JP2007095171A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクとクランプハブとの間にダスト等が入り込まないよう清浄する。
【解決手段】 取付プレート131にはクリーニングユニットプレート129が取り付けられている。クリーニングユニットプレート129の上面にはハブクリーナプーリ121とクリーニングプーリ123とが動力伝達ベルト122を介して接続されている。クリーニングプーリ123はローディング動作に伴って回転する。クリーニングユニットプレート129の上面にはハブクリーナプーリ121の回転と連動するハブクリーナ141が設けられている。ハブクリーナ141の下面には不織布などのクリーニング素材が設けられており、これによりクランプハブの上面を洗浄する。ディスクローディング時にはリリースバネ132の働きによりローディング動作に伴う動力の伝達を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体駆動装置に関し、特にディスク状記録媒体を駆動するディスク装置に関する。
記録媒体駆動装置では、記録媒体上に記録されているデータを読み出し、または、新たなデータを記録媒体上に書き込むために、記録媒体との間で接触もしくは非接触によるアクセスが行われる。例えば、光学式の記録媒体である光ディスクの場合、スピンドルモータにクランプされた光ディスクに対して、レンズを搭載した光学ヘッドによるアクセスが行われる。
光学ヘッドを用いる記録媒体駆動装置においては、高容量および高密度化が進展すると、データの読み書きに使用される対物レンズと記録媒体との間の間隔(ギャップ)は狭くなっていく傾向がある。CD(Compact Disc)においては記録媒体の厚さ1.2ミリメートルをレーザで透過させていたが、DVD(Digital Versatile Disk)では貼り合わせメディアを用いて厚さ0.6ミリメートルを透過させている。また、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)では0.1ミリメートルの保護層を透過させて記録層に到達させている。この場合の記録媒体と対物レンズの距離は、数百マイクロメートルとなっている。
さらに、高容量および高密度を実現するものとして、固体浸レンズ(SIL:Solid Immersion Lens)と呼ばれる対物レンズを利用した近接場光によるニアフィールド方式が提唱されている。このニアフィールド方式を利用した記録媒体駆動装置では、対物レンズの屈折率nおよび開口数NA(Numerical Aperture)を大きくすることによって、対物レンズと記録媒体の距離が離れているときは入射した光が全て戻ってしまう(全反射)が、記録媒体との距離が近くなったときには僅かにレーザ光が漏れ出すという性質を利用している。SILを含む対物レンズの場合、開口数NAが1以上であり、この方式で80ギガバイト/インチが達成されている。
このような光学ヘッドを用いる記録媒体駆動装置においては、記録媒体が着脱可能(リムーバブル)になっており、スピンドルモータにクランプした後の記録媒体の面ぶれが問題となる場合がある。この面ぶれ量は、スピンドルモータの軸の上下動、スピンドルモータの記録媒体取り付け部分であるクランプハブ部分の加工精度や、記録媒体の反り等、様々な要因から生じる。その一因として、空気中の埃(ダスト)等がクランプハブ部分に付着することによって記録媒体の取り付け位置がずれて、面ぶれを生じることも考えられる。
CDやDVD等の比較的小容量の記録媒体においては、記録媒体と軸との間に±40μmといった大きめの面ぶれがあっても、対物レンズの載っているアクチュエータに設けられているフォーカシングサーボによって面ぶれによる影響を吸収することも可能である。しかしながら、ニアフィールド方式では、全反射を避けるために記録媒体と対物レンズとの距離を100ナノメートル程度以下にしなければならず、また、さらに信号を取り出すためには少なくとも数十ナノメートルという極めて狭いギャップを維持することが必要となっている。したがって、記録媒体と対物レンズとの間の距離が僅かにずれることにより両者が衝突するおそれがある。このように、特にニアフィールド方式においては、面ぶれによる影響は顕著である。
これに対し、クランプハブと永久磁石との間に塵が付着した場合を想定して、永久磁石を板バネによってクランプハブ方向に押し上げることによってクランプ不良を回避しようとするディスククランプ機構が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−230655号公報(図1)
しかしながら、上述の従来技術では塵や埃を取り除くことはできず、想定を超える塵が付着した場合には面ぶれを回避することができない。従来の光学ヘッドを用いる記録媒体駆動装置では、高密度になるほど記録媒体と対物レンズの距離が近くなり、面ぶれ量が±10μm以下に抑えられないとデータを正常に読み書きすることができないといった問題がある。また、比較的低容量の着脱可能記録媒体の駆動装置においても、面ぶれ量が大きいとアクチュエータのワイヤにかかる負担が大きくなり、アクチュエータの寿命が短くなるという問題がある。このように、面ぶれ量が大きいと、データ読出しまたは書込みの際のエラーの原因となり、また、記録媒体自体に悪影響を与えるおそれもある。
上述のように、面ぶれ量は様々な要因から引き起こされ得るが、特に着脱可能記録媒体を扱う場合には、スピンドルモータのクランプハブと記録媒体との間のクランプエリアにダスト等を挟むことによって面ぶれ量は格段に大きくなるおそれがある。特にクランプハブ部分は上を向いているため、ダストが溜まりやすいといった問題がある。
そこで、本発明は、着脱可能記録媒体との間の取り付け部分において、ダスト等が入り込まないように清浄することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、記録媒体が装着される装着部を備える記録媒体装着手段と、上記装着部に対して押し当てられて上記装着部を清浄する清浄手段とを具備することを特徴とする記録媒体駆動装置である。これにより、記録媒体装着手段の装着部に押し当てられた清浄手段によって装着部が清浄されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記清浄手段は清浄動作の一環として上記装着部に付着した異物を拭き取るように構成することができる。
また、本発明の第2の側面は、ディスク状記録媒体と接触するクランプハブを備えて上記ディスク状記録媒体をクランプするクランプ手段と、上記クランプハブに対して押し当てられて上記クランプハブを清浄するハブクリーナ手段とを具備することを特徴とするディスク装置である。これにより、クランプ手段のクランプハブに押し当てられたハブクリーナ手段によってクランプハブが清浄されるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記ハブクリーナ手段は清浄動作の一環として上記クランプハブに付着した異物を拭き取るように構成することができる。そのために、上記ハブクリーナ手段は、上記クランプハブとの接触面に例えば円形のクリーニング素材を疎なる。このクリーニング素材としては、通常の布であっても一定の効果が期待できるが、布に含まれるダストなどによる影響を回避するためには不織布であることが望ましい。
また、この第2の側面において、上記クランプ手段に上記ディスク状記録媒体をローディングするローディング手段と、上記ハブクリーナ手段と連動して回転自在の第1の滑車と、上記ローディング手段によるローディング動作に伴って回転自在であって上記第1の滑車にその回転による動力を伝達する第2の滑車と、上記ディスク状記録媒体が上記クランプ手段にクランプされる際に上記第1の滑車に対する上記ローディング動作に伴う動力の伝達を解除する解除手段とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、ローディング動作に伴う回転による動力が第2の滑車から第1の滑車に伝達され、ハブクリーナ手段が回転することによりクランプハブが清浄されるという作用をもたらす。また、解除手段によって、ローディング動作に伴う動力の伝達がクランプ時に解除されるという作用をもたらす。この解除手段として、上記ディスク状記録媒体を検知すると上記ローディング動作に伴う上記第2の滑車の回転を解除するリリースバネや、上記ディスク状記録媒体を検知すると上記第2の滑車を移動させて上記第2の滑車から上記第1の滑車に対する動力の伝達を解除するリリースモータを備えることができる。
また、この第2の側面において、上記第1の滑車と上記第2の滑車との間はベルトにより接続されて互いの動力を伝達してもよく、また、上記第1の滑車と上記第2の滑車とが直接接触することにより互いの動力を伝達してもよい。特に後者の場合、上記第1の滑車および上記第2の滑車は周囲にゴムや歯車を備えることが望ましい。
また、この第2の側面において、上記ハブクリーナ手段を縦方向に回転自在に支持する縦回転支持手段をさらに具備することができる。これにより、重力によってハブクリーナ手段をクランプハブに押し当てるという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記ハブクリーナ手段が2分割され、上記ハブクリーナ手段のそれぞれを縦方向に回転自在に支持する縦回転支持手段と、上記ハブクリーナ手段のそれぞれを横方向に回転自在に支持する横回転支持手段と、上記ハブクリーナ手段を横方向に互いに引き寄せる引寄せ手段とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、重力によってハブクリーナ手段をクランプハブに押し当てるとともに、クランプ手段がクランプ動作のためにせり上がる際にハブクリーナ手段を左右に開いてクランプ手段を逃がすという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記ディスク状記録媒体が上記クランプ手段にクランプされた状態において上記ディスク状記録媒体に対して光学的に読み書きを行う光学ピックアップ手段をさらに具備し、上記光学ピックアップ手段は対物レンズとして開口数が少なくとも1のレンズを備えるようにすることができる。このとき、上記光学ピックアップ手段は、対物レンズとして固体浸レンズ(SIL)を備えることができる。このような対物レンズでは、光学ディスクと対物レンズとの間の距離が少なくとも数十ナノメートルという極めて狭いギャップになるため、本発明におけるハブクリーナ手段による清浄が特に有用である。
本発明によれば、着脱可能記録媒体との間の取り付け部分において、ダスト等が入り込まないようにするという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例を示す図である。この例では、トレイガイド181によってディスクトレイ110が支持されており、さらにトレイガイド181の上部には取付プレート131が設けられている。なお、トレイガイド181はディスクトレイ110の両側に存在するが、この図では手前側については説明の便宜上、省略している。
取付プレート131の上面にはクリーニングユニットプレート129が設けられており、このクリーニングユニットプレート129にはハブクリーナプーリ121およびクリーニングプーリ123が備えられている。ハブクリーナプーリ121とクリーニングプーリ123との間には動力伝達ベルト122が設けられており、両者間の動力を伝達するようになっている。
取付プレート131の下面にはハブクリーナ141が設けられている。このハブクリーナ141は、ハブクリーナプーリ121の回転と連動するようになっている。ハブクリーナ141の下面は、クランプハブの上面と相対するように配置され、クランプハブと接することにより清浄動作を行う。
後述するように、取付プレート131の下面にはクリーニングプーリ123と連動する回転車が設けられており、この回転車がディスクトレイ110のローディング動作に伴って回転することによってハブクリーナプーリ121も回転し、これに連動してハブクリーナ141が回転する。このようにして回転するハブクリーナ141がクランプハブの上面と接することにより、クランプハブの上面に付着したダスト(埃)などが拭き取られる。なお、ハブクリーナ141が回転していない状態であっても、クランプハブが回転している状態であれば両者が接することにより同様の清浄効果を得ることができる。
クリーニングユニットプレート129にはリリースバネ132が設けられている。このリリースバネ132は、ディスクトレイ110上のディスクを検知して、クランプハブへの装着の際に回転車の回転を解除するように、クリーニングユニットプレート129を上部に持ち上げるものである。このリリースバネ132による動作の仕組みについては後述する。
図2は、本発明の実施の形態におけるクランプ160の断面構成例を示す図である。クランプハブ161は記録媒体としての光ディスクが取り付けられる部分である。クランプハブ161の中央部にはセンターマグネット163が設けられており、これにより光ディスクは(図示しない)上クランプとの間で上下から挟まれてクランプされる。
クランプハブ161の下部には回転動作を行うローター164が設けられている。このローター164は、モータハウジング165内のスピンドルモータによって回転駆動される。
クランプハブ161は、金属またはプラスティックを主な素材としており、光ディスク未装着時には上向きにむき出しの状態となっている。従って、その上部にはダスト等が付着し易くなっている。また、特に光ディスクを装着する際には外部からの空気が入り込むため、これに伴いダスト等がクランプハブ161と光ディスクの間に挟みこまれるおそれがある。そこで、本発明の実施の形態では、ハブクリーナ141をクランプハブ161の上面に配置することにより、クランプハブ161の上部のダスト等を拭き取るように構成している。
図3は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例による取付プレート131の下面を示す斜視図である。取付プレート131の下面には、ハブクリーナプーリ121の回転と連動するハブクリーナ141と、クリーニングプーリ123と連動する回転車143とが備えられている。ハブクリーナ141のクランプハブ161と接する面には、例えば円形のクリーニング素材が設けられる。このクリーニング素材としては、通常の布であっても一定の効果が期待できるが、布に含まれるダストなどによる影響を回避するためには不織布であることが望ましい。
図4は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例によるディスクトレイ110の挿入方向から見た斜視図である。なお、ディスクトレイ110の上部には図1に示したように取付プレート131が配置されるが、ここでは説明の便宜上、省略している。
ディスクトレイ110には溝113が設けられており、ローディング動作時にこの溝113と接触することによって回転車143が回転するようになっている。これによってクリーニングプーリ123が回転し、さらに動力伝達ベルト122を介してハブクリーナプーリ121が回転することによってハブクリーナ141が回転する。このようにして回転するハブクリーナ141がクランプ160におけるクランプハブ161の上面と接することにより、ダストなどが拭き取られて清浄される。
図5は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例によるリリースバネ132の役割を示す図である。図4(a)はディスククランプ前におけるディスクトレイ110と回転車143との関係を示した側面図であり、ディスクトレイ110の溝113には回転車143が接触している。従って、この状態でディスクトレイ110がローディング動作のために右方向に移動すると、これに伴って回転車143は回転する。
一方、図4(b)はディスククランプ直前におけるディスクトレイ110と回転車143との関係を示した側面図である。ここでは、ローディング動作のためにディスクトレイ110が右方向に移動したことにより、リリースバネ132がディスク200の上に乗り上げて、クリーニングユニットプレート129が持ち上げられた状態になっている。これにより、回転車143も上方へ持ち上げられ、ディスクトレイ110の溝113と接触しない状態に配置される。従って、この状態では回転車143の回転動作は解除され、ハブクリーナ141は回転車143による制約を受けることなく自在に回転することができる。
このように、本発明の実施の形態における第一の構成例によれば、ローディング動作に伴う回転車143の回転動作に連動するクリーニングプーリ123による動力を、動力伝達ベルト122がハブクリーナプーリ121に伝達し、このハブクリーナプーリ121に連動してハブクリーナ141が回転することにより、クランプハブ161の上面のダストなどを拭き取ることができる。また、リリースバネ132の働きにより、ディスククランプの際には回転車143の回転動作を解除することができる。
図6および図7は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第二の構成例を示す図である。この例では第一の構成例と同様の構成を備えるが、第一の構成例とは異なり、クリーニングユニットプレート129にはクリーニングプーリ123のみが備えられている。また、取付プレート131の上面には溝134が設けられており、この溝134に沿ってクリーニングユニットプレート129が平行移動できるようになっている。
クリーニングユニットプレート129には、リリースモータ133が設けられており、取付プレート131の溝134に沿ってクリーニングユニットプレート129をモータ動力によって平行移動させる。ディスククランプ前の状態では、リリースモータ133はクリーニングプーリ123がハブクリーナプーリ121から遠ざかる方向にクリーニングユニットプレート129を移動させて、動力伝達ベルト122による動力の伝達を有効にする。一方、ディスククランプ直前の状態では、リリースモータ133はクリーニングプーリ123がハブクリーナプーリ121に近づく方向にクリーニングユニットプレート129を移動させ、動力伝達ベルト122を弛ませて動力の伝達を無効にする。
なお、クランプ160のモータホルダ166にはモータガイドピン167が設けられており、ディスククランプの際にはこのモータガイドピン167を斜め上部に持ち上げることによってクランプ位置に据えるようになっている。この点は説明を省略したが、第一の構成例においても同様である。
このように、本発明の実施の形態における第二の構成例によれば、第一の構成例と同様に、クリーニングプーリ123による動力を、動力伝達ベルト122がハブクリーナプーリ121に伝達し、このハブクリーナプーリ121に連動してハブクリーナ141が回転することにより、クランプハブ161の上面のダストなどを拭き取ることができる。また、リリースモータ133の働きにより、ディスククランプの際には動力伝達ベルト122を弛ませて、クリーニングプーリ123からハブクリーナプーリ121に対する動力の伝達を解除することができる。
なお、この第二の構成例においては、第一の構成例と同様に回転車143による動力を利用してもよく、また、別途設けたクリーナ用モータによりクリーニングプーリ123を回転させるようにしてもよい。
図8および図9は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第三の構成例を示す図である。この例では第二の構成例と同様の構成を備えるが、第二の構成例とは異なり、ハブクリーナプーリ124と動力伝達プーリ125とが直接接触することにより動力を伝達するように構成されている。このような接触による動力伝達を容易にするために、ハブクリーナプーリ124および動力伝達プーリ125の周囲にはゴムや歯車などの摩擦力の強い部材を設けることが望ましい。
リリースモータ133は、ディスククランプ直前に、クリーニングユニットプレート129を移動させることにより、ハブクリーナプーリ124と動力伝達プーリ125との間の接触を解除する。これにより、動力伝達プーリ125からハブクリーナプーリ124に対する動力の伝達を解除する。
すなわち、本発明の実施の形態における第二の構成例によれば、動力伝達プーリ125による動力を直接的にハブクリーナプーリ124に伝達し、このハブクリーナプーリ124に連動してハブクリーナ141が回転することにより、クランプハブ161の上面のダストなどを拭き取ることができる。また、リリースモータ133の働きにより、ディスククランプの際にはハブクリーナプーリ124と動力伝達プーリ125との間の接触を解除することにより、動力伝達プーリ125からハブクリーナプーリ124に対する動力の伝達を解除することができる。
図10および図11は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例を示す図である。この例ではクランプハブ161の上面にハブカバー126が被さっている。ハブカバー126は2つに分かれており、それぞれがカバー取付板135に取り付けられている。なお、図11ではクランプハブ161を図示するために便宜上片方のハブカバー126を省略している。
2つのカバー取付板135は、互いにバネ136によって横方向に引き寄せるように接続されている。また、これら2つのカバー取付板135は、それぞれ縦回転ピン137によって縦方向に回転自在に支持されている。さらに、2つの縦回転ピン137の取り付けられた部材はそれぞれ2つの横回転シャフト138の一端に接続されており、横方向に回転自在に支持されている。また、2つの横回転シャフト138の他端は、ともにカバー台座139に固定されている。このカバー台座139は、ベースプレート104に取り付けられている。
なお、トレイガイド181は、ガイドプレート182によってベースプレート104に取り付けられる。また、スレッドユニット190は、スレッドモータおよびボールネジを内蔵して、クランプハブ161に接続するクランプ部を光ディスクの半径方向に移動させるものである。これらの点については説明を省略したが、第一乃至第三の構成例においても同様である。
図12は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例の動作を示す図である。ディスククランプの際には、図10のようにモータガイドピン167が溝189に沿って移動することにより、モータホルダ166全体が斜め上方にせり上がる。これによってクランプハブ161はハブカバー126の下面から次第に離脱する。この際、ハブカバー126は、クランプハブ161の動きに従って左右に開きながら縦方向に移動する。
図13は、本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例によるハブカバー126部分の下面図である。ハブカバー126の下面にはクリーナ127として、例えば円形のクリーニング素材が設けられる。このクリーニング素材としては、第一乃至第三の構成例と同様に、通常の布であっても一定の効果が期待できるが、布に含まれるダストなどによる影響を回避するためには不織布が望ましい。このクリーナ127の下面は、クランプハブ161の上面と相対するように配置され、クランプハブ161と接することにより清浄動作を行う。この清浄動作は、図12のようにディスククランプの際のクランプハブ161の動きに伴って行われてもよく、また、図11の状態でクランプハブ161が回転することにより行われてもよい。
このように、本発明の実施の形態における第四の構成例によれば、クリーナ127を備えるハブカバー126をクランプハブ161の上面に押し当てることにより、クランプハブ161の上面のダストなどを拭き取ることができる。
なお、ここでは、記録媒体として光ディスクを一例として想定して説明した。この光ディスクに対するアクセスを行うための光学系ユニットの構成例を図14に示す。レーザ光源332から入射したレーザ光はコリメータ333およびビームディフューザ334によって整形され、偏光ビームスプリッタ(PBS:Polarizing Beam Splitter)335および336を介してアクチュエータ320に供給される。レーザ光は、アクチュエータ320の対物レンズで所定の大きさまで絞り込まれて、光ディスクに照射される。
光ディスクからの反射光は、再び偏光ビームスプリッタ336に戻り、集光レンズ337を介して信号検知器およびトラッキングエラー検知器361に集光される。また、偏光ビームスプリッタ336からの光は、偏光ビームスプリッタ335によって分光され、集光レンズ338を介してギャップエラー検知器362およびレーザ光量検知器363に供給される。
アクチュエータ320には、光ディスクからの反射光を監視するためのカメラ351が設けられている。アクチュエータ320は、アクチュエータユニット352の上部に据えられている。また、このアクチュエータユニット352は、さらにアクチュエータホルダユニット353に取り付けられている。
アクチュエータ320の対物レンズホルダの先端には、光ディスクに対する読み書きを行う対物レンズが設けられている。対物レンズとしては、通常のファーフィールドのレンズを用いてもよいが、高容量および高密度を実現するものとして、固体浸レンズ(SIL:Solid Immersion Lens)を用いることができる。このSILを用いたニアフィールド方式では開口数NA(Numerical Aperture)が1以上となり、光ディスクと対物レンズとの間の距離が少なくとも数十ナノメートルという極めて狭いギャップになるため、光ディスクに付着しているダスト等が対物レンズに付着する可能性が高くなる。従って、ここで説明した本発明の実施の形態によってダスト等を除去することにより、高い効果が期待できる。
なお、本発明の実施の形態では、クランプ160を移動させることにより光ディスクと対物レンズとを接近させることを想定したが、これに限らず、アクチュエータを移動させるようにしてもよい。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1において、記録媒体装着手段は例えばクランプ160に対応する。また、装着部は例えばクランプハブ161に対応する。また、清浄手段は例えばハブクリーナ141やクリーナ127に対応する。
また、請求項3において、クランプ手段は例えばクランプ160に対応する。また、クランプハブは例えばクランプハブ161に対応する。また、ハブクリーナ手段は例えばハブクリーナ141やクリーナ127に対応する。
また、請求項6において、ローディング手段は例えばディスクトレイ110に対応する。また、第1の滑車は例えばハブクリーナプーリ121または124に対応する。また、第2の滑車は例えばクリーニングプーリ123または動力伝達プーリ125に対応する。また、解除手段は例えばリリースバネ132またはリリースモータ133に対応する。
また、請求項9において、ベルトは例えば動力伝達ベルト122に対応する。
また、請求項14において、縦回転支持手段は例えば縦回転ピン137に対応する。また、横回転支持手段は例えば横回転シャフト138に対応する。また、引寄せ手段は例えばバネ136に対応する。
また、請求項15において、光学ピックアップ手段は例えばアクチュエータ320に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるクランプ160の断面構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例による取付プレート131の下面を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例によるディスクトレイ110の挿入方向から見た斜視図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第一の構成例によるリリースバネ132の役割を示す図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第二の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第二の構成例を示す上面図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第三の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第三の構成例を示す上面図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例によるクランプ以前の状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例によるクランプ直前の状態を示す図である。 本発明の実施の形態におけるディスク装置の第四の構成例によるハブカバー126部分の下面図である。 光ディスクに対するアクセスを行うための光学系ユニットの構成例を示す図である。
符号の説明
104 ベースプレート
110 ディスクトレイ
113 溝
121、124 ハブクリーナプーリ
122 動力伝達ベルト
123 クリーニングプーリ
125 動力伝達プーリ
126 ハブカバー
127 クリーナ
129 クリーニングユニットプレート
131 取付プレート
132 リリースバネ
133 リリースモータ
134 溝
135 カバー取付板
136 バネ
137 縦回転ピン
138 横回転シャフト
139 カバー台座
141 ハブクリーナ
143 回転車
160 クランプ
161 クランプハブ
163 センターマグネット
164 ローター
165 モータハウジング
166 モータホルダ
167 モータガイドピン
181 トレイガイド
182 ガイドプレート
189 溝
190 スレッドユニット
200 ディスク
320 アクチュエータ

Claims (16)

  1. 記録媒体が装着される装着部を備える記録媒体装着手段と、
    前記装着部に対して押し当てられて前記装着部を清浄する清浄手段と
    を具備することを特徴とする記録媒体駆動装置。
  2. 前記清浄手段は前記装着部に付着した異物を拭き取ることを特徴とする請求項1記載の記録媒体駆動装置。
  3. ディスク状記録媒体と接触するクランプハブを備えて前記ディスク状記録媒体をクランプするクランプ手段と、
    前記クランプハブに対して押し当てられて前記クランプハブを清浄するハブクリーナ手段と
    を具備することを特徴とするディスク装置。
  4. 前記ハブクリーナ手段は、前記クランプハブに付着した異物を拭き取ることを特徴とする請求項3記載のディスク装置。
  5. 前記ハブクリーナ手段は、前記クランプハブとの接触面に不織布を備えることを特徴とする請求項4記載のディスク装置。
  6. 前記クランプ手段に前記ディスク状記録媒体をローディングするローディング手段と、
    前記ハブクリーナ手段と連動して回転自在の第1の滑車と、
    前記ローディング手段によるローディング動作に伴って回転自在であって前記第1の滑車にその回転による動力を伝達する第2の滑車と、
    前記ディスク状記録媒体が前記クランプ手段にクランプされる際に前記第1の滑車に対する前記ローディング動作に伴う動力の伝達を解除する解除手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のディスク装置。
  7. 前記解除手段は、前記ディスク状記録媒体を検知すると前記ローディング動作に伴う前記第2の滑車の回転を解除するリリースバネを備えることを特徴とする請求項6記載のディスク装置。
  8. 前記解除手段は、前記ディスク状記録媒体を検知すると前記第2の滑車を移動させて前記第2の滑車から前記第1の滑車に対する動力の伝達を解除するリリースモータを備えることを特徴とする請求項6記載のディスク装置。
  9. 前記第1の滑車と前記第2の滑車との間はベルトにより接続されて互いの動力が伝達されることを特徴とする請求項6記載のディスク装置。
  10. 前記第1の滑車と前記第2の滑車とが直接接触することにより互いの動力が伝達されることを特徴とする請求項6記載のディスク装置。
  11. 前記第1の滑車および前記第2の滑車は周囲にゴムを備えることを特徴とする請求項10記載のディスク装置。
  12. 前記第1の滑車および前記第2の滑車は周囲に歯車を備えることを特徴とする請求項10記載のディスク装置。
  13. 前記ハブクリーナ手段を縦方向に回転自在に支持する縦回転支持手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のディスク装置。
  14. 前記ハブクリーナ手段が2分割され、
    前記ハブクリーナ手段のそれぞれを縦方向に回転自在に支持する縦回転支持手段と、
    前記ハブクリーナ手段のそれぞれを横方向に回転自在に支持する横回転支持手段と、
    前記ハブクリーナ手段を横方向に互いに引き寄せる引寄せ手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のディスク装置。
  15. 前記ディスク状記録媒体が前記クランプ手段にクランプされた状態において前記ディスク状記録媒体に対して光学的に読み書きを行う光学ピックアップ手段をさらに具備し、
    前記光学ピックアップ手段は、対物レンズとして開口数が少なくとも1のレンズを備えることを特徴とする請求項4記載のディスク装置。
  16. 前記光学ピックアップ手段は、対物レンズとして固体浸レンズ(SIL)を備えることを特徴とする請求項15記載のディスク装置。
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