JP2007098049A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常遊技時及び特別遊技時の双方において、新たな表示形態を盛り込むことにより遊技者の遊技への没入感を高め、遊技の高い趣向性を実現することを可能とする。
【解決手段】回転ドラム装置141は、例えば2つの回転体である回転ドラム142,143を一組として構成されており、装飾図柄表示装置107に隣接して設けられている。各回転ドラム142,143は、図1の上下方向を同軸の回転軸とされており、それぞれ協働して、或いは別個に正方向及び逆方向に回転自在とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通常遊技中やいわゆる「大当たり」の特別遊技中において様々な演出表示を行う遊技機に関する。
従来から、遊技球の始動入賞口への入賞に基づいて、特別図柄を特別図柄表示装置に可変表示させ、その可変表示させた特別図柄の停止図柄が所定の図柄である場合に限り、大当たりとなり、特別遊技を実行する方式のパチンコ機(いわゆる第1種パチンコ機)がある。このようなパチンコ機では、通常遊技中や大当たりの特別遊技中において、遊技者の目を引くように、装飾図柄表示装置に各遊技に応じた様々な演出表示が行われる。
上記した演出表示の一例として、特別遊技中において、遊技者の操作によりミニゲームを実行し、ゲームの進行状態を装飾図柄表示装置の所定部位に表示する演出を行うパチンコ機が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−131142号公報
上記したミニゲームのようないわゆる遊技者参加タイプの演出をパチンコ機に盛り込むことにより、以前のパチンコ機種では単調に進めるのみであった特別遊技をバラエティに富んだ趣向性の高い遊技を実現することができる。
しかしながら、パチンコ機の多岐に亘る様々な演出機能が開発される昨今では、遊技者は更に目新しく娯楽性に富んだ演出を望む傾向にあり、遊技者の関心を引き付け、遊技への没入感を高める新たな演出が模索されている現況にある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、通常遊技時及び特別遊技時の双方において、新たな表示形態を盛り込むことにより遊技者の遊技への没入感を高め、遊技の高い趣向性を実現することを可能とする遊技機を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1に記載の遊技機は、変動する図柄を表示する表示手段と、遊技中に所期の回転動作を行う少なくとも1つの回転体と、前記回転体の前記回転動作を制御する回転体制御手段と、遊技者の操作により、前記回転体制御手段による前記回転動作の制御に前記操作に対応した変化を与える回転体操作手段とを含み構成される。
かかる構成では、装飾図柄表示装置とは別体の表示手段として回転体を設けることにより、液晶ディスプレイ画像やプラズマディスプレイ画像等の表示形態により表示を行う装飾図柄表示装置とは異なる表示形態で各種の表示を行うことができる。遊技者は回転体操作手段を用いて回転体に所期の操作を与えることができ、新たな遊技者参加型の遊技形態が実現する。この回転体を新たな表示形態として盛り込むことにより遊技者の遊技への没入感を高め、遊技の高い趣向性を実現することが可能となる。
この回転体は、主に遊技における演出に供されるものであり、例えば装飾図柄表示装置による表示と連関させて遊技者の興味を惹く様々な演出を行うことができる。
請求項2に記載の遊技機では、複数の前記回転体を備え、前記回転体制御手段は、前記各回転体の前記回転動作をそれぞれ独立に制御する。
かかる構成では、各回転体を協働させ、或いは各々別個に動作させることにより、極めてバラエティに富んだ表示を行うことができる。
請求項3に記載の遊技機では、遊技球の始動入賞口への入賞を契機とした抽選により大当たりに当選した場合に実行される特別遊技時において、前記回転体制御手段は、遊技者による前記回転体操作手段の操作に連動して前記回転体を停止させる第1の機能を有している。
かかる構成では、遊技者は回転体を所期の状態(位置)で停止させるべく、自身の決定に基づき前記回転体を操作することができ、遊技者の遊技への没入感を更に高めることができる。
この第1の機能は、例えば「大当たり」に当選した場合の特別遊技中において、当該大当たりが更に次回の遊技で遊技者に有利な「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面で発現する。この構成により、一般的に遊技者が受身姿勢で臨む特別遊技を能動的に行うことができ、遊技者は退屈感を覚えることなく更に高い趣向性をもって遊技に参加することが可能となる。
請求項4に記載の遊技機では、前記回転体制御手段は、前記回転体を正方向及び逆方向に回転制御自在であり、遊技者による前記回転体操作手段の操作に連動して、前記回転体の回転方向に抗して逆回転方向に前記回転体を動作させる第2の機能を有している。
かかる構成では、例えば一定時間内に遊技者が回転体操作手段を規定回数以上操作(例えばボタンの押下)されれば、逆回転方向の所定位置で回転体を停止させて所期の表示がなされる。これに対して、規定回数以上の操作がなされなければ、回転体は遊技者の意に反する正回転方向の所期の表示がなされる。この構成により、遊技者は所期の表示をさせるべく装置側と回転体を介して言わば「綱引き」の如き引き合い遊技を行うことができる。
この第2の機能は、第1の機能と同様に、例えば「大当たり」に当選した場合の特別遊技中において、当該大当たりが更に次回の遊技で遊技者に有利な「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面で発現する。この構成により、一般的に遊技者が受身姿勢で臨む特別遊技を能動的に行うことができ、遊技者は退屈感を覚えることなく更に高い趣向性をもって遊技に参加することが可能となる。
本発明の遊技機によれば、通常遊技時及び特別遊技時の双方において、新たな表示形態を盛り込むことにより遊技者の遊技への没入感を高め、遊技の高い趣向性を実現することが可能となる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、遊技機の一例として、いわゆる第一種パチンコ機(以下、パチンコ機と略称する)を例に挙げて説明する。
(パチンコ機100)
図1は、本実施形態のパチンコ機の外観構成の一例を示す正面図である。
図1において、パチンコ機(遊技機)100は、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)と、遊技盤を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
遊技盤には、複数の釘101、風車102a、102b、普通図柄作動ゲート103、普通電動役物104、センター飾り部品105、特別図柄表示装置106、装飾図柄表示装置107、普通図柄表示装置108、回転ドラム装置141、外レール110、及び内レール109などが遊技部品として設けられている。また、遊技盤には、一般入賞口111、始動入賞口112、大入賞口113、及びアウト口114が形成されている。
内レール109と外レール110は、発射された遊技球を、遊技領域115へ案内するためのものである。
釘101や、風車102a、102bは、遊技領域115の所定の位置に設けられており、例えば、遊技領域115に入って図1の上から下に向けて移動する遊技球の動きを不規則にしたり、一般入賞口111、始動入賞口112、及び大入賞口113への遊技球の入賞や、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を調整したりする。
特別図柄表示装置106は、内レール109の側方に設けられており、例えば、特別図柄を表示する7セグメントLED116と、遊技球の始動入賞口112への入賞数を表示する4つのLED117とを備えて構成されている。ここで、特別図柄とは、遊技球の始動入賞口112への入賞を契機として行われる抽選の結果に応じて、「大当たり」を発生させるか否かを示すための図柄である。以下、遊技球の始動入賞口112への入賞を契機として開始される遊技を特別図柄遊技と言う。特別図柄遊技は、通常遊技及び「大当たり」が発生した後の特別遊技からなる。
本実施形態では、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づいて、7セグメントLED116を発光させて、「大当たり」に対応する特別図柄である「3」及び「7」と、「ハズレ」に対応する特別図柄である「−」とを変動表示させた後に、これら3種類の特別図柄のうちの1つを停止表示させるようにしている。
また、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の保留数を表示する4つのLED117は、始動入賞口112に遊技球が入賞する度に順次発光し、また、特別図柄の変動表示を開始する際に順次消灯する。すなわち、前記保留数の上限値に対応する4つのLED117の発光数により、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の現在の保留数を遊技者に報知する。このように、本実施形態では、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の保留数の上限値を4つとしている。そして、この保留数が4つである場合に始動入賞口112に遊技球が入賞した場合には、その遊技球の入賞に基づく抽選を行わずに、始動入賞口112への入賞に対応する数の賞球のみを行うようにしている。
装飾図柄表示装置107は、遊技者に視認されやすいように、遊技領域115のほぼ中央位置に設けられており、例えば、装飾図柄などを表示する液晶表示装置を備えて構成されている。この装飾図柄表示装置107は、横一列に表示される3つの装飾図柄を、装飾図柄表示装置107の表示画面118内の装飾図柄表示領域118a〜118cに表示する。ここで、装飾図柄とは、前記抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。
本実施形態では、装飾図柄表示領域118a〜118cに、装飾図柄として、例えば「0」〜「9」、及び「A」〜「F」を、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」の順番で、図1の上から下に向けて変動表示させた後に、「0」〜「9」、及び「A」〜「F」の何れか1つを装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示させるようにしている。そして、装飾図柄表示領域118a〜118cに、特定の装飾図柄の組み合わせが停止表示した場合に、「大当たり」としている。一方、装飾図柄表示領域118a〜118cに停止表示された装飾図柄の組み合わせが、前記特定の装飾図柄の組み合わせの何れにも該当しない場合には、「ハズレ」としている。
なお、本実施形態では、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄と、装飾図柄表示装置107に停止表示される装飾図柄とが意味する内容を一致させるようにしている。例えば、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄が「大当たり」を示すものであるならば、装飾図柄表示装置107に停止表示される装飾図柄も「大当たり」を示すものになるようにしている(すなわち、前記特定の装飾図柄の組み合わせになるようにしている)。
以上のように、本実施形態では、特別図柄と装飾図柄とを連動して表示させるようにして、遊技の結果を表示する際に、矛盾が生じないようにしている。
また、装飾図柄表示装置107は、装飾図柄だけでなく、装飾図柄の背景となる背景画像や、大当たりの期待感を遊技者に与えるようにするためのキャラクタ画像などの付随画像も表示する。付随画像としては静止画像及び動画像の一方、または双方(例えば、静止した背景画像内でキャラクタ画像が変動する場合など)が表示可能である。具体的に、装飾図柄表示装置107は、装飾図柄表示領域118a〜118cに装飾図柄を変動表示させるとともに、背景画像やキャラクタ画像(双方の場合もある)などの付随画像を表示させる。その後、装飾図柄表示領域118a、118cに同じ装飾図柄を停止表示させ、いわゆるリーチ状態を形成した場合、リーチ状態時のために用意された付随画像に切り換えて、「大当たり」への期待感を遊技者に与えた後に、変動中の残りの装飾図柄を装飾図柄表示領域118bに停止表示させる。このように、装飾図柄表示装置107は、「大当たり」への期待感を遊技者に与えられるように、様々な表示(演出)を行う。また、装飾図柄表示装置107は、遊技球の始動入賞口112への入賞数を表示し、始動入賞口112への現在の入賞数を遊技者に報知するようにしてもよい。
回転ドラム装置141は、例えば2つの回転体である回転ドラム142,143を一組として構成されており、装飾図柄表示装置107に隣接して設けられている。各回転ドラム142,143は、図1の上下方向を同軸の回転軸とされており、それぞれ協働して、或いは別個に正方向及び逆方向に回転自在とされている。各回転ドラム142,143の回転中心部には、それぞれステッピングモータが連結されており、このステッピングモータの駆動制御によって、各回転ドラム142,143の所期の回転動作が実現される。
回転ドラム装置141の正面には表示窓144が設けられており、この表示窓144から各回転ドラム142,143の表示面が視認される。各回転ドラム142,143の表面には所期の図柄が描かれており、停止した位置の図柄が表示窓144を通して表示するように構成されている。
回転ドラム142,143の回転態様としては、例えば以下のものがある。
(1)通常パターン(基本動作パターン)
通常パターンは、各回転ドラム142,143を、装飾図柄表示装置107の図柄変動に準じて一定速度で回転させた後、停止させる回転態様であり、回転方向としては正回転方向(例えば反時計回り方向)である。本実施形態では、この通常パターンは、例えば装飾図柄がリーチ状態であり、装飾図柄表示装置107に所定のリーチ画像が表示されるときに、当該リーチ画像表示に連動して発現する。
(2)強制引込みパターン
強制引込みパターンは、各回転ドラム142,143の停止可能位置の基準範囲内、例えば後述する操作スイッチ132が押下された瞬間の表示位置から所定回転角度以内において、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合に、各回転ドラム142,143の表示面が所期の表示となるように強制的に引き込むように各回転ドラム142,143を停止制御する回転態様である。本実施形態では、この強制引込みパターンは、例えば「大当たり」に当選した場合の特別遊技中において、当該大当たりが更に次回の遊技で遊技者に有利な「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面で発現する。具体的には、「確率変動」であることを明示する表示位置から所定回転角度以内において、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合には、強制引込み制御がなされて次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示が行われる。これに対して、「確率変動」であることを明示する表示位置から所定回転角度以上離れた位置で、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合には、次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示では停止せず、他の表示がなされる(次回の遊技が「確率変動」ではないことを明示する表示がなされる場合もある。)。
(3)逆回転パターン
上記の通常パターンでは、各回転ドラム142,143を正回転方向(例えば反時計回り方向)に回転させるが、逆回転パターンでは、この回転方向を逆方向(時計回り方向)とする回転態様である。本実施形態では、この逆回転パターンは、通常パターンと同様に、装飾図柄表示装置107に所定のリーチ画像が表示されるときに、当該リーチ画像表示に連動して発現する場合と、強制引込みパターンと同様に、特別遊技中において、後述する「綱引きパターン」の発現に伴って、当該大当たりが「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面とにおいて発現する。
(4)全回転パターン
全回転パターンは、各回転ドラム142,143を協働させて、両者を一体として回転させる回転態様である。この全回転パターンは、通常パターンと同様に、例えば装飾図柄表示装置107に所定のリーチ画像が表示されるときに、当該リーチ画像表示に連動して発現する。
(5)綱引きパターン
綱引きパターンは、遊技者が所期の表示をさせるべく装置側と各回転ドラム142,143を介して言わば「綱引き」の如き引き合い遊技(装置側では各回転ドラム142,143を正回転方向に回転させようとするのに対して、遊技者が逆回転方向に回転させようとする遊技)を行う回転態様である。本実施形態では、この逆回転パターンは、強制引込みパターンと同様に、特別遊技中において、後述する「綱引きパターン」の発現に伴って、当該大当たりが「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面において発現する。具体的には、例えば一定時間(10秒間等)内に遊技者が後述する操作スイッチ132を規定回数以上押下すれば(できれば)、逆回転方向の所定位置で各回転ドラム142,143を停止させて所期の表示、ここでは次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示がなされる。これに対して、規定回数以上の操作がなされなければ(できなければ)、各回転ドラム142,143は遊技者の意に反する正回転方向の所期の表示、ここでは「確率変動」以外の他の表示がなされる(次回の遊技が「確率変動」ではないことを明示する表示がなされる場合もある。)。
本実施形態では、遊技者が回転ドラム装置141に所定の操作を与えるための手段である操作スイッチ132が、例えば球皿128aの下方に設けられている。
操作スイッチ132は、遊技者の操作により、後述する回転体制御部による回転ドラム装置141の回転動作の制御に当該操作に対応した変化を与えるものである。操作スイッチ132は、特別遊技中において、各回転ドラム142,143に強制引込みパターン又は綱引きパターンが発現した場合に、次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示で停止させるべく操作される。具体的に、操作スイッチ132の操作形態には、強制引込みパターン時において上記の表示で停止させようとする操作である目押し操作と、綱引きパターン時において一定時間内に規定回数押下すべく行われる連打操作とがある。その他、各回転ドラム142,143の通常回転時に、所定の演出を行うべく遊技者に操作スイッチ132の押下操作を促す場合にも適用可能である。
装飾図柄表示装置107の下方には、普通電動役物104が設けられている。この普通電動役物104は、始動入賞口112へ遊技球を案内するために開閉動作する。
この普通電動役物104の下方には、大入賞口113が形成されている。この大入賞口113は、「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に、大入賞口扉120が倒伏して開放する。本実施形態では、特別遊技において、最大15回の単位遊技が実行されるようにしている。具体的に説明すると、単位遊技を行っている最中に、大入賞口113に形成されている特定領域(いわゆるVゾーン)121を、遊技球が通過すると、次の単位遊技に移行することが可能になるようにして、最大15回の単位遊技が実行されるようにしている。なお、本実施形態では、大入賞口113に特定領域121を形成するようにしたが、必ずしも特定領域121を形成する必要はない。この場合には、特別遊技に移行すると、15回の単位遊技を実行することが保証されることになる。
センター飾り部品105は、半透明の部分を含む成形品であり、装飾図柄表示装置107の周囲に設けられている。このセンター飾り部品105は、装飾図柄表示装置107を保護したり、パチンコ機100を装飾したりするなどの役割を果たす。また、図1に示したパチンコ機100においては、センター飾り部品105の上部に形成されたスルー部105aに入った遊技球が、センター飾り部品105内を経由して、センター飾り部品105の下部に形成されたステージ105bまで移動するような流路が形成されるようにしている。
普通図柄作動ゲート103は、普通電動役物104と内レール109との間に設けられており、例えば、普通図柄作動ゲート103内を遊技球が上から下へ向けて通過することが可能なように構成されている。
普通図柄表示装置108は、普通電動役物104を介して普通図柄作動ゲート103と対向する位置に設けられており、例えば、普通図柄を表示する7セグメントLED122と、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123とを備えて構成されている。ここで、普通図柄とは、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過を契機として行われる抽選の結果に応じて、普通電動役物104を開放させるか否かを示すための図柄である。
普通図柄表示装置108は、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過に基づいて、7セグメントLED122を発光させて、普通図柄として例えば「7」及び「−」を交互に変動表示させた後に、「7」又は「−」の何れかを停止表示させる。そして、「7」が停止表示された場合に、「当たり」とし、普通電動役物104を開放させる。一方、「−」が停止表示された場合には、「ハズレ」とし、普通電動役物104を開放させない。
また、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123は、普通図柄作動ゲート103を遊技球が通過する度に順次発光し、また、普通図柄の変動表示を開始する際に順次消灯する。すなわち、4つのLED123の発光数により、普通図柄作動ゲート103の通過数を遊技者に報知する。
一般入賞口111は、普通図柄作動ゲート103と、内レール109との間に設けられており、この一般入賞口111に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が払い出される。
アウト口114は、遊技領域115の最下部に設けられており、始動入賞口112、一般入賞口111、及び大入賞口113の何れにも入賞しなかった遊技球を回収する。なお、回収された遊技球は、パチンコ機100の外部に放出される。
遊技機枠は、外枠124、前枠125、透明板126、扉127、及び球皿ユニット128を備えている。
外枠124は、開口部分を有し、パチンコ機100を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠125は、外枠124の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ機構などにより、外枠124へ開閉自在となるように取り付けられる。
また、前枠125は、遊技球を発射させるための機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構や、遊技球を誘導又は回収するための機構などを有する。さらに、前枠125の周縁部には、遊技の状態に応じて点灯する遊技効果ランプなどの電飾部品130a〜130dが設けられている。
透明板126は、遊技盤を保護するためのものであり、例えば透明なガラス板である。遊技者は、この透明板126を介して、遊技盤の遊技領域115を透視しながら遊技を行う。
扉127は、透明板126を支持するためのものであり、ヒンジ機構などにより、前枠125へ開閉自在となるように取り付けられる。
球皿ユニット128は、前枠125の下方に設けられており、遊技球(貸球及び賞球)を一定量貯留する球皿128a、遊技球を貯留するための機構、前記遊技球を発射させるための機構に遊技球を送り出すための機構、貯留中の遊技球を出球収容箱(いわゆるドル箱)に抜き出すための球抜き機構、発射ハンドル131、及び選択スイッチ132などを有する。
なお、本実施形態のパチンコ機100では、前記球抜き機構として、押しボタン式のものを採用している。具体的に説明すると、弾抜きボタン128bが遊技者により押されると、球皿128aの底面の一部が開口し、球皿128aに貯留中の遊技球が外部に放出されるようにしている。
発射ハンドル131は、遊技球を遊技領域115に向けて発射させる際に遊技者により操作される。遊技者が発射ハンドル131を回動操作すると、回動角度に応じた速度で、遊技球が、内レール109及び外レール110により案内されて遊技領域115に向けて発射される。
また、球抜き機構128bの両側方には、効果音を再生出力するスピーカ133が設けられている。
(遊技の概要)
ここで、パチンコ機100における遊技の概要について説明する。
まず、貸し出された遊技球(貸球)が球皿128aに置かれた状態で、遊技者が、発射ハンドル131を、図1に向かって時計回りの方向に回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている釘101や風車102などに衝突して、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
そして、遊技球が、始動入賞口112に入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が球皿128aに払い出されるとともに、特別図柄表示装置106と装飾図柄表示装置107が、装飾図柄の変動表示及び付随画像の表示を開始する。その後、特別図柄表示装置106に所定の特別図柄が停止表示するとともに、装飾図柄表示装置107に所定の装飾図柄の組み合わせ(例えば同じ装飾図柄)が停止表示すると、「大当たり」となり、通常遊技から特別遊技に遊技が移行する。なお、後述するように、本実施形態では、例えば通常遊技におけるリーチ状態時等の装飾図柄の変動表示時間が比較的長い場合において、画面切り換えコマンドによって選択画面に切り換わり、当該選択画面の表示に基づいてそれぞれ複数の付随画像のうちの1つを遊技者が選択することができる。
特別遊技では、大入賞口扉120が倒伏して、大入賞口113が開放する。この開放した大入賞口113に遊技球が入賞する度に、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される。そして、本実施形態では、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に特定個数の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120が起立して、大入賞口113が閉鎖する。なお、以下の説明では、前記特定個数が10個の場合、すなわち、大入賞口113が29.5秒開放するか、又は大入賞口113に10個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120を起立させるようにする場合を例に挙げて説明する。
なお、以上のようにして大入賞口113が開放している間に、大入賞口113内に形成されている特定領域(いわゆるVゾーン)に遊技球が通過した場合には、大入賞口113が再度開放する。本実施形態では、このような大入賞口113の開閉動作が最大15回行われるようにしている。すなわち、前述したように、特別遊技においては、単位遊技が最大15回行われるようにしている。
このように、特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
また、遊技球が、普通図柄作動ゲート103を通過すると、普通図柄表示装置108(7セグメントLED122)が普通図柄の変動表示を開始する。その後、普通図柄表示装置108(7セグメントLED122)に所定の普通図柄(本実施形態では「7」)が停止表示すると、普通電動役物104が開閉動作を行う。普通電動役物104が開放すると、始動入賞口の上方にある釘(いわゆる命釘)の間を通過しなくても、遊技球が始動入賞口112に入賞することが可能になる。
また、停止表示した特別図柄に応じて、特別遊技の実行後に、「確率変動モード」又は「時短モード」の何れかのモードに移行するようにしている。また、この停止表示した特別図柄に対応して停止表示される装飾図柄の組み合わせにより、「確率変動モード」又は「時短モード」の何れのモードに移行するのかを遊技者に報知するようにしている。
具体例を説明すると、本実施形態では、特別図柄として「1,3,5,7」が、特別図柄表示装置106に停止表示された場合に、「確率変動モード」に移行する。また、装飾図柄の組み合わせとして「111」、「333」、「555」、「777」、「999」、「AAA」、「CCC」、又は「EEE」を装飾図柄表示装置107に停止表示させることにより、「確率変動モード」に移行することを遊技者に報知する。
一方、特別図柄として「0,2,4,6」が、特別図柄表示装置106に停止表示された場合には、「時短モード」に移行する。また、装飾図柄の組み合わせとして「000」、「222」、「444」、「666」、「888」、「BBB」、「DDD」、又は「FFF」を装飾図柄表示装置107に停止表示させることにより、「時短モード」に移行することを遊技者に報知する。
ここで、「確率変動モード」とは、「大当たり」して、特別遊技が実行された後に、通常遊技よりも「大当たり」になる確率が高くなる状態を形成するようにするモードである。また、この「確率変動モード」では、特別遊技の実行後、次の特別遊技が開始するまでの間、普通電動役物104の動作を通常遊技のときと異ならせて、始動入賞口112に遊技球が入賞しやすい状態を形成するようにもしている。
一方、「時短モード」とは、「大当たり」して、特別遊技が実行された後、例えば100回の特別図柄変動に関する遊技が実行されるまで、普通電動役物104の動作を通常遊技と異ならせて、遊技球が始動入賞口112に入賞しやすい状態を形成し、前記所定の回数の遊技が実行されると通常遊技に戻るモードをいう。
以上のように、特別遊技の実行後に「確率変動モード」に移行した場合には、次の特別遊技が開始するまで、持ち球を可及的に減らさないようにすることができる。また、「時短モード」に移行した場合でも、特別遊技の実行後、暫くの間は、持ち球を可及的に減らさないようにすることができる。
なお、遊技球が、一般入賞口111に入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が球皿128aに払い出される。また、遊技球が何れの入賞口にも入賞しなかった場合には、遊技球は、アウト口114に流入する。
(システム構成)
次に、パチンコ機100の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、パチンコ機100のシステム構成の一例を示すブロック図である。
パチンコ機100の筐体内部には、メイン制御基板201、並びにこのメイン制御基板201に接続されたサブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、受電基板207、及び電飾基板208などが配置されている。
(メイン制御基板201)
メイン制御基板201には、メインCPU201a、ROM201b、RAM201c、及びインタフェース回路(I/F回路)201dが設けられており、これらはバス201eを介して互いに接続されている。
メインCPU201aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU201aは、ROM201bに記憶されているプログラム及びデータなどを読み出し、これらに基づいてパチンコ機100全体の制御を行う。
ROM201bには、メインCPU201aが、後述する図5〜図9に示す処理、及びその他の遊技の制御を行うのに必要なプログラム及びデータなどが記憶されている。また、RAM201cは、メインCPU201aが各種の制御を行うときのワークエリアなどとして用いられ、データなどを一時的に記憶する。
I/F回路201dは、メイン制御基板201と、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、及び払出制御基板206との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。ただし、メイン制御基板201とサブ制御基板202との間では、メイン制御基板201からサブ制御基板202への信号の送信は行われるが、サブ制御基板202からメイン制御基板201への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
また、I/F回路201dは、パチンコ機100の筐体内部に配置されている電源装置209から、受電基板207を介して所定の電力の供給を受ける。この電力によりメイン制御基板201は後述する各種の処理を行うことが可能になる。
(サブ制御基板202)
サブ制御基板202には、サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、ビデオRAM202f、音源回路202g、アンプ202h、及びインタフェース回路(I/F回路)202iが設けられている。サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、音源回路202g、及びI/F回路202iは、バス202jを介して互いに接続されている。また、画像データROM202e及びビデオRAM202fは、画像制御プロセッサ202dに接続されており、アンプ202hは、音源回路202gに接続されている。さらに、I/F回路202iには、電飾基板208が接続されている。
サブCPU202aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU202aは、ROM202bに記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板202全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。
ROM202bには、サブCPU202aが、後述する図10及び図11に示す処理、及びその他の遊技中の演出を実行するのに必要なプログラム及びデータなどが記憶されている。また、RAM202cは、サブCPU202aが各種の制御を行うときのワークエリアなどとして用いられ、データなどを一時的に記憶する。
なお、ROM202b及びRAM202cとしては、それぞれメイン制御基板201に設けられたROM201b及びRAM201cと同一のものを用いてもよいが、これらよりも容量の大きいものを用いるのが好ましい。
装飾図柄表示装置107は、液晶表示装置を備えて構成され、画像制御プロセッサ202dに接続されている。画像データROM202eには、装飾図柄表示装置107に表示されるキャラクタ、文字、及び背景などの画像データが記憶されている。
また、回転ドラム装置141は、バス202jに接続されている。
また、ビデオRAM202fは、装飾図柄表示装置107に表示しようとする画像を、画像制御プロセッサ202dが作成するときに用いられるメモリである。画像データROM202eから読み出された画像データは、ビデオRAM202fに展開され、展開された画像データに基づく画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。なお、液晶表示装置の代わりに、例えばプラズマディスプレイなどを用いて装飾図柄表示装置107を構成するようにしてもよいということは言うまでもない。
音源回路202gは、遊技の演出に応じた音声信号を生成するためのものであり、アンプ202hに接続されている。音源回路202gで生成された音声信号に基づく音声は、アンプ202hで増幅され、スピーカ133から出力される。
さらに、本実施形態では、演出用周辺機器として、装飾図柄表示装置107やスピーカ133の他に、遊技の状態に応じて点灯又は消灯する電飾部品130が設けられている。電飾部品130としては、例えば、リーチ状態が形成された場合に点灯する電飾部品(LED)、特別遊技の実行中に点灯する電飾部品(LED)、賞球時に点灯する電飾部品(LED)などが挙げられる。
なお、これらの演出用周辺機器は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出の出力を行うものであり、サブ制御基板202によってのみ制御され、メイン制御基板201によっては制御されない。
I/F回路202iは、メイン制御基板201からの信号の受信の際に、タイミングの制御などを行う。また、I/F回路202iは、操作スイッチ132の操作を検出し、その検出信号をサブCPU202aに送信する。これにより、サブCPU202aは、操作スイッチ132の操作内容を認識する。
なお、前述したように、メイン制御基板201からサブ制御基板202への信号の送信は行われるが、サブ制御基板202からメイン制御基板201への信号の送信は行われない。また、I/F回路202iは、パチンコ機100の筐体内部に配置されている電源装置209から、受電基板207を介して所定の電力の供給を受ける。この電力によりサブ制御基板202は後述する各種の処理を行うことが可能になる。
(電飾基板208)
電飾基板208には、前述した電飾部品130が接続されており、パチンコ機100の筐体内部に配置されている電源装置209から供給された電力を、電飾部品に出力する。これにより、電飾部品130は、点灯又は消灯を行う。
(入賞口基板203)
入賞口基板203には、始動入賞口112への遊技球の入賞を検出する始動入賞口スイッチ210と、普通図柄作動ゲート114への遊技球の通過を検出する普通図柄作動ゲートスイッチ211と、一般入賞口111への遊技球の入賞を検出する一般入賞口スイッチ212と、大入賞口113への遊技球の入賞を検出する大入賞口スイッチ213と、大入賞口113内に形成されている特定領域121への遊技球の通過を検出する特定領域検出スイッチ214とが接続されている。
入賞口基板203は、これら始動入賞口スイッチ210、普通図柄作動ゲートスイッチ211、一般入賞口スイッチ212、大入賞口スイッチ213、及び特定領域検出スイッチ214から送信された信号に基づいて、遊技球がどの領域を通過したのかを識別し、識別した結果を示す遊技球通過信号をメイン制御基板201に送信する。
さらに、入賞口基板203には、普通電動役物104を開放させるための普通電動役物ソレノイド215と、大入賞口113を開放させるための大入賞口ソレノイド216と、大入賞口113内での遊技球の動きを制御するための特定領域ソレノイド217とが接続されている。具体的に、特定領域ソレノイド217は、特定領域検出スイッチ214により特定領域121への遊技球の通過が検出されるまでは特定領域への遊技球の通過が容易になる状態にし、特定領域121への遊技球の通過が検出されると特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除する。
入賞口基板203は、後述するようにしてメイン制御基板201から普通電動役物開放指示信号を入力すると、普通電動役物104を駆動させるための電流を普通電動役物ソレノイド215に出力する。これにより、普通電動役物104が開閉動作を行う。
また、入賞口基板203は、メイン制御基板201から大入賞口開放指示信号を入力すると、大入賞口扉120を駆動させるための電流を大入賞口ソレノイド216に出力する。これにより、大入賞口113が開放する。一方、メイン制御基板201から大入賞口閉鎖指示信号を入力すると、大入賞口扉120を駆動させるための電流の出力を中止する。これにより、大入賞口113が閉鎖する。
さらに、特定領域に遊技球が通過することにより、特別遊技が次の単位遊技に移行することが確定し、メイン制御基板201から特定領域制御指示信号を入力すると、入賞口基板203は、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除するための電流を特定領域ソレノイド217に出力する。なお、前述したように、本実施形態では、1回の特別遊技において、最大15回の単位遊技が継続するようにしている。
(LED駆動基板204)
LED駆動基板204には、特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置108が接続されている。LED駆動基板204は、後述するようにしてメイン制御基板201から特別図柄表示指示信号を入力すると、その特別図柄表示指示信号に基づいて、特別図柄表示装置106に配設されている7セグメントLED116や、入賞数を表示する4つのLED117を発光させる。また、LED駆動基板204は、メイン制御基板201から普通図柄表示指示信号を入力すると、その普通図柄表示指示信号に基づいて、普通図柄表示装置108に配設されている7セグメントLED122や、ゲート通過数を表示する4つのLED123を発光させる。
(発射制御基板205)
発射制御基板205には、遊技球を遊技領域115中に発射するための発射ハンドル131に接続されている。発射制御基板205は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを検出し、検出した結果を示す発射操作検出信号をメイン制御基板201に送信する。これにより、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が操作されたことを認識する。
そして、メイン制御基板201は、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留していない場合に発射許可信号を発射制御基板205に送信する。そうすると、発射制御基板205は、遊技球が遊技領域115に向けて発射されるように発射ハンドル131を制御する。
一方、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留している場合には、メイン制御基板201は、発射不許可信号を発射制御基板205に送信する。これにより、発射制御基板205は、遊技球が遊技領域115に向けて発射されないように発射ハンドル131を制御する。
(払出制御基板206)
払出制御基板206は、後述するようにしてメイン制御基板201から送信された賞球数信号を受信すると、その賞球数信号に応じた数の賞球(遊技球)が球皿128aに払い出されるように、パチンコ機100の内部に配設されている払出装置218を制御する。これにより、払出装置218は、入賞に応じた賞球(遊技球)を払い出す。
なお、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、及び払出制御基板206は、受電基板207を介して電源装置209から供給された電力に基づいて動作する。
(受電基板207)
受電基板207は、パチンコ機100の内部に配置されている電源スイッチ219がオンされると、電源装置209から電力の供給を受け、その電力を、前述したように、メイン制御基板201、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、及び装飾基板208に分配する。
次に、メイン制御基板201の機能的な構成について説明する。図3は、メイン制御基板201の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(入賞判定部301)
入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する。具体的に説明すると、入賞判定部301は、前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、始動入賞口112、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111、大入賞口113、及び特定領域121の何れを通過したのかを判定する。
なお、入賞判定部301は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(払出指示部303)
払出指示部303は、入賞判定部301により判定された結果に基づいて、賞球数を示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。具体的に説明すると、本実施形態では、遊技球が始動入賞口112を通過したと(遊技球が始動入賞口112へ入賞したと)入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信するようにしている。
また、遊技球が一般入賞口111を通過したと入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。さらに、遊技球が大入賞口113を通過したと入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。
これにより、払出制御基板206は、前記賞球数信号に示されている賞球数に応じた払い出しがなされるように、払出装置218を制御する。
なお、払出指示部303は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄抽選部304)
特別図柄抽選部304は、遊技球が始動入賞口112へ入賞したと、入賞判定部301が判定すると、例えば「0」〜「65535」までの範囲の乱数、すなわち特別図柄の当否に係る乱数を発生して取得する。更に特別図柄抽選部304は、特別図柄の当否に係る乱数の取得と同時に、例えば「0」〜「255」までの範囲の2種類の乱数、すなわち特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数を発生して取得する。以下、特別図柄の当否に係る乱数、特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数からなる3個の乱数を「一組の乱数」と言う。そして、例えばRAM202c内の特別図柄用乱数記憶領域に、一組の乱数が一つも記憶されていない場合には、その取得した一組の乱数を、当選判定部305に出力する。
一方、前記特別図柄用乱数記憶領域に、一組の乱数が記憶されている場合には、取得した一組の乱数を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。本実施形態では、この特別図柄抽選部304で取得した一組の乱数を、前記特別図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの一組の乱数の記憶順が識別できるようにしている。そして、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された一組の乱数を、当選判定部305に出力するとともに、出力した一組の乱数を前記特別図柄用乱数記憶領域から削除する。
特別図柄抽選部304は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(当選判定部305)
当選判定部305は、先ず特別図柄抽選部304により出力された一組の乱数のうち、特別図柄の当否に係る乱数の値に基づいて、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。続いて、当選判定部305は、「大当たり」に該当する場合には、一組の乱数のうち、特別図柄決定用の乱数の値に基づいて、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「0」〜「7」の何れに該当するのかを判定する。「1,3,5,7」のいずれか1つであれば「確率変動モード」であり、「0,2,4,6」のいずれか1つであれば「時短モード」である。そして、「大当たり」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されているボーナスフラグをオンする。また、「確率変動モード」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグをオンする。一方、「時短モード」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている時短フラグをオンする。
更に、当選判定部305は、一組の乱数のうち、特別図柄変動パターン決定用の乱数の値に基づいて、特別図柄の変動パターンが何れに該当するのかを判定する。特別図柄の変動パターンの特別図柄変動表示時間としては、例えば5秒、10秒、20秒、29秒が規定されている。各変動パターンは、「ハズレ」に相当する「−」または「当たり」に相当する「0」〜「7」が予め規定された確率にそれぞれ規定されている。
また、本実施形態では、「確変モード」に移行している場合と、その他の場合(「時短モード」に移行している場合、及び通常遊技を行っている場合)とで異なる抽選テーブルを用いて、前述した「大当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかの判定を行うようにしている。
具体的に説明すると、本実施形態では、「確変モード」に移行している場合に使用する確変用抽選テーブルと、「時短モード」に移行している場合、及び通常遊技を行っている場合に使用する通常用抽選テーブルとの2つの抽選テーブルが設けられている。
そして、「確変モード」に移行している場合の方が、「時短モード」に移行している場合、及び通常遊技を行っている場合よりも、「大当たり」になる確率が高くなるように、前記2つの抽選テーブルの内容が設定されている。
なお、当選判定部305は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄表示指示部306)
特別図柄表示指示部306は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、特別図柄表示装置106における特別図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部305により判定された結果に基づいて、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄を決定する。
本実施形態では、確変フラグ又は時短フラグがオンされている場合の方が(前記「確率変動モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が)、そうでない場合よりも(前記「通常遊技」を行っている場合よりも)、特別図柄変動表示時間を格段に短くするようにしている。
ここで、上述したように、「大当たり」に該当し、「確率変動モード」に移行する場合には、「1,3,5,7」のいずれか1つを特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。一方、「大当たり」に該当し、「時短モード」に移行する場合には、「0,2,4,6」のいずれか1つを特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。また、「ハズレ」に該当した場合には、「−」を特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。
そして、特別図柄表示指示部306は、このようにして決定した停止図柄や、特別図柄変動表示時間などに基づく表示パターンを形成し、この表示パターンを示す前記特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106の7セグメントLED116は、前記特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
なお、特別図柄表示指示部306は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(大入賞口開放指示部307)
大入賞口開放指示部307は、当選判定部305により、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」に該当すると判定され、フラグ記憶部302内のボーナスフラグがオンされると、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放する。その後、入賞判定部301における判定の結果に基づいて、遊技球が大入賞口113内に形成されている特定領域121を通過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、前記特定領域制御指示信号を入賞口基板203に送信する。これにより、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除する。
その後、例えば10個の遊技球が大入賞口113を通過したと判断するか、又は大入賞口113が開放されてから29.5秒が経過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、大入賞口113が閉鎖する。
大入賞口開放指示部307は、以上のようにして大入賞口113が閉鎖されると、大入賞口113を開放していた最中に、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除したか否かを判定する。この判定の結果、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除した場合には、大入賞口開放指示部307は、大入賞口113が15回開放されたか否かを判定する。すなわち、15回の単位遊技が消化したか否かを判定する。
これらの判定の結果、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態が解除され、且つ特別遊技における全ての単位遊技が消化していない場合には、大入賞口開放指示部307は、前記大入賞口開放指示信号を入賞口基板203に送信して、次の単位遊技に移行させ、前述したようにして大入賞口113を開閉させるための動作を全ての単位遊技が消化するまで繰り返し行う。
一方、特別遊技の全てのラウンドが消化した場合には、特別遊技が終了したので、大入賞口113を開放させない。また、大入賞口113が開放されている間に、特定領域121に遊技球が通過しなかった場合には、いわゆる「パンク」状態であり、特別遊技における全ての単位遊技が消化したか否かに関わらず、特別遊技を強制的に終了させる。したがって、この場合も大入賞口113を開放させない。
なお、大入賞口開放指示部307は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(普通図柄抽選部309)
普通図柄抽選部309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部301が判定すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。そして、普通図柄表示装置108に普通図柄が変動表示中でない場合には(すなわち、普通図柄の抽選結果を保留する必要がない場合には)、その取得した乱数を、当選判定部310に出力する。
一方、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が、3つ以下の場合であって、且つ普通図柄表示装置108に普通図柄が変動表示中の場合には、その取得した乱数を、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶させる。このように、本実施形態では、この普通図柄抽選部309で取得した乱数を、前記普通図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの乱数の記憶順を識別できるようにしている。そして、普通図柄抽選部304は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を、当選判定部310に出力するとともに、出力した乱数を前記普通図柄用乱数記憶領域から削除する。
なお、普通図柄抽選部309は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(当選判定部310)
当選判定部310は、普通図柄抽選部309より出力された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部309による抽選の結果が「当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。この判定は、例えば、抽選テーブルを用いて行うようにする。
本実施形態では、「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が、通常遊技を行っている場合よりも、「当たり」になる確率が格段に高くなるように、当選判定部310で使用される各抽選テーブルの内容が設定されている。これにより、「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の普通図柄の当選確率が高くなる。したがって、「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が、通常遊技を行っている場合よりも、普通電動役物104の開放頻度が高くなり、可及的に持ち球を減らさずに、遊技を進行させることができるようになる。
なお、普通図柄抽選部310は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄表示指示部311)
普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部310により判定された抽選結果に基づいて、特別図柄表示装置106に停止表示させる普通図柄を決定する。そして、決定した停止図柄と、前記普通図柄変動表示時間などに基づく表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。
本実施形態では、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ又は時短フラグがオンされている場合の方が(「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が)、それらがオンされていない場合よりも(通常遊技を行っている場合よりも)、前記普通図柄変動表示時間を格段に短くするようにしている。
また、当選判定部310の判定の結果、「当たり」に該当する場合には、例えば「7」を普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄として決定する。一方、「ハズレ」に該当した場合には、例えば「−」を普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄として決定するようにしている。
そして、普通図柄表示指示部311は、このようにして決定した停止図柄や、普通図柄変動表示時間などに基づく表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
なお、普通図柄表示指示部311は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(普通電動役物駆動指示部312)
普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態、当選判定部310により判定された抽選結果などに基づいて、普通電動役物104の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す普通電動役物開放指示信号を送信する。
具体的に、本実施形態では、普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ及び時短フラグの状態に応じて普通電動役物104の動作態様を異ならせるようにしている。
また、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ又は時短フラグがオンされている場合の方が(「確変モード」又は「時短モード」に移行している場合の方が)、それらがオンされていない場合よりも(通常遊技を行っている場合よりも)、始動入賞口112に遊技球が入賞し易くなるように普通電動役物104の動作態様を決定するようにしている。
そして、普通電動役物駆動指示部312は、決定した動作態様を示す前記普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物104は、前記普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。
なお、普通電動役物駆動指示部312は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(演出コマンド生成部313)
演出コマンド生成部313は、入賞判定部301で判定された結果と、当選判定部305で判定された結果と、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部306で決定された特別図柄変動表示時間とに基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。
なお、演出コマンド生成部313は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
次に、サブ制御基板202の機能的な構成について説明する。図4は、サブ制御基板202の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(演出コマンド解析部401)
演出コマンド解析部401は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを解析する。例えば、メイン制御基板201から、特別図柄の抽選結果(「大当たり」に当選した場合、確率変動モードが付随しているか否かの結果も含む)及び抽選された当該特別図柄の変動パターンを示す演出コマンドが入力されると、前記特別図柄及びその変動パターンの抽選結果を、装飾図柄決定部402、回転ドラム制御部411、第2の回転ドラム演出抽選部408、及び音声生成部413に出力する。
なお、演出コマンド解析部401が行う処理はこれらに限定されるものではなく、演出コマンドの内容に応じた処理が適宜実行されることになる。
演出コマンド解析部401は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(装飾図柄決定部402)
装飾図柄決定部402は、演出コマンド解析部401から出力された抽選結果に基づいて、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定する。本実施形態では、演出コマンド解析部401から出力された抽選結果が、「大当たり」を示すものであり、且つ「確変モード」に移行するものである場合には、例えば「111」、「333」、「555」、「777」、「999」、「AAA」、「CCC」、「EEE」のうちの何れか1つの組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
また、演出コマンド解析部401から出力された抽選結果が、「大当たり」を示すものであり、且つ「時短モード」に移行するものである場合には、例えば「000」、「222」、「444」、「666」、「888」、「BBB」、「DDD」、「FFF」のうちの何れか1つの組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
さらに、演出コマンド解析部401から出力された抽選結果が、「ハズレ」を示すものである場合には、3つの装飾図柄が同じにならない組み合わせを装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
なお、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせの決定は、例えば抽選により行うようにすればよい。
また、装飾図柄決定部402は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(装飾図柄パターン決定部403)
装飾図柄パターン決定部403は、装飾図柄決定部402により、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせが決定されると、演出コマンドに含まれている特別図柄変動表示時間と同じ時間だけ変動表示する装飾図柄の変動パターンを、予め設定されている複数の装飾図柄変動パターン404の中から選択する。これら装飾図柄変動パターン404には、装飾図柄を変動表示させる時間(装飾図柄変動表示時間)や、同じ装飾図柄を2つ停止表示させた後に、残りの1つを停止表示させるようにすること(いわゆるリーチ状態を形成すること)や、特異な演出表示を行った後に、装飾図柄を停止表示させること(いわゆる発展系の演出を形成すること)などが設定されている。
なお、複数の装飾図柄変動パターン404に設定される内容はこれらに限定されるものではないということは言うまでもない。
装飾図柄パターン決定部403は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びRAM202cを用いることにより実現され、装飾図柄変動パターン404は、サブ制御基板202に設けられているROM202bを用いることにより実現される。
(第1の回転ドラム演出抽選部405)
第1の回転ドラム演出抽選部405は、装飾図柄パターン決定部403から受けた装飾図柄の変動パターンの選択結果に基づき、選択された変動パターンがリーチ状態を形成する旨を示すものである場合に、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かに係る乱数を発生させて取得する。更に第1の回転ドラム演出抽選部405は、上記の乱数の取得と同時に、「回転ドラム演出」の回転動作のうち、通常パターン、逆回転パターン、及び全回転パターンのうちの何れに該当するかを決定する乱数を発生させて取得する。第1の回転ドラム演出抽選部405は、取得された当該各乱数を第1の当選判定部406に出力する。
第1の回転ドラム演出抽選部405は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(第1の当選判定部406)
第1の当選判定部406は、前者の乱数の値に基づいて、第1の回転ドラム演出抽選部405による抽選の結果が「実行」又は「不実行」の何れに該当するのかを判定する。続いて、当該抽選結果が「実行」に該当する場合には、後者の乱数の値に基づいて、第1の回転ドラム演出抽選部405による抽選の結果が「通常パターン」、「逆回転パターン」、「全回転パターン」のうちの何れに該当するのかを判定する。そして、第1の当選判定部406は、「実行」に該当する場合には、フラグ記憶部407に記憶されている実行フラグをオンする。また、「通常パターン」、「逆回転パターン」、「全回転パターン」のうちの該当するものについて、フラグ記憶部407のうちからそのフラグ(通常パターンフラグ、逆回転パターンフラグ、及び全回転パターンフラグのいずれか1つ)をオンする。
第1の当選判定部406は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びROM202bを用いることにより実現される。
(第2の回転ドラム演出抽選部408)
第2の回転ドラム演出抽選部408は、演出コマンド解析部401から受けた特別図柄の抽選結果に基づき、特別図柄の抽選結果が「大当たり」に当選した旨を示すものである場合に、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かに係る乱数を発生させて取得する。更に第2の回転ドラム演出抽選部408は、上記の乱数の取得と同時に、2種類の乱数を発生させて取得する。1つ目の乱数は、「回転ドラム演出」の回転動作のうち、強制引込みパターン及び綱引きパターンのうちの何れに該当するかを決定するものである。2つ目の乱数は、「回転ドラム演出」の回転動作が綱引きパターンに該当する場合に、一定時間内における操作スイッチ132の押下の規定回数を決定するものである。ここで、規定回数は、例えば20回〜n(20よりも大きい所定数)回のうちの数種類とし、n回に近い規定回数として限界規定回数が設けられている。この限界規定回数以上の回数を遊技者が連打することは実際上不可能であるか、或いは操作スイッチ132が規定回数以上の回数を認識することができないものとする。第2の回転ドラム演出抽選部408は、取得された当該各乱数を第2の当選判定部409に出力する。
第2の回転ドラム演出抽選部408は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(第2の当選判定部409)
第2の当選判定部409は、「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かに係る乱数の値に基づいて、第2の回転ドラム演出抽選部408による抽選の結果が「実行」又は「不実行」の何れに該当するのかを判定する。続いて、当該抽選結果が「実行」に該当する場合には、強制引込みパターン及び綱引きパターンのうちの何れに該当するかを決定する乱数の値に基づいて、第2の回転ドラム演出抽選部408による抽選の結果が「強制引込みパターン」、「綱引きパターン」のうちの何れに該当するのかを判定する。ここで、当該抽選結果が「綱引きパターン」に該当する場合には、一定時間内における操作スイッチ132の押下の規定回数を決定する乱数の値に基づいて、第2の回転ドラム演出抽選部408による抽選の結果が如何なる規定回数であるかを判定する。そして、第2の当選判定部408は、「実行」に該当する場合には、フラグ記憶部410に記憶されている実行フラグをオンする。また、「強制引込みパターン」、「綱引きパターン」のうちの該当するものについて、フラグ記憶部410のうちからそのフラグ(強制引込みパターンフラグ及び綱引きパターンフラグのいずれか)をオンする。
ここで、本実施形態では、当該「大当たり」が「確率変動モード」の付随したものか否かにより、異なる抽選テーブルにより、上述の「強制引込みパターン」及び「綱引きパターン」のうちの何れに該当するかの判定、及び如何なる規定回数であるかの判定を行うようにしている。
具体的に説明すると、本実施形態では、「大当たり」が「確率変動モード」の付随したものである場合に使用する上記2種の判定を行う各抽選テーブルと、「大当たり」が「確率変動モード」の付随したものでない場合に使用する上記2種の判定を行う各抽選テーブルとの2種類の各抽選テーブルが設けられている。
「大当たり」が「確率変動モード」の付随したものであるときの抽選テーブルでは、例えば20回〜n回のうちの数種類の規定回数のうち、例えば少ない規定回数(上記の例ではより20回に近い回数)に当選する確率が高く設定されている。ここで、より少ない規定回数に当選すれば、「綱引きパターン」の遊技時において遊技者は一定時間内に当該規定回数の連打が実現し易くなる。
これに対して、当選した「大当たり」に「確率変動モード」の付随しないものでないときの各抽選テーブルのうち、如何なる規定回数であるかの判定を行うための抽選テーブルには、上述の限界規定回数以上の規定回数のみが掲載されている。即ち、当選した「大当たり」に「確率変動モード」の付随しないときには、「綱引きパターン」の遊技時において、一定時間内に規定回数をクリアする構成は採り得ない。従って、当選した「大当たり」に「確率変動モード」の付随しないものでないときの各抽選テーブルには、遊技者が操作スイッチ132を連打することは実際上不可能であるか、或いは操作スイッチ132が認識することができないような規定回数のみが掲載されている必要がある。
第2の当選判定部409は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びROM202bを用いることにより実現される。
なお、本実施形態では、「回転ドラム演出」の回転動作を実行する場合において、「強制引込みパターン」及び「綱引きパターン」の何れを行うかを抽選により決定する構成を採るが、「強制引込みパターン」又は「綱引きパターン」を遊技者が選択するように構成しても良い。この場合、特別遊技が決定し、これが行われる前に、回転ドラム制御部411が画像生成部412に、「強制引込みパターン」又は「綱引きパターン」を選択自在とする選択画面の情報を出力する。画像生成部412は、この選択画面の情報に基づいて装飾図柄表示装置107に当該選択画面を表示する。そして、遊技者は、選択スイッチ132を用いて「強制引込みパターン」又は「綱引きパターン」を選択する。この選択指示に基づき、回転ドラム制御部411は、各回転ドラム142,143について選択された「回転ドラム演出」の回転動作を実行する。
(回転ドラム制御部411)
回転ドラム制御部411は、フラグ記憶部407,410のフラグに応じて、回転ドラム装置141を構成する各回転ドラム142,143の各回転動作を制御するものである。即ち、フラグ記憶部407の実行フラグがオンであり、「通常パターンフラグ」、「逆回転パターンフラグ」、「全回転パターンフラグ」のいずれか1つがオンであれば、該当する回転態様に従って各回転ドラム142,143の回転動作を制御する。また、フラグ記憶部410の実行フラグがオンであり、「強制引込みパターンフラグ」又は「綱引きパターンフラグ」がオンであれば、該当する回転態様に従って各回転ドラム142,143の回転動作を制御する。ここで、「強制引込みパターン」又は「綱引きパターン」の遊技時において、当該制御には、遊技者による操作スイッチ132の操作に対応した変化が与えられる。
また、回転ドラム制御部411は、「綱引きパターンフラグ」がオンの場合、第2の当選判定部409により判定された規定回数を画像生成部412に出力する。画像生成部412は、当該規定回数に対応した数のキャラクタ(例えば最大で4つ)を、特別遊技における例えば3ラウンド〜14ラウンドまでに装飾図柄表示装置107(における例えば右下部分など)に順次表示して遊技者に報知する。遊技者は、このキャラクタ数から、次回の遊技が「確率変動」を伴うものであるか否かを推定することができる。
回転ドラム制御部411は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びRAM202cを用いることにより実現される。
(画像生成部412)
画像生成部412は、装飾図柄決定部402で決定された装飾図柄の組み合わせ、装飾図柄パターン決定部403で決定された装飾図柄変動パターン404、演出コマンド解析部401から出力された情報、回転ドラム制御部411から出力されたキャラクタ数の情報などに基づいて、装飾図柄表示装置107に表示させるための画像データを生成する。
例えば、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせが装飾図柄決定部402で決定され、且つ装飾図柄変動パターン404が装飾図柄パターン決定部403で決定された場合には、画像生成部412は、これらの決定内容に応じた装飾図柄が表示されるような画像データを形成する。
また、大入賞口113内に形成されている特定領域121を遊技球が通過したことを示す情報が、演出コマンド解析部401から出力された場合には、そのことを遊技者に報知するための画像データを形成する。
なお、画像生成部412で生成される画像データはこれらに限定されるものではないということは言うまでもない。
画像生成部412は、サブ制御基板202に設けられている画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、及びビデオRAM202fを用いることにより実現される。
(音声生成部413)
音声生成部413は、演出コマンド解析部401から出力された情報、装飾図柄パターン決定部403から出力された情報、及び回転ドラム制御部411から出力された情報に基づいて、それぞれ音声データを生成して、スピーカ133に出力する。例えば、演出コマンド解析部401から、特別図柄の抽選結果が出力された場合には、その抽選結果に応じた音声が、装飾図柄パターン決定部403により決定された装飾図柄変動パターン404に合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。また、装飾図柄パターン決定部403の決定結果が出力された場合には、当該装飾図柄パターンに応じた音声が選択された当該装飾図柄パターンに合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。また、回転ドラム制御部411から回転制御すべき回転態様が出力された場合には、当該回転態様に応じた音声が選択された当該特別画像に合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
なお、音声生成部413で生成される音声データはこれらに限定されるものではないということは言うまでもない。
また、音声生成部413は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、RAM202c、及び音源回路202gを用いることにより実現される。
なお、メイン制御基板201及びサブ制御基板202に、前述した機能以外の機能が設けられていてもよい。
次に、図5〜図11を参照しながら、以上のようにして構成された本実施形態のパチンコ機100における処理動作の一例について説明する。
(メイン制御基板201の処理動作)
図5は、メイン制御基板201における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。
図5のステップS1において、電源スイッチ219がオンされると、メイン制御基板201は、遊技球発射処理を行う。この遊技球発射処理の具体例を説明すると、まず、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを示す前記発射操作検出信号が、発射制御基板205から送信された後に、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留しているか否かを判定する。
この判定の結果、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留していない場合には、メイン制御基板201は、発射許可信号を発射制御基板205に送信するとともに、遊技球が遊技領域115に向けて発射されたことを示す演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。これにより、遊技球が遊技領域115中に発射されるとともに、遊技中の演出が開始する。
一方、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留している場合には、メイン制御基板201は、発射不許可信号を発射制御基板205に送信するとともに、遊技球が遊技領域115中に発射できないことを示す演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。この場合には、遊技者が発射ハンドル131を操作しても、遊技球が遊技領域115に向けて発射されない。また、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留していることを、電飾部品130を点灯させることで遊技者に報知する。
次に、ステップS2において、メイン制御基板201は、一般入賞処理を行う。この一般入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、一般入賞口111に入賞した場合に行われる処理である。一般入賞処理の詳細については、図6を用いて後述する。
次に、ステップS3において、メイン制御基板201は、普通図柄作動ゲート通過処理を行う。この普通図柄作動ゲート通過処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、普通図柄作動ゲートを通過した場合に行われる処理である。普通図柄作動ゲート通過処理については、図7−1及び図7−2を用いて後述する。
次に、ステップS4において、メイン制御基板201は、始動入賞処理を行う。この始動入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、始動入賞口112に入賞した場合に行われる処理である。始動入賞処理の詳細については、図8−1及び図8−2を用いて後述する。
次に、ステップS5において、メイン制御基板201は、特別遊技実行処理を行う。この特別遊技実行処理は、特別図柄表示装置106及び装飾図柄表示装置107に所定の図柄が停止表示されて「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に行われる処理である。特別遊技実行処理の詳細については、図9を用いて後述する。
以上のように、メイン制御基板201では、遊技球発射処理、一般入賞処理、普通図柄作動ゲート通過処理、始動入賞処理、及び特別遊技実行処理を繰り返し行うが、以下の図6〜図9に示すように、本実施形態では、遊技の状態に応じて、不必要な処理を省略しながら、各処理を繰り返し実行するようにしている。
(一般入賞処理)
次に、図6のフローチャートを参照しながら、図5のステップS2における一般入賞処理の詳細について説明する。
図6のステップS11において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が一般入賞口111に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が一般入賞口111に入賞した場合には、ステップS12に進み、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が球皿128aに払い出される。また、演出コマンド生成部313は、一般入賞口111に入賞したことを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、電飾部品130を点灯させるなどして、一般入賞口111に入賞したことを遊技者に報知する。そして、図5に示したメインフローチャートに戻る。
一方、遊技球が一般入賞口111に入賞していない場合には、ステップS12の処理を行う必要がないので、図5に示したメインフローチャートに戻る。
(普通図柄作動ゲート通過処理)
次に、図7のフローチャートを参照しながら、図5のステップS3における普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明する。
図7−1のステップS21において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したか否かを判定する、この判定の結果、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過した場合には、ステップS22に進み、普通図柄抽選部309は、乱数を発生させて抽選を行う(すなわち乱数の取得を行う)。
次に、ステップS23において、普通図柄抽選部309は、普通図柄が変動表示中か否かを判定する。この判定の結果、普通図柄が変動表示中の場合には、ステップS24に進み、普通図柄抽選部309は、RAM201c内に設けられている前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。この判定の結果、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS25に進み、普通図柄抽選部309は、普通図柄の抽選結果(ステップS22で取得した乱数)を、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶させて、図5のメインフローチャートに戻る。
なお、前記ステップS24において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図5のメインフローチャートに戻る。
一方、前記ステップS23において、普通図柄が変動表示中でないと判定された場合には、ステップS26に進み、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、ステップS27に進み、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS28に進み、普通図柄抽選部309は、普通図柄の抽選結果(ステップS22で取得した乱数)を、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
次に、ステップS29において、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS30に進む。
一方、前記ステップS26において、乱数が記憶されていないと判定した場合には、ステップS27〜S29を省略してステップS30に進む。
また、前記ステップS27において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図5のメインフローチャートに戻る。
以上のようにして、普通図柄の抽選結果(乱数)が得られると、ステップS30に進み、普通図柄抽選部309は、得られた乱数を当選判定部310に出力する。
次に、ステップS31において、当選判定部310は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグまたは確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」または「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS32に進み、当選判定部310は、「時短モード」または「確変モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを読み出す。
一方、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンされていないと判定した場合には、通常遊技中であると判断して、ステップS33に進み、当選判定部310は、通常遊技中である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを抽出する。
以上のように、ステップS33で抽選テーブルを選択すると、図7−2のステップS34に進み、当選判定部310は、ステップS30で普通図柄抽選部309から出力された抽選の結果(乱数)が、選択した抽選テーブルにおいて「当たり」に該当するのか否かを判定する。すなわち、普通図柄の抽選に当選したか否かを判定する。
この判定の結果、普通図柄の抽選に当選した場合には、ステップS35に進み、普通図柄表示指示部311と普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグがオンされているか否かを判定する。更に、普通図柄表示指示部311と普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。すなわち、「時短モード」または「確変モード」のいずれかに移行中であるか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされており、「時短モード」または「確変モード」に移行中である場合には、ステップS36に進む。ステップS36において、「時短モード」に移行中である場合には、普通図柄表示指示部311は、「確変モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
一方、「確変モード」に移行中である場合には、普通図柄表示指示部311は、「確変モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
次に、ステップS37において、普通電動役物駆動指示部312は、「時短モード」または「確変モード」におけるデフォルトの動作態様を示す前記普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物104は、前記普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。そして、図5のメインフローチャートに戻る。なお、前記普通電動役物開放信号は、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122に普通図柄が停止表示した後に送信される。
また、前記ステップS35において、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンでないと判定された場合には、通常遊技中であるので、ステップS38に進み、普通図柄表示指示部311は、通常遊技中におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当たり」であることを示す「7」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
次に、ステップS39において、普通電動役物駆動指示部312は、通常遊技中におけるデフォルトの動作態様を示す前記普通電動役物開放信号を、入賞口基板203に送信する。これにより、普通電動役物104は、前記普通電動役物開放信号に示されている動作態様で動作を行う。そして、図5のメインフローチャートに戻る。なお、前記普通電動役物開放信号は、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122に普通図柄が停止表示した後に送信される。
前記ステップS34において、普通図柄の抽選に当選していないと判定された場合には、ステップS40に進み、普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグがオンされているか否かを判定する。更に、普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。これらの判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされており、「時短モード」または「確変モード」に移行中である場合には、ステップS41に進み、普通図柄表示指示部311は、「時短モード」または「確変モード」におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す「−」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。そして、図5のメインフローチャートに戻る。
前記ステップS40において、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンでないと判定された場合には、通常遊技中であるので、ステップS42に進み、普通図柄表示指示部311は、通常遊技中におけるデフォルトの普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す「−」を停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。そして、図5のメインフローチャートに戻る。
図7−1のステップS21において、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過していないと判定された場合には、ステップS43に進み、普通図柄抽選部309は、RAM201c内に設けられている前記普通図柄用乱数記憶領域に、乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、前述したステップS29に進む。一方、乱数が記憶されていない場合には、ステップS22以降の処理を行う必要がないので、図5に示したメインフローチャートに戻る。
(始動入賞処理)
次に、図8のフローチャートを参照しながら、図5のステップS4における始動入賞処理の詳細について説明する。
図8−1のステップS61において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が始動入賞口112を通過したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が始動入賞口112を通過した場合には、ステップS62に進み、特別図柄抽選部304は、乱数を発生させて抽選を行う(すなわち特別図柄の当否に係る乱数の取得を行う)。このとき同時に、特別図柄抽選部304は、特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数の取得を行う。以下、特別図柄の当否に係る乱数、特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数からなる3個の乱数を「一組の乱数」と言う。
次に、ステップS63において、特別図柄抽選部304は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオフされている場合には、ステップS64に進み、特別図柄抽選部304は、特別図柄が変動表示中か否かを判定する。この判定の結果、特別図柄が変動表示中の場合には、ステップS65に進み、特別図柄抽選部304は、RAM201c内に設けられている前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の一組の数が3つ以下である場合には、ステップS66に進み、特別図柄抽選部304は、特別図柄の抽選結果(ステップS62で取得した乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
一方、前記ステップS63において、ボーナスフラグがオフされていない(オンされている)と判定した場合には、特別遊技の実行中であるので、ステップS65に進む。
なお、前記ステップS65において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別通図柄の表示も行うこともできないので、図5のメインフローチャートに戻る。
一方、前記ステップS64において、特別図柄が変動表示中でないと判定された場合には、ステップS67に進み、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に一組の乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、一組の乱数が記憶されている場合には、ステップS68に進み、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つ以下であるか否かを判定する。
この判定の結果、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS69に進み、特別図柄抽選部304は、特別図柄の抽選結果(ステップS62で取得した一組の乱数)を、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶させる。
次に、ステップS70において、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された一組の乱数を読み出して、ステップS71に進む。
一方、前記ステップS67において、一組の乱数が記憶されていないと判定した場合には、ステップS68〜S70を省略してステップS71に進む。
また、前記ステップS68において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した一組の乱数を保留することも、その一組の乱数に基づく特別図柄の表示も行うことができないので、図5のメインフローチャートに戻る。
以上のようにして、特別図柄の抽選結果(乱数)が得られると、ステップS71に進み、特別図柄抽選部304は、得られた一組の乱数を当選判定部305に出力する。
次に、ステップS72において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、確変フラグがオンされている場合には、「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS73に進み、当選判定部305は、「確変モード」である場合に使用するデフォルトの前記確変用抽選テーブルを抽出する。
一方、確変フラグがオンされていない場合には、ステップS74に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグがオンされている場合には、「時短モード」に移行中であると判断して、ステップS75に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短回数に1を加算する。すなわち、現在の遊技が、「時短モード」における何遊技目に該当するのかを計数する。
次に、ステップS76において、当選判定部310は、「時短モード」である場合に使用するデフォルトの前記通常用抽選テーブルを抽出する。
次に、ステップS77において、当選判定部305は、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了したか否かを判定する。この判定の結果、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了した場合には、ステップS78に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオフする。
なお、前記ステップS77において、規定の遊技回数を消化していないと判定した場合には、「時短モード」が継続中であるので、前記ステップS78の処理を省略する。
また、前記ステップS74において、時短フラグがオンされていないと判定した場合には、通常遊技中であるので、ステップS79に進み、当選判定部305は、通常遊技中に使用するデフォルトの前記通常用抽選テーブルを抽出する。
以上のように、ステップS73、S76、S79で抽選テーブルを抽出すると、図9−2のステップS80に進み、当選判定部305は、ステップS71で特別図柄抽選部304から出力された抽選の結果(特別図柄の当否に係る乱数)が、抽出した抽選テーブルにおいて「大当たり」に該当するのか否かを判定する。すなわち、特別図柄の抽選に当選したか否かを判定する。
この判定の結果、特別図柄の抽選に当選した場合には、ステップS81に進み、当選判定部305は、特別遊技後に「確率変動モード」又は「時短モード」の何れに移行するかを更に判定するとともに、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオンしてステップS82に進む。一方、特別図柄の抽選に当選していない場合には、このステップS81の処理を省略してステップS82に進む。
そして、ステップS82において、特別図柄表示指示部306は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグ又は確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグ又は確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」又は「確率変動モード」のうちの何れかのモードを実行している最中であるので、ステップS83に進み、特別図柄表示指示部306は、ステップS80、S82による判定結果に基づいて、時短、確変モード用の表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106の7セグメントLED116は、前記特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
一方、時短フラグ又は確変フラグがオンされていない場合には、通常遊技中であるので、ステップS84に進み、特別図柄表示指示部306は、ステップS80、S82による判定結果に基づいて、通常遊技用の表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記特別図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106の7セグメントLED116は、前記特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
ステップS85において、演出コマンド生成部313は、ステップS80、S82による判定結果に基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。
次に、ステップS86において、装飾図柄表示装置107は、装飾図柄を変動表示させた後に、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄に対応する装飾図柄の組み合わせを停止表示する。また、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が球皿128aに払い出される。
次に、ステップS87において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされている場合には、ステップS88に進み、当選判定部305は、「確率変動モード」に移行することを示す特別図柄(いわゆる確変図柄)が特別図柄表示装置106に停止表示されたか否かを判定する。
この判定の結果、確変図柄が特別図柄表示装置106に停止表示された場合には、ステップS89に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグをオンする。また、演出コマンド生成部313は、特別遊技を実行した後に、確率変動モードに移行することを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107は、特別遊技を実行した後に、確率変動モードに移行することを装飾図柄表示装置107に表示する。そして、図5のメインフローチャートに戻る。
一方、確変図柄が停止表示されていない場合には、「時短モード」に移行するので、ステップS90に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオンする。また、演出コマンド生成部313は、特別遊技を実行した後に、時短モードに移行することを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、装飾図柄表示装置107は、特別遊技を実行した後に、時短モードに移行することを装飾図柄表示装置107に表示する。そして、図5のメインフローチャートに戻る。
なお、図8−1のステップS61において、遊技球が始動入賞口112を通過していないと判定された場合には、ステップS91に進み、特別図柄抽選部304は、RAM201c内に設けられている前記特別図柄用乱数記憶領域に、乱数が記憶されているか否かを判定する。この判定の結果、乱数が記憶されている場合には、前述したステップS70に進む。一方、乱数が記憶されていない場合には、ステップS62以降の処理を行う必要がないので、図5に示したメインフローチャートに戻る。
(特別遊技実行処理)
次に、図9のフローチャートを参照しながら、図5のステップS5における特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図9のステップS101において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされていない場合には、ステップS102以降の処理を行う必要がないので(特別遊技に移行しないので)、図5のメインフローチャートに進む。
一方、ボーナスフラグがオンされている場合には、ステップS102に進む。ステップS102において、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放され、16ラウンドからなる特定遊技のうちの1ラウンドが開始する。
次に、ステップS103において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。
この判定の結果、遊技球が大入賞口113を通過した場合には、ステップS104に進み、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が特定領域121を通過したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が特定領域121を通過した場合には、ステップS105に進み、大入賞口開放指示部307は、前記特定領域制御指示信号を入賞口基板203に送信してステップS106に進む。これにより、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態が解除される。一方、遊技球が特定領域121を通過していない場合には、このステップS105を省略してステップS106に進む。
次に、ステップS106において、演出コマンド生成部313は、遊技球が大入賞口113又は特定領域121を通過したことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、遊技球が大入賞口113又は特定領域121を通過したことを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。また、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、15個の賞球が球皿128aに払い出される。
なお、前記ステップS103において、遊技球が大入賞口113に入賞していないと判定された場合には、ステップS104〜S106の処理を省略してステップS107に進む。
次に、ステップS107において、大入賞口開放指示部307は、大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過したか否かを判定する。この判定の結果、所定時間が経過している場合には、単位遊技の終了であるので、ステップS108に進み、大入賞口開放指示部307は、入賞口基板203に大入賞口閉鎖信号を送信する。これにより、大入賞口113が閉鎖される。
次に、ステップS109において、大入賞口開放指示部307は、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除したか否かを判定する。この判定の結果、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除した場合には、ステップS110に進み、大入賞口開放指示部307は、特別遊技における全ての単位遊技(すなわち、特別遊技)が終了したか否かを判定する。この判定の結果、特別遊技が終了した場合には、ステップS111に進み、演出コマンド生成部313は、特別遊技の終了を示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、特別遊技の終了を示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。また、大入賞口開放指示部307は、前記特定領域制御指示信号を入賞口基板203に送信する。これにより、特定領域121への遊技球の通過が容易な状態になる。
そして、ステップS112において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオフし、図5のメインフローチャートに戻る。
前記ステップS107において、大入賞口113が開放されてから所定時間が経過していないと判定した場合には、ステップS113に進み、大入賞口開放指示部307は、入賞判定部301から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、10個以上の遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。この判定の結果、大入賞口113を通過した遊技球が10個以上である場合には、単位遊技の終了であるので、前述したステップS108に進み、大入賞口113を閉鎖させる。
一方、大入賞口113を通過した遊技球が10個以上でない場合には、単位遊技が継続中であるので、図5のメインフローチャートに戻る。
また、前記ステップS110において、特別遊技における全ての単位遊技が終了していないと判定された場合には、次の単位遊技に進むので、ステップS114に進み、演出コマンド生成部313は、次の単位遊技に進むことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、次の単位遊技に進んだことを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。また、大入賞口開放指示部307は、前記特定領域制御指示信号を入賞口基板203に送信して、図5のメインフローチャートに戻る。これにより、特定領域121への遊技球の通過が容易な状態になる。
(サブ制御基板202の処理動作)
先ず、サブ制御基板202における処理動作のうち、装飾図柄がリーチ状態のときの回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例について説明する。
図10は、装飾図柄がリーチ状態のときの回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例を示すフローチャートである。
図10のステップS131において、サブ制御基板202内の演出コマンド解析部401は、メイン制御基板201から演出コマンドを受信したか否かを判定する。この判定の結果、演出コマンドを受信した場合には、ステップS132に進み、演出コマンド解析部401は、受信した演出コマンドを解析する。
一方、ステップS131において、演出コマンドを受信していないと判定した場合には、受信するまでステップS131を繰り返し実行する。
ステップS132において、装飾図柄決定部402は、演出コマンド解析部401からの指示に従って、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定し、装飾図柄パターン決定部403は、装飾図柄変動パターン404を決定して、ステップS132に進む。
ステップS133において、回転ドラム制御部411は、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かの判定結果、即ちフラグ記憶部407において「実行」を示す実行フラグがオンとされているか否かを判定する。この結果、実行フラグがオンであると判定された場合には、次のステップS134へ進む。一方、実行フラグがオンでない(オフである)と判定された場合には、当該回転ドラム演出のフローを終了する。
ステップS134において、回転ドラム制御部411は、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の実行する回転動作が「通常パターン」、「逆回転パターン」、「全回転パターン」のうちの何れに該当するのか、即ちフラグ記憶部407において「通常パターンフラグ」、「逆回転パターンフラグ」、「全回転パターンフラグ」のうちの何れがオンとされているかを判定する。
そして、ステップS135において、回転ドラム制御部411は、ステップS134においてオンである判定されたフラグの対応する回転態様に基づき、装飾図柄表示装置107においてリーチ状態とされている間に、各回転ドラム142,143を当該回転態様に従って回転制御する。
次に、サブ制御基板202における処理動作のうち、特別遊技時における回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例について説明する。
図11は、特別遊技時における回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例を示すフローチャートである。
図11のステップS141において、サブ制御基板202内の演出コマンド解析部401は、メイン制御基板201から演出コマンドを受信したか否かを判定する。この判定の結果、演出コマンドを受信した場合には、ステップS132に進み、演出コマンド解析部401は、受信した演出コマンドを解析する。
一方、ステップS141において、演出コマンドを受信していないと判定した場合には、受信するまでステップS141を繰り返し実行する。
ステップS142において、回転ドラム制御部411は、当選した特別図柄が「大当たり」に該当するか否か、即ちボーナスフラグがオンであるか否かを判定する。この結果、ボーナスフラグがオンであると判定された場合には、次のステップS143へ進む。一方、ボーナスフラグがオンでない(オフである)と判定された場合には、当該回転ドラム演出のフローを終了する。
ステップS143において、回転ドラム制御部411は、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かの判定結果、即ちフラグ記憶部410において「実行」を示す実行フラグがオンとされているか否かを判定する。この結果、実行フラグがオンであると判定された場合には、次のステップS144へ進む。一方、実行フラグがオンでない(オフである)と判定された場合には、当該回転ドラム演出のフローを終了する。
ステップS144において、回転ドラム制御部411は、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の実行する回転動作である「強制引込みパターン」、「綱引きパターン」のうち、「綱引きパターン」に該当するか、即ちフラグ記憶部410において「綱引きパターンフラグ」がオンとされているか否かを判定する。この結果、「綱引きパターンフラグ」がオンとされていると判定された場合には、ステップS145へ進む。一方、「綱引きパターンフラグ」がオンではない(「強制引込みパターンフラグ」がオンとされている)と判定された場合には、ステップS149へ進む。
ステップS145において、回転ドラム制御部411は、当選した「大当たり」が「確率変動モード」を伴うものであるか否かを判定する。この結果、「確率変動モード」を伴うものであると判定された場合には、ステップS146へ進む。一方、「確率変動モード」を伴うものでないと判定された場合には、ステップS147へ進む。
ステップS146において、回転ドラム制御部411は、確率変動モード」を伴うものであると判定された場合に対応した抽選テーブル(抽選テーブルA)を用いて、一定時間内における操作スイッチ132の押下の規定回数を抽選して決定する。この抽選テーブルAは、例えば20回〜n回のうちの数種類の規定回数のうち、例えば限界規定回数よりも小さい規定回数(上記の例ではより20回に近い回数)に当選する確率が高く設定されているものである。
一方、ステップS147において、回転ドラム制御部411は、「確率変動モード」を伴うものでないと判定された場合に対応した抽選テーブル(抽選テーブルB)を用いて、一定時間内における操作スイッチ132の押下の規定回数を抽選して決定する。この抽選テーブルBは、上述の限界規定回数(上記の例ではよりn回に近い回数)以上の規定回数、即ち遊技者が操作スイッチ132を連打することは実際上不可能であるか、或いは操作スイッチ132が認識することができないような規定回数のみが掲載されている。
そして、ステップS148において、回転ドラム制御部411は、ステップS147又はステップS148において判定された規定回数に基づき、「綱引きパターン」の遊技として、各回転ドラム142,143を回転制御する。
「綱引きパターン」の遊技は、装置側では各回転ドラム142,143を正回転方向に回転させようとするのに対して、遊技者が逆回転方向に回転させようとするものである。回転ドラム制御部411は、ステップS147又はステップS148において判定された規定回数を画像生成部412に出力する。画像生成部412は、当該規定回数該規定回数に対応した数のキャラクタを、特別遊技における例えば3ラウンド〜14ラウンドまでに装飾図柄表示装置107に順次表示して遊技者に報知する。そして、例えば15ラウンドにおいて、「綱引きパターン」の遊技が実行させる。
「綱引きパターン」の遊技は、例えば一定時間(10秒間等)内に遊技者が後述する操作スイッチ132を、上記の規定回数以上押下すれば(できれば)、逆回転方向の所定位置で各回転ドラム142,143を停止させて所期の表示、ここでは次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示がなされる。これに対して、規定回数以上の操作がなされなければ(できなければ)、各回転ドラム142,143は遊技者の意に反する正回転方向の所期の表示、ここでは「確率変動」以外の他の表示がなされる(次回の遊技が「確率変動」ではないことを明示する表示がなされる場合もある。)。「綱引きパターン」の遊技では、遊技者にとっては、規定回数に対応した数のキャラクタが装置側とあたかも綱引きをするかのように見える。キャラクタ数が多いほど「確率変動」の期待が高まる。
一方、ステップS149において、回転ドラム制御部411は、当選した「大当たり」が「確率変動モード」を伴うものであるか否かを判定する。
そして、ステップS150において、回転ドラム制御部411は、ステップS144において当選した回転態様である「強制引込みパターン」の遊技として、各回転ドラム142,143を回転制御する。
ここで、回転ドラム制御部411は、「確率変動モード」を伴うものであると判定した場合には、各回転ドラム142,143の停止可能位置の基準範囲内、例えば操作スイッチ132が押下された瞬間の表示位置から所定回転角度以内において、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合に、各回転ドラム142,143の表示面が所期の表示、ここでは「確率変動モード」である旨を明示する表示となるように強制的に各回転ドラム142,143が停止制御される。
一方、「確率変動モード」を伴うものでないと判定した場合には、操作スイッチ132が押下された瞬間の表示位置から所定回転角度以内に「確率変動モード」である旨を明示する表示が存する場合でも、当該表示を除外した表示がなされるように強制的に各回転ドラム142,143が停止制御される。
「強制引込みパターン」の遊技は、特別遊技の1ラウンド〜16ラウンドのうち、平均して例えば3,4回行われる。
なお、音声生成部413は、演出コマンド解析部401から出力された情報、及び回転ドラム制御部411から出力された情報に基づいて、それぞれ音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
以上説明したように、本実施形態では、通常遊技時及び特別遊技時の双方において、新たな表示形態を盛り込むことにより遊技者の遊技への没入感を高め、遊技の高い趣向性を実現することが可能となる。
なお、本実施形態では、第一種パチンコ機を例に挙げて説明したが、回転ドラム装置を搭載する構成は、第一種パチンコ機以外のパチンコ機にも適用することができる。例えば、第二種パチンコ機では、遊技球の始動入賞口への入賞により、大入賞口が開放し、開放した大入賞口に入った遊技球が特定領域(いわゆるVゾーン)を通過すると特別遊技に移行する構成であり、例えば通常遊技中及び特別遊技中に回転ドラム装置を所期の回転制御する構成とすれば、前述した本実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態を示し、パチンコ機の外観構成の一例を示す正面図である。 本発明の実施形態を示し、パチンコ機のシステム構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示し、メイン制御基板の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態を示し、サブ制御基板の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態を示し、メイン制御基板における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、一般入賞処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、図8−1に続くフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、始動入賞処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、図9−1に続くフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、特別遊技実行処理の詳細について説明するフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、装飾図柄がリーチ状態のときの回転ドラム装置による回転ドラム演出の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態を示し、特別遊技時における回転ドラム装置による回転ドラム演出の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 パチンコ機
103 普通図柄作動ゲート
106 特別図柄表示装置
107 装飾図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
112 始動入賞口
113 大入賞口
131 発射ハンドル
132 操作スイッチ
141 回転ドラム装置
142,143 回転ドラム
144 表示窓
201 メイン制御基板
203 入賞口基板
210 始動入賞口スイッチ
215 普通電動役物ソレノイド
301 入賞判定部
302 フラグ記憶部
304 特別図柄抽選部
305 当選判定部
306 特別図柄表示指示部
309 普通図柄抽選部
310 当選判定部
311 普通図柄表示指示部
312 普通電動役物駆動指示部
401 演出コマンド解析部
402 装飾図柄決定部
403 装飾図柄パターン決定部
404 装飾図柄変動パターン
405 第1の回転ドラム演出抽選部
406 第1の当選判定部
407,410 フラグ記憶部
408 第2の回転ドラム演出抽選部
409 第2の当選判定部
411 回転ドラム制御部
412 画像生成部
413 音声生成部

Claims (5)

  1. 変動する図柄を表示する表示手段と、
    遊技中に所期の回転動作を行う少なくとも1つの回転体と、
    前記回転体の前記回転動作を制御する回転体制御手段と、
    遊技者の操作により、前記回転体制御手段による前記回転動作の制御に前記操作に対応した変化を与える回転体操作手段と
    を含むことを特徴とする遊技機。
  2. 複数の前記回転体を備え、
    前記回転体制御手段は、前記各回転体の前記回転動作をそれぞれ独立に制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技球の始動入賞口への入賞を契機とした抽選により大当たりに当選した場合に実行される特別遊技時において、
    前記回転体制御手段は、遊技者による前記回転体操作手段の操作に連動して前記回転体を停止させる第1の機能を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記回転体制御手段は、前記回転体を正方向及び逆方向に回転制御自在であり、遊技者による前記回転体操作手段の操作に連動して、前記回転体の回転方向に抗して逆回転方向に前記回転体を動作させる第2の機能を有していることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記回転体は、前記遊技における演出に供されるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
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