JP2007101316A - ガスセンサ及びガス濃度検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発振部材として、高価な水晶振動子を用いることなく、精度よくガス濃度を検出する。
【解決手段】ガスセンサ1に含まれる第1梁部材11及び第2梁部材12は、駆動回路3から与えられた所定の駆動信号によりそれぞれ第1発振周波数及び第2発振周波数で発振する。このとき、ガス感応膜12aが形成されている第2梁部材12は、ガスの分子を吸着するため、ガスの濃度に依存して発振周波数を低下させる。すなわち、第2発振周波数は、ガスの濃度に依存して低下する。これに対して、第1発振周波数は、ガスの濃度に依存することなく一定である。このような第1発振周波数及び第2発振周波数とが比較されて、濃度信号生成回路4で、ガスの濃度を示す濃度信号が生成される。
【選択図】図3
【解決手段】ガスセンサ1に含まれる第1梁部材11及び第2梁部材12は、駆動回路3から与えられた所定の駆動信号によりそれぞれ第1発振周波数及び第2発振周波数で発振する。このとき、ガス感応膜12aが形成されている第2梁部材12は、ガスの分子を吸着するため、ガスの濃度に依存して発振周波数を低下させる。すなわち、第2発振周波数は、ガスの濃度に依存して低下する。これに対して、第1発振周波数は、ガスの濃度に依存することなく一定である。このような第1発振周波数及び第2発振周波数とが比較されて、濃度信号生成回路4で、ガスの濃度を示す濃度信号が生成される。
【選択図】図3
Description
本発明は、ガスセンサ及びガス濃度検出装置に関し、特に、ガス濃度に応じた周波数で発振する発振部材を備えたガスセンサ及びガス濃度検出装置に関する。
図15に示すように、ガス濃度に応じた周波数で発振する発振部材を備えたガス濃度検出装置が知られている。図15は、従来のガス濃度検出装置を示すブロック図である。
図15に示すように、従来のガス濃度検出装置は、直径10.0mm程度の発振部材としての水晶振動子91、92、周波数変換回路93及び増幅回路94を備えている。2つの水晶振動子91、92のうちの一方の水晶振動子92にはガス吸着膜が形成されている。
このような構成において、水晶振動子92のガス吸着膜には、ガス濃度に応じたガスの分子が吸着する。このため、水晶振動子92の発振周波数(共振周波数ともよばれる)は、吸着したガスの分子の重さに依存して低下する。これに対して、ガス吸着膜が成膜されていない水晶振動子91の発振周波数は、ガス濃度に依存することなく一定となる。
水晶振動子91及び水晶振動子92の発振周波数はそれぞれ、周波数変換回路93に入力されて両周波数の差周波数が求められる。この差周波数とガス濃度との関係は予め求められているので、この差周波数を有する信号は、増幅回路94で増幅されて、ガスの濃度を示す濃度信号として次段回路に出力される。
なお、このような従来のガス濃度検出装置は、下記特許文献1において、詳細に示されている。
特開平2−206742号公報
ところが、上記従来のガス濃度検出装置は、発振部材としての水晶振動子が必要となる。水晶振動子は周知のように非常に高価であり、且つ、微少加工は非常に困難であるうえに、ガス感度を上げるために周波数を上げることも難しいため、水晶振動子を備える従来のガス濃度検出装置も非常に高価なものになる。特に、従来のガス濃度検出装置は、上述のように水晶振動子の振動を利用しているので、水晶の加工限界があった。例えば、数十メガヘルツ程度の振動が限界であった。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、発振部材として、高価な水晶振動子を用いることなく、精度よくガス濃度を検出することが可能なガスセンサ及びガス濃度検出装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載のガスセンサは、ガスセンサの土台を構成するシリコン基板と、前記シリコン基板上に形成された、駆動電極間に配置された導体である片持ち型の第1梁部材と、前記シリコン基板上に形成された、前記駆動電極間に配置され、前記ガスの分子を吸着するガス感応膜が形成された導体である片持ち型の第2梁部材と、前記第1梁部材及び前記第2梁部材をそれぞれ発振させるための駆動信号が与えられる駆動電極と、前記第1梁部材及び前記第2梁部材による発振周波数を出力する出力電極と、を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、シリコン基板上に配置された第1梁部材及び第2梁部材は、駆動信号によりそれぞれ所定の周波数で発振する。このとき、ガス感応膜が形成されている第2梁部材は、ガスの分子を吸着するため、ガスの濃度に依存して発振周波数を低下させる。すなわち、第2梁部材による発振周波数は、ガスの濃度に依存して低下する。これに対して、第1梁部材による発振周波数は、ガスの濃度に依存することなく一定である。これらの発振周波数を利用してガスの濃度を検出することが可能になる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載のガス濃度検出装置は、ガスセンサの土台を構成するシリコン基板上において、駆動電極として配置された片持ち型の第1梁部材と、前記シリコン基板上において、前記駆動電極として配置され、前記ガスの分子を吸着するガス感応膜が形成された片持ち型の第2梁部材と、前記第1梁部材及び前記第2梁部材をそれぞれ発振させるための駆動信号を、前記駆動電極に与える駆動手段と、前記第1梁部材の発振周波数である第1発振周波数及び前記第2梁部材の発振周波数である第2発振周波数をそれぞれ検出する検出手段と、検出された前記第1発振周波数と前記第2発振周波数とを比較することにより、前記ガスの濃度を示す濃度信号を生成する濃度信号生成手段と、を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、シリコン基板上に配置された第1梁部材及び第2梁部材は、駆動手段から与えられた駆動信号によりそれぞれ第1発振周波数及び第2発振周波数で発振する。このとき、ガス感応膜が形成されている第2梁部材は、ガスの分子を吸着するため、ガスの濃度に依存して発振周波数を低下させる。すなわち、第2発振周波数は、ガスの濃度に依存して低下する。これに対して、第1発振周波数は、ガスの濃度に依存することなく一定である。このような、第1発振周波数及び第2発振周波数とが比較されて、ガスの濃度を示す濃度信号が生成される。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載のガス濃度検出装置は、請求項2記載のガス濃度検出装置において、前記駆動手段は、静電引力又は逆圧電効果を利用して前記第1梁部材及び前記第2梁部材をそれぞれ発振させるための所定電圧を、前記駆動信号として前記駆動電極に与える、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、静電引力又は逆圧電効果を利用して第1梁部材及び第2梁部材をそれぞれ発振させるので、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度に応じた発振周波数を出力することが可能になる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載のガス濃度検出装置は、請求項2又は請求項3記載のガス濃度検出装置において、前記検出手段は、前記第1梁部材及び前記第2梁部材の表面に成膜された圧電体又は抵抗素子の歪みに応じた電気量又は抵抗値をそれぞれ測定することにより、前記第1発振周波数及び前記第2発振周波数をそれぞれ検出する、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、両梁部材の表面に成膜された圧電体又は抵抗素子の歪みに応じた電気量又は抵抗値をそれぞれ測定することにより、第1発振周波数及び第2発振周波数をそれぞれ検出するので、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載のガス濃度検出装置は、請求項2又は請求項3記載のガス濃度検出装置において、前記検出手段は、前記第1梁部材及び前記第2梁部材の静電引力による変位に応じた共振周波数の変化をそれぞれ測定することにより、前記第1発振周波数及び前記第2発振周波数をそれぞれ検出する、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、両梁部材の変位に応じた共振周波数の変化をそれぞれ測定することにより、第1発振周波数及び第2発振周波数をそれぞれ検出するので、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。
請求項1記載の発明によれば、シリコン基板上に配置された第1梁部材及び第2梁部材は、駆動信号によりそれぞれ所定の周波数で発振する。このとき、ガス感応膜が形成されている第2梁部材は、ガスの分子を吸着するため、ガスの濃度に依存して発振周波数を低下させる。すなわち、第2梁部材による発振周波数は、ガスの濃度に依存して低下する。これに対して、第1梁部材による発振周波数は、ガスの濃度に依存することなく一定である。これらの発振周波数を利用してガスの濃度を検出することが可能になる。したがって、従来のように、発振部材として、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度を検出することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、シリコン基板上に配置された第1梁部材及び第2梁部材は、駆動手段から与えられた駆動信号によりそれぞれ第1発振周波数及び第2発振周波数で発振する。このとき、ガス感応膜が形成されている第2梁部材は、ガスの分子を吸着するため、ガスの濃度に依存して発振周波数を低下させる。すなわち、第2発振周波数は、ガスの濃度に依存して低下する。これに対して、第1発振周波数は、ガスの濃度に依存することなく一定である。このような、第1発振周波数及び第2発振周波数とが比較されて、ガスの濃度を示す濃度信号が生成される。したがって、従来のように、発振部材として、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度を検出することが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、静電引力又は逆圧電効果を利用して第1梁部材及び第2梁部材をそれぞれ発振させる。したがって、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度に応じた発振周波数を出力することが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、両梁部材の表面に成膜された圧電体又は抵抗素子の歪みに応じた電気量又は抵抗値をそれぞれ測定することにより、第1発振周波数及び第2発振周波数をそれぞれ検出する。したがって、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、両梁部材の変位に応じた共振周波数の変化をそれぞれ測定することにより、第1発振周波数及び第2発振周波数をそれぞれ検出する。したがって、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図2を用いて、本発明で用いられるガスセンサについて説明する。図1は、本発明で用いられるガスセンサを示す斜視図である。図2は、図1で示したガスセンサにおいて、梁の長さ、厚さ及び共振周波数の関係を示すグラフである。
図1に示すように、ガスセンサ1は、4.3mm角の箱形状の外形を有し、その土台はシリコン基板10で構成されている。シリコン基板10には、絶縁膜16を介して、発振部材としての、第1梁部材11及び第2梁部材12が配置されている。第1梁部材11及び第2梁部材12の基端部には、それぞれ駆動電極13及び14が形成されている。第1梁部材11及び第2梁部材12の先端部の下方にあたるシリコン基板10には、図示しない絶縁膜を介して、第1梁部材11及び第2梁部材12に共通の他の駆動電極15が形成されている。
詳しくは、第1梁部材11及び第2梁部材12は片持ち型であり共に同形状をしており、シリコン基板10に固定される基端部と、基端部から棒状に延びる梁部と、から構成される。第1梁部材11及び第2梁部材12は共に、例えば、ポリシリコン等の導体で構成されるが、第2梁部材12の梁部だけは、被検出ガスの分子を吸着する有機系高分子材料で構成されるガス感応膜12aが成膜されている。ガス感応膜12aは、被検出ガスにもよるが、例えば、アンモニアガスを検出するのであればアクリル系材料が利用可能であり、VOCガスを検出するのであればスチレン系材料が利用可能である。
このようなセンサ1の構成において、駆動電極13及び14、駆動電極15の間に適当な駆動信号を与えると、上記梁部材は以下に示すような周波数fで発振することが知られている。
f=1/2π・{(35/33)・(E/ρ)}1/2・t/l2
ここで、Eはシリコンのヤング率(190×109Pa)、ρはシリコンの密度(2.33kg・m-3)、lは梁の長さ、tは梁の厚さである。
f=1/2π・{(35/33)・(E/ρ)}1/2・t/l2
ここで、Eはシリコンのヤング率(190×109Pa)、ρはシリコンの密度(2.33kg・m-3)、lは梁の長さ、tは梁の厚さである。
したがって、図2に示すように、梁の長さl及び梁の厚さtの設定値に応じた発振信周波数(共振周波数)で梁部材は振動する。
このような発振原理を本発明では利用する。例えば、ガス感応膜12aにガスの分子が吸着すると第2梁部材12は重くなる。すなわち、第2梁部材12の密度ρは増加する(分子吸着によって梁の厚さは変わらないものとする)。そうすると、第2梁部材12の発振信周波数は変化する、正確には、低下することになる。一方で、ガス感応膜が成膜されていない第1梁部材11には、ガスの分子が吸着しないのでその密度ρも変わらない。すなわち、第1梁部材11の発振信周波数は常に一定である。そして、この第1梁部材11の発振信周波数を基準にして、第2梁部材12の発振信周波数の変化を測定することにより、ガス濃度を検出するようにしている。
続いて、図3及び図4を用いて、本発明の実施形態に係るガス濃度検出のし方について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るガス濃度検出装置を示すブロック図である。図4は、図3のガス濃度検出装置によるガス濃度検出に係る処理手順を示すフローチャートである。
図3に示すように、実施形態のガス濃度検出装置は、ガスセンサ1、駆動回路2、検出回路3及び濃度信号生成回路4を含んで構成される。ガスセンサ1は、上述したように、第1梁部材11及びガス感応膜12aが成膜された第2梁部材12を含んで構成される。
駆動回路2は、第1梁部材11及び第2梁部材12をそれぞれ発振させるための駆動信号を、駆動電極13及び14、駆動電極15に与える。駆動回路2及び駆動信号については、図5及び図6を用いて後で例示する。駆動回路2は、請求項の駆動手段に対応する。
検出回路3は、第1梁部材11の発振周波数である第1発振周波数及び第2梁部材12の発振周波数である第2発振周波数をそれぞれ検出する。検出回路3については、図7及び図8を用いて後で例示する。検出回路3は、請求項の検出手段に対応する。
濃度信号生成回路4は、上記検出回路3で検出された第1発振周波数と第2発振周波数とを比較することにより、ガスの濃度を示す濃度信号を生成する。このために、濃度信号生成回路4は、例えば、被検出ガスの濃度と、第1発振周波数及び第2発振周波数の差周波数と、の関係を予め求め、その関係を示すテーブルを図示しないメモリに記憶している。そして、差周波数に該当する濃度を、このテーブルを参照して求めることにより、ガスの濃度を示す濃度信号を生成するようにする。濃度信号生成回路4は、上記メモリや濃度信号を生成するためのマイクロコンピュータを含んで具現化される。
このようなハードウエア構成において、図4のステップS1では、駆動回路2が、第1梁部材11及び第2梁部材12をそれぞれ発振させるための駆動信号を、駆動電極13及び14、駆動電極15に与える。次に、ステップS2では、検出回路3が、第1梁部材11の発振周波数である第1発振周波数を検出し、ステップS3では、検出回路3が、第2梁部材12の発振周波数である第2発振周波数を検出する。
次に、ステップS4では、濃度信号生成回路4が、ステップS2、ステップS3で検出された第1発振周波数と第2発振周波数とを比較し、この比較結果に基づいて、濃度信号生成回路4がステップS5において、ガスの濃度を示す濃度信号を生成する。例えば、比較結果は、第1発振周波数及び第2発振周波数の差周波数であり、ステップS5において、予めメモリに記憶されている被検出ガスの濃度と差周波数との関係を示すテーブルが参照されて、濃度信号が生成される。
続いて、図5及び図6を用いて、図3のガス濃度検出装置における駆動回路2の原理について例示する。図5は、駆動回路の原理の一例を示す図である。図6は、駆動回路の原理の他例を示す図である。
図5に示す例は、静電引力を利用して第1梁部材11及び第2梁部材12をそれぞれ発振させるものである。図5に示すように、2つの電極sの間に電圧Vを印加したとき、電極sの間には静電引力Fが働く。
F=1/2・ε0・V/d・2S
ここで、ε0は真空の誘電率、Vは印加電圧、dは電極Sの間の距離、Sは電極の面積である。
F=1/2・ε0・V/d・2S
ここで、ε0は真空の誘電率、Vは印加電圧、dは電極Sの間の距離、Sは電極の面積である。
この原理を第1梁部材11及び第2梁部材12に応用して、これら梁部材11及び12を振動させる。駆動回路2は、上記静電引力を利用して第1梁部材11及び第2梁部材12をそれぞれ発振させるための所定電圧を、駆動信号として駆動電極13及び14、駆動電極15に与えるようにする。したがって、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度に応じた発振周波数を出力することが可能になる。特に、駆動回路として静電駆動を利用することにより、製造が容易になるうえに、高速駆動が可能になる。
図6に示す例は、逆圧電効果を利用して第1梁部材11及び第2梁部材12をそれぞれ発振させるものである。圧電体に力を加えたときに電圧を発生する現象は圧電効果、逆に、電圧を圧電体に印加したときに圧電体に歪みが発生する現象は逆圧電効果とよばれている。ここでは、この逆圧電効果が利用される。
図6の上側に示すように、第1梁部材11(及び第2梁部材12)には圧電体111及び導電体112が重ねて成膜されている。圧電体111の変位に対して第1梁部材11が垂直に変位するように、圧電体111が成膜されている。第1梁部材11及び圧電体111には、スイッチSWを介して、電圧Vが印加される。
スイッチSWがオンされて、図6の下側に示すように、電圧Vが印加されると、逆圧電効果により、圧電体111が図中Aで示す方向に伸縮する。そうすると、第1梁部材11はこれと垂直方向、すなわち、図中Bで示す上下方向に変位する。この原理を応用して、梁部材11及び12を振動させる。駆動回路2は、上記逆圧電効果を利用して第1梁部材11及び第2梁部材12をそれぞれ発振させるための所定電圧を、駆動信号として駆動電極13及び14、駆動電極15に与えるようにする。したがって、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度に応じた発振周波数を出力することが可能になる。特に、駆動回路として圧電駆動を利用することにより、入力電圧に対応した移動量が大きくなるうえに、対向電極が不要で構造の自由度が高くなる。
続いて、図7及び図8を用いて、図3のガス濃度検出装置における検出回路3の原理について例示する。図7は、検出回路の原理の一例を示す図である。図8は、検出回路の原理の他例を示す図である。
図7に示す例は、圧電効果を利用して第1梁部材11及び第2梁部材12の発振周波数を検出するものである。上述したように、圧電体に力を加えたときに電圧を発生する現象は圧電効果とよばれる。この圧電効果を利用して、上記駆動回路2により振動する第1梁部材11及び第2梁部材12の発振信周波数を検出する。
図7の上側に示すように、第1梁部材11(及び第2梁部材12)には検出用の圧電体111′及び導電体112′が重ねて成膜されている。第1梁部材11の変位に対して圧電体111′が垂直に変位するように、圧電体111′が成膜されている。第1梁部材11及び圧電体111′には、電圧検出器DVが接続されている。
第1梁部材11(及び第2梁部材12)が発振しているときには、図7の下側に示すように、第1梁部材11(及び第2梁部材12)は図中B′で示す上下方向に微少変位を繰り返している。そうすると、圧電体111′は図中A′で示す方向に微少伸縮を繰り返す。圧電効果によって、この微少伸縮に応じた電圧変化が圧電体111′で生成され、この電圧変化が電圧検出器DVで検出される。この電圧変化に基づいて、発振周波数を検出することができる。すなわち、検出回路3は、第1梁部材11(及び第2梁部材12)の表面に成膜された圧電体の歪みに応じた電気量を測定することにより、第1発振周波数(及び第2発振周波数)を検出する。したがって、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。特に、検出回路として圧電効果を利用することにより、微少な変位でもでも大きな出力が得られるうえに、対向電極が不要になる。
図8に示す例は、ピエゾ抵抗効果を利用して第1梁部材11及び第2梁部材12の発振周波数を検出するものである。ピエゾ抵抗効果とは、半導体シリコン等に歪みが加えられることにより、抵抗率が変化する現象のことである。梁部材は、半導体シリコンの一種であるポリシリコン等で形成されているため、不純物拡散等の工程において梁部材の一部をピエゾ抵抗素子化すれば、ピエゾ抵抗効果を利用して梁部材の歪み量、すなわち、発振信周波数を検出できるようになる。
図8の上側に示すように、第1梁部材11(及び第2梁部材12)にはピエゾ抵抗素子113′が形成されている。ピエゾ抵抗素子113′の抵抗値の変化を電流値として検出するために、ピエゾ抵抗素子113′には電圧Vが印加されると共に電流検出器DAが接続されている。
第1梁部材11(及び第2梁部材12)が発振しているときには、図8の下側に示すように、第1梁部材11(及び第2梁部材12)は図中A′で示す上下方向に微少変位を繰り返している。そうすると、ピエゾ抵抗効果によって、ピエゾ抵抗素子113′の抵抗値が微少変化する。この抵抗値が微少変化が電流検出器DAで電流変化として検出される。この電流変化に基づいて、発振周波数を検出することができる。すなわち、検出回路3は、第1梁部材11(及び第2梁部材12)に成膜された抵抗素子の歪みに応じた電気量をそれぞれ測定することにより、第1発振周波数(及び第1発振周波数)を検出する。したがって、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。特に、検出回路としてピエゾ抵抗効果を利用することにより、構造が単純で対向電極が不要になうえに、検出回路構成が容易になる。
なお、検出回路3として、第1梁部材11及び第2梁部材12の変位に応じた静電容量の変化をそれぞれ測定することにより、第1発振周波数及び第2発振周波数をそれぞれ検出するようにしてもよい。
周知のように、
Q=CV
C=ε・S/d
と表される。
ここで、Qは静電容量、Cはコンデンサ容量、εは誘電率、Sは電極面積、dは電極間距離である。
Q=CV
C=ε・S/d
と表される。
ここで、Qは静電容量、Cはコンデンサ容量、εは誘電率、Sは電極面積、dは電極間距離である。
したがって、静電容量Qの変化を測定することで、電極間距離dの変化を検出できるので、この電極間距離dの変化に基づいて、第1発振周波数及び第1発振周波数を検出することができる。なお、静電容量Qは一般的な周知の回路で測定可能である。したがって、容易にガス濃度に応じた発振周波数を検出することが可能になる。特に、検出回路として静電容量検出を利用することにより、製造が容易になる。
続いて、上記駆動回路及び検出回路の原理を応用した、本発明のガス濃度検出装置の実施形態について、図9〜図13を用いて説明する。図9は、本発明のガス濃度検出装置の第1実施形態を示す要部分解斜視図である。図10は、本発明のガス濃度検出装置の第2実施形態を示す要部分解斜視図である。図11は、本発明のガス濃度検出装置の第3実施形態を示す要部分解斜視図である。図12は、本発明のガス濃度検出装置の第4実施形態を示す要部分解斜視図である。図13は、本発明のガス濃度検出装置の第5実施形態を示す要部分解斜視図である。なお、図9〜図13において、図1、図5〜図8と共通する部分には、同一の符号を付している。
図9に示す第1実施形態は、駆動回路として圧電効果を利用し、検出回路として静電容量検出を利用したものである。板状の支持部材18の上には検出用支持部材電極15aが形成されている。その上には絶縁膜16が積層され、更にこの絶縁膜16の上には、検出用梁部材電極13cが形成された梁部材11(12)が設けられている。梁部材11(12)の上には、絶縁膜16bが積層され、更にこの絶縁膜16bの上には、圧電体111を挟み込む駆動用下部電極13b及び駆動用上部電極13aが積層されている。駆動回路として圧電効果を利用し、検出回路として静電容量検出を利用することにより、駆動に必要なエネルギーが少なくなる。
また、図10に示す第2実施形態は、第1実施形態と同等の構造で実現化能である。但し、駆動回路として静電引力を利用し、検出回路として圧電効果を利用したものである。すなわち、板状の支持部材18の上には駆動用支持部材電極15jが形成されている。その上には絶縁膜16が積層され、更にこの絶縁膜16の上には、駆動用梁部材電極13fが形成された梁部材11(12)が設けられている。梁部材11(12)の上には、絶縁膜16bが積層され、更にこの絶縁膜16bの上には、圧電体111を挟み込む検出用下部電極13e及び検出用上部電極13dが積層されている。駆動回路として静電引力を利用し、検出回路として圧電効果を利用することにより、大きな出力が得られる。
また、図11に示す第3実施形態は、駆動回路及び検出回路として共に圧電効果を利用たものである。すなわち、第2梁部材12の上には、絶縁膜16bが積層され、更にこの絶縁膜16bの上には、圧電体111を挟み込む駆動用下部電極13b及び駆動用上部電極13a、並びに、検出用下部電極13e及び検出用上部電極13dが積層されている。駆動回路及び検出回路として共に圧電効果を利用することにより、駆動に必要なエネルギーが少なくなる。また、対向電極が必要なくなるので、センサとしての形状の自由度が高くなる。
また、図12に示す第4実施形態は、駆動回路として静電容量検出を利用し、検出回路としてピエゾ抵抗効果を利用したものである。すなわち、板状の支持部材18の上には支持部材電極15bが形成されている。その上には絶縁膜16が積層され、更にこの絶縁膜16の上には、駆動用上部電極13aが形成された第2梁部材12が設けられている。第2梁部材12の上には、絶縁膜16bが積層され、更にこの絶縁膜16bの上には、ピエゾ抵抗素子113′に接続された第1検出用電極13g及び第2検出用電極13hが積層されている。駆動回路として静電引力を利用し、検出回路としてピエゾ抵抗効果を利用することにより、製造が容易になる。
そして、図13に示す第5実施形態は、駆動回路として圧電駆動を利用し、検出回路としてピエゾ抵抗効果を利用したものである。すなわち、第2梁部材12の上には、絶縁膜16bが積層され、更にこの絶縁膜16bの上には、ピエゾ抵抗素子113′に接続された第1検出用電極13g及び第2検出用電極13hが積層されている。また、絶縁膜16bの上には、圧電体111を挟み込む駆動用下部電極13b及び駆動用上部電極13aが積層されている。なお、上述の第1〜第5実施形態における駆動及び検出に関する動作原理は、図5〜図8で説明した通りである。駆動回路として圧電駆動を利用し、検出回路としてピエゾ抵抗効果を利用することにより、駆動に必要なエネルギーが少なくなる。また、対向電極が必要なくなるので、センサとしての形状の自由度が高くなる。
なお、図示しないが駆動回路及び検出回路として共に静電容量検出を利用することにより、製造が容易になる。
最後に、図14を用いて、上記ガスセンサ1の製造方法について簡単に説明する。図14(A)〜図14(F)は、図1に示したガスセンサの製造工程を説明するための側面図である。このガスセンサの製造には、マイクロマシニング技術が利用される。
まず、図14(A)に示すように、シリコンウエハに対して不純物拡散処理が施されて、導体化されたシリコン基板10が製造される。次に、図14(B)に示すように、片持ち型の第1梁部材11(及び第2梁部材12)を作るときの犠牲層17となるSiO2、及びこの犠牲層17と土台となるシリコン基板10との間に絶縁膜16となるSi3N4が成膜される。
次に、図14(C)に示すように、犠牲層17がパターニングされる。次に、図14(D)に示すように、第1梁部材11(及び第2梁部材12)の材料となるポリシリコン11Aが成膜され、このポリシリコン11Aを導体化するために、不純物拡散処理が施される。
次に、図14(E)に示すように、ポリシリコンが第1梁部材11(及び第2梁部材12)の形状にパターニングされ、更に土台となるシリコン基板10を露出させるように絶縁膜16もパターニングされる。そして、図14(F)に示すように、駆動電極13及び14、駆動電極15が形成されると共に犠牲層17が除去されて、ガスセンサ1の製造が完了する。
このようなマイクロマシニング技術を利用した製造方法により、4.3mm角のセンサチップを得ることが可能になる(従来の水晶振動子は10.0mm角)。また、水晶振動子では困難であった薄型化も可能になる。また、発振信周波数も100MHzまで発生可能であることが確かめられている。したがって、小型で高周波対応のガスセンサの設計が可能になる。この結果、ガスセンサの高感度化を図ることが可能になる。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、発振部材として、高価な水晶振動子を用いることなく、ガス濃度を検出することが可能なガス濃度検出装置を提供することができる。
なお、本発明のガス濃度検出装置を液体濃度検出装置に応用することも可能である。また、実施形態で示した梁部材の共振のガスによるダンピング効果を利用して、ガス圧センサや粘度センサへの拡張も可能である。
1 ガスセンサ
2 駆動回路(駆動手段)
3 検出回路(検出手段)
4 濃度信号生成回路(濃度信号生成手段)
11 第1梁部材
12 第2梁部材
12a ガス感応膜
2 駆動回路(駆動手段)
3 検出回路(検出手段)
4 濃度信号生成回路(濃度信号生成手段)
11 第1梁部材
12 第2梁部材
12a ガス感応膜
Claims (5)
- ガスセンサの土台を構成するシリコン基板と、
前記シリコン基板上に形成された、駆動電極間に配置された導体である片持ち型の第1梁部材と、
前記シリコン基板上に形成された、前記駆動電極間に配置され、前記ガスの分子を吸着するガス感応膜が形成された導体である片持ち型の第2梁部材と、
前記第1梁部材及び前記第2梁部材をそれぞれ発振させるための駆動信号が与えられる駆動電極と、
前記第1梁部材及び前記第2梁部材による発振周波数を出力する出力電極と、
を有することを特徴とするガスセンサ。 - ガスセンサの土台を構成するシリコン基板上において、駆動電極として配置された片持ち型の第1梁部材と、
前記シリコン基板上において、前記駆動電極として配置され、前記ガスの分子を吸着するガス感応膜が形成された片持ち型の第2梁部材と、
前記第1梁部材及び前記第2梁部材をそれぞれ発振させるための駆動信号を、前記駆動電極に与える駆動手段と、
前記第1梁部材の発振周波数である第1発振周波数及び前記第2梁部材の発振周波数である第2発振周波数をそれぞれ検出する検出手段と、
検出された前記第1発振周波数と前記第2発振周波数とを比較することにより、前記ガスの濃度を示す濃度信号を生成する濃度信号生成手段と、
を有することを特徴とするガス濃度検出装置。 - 請求項2記載のガス濃度検出装置において、
前記駆動手段は、
静電引力又は逆圧電効果を利用して前記第1梁部材及び前記第2梁部材をそれぞれ発振させるための所定電圧を、前記駆動信号として前記駆動電極に与える、
ことを特徴とするガス濃度検出装置。 - 請求項2又は請求項3記載のガス濃度検出装置において、
前記検出手段は、
前記第1梁部材及び前記第2梁部材の表面に成膜された圧電体又は抵抗素子の歪みに応じた電気量又は抵抗値をそれぞれ測定することにより、前記第1発振周波数及び前記第2発振周波数をそれぞれ検出する、
ことを特徴とするガス濃度検出装置。 - 請求項2又は請求項3記載のガス濃度検出装置において、
前記検出手段は、
前記第1梁部材及び前記第2梁部材の静電引力による変位に応じた共振周波数の変化をそれぞれ測定することにより、前記第1発振周波数及び前記第2発振周波数をそれぞれ検出する、
ことを特徴とするガス濃度検出装置。
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-
2005
- 2005-10-03 JP JP2005290343A patent/JP2007101316A/ja not_active Withdrawn
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