JP2007085472A - 潤滑ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポンプやタンクをできるだけ一体化させて集約し、構造を簡略化できるようにし、製造効率を向上させてコストダウンを図る。
【解決手段】 種類の異なる潤滑油が入れられる複数のタンクTA,TBと、各タンクTA,TB毎に設けられ各タンクTA,TB内の潤滑油を吐出して潤滑管路P1,P2,P3,P4に送給する複数のポンプPA,PBとを備えた潤滑ポンプ装置Sにおいて、複数の各ポンプPA,PBをブロック体Bに設け、ブロック体Bに各ポンプPA,PBを駆動させる1つの駆動部20を設け、ブロック体Bに各ポンプPA,PBに対応したタンクTA,TBが着脱可能に取付けられる複数のタンク取付部30を形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械や射出成形機等の産業機械に用いられオイルやグリス等の潤滑油を給油する潤滑ポンプ装置に関する。
一般に、例えば射出成形機の潤滑においては、トグル部等の比較的給油量の少なくて良い部位と、シールがなくてオープンなボールネジ等の比較的給油量を多く必要とする部位とがあり、給油量の多い部位を基準にすると、比較的給油量の少なくて良い部位の給油量が多くなって、無駄が生じてしまう。また、射出成形機において、トグル部は極圧が小さく、ボールネジ部は極圧が大きいことから、潤滑部位の条件に適した潤滑油を用いることが好ましい。
このため、本願出願人は、先に、種類の異なる潤滑油を潤滑箇所に応じて個別に給油できるようにするとともに、駆動部をできるだけ簡略化した潤滑ポンプ装置を提案した(特許文献1)。
これは、潤滑油としてのグリスが入れられるタンクと、潤滑油としてのオイルが入れられるタンクとを備え、各タンク毎に潤滑油を吐出するポンプを設け、各ポンプを1つの駆動部で駆動するようにし、各ポンプから潤滑部位の条件に適した潤滑油を個別に給油できるようにしたものである。
特開2004−324695号公報
ところで、この従来の潤滑ポンプ装置においては、各ポンプから潤滑部位の条件に適した潤滑油を個別に給油できるようにし、しかも、各ポンプを1つの駆動部で駆動するようにしているが、ポンプ構造やタンク構造が夫々異なっていることから、駆動部の機構が複雑になっているとともに組み立てが煩雑で、製造効率が悪く、コスト高になってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、ポンプやタンクをできるだけ一体化させて集約し、構造を簡略化できるようにし、製造効率を向上させてコストダウンを図った潤滑ポンプ装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の潤滑ポンプ装置は、種類の異なる潤滑油が入れられる複数のタンクと、該各タンク毎に設けられ該各タンク内の潤滑油を吐出して潤滑管路に送給する複数のポンプとを備えた潤滑ポンプ装置において、上記複数の各ポンプをブロック体に設け、該ブロック体に各ポンプを駆動させる1つの駆動部を設け、上記ブロック体に各ポンプに対応したタンクが着脱可能に取付けられる複数のタンク取付部を形成した構成としている。
これによれば、各ポンプはブロック体に設けられ、しかも、タンクもブロック体に設けたタンク取付部に取付けられるので、ポンプやタンクが集約させられ、それだけ、構造を簡略化でき、製造効率が向上させられてコストダウンが図られる。
また、潤滑油の種類が異なるタンクから各潤滑油を対応するポンプで個別に潤滑管路に供給できるので、潤滑部位の条件に適した潤滑油を一台の装置で給油することができるようになる。
そして、必要に応じ、上記複数の各ポンプを、上記タンクからの潤滑油を吸引する吸引口及び吸引した潤滑油を吐出する吐出口を有したシリンダ部と、該シリンダ部に一端を該シリンダ部から突出させて進退動可能に挿通され当該進退動により潤滑油の吸引,吐出を行なうピストンとを備えて構成し、上記ブロック体に、上記各ポンプのピストンの一端が臨む空間を形成し、上記各ポンプのシリンダ部を、上記各ポンプのピストンの一端が上記空間に臨むように該ブロック体に形成し、上記駆動部を、該ブロック体に設けられる電動モータと、該電動モータによって駆動されるとともに上記ブロック体の空間に設けられ上記ピストンの一端に係合して該ピストンを進退動させるカム機構とを備えて構成している。
プランジャ型のポンプがブロック体に集約され、しかもカム機構という簡単な機構で駆動できるので、より一層集約度を増すことができ、より一層構造が簡略化させられて製造効率が向上させられる。
また、必要に応じ、上記カム機構を、上記ピストンを強制的に進退動させるように構成している。ピストンを強制的に進退動するので、潤滑油の粘度の影響でピストンの動きが緩慢になることがなく、確実に動作させて潤滑油を吐出させることができる。特に、潤滑油がグリスの場合に有効になる。
更に、必要に応じ、上記各タンク取付部を全て同じ構成にしている。潤滑油の種類が異なってもタンクを同じ規格で形成でき、そのため、いずれのタンク取付部にも取付け可能になるので、タンクの選定や変更等が容易にでき、汎用性を増加させることができる。
更にまた、必要に応じ、上記各ポンプに夫々対応して上記ブロック体に設けられ対応するポンプからの吐出を潤滑管路に対して有効または無効にする切換バルブを備えた構成としている。駆動部を1つにしても、切換バルブの作動タイミングにより各ポンプの吐出の間欠時間を設定でき、そのため、より一層、潤滑部位の条件に適した潤滑油を一台の装置で給油することができるようになる。
この場合、上記各ポンプに夫々対応して上記ブロック体に連設され対応するポンプからの吐出を複数の潤滑管路に対して夫々個別に有効または無効にする複数の切換バルブを備えたことが有効である。1つのポンプから各管路に個別に潤滑油を供給できるようになり、潤滑油供給の仕方の自由度が高められて汎用性が向上させられるとともにシステムが簡略化されてコストダウンを図ることができる。また、各管路に個別に潤滑油を供給可能なので、潤滑油供給の仕方の自由度が高くなり、各管路の間欠時間を夫々異ならせて潤滑油を供給することもでき、汎用性が向上させられる。
具体的構成においては、タンクに貯留された潤滑油を送給する1つのポンプから系統の異なる複数の管路に潤滑油を送給するもので、上記ポンプに順次連設されて接続され切換えられて各管路に個別に潤滑油を供給する複数の切換バルブを備え、
上記複数の切換バルブのうち最下位の切換バルブより上位にある切換バルブを、上記ポンプの吐出口側に接続される入力ポート,上記タンク側に開放するドレンポート,上記複数の管路のうちいずれか1つの管路側であって下位の切換バルブの入力ポートに接続されるメインポート,他のいずれか1つの管路に接続されるサブポート及び下位の切換バルブのドレンポートに接続され自身のドレンポートと連通したドレン接続ポートを有し、通電されるオン時に上記入力ポートとサブポートとを接続するとともに上記ドレンポート,ドレン接続ポート及びメインポートを上記入力ポート及びサブポートから遮断し、非通電になるオフ時に上記入力ポートとメインポートとを接続し、上記ドレンポートとサブポートとを接続するとともに上記入力ポートと上記サブポートとを遮断するソレノイドバルブで構成し、
上記最下位の切換バルブを、上記ポンプの吐出口側に接続される入力ポート,上記タンク側に開放するドレンポート,上記複数の管路のうちいずれか1つの管路に接続されるメインポート及び他のいずれか1つの管路に接続されるサブポートを有し、通電されるオン時に上記入力ポートとサブポートとを接続するとともに上記ドレンポート及びメインポートを上記入力ポート及びサブポートから遮断し、非通電になるオフ時に上記入力ポートとメインポートとを接続し、上記ドレンポートとサブポートとを接続するとともに上記入力ポートと上記サブポートとを遮断するソレノイドバルブで構成している。
この場合、最下位の切換バルブにおいて、メインポートを上記複数の管路のうちいずれか1つの管路に接続するのではなく、ドレンポートに接続するようにすれば、非通電になるオフ時には、ポンプを作動させた状態でも、潤滑油の管路への供給を無効にできる。
本発明の潤滑ポンプ装置によれば、各ポンプはブロック体に設けられ、しかも、タンクもブロック体に設けたタンク取付部に取付けられるので、ポンプやタンクが集約させられ、それだけ、構造を簡略化でき、製造効率を向上させてコストダウンを図ることができる。また、潤滑油の種類が異なるタンクから各潤滑油を対応するポンプで個別に潤滑管路に供給できるので、潤滑部位の条件に適した潤滑油を一台の装置で給油することができるようになる。
また、各ポンプに夫々対応してブロック体に設けられ対応するポンプからの吐出を潤滑管路に対して有効または無効にする切換バルブを備えた場合には、駆動部を1つにしても、切換バルブの作動タイミングにより各ポンプの吐出の間欠時間を設定でき、そのため、より一層、潤滑部位の条件に適した潤滑油を一台の装置で給油することができるようになる。
更に、各ポンプに夫々対応してブロック体に連設され対応するポンプからの吐出を複数の潤滑管路に対して夫々個別に有効または無効にする複数の切換バルブを備えた場合には、1つのポンプから各管路に個別に潤滑油を供給できるようになり、潤滑油供給の仕方の自由度が高められて汎用性が向上させられるとともにシステムが簡略化されてコストダウンを図ることができる。また、各管路に個別に潤滑油を供給可能なので、潤滑油供給の仕方の自由度が高くなり、各管路の間欠時間を夫々異ならせて潤滑油を供給することもでき、汎用性を向上させることができる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置について詳細に説明する。この潤滑ポンプ装置は、例えば、樹脂あるいは金属の射出成形機に設置された潤滑システムに設けられ、この潤滑システムに潤滑油であるグリスを供給するものである。
図1乃至図8には、本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置Sを示している。潤滑ポンプ装置Sは、種類の異なる潤滑油としてのグリスが入れられる複数(実施の形態では2つ)のタンクTA,TBと、各タンクTA,TB毎に設けられ各タンクTA,TB内のグリスを吐出して潤滑経路に送給する複数(実施の形態では2つ)のポンプPA,PBとを備えている。
タンクTA,TBは、図2及び図3に示すように、取付け形式を同一にするカートリッジタイプのタンクであり、グリスが封入されるとともに後述のタンク取付部30に着脱可能に取付けられる。タンクTA,TBは、開口2を有した筒状の容器本体1と、容器本体1内に摺動可能に設けられポンプPA,PBに供給されるグリスの消費に伴って容器本体1内を開口2側に向けて移動するフォロー体3とを備えている。容器本体1の開口2側の外周には、凸条4が設けられている。そして、容器本体1及びフォロー体3は、紙を用いて形成されている。紙としては、グリスを貯留している間、染み出たりしないように、適宜の材質及び厚さのものが用いられる。必要に応じ、種々の合成紙を用い、あるいは、内面及び/または外面に樹脂をコーティングしても良い。環境問題を考慮して再生紙などを利用することもできる。
容器本体1としては、種々の容量のものを数種類作成しておく。例えば、その容量が、200ml,400ml,700ml,1000ml,1400mlの5種類作成しておく。また、実施の形態では、グリスにおいてその種類が異なる2種が用いられ、一種は摺動部などに介入性が優れる汎用のグリス、もう一種は極圧性の高い例えば有機モリブデンなどを混合したタイプのグリスである。各グリスは、夫々、上記のタンクTA,TBに封入されている。
また、実施の形態に係る潤滑ポンプ装置Sにおいて、各ポンプPA,PBはシリンダ部10及びピストン11を備えたプランジャポンプで構成されており、各ポンプPA,PBは略矩形状の例えばアルミダイカストで形成されたブロック体Bに設けられている。
詳しくは、各ポンプPA,PBは、図3に示すように、タンクTA,TBからの潤滑油を吸引する吸引口13及び吸引した潤滑油を吐出する吐出口14を有したシリンダ部10と、シリンダ部10に一端15をシリンダ部10から突出させて進退動可能に挿通されこの進退動により潤滑油の吸引,吐出を行なうピストン11とを備えて構成されている。
シリンダ部10は、ブロック体Bの左右にその軸線を一にして設けられ、吸引口13を上側に位置させ、吐出口14を下側に位置させている。ブロック体Bの中央下部には、各ポンプPA,PBのピストン11の一端15が臨む空間16が形成されている。即ち、各ポンプPA,PBのシリンダ部10は、各ポンプPA,PBのピストン11の一端15が空間16に臨むようにブロック体Bに形成されている。図3中、10aはスプリング10bで付勢されシリンダ部10内に設けられた逆止弁、符合17はタンクTA,TBの開口2に臨むグリスの取入口、17aは吸引口13から延び取入口17に到る吸引通路、18はグリスの出口、18aは吐出口14から延び出口18に到る吐出経路である。
ブロック体Bの下側には、図1乃至図3に示すように、各ポンプPA,PBを駆動させる1つの駆動部20が設けられている。駆動部20は、回転軸21が上記の空間16に臨むようにブロック体Bの下部中央に固定される電動モータ22と、電動モータ22によって駆動されるとともにブロック体Bの空間16に設けられピストン11の一端15に係合してピストン11を進退動させるカム機構23とを備えて構成されている。符合24は電動モータ22のカバーである。
カム機構23は、ピストン11を強制的に進退動させるように構成されており、詳しくは、図3乃至図5に示すように、ピストン11の一端15に回転軸21と同方向の軸線を有し上下に突出するピン25と、回転軸21に設けられ回転軸21に対して偏心した軸心を中心にして形成され下側に突出したピン25が摺動する円溝26を有した円盤カム27と、この円盤カム27に対峙して回転軸21に回転可能に設けられピストン11の進退動方向に形成され上側に突出したピン25が摺動する直線溝28を有したガイド板29とを備えて構成されている。
ブロック体Bの上側には、図1乃至図3に示すように、各ポンプPA,PBに対応したタンクTA,TBが着脱可能に取付けられる複数(実施の形態では2つ)のタンク取付部30が形成されている。各タンク取付部30は、タンクTA,TBの取付け形式を同一にすることから同一の構造に形成されており、タンクTA,TBの容器本体1の開口2側が嵌合する取付口部31と、取付口部31に嵌合させられた容器本体1の外周に設けられた凸条4に係合して容器本体1を押え保持する保持部材32とを備えている。保持部材32は、取付口部31の外周部に設けた雄ネジ33に螺合する雌ネジ34を有し、容器本体1が貫通する貫通孔35を有したキャップ状の部材で構成されており、容器本体1を貫通孔35に挿通させて雄ネジ33に雌ネジ34を螺合させたとき、貫通孔35の開口縁に形成された段部35aで凸条4を押さえ込んで、容器本体1を押さえ保持する。
このように、各ポンプPA,PBはブロック体Bに設けられ、しかも、タンクTA,TBもブロック体Bに設けたタンク取付部30に取付けられるので、ポンプPA,PBやタンクTA,TBが集約させられ、それだけ、構造を簡略化でき、製造効率が向上させられてコストダウンが図られる。特に、プランジャ型のポンプPA,PBがブロック体Bに集約され、しかもカム機構23という簡単な機構で駆動できるので、より一層集約度を増すことができ、より一層構造が簡略化させられて製造効率が向上させられる。
また、実施の形態に係る潤滑ポンプ装置Sは、各ポンプPA,PBに夫々対応してブロック体Bに連設され対応するポンプPA,PBからの吐出を複数の潤滑管路に対して夫々個別に有効または無効にする複数の切換バルブ40,60を備えている。図1ではポンプPAに対して、2つの管路(第1管路P1,第2管路P2)が接続されるようにし、ポンプPBに対して、2つの管路(第3管路P3,第4管路P4)が接続されるようにしている。
詳しくは、図6乃至図8に示すように、各ポンプPA,PBに対応した複数の切換バルブ40,60は、3以上連設可能であるが、実施の形態では2つ用いられ、最下位の切換バルブより上位にある第1切換バルブ40と、最下位の切換バルブである第2切換バルブ60とからなる。第1切換バルブ40及び第2切換バルブ60は、ボルトでブロック体Bに着脱可能になっている
第1切換バルブ40は、ソレノイドバルブで構成され、ポンプPA,PBの吐出口14側(出口18)に接続される第1入力ポート41,タンクTA,TBの戻り口42に接続されタンクTA,TB側に開放する第1ドレンポート43,後述の第2切換バルブ60の第2入力ポート61に接続される第1メインポート44,第1管路P1(第3管路P3)に接続される第1サブポート45及び後述の第2切換バルブ60の第2ドレンポート63に接続され自身の第1ドレンポート43と連通したドレン接続ポート46を有して構成されている。尚、加工上形成される空きポートがあるが、適宜プラグにより閉塞されている。
図6乃至図8に示すように、47はスプール、48はスプール47を駆動する第1ソレノイド、49はスプール47を定常位置に復帰させるスプリングである。スプール47は、第1ソレノイド48の通電されるオン時に第1ソレノイド48の励磁により引っ張られて、第1入力ポート41と第1サブポート45とを接続し、第1ドレンポート43と第1メインポート44とを接続するとともに第1ドレンポート43,ドレン接続ポート46及び第1メインポート44を第1入力ポート41及び第1サブポート45から遮断し、第1ソレノイド48の非通電になるオフ時にスプリング49で定常位置に復帰させられ、第1入力ポート41と第1メインポート44とを接続し、第1ドレンポート43と第1サブポート45とを接続するとともに第1入力ポート41と第1サブポート45とを遮断する。
第2切換バルブ60は、ソレノイドバルブで構成され、ポンプPA,PBの吐出口14側である第1切換バルブ40の第1メインポート44に接続される第2入力ポート61,第1切換バルブ40のドレン接続ポート46に接続されタンクTA,TB側に開放する第2ドレンポート63,迂回路62を介して第2ドレンポート63に連通する第2メインポート64及び第2管路P2(第4管路P4)に接続される第2サブポート65を有して構成されている。第2入力ポート61は、第1切換バルブ40を介してポンプPA,PBに接続可能になっており、また、第2ドレンポート63は第1切換バルブ40のドレン接続ポート46及び第1ドレンポート43を介してタンクTA,TB側に開放される。尚、加工上形成される空きポートがあるが、適宜プラグにより閉塞されている。
図6乃至図8に示すように、第2切換バルブ60において、67はスプール、68はスプール67を駆動する第2ソレノイド、69はスプール67を定常位置に復帰させるスプリングである。スプール67は、第2ソレノイド68の通電されるオン時に第2ソレノイド68の励磁により引っ張られて、第2入力ポート61と第2サブポート65とを接続し、第2ドレンポート63と第2メインポート64とを接続するとともに第2ドレンポート63及び第2メインポート64を第2入力ポート61及び第2サブポート65から遮断し、非通電になるオフ時にスプリング69で定常位置に復帰させられ、第2入力ポート61と第2メインポート64とを接続し、第2ドレンポート63と第2サブポート65とを接続するとともに第2入力ポート61と第2サブポート65とを遮断する。
従って、この潤滑ポンプ装置Sを射出成形機の潤滑システムに用いるときは、例えば、図1に示すように、摺動部などに介入性が優れる汎用のグリスが封入されたタンクTAと、極圧性の高い例えば有機モリブデンなどを混合したタイプのグリスが封入されたタンクTBとを用意し、例えば、ポンプPA側にタンクTAを装着し、ポンプPB側にタンクTBを装着する。この場合、各タンク取付部30は、全て同じ構成になっているので、グリスの種類が異なってもタンクTA,TBを同じ規格で形成でき、また、いずれのタンク取付部30にも取付け可能になるので、タンクTA,TBの選定や変更等が容易にでき、汎用性を増加させることができる。
また、例えば、各グリスの種類毎に、比較的給油量の少なくて良い部位と、比較的給油量を多く必要とする部位とを分け、所要の配管を行なっておく。例えば、タンクTAにおいては、比較的給油量の少なくて良い部位の配管を第1配管P1とし、比較的給油量を多く必要とする部位の配管を第2配管P2とする。タンクTBにおいては、比較的給油量の少なくて良い部位の配管を第3配管P3とし、比較的給油量を多く必要とする部位の配管を第4配管P4とする。
更に、図示外のマイコンを有したコントローラに予め各切換バルブ40,60の動作タイミングを、上記の条件に対応させて記憶させ、この記憶させたタイミングで切換バルブ40,60を動作させるようにする。
そして、電動モータ22を駆動する。この場合、図5(a)〜(h)に示すように、円盤カム27が回転し、ポンプPA,PBの各ピストン11が強制的に進退動させられ、タンクTA,TBからのグリスが吸引,吐出される。この場合、カム機構23は、ピストン11を強制的に進退動させるので、グリスの粘度の影響でピストン11の動きが緩慢になることがなく、確実に動作させられてグリスを吐出させることができる。
このポンプPA,PBの作動中において、各切換バルブ40,60のソレノイド48,68が非通電のときは、図6,図7(a)及び図8に示すように、吐出されるグリスはタンクTA,TBに戻り、各潤滑管路P1,P2,P3,P4に対しては吐出が無効になる。また、図7(b)に示すように、いずれかの切換バルブ40,60のソレノイド48,68に通電されると、第1サブポート45あるいは第2サブポート65が開になり、対応する管路への吐出が有効になり、グリスが供給される。
この場合、駆動部20を1つにしても、切換バルブ40,60の作動タイミングにより各ポンプPA,PBの吐出の間欠時間を設定でき、そのため、より一層、潤滑部位の条件に適したグリスを一台の装置で給油することができるようになる。
また、各ポンプPA,PBにおいて、複数の切換バルブ40,60が備えられ、1つのポンプPA,PBから各管路P1,P2,P3,P4に個別にグリスを供給できるので、グリス供給の仕方の自由度が高くなり、各管路P1,P2,P3,P4の間欠時間を夫々異ならせて、潤滑部位の条件に合わせた潤滑を行なうことができる。
図9には、カム機構23の別の例を示す。このカム機構23は、電動モータ22の回転軸21に各ピストン11を押圧する円盤カム70を偏心して取り付け、各ピストン11の一端15間に架設され一方のピストン11が押圧される際他方のピストン11に引張力を付与する連結部材71を設け、円盤カム70に回転軸21を軸心とするピン72を立設し、連結部材71にピン72が挿通され円盤カム70の回転によって相対的にピン72が往復動可能なガイド長孔73を設けて構成されている。連結部材71は、両端に直立部75を有したコ字状の板材で形成され、両端の直立部75にはピストン11軸に係合する係合凹部76が形成され、この係合凹部76の係合によりピストン11間に架設される。また、ピストン11の端部には、係合凹部76の内径より大径で連結部材71の軸方向への移動を規制するストッパ77が設けられている。連結部材71をピストン11に係合させるだけなので、組立てが容易になる。このカム機構23によっても、各ピストン11は強制的に進退動させられる。
図10には、カム機構23のまた別の例を示す。これは、上記図9に示したカム機構23と略同様であるが、連結部材80の構成が異なっている。連結部材80は、円盤カム70の上下に配設される一対の板体81を備え、この一対の板体81の一端15側が接続板82で互いに接続され、この接続板82に一方のピストン11の軸に係合する係合凹部83が形成され、一対の板体81の他端側が他方のピストン11に設けた取付部材84にピン85で固定されるように形成されている。このカム機構23によっても、各ピストン11は強制的に進退動させられる。また、上下に板体があるので連結が強固になる。
尚、上記実施の形態において、最下位の切換バルブ60において、メインポート64をドレンポート63に接続しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図11に示すように、メインポート64を別の第5管路P5に接続するようにしても良い。この場合には、例えば、周知の進行型のバルブを接続する。より、管路への接続の態様が増す。
尚また、上記実施の形態に係る潤滑ポンプ装置Sにあっては、切換バルブ40,60を、各ポンプPA,PB毎に2個ずつ設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、全く設けることなく、両ポンプPA,PBから夫々グリスを直接管路に連続的に吐出させるようにしてもよい。また、各ポンプPA,PB毎に、1個あるいは3個以上連設して設けても良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態では、ポンプPA,PB及びタンクTA,TBの組を2つ備えたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、3組以上設けるようにしてもよく適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態では、本発明を、グリスにおいてその種類が異なるもの同士に適用するよう構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、潤滑油の種類をグリスとオイルの2種類に適用できるように構成し、あるいは、オイルにおいてその種類が異なるもの同士に適用するように構成しても良く適宜変更して差支えない。
本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置をその配管の一例とともに示す図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置を示し、(a)は側面断面図、(b)は正面断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置において駆動部のカム機構を構成する部材を示し、(a)は円盤カムを示す図、(b)はガイド板を示す図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置において駆動部のカム機構の動作を示す図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置において切換バルブの接続状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置において切換バルブの動作を示す図6中X−X線相当断面図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置において切換バルブの接続状態を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置においてカム機構の別の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置においてカム機構のまた別の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る潤滑ポンプ装置において切換バルブの別の接続状態例を示す回路図である。
符号の説明
S 潤滑ポンプ装置
TA,TB タンク
PA,PB ポンプ
B ブロック体
1 容器本体
2 開口
3 フォロー体
4 凸条
10 シリンダ部
11 ピストン
13 吸引口
14 吐出口
15 一端
16 空間
17 取入口
18 出口
20 駆動部
21 回転軸
22 電動モータ
23 カム機構
25 ピン
26 円溝
27 円盤カム
28 直線溝
29 ガイド板
30 タンク取付部
31 取付口部
32 保持部材
40 第1切換バルブ
60 第2切換バルブ
P1,P2,P3,P4,P5 管路

Claims (6)

  1. 種類の異なる潤滑油が入れられる複数のタンクと、該各タンク毎に設けられ該各タンク内の潤滑油を吐出して潤滑管路に送給する複数のポンプとを備えた潤滑ポンプ装置において、
    上記複数の各ポンプをブロック体に設け、該ブロック体に各ポンプを駆動させる1つの駆動部を設け、上記ブロック体に各ポンプに対応したタンクが着脱可能に取付けられる複数のタンク取付部を形成したことを特徴とする請求項1記載の潤滑ポンプ装置。
  2. 上記複数の各ポンプを、上記タンクからの潤滑油を吸引する吸引口及び吸引した潤滑油を吐出する吐出口を有したシリンダ部と、該シリンダ部に一端を該シリンダ部から突出させて進退動可能に挿通され当該進退動により潤滑油の吸引,吐出を行なうピストンとを備えて構成し、
    上記ブロック体に、上記各ポンプのピストンの一端が臨む空間を形成し、上記各ポンプのシリンダ部を、上記各ポンプのピストンの一端が上記空間に臨むように該ブロック体に形成し、
    上記駆動部を、該ブロック体に設けられる電動モータと、該電動モータによって駆動されるとともに上記ブロック体の空間に設けられ上記ピストンの一端に係合して該ピストンを進退動させるカム機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項1記載の潤滑ポンプ装置。
  3. 上記カム機構を、上記ピストンを強制的に進退動させるように構成したことを特徴とする請求項2記載の潤滑ポンプ装置。
  4. 上記各タンク取付部を全て同じ構成にしたことを特徴とする請求項1,2または3記載の潤滑ポンプ装置。
  5. 上記各ポンプに夫々対応して上記ブロック体に設けられ対応するポンプからの吐出を潤滑管路に対して有効または無効にする切換バルブを備えたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の潤滑ポンプ装置。
  6. 上記各ポンプに夫々対応して上記ブロック体に連設され対応するポンプからの吐出を複数の潤滑管路に対して夫々個別に有効または無効にする複数の切換バルブを備えたことを特徴とする請求項5記載の潤滑ポンプ装置。
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