JP2007092384A - コンクリート製品の連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型のコンクリート製品であっても容易に連結することができ、その連結面の損傷も防止できるコンクリート製品の連結構造を提供すること。
【解決手段】一方のコンクリート製品の連結面1に着脱可能に取り付けた連結具3と、他方のコンクリート製品の連結面2に設けた凹部4とを嵌合させることによりコンクリート製品を連結する連結構造において、連結具3を連結面1に対して遊びを持って取り付け、かつ、連結具3に連結面1に向かって拡径するテーパー面3aを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボックスカルバート、アーチカルバート等の主に大型のコンクリート製品を連結するための連結構造に関する。
元々コンクリート製品の連結方法は、一方のコンクリート製品の連結面(小口)に凸部を設けると共に、他方のコンクリート製品の連結面に凹部を設け、連結するコンクリート製品同士を一旦所定位置近くまで誘導し、その後、所定位置に落とし込んで各連結面の凸部と凹部を嵌合させるというものであった。現在では、各連結面に凸部、凹部を設け、それらの連結面にパッキンを取り付けて連結する、いわゆる凸凹インロー式による連結が主流である。
しかし、これらの連結方法には以下のような問題点があった。
まず、ボックスカルバート、アーチカルバート等の大型製品の場合、とくに一度で連結することが求められるが、それぞれの製品を引き寄せる段階で、所定位置に一度で引き寄せることは難しく、引き寄せ途中で連結面に角材等をあてがって所定位置に繰り返し誘導する必要があるなど、相当の労力を要し、作業に危険も伴う。
さらに、繰り返される所定位置への誘導作業において、一方の連結面に装着されたブチルゴム等からなるパッキンに他方の連結面のコンクリート面が当たり、パッキンが損傷してパッキン機能が低下する。また、所定位置を見込んで連結された位置が違うため製品を再度切り離す場合においては、一旦押し潰されたパッキンが損傷し捩れたりするだけでなく、パッキンが有する復元力、付着力等の品質が低下する。その後、捩れ等を修正して再度所定位置にて連結されることになるが、パッキンの損傷は回復せず、連結性、止水性が厳しく求められる下水道等の分野においては連結性の改善が求められている。
これに対して、特許文献1には、継ぎ手金具を使用した連結方法が開示されている。これは、コンクリート製品の各連結面に挿入孔を設け、棒状の継ぎ手金具の一端を一方の連結面の挿入孔に挿入し、継ぎ手金具の他端を他方の連結面の挿入孔に挿入することにより連結するようにしたものである。この継ぎ手金具を使用することにより、継ぎ手金具と挿入孔の位置を目安として連結を行うことができ、連結性はある程度改善される。
しかしながら、このような継ぎ手金具を使用した連結方法では、連結時に継ぎ手金具を連結面の挿入孔に挿入する必要があり、小型製品の場合はともかく、ボックスカルバート、アーチカルバート等の大型製品の場合、継ぎ手金具を連結面の挿入孔に挿入する作業は難しく、作業に危険も伴う。
特開平10−8892号公報
本発明が解決しようとする課題は、大型のコンクリート製品であっても容易に連結することができ、その連結面の損傷も防止できるコンクリート製品の連結構造を提供することにある。
本発明は、コンクリート製品の連結に使用する連結具に誘導機能を持たせることによって上記課題を解決した。
すなわち、本発明は、一方のコンクリート製品の連結面に着脱可能に取り付けた連結具と、他方のコンクリート製品の連結面に設けた凹部とを嵌合させることによりコンクリート製品を連結する連結構造において、本発明の連結は、従来の点位置による連結と違って、面での連結であることに加えて、前記連結具を連結面に対して遊びを持って取り付け、かつ、前記連結具に連結面に向かって拡径するテーパー面を設けたものである。
このように連結具にテーパー面を設けることで、連結具と嵌合する凹部の位置が若干ずれていたとしてもテーパー面に沿って誘導されながら所定位置で嵌合する。さらに、連結具を連結面に対して遊びを持って取り付けることで、連結具と嵌合する凹部の位置のずれに応じて連結具自体もずれを解消する方向に移動するので、大型のコンクリート製品であっても容易に連結することができる。
本発明は以下の効果を奏する。
(1)連結具に誘導機能を持たせたので、大型のコンクリート製品であっても容易に連結することができる。
(2)連結作業を何度も繰り返す必要がなく、一度で連結できるため、連結面あるいは連結面に装着したパッキンに損傷を与えることなく、その品質を保持でき、止水性、連結性等を維持できる。
(3)従来の繰り返しの連結作業に比べ一度で連結できるため、労力が極めて低減され、安全に作業できる。
(4)連結された後は、連結具が連結ロック機能を発揮し、所定位置に固定されることで以後の諸作業を円滑に遂行できる。
以下、本発明をボックスカルバートの連結に適用した実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したボックスカルバートを示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A拡大断面図、(c)は(a)のB−B拡大断面図である。なお、図1(a)において、その右半分には一方の連結面1側を示し、左半分には反対側の他方の連結面2側を示している。
図1に示すように、ボックスカルバートの一方の連結面1には、その四隅部分または任意部分に連結具3が取り付けられ、他方の連結面2には、連結具3と対応する位置に連結具3と嵌合可能な凹部4が設けられている。そして、連結する一方のボックスカルバートの連結面1に取り付けた連結具3と、他方のボックスカルバートの連結面2に設けた凹部とを嵌合させることによりボックスカルバート同士を連結する。
図2は、連結具の詳細を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。連結具3は硬質樹脂等で円錐台形状に形成されており、その周面にテーパー面3aを有している。また、その中心には貫通孔3bが開けられている。さらに、連結具3には軽量化と樹脂材料節約のために中空部3cが設けられ、補強のためにリブ3dが設けられている。
図3は、連結具の連結面への取り付け構造を示す分解図である。同図に示すように、連結具3を取り付ける連結面1には連結具3の底部を装着する装着凹部1aが設けられ、その中心に対応するコンクリート部にはインサートナット5が埋設されている。そして、連結具3は円錐台形の底面を連結面1側にして、ボルト6を貫通孔3bに挿通しインサートナット5に螺着することにより、図1(b)示すように連結面1の装着凹部1a内に着脱可能に取り付けられる。この状態で、テーパー面3aは連結面1に向かって拡径するように配置される。また、図1(b)に示すように、貫通孔3bの内径はボルト6の外径より大きく、しかも、連結面1の装着凹部1aは連結具3の底面よりも大きく形成されているので、連結具3は連結面1に対して遊びを持って取り付けられる。
一方、連結具と嵌合する他方の連結面の凹部は、図1(c)に示すように、連結具3より若干大きな円錐台形状に形成されており、その周面にテーパー面4aを有している。
以上の構成において、本発明の連結構造による連結要領を図4を参照して説明する。
まず、図4(a)に示すように、連結する一方のボックスカルバートの連結面1に取り付けた連結具3を、他方のボックスカルバートの連結面2に設けた凹部4と整合するように近づける。このとき、連結具3は、その遊びの範囲内で最も下側に位置する。その後、さらに近づけると、例えば図4(b)に示すような状態で、連結具3のテーパー面3aと凹部3のテーパー面4aが接する。そうすると、各テーパー面3a,4aの作用により、連結具3には上向きの力が作用し、その遊びの範囲内で上側に移動する。一方、凹部4には下向きの力が作用する。このようにして、連結具3と凹部4とが所定位置で嵌合するように誘導され、図4(c)に示すように所定位置で嵌合する。なお、上述の例では、連結具3を凹部4側に近づけるようにしたが、その逆でも良い。
以上のとおり、本発明の連結構造では、連結具3による誘導機能により、容易かつ円滑にコンクリート製品を連結することができる。また、連結時には、図4に示したように、最初に連結具3と凹部4とが接触し、連結面1,2同士が直接接触することがないので、連結面あるいは連結面に装着したパッキン(図示せず)に損傷を与えることもない。
なお、本発明において、連結具は連結面に着脱可能に取り付けられているので、この連結具を使用した連結作業が不要あるいは困難な場合には、連結具を取り外すこともできる。
本発明は、ボックスカルバート、アーチカルバート等の大型製品のほか、小型製品の連結にも適用可能である。
本発明を適用したボックスカルバートを示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A拡大断面図、(c)は(a)のB−B拡大断面図である。 連結具の詳細を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 連結具の連結面への取り付け構造を示す分解図である。 本発明の連結構造によるコンクリート製品の連結要領を示す説明図である。
符号の説明
1,2 連結面
1a 装着凹部
3 連結具
3a テーパー面
3b 貫通孔
3c 中空部
3d リブ
4 凹部
4a テーパー面
5 インサートナット
6 ボルト

Claims (1)

  1. 一方のコンクリート製品の連結面に着脱可能に取り付けた連結具と、他方のコンクリート製品の連結面に設けた凹部とを嵌合させることによりコンクリート製品を連結する連結構造において、
    前記連結具は、連結面に対して遊びを持って取り付けられ、かつ、連結面に向かって拡径するテーパー面を有することを特徴とするコンクリート製品の連結構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132800U (ja) * 1988-12-21 1990-11-05
JPH0762989A (ja) * 1993-08-30 1995-03-07 Okumura Corp 六角形状セグメントの接合構造
JPH1082294A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Okumura Corp トンネル壁体用セグメント

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