JP2007094822A - 自動販売機 - Google Patents

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Koichi Takano
晃一 高野
Masataka Oda
雅隆 小田
Tatsuo Kimura
達夫 木村
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Abstract

【課題】汎用性の高い自動販売機を提供する。
【解決手段】自動販売機1は、商品45を収納できる商品収納容器10と、商品収納容器10の搬送が可能な搬送手段12を設けて、商品45を商品収納容器10に入れて搬送手段12によって搬送するものであり、商品45の形状等によらず販売することができる。また、商品収納容器10の前側面のみを透明にしたことにより、商品45を入れた商品収納容器10を収容室30に配列載置する際、商品収納容器10の前後方向を迷うことなく載置できることとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商品を無人で販売することができる自動販売機に関するものであり、特に、商品の形状などを選ぶことなく販売することができる自動販売機に関するものである。
従来より、缶入り飲料などの商品は、自動販売機によって販売されている。このような剛性があり、定形であってある程度の力が加わっても所定の形状を維持する商品を販売する場合には、たとえばサーペンティン形式の自動販売機のように、上下方向に複数の商品を積載しておき、貨幣などを挿入してボタンなどを押すと、商品を支えている商品投出装置が作動して商品が払い出される。
また、袋物などの変形しやすい商品の場合などには、コンベアやスパイラルラックに商品を収納して、貨幣などを挿入してボタンなどを押すと、コンベアが作動し、または、スパイラルラックが回転して、商品を移動させて商品の払出が行われる。
このような、自動販売機は特許文献1などに記載されている。そして、特許文献1の自動販売機では、自動販売機の前面をガラスなどを用いて透明とし、商品が見えた状態で選択することができるので、商品を購入するものは、商品の選択間違いを犯し難く、安心して商品を購入することができる。
特開2000−331234号公報
しかしながら、特許文献1などの自動販売機では、コンベアやスパイラルラックに合わせた形状・大きさの商品しか販売することができず、販売者は形状・大きさの異なる商品を販売することができなかった。
また、特許文献1などの自動販売機では、商品の重心、形状、変形性、強度、その他の条件により適切な搬送形態を選定する必要があり、汎用性に乏しかった。
袋状の商品では、耳の部分が引っ掛かるなどの問題があり、特許文献1などの自動販売機で販売するには、耳を折り返すなどの処理をする必要があり、大変手間がかかっていた。
また、たとえば「ビールとおつまみ」や「石鹸とタオル」といった複数の種類の商品を同時にセット販売したいという要望もあったが、従来の自動販売機では、このようなことができなかった。
そこで、本発明は、商品の形状・大きさによる制限が少なく、複数の商品を同時に販売することも可能である、汎用性が高い自動販売機を提供することを課題とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、商品を収納できる商品収納容器と、商品収納容器の搬送が可能な搬送手段を設けて、商品を商品収納容器に入れて搬送手段によって搬送することにより販売するようにしたものである。
これによって、商品の形状等によらず所望の商品を販売することができる。
また、商品収納容器の前側面のみを透明にしたものである。
これによって、商品を入れた商品収納容器を収容室に配列載置する際、商品収納容器の前後方向を迷うことなく載置でき、収容ミスを未然に防ぐことができる。
本発明の自動販売機によれば、商品の形状・大きさによる制限が少なく、複数の商品を同時に販売することも可能である。
請求項1に記載の発明は、商品を上部から収納できる商品収納容器と、前記商品収納容器の搬送が可能な搬送手段と、前記商品収納容器の収容ができる収容室が設けられた本体部とを有し、前記商品収納容器は前後に別の商品収納容器と隣接し、前記商品収納容器の前側面が透明に形成されたことにより、商品を入れた商品収納容器を収容室に配列載置する際、商品収納容器の前後方向を迷うことなく載置でき、連結ミスを未然に防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、収容室に設けられた棚部と、前記棚部は商品収納容器を載置するレール部材で形成され、前記レール部材に左右に延在された延在突起を備え、商品収納容器の底面には前記延在突起と係合する突出片を設けたことにより、販売者が商品収納容器を誤って前後逆に載置しようとすると、レール部材の延在突起に商品収納容器の外側突条の突出片が乗り上げ、正常に載置できないことで注意を促し、連結ミスを未然に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、レール部材の後端に後部ストッパーを備え、前記レール部材に商品収納容器を所定の個数配列したとき、最前列の前記商品収納容器の前側連結部の前端がレール部材の前端と一致するようにしたことにより、販売者が誤って前後の商品収納容器を連結し忘れたとき、最前列の商品収納容器がレール部材の前端から飛び出すことで注意を促し、連結が正常に行われていないことを販売者に知らせることで、連結忘れを未然に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、商品収納容器の連結部の引っ掛け部は弾性変形可能で、前後に隣接する別の商品収納容器との連結は、前記引っ掛け部を嵌入して連結することにより、仮に商品収納容器の連結忘れがあった場合にでも、販売者は、前後に配列された商品収納容器のうち、最前列の商品収納容器のみを奥方向に押しこむことで、全ての商品収納容器の連結を完了することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、商品収納容器の連結部の引っ掛け部は前記連結部の両端部と中央部に備えたことにより、前後の商品収納容器を連結する際、誤って片側しか引っかけない状況になったときには、商品収納容器が極端に傾くことで注意を促し、連結が正常に行われていないことを販売者に知らせることで、連結の不備を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態ついて、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって発明が限定されるものでない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の外観を示した斜視図である。
本発明の第1の実施の形態の自動販売機1は、図1に示されるように、本体部11に前面が透明で中が透けて見える収容室30を持つ。そして当該収容室30に複数の商品収納容器10が収容されており、各商品収納容器10内に商品45が収納されている。
また本体部11の内部であって収容室30の下部側面側には図4のように商品取出空間35が形成されている。収容室30と商品取出空間35とは後記する商品通過窓33によって連通している。
さらに本体部11の正面側であって収容室30の下部側面側に商品の取出口42が設けられている。取出口42は商品取出空間35の正面側を開閉するものである。
上記した収容室30内における商品収納容器10の配置は、左右・上下・前後方向の各方向に立体的に並べられて配置され、最前列のものから順次販売することができる。
そして、購入者が貨幣を入れてボタン操作などの所定の操作を行うことで、搬送手段12が作動し、商品収納容器10が収容室30から取り出されて商品通過窓33を通過し、商品取出空間35に搬送され、購入者は取出口42から商品45を取り出すことができる。
なお本明細書では、自動販売機1の貨幣投入口40や取出口42が有って内部の商品45が見える側を前側として、前側から奥に向かう方向を前後方向とし、自動販売機1を設置する状態での重力がかかる方向を上下方向とし、上下方向及び前後方向のいずれにも直交する方向を横方向として説明する。また、横方向の方向を示す場合には、前側から見た方向を基準として、右側、左側として説明する。
図1に示されるように、自動販売機1には、本体部11内に搬送手段12があり、また本体部11内に多数の商品収納容器10が内蔵されている。
本体部11には収容室30が設けられている。収容室30内には、棚部31が設けられている。棚部31は図2のように帯状の棚板部材31aが上下方向に複数段並べられたものである。そして棚板部材31aの上面にはレール部32が設けられている。レール部32は、板体を断面が略「コ」の字状となる様に折り曲げたレール部材32aによって構成されたものであり、棚部31に固定されて上側に突出する。レール部32は、前後方向に延びるように設けられており、レール部材32aは商品収納容器10の設置される位置で、商品収納容器10の幅に合わせて固定されている。そして、使用時には、レール部材32aの上端により、商品収納容器10を支えている。
各レール部材32aの上部であって、前端側に近い位置には、後退阻止突起(後退阻止部材)37が設けられている。後退阻止突起37は、図3に示されるような構造をしている。すなわち後退阻止突起37は、傾斜部37bと垂直部37eが設けられた板体である。後退阻止突起37は、各レール部材32aの内側面に支点37dを中心として回転可能に固定されている。また上記した支点37dを中心とするモーメントは後端側(図3 左側)の方が前端側に比べて大きい。そして後退阻止突起37の支点37dよりも後側であってその下部がストッパー37cによって支持されている。支点37dを中心とするモーメントは後端側(図3 左側)の方が前端側に比べて大きいので、後退阻止突起37は図3を基準として時計回りの方向に回転力が発生するが、上記したストッパー37cによって回転が阻止された状態である。
各レール部材32aの上面であって後退阻止突起37が設けられている部位には開口32fが設けられており、後退阻止突起37の上部角が開口32fから上部に露出している。
後退阻止突起37は図3に示した姿勢を常態とし、反時計回りには回転可能であるが、時計回りにはストッパー37cの作用によって回転が阻止される。
上記したように後退阻止突起37の支点37dよりも後側であってその下部がストッパー37cによって支持されているので、通常の状態においては、図3のように後退阻止突起37の垂直部37eが前面側に位置し、傾斜部37bは後面側にある。
この状態では、傾斜部37bが前側に向かって漸次高くなり、傾斜部37bの前側の垂直部37eがレール部材32aの上面から突出した状態となる。
また、後退阻止突起37の前後方向の正確な位置は、図9(b)に示されるように、商品収納容器10をレール部32によって配置した場合における、最前列の商品収納容器10の突出部60の切り欠き部60a(後記する)に相当する位置である。
そして、商品収納容器10が前進する場合には、商品収納容器10の突出部60が傾斜部37bを押すので、支点37dを中心として後退阻止突起37が回転して(図3を基準として反時計方向)傾斜部37bを通過することができる。また、商品収納容器10が後退しようとする場合には、突出部60が垂直部37eに接触するので後退を阻止することができる。したがって、後述するように、移送手段21を商品収納容器10側に向かって後方に移動する際に、商品収納容器10が後方へ移動する方向に向かうように力が作用するが、この後方への移動を阻止することができる。
収容室30の形状は図4に示されるような略直方体形状であり、収容室30の右側の前側には、商品通過窓33と空容器通過窓34が設けられている。商品通過窓33は空容器通過窓34よりも下側に位置している。より具体的には空容器通過窓34は収容室30の上端近傍にあり、商品通過窓33は収容室30の下端近傍にある。収容室30は断熱材によって覆われている。
商品通過窓33及び空容器通過窓34には、開閉可能な部材が設けられており、通常の状態では閉じている。そして、後述するように、搬送手段12の移送手段21に商品収納容器10が固定された状態で押されることにより開くことができる。開閉可能な部材は、具体的にはカーテン状である。したがって、商品45の販売を行わない場合には、収容室30を、ほぼ密閉空間とすることができ、自動販売機1の制御を行う図示しない制御部に冷気などが流れ込まず制御部の故障や誤作動が少ない。
また、収容室30の右側には上記したように商品取出空間35及び空箱収容部15が設けられている。商品取出空間35は収容室30と商品通過窓33を介してつながっており、商品取出空間35には取出口42が設けられている。また、空箱収容部15は収容室30と空容器通過窓34を介してつながっている。
収容室30は、販売する商品45により、温度などの条件を所定の条件に維持できるようになっている。例えば、冷蔵保存を必要とする食品の場合には、通常の冷蔵庫と同様に、コンプレッサーなどが設けられた熱交換器などによって、低温状態を維持することができる。また加熱手段も併設することが望ましい。
収容室30は前側から内部が視認できるように、前面側がガラスやアクリル板などの透明樹脂などが用いられている。また、収容室30は商品45の補充やメンテナンスなどの際に開閉することができる構造となっている。
商品収納容器10は、図5に示されるように、概略形状が台形状の容器であり、上部に開口50を有して、内部に空間59が設けられたものであり、底面(底部)51、前側面52、後側面53及び横側面55、56を有している。また、前側面52は、ほぼ全面が透明部52aとなっており、後側面53及び横側面55,56は不透明となっている。
横側面55、56の上端の開口50付近には、横方向に突出するガイド用突出部60が設けられている。ガイド用突出部60は、前後方向に延びるように設けられ、中間部分に切り欠き部60aを有している。
前側面52、後側面53の上端の開口50付近には、前側連結部61と後側連結部62が設けられている。具体的には商品収納容器10の前側面52には前側連結部61が設けられている。
前側連結部61は図8に示すような2カ所の凹部61aを有している。逆にいえば前側連結部61は中央に中央凸部61bがあり、両端部に端部側凸部61cがある。そして端部側凸部61cの内側には係合溝61dが設けられている。逆に言えば、端部側凸部61cの先端部は鉤状となっている。すなわち端部側凸部61cを平面視すると、「コ」の字状であり、左右の端部側凸部61cの「コ」の字形状は互いに内側を向いている。
上記した凹部61a、中央凸部61b、端部側凸部61c及び係合溝61dの平面断面形状は、いずれの部位でも同一である。したがって係合溝61dや凹部61aは上面側から下面側まで同一形状を維持したままで連通している。
一方、商品収納容器10の後側面53には図8のように後側連結部62が設けられている。後側連結部62は2カ所の端部側凸部62aを有している。逆にいえば後側連結部62は中央であって端部側凸部62aの間に中央凹部62bがあり、両端は開放されている。
そして端部側凸部62aの内側(空間59側)には係合溝62dが設けられている。逆に言えば、端部側凸部62aの先端部は鉤状となっている。すなわち端部側凸部62aを平面視すると、「コ」の字状である。ただし上記した前側連結部61では左右の端部側凸部61cの「コ」の字形状は互いに内側を向いていたのに対し、後側連結部62では左右の端部側凸部62aの「コ」の字形状は互いに外側を向いている。
さらに、前側連結部61の端部側凸部61cの「コ」の字の先端は横方向に突出する引っかけ部61eとなり、後側連結部62端部側凸部62aの「コ」の字の先端は横方向に突出する引っかけ部62eとなっている。
上記した端部側凸部62a、中央凹部62b、及び係合溝62dの平面断面形状は、いずれの部位でも同一である。したがって係合溝62dや中央凹部62bは上面側から下面側まで同一形状を維持したままで連通している。
上記した前側連結部61と後側連結部62の凹凸関係に注目すると、前側連結部61の凹凸形状と後側連結部62の凹凸形状は互いに逆の関係にある。すなわち前側連結部61側の凹部62aと後側連結部62の端部側凸部62aの立体形状はほぼ等しい。また水平方向の断面はいずれの場所でも同じであるので後側連結部62側の端部側凸部62aを前側連結部61側の凹部61aの空間に上下方向から挿入及び離脱することができる。
しかしその反面、前側連結部61の端部側凸部61c及び後側連結部62では左右の端部側凸部61cはいずれも断面形状が「コ」の字状であり、横方向に突出する引っかけ部61e、62eがあって両者は互いに嵌合し合う。
そして、連結部61と連結部62は図9に示されるように連結可能であり、連結すると引っかけ部61eと、引っかけ部62eとが引っ掛かるので、前後方向に力が加わっても連結状態を維持することができる。また、上下方向に相対移動すると連結部61、62が互いに離脱する。
上記した連結部61、62は、連結した状態で前後方向以外の方向である上下方向や横方向に移動させることにより、連結を解くことができれば、上記の形状以外であってもよい。
また、図5、図6に示されるように、商品収納容器10の底面51の下側には、下方に突出して前後の延びる外側突条57及び内側突条58が設けられている。すなわち外側突条57及び内側突条58は前後方向に延びるように2本ずつ設けられ、2本の外側突条57の内側に2本の内側突条58が配置している。内側突条58の位置は外側突条57よりも前側に位置している。
外側突条57の形状は長方形状であり、内側突条58の形状は長方形状の根元部分の2カ所を切り欠いたような形状であり、当該部分で係合部を形成している。この内側突条58の切り欠き部58aの位置は、前後方向の端部であって上側である。
また、外側突条57の上下方向の突出長さは内側突条58のそれよりも長く、後述するように、空箱収容部15に商品収納容器10を収容する時に、落下の際に内側突条58の破損を防止することができる。
商品収納容器10は、大きさの異なるものを用いることができる。また、前後方向の長さは、搬送台20に載せることができ、搬送台20に載せて収容室30の前側を上下・横方向に移動させることができる長さであればよい。
本実施の形態では、横方向の長さが異なり、前後方向及び上下方向の長さが同じであり、外側突条57及び内側突条58の形状が同じである2種類のものを用い、また、搬送手段12は同じものを用いて使用するものである。
また、商品収納容器10は樹脂材料により成形すると簡単に製作することができる。この樹脂材料を透明とすることにより、内部の商品45が透けて見えるので、開口50からだけでなく、前側面の透明部52aを通して商品45の確認を行うことができる。
搬送手段12は、図1に示されるように、本体部11の収容室30内の前側付近であって、棚部31やレール部32よりも前側に位置している。
そして、搬送手段12に設けられている搬送台20が上下方向及び横方向に移動することができる。また、搬送台20の上には前後方向に移動可能な移送手段21が設けられている。そして、移送手段21により、商品収納容器10を引き出して搬送台20に載せた状態で移動させることができる。
図10を用いて説明すると、搬送手段12には、搬送台20、上下移動台22を有している。上下移動台22は、本体部11に対して上下方向に移動可能であり、可動部分外に固定されたモータM3の駆動力を用いて上下方向に移動させ、所定の位置で停止させることができる。なお、モータM3による上下移動台22の移動は、チェーンなどを用いて行うことができる。
また、上下移動台22は横方向の左右両側で移動可能に支持されて、両持ち梁の状態である。
搬送台20の上には、図6に示されるように、移送手段21及び前側係合部材23が設けられている。
移送手段21は、前後方向に移動することができる。この移動については後述する。移送手段21の固定は、図11に示されるような、入れ子構造なったスライダー44を介して固定されている。そして、スライダー44がのびることにより移送手段21が後側に張り出した状態とすることができる。
さらに、移送手段21には、図6に示されるような可動突起26が設けられている。可動突起26は左右に2カ所設けられて横方向に突出し、後側から押されると内側に退入可能であるが、前側から押されると突出状態を維持することができる。
また、前側係合部材23は、板を曲げたような部材であり、移送手段21の前側に配置されている。そして、前側係合部材23には、前述した商品収納容器10の内側突条58の切り欠き部58aに対応する位置に凹形状が形成されて切り欠き挿入部23aが設けられ、内側突条58の切り欠き部58aの下側が切り欠き挿入部23aの下側に挿入することができる。
すなわち切り欠き挿入部23aは、搬送台20の上面部20aから浮いた状態に設けられた板体であり、当該板体と上面部20aとの間に空隙がある。一方、内側突条58には切り欠き部58aが設けられており、この切り欠き部58aは上側に設けられている。そして、切り欠き部58aの下側が突出部58bとなっている。
そうして、後述するように、移送手段21により商品収納容器10を引き出して、移送手段21に商品収納容器10を固定する場合には、図7に示されるような状態となる。すなわち、前側係合部材23の切り欠き挿入部23aが、商品収納容器10の内側突条58の前側の切り欠き部58aに進入し、突出部58bが切り欠き挿入部23aの板体と搬送台20の上面部20aとによって挟まれた状態となる。
上下移動台22の上に、搬送台20が横方向に移動可能に載置されており、上下移動台22を上下方向に移動させることによって搬送台20を上下方向に移動させることができる。この可動範囲は、移送手段21の位置が、すべての商品収納容器10の底面51の高さに移動できるような範囲となっている。
また、搬送台20の上下移動台22への固定は、移送手段21の搬送台20への接続と同様に、入れ子構造となっているスライダーが用いられて、右側に張り出した状態となるように移動させることができる。
また、上下移動台22に支持されるスプロケットR1、歯車R2、R3、ロッドL3を有しており、スプロケットR1、歯車R2、R3、ロッドL3は、上下移動台22の移動に伴って、上下方向に移動する。
図10のように、スプロケットR1の回転軸は上下方向であり、スプロケットR1には六角状の角孔64を有している。そして、角孔64には六角状のロッドL1が挿入されている。ロッドL1は、上下方向に延びるように配置されており、回転可能に保持されている。またロッドL1の上側にはモータM1が設けられ、ロッドL1を回転させることができる。モータM1は非可動位置に固定されている。
なお、回転力を伝達することができれば、六角形でなくてもよく、四角形などの他の多角形や略「D」などの円形の一部を切り欠いた形状などでもよい。また、ロッドL1と角孔64の形状は異なっていてもよい。
なお、上下移動台22の移動により角孔64が上下動するが、いずれの場所でもロッドL1の回転力をスプロケットR1に伝達することができる。
一方、スプロケットR1に噛み合うプッシュプルチェーン63が設けられている。プッシュプルチェーン63は、通常のチェーンと異なり、直線状態で押すことができ、引張力及び圧縮力を伝達することができるものである。
そして、プッシュプルチェーン63の一端が、搬送台20に接続されており、スプロケットR1が回転すると、プッシュプルチェーン63が作動して搬送台20を横方向に移動させることができる。
搬送台20を横方向に移動させる場合には、モータM1を所定の方向に回転させて、ロッドL1を介してスプロケットR1を回転させ、さらに、プッシュプルチェーン63により横方向に押し、又は、引くことにより搬送台20を横方向に移動させる。
そして上記したように搬送台20の上下移動台22への固定は、入れ子構造となったスライダーが用いられているので、搬送台20は上下移動台22の端部からさらに右側に張り出した状態となるように移動させることができる。
なおロッドL3は、図12の様に外側ロッド85の内部に内側ロッド86が挿入され、先端部にエンド部材87が取り付けられたものであり、全長が伸縮する。そして、外側ロッド85の内形形状と内側ロッド86の外形形状は角状でほぼ等しく、外側ロッド85と内側ロッド86との間で回転力を伝達することができる。
そして、搬送台20が図13のように上下移動台22の端部から張り出した状態となった時、搬送台20の端部にエンド部材87が当たって内側ロッド86が引き出され、全長が延びる。したがって、スプロケットR4の角孔67にロッドL3の外側ロッド85が挿入した状態を維持することができるので、回転力を搬送台20に伝えることができる。
歯車R3は内側ロッド86に固定されている。また、エンド部材87は、図示しないスライダーに固定され、外側ロッド85の抜け止め部(図示せず)に引っ掛かって外側ロッド85はエンド部材87によって回転可能に保持されている。このエンド部材87は左側に向かって付勢されている。このため、エンド部材87は、外側ロッド85の軸受けとしても機能する。
なお、エンド部材87を外側ロッド85に固定する構造でもよい。
エンド部材87は磁石が取り付けられており、搬送台20が右方向に移動して内側ロッド86が引き出された状態から、搬送台20が左方向に移動する際には、エンド部材87が搬送台20に引っ付いた状態で、搬送台20と共に移動してエンド部材87が移動する。そして、内側ロッド86が退入し、ロッドL3は縮むことができなくなり、エンド部材87と搬送台20とが離れた状態となる。
上記したように、モータM3を用いて上下移動台22を所定の高さに移動させ、モータM1を用いて搬送台20を横方向の所定の位置に移動させることができるので、搬送台20は上下方向及び横方向について、所定の位置に移動させることができる。
本実施の形態では、スプロケットR1の位置は左側にあり、スプロケットR1を回転させて搬送台20を左方向に移動させるとプッシュプルチェーン63に引張力が作用し、右方向に移動させるとプッシュプルチェーン63には圧縮力が作用する。
搬送台20の上の移送手段21は、以下の機構により前後方向に移動することができる。
歯車R2の回転軸は上下方向であり、歯車R3の回転方向は横方向であり、歯車R2と歯車R3とは噛み合って、一方の回転により他方が回転し、回転方向を変えつつ回転力を伝達することができる。
また、歯車R2の回転軸に、六角状の角孔65を有している。そして、角孔65には六角状のロッドL2が挿入されている。ロッドL2は、上下方向に延びるように配置されており、回転可能に保持されている。またロッドL2の上側にはモータM2が設けられ、ロッドL2を回転させることができる。
なお、上下移動台22の移動により角孔65が上下動するが、いずれの場所でもロッドL2の回転力を歯車R2に伝達することができる。
回転力を伝達することができれば、ロッドL2は六角形でなくてもよく、四角形などの他の多角形や略「D」などの円形の一部を切り欠いた形状などでもよい。また、ロッドL2と角孔65の形状は異なっていてもよい。
歯車R3と横方向に延びるロッドL3とは固定されており、歯車R3の回転によりロッドL3が回転する。
一方で、搬送台20には、回転可能に保持されているスプロケットR4が設けられている。スプロケットR4の回転軸は横方向であり、六角状の角孔67を有している。そして、角孔67には六角状のロッドL3が挿入されている。ロッドL3は、横方向に延びるように配置されており、回転可能に保持されている。
そして、移送手段21と接続するプッシュプルチェーン66が、スプロケットR4と噛み合っており、スプロケットR4の回転により、移送手段21が前後方向に移動する。
なお、搬送台20の移動により角孔67が左右に移動するが、いずれの場所でもロッドL3の回転力をスプロケットR4に伝達することができる。
移送手段21を前後方向に移動させる場合には、モータM2を所定の方向に回転させ、ロッドL2を介して歯車R2を回転させ、さらに、歯車R3が回転してロッドL3を介して、スプロケットR4を回転させ、プッシュプルチェーン66を作動させることにより行われる。
搬送手段12は上記のような構成であるので、モータM1、M2、M3を所定の回転方向に、所定の回転数だけ回転させることにより、搬送台20上の移送手段21の位置を所定の位置に移動させることができる。
したがって、搬送手段12の駆動源は、固定されたモータM1、M2、M3のみにより構成されているので、構造を単純化することができる。また、搬送手段12の位置は自動販売機1の前側であるのでメンテナンスしやすい。
次に、自動販売機1の使用方法について説明する。
まず、販売者は、商品収納容器10に販売する商品45を入れて、収容室30に設けられた棚部31上に配置する。このとき、上下方向、横方向が同じ位置に、前後方向に複数の商品収納容器10を置くことができる。このとき、販売者は、商品収納容器10を前側面52の透明部52aを前にして棚部31に載置していく。そして、前後の商品収納容器10は連結部61、62を用いて連結しておく。
なお、本実施の形態では、商品収納容器10の前側面52にのみ透明部52aを設け、前後の区別をしているが、同様に区別できるなら、例えば、商品収納容器10に「前」や「後」の区別できる刻印や表示をしたり、矢印を表示してもよい。
ここで、商品45に応じた金額を設定し、図示しない制御部に入力しておく。この設定は、商品棚の位置に応じて、種々の金額を設定することができる。
この販売は、貨幣などの現金以外で販売できるようにしてもよい。例えば、プリペイドカードなどのカードがある。
商品45の購入者は、収容室30の前面側から、商品45を見て商品を選び、貨幣投入部40により貨幣の投入を行い、操作部41により所定の操作を行う。
この貨幣の投入及び操作部41の操作により、図示しない制御部が商品の取り出しを許可するかどうかを判断する。そうして、商品45の取り出しを許可する場合には、搬送手段12により、選択された商品収納容器10を商品通過窓33との間の商品取出空間35に移動させる。
具体的には、搬送手段12のモータM1、M3を作動させ、選択された商品収納容器10の前に搬送台20を移動させる。さらに、モータM2を作動させ、移送手段21を後方に進ませる。移送手段21の搬送台20への固定は、図11に示されるような、入れ子構造なったスライダー44に固定されているので、搬送台20から移送手段21が後側に飛び出したような状態となる。
棚部31により商品収納容器10が上下方向に並べられていて、この間が狭い方がより多くの商品収納容器10を収容室30に入れることができる。従来技術のものでは、この間にコンベアなどを設ける必要があったが、本実施の形態では、移送手段21を前進させることが可能な幅だけを設ければよいので、この間をより狭くすることができ、より多くの商品収納容器10を収容することができる。
選択された商品収納容器10の前に搬送台20を移動させると、図14のような状態となる。なお、図14,図15,図16,図17,図18においては、移送手段21は可動突起26のみを図示し、前側係合部材23は、内側突条58の前後方向に相当する位置の断面部のみを示している。
そして、移送手段21を前進させて、商品収納容器10の底面51の下側に移動させる。移送手段21の幅は、内側突条58の間隔よりもやや短いのでこの間を通過することができる。
搬送手段21が内側突条58の間を通過する場合には、可動突起26は後側から押されるので退入し、可動突起26が退入した状態で後側に進む。
搬送手段21が内側突条58の間を通過する際に商品収納容器10は後方に押されるが、商品収納容器10の突出部60の切り欠き部60a(後記する)に相当する場所に後退阻止突起37があり、商品収納容器10の後退を阻止する。
そうして、可動突起26が内側突条58の後側の切り欠き部58aに至った位置で、移送手段21を停止させる。これを示したのが図15である。このとき、可動突起26が再び突出した状態となる。
次に、移送手段21の動きを逆転させて前側に移動させる。可動突起26は、前側から押されると退入しないので、突出した状態を維持する。したがって、移送手段21が移動することにより、可動突起26が切り欠き部58aに進入した状態を維持し、引っ掛かるため商品収納容器10が前側に移動する。すなわち商品収納容器10が移送手段21によって引き出される。
このとき、レール部32の後退阻止突起37は、図16に示されるように回転するので、商品収納容器10の前進を妨げることはない。
そして、図17に示されるように、前側係合部材23の切り欠き挿入部23aが、内側突条58の前側の切り欠き部58aに進入し、移送手段21の可動突起26と前側係合部材23の切り欠き挿入部23aとによって、商品収納容器10の内側突条58が挟まれて、移送装置21と商品収納容器10が固定された状態となる。この状態では、商品収納容器10は、移送装置21によって安定した状態で支えられている。
また、この状態では最前部の商品収納容器10はレール部32から離脱した状態となっている。
移送手段21により、一番前側の商品収納容器10が前側に引き出されると、その直後(前から2番目)の商品収納容器10も連結しているので、その移動にあわせて前側に移動し、さらに以降の商品収納容器10も同様に移動する。
次に、搬送台20を上下方向のいずれかの一方に移動させて、移送手段21を上下方向のいずれかの一方に移動させる。図18に示される方法では、搬送台20を下向きに移動させて移送手段21を下に移動させている。なお、この方向は、いずれの方向でもよいが、搬送台20が他の部材に邪魔になりにくい方向が望ましい。
一番前側の商品収納容器10と、この直後の商品収納容器10とは連結部61、62により連結しているだけであるので、上下方向の駆動力は直後の商品収納容器10には伝達されない。したがって、一番前側の商品収納容器10は、この移送手段21の移動に伴って移動するが、直後(前から2番目)の商品収納容器10は移動しない。
このため、一番前側の商品収納容器10と、直後の商品収納容器10の連結が解除された状態となる。
すなわち前側の商品収納容器10がその他の商品収納容器10と切り離され、前側の商品収納容器10が移送手段21に保持され、他の商品収納容器10はレール部32側に残る。
そして、搬送台20を少し前側に移動させ、さらに下方向に動かして最下部に移動させ、右下に設けられた商品通過窓33側付近に移動させる。搬送台20を少し前側に移動させるのは、他の段の商品収納容器10に接触するのを防止するためである。
さらに移送手段21を商品通過窓33側に移動させる。そしてさらに移送手段21を横方向に移動させて張り出し状に延ばし、移送手段21を商品通過窓33から外部に出す。その結果、移送手段21に載せられた商品収納容器10は商品通過窓33を越えて収容室30から出て、取出口42と商品通過窓33との間の商品取出空間35に至る。そして、購入者は取出口42から手を差し入れ、商品45を入手することができる。
なお、この取出口42は、通常、内部の商品45の盗難防止や商品収納容器10の移動による危険防止のため、ロックされて開けることができない状態となっているが、この場合にはロックが解除されて開けることができるようになる。
購入者が商品45を取り終えたことを確認して、移送手段21に載せられた商品収納容器10は商品通過窓33を通過して、再び収容室30側に移動する。
なお本実施の形態では、取出口42と商品通過窓33との間の商品取出空間35に確認棒46が設けられている。そして取出口42が閉じると、搬送台20を一旦上方に移動させ、商品収納容器10の底に確認棒46が当接するか否かを確認する。確認棒46が商品収納容器10の底に当接すれば商品が取り出されたものと判断し、確認棒46が商品収納容器10の底に当接以前に他の物品に触れた場合は、商品が残留しているものと判断して再度商品収納容器10を下げ、取出口42のロックを解除して商品が取り出されるのを待つ。
なお本実施の形態では商品収納容器10を上下して商品の残留を確認したが、確認棒46を上から移動させて、確認棒46が商品収納容器10の底面51まで進入させて、商品45が残っているかを確認する構造も採用可能である。
さらに商品45が残っているか状態どうかの確認は、他のセンサーなどを用いてもよい。
商品が取り出されたことが確認されると、再度商品収納容器10を下げ、さらに移送手段21を横方向に移動させて商品収納容器10を収容室30内に戻す。続いて搬送台20を上昇させ、移送手段21に載せられた空の商品収納容器10を上昇させる。そして搬送台20が収容室30の上端に至ったところで移送手段21を再度右方向に移動させ、収容室30の右上付近に設けられた空箱通過窓34を通過させて収容室30の外に商品収納容器10を出し、空箱収容部15に移動させる。
空箱収容部15は、図1、図4に示されるように、収容室30の右側に設けられ、図19,図20,図21に示されるように、上部にはレール部70を有している。
レール部70は、左右両側に前後方向に延びるように設けられており、上下3段になっている。そして、レール部70の上側2段と下側では、横方向の幅が異なるものである。この幅は、2種類の商品収納容器10の幅に合わせられている。
また、レール部70の幅は、上側の2段が幅が狭く、下側が幅が広い。さらに、上側の2段は左右2カ所にレール部70が設けられている。
そして、空箱収容部15への移動は、移送手段21によって行われる。具体的には、収容室30の上側で移送手段21が張り出すようにして右側に移動して、空箱通過窓34から空箱収容部15内に進入する。
さらに、商品収納容器10を収容する高さの位置で、移送手段21を後ろ向きに進ませる。このとき、商品収納容器10の突出部60がレール部70に載り、レール部70よって支えられるようにする。なお、移送手段21を後ろ向きに移動させると、商品収納容器10と移送手段21との固定が解かれる。
そして、移送手段21により下側に移動させて、可動突起26が内側突条58に引っ掛からないようにして、移送手段21を前側に移動させて、移送手段21を再び収容室30内に移動させる。
空箱収容部15に設けられているレール部70は、図20、図21に示されるように、後側で欠けている欠損部71を有している。そのため、移送手段21の先端で押したり、後から回収された他の商品収納容器10に押されるなどして、商品収納容器10をさらに後方に移動させると、商品収納容器10の突出部60が欠損部71に至る位置で重力により下方へ移動する。
欠損部71は、商品収納容器10の突出部60の位置に合わせて設けられており、具体的には、各レール部70に2カ所ずつ設けられている。
このように、空となった商品収納容器10は、開口50を上側の状態で同じ位置で下方へ移動させることが可能であり、空の商品収納容器10を重ね合わせる状態で収容することができる。また、本実施の形態では、外側突条57及び内側突条58によって底面51や前側面52、後側面53及び横側面55、56同士の密着が阻止できるので、上下方向に重ね合わせたとき、商品収納容器10同士の間に隙間を設けることができる。このため、再度使用する際に、商品収納容器10同士の離脱が容易である。
また、欠損部71の前後方向の位置は、上下3段のレール部70で異なる位置に設けている。したがって、それぞれの種類の商品収納容器10を分けて収容することができる。また、本実施の形態では、2種類の商品収納容器10の内で小さい方のものは、大きい方のものの約半分の幅であるので、横方向に2列に収容するようにして、より多くの空の商品収納容器10を収容することができる。
空箱収容部15では商品収納容器10が自由落下する。そのため、図20、図21に示されるように、落下時に、勢いよく落下することを防ぐ、緩衝部材72が設けられている。この緩衝部材72は、落下の際に商品収納容器10の突起部などに接触するものであり、このときの摩擦によって、ゆっくりと落下させることができる。
また、緩衝部材72の表面に、ゴムなど摩擦力が高い部材を貼り付けるなどにより、確実に摩擦力を付与させることができる。
さらに、この緩衝部材72は、内側に突出した部分を設けた板ばねを用いても良い。この板ばねは、上から押さえられると退入して商品収納容器10が下方へ移動可能となるものである。そして、この板ばねを上下方向の所定の位置に設けて、自由落下の距離を短くして衝撃を軽減することができる。この板ばねの退入は、複数の商品収納容器10が複数重なった時点で落下するようにしてもよい。
緩衝部材72の位置は、2カ所の欠損部71の間であって、上下方向の延びるように設けられている。商品収納容器10が落下するときは、突出部60の切り欠き部60aに緩衝部材72が挿入する状態で落下するので、落下の際に、回転や横方向の移動などが無く確実に同じ方向に積み重ねることができる。すなわち、緩衝部材72によって、上下方向に向かうように誘導することができる。
また、空箱収容部15の底付近の、最初の空の商品収納容器10が着地する場所には、図示しない衝撃吸収部材を設けておき、落下して着地する際の衝撃を吸収して、かかる際の衝撃音や商品収納容器10の破損を防止することができる。この衝撃吸収部材は板ばねなどを用いることができる。
購入者の購入の際の場面に戻ると、購入者が間違えて商品収納容器10の無い位置を選択した場合には、搬送手段12は、商品収納容器10がある時と同様の動作が行われる。このため、移送手段21だけが取出口42に移動し、購入者は代金を支払ったが、商品を入手できないこととなる。
本実施の形態の自動販売機1では、収容室30の商品通過窓33付近に、商品収納容器10の有無を検知する検知手段(図示せず)が設けられ、この検知手段によって商品収納容器10がないと判断された場合には、購入した代金が返却されるようになっている。したがって、複雑な制御装置を設けることなく、商品45が取り出された場合のみ、代金を受け取ることができる。
そして、上記検知手段によって商品収納容器10がないと判断された場合には、売り切れ表示を行い、以後、商品収納容器10がない場所を購入者が選択できないようにすることができる。
なお、売り切れ表示は、収容室30内のレール部32付近にセンサーを用いて、レール部32上の商品収納容器10の有無を検知することによって行ってもよい。
また、購入により、最前列の商品収納容器10が無くなるが、その後方に位置していた商品収納容器10が前進するので、この前進によって2番目に位置する商品収納容器10が販売可能となる。したがって、収容室30の商品収納容器10に収納されている全ての商品45を販売することができる。そして、従来技術のような、各列ごとに設けることが必要であるコンベヤなどの搬送装置を設ける必要が無く、1つの搬送手段12によって行うことができる。
商品収納容器10に入れる商品45は、どのようなものでもよく、複数の種類のものを1つの商品収納容器10に入れてもよい。また、従来の自動販売機では袋状のものは、変形しやすく、袋の耳の部分が引っかかるなどして、販売の信頼性に欠けるものであったが、本実施の形態の自動販売機1では、商品45が商品収納容器10以外の部分に触れることなく販売することができるので、信頼性が高い。
さらに、本実施の形態の自動販売機1では、従来技術の自動販売機のように、販売された商品45を自由落下させることがないので、壊れやすい商品45であっても販売することができる。また、商品45の形状は、商品収納容器10に入れることができれば、どのような形状でもよいので、販売者は売れ行きに対応して商品45を変更することができる。
以上のように本実施の形態においては、商品収納容器10の前側面52のみを透明にすることにより、商品45を入れた商品収納容器10を収容室30に配列載置する際、商品収納容器10の前後方向を迷うことなく載置でき、連結ミスを未然に防ぐことができる。
(実施の形態2)
図22は、本発明の実施の形態2における商品収納容器を示した斜視図である。図23は同実施の形態の収容室内に設けられたレール部を示した斜視図である。図22において、商品収納容器10の底面51には下方に突出した外側突条57からさらに外側へ突出した突出片100が設けられている。この突出片101は左右いずれか(図の例では右側)の外側突条57から突出しており、商品収納容器10の移動方向とは垂直方向の外側へ向かって突出している。なお、突出片100の突出量は、商品収納容器10の横側面56の延長面と同一位置までとなっている。
また、図23のように、収容室30内に設けられたレール部32の商品収納容器10の突出片100とは逆側(図の例では左)のレール部材32aの下方の壁から、商品収納容器10を載置する空間へ向かって内側に突設され、さらにレール部材32aの前端から後端へ延在された、延在突起101が設けられている。なお、延在突起101の突出量は、レール部32の商品収納容器10を載置する空間へ商品収納容器10を載置したとき、商品収納容器10の外側突条57に干渉しない程度の突出量となっている。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図24のように、商品収納容器10をレール部32上に載置する場合、商品収納容器10の突出片100はどこにも干渉しておらず、さらにレール部材32aの延在突起101に関してもどこにも干渉していないため、商品収納容器10は突出部60がレール部材32aの上面に載った状態となり、商品収納容器10は、販売動作において前後方向に正しく案内される。
しかし、図25のように、商品収納容器10をレール部32上に載置する際、前後を誤って載置した場合、必然的に左右も逆になり、商品収納容器10の突出片100とレール部材32aの延在突起101が同じ側に配される。このとき、突出片100は延在突起101と干渉する位置関係にあるため、突出片100が延在突起101に乗り上げる形となり、結果的に商品収納容器10の突出部60がレール部材32aの上面に正しく乗らない状態となる。
以上のように、本実施の形態においては、収容室30に設けられた棚部31の左右いずれか一方のレール部材32aに延在突起101を設けると共に、商品収納容器10のレール部材32aの延在突起101とは他方の外側突条57に突出片100を設けることにより、販売者が商品収納容器10を誤って前後逆に載置しようとすると、レール部材32aの延在突起101に商品収納容器10の突出片100が乗り上げ、正常に載置できないことで注意を促し、収容ミスを未然に防止することができる。
(実施の形態3)
図26及び図27は、本発明の実施の形態3における商品収納容器をレール部に配列載置した状態を示した側面断面図である。図26、図27において、102は両側のレール部材32aの後端の位置で、商品収納容器10を載置する空間へ向かってお互いに内側に突設された後部ストッパーである。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図26のように、商品収納容器10をレール部32上に配列載置する場合、複数個の規定の個数の商品収納容器10を載置するにあたって、前後の商品収納容器10をお互いに前側連結部61と後側連結部62を引っ掛けて連結して載置していくが、このとき最前列の商品収納容器10の前側連結部61の前端が丁度レール部材32aの前端と一致するように、予めレール部材32aの前後の長さを設定しておく(A寸法)。なお、このとき最後列の商品収納容器10は、後部ストッパー102に当接しており、これ以上の後方への移動を阻止された状態である。
つぎに、図27のように、仮に販売者が誤って前後の商品収納容器10を連結し忘れて載置した場合、正しくは前側連結部61と後側連結部62が嵌合するところが当接してしまい、その分だけ最前列の商品収納容器10が前方へずれる。そして、レール部材32aの前端から飛び出す状態となる(B寸法)。
以上のように、本実施の形態においては、レール部材32aの後端に後部ストッパー102を備え、レール部材32aに商品収納容器10を所定の個数配列載置したとき、最前列の商品収納容器10の前側連結部61の前端が丁度レール部材の前端と合うようにレール部材32aの前後長を定めることにより、販売者が誤って前後の商品収納容器10を連結し忘れたとき、最前列の商品収納容器10がレール部材32aの前端から飛び出すことで注意を促し、連結が正常に行われていないことを販売者に知らせることで、連結忘れを未然に防止することができる。
(実施の形態4)
図28及び図29は本発明の実施の形態4における商品収納容器の連結状態を示した部分平面図である。図において、103は前側連結部61の端部側凸部61cの先端から横方向に突出された引っ掛け部である。この引っ掛け部103は、前側連結部61の左右両側から互いに内側へ突出しており、前から後へかけてその突出量が大きくなるようなテーパ状の面を持つ。そして上面側から下面側まで平面形状と同一形状を維持したまま連通している。104は後側連結部62から突出された引っ掛けツメである。引っ掛けツメ104は後側連結部62から一旦後方へ突出され、緩やかな円弧を形成した後、前方斜め方向へ延在されるといった形状をしている。そして、比較的薄肉の樹脂などで形成されているが故に、弾力性をもって揺動可能である。また、引っ掛けツメ104の前方斜め方向への延在は1対がお互いに外側へ向かっている。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、商品収納容器10をレール部32上に配列載置する場合、複数個の規定の個数の商品収納容器10を載置するにあたって、前後の商品収納容器10の前側連結部61と後側連結部62をお互いに押し当てていくと、前列の商品収納容器10の後側連結部62の引っ掛けツメ104が後列の商品収納容器10の前側連結部61の引っ掛け部103に当接し、さらに押し当てていくと、引っ掛けツメ104が弾性変形をして、内側へ揺動された後、引っ掛け部103の先端103aを引っ掛けツメ104の先端104aが越えた時点で引っ掛けツメ104は復元力にて元の形状に戻ることにより、引っ掛け部103と引っ掛けツメ104はお互いに嵌合し合う。これにより、1対の商品収納容器10は連結する。また、この状態では、前側連結部61の中央凸部61bと後部連結部62の中央凹部62bもまたお互いに嵌合し合っている。よって、商品収納容器10に横方向の外力が加わっても、簡単に連結が外れることはない。
そして、連結した状態では、引っ掛け部103と引っ掛けツメ104が引っ掛かっているので前後方向へ力が加わると、その連結状態を維持したまま移動できることとなる。また、前側連結部61と後部連結部62はその水平方向の断面がいずれの場所でも同じであるので、上下方向に相対移動させるとお互いに離脱する。
以上のように、本実施の形態においては、商品収納容器10の後部連結部62の引っかけツメ104を弾性変形可能なものとし、前後に隣接する別の商品収納容器10との連結の際、お互いに押しつけることで、後部連結部62の引っかけツメ104が前側連結部62の引っ掛け部103に嵌入されることにより、仮に商品収納容器10の連結忘れがあった場合にでも、販売者は、前後に配列された商品収納容器10のうち、最前列の商品収納容器10のみを奥方向に押しこむことで、全ての商品収納容器10の連結を完了することができる。
(実施の形態5)
図30、図31は本発明の実施の形態5における商品収納容器の連結状態を示した平面図である。図において、105eは前側連結部61の中央部から前方向に向かって突設され、さらに横方向に突設されて鉤状に形成された中央引っ掛け部である。106aは、後側連結部62の中央部に設けられた中央凹部である。106eは中央凹部106aの一端から横方向に突設された引っ掛け部である。この前側連結部61の中央引っ掛け部105eと後側連結部62の中央引っ掛け部106eとは逆方向に突設されている。
以上のように構成された自動販売機について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図30のように、商品収納容器10を正しくレール部32上に配列載置する場合においては、商品収納容器10の左右両端の引っ掛け部61e及び引っ掛け部62eが嵌合し合うが、同時に中央引っ掛け部105e及び中央引っ掛け部106eも嵌合し合う。このとき、後側連結部62の中央凹部106aには前側連結部61の中央引っ掛け部106eが丁度嵌まり込んでいる。
しかし、販売者の不注意により商品収納容器10の連結の際、左右一方のみしか嵌合させない場合も想定される。このような場面では、図31のように、中央引っ掛け部105eと中央引っ掛け部106eとはお互いに当設関係となり、これによって、商品収納容器10は大きく傾く。こうなれば、1対のレール部材32aで形成された空間へ商品収納容器10を載置することが非常に困難となる。
以上のように、本実施の形態においては、商品収納容器10の連結部61、62の引っ掛け部105e、106eを連結部61、62の中央に設けることにより、前後の商品収納容器10を連結する際、誤って片側しか引っ掛けない状況になったときには、商品収納容器10が極端に傾くことで注意を促し、連結が正常に行われていないことを販売者に知らせることで、連結の不備を未然に防止することができる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、商品の形状等によらず販売できるので、色々な種類の商品の販売が可能となる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の外観を示した斜視図 同実施の形態の収容室内に設けられた棚部とレール部とを示した斜視図 同実施の形態の収容室内に設けられたレール部付近を拡大した側面図 同実施の形態の収容室と商品取出空間と空箱収容部の位置関係を示した斜視図 同実施の形態の商品収納容器を示した斜視図 同実施の形態の商品収納容器の底面と移送手段と前側係合部材を示した斜視図 同実施の形態の商品収納容器と移送手段とを係合した状態を示した斜視図 同実施の形態の商品収納容器の連結部を示した拡大斜視図 (a)同実施の形態の商品収納容器を連結した状態を示した正面図(b)同実施の形態の商品収納容器を連結した状態を示した側面図(c)同実施の形態の商品収納容器を連結した状態を示した上面図 同実施の形態の搬送手段を示した斜視図 (a)同実施の形態の移送手段と搬送台を示した斜視図(b)同実施の形態の図11(a)の一部を切り欠いた正面図 (a)同実施の形態のロッドの縮んだ状態を示した斜視図(b)同実施の形態のロッドの延びた状態を示した斜視図 同実施の形態の搬送手段の搬送台が張り出した状態を示した斜視図 同実施の形態の商品収納容器を移送手段によって搬送する状況を示した側面図 同実施の形態の商品収納容器を移送手段によって搬送する状況を示した側面図 同実施の形態の商品収納容器を移送手段によって搬送する状況を示した側面図 同実施の形態の商品収納容器を移送手段によって搬送する状況を示した側面図 同実施の形態の商品収納容器を移送手段によって搬送する状況を示した側面図 同実施の形態の空箱収容部を示した正面図 同実施の形態の空箱収容部の内側から見た側面図 同実施の形態の空箱収容部の内側から見た斜視図 本発明の実施の形態2における商品収納容器を示した斜視図 同実施の形態のレール部を示した斜視図 同実施の形態の商品収納容器のレール部への正しい載置状態を示した正面図 同実施の形態の商品収納容器のレール部への誤った載置状態を示した正面図 本発明の実施の形態3における商品収納容器をレール部に正しく配列載置した状態を示した側面断面図 同実施の形態の商品収納容器をレール部に誤って配列載置した状態を示した側面断面図 本発明の実施の形態4における商品収納容器の連結部を示した部分平面図 同実施の形態の商品収納容器の連結部を示した部分平面図 本発明の実施の形態5における商品収納容器の正しい連結状態を示した平面図 同実施の形態の商品収納容器の誤った連結状態を示した平面図
符号の説明
1 自動販売機
10 商品収納容器
11 本体部
12 搬送手段
30 収容室
31 棚部
32 レール部
32a レール部材
35 商品取出空間
45 商品
51 底面
52 前側面
52a 前側面の透明部
57 外側突条
61 前側連結部
100 突出片
101 延在突起
102 後部ストッパー
103 引っ掛け部
103a 引っ掛け部の先端
104 引っ掛けツメ
104a 引っ掛けツメの先端
105e 前側連結部の中央引っ掛け部
106a 後側連結部の中央凹部
106e 後側連結部の中央引っ掛け部

Claims (5)

  1. 商品を上部から収納できる商品収納容器と、前記商品収納容器の搬送が可能な搬送手段と、前記商品収納容器の収容ができる収容室が設けられた本体部とを有し、前記商品収納容器は前後に別の商品収納容器と隣接し、前記商品収納容器の前側面が透明に形成されたことを特徴とする自動販売機。
  2. 収容室に設けられた棚部と、前記棚部は商品収納容器を載置するレール部材で形成され、前記レール部材に左右に延在された延在突起を備え、商品収納容器の底面には前記延在突起と係合する突出片を設けたことを特徴とした自動販売機。
  3. レール部材の後端に後部ストッパーを備え、前記レール部材に商品収納容器を所定の個数配列したとき、最前列の前記商品収納容器の前側連結部の前端がレール部材の前端と一致するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の自動販売機。
  4. 商品収納容器の連結部の引っ掛け部は弾性変形可能で、前後に隣接する別の商品収納容器との連結は、前記引っ掛け部を嵌入して連結することを特徴とした請求項3に記載の自動販売機。
  5. 商品収納容器の連結部の引っ掛け部は前記連結部の両端部と中央部に備えたことを特徴とした請求項4に記載の自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108765733A (zh) * 2018-05-31 2018-11-06 深圳正品创想科技有限公司 一种新型混合货道以及无人售货柜
RU2783490C1 (ru) * 2022-02-25 2022-11-14 Федеральное государственное унитарное предприятие "Российский федеральный ядерный центр - Всероссийский научно-исследовательский институт технической физики имени академика Е.И. Забабахина" Устройство для приёма, хранения и выдачи предметов

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