JP2007092364A - 止水装置及びこの止水装置を用いた発電機ユニットの点検方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】水力発電所の発電機ユニットを点検、整備する際に、水圧鉄管に取り付けられて発電機ユニットへ流入する水を止水し、点検対象外の発電機ユニットの稼働を可能にする止水装置を提供する。
【解決手段】止水装置5は、発電機ユニット3又は4へ水を送水する水圧鉄管2に脱着可能に取り付けられ、水の流れを停止するための閉鎖部材7と、発電機ユニット3又は4に脱着可能に取り付けられる支持部材8と、閉鎖部材7と支持部材8とを連結する連結部材9とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、水力発電所の発電機ユニットに設けられた水圧鉄管に取り付けられる止水装置に関し、特に、点検、整備時に用いられる止水装置に関するものである。
水力発電所においては、発電機ユニットの機能維持と予防保全を目的として、発電機ユニット単位で部位を分解して、消耗部品・不具合部品を故障が生じる前に予め交換するための細密点検を12〜15年に1回の周期で、2ヶ月程度の時間をかけて実施している。また、発電機ユニットの細密点検時は発電機ユニットの上流側に設置されている入口弁も点検対象であり、この入口弁の点検には、脱着作業及び点検に2ヶ月程度を要している。
例えば、1本の水圧鉄管から分岐された2本の水圧鉄管の下流側にそれぞれ発電機ユニットが接続されている場合においては、一方の発電機ユニットの細密点検期間中の入口弁は止水機能を果たさないために、他方の発電機ユニットを稼働させようと鉄管水路に水を流すと、一方の発電機ユニットから大量の水が漏水してしまう。これでは水資源を消失させるとともに、漏水により周囲の環境を悪化させてしまう。そこで、漏水を防ぐためには鉄管水路内を断水しなければならず、他方の発電機ユニットに水を供給することができないために、他方の発電機ユニットも停止させ、一方の発電機ユニットの点検が終了するのを待って他方の発電機ユニットを稼働させていた。
上述した水力発電所における発電機ユニットの細密点検時に、発電可能な点検対象外の発電機ユニットも停止させる方法では、発電機ユニットの稼働率が低下するという問題点があった。
また、1つの河川水系内で複数の発電機ユニットを同時に停止させると、発電機ユニットの停止にともなうダム貯水量の変化及び送電線潮流の変化等の影響が大きく、ダム貯水量の調整及び送電線潮流の調整が困難であり、多大な労力を要するという問題点があった。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、水力発電所の発電機ユニットを点検、整備する際に、水圧鉄管に取り付けられて発電機ユニットへ流入する水を止水し、点検対象外の発電機ユニットの稼働を可能にする止水装置を提供することを目的としている。
上記問題を解決する本発明の止水装置は、複数の発電機ユニットを備え、各発電機ユニットの取水部に入口弁が設けられた水力発電所における発電機ユニットを点検する際に用いられ、発電機ユニットへ流入する水を止水するための止水装置であって、前記発電機ユニットへ水を送水する水圧鉄管に脱着可能に取り付けられ、水の流れを停止するための閉鎖部材と、前記発電機ユニットに脱着可能に取り付けられる支持部材と、前記閉鎖部材と前記支持部材とを連結する連結部材とを備えることを特徴とする(第1の発明)。
本発明によれば、発電機ユニットへ水を送水するための水圧鉄管に脱着可能に取り付けられ、水の流れを停止する閉鎖部材と、発電機ユニットに脱着可能に取り付けられる支持部材と、閉鎖部材と支持部材とを連結する連結部材とを備えることにより水圧鉄管から発電機ユニットへ流入する水を確実に止水することが可能である。したがって、1本の水圧鉄管の下流側に複数の発電機ユニットが設置されている場合において、点検対象の発電機ユニットのみを停止させ、点検対象外の発電機ユニットを稼働させることが可能となり、発電機ユニットの稼働率が向上する。
また、支持部材は発電機ユニットに接続されているために、水圧鉄管内に水を流したときに閉鎖部材に作用し、連結部材を介して支持部材に伝達される水圧に対して反力材として作用する。したがって、点検対象外の発電機ユニットを稼働させるために、水圧鉄管内に水を大量に流しても、閉鎖部材のみで止水した場合と比べて脱落する可能性が低くなり、確実に、かつ安全に止水装置を水圧鉄管に取り付けることが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記閉鎖部材は、前記水圧鉄管と同心で、かつ径の異なる複数の円周上にボルト穴を有することを特徴とする。
本発明によれば、閉鎖部材は、径の異なる複数の円周上にボルト穴を有するために、径の異なる水圧鉄管に取り付けることが可能である。したがって、多くの発電機ユニットに適用することが可能である。
第3の発明は、第1の発明において、前記支持部材は、前記発電機ユニットの前記取水部と同心で、かつ径の異なる複数の円周上にボルト穴を有することを特徴とする。
本発明によれば、支持部材は、径の異なる複数の円周上にボルト穴を有するために、径の異なる発電機ユニットの取水部に取り付けることが可能である。したがって、多くの発電機ユニットに適用することが可能である。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明において、前記連結部材は、円筒形状を有し、一端が前記支持部材に接続される外筒と、円筒形状を有し、一端は前記閉鎖部材に接続され、他端は前記外筒内に摺動可能に挿通される内筒と、前記内筒を前記外筒に対して摺動させるための摺動機構と、該摺動機構の摺動を制止するためのロック機構とを備え、前記連結部材の軸方向の長さは前記摺動機構を調整することにより可変であることを特徴とする。
本発明によれば、連結部材は、支持部材に接続される外筒と、一端は閉鎖部材に接続され、他端は閉塞されて外筒内に摺動可能に挿通される内筒と、内筒を外筒に対して摺動させるための摺動機構と、該摺動機構の摺動を制止するためのロック機構とを備え、この摺動機構を調整することにより、内筒が外筒に対して摺動し、連結部材の長さを変更することができるために、多くの発電機ユニットに適用することが可能である。
また、止水装置の長さをロック機構にて固定するために、閉鎖部材と支持部材との距離を長期間正確に保持することが可能である。
第5の発明の発電機ユニットの点検方法は、複数の発電機ユニットを備え、各発電機ユニットの取水部に入口弁が設けられた水力発電所における発電機ユニットの点検を行う方法において、点検対象の発電機ユニットへ水を送水する水圧鉄管に止水装置を取り付けて、該発電機ユニットへの水の流れを停止し、点検対象外の発電機ユニットへは送水を継続し、前記点検対象の発電機ユニットを点検するとともに、点検対象外の発電機ユニットは発電を継続することを特徴とする。
本発明によれば、点検対象の発電機ユニットへ水を送水するための水圧鉄管と発電機ユニットの取水部との間に止水装置を取り付け、この発電機ユニットへの水の流れを停止し、点検対象外の発電機ユニットへは送水を継続し、点検対象の発電機ユニットを点検するとともに、点検対象外の発電機ユニットは発電を継続するために、発電機ユニットの稼働率を向上させることが可能である。
本発明による止水装置は、水力発電所の発電機ユニットを点検、整備する際に水圧鉄管に取り付けられて発電機ユニットへ流入する水を止水し、点検、整備対象外の発電機ユニットの稼働を可能にする。
また、止水装置は、閉鎖部材、支持部材はそれぞれ径の異なる水圧鉄管、発電機ユニットに取り付け可能で、長さも可変であることから、多くの発電機ユニットに適用することが可能である。したがって、止水装置を発電機ユニット毎に製作する必要が無くなり、コストを削減することが可能となる。
以下、本発明に係る好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る止水装置を発電機ユニットに取り付けた状態を示す平面図である。図1に示すように、説明の便宜上、本実施形態においては、例えば、1本の水圧鉄管1から分岐された2本の水圧鉄管2の下流側にそれぞれ入口弁6を介して接続されている発電機ユニット3、4のうち、発電機ユニット3に止水装置5を取り付けて発電機ユニット3のみを点検、整備する方法について説明する。ここで、2本の水圧鉄管2の径は互いに異なるものとする。
図2は、本実施形態に係る止水装置5を発電機ユニット3と水圧鉄管2との間に取り付けた状態の止水装置5の中心線11より上部のみを示す断面図である。図2に示すように、止水装置5は、水圧鉄管2に脱着可能に取り付けられ、水の流れを停止するための閉鎖部材7と、発電機ユニット3の取水部に脱着可能に取り付けられる支持部材8と、閉鎖部材7と支持部材8とを連結する連結部材9とを備える。
閉鎖部材7は、水圧鉄管2から発電機ユニット3への流水を止水し、かつ水圧鉄管2端部のフランジ10に接続されるように円板形状を有する。そして、閉鎖部材7には、ボルト穴13a、13bが水圧鉄管2の中心線11と同心で、かつ異なる径の2つの円周上にそれぞれ設けられている。また、これらの円周上の周囲には止水性を向上させるためのシール材14がそれぞれ環状に設けられている。
支持部材8は、発電機ユニット3の取水部のフランジ15に接続されるようにドーナツ型の形状を有する。そして、支持部材8には、止水装置取付ボルト29を挿通するための発電機ユニット取付用挿通孔18a、18b、18cが発電機ユニット3の取水部の中心線11と同心で、かつ異なる径の3つの円周上にそれぞれ設けられている。また、支持部材8には、摺動用ボルト25を挿通するための内筒調整用挿通孔22が連結部材9の中心線11の同心円上に設けられている。
なお、本実施形態においては、閉鎖部材7には径の異なる2つの円周上にそれぞれボルト穴13a、13bを、支持部材8には径の異なる3つの円周上にそれぞれ発電機ユニット取付用挿通孔18a、18b、18cを設けたが、これに限定されるものではなく、例えば、径の異なる4つ以上の円周上にそれぞれボルト穴13、発電機ユニット取付用挿通孔18を設けてもよい。
連結部材9は、一端(図中右端)が支持部材8に溶接された円筒状の外筒19と、一端(図中左端)が閉鎖部材7に接続され、外筒19内に摺動可能に挿通された円筒状の内筒20と、内筒20を外筒19に対して摺動させるための摺動機構21と、この摺動機構21の摺動を制止するためのロック機構34とを備える。
内筒20は、内筒20の両端に、内周面から内方に向かって鍔状に張り出したフランジ23a、23bと、これらのフランジ23a、23bにボルトを挿通するための挿通孔24a、24bとを有する。内筒20の一端側のフランジ23aに設けられた挿通孔24aを介してボルト12を閉鎖部材7に螺合させることにより、内筒20が閉鎖部材7に圧接固定されている。
摺動機構21は、内筒20のフランジ23bに設けられた挿通孔24bと支持部材8の内筒調整用挿通孔22とに挿通される摺動用ボルト25と、内筒20のフランジ23bを挟持するように摺動用ボルト25に螺合される内筒固定用ナット26a、26bとからなり、摺動用ボルト25を回転させることにより、内筒20は外筒19内を摺動する。
ロック機構34は、摺動用ボルト25に螺合される支持部材固定用ナット27からなり、この支持部材固定用ナット27を締め付けることにより、摺動用ボルト25の回転が阻止され、摺動機構21が摺動することを防止する。摺動機構21が固定されることにより、連結部材9の端部がそれぞれ接続されている閉鎖部材7と支持部材8との距離も一定となり、止水装置5の長さが固定される。
なお、本実施形態において、摺動機構21はねじにより摺動する方法について説明し、ロック機構34は、このねじの回転を阻止するナットについて説明したが、これに限定されるものではなく、摺動機構21は内筒20を外筒19に対して摺動させるための機構であれば他の方法を用いてもよく、さらに、ロック機構34は内筒20が摺動する動作を制止するための方法であれば他の方法を用いてもよい。
支持部材固定用ナット27を緩め、摺動用ボルト25を回転させることにより、内筒20は外筒19内を摺動する。内筒20が外筒19内を摺動することにより、連結部材9の長さが変化すると同時に、連結部材9の端部がそれぞれ接続されている閉鎖部材7と支持部材8との距離も変化し、止水装置5の長さが変化する。
本実施形態において、例えば、水圧鉄管2、発電機ユニット3の取水部、外筒19、内筒20の軸方向の中心はすべて同心とするが、これに限定されるものではなく、例えば、水圧鉄管2と外筒19との軸方向の中心が異なってもよい。
次に、発電機ユニット3を点検、整備する際の止水装置5の取付方法を取付手順にしたがって説明する。本実施形態においては、水圧鉄管2及び発電機ユニット3の取水部の内径は、例えば、1300mmとする。
まず、水圧鉄管2の取付面と発電機ユニット3の取水部の取付面との距離を計測し、この距離と同じになるように止水装置5の長さを調整する。本実施形態においては、水圧鉄管2の取付面と発電機ユニット3の取水部の取付面との距離は、例えば、680mmとする。止水装置5の長さは、連結部材9の長さを変更することにより調整が可能であり、上述したように、内筒20側の支持部材固定用ナット27を緩め、摺動用ボルト25を回転させることにより調整する。ここで、止水装置5を長くする場合は、摺動用ボルト25を反時計方向に回転させ、止水装置5を短くする場合は、摺動用ボルト25を時計方向に回転させる。止水装置5を所望の長さに調整した後に支持部材固定用ナット27を締め付け、止水装置5の長さを固定する。
次に、閉鎖部材7の外周部に設けられた吊りボルト28を利用して止水装置5をクレーン等にて吊り上げるとともに、水圧鉄管2と発電機ユニット3との間に移動させる。止水装置取付ボルト29を水圧鉄管2のフランジ10に設けられた貫通孔30に挿通し、内径1300mmの水圧鉄管2を取り付けるために閉鎖部材7に設けられたボルト穴13aに螺合させて、水圧鉄管2と閉鎖部材7とを圧接固定する。
最後に、止水装置取付ボルト29を内径1300mmの発電機ユニット3の取水部を取り付けるために支持部材8に設けられた発電機ユニット取付用挿通孔18aと発電機ユニット3の取水部のフランジ15に設けられた貫通孔31とに挿通し、ナット32に螺合させて、発電機ユニット3の取水部のフランジ15と支持部材8とを圧接固定する。
水圧鉄管2と発電機ユニット3との間に取り付けられた止水装置5は、水力発電所の発電機ユニット3を点検、整備する際に発電機ユニット3へ流入する水を止水する。
発電機ユニット3を点検、整備する際は、水圧鉄管2と発電機ユニット3との間に止水装置5を取り付けて発電機ユニット3へ流入する水を止水するとともに、発電機ユニット4へは送水し、発電機ユニット4を稼働させる。
次に、上述した発電機ユニット3の点検、整備が終了し、他の発電機ユニット4に止水装置5を用いる場合について説明する。
図3は、本実施形態に係る止水装置5を発電機ユニット4に取り付けた状態を示す平面図である。図3に示すように、発電機ユニット3を点検した後に、発電機ユニット4を点検する場合には、発電機ユニット3に取り付けられている止水装置5を取り外し、発電機ユニット4に取り付けて、発電機ユニット4へ流入する水を止水するとともに、発電機ユニット3へは送水し、発電機ユニット3を稼働させる。
図4は、本実施形態に係る止水装置5を発電機ユニット4の水圧鉄管2と発電機ユニット4との間に取り付けた状態の止水装置5の中心線11より上部のみを示す断面図である。図4に示すように、発電機ユニット4は、水圧鉄管2の取付面と発電機ユニット4の取水部の取付面との距離、水圧鉄管2の径、発電機ユニット4の取水部の径が上述した発電機ユニット3と異なっており、本実施形態においては、例えば、水圧鉄管2の取付面と発電機ユニット4の取水部の取付面との距離は500mm、水圧鉄管2及び発電機ユニット4の取水部の内径は1000mmとする。
発電機ユニット3から取り外した状態では止水装置5の長さは680mmであるために、まず、摺動用ボルト25を時計方向に回転させて止水装置5の長さを短くして500mmとし、支持部材固定用ナット27を締め付け、止水装置5の長さを固定する。
次に、止水装置5を水圧鉄管2と発電機ユニット4との間に移動させ、止水装置取付ボルト29を水圧鉄管2のフランジ10に設けられた貫通孔30に挿通し、内径1000mmの水圧鉄管2を取り付けるために閉鎖部材7に設けられたボルト穴13bに螺合させて、水圧鉄管2と閉鎖部材7とを圧接固定する。
最後に、止水装置取付ボルト29を内径1000mmの発電機ユニット4の取水部を取り付けるために支持部材8に設けられた発電機ユニット取付用挿通孔18bと発電機ユニット4の取水部のフランジ15に設けられた貫通孔31とに挿通し、ナット32に螺合させて、発電機ユニット4の取水部のフランジ15と支持部材8とを圧接固定する。
水圧鉄管2と発電機ユニット4との間に取り付けられた止水装置5は、水力発電所の他の発電機ユニットを点検、整備する際に発電機ユニットへ流入する水を止水する。
上述した止水装置5を用いることにより、水力発電所の発電機ユニット3又は4を点検、整備する際に発電機ユニット3又は4へ流入する水を止水し、点検、整備対象外の発電機ユニット3又は、4の稼働を可能にする。したがって、発電機ユニット3、4の稼働率が向上する。
また、本発明による止水装置5は、閉鎖部材7、支持部材8はそれぞれ径の異なる水圧鉄管2、発電機ユニット3又は4に取り付け可能で、長さも可変であることから、多種の発電機ユニットに適用することが可能である。したがって、止水装置5を発電機ユニット毎に製作する必要が無くなり、コストを削減することが可能となる。
なお、本実施形態においては、1本の水圧鉄管1から分岐された2本の水圧鉄管2の下流側にそれぞれ発電機ユニット3、4が接続されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、1本の水圧鉄管1から3本以上分岐した場合や、導水路が1つで水槽部分から複数の水圧鉄管に分岐して、それぞれに発電機ユニットが接続されている場合でも適用可能である。
本発明の第一実施形態に係る止水装置を発電機ユニットに取り付けた状態を示す平面図である。 本実施形態に係る止水装置を発電機ユニットの水圧鉄管と発電機ユニットとの間に取り付けた状態の止水装置の中心線より上部のみを示す断面図である。 本実施形態に係る止水装置を他方の発電機ユニットに取り付けた状態を示す平面図である。 本実施形態に係る止水装置を他方の発電機ユニットの水圧鉄管と発電機ユニットとの間に取り付けた状態の止水装置の中心線より上部のみを示す断面図である。
符号の説明
1、2 水圧鉄管 3、4 発電機ユニット
5 止水装置 6 入口弁
7 閉鎖部材 8 支持部材
9 連結部材 10 フランジ
11 中心線 12 ボルト
13a、13b ボルト穴 14 シール材
15 フランジ 18a、18b、18c 入口弁取付用挿通孔
19 外筒 20 内筒
21 摺動機構 22 内筒調整用挿通孔
23a、23b フランジ 24a、24b 挿通孔
25 摺動用ボルト 26a、26b 内筒固定用ナット
27 支持部材固定用ナット 28 吊りボルト
29 止水装置取付ボルト 30、31 貫通孔
32 ナット 34 ロック機構

Claims (5)

  1. 複数の発電機ユニットを備え、各発電機ユニットの取水部に入口弁が設けられた水力発電所における発電機ユニットを点検する際に用いられ、発電機ユニットへ流入する水を止水するための止水装置であって、
    前記発電機ユニットへ水を送水する水圧鉄管に脱着可能に取り付けられ、水の流れを停止するための閉鎖部材と、
    前記発電機ユニットに脱着可能に取り付けられる支持部材と、
    前記閉鎖部材と前記支持部材とを連結する連結部材とを備えることを特徴とする止水装置。
  2. 前記閉鎖部材は、前記水圧鉄管と同心で、かつ径の異なる複数の円周上にボルト穴を有することを特徴とする請求項1に記載の止水装置。
  3. 前記支持部材は、前記発電機ユニットの前記取水部と同心で、かつ径の異なる複数の円周上にボルト穴を有することを特徴とする請求項1に記載の止水装置。
  4. 前記連結部材は、
    円筒形状を有し、一端が前記支持部材に接続される外筒と、
    円筒形状を有し、一端は前記閉鎖部材に接続され、他端は前記外筒内に摺動可能に挿通される内筒と、
    前記内筒を前記外筒に対して摺動させるための摺動機構と、
    該摺動機構の摺動を制止するためのロック機構とを備え、前記連結部材の軸方向の長さは前記摺動機構を調整することにより可変であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の止水装置。
  5. 複数の発電機ユニットを備え、各発電機ユニットの取水部に入口弁が設けられた水力発電所における発電機ユニットの点検を行う方法において、
    点検対象の発電機ユニットへ水を送水する水圧鉄管に止水装置を取り付けて、該発電機ユニットへの水の流れを停止し、
    点検対象外の発電機ユニットへは送水を継続し、
    前記点検対象の発電機ユニットを点検するとともに、点検対象外の発電機ユニットは発電を継続することを特徴とする発電ユニットの点検方法。

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