JP2007086221A - 光学装置、撮像装置及び携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯電話機に設けられている固定焦点カメラ装置の小型、安価、耐衝撃性の利点を損なうことなく、明るさ及び被写界深度を調整可能な絞り機能を付加する。
【解決手段】
携帯電話機に設けられている固定焦点カメラ装置であるカメラ部8において、撮像素子21の前段に設けられている光学系20の前段レンズ22及び後段レンズ23の間に液晶絞り部24を設ける。液晶絞り部24は、撮像光の光軸を中心とした同心円状に分割された第1〜第4の液晶絞り領域部31〜34を有しており、オン制御された液晶絞り領域部は撮像光を透過し、オフ制御された液晶絞り領域部は撮像光を遮蔽するようになっている。撮像素子21からの撮像信号の輝度レベルに応じて、第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34をオンオフ制御することで、撮像素子21に入射する撮像光の光量及び入射範囲を調整することができ、明るさ及び被写界深度の調整を行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】
携帯電話機に設けられている固定焦点カメラ装置であるカメラ部8において、撮像素子21の前段に設けられている光学系20の前段レンズ22及び後段レンズ23の間に液晶絞り部24を設ける。液晶絞り部24は、撮像光の光軸を中心とした同心円状に分割された第1〜第4の液晶絞り領域部31〜34を有しており、オン制御された液晶絞り領域部は撮像光を透過し、オフ制御された液晶絞り領域部は撮像光を遮蔽するようになっている。撮像素子21からの撮像信号の輝度レベルに応じて、第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34をオンオフ制御することで、撮像素子21に入射する撮像光の光量及び入射範囲を調整することができ、明るさ及び被写界深度の調整を行うことができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、カメラ機能を有する例えば携帯電話機、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置等に適用して好適な光学装置、撮像装置及び携帯端末装置に関する。
今日において、カメラモジュールを有する携帯電話機が広く普及している。このカメラモジュールには、携帯電話機がユーザにより携帯されるものであるため、小型化された筐体に対応可能なように小型であることが求められ、また、携帯電話機の携帯時における衝撃に耐えうる耐衝撃性が求められるうえ、当該携帯電話機をユーザに対して安価に提供するためにも安価であることが求められる。
このような小型、安価、耐衝撃性を兼ね備えたカメラモジュールとして、固定焦点レンズのカメラモジュールが知られており、通常、携帯電話機には、この固定焦点レンズのカメラモジュールが設けられている。
しかし、この固定焦点レンズのカメラモジュールは、取り込みを行う撮像光の範囲の調整が困難なため、被写界深度の調整が困難となる。
ここで、通常のデジタルカメラ装置やフィルムを用いるカメラ装置の場合、機械式の絞り装置が設けられている。そして、この絞り装置を用いて取り込みを行う撮像光の光量の調整や、取り込みを行う撮像光の範囲の調整を行うことで、撮像する被写体の明るさや被写界深度の調整を行うようになっている。
なお、特開2003−215664号の公開特許公報(特許文献1)に、カメラレンズの全段に、当該カメラレンズのカバーとして液晶装置を設け、この液晶装置の液晶分子の配向角度を制御することで、取り込みを行う撮像光の光量の調整を行う携帯端末が開示されている。
固定焦点レンズのカメラモジュールに対して機械式の絞り装置を設けることで、上記明るさの調整や被写界深度の調整を行うことが可能となるが、この機械式の絞り装置を設けることで耐衝撃性が下がるうえ、カメラモジュール自体が高価なものとなる。このため、機械式の絞り装置を設けた場合、小型、安価、耐衝撃性という固定焦点レンズのカメラモジュールの利点の一部が失われる問題がある。
また、特許文献1に開示されている携帯端末の場合、液晶装置により、カメラレンズ全体に対して入射する撮像光の光量を調整しているため、明るさの調整は行うことができるのであるが、カメラレンズに対する入射範囲を調整することが困難であるため、被写界深度の調整を行うことが困難となる問題がある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、小型、安価、耐衝撃性を兼ね備えたうえで、明るさ及び被写界深度の調整を可能とした光学装置、撮像装置及び携帯端末装置の提供を目的とする。
本発明に係る光学装置は、上述の課題を解決するための手段として、
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給される制御信号に応じて、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御が該各液晶絞り領域部毎に可能となっている液晶絞り部とを有する。
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給される制御信号に応じて、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御が該各液晶絞り領域部毎に可能となっている液晶絞り部とを有する。
また、本発明に係る撮像装置は、上述の課題を解決するための手段として、
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給される制御信号に応じて、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御が該各液晶絞り領域部毎に可能となっている液晶絞り部と、
上記液晶絞り部を介して入射する撮像光に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを有する。
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給される制御信号に応じて、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御が該各液晶絞り領域部毎に可能となっている液晶絞り部と、
上記液晶絞り部を介して入射する撮像光に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを有する。
また、本発明に係る携帯端末装置は、上述の課題を解決するための手段として、当該携帯端末装置に設けられたカメラ部が、
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部を備えた液晶絞り部と、
上記液晶絞り部を介して入射する撮像光に応じた撮像信号を出力する撮像素子と、
上記撮像素子からの撮像信号に基づいて輝度レベルを検出し、この輝度レベルに応じた制御信号を、上記液晶絞り部の上記各液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給することで、該各液晶絞り領域部毎に、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御を行う制御手段と
を有する。
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部を備えた液晶絞り部と、
上記液晶絞り部を介して入射する撮像光に応じた撮像信号を出力する撮像素子と、
上記撮像素子からの撮像信号に基づいて輝度レベルを検出し、この輝度レベルに応じた制御信号を、上記液晶絞り部の上記各液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給することで、該各液晶絞り領域部毎に、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御を行う制御手段と
を有する。
このような本発明は、液晶絞り部の各液晶絞り領域部毎に、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御を行うことで、本発明が適用されるカメラ装置の小型、安価、耐衝撃性を維持したうえで、明るさ及び被写界深度の調整を可能とする。
本発明は、本発明が適用されるカメラ装置の小型、安価、耐衝撃性の各利点を維持したうえで、明るさ及び被写界深度の調整を可能とすることができる。
本発明は、カメラ機能を備えた携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
この本発明の実施の形態となる携帯電話機は、図1に示すように無線基地局との間で無線通信を行うアンテナ1及び通信回路2と、着信音や受話音声の音響出力を得るためのスピーカ部3と、送話音声等を集音するためのマイクロホン部4と、画像(動画像、静止画像等)や文字等を表示するための表示部5と、所定の入力操作を行うための操作部6とを有している。
この本発明の実施の形態となる携帯電話機は、図1に示すように無線基地局との間で無線通信を行うアンテナ1及び通信回路2と、着信音や受話音声の音響出力を得るためのスピーカ部3と、送話音声等を集音するためのマイクロホン部4と、画像(動画像、静止画像等)や文字等を表示するための表示部5と、所定の入力操作を行うための操作部6とを有している。
また、この携帯電話機は、発着信等を光で知らせるための発光部7(LED:Light Emitting Diode)と、所望の被写体の静止画像或いは動画像を撮像するためのカメラ部8と、カメラ部8で撮像された被写体の動画像或いは静止画像の撮像信号の信号処理を行う画像信号処理部9と、当該携帯電話機の筐体を振動させることで着信等をユーザに知らせるためのバイブレーションユニット10とを有している。
また、この携帯電話機は、例えばスケジュール帳、電話帳、アドレス帳、音楽データ、静止画像データ、動画像データ、送受信した電子メールデータ等の各種データや、通信処理を行うための通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)、及び上記カメラ部8の撮像制御を行うためのカメラアプリケーションプログラム等の各種アプリケーションプログラムが記憶されたメモリ11と、このメモリ11に記憶されている上記コミュニケーションプログラムや各種アプリケーションプログラムに基づいて当該携帯電話機全体の動作を制御する制御部12とを有している。
〔カメラ部の構成〕
図2にカメラ部8の光学系を概略的に示す。この図2からわかるように、カメラ部8は固定焦点カメラ装置となっており、被写体の撮像光に応じた撮像信号を形成する、例えばCCDイメージセンサ(CCD:Charge Coupled Devices)やCMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等の半導体撮像素子21(撮像素子21)の前段に位置するように設けられた光学系20を有している。
図2にカメラ部8の光学系を概略的に示す。この図2からわかるように、カメラ部8は固定焦点カメラ装置となっており、被写体の撮像光に応じた撮像信号を形成する、例えばCCDイメージセンサ(CCD:Charge Coupled Devices)やCMOSイメージセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)等の半導体撮像素子21(撮像素子21)の前段に位置するように設けられた光学系20を有している。
この光学系20は、前段レンズ22(撮像光が入射する側のレンズ)及び後段レンズ23(撮像素子21の手前のレンズ)の間に、例えばSTN液晶(STN:Super Twisted Nematic liquid crystal)やDSTN液晶(DSTN:Dual-scan Super Twisted Nematic)、或いはTFT液晶(TFT:Thin Film Transistor)等で形成された液晶絞り部24を有している。
なお、この図2においては、前後段の各レンズ22、23をそれぞれ1枚のレンズとして図示しているが、前後段の各レンズは、複数枚のレンズを用いてそれぞれ構成するようにしてもよい。
液晶絞り部24は、この図2及び図3に示すように撮像光の光軸を中心とした所定の大きさの略真円形の第1の液晶絞り領域部31を中心として、この第1の液晶絞り領域部31の外周に沿って設けられた第2の液晶絞り領域部32、この第2の液晶絞り領域部32の外周に沿って設けられた第3の液晶絞り領域部33、この第3の液晶絞り領域部33の外周に沿って設けられた第4の液晶絞り領域部34を有している。
これら各液晶絞り領域部31〜34は、制御部12により、それぞれ独立して駆動されるようになっており、制御部12によりオン制御された場合には撮像光を透過し、制御部12によりオフ制御された場合には撮像光を遮蔽するようになっている。
なお、この例では、液晶絞り部24に対して第1〜第4の計4つの液晶絞り領域部31〜34を設けることとしたが、これは、2つの液晶絞り領域部や5つの液晶絞り領域部を設ける等のように、設計等に応じて任意の数の液晶絞り領域部を設ければよい。また、液晶絞り部24の第1の液晶絞り領域部31の代わりに、当該第1の液晶絞り領域部31の大きさに相当する孔部を設け、この孔部を介して、常時、撮像光が透過する構成としてもよい。この場合、上記第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34がオン/オフ制御されることとなる。
また、この例では、液晶絞り部24を前後段の各レンズ22、23の間に設けることとしたが、前段のレンズ22の前段(撮像光が入射する側)に液晶絞り部24を設けてもよいし、後段のレンズ23の後段(撮像素子21側)に液晶絞り部24を設けてもよい。
[カメラ部の動作]
この実施の形態の携帯電話機において、ユーザにより操作部6を介してカメラ部8の起動が指定されると、制御部12はメモリ11に記憶されているカメラアプリケーションプログラムに基づいてカメラ部8を起動制御して撮像光の取り込みを開始する。
この実施の形態の携帯電話機において、ユーザにより操作部6を介してカメラ部8の起動が指定されると、制御部12はメモリ11に記憶されているカメラアプリケーションプログラムに基づいてカメラ部8を起動制御して撮像光の取り込みを開始する。
この撮像光の取り込みを開始する際、制御部12は、例えば液晶絞り部24の第1及び第2の液晶絞り領域部31、32をオン制御し、この他の第3及び第4の液晶絞り領域部33、34をそれぞれオフ制御する。これにより、液晶絞り部24に入射した撮像光のうち、第1及び第2の液晶絞り領域部31、32に入射した撮像光が当該液晶絞り部24を透過して撮像素子21に入射し、第3及び第4の液晶絞り領域部33、34に入射した撮像光は遮蔽されることとなる。
撮像素子21は、この第1及び第2の液晶絞り領域部31、32を透過することで入射した撮像光の光量に対応する撮像信号を形成し、これを画像処理部9に供給する。画像処理部9は、撮像素子21から供給された撮像信号の輝度レベルを検出し、この検出出力を制御部12に供給する。制御部12は、この画像処理部9から供給された上記輝度レベルに基づいて、
1.撮像素子21のシャッタースピードを制御するか、
2.撮像素子21から出力される撮像信号を増幅処理する信号アンプの利得を制御するか、
3.液晶絞り部24の絞り値を制御するか
を判別する。
1.撮像素子21のシャッタースピードを制御するか、
2.撮像素子21から出力される撮像信号を増幅処理する信号アンプの利得を制御するか、
3.液晶絞り部24の絞り値を制御するか
を判別する。
これら各制御は、単的或いは複合的に行われるようになっており、例えば輝度レベルが大きい場合(=露出オーバー)、制御部12は、撮像素子21のシャッタースピードを上げる制御を行い、又は(及び)、上記信号アンプの利得を下げる制御を行い、又は(及び)、液晶絞り部24の絞り値を下げる制御を行う。また、輝度レベルが小さい場合(=露出アンダー)、制御部12は、撮像素子21のシャッタースピードを下げる制御を行い、又は(及び)、上記信号アンプの利得を上げる制御を行い、又は(及び)、液晶絞り部24の絞り値を上げる制御を行う。なお、どのような制御を行うかは、撮像各部の状況や撮像モードに応じて決定されるようになっている。
〔絞り値の制御〕
制御部12は、液晶絞り部24の絞り値の制御を以下のように行う。上述のように、この例の場合、制御部12は、撮像光の取り込み開始の際に、液晶絞り部24の第1及び第2の液晶絞り領域部31、32をオン制御し、第3及び第4の液晶絞り領域部33、34をそれぞれオフ制御するのであるが、この状態で画像信号処理部9から供給された輝度レベルが大きい場合(=露出オーバー)、制御部12は、図4に示すように液晶絞り部24に対して絞り制御信号を供給し、オン制御している第2の液晶絞り領域部32をオフ制御する。
制御部12は、液晶絞り部24の絞り値の制御を以下のように行う。上述のように、この例の場合、制御部12は、撮像光の取り込み開始の際に、液晶絞り部24の第1及び第2の液晶絞り領域部31、32をオン制御し、第3及び第4の液晶絞り領域部33、34をそれぞれオフ制御するのであるが、この状態で画像信号処理部9から供給された輝度レベルが大きい場合(=露出オーバー)、制御部12は、図4に示すように液晶絞り部24に対して絞り制御信号を供給し、オン制御している第2の液晶絞り領域部32をオフ制御する。
これにより、第1の液晶絞り領域部31のみが透過状態となり、第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34が遮蔽状態となる。そして、液晶絞り部24に入射した撮像光のうち、第1の液晶絞り領域部31に入射した光のみが透過して撮像素子21に入射し、第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34に入射した光は遮蔽される。従って、露出オーバーの場合に、適正な露出に制御することができる。また、撮像素子21に対する撮像光の入射範囲を調整しているため、被写界深度の深い高画質な画像の撮像を可能とすることができる。
これに対して、画像信号処理部9から供給された輝度レベルが小さい場合(=露出アンダー)、制御部12は、図4に示すように液晶絞り部24に対して絞り制御信号を供給し、オフ制御している第3の液晶絞り領域部33(及び第4の液晶絞り領域部34)をオン制御する。
これにより、第1〜第3の液晶絞り領域部31〜33或いは第1〜第4の液晶絞り領域部31〜34がそれぞれ透過状態となり、液晶絞り部24に入射した撮像光のうち、第1〜第3の液晶絞り領域部31〜33に入射した光、或いは第1〜第4の液晶絞り領域部31〜34に入射した光が透過して撮像素子21に入射する。従って、露出アンダーの場合でも、適正な露出に制御することができる。また、撮像素子21に対する撮像光の入射範囲を調整しているため、被写界深度の深い高画質な画像の撮像を可能とすることができる。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、撮像素子21の前段に、撮像光の光軸を中心とした同心円状の液晶絞り領域部31〜34を有する液晶絞り部24を設け、これら各液晶絞り領域部31〜34をオンオフ制御することで、当該液晶絞り部24を透過して撮像素子21に入射する撮像光の光量、及び撮像素子21に入射する撮像光の入射範囲を調整する。これにより、適正な露出に調整することができるうえ、被写界深度の深い高画質な画像の撮像を可能とすることができる。
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、撮像素子21の前段に、撮像光の光軸を中心とした同心円状の液晶絞り領域部31〜34を有する液晶絞り部24を設け、これら各液晶絞り領域部31〜34をオンオフ制御することで、当該液晶絞り部24を透過して撮像素子21に入射する撮像光の光量、及び撮像素子21に入射する撮像光の入射範囲を調整する。これにより、適正な露出に調整することができるうえ、被写界深度の深い高画質な画像の撮像を可能とすることができる。
また、機械式の絞り装置ではなく、上記複数の液晶絞り領域部31〜34を備えた液晶絞り部24を設けることで絞り機能を実現している。このため、カメラ部8の小型、安価、耐衝撃性を損なうことなく、該カメラ部8に対して絞り機能を付加することができる。
[変形例]
上述の実施の形態では、主に第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34をオンオフ制御して露出等の調整を行うこととしたが、図5に示すように第1〜第4の液晶絞り領域部31〜34を全体的にオンオフ制御して、液晶絞り部24をシャッタとして用いてもよい。これにより、より高画質な画像の撮像を可能とすることができる。
上述の実施の形態では、主に第2〜第4の液晶絞り領域部32〜34をオンオフ制御して露出等の調整を行うこととしたが、図5に示すように第1〜第4の液晶絞り領域部31〜34を全体的にオンオフ制御して、液晶絞り部24をシャッタとして用いてもよい。これにより、より高画質な画像の撮像を可能とすることができる。
最後に、上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、本発明は、この他、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)、PDA装置(PDA:Personal Digital Assistant),ノート型のパーソナルコンピュータ装置等の他の携帯端末装置に適用してもよい。この場合でも上述と同様の効果を得ることができる。
また、上述の実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
1 アンテナ、2 通信回路、3 スピーカ部、4 マイクロホン部、5 表示部、6 操作部、7 発光部(LED)、8 カメラ部、9 画像信号処理部、10 バイブレーションユニット、11 メモリ、12 制御部、13 制御部、20 光学系、21 撮像素子、22 前段のレンズ、23 後段のレンズ、24 液晶絞り部、31 液晶絞り部の第1の液晶絞り領域部、32 液晶絞り部の第2の液晶絞り領域部、33 液晶絞り部の第3の液晶絞り領域部、34 液晶絞り部の第4の液晶絞り領域部
Claims (9)
- 一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部を備えた液晶絞り部とを有し、
上記液晶絞り部は、上記各液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給される制御信号に応じて、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御が上記各液晶絞り領域部毎に可能となっていること
を特徴とする光学装置。 - 請求項1に記載の光学装置であって、
上記液晶絞り部の略中心部分には撮像光を透過させる所定の大きさの孔部が設けられていること
を特徴とする光学装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の光学装置であって、
上記撮像レンズは固定焦点レンズとなっていること
を特徴とする光学装置。 - 一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部を備えた液晶絞り部と、
上記液晶絞り部を介して入射する撮像光に応じた撮像信号を出力する撮像素子とを有し、
上記液晶絞り部は、上記各液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給される制御信号に応じて、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御が上記各液晶絞り領域部毎に可能となっていること
を特徴とする撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置であって、
上記液晶絞り部の略中心部分には撮像光を透過させる所定の大きさの孔部が設けられていること
を特徴とする撮像装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の撮像装置であって、
上記撮像レンズは固定焦点レンズとなっていること
を特徴とする撮像装置。 - カメラ部を備えた携帯端末装置において、
上記カメラ部は、
一枚或いは複数枚の撮像レンズと
上記撮像レンズの前段、上記撮像レンズの後段、或いは複数の上記撮像レンズの間に設けられ、同心円状に分割された複数の液晶絞り領域部を備えた液晶絞り部と、
上記液晶絞り部を介して入射する撮像光に応じた撮像信号を出力する撮像素子と、
上記撮像素子からの撮像信号に基づいて輝度レベルを検出し、この輝度レベルに応じた制御信号を、上記液晶絞り部の上記各液晶絞り領域部に対してそれぞれ供給することで、該各液晶絞り領域部毎に、入射する光を透過し、入射する光を遮蔽し、或いは所定光量の光を透過させる透過光量の調整制御を行う制御手段と
を有することを特徴とする携帯端末装置。 - 請求項7に記載の携帯端末装置であって、
上記液晶絞り部の略中心部分には撮像光を透過させる所定の大きさの孔部が設けられていること
を特徴とする携帯端末装置。 - 請求項7又は請求項8に記載の携帯端末装置であって、
上記撮像レンズは固定焦点レンズとなっていること
を特徴とする携帯端末装置。
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