JP2007099171A - 洗車機用レール装置 - Google Patents

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一史 堀江
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Abstract

【課題】長い移動距離に対処できる分断、接続形式でありながら、その接続は破損などすることなく、容易に安定して行えるとともに、全体を安価に構成できる洗車機用レール装置を提供する。
【解決手段】前後方向Aに移動自在な洗車機本体10を支持案内する洗車機用レール装置30である。輪体11を支持案内するレール体31の内面側に不凍液供給配管35を設けた。不凍液供給配管を、炭素鋼からなる主配管部36と、主配管部の接続側端部に溶接Yにより一体化した炭素鋼からなる継ぎ管部37と、継ぎ管部を差し込み接続自在として主配管部間に位置された銅からなる副配管部38とにより構成した。洗車機用レール装置は、長い移動距離に対処し得る分断、接続形式でありながら、主配管部と継ぎ管部とを炭素鋼製とし、副配管部を銅製とした構成によって、その接続は破損などすることなく、容易に安定して行うことができるとともに、主配管部と継ぎ管部とを安価な炭素鋼製としたことで、副配管部を銅製にしながらも全体を安価に構成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば給油所に設置された洗車機などに採用し得る洗車機用レール装置に関するものである。
従来、洗車機に使用されるレール装置で、凍結防止機能を有するものとしては、次のような構成が提供されている。すなわち、一対の走行レールは台板上に固着され、そして走行レールと台板によって囲まれる中空部内には、そのほぼ全長にわたって、鉄、もしくは銅製の第1の流通路が挿入され、この第1の流通路内には合成樹脂材よりなる可撓性の第2の流通路が挿入されている(たとえば、特許文献1参照。)。
実公平7−52773号公報(第2−3頁、第1−3図)
上記した従来構成によると、走行レールに支持案内されて前後方向に移動自在な洗車機本体の移動距離が長い場合、それに対応して第1の流通路も長く構成されることになる。このような第1の流通路を1本もので構成したとき、製作工場から据え付け現場までの運搬に問題が生じる。この場合、第1の流通路を分断することで短くして運搬を行い、そして据え付け現場で接続して所期の長さとすればよい。その際に現場での溶接接続を不要とするために、製作工場において、分断流通路の端部に短尺の継ぎ材を嵌め込んで溶接結合しておき、そして据え付け現場では、別の分断流通路の端部を継ぎ材の突出部に嵌める(外嵌する)ことで、継ぎ材を介して分断流通路間の接続を行えることになる。
しかし、上記のような分断、接続形式によると、分断流通路に継ぎ材を嵌め込んで溶接結合する際に、両者間に少し(僅か)でも位置ずれ(角度ずれ)が生じていたとき、この継ぎ材に嵌めた分断流通路は、継ぎ材側とは反対側の端部が流通路の軸心に対して大きく変位することになる。すなわち分断流通路は、流通路の軸心に対して傾斜して(撓んで)位置することになる。したがって、このような流通路の上方に走行レールを位置させて床側に締め付け固定したとき、傾斜した分断流通路の上位部分に走行レールの押し下げ力が作用することになって、継ぎ材(継ぎ目)の部分で破損し(折れ)、不凍液が漏れる恐れがある。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、長い移動距離に対処し得る分断、接続形式でありながら、その接続は破損などすることなく、容易に安定して行えるとともに、全体を安価に構成し得る洗車機用レール装置を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車機用レール装置は、前後方向に移動自在な洗車機本体を支持案内する洗車機用レール装置であって、輪体を支持案内するレール体の内面側に不凍液供給配管を設け、この不凍液供給配管を、炭素鋼からなる主配管部と、この主配管部の接続側端部に溶接により一体化した炭素鋼からなる継ぎ管部と、この継ぎ管部を差し込み接続自在として主配管部間に位置された銅からなる副配管部とにより構成したことを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、製作工場において、レール体と主配管部と副配管部とを所定の長さで製作し、そして主配管部の接続側端部に、継ぎ管部を溶接により一体化することで、製作工場から据え付け現場まで何ら支障なく運搬し得る。据え付け現場において不凍液供給配管を組み立てて配設する際に、その組み立ては、継ぎ管部の外端を副配管部の端部に差し込み内嵌させ、以て継ぎ管部を介して主配管部と副配管部とを接続することで行える。このようにして組み立てた不凍液供給配管に対して上方から被せるように配設したレール体の内面側を、たとえばアンカーボルトの締め付け力によって、主配管部や副配管部に上方から圧接させることで、レール体を配設し得、以て洗車機用レール装置を敷設し得る。
このようにして洗車機用レール装置を敷設し得るのであるが、たとえば製作工場において、主配管部に継ぎ管部を溶接により一体化した際に、両者間に少し(僅か)でも位置ずれ(角度ずれ)が生じていたとき、組み立て姿勢は、この継ぎ管部の外端を副配管部の接続側端部に差し込んだ接続状態で、主配管部は、継ぎ管部側とは反対側の端部が大きく変位して、すなわち傾斜して(撓んで)位置することになる。このような不凍液供給配管に対して、前述したように締め付け力によってレール体の内面側を上方から圧接させたとき、まず内面側が、傾斜変位している主配管部の上位端に当接して押し下げ力を作用させることになる。これにより、主配管部に対する押し下げ力が継ぎ管部(継ぎ目)の部分に作用しようとするが、このとき副配管部が、炭素鋼よりも軟質でかつ伸びが大の銅製であることから、炭素鋼製の継ぎ管部が破損される前に副配管部が変形して、押し下げ力を吸収することになる。
また本発明の請求項2記載の洗車機用レール装置は、上記した請求項1記載の構成において、不凍液供給配管内に不凍液回収管を配設したことを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、不凍液供給配管に供給した所定温度の不凍液は、不凍液供給配管内を流動したのち終端(遊端)でUターンして不凍液回収管に流入し、そして不凍液回収管内を逆方向に流動して回収し得る。
そして本発明の請求項3記載の洗車機用レール装置は、上記した請求項1または2記載の構成において、レール体を、上部に左右傾斜面を有する断面山型状に形成し、このレール体の内面側に断面凹型状の受けレールを嵌め込むとともに、受けレール内には弾性受け体を配設し、レール体と弾性受け体との間に不凍液供給配管を配設したことを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、据え付け現場においては、まず所定の長さで製作した受けレールを敷設し、そして受けレール内に弾性受け体を配設したのち、この弾性受け体上に不凍液供給配管を組み立てて配設し得る。さらにレール体の内面側を主配管部や副配管部に上方から圧接させるとともに、主配管部や副配管部の下部(下面)を弾性受け体に圧接させることで、この弾性受け体を弾性変形させた状態でレール体を配設し得る。このとき、弾性受け体の弾性反発力によって、主配管部や副配管部の上面をレール体の内面側に好適な圧力(強い押し付け力)で圧接し得る。また、炭素鋼製の継ぎ管部が破損される前に副配管部が変形して、押し下げ力を吸収するとき、その曲げ変形による押し付け力は弾性受け体の弾性変形によって緩和し得る。
上記した本発明の請求項1によると、製作工場において、レール体と主配管部と副配管部とを所定の長さで製作し、そして主配管部の接続側端部に、継ぎ管部を溶接により一体化することで、製作工場から据え付け現場まで何ら支障なく運搬できる。たとえば製作工場において、主配管部に継ぎ管部を溶接により一体化した際に、両者間に少し(僅か)でも位置ずれ(角度ずれ)が生じていたとき、組み立て姿勢は、この継ぎ管部の外端を副配管部の接続側端部に差し込んだ接続状態で、主配管部は、継ぎ管部側とは反対側の端部が大きく変位して、すなわち傾斜して(撓んで)位置することになる。このような不凍液供給配管に対して、レール体の内面側を上方から圧接させたとき、まず内面側が、傾斜変位している主配管部の上位端に当接して押し下げ力を作用できる。これにより、主配管部に対する押し下げ力が継ぎ管部(継ぎ目)の部分に作用しようとするが、このとき副配管部が、炭素鋼よりも軟質でかつ伸びが大の銅製であることから、炭素鋼製の継ぎ管部が破損する前に副配管部が変形して、押し下げ力を吸収することができる。
これにより洗車機用レール装置は、長い移動距離に対処し得る分断、接続形式でありながら、主配管部と継ぎ管部とを炭素鋼製とし、副配管部を銅製とした構成によって、その接続は破損などすることなく、容易に安定して行うことができるとともに、主配管部と継ぎ管部とを安価な炭素鋼製としたことで、副配管部を銅製にしながらも全体を安価に構成できることになる。
また上記した本発明の請求項2によると、不凍液供給配管に供給した所定温度の不凍液は、不凍液供給配管内を流動したのち終端(遊端)でUターンして不凍液回収管に流入でき、そして不凍液回収管内を逆方向に流動して回収することができる。
そして上記した本発明の請求項3によると、据え付け現場においては、まず所定の長さで製作した受けレールを敷設し、そして受けレール内に弾性受け体を配設したのち、この弾性受け体上に不凍液供給配管を組み立てて配設できる。さらにレール体の内面側を主配管部や副配管部に上方から圧接させるとともに、主配管部や副配管部の下部(下面)を弾性受け体に圧接させることで、この弾性受け体を弾性変形させた状態でレール体を配設できる。このとき、弾性受け体の弾性反発力によって、主配管部や副配管部の上面をレール体の内面側に好適な圧力(強い押し付け力)で圧接できる。また、炭素鋼製の継ぎ管部が破損される前に副配管部が変形して、押し下げ力を吸収するとき、その曲げ変形による押し付け力は弾性受け体の弾性変形によって緩和することができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を図1〜図7に基づいて説明する。
図5〜図7に示すように、洗車機9における門形の洗車機本体10は、複数個の輪体11を介して、床1側の床面1a上に敷設された左右一対(左右複数)の洗車機用レール装置30上に載置されており、走行駆動装置(図示せず。)の作動により前後方向Aの一定経路上で往復移動(往復走行)するように構成されている。洗車機本体10には、被洗浄車両(普通乗用車など)5の洗浄手段の一例として、第1洗浄水ノズル12と、第1洗剤ノズル13と、第2洗浄水ノズル14と、撥水コート剤ノズル15と、第2洗剤ノズル16と、ワックスノズル17とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで各ノズル12〜17は、たとえばアーチ状に構成されている。
そして洗車機本体10には、被洗浄車両5のブラッシング手段の一例として、サイドブラシ18やロッカーブラシ19やトップブラシ20が配設されている。さらに洗車機本体10には、被洗浄車両5の乾燥手段の一例として、昇降自在なトップノズル21、左右一対のサイドノズル22、ならびにトップノズル21にダクトホース23を介して接続された左右一対のトップ側ブロワ装置24、サイドノズル22にダクトホース25を介して接続された左右一対のサイド側ブロワ装置26が設けられる。
前記洗車機本体10における右側の縦枠部の前面には操作パネル27が設けられ、そして操作パネル27の裏面側には、各部の動作を司る制御装置28が設けられている。また洗車機本体10内の上部には車高センサ(図示せず。)が設けられている。
前述したように洗車機用レール装置30は、前後方向Aに移動自在な洗車機本体10を支持案内するものであって、図1〜図4に示すように、レール体31や受けレール32や不凍液供給配管35などによって構成されている。すなわちレール体31は、外面側に左右傾斜面31aを有する山型傾斜板部31Aと、この山型傾斜板部31Aの両端から下方へ伸びる縦板部31Bと、これら縦板部31Bの下端から直角状で外側へ伸びる横板部31Cとによって、断面山型状に形成されている。そして横板部31Cを介して床面1a上に敷設された状態で、床1側からのアンカーボルト2群を横板部31Cに作用させることによって固定されるように構成されている。なお輪体11は、左右傾斜面31aに嵌合するV溝部11aを形成したV型ローラ状に構成されている。
前記受けレール32は、底板部32Aと、この底板部32Aの両端から直角状で上方へ伸びる縦板部32Bとによって、断面凹型状に形成されている。その際に受けレール32は、その縦板部32Bの外側面間距離を前記レール体31における縦板部31Bの内側面間距離よりも少し短くするとともに、その縦板部32Bの高さをレール体31における縦板部31Bの高さよりも少し低くするなどして、レール体31の内面側に嵌め込み可能に形成されている。なお底板部32Aの上面側には、帯状ゴム材(弾性受け体の一例)33が受けレール32の長手方向に配設されている。
前記不凍液供給配管35は、レール体31の内面側、すなわちレール体31と帯状ゴム材33との間に配設されている。ここで不凍液供給配管35は、炭素鋼からなる主配管部36と、この主配管部36の接続側端部に溶接Yにより一体化された炭素鋼からなる継ぎ管部37と、この継ぎ管部37を差し込み接続自在として主配管部36間に位置された銅からなる副配管部38とにより構成されている。前記継ぎ管部37は、主配管部36の接続側端部に差し込み内嵌されるとともに溶接Yにより主配管部36に一体化される直管部分37Aと、副配管部38の端部に差し込み内嵌されることにより接続される台形円錐管部分37Bとにより形成されている。
ここで主配管部36の長さLに対して副配管部38の長さlは[L:l=7〜9:1]に、すなわち、たとえば主配管部36の長さLが3500〜4500mmに対して副配管部38の長さlは500mmとされている。さらに主配管部36の内径に対して副配管部38の内径は少し小さく(小径)されている。なお、不凍液供給配管35の終端、すなわち、主配管部36の遊端は蓋体36Aにより閉塞されている。そして不凍液供給配管35内には、可撓性の不凍液回収管39が配設されている。その際に不凍液回収管39の外径は、主配管部36や副配管部38の内径の半分位とされている。また不凍液回収管39の終端(遊端)は前記蓋体36Aの近くに位置され、以て不凍液供給配管35内を流動してきた不凍液Wを、Uターンさせて不凍液回収管39内で流動させるように構成されている。
なお、不凍液供給配管35の始端側と不凍液回収管39の終端側とは、不凍液供給手段40に接続されている。ここで不凍液供給手段40は、タンク、加熱装置、供給装置(ポンプ)などからなり、不凍液回収管39によりタンクに回収した不凍液Wを加熱装置によって所定温度に加熱したのち、供給装置によって不凍液供給配管35に供給するように構成されている。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
まず洗車機用レール装置30の敷設作業を説明する。製作工場においては、レール体31と受けレール32と主配管部36と副配管部38とが所定の長さで製作されており、さらに主配管部36の接続側端部には、継ぎ管部37が溶接Yにより一体化されている。このように所定の長さで製作されたレール体31、受けレール32、主配管部36、副配管部38などは、製作工場から据え付け現場まで何ら支障なく運搬し得る。
据え付け現場においては、図4(a)に示すように、まず受けレール32が床面1a上に敷設され、そして受けレール32内に帯状ゴム材33が配設されたのち、この帯状ゴム材33上に不凍液供給配管35が組み立てて配設される。その際に不凍液供給配管35の組み立ては、継ぎ管部37の台形円錐管部分37Bを副配管部38の端部に差し込み内嵌させ、以て継ぎ管部37を介して主配管部36と副配管部38とを接続することで行える。そして、このような接続作業の前後において、不凍液供給配管35の内部に不凍液回収管39が挿入される。
このようにして、受けレール32内に所期の長さの不凍液供給配管35を組み立てて配設したのち、これら受けレール32や不凍液供給配管35に対して上方から被せるようにレール体31を配設する。そして、床1側からのアンカーボルト2群を横板部31Cに作用させることで、図1、図3に示すようにレール体31を、横板部31Cを介して床面1a上に敷設し得る。すなわちアンカーボルト2群の締め付け力によって、山型傾斜板部31Aの左右傾斜内面31bを主配管部36や副配管部38に上方から圧接させるとともに、主配管部36や副配管部38の下部(下面)を帯状ゴム材33に圧接させることで、この帯状ゴム材33を弾性変形させた状態でレール体31を配設し得、以て洗車機用レール装置30を敷設し得る。このとき、帯状ゴム材33の弾性反発力によって、主配管部36や副配管部38の上面を山型傾斜板部31Aの左右傾斜内面31bに好適な圧力(強い押し付け力)で圧接し得る。
このようにして洗車機用レール装置30を敷設し得るのであるが、たとえば製作工場において、主配管部36の接続側端部に継ぎ管部37の直管部分37Aを差し込んで溶接Yにより一体化した際に、両者36,37間に少し(僅か)でも位置ずれ(角度ずれ)が生じていたとき、受けレール32内での組み立て姿勢は、たとえば図4(a)の右側に示すように、この継ぎ管部37の台形円錐管部分37Bを副配管部38の接続側端部に差し込んだ接続状態で、主配管部36は、継ぎ管部37側とは反対側の端部が大きく変位して、すなわち傾斜して(撓んで)位置することになる。
このように、主配管部36が傾斜した状態で受けレール32内に組み立てて配設した不凍液供給配管35に対して、前述したようにレール体31を上方から被せて、床1側からのアンカーボルト2群を作用させたとき、すなわちアンカーボルト2群の締め付け力によって山型傾斜板部31Aの左右傾斜内面31bを不凍液供給配管35に対して上方から圧接させたとき、まず左右傾斜内面31bが、傾斜変位している主配管部36の上位端に当接して押し下げ力を作用させることになる。
これにより、主配管部36に対する押し下げ力が継ぎ管部(継ぎ目)37の部分に作用しようとするが、このとき副配管部38が銅製であることから、炭素鋼製の継ぎ管部37が破損される前に副配管部38が変形して、押し下げ力を吸収することになる。すなわち、軟質(引張強さ)は、炭素鋼40MPaに対して銅24MPaと約1/2であり、そして伸びは、炭素鋼40%に対して銅55%であることなどから、副配管部38は、たとえば図4(b)に示すように、円弧状に曲げ変形して、押し下げ力を吸収することになる。さらに、このときの曲げ変形による押し付け力は帯状ゴム材33の弾性変形によって緩和し得る。
これにより洗車機用レール装置30は、長い移動距離に対処し得る分断、接続形式でありながら、主配管部36と継ぎ管部37とを炭素鋼製とし、副配管部38を銅製とした構成によって、その接続は破損などすることなく、容易に安定して行うことができるとともに、主配管部36と継ぎ管部37とを安価な炭素鋼製としたことで、副配管部38を銅製にしながらも全体を安価に構成できる。
次に洗車作業を説明する。すなわち洗車を行うに際して、まず被洗浄車両5を停車させた状態で運転者または作業者が操作パネル27を操作し、以て希望する一つの洗車コース(洗浄条件)を設定する。この状態で洗車スタートスイッチをオン操作することで、洗車機本体10を往復走行させながら、回転により拡がった各ブラシ18,19,20の接近離間動、洗浄水ノズル12,14を介しての水(洗浄水)の供給、洗剤ノズル13,16を介しての希釈した洗剤の供給、撥水コート剤ノズル15を介しての希釈した撥水コート剤の供給、ワックスノズル17を介しての希釈したワックスの供給、ならびに各ノズル21,22からの風の噴出(吹き付け)、などを適宜に組合せて作動させ、以て被洗浄車両5に対する所期の洗浄工程と乾燥工程とを行えることになる。このような洗車を遂行する際に、車高センサや適宜の検出手段により車高や車長などが検出され、制御装置28などを介して、前述した各作動部が好適に作動される。
このような洗車作業時や洗車作業停止時に、洗車機用レール装置30に不凍液Wが流動される。すなわち、不凍液供給手段40において、加熱装置によって所定温度に加熱した不凍液Wを供給装置によって不凍液供給配管35に供給する。この不凍液Wは、不凍液供給配管35内を流動し、不凍液回収管39の終端(遊端)でUターンして不凍液回収管39に流入し、そして不凍液回収管39内を逆方向に流動したのち、不凍液供給手段40のタンクに回収し得る。
前述したように不凍液Wが不凍液供給配管35内を流動しているときに、この不凍液Wの温度が、不凍液供給配管35から山型傾斜板部31Aへと伝達して、この山型傾斜板部31A、すなわちレール体31を加熱、昇温させる状態になり、以てレール体31の凍結などを防止し得る。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を図8に基づいて説明する。
すなわち、実施の形態1に対して不凍液回収管39が省略され、不凍液Wを、Uターンさせることなく不凍液供給配管35内で一方向に流動させる形式としている。
上記した実施の形態1では、洗浄手段と乾燥手段とを備えた洗車機本体10を前後方向Aに移動させるために支持案内する洗車機用レール装置30の形式が示されているが、これは、洗車機本体を、洗浄手段を備えた前部本体と、乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、これら前部本体と後部本体とを各別に移動させるために支持案内する洗車機用レール装置の形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、弾性受け体として、帯状ゴム材33を使用した形式が示されているが、これはばね板を使用した形式などであってもよい。
上記した実施の形態1、2では、受けレール32と帯状ゴム材(弾性受け体)33とを使用した形式が示されているが、これら受けレール32と帯状ゴム材33とのいずれか一方または両方が省略された形式などであってもよい。
本発明の実施の形態1を示し、洗車機用レール装置の一部切り欠き斜視図である。 同洗車機用レール装置を使用した洗車機の要部の一部切り欠き正面図である。 同洗車機用レール装置の縦断正面図である。 同洗車機用レール装置の敷設状態を示し、(a)はレール体を配設する前の一部切り欠き側面図、(b)はレール体を配設したときの一部切り欠き側面図である。 同洗車機用レール装置を使用した洗車機の側面図である。 同洗車機用レール装置を使用した洗車機の正面図である。 同洗車機用レール装置を使用した洗車機の平面図である。 本発明の実施の形態2を示し、洗車機用レール装置の敷設状態における一部切り欠き側面図である。
符号の説明
1a 床面
2 アンカーボルト
9 洗車機
10 洗車機本体
11 輪体
11a V溝部
30 洗車機用レール装置
31 レール体
31a 左右傾斜面
31b 左右傾斜内面
32 受けレール
33 帯状ゴム材(弾性受け体)
35 不凍液供給配管
36 主配管部
36A 蓋体
37 継ぎ管部
37A 直管部分
37B 台形円錐管部分
38 副配管部
39 不凍液回収管
40 不凍液供給手段
A 前後方向
Y 溶接
L 主配管部36の長さ
l 副配管部38の長さ
W 不凍液

Claims (3)

  1. 前後方向に移動自在な洗車機本体を支持案内する洗車機用レール装置であって、輪体を支持案内するレール体の内面側に不凍液供給配管を設け、この不凍液供給配管を、炭素鋼からなる主配管部と、この主配管部の接続側端部に溶接により一体化した炭素鋼からなる継ぎ管部と、この継ぎ管部を差し込み接続自在として主配管部間に位置された銅からなる副配管部とにより構成したことを特徴とする洗車機用レール装置。
  2. 不凍液供給配管内に不凍液回収管を配設したことを特徴とする請求項1記載の洗車機用レール装置。
  3. レール体を、上部に左右傾斜面を有する断面山型状に形成し、このレール体の内面側に断面凹型状の受けレールを嵌め込むとともに、受けレール内には弾性受け体を配設し、レール体と弾性受け体との間に不凍液供給配管を配設したことを特徴とする請求項1または2記載の洗車機用レール装置。
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