JP2007100777A - 制振ダンパーにおける軸受け構造 - Google Patents

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Minoru Kobayashi
穣 小林
Tatsuhiko Inada
達彦 稲田
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Abstract

【課題】本発明は、制振ダンパーにおける軸受け構造に関し、ねじ軸の撓みや座屈を防止して、ねじ軸の支持構造を強化すると共に装置の小型化も図ることが課題である。
【解決手段】振動エネルギーによる相対的な往復運動をネジ部を介して回転運動に変換する制振ダンパーにおいて、前記ネジ部における雄ねじを刻設し前記往復運動する棒状のねじ軸2を、該雄ねじのネジ外径に嵌合するブッシュ5によって所望の真直度で支持されるようにした制振ダンパー1における軸受け構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、地震等の振動エネルギーを吸収する制振ダンパーにおける軸受け構造に関するものである。
従来、制振ダンパーとして、液体の粘性抵抗やねじ機構の摩擦抵抗により、振動エネルギーを吸収して制振させるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2000−274474号公報
従来の前記制振ダンパー15の構造は、図2に示すように、外周に雄ねじ2aを刻設したねじ軸2と、この雄ねじ2aに螺合する雌ねじ4aを有したスクリューナット4と、該スクリューナット4をスラストベアリングを介して押さえ外筒ヘッド6にボルトで固定されるヘッドカバー3と、前記スクリューナット4を支持する筒状の外筒ヘッド6,,6a7と、前記スクリューナット4に爪を介して回転を伝達する内筒ヘッド8と、前記外筒ヘッド6,7と外筒テール11を両端に溶接して固定する外筒チューブ9と、前記内筒ヘッド8と共に回転される内筒チューブ10と、前記外筒テール11に固定して蓋されるテールプレート12とで、概ね構成されている。
しかしながら、従来の制振ダンパー15における軸受け構造では、ネジ部におけるねじ軸2の雄ねじ2aとスクリューナット4の雌ねじ4aとの直接の嵌合状態によって、ねじ軸が支持されている。かかる状態では、図2に示すように、ねじの嵌合部にバックラッシュ(隙間)を設ける必要があるので、前記ねじ軸の真直度に狂いが生じ、更に、図3に示すように、地震時にこのねじ軸に軸力(スラスト)が加わると、座屈に至る場合がある。また、これに対して、ねじ径を大きくする対策では、粘性体減衰円筒部との径の比率が小さくなり、増幅率が減少して装置が大型化する。本発明に係る制振ダンパーにおける軸受け構造は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る制振ダンパーにおける軸受け構造の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、振動エネルギーによる相対的な往復運動をネジ部を介して回転運動に変換する制振ダンパーにおいて、前記ネジ部における雄ねじを刻設し前記往復運動する棒状のねじ軸を、該雄ねじのネジ外径に嵌合するブッシュによって所望の真直度で支持されるようにしたことである。
また、前記ブッシュは、金属製ベース部材に固体潤滑材を埋設したものであること、を含むものである。
本発明の制振ダンパーにおける軸受け構造によれば、雄ねじのネジ外径に嵌合するブッシュによって、ねじ軸が支持される。よって、ねじ嵌合におけるバックラッシュにより、ねじ軸が撓み真直度が狂うということがない。前記ブッシュを離隔して例えば2箇所に配設することによって、設計における所望の真直度に維持してねじ軸が支持されるようになる。これにより、座屈に強い構造となって、雄ねじの小型化も可能となり、粘性体減衰円筒部と径の比率が小さくならず増幅率の低下も無くなるので、装置のコンパクト化が可能となる。
更に、前記ブッシュを、銅合金を始めとする金属製ベース部材に固体潤滑材を埋設したもので、潤滑性能に優れたものとなり、無給油で使用できてメンテナンスフリーとなって、維持コストが低減される。
本発明に係る制振ダンパー1における軸受け構造は、図1に示すように、外周に雄ねじ2aを刻設したねじ軸2と、該ねじ軸2と螺合する雌ねじ4aを内周に刻設したスクリューナット4と、該スクリューナット4に固定されブッシュ5を保持するブッシュホルダーと、前記スクリューナット4の抜け出しを防止するヘッドカバー3と、該ヘッドカバー3を固定して支持するとともに前記スクリューナット4を回転自在に支持する外筒ヘッド6,6aと、前記スクリューナット4に係合して回転される内筒ヘッド8と、外筒ヘッド7及び外筒テール11とを両端部に溶接して固定する円筒状の外筒チューブ9と、前記外筒テール11に固定されるテールプレート12と、前記内筒ヘッド8に固定され一体に回転する内筒チューブ10と、該内筒チューブ10の端部に固定される内筒テール13とがあって、前記ブッシュホルダー3aとスクリューナット4とには、ねじ軸の雄ネジ外径に嵌合するブッシュ5が各々設けられて、概ね構成されている。
前記ブッシュホルダー3aとスクリューナット4との2箇所に配設されたブッシュ5,5によって、前記ねじ軸2が所望の真直度で支持されるようにしている。前記ねじ軸2は、地震等の振動で直線的に往復移動するものである。このねじ軸2を、潤滑性能に優れた銅合金に固体潤滑材を埋設した前記ブッシュ5によって、支持させることで、スクリューナット4の雌ねじ4aとのバックラッシュの影響による撓みが解消されるのである。
前記ブッシュ5の内径と、ねじ軸2の雄ネジ2aの外径との間にも、若干の隙間が存在するが、この隙間は、設計により、極力小さな隙間寸法とする事で、2箇所のブッシュ5,5の距離との関係で、ねじ軸2のガタ付きがある範囲内に収められる。例えば、ブッシュ5の内径と、ねじ軸2の雄ネジ2aの外径との間の隙間をαとし、ブッシュ5,5の距離をLとすれば、tanθ≒θ=2α/Lであり、これにより、ねじ軸2の真直度を所望の範囲に収めるものである。
このような構造の制振ダンパー1によれば、図示のように荷重が加わっても、ねじ軸2がブッシュ5,5で回転自在に支持されるとともに、所望の真直度に設定されているので座屈することがない。制振ダンパー1の作用を説明すると、例えば地震時に、図1におけるねじ軸2に荷重が掛かり、矢印の方向に押し込まれる。そして、往復移動して回転しないねじ軸2の雄ねじ2aとのねじ対偶によりスクリューナット4が強制的に回転される。このスクリューナット4とともに内筒ヘッド8が回転し、粘性体減衰円筒部である内筒チューブ10が粘性体に抗して回転し、地震エネルギーが減衰されるものである。前記ねじ軸2はブッシュ5,5によって回転支持され、ほぼ真っ直ぐに往復移動する。ブッシュ5も無給油で使用されるので、メンテナンスが容易となる。
これにより、ねじ軸2の支持強度が強化されて座屈が防止されるので、この雄ねじ2aの小径化が可能となり、粘性対減衰円筒部の内筒チューブ10に対する増幅率の低下が無く、制振ダンパー1のコンパクト化が可能に成るものである。
本発明に係る制振ダンパー1における軸受け構造を示す縦断面図である。 従来例に係る制振ダンパー15における軸受け構造を示す縦断面図である。 同従来例に係る制振ダンパー15で、ねじ軸2が座屈する様子を示す縦断面図である。
符号の説明
1 制振ダンパー、
2 ねじ軸、
3 ヘッドカバー、 3a ブッシュホルダー、
4 スクリューナット、 4a 雌ねじ、
5 ブッシュ、
6 外筒ヘッド、 6a 外筒ヘッド、
7 外筒ヘッド、
8 内筒ヘッド、
9 外筒チューブ
10 内筒チューブ、
11 外筒テール、
12 テールプレート、
13 内筒テール、
15 従来例に係る制振ダンパー。

Claims (2)

  1. 振動エネルギーによる相対的な往復運動をネジ部を介して回転運動に変換する制振ダンパーにおいて、前記ネジ部における雄ねじを刻設し前記往復運動する棒状のねじ軸を、該雄ねじのネジ外径に嵌合するブッシュによって所望の真直度で支持されるようにしたこと、
    を特徴とする制振ダンパーにおける軸受け構造。
  2. ブッシュは、金属製ベース部材に固体潤滑材を埋設したものであること、
    を特徴とする請求項1に記載の制振ダンパーにおける軸受け構造。
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