JP2007087079A - 取引処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ICカードを導入しなくても、既存の自動取引装置をそのまま利用してセキュリティの高い取引処理を実行できる取引処理システムを得る。
【解決手段】 自動取引装置とホストコンピュータと携帯端末とを含む取引処理システムにおいて、所定識別情報を自動取引装置へ送信する端末側通信部を携帯端末側に設け、該所定識別情報をホストコンピュータへ送信する装置側通信部を自動取引装置側に設け、所定識別情報を口座情報及び暗証番号と対応させて予め記憶しているホスト側格納部と、口座情報及び暗証番号に基づいてホスト側格納部を検索して所定識別情報を読み出す検索読出部と、読み出された所定識別情報と自動取引装置から受信した所定識別情報とが一致するか否かを判断する判断部と、一致すると判断されると、ホストコンピュータと自動取引装置との間で取引処理を実行させる制御部とをホストコンピュータ側に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャッシュカード或いは通帳等を用いて各取引処理を行うための取引処理システムに関し、特に、セキュリティが強化された取引処理システムに関する。
取引処理システムは、金融機関のセンターに配置されているホストコンピュータと、該ホストコンピュータに接続する自動取引装置とから構成される。顧客が口座の開設を申請すると、顧客の名前と、支店番号、科目及び口座番号からなる口座情報と、顧客が設定した暗証番号とがホストコンピュータに登録され、そして、顧客専用のキャッシュカードが発行される。発行されたキャッシュカードには表面に磁気ストライプが設けられ、この磁気ストライプに支店番号及び口座番号が磁気データとして書き込まれている。このキャッシュカードを用いることにより、入出金処理や振込処理等の種々の取引処理を行うことができる。
例えば、取引処理システムを利用して出金処理を行う場合、利用者が自動取引装置のカード読取部にキャッシュカードを挿入すると、自動取引装置はカード読取部にキャッシュカードの磁気ストライプから口座情報を読み取らせ、そして、表示入力部に暗証番号入力画面を表示させて、利用者に暗証番号を入力させる。その後、読み取られた口座情報及び入力された暗証番号がホストコンピュータに送信され、ホストコンピュータに予め登録されている口座情報及び暗証番号と一致しているか否か判断される。一致していると判断されると、ホストコンピュータは、自動取引装置との間で出金処理を実行する。
ところで、近年、キャッシュカードの偽造が多発しており、顧客の口座から預金が引き出され、顧客が損害を被るという問題が発生している。
そこで、金融機関は、取引処理に対するセキュリティを強化するために、キャッシュカードをICカードに変更する対策を進めている。ICカードは、半導体集積回路(ICチップ)が埋め込まれたカードであり、該ICチップには、キャッシュカードに記憶されている支店番号及び口座番号より更に詳しい口座情報が、暗号化して記憶されている。このため、ICカードの偽造は困難である。
しかしながら、上記のようなICカードを導入するためには、既存のキャッシュカードをICカードに変更するだけでなく、ICカードを使用可能にするために、自動取引装置の改造が必要となる。ゆえに、コストがかかるので、ICカードの普及には至っていないのが現状である。
そこで、ICカードを導入しなくても、既存の自動取引装置をそのまま利用してセキュリティの高い取引処理を実行できる取引処理システムが望まれていた。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
本発明に係る取引処理システムは、少なくとも顧客の口座における口座情報及び暗証番号に基づく取引処理を行うために、口座情報及び暗証番号が入力される自動取引装置と、該自動取引装置との間で通信を行い、顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯端末と、通信回線を介して自動取引装置に接続し、所定識別情報を口座情報及び暗証番号と対応させて予め記憶しているホスト側格納部を有するホストコンピュータとを含み、携帯端末は、所定識別情報を自動取引装置へ送信する端末側通信部を備え、自動取引装置は、入力された口座情報及び暗証番号と携帯端末から受信した所定識別情報とをホストコンピュータへ送信する装置側通信部を備え、ホストコンピュータは、自動取引装置から受信した口座情報及び暗証番号に基づいてホスト側格納部を検索して、所定識別情報を読み出す検索読出部と、読み出された所定識別情報と自動取引装置から受信した所定識別情報とが一致するか否かを判断する判断部と、一致すると判断されると、ホストコンピュータと自動取引装置との間で取引処理を実行させる制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る取引処理システムでは、携帯端末は、更に、所定識別情報を記憶する専用記憶部と、自動取引装置において暗証番号が入力された後、専用記憶部から所定識別情報を読み出して、端末側通信部を動作させる端末側制御部を備えることができる。
また、判断部により所定識別情報が一致しないと判断されると、制御部は、取引処理を停止させることができる。
また、ホストコンピュータは、更に、自動取引装置へ信号を送信するためのホスト側通信部を備え、制御部は、取引処理を停止させるための停止制御信号を生成して、ホスト側通信部に自動取引装置へ送信させることができる。
この場合、自動取引装置は、停止制御信号を受信すると、取引処理の停止に関する停止説明画面を表示する表示部を更に備えることができる。
本発明に係る取引処理システムでは、自動取引装置において、顧客のキャッシュカードから口座情報を読み取るカード読取部を更に備え、口座情報の入力をカード読取部により行うことができる。
本発明に係る取引処理システムでは、端末側通信部と装置側通信部とは、非接触型ICカード技術(Felica)を用いて通信を行うことができる。
また、端末側通信部と装置側通信部とは、IrDA(Infrared Data Association)によって近距離無線通信を行うことができる。
更に、端末側通信部と装置側通信部とは、ブルートゥース(Bluetooth)によって近距離無線通信を行うこともできる。
本発明に係る取引処理システムでは、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いることができる。この場合、所定識別情報として、携帯電話機の製造番号を用いることができる。
携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いた場合、所定識別情報として、携帯電話機の電話番号を用いることもできる。
また、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いた場合、所定識別情報として、携帯電話機の電子メールアドレスを用いることもできる。
更に、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いた場合、所定識別情報として、顧客により予め設定されたパスワードを用いることもできる。
〈構成2〉
本発明に係る取引処理システムは、少なくとも顧客の口座における口座情報及び暗証番号に基づく取引処理を行うために、口座情報及び暗証番号が入力される自動取引装置と、通信回線を介して該自動取引装置に接続し、該自動取引装置から口座情報及び暗証番号を受信するホストコンピュータと、該ホストコンピュータとの間で通信を行い、顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯端末とを含み、携帯端末は、口座情報を顧客に入力させる端末側入力部と、入力された口座情報及び所定識別情報をホストコンピュータへ送信する端末側通信部とを備え、ホストコンピュータは、携帯端末の所定識別情報を口座情報及び暗証番号と対応させて予め記憶しているホスト側格納部と、自動取引装置から受信した口座情報及び暗証番号と、携帯端末から受信した口座情報及び所定識別情報とを一時的に記憶する一時記憶部と、携帯端末から受信した口座情報に基づいて一時記憶部から暗証番号を読み出し、口座情報と読み出された暗証番号とに基づいてホスト側格納部を検索して、所定識別情報を読み出す検索読出部と、読み出された所定識別情報と一時記憶部に記憶されている所定識別情報とが一致するか否かを判断する判断部と、一致すると判断されると、ホストコンピュータと自動取引装置との間で取引処理を実行させる制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る取引処理システムでは、携帯端末は、更に、所定識別情報を記憶する専用記憶部と、自動取引装置において暗証番号が入力された後、専用記憶部から所定識別情報を読み出して、端末側通信部を動作させる端末側制御部とを備えることができる。
また、判断部により所定識別情報が一致しないと判断されると、制御部は、取引処理を停止させることができる。
また、ホストコンピュータは、自動取引装置へ信号を送信するためのホスト側通信部を更に備え、制御部は、取引処理を停止させるための停止制御信号を生成して、ホスト側通信部に停止制御信号を自動取引装置へ送信させることができる。
この場合、自動取引装置は、停止制御信号を受信すると、取引処理の停止に関する停止説明画面を表示する表示部を更に備えることができる。
本発明に係る取引処理システムでは、自動取引装置において、顧客のキャッシュカードから口座情報を読み取るカード読取部を更に備え、口座情報の入力をカード読取部により行うことができる。
本発明に係る取引処理システムでは、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いることができる。この場合、所定識別情報として、携帯電話機の製造番号を用いることができ、携帯端末とホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
また、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いた場合、所定識別情報として、携帯電話機の電話番号を用いることもできる。この場合、携帯端末とホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
また、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いた場合、所定識別情報として、携帯電話機の電子メールアドレスを用いることもできる。この場合、携帯端末とホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いた場合、更に、所定識別情報として、顧客により予め設定されたパスワードを用いることもできる。この場合、携帯端末とホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
〈構成3〉
本発明に係る取引処理システムは、少なくとも顧客の口座における口座情報及び暗証番号に基づく取引処理を行うために、口座情報及び暗証番号が入力される自動取引装置と、通信回線を介して該自動取引装置に接続し、該自動取引装置から口座情報及び暗証番号を受信するホストコンピュータと、通信回線を介して該ホストコンピュータに接続されるサーバと、該サーバとの間で通信を行い、顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯端末とを含み、携帯端末は、口座情報を顧客に入力させる端末側入力部と、入力された口座情報及び所定識別情報をサーバへ送信する端末側通信部とを備え、サーバは、携帯端末の所定識別情報を口座情報と対応させて予め記憶しているサーバ側格納部と、携帯端末から受信した口座情報に基づいてサーバ側格納部を検索して、所定識別情報を読み出すサーバ側検索読出部と、読み出された所定識別情報と携帯端末から受信した所定識別情報とが一致するか否かを判断するサーバ側判断部と、一致すると判断されると、取引処理の許可を示す許可信号を生成する信号生成部と、生成された許可信号を口座情報と共にホストコンピュータへ送信するサーバ側通信部とを備え、ホストコンピュータは、自動取引装置から受信した口座情報及び暗証番号を一時的に記憶する一時記憶部と、携帯端末から許可信号及び口座情報を受信すると、受信した口座情報に基づいて一時記憶部を検索して、暗証番号を読み出すホスト側検索読出部と、ホストコンピュータと自動取引装置との間で、受信した口座情報及び読み出された暗証番号に基づいて取引処理を実行する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る取引処理システムでは、携帯端末は、更に、所定識別情報を記憶する専用記憶部と、自動取引装置において暗証番号が入力された後、専用記憶部から所定識別情報を読み出して、端末側通信部を動作させる端末側制御部とを備えることができる。
また、サーバ側判断部により所定識別情報が一致しないと判断されると、信号生成部は、取引処理の停止を示す停止信号を生成し、サーバ側通信部は、生成された停止信号を口座情報と共にホストコンピュータへ送信し、ホストコンピュータにおいて、携帯端末から停止信号及び口座情報を受信すると、制御部は、受信した口座情報に基づく取引処理を停止させることができる。
また、ホストコンピュータは、自動取引装置へ信号を送信するためのホスト側通信部を更に備え、制御部は、取引処理を停止させるための停止制御信号を生成して、ホスト側通信部に自動取引装置へ送信させることができる。
この場合、自動取引装置は、停止制御信号を受信すると、取引処理の停止に関する停止説明画面を表示する表示部を更に備えることができる。
本発明に係る取引処理システムでは、自動取引装置において、顧客のキャッシュカードから口座情報を読み取るカード読取部を更に備え、口座情報の入力をカード読取部により行うことができる。
本発明に係る取引処理システムでは、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いることができる。この場合、所定識別情報として、携帯電話機の製造番号を用いることができ、携帯端末とサーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いる場合、所定識別情報として、携帯電話機の電話番号を用いることもできる。この場合、携帯端末とサーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
また、携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いる場合、所定識別情報として、携帯電話機の電子メールアドレスを用いることもできる。この場合、携帯端末とサーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
携帯端末として、顧客の携帯電話機を用いる場合、更に、所定識別情報として、顧客により予め設定されたパスワードを用いることができる。この場合、携帯端末とサーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行うことができる。
本発明の取引処理システムによれば、自動取引装置において口座情報及び暗証番号に基づく取引処理が実行される際に、暗証番号に加えて、更に、顧客の携帯端末の所定識別情報を用いて、顧客本人であるか否かの認証判断が行われるので、既存の暗証番号のみによる認証判断と比較して、更に取引処理に対するセキュリティが強化される。
以下、本発明の実施形態を図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る取引処理システムの実施例1の構成を示すブロック図である。
本発明に係る取引処理システム10は、図1に示されているように、例えば金融機関のコーナーに設置されている自動取引装置11と、金融機関のセンターに設置されているホストコンピュータ12と、顧客の携帯端末としての携帯電話機13とを備えている。自動取引装置11とホストコンピュータ12とは、通信回線14を介して相互に接続されている。この取引処理システム10を利用して、例えば入出金処理や振込処理等の種々の取引処理を行うことができる。
自動取引装置11は、入出金処理や振込処理等の取引処理を行うために、表示入力部15、カード読取部16、装置側記憶部17、取引処理実行部18、装置側通信部19及びこれら各部を制御する装置側制御部20を備えている。
表示入力部15は、例えばタッチパネルからなり、取引処理を実行させるための取引処理画面等を表示し、また、それぞれの画面に応じて、顧客に選択データや入力データ等を入力させる機能を有する。
カード読取部16は、例えばキャッシュカード等の取引処理用カードを検知して、該カードに記憶されている支店番号及び口座番号からなる口座情報のデータを読み取る機能を有する。
装置側記憶部17は、表示入力部15により入力されたデータや、カード読取部16により読み取られたデータ等を一時的に記憶する一時記憶部である。
取引処理実行部18は、ホストコンピュータ12との間で取引処理を実行する機能を有する。
装置側通信部19は、回線通信部21及び無線通信部22を備えている。
回線通信部21は、通信回線14を介して、ホストコンピュータ12との間で通信を行う機能を有する。
無線通信部22は、本実施例ではFelica、IrDA(Infrared Data Association)或いはブルートゥース(Bluetooth)の何れかにより、携帯電話機13との間で近距離無線通信を行う機能を有する。
装置側制御部20は、上記した表示入力機能、読取機能、取引処理実行機能及び通信機能等を制御するための制御プログラムを備えている。
携帯電話機13は、顧客に専用され、携帯端末としての機能を有し、携帯側通信部23、表示部24、入力部25、所定識別情報記憶部26、読出部27及びこれら各部を制御する携帯側制御部28を備えている。
携帯側通信部23は、本実施例ではFelica、IrDA或いはブルートゥースの何れかにより、自動取引装置11との間で近距離無線通信を行う機能を含んでいる。また、携帯側通信部23は、自動取引装置11と通信させるための通信専用ソフト23aを有している。
表示部24は、例えばディスプレイからなり、顧客にデータの入力を促す入力画面等を表示する機能を有している。
入力部25は、例えば入力ボタンからなり、顧客にデータを入力させる機能を有する。
また、入力部25は、通信専用ソフト23aを起動させる起動ボタン25aを有しており、顧客が該起動ボタン25aを押圧することにより、通信専用ソフト23aが起動されると共に、例えば、表示部24にソフト起動画面が表示され、また、自動取引装置11との通信を開始するための接続開始信号が生成されて、自動取引装置11へ送信される。
所定識別情報記憶部26は、携帯電話機13を特定する所定識別情報を記憶している専用記憶部である。この所定識別情報として、本実施例では、携帯電話機13の電話番号が採用される。この電話番号は、所定の手続にしたがって、予めホストコンピュータ12に登録される。
携帯電話機13の電話番号をホストコンピュータ12へ登録するためには、例えばweb通信等により、無線ネットワークを介して、携帯電話機13からホストコンピュータ12へ電話番号を送信する。ホストコンピュータ12は、例えば登録専用ソフトを用いて、携帯電話機13から受信した電話番号を、顧客の口座における口座情報及び暗証番号等に対応させて、後述するホスト側格納部に予め格納する。
読出部27は、所定識別情報記憶部26に記憶されている所定識別情報を読み出す機能を有する。
携帯側制御部28は、上記した通信機能、表示機能、入力機能、記憶機能及び読出機能等を制御するための制御プログラムを備えている。
ホストコンピュータ12は、ホスト側通信部31、一時記憶部32、ホスト側格納部33、検索読出部34、判断部35、信号生成部36及びこれら各部を制御するホスト側制御部37を備えている。
ホスト側通信部31は、通信回線14を介して、自動取引装置11との間で通信を行う機能を有する。
一時記憶部32は、ホスト側通信部31により受信した自動取引装置11からのデータ、例えば口座情報や暗証番号、所定識別情報等を一時的に記憶する機能を有する。
ホスト側格納部33は、携帯電話機13の所定識別情報を、顧客の名前や、口座情報、暗証番号等と対応させて予め格納する機能を有する。
なお、本実施例では、口座情報は顧客の口座における支店番号及び口座番号からなるが、口座番号のみでも良い。
図2は、実施例1のホスト側格納部の構成を示す説明図である。
ホスト側格納部33には、図2に示されているように、「名前」、「支店番号」、「科目」、「口座番号」及び「暗証番号」等の項目が設けられており、更にこれらの項目に対応して「所定識別情報(携帯電話機電話番号)」項目が設けられている。
例えば、顧客Aに対応して、その支店番号、科目、口座番号、暗証番号及び所定識別情報は、「123」、「普通」、「4567890」、「1234」及び「090−1234−5678」となっている。
また、検索読出部34は、自動取引装置11から受信した口座情報に基づいてホスト側格納部33を検索して暗証番号を読み出す機能や、口座情報及び暗証番号に基づいてホスト側格納部33を検索して所定識別情報を読み出す機能を有する。
判断部35は、一時記憶部32に記憶されたデータに基づいて、検索読出部34により読み出されたデータを判断する機能を有する。
信号生成部36は、自動取引装置11とホストコンピュータ12との間における取引処理を実行させるための実行信号や、停止させるための停止制御信号等を生成する機能を有する。
ホスト側制御部37は、上記した各部31〜36を制御するための制御プログラムを備えている。
次に、本発明に係る取引処理システム10の動作を、キャッシュカードを用いた出金処理を例として、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
図3は、本発明に係る取引処理システムの実施例1における動作を示すフローチャートである。
顧客が自動取引装置11の前に立つと、図示しない検知センサにより検知され、検知信号が装置側制御部20に送られる。この検知信号を受け、装置側制御部20は、表示入力部15に、顧客に取引処理を選択させるための取引処理選択画面を表示させる(S101)。
取引処理選択画面において顧客が出金処理を選択すると、表示入力部15は、次に、キャッシュカードの挿入を顧客に促すためのキャッシュカード挿入画面を表示する(S102)。顧客がカード読取部16にキャッシュカードを挿入すると、カード読取部16は、挿入されたキャッシュカードの磁気ストライプから支店番号及び口座番号からなる口座情報を読み取る。読み取られた口座情報は、装置側記憶部17に一時的に記憶される(S103)。
表示入力部15は、更に、暗証番号の入力を顧客に促すための暗証番号入力画面を表示する(S104)。顧客により暗証番号が入力されると、装置側通信部19の回線通信部21は、入力された暗証番号を装置側記憶部17に記憶された口座情報と共にホストコンピュータ12へ送信する(S105)。
ホストコンピュータ12において、ホスト側通信部31が口座情報及び暗証番号を受信すると、ホスト側制御部37は受信したデータを一時記憶部32に記憶させる(S106)。
次に、検索読出部34が、受信した該口座情報に基づいてホスト側格納部33を検索して、暗証番号を読み出す(S107)。そして、判断部35が、読み出された暗証番号と一時記憶部32に記憶された暗証番号とが一致するか否かを判断する(S108)。
一致しないと判断されると、信号生成部36は、取引処理の中止を示す中止信号を生成して、ホスト側通信部31が該中止信号を自動取引装置11へ送信する(S109)。
自動取引装置11の回線通信部21が該中止信号を受信すると、表示入力部15が暗証番号の不一致による取引処理の中止を示す中止画面を表示して(S110)、取引処理システム10は処理を終了する。
暗証番号が一致すると判断される(S108)と、信号生成部36は取引処理の継続を示す継続信号を生成し、ホスト側通信部31が該継続信号を自動取引装置11へ送信する(S111)。
自動取引装置11において、回線通信部21が該継続信号を受信すると、装置側制御部20は、表示入力部15に、携帯電話機13からの所定識別情報の送信を顧客に促す画面(図4(a))を表示させると共に、装置側通信部19の無線通信部22を通信可能なオン状態にさせる(S112)。
図4は、自動取引装置において表示入力部に表示された通信画面の説明図である。
図4(a)は、所定識別情報の送信を顧客に促す催促画面であり、図4(b)は、携帯電話機と通信中であることを示す通信中画面、図4(c)は、所定識別情報の受信済を顧客に通知する受信済通知画面、図4(d)は、口座情報の再送信を顧客に促す再送信通知画面である。
続いて、顧客が催促画面を見た後、携帯電話機13において、入力部25の起動ボタン25aを押圧する。これにより、通信専用ソフト23aが起動されると共に、自動取引装置11との通信を開始する接続開始信号が生成される(S113)。生成された接続開始信号は、携帯側通信部23により自動取引装置11へ送信される(S114)。
自動取引装置11において、オン状態になった無線通信部22が携帯電話機13からの接続開始信号を受信すると、無線通信部22とは携帯側通信部23との間は通信状態になり、表示入力部15は通信中画面(図4(b))を表示する(S115)。
上記接続開始信号が送信された後、携帯側制御部28は、表示部24に、顧客に口座情報を入力させるための口座情報入力画面を表示させる(S116)。
図5は、表示部に表示された口座情報入力画面の構成を示す説明図である。
口座情報入力画面53には、図5に示されているように、支店番号を顧客に入力させるための支店番号入力領域54と、口座番号を入力させるための口座番号入力領域55とが表示されている。また、入力された口座情報を自動取引装置11へ送信し且つ口座情報の入力を取り消すための入力部25の送信ボタン56及びキャンセルボタン57が表示されている。
顧客が口座情報入力画面53において、支店番号及び口座番号を入力部25により入力して、入力部25の送信ボタン56を選択する(S117)と、携帯側制御部28は、読出部27に、所定識別情報記憶部26に記憶された所定識別情報を読み出させ、携帯側通信部23に、入力された口座情報及び読み出された所定識別情報を、自動取引装置11へ送信させる(S118)。
自動取引装置11において、無線通信部22が、口座情報及び所定識別情報を受信すると、装置側制御部20は、表示入力部15に、所定識別情報を受信したことを通知するための受信済通知画面(図4(c))を表示させ、装置側記憶部17に、受信された口座情報及び所定識別情報を一時的に記憶させる(S119)。
続いて、装置側制御部20は、携帯電話機13から受信した口座情報が、キャッシュカードから読み取った口座情報と一致するか否かを判断する(S120)。
一致しないと判断すると、装置側制御部20は、表示入力部15に、携帯電話機13からの口座情報の再入力及び再送信を顧客に促すための再送信通知画面(図4(d))を表示させる(S121)。そして、S116の動作が実行される。
一致すると判断すると、装置側制御部20は、無線通信部22をオフ状態にさせて、通信を終了する(S122)。
その後、回線通信部21は、装置側記憶部17に記憶された口座情報及び所定識別情報をホストコンピュータ12へ送信する(S123)。
ホストコンピュータ12において、ホスト側制御部37は、ホスト側通信部31により受信した口座情報に基づいて、一時記憶部32に既に記憶されている該口座情報及び暗証番号と対応させて、受信した所定識別情報を記憶させる(S124)。
次に、検索読出部34が、口座情報及び暗証番号に基づいてホスト側格納部33を検索して、所定識別情報を読み出す(S125)。そして、判断部35が、読み出された所定識別情報と一時記憶部32に記憶された所定識別情報とが一致するか否かを判断する(S126)。
一致すると判断されると、信号生成部36は、取引処理を実行させるための実行信号を生成し、ホスト側通信部31が該実行信号を自動取引装置11へ送信する(S127)。
自動取引装置11の回線通信部21が実行信号を受信すると、取引処理実行部18は、ホストコンピュータ12との間で取引処理を実行する(S128)。そして、現金を出金させ、カードを排出する(S129)と、取引処理システム10は処理を終了する。
上記S126において、所定識別情報が一致しないと判断されると、信号生成部36は、取引処理を停止させるための停止制御信号を生成し、ホスト側通信部31が該停止制御信号を自動取引装置11へ送信する(S130)。
回線通信部21が停止制御信号を受信すると、表示入力部15が、所定識別情報が一致しないため取引処理を停止することに関する停止説明画面を図6に示されるように表示して(S131)、取引処理システム10は処理を終了する。
上記のように、本実施例では、自動取引装置において出金処理等の取引処理が実行される際に、入力された暗証番号とホストコンピュータに登録されている暗証番号との一致が確認された後、顧客の所有する携帯電話機から、自動取引装置を介して、電話番号をホストコンピュータへ送信させ、ホストコンピュータにおいて、受信した電話番号と予め登録されている電話番号とが一致した場合にのみ、取引処理を実行することにより、取引処理に対するセキュリティが強化される。
なお、取引処理を実行する際の認証判断に対して、携帯電話機の電話番号に加えて、更に、専用のパスワードを設定して用いることも可能である。
この場合、顧客に設定させたパスワードを、電話番号と共に、ホストコンピュータに予め登録しておき、ホスト側格納部に口座情報と対応させて格納させる。そして、電話番号を用いた認証判断の後、更にパスワードにより認証判断を行うことにより、例えば、キャッシュカードの偽造者に携帯電話機を盗まれた場合においても、不正な取引処理を更に抑止することができる。その結果、取引処理に対するセキュリティがなお一層強化される。
なお、本実施例では、所定識別情報として携帯電話機の電話番号を用いたが、これに代えて、携帯電話機の製造番号又は電子メールアドレスを用いることができる。
図7は、本発明に係る取引処理システムの実施例2の構成を示すブロック図である。
なお、本実施例において、実施例1と同様な構成を同一の符号で示し、これらについての説明を省略する。
本発明に係る取引処理システム40は、図7に示されているように、自動取引装置41と、ホストコンピュータ42と、携帯電話機43とを備えている。自動取引装置41とホストコンピュータ42とは、通信回線44を介して相互に接続されている。
自動取引装置41は、表示入力部15、カード読取部16、装置側記憶部17、取引処理実行部18、装置側通信部45及びこれら各部を制御する装置側制御部46を備えている。
装置側通信部45は、通信回線44を介して、ホストコンピュータ42との間で通信を行う機能を有する。
携帯電話機43は、顧客に専用され、顧客端末としての機能を有し、携帯側通信部47、表示部48、入力部49、所定識別情報記憶部26、読出部27及びこれら各部を制御する携帯側制御部50を備えている。
携帯側通信部47は、無線ネットワークを介して、ホストコンピュータ42との間で通信を行う機能を有する。また、携帯側通信部47は、ホストコンピュータに口座情報等の送信データを送信するための通信専用ソフト47aを有している。
表示部48は、例えばディスプレイからなり、顧客にデータの入力を促す入力画面等を表示する機能を有する。
入力部49は、例えば入力ボタンからなり、顧客に口座情報等の入力データや選択データ等を入力させる機能を有する。
また、入力部49は、通信専用ソフト47aを起動させる起動ボタン49aを有しており、顧客が該起動ボタン49aを押圧することにより、通信専用ソフト47aが起動されると共に、所定識別情報が一致するか否かの判断を要求する判断要求信号が生成される。
携帯側制御部50は、上記した各機能を制御するための制御プログラムを備えている。
ホストコンピュータ42は、ホスト側通信部51、一時記憶部32、ホスト側格納部33、検索読出部34、判断部35、信号生成部36及びこれら各部を制御するホスト側制御部52を備えている。
ホスト側通信部51は、通信回線44を介して、自動取引装置41との間で通信を行う機能を有し、また、無線ネットワークを介して、携帯電話機43との間で通信を行う機能を有する。
ホスト側制御部52は、上記した各機能を制御するための制御プログラムを備えている。
なお、上記した取引処理システム40の構成を利用する前に、顧客は、ホストコンピュータ42から、口座情報及び所定識別情報を送信するための通信専用ソフトを携帯電話機43にダウンロードしておく。また、携帯電話機43から所定識別情報をホストコンピュータ42へ送信して、ホスト側格納部33に口座情報と対応させて格納させて登録しておくことができる。
次に、本発明に係る取引処理システム40の動作を、キャッシュカードを用いた出金処理を例として、図8に示すフローチャートに沿って説明する。
図8は、本発明に係る取引処理システムの実施例2における動作を示すフローチャートである。
顧客が自動取引装置41の図示しない検知センサにより検知され、検知信号が装置側制御部46に送られると、装置側制御部46は、表示入力部15に取引処理選択画面を表示させる(S201)。
取引処理選択画面において顧客が出金処理を選択すると、表示入力部15は、次に、キャッシュカード挿入画面を表示する(S202)。顧客がカード読取部16にキャッシュカードを挿入すると、カード読取部16は該キャッシュカードから口座情報を読み取り、装置側記憶部17が該口座情報を一時的に記憶する(S203)。
続いて、表示入力部15は、暗証番号入力画面を表示する(S204)。顧客により暗証番号が入力されると、装置側通信部45は、該暗証番号を装置側記憶部17に記憶された口座情報と共にホストコンピュータ42へ送信する(S205)。
ホストコンピュータ42において、ホスト側通信部51が口座情報及び暗証番号を受信すると、ホスト側制御部52は受信したデータを一時記憶部32に記憶させる(S206)。
次に、検索読出部34が、該口座情報に基づいてホスト側格納部33を検索して、暗証番号を読み出し(S207)、判断部35が、該暗証番号と一時記憶部32に記憶された暗証番号とが一致するか否かを判断する(S208)。
一致しないと判断された場合の動作(S209〜S210)は、実施例1におけるS109〜S110の動作と同じなので、説明を省略する。
暗証番号が一致すると判断される(S208)と、信号生成部36は取引処理の継続を示す継続信号を生成し、ホスト側通信部51が該継続信号を自動取引装置41へ送信する(S211)。
自動取引装置41において、装置側通信部45が該継続信号を受信すると、装置側制御部46は、表示入力部15に、携帯電話機13からホストコンピュータ42への所定識別情報の送信を顧客に促す催促画面(図4(a))を表示させる(S212)。
続いて、携帯電話機43において、顧客が入力部49の起動ボタン49aを押圧すると、通信専用ソフト47aが起動されると共に、所定識別情報の判断を要求する判断要求信号が生成される(S213)。そして、表示部48は、口座情報を顧客に入力させるための口座情報入力画面53を図5に示されるように表示する(S214)。
顧客が口座情報入力画面53において、支店番号及び口座番号を入力部49により入力して、入力部49の送信ボタン56を選択する(S215)と、携帯側制御部50は、読出部27に、所定識別情報記憶部26に記憶された所定識別情報を読み出させ、携帯側通信部47に、入力された口座情報及び読み出された所定識別情報を、生成された判断要求信号と共にホストコンピュータ42へ送信させる(S216)。
ホストコンピュータ42において、ホスト側制御部52は、ホスト側通信部51により受信した判断要求信号に基づいて、一時記憶部32を検索して、受信した口座情報を読み出し、該口座情報及び対応して記憶されている暗証番号に対応させて、受信した所定識別情報を記憶させる(S217)。
次に、検索読出部34が、口座情報及び暗証番号に基づいてホスト側格納部33を検索して、所定識別情報を読み出す(S218)。そして、判断部35が、読み出された所定識別情報と一時記憶部32に記憶された所定識別情報とが一致するか否かを判断する(S219)。
一致すると判断されると、信号生成部36は、取引処理を実行させるための実行信号を生成し、ホスト側通信部51が該実行信号を自動取引装置41へ送信する(S220)。
自動取引装置41の装置側通信部45が実行信号を受信すると、取引処理実行部18は、ホストコンピュータ42との間で取引処理を実行する(S221)。そして、現金を出金させ、カードを排出する(S222)と、取引処理システム40は処理を終了する。
上記S218において、所定識別情報が一致しないと判断されると、信号生成部36は、取引処理を停止させるための停止制御信号を生成し、ホスト側通信部51が該信号を自動取引装置41へ送信する(S223)。
装置側通信部45が停止制御信号を受信すると、表示入力部15が、所定識別情報が一致しないため取引処理を停止することに関する停止説明画面を図6に示されるように表示して(S224)、取引処理システム40は処理を終了する。
上記のように、本実施例では、携帯電話機の所定識別情報は、実施例1における自動取引装置とホストコンピュータとの間の専用通信回線を介して送信されることなく、無線ネットワークを介してホストコンピュータへ送信されるので、所定識別情報の送信中に、専用通信回線への不正なアクセスによる所定識別情報の流出や改竄が起こる危険性が回避され、取引処理に対するセキュリティが更に向上される。
また、本実施例では、実施例1の自動取引装置に設けられた携帯電話機と通信を行うための無線通信部を備える必要がないので、コストが低減される。
なお、本実施例では、携帯電話機からホストコンピュータへの口座情報及び所定識別情報の送信は、予めホストコンピュータからダウンロードされた通信専用ソフトを用いて行われていたが、例えばweb通信等により送信を行うことも可能である。
図9は、本発明に係る取引処理システムの実施例3の構成を示すブロック図である。
実施例1及び2の取引処理システムは、自動取引装置、ホストコンピュータ及び携帯電話機を備えていたが、本実施例の取引処理システムは、自動取引装置、ホストコンピュータ及び携帯電話機と、該ホストコンピュータに接続され、携帯電話機との間で通信を行うサーバを更に備えている。
なお、本実施例において、実施例1又は2と同様な構成を同一の符号で示し、これらについての説明を省略する。
本発明に係る取引処理システム60は、図9に示されているように、自動取引装置41と、ホストコンピュータ61と、サーバ62と、顧客端末としての携帯電話機63とを備えている。自動取引装置41とホストコンピュータ61とは、通信回線64を介して相互に接続され、ホストコンピュータ61とサーバ62とは、通信回線65を介して相互に接続されている。
自動取引装置41は、表示入力部15、カード読取部16、装置側記憶部17、取引処理実行部18、装置側通信部45及び装置側制御部46を備えている。
携帯電話機63は、携帯側通信部66、表示部67、入力部68、所定識別情報記憶部26、読出部27及びこれら各部を制御する携帯側制御部69を備えている。
携帯側通信部66は、無線ネットワークを介して、サーバ62との間で通信を行う機能を有する。
表示部67は、例えばディスプレイからなり、webブラウザや顧客にデータの入力を促す入力画面等を表示する機能を有している。
入力部68は、例えば入力ボタンからなり、顧客に入力データや選択データを入力させる機能を有する。これにより、例えば取引処理の実行を要求する実行要求信号を入力することができる。
携帯側制御部69は、上記した各機能を制御するための制御プログラムを備えている。
サーバ62は、サーバ側通信部70、サーバ側一時記憶部71、サーバ側格納部72、サーバ側検索読出部73、サーバ側判断部74、サーバ側信号生成部75及びこれら各部を制御するサーバ側制御部76を備えている。
サーバ側通信部70は、通信回線65を介して、ホストコンピュータ61との間で通信を行う機能と、無線ネットワークを介して、携帯電話機63との間で通信を行う機能とを有する。
サーバ側一時記憶部71は、サーバ側通信部70により受信した携帯電話機63からのデータ、例えば口座情報や所定識別情報等を一時的に記憶する機能を有する。
サーバ側格納部72は、携帯電話機63の所定識別情報を、支店番号及び口座番号からなる口座情報と対応させて格納する機能を有する。また更に、顧客に設定させたパスワードを、口座情報と対応させて格納している。
図10は、実施例3のサーバ側格納部の構成を示す説明図である。
サーバ側格納部72には、図10に示されているように、「支店番号」、「口座番号」の項目が設けられており、更にこれらの項目に対応して「所定識別情報(携帯電話機電話番号)」及び「パスワード」項目が設けられている。
例えば、支店番号「123」、口座番号「4567890」の顧客に対応して、所定識別情報は「090−1234−5678」であり、パスワードは「abcde12345」となっている。ここで、パスワードは、顧客に設定させた任意の文字列である。
サーバ側検索読出部73は、携帯電話機63から受信した口座情報に基づいてサーバ側格納部72を検索して所定識別情報及びパスワードを読み出す機能を有する。
サーバ側判断部74は、サーバ側一時記憶部71に記憶されたデータに基づいて、サーバ側検索読出部73により読み出されたデータを判断する機能を有する。
サーバ側信号生成部75は、取引処理の許可を示す許可信号や、停止を示す停止信号等を生成する機能を有する。
サーバ側制御部76は、上記した各部70〜75を制御するための制御プログラムを備えている。
ホストコンピュータ61は、ホスト側通信部77、ホスト側一時記憶部78、ホスト側格納部79、ホスト側検索読出部80、ホスト側判断部81、ホスト側信号生成部82及びこれら各部を制御するホスト側制御部83を備えている。
ホスト側通信部77は、通信回線64を介して、自動取引装置41との間で通信を行う機能と、通信回線65を介して、サーバ62との間で通信を行う機能とを有する。
ホスト側一時記憶部78は、ホスト側通信部77により受信した自動取引装置41からのデータ、例えば口座情報や暗証番号等を一時的に記憶する機能を有する。
ホスト側格納部79は、顧客の名前や口座情報、暗証番号等を、対応させて格納する機能を有する。
図11は、実施例3のホスト側格納部の構成を示す説明図である。
ホスト側格納部79には、図11に示されているように、「名前」、「支店番号」、「科目」、「口座番号」及び「暗証番号」等の項目が設けられている。
例えば、顧客Aに対応して、その支店番号、科目、口座番号及び暗証番号は、「123」、「普通」、「4567890」及び「1234」となっている。
ホスト側検索読出部80は、自動取引装置41から受信した口座情報に基づいて、ホスト側格納部79を検索して暗証番号を読み出す機能を有する。
ホスト側判断部81は、ホスト側一時記憶部78に記憶されたデータに基づいて、ホスト側検索読出部80により読み出されたデータを判断する機能を有する。
ホスト側信号生成部82は、自動取引装置41とホストコンピュータ61との間における取引処理を実行させるための実行信号や、停止させるための停止制御信号等を生成する機能を有する。
ホスト側制御部83は、上記した各部77〜82を制御するための制御プログラムを備えている。
次に、本発明に係る取引処理システム60の動作を、キャッシュカードを用いた出金処理を例として、図12に示すフローチャートに沿って説明する。
図12は、本発明に係る取引処理システムの実施例3における動作を示すフローチャートである。
顧客が自動取引装置41の図示しない検知センサにより検知され、検知信号が装置側制御部46に送られると、装置側制御部46は、表示入力部15に取引処理選択画面を表示させる(S301)。
取引処理選択画面において顧客が出金処理を選択すると、表示入力部15は、次に、キャッシュカード挿入画面を表示する(S302)。顧客がカード読取部16にキャッシュカードを挿入すると、カード読取部16は該キャッシュカードから口座情報を読み取り、装置側記憶部17が該口座情報を一時的に記憶する(S303)。
続いて、表示入力部15は、暗証番号入力画面を表示する(S304)。顧客により暗証番号が入力されると、装置側通信部45は、該暗証番号を装置側記憶部17に記憶された口座情報と共にホストコンピュータ61へ送信する(S305)。
ホストコンピュータ61において、ホスト側通信部77が口座情報及び暗証番号を受信すると、ホスト側制御部83は受信したデータをホスト側一時記憶部78に記憶させる(S306)。
次に、ホスト側検索読出部80が、該口座情報に基づいてホスト側格納部79を検索して、暗証番号を読み出し(S307)、ホスト側判断部81が、該暗証番号とホスト側一時記憶部78に記憶された暗証番号とが一致するか否かを判断する(S308)。
一致しないと判断された場合の動作(S309〜S310)は、実施例1におけるS109〜S110の動作と同じなので、説明を省略する。
一致すると判断される(S308)と、ホスト側信号生成部82は取引処理の継続を示す継続信号を生成し、ホスト側通信部77が該継続信号を自動取引装置41へ送信する(S311)。
自動取引装置41において、装置側通信部45が該継続信号を受信すると、表示入力部15は、携帯電話機63からサーバ62への所定識別情報の送信を顧客に促す催促画面(図4(a))を表示する(S312)。
続いて、携帯電話機63において、顧客が入力部68からweb通信によるサーバ62へのアクセスを要求するアクセス要求信号を入力すると、携帯側制御部69は、携帯側通信部66に該アクセス要求信号をサーバ62へ送信させる(S313)。
サーバ62において、サーバ側通信部70がアクセス要求信号を受信すると、サーバ側制御部76は、サーバ側通信部70に、送信データを顧客に入力させるための送信データ入力画面を携帯電話機63へ送信させる。
携帯側通信部66が該送信データ入力画面を受信すると、携帯側制御部69は、表示部67に送信データ入力画面を表示させる(S314)。
図13は、表示部に表示された送信データ入力画面の構成を示す説明図である。
送信データ入力画面84には、図13に示されているように、支店番号を顧客に入力させるための支店番号入力領域54と、口座番号を入力させるための口座番号入力領域55と、パスワードを入力させるためのパスワード入力領域85とが表示されている。また、入力された口座情報及びパスワードをサーバ62へ送信し且つ口座情報及びパスワードの入力を取り消すための入力部68の送信ボタン86及びキャンセルボタン87が表示されている。
顧客が送信データ入力画面84において、入力部68により口座情報及びパスワードを入力し、入力部68の送信ボタン86を選択する(S315)と、携帯側制御部69は、読出部27に、所定識別情報記憶部26に記憶された所定識別情報を読み出させ、携帯側通信部66に、入力された口座情報及びパスワードと、読み出された所定識別情報とを、サーバ62へ送信させる(S316)。
サーバ62において、サーバ側通信部70が口座情報、パスワード及び所定識別情報を受信すると、サーバ側制御部76は、サーバ側一時記憶部71に受信した口座情報、パスワード及び所定識別情報を一時的に記憶させる(S317)。
続いて、サーバ側検索読出部73が、該口座情報に基づいてサーバ側格納部72を検索して、所定識別情報を読み出す(S318)。そして、サーバ側判断部74が、読み出された所定識別情報とサーバ側一時記憶部71に記憶された所定識別情報とが一致するか否かを判断する(S319)。
一致すると判断されると、サーバ側検索読出部73は、更に、該口座情報に基づいてサーバ側格納部72からパスワードを読み出す(S320)。そして、サーバ側判断部74が、読み出されたパスワードとサーバ側一時記憶部71に記憶されたパスワードとが一致するか否かを判断する(S321)。
一致すると判断されると、サーバ側信号生成部75は、取引処理の許可を示す許可信号を生成し、サーバ側通信部70が該許可信号を口座情報と共にホストコンピュータ61へ送信する(S322)。
ホストコンピュータ61において、ホスト側制御部83は、ホスト側通信部77により受信した許可信号及び口座情報に基づいて、ホスト側検索読出部80にホスト側一時記憶部78を検索させ、暗証番号を読み出させる(S323)。
その後、ホスト側制御部83は、自動取引装置41との間で、該口座情報と暗証番号とに基づく取引処理を実行する(S324)。
そして、自動取引装置41において、現金を出金させ、カードを排出する(S325)と、取引処理システム60は処理を終了する。
上記S319において所定識別情報が一致しないと判断された場合、又は、S321においてパスワードが一致しないと判断された場合、サーバ側信号生成部75は、取引処理の停止を示す停止信号を生成し、サーバ側通信部70が該停止信号を口座情報と共にホストコンピュータ61へ送信する(S326)。
ホストコンピュータ61において、ホスト側通信部77が停止制御信号及び口座情報を受信すると、ホスト側制御部83は、ホスト側信号生成部82に、取引処理を停止させるための停止制御信号を生成させ、ホスト側通信部77に該停止制御信号を自動取引装置41へ送信させる(S327)。
自動取引装置41の装置側通信部45が停止制御信号を受信すると、表示入力部15が、取引処理を停止することに関する停止説明画面を表示して(S328)、取引処理システム60は処理を終了する。
上記のように、本実施例では、携帯電話機及びホストコンピュータと通信するためのサーバを設け、所定識別情報の登録及び認証判断等を該サーバにおいて行うことにより、既存のホストコンピュータを利用することができると共に、ホストコンピュータへの負荷を軽減することができる。
また、所定識別情報による認証判断に加えて、更に顧客により入力されたパスワードにより認証判断を行うので、例えば、キャッシュカードの偽造者に携帯電話機を盗まれた場合においても、不正な取引処理を更に抑止することができる。その結果、取引処理に対するセキュリティがなお一層強化される。
本発明に係る取引処理システムの実施例1の構成を示すブロック図である。 実施例1のホスト側格納部の構成を示す説明図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例1における動作を示すフローチャートである。 自動取引装置における表示入力部に表示された通信画面の説明図である。 表示部に表示された口座情報入力画面の構成を示す説明図である。 表示入力部に表示された停止説明画面の説明図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例2の構成を示すブロック図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例2における動作を示すフローチャートである。 本発明に係る取引処理システムの実施例3の構成を示すブロック図である。 実施例3のサーバ側格納部の構成を示す説明図である。 実施例3のホスト側格納部の構成を示す説明図である。 本発明に係る取引処理システムの実施例3における動作を示すフローチャートである。 表示部に表示された送信データ入力画面の構成を示す説明図である。
符号の説明
10 取引処理システム
11 自動取引装置
12 ホストコンピュータ
13 携帯電話機
16 カード読取部
19 装置側通信部
20 装置側制御部
21 回線通信部
22 無線通信部
23 携帯側通信部
26 所定識別情報記憶部
28 携帯側制御部
31 ホスト側通信部
32 一時記憶部
33 ホスト側格納部
34 検索読出部
35 判断部
36 信号生成部
37 ホスト側制御部

Claims (33)

  1. 少なくとも顧客の口座における口座情報及び暗証番号に基づく取引処理を行うために、前記口座情報及び前記暗証番号が入力される自動取引装置と、該自動取引装置との間で通信を行い、前記顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯端末と、通信回線を介して前記自動取引装置に接続し、前記所定識別情報を前記口座情報及び前記暗証番号と対応させて予め記憶しているホスト側格納部を有するホストコンピュータとを含む取引処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記所定識別情報を前記自動取引装置へ送信する端末側通信部を備え、
    前記自動取引装置は、
    入力された前記口座情報及び前記暗証番号と前記携帯端末から受信した前記所定識別情報とを前記ホストコンピュータへ送信する装置側通信部を備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記自動取引装置から受信した前記口座情報及び前記暗証番号に基づいて前記ホスト側格納部を検索して、前記所定識別情報を読み出す検索読出部と、
    読み出された前記所定識別情報と前記自動取引装置から受信した前記所定識別情報とが一致するか否かを判断する判断部と、
    一致すると判断されると、前記ホストコンピュータと前記自動取引装置との間で前記取引処理を実行させる制御部とを備える
    ことを特徴とする取引処理システム。
  2. 前記携帯端末は、更に、前記所定識別情報を記憶する専用記憶部と、前記自動取引装置において前記暗証番号が入力された後、前記専用記憶部から前記所定識別情報を読み出して、前記端末側通信部を動作させる端末側制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  3. 前記判断部により前記所定識別情報が一致しないと判断されると、前記制御部は、前記取引処理を停止させることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  4. 前記ホストコンピュータは、更に、前記自動取引装置へ信号を送信するためのホスト側通信部を備え、前記制御部は、前記取引処理を停止させるための停止制御信号を生成して、前記ホスト側通信部に前記自動取引装置へ送信させることを特徴とする請求項3記載の取引処理システム。
  5. 前記自動取引装置は、前記停止制御信号を受信すると、前記取引処理の停止に関する停止説明画面を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項4記載の取引処理システム。
  6. 前記自動取引装置は、前記顧客のキャッシュカードから口座情報を読み取るカード読取部を更に備え、前記口座情報の入力は前記カード読取部により行われることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  7. 前記端末側通信部と前記装置側通信部とは、非接触型ICカード技術(Felica)を用いて通信を行うことを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  8. 前記端末側通信部と前記装置側通信部とは、IrDA(Infrared Data Association)によって近距離無線通信を行うことを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  9. 前記端末側通信部と前記装置側通信部とは、ブルートゥース(Bluetooth)によって近距離無線通信を行うことを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  10. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の製造番号であることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  11. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の電話番号であることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  12. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の電子メールアドレスであることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  13. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記顧客により予め設定されたパスワードであることを特徴とする請求項1記載の取引処理システム。
  14. 少なくとも顧客の口座における口座情報及び暗証番号に基づく取引処理を行うために、前記口座情報及び前記暗証番号が入力される自動取引装置と、通信回線を介して該自動取引装置に接続し、該自動取引装置から前記口座情報及び前記暗証番号を受信するホストコンピュータと、該ホストコンピュータとの間で通信を行い、前記顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯端末とを含む取引処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記口座情報を前記顧客に入力させる端末側入力部と、
    入力された前記口座情報及び前記所定識別情報を前記ホストコンピュータへ送信する端末側通信部とを備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記携帯端末の所定識別情報を前記口座情報及び前記暗証番号と対応させて予め記憶しているホスト側格納部と、
    前記自動取引装置から受信した前記口座情報及び前記暗証番号と、前記携帯端末から受信した前記口座情報及び前記所定識別情報とを一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記携帯端末から受信した前記口座情報に基づいて前記一時記憶部から前記暗証番号を読み出し、前記口座情報と読み出された前記暗証番号とに基づいて前記ホスト側格納部を検索して、前記所定識別情報を読み出す検索読出部と、
    読み出された前記所定識別情報と前記一時記憶部に記憶されている前記所定識別情報とが一致するか否かを判断する判断部と、
    一致すると判断されると、前記ホストコンピュータと前記自動取引装置との間で前記取引処理を実行させる制御部とを備える
    ことを特徴とする取引処理システム。
  15. 前記携帯端末は、更に、前記所定識別情報を記憶する専用記憶部と、前記自動取引装置において前記暗証番号が入力された後、前記専用記憶部から前記所定識別情報を読み出して、前記端末側通信部を動作させる端末側制御部とを備えることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  16. 前記判断部により前記所定識別情報が一致しないと判断されると、前記制御部は、前記取引処理を停止させることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  17. 前記ホストコンピュータは、前記自動取引装置へ信号を送信するためのホスト側通信部を更に備え、前記制御部は、前記取引処理を停止させるための停止制御信号を生成して、前記ホスト側通信部に前記停止制御信号を前記自動取引装置へ送信させることを特徴とする請求項16記載の取引処理システム。
  18. 前記自動取引装置は、前記停止制御信号を受信すると、前記取引処理の停止に関する停止説明画面を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項17記載の取引処理システム。
  19. 前記自動取引装置は、前記顧客のキャッシュカードから口座情報を読み取るカード読取部を更に備え、前記口座情報の入力は前記カード読取部により行われることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  20. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の製造番号であり、前記携帯端末と前記ホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  21. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の電話番号であり、前記携帯端末と前記ホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  22. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の電子メールアドレスであり、前記携帯端末と前記ホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  23. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記顧客により予め設定されたパスワードであり、前記携帯端末と前記ホストコンピュータとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項14記載の取引処理システム。
  24. 少なくとも顧客の口座における口座情報及び暗証番号に基づく取引処理を行うために、前記口座情報及び前記暗証番号が入力される自動取引装置と、通信回線を介して該自動取引装置に接続し、該自動取引装置から前記口座情報及び前記暗証番号を受信するホストコンピュータと、通信回線を介して該ホストコンピュータに接続されるサーバと、該サーバとの間で通信を行い、前記顧客に専用され且つ所定識別情報を有する携帯端末とを含む取引処理システムであって、
    前記携帯端末は、
    前記口座情報を前記顧客に入力させる端末側入力部と、
    入力された前記口座情報及び前記所定識別情報を前記サーバへ送信する端末側通信部とを備え、
    前記サーバは、
    前記携帯端末の所定識別情報を前記口座情報と対応させて予め記憶しているサーバ側格納部と、
    前記携帯端末から受信した前記口座情報に基づいて前記サーバ側格納部を検索して、前記所定識別情報を読み出すサーバ側検索読出部と、
    読み出された前記所定識別情報と前記携帯端末から受信した前記所定識別情報とが一致するか否かを判断するサーバ側判断部と、
    一致すると判断されると、前記取引処理の許可を示す許可信号を生成する信号生成部と、
    生成された前記許可信号を前記口座情報と共に前記ホストコンピュータへ送信するサーバ側通信部とを備え、
    前記ホストコンピュータは、
    前記自動取引装置から受信した前記口座情報及び前記暗証番号を一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記携帯端末から前記許可信号及び前記口座情報を受信すると、受信した前記口座情報に基づいて前記一時記憶部を検索して、前記暗証番号を読み出すホスト側検索読出部と、
    前記ホストコンピュータと前記自動取引装置との間で、受信した前記口座情報及び読み出された前記暗証番号に基づいて前記取引処理を実行する制御部とを備える
    ことを特徴とする取引処理システム。
  25. 前記携帯端末は、更に、前記所定識別情報を記憶する専用記憶部と、前記自動取引装置において前記暗証番号が入力された後、前記専用記憶部から前記所定識別情報を読み出して、前記端末側通信部を動作させる端末側制御部とを備えることを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
  26. 前記サーバ側判断部により前記所定識別情報が一致しないと判断されると、前記信号生成部は、前記取引処理の停止を示す停止信号を生成し、
    前記サーバ側通信部は、生成された前記停止信号を前記口座情報と共に前記ホストコンピュータへ送信し、
    前記ホストコンピュータにおいて、
    前記携帯端末から前記停止信号及び前記口座情報を受信すると、前記制御部は、受信した前記口座情報に基づく前記取引処理を停止させる
    ことを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
  27. 前記ホストコンピュータは、前記自動取引装置へ信号を送信するためのホスト側通信部を更に備え、前記制御部は、前記取引処理を停止させるための停止制御信号を生成して、前記ホスト側通信部に前記自動取引装置へ送信させることを特徴とする請求項26記載の取引処理システム。
  28. 前記自動取引装置は、前記停止制御信号を受信すると、前記取引処理の停止に関する停止説明画面を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項27記載の取引処理システム。
  29. 前記自動取引装置は、前記顧客のキャッシュカードから口座情報を読み取るカード読取部を更に備え、前記口座情報の入力は前記カード読取部により行われることを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
  30. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の製造番号であり、前記携帯端末と前記サーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
  31. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の電話番号であり、前記携帯端末と前記サーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
  32. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記携帯電話機の電子メールアドレスであり、前記携帯端末と前記サーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
  33. 前記携帯端末は、前記顧客の携帯電話機であり、前記所定識別情報は、前記顧客により予め設定されたパスワードであり、前記携帯端末と前記サーバとの間の通信は、無線ネットワークを介して行われることを特徴とする請求項24記載の取引処理システム。
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