時間をLtとすれば「3Lt以上」の時間)を要していた。これは、1色のパッチ71を形成した後、それを濃度センサ26で読み取り、しかる後、現像装置5の現像器を次の色の現像器に回転切り替えを行うことにしていたため、その現像器に回転切り替えはパッチのセンサ読み取りが行なわれている間はその切り替え時の振動による読み取り精度の低下を回避するため待たなければならず、また、次の色のパッチ形成は現像器の切り替えが終了した後でないと開始できないことから、全体として時間がかかっていた。
<濃度センサの設置位置と現像装置の切り替え開始時期に関する構成など>
そこで、この実施の形態1に係る4サイクル方式のプリンタでは、従来のプリンタにおける問題点を解消するため、図4や図5に示すように、濃度センサ26の設置位置を特定するとともに現像装置5の切り替えの開始時期を特定した。
はじめに、濃度センサ26の設置位置については、パッチ71を形成する際における現像装置5の1つの現像器(例えば5Kとする)による現像が終了した時点から次の異なる現像器(5Y)に切り替えてその切替え動作による振動が減衰した状態になる時点までに要する切替実行時間をB1とし、そのパッチ71についての現像装置5による現像が終了した時点から濃度センサ26による読み取りが開始される時点までに要する読取開始所要時間をDとした場合、濃度センサ26を「D>B1」との条件を満たす位置に配置するようにした。
ここで、切替実行時間B1は、先行する色のパッチの現像が終了してから次の色の現像器に切り替えてその切替え動作による衝撃振動が減衰した状態(回転フレーム52が回転動作を開始して停止した後の衝撃振動が減衰した状態)になる時点までに要する時間であるから、厳密には以下のような各所要時間を合計した時間となる。即ち、切替実行時間B1は、図5に示すように、先行する色のパッチの現像終了時点から回転フレーム52が回転し始めるまでに要する回転開始所要時間Baと、現像装置5の各現像器5(Y、M、C、K)の回転フレーム52が90°回転するために要する回転所要時間Bbと、回転フレーム52が回転を停止した後の衝撃振動が減衰するまでに要する減衰所要時間Bcを合計した時間となる(B1=Ba+Bb+Bc)。
上記回転開始所要時間Baは、図5において、先行する色のパッチの現像終了時点と同時に現像装置切替え駆動用のステッピングモータの電流値を平常時よりもアップさせた後に現像器切替えのステッピングモータ回転パルス信号を発振させるまでに要する時間であり、この例では100msec(m秒)に設定している。また、上記回転所要時間Bbは、現像器切替えのステッピングモータ回転パルス信号を発振している間の時間であり、この例では450msecに設定している。さらに、上記減衰所要時間Bcは、現像器切替えのステッピングモータ回転パルス信号の発振を終了させて回転フレーム52の回転動作が停止した時点からその回転停止により発生する衝撃振動が減衰するまでの時間であり、この例では、現像器切替えのステッピングモータ回転パルス信号の発振を終了させた時点から現像装置切替え駆動用のステッピングモータの電流値アップを停止させたまでの時間とし、200msecに設定している。従って、この例における切替実行時間B1はB1=750msecとなる。
ちなみに、図5において示す「切替所要時間B2」は、上記切替実行時間B1に対して現像装置の現像ロールの駆動モータの回転が安定するまでに要する時間Bdを加えた時間であり、これは、先行する色のパッチの現像終了時点から次の色のパッチの現像に使用する現像器が現像可能な状態になるまでの所要時間とも言える。この例では、切替所要時間Bdを250msecに設定している。
一方、読取開始所要時間Dは、図4に示すように、感光ドラム2上の現像位置P1から一次転写位置(一次転写ロール7の当接位置)N1までのドラム上移動距離L1と一次転写位置N1から濃度センサ26の読取開始位置P2までのベルト上移動距離L2の合計移動距離(L1+L2)からパッチの1色当たりの形成領域長さL3を引いた距離を、感光ドラム2(及び中間転写ベルト6)の回転速度S1(本例では同一である)で割った時間となる(D=(L1+L2−L3)/S1)。この例では、L1=61mm、L2=166mm、L3=77mm、S1=160mm/secと設定しているため、読取開始所要時間DはD=149/160≒930msecとなる。
この例では、「D>B1」との条件を満たすため、濃度センサ26の設置位置を一次転写位置N1から遠い位置に設定することで対処している。この例では、前述したように切替実行時間B1がB1=750msecであるため、濃度センサ26の設置位置を上記したような位置に設定することで読取開始所要時間Dを上記したような約930msecの時間にし、その結果として「D>B1」との条件を満たすように対処している。このときの濃度センサ26の設置位置は、前述したように中間転写ベルト6の第1のアイドラーロール20で支持されている外周面付近の位置である。
なお、上記条件式(D>B1)を満足するためには、この他にも、のような対応も可能である。即ち、切替実行時間B1を短縮化する対応が可能であり、例えば、前記した回転所要時間Bbを短くするため回転フレーム52の回転速度を速めたり、そのフレームの外径を小さくすることが可能である。また、読取開始所要時間Dを長くする対応も可能であり、たとえば、感光ドラム2や中間転写ベルト6の回転速度(S1)を遅くしたり、あるいは、感光ドラム2の径を大きくしたり、あるいは、一次転写位置N1から二次転写位置N2までの移動距離L2を長くするようにして濃度センサ26の設置位置を更に一次転写位置N1から遠い位置に設定することが可能である。
次に、現像装置5の切り替えの開始時期については、パッチ71の現像が終了した直後に開始するように設定した。このときの現像装置5の切り替えに要する時間は、前記した切替実行時間B1を満足するものである。
この例では、先行するパッチ71の現像が終了した後に可及的に速やかに回転フレーム52を回転させて切り替えを開始するように関連動作(現像切替えのステッピングモータの電流アップ動作や、そのステッピングモータの回転パルス信号の発振動作)を実行開始するように設定している。
このように構成したことにより、この実施の形態1に係る4サイクル方式のプリンタでは、まず、濃度センサ26が一次転写位置N1や現像装置5から離れた位置に設置されるようになるため、その一次転写位置N1や現像装置5において飛散するトナーが濃度センサ26まで浮遊して付着することが起こりにくくなり、濃度センサ26のトナーによる汚れが発生しにくくなる。この結果、濃度センサ26汚れに起因したパッチ71の濃度の読み取り精度が低下して適正な制御を行なうのに支障となるという問題が防止される。
また、現像装置5の切り替えがパッチ71の現像が終了した直後に開始されるため、従来のようにパッチの読み取りが終了するまで切り替え動作を待つ必要がなくなり、その分、次の色のパッチ71を形成する工程に早めに移行しやすくなり、パッチの形成に要する時間を短くすることができ、画像濃度制御の所要時間も短縮されるようになる。しかも、前記条件式(D>B1)によりパッチ71の現像が終了した直後に現像装置5の切り替えが開始されても、その切り替え前に形成されたパッチ71の濃度センサ26による読み取りは当該切り替えが終了した後に行なわれることになるため、現像装置5の切り替え動作により発生する振動の影響を受けてパッチの読み取り精度が低下したりあるいはその読み取り結果がばらつくという問題が発生しなくなる。
そして、このような構成により、4色のパッチ71(Y、M、C、K)を用いて行なう画像濃度制御は、図5に示すような順番及びタイミングで行なうことが可能になる。図5に例示する画像濃度制御動作は、パッチ71として前述したように各色当たり約16.5mm四方(約270mm2)サイズの3種の画像濃度(100%、50%、30%)からなるパッチトナー像を、その先頭のパッチ(画像密度100%)先端部から最終のパッチ(画像密度30%)後端部までの形成領域長さL3が77mmとなるように(図3)、ベルト周長579mmの中間転写ベルト6に転写形成する場合のものである。
まず、黒色の3種のパッチ71Kを形成するとともにそれを濃度センサ26で読み取る。即ち、回転する感光ドラム2上にROS4の露光により黒パッチ71Kの各画像濃度に応じた静電潜像を形成した後、黒色のトナーを収容する現像器5Kの現像により黒色トナーからなる各画像濃度の3つの黒パッチ71Kが形成される。なお、このパッチの形成前には、濃度センサ26により中間転写ベルト6のトナー像のない表面状態の特性を読み取る動作が実行される。
この現像により感光ドラム2上に形成された3種の黒パッチ71Kは、感光ドラム2の回転により一次転写位置N1まで搬送された後、一次転写ロール7により中間転写ベルト6側に順次一次転写され、しかる後ベルト6の回転により濃度センサ26を通過するように搬送されて、濃度センサ26により順次読み取られる。
また、上記黒パッチ71Kの現像が終了した直後に、現像装置5の現像器切替えのステッピングモータの電流アップが開始され、その所定時間(Ba)経過後にそのステッピングモータの回転パルス信号(黒色Kからイエロー色Yの現像器への切替え回転実行信号。「K→Y」)が発振される。これにより、回転フレーム52が約90°分だけ回転して現像位置には黒色の現像器5Kに代わってイエロー色の現像器5Yが移動してきて停止し対向する。また、この回転フレーム52は回転所要時間Bbで回転を停止し、そのフレーム52の回転停止により発生した衝撃振動が減衰所要時間Bcで減衰する。このときの現像装置5の切り替えは、切替実行時間B1で行なわれるが、この切替実行時間B1がパッチ読取開始所要時間Dよりも短い関係(B1<D)にあるため、かかる切り替え動作中には、濃度センサ26による黒色パッチ71Kの読み取りは行なわれず、かかる切り替え動作が終了した後にその読み取りが行なわれることになる。
そして、黒パッチ71Kのセンサによる読み取りが行なわれている間又はその読み取りが終了した時点では、すでにイエロー色の現像器Yへの切り替えが終了しており、しかもその現像器Yの現像ロール53も回転して現像可能な状態になっているため、引き続いて、その回転する感光ドラム2上に対してROS4の露光によるイエローパッチ71Yの静電潜像の形成と、イエロー色のトナーを収容する現像器5Yの現像によるイエローパッチ71Yの形成を行なうことができる。なお、先の中間転写ベルト6に形成された黒パッチ71Kは、退避する二次転写ロール8の二次転写位置N2を通過した後にベルトクリーニング装置24によって除去される。
このイエローパッチ71Yは、感光ドラム2から中間転写ベルト6側に一次転写された後、濃度センサ26を通過する際に読み取られる。また、イエローパッチ71Yの現像が終了した直後に、現像装置5の現像器切替えのステッピングモータの電流アップが開始され、その所定時間(Ba)経過後にそのステッピングモータの回転パルス信号(イエロー色Yからマゼンタ色Mの現像器への切替え回転実行信号。「Y→M」)が出されるため、回転フレーム52が約90°分だけ回転して現像位置にはイエロー色の現像器5Yに代わってマゼンタ色の現像器5Mが移動してきて停止し対向する。また、この際、現像器5Mの現像ロール53Mは回転始動している。
以後同様にして、先行する色のパッチ71の読み取り中又は読み取り終了した後に、後続の色(マゼンタ色、シアン色)の各パッチの形成と濃度センサ26の読み取りが行なわれるとともに、現像装置5の切り替え動作(現像器5Mから現像器5Cへの切り替え)と現像ロール53(M,C)の回転始動が行なわれる。
このようにして、このプリンタによる画像濃度制御動作は、4色のパッチ71(Y、M、C、K)を用いて行なう場合であっても、図5に示すように中間転写ベルト6の1回転の間に2色分のパッチの形成及び読み取りが可能となり、そのパッチ形成及び読み取りが効率よく短時間で行われるようになるため、その制御動作の所要時間が短縮されるようになる。また、前記した濃度センサ26のトナー汚れが発生しにくくなることに加えて、現像装置の切り替え動作とパッチのセンサ読み取り動作が時間的に重複することがないため、パッチの読み取りにばらつきがなく精度の良い読み取りが可能になる。
<パッチの読取時期とパッチの形成時期に関する構成など>
また、この例では、前述したように先行する色のパッチの読み取りが行なわれている間又はその読み取りが終了した時点では、すでに次の色の現像器5への切り替えが終了しており、しかもその現像器の現像ロール53も回転して現像可能な状態になっているため、引き続いて、次の色のパッチの静電潜像形成とその現像を行なうことができる。
そこで、図5に示すように、濃度センサ26によりパッチ71を読み取る時期に、次の色のパッチを形成するためのROS4による露光及び現像装置5による現像の動作を開始して実行するように設定している。
この場合、画像濃度制御部70は、先行する前の色のパッチの濃度センサ26による読み取りが開始されたこと(例えばパッチ濃度算出部71に読み取りデータの入力され始めたこと)を検知し、その検知後にROS4の制御部44に次の色のパッチの静電潜像形成を開始する制御信号を送るように構成される。
これにより、先行する色のパッチの読み取りが終了した後に、次の色のパッチを形成するためのROS4による露光及び現像装置5による現像の動作を開始する場合に比べて、無駄な待ち時間が発生せず各色のパッチ形成及び読み取りを効率よく短時間で処理することができ、全体として画像濃度制御動作の所要時間を確実かつ大幅に短縮することができる。
<現像装置の切替間隔時間に関する構成など>
さらに、この例では、読取開始所要時間Dに関して先行する読取開始所要時間Dの終了時点から後続の読取開始所要時間Dの開始時間までに要する切替間隔時間Eについて特定している。
即ち、パッチ71の形成に際してROS4による露光を開始した時点から現像装置5による現像が終了する時点までに要するパッチ形成所要時間をAとし、濃度センサ26により当該パッチ71を読み取るために要する読取所要時間をCとした場合、切替間隔時間Eが「k(A+C)」という値(kは0よりも大きく1よりも小さい値からなる係数)になるよう設定した。具体的には、図5に示すように、パッチのセンサ読み取り動作とパッチの形成動作ができる限り多く重複するようにk=0.66に設定し、先行する色のパッチ71の読み取りが開始された後に次の色のパッチの形成を可能な限りすぐに開始するように設定している。
このように構成していることにより、(先行する色の)パッチ71のセンサ読み取り動作と(次の色の)パッチ71の形成動作を同時に行なう時間帯(重複する時間帯)ができるので、前記した「パッチの読取時期とパッチの形成時期に関する構成」を適用した場合とほぼ同様に、無駄な待ち時間を少なくして各色のパッチ形成及び読み取りを効率よく短時間で処理することができ、全体として画像濃度制御動作の所要時間を確実かつ大幅に短縮することができる。
<画像濃度制御動作の所要時間に関する構成など>
この例では、前記した3つの構成をすべて備え、画像濃度制御動作の所要時間を短くする効果を確実に得るようにする観点から、以下のように構成している。
即ち、中間転写ベルト6の1回転に要する回転所要時間をLt、前記したようにパッチ形成所要時間をA、切替実行時間をB1、読取所要時間をC、読取開始所要時間をD、0<k<1の条件からなる係数をkとした場合、パッチ71として4色のものを形成するとともにその全色のパッチを読み取るまでに要するプロセス所要時間Tが、T=A+4D+3(k(A+C))+Cとして表わされ、かつ「T<2Lt」という条件を満たすように設定した。なお、この場合であっても、前記した「D>B1」との条件を同時に満たすことを前提としている。
プロセス所要時間TがT=A+4D+3(k(A+C))+Cとは、図5に示すように黒パッチ71K、イエローパッチ71Y、マゼンタパッチ71M及びシアンパッチ71Cの形成及び読み取りの所要時間をその進行順に沿ってまず上記所要時間A,D,Eを用いて表わすと、
T=A+D+E+D+E+D+E+D+C=A+4D+3E+C
となるため、この関係式にE=k(A+C)との関係を更に代入して表わし直した結果である。
そして、「T<2Lt」という条件とは、このプロセス所要時間Tが中間転写ベルト6の2回転分の所要時間(2・Lt)よりも少ない時間になることを表わしたものである。
実際、この例では、「T<2Lt」という条件を満たすようにするため、特に上記切替間隔時間Eに関する計数kについて「k≦0.77」の値となるように設定している。また、中間転写ベルト6の所要時間Ltは、例えばA3判の記録用紙に対応可能なプリンタを構成することを前提とし、そのベルト6の回転速度を前記した160mm/secに固定した場合、そのベルト周長を420mm以上で840mm以下(A3判の記録用紙の長手方向の長さ以上でその2倍の長さ以下)の範囲内で設定するとよい。
本例のプリンタにおいては、例えば、中間転写ベルト6の周長を579mmとした場合、A=580msec、B1=750msec、B2=1000msec、C=480msec、D=930msec、E=700msecにすることができる。この場合、プロセス所要時間Tは前記T=A+4D+3E+CよりT=6880msecとなり、中間転写ベルト6の回転所要時間LtはLt=579/160=3620msecとなる。これにより「T<2Lt」という条件を満足することが可能であることがわかる。
このように構成することにより、4色のパッチを使用して画像濃度制御を行なった場合のプロセス所要時間(T)を中間転写ベルト6の2回転分の所要時間(2・Lt)よりも少ない時間におさめることになるため、その画像濃度制御の所要時間を確実かつ大幅に短縮することができる。しかも、この場合は、前記「D>B1」との条件も満たすようになっており、現像装置5の切り替え中にパッチのセンサ読み取りを行なうことがないため、パッチの読み取りをばらつきがなく精度よく行なうことも確保され、適正な制御を行なうこともできる。
<現像装置の切り替え開始時期と一次転写時期に関する構成など>
このほか、この例では、図5に示すように、パッチ71の一次転写中に現像装置5の回転切替え動作を開始するように設定している。
このように構成していることにより、例えばパッチ71の一次転写が終了した後に現像装置5の回転切替え動作を開始するように設置した場合に比べて、その切り替え動作を早めに開始することができるため、その分、パッチの読み取り動作と次の色のパッチの形成動作を早めに開始することが可能になり、画像濃度制御の所要時間を大幅に短縮することができる。
しかも、この例では、中間転写ベルト6が前記したようにゴム材料で構成した弾性を有する無端状のベルトであり、かつ、その中間転写ベルト6を感光ドラム2の周面に一定の区間(ラップインロール18から一次転写ロール7を経てラップアウトロール19に至るまでの間)だけ巻き付けた状態で配置している。この配置により、一次転写は、前述したように中間転写ベルト6が感光ドラム2の周面に一定の区間巻き付いた状態で行なわれるラップ転写となる。
これにより、その一次転写中に現像装置5の回転切替え動作が行なわれてその切り替え動作に起因した振動が発生しても、その弾性を有する中間転写ベルト6によるラップ転写が行なわれるようになっているため当該振動による衝撃がそのベルトの弾性と巻きついた状態により吸収され、これにより一次転写が何ら支障なく正常に行なわれる。このように一次転写不良を発生させるおそれもなく、前記したように画像濃度制御の所要時間を大幅に短縮することができる。
[他の実施の形態]
実施の形態1においては、画像濃度制御として4色(Y、M、C、K)のパッチを形成して行なう場合について例示したが、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のパッチを形成して画像濃度制御を行なう場合でも、その所要時間の短縮化に有効である。
また、実施の形態1では、パッチを形成した制御動作としてトナー補給量を調整する画像濃度制御を行なう場合について例示したが、パッチの検出結果に基づいて現像装置の現像バイアスや、感光ドラムの帯電電位や、潜像形成時の露光量等の他の画像形成プロセス条件を調整する制御動作を行なう場合に適用することも可能である。さらに、実施の形態1では、中間転写ベルト6に代えてドラム状の中間転写体を適用してもよい。
実施の形態1に係るカラープリンタの一部構成とその制御系の構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る4サイクル方式のカラープリンタの全体構成を示す概要図である。 濃度計測用トナー像としてのパッチの形成例を示す平面説明図である。 図2のプリンタの要部を示す拡大概要図である。 図1のプリンタ(制御系)による画像濃度制御動作の手順及びタイミングを示す説明図である。 従来の4サイクル方式のカラープリンタによる画像濃度制御動作(その前半部)の手順及びタイミングを示す説明図である。 図6の画像濃度制御動作(その後半部)の手順及びタイミングを示す説明図である。
符号の説明
2…感光ドラム(像担持体)、4…ROS(潜像露光装置)、5…現像装置、5Y,5M,5C,5K…現像器、6…中間転写ベルト(中間転写体)、7…一次転写ロール(一次転写装置)、26…濃度センサ(センサ)、52…回転フレーム(回転支持体)、71…パッチ(制御計測用トナー像)。

Claims (6)

  1. 回転する像担持体と、
    この像担持体に露光して静電潜像を形成する潜像露光装置と、
    この潜像露光装置により形成される静電潜像を現像するための所定の色の現像剤をそれぞれ収容して供給する複数の現像器を回転支持体に搭載し、その回転支持体を回転させて現象対象の色の現像剤が収容された現像器を前記像担持体と対向する現像位置に移動させることにより切り替えてから現像を行う回転切替え式の現像装置と、
    この現像装置による現像工程を経て形成されるトナー像を担持して搬送するように回転する中間転写体と、
    この中間転写体に前記像担持体上のトナー像を転写させる一次転写装置と、
    前記像担持体に前記潜像露光装置による露光及び前記現像装置による現像の工程を経て形成される制御計測用トナー像としてのパッチを、前記一次転写装置により前記中間転写体に転写して搬送しているときに読み取るセンサを有する画像形成装置であって、
    前記パッチを形成する際における前記現像装置の1つの現像器による現像が終了した時点から次の異なる現像器に切り替えてその切替え動作による振動が減衰した状態になる時点までに要する切替実行時間をB1とし、そのパッチについての前記現像装置による現像が終了した時点から前記センサによる読み取りが開始される時点までに要する読取開始所要時間をDとした場合、前記センサを「D>B1」との条件を満たす位置に配置するとともに、その切替実行時間B1を要する前記現像装置の切り替えをパッチの現像が終了した直後に開始するように設定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記センサにより前記パッチを読み取る時期に、次の色のパッチを形成するための前記潜像露光装置による露光及び前記現像装置による現像の動作を開始して実行するように設定されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記パッチの形成に際して前記潜像露光装置による露光を開始した時点から前記現像装置による現像が終了する時点までに要するパッチ形成所要時間をAとし、前記センサにより当該パッチを読み取るために要する読取所要時間をCとした場合、
    前記読取開始所要時間Dに関して先行する読取開始所要時間Dの終了時点から後続の読取開始所要時間Dの開始時間までに要する切替間隔時間Eが「k(A+C)」という値(kは0<k<1の条件からなる係数)になるよう設定されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 中間転写体の1回転に要する回転所要時間をLt、前記パッチ形成所要時間をA、前記読取所要時間をC、前記読取開始所要時間をD、0<k<1の条件からなる係数をkとした場合、
    前記パッチとして4色のものを形成するとともにその全色のパッチを読み取るまでに要するプロセス所要時間Tが、T=A+4D+3(k(A+C))+Cとして表わされ、かつ「T<2Lt」という条件を満たすように設定されている請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記パッチの一次転写中に前記現像装置の回転切替え動作を開始するように設定されている請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記中間転写体が弾性を有する無端状の中間転写ベルトであり、その中間転写ベルトを前記像担持体の像担持面に一定の区間だけ巻き付けた状態で配置している請求項5に記載の画像形態装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015161702A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及びキャリブレーション方法

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