JP2007096261A - 半導体素子 - Google Patents

半導体素子 Download PDF

Info

Publication number
JP2007096261A
JP2007096261A JP2006134406A JP2006134406A JP2007096261A JP 2007096261 A JP2007096261 A JP 2007096261A JP 2006134406 A JP2006134406 A JP 2006134406A JP 2006134406 A JP2006134406 A JP 2006134406A JP 2007096261 A JP2007096261 A JP 2007096261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer layer
layer
dislocation density
width
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006134406A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Sato
義浩 佐藤
Sadahiro Katou
禎宏 加藤
Kiyoteru Yoshida
清輝 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2006134406A priority Critical patent/JP2007096261A/ja
Publication of JP2007096261A publication Critical patent/JP2007096261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

【課題】電流コラプスを悪化させることなくバッファ層を高抵抗化し、バッファ層中に発生するリーク電流を低減させること。
【解決手段】HEMT1は、基板2上に、それぞれGaN系化合物半導体からなる低温バッファ層3、バッファ層4、電子走行層5および電子供給層6を、この順に積層して有し、電子供給層6上には、ソース電極7S、ゲート電極7Gおよびドレイン電極7Dを備える。バッファ層4の転位密度は、転位密度に対する体積抵抗率が極大値近傍となる密度値を有する。また、バッファ層4の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅は、この半値幅に対する体積抵抗率が極大値近傍となる幅値を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板上にバッファ層を介して積層された化合物半導体層を備える半導体素子に関するものである。
化合物半導体を用いて形成された半導体素子は、直接遷移性等、化合物半導体材料が本質的に有する特性から、高耐圧素子、高速素子として有望な電子素子である。かかる半導体素子として、近年、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)の一種である、窒化物系化合物半導体を用いて形成された高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)が注目を集めており、種々のHEMTが提案されている。
図14は、窒化物系化合物半導体としてGaN系化合物半導体を用いて形成された、従来技術にかかるHEMTの一例を示す断面図である。図14に示すHEMT11では、サファイア基板等の基板12上に、低温形成したGaNからなる低温バッファ層13と、GaNからなるバッファ層14と、GaNからなる電子走行層15と、AlGaNからなる電子供給層16とがこの順に積層され、ヘテロ接合構造が形成されている。電子供給層16上には、ソース電極17S、ゲート電極17Gおよびドレイン電極17Dが配設されている。なお、ソース電極17Sおよびドレイン電極17Dと、電子供給層16との間には、各層間のコンタクト抵抗を低減させるための図示しないn−GaNからなるコンタクト層が形成されている。
かかる構成のHEMT11では、電子走行層15と電子供給層16とのヘテロ接合界面直下に形成される2次元電子ガス15aがキャリアとして利用される。ソース電極17Sとドレイン電極17Dとを作動させた場合、電子走行層15に供給された電子が2次元電子ガス層15a中を高速走行してドレイン電極17Dまで移動する。このとき、ゲート電極17Gに加える電圧を制御してゲート電極17G直下の空乏層の厚さを変化させることによって、ソース電極17Sからドレイン電極17Dへ移動する電子、すなわちドレイン電流を制御することができる。
ところで、GaN等の窒化物系化合物半導体を用いたHEMT等の半導体素子では、バッファ層中のリーク電流の発生を抑制するなどの目的で、一般にバッファ層を高抵抗化する必要がある。バッファ層が高抵抗化されていない場合、例えば図14に示したHEMT11では、ゲート電極17G直下の空乏層を拡大させてドレイン電流をオフしようとしても、バッファ層14や低温バッファ層13にリーク電流が流れるため、完全にオフすることができないという問題が生じる。これに対して、従来、バッファ層を高抵抗化する方法が提案されている(例えば、特許文献1および2を参照。)。特許文献1および2では、GaNからなるバッファ層にZn、Mg等の不純物をドーピングして高抵抗化する方法が開示されている。
特開2002−57158号公報 特開2003−197643号公報
しかしながら、不純物をドーピングして高抵抗化したバッファ層を有するHEMT等の半導体素子では、出力電流にかかる電気特性が時間変化する現象である電流コラプスの発生が顕著になるという問題があった。この電流コラプスは、半導体素子に電流を流した際に、ドーピングされた不純物のうち活性化していなかった一部の不純物が帯電し、2次元電子ガス層中の電子の移動が妨げられることによって発生するものと推測される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電流コラプスを悪化させることなくバッファ層を高抵抗化し、バッファ層中に発生するリーク電流を低減させた半導体素子を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる半導体素子は、基板上にバッファ層を介して積層された化合物半導体層を備える半導体素子において、前記バッファ層内にあって該バッファ層の積層面に平行な所定面内の転位密度は、該転位密度に対する前記バッファ層の体積抵抗率が極大値近傍となる密度値であることを特徴とする。
また、請求項2にかかる半導体素子は、上記の発明において、前記転位密度は、2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下であることを特徴とする。
また、請求項3にかかる半導体素子は、基板上にバッファ層を介して積層された化合物半導体層を備える半導体素子において、前記バッファ層の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅は、該半値幅に対する前記バッファ層の体積抵抗率が極大値近傍となる幅値であることを特徴とする。
また、請求項4にかかる半導体素子は、上記の発明において、前記半値幅は、300秒以上、2700秒以下であることを特徴とする。
また、請求項5にかかる半導体素子は、上記の発明において、前記バッファ層の(002)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅を基準とした、前記バッファ層の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅比は、1.2以上であることを特徴とする。
また、請求項6にかかる半導体素子は、上記の発明において、前記転位密度を基準とした前記バッファ層のらせん転位密度比は、0.12以下であることを特徴とする。
また、請求項7にかかる半導体素子は、上記の発明において、前記基板と前記バッファ層との間に、580℃以上、620℃以下の成長温度で形成された低温バッファ層を備えることを特徴とする。
また、請求項8にかかる半導体素子は、上記の発明において、前記化合物半導体層は、窒化物系化合物半導体を用いて形成されることを特徴とする。
また、請求項9にかかる半導体素子は、上記の発明において、当該半導体素子は、ダイオードまたは電界効果トランジスタであることを特徴とする。
本発明にかかる半導体素子によれば、電流コラプスを悪化させることなくバッファ層を高抵抗化し、バッファ層中に発生するリーク電流を低減させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる半導体素子の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態にかかる半導体素子としてのHEMT1の構成を示す断面図である。図1に示すように、HEMT1は、サファイア基板等の基板2上に、バッファ層を介して積層された化合物半導体層を備える。具体的には、基板2上に、低温形成したGaNからなる低温バッファ層3と、GaNからなるバッファ層4と、GaNからなる電子走行層5と、Al0.3Ga0.7Nからなる電子供給層6とを、この順に積層して形成されたヘテロ接合構造を有する。
また、HEMT1は、電子供給層6上にソース電極7S、ゲート電極7Gおよびドレイン電極7Dを備える。オーミック電極としてのソース電極7Sおよびドレイン電極7Dは、電子供給層6上にTi,Al,Auをこの順に積層して形成され、ショットキー電極としてのゲート電極7Gは、電子供給層6上にPt,Auをこの順に積層して形成されている。
かかる構成のHEMT1では、電子供給層6は電子走行層5に比べてバンドギャップエネルギーが大きく、この2つの層のヘテロ接合界面直下に2次元電子ガス層5aが形成され、この2次元電子ガス層5aがキャリアとして利用される。すなわち、ソース電極7Sとドレイン電極7Dとを作動させた場合、電子走行層5に供給された電子が2次元電子ガス層5a中を高速走行してドレイン電極7Dまで移動する。このとき、ゲート電極7Gに加える電圧を制御してゲート電極7G直下の空乏層の厚さを変化させることによって、ソース電極7Sからドレイン電極7Dへ移動する電子、すなわちドレイン電流を制御することができる。
ここで、HEMT1が備えるバッファ層4について説明する。バッファ層4は、内部に発生するリーク電流を低減するように高抵抗化して形成されている。このバッファ層4の形成にあたって、本発明者らは、まずバッファ層4内の、積層面に垂直な積層面垂直方向の結晶性を維持したまま、積層面に平行な積層面平行方向の結晶性を悪くすることによって、少なくとも積層面に沿った方向にバッファ層4を高抵抗化することが可能であるものと考察した。そして具体的に、バッファ層4を積層方向に貫通する貫通転位の量を制御することによって、かかる結晶性を得ることが可能であるという推測のもと、バッファ層4の貫通転位量と体積抵抗率との対応関係の導出を行った。
そこで第1に、本発明者らは、バッファ層4の貫通転位量を示す指標値として、バッファ層4内にあってバッファ層4の積層面に平行な所定面内の転位密度を用い、この転位密度と体積抵抗率との対応関係を実測して導出した。図2は、この導出結果を示すグラフである。
図2に示す結果から、本発明者らは、バッファ層4の体積抵抗率が転位密度の変化に対して極大値を有するとともに、この転位密度を体積抵抗率の極大値近傍に対応する密度値とすることによって、バッファ層4を高抵抗化できることを見出した。また、具体的には、バッファ層4の転位密度が、2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下であることが望ましいことを見出した。バッファ層4の転位密度がこの範囲内である場合、体積抵抗率は約1.0×105Ωcm以上の高抵抗となる。
バッファ層4の転位密度は、例えば、バッファ層4をPlan-View法によってTEM(Transmission Electron Microscope)観察した際に黒点として示される転位を計数して求めることができる。この場合、バッファ層4は、イオンミリング装置等によって厚さ0.1μm程度以下に薄厚化加工して成形される。この成形された厚さは、バッファ層4のもとの層厚に比して十分に薄く、TEM観察により得られる転位密度は、バッファ層4の所定面内における転位密度を示すものと考えて差し支えない。なお、この所定面は、バッファ層4と電子走行層5との境界面近傍にあることが好ましく、したがって、TEM観察に用いる試料は、バッファ層4と電子走行層5との境界面近傍部分を加工して成形したものであることが好ましい。
そして第2に、本発明者らは、バッファ層4の貫通転位量を示す指標値として、バッファ層4の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅を用い、この半値幅としての半値全幅と体積抵抗率との対応関係を実測して導出した。図3は、この導出結果を示すグラフである。
図3に示す結果から、本発明者らは、バッファ層4の体積抵抗率が、(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値全幅(以下、(102)半値全幅と称す。)の変化に対して極大値を有するとともに、この(102)半値全幅を体積抵抗率の極大値近傍に対応する幅値とすることによって、バッファ層4を高抵抗化できることを見出した。また、具体的には、バッファ層4の(102)半値全幅が、300秒(arcsec)以上、2700秒以下であることが望ましいことを見出した。バッファ層4の(102)半値全幅がこの範囲内である場合、体積抵抗率は約1.0×105Ωcm以上の高抵抗となる。
ここでバッファ層4の(102)面とは、バッファ層4を形成するGaNの単位格子である六方晶におけるミラー指数(102)の結晶面であって、図4−1に示す六方晶HXにおける結晶面M102に相当する。また、(102)面に対するX線ロッキングカーブとは、(102)面に対するX線回折によって得られるロッキングカーブを意味する。図3に示した(102)半値全幅の値は、CuのKα線(波長λ=1.54Å)を用いたX線回折によるロッキングカーブの半値全幅を示している。なお、ロッキングカーブを取得する際に使用するX線は、CuのKα線に限定して解釈する必要はなく、MoのKα線等、他のX線であってもよい。
ところで、バッファ層4に形成される貫通転位は、大きく2種類に分類され、すなわち積層面垂直方向に形成される垂直貫通転位(もしくは、刃状転位と称す。)と、積層面垂直方向から傾斜して形成される傾斜貫通転位(もしくは、らせん転位と称す。)とに分類される。図5−1〜5−3は、これらの貫通転位の構造を説明する模式図である。図5−1は、GaNからなるバッファ層4の結晶構造の一部を示す斜視図であり、図5−2は、図5−1に示す結晶構造の正面図であり、図5−3は、図5−1に示す結晶構造の平面図である。なお、図5−1〜5−3では、実際には厚さ方向(図中z方向)に積層構造を有する六方晶系のうち1層のみを示している。
GaNからなるバッファ層4では、理想的には、単位格子としての各六方晶が互いに密接し規則的に配列されたハニカム構造が形成される。しかし一般には、結晶内の応力等によって歪みが発生して格子配列にずれが生じる。格子配列のずれは、六方晶の中軸であるc軸のタオレによるずれと、c軸まわりの回転によるずれの2種類に大別さる。c軸のタオレによるずれが生じた場合、積層面垂直方向に対して傾斜して結晶方位がずれ、c軸まわりの回転によるずれが生じた場合、積層面垂直方向を軸とした回転方向の結晶のずれが形成される。そして、これらのずれが六方晶系の積層方向、すなわちバッファ層4の層厚方向に引き継がれた形として、それぞれ傾斜貫通転位、垂直貫通転位が形成される。
具体的には、例えば図5−1〜5−3に示すように、c軸C2のc軸C3に対する−y方向へのタオレによって、六方晶H2と六方晶H1,H3との間には、積層面垂直方向であるz方向に対して傾斜したずれDtが形成される。また、c軸C4まわりの回転によって六方晶H4と六方晶H1,H3との間には、z方向に沿ったずれDrが形成される。そして、ずれDtが六方晶系の積層方向に引き継がれた形として傾斜貫通転位が形成され、ずれDrが積層方向に引き継がれた形として垂直貫通転位が形成される。
本発明者らは、かかる垂直貫通転位と傾斜貫通転位とに着目し、垂直貫通転位量を傾斜貫通転位量に比して大きくし、好ましくはバッファ層4における貫通転位の多くを垂直貫通転位で構成することによって、バッファ層4を積層面平行方向に、より高抵抗化することができるという推測のもと、垂直貫通転位量と体積抵抗率との対応関係を導出した。
まず、図6は、バッファ層4の垂直貫通転位量を示す指標値として、バッファ層4の(002)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅を基準とした、バッファ層4の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅比(以下、(102)/(002)半値幅比と称す。)を用い、この(102)/(002)半値幅比と体積抵抗率との対応関係を実測して導出した結果を示すグラフである。図6に示す結果から、本発明者らは、(102)/(002)半値幅比を1.2以上とすることによって、バッファ層4の体積抵抗率を約1.0×105Ωcm以上の高抵抗にすることが可能であることを見出した。
ここでバッファ層4の(002)面とは、(102)面と同様に、GaNの六方晶におけるミラー指数(002)の結晶面であって、図4−2に示す六方晶HXにおける結晶面M002に相当する。そして、(002)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅(以下、(002)半値幅と称す。)は、積層面に平行な(002)面に対するX線回折によって得られるロッキングカーブであって、積層面から傾斜した結晶面の量、すなわち傾斜貫通転位量を反映した指標値である。
また、積層面から傾斜した(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅(以下、(102)半値幅と称す。)は、積層面から傾斜した結晶面と積層面に垂直な結晶面との量、すなわち傾斜貫通転位と垂直貫通転位との両方の貫通転位量を反映した指標値であると考えられる。これより、(102)半値幅を(002)半値幅で除算した(102)/(002)半値幅比は、垂直貫通転位量を示す指標値となり得るものと考えられる。
なお、図6に示す各データは、いずれもバッファ層4の転位密度が、図1に示した結果から見出した2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下の範囲にあるとともに、(102)半値全幅が、図2に示した結果から見出した300秒以上、2700秒以下の範囲にある。バッファ層4の転位密度および(102)半値全幅がかかる範囲に含まれていない場合には、(102)/(002)半値幅比が1.2以上であっても、バッファ層4の体積抵抗率を約1.0×105Ωcm以上の高抵抗とすることは困難である。
また逆に、バッファ層4の転位密度が、2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下であり、(102)半値全幅が、300秒以上、2700秒以下の範囲にあっても、(102)/(002)半値幅比が1.2以上でない場合には、バッファ層4の体積抵抗率を約1.0×105Ωcm以上の高抵抗とすることは困難である。例えば、本発明者らは、転位密度がともに1.0×109cm-2であって、(102)/(002)半値幅比が2.304と1.067との場合に、それぞれ体積抵抗率が1.81×1010Ωcmと4.53×102Ωcmとになる結果を得ている。
つぎに、バッファ層4の垂直貫通転位量を示す指標値として、全転位密度を基準とした、バッファ層4のらせん転位密度比を用い、らせん転位密度比と体積低効率との対応関係を実測して導出した。図7は、その導出結果を示すグラフである。これより、本発明者らは、らせん転位密度比を0.12以下にすることによって、バッファ層4の体積低効率を約1.0×105Ωcm以上の高抵抗にすることが可能であることを見出した。
ここで、全転位密度は、上述したPlan-View法でTEM観察して計測される転位密度であり、垂直貫通転位と傾斜貫通転位、つまり刃状転位とらせん転位とを合わせた全転位の転位密度を示す。また、らせん転位密度は、[0002]励起の暗視野法でTEM観察して計測される転位密度である。らせん転位密度比は、これら各転位密度の比を演算して求められるものであって、垂直貫通転位量を示す指標値となり得るものと考えられる。
一方、刃状転位密度は、[11−20]励起の暗視野法でTEM観察して計測することができる。これにより、例えば、刃状転位密度と全転位密度との比を演算して得られる刃状転位密度比を、垂直貫通転位量を示す指標値として用いることもできる。また、らせん転位密度と刃状転位密度との比を演算して得られるらせん/刃状転位密度比を、同様に指標値として用いてもよい。本発明者らは、らせん/刃状転位密度比を0.20以下にすることによって、バッファ層4を高耐圧化できることを見出している。
なお、図7に示す各データは、いずれもバッファ層4の転位密度が、図1に示した結果から見出した2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下の範囲にあるとともに、(102)半値全幅が、図2に示した結果から見出した300秒以上、2700秒以下の範囲にある。また、(102)/(002)半値幅比が、図6に示した結果から見出した1.2以上の範囲にある。
以上のことから、本実施の形態にかかるHEMT1が備えるバッファ層4は、転位密度と体積抵抗率との対応関係における体積抵抗率が極大値近傍となる転位密度を有するように形成され、具体的には、転位密度が2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下となるように形成されている。また、バッファ層4は、(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅と体積抵抗率との対応関係における体積抵抗率が極大値近傍となる該半値幅を有するように形成され、具体的には、(102)半値全幅が300秒以上、2700秒以下となるように形成されている。さらに、バッファ層4は、(102)/(002)半値幅比が1.2以上となるように形成され、らせん転位密度比が0.12以下となるように形成されている。そして、この結果、バッファ層4の体積抵抗率は、約1.0×105Ωcm以上の高抵抗とされている。
このように形成されたバッファ層4は、高抵抗化とともに高耐圧化が実現できるという効果を奏する。図8および図9は、それぞれバッファ層4の転位密度と耐圧との対応関係、およびバッファ層4の(102)半値全幅と耐圧との対応関係を実測して導出した結果を示すグラフである。また、図10は、バッファ層4のらせん転位密度比と耐圧との対応関係を実測して導出した結果を示すグラフである。
図8に示す結果から、バッファ層4の転位密度が上述した2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下である場合に、耐圧が約400V以上となることがわかる。また、図9に示す結果から、バッファ層4の(102)半値全幅が上述した300秒以上、2700秒以下である場合に、耐圧が約400V以上となることがわかる。さらに、図10に示す結果から、バッファ層4のらせん転位密度比が上述した0.12以下である場合に、耐圧が400V以上となることがわかる。なお、図8〜図10に示す耐圧は、ピンチオフ状態でソース電極7Sとドレイン電極7Dとの間に電圧を印加し、HEMT1を破壊する電圧値として示している。
一般に、耐圧とは、電源電圧に応じて要求される値であって、例えば100Vや120Vの交流電源では、電圧変動を1.1倍まで考慮して、それぞれ310V、375Vの耐圧が要求される。これに対して、400V以上の耐圧を有するバッファ層4は、十分な耐圧特性を有するものといえる。
一方、例えば230Vの電源電圧に対して750Vの耐圧が要求される場合がある。このように、より高耐圧性が要求される場合には、バッファ層4をより高耐圧化できるように、転位密度と耐圧との対応関係における耐圧が極大値近傍となる転位密度を有するようにバッファ層4を形成することが好ましく、具体的には、転位密度を1.0×109cm-2以上、2.0×1010cm-2以下とすることが好ましい。また、(102)半値全幅と耐圧との対応関係における耐圧が極大値近傍となる(102)半値全幅を有するようにバッファ層4を形成することが好ましく、具体的には、(102)半値全幅を800秒以上、1800秒以下とすることが好ましい。さらに、らせん転位密度比が0.08以下となるようにバッファ層4を形成することが好ましい。このように形成することによって、バッファ層4は、約800V以上の高耐圧を有することができる。
ここで、HEMT1の製造工程について説明する。HEMT1は、基板2上に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法によって窒化物系化合物半導体層を積層して形成される。具体的には、まず、サファイア基板等の基板2を設置したMOCVD装置内に、化合物半導体の原料となるトリメチルガリウム(TMGa)とアンモニア(NH3)とを、それぞれ14μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度580〜620℃で、層厚40nmのGaNからなる低温バッファ層3を基板2上にエピタキシャル成長させる。つぎに、TMGaとNH3とを、それぞれ58μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度1050℃で、層厚3000nmのGaNからなるバッファ層4を低温バッファ層3上にエピタキシャル成長させる。
つづいて、TMGaとNH3とを、それぞれ19μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度1050℃で、層厚50nmのGaNからなる電子走行層5をバッファ層4上にエピタキシャル成長させる。さらに、トリメチルアルミニウム(TMAl)とTMGaとNH3とを、それぞれ100μmol/min、19μmol/min、12l/minの流量で導入し、成長温度1050℃で、層厚30nmのAl0.3Ga0.7Nからなる電子供給層6を電子走行層5上にエピタキシャル成長させる。なお、これら各層の形成工程におけるTMAl、TMGa、NH3の導入では、100%水素がキャリアガスとして用いられる。
つぎに、フォトリソグラフィを利用したパターンニングによって、電子供給層6上にSiO2膜からなるマスクを形成するとともに、ソース電極7Sおよびドレイン電極7Dを形成すべき領域に各電極形状に対応した開口部を形成する。そして、この開口部にTi、AlおよびAuをこの順に蒸着して、ソース電極7Sおよびドレイン電極7Dを形成する。その後、電子供給層6上のマスクを一旦除去し、再び電子供給層6上にSiO2膜からなるマスクを形成するとともに、ゲート電極7Gを形成すべき領域にゲート電極形状に対応した開口部を形成する。そして、この開口部にPtおよびAuをこの順に蒸着して、ゲート電極7Gを形成する。
かかるHEMT1の製造工程におけるバッファ層4の形成工程では、転位密度と(102)半値全幅とがそれぞれ上述した所望の範囲内の値となるように、さらに成長時圧力が制御される。図11および図12は、それぞれ成長時圧力と転位密度との対応関係、および成長時圧力と(102)半値全幅との対応関係を実測して導出した結果を示すグラフである。図11および図12に示す結果から、バッファ層4の成長時圧力を低減することによって、転位密度および(102)半値全幅が増加することがわかる。バッファ層4の形成工程では、この特性を利用し、成長時圧力を制御することによって、バッファ層4の転位密度と(102)半値全幅とを制御するようにしている。なお、バッファ層4の成長時圧力は、100Torr以下とすることが好ましい。
また、本発明者らは、低温バッファ層3の形成工程における成長温度をより高くすることによって、バッファ層4の(002)半値幅を増加させることが可能であることを見出し、具体的には、低温バッファ層3の成長温度を550℃から600℃に変更して、(002)半値幅を283秒から564秒に増加した結果を得ている。すなわち、HEMT1の製造工程では、この特性を利用し、低温バッファ層3の成長温度を制御することによって、バッファ層4の(102)/(002)半値幅比を制御することができる。
さらに、本発明者らは、図13に示すように、低温バッファ層3の成長温度と、バッファ層4のらせん転位密度比との対応関係を実測して導出した結果を得ている。この図に示す結果から、低温バッファ層3の成長温度を制御し、約580℃以上、620℃以下の成長温度で低温バッファ層3を形成することによって、バッファ層4のらせん転位密度比を0.12以下にできることがわかる。
以上説明したように、本実施の形態にかかるHEMT1では、バッファ層4の転位密度を、転位密度に対する体積抵抗率が極大値近傍となる密度値とし、具体的には2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下としている。また、バッファ層4の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅を、この半値幅に対する体積抵抗率が極大値となる幅値とし、具体的には、(102)半値全幅を300秒以上、2700秒以下としている。さらに、バッファ層4の(102)/(002)半値幅比を1.2以上とし、らせん転位密度比を0.12以下としている。これによって、HEMT1では、電流コラプスを悪化させることなくバッファ層4を高抵抗化することができ、バッファ層4中に発生するリーク電流を低減することができる。また、高抵抗化とともに高耐圧化を実現することもできる。
なお、HEMT1では、そもそも電流コラプスの発生を防止するため、各化合物半導体層の不純物濃度を極力低減することが望ましく、例えば、SIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy)による検出限界値以下とすることが好ましい。
ところで、上述した実施の形態では、本発明にかかる半導体素子として、FETの一種であるHEMTについて説明したが、HEMTに限定して解釈する必要はなく、MISFET(Metal Insulator Semiconductor FET)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor FET)、MESFET(Metal Semiconductor FET)等、種々のFETに対して本発明は適用可能である。
また、FET以外にも、ショットキーダイオード等、各種ダイオードに対して本発明は適用可能である。本発明を適用したダイオードとして、例えば、HEMT1が備えたソース電極7S、ドレイン電極7Dおよびゲート電極7Dに替えて、カソード電極およびアノード電極を形成したダイオードが実現できる。
なお、上述した実施の形態では、本発明にかかる半導体素子が、窒化物系化合物半導体、特にGaN系化合物半導体を用いて形成された化合物半導体層を備えるものとして説明したが、窒化物系およびGaN系に限定して解釈する必要はなく、他の化合物半導体を用いて形成された化合物半導体層を備える半導体素子に対しても、本発明は適用可能である。
また、上述した実施の形態では、バッファ層4がGaNを用いて形成されるものとして説明したが、この他、AlGaN、InGaN等を用いて形成することもできる。さらに、上述した実施の形態では、基板2としてサファイア基板等が用いられるものとして説明したが、より具体的には、サファイア基板の他、例えばSi基板またはSiC基板を用いることができる。
本発明の実施の形態にかかる半導体素子の構成を示す断面図である。 バッファ層の転位密度と体積抵抗率との対応関係を示すグラフである。 バッファ層の(102)半値全幅と体積抵抗率との対応関係を示すグラフである。 六方晶におけるミラー指数(102)の結晶面を示す図である。 六方晶におけるミラー指数(002)の結晶面を示す図である。 バッファ層に形成される貫通転位の構造を説明する斜視図である。 バッファ層に形成される貫通転位の構造を説明する正面図である。 バッファ層に形成される貫通転位の構造を説明する平面図である。 バッファ層の(102)/(002)半値幅比と体積抵抗率との対応関係を示すグラフである。 バッファ層のらせん転位密度比と体積抵抗率との対応関係を示すグラフである。 バッファ層の転位密度と耐圧との対応関係を示すグラフである。 バッファ層の(102)半値全幅と耐圧との対応関係を示すグラフである。 バッファ層のらせん転位密度比と耐圧との対応関係を示すグラフである。 バッファ層の成長時圧力と転位密度との対応関係を示すグラフである。 バッファ層の成長時圧力と(102)半値全幅との対応関係を示すグラフである。 低温バッファ層の成長温度とバッファ層のらせん転位密度比との対応関係を示すグラフである。 従来技術にかかる半導体素子の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 HEMT
2,12 基板
3,13 低温バッファ層
4,14 バッファ層
5,15 電子走行層
5a,15a 2次元電子ガス層
6,16 電子供給層
7D ドレイン電極
7G ゲート電極
7S ソース電極
HX,H1〜H7 六方晶

Claims (9)

  1. 基板上にバッファ層を介して積層された化合物半導体層を備える半導体素子において、
    前記バッファ層内にあって該バッファ層の積層面に平行な所定面内の転位密度は、該転位密度に対する前記バッファ層の体積抵抗率が極大値近傍となる密度値であることを特徴とする半導体素子。
  2. 前記転位密度は、2.0×108cm-2以上、7.0×1010cm-2以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  3. 基板上にバッファ層を介して積層された化合物半導体層を備える半導体素子において、
    前記バッファ層の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅は、該半値幅に対する前記バッファ層の体積抵抗率が極大値近傍となる幅値であることを特徴とする半導体素子。
  4. 前記半値幅は、300秒以上、2700秒以下であることを特徴とする請求項3に記載の半導体素子。
  5. 前記バッファ層の(002)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅を基準とした、前記バッファ層の(102)面に対するX線ロッキングカーブの半値幅比は、1.2以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体素子。
  6. 前記転位密度を基準とした前記バッファ層のらせん転位密度比は、0.12以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体素子。
  7. 前記基板と前記バッファ層との間に、580℃以上、620℃以下の成長温度で形成された低温バッファ層を備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体素子。
  8. 前記化合物半導体層は、窒化物系化合物半導体を用いて形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の半導体素子。
  9. 当該半導体素子は、ダイオードまたは電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の半導体素子。
JP2006134406A 2005-09-01 2006-05-12 半導体素子 Pending JP2007096261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006134406A JP2007096261A (ja) 2005-09-01 2006-05-12 半導体素子

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005254130 2005-09-01
JP2006134406A JP2007096261A (ja) 2005-09-01 2006-05-12 半導体素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007096261A true JP2007096261A (ja) 2007-04-12

Family

ID=37981536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006134406A Pending JP2007096261A (ja) 2005-09-01 2006-05-12 半導体素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007096261A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8637960B2 (en) 2011-10-03 2014-01-28 Covalent Material Corporation Nitride semiconductor substrate
JPWO2014196466A1 (ja) * 2013-06-06 2017-02-23 日本碍子株式会社 13族窒化物複合基板、半導体素子、および13族窒化物複合基板の製造方法
WO2024084905A1 (ja) * 2022-10-17 2024-04-25 ローム株式会社 窒化物半導体装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252422A (ja) * 2001-02-27 2002-09-06 Sanyo Electric Co Ltd 窒化物系半導体素子および窒化物半導体の形成方法
JP2004048076A (ja) * 2003-10-30 2004-02-12 Sanyo Electric Co Ltd 半導体素子およびその製造方法
JP2004289005A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Ngk Insulators Ltd エピタキシャル基板、半導体素子および高電子移動度トランジスタ
JP2005210084A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Ngk Insulators Ltd エピタキシャル基板、半導体積層構造、転位低減方法およびエピタキシャル形成用基板

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252422A (ja) * 2001-02-27 2002-09-06 Sanyo Electric Co Ltd 窒化物系半導体素子および窒化物半導体の形成方法
JP2004289005A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Ngk Insulators Ltd エピタキシャル基板、半導体素子および高電子移動度トランジスタ
JP2004048076A (ja) * 2003-10-30 2004-02-12 Sanyo Electric Co Ltd 半導体素子およびその製造方法
JP2005210084A (ja) * 2003-12-22 2005-08-04 Ngk Insulators Ltd エピタキシャル基板、半導体積層構造、転位低減方法およびエピタキシャル形成用基板

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8637960B2 (en) 2011-10-03 2014-01-28 Covalent Material Corporation Nitride semiconductor substrate
JPWO2014196466A1 (ja) * 2013-06-06 2017-02-23 日本碍子株式会社 13族窒化物複合基板、半導体素子、および13族窒化物複合基板の製造方法
US9882042B2 (en) 2013-06-06 2018-01-30 Ngk Insulators, Ltd. Group 13 nitride composite substrate semiconductor device, and method for manufacturing group 13 nitride composite substrate
US10347755B2 (en) 2013-06-06 2019-07-09 Ngk Insulators, Ltd. Group 13 nitride composite substrate semiconductor device, and method for manufacturing group 13 nitride composite substrate
WO2024084905A1 (ja) * 2022-10-17 2024-04-25 ローム株式会社 窒化物半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9818855B2 (en) Semiconductor device
US8134181B2 (en) Semiconductor device
JP5064824B2 (ja) 半導体素子
JP6174874B2 (ja) 半導体装置
JP5533661B2 (ja) 化合物半導体装置及びその製造方法
JP5634681B2 (ja) 半導体素子
US8653561B2 (en) III-nitride semiconductor electronic device, and method of fabricating III-nitride semiconductor electronic device
WO2012172753A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
TWI469343B (zh) 化合物半導體裝置及其製造方法
JPWO2005015642A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20100230687A1 (en) Iii nitride electronic device and iii nitride semiconductor epitaxial substrate
JP2008091595A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2007165431A (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
US20190334024A1 (en) Layered vertical field effect transistor and methods of fabrication
JP2009099691A (ja) 電界効果半導体装置の製造方法
US20110215424A1 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
JP4517077B2 (ja) 窒化物半導体材料を用いたヘテロ接合電界効果型トランジスタ
JP2007080855A (ja) 電界効果型トランジスタ
KR20150091706A (ko) 질화물 반도체 소자 및 그 제조 방법
JP7257498B2 (ja) 窒化物半導体装置
US20110254055A1 (en) Field effect transistor and manufacturing method thereof
JP2007103778A (ja) 電界効果型トランジスタ
JP2007096261A (ja) 半導体素子
US20230223467A1 (en) HIGH ELECTRON MOBILITY TRANSISTORS (HEMTS) INCLUDING A YTTRIUM (Y) AND ALUMINUM NITRIDE (AlN) (YAlN) ALLOY LAYER
JP2011108712A (ja) 窒化物半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120423

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120814

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02