JP2007098220A - 塗装装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】気流の乱れを抑えることで塗装品質の低下などの不具合を防止する。
【解決手段】インクヘッド1は、ダイアフラム型の圧電素子と、多数のノズル7が設けられたノズル部材6と、扁平な矩形箱状に形成され圧電素子並びにノズル部材6を収納するケース1aとを有する。ノズル部材6の厚み寸法が長手方向に沿って徐々に小さくなっており、これによってノズル7の吐出口7aを含む面(ノズル部材6の下面X)が建築板Bの搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜させてある。すなわち、ノズル7の吐出口7aを含む面Xが建築板Bの搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜させてあるため、前方に向かうほど吐出口7aを含む面Xと建築板Bとの距離が広くなって気流の乱れを抑えることができ、その結果、気流の乱れによる塗装品質の低下などの不具合が防止できる。
【選択図】図1
【解決手段】インクヘッド1は、ダイアフラム型の圧電素子と、多数のノズル7が設けられたノズル部材6と、扁平な矩形箱状に形成され圧電素子並びにノズル部材6を収納するケース1aとを有する。ノズル部材6の厚み寸法が長手方向に沿って徐々に小さくなっており、これによってノズル7の吐出口7aを含む面(ノズル部材6の下面X)が建築板Bの搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜させてある。すなわち、ノズル7の吐出口7aを含む面Xが建築板Bの搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜させてあるため、前方に向かうほど吐出口7aを含む面Xと建築板Bとの距離が広くなって気流の乱れを抑えることができ、その結果、気流の乱れによる塗装品質の低下などの不具合が防止できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、建築板を塗装する塗装装置に関し、特に、塗料を塗装面に噴射して塗装するインクジェット方式の塗装装置に関するものである。
近年、建築板を塗装する塗装装置として、塗料(インク)を塗装面に噴射する、所謂インクジェット方式の塗装装置が普及してきている(例えば、特許文献1参照)。かかる塗装装置は、塗装面を上向きにして建築板を搬送する搬送手段と、建築板の塗装面に塗料を噴射する1乃至複数の塗料噴射手段とを備えており、搬送手段で搬送される建築板の塗装面に対して塗料噴射手段が所定の距離を保って対向配置されている。
塗料噴射手段は、例えば、開口部を有する基板上に該開口部を覆うように設けられた振動板層を具備し、振動板層上に設けられた圧電体層により振動板層を厚み方向に振動させることによって、開口部内にあるインクを開口部に連通するノズルを通してノズル先端の吐出口より外部へ吐出(噴射)させるものであって、圧電体層への通電を制御することでノズルから吐出(噴射)する塗料の噴射量や噴射のタイミングが調整される。
特開2005−74686号公報
ところで上記従来例においては、建築板の搬送に伴って塗料噴射手段のノズルと建築板(搬送手段)の間に気流が生じるが、その気流がノズルの先端部分で乱れてしまい、吐出口から噴射された塗料が塗装面の狙い通りの位置に着適しなくなって塗装品質が低下したり、あるいは気流で飛ばされた塗料がノズルの吐出口を塞いでしまう虞があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、気流の乱れを抑えることで塗装品質の低下などの不具合を防止した塗装装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、建築板を塗装する塗装装置であって、塗装面を上向きにして建築板を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路上に配置され建築板の塗装面に塗料を噴射する1乃至複数の塗料噴射手段とを備え、塗料噴射手段は、塗料を吐出するノズルを有し、該ノズルの吐出口を含む面が建築板の搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜していることを特徴とする。
請求項2の発明は、上記目的を達成するために、建築板を塗装する塗装装置であって、塗装面を上向きにして建築板を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路上に配置され建築板の塗装面に塗料を噴射する1乃至複数の塗料噴射手段とを備え、複数の塗料噴射手段は、建築板の搬送方向に対して前方に位置するものほど建築板との距離が拡がるように傾斜して配置されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、複数の塗料噴射手段は、建築板の搬送方向に対して前方に位置するものほど建築板との距離が拡がるように傾斜して配置されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、塗料が噴出するノズルの吐出口を含む面が建築板の搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜しているため、建築板の搬送に伴って塗料噴射手段と建築板の間に生じる気流の乱れを抑えることができ、その結果、塗装品質の低下などの不具合が防止できる。
請求項2の発明によれば、前方に位置する塗料噴射手段から噴射された塗料の一部が気流で飛ばされても、前方に位置する塗料噴射手段のノズルと建築板との距離が拡がっているために飛散した塗料がノズルに付着し難くなり、その結果、飛散した塗料によるノズルの目詰まりを低減することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、飛散した塗料によるノズルの目詰まりを低減することができる。
以下、図1〜図4を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に説明する。
図2は本実施形態の塗装装置の全体構成を示し、(a)は上方から見た概略構成図、(b)は側方から見た概略構成図である。ローラーコンベア40と2つのベルトコンベア41,41とで搬送手段が構成されており、ローラーコンベア40で搬送された建築板Bが、並行する2つのベルトコンベア41,41にそれぞれ載せ替えられる。ベルトコンベア41,41には、搬送方向並びに搬送方向に直交する方向(建築板Bの幅方向)で建築板Bを位置決めするための位置決め装置42が配置されており、位置決め装置42で位置決めされた建築板Bがベルトコンベア41,41により搬送され、その搬送経路に設置されている塗料噴射手段によって建築板Bの塗装面が塗装される。
塗料噴射手段たる30個のインクヘッド1がハウジング11に収納されて1つのヘッドユニット10が構成され(図3参照)、かかるヘッドユニット10が各ベルトコンベア41,41毎に4つずつ設けられている。これら4つのヘッドユニット10は各々異なる色の塗料を噴射するためのものであって、先頭から順番にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色用のヘッドユニット10が等間隔で一列に並べられている。但し、一方のベルトコンベア41上に配置される4つのヘッドユニット10と他方のベルトコンベア41上に配置される4つのヘッドユニット10とは前後方向に重ならないようにずらして配置されている(図2(a)参照)。なお、30個のインクヘッド1は、図3に示すように建築板Bの搬送方向に対して傾いた状態でハウジング2に収納されている。
インクヘッド1は、ダイアフラム型の圧電素子と、多数のノズル7が設けられたノズル部材6と、扁平な矩形箱状に形成され圧電素子並びにノズル部材6を収納するケース1aとを有し、図4に示すようにケース1aの下面に多数のノズル7の吐出口7aが露出している。圧電素子は、図1に示すように厚み方向に貫通する多数の開口部2aを有するシリコーン基板2と、シリコーン基板2の上面に設けられた金属製の振動板層3と、振動板層3の上面に設けられた圧電体層4と、圧電体層4の上面に設けられた電極層5とを具備している。そして、開口部2aとノズル7を対向させる形でシリコーン基板2の下面側にノズル部材6を接合することにより圧電素子とノズル部材6が結合される。金属製の振動板層3が下側の電極を兼ねており、振動板層3と電極層5との間に電圧を印加して圧電体層4を下向きに撓ませることによってシリコーン基板2の開口部2a内に収容されている塗料Zに圧力を加わえ、これにより開口部2aと対向するノズル7を通して塗料Zが吐出されるのである。図示例においては、ノズル部材6に対して、1列当たり等間隔に並ぶ98個のノズル7が4列設けられており、1つのインクヘッド1には合計392個(=98個×4)のノズル7が設けられている(図4参照)。
ここで本実施形態では、図1に示すようにノズル部材6の厚み寸法が長手方向に沿って徐々に小さくなっており、これによってノズル7の吐出口7aを含む面(ノズル部材6の下面X)が建築板Bの搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜させてある。すなわち、建築板Bの搬送に伴ってインクヘッド1のノズル7と建築板Bの間に生じる気流はノズル7の先端部分で乱れ易いが、本実施形態ではノズル7の吐出口7aを含む面(ノズル部材6の下面X)が建築板Bの搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜させてあるため、傾斜させていない場合に比べて、前方に向かうほど吐出口7aを含む面Xと建築板Bとの距離が広くなって気流の乱れを抑えることができる。その結果、気流の乱れによる塗装品質の低下などの不具合が防止できるのである。
ところで、ノズル7から噴射されて建築板Bの塗装面に着適した塗料の一部が塗装面で跳ね返って飛散し、飛散した塗料が前記気流によって前方へ運ばれて他のノズル7の吐出口7aに付着するとノズル7の目詰まりが発生する。このようなノズル7の目詰まりを低減するため、図5に示すように建築板Bの搬送方向に対して前方に位置するヘッドユニット10ほど建築板Bとの距離が拡がるように複数のヘッドユニット10を傾斜して配置することが望ましい。つまり、前方に位置するヘッドユニット10のノズル7と建築板Bとの距離が拡がっているために飛散した塗料がノズル7に付着し難くなり、その結果、飛散した塗料によるノズル7の目詰まりを低減することができるのである。
1 インクヘッド
2 シリコーン基板
2a 開口部
3 振動板層
4 圧電体層
5 電極層
6 ノズル部材
7 ノズル
7a 吐出口
2 シリコーン基板
2a 開口部
3 振動板層
4 圧電体層
5 電極層
6 ノズル部材
7 ノズル
7a 吐出口
Claims (3)
- 建築板を塗装する塗装装置であって、塗装面を上向きにして建築板を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路上に配置され建築板の塗装面に塗料を噴射する1乃至複数の塗料噴射手段とを備え、塗料噴射手段は、塗料を吐出する1乃至複数のノズルを有し、該ノズルの吐出口を含む面が建築板の搬送方向に対して前方に向かって上向きに傾斜していることを特徴とする塗装装置。
- 建築板を塗装する塗装装置であって、塗装面を上向きにして建築板を搬送する搬送手段と、搬送手段の搬送経路上に配置され建築板の塗装面に塗料を噴射する1乃至複数の塗料噴射手段とを備え、複数の塗料噴射手段は、建築板の搬送方向に対して前方に位置するものほど建築板との距離が拡がるように傾斜して配置されることを特徴とする塗装装置。
- 複数の塗料噴射手段は、建築板の搬送方向に対して前方に位置するものほど建築板との距離が拡がるように傾斜して配置されることを特徴とする請求項1記載の塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288773A JP2007098220A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288773A JP2007098220A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 塗装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007098220A true JP2007098220A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38025688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005288773A Withdrawn JP2007098220A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007098220A (ja) |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005288773A patent/JP2007098220A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |