JP2007101098A - 貯水装置 - Google Patents

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Takayumi Fukuda
高弓 福田
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Abstract

【課題】異常水位で停止すれば、所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させ、使い勝手の良い貯水装置を提供することを目的とする。
【解決手段】貯水容器1と、水道管14から貯水容器1への給水経路6に設けられた給水を制御する給水弁5と、貯水容器1内の水位を検知する水位検知手段9と、貯水容器1内の水を排水する排水ポンプ4と、排水ポンプ4から外部へ通じる排水経路7と、貯水容器1内の水位が第1の所定の水位以上になると水位異常と判断し、給水の停止を行う水位異常停止手段12と、水位異常時に排水ポンプ4を駆動させ、所定の水量を排水する自動排水手段11とを備えたものである。これによって、異常水位で停止すれば、排水ポンプ4により所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させることができ、使い勝手の良いものとすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭用の給湯装置などに使用する貯水装置に関するものである。
従来、この種の貯水装置として、水道管と接続した貯水容器と、給水を制御する給水弁と、貯水容器内の水位を検知する水位検知手段とを有し、異常水位時には給水を停止するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−148812号公報
しかしながら、前記従来の構成では、異常水位時には給水を停止するが、異常に対して十分配慮されたものではない。すなわち、水道管から貯水容器に給水する際、マンションなどにおいて使用時間帯により水圧が変わる場合がある。例えば、水圧の低いときに水道管の止水詮などにより流量を調整した場合、給水中に調整時よりも水圧が高くなれば、水位検知手段により所定の水位を検知して給水弁の遮断を行っても、給水の勢いが激しいため、給水弁が閉じ切るまでの時間の給水により水位が異常水位検知ラインに達し、その状態のままで停止するといったことが生じる。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、異常水位で停止すれば、所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させ、使い勝手の良い貯水装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の貯水装置は、貯水容器と、水道管から前記貯水容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記貯水容器内の水位を検知する水位検知手段と、前記貯水容器内の水を排水する排水ポンプと、前記排水ポンプから外部へ通じる排水経路と、前記貯水容器内の水位が第1の所定の水位以上になると水位異常と判断し、給水の停止を行う水位異常停止手段と、前記水位異常時に前記排水ポンプを駆動させ、所定の水量を排水する自動排水手段とを備えたものである。
これによって、異常水位で停止すれば、排水ポンプにより所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させることができ、使い勝手の良いものとすることができる。
本発明の貯水装置は、異常水位で停止すれば、所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させることができ、使い勝手の良いものとすることができる。
第1の発明は、貯水容器と、水道管から前記貯水容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記貯水容器内の水位を検知する水位検知手段と、前記貯水容器内の水を排水する排水ポンプと、前記排水ポンプから外部へ通じる排水経路と、前記貯水容器内の水位が第1の所定の水位以上になると水位異常と判断し、給水の停止を行う水位異常停止手段と、前記水位異常時に前記排水ポンプを駆動させ、所定の水量を排水する自動排水手段とを備えた貯水装置とすることにより、異常水位で停止すれば、排水ポンプにより所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させることができ、使い勝手の良いものとすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、自動排水手段は、所定時間、排水ポンプを駆動させて排水を行うようにしたことにより、排水量を時間管理するもので、特に、構成部品を増やすことなく、安価な商品とすることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明において、自動排水装置は、水位検知手段により、第2の所定の水位に達するまで排水を行うようにしたことにより、第2の所定の水位を、水位異常を検知する水位より少し低い位置に設定すれば、排水量も少量で済み、水の節約を図ることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明において、排水経路に流量検知手段を設け、自動排水手段は前記流量検知手段からの信号により所定の水量を検知するまで排水を行うようにしたことにより、精度の高い水量の排水が可能となり、水の節約を図ることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4のいずれか1つの発明において、自動排水手段により排水ポンプを駆動させ所定の水量を排出後、給水の停止状態から自動復帰し、給水を再開する自動復帰手段を設けたことにより、異常停止したとしても、自動排水後、水位異常停止状態から自動復帰し、給水を再開することにより、使用者が気づくまで水位異常状態を放置されることなく、使用者が使用したいときに給水できる。
第6の発明は、特に、第5の発明において、水位異常停止状態から自動復帰後、水位異常停止が発生したことを報知する報知手段を備えたことにより、止水栓などにより流量の調整を再度使用者に促すことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における貯水装置として一般家庭用の給湯装置を例示したものである。
図に示すように、本実施の形態における給湯装置は、水を貯水して加熱または保温する貯水容器1と、貯水容器1の底に取り付けられ、加熱または保温を行うヒータ2と、貯水容器1の底に取り付けられ、貯水容器1内の水の温度を検知する温度センサー3と、貯水容器1内の水を排水する排水ポンプ4と、水道管14と接続され、貯水容器1内に給水および遮断を行う給水弁5と、給水弁5から貯水容器1につながる給水経路6と、排水ポンプ4から外部につながる排水経路7と、操作および報知を行う報知手段8と、貯水容器1内の水位を検知する水位検知手段9と、給水、加熱および排水を制御する制御手段10と、水位検知手段9により水位異常が検出されたとき、加熱の停止および給水の停止を行う水位異常停止手段12と、水位異常停止時に自動排水を行う自動排水手段11とを備えている。
次に、実際の動作について説明する。
制御手段10は報知手段8からスタートの信号を受け付けると、水道管14と直結された給水弁5に弁を開く信号を出し、給水弁5を開くことにより給水経路6を介して貯水容器1に給水を行う。水位検知手段9はステンレス棒で構成されたコモン電極9aと電極b〜e間に所定の直流電圧(DC5V)を印加し、コモン電極9aと他の電極間に電流が流れると水位が、流れた電極位置に達したと検知する。給水時水位が電極9dに達すると、水位検知手段9は制御手段10に信号を出し、制御手段10は給水弁5を閉じる信号を出し、給水を停止すると共にヒータ2を駆動し貯水容器1内の水の加熱を開始する。なお、ここでは水位が電極9dに達してから加熱を行っているが、電極9dに達するまで給水を行いながら加熱を行う方法もある。
また、制御手段10は温度センサー3により貯水容器1内の水の温度を検知し、所定の温度または沸騰になると加熱を停止し、所定の温度にて保温を行うようヒータ2を駆動する。ここで、給水時の単位時間当たりの流量は、水道管14に取り付けられている止水栓を調整して、所定の流量を設定するが、給水時にマンションなどの水の使用状況により水道管14の水圧が調整時より大幅に高くなった時などに、水位検知手段9により電極9cに水位が達したことが検知され、制御手段10に信号が出され、制御手段10は給水弁5を閉じる制御を行う。しかし、給水弁5を閉じ切るまでには若干の時間がかかるため、所定以上の給水がされ、異常水位(電極9e部分:貯水容器1からの水漏れなどの防止のための水位)に達してしまうことがあり、水位検知手段9は水位が電極9eに達すると水位異常停止手段12に信号を出し、水位異常検知手段12はそれ以後の加熱・保温および給水を強制的に停止する。また同時に、水位異常停止手段12は自動排水手段11に信号を出し、自動排水手段11は排水ポンプ4を駆動させ、所定の水量を排水する。
所定の水量を測る方法として、排水ポンプ4を所定時間駆動する方法、水位検知手段9により第2の水位(ここでは電極9eの位置以下になるまで)に達するまで排水ポンプ4を駆動する方法、排水経路7部分に流量を検知する流量検知手段13を設けて、その信号により水量を測る方法などが考えられる。
以上のように、本実施の形態によれば、異常水位時、水位異常停止手段12により水位異常停止したとしても、所定の水量を自動排水することにより異常水位から正常水位に戻すことができ、水位異常停止状態から正常動作に自動復帰が可能となる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における貯水装置として一般家庭用の給湯装置を例示したものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図に示すように、本実施の形態における給湯装置は、自動復帰手段15を設けたことである。自動復帰手段15は、自動排水手段11により所定の水量の排水が終了されると、水位異常停止手段12に信号を出し、水位異常停止の解除を行い加熱および給水を再開させる。また、自動復帰後において報知手段8に水位異常停止した表示を行うものである。
以上のように、本実施の形態によれば、水位異常停止時に使用者が異常に気づいたときに不具合場所(水を手動で排水するなど)を行って、さらにしばらく水が温まるのを待つことなく、自動的に異常停止から復帰するので、使用者が使いたいときに、例えば、温かいお湯を提供することができる。また、水位異常であったことを報知することにより、自動復帰したとしても使用者に止水栓の調整を再度行ってもらうことができ、自動排水による排水分の水の節水が可能となる。
なお、上記各実施の形態では、給湯装置について説明したが、これは例示であり、それ以外に、水道管直結の貯水タイプの浄水器、貯水器などとして利用することができる。
以上のように、本発明にかかる貯水装置は、異常水位で停止すれば、所定量の水を自動的に排水し、異常停止から自動復帰させることができ、使い勝手の良いものとすることができるので、給湯装置としてはもちろんのこと、水道管直結の貯水タイプの浄水器、貯水器などの機器としての用途に利用することができる。
本発明の実施の形態1における貯水装置の構成図 本発明の実施の形態2における貯水装置の構成図
符号の説明
1 貯水容器
4 排水ポンプ
5 給水弁
6 給水経路
7 排水経路
8 報知手段
9 水位検知手段
10 制御手段
11 自動排水手段
12 水位異常停止手段
13 流量検知手段
14 水道管
15 自動復帰手段

Claims (6)

  1. 貯水容器と、水道管から前記貯水容器への給水経路に設けられた給水を制御する給水弁と、前記貯水容器内の水位を検知する水位検知手段と、前記貯水容器内の水を排水する排水ポンプと、前記排水ポンプから外部へ通じる排水経路と、前記貯水容器内の水位が第1の所定の水位以上になると水位異常と判断し、給水の停止を行う水位異常停止手段と、前記水位異常時に前記排水ポンプを駆動させ、所定の水量を排水する自動排水手段とを備えた貯水装置。
  2. 自動排水手段は、所定時間、排水ポンプを駆動させて排水を行うようにした請求項1に記載の貯水装置。
  3. 自動排水装置は、水位検知手段により、第2の所定の水位に達するまで排水を行うようにした請求項1に記載の貯水装置。
  4. 排水経路に流量検知手段を設け、自動排水手段は前記流量検知手段からの信号により所定の水量を検知するまで排水を行うようにした請求項1に記載の貯水装置。
  5. 自動排水手段により排水ポンプを駆動させ所定の水量を排出後、給水の停止状態から自動復帰し、給水を再開する自動復帰手段を設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の貯水装置。
  6. 水位異常停止状態から自動復帰後、水位異常停止が発生したことを報知する報知手段を備えた請求項5に記載の貯水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103954033A (zh) * 2014-03-31 2014-07-30 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 储水式电热水器

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