JP2007093129A - 発電プラントの脱気器水位制御装置およびその方法並びに発電プラント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】復水器ホットウェル6の水位を検出する復水器水位検出手段17と、脱気器10の水位を検出する脱気器水位検出手段19と、脱気器水位検出手段19の検出信号19aと脱気器の水位設定値との偏差に基づいて補給水流量調節弁16の弁開度22aを算出する演算手段20〜22と、復水器水位検出手段17の検出信号17aに基づいて補給水流量調節弁16の下限開度を求める下限開度演算手段24と、演算手段の弁開度22aが下限開度演算手段24の下限開度24a以下のとき当該下限開度24aを補給水流量調節弁16の弁開度指令として出力する弁下限開度切替手段23とを備えた。
【選択図】図1
Description
図1は本発明の実施例1に係る制御プロセス系統図であり、図2は本実施例1の制御装置の一例を示す制御ロジック図であり、図12は本実施例による制御演算部の主要部の入出力特性図である。
図2において、脱気器水位制御器18は制御演算部181と、手動/自動切替操作部182とから構成されている。図中、制御演算部181の入出力部に設けた記号AI、AOはそれぞれアナログ入力部、アナログ出力部である。
下限開度演算手段24は、復水器水位が増加するにつれて弁開度24aが漸次減少する特性を有しており、例えば、負の勾配の一次関数(y=−ax+b)を有する一次関数回路24によって構成されている。しかもこの一次関数回路24の定数(−a、b)は、復水器の水位が大きく低下しない限り、脱気器水位偏差20aをPID演算して求めた弁開度22aの大きさよりも、復水器水位17aに基づいて求めた下限開度24aの方が小さくなるように設定されている。すなわち、復水器水位が大きく低下しない状態にあるときは、弁開度22a>下限開度24aの関係が維持されるように一次関数の定数(−a、b)を設定している。
なお、25は、制御異常が発生した場合、その直前の補給水流量調節弁16の弁開度をトラッキングするためのトラッキング部である。
図3は本発明の実施例2に係る制御プロセス系統図であり、図4は本実施例2の水位制御器の一例を示す制御ロジック図であり、図13は本実施例2による制御演算部の主要部の入出力特性図である。
この結果、本実施例2は、水位の変化を導入する実施例1に比べて応答性がよくなり、より一層脱気器水位を安定に制御することが可能となる。
なお、制御演算部18−Aから出力される補給水量調節弁16の弁開度18aとしては、PID増幅器出力22aと給水流量の変動分から求められた先行開度27aとを加算回路出力28aにおいて加算した値が出力される。
図5は本発明の実施例3に係る制御プロセス系統図であり、図6は本実施例3の水位制御器の一例を示す制御ロジック図であり、図14は本実施例による制御演算部の主要部の入出力特性図である。
この脱気器水位制御器18−Bは前述した実施例2の脱気器水位制御器18−A(図4)に以下述べるような改良を加えた構成になっている。
図7は本発明の実施例4に係る制御プロセス系統図であり、図8は本実施例4の水位制御器の一例を示す制御ロジック図である。
図9は本発明の実施例5に係る制御プロセス系統図を示す。なお、本実施例5の場合、水位制御器自体は前述の実施例4の脱気器水位制御器18−Cと同じなので図示を省略する。
図9において、本実施例5は復水再循環系29の復水再循環弁30と復水器5との間に復水貯水タンク42を設けるようにしたものである。
図10は本発明の実施例1に係る制御プロセス系統図であり、図11は本実施例6の水位制御器の一例を示す制御ロジック図である。
本実施例6は前述した実施例5に改良を加えることにより、発電プラントの所内単独運転時、すなわち、ファーストカットバック(FCB)運転時にも前述の実施例と同様に脱気器水位制御を行なえるようにしたものである。
Claims (12)
- 蒸気タービンから排気された蒸気を復水して貯水する復水器と、前記復水器に貯水された復水を復水系から導入し復水中の溶存酸素を除去して給水として貯水する脱気器と、前記脱気器に貯えられた給水を給水系から導入するボイラと、補給水流量調節弁を備え前記復水器に補給水を供給する補給水供給手段とから成り、
前記補給水供給手段により復水器への補給水量を調節して脱気器の水位を制御するようにした発電プラントの脱気器水位制御装置において、
前記脱気器の水位を検出し、その水位信号を出力する脱気器水位検出手段と、
前記復水器の水位を検出し、その水位信号を出力する復水器水位検出手段と、
前記脱気器の制御設定値と水位信号との偏差に基づいて前記補給水流量調節弁の弁開度を求める演算手段と、
前記復水器水位検出手段の水位信号を入力し前記復水ポンプの必要最低限となる流量を確保するための前記補給水流量調節弁の下限開度を求める下限開度演算手段と、
前記演算手段で求めた弁開度と前記下限開度演算手段で求めた下限開度とを入力し、前記演算手段で求めた弁開度が前記下限開度演算手段で求めた下限開度以下の場合、当該下限開度を前記補給水流量調節弁の弁開度指令として出力する下限開度切替手段と、
を備えたことを特徴とする発電プラントの脱気器水位制御装置。 - 前記下限開度切替手段は、前記演算手段で求めた弁開度が前記下限開度演算手段で求めた下限開度よりも大きい場合、前記演算手段で求めた弁開度を前記補給水流量調節弁の弁開度指令として出力することを特徴とする請求項1記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 前記給水系から得た給水流量の変動を検出する給水流量検出手段を設け、当該給水流量検出手段から出力された信号を先行開度として前記演算手段で求めた弁開度に加算し、前記補給水流量調節弁の弁開度指令として出力することを特徴とする請求項1または2記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 前記復水系に設けた分岐点から復水の一部を復水器に還流させる再循環系を設け、当該再循環系に復水再循環弁を設け、前記分岐点よりも上流の任意の部位から得た復水流量の変動を検出する復水流量検出手段を設け、この復水流量変動検出手段の出力を入力し前記復水再循環弁に必要な下限開度を出力する第2の下限開度演算手段を設け、前記下限開度演算手段の出力および前記脱気器水位と所定の制御設定値との偏差を入力し、これら入力信号のうちのいずれか大きい信号を前記復水再循環弁の弁開度指令として出力する第2の下限開度切替手段とを設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 前記下限開度演算手段または第2の下限開度演算手段を、負の勾配を持つ一次関数回路で構成したことを特徴とする請求項1または4記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 前記下限開度演算手段または第2の下限開度演算手段を、負の勾配のステップ関数回路で構成したことを特徴とする請求項1または4記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 前記復水系に復水流量を調節する復水流量調節弁を設け、前記復水器水位検出手段の水位信号が所定の制御設定値よりも低下した場合、前記脱気器に送る復水流量を減少させるように前記復水流量調節弁の弁開度を調節することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 前記再循環系に復水を貯水する復水貯水タンクを設けたことを特徴とする請求項5ないし6のいずれか1項に記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 発電プラントのファーストカットバック運転時、ファーストカットバック信号を入力して前記蒸気タービンに供給される主蒸気量の低下分を補償する補給水流量を求める設定手段と、この設定手段の出力信号を前記演算手段の出力信号に加算することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の発電プラントの脱気器水位制御装置。
- 蒸気タービンから排気された蒸気を復水して貯水する復水器と、前記復水器に貯水された復水を復水系から導入し復水中の溶存酸素を除去して給水として貯水する脱気器と、前記脱気器に貯えられた給水を給水系から導入するボイラと、補給水流量調節弁を備え前記復水器に補給水を供給する補給水供給手段とから成り、前記補給水供給手段により復水器への補給水量を調節して脱気器の水位を制御するようにした発電プラントの脱気器水位制御方法において、
前記脱気器の制御設定値と水位信号との偏差に基づいて前記補給水流量調節弁の弁開度指令を求め、
前記復水器の水位信号に基づいた前記補給水流量調節弁の下限開度を求め、
前記脱気器の制御設定値と水位信号との偏差に基づいて求めた弁開度が前記復水器の水位信号に基づいて求めた下限開度以下のとき、当該下限開度を前記補給水流量調節弁の弁開度指令とすることを特徴とする発電プラントの脱気器水位制御方法。 - 発電プラントのファーストカットバック運転時、蒸気タービンに供給される主蒸気量の低下分を補償する補給水流量を得るように前記補給水流量調節弁の弁開度を調節することを特徴とする請求項10記載の発電プラントの脱気器水位制御方法。
- 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の発電プラントの脱気器水位制御装置を備えた発電プラント。
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- 2005-09-29 JP JP2005284132A patent/JP2007093129A/ja active Pending
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