JP2007097510A - マイクロ反応装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応室内の複数の固体試料の一部分に選択的に薬剤を反応させることができるようにする。
【解決手段】反応室2は基体内に上面4と底面をもつ筒状に形成され、内部の底部6に固体試料8を収容する。上面4には反応室2内に試薬を導入する試薬導入口10と反応室2内にバッファ流体を導入する複数個のバッファ導入口12が設けられている。底部6にはその隅部に反応室2内の液を外部に排出する複数個の液排出口14が設けられている。試薬流10aの流れの方向は、複数のバッファ導入口12から導入されるバッファ流12aの流量バランスを調節することで制御することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、微小な反応室内に保持された固体試料に試薬を作用させるためのマイクロ反応装置に関し、例えば細胞組織等の生体試料の一部分に選択的に薬剤を導入し、その反応を観察することにより、細胞組織の機能や薬剤の効用を解析するためのマイクロ細胞解析装置などのマイクロ反応装置に関するものである。
これまでに、細胞に薬剤を与え、その反応を測定するための、MEMS(Micro Electro Mechanical System:超小型電気的機械的システム)技術等を用いて作製された微小流体デバイスが報告されている(非特許文献1〜4参照。)。
これらのデバイスを用いることで、少量の細胞の分析や、薬剤のハイスループットスクリーニングを実現することができる。
これら従来のデバイスは2つの種類に分類することができる。一方は非特許文献1,2のような、細胞1個ずつの反応を分析することを目的としたデバイス、他方は非特許文献3,4のような複数の細胞、例えば組織としての機能をもった細胞の反応を分析することを目的としたデバイスである。
A. Tixier, et al. Micro Total Analysis Systems 2000, pp123-126 (2000) Kwang-Seok Yun, et al. Micro Total Analysis Systems 2002, pp652-654 (2002) Sensors and Actuators A, Vol.114, pp129_134(2004) Kwang-Seok Yun, et al. Micro Total Analysis Systems 2003, Vol. 1, pp861-864 (2003)
上に述べた従来の2種類の細胞分析用微小流体デバイスは、それぞれ異なった利点と問題点を有する。
まず、1個の細胞の反応を分析することを目的としたデバイスでは、細胞1個に選択的に薬剤を反応させることができる一方で、細胞組織としての機能を解析することができない。例えば、肝細胞等は細胞1個では本来の機能を発現することができないため、実際に生体内で発現している機能を解析することが困難である。
一方、複数の細胞の反応を分析することを目的としたデバイスでは、薬剤を特定の細胞や部位に選択的に反応させることが困難である。反応室に薬液を導入した場合、反応室全体に薬液が行き渡るため、組織全体に薬液が反応することになる。組織としての細胞の反応は、ある細胞が試薬に反応し、その細胞が生成する物質が他の細胞に働きかけ、さらにその細胞が新たな物質を生成するといった、細胞の相互作用が重要とされている。そのため、詳細な細胞組織の機能を解析するためには、その相互作用のパス(道筋)を解明することが重要であり、そのためには、細胞組織のある特定の細胞や部位に、選択的に薬剤を反応させることが必要である。
このような事情は、測定対象が細胞である場合に限らず、他の固体状の試料を対象とする場合に一般に存在する。
そこで本発明は、反応室内の複数の固体試料の一部分に選択的に薬剤を反応させることができるマイクロ反応装置を提供することを目的としている。
本発明のマイクロ反応装置は、上面と底面をもつ筒状に形成され、内部の底部に固体試料を収容するための反応室を基体内に備えたものであり、反応室は、上面に反応室内に試薬を導入する試薬導入口と反応室内にバッファ流体を導入する複数個のバッファ導入口とを備え、底隅部に反応室内の液を外部に排出する複数個の液排出口を備えていることを特徴とするものである。
試薬導入口は反応室の上面の中央に配置され、バッファ導入口は3個以上が試薬導入口を取り囲むように配置されていることが好ましい。さらに好ましくは、バッファ導入口は試薬導入口を中心とする1つの円周上に等間隔に配置されている。
液排出口も3個以上設けられていることが好ましい。さらに好ましくは、液排出口は反応室底隅部に等間隔に配置されている。
反応室の形状の好ましい一例は円筒状である。
反応室の好ましい一例では、底部は底面と、底面から間隔をもって設けられ試料を保持する底板とからなる二重構造になっており、その底板には保持しようとする試料よりも小さい孔が複数あけられ、液排出口が底板よりも下側に設けられているものである。その場合、反応室内に導入された試薬とバッファ流体が底板の孔を通って液排出口から排出されるようになる。
本発明のマイクロ反応装置の使用方法では、反応室の底部に複数個の試料が保持され、バッファ導入口のそれぞれから導入されるバッファ流体の流量が調整されることにより試薬導入口から導入される試薬の流れ方向が制御されて複数個の試料の一部に選択的に作用させられる。
本発明のマイクロ反応装置で反応室内に保持される試料は、特に限定されるものではないが、好ましい例は生体細胞である。
本発明のマイクロ反応装置は、バッファ導入口のそれぞれに接続され、導入するバッファ流体の流量を調整することのできるバッファ流体導入機構をさらに備えたものとすることもできる。
図1に本発明のマイクロ反応装置の構成を概略的に示す。図1(A)は概略的な透視図、図1(B)は(A)A−A線位置での断面図である。
反応室2は基体内に上面4と底面をもつ筒状に形成され、内部の底部6に固体試料8を収容する。上面4には反応室2内に試薬を導入する試薬導入口10と反応室2内にバッファ流体を導入する複数個のバッファ導入口12が設けられている。さらに反応室上部に分析対象となる試料を導入するための、試料導入口13が設けられている。底部6にはその隅部に反応室2内の液を外部に排出する複数個の液排出口14が設けられている。
試薬導入口の数と位置も特に限定されるものではないが、ここでは、上面の中央に1個配置されている。バッファ導入口12の数と位置は特に限定されるものではないが、ここでは上面の中央に配置された試薬導入口10を取り囲むように4つのバッファ導入口12が配置されている。反応室2の底部構造は、これも限定されるものではないが、ここでは底部6は、底面6aと、底面6aから間隔をもって設けられ試料8を保持する底板6bとからなる二重構造になっており、底板6bは保持しようとする試料8よりも小さい孔が複数あけられたメッシュ構造となっており、その上に分析対象となる細胞などの試料8が保持され、反応や培養が行なわれる。液排出口14は底板6bよりも下側に設けられており、反応室2内に導入された試薬とバッファ流体が底板6bの孔を通って液排出口14から排出されるようになっている。
しかしながら、本発明は底板6bがなく、試料8が底面6a上に保持される反応室のものも含んでいる。
またここでは反応室上部に試料導入口13を備えているが、分析対象となる試料が試薬導入口10やバッファ導入口13よりも小さい物体であれば、予めいずれかの導入口から反応室に導入することが可能であるため、必ずしも試料導入口は必要ではない。
このようなマイクロ反応装置を細胞培養に使用する場合を取り上げると、反応室2内に試料として複数個の細胞8を保持し、試薬導入口10から試薬を、バッファ導入口12からバッファ液を同時に導入する。図1(B)に示されるように、試薬流10aはバッファ流12aに囲まれた状態で反応室底部6、すなわち分析対象となる細胞8に到達する。試薬流10aがバッファ流12aに囲まれた状態で流れるため、試薬は反応室2の全体に広がることなく、反応室底部6の一部、すなわち複数の細胞8の一部にのみ試薬流が到達する。
試薬流10aの流れの方向は、複数(この場合は4つ)のバッファ導入口12から導入されるバッファ流12aの流量バランスを調節することで制御することができる。
上に述べたように、試薬導入口10の周囲にバッファ導入口12を配置し、試薬流10aを取り囲むように制御された流量でバッファ流12aを流すことで、反応室2内の複数の細胞8のうちの一部分に試薬を反応させることができるようになる。
このような動作は試料が細胞である場合に限らず、他の固体試料である場合でも同様である。
本発明のマイクロ反応装置では、反応室の上面に試薬導入口と複数個のバッファ導入口を設け、底隅部に複数個の液排出口を設けたので、反応室内の底部に保持された複数個の固体試料の特定の部位に選択的に試薬を反応させることができるようになる。これにより、例えば細胞組織の特定の部位に薬液を反応させ、その反応を測定することなどができるようになる。
試薬導入口を上面の中央に配置し、3個以上のバッファ導入口を試薬導入口を取り囲むように配置することによりバッファ流による試薬流の方向制御を広い範囲で行なうことができるようになる。
さらにバッファ導入口を試薬導入口を中心とする1つの円周上に等間隔に配置するようにすれば、バッファ流による試薬流の方向制御を広い範囲で均等に行なうことができるようになる。
液排出口も3個以上とすることにより、バッファ流による試薬流の方向制御を広い範囲で行なうことができるようになる。
さらに液排出口を底隅部に等間隔に配置するようにすれば、バッファ流による試薬流の方向制御を広い範囲で均等に行なうことができるようになる。
反応室の形状を円筒状とすれば、バッファ流による試薬流の方向制御が容易になる。
底部構造を、底面と、底面から間隔をもって設けられた孔あき底板とからなる二重構造として試薬とバッファ流体が底板の孔を通って液排出口から排出されるようにすれば、底板上に保持された試料の一部に選択的に試薬を供給するのが容易になり、反応室内での流体試薬の流れの制御性を向上させることができる。
この反応装置にバッファ流体導入機構をさらに備えておけば、この反応装置による反応制御を容易に実施することができるようになる。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図2に一実施例のマイクロ反応装置を示す。(A)は概略透視図、(B)は上面図、(C)は下面図である。
ここでは、試料として細胞を測定するものとする。細胞8に試薬を反応させ、分析をおこなう反応室2は細胞培養室であり、円筒状の形状をしている。反応室2の上面4に試薬導入口10及びそれを取り囲むように8つのバッファ導入口12が配置されている。試薬導入口10は上面4の中央に配置され、8つのバッファ導入口12は試薬導入口10を中心とする1つの円周上に等間隔に配置されている。反応室の上部には、分析対象となる試料を導入するための、試料導入口を備えている。
一方、反応室2の底部6には、試薬及びバッファを排出するための8つの液排出口14が配置されている。液排出口14は底部6の円形の隅部に沿って等間隔に配置されている。
分析対象となる複数の細胞8は反応室2に導入され、反応室2の底面上に保持されている。
細胞に反応させるための試薬は試薬導入口10から導入され、同時に各バッファ導入口12からバッファが導入される。このとき各バッファ導入口12から供給するバッファ流量バランスを調整することで、反応室2内での試薬の流れの方向を制御することができる。
試薬導入口10からの試薬導入とバッファ導入口12からのバッファ導入には、送液ポンプを使用してそれぞれ独立して流量を制御するようにすればよい。また、試薬を収容した容器をチューブを介して試薬導入口10に接続し、バッファを収容した容器をチューブを介してバッファ導入口12に接続し、それらの容器を保持する高さを調整することにより流量を制御するようにしてもよい。
試薬導入口10から導入された試薬はバッファ流に取り囲まれながら、反応室2底面の一部の細胞8に達する。各バッファ流導入口12からのバッファ流量を制御することで、試薬の流れ方向を制御できるため、結果として、試薬が到達する底面での位置を制御することが可能であり、つまり、ターゲットとする一部の細胞8に選択的に試薬を到達させることができる。
このとき、反応室2から排出される試薬とバッファの流れも試薬流の方向を決定する重要な要素となっている。例えば、液排出口14が反応室2の底面に1箇所しかない場合、反応室2に導入されたバッファと試薬は必ずその1箇所の液排出口14へと流れるため、バッファ流量を調整することにより試薬導入口10から導入される試薬の流れを制御したとしても、結局はその一箇所の液排出口14に到達してしまう。結果として、バッファ流による試薬流れの制御性が大きく損なわれてしまう。しかしながら、本実施例では、液排出口14を反応室2の底隅部に放射状に配置することで、このような欠点をなくしている。
図3に、本実施例における試薬導入の様子について、コンピュータ解析を行った結果を示す。コンピュータ解析にはCoventor社の解析ツール、Coventor Wareを用いた。
解析条件として、試薬にはローダミンB水溶液、バッファには純水の物性値を用いた。
(A)は反応室2の外形を示したものであり、各部の寸法の一例を示すと、反応室2は直径が1000μm、高さが140μmの円筒状であり、試薬導入口10は半径20μm、バッファ導入口12は半径50μm、試薬導入口10とバッファ導入口12の距離は150μmである。
その場合の解析結果を(B),(C)に示す。(B)は反応室2の底面での試薬濃度分布、(C)は反応室2の断面での試薬濃度分布を示している。
(B)の結果から、反応室2の底面の一部の領域にのみ試薬が到達していることが分かる。また(C)の結果から、バッファ流の流量差により試薬流量の流れの方向が反応室2の中央から図で右側に偏っていることが分かる。
これらの結果から、本実施例の反応装置を用いることにより、反応室2の底面の一部分に選択的に試薬を到達させることが可能であることが分かる。
本実施例の反応装置を上に示した寸法で作製し、底面を透明ガラス製として、図4のように、底面側から蛍光顕微鏡(及び共焦点蛍光顕微鏡)20により観察した。試薬にはローダミンB水溶液、バッファには純水を用いた。
底面上における試薬の流れは、図5に示されるようにバッファ流の流量調整により任意の方向に制御することができる。また、深さ方向の試薬の流れも図6に示されるように一方に偏っている。このように、実際に反応装置を作製した結果と図3に示したコンピュータ解析によりシミュレーション結果はよい一致を示している。
図4のような観察系は、例えば細胞によるタンパク質産生の様子を、蛍光異方性を利用して、例えば蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)法や蛍光異方性分析(Fluorescent Anisotropy Analysis)法を利用して、共焦点蛍光顕微鏡によりリアルタイムで観察できる測定装置として利用することができる。
本発明の他の実施例として、上述した構造とは異なった、図7に示すような構造をあげることができる。図7の実施例は、本発明を概略的に示すものとして説明した図1の反応装置の構造である。
図2の実施例と異なる点は、反応室2の底部6が底面6aと、底面6aから間隔をもって設けられ細胞などの試料8を保持する底板6bとからなる二重構造になっており、底板6bは保持しようとする試料8よりも小さい多数の細孔をもつメッシュ構造となっている点である。液排出口14は底板6bの下側に形成されている。
上述した構造は1個の試薬導入口10を備えているが、さらに他の実施例としては、試薬導入口10を複数備えることで、複種類の試薬を反応室2に導入することができる。さらには、それぞれの試薬導入口10の周囲にバッファ導入口12を配置することで、おのおのの試薬の流れの方向を制御することが可能となる。
この反応装置を細胞培養室として使用すると、反応室2に供給された試薬とバッファは底板6bの細孔を通り抜けて、底板6bから下側に排出される。分析対象となる試料の細胞8は、培養室底部でメッシュ構造の底板6b上で培養される。この構造を用いることで、試薬とバッファの流れが培養室底面6aによる影響を受けにくいので、試薬の流れの制御性をより向上させることが可能となる。
次に、図8により図2の実施例の製造方法を説明する。
反応室2、その上面に設けられる試薬導入口10及びバッファ導入口12、並びに反応室2の底部に設けられる液排出口14はシリコン基板にフォトリソグラフイーとICP−RIE(誘導結合プラズマ型反応性イオンエッチング)により形成する。
(A)厚さが200μmのシリコン基板30を用い、その両面にドライエッチング時のマスクとなるシリコン酸化膜32を熱酸化により1μmの厚さに形成する。
(B)シリコン酸化膜32上に両面アライナーを用いたフォトリソグラフイーによりレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをマスクとしてフッ酸を用いた酸化膜エッチングにより、シリコン酸化膜32をパターニングする。これにより、シリコン基板30の上面では試薬導入口及びバッファ導入口形状を決定する酸化膜パターン32a(平面図は図(B−1)参照。)を形成し、シリコン基板30の下面では反応室形状及び液排出口14とそれにつながる流路を形成するための酸化膜パターン32b(平面図は図(B−2)参照。)を形成する。
(C)シリコン基板の下面に両面アライナーを用いたフォトリソグラフイーにより、反応室形状を形成するためのレジストパターン34(平面図は図(C−1)参照。)を形成する。
(D)シリコン基板30の下面側のフォトレジストパターン34をマスクにしてシリコン基板30をICP−RIEを用いて50μmの深さにドライエッチングを行ない、反応室2の一部を形成する。
(E)シリコン基板下面のフォトレジスト34を、硫酸と過酸化水の混合液で除去したのち、シリコン基板30の上面及び下面の側の酸化膜パターン32aをマスクにして、シリコン基板30をICP−RIEを用いてドライエッチングし、基板上面には試薬導入口10及びバッファ導入口12を、基板下面には液排出口14を形成する。エッチング深さはそれぞれ50μmである。
(F)シリコン基板30の両面のシリコン酸化膜32を除去する。
(G)このように形成されたシリコン基板30の下面にガラス基板36を陽極接合する。シリコン基板と陽極接合するガラス基板としては、パイレックスガラス(登録商標)などのホウケイ酸ガラスが好ましい。
シリコン基板とガラス基板の接合は上の方法に限らない。シリコン基板30の両面にシリコン酸化膜32が残っている状態で、又は再度シリコン酸化膜を形成した後に、フッ酸による接合を行うこともできる。この場合のガラス基板は特に種類を限定されるものではなく、石英ガラスなど、種々のガラスを使用することができる。
さらに、接着剤を使用してシリコン基板とガラス基板を接合してもよい。
図7の実施例の反応装置を製造する方法を図9により説明する。
(A)図8の製造方法と同様に、厚さがシリコン基板30を用い、その両面にドライエッチング時のマスクとなるシリコン酸化膜32を熱酸化により形成する。
(B)シリコン酸化膜32上に両面アライナーを用いたフォトリソグラフイーによりレジストパターンを形成し、そのレジストパターンをマスクとしてフッ酸を用いた酸化膜エッチングにより、シリコン酸化膜32をパターニングする。これにより、シリコン基板30の上面では試薬導入口及びバッファ導入口形状を決定する酸化膜パターン32a(平面図は図(B−1)参照。)を形成し、シリコン基板30の下面では反応室形状を決定する酸化膜パターン32b(平面図は図(B−2)参照。)を形成する。
(C)上面側及び下面側のシリコン基板30の酸化膜パターン32aをマスクにしてシリコン基板30をICP(誘導結合プラズマ)−RIEを用いてドライエッチングし、基板上面側には試薬導入口10及びバッファ導入口12となる貫通孔を、基板下面側には反応室2を形成する。
(D)シリコン基板30の両面のシリコン酸化膜32を除去する。
(E)メッシュ構造の底板6bと、平坦なガラス基板36aを用意しておく。底板6bとしては、例えば厚さが100μm程度のガラス基板にドライエッチングにより多数の細孔を形成してメッシュ構造としたものを使用することができる。ガラス基板36aにはドライエッチング法により底部となる円形の凹部と、その凹部の周囲に液排出口14となる溝を形成しておく。その凹部の底面が反応室の底面6aとなる。
そして、シリコン基板30の下面に底板6bを上に記載した方法により接合する。その後、底板6b上にガラス基板36aをその凹部が内側になるように接合する。底板6bとガラス基板36aの接合は例えばフッ酸を用いて行うことができる。
製造方法で示した寸法や材質は一例であり、これに限定されるものではない。
また上述した実施例では、細胞を分析対象としているが、応用用途としては細胞分析に限ったものではなく、ある特定の部位にのみ流体試薬を反応させることを目的とした用途であれば応用可能である。
本発明は細胞を初めとする種々の固体試料の一部に選択的に試薬を作用させて反応を生じさせる微小な反応装置として利用することができ、例えば細胞培養装置などとして利用することができる。
本発明のマイクロ反応装置の構成を概略的に示す図であり、(A)は透視図、(B)は(A)A−A線位置での断面図である。 一実施例のマイクロ反応装置を示す図であり、(A)は概略透視図、(B)は上面図、(C)は下面図である。 同実施例における試薬導入の様子のコンピュータ解析を示す図であり、(A)は反応室の外形を示す斜視図、(B)は反応室の底面での試薬濃度分布、(C)は反応室の断面での試薬濃度分布を示している。 同実施例における蛍光顕微鏡及び共焦点蛍光顕微鏡による観察方法を示す断面図である。 蛍光顕微鏡により底面上における試薬の流れを観察した結果を示す画像である。 共焦点蛍光顕微鏡により深さ方向の試薬の流れを観察した結果を示す画像である。 他の実施例のマイクロ反応装置を示す図であり、(A)は概略透視図、(B)は断面図である。 図2の実施例のマイクロ反応装置を製造する方法を示す工程端面図である。 図7の実施例のマイクロ反応装置を製造する方法を示す工程端面図である。
符号の説明
2 反応室
4 上面
6 底部
6a 底面
6b 底板
8 試料
10 試薬導入口
10a 試薬流
12 バッファ導入口
12a バッファ流
14 液排出口

Claims (10)

  1. 上面と底面をもつ筒状に形成され、内部の底部に固体試料を収容するための反応室を基体内に備えたマイクロ反応装置において、
    前記反応室は、前記上面に反応室内に試薬を導入する試薬導入口と反応室内にバッファ流体を導入する複数個のバッファ導入口とを備え、底隅部に反応室内の液を外部に排出する複数個の液排出口を備えていることを特徴とするマイクロ反応装置。
  2. 試料導入口は前記上面に少なくとも1個配置され、
    バッファ導入口は3個以上設けられ、試薬導入口を取り囲むように配置されている請求項1に記載のマイクロ反応装置。
  3. バッファ導入口は試薬導入口を中心とする1つの円周上に等間隔に配置されている請求項2に記載のマイクロ反応装置。
  4. 液排出口は3個以上設けられている請求項1から3のいずれかに記載のマイクロ反応装置。
  5. 液排出口は前記底隅部に等間隔に配置されている請求項4に記載のマイクロ反応装置。
  6. 反応室は円筒状である請求項1から5のいずれかに記載のマイクロ反応装置。
  7. 反応室の底部は、底面と、底面から間隔をもって設けられ試料を保持する底板とからなる二重構造になっており、
    前記底板には保持しようとする試料よりも小さい孔が複数あけられ、液排出口が前記底板よりも下側に設けられており、反応室内に導入された試薬とバッファ流体が前記底板の孔を通って液排出口から排出される請求項1から6のいずれかに記載のマイクロ反応装置。
  8. 反応室の底部に複数個の試料が保持され、バッファ導入口のそれぞれから導入されるバッファ流体の流量が調整されることにより試薬導入口から導入される試薬の流れ方向が制御されて複数個の試料の一部に選択的に作用させられる請求項1から7のいずれかに記載のマイクロ反応装置。
  9. 反応室内に保持される試料は生体細胞である請求項1から8のいずれかに記載のマイクロ反応装置。
  10. バッファ導入口のそれぞれに接続され、導入するバッファ流体の流量を調整することのできるバッファ流体導入機構をさらに備えた請求項1から9のいずれかに記載のマイクロ反応装置。
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