JP2007095605A - 電磁石装置および電磁リレー - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁リレーの動作特性の調整が容易であって、接点寿命の長寿命化を図るとともに、低消費電力化に対応できるようにする。
【解決手段】可動ブロック5の永久磁石23を、動作側の磁極部であるヨーク16b寄りに配置する一方、復帰側の磁極部であるヨーク16aの遊端を延長して可動ブロック5の鉄片22に対向する磁極面を、動作側のヨーク16bの鉄片22に対向する磁極面よりも大きくして吸引力特性の幅を広くしている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電磁石装置およびそれを用いた電磁リレーに関する。
電磁石装置によって駆動される電磁リレーにおいては、構成部品の寸法や特性のばらつきなどによって、電磁石の吸引力特性とバネ負荷特性との不整合、すなわち、図15に示す動作吸引力特性L1と復帰吸引特性L2との間に、バネ負荷特性L3が収まらず、いわゆる、2段動作などの特性不良が生じる場合がある。
かかる電磁石の吸引力特性とバネ負荷特性との不整合による特性不良に対して、調整バネを配置してバネ負荷特性を調整するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−285782号公報
近年、省エネルギーの観点から、工場などの生産設備で用いられる電磁リレーの低消費電力化が要求されてきている。
一般に、電磁リレーの低消費電力化を図ろうとすると、コイルへの電流値を減少させる必要があり、その結果として通電時と無通電時の電磁石の吸引力の幅、すなわち、上述の図15の動作吸引力特性L1と復帰吸引特性L2との吸引力特性の幅が狭くなり、上述の調整バネ等による調整が困難となり、歩留まりを低下させるといった難点がある。
また、電磁石の吸引力特性の幅が低下することから、リレーの接点通電時に接点同士の溶着が発生した場合に、溶着した接点を引き離す力、すなわち、上述の図15に示されるNO接点およびNC接点をそれぞれ引き離す力P1,P2が減少し、リレーの接点寿命の低下につながるという問題点がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、電磁リレーの動作特性の調整が容易であって、接点寿命の長寿命化を図るとともに、低消費電力化に対応できるようにすることを目的としている。
(1)本発明の電磁石装置は、コイルが巻回された鉄心を有する電磁石ブロックと、該電磁石ブロックの励磁および消磁によって正逆に回動する可動ブロックとを備え、前記可動ブロックが、前記電磁石ブロックの両磁極部に吸引、離反される鉄片および該鉄片に設けられた永久磁石を有する電磁石装置であって、前記永久磁石を、前記励磁時に前記鉄片が吸引される動作側の磁極部に近接させる一方、前記消磁時に前記鉄片が吸引される復帰側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面を、前記動作側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面よりも大きくしている。
前記磁極部は、ヨークであるのが好ましく、前記鉄片に対向する磁極面は、ヨークの鉄片に対向する対向面であるのが好ましい。
本発明の電磁石装置によると、永久磁石を、動作側の磁極部に近接させる一方、復帰側の磁極部の磁極面を大きくしているので、復帰吸引力特性を低くできる一方、動作吸引力特性を高くすることができ、これによって、吸引力特性の幅を広くすることができる。したがって、電磁リレーの駆動用に用いた場合に、電磁リレーの動作特性の調整が容易となり、また、溶着した接点を引き離す力が大きくなり、接点寿命の長寿命化を図ることができる。
(2)前記永久磁石を、前記動作側の磁極部寄りにずらして配置して該磁極部に近接させてもよい。
なお、永久磁石の形状を非対称な形状として動作側の磁極部に近接させてもよい。
(3)前記復帰側の磁極部を延長して前記対向する磁極面を大きくしてもよい。
なお、復帰側の磁極部を延長することなく、幅方向に大きくして鉄片に対向する磁極面を大きくしてもよい。
(4)本発明の電磁リレーは、コイルが巻回された鉄心を有する電磁石ブロックと、該電磁石ブロックの励磁および消磁によって正逆に回動する可動ブロックと、該可動ブロックに係合されて前記正逆の回動に応じて、直線方向に往復移動するカードと、該カードの移動によって切換え操作される複数の接点機構とを備え、前記可動ブロックが、前記電磁石ブロックの両磁極部に吸引、離反される鉄片および該鉄片に設けられた永久磁石を有する電磁リレーにおいて、前記永久磁石を、前記励磁時に前記鉄片が吸引される動作側の磁極部に近接させる一方、前記消磁時に前記鉄片が吸引される復帰側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面を、前記動作側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面よりも大きくしている。
本発明の電磁リレーによると、永久磁石を動作側の磁極部に近接させる一方、復帰側の磁極部の磁極面を大きくしているので、復帰吸引力特性を低くできる一方、動作吸引力特性を高くすることができ、これによって、吸引力特性の幅を広くすることができ、動作特性の調整が容易となり、低消費電力化に対応できる。また、溶着した接点を引き離す力が大きくなり、接点寿命の長寿命化を図ることができる。
(5)前記永久磁石を、前記動作側の磁極部寄りにずらして配置して該磁極部に近接させてもよい。
(6)前記復帰側の磁極部を延長して前記対向する磁極面を大きくしてもよい。
本発明によれば、永久磁石を動作側の磁極部に近接させる一方、復帰側の磁極部の磁極面を大きくしているので、復帰吸引力特性を低くできる一方、動作吸引力特性を高くすることができ、吸引力特性の幅を広くすることができる。これによって、電磁リレーの動作特性の調整が容易となり、接点寿命の長寿命化を図るとともに、低消費電力化に対応できることになる。
以下、図面によって、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に、本発明に係る電磁リレーの縦断した側面図が示され、図2に、カバーケースを外した状態の斜視図が示されている。
この電磁リレーは、樹脂成形されたベース1、ベース1に組付けられた多極型の接点機構2、前後方向に直線往復移動可能にベース上部に案内支持された接点切換え用のカード3、ベース1の前端部(図1では左端部)に組付け固定された電磁石ブロック4、ベース1に横向きの支点pを中心に回動自在に支持されて電磁石ブロック4に対向配備されたカード駆動用の可動ブロック5、ベース1に上方から外嵌装着されたカバーケース6、等から構成されている。なお、以後の説明において、図1における左右方向を前後方向、紙面表裏方向を左右方向と呼称する。
前記ベース1の左右中央には、仕切り壁1aが立設されており、この仕切り壁1aの両側にそれぞれ接点機構2が配備されている。仕切り壁1aの左右両側に配備された前記接点機構2は、同一の仕様であるので、図1に示されている手前側の接点機構2についてのみ説明する。この例の接点機構2は、2組の常開回路を構成する固定接触片9と可動接触片10、及び1組の常閉回路を構成する固定接触片9と可動接触片10からなり、それぞれが上向き片持ち状にベース1に圧入止着されるとともに、各接触片9,10から延出された端子9a,10aがベース1の下面から突出されている。
可動ブロック5に連動するカード3は、仕切り壁1aの上端部において、前後にスライド移動可能に案内支持されており、このカード3の係止部に、接点機構2における各可動接触片10の上端が係止支持され、カード3の前後往復移動によって各可動接触片10が前後に変位されて接点切換えが行われるようになっている。このカード3の前端に形成された左右に細長い角形の係合孔27に、可動ブロック5を構成するブロック本体21の上端部の係合突起26が係入され、可動ブロック5の正逆回動によってカード3が前後に往復移動されるようになっている。
なお、このカード3には、ベース1から立設した調整バネ12の上端が係止されており、この調整バネ12の弾性力によってカード3に常に電磁石ブロック4の在る方向(前方)への復帰力が付与されている。
前記電磁石ブロック4は、鉄心13に外嵌した樹脂製のボビン14にコイル15を巻回するとともに、鉄心13の上下両端に両極のヨーク16a,16bをカシメ付け連結して構成されたものであり、各ヨーク16a,16bの屈曲端部に前記可動ブロック5が対向配備される。
コイル15に接続された一対の端子17がベース1の下面から突設されており、コイル15への通電が断たれている非励磁時には、図1に示すように、可動ブロック5は、その上部が前方に復帰回動し、コイル15へ通電された励磁時には、可動ブロック5の上部が後方に回動して接点切換えを行う。
可動ブロック5は、樹脂成形されたブロック本体21と、これの前面に嵌入止着される鉄片22と、鉄片22の前面に後述のように吸着固定される角ブロック状の永久磁石23と、鉄片22の前面上下に取付けられる非磁性金属、例えば、燐青銅からなる遮磁板24とを備えており、ブロック本体21に左右から突出された支点軸25の両端が、ベース1に設けられた左右一対の軸支部に回動自在に挿入支持されるようになっている。遮磁板24は、カシメピンによってカシメ固定されている。
この実施形態では、電磁リレーの動作特性の調整を容易とし、低消費電力化に対応できるようにするために、可動ブロック5の永久磁石23を、下側にずらして動作(NO)側のヨーク16bに近接させて配置する一方、電磁石ブロック4の復帰(NC)側である上側のヨーク16aを、動作(NO)側である下側のヨーク16bよりも長く延長している。
かかる構成によって、動作吸引力特性と復帰吸引特性との吸引力特性の幅を広くすることができ、電磁リレーの動作特性の調整が容易となる。
以下、この実施形態の電磁リレーの構成および動作特性を、従来例等と比較しながら更に詳細に説明する。
図3は、この実施形態の電磁リレーの電磁石装置を、図4は、永久磁石23の位置のみをずらした電磁石装置を、図5は、従来例の電磁石装置をそれぞれ示す図であり、対応する部分には、同一の参照符号を付す。これらの図では、電磁石装置を横に倒した状態で示している。
従来例の電磁石装置は、図5に示すように、可動ブロック5の支点pを回動中心とする支点軸25を基準として、コイル15、ヨーク16、鉄心13、永久磁石23、鉄片22が、図で左右対称に配置されている。
この図5において、ヨーク16の外方の端面から支点pまでの寸法をx、ヨーク16の外方の端面から永久磁石23の中心までの寸法をa、ヨーク16の外方の端面から永久磁石23寄りの内方の端面までの寸法をyとしている。
これに対して、この実施形態の電磁石装置は、図3に示すように、可動ブロック5の支点pを回動中心とする支点軸25を基準として、コイル15、鉄心13、鉄片22は、図で左右対称に配置されているけれども、永久磁石23が、動作(NO)側に寸法αずれて配置されているとともに、復帰(NC)側のヨーク16aの遊端が、永久磁石23側に寸法β延長されている。したがって、復帰(NC)側のヨーク16aと鉄片22との対向する吸着面積が大きくなっており、また、ヨーク16aの遊端が、永久磁石23に近くなっている。図5の従来例では、左右のヨーク16,16は、同一部品であったけれども、この実施形態では、左右のヨーク16a,16bは、別部品となっている。
図4は、本発明の理解を容易にするために、永久磁石23を、動作(NO)側に寸法αずらした以外は、図5の従来例と同様の構成を示している。
以下、説明の便宜上、図5の構成を従来例1、図4の構成を従来例2という。
図6〜図8は、図3〜図5の電磁石装置のコイル無通電時、すなわち、復帰位置の磁束の流れをそれぞれ示す図であり、これらの図において、矢符Aはバネによる復帰力を、矢符T1〜T3は可動ブロック5の回転トルクをそれぞれ示している。
各図において、コイル無通電時には、永久磁石23の磁束によって永久磁石23⇒鉄片22⇒ヨーク16(16a,16b)⇒鉄芯13⇒永久磁石23の経路をたどるような磁束b1,b2の流れが永久磁石23を中心に電磁石の左右に発生する。
このコイル無通電状態では、磁束b1,b2の大きさのバランスにより、可動ブロック5の回転トルクが決定される。
上述のように、図6〜図8の各可動ブロック5の回転トルク(図の右回りを正方向とする)をT1〜T3、すなわち、実施形態の回転トルクをT1、従来例2の回転トルクをT2、従来例1の回転トルクをT3とすると、
T2>T3
T1<T2
T1<T3(α,βの寸法バランスにより任意でT1>T3にも設定可能)となる。
図8の従来例1の回転トルクT3よりも図7の従来例2の右回りの回転トルクT2が大きくなったのは、永久磁石23が寸法αだけ右側にずれたことが原因である。
すなわち、永久磁石23が右側にずれることにより、磁束b2のたどる経路よりも磁束b1のたどる経路が長くなり、磁束b1側経路の磁気抵抗が増加することから磁束b1は減少する。逆にb2側経路の磁気抵抗は減少するので、磁束b2は増加する。その結果、従来例2の回転トルクT2よりも従来例1の回転トルクT3のほうが小さい値となる。
図7の従来例2の回転トルクT2よりも図6の実施形態の右回りの回転トルクT1が小さくなったのは、左側ヨーク16aの寸法がβだけ大きくなったことが原因である。
すなわち、図7の従来例2と比較して、左側ヨーク16aの寸法がβだけ大きくなったことにより、鉄片22と左側ヨーク16aの吸着面積が増大し、磁束b1側の磁気抵抗が減少する。したがって、従来例2よりも実施形態の磁束b1の大きさが大きくなり、結果的に右回り回転トルクはT1<T2の関係(実施形態の磁石は左回り回転トルクが大きい)を持つことになる。
図6の実施形態の回転トルクT1と図8の従来例1の回転トルクT3の大きさの関係は、ヨーク16aの寸法βと永久磁石23のずらし寸法αにより決定されるが、この実施形態では寸法α、βの調整によりT1<T3と設定している。
以上の各回転トルクT1,T2,T3の間の関係は、復帰動作中も同様であり、ストロークに対する各回転トルクT1,T2,T3を示す復帰吸引力特性は、図9に示すようになる。
図10〜図12は、図6〜図8に対応する電磁石装置のコイル通電時、すなわち、動作位置の磁束の流れをそれぞれ示す図である。
各図において、コイル通電時には、コイル15による鉄芯13の励磁および永久磁石23の磁束によって鉄芯13⇒左側ヨーク16(16a)⇒永久磁石23⇒鉄片22⇒右側ヨーク16(16b)⇒鉄芯13の経路をたどるような磁束の流れが電磁石全体を一周するように発生する。
ここで、可動ブロック5の回転トルクを、図6〜図8と同様に、実施形態の回転トルクをT1、従来例2の回転トルクをT2、従来例1の回転トルクをT3とすると、コイル通電時における各回転トルクT1〜T3の大きさは、次式のような関係を持つ。
T2>T3(ただし磁石の位置寸法αの調整により、任意でT2<T3としても設定可能)
T1>T2
T1>T3
図11の従来例2の回転トルクT2と図12の従来例1の回転トルクT3の大きさについては、永久磁石23の寸法αを調整することにより、T2>T3もしくはT3>T2とすることが可能である。
これはαを大きくする(永久磁石23を右よりに移動)ほど、図11の永久磁石23に向かう磁束b3が強くなり、右回りの回転トルクは増大する方向となるが、左側ヨーク16と永久磁石23の空間ギャップが大きくなってしまうため磁束b4が減少し、b3の増加分による右回りの回転トルクの増加量を、左側ヨーク16と永久磁石23の空間ギャップが大きくなってしまうため磁束b4が減少し、b3の増加分による右回りの回転トルクの増加量を打ち消す方向に働く。したがって永久磁石23の寸法αを調整することにより、回転トルクの大きさをある程度の範囲で調整することが可能となる。
ここではT2>T3とする。
図10の実施形態の回転トルクT1が、図11の従来例2の回転トルクT2よりも大きくなったのは、永久磁石23の位置が同じであり、かつ左側ヨーク16aの端部がより永久磁石23に近い(=βが大きいのでヨーク16aと永久磁石23の空間ギャップが小さい)ことから磁束b4が大きくなったことが原因である。
図10の実施形態の回転トルクT1が、図12の従来例1の回転トルクT3よりも大きくなったのは、磁束b3の経路が小さくなり磁気抵抗が減少したことと、左側ヨーク16aと永久磁石23の空間ギャップ(図を参照)が狭くなったことによる磁気抵抗の減少により、磁束b3とb4が両方とも増大したことによるものである。
以上の各回転トルクT1,T2,T3の間の関係は、動作中も同様であり、ストロークに対する各回転トルクT1,T2,T3を示す動作吸引力特性は、図13に示すようになる。
図9で示したコイル無通電時の吸引力特性と図13のコイル通電時の吸引力特性を重ね合わせたものを図14に示す。
図14に示すように、永久磁石23をずらした従来例2は、従来例1の吸引力特性が上方にシフトしており、従来例1,2の吸引力特性の幅ΔT3,ΔT2は、殆んど変化がないのに対して、この実施形態では、復帰吸引力特性を低くできる一方、動作吸引力特性を高くすることができ、従来例に比べて、吸引力特性の幅ΔT1を広くすることができる。
このように永久磁石23の位置をずらし、かつ復帰側のヨーク16aの長さを伸ばして磁極面を大きくすることにより、吸引力特性の幅を大きくすることが可能であるから、リレー生産工程におけるバネ負荷の調整工程の簡便化およびリレーの長寿命化を実現することができる。
本発明に係る電磁リレーの縦断側面図である。 カバーケースを取外した電磁リレーの斜視図である。 本発明に係る電磁石装置の要部の概略構成図である。 従来例の永久磁石をずらした電磁石装置の要部の概略構成図である。 従来例の電磁石装置の要部の概略構成図である。 復帰時の磁束の流れを説明するための図3に対応する図である。 復帰時の磁束の流れを説明するための図4に対応する図である。 復帰時の磁束の流れを説明するための図5に対応する図である。 図6〜図8に対応する復帰吸引力特性を示す図である。 動作時の磁束の流れを説明するための図3に対応する図である。 動作時の磁束の流れを説明するための図4に対応する図である。 動作時の磁束の流れを説明するための図5に対応する図である。 図10〜図12に対応する動作吸引力特性を示す図である。 図9および図13の吸引力特性を示す図である。 従来例の吸引力特性を示す図である。
符号の説明
1 ベース 2 接点機構
3 カード 4 電磁石ブロック
5 可動ブロック 13 鉄心
16a,16bヨーク 22 鉄片
23 永久磁石

Claims (6)

  1. コイルが巻回された鉄心を有する電磁石ブロックと、該電磁石ブロックの励磁および消磁によって正逆に回動する可動ブロックとを備え、前記可動ブロックが、前記電磁石ブロックの両磁極部に吸引、離反される鉄片および該鉄片に設けられた永久磁石を有する電磁石装置であって、
    前記永久磁石を、前記励磁時に前記鉄片が吸引される動作側の磁極部に近接させる一方、前記消磁時に前記鉄片が吸引される復帰側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面を、前記動作側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面よりも大きくしたことを特徴とする電磁石装置。
  2. 前記永久磁石を、前記動作側の磁極部寄りにずらして配置する請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 前記復帰側の磁極部を延長して前記対向する磁極面を大きくした請求項1または2に記載の電磁石装置。
  4. コイルが巻回された鉄心を有する電磁石ブロックと、該電磁石ブロックの励磁および消磁によって正逆に回動する可動ブロックと、該可動ブロックに係合されて前記正逆の回動に応じて、直線方向に往復移動するカードと、該カードの移動によって切換え操作される複数の接点機構とを備え、前記可動ブロックが、前記電磁石ブロックの両磁極部に吸引、離反される鉄片および該鉄片に設けられた永久磁石を有する電磁リレーにおいて、
    前記永久磁石を、前記励磁時に前記鉄片が吸引される動作側の磁極部に近接させる一方、前記消磁時に前記鉄片が吸引される復帰側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面を、前記動作側の磁極部の前記鉄片に対向する磁極面よりも大きくしたことを特徴とする電磁リレー。
  5. 前記永久磁石を、前記動作側の磁極部寄りにずらして配置する請求項4に記載の電磁リレー。
  6. 前記復帰側の磁極部を延長して前記対向する磁極面を大きくした請求項4または5に記載の電磁リレー。
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