JP2007093253A - 衝突防止用溝付きターンテーブル - Google Patents

Abstract

【課題】
ヒトや動物などの体液測定に、サンプル吸引用ノズルとサンプルカップを設置する為のターンテーブルを具備した試料分析装置においてターンテーブルが正しい位置に無くても、あるいはＣＰＵ暴走の場合もサンプル吸引用ノズルがターンテーブルに衝突せず、サンプル吸引用ノズルの損傷を防ぐことが課題である。
【解決手段】
本発明は、上記課題を解決することを目的とし、吸引用サンプルノズルがターンテーブルに衝突しない様に溝、あるいは切り欠きと案内保持機構（ラッチ機構）を具えたターンテーブルに関するものである。
【選択図】
図１

Description

ヒトや動物などの体液測定に、サンプル吸引用ノズルとターンテーブルを具備した試料分析装置に関する分野。

ターンテーブルに設置したサンプルカップの試料を吸引する場合、サンプル吸引用ノズルが誤ってターンテーブルに衝突した場合、サンプル吸引用ノズルを曲げたり吸引口を潰しノズルを損傷することがあった。

さらにノズルの損傷を防ぐためにはサンプルの位置を監視するセンサーと位置不良の警告をだす機能、またはターンテーブルが正しい位置にない場合、吸引に行かない様コントロールする機能が必要であったが、センサーが壊れた場合やＣＰＵ暴走の場合は機能しなかった。
類似の文献は見あたらなかった。

ターンテーブルが正しい位置に無くても、あるいはＣＰＵ暴走の場合でも、サンプル吸引用ノズルがターンテーブルに衝突せず、サンプル吸引用ノズルの損傷を防ぐことが課題である。

ターンテーブルのサンプルカップを支える部分以外は溝、あるいは切り欠きを設けた形状のものであるとすること。

本発明の衝突防止付きターンテーブルを使用することにより、ターンテーブルの回転位置が何処にあっても、サンプル吸引用ノズルはターンテーブルに衝突すること無く安心して使用できるようになった。従来、サンプル吸引ノズルとターンテーブル双方の位置を監視し、衝突しない様にするためにＣＰＵでコントロールしていたが、落雷によるＣＰＵ暴走、あるいはメンテナンスのマニュアル動作時は衝突することがあった。本発明の活用でこれらを行うためのセンサー類、ターンテーブルが正しい位置にないことを警告するランプ類、ソフトの開発が不要となり、シンプルな装置を提供でき、コストダウンと信頼性を高めることができる。

本発明のターンテーブルはサンプルカップ用穴間に溝を配し、サンプルカップの回転方向位置がサンプル吸引用ノズルの真下近傍にくると自動的にサンプルカップ中心位置になるような案内保持機構（ラッチ機構）を具えている。この案内保持機構によりサンプルカップの中心がサンプル吸引用ノズルの真下に案内されカップの縁にも衝突することなく、常にノズルが衝突から守られる。

図１は本発明によるターンテーブル部の全体図を示す。ターンテーブル１、ターンテーブル支え２、マグネットストッパー３、マグネット４、溝５、サンプルカップ用穴６を示す。サンプルカップ用穴がノズルの真下近傍に来るとターンテーブルに固定されたマグネットがストッパーに吸引されノズルの真下に案内される。図２は平面図を示す。

実施例１はサンプルカップ２個の場合であるが、図３はサンプルカップが３個の場合である。サンプルカップは４個でもそれ以上でも選択できる。溝７、ターンテーブル８，プランジャー用穴９，プランジャー１０、サンプルカップ用穴１１を示す。また９、１０の案内保持機構は実施例ではラジアル方向であるがスラスト方向に具えることもできる。

実施例１、及び実施例２ではサンプルカップ用穴間に溝を設けてあるがこれを切り欠きに変えることもできる。

ターンテーブル部全体を示した図である。 ターンテーブル部の平面図を示す。 サンプルカップ用穴が３個の場合を示す。 分析装置全体外観を示した図である。

符号の説明

１ ターンテーブル
２ ターンテーブル支え
３ マグネットストッパー
４ マグネット
５ 溝
６ サンプルカップ用穴
７ 溝（サンプルカップ３個の場合）
８ ターンテーブル（サンプルカップ３個の場合）
９ ボールプランジャー用穴（サンプルカップ３個の場合）
１０ ボールプランジャー（サンプルカップ３個の場合）
１１ サンプルカップ用穴
１２ ターンテーブル
１３ 分析装置本体

Claims (2)

1. 試料分析装置においてサンプルを設置する為のターンテーブルのカップ穴間に溝または切り欠きを配した試料分析装置。
2. サンプルカップ位置出しの為の案内保持機構を備えた請求項１の試料分析装置。
   

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