JP2007087455A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体記憶装置に記憶されるデータで表されている情報を第三者により不正に取得されないようにする。
【解決手段】 メモリセル11は、保持させる電荷量を違えることにより、単一の記憶セルで2値よりも多い多値の値を記憶させることができる。データロジック14は、入力された各桁が2値である記憶データを、メモリセル11の各々で2値の値として桁毎に記憶させる。更に、データロジック14は、記憶データの読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行い、正規のものである場合には、メモリセル11で保持されている電荷量から2値の値への対応付けを行い、正規のものでない場合には、メモリセル11で保持されている電荷量から上述の多値の値への対応付けを行う。そして、この対応付けがされた値を各桁で並べて得られるデータを、当該要求に係る記憶データとして出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報保持の技術に関し、特に、情報の窃取を防止する技術に関する。
メモリ等の半導体記憶装置に記憶させたデータに対する第三者による不正な読み出しから当該データを防護する技術として、従来から多種多様なものが提案されている。
例えば特許文献1には、カプセル封じ体を形成している圧電材料で電界の変化が生じたときに、カプセル封じ体内部の情報担持手段に担持されている情報を破壊するという技術が開示されている。
また、例えば特許文献2や特許文献3には、ICチップを観察するために薄膜電池を取り外すことによって生じる電圧降下が検出されると、不揮発性メモリに格納されている情報を消去するという技術が開示されている。
また、特許文献4には、ICカードの開封を検出するセンサーを設け、当該開封の検出に応じてICカード内の不揮発性メモリのデータを消去するという技術が開示されている。
また、特許文献5には、機密性データを格納している第一の記憶装置がバスラインから切り離されたときに、解読キーが格納されている第二の記憶装置のバックアップを外して解読キーを消去してしまうという技術が開示されている。
また、特許文献6には、保存するデータを1つでは意味をなさない程度のデータ片に分割して当該データ片を別個のメモリへ格納するようにし、これらのメモリのうちのいずれかが不正に取り外されたことが検出された場合には、取り外されたもの以外のメモリで保存されているデータを消去するという技術が開示されている。
また、特許文献7には、コンピュータの電源をオフとする指令若しくは省電力動作状態へと移行する指令があった場合には、当該コンピュータ内のメモリの内容を暗号化しておくようにし、コンピュータの電源をオンとする指令若しくは省電力動作状態から通常の動作状態へと復帰する指令があった場合には、当該コンピュータ内のメモリの内容を復号化しておくようにする、という技術が開示されている。
特開平5−88986号公報 特開2001−195307号公報 特開平11−328036号公報 特開平10−320293号公報 特開平9−16477号公報 特開2002−73422号公報 特開2001−202167号公報
上掲した技術のうちの幾つかは、不正な読み出しのための操作に応じてデータを失わせるものであるため、不正な読み出しのなされた後には正規のユーザであっても記憶させたデータを取り戻すことができない。
また、上掲した技術の幾つかはデータの暗号化技術を使用しているが、データの暗号化・復号化は重い処理負担をシステムに負わせるものであり、システムの処理能力に余裕のないシステムでは、採用することが容易ではない。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、半導体記憶装置に記憶されるデータで表されている情報を第三者により不正に取得されないようにすることである。
本発明の態様のひとつである半導体記憶装置は、保持させる電荷量を違えることにより、単一の記憶セルで2値よりも多い多値の値を記憶させることのできる当該記憶セルを複数備えてなる半導体記憶素子と、入力された各桁が2値である記憶データを、当該記憶セルの各々で2値の値として桁毎に記憶させる記憶制御手段と、当該記憶セルに保持されている電荷量の検出を行う検出手段と、当該記憶データの読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行う判定手段と、当該読み出しの要求が正規のものである場合には、当該検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行い、当該読み出しの要求が正規のものでない場合には、当該検出がされた電荷量から当該多値の値への対応付けを行う対応付け手段と、当該対応付けがされた値を各桁で並べて得られるデータを、当該読み出しの要求に係る記憶データとして出力する出力手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
上述した構成によれば、正規の読み出し要求を行うことのできない第三者は、記憶セルで2値の値として記憶した値を4値の値として読み出してしまうので、記憶データが不正に取得されてしまうことが防止される。その一方、正規の読み出し要求を行えば、セルの電荷量と適正に対応付けのされている2値の値からデータを得て出力するので、記憶データを正しく読み出すことができる。
なお、上述した本発明に係る半導体記憶装置において、当該判定手段は、外部から入力される識別情報と、予め記憶されている記憶識別情報とが一致するか否かを判定することによって、当該読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行うように構成してもよい。
この構成によれば、識別情報を知っているか否かを以って正規の使用者であるか否かを識別することができる。
また、前述した本発明に係る半導体記憶装置において、当該検出手段は、当該電荷量の検出を、当該記憶セルの電圧値の検出によって行うように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る半導体記憶装置において、当該記憶制御手段は、入力された記憶データにおける各桁の2値の値を、各々当該多値の値のいずれかに対応付け、当該対応付けられた多値の値を当該記憶セルの各々で記憶させ、当該対応付け手段は、当該読み出しの要求が正規のものである場合には、当該記憶制御手段による対応付けの関係に従って、当該検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行う、ように構成してもよい。
この構成によれば、正規の読み出し要求を受け取った場合に、記憶データを正しく出力することができる。
なお、このとき、当該記憶制御手段は、当該対応付けの関係を、外部から入力される識別情報に基づいて決定するようにしてもよい。
この構成によれば、識別情報に応じて対応付けの関係が変更されるので、記憶データの不正取得が更に難しくなる。
本発明によれば、以上のようにすることにより、半導体記憶装置に記憶されるデータで表されている情報の第三者による不正な取得が困難になるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図1について説明する。同図は、本発明を実施する半導体記憶装置の全体構成を示している。
図1において、半導体記憶装置1はフラッシュメモリである。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)2は、半導体記憶装置1を使用する外部機器(本願においては「記憶管理装置」と称することとする)であり、半導体記憶装置1に設けられている、アドレス端子21、データ端子22、ライトイネーブル(/WE)端子23、アウトプットイネーブル(/OE)端子24、リセット(RESET)端子25、チップイネーブル(CE0〜2)端子26、及びコマンド端子27は、いずれもFPGA2の対応する端子へ各々接続される。
半導体記憶装置1において、半導体記憶素子であるメモリセル11は、いわゆるマルチレベルメモリセル(マルチビットメモリセルなどとも称されている)、すなわち、1つのセルに1ビットの値(2値)よりも多い多値の値(マルチビットデータ)を記憶させておくことのできる記憶セルが複数備えられて構成されている。なお、本実施形態においては、セル1つ当たりで2ビットの値(4値)を記憶できるものを使用する。
マルチレベルビットセルでは、保持させる電荷量を、記憶させる値に応じて変化させることで1つのセルで複数の値を記憶させる。データの書き込み時において、保持させる電荷量を変化させるためには、書き込み電圧のセルへの印加時間(若しくは、一定量の電荷の蓄積されているセルから一定の割合で蓄積電荷量を減少させる時間)を、記憶させる値に応じて変化させる手段が用いられる。一方、データ読み出し時においては、保持されている電荷量の違いが、セルからの出力電圧の違いとして取り出され、その出力電圧値に対応付けられているデータが記憶データとして出力される。
FPGA2が半導体記憶装置1のアドレス端子21にアドレスを入力すると、当該アドレスに対応する1ワード分のデータの記憶に使用されるメモリセル11がアドレスライン11aを経てアクセスされ選択される。オシレータ12で発生する周期パルス信号は、信号整流回路13に入力される。信号整流回路13では、入力されたパルス信号の信号レベルを、メモリセル11でのデータ書き込みに必要な信号レベルへと変換する。
当該アドレスにデータを書き込む場合には、FPGA2は、データ端子22に書き込みデータを入力すると共に、ライトイネーブル端子23をアクティブにする。すると、書き込みデータに基づいて決定される時間(パルス数)をデータロジック14が決定し、信号整流回路13からのパルス信号が、その時間だけ、選択されているメモリセル11へと供給される。こうして、各メモリセル11には書き込みデータ/パルス数に対応した電荷量が保持される。但し、FPGA2が後述する識別情報(キーデータ)をコマンド端子27へシリアル入力した場合には、信号整流回路13からのパルス信号をメモリセル11へと供給する時間を、そのキーデータに応じて変動させる。
データロジック14は、データ書き込み時には以上のように動作するが、データ読み出し時には、異なる動作をする。
FPGA2が半導体記憶装置1のアドレス端子21へ入力しているアドレスによって指定されるデータを読み出す場合、FPGA2はアウトプットイネーブル端子24をアクティブにすると、スイッチ14aはデータロジック14を読み出し時動作のためのロジックへと切り替える。すると、データロジック14は、当該アドレスによって選択されているメモリセル11で保持されている4値である電荷量のいずれかに対応する4値の電圧値を検出し、その電圧値(すなわち電荷量)を元の書き込みデータへと変換してデータ端子22へと出力する。但し、この変換は、FPGA2が上記のキーデータを正しくコマンド端子27へシリアル入力した場合にのみ正しく行われ、正しいキーデータを入力しない場合には、データロジック14は、検出した4値の電荷量を単純に4値のデータとして、つまり、元の書き込みデータとは異なるデータとしてデータ端子22へと出力してしまう。この結果、元の書き込みデータは秘匿される。
この他、リセット端子25は、メモリセル11に記憶されているデータの消去をFPGA2が指示する(保持電荷量を初期状態へと戻す)ために使用される。また、チップイネーブル端子26は、半導体記憶装置1を複数同時に使用する際などに使用されるものであり、チップイネーブル端子26へのFPGA2からの入力がこの半導体記憶装置1自身を選択していると判定回路15が判定した場合にのみ、データロジック14を機能させる。
次に図2について説明する。同図は図1におけるデータロジック14の詳細構成を示すブロック図である。
まず、図2の構成におけるデータ書き込み時の動作について説明する。
チップイネーブル端子26へのFPGA2からの入力がこの半導体記憶装置1自身を選択していると判定回路15が判定し、且つ、ライトイネーブル端子23がアクティブであると、書き込み動作が開始される。但し、書き込みデータの秘匿を行う場合には、このときに、FPGA2は、キーデータをコマンド端子27へ併せて入力する。このキーデータは、半導体記憶装置1について個々に固有の一連数値データであり、FPGA2には、自己に接続される半導体記憶装置1のキーデータが予め記録されている。
続いて、FPGA2は、書き込みデータをデータ端子22へ入力する。入力された書き込みデータはデータバスバッファ33に一旦保持される。
ここで、コマンドレジスタ34は、書き込みデータをデータバスバッファ33から読み出す。そして、この書き込みデータと上述したキーデータとに基づいて、書き込みカウントデータを生成する。書き込みカウントデータは、アドレス端子21への入力により選択されているメモリセル11へ印加される、信号整流回路13からのパルス信号の印加時間を設定する値である。書き込みパルスタイマ35は、選択されているメモリセル11へのパルス信号の印加を信号整流回路13が開始すると同時に一定時間間隔でのカウントを開始する。例えば、コマンドレジスタ34が書き込みカウントデータの値として「20」を生成したのであれば、書き込みパルスタイマ35によるカウント値が「20」となったことを書き込み回路36が検出するまで、当該パルス信号がメモリセル11へ印加される。この結果、メモリセル11には、その印加時間に対応した電荷量が保持される。こうしてデータの書き込みが完了する。
コマンドレジスタ34は、データバスバッファ33で保持されている書き込みデータの各桁の2値データ(「0」または「1」の1ビットデータ)を4値(2ビット)のデータへと変換する。このシングルビットデータからマルチビットデータへの変換では、例えば図3に示すように、2値における「0」の値を4値における(0,0)へと対応付ける一方で、2値における「1」の値については、4値における(0,1)、(1,0)、若しくは(1,1)のいずれかに対応付ける。但し、この3つのうちのいずれに対応付けるかはキーデータによって決定される。
キーデータは一連の数値データであり、データ書き込み時には、キーデータが書き込みカウントデータとして用いられる。なお、キーデータである一連の数値のうちの一部を所定の条件に従って選択して使用する等して、この対応付けを、書き込みデータの桁毎に異ならせるようにする。
なお、キーデータを入力しない場合、すなわち書き込みデータの秘匿を行わない場合には、コマンドレジスタ34は、データバスバッファ33で保持されている書き込みデータを2桁ずつ順に取り出して各桁4値のデータとし、アドレス端子21への入力により選択されているメモリセル11へこのデータを格納させる。
次に、データ読み出し時の動作について説明する。
チップイネーブル端子26へのFPGA2からの入力がこの半導体記憶装置1自身を選択していると判定回路15が判定し、且つ、アウトプットイネーブル端子24がアクティブである場合には、出力イネーブル回路31が、メモリセル11における選択中のセルからの出力電圧を復号回路32へ入力させる。コマンド端子27にキーデータを入力し名手場合には、復号回路32では、セルの電圧(すなわちセルに蓄積されている電荷量)を4値のデータへと変換し、データバスバッファ33に格納する。そして、全てのビットのデータがデータバスバッファ33に揃った時点で、データバスバッファ33からデータ端子22(図1)へデータを出力する。
ところが、本実施形態において、コマンド端子27にキーデータを入力した場合には、上述したものとは異なる読み出し動作、すなわち、上述した書き込み時動作において秘匿した書き込みデータを正しく読み出すための動作が行われる。
FPGA2がコマンド端子27へキーデータをシリアル入力すると、コマンドレジスタ34は、出力イネーブル回路31による上述の動作を抑制し、代わって、メモリセル11における特定のセルを選択し、そのセルからの出力電圧を復号回路32へ入力させる。
前述したように、キーデータは、半導体記憶装置1について個々に固有のデータである。半導体記憶装置1における上記特定のセルには、読み出し専用(消去・書き換え不能)な記憶識別情報として、当該半導体記憶装置1自身の有しているキーデータが予め書き込まれている。
復号回路32では、セルの電圧を4値のデータへと変換し、データバスバッファ33に格納する。全てのビットのデータがデータバスバッファ33に揃った時点で、コマンドレジスタ34は、このデータバスバッファ33に保持されているデータ(記憶識別情報)と、前述したキーデータ(識別情報)とが一致するか否かを判定する。
この両者が一致していた場合には、記憶データの正規な読み出し要求がなされている(半導体記憶装置1の記憶識別情報を知っている外部機器からの正当な読み出し要求がなされている)と判別される。すると、コマンドレジスタ34は、復号回路32を制御し、メモリセル11からの出力電圧(すなわち蓄積電荷量)と出力データとの対応付けを変更する。具体的には、例えば図3に示すように、それまでは、セルからの出力電圧の高い順に(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)の4値を各々対応付けていたものから、(0,0)に相当する出力電圧の場合には(0)を対応付けるようにし、それよりも低い出力電圧の場合には全て(1)を対応付けるようにする。すなわち、この場合には、マルチレベルメモリセルに対し、セル1つ当たりで2値のみを対応付けるように変更する。なお、図3において、出力電圧Vt(0)は定数値であり、出力電圧から2値データへの対応付けを行う際に、対応付ける値を(0)とするか(1)とするかの閾値となるセルからの出力電圧である。
一方、コマンド端子27に入力したキーデータが、半導体記憶装置1の記憶識別情報と一致していない場合には、コマンドレジスタ34は、出力イネーブル回路31の動作を抑制せずに、コマンド端子27にキーデータを入力しない場合と同様の、前述したデータ読み出し動作が行われる。
以降は、対応付けの変更されたこの復号回路32の下で、セルの出力電圧が2値のデータへと変換されてデータバスバッファ33に格納され、データ端子22へデータが出力される。つまり、記憶識別情報と同一のキーデータが入力されたときのデータの読み出しによってのみ正規のデータが得られるように、半導体記憶装置1に対してデータの書き込みを行っておけば、第三者は正規のデータを取得することができない。
上述した記憶制御を行って書き込みデータを半導体記憶装置1に記憶させておくことにより、キーデータを知らない第三者は、記憶データの正規の読み出し要求を行うことができず、対応関係の不明な4値データとしてしか書き込みデータを読み出すことができない。言い換えると、本発明を実施する半導体記憶装置では、実効性のあるシングルビットデータがマルチビットメモリに配所されるので、キーデータを入力しないで行う読み出しでは、マルチビットメモリとして実効性の無いデータを展開してしまうのである。よって、正しい書き込みデータが秘匿され、書き込みデータの不正取得が防止される。
その一方、キーデータを知っている者は、キーデータを前述したようにして外部機器からコマンド端子27へ入力して読み出し動作を行うことにより、半導体記憶装置1が、メモリセル11に記憶されていたマルチビットデータをシングルビットデータへ変換してデータ端子22へ出力するので、書き込みデータを正しく読み出すことが可能となる。
次に図4A及び図4Bについて説明する。図4Aは、データロジック14で行われる書き込み処理の処理内容をフローチャートで示したものであり、図4Bは、図4AのS106の処理の詳細をフローチャートで示したものである。なお、これらの処理は、メモリセル11における書き込み対象のセル毎に行われるものであり、ライトイネーブル端子23をアクティブとした状態でキーデータがコマンド端子27へ入力された場合に実行される。
なお、以下の説明においては、メモリセル11は、初期状態で所定の電荷量を保持させておき、書き込みデータの値に応じて保持電荷量を所定量減少させることでデータ記憶を実現させるものとする。また、データの書き込み及び読み出しにおける各セルの電荷量とデータとの関係は、図3に例示したものを採用するものとする。
まず、データ書き込み前の準備として、S101において、メモリセル11のうち、アドレス端子21への入力によって特定される書き込み先であるセルが属しているセクタ(フロック)の各セルの電荷量が全てHレベル(ハイレベル)となっているか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該セクタの全セルがHレベルとなっていないと判定された場合には、S102において、当該セクタの全セルのデータを消去する(電荷量をHレベルとする)処理が行われ、その後、S101の判定処理が再度行われる。一方、S101の判定処理において、当該セクタの全セルがHレベルとなっていると判定された場合には、S103に処理が進む。
S103では、FPGA2からデータ端子22へ入力された書き込みデータが取り込まれ、続くS104において、コマンド端子27へ入力されたキーデータが取り込まれる。書き込みデータはデータバスバッファ33で一旦保持され、キーデータはコマンドレジスタ34に入力される。
S105では、書き込みデータのうち現在の書き込み対象の桁の値が「0」であるか「1」であるかを判定する処理が行われる。ここで、当該値が「0」であると判定したならば、セルへの書き込みを行うことなくこのまま図4Aの処理を終了する。このとき、セルの電荷量は初期状態のまま(すなわちHレベル)であるので、図3に示すように、この電荷量は、2値データとしては(0)を表現しており、4値データとしては(0,0)を表現している。
一方、S105の処理において、書き込みデータのうち現在の書き込み対象の桁の値が「1」であると判定したならば、S106の書き込み動作処理を実行する。この処理の詳細は後述する。
S106の処理の後、S107において、書き込み先のセルの現在の読み出し電圧が、図3に示した閾値電圧Vt(0)以下となったか否かを判定する処理が行われる。ここで、セルの現在の読み出し電圧がVt(0)以下となったと判定された場合には、2値データの(1)を書き込み先のセルへ記憶させることができたとみなし、図4Aの処理を終了する。一方、セルの現在の読み出し電圧が未だにVt(0)以下となっていないと判定された場合には、S106へと処理を戻してS106の書き込み動作処理を再度実行する。
次に、S106の書き込み動作処理について、図4Bのフローチャートを参照しながら説明する。なお、この処理は、図2における書き込み用パルスタイマ35及び書き込み回路36の機能を実現する処理である。
まず、S111では、コマンド端子27に入力されたキーデータから選択された、書き込みデータのうち現在の書き込み対象の桁に対応する数値が変数Kに代入する処理が行われる。前述したように、キーデータは一連の数値であり、ここでは、このうちの一部の数値を、書き込みデータの桁毎に所定の条件に従って選択して使用する。このときの変数Kの値が前述した書き込みカウントデータに相当する。
S112では、変数Kの現在の値がゼロとなったか否かを判定する処理が行われる。ここで、変数Kの現在の値がゼロになった場合には、この図4Bの処理を終了して図4Aの処理へ戻る。一方、変数Kの現在の値が未だゼロに達していない場合には、S113へ処理を進める。
S113では、書き込み処理、すなわち、書き込み先のセルへ信号整流回路13を所定時間接続して当該セルに蓄積されている電荷を所定量だけ減少させる処理が行われる。
S114では、変数Kの現在の値から1を減算した結果を改めて変数Kに代入する処理が行われ、その後はS112へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。
以上の処理の結果、キーデータの値によってS113の書き込み処理の実行回数が変わるので、書き込み先のセルの電荷量が異なることとなる。すなわち、図4Bの処理と図4AのS105の処理とにより、2値データの(1)である書き込みデータが、キーデータの値に応じて4値における(0,1)、(1,0)、若しくは(1,1)のいずれかに対応付けられることとなる。
但し、キーデータの数値によっては、図4Bの書き込み動作処理を実行しても、書き込み先のセルの電荷量の減少が不十分のため、依然として当該セルの出力電圧が前述した閾値Vt(0)よりも高くなってしまっている場合がある。この場合では、2値データの(1)である書き込みデータが、4値における(0,0)に対応付けられてしまう。しかし、この場合には、図4AのS107の判定処理の結果がNoとなり、当該書き込み先のセルに対して更に図4Bの書き込み動作処理が実行されるのである。この書き込み動作処理の繰り返しにより、2値データの(1)である書き込みデータは、4値における(0,1)、(1,0)、若しくは(1,1)のいずれかに必ず対応付けられることとなる。
次に図5について説明する。同図は、キーデータがコマンド端子27へ入力されたときにデータロジック34で行われる読み出し処理の処理内容をフローチャートで示したものである。
まず、S201において、キーデータがコマンド端子27へ入力されると、S202において、メモリセル11における特定のセルで記憶されている記憶識別情報を読み出してデータバスバッファ33に保持させる処理が行われる。
S203では、データバスバッファ33に保持されている記憶識別情報と、前述したキーデータとが一致するか否かを判定する処理が行われる。ここで、両者が一致すると判定したときには、S204において、復号回路32を制御し、図4Aの書き込み処理での対応付けの関係に従った対応付け、すなわち、メモリセル11からの出力電圧から2値の出力データへの対応付けを行わせるようにする。つまり、メモリセル11からの出力電圧が前述した閾値電圧Vt(0)よりも高い場合には当該出力電圧を値「0」へと対応付け、Vt(0)以下の場合には当該出力電圧を値「1」へと対応付ける。この処理により、4値の出力データにおける(0,0)に相当するメモリセル11からの出力電圧値が2値の出力データにおける値「0」へ対応付けられると共に、4値の出力データにおける(0,1)、(1,0)、(1,1)に相当するメモリセル11からの出力電圧値が2値の出力データにおける値「1」へ対応付けられる。こうして、秘匿しておいた書き込みデータが読み出される。
一方、S203の判定処理において、両者が一致しないと判定したときには、S205において、復号回路32を制御し、メモリセル11からの出力電圧から4値の出力データへの対応付けを行わせるようにする。つまり、メモリセル11からの出力電圧値に応じ、(0,0)、(0,1)、(1,0)、若しくは(1,1)のいずれかに当該出力電圧を対応付ける。こうすることにより、秘匿しておいた書き込みデータは無意味なデータとして読み出されてしまう。
以上の読み出し処理により、キーデータを知らない第三者は、4値データとしてデータを読み出してしまうので、書き込みデータが不正に取得されてしまうことが防止される。その一方、キーデータを知っている者は、セルの出力電圧が2値のデータとして変換されて出力されるので、書き込みデータを正しく読み出すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、半導体記憶装置1を使用する外部機器としてFPGA2を使用していたが、その代わりに、図6に示すような演算処理システムで半導体記憶装置1を使用することも可能である。
図6について説明すると、演算処理システム40は、前述したものと同様の半導体記憶装置1を備えている。半導体記憶装置1は、CPU41、ROM42、RAM43、HDD44、入力部45及び出力部46と共にバス47に接続されている。なお、半導体記憶装置1は、演算処理システム40から着脱可能としてもよい。
CPU(Central Processing Unit )41はこの演算処理システム40全体の動作制御を行う中央処理装置である。
ROM(Read Only Memory)42は、CPU41によって実行される基本制御プログラムが予め格納されているメモリであり、演算処理システム40の起動時にCPU41がこの基本制御プログラムを実行することによって演算処理システム40全体の動作の基本的な制御がCPU41によって行なわれる。
RAM(Random Access Memory)43は、各種制御プログラムをCPU41が実行するときにワークメモリとして使用され、また各種のデータの一時的な格納領域として必要に応じて用いられるメインメモリとしても機能するメモリである。
HDD(Hard Disk Drive )44は、この演算処理システム40で実行される各種の制御処理をCPU41に行わせるための制御プログラムが予め格納されているハードディスク装置である。
入力部45は外部からの入力を受け取ってその入力の内容をCPU41に渡すものであり、例えばキーボードやマウスなどといったこの装置を操作する操作者からの指示を受け取る入力装置を備えている。
出力部46はCPU部41からの指示に応じた各種の情報の出力を行うものであり、例えばCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)を備えて構成される。
以上の構成を有する演算処理システム40において、CPU41が、例えばHDD44に格納されている制御プログラムを実行して、図1のFPGA2と同様の、適切なキーデータを伴ったデータの書き込み・読み出し動作を行うことにより、半導体記憶装置1の有する書き込みデータの秘匿機能を利用することができる。
なお、上記した実施の形態から次のような構成の技術的思想が導かれる。
(付記1) 保持させる電荷量を違えることにより、単一の記憶セルで2値よりも多い多値の値を記憶させることのできる当該記憶セルを複数備えてなる半導体記憶素子と、
入力された各桁が2値である記憶データを、前記記憶セルの各々で多値の値として桁毎に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶セルに保持されている電荷量の検出を行う検出手段と、
前記記憶データの読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行う判定手段と、
前記読み出しの要求が正規のものである場合には、前記検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行い、前記読み出しの要求が正規のものでない場合には、前記検出がされた電荷量から前記多値の値への対応付けを行う対応付け手段と、
前記対応付けがされた値を各桁で並べて得られるデータを、前記読み出しの要求に係る記憶データとして出力する出力手段と、
を有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2) 前記判定手段は、外部から入力される識別情報と、予め記憶されている記憶識別情報とが一致するか否かを判定することによって、前記読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行うことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記3) 前記検出手段は、前記電荷量の検出を、前記記憶セルの電圧値の検出によって行うことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記4) 前記記憶制御手段は、入力された記憶データにおける各桁の2値の値を、各々前記多値の値のいずれかに対応付け、当該対応付けられた多値の値を前記記憶セルの各々で記憶させ、
前記対応付け手段は、前記読み出しの要求が正規のものである場合には、前記記憶制御手段による対応付けの関係に従って、前記検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行う、
ことを特徴とする付記1に記載の半導体記憶装置。
(付記5) 前記記憶制御手段は、前記対応付けの関係を、外部から入力される識別情報に基づいて決定することを特徴とする付記4に記載の半導体記憶装置。
(付記6) 単一記憶セルにマルチビットデータを記憶する記憶装置であって、
シングルビットデータをマルチビットデータに変換する変換手段と、
前記変換されたマルチビットデータを前記記憶セルに記憶させる手段と、
を有することを特徴とする記憶装置。
(付記7) 単一記憶セルにマルチビットデータを記憶する記憶装置であって、
識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
前記識別情報に基づいてデータ読み出しの正当性を判別する判別手段と、
前記マルチビットデータをシングルビットデータに変換する変換手段と、
前記正当性の判別結果に基づいて、前記マルチビットデータ若しくは前記シングルビットデータを選択的に出力する出力手段と、
を有することを特徴とする記憶装置。
(付記8) 単一記憶セルにマルチビットデータを記憶する記憶装置へのデータ書き込み方法であって、
シングルビットデータをマルチビットデータに変換し、
前記変換されたマルチビットデータを前記記憶セルに書き込む、
ことを特徴とするデータ書き込み方法。
(付記9) 前記シングルビットデータからマルチビットデータへの変換の対応付けを、記憶セル毎に変更することを特徴とする付記8に記載のデータ書き込み方法。
(付記10) 識別情報の入力を受け付け、
前記識別情報に基づいて前記変換の対応付けを変更する、
ことを特徴とする付記9に記載のデータ書き込み方法。
(付記11) 前記変換の対応付けの変更を、前記記憶セルに保持させる電荷量の変更によって行うことを特徴とする付記9または10に記載のデータ書き込み方法。
(付記12) 単一記憶セルにマルチビットデータを記憶する記憶装置からのデータ読み出し方法であって、
データ読み出し要求の正当性を判別し、
前記データ読み出し要求が正当と判別された場合には、前記記憶セルに記憶されたマルチビットデータをシングルビットデータに変換して出力し、
前記データ読み出し要求が正当でないと判別された場合には、前記記憶セルに記憶されたマルチビットデータを出力する、
ことを特徴とするデータ読み出し方法。
(付記13) 識別情報の入力を受け付け、
データ読み出し要求の正当性を、前記識別情報に基づいて判別する、
ことを特徴とする付記12に記載のデータ読み出し方法。
(付記14) 半導体記憶装置を備えた演算処理システムであって、
前記半導体記憶装置は、
保持させる電荷量を違えることにより、単一の記憶セルで2値よりも多い多値の値を記憶させることのできる当該記憶セルを複数備えてなる半導体記憶素子と、
入力された各桁が2値である記憶データを、前記記憶セルの各々で2値の値として桁毎に記憶させる記憶制御手段と、
前記記憶セルに保持されている電荷量の検出を行う検出手段と、
前記記憶データの読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行う判定手段と、
前記読み出しの要求が正規のものである場合には、前記検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行い、前記読み出しの要求が正規のものでない場合には、前記検出がされた電荷量から前記多値の値への対応付けを行う対応付け手段と、
前記対応付けがされた値を各桁で並べて得られるデータを、前記読み出しの要求に係る記憶データとして出力する出力手段と、
を有する
ことを特徴とする演算処理システム。
(付記15) 単一記憶セルにマルチビットデータを記憶する記憶装置を備えた演算処理システムであって、
前記記憶装置は、
シングルビットデータをマルチビットデータに変換する変換手段と、
前記変換されたマルチビットデータを前記記憶セルに記憶させる手段と、
を有する
ことを特徴とする演算処理システム。
(付記16) 単一記憶セルにマルチビットデータを記憶する記憶装置を備えた演算処理システムであって、
前記記憶装置は、
識別情報の入力を受け付ける受付手段と、
前記識別情報に基づいてデータ読み出しの正当性を判別する判別手段と、
前記マルチビットデータをシングルビットデータに変換する変換手段と、
前記正当性の判別結果に基づいて、前記マルチビットデータ若しくは前記シングルビットデータを選択的に出力する出力手段と、
を有する
ことを特徴とする演算処理システム。
本発明を実施する半導体記憶装置の構成を示す図である。 データロジックの詳細構成を示す図である。 データの書き込み及び読み出しにおける各セルの電荷量とデータとの関係の例を示す図である。 書き込み処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 書き込み動作処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 読み出し処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 本発明を実施する半導体記憶装置を用いた演算処理システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 半導体記憶装置
2 FPGA
11 メモリセル
11a アドレスライン
12 オシレータ
13 信号整流回路
14 データロジック
14a スイッチ
15 判定回路
21 アドレス端子
22 データ端子
23 ライトイネーブル端子
24 アウトプットイネーブル端子
25 リセット端子
26 チップイネーブル端子
27 コマンド端子
31 出力イネーブル回路
32 復号回路
33 データバスバッファ
34 コマンドレジスタ
35 書き込み用パルスタイマ
36 書き込み回路
40 演算処理システム
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 HDD
45 入力部
46 出力部
47 バス

Claims (5)

  1. 保持させる電荷量を違えることにより、単一の記憶セルで2値よりも多い多値の値を記憶させることのできる当該記憶セルを複数備えてなる半導体記憶素子と、
    入力された各桁が2値である記憶データを、前記記憶セルの各々で多値の値として桁毎に記憶させる記憶制御手段と、
    前記記憶セルに保持されている電荷量の検出を行う検出手段と、
    前記記憶データの読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行う判定手段と、
    前記読み出しの要求が正規のものである場合には、前記検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行い、前記読み出しの要求が正規のものでない場合には、前記検出がされた電荷量から前記多値の値への対応付けを行う対応付け手段と、
    前記対応付けがされた値を各桁で並べて得られるデータを、前記読み出しの要求に係る記憶データとして出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記判定手段は、外部から入力される識別情報と、予め記憶されている記憶識別情報とが一致するか否かを判定することによって、前記読み出しの要求が正規のものであるか否かの判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記検出手段は、前記電荷量の検出を、前記記憶セルの電圧値の検出によって行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記記憶制御手段は、入力された記憶データにおける各桁の2値の値を、各々前記多値の値のいずれかに対応付け、当該対応付けられた多値の値を前記記憶セルの各々で記憶させ、
    前記対応付け手段は、前記読み出しの要求が正規のものである場合には、前記記憶制御手段による対応付けの関係に従って、前記検出がされた電荷量から2値の値への対応付けを行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記記憶制御手段は、前記対応付けの関係を、外部から入力される識別情報に基づいて決定することを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
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