JP2007086135A - 画像形成装置 - Google Patents

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順一 小磯
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Abstract

【課題】 飛散する現像剤を現像サクション部に吸込み捕集して機内や転写材の汚れを無くし、フィルタの寿命を延ばし、現像サクション部やその通気ダクトを清掃し易くすることによりメンテナンス性を改善するようにした画像形成装置の提供。
【解決手段】 帯電手段により一様帯電された像担持体に、書き込み手段により潜像を形成し、該潜像を現像する現像装置を有する画像形成装置において、前記像担持体及び前記現像装置の現像ローラが近接する位置の近傍に、前記現像ローラから飛散する浮遊現像剤を収集するための、吸込み口を有する通気ダクトと、該通気ダクトに接続してサクションブロワ、フィルタ及び排気口を設けた排気ダクトとを有する現像サクション部を有し、前記通気ダクトは対向する内壁面に、それぞれバイアスが印加される少なくとも1つのリブを設けて前記内壁面と共に構成する現像剤捕捉手段を設けた画像形成装置。
【選択図】 図2

Description

本発明は電子写真方式の画像形成装置における現像時に浮遊する現像剤を吸引して捕集する現像サクション部を有する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置における問題は現像装置からの現像剤飛散である。
像担持体としての感光体ドラムと該感光体ドラムに近接して設置した現像剤担持体としての現像スリーブ(現像ローラ)との近接点からそのほぼ接線方向に、現像スリーブ(現像ローラ)の回転により、帯電量が低下した現像剤が飛散する。そのため、特許文献1や特許文献2に記載されているように、現像装置の外側で且つ現像ローラ回転方向下流側の感光体ドラムに近接する位置に、現像サクション部の通気ダクトの吸込み口を形成し、現像剤飛散を、当該吸込み口から吸引することで、飛散した現像剤で各画像形成プロセス部材(構成要素)や転写材(用紙)を汚さなくする手段が提案されている。
そしてサクションブロワで排気口に近い所にフィルタを設けて通気ダクト内に浮遊トナーを吸い込み捕集させている。しかしフィルタの目詰まりによりトナーの捕集性能及び排気性能が早期に低下してしまい、頻繁にフィルタの交換清掃や浮遊トナーの回収除去、清掃を行わねばならず、画像形成装置の稼働を中止させる時間がかなり頻繁に発生し、非効率な状態になっている。即ち、電子写真方式の画像形成装置においてフィルタ等の資材の清掃メンテナンスまでの耐久性の向上、即ち、メンテナンスサイクルを長くさせる要望が強い。
そこでフィルタの面積を大きくしたりサクションブロワの風力を増力したりする案が考えられるが画像形成装置が大きくなって取扱性や製作コストの高騰といった好ましくない面を伴う。
特開平8−220882号公報 特開2000−55689号公報
本発明は上記のような問題点を排除して、高画質を保持し、メンテナンス性能が良好で捕集効率の優れた現像サクション部を持った、コンパクトでメンテナンス周期が長く、メンテナンス作業が行いやすい画像形成装置を提供することを課題にするものである。
この目的は次の技術手段(1)〜(5)の何れかによって達成される。
(1)帯電手段により一様帯電された像担持体に、書き込み手段により潜像を形成し、該潜像を現像する現像装置を有する画像形成装置において、
前記像担持体及び前記現像装置の現像ローラが近接する位置の近傍に、前記現像ローラから飛散する浮遊現像剤を収集するための、吸込み口を有する通気ダクトと、該通気ダクトに接続してサクションブロワ、フィルタ及び排気口を設けた排気ダクトとを有する現像サクション部を有し、前記通気ダクトは対向する内壁面に、それぞれバイアスが印加される少なくとも1つのリブを設けて前記内壁面と共に構成する現像剤捕捉手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記現像剤捕捉手段は、前記通気ダクトの風路の対向する一方の内壁面と他方の内壁面それぞれに少なくとも1つのリブを設け、一方の内壁面のリブは対向する他方の内壁面のリブに対して、互い違いに配列され、かつ、前記一方の内壁面のリブが対向する他方の内壁面に向かって突出する長さを、対向する両内壁面間の距離よりも小さく設定して、流入口と流出口を形成し、内壁面と共に渦流を発生する流路を形成することを特徴とする(1)項に記載の画像形成装置。
(3)前記リブは導電性で前記通気ダクトは非導電性であり、前記通気ダクトの対向する一方の内壁に取りつけられる少なくとも1つのリブには(+)の直流バイアスが印加され、他方の内壁に取りつけられる少なくとも1つのリブには(−)の直流バイアスが印加されることを特徴とする(1)又は(2)項に記載の画像形成装置。
(4)前記リブは導電性で前記通気ダクトは非導電性であり、少なくとも1つの対向する各リブには交流バイアスが印加されることを特徴とする(1)又は(2)項に記載の画像形成装置。
(5)前記通気ダクトは複数設けられ、各通気ダクトの接続口が1つの前記排気ダクトの対応する接続口に接続され、浮遊現像剤は1つのサクションブロワによって現像剤捕集ボックス及び前記フィルタに捕集され、その他の同伴気体は前記排気口から排気されるようにしたことを特徴とする(1)〜(4)項の何れか1項に記載の画像形成装置。
本発明により、トナー捕集ボックスの捕集性能が格段に上がり、フィルタのメンテナンス周期が大幅に延長され、優れた現像サクション部を持った、コンパクトでメンテナンス作業が行いやすく稼働率の良い画像形成装置の提供が可能になった。
以下、本願発明の実施の形態を説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、以下の、本発明の実施の形態における断定的な説明は、ベストモードを示すものであって、本発明の用語の意義や技術的範囲を限定するものではない。
(1)本発明にかかわる画像形成装置について、図1を用いて以下に述べる。
図1によれば、画像形成装置GSは、画像形成装置本体GHと画像形成装置本体GHの上部に設けられる画像読取装置SCとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、中間転写体の移動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒色の各カラートナー像を形成する画像形成ユニットを配置し、各画像形成ユニットの像担持体上に形成したカラートナー像を中間転写体上に多重転写して重ね合わせた後、転写材上に一括転写するものである。
図において、画像形成装置本体GHの上部に配設される画像読取装置SC上に載置された原稿画像が光学系により走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれ、ラインイメージセンサCCDにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込手段としての露光光学系3に画像データ信号を送る。
また図において、中間転写体である中間転写ベルト6の周縁部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒色(K)の各色毎の画像形成用として4組のプロセスユニット100がカラートナー像の形成手段として、図の矢印で示す鉛直方向の中間転写ベルト6の回転方向に対して、中間転写ベルト6に沿って垂直方向に縦列配置され、Y、M、C、Kの順に配置されている。
4組のプロセスユニット100は何れも共通した構造であり、それぞれ、像担持体である感光体ドラム1と、帯電手段としての帯電器2と、画像書込手段としての露光光学系3と、後段において詳述する現像装置4と、像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置190とからなっている。
像担持体である感光体ドラム1は、例えば外径が40〜100mm程度のアルミニウム等の金属性の部材によって形成される円筒状の基体の外周に、感光体層厚として層厚(膜厚)20〜40μm程度の有機感光体層(OPC)の光導電層を形成したものである。感光体ドラム1は、図示しない駆動源からの動力により、導電層を接地された状態で矢印で示す方向に、例えば80〜280mm/s程度で、好ましくは220mm/sの線速度で回転される。
感光体ドラム1の周りには、帯電手段としての帯電器2、画像書込手段としての露光光学系3、現像装置4を1組とした画像形成部が、図の矢印にて示す感光体ドラム1の回転方向に対して配置される。
帯電手段としての帯電器2は、感光体ドラム1の移動方向に対して直交する方向(図において紙面垂直方向)に感光体ドラム1と対峙し近接して取り付けられる。帯電器2は、感光体ドラム1の有機感光体層に対し所定の電位を与えるコロナ放電電極としての放電ワイヤを備え、トナーと同極性のコロナ放電によって帯電作用(本実施形態においてはマイナス帯電)を行い、感光体ドラム1に対し一様な電位を与える。
画像書込手段である露光光学系3は、不図示の半導体レーザ(LD)光源から発光されるレーザ光を、回転多面鏡(符号なし)により主走査方向に回転走査し、fθレンズ(符号なし)、反射ミラー(符号なし)等を経て感光体ドラム1上を画像信号に対応する電気信号による露光(画像書込)を行い、感光体ドラム1の表面の感光体層に原稿画像に対応する静電潜像を形成する。
現像手段としての現像装置4は、感光体ドラム1の帯電極性と同極性に帯電されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)若しくは黒色(K)の各色の2成分現像剤をそれぞれ収容し、例えば厚み0.5〜1mm、外径15〜25mmの円筒状の非磁性のステンレスあるいはアルミ材で形成された現像剤担持体である現像ローラ4aを備えている。現像ローラ4aは、突き当てコロ(不図示)により感光体ドラム1と所定の間隙、例えば100〜1000μmをあけて非接触に保たれ、感光体ドラム1の回転方向と同方向に回転するようになっており、現像時、現像ローラ4aに対してトナーと同極性(本実施形態においてはマイナス極性)の直流電圧或いは直流電圧に交流電圧を重畳する現像バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム1上の露光部に対して反転現像が行われる。当該反転現像に使用される現像剤(トナー)としてはスチレンアクリル重合トナーが用いられる。また、感光体ドラム1とそれぞれの現像装置4との間で飛散されたトナーは、現像サクションGSaを通して、排気ファンHFaに吸引される排気ダクトDHaにより、機外に排気される。
中間転写体である中間転写ベルト6は、体積抵抗率が1.0×107〜1.0×109Ω・cm程度で、表面抵抗率が1.0×1010〜1.0×1012Ω/□程度の半導電性の無端状(シームレス)の樹脂ベルト部材が用いられ、例えば変性ポリイミド、熱硬化ポリイミド、エチレンテトラフルオロエチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ナイロンアロイ等のエンジニアリングプラスチックに導電材料を分散した厚さ0.05〜0.5mmの半導電性の樹脂フィルム基体である。中間転写ベルト6の基体としては、この他に、シリコンゴム或いはウレタンゴム等に導電材料を分散した厚さ0.5〜2.0mmの半導電性ゴムベルトを使用することもできる。中間転写ベルト6はテンションローラ6aを含む複数のローラ部材により巻回され、鉛直方向に回動可能に支持されている。中間転写体としてはドラム状のものを用いることも可能である。
各色毎の第1の転写手段としての1次転写ローラ7は、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いたローラ状の導電性部材からなり、中間転写ベルト6を挟んで各色毎の感光体ドラム1に対向して設けられ、中間転写ベルト6の背面を押圧して感光体ドラム1との間に転写域を形成する。1次転写ローラ7には定電流制御によりトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流定電流が印加され、転写域に形成される転写電界によって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。
各色毎の1次転写手段としての1次転写ローラ7は、例えばシリコンやウレタン等の発泡ゴムを用いたローラ状の導電性部材からなり、中間転写ベルト6を挟んで各色毎の感光体ドラム1に対向して設けられ、中間転写ベルト6の背面を押圧して感光体ドラム1との間に転写域を形成する。1次転写ローラ7には定電流制御によりトナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の直流定電流が印加され、転写域に形成される転写電界によって、感光体ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト6上に転写される。
画像形成工程(画像形成プロセス)について以下に説明する。
画像記録のスタートにより不図示の感光体駆動モータの始動によりYの感光体ドラム1が図の矢印で示す方向へ回転され、Yの帯電器2によってYの感光体ドラム1に電位が付与される。Yの感光体ドラム1は電位を付与された後、Yの露光光学系3によって第1の色信号すなわちYの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はYの現像装置4により反転現像され、Yの感光体ドラム1上にイエロー(Y)のトナーからなるトナー像が形成される。Yの感光体ドラム1上に形成されたYのトナー像は1次転写手段としての1次転写ローラ7により中間転写ベルト6上に転写される。
次いで、Mの帯電器2によってMの感光体ドラム1に電位が付与される。Mの感光体ドラム1は電位を付与された後、Mの露光光学系3によって第1の色信号すなわちMの画像データに対応する電気信号による露光(画像書込)が行われ、Mの感光体ドラム1上にマゼンタ(M)の画像に対応する静電潜像が形成される。この潜像はMの現像装置4により反転現像され、Mの感光体ドラム1上にイエロー(M)のトナーからなるトナー像が形成される。Mの感光体ドラム1上に形成されたMのトナー像は、1次転写手段としての1次転写ローラ7によりYのトナー像の重ね合わせて中間転写ベルト6上に転写される。
同様のプロセスにより、Cの感光体ドラム1上に形成されたシアン(C)のトナーからなるトナー像と、Kの感光体ドラム1上に形成された黒色(K)のトナーからなるトナー像が順次中間転写ベルト6上に重ね合わせて形成され、中間転写ベルト6の周面上に、Y、M、C及びKのトナーからなる重ね合わせのカラートナー像が形成される。
転写後のそれぞれの感光体ドラム1の周面上に残ったトナーは像担持体クリーニング手段としての感光体クリーニング装置190によりクリーニングされる。
一方、給紙カセット20A、20B、20C内に収容された転写材としての記録紙Pは、給紙カセット20A、20B、20Cにそれぞれ設けられる送り出しローラ21および給紙ローラ22Aにより給紙され、搬送ローラ22B、22C、22D、レジストローラ23を経て、トナーと反対極性(本実施形態においてはプラス極性)の電圧が印加される2次転写手段としての2次転写ローラ7Aに搬送され、2次転写ローラ7Aの転写域において、中間転写ベルト6上に形成された重ね合わせのカラートナー像(カラー画像)が記録紙P上に一括して転写される。
カラー画像が転写された記録紙Pは、定着装置17の加熱ローラ17aと加圧ローラ17bとにより形成される定着ニップ部NAにおいて加熱加圧されて定着され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
また、2次転写手段としての2次転写ローラ7Aにより記録紙P上にカラー画像が転写された後、記録紙Pを曲率分離した中間転写ベルト6は、中間転写体クリーニング手段としての中間転写体クリーニング装置190aにより残留トナーが除去される。
なお、上記画像形成装置の説明においては、カラー画像形成にて説明したが、モノクロ画像を形成する場合も本発明に含まれるものである。
(2)次に、本発明の画像形成装置に装着される現像サクション部150について、図2及び図3を用いて以下に説明する。図2は、本発明に関わる現像サクション部の概要断面図であり、図3は図2を下方から見た平面図である。
本発明にかかわる現像サクション部150に近接して配置される現像装置4は、図2に示すように、現像ローラ4aを、例えば外径100mmの感光体ドラム1の感光面に対向して平行配置している。
現像装置4は、2成分現像剤を収容し、感光体ドラム1の周面に対し所定の間隙を保って、現像位置において感光体ドラム1の回転方向(図2の時計方向)と同方向(周上の線速方向ではお互いに逆方向)に回転する現像ローラ4aを備えている。
現像装置4において、148はトナーとキャリアとから成る2成分現像剤を収容する現像剤収容部であるハウジング、4aは内部にマグネットロール(不図示)を有する現像剤搬送体である現像ローラ、144は現像ローラ4a上の現像剤層厚を所定量に規制する磁性材から成る層厚規制部材、145は搬送供給ローラ、146,147は一対の撹拌スクリューである。
現像剤搬送体である現像ローラ4aは、例えばアルミニウム材或いはステンレス材を用いた外径8mm〜60mmの非磁性の円筒状の部材からなり、感光体ドラム1の周面に対し、現像ローラ4aの両端に設けられた不図示の突当コロにより所定の間隙を保って感光体ドラム1の回転(図2の時計方向回転)に対し反時計方向に回転される。外径が8mm以下であると、画像形成に必要な磁極N1,S1,N2,S2,N3から成る少なくとも5極の磁極を有するマグネットロール(不図示)を形成することが不可能であり、また現像ローラ4aの外径が60mmを越えると、現像装置4が大型化する。特に、複数組の現像装置4を有するカラープリンタ(図1参照)においては、現像手段の占める容積が大きくなり、感光体ドラム1の外径が増大化したり、感光体ドラム1の大型化により画像形成装置GSが大型化してしまう。
不図示のマグネットロールは、現像ローラ4aに内包され、例えば複数個の磁極N1,N2,N3,S1,S2を交互に配し(不図示)、現像ローラ4aと同心に固定されていて、非磁性のスリーブ周面に磁界を形成している。
層厚規制部材144は、例えば棒状或いは板状の磁性ステンレス材よりなり、不図示のマグネットロールのN極の磁極と対向し、現像ローラ4aと所定の間隙で配置され、現像ローラ4aの周面上に形成される2成分現像剤の層厚を安定かつ均一に規制している。特に磁性の層厚規制部材144を用いる本方式は、現像ローラ4aの表面に薄い層厚の現像剤を形成するのに優れている。
搬送供給ローラ145は、現像ローラ4aから剥ぎ取られた現像剤を撹拌スクリュー146に搬送すると共に、撹拌スクリュー146により撹拌された現像剤を層厚規制部材144へと供給する。145Aは搬送供給ローラ145に設けられ、現像剤を搬送するための羽根部である。
撹拌スクリュー146及び147は、互いに相反する方向に等速で回転し、現像装置4内で2成分現像剤中のトナーと磁性キャリアとを撹拌、混合し、所定のトナー成分割合で均等に混合される。
撹拌スクリュー147の上部でハウジング148の上部の天板148aに開口する不図示のトナー補給口からハウジング148内に補給されたトナーは、互いに相反する方向に等速で回転する撹拌スクリュー146,147によりハウジング148内に収容された現像剤と撹拌、混合されて均一なトナー濃度の現像剤となり、該現像剤が回転する搬送供給ローラ145により層厚規制部材144に搬送され、層厚規制部材144により所定の層厚とされ、現像ローラ4aの外周面上に供給される。感光体ドラム1上の潜像を現像した余りの現像剤は現像ローラ4aより剥ぎ取られ、搬送供給ローラ145により再度撹拌スクリュー146へと搬送される。感光体ドラム1上の静電潜像が直流(DC)バイアスが、必要により交流(AC)バイアスも重畳される現像バイアス電圧の印加による非接触現像法により反転現像される。
また図2の側断面図及び図3の平面図に示すように、現像装置4に隣接して、本発明にかかわる現像サクション部150が設けられている。現像サクション部150は、通気ダクト151と排気ダクト157を有し、通気ダクト151は、現像装置4のハウジング148の下部に沿って、図示しない固定部材により取り外し可能に固定され、通気ダクト151の上端部に浮遊現像剤の吸込み口152が設けられている。また、現像サクション部150の通気ダクト151の吸込み口152の反対側の接続口に接続部材156によって接続される排気ダクト157の端部の排気口160の近傍には、現像剤を吸引するサクションブロワ158及びその前後に取り外し可能に嵌め込まれて配置されるフィルタ159が設けられている。通気ダクト151は前記ハウジング148への取付を解き、更に接続部材156を緩めることによる排気ダクト157からも取り外し可能にされている。
吸込み口152から吸引された現像剤は、図に矢印で示す流路を通して現像サクション部150内を搬送されて現像剤捕捉手段である現像剤捕集ボックス153B及びフィルタ159の何れかに捕集される。
さて、通気ダクト151には、対向する内壁面のそれぞれに少なくとも1枚のリブ153,154が、前記通気ダクト151の対向する内壁面に、互い違いに設けられて、内壁面と少なくとも1枚ずつのリブ153,154によって、それぞれ流入口と流出口を持つ風路を形成して少なくとも1つの現像剤捕捉手段としての現像剤捕集ボックス153Bが形成され、更に好ましくは2枚ずつ以上のリブ153,154による複数の現像剤捕集ボックス153Bが、153B1,153B2のように連続して構成されることが可能である。そして153B1,153B2と続く少なくとも1つの現像剤捕集ボックス153Bの中では渦流が発生し、浮遊トナーが溜まり易くなっている。そしてこれは所定のコピーサイクルに達したところで定期的に回収されるようにしてある。
また、図4に示すように、それぞれ少なくとも1枚のリブ153,154は導電性であり、前記各リブには、電極としてそれぞれ+又は−の電圧が印加されることにより、上記渦流で溜まりやすくなっている現像剤が更に付着して回収量が増大する。印加する直流電圧としては、例えば、+500V、−500Vが与えられる。
また、図5に示すように、それぞれ少なくとも1枚のリブ153,154には交流電圧が印加されるようにすることが出来るが、これによっても現像剤の付着効果が得られる。
そしてこれらの少なくとも1つの現像剤捕集ボックス153Bを形成する通気ダクト151は現像装置4から取り外し可能にされ、且つ、前記電圧印加を切ることにより捕集された現像剤はリブ153,154から離れて通気ダクト151内の現像剤捕集ボックス153Bの底部に溜められるので捕集された現像剤は容易に回収されると共に清掃も簡単に行えるようになる。
また、現像サクション部150の一例として、前記通気ダクト151は複数(ここでは2個)設けられ各通気ダクトの接続口が1つの前記排気ダクト157の対応する接続口に接続され、浮遊現像剤は1つのサクションブロワ158によって、各通気ダクト151に設けられた少なくとも1つの前記現像剤捕集ボックス153B及び前記1組のフィルタ159に捕集され、その他の空気等は前記排気口160から排気されるようにしてある。
しかし通気ダクト151は複数に限定されるものではなく、1つであっても良い。
上記の如く、本発明の如き現像サクション部150を有する画像形成装置により、現像装置4の周辺、更には画像形成装置GS内に飛散する浮遊現像剤による各構成部材や印刷される転写材の汚れ等が回避される。それと共に、通気ダクト151内の現像剤捕集ボックス153B内の回収トナーの量が増大することに応じて、排気ダクト157の端部のサクションブロワ158の前後に設けたフィルタ159に捕らえられる浮遊現像剤が激減するので目詰まりまでの寿命が延びることになり、メンテナンス周期が長くなり、画像形成装置の稼働率も格段に向上する。
即ち、図6のグラフに示すように、従来は浮遊現像剤(トナー)の捕集をフィルタ159だけで行っていたので総量2グラムで目詰まりを起こしていた。この時点がA4判用紙の定常の印字数で120〜130千枚であり、これをフィルタの清掃点検周期としていた。
それで本発明のようにフィルタ159及び現像剤捕集ボックス153Bの両者を併用した場合は、図7のグラフに示すように、フィルタの目詰まりの限界値までにA4判用紙の定常の印字数で250〜260千枚のプリント数が可能であった。
このように、フィルタと現像剤捕集ボックスの両者が分担して浮遊現像剤が捕集されるのでフィルタの寿命は倍加されメンテナンス周期も倍加され画像形成装置の稼働率は大きく向上した。
更に、通気ダクト151やフィルタ159が容易に取り外せるようにしてあるので、現像サクション部150やその通気ダクト151、吸込み口152等が清掃し易くされることになり、トナー飛散防止に対するあらゆるメンテナンスが容易で確実になる。
なお、フィルタ159は1枚でも良いが2枚以上の複数枚用いても良い。
本発明にかかわる現像サクション部を備えたカラー画像形成装置の一実施の形態の要部断面構成図である。 本発明にかかわる現像サクション部の側断面図である。 図2の下方より見た平面図である。 通気ダクト内に構成される現像剤捕捉手段としての現像剤捕集ボックスのリブに直流電圧を印加した状態を示す模式図である。 通気ダクト内に構成される現像剤捕捉手段としての現像剤捕集ボックスのリブに交流電圧を印加した状態を示す模式図である。 浮遊現像剤をフィルタだけで捕集した場合のフィルタの目詰まり限界と印字枚数を示すグラフである。 浮遊現像剤をフィルタ及び現像剤捕集ボックスを併用して捕集した場合のフィルタの目詰まり限界と印字枚数を示すグラフである。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電器
3 露光光学系
4 現像装置
4a 現像ローラ
6 中間転写ベルト
7 1次転写ローラ
7A 2次転写ローラ
17 定着装置
100 プロセスユニット
144 層厚規制部材
145 搬送供給ローラ
146,147 攪拌スクリュー
148 ハウジング
150 現像サクション部
151 通気ダクト
152 吸込み口
153,154 リブ
153B 現像剤捕集ボックス
156 接続部材
157 排気ダクト
158 サクションブロワ
159 フィルタ
160 排気口

Claims (5)

  1. 帯電手段により一様帯電された像担持体に、書き込み手段により潜像を形成し、該潜像を現像する現像装置を有する画像形成装置において、
    前記像担持体及び前記現像装置の現像ローラが近接する位置の近傍に、前記現像ローラから飛散する浮遊現像剤を収集するための、吸込み口を有する通気ダクトと、該通気ダクトに接続してサクションブロワ、フィルタ及び排気口を設けた排気ダクトとを有する現像サクション部を有し、前記通気ダクトは対向する内壁面に、それぞれバイアスが印加される少なくとも1つのリブを設けて前記内壁面と共に構成する現像剤捕捉手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤捕捉手段は、前記通気ダクトの風路の対向する一方の内壁面と他方の内壁面それぞれに少なくとも1つのリブを設け、一方の内壁面のリブは対向する他方の内壁面のリブに対して、互い違いに配列され、かつ、前記一方の内壁面のリブが対向する他方の内壁面に向かって突出する長さを、対向する両内壁面間の距離よりも小さく設定して、流入口と流出口を形成し、内壁面と共に渦流を発生する流路を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記リブは導電性で前記通気ダクトは非導電性であり、前記通気ダクトの対向する一方の内壁に取りつけられる少なくとも1つのリブには(+)の直流バイアスが印加され、他方の内壁に取りつけられる少なくとも1つのリブには(−)の直流バイアスが印加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記リブは導電性で前記通気ダクトは非導電性であり、少なくとも1つの対向する各リブには交流バイアスが印加されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記通気ダクトは複数設けられ、各通気ダクトの接続口が1つの前記排気ダクトの対応する接続口に接続され、浮遊現像剤は1つのサクションブロワによって現像剤捕集ボックス及び前記フィルタに捕集され、その他の同伴気体は前記排気口から排気されるようにしたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014215469A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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