JP2007098049A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転ドラム装置141は、例えば2つの回転体である回転ドラム142,143を一組として構成されており、装飾図柄表示装置107に隣接して設けられている。各回転ドラム142,143は、図1の上下方向を同軸の回転軸とされており、それぞれ協働して、或いは別個に正方向及び逆方向に回転自在とされている。
【選択図】図1
Description
かかる構成では、装飾図柄表示装置とは別体の表示手段として回転体を設けることにより、液晶ディスプレイ画像やプラズマディスプレイ画像等の表示形態により表示を行う装飾図柄表示装置とは異なる表示形態で各種の表示を行うことができる。遊技者は回転体操作手段を用いて回転体に所期の操作を与えることができ、新たな遊技者参加型の遊技形態が実現する。この回転体を新たな表示形態として盛り込むことにより遊技者の遊技への没入感を高め、遊技の高い趣向性を実現することが可能となる。
この回転体は、主に遊技における演出に供されるものであり、例えば装飾図柄表示装置による表示と連関させて遊技者の興味を惹く様々な演出を行うことができる。
かかる構成では、各回転体を協働させ、或いは各々別個に動作させることにより、極めてバラエティに富んだ表示を行うことができる。
かかる構成では、遊技者は回転体を所期の状態(位置)で停止させるべく、自身の決定に基づき前記回転体を操作することができ、遊技者の遊技への没入感を更に高めることができる。
この第1の機能は、例えば「大当たり」に当選した場合の特別遊技中において、当該大当たりが更に次回の遊技で遊技者に有利な「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面で発現する。この構成により、一般的に遊技者が受身姿勢で臨む特別遊技を能動的に行うことができ、遊技者は退屈感を覚えることなく更に高い趣向性をもって遊技に参加することが可能となる。
かかる構成では、例えば一定時間内に遊技者が回転体操作手段を規定回数以上操作(例えばボタンの押下)されれば、逆回転方向の所定位置で回転体を停止させて所期の表示がなされる。これに対して、規定回数以上の操作がなされなければ、回転体は遊技者の意に反する正回転方向の所期の表示がなされる。この構成により、遊技者は所期の表示をさせるべく装置側と回転体を介して言わば「綱引き」の如き引き合い遊技を行うことができる。
この第2の機能は、第1の機能と同様に、例えば「大当たり」に当選した場合の特別遊技中において、当該大当たりが更に次回の遊技で遊技者に有利な「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面で発現する。この構成により、一般的に遊技者が受身姿勢で臨む特別遊技を能動的に行うことができ、遊技者は退屈感を覚えることなく更に高い趣向性をもって遊技に参加することが可能となる。
図1は、本実施形態のパチンコ機の外観構成の一例を示す正面図である。
図1において、パチンコ機(遊技機)100は、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)と、遊技盤を支持固定する遊技機枠とを備えて構成される。
釘101や、風車102a、102bは、遊技領域115の所定の位置に設けられており、例えば、遊技領域115に入って図1の上から下に向けて移動する遊技球の動きを不規則にしたり、一般入賞口111、始動入賞口112、及び大入賞口113への遊技球の入賞や、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を調整したりする。
以上のように、本実施形態では、特別図柄と装飾図柄とを連動して表示させるようにして、遊技の結果を表示する際に、矛盾が生じないようにしている。
(1)通常パターン(基本動作パターン)
通常パターンは、各回転ドラム142,143を、装飾図柄表示装置107の図柄変動に準じて一定速度で回転させた後、停止させる回転態様であり、回転方向としては正回転方向(例えば反時計回り方向)である。本実施形態では、この通常パターンは、例えば装飾図柄がリーチ状態であり、装飾図柄表示装置107に所定のリーチ画像が表示されるときに、当該リーチ画像表示に連動して発現する。
強制引込みパターンは、各回転ドラム142,143の停止可能位置の基準範囲内、例えば後述する操作スイッチ132が押下された瞬間の表示位置から所定回転角度以内において、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合に、各回転ドラム142,143の表示面が所期の表示となるように強制的に引き込むように各回転ドラム142,143を停止制御する回転態様である。本実施形態では、この強制引込みパターンは、例えば「大当たり」に当選した場合の特別遊技中において、当該大当たりが更に次回の遊技で遊技者に有利な「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面で発現する。具体的には、「確率変動」であることを明示する表示位置から所定回転角度以内において、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合には、強制引込み制御がなされて次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示が行われる。これに対して、「確率変動」であることを明示する表示位置から所定回転角度以上離れた位置で、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合には、次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示では停止せず、他の表示がなされる(次回の遊技が「確率変動」ではないことを明示する表示がなされる場合もある。)。
上記の通常パターンでは、各回転ドラム142,143を正回転方向(例えば反時計回り方向)に回転させるが、逆回転パターンでは、この回転方向を逆方向(時計回り方向)とする回転態様である。本実施形態では、この逆回転パターンは、通常パターンと同様に、装飾図柄表示装置107に所定のリーチ画像が表示されるときに、当該リーチ画像表示に連動して発現する場合と、強制引込みパターンと同様に、特別遊技中において、後述する「綱引きパターン」の発現に伴って、当該大当たりが「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面とにおいて発現する。
全回転パターンは、各回転ドラム142,143を協働させて、両者を一体として回転させる回転態様である。この全回転パターンは、通常パターンと同様に、例えば装飾図柄表示装置107に所定のリーチ画像が表示されるときに、当該リーチ画像表示に連動して発現する。
綱引きパターンは、遊技者が所期の表示をさせるべく装置側と各回転ドラム142,143を介して言わば「綱引き」の如き引き合い遊技(装置側では各回転ドラム142,143を正回転方向に回転させようとするのに対して、遊技者が逆回転方向に回転させようとする遊技)を行う回転態様である。本実施形態では、この逆回転パターンは、強制引込みパターンと同様に、特別遊技中において、後述する「綱引きパターン」の発現に伴って、当該大当たりが「確率変動」を伴うものであるか否かを遊技者が認識できる場面において発現する。具体的には、例えば一定時間(10秒間等)内に遊技者が後述する操作スイッチ132を規定回数以上押下すれば(できれば)、逆回転方向の所定位置で各回転ドラム142,143を停止させて所期の表示、ここでは次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示がなされる。これに対して、規定回数以上の操作がなされなければ(できなければ)、各回転ドラム142,143は遊技者の意に反する正回転方向の所期の表示、ここでは「確率変動」以外の他の表示がなされる(次回の遊技が「確率変動」ではないことを明示する表示がなされる場合もある。)。
操作スイッチ132は、遊技者の操作により、後述する回転体制御部による回転ドラム装置141の回転動作の制御に当該操作に対応した変化を与えるものである。操作スイッチ132は、特別遊技中において、各回転ドラム142,143に強制引込みパターン又は綱引きパターンが発現した場合に、次回の遊技が「確率変動」であることを明示する表示で停止させるべく操作される。具体的に、操作スイッチ132の操作形態には、強制引込みパターン時において上記の表示で停止させようとする操作である目押し操作と、綱引きパターン時において一定時間内に規定回数押下すべく行われる連打操作とがある。その他、各回転ドラム142,143の通常回転時に、所定の演出を行うべく遊技者に操作スイッチ132の押下操作を促す場合にも適用可能である。
この普通電動役物104の下方には、大入賞口113が形成されている。この大入賞口113は、「大当たり」となり、特別遊技に移行した場合に、大入賞口扉120が倒伏して開放する。本実施形態では、特別遊技において、最大15回の単位遊技が実行されるようにしている。具体的に説明すると、単位遊技を行っている最中に、大入賞口113に形成されている特定領域(いわゆるVゾーン)121を、遊技球が通過すると、次の単位遊技に移行することが可能になるようにして、最大15回の単位遊技が実行されるようにしている。なお、本実施形態では、大入賞口113に特定領域121を形成するようにしたが、必ずしも特定領域121を形成する必要はない。この場合には、特別遊技に移行すると、15回の単位遊技を実行することが保証されることになる。
普通図柄表示装置108は、普通電動役物104を介して普通図柄作動ゲート103と対向する位置に設けられており、例えば、普通図柄を表示する7セグメントLED122と、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つのLED123とを備えて構成されている。ここで、普通図柄とは、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過を契機として行われる抽選の結果に応じて、普通電動役物104を開放させるか否かを示すための図柄である。
アウト口114は、遊技領域115の最下部に設けられており、始動入賞口112、一般入賞口111、及び大入賞口113の何れにも入賞しなかった遊技球を回収する。なお、回収された遊技球は、パチンコ機100の外部に放出される。
外枠124は、開口部分を有し、パチンコ機100を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠125は、外枠124の開口部分に整合する枠体であり、ヒンジ機構などにより、外枠124へ開閉自在となるように取り付けられる。
扉127は、透明板126を支持するためのものであり、ヒンジ機構などにより、前枠125へ開閉自在となるように取り付けられる。
また、球抜き機構128bの両側方には、効果音を再生出力するスピーカ133が設けられている。
ここで、パチンコ機100における遊技の概要について説明する。
まず、貸し出された遊技球(貸球)が球皿128aに置かれた状態で、遊技者が、発射ハンドル131を、図1に向かって時計回りの方向に回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている釘101や風車102などに衝突して、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
このように、特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
具体例を説明すると、本実施形態では、特別図柄として「1,3,5,7」が、特別図柄表示装置106に停止表示された場合に、「確率変動モード」に移行する。また、装飾図柄の組み合わせとして「111」、「333」、「555」、「777」、「999」、「AAA」、「CCC」、又は「EEE」を装飾図柄表示装置107に停止表示させることにより、「確率変動モード」に移行することを遊技者に報知する。
次に、パチンコ機100の内部構成等のシステム構成について説明する。図2は、パチンコ機100のシステム構成の一例を示すブロック図である。
パチンコ機100の筐体内部には、メイン制御基板201、並びにこのメイン制御基板201に接続されたサブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、受電基板207、及び電飾基板208などが配置されている。
メイン制御基板201には、メインCPU201a、ROM201b、RAM201c、及びインタフェース回路(I/F回路)201dが設けられており、これらはバス201eを介して互いに接続されている。
サブ制御基板202には、サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、ビデオRAM202f、音源回路202g、アンプ202h、及びインタフェース回路(I/F回路)202iが設けられている。サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、音源回路202g、及びI/F回路202iは、バス202jを介して互いに接続されている。また、画像データROM202e及びビデオRAM202fは、画像制御プロセッサ202dに接続されており、アンプ202hは、音源回路202gに接続されている。さらに、I/F回路202iには、電飾基板208が接続されている。
また、回転ドラム装置141は、バス202jに接続されている。
電飾基板208には、前述した電飾部品130が接続されており、パチンコ機100の筐体内部に配置されている電源装置209から供給された電力を、電飾部品に出力する。これにより、電飾部品130は、点灯又は消灯を行う。
入賞口基板203には、始動入賞口112への遊技球の入賞を検出する始動入賞口スイッチ210と、普通図柄作動ゲート114への遊技球の通過を検出する普通図柄作動ゲートスイッチ211と、一般入賞口111への遊技球の入賞を検出する一般入賞口スイッチ212と、大入賞口113への遊技球の入賞を検出する大入賞口スイッチ213と、大入賞口113内に形成されている特定領域121への遊技球の通過を検出する特定領域検出スイッチ214とが接続されている。
LED駆動基板204には、特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置108が接続されている。LED駆動基板204は、後述するようにしてメイン制御基板201から特別図柄表示指示信号を入力すると、その特別図柄表示指示信号に基づいて、特別図柄表示装置106に配設されている7セグメントLED116や、入賞数を表示する4つのLED117を発光させる。また、LED駆動基板204は、メイン制御基板201から普通図柄表示指示信号を入力すると、その普通図柄表示指示信号に基づいて、普通図柄表示装置108に配設されている7セグメントLED122や、ゲート通過数を表示する4つのLED123を発光させる。
発射制御基板205には、遊技球を遊技領域115中に発射するための発射ハンドル131に接続されている。発射制御基板205は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを検出し、検出した結果を示す発射操作検出信号をメイン制御基板201に送信する。これにより、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が操作されたことを認識する。
払出制御基板206は、後述するようにしてメイン制御基板201から送信された賞球数信号を受信すると、その賞球数信号に応じた数の賞球(遊技球)が球皿128aに払い出されるように、パチンコ機100の内部に配設されている払出装置218を制御する。これにより、払出装置218は、入賞に応じた賞球(遊技球)を払い出す。
受電基板207は、パチンコ機100の内部に配置されている電源スイッチ219がオンされると、電源装置209から電力の供給を受け、その電力を、前述したように、メイン制御基板201、サブ制御基板202、入賞口基板203、LED駆動基板204、発射制御基板205、払出制御基板206、及び装飾基板208に分配する。
入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する。具体的に説明すると、入賞判定部301は、前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、始動入賞口112、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111、大入賞口113、及び特定領域121の何れを通過したのかを判定する。
なお、入賞判定部301は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
払出指示部303は、入賞判定部301により判定された結果に基づいて、賞球数を示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。具体的に説明すると、本実施形態では、遊技球が始動入賞口112を通過したと(遊技球が始動入賞口112へ入賞したと)入賞判定部301が判定すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信するようにしている。
なお、払出指示部303は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
特別図柄抽選部304は、遊技球が始動入賞口112へ入賞したと、入賞判定部301が判定すると、例えば「0」〜「65535」までの範囲の乱数、すなわち特別図柄の当否に係る乱数を発生して取得する。更に特別図柄抽選部304は、特別図柄の当否に係る乱数の取得と同時に、例えば「0」〜「255」までの範囲の2種類の乱数、すなわち特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数を発生して取得する。以下、特別図柄の当否に係る乱数、特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数からなる3個の乱数を「一組の乱数」と言う。そして、例えばRAM202c内の特別図柄用乱数記憶領域に、一組の乱数が一つも記憶されていない場合には、その取得した一組の乱数を、当選判定部305に出力する。
特別図柄抽選部304は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
当選判定部305は、先ず特別図柄抽選部304により出力された一組の乱数のうち、特別図柄の当否に係る乱数の値に基づいて、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。続いて、当選判定部305は、「大当たり」に該当する場合には、一組の乱数のうち、特別図柄決定用の乱数の値に基づいて、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「0」〜「7」の何れに該当するのかを判定する。「1,3,5,7」のいずれか1つであれば「確率変動モード」であり、「0,2,4,6」のいずれか1つであれば「時短モード」である。そして、「大当たり」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されているボーナスフラグをオンする。また、「確率変動モード」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグをオンする。一方、「時短モード」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている時短フラグをオンする。
そして、「確変モード」に移行している場合の方が、「時短モード」に移行している場合、及び通常遊技を行っている場合よりも、「大当たり」になる確率が高くなるように、前記2つの抽選テーブルの内容が設定されている。
なお、当選判定部305は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
特別図柄表示指示部306は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、特別図柄表示装置106における特別図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部305により判定された結果に基づいて、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄を決定する。
なお、特別図柄表示指示部306は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
大入賞口開放指示部307は、当選判定部305により、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」に該当すると判定され、フラグ記憶部302内のボーナスフラグがオンされると、入賞口基板203に、前記大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、大入賞口113が開放する。その後、入賞判定部301における判定の結果に基づいて、遊技球が大入賞口113内に形成されている特定領域121を通過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、前記特定領域制御指示信号を入賞口基板203に送信する。これにより、特定領域121への遊技球の通過が容易になる状態を解除する。
なお、大入賞口開放指示部307は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
普通図柄抽選部309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部301が判定すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。そして、普通図柄表示装置108に普通図柄が変動表示中でない場合には(すなわち、普通図柄の抽選結果を保留する必要がない場合には)、その取得した乱数を、当選判定部310に出力する。
なお、普通図柄抽選部309は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
当選判定部310は、普通図柄抽選部309より出力された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部309による抽選の結果が「当たり」又は「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する。この判定は、例えば、抽選テーブルを用いて行うようにする。
なお、普通図柄抽選部310は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、当選判定部310により判定された抽選結果に基づいて、特別図柄表示装置106に停止表示させる普通図柄を決定する。そして、決定した停止図柄と、前記普通図柄変動表示時間などに基づく表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。
そして、普通図柄表示指示部311は、このようにして決定した停止図柄や、普通図柄変動表示時間などに基づく表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す前記普通図柄表示指示信号をLED駆動基板204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108の7セグメントLED122は、前記普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行う。
なお、普通図柄表示指示部311は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態、当選判定部310により判定された抽選結果などに基づいて、普通電動役物104の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す普通電動役物開放指示信号を送信する。
具体的に、本実施形態では、普通電動役物駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されている確変フラグ及び時短フラグの状態に応じて普通電動役物104の動作態様を異ならせるようにしている。
なお、普通電動役物駆動指示部312は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
演出コマンド生成部313は、入賞判定部301で判定された結果と、当選判定部305で判定された結果と、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部306で決定された特別図柄変動表示時間とに基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、サブ制御基板202に送信する。
なお、演出コマンド生成部313は、メイン制御基板201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
演出コマンド解析部401は、メイン制御基板201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを解析する。例えば、メイン制御基板201から、特別図柄の抽選結果(「大当たり」に当選した場合、確率変動モードが付随しているか否かの結果も含む)及び抽選された当該特別図柄の変動パターンを示す演出コマンドが入力されると、前記特別図柄及びその変動パターンの抽選結果を、装飾図柄決定部402、回転ドラム制御部411、第2の回転ドラム演出抽選部408、及び音声生成部413に出力する。
演出コマンド解析部401は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
装飾図柄決定部402は、演出コマンド解析部401から出力された抽選結果に基づいて、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定する。本実施形態では、演出コマンド解析部401から出力された抽選結果が、「大当たり」を示すものであり、且つ「確変モード」に移行するものである場合には、例えば「111」、「333」、「555」、「777」、「999」、「AAA」、「CCC」、「EEE」のうちの何れか1つの組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
なお、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせの決定は、例えば抽選により行うようにすればよい。
また、装飾図柄決定部402は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、及びRAM202cを用いることにより実現される。
装飾図柄パターン決定部403は、装飾図柄決定部402により、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせが決定されると、演出コマンドに含まれている特別図柄変動表示時間と同じ時間だけ変動表示する装飾図柄の変動パターンを、予め設定されている複数の装飾図柄変動パターン404の中から選択する。これら装飾図柄変動パターン404には、装飾図柄を変動表示させる時間(装飾図柄変動表示時間)や、同じ装飾図柄を2つ停止表示させた後に、残りの1つを停止表示させるようにすること(いわゆるリーチ状態を形成すること)や、特異な演出表示を行った後に、装飾図柄を停止表示させること(いわゆる発展系の演出を形成すること)などが設定されている。
装飾図柄パターン決定部403は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びRAM202cを用いることにより実現され、装飾図柄変動パターン404は、サブ制御基板202に設けられているROM202bを用いることにより実現される。
第1の回転ドラム演出抽選部405は、装飾図柄パターン決定部403から受けた装飾図柄の変動パターンの選択結果に基づき、選択された変動パターンがリーチ状態を形成する旨を示すものである場合に、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かに係る乱数を発生させて取得する。更に第1の回転ドラム演出抽選部405は、上記の乱数の取得と同時に、「回転ドラム演出」の回転動作のうち、通常パターン、逆回転パターン、及び全回転パターンのうちの何れに該当するかを決定する乱数を発生させて取得する。第1の回転ドラム演出抽選部405は、取得された当該各乱数を第1の当選判定部406に出力する。
第1の回転ドラム演出抽選部405は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
第1の当選判定部406は、前者の乱数の値に基づいて、第1の回転ドラム演出抽選部405による抽選の結果が「実行」又は「不実行」の何れに該当するのかを判定する。続いて、当該抽選結果が「実行」に該当する場合には、後者の乱数の値に基づいて、第1の回転ドラム演出抽選部405による抽選の結果が「通常パターン」、「逆回転パターン」、「全回転パターン」のうちの何れに該当するのかを判定する。そして、第1の当選判定部406は、「実行」に該当する場合には、フラグ記憶部407に記憶されている実行フラグをオンする。また、「通常パターン」、「逆回転パターン」、「全回転パターン」のうちの該当するものについて、フラグ記憶部407のうちからそのフラグ(通常パターンフラグ、逆回転パターンフラグ、及び全回転パターンフラグのいずれか1つ)をオンする。
第1の当選判定部406は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びROM202bを用いることにより実現される。
第2の回転ドラム演出抽選部408は、演出コマンド解析部401から受けた特別図柄の抽選結果に基づき、特別図柄の抽選結果が「大当たり」に当選した旨を示すものである場合に、各回転ドラム142,143について「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かに係る乱数を発生させて取得する。更に第2の回転ドラム演出抽選部408は、上記の乱数の取得と同時に、2種類の乱数を発生させて取得する。1つ目の乱数は、「回転ドラム演出」の回転動作のうち、強制引込みパターン及び綱引きパターンのうちの何れに該当するかを決定するものである。2つ目の乱数は、「回転ドラム演出」の回転動作が綱引きパターンに該当する場合に、一定時間内における操作スイッチ132の押下の規定回数を決定するものである。ここで、規定回数は、例えば20回〜n(20よりも大きい所定数)回のうちの数種類とし、n回に近い規定回数として限界規定回数が設けられている。この限界規定回数以上の回数を遊技者が連打することは実際上不可能であるか、或いは操作スイッチ132が規定回数以上の回数を認識することができないものとする。第2の回転ドラム演出抽選部408は、取得された当該各乱数を第2の当選判定部409に出力する。
第2の回転ドラム演出抽選部408は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
第2の当選判定部409は、「回転ドラム演出」の回転動作を実行するか否かに係る乱数の値に基づいて、第2の回転ドラム演出抽選部408による抽選の結果が「実行」又は「不実行」の何れに該当するのかを判定する。続いて、当該抽選結果が「実行」に該当する場合には、強制引込みパターン及び綱引きパターンのうちの何れに該当するかを決定する乱数の値に基づいて、第2の回転ドラム演出抽選部408による抽選の結果が「強制引込みパターン」、「綱引きパターン」のうちの何れに該当するのかを判定する。ここで、当該抽選結果が「綱引きパターン」に該当する場合には、一定時間内における操作スイッチ132の押下の規定回数を決定する乱数の値に基づいて、第2の回転ドラム演出抽選部408による抽選の結果が如何なる規定回数であるかを判定する。そして、第2の当選判定部408は、「実行」に該当する場合には、フラグ記憶部410に記憶されている実行フラグをオンする。また、「強制引込みパターン」、「綱引きパターン」のうちの該当するものについて、フラグ記憶部410のうちからそのフラグ(強制引込みパターンフラグ及び綱引きパターンフラグのいずれか)をオンする。
第2の当選判定部409は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びROM202bを用いることにより実現される。
回転ドラム制御部411は、フラグ記憶部407,410のフラグに応じて、回転ドラム装置141を構成する各回転ドラム142,143の各回転動作を制御するものである。即ち、フラグ記憶部407の実行フラグがオンであり、「通常パターンフラグ」、「逆回転パターンフラグ」、「全回転パターンフラグ」のいずれか1つがオンであれば、該当する回転態様に従って各回転ドラム142,143の回転動作を制御する。また、フラグ記憶部410の実行フラグがオンであり、「強制引込みパターンフラグ」又は「綱引きパターンフラグ」がオンであれば、該当する回転態様に従って各回転ドラム142,143の回転動作を制御する。ここで、「強制引込みパターン」又は「綱引きパターン」の遊技時において、当該制御には、遊技者による操作スイッチ132の操作に対応した変化が与えられる。
回転ドラム制御部411は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a及びRAM202cを用いることにより実現される。
画像生成部412は、装飾図柄決定部402で決定された装飾図柄の組み合わせ、装飾図柄パターン決定部403で決定された装飾図柄変動パターン404、演出コマンド解析部401から出力された情報、回転ドラム制御部411から出力されたキャラクタ数の情報などに基づいて、装飾図柄表示装置107に表示させるための画像データを生成する。
画像生成部412は、サブ制御基板202に設けられている画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、及びビデオRAM202fを用いることにより実現される。
音声生成部413は、演出コマンド解析部401から出力された情報、装飾図柄パターン決定部403から出力された情報、及び回転ドラム制御部411から出力された情報に基づいて、それぞれ音声データを生成して、スピーカ133に出力する。例えば、演出コマンド解析部401から、特別図柄の抽選結果が出力された場合には、その抽選結果に応じた音声が、装飾図柄パターン決定部403により決定された装飾図柄変動パターン404に合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。また、装飾図柄パターン決定部403の決定結果が出力された場合には、当該装飾図柄パターンに応じた音声が選択された当該装飾図柄パターンに合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。また、回転ドラム制御部411から回転制御すべき回転態様が出力された場合には、当該回転態様に応じた音声が選択された当該特別画像に合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
また、音声生成部413は、サブ制御基板202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、RAM202c、及び音源回路202gを用いることにより実現される。
なお、メイン制御基板201及びサブ制御基板202に、前述した機能以外の機能が設けられていてもよい。
図5は、メイン制御基板201における処理動作の一例を示すメインフローチャートである。
図5のステップS1において、電源スイッチ219がオンされると、メイン制御基板201は、遊技球発射処理を行う。この遊技球発射処理の具体例を説明すると、まず、メイン制御基板201は、発射ハンドル131が遊技者により操作されたことを示す前記発射操作検出信号が、発射制御基板205から送信された後に、球皿128aに遊技球が一定量以上貯留しているか否かを判定する。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、図5のステップS2における一般入賞処理の詳細について説明する。
図6のステップS11において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が一般入賞口111に入賞したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が一般入賞口111に入賞した場合には、ステップS12に進み、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が球皿128aに払い出される。また、演出コマンド生成部313は、一般入賞口111に入賞したことを示す演出コマンドを生成してサブ制御基板202に送信する。これにより、サブ制御基板202は、電飾部品130を点灯させるなどして、一般入賞口111に入賞したことを遊技者に報知する。そして、図5に示したメインフローチャートに戻る。
一方、遊技球が一般入賞口111に入賞していない場合には、ステップS12の処理を行う必要がないので、図5に示したメインフローチャートに戻る。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、図5のステップS3における普通図柄作動ゲート通過処理の詳細について説明する。
図7−1のステップS21において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したか否かを判定する、この判定の結果、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過した場合には、ステップS22に進み、普通図柄抽選部309は、乱数を発生させて抽選を行う(すなわち乱数の取得を行う)。
次に、ステップS29において、普通図柄抽選部309は、前記普通図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された乱数を読み出して、ステップS30に進む。
また、前記ステップS27において、前記普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS22で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく普通図柄の表示も行うことができないので、図5のメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS31において、当選判定部310は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグまたは確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、時短フラグまたは確変フラグがオンされている場合には、「時短モード」または「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS32に進み、当選判定部310は、「時短モード」または「確変モード」である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを読み出す。
一方、時短フラグ及び確変フラグのいずれもオンされていないと判定した場合には、通常遊技中であると判断して、ステップS33に進み、当選判定部310は、通常遊技中である場合に使用するデフォルトの抽選テーブルを抽出する。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、図5のステップS4における始動入賞処理の詳細について説明する。
図8−1のステップS61において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が始動入賞口112を通過したか否かを判定する。この判定の結果、遊技球が始動入賞口112を通過した場合には、ステップS62に進み、特別図柄抽選部304は、乱数を発生させて抽選を行う(すなわち特別図柄の当否に係る乱数の取得を行う)。このとき同時に、特別図柄抽選部304は、特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数の取得を行う。以下、特別図柄の当否に係る乱数、特別図柄決定用の乱数及び特別図柄変動パターン決定用の乱数からなる3個の乱数を「一組の乱数」と言う。
一方、前記ステップS63において、ボーナスフラグがオフされていない(オンされている)と判定した場合には、特別遊技の実行中であるので、ステップS65に進む。
なお、前記ステップS65において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した乱数を保留することも、その乱数に基づく特別通図柄の表示も行うこともできないので、図5のメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS70において、特別図柄抽選部304は、前記特別図柄用乱数記憶領域に最も早く記憶された一組の乱数を読み出して、ステップS71に進む。
また、前記ステップS68において、前記特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている一組の乱数の数が3つを超えていると判定した場合には、ステップS62で取得した一組の乱数を保留することも、その一組の乱数に基づく特別図柄の表示も行うことができないので、図5のメインフローチャートに戻る。
次に、ステップS72において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確変フラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、確変フラグがオンされている場合には、「確変モード」に移行中であると判断して、ステップS73に進み、当選判定部305は、「確変モード」である場合に使用するデフォルトの前記確変用抽選テーブルを抽出する。
次に、ステップS77において、当選判定部305は、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了したか否かを判定する。この判定の結果、規定の遊技回数を消化して「時短モード」が終了した場合には、ステップS78に進み、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、時短フラグをオフする。
以上のように、ステップS73、S76、S79で抽選テーブルを抽出すると、図9−2のステップS80に進み、当選判定部305は、ステップS71で特別図柄抽選部304から出力された抽選の結果(特別図柄の当否に係る乱数)が、抽出した抽選テーブルにおいて「大当たり」に該当するのか否かを判定する。すなわち、特別図柄の抽選に当選したか否かを判定する。
次に、ステップS86において、装飾図柄表示装置107は、装飾図柄を変動表示させた後に、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄に対応する装飾図柄の組み合わせを停止表示する。また、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す前記賞球数信号を払出制御基板206に送信する。これにより、4個の賞球が球皿128aに払い出される。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、図5のステップS5における特別遊技実行処理の詳細について説明する。
図9のステップS101において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグがオンされているか否かを判定する。この判定の結果、ボーナスフラグがオンされていない場合には、ステップS102以降の処理を行う必要がないので(特別遊技に移行しないので)、図5のメインフローチャートに進む。
次に、ステップS103において、入賞判定部301は、入賞口基板203から送信された前記遊技球通過信号に基づいて、遊技球が大入賞口113を通過したか否かを判定する。
そして、ステップS112において、当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、ボーナスフラグをオフし、図5のメインフローチャートに戻る。
また、前記ステップS110において、特別遊技における全ての単位遊技が終了していないと判定された場合には、次の単位遊技に進むので、ステップS114に進み、演出コマンド生成部313は、次の単位遊技に進むことを示す演出コマンドを生成して、サブ制御基板202に送信する。これにより、次の単位遊技に進んだことを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。また、大入賞口開放指示部307は、前記特定領域制御指示信号を入賞口基板203に送信して、図5のメインフローチャートに戻る。これにより、特定領域121への遊技球の通過が容易な状態になる。
先ず、サブ制御基板202における処理動作のうち、装飾図柄がリーチ状態のときの回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例について説明する。
図10は、装飾図柄がリーチ状態のときの回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例を示すフローチャートである。
一方、ステップS131において、演出コマンドを受信していないと判定した場合には、受信するまでステップS131を繰り返し実行する。
図11は、特別遊技時における回転ドラム装置141による回転ドラム演出の一例を示すフローチャートである。
一方、ステップS141において、演出コマンドを受信していないと判定した場合には、受信するまでステップS141を繰り返し実行する。
そして、ステップS150において、回転ドラム制御部411は、ステップS144において当選した回転態様である「強制引込みパターン」の遊技として、各回転ドラム142,143を回転制御する。
ここで、回転ドラム制御部411は、「確率変動モード」を伴うものであると判定した場合には、各回転ドラム142,143の停止可能位置の基準範囲内、例えば操作スイッチ132が押下された瞬間の表示位置から所定回転角度以内において、遊技者の操作により操作スイッチ132が押下された場合に、各回転ドラム142,143の表示面が所期の表示、ここでは「確率変動モード」である旨を明示する表示となるように強制的に各回転ドラム142,143が停止制御される。
一方、「確率変動モード」を伴うものでないと判定した場合には、操作スイッチ132が押下された瞬間の表示位置から所定回転角度以内に「確率変動モード」である旨を明示する表示が存する場合でも、当該表示を除外した表示がなされるように強制的に各回転ドラム142,143が停止制御される。
「強制引込みパターン」の遊技は、特別遊技の1ラウンド〜16ラウンドのうち、平均して例えば3,4回行われる。
103 普通図柄作動ゲート
106 特別図柄表示装置
107 装飾図柄表示装置
108 普通図柄表示装置
112 始動入賞口
113 大入賞口
131 発射ハンドル
132 操作スイッチ
141 回転ドラム装置
142,143 回転ドラム
144 表示窓
201 メイン制御基板
203 入賞口基板
210 始動入賞口スイッチ
215 普通電動役物ソレノイド
301 入賞判定部
302 フラグ記憶部
304 特別図柄抽選部
305 当選判定部
306 特別図柄表示指示部
309 普通図柄抽選部
310 当選判定部
311 普通図柄表示指示部
312 普通電動役物駆動指示部
401 演出コマンド解析部
402 装飾図柄決定部
403 装飾図柄パターン決定部
404 装飾図柄変動パターン
405 第1の回転ドラム演出抽選部
406 第1の当選判定部
407,410 フラグ記憶部
408 第2の回転ドラム演出抽選部
409 第2の当選判定部
411 回転ドラム制御部
412 画像生成部
413 音声生成部
Claims (5)
- 変動する図柄を表示する表示手段と、
遊技中に所期の回転動作を行う少なくとも1つの回転体と、
前記回転体の前記回転動作を制御する回転体制御手段と、
遊技者の操作により、前記回転体制御手段による前記回転動作の制御に前記操作に対応した変化を与える回転体操作手段と
を含むことを特徴とする遊技機。 - 複数の前記回転体を備え、
前記回転体制御手段は、前記各回転体の前記回転動作をそれぞれ独立に制御することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 遊技球の始動入賞口への入賞を契機とした抽選により大当たりに当選した場合に実行される特別遊技時において、
前記回転体制御手段は、遊技者による前記回転体操作手段の操作に連動して前記回転体を停止させる第1の機能を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記回転体制御手段は、前記回転体を正方向及び逆方向に回転制御自在であり、遊技者による前記回転体操作手段の操作に連動して、前記回転体の回転方向に抗して逆回転方向に前記回転体を動作させる第2の機能を有していることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記回転体は、前記遊技における演出に供されるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技機。
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