JP2007086757A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract


【課題】 半導体レーザの光には発振光以外に波長の異なる微弱な連続ノイズ成分(ここでは自然放出光と呼ぶ)が含まれることが分かった。複数の波長の信号を合波し一本の光ファイバに伝搬させ他端で分波して複数の受光素子で受光する波長多重光通信系において自然放出光が原因でクロストークが起こるということが分かった。このクロストークを解決するのが課題である。
【解決手段】 半導体レーザの後、光ファイバの前の間の光路の中に、自然放出光を反射する自然放出光遮断フィルタを設ける。それによって自然放出光を除去しクロストークを防止する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、一方向あるいは双方向光通信に用いられる光モジュールの改良に関する。光通信は一方のノードから半導体レーザ(LD)で光信号を生成し光ファイバを通して光信号を送り、他方のノードのフォトダイオード(PD)で読み出すようになっている。送受信のために2本の光ファイバを用いるものもあり、送受信のために1本の光ファイバを用いるものもある。光源として用いるのは半導体レーザ(LD)、発光ダイオード(LED)などである。ここでは光源としてLDを用いるものを問題にする。
一本の光ファイバを用いてできるだけ多くの信号を送りたいという場合、波長多重伝送が用いられる。波長の異なる2以上の信号光Λ1、Λ2…を異なるノードの異なるLDで生成しそれを合波して一つの光ファイバで伝搬し、出口側で波長ごとに分けて取り出し異なるノードで異なるPDで検出するようにする。
異なる波長の光を合成する合波器や異なる波長の光を分離する分波器としてはWDM(Wavelength Multiplexer)等を使う。一方向に信号を流す場合、光ファイバの一方の端に、複数の送信ノードがある。それをU1、U2、U3…Umとする。他方の端に、同じ数の受信ノードがある。それをW1、W2、W3、…、Wmとする。全ての送信ノードの光源は発振波長の異なる半導体レーザLD1、LD2、LD3、…、LDmである。発振波長はΛ1、Λ2、Λ3、…、Λmというように相違する。分波器で異なる波長の光Λ1、Λ2、Λ3、…、Λmを完全に分離できるので、異なるノード間の混信のおそれはないはずである。
図19に単純化した光通信系の示す。これは簡単のためm=2としているが一般のmでも同じことが起こる。U1のLD1はΛAの送信光を発生する。これが光ファイバ38、合波器39、光ファイバ40、分波器42、光ファイバ43を通り受信ノードW1のPD1に入る。ところがU2から僅かであるがΛAの光がW1のPD1に入りそれがノイズとなることがある。
同じように受信側のW2においても、U2のΛBの信号光を受信するが、U1のΛBの光が僅かに混ざる。それがノイズとなる。だからW2にはU2からの信号光とU1のノイズが入るわけである。これは二つのペアしかない場合であるが、m組のペアがありそれが統一的な光ファイバ40を通して信号光を送信・受信している場合、すべてのノードにおいて一つの信号光と(m−1)のノイズ光が入るということがある。
中央局と端末ONUとがそれぞれ1本の光ファイバで結ばれ双方向通信しアナログ信号とデジタル信号を送るという場合はやはり混信の可能性がある。図20にそのような波長多重光通信装置の概略を示す。中央局側にデジタル信号を送受信するノードUaとアナログ信号を送信するノードUbがある。Uaはデジタル信号をΛAの光信号に変化するLDaとデジタル信号Λcを受信するPDaを備える。Uaのデジタル信号はΛAの光信号として送られ光ファイバ48、合波器(WDM)49、光ファイバ50を通して端末のWcのPDcに到りこれによって受信される。端末ONUのLDeが波長Λcのデジタル信号を発生し光ファイバ50、合波器(WDM)49、光ファイバ48を通り中央局UaのPDaへ送信する。
これだけなら1:1の双方向通信であるがそのほかに中央局のUbからアナログ信号ΛBが波長ΛBでLDbから送信される。アナログ信号は光ファイバ54、合波器(WDM)49、光ファイバ50を経てWcのPDdに入る。そのような場合、中央局の二つのレーザLDaとLDbは発振波長ΛA、ΛBが異なるのであるがPDc、PDdに混信を生ずる。合波器(WDM)49は正常に機能しているにも拘らず混信が生ずる。それは奇妙なことである。
その原因はどこにあるのか?本発明者は原因について様々な検討を加えた。その結果、混信の原因を突き止めた。半導体レーザは単一の波長Λの誘導放出光を発生するとされている。しかし実際にはそれ以外の微弱な光をも発生している。レーザ発振の理論によると電流によって反転分布が生じている場合誘導放射が起こると全ての励起電子が同時に基底状態へ戻り同一位相同一波長で発振するということになっている。励起エネルギーが閾値を越えると全てのエネルギーが共通の位相、波長のモードに吸収され一つの波長Λの光だけが出ると説明されている。
しかし実際にはそうでない。電子が基底状態に戻るとき伝導帯と価電子帯の準位の差に応じたエネルギーの光を出すのであるが、伝導帯の電子にも運動エネルギーがあり、価電子帯の正孔にも運動エネルギーがある。だから伝導帯から価電子帯へ落ちて電子正孔対が消滅したといってもエネルギーは少しずつ違う。エネルギーが違うので複数の縦モードが生ずる余地がある。縦モードが一つであってもΛ以外の光が微弱であるが存在する。
気体レーザのようにゲインが小さく共振器長が長く何度も往復してやっと所定のエネルギーまで増幅される場合Λ以外の光は微弱である。しかし、半導体レーザのように共振器長が短くゲインが大きい場合は発振波長Λ以外の光がまだ存在する。そのような光の存在はこれまで気付かれることすらなかったが、本発明者はそのようなΛ以外の波長の光が半導体レーザから出ることに気付いた。それをここでは自然放出光と呼ぶことにする。
レーザ理論において出てくる自然放出光とは少し意味が違う。もともとレーザは固体レーザや気体レーザから出発しており励起準位というものがハッキリしていて反転準位のエネルギーの差は一意的に決まるものである。色々なエネルギー準位があるというのではない。だから発生する光の波長は一つに決まる。自然放出光というのも発振光というもの同じ波長であった。自然放出光が位相を揃えるようになって発振光となる。位相が揃えば発振光であり、位相がランダムだと自然放出光なのであった。いずれにしても発振光と自然放出光とは波長(エネルギー)は同一であった。
しかし半導体レーザの場合は原子二準位間遷移でなく電流注入による発光であるから電子正孔対による発光の波長も異なるのである。ここで自然放出光というのは通常のレーザ工学におけるより広い意味の言葉として使っている。気体レーザの説明を基礎におく通常のレーザ光学で使う自然放出光というのとは意味が違う。ここでは位相が異なるというのではなくてエネルギー、波長の異なる発光のことを自然放出光Σnと言っている。通常の意味の自然放出光と混同してはならない。たくさんの波長を含むという意味を強調するためΣを記号に用いる。
図21はΛqで(例えば1490nm)発光する半導体レーザの波長スペクトルである。横軸は波長であり縦軸はパワー(dB)である。レーザ発振光を0dBという基準にとる。所望の波長に大きいパワーの出力のピークが現れる。しかしそれだけでなくて、ピークの両側に弱い出力の連続したスペクトルが存在する。従来これは見逃されていたものである。位相が異なるだけでなく波長(エネルギー)も異なる。ここでは自然放出光Σnと呼ぶ。それに対しレーザが出す所定の波長の光をレーザ発振光Λqと呼ぶことにする。自然放出光Σnは−40dB〜−50dBというような弱いものである。しかし弱くても自然放出光は存在するのである。
そのような自然放出光が図19、図20において混信を引き起こしていたのだろうと考えられる。図19であれば送信側のLD2の信号光ΛBと、LD1のノイズ光ΛBが共に受信側のPD2に入って感受される。PD2は波長ΛBの信号光と自然放出光の両方を受信する。自然放出光はノイズである。図19において、PD1は、LD2の自然放出光と、LD1の発振光の両方を受信する。いずれのPDも信号光と同じ波長のノイズを受けることになる。合波器(WDM)39、分波器42が正常に機能していても波長が一致するのでこのようなノイズをWDMで遮断することはできない。本発明はそのような自然放出光による混信を問題にする。
半導体レーザが波長の異なる自然放出光を出すということ自体がこれまで知られていなかったために、発振波長の異なる2以上の半導体レーザ光を同一の光ファイバに通したときに起こる混信の問題に気付いた文献はない。そのような問題を提起しそれを解決するための方策を示したような先行文献を発見できなかった。
特開2003−229626「光モジュール、光送信器及びWDM光送信装置」
特許文献1は半導体レーザの発振波長が所定の値からずれるので、半導体レーザの後方光を波長モニタ用のフォトダイオードでチェックし波長がずれると半導体レーザの制御回路が波長を戻すようにしたものである。後方光が漏れないように、ヒートシンクを後方へ延ばしたというのが特許文献1の工夫である。それは半導体レーザの発振光自体の変動を問題にし発振光波長の変動がないようにしている。発振波長Λ以外に自然放出光があるというようなことは言っていない。発振波長の光に全部のエネルギーが纏められると信じているようである。特許文献1は自然放出光の引き起こす混信というようなことも問題にしていない。
先にも述べたように固体レーザなどで自然放出光は発振光と同一の波長を持つ光であり位相が揃っていない光を指し、半導体レーザの場合に波長の異なる光が出るというような認識がない。つまり本発明でいう波長の異なる連続スペクトルである自然放出光のようなものに気付いていない。だからそれによる混信を防ぐという認識もない。斯界において半導体レーザの自然放出光自体が新規な発見であるということができる。だからそれによる混信を防ぐというような従来技術は存在しない。そのような従来技術を発見することができなかった。
半導体レーザの光は波長位相が一義的に決まった発振光だけでなく波長が異なり位相も異なる自然放出光が存在する。波長多重光通信を実施したとき自然放出光があるために異なる波長を出すはずの半導体レーザ間で混信が発生する。それはWDMを工夫しても除去できない混信である。本発明は異なる発振光の半導体レーザを並列に用い1本の光ファイバに異なる波長の光信号を伝搬させる波長多重光通信システムにおいて、異なる半導体レーザ・受光素子間での混信をなくした光通信系を与えることを目的とする。
本発明の光モジュールは、半導体レーザから出る光のうち発振光だけを通しそれ以外の波長の光を遮断するようなフィルタを、半導体レーザと光ファイバとの間に設けて、発振光以外の波長の光(自然放出光)を光ファイバへ入れないようにしたものである。「発振光を通しそれ以外の光を遮断するフィルタ」というと煩雑であるからここでは簡単に「自然放出光遮断フィルタ」と呼ぶことにする。
つまり本発明の光モジュールの基本は、レーザ発振光Λqと自然放出光Σnを放出する半導体レーザと、半導体レーザの光を導く光ファイバと、半導体レーザの光を光ファイバに集光するレンズと、半導体レーザと光ファイバの間に設けられ半導体レーザのレーザ発振光Λqを透過させ自然放出光Σnを遮断する自然放出光遮断フィルタNFとを含むものである。クロストークを減衰させるのが目的であるからそのような基本単位が複数個あってそれらが同一の光ファイバに信号光を導入するようになっている。より一般的に表現すると次のようになる。
m個の基本形の集合からなる本発明の光モジュールの一般形は、レーザ発振光Λqjと自然放出光Σnjを放出するm個の半導体レーザLDj(j=1、2、…、m)と、半導体レーザLDjの光を導くm本の分岐光ファイバFj(j=1、2、…、m)と、m本の分岐光ファイバFjの信号光を纏めて伝送する一本の光ファイバF0と、半導体レーザLDjの光を光ファイバFjに集光するレンズLj(j=1、2、…、m)と、半導体レーザLDjと光ファイバFjの間に設けられ半導体レーザLDjのレーザ発振光Λqjを透過させΛqj以外のΛqi(i≠j)の波長近傍の自然放出光Σnjを遮断する自然放出光遮断フィルタNFj(j=1、2、…、m)とを含む。つまり形式的に書けば次のようになる。
LD1+L1+NF1+F1
LD2+L2+NF2+F2
……
LDj+Lj+NFj+Fj
……
LDm+Lm+NFm+Fm+F0
というようになる。F1+F2+…+Fm→F0というように合波素子によって一本の光ファイバに信号が纏められる。受信側では分岐素子(WDM)によって波長ごとに分離される。F0→F1+F2+F3…Fmとなり、それらがm個の異なる受光素子の光学系に分配される。
F0+F1+L1+PD1
F2+L2+PD2

Fj+Lj+PDj

Fm+Lm+PDm
そのように複数の送信用LDを含むからクロストークの可能性がある。ここではその内の一つの光学系(LDj+Lj+NFj+Fj)についての工夫を述べる。その他の光学系も同様である。
半導体レーザと光ファイバの中間に自然放出光遮断フィルタを入れるのであるが、半導体レーザの光はレンズで絞って光ファイバの端面に入射するのであるから、自然放出光遮断フィルタとレンズは直列に並ぶことになる。何れを半導体レーザに近い方へ配置してもよい。またアイソレータを使って戻り光がないようにする場合もある。その場合は、半導体レーザと光ファイバ端面の間に、3つの要素(レンズ、アイソレータ、自然放出光遮断フィルタ)が並ぶことになる。3つの前後関係について6通りの場合が可能であるがそのいずれてあってもよい。また、自然放出光遮断フィルタは薄い誘電体多層膜でできるのであるがそれを半導体レーザ端面に貼り付けるあるいは蒸着することもできる。反対に光ファイバの端面に自然放出光遮断フィルタを貼り付け、蒸着することもできる。あるいはレンズ面、アイソレータ面に、自然放出光遮断フィルタを貼り付け、蒸着することもできる。
もっとも理想的な自然放出光遮断フィルタの透過率スペクトルは、図22に示すように、信号光波長Λqだけに透過率が100%の窓があり、それ以外のΣnでは透過率が0%であるというものである。透過窓の幅ΔΛは10nm〜100nmであり目的によって決める。自然放出光遮断フィルタは屈折率の異なる2種類の誘電体薄膜を多数重ねることによって作ることができる。しかし図22のようなシャープなステップ特性をも持つフィルタは層の数が多くなって製造コストも高くなる。
多重波長光学系といっても二つの波長ΛA、ΛBしか使わないのであれば、自然放出光遮断フィルタの設計はより単純化され得る。ΛBを出す半導体レーザLDbの直後に設ける自然放出光遮断フィルタは図24のようにΛBを含む有限の波長範囲で透過率が高く、ΛAでは透過率が0に近くなっていればよい。その間ではなだらかな透過率低下をする凸型透過率分布のフィルタであってもよいのである。それは半導体レーザLDaの自然放出光の全部を遮断するのではなくて、相手方の波長の付近の自然放出光を遮断するというものである。PDaは他の波長の光を受光するのではないからLDbのΛBだけを除去すれば十分なのである。
二つの波長ΛA、ΛBしか使わないなら、より単純化して図25のような透過率分布のフィルタであってもよい。これはΛBでの透過率は100%に近く、ΛAでの透過率は0%に近く、中間で透過率が100%から0%へゆっくりと変化するというようなものである。ΛAより上の波長でかなりの透過率が存在するのであるがそのあたりの自然放出光が漏れても差し支えない。PDcにΛAが入らなければ良いのである。
波長ΛA、ΛBの大小関係が反対の場合は、図26のような透過率分布のフィルタを半導体レーザLDaの直後に設けるようにしてもよい。
そのように自然放出光遮断フィルタといっても、相手方の波長の自然放出光を除去できればよいのである。だから図24〜26のような、なだらかな透過率分布のフィルタであってもよい。このようなフィルタであると、層数の少ない誘電体多層膜によって所望の性能を持つフィルタを製造することができる。
本発明の光モジュールは、半導体レーザの出射光に含まれる自然放出光を自然放出光遮断フィルタによって除去してから光ファイバへ信号光を導入するようにしている。1本の光ファイバに波長の異なる複数の半導体レーザの信号を通すようにした光学系において本発明は異なる信号系の間のクロストークを抑制することができる。
例えば図19のような二つの半導体レーザLD1、LD2からの波長ΛA、ΛBの信号光を合波器(WDM)39で合体させ同一の光ファイバ40で送信し、分波器42で分けて二つの受光素子PD1、PD2でそれぞれΛA、ΛBの信号光を受信するようにした光学系において、LD1の直後にΛA以外の自然放出光をカットする自然放出光遮断フィルタ8を設ける。図27にそのような本発明による改良を加えた光学系を示す。LD1、LD2の直後にΛA、ΛB以外の自然放出光をカットする自然放出光遮断フィルタ8、8を設けている。そうすれば、LD1からのΛBノイズが消失する。受信側のPD2ではLD2のΛBの信号光だけを受信するようになる。LD1からのΛBノイズが入らずクロストークがなくなる。
或いは図20のような二つの半導体レーザLDa、LDbからの波長ΛA、ΛBの信号光を合波器(WDM)49で合体させ同一の光ファイバ50で送信し、加入者側Wcの分波器で分けて二つの受光素子PDc、PDdでそれぞれΛA、ΛBの信号光を受信するようにした光学系において、LDaの直後にΛAの自然放出光をカットする自然放出光遮断フィルタ8を設ける。LDbの直後にΛB以外の自然放出光をカットする自然放出光遮断フィルタ8を設ける。図28にその改良型を示す。LDaからのΛBノイズがなくなる。受信側のPDdではLDbのΛBの信号光だけを受信するようになる。LDaからのΛBノイズが入らずクロストークがなくなる。
そのような波長の異なる二つの半導体レーザの信号光を一つの光ファイバで送信する場合だけでなく、3以上の波長の異なる半導体レーザLDa、LDb、LDc…の信号光ΛA、ΛB、ΛC、…を同一の光ファイバに通し、反対側で分波器(WDM)で分離してそれぞれの光をPDa、PDc、PDd…で受信する波長多重系においてもそれぞれの半導体レーザの直後に自然放出光遮断フィルタを設けることによってクロストークを効果的に防止することができる。
次にΛq=1490nmの場合の自然放出光遮断フィルタの設計例を示す。
これはΛq以外の波長の自然放出光をすべて反射するように設計してある。だから層の数が多い。BK7ガラスを基板として、一方の面に反射防止膜を、他方の面に自然放出光遮断フィルタを形成している。
透明な誘電体材料は、SiOとNbの組み合わせを用いている。それに限らず、SiON、AlN、TiO、Al、Siなどを用いることもできる。
BK7ガラス基材の一面にNb/SiOからなる反射防止膜を、もう一面にはNb/SiOの層を40組積層して自然放出光遮断フィルタを形成した。
これは理想的な特性を示す自然放出光遮断フィルタの一例である。図23のようなステップ特性を持つ、優れた自然放出光遮断フィルタである。だから層数が多いが、図24〜図26のようなフィルタであればもっと層の数を少なくすることができる。
次に、半導体レーザ、レンズ、光ファイバあるいは、それにアイソレータを含む系において自然放出光遮断フィルタの位置を様々に変えた実施例を述べる。
[実施例1(図1;LD+レンズ+フィルタ+光ファイバ)]
図1に実施例1を示す。半導体レーザ(LD)5の出射側光軸の上に、レンズ6、光ファイバ7が設けられる。レンズ6と光ファイバ7の間に半導体レーザ(LD)5の自然放出光をカットする自然放出光遮断フィルタ8が設けられる。半導体レーザ(LD)5の光はレンズ6によって絞られて光ファイバ端面に結像する。半導体レーザ(LD)5は所望の波長Λqの発振光と共に波長の異なる自然放出光Σnを発生する。ところが自然放出光遮断フィルタ8によって自然放出光Σnを遮断するので、残りはレーザ発振光Λqだけになる。発振光だけが光ファイバ7に入射する。レンズと光ファイバの間に自然放出光遮断フィルタを設ける場合は、光線が光軸に対して浅い角度で入射しフィルタ特性が安定化する。
[実施例2(図2;LD+フィルタ+レンズ+光ファイバ)]
図2に実施例2を示す。半導体レーザ(LD)5の出射側光軸の上に、レンズ6、光ファイバ7が設けられる。半導体レーザ(LD)5とレンズ6の間に半導体レーザ5の自然放出光をカットする自然放出光遮断フィルタ8が設けられる。半導体レーザ(LD)5は所望の波長Λqの発振光と共に波長の異なる自然放出光Σnを発生する。ところが自然放出光遮断フィルタ8によって自然放出光Σnを遮断するので、残りはレーザ発振光Λqだけになる。発振光だけが光ファイバ7に入射する。LDとレンズの間に自然放出光遮断フィルタを設けると一体に気密封止が可能となり、モジュールを小型化することができる。
[実施例3(図3;LD+レンズ+フィルタ+光ファイバ)]
図3に実施例3を示す。半導体レーザ(LD)5の出射側光軸の上に、レンズ6、自然放出光遮断フィルタ8、光ファイバ7が順に設けられる。フィルタ8が傾いているのは、フィルタ8からの半導体レーザへの反射戻り光をなくすためである。自然放出光遮断フィルタ8によって半導体レーザ(LD)5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断するので、レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
[実施例4(図4;LD+フィルタ+レンズ+光ファイバ)]
図4に実施例4を示す。半導体レーザ(LD)5の出射側光軸の上に、自然放出光遮断フィルタ8、レンズ6、光ファイバ7が順に設けられる。フィルタ8が傾いているのは、フィルタ8からの半導体レーザへの反射戻り光をなくすためである。自然放出光遮断フィルタ8によって半導体レーザ(LD)5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断するので、レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
[実施例5(図5;フィルタ付きLD+レンズ+光ファイバ)]
図5に実施例5を示す。半導体レーザ(LD)5の出射側光軸の上に、レンズ6、光ファイバ7が順に設けられる。それはこれまでの例と同じであるが、半導体レーザ(LD)5の出射面に自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。フィルタ8は誘電体多層膜であるから面積は任意である。ここでは小さい面積のフィルタをLD5の出射面に接着してある。そのようにすると自然放出光遮断フィルタ8をホルダ−などに取り付ける治具を省くことができる。作用はこれまでのものと同じである。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断し、レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
[実施例6(図6;LD+レンズ+フィルタ付き光ファイバ)]
図6に実施例6を示す。半導体レーザ(LD)5、レンズ6、光ファイバ7が順に直線状に設けられる。光ファイバ7の入射面に自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。フィルタは光ファイバ7とLD5の間にあればよいので光ファイバ7に貼り付けても同じような効果がある。自然放出光遮断フィルタ8を光ファイバに直接に貼り付けるとホルダ−などに取り付ける治具を省くことができる。作用は同じで、自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断し、レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。フィルタが傾いており半導体レーザへの反射戻り光はない。
[実施例7(図7;LD+フィルタ付きレンズ+光ファイバ)]
図7に実施例7を示す。半導体レーザ(LD)5、レンズ6、光ファイバ7が順に直線状に設けられる。レンズ6の出射面側に自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。そのようにするとフィルタが平面でなく曲面になるが自然放出光を除去しレーザ発振光だけ通すという作用は変わらない。フィルタは光ファイバ7とLD5の間にあればよいのでレンズ6に貼り付けても同じような効果がある。自然放出光遮断フィルタ8をレンズ6に直接に貼り付けるとホルダ−などに取り付ける治具を省くことができる。作用は同じで、自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断し、レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
[実施例8(図8;LD+フィルタ付きレンズ+光ファイバ)]
図8に実施例8を示す。半導体レーザ(LD)5、レンズ6、光ファイバ7が順に直線状に設けられる。レンズ6の入射面側に自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。作用は同じで、自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断し、レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。自然放出光遮断フィルタ8をレンズ6に直接貼り付けるとホルダ−などに取り付ける治具を省くことができる。
[実施例9(図9;LD+レンズ+フィルタ+アイソレータ+光ファイバ)]
図9に実施例9を示す。これまで述べたものにアイソレータを加えた光学系にも本発明を適用することができる。以下にアイソレータを含む光学系への適用について説明する。半導体レーザ(LD)5、レンズ6、自然放出光遮断フィルタ8、光ファイバ7が順に直線状に設けられる。光ファイバ7の入射面にアイソレータ9が貼り付けてある。アイソレータ9はLD5の光が光ファイバに入り光ファイバの他端で反射して戻ってくるがそれがLDに戻るのを防ぐために設けられる。自然放出光遮断フィルタ8がレンズ6と光ファイバ7の間にあり、LD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。LDへの反射戻り光を抑えつつ、光線が光軸に対して浅い角度で入射するため、自然放出光を安定的にフィルタできる。
[実施例10(図10;LD+レンズ+フィルタ、アイソレータ付き光ファイバ)]
図10に実施例10を示す。これもアイソレータを持つものである。半導体レーザ(LD)5、レンズ6、光ファイバ7が順に直線状に設けられる。光ファイバ7の入射面に自然放出光遮断フィルタ8とアイソレータ9が貼り付けてある。前例と同じくアイソレータ9は反射戻り光を防ぐためである。自然放出光遮断フィルタ8が光ファイバ7の前面にあり、LD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。この構成ではフィルタ用のホルダ−など取り付け治具を省くことができる。
[実施例11(図11;LD+レンズ+アイソレータ、フィルタ付き光ファイバ)]
図11に実施例11を示す。これもアイソレータを持つものである。半導体レーザ(LD)5、レンズ6、光ファイバ7が順に直線状に設けられる。光ファイバ7の入射面にアイソレータ9と自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。前例と同じくアイソレータ9は反射戻り光を防ぐためである。自然放出光遮断フィルタ8が光ファイバ7の前面にあり、LD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。この構成ではフィルタ用のホルダ−など取り付け治具を省くことができる。
[実施例12(図12;LD+レンズ+フィルタ+アイソレータ+光ファイバ)]
図12に実施例12を示す。半導体レーザ(LD)5の光軸線の延長上に、レンズ6、フィルタ8、アイソレータ9、光ファイバ7が順に設けられる。レンズ6とアイソレータ9の間に自然放出光遮断フィルタ8が設けてある。自然放出光遮断フィルタ8がアイソレータ9、光ファイバ7の前方にあり、LD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
[実施例13(図13;LD+レンズ+フィルタ付きアイソレータ+光ファイバ)]
図13に実施例13を示す。半導体レーザ(LD)5の光軸の延長上に、レンズ6、フィルタ8付きアイソレータ9、光ファイバ7が順に設けられる。アイソレータ9の前面に自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。この構成ではフィルタ用のホルダ−など取り付け治具を省くことができる。
[実施例14(図14;LD+レンズ+フィルタ付きアイソレータ+光ファイバ)]
図14に実施例14を示す。半導体レーザ(LD)5の光軸の延長上に、レンズ6、フィルタ8付きアイソレータ9、光ファイバ7が順に設けられる。アイソレータ9の後面に自然放出光遮断フィルタ8が貼り付けてある。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。 この構成ではフィルタ用のホルダ−など取り付け治具を省くことができる。
[実施例15(図15;LD+レンズ+アイソレータ+フィルタ+波長選択フィルタ+レンズ+PD+光ファイバ)]
図15に実施例15を示す。実施例15〜18は、一本の光ファイバの中を双方向に信号を送る送受信モジュール(LD/PD)へ適用した例である。半導体レーザ(LD)5の光軸の延長上に、レンズ6、アイソレータ9、自然放出光遮断フィルタ8、45度の傾斜波長選択フィルタ4、光ファイバ7が順に設けられる。波長選択フィルタ4に関しLD5、レンズ6と対称の方向にPD25、レンズ26が設けられる。ノイズ波長遮断フィルタ28がレンズ26と波長選択フィルタ4の間に設けられる。光ファイバ7を通ってきた受信光は波長選択フィルタ4によって反射され90度光路を曲げてノイズ波長遮断フィルタ28を通り、レンズ26によって絞られてPD25に入る。この構成では光線が光軸に対して浅い角度で入射しフィルタ特性が安定化するので、自然放出光を安定してフィルタした一心送受信モジュールを実現できる。
45度傾斜波長選択フィルタ4は、LD5の送信光を通し、受信光は反射する作用がある。誘電体多層膜で作製することができる。PD側のノイズ波長遮断フィルタ28は、受信光の波長だけを通すフィルタである。これはもともと波長多重送受信モジュールには存在するものでそのノードの受信波長だけを取り出すものである。そのようにしても他のノードからのその波長の自然放出光が入るのでそれだけでは混信を防ぐことができない、というのが本発明の出発点であった。波長多重の場合、自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
なおアイソレータは省くこともできる。この構成では自然放出光遮断フィルタ8がアイソレータ9と45度傾斜波長選択フィルタ4の間にあるが、アイソレータ9とレンズ6の間に設けてもよい。また、自然放出光遮断フィルタ8を45度
傾斜波長選択フィルタ4の半導体レーザ(LD)5に近い側の面に形成してもよい。
[実施例16(図16;LD+フィルタ+レンズ+アイソレータ+波長選択フィルタ+レンズ+PD+光ファイバ)]
図16に実施例16を示す。これも一本の光ファイバの中を双方向に信号を送る送受信モジュール(LD/PD)へ適用した例である。半導体レーザ(LD)5の光軸の延長上に、自然放出光遮断フィルタ8、レンズ6、アイソレータ9、45度の傾斜波長選択フィルタ4、光ファイバ7が順に設けられる。波長選択フィルタ4に関しLD5、レンズ6と対称の方向にノイズ波長遮断フィルタ28、PD25、レンズ26が設けられる。光ファイバ7を通ってきた受信光は波長選択フィルタ4によって反射され90度光路を曲げてノイズ波長遮断フィルタ28を通り、レンズ26によって絞られてPD25に入る。PD側のノイズ波長遮断フィルタ28は、受信光の波長だけを通すフィルタである。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。この構成ではLDと自然放出光遮断フィルタとレンズが一体に気密封止が可能となり、モジュールを小型化できる。なおアイソレータは省くこともできる。なお、自然放出光遮断フィルタ8をレンズ6の面に形成してもよい。
[実施例17(図17;LD+レンズ+アイソレータ+波長選択フィルタ+レンズ+PD+自然放出光遮断フィルタ+光ファイバ)]
図17に実施例17を示す。これも一本の光ファイバの中を双方向に信号を送る送受信モジュール(LD/PD)へ適用した例である。半導体レーザ(LD)5の光軸の延長上に、レンズ6、アイソレータ9、45度の傾斜波長選択フィルタ4、自然放出光遮断フィルタ8、光ファイバ7が順に設けられる。波長選択フィルタ4に関しLD5、レンズ6と対称の方向にノイズ波長遮断フィルタ28、PD25、レンズ26が設けられる。この例では、自然放出光遮断フィルタ8は半導体レーザの発振光Λqと受信光を透過することができるものとなっている。光ファイバ7を通ってきた受信光は波長選択フィルタ4によって反射され90度光路を曲げてノイズ波長遮断フィルタ28を通り、レンズ26によって絞られてPD25に入る。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
なおアイソレータは省くこともできる。この構成では光線が光軸に対して浅い角度で入射しフィルタ特性が安定化するので、自然放出光を安定してフィルタした一心送受信モジュールを実現できる。
[実施例18、実施例19(図18、図29;LD+自然放出光遮断フィルタ+レンズ+波長選択フィルタ+波長選択フィルタ+PD+レンズ+フィルタ+PD+レンズ+フィルタ+光ファイバ)]
図18に実施例18を示す。これは二つのPDと一つのLDを用いる3ポート型のモジュールである。半導体レーザ(LD)5の光軸の延長上に、自然放出光遮断フィルタ8、レンズ6、45度の傾斜波長選択フィルタ64、反対向き45度の傾斜波長選択フィルタ4、光ファイバ7が順に設けられる。波長選択フィルタ4に関しLD5、レンズ6と対称の方向にPD25、レンズ26、フィルタ28が設けられる。波長選択フィルタ64に関しLD5、レンズ6と対称の方向にPD65、レンズ66、フィルタ68が設けられる。光ファイバ7を伝播してきたある波長の受信光は波長選択フィルタ4で反射されてフィルタ28を通りレンズ26で集光されてPD25にはいる。光ファイバ7を伝播してきた別の波長の受信光は波長選択フィルタ64で反射されてノイズ波長遮断フィルタ68を通りレンズ66で集光されてPD65にはいる。LD5の光は自然放出光遮断フィルタ8で自然放出光が除去される。さらにレンズ6で絞られ45度傾斜波長選択フィルタ64、反対向き45度傾斜波長選択フィルタ4を通り光ファイバ7に入る。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
この構成では、LDと自然放出光遮断フィルタとレンズを一体に機密封止することが可能となり、モジュールを小型化できる。
なお自然放出光遮断フィルタ8はレンズ6と波長選択フィルター64の間においても良い(図29;実施例19)。この構成では、光線が光軸に対して浅い角度で入射し、フィルタ特性が安定化する。
[実施例20(図30;LD+レンズ+自然放出光遮断フィルタ+アイソレータ+波長選択フィルタ+波長選択フィルタ+PD+レンズ+フィルタ+PD+レンズ+フィルタ+光ファイバ)]
図30に実施例20を示す。これも二つのPDと一つのLDを用いる3ポート型のモジュールである。半導体レーザ(LD)5の軸線の延長上に、レンズ6、自然放出光遮断フィルタ8を貼り付けたアイソレータ9、45度の傾斜波長選択フィルタ64、反対向き45度の傾斜波長選択フィルタ4、光ファイバ7が順に設けられる。波長選択フィルタ4に関しLD5、レンズ6と対称の方向にPD25、レンズ26、ノイズ波長遮断フィルタ28が設けられる。波長選択フィルタ64に関しLD5、レンズ6と対称の方向にPD65、レンズ66、フィルタ68が設けられる。光ファイバ7を伝播してきたある波長の受信光は波長選択フィルタ4で反射されてノイズ波長遮断フィルタ28を通りレンズ26で集光されてPD25に入る。光ファイバ7を伝播してきた別の波長の受信光は波長選択フィルタ64で反射されてフィルタ68を通りレンズ66で集光されてPD65に入射する。LD5の光はレンズ6で絞られ自然放出光遮断フィルタ8で自然放出光を除去される。アイソレータ9、45度傾斜波長選択フィルタ64、反対向き45度傾斜波長選択フィルタ4を通り光ファイバ7に入る。自然放出光遮断フィルタ8がLD5の光に含まれていた自然放出光Σnを遮断する。レーザ発振光Λqだけが光ファイバ7に入射する。
自然放出光遮断フィルタ8がアイソレータ9に貼り付けられているので、フィルタ用のホルダ−など取り付け治具を省くことができる。
上記において、本発明の実施の形態および実施例について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態および実施例は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例1に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、自然放出光遮断フィルタ、レンズ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例2に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、傾斜自然放出光遮断フィルタ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例3に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、傾斜自然放出光遮断フィルタ、レンズ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例4に係る光モジュールの光学系構成図。
自然放出光遮断フィルタを出射面に形成した半導体レーザ、レンズ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例5に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタを入射端面に形成した光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例6に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、自然放出光遮断フィルタを出射面に形成したレンズ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例7に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、自然放出光遮断フィルタを入射面に形成したレンズ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例8に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタ、アイソレータを端面に貼り付けた光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例9に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、アイソレータと自然放出光遮断フィルタを端面に貼り付けた光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例10に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタとアイソレータを端面に貼り付けた光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例11に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタ、アイソレータ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例12に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタを入射側に貼り付けたアイソレータ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例13に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタを出射側に貼り付けたアイソレータ、光ファイバの順で光学部品を直列に配置した実施例14に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、アイソレータ、自然放出光遮断フィルタ、波長選択フィルタ、光ファイバを直列に配置し、波長選択フィルタの反射側にノイズ波長遮断フィルタ、レンズ、フォトダイオードを設け光ファイバに送信光、受信光をフォトダイオードに伝搬させるようにした実施例15に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、自然放出光遮断フィルタ、レンズ、アイソレータ、波長選択フィルタ、光ファイバを直列に配置し、波長選択フィルタの反射側にノイズ波長遮断フィルタ、レンズ、フォトダイオードを設け、光ファイバに送信光、受信光をフォトダイオードに伝搬させるようにした実施例16に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、アイソレータ、波長選択フィルタ、自然放出光遮断フィルタ、光ファイバを直列に配置し、波長選択フィルタの反射側にノイズ波長遮断フィルタ、レンズ、フォトダイオードを設け、光ファイバに送信光、受信光をフォトダイオードに伝搬させるようにした実施例17に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、自然放出光遮断フィルタ、レンズ、45度傾斜波長選択フィルター、反対向きに45度傾斜波長選択フィルタ、光ファイバを直列に配置し、二つの波長選択フィルタの反射側に二組のノイズ波長遮断フィルタ、レンズ、フォトダイオードを設け、光ファイバに送信光、2種類の受信光をフォトダイオードに伝搬させるようにした実施例18に係る光モジュールの光学系構成図。
二つの半導体レーザLD1、LD2を有する送信側と、二つの受光素子PD1、PD2を有する受信側を一つの光ファイバで連絡する波長多重光通信系において、LD1のΛBのノイズとLD2のΛBの信号光が受信側のPD2に入るのでクロストークが起こることを説明する光学系構成図。
半導体レーザLDaとPDaを有するノードと半導体レーザLDbを有するノードとが、二つの受光素子PDc、PDdと半導体レーザLDeを有するノードが一つの光ファイバで連絡された光通信系において、LDaのΛBのノイズとLDbのΛBの信号光が受信側のPDdに入るのでクロストークが起こることを説明する光学系構成図。
半導体レーザの発振スペクトル。Λqの発振光の他に波長の異なる弱い光が出ている。ノイズ光であってレベルは一定しない。ここでは自然放出光Σnと呼ぶ。
厳密に発振光だけを透過し両側の自然放出光を反射するようにしたステップ型の透過率変化を持つ自然放出光遮断フィルタの透過率波長特性図。
発振光と自然放出光の間にステップ型の変化をもたらす自然放出光遮断フィルタを半導体レーザの前においた場合の透過光のスペクトル図。
一方のレーザの発振波長ΛBで100%の透過率を持ち他方のレーザの発振波長ΛAとΛB以上の波長で0%の透過率を持つが中間で透過率が緩やかに変化をする自然放出光遮断フィルタの透過率分布図。
一方のレーザの発振波長ΛBで100%の透過率を持ち他方のレーザの発振波長ΛAで0%の透過率を持つが中間で透過率が緩やかに変化をする自然放出光遮断フィルタの透過率分布図。
一方のレーザの発振波長ΛAで100%の透過率を持ち他方のレーザの発振波長ΛBで0%の透過率を持つが中間で透過率が緩やかに変化をする自然放出光遮断フィルタの透過率分布図。
図19の光学系において、半導体レーザの前に自然放出光遮断フィルタを設けることによってクロストークを消去した本発明の一例を示す光学系構成図。
図20の光学系において、半導体レーザの前に自然放出光遮断フィルタを設けることによってクロストークを消去した本発明の一例を示す光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタ、45度傾斜波長選択フィルタ、反対向きに45度傾斜波長選択フィルタ、光ファイバを直列に配置し、二つの波長選択フィルタの反射側に二組のフィルタ、レンズ、フォトダイオードを設け、光ファイバに送信光、2種類の受信光をフォトダイオードに伝搬させるようにした実施例19に係る光モジュールの光学系構成図。
半導体レーザ、レンズ、自然放出光遮断フィルタ付アイソレータ、45度傾斜波長選択フィルタ、反対向きに45度傾斜波長選択フィルタ、光ファイバを直列に配置し、二つの波長選択フィルタの反射側に二組のフィルタ、レンズ、フォトダイオードを設け、光ファイバに送信光、2種類の受信光をフォトダイオードに伝搬させるようにした実施例20に係る光モジュールの光学系構成図。
符号の説明
4波長選択フィルタ
5LD
6レンズ
7光ファイバ
8自然放出光遮断フィルタ
9アイソレータ
25PD
26レンズ
28ノイズ波長遮断フィルタ
29レンズ
38光ファイバ
39合波器
40光ファイバ
42分波器
43光ファイバ
44光ファイバ
45光ファイバ
48光ファイバ
49合波器
50光ファイバ
54光ファイバ
64波長選択フィルタ
65PD
66レンズ
68ノイズ波長遮断フィルタ
Λqレーザ発振光
Σn自然放出光
ΛA LDa、LD1の発振光の波長
ΛB LDb、LD2の発振光の波長
LDa、LDb、LDe 半導体レーザ
PDa、PDc、PDd、PD1、PD2 フォトダイオード

Claims (16)

  1. レーザ発振光Λqと自然放出光Σnを放出する半導体レーザと、半導体レーザの光を導く光ファイバと、半導体レーザの光を光ファイバに集光するレンズと、半導体レーザと光ファイバの間に設けられ半導体レーザのレーザ発振光Λqを透過させ自然放出光Σnを遮断する自然放出光遮断フィルタとを含むことを特徴とする光モジュール。
  2. レーザ発振光Λqと自然放出光Σnを放出する半導体レーザと、半導体レーザの光を導く光ファイバを接続できるコネクタと、半導体レーザの光を光ファイバを接続できるコネクタに集光するレンズと、半導体レーザと光ファイバを接続できるコネクタの間に設けられ半導体レーザのレーザ発振光Λqを透過させ自然放出光Σnを遮断する自然放出光遮断フィルタとを含むことを特徴とする光モジュール。
  3. 自然放出光遮断フィルタが、前記レンズと前記光ファイバの間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  4. 自然放出光遮断フィルタが、前記レンズと前記コネクタの間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  5. 自然放出光遮断フィルタが、前記半導体レーザと前記レンズの間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
  6. 自然放出光遮断フィルタが、前記半導体レーザ(LD)と前記光ファイバを結ぶ光軸に対して直角でなく傾いて設けられていることを特徴とする請求項3又は5の何れかに記載の光モジュール。
  7. 自然放出光遮断フィルタが、前記半導体レーザ(LD)と前記コネクタを結ぶ光軸に対して直角でなく傾いて設けられていることを特徴とする請求項4又は5の何れかに記載の光モジュール。
  8. 自然放出光遮断フィルタが前記レンズのレンズ面に貼り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光モジュール。
  9. 送信光を発光する半導体レ−ザと、半導体レーザの光を導く光ファイバを接続できるコネクタと、半導体レ−ザの光を光ファイバに集光する送信用レンズと、受信光を受信するフォトダイオードと、受信光をフォトダイオードに集光する受信用レンズと、送信光の光路上におかれた、光を波長によって分離する波長選択フィルタと、受信光の光路上におかれた、光を波長によって分離するノイズ波長遮断フィルタとからなる光モジュールにおいて、前記半導体レ−ザと前記コネクタ間にレ−ザ発振光を透過させ自然放出光を遮断する自然放出光遮断フィルタを備えることを特徴とする光モジュール。
  10. 送信光を発光する半導体レ−ザと、半導体レーザの光を導く光ファイバと、半導体レ−ザの光を光ファイバに集光する送信用レンズと、受信光を受信するフォトダイオードと、受信光をフォトダイオードに集光する受信用レンズと、送信光の光路上におかれた、光を波長によって分離する波長選択フィルタと、受信光の光路上におかれた、光を波長によって分離するノイズ波長遮断フィルタとからなる光モジュールにおいて、前記半導体レ−ザと前記光ファイバ間にレ−ザ発振光を透過させ自然放出光を遮断する自然放出光遮断フィルタを備えることを特徴とする光モジュール。
  11. 前記受信用レンズ、前記フォトダイオード、および前記波長選択フィルタ、およびノイズ波長遮断フィルタをそれぞれさらに1つ以上含むことを特徴とする請求項9または10に記載の光モジュール。
  12. 前記自然放出光遮断フィルタが前記送信用レンズと前記送信光の光路上におかれた波長選択フィルタの間に設けられていることを特徴とする請求項9または10に記載の光モジュール。
  13. 前記自然放出光遮断フィルタが、前記半導体レーザ、前記波長選択フィルタ、前記コネクタを結ぶ光軸に対して直角でなく傾斜していることを特徴とする請求項9に記載の光モジュール。
  14. 前記自然放出光遮断フィルタが、前記半導体レーザ、前記波長選択フィルタ、前記光ファイバを結ぶ光軸に対して直角でなく傾斜していることを特徴とする請求項10に記載の光モジュール。
  15. 前記波長選択フィルタの半導体レーザに近い側の面に自然放出光遮断フィルタを形成したことを特徴とする請求項9または10に記載の光モジュール。
  16. 前記送信用レンズのレンズ面に自然放出光遮断フィルタを形成したことを特徴とする請求項9または10に記載の光モジュール。
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