JP2007084141A - ガラス乾板用包装箱及びその開梱方法 - Google Patents

ガラス乾板用包装箱及びその開梱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業員の作業負担を軽減するガラス乾板用包装箱及びその開梱方法を提供する。
【解決手段】中間箱13には予め一対のテープ16が取り付けられ、各端部16aは底外面に弱シールされている。包装箱10の開梱時には、外箱14の底外面14bを下側にして包装箱10を机上に置き、粘着テープ30をカッター32で切断する。2人の作業員の各々がテープ16の端部16aを底外面から剥がし、一方の手でテープ16の端部16aを把持して中間箱13を引っ張り上げると、中間箱13の周壁部13aが内箱12の周壁部12aと外箱14の周壁部14aとの隙間から引き抜かれるから、2人の作業員が協同して中間箱13を保持して取り外す。次に、ガラス乾板11の縁部を把持して、ガラス乾板11を内箱12から持ち上げて取り出す。この後、ガラス乾板11を反転させ、ガラス乾板11の縁部からスペーサ21,22を取り外す。
【選択図】図7

Description

本発明は、ガラス乾板用包装箱及びその開梱方法に関し、更に詳しくは超大型のガラス乾板を光密に包装するためのガラス乾板用包装箱及びその開梱方法に関するものである。
CRTのシャドウマスク、プラズマディスプレイの背面電極パターン、電子機器に使用されるプリント基板等を作成する際に、ガラス乾板が用いられる。このガラス乾板は、通常の写真フイルムなどと異なり、平面保持性が優れているので、歪みのない正確な投影パターンが得られる。このようなガラス乾板は、厚み5mmで面サイズが813×1379mmや914×1114mmであり、重量が12Kg程度である。
このようなガラス乾板を光密に包装する包装箱としては、内箱,中間箱,外箱からなる三重遮光箱が知られている(例えば特許文献1)。この三重遮光箱は、内箱,中間箱,外箱の順に寸法が大きくなっており、内箱の中に2枚のガラス乾板を各乳剤面が向かい合わせとなるように収納している。前記向かい合った乳剤面が互いに接触しないように、ガラス乾板の縁部にスペーサを設けてある。
このような三重遮光箱にガラス乾板を収納するには、セーフライトが点灯した暗室にて、外箱の中に内箱を置き、この内箱には発泡ポリエチレン製のパッキンが置かれており、このパッキンの上に一対のスペーサにより保持されたガラス乾板を収納し、このガラス乾板上にパッキンを載せて、中間箱を上方から外箱と内箱の間に挿入して覆っている。
このような三重遮光箱を開梱するには、暗室にて2人の作業員が三重遮光箱を外箱が下側になるように反転させてから、外箱を中間箱に固定している粘着テープをカッターで切断する。次に、三重遮光箱を外箱が上側になるように反転させてから、外箱を持ち上げて中間箱から外す。次に、中間箱を内箱に固定している粘着テープをカッターで切断する。そして、中間箱が上側になるように反転させてから、中間箱を内箱から外す。この後、ガラス乾板を内箱から持ち上げて取り出す。
特開平07−104432号公報
ところで、最近では、コスト面で有利な超大型のガラス乾板が用いられるようになってきている。この超大型のガラス乾板は、厚み5mmで面サイズが980mm×1670mm,1100mm×1550mm,1100mm×1350mm等で厚み5mm,重さ約20Kg程度である。このようなガラス乾板を従来通りに2枚ずつ包装すると、ガラス乾板のみの重量だけでも約40Kg程度となり、上述したように、包装箱の開梱時には数回反転させる必要がある関係上、作業員の負担が非常に大きくなる。また、1枚のガラス乾板を収納することも考えられるが、1枚あたりの重量が増加し、かつ反転作業が必要であるから、作業員の負担はほとんど減少しない。
本発明は、作業員の作業負担を軽減するガラス乾板用包装箱及びその開梱方法を提供することを目的とする。
本発明のガラス乾板用包装箱は、内箱,中間箱,外箱の順に寸法が大きくなる内箱,中間箱,外箱からなり、ガラス乾板を中間箱の中に収納してから、ガラス乾板の端部と中間箱の周壁部との隙間に内箱の周壁部を挿入して内箱をガラス乾板の上に被せた後、外箱を内箱の底外面から中間箱の周壁部まで覆うように被せてなるガラス乾板用包装箱において、前記中間箱に、中間箱の周壁部を内箱の周壁部と外箱の周壁部との間から引き抜くようにして中間箱を引っ張り上げるための手掛かりを設けたことを特徴とする。
また、前記手掛かりは、前記中間箱のほぼ対角線上の2箇所に設けられ、一端側が中間箱から外方へ突出されるように他端側が中間箱の周壁部の内壁面から外壁面にかけて貼り付けられた短冊状のテープであることを特徴とする。また、前記手掛かりは、前記中間箱の底外面を横切るように、前記中間箱の周壁部の対向する辺同士に架け渡されたバンドであることを特徴とする。
本発明のガラス乾板用包装箱の開梱方法は、内箱,中間箱,外箱の順に寸法が大きくなる内箱,中間箱,外箱からなり、ガラス乾板を中間箱の中に収納してから、ガラス乾板の端部と中間箱の周壁部との隙間に内箱の周壁部を挿入して内箱をガラス乾板の上に被せた後、外箱を内箱の底外面から中間箱の周壁部まで覆うように被せてなるガラス乾板用包装箱を開梱するガラス乾板用包装箱の開梱方法において、前記外箱の底外面が下側になるようにガラス乾板用包装箱を机上に置き、前記中間箱に設けられた手掛かりを用いて中間箱を引っ張り上げ、前記中間箱の周壁部を内箱の周壁部と外箱の周壁部との間から引き抜くようにして取り外す第1工程と、次に、前記内箱からガラス乾板を持ち上げて取り出す第2工程とからなることを特徴とする。
また、前記手掛かりは、前記中間箱のほぼ対角線上の2箇所に設けられ、一端側が中間箱から外方へ突出されるように他端側が中間箱の周壁部の内壁面から外壁面にかけて貼り付けられた短冊状のテープであることを特徴とする。また、前記手掛かりは、前記中間箱の底外面を横切るように、前記中間箱の周壁部の対向する辺同士に架け渡されたバンドであることを特徴とする。
本発明のガラス乾板用包装箱によれば、中間箱の周壁部を内箱の周壁部と外箱の周壁部との間から引き抜くようにして中間箱を引っ張り上げるための手掛かりを中間箱に設けたので、開梱時に反転作業を行うことなく、中間箱を容易に取り外すことができ、作業員の作業負担を軽減できる。また、前記手掛かりは、中間箱のほぼ対角線上の2箇所に設けられた短冊状のテープであるから、一方の手でテープを持つことにより、空いた他方の手を外箱と中間箱との間に差し入れて中間箱を保持でき、テープを引っ張っている途中で手を滑らせて中間箱を落としても、中間箱が直接にガラス乾板の上に落下するのを防止することができる。また、使用しない時には、中間箱の底外面にテープの端部を弱シールしておけば、邪魔にならず、また使用時には、簡単に剥がして使用することができるという利点がある。
また、前記手掛かりは、中間箱の底外面を横切るように、中間箱の周壁部の対向する辺同士に架け渡されたバンドとしたので、中間箱の底外面とバンドとの間に手を差し込むことにより、手がバンドに引っかかるため、バンド自体をしっかり把持できなくても、中間箱を落とすおそれが少ない。
本発明のガラス乾板用包装箱の開梱方法によれば、外箱の底外面が下側になるようにガラス乾板用包装箱を机上に置き、中間箱に設けられた手掛かりを用いて中間箱を引っ張り上げ、中間箱の周壁部を内箱の周壁部と外箱の周壁部との間から引き抜くようにして取り外し、次に内箱からガラス乾板を持ち上げて取り出すので、各工程中及び工程間でガラス乾板や箱を反転させる作業がなく、ガラス乾板用包装箱の開梱作業の負担を軽減できる。
本発明の実施形態を示す図1において、矩形状をした大型のガラス乾板11を収納する包装箱10は、内箱12,中間箱13,外箱14からなる三重の遮光箱である。内箱12,中間箱13,外箱14は、寸法が内箱12,中間箱13,外箱14の順に大きくなる。この包装箱10の内部は密閉構造となり、外部からの光が入り込まず、また塵埃等が侵入しないようになっている。なお、内箱12,中間箱13,外箱14は、1m2あたり2〜3Kg程度の重量を有するクラフトボール紙等の丈夫な紙から形成されている。また、この紙には、不透明度の高い光吸収性の黒色,灰色,青色等の染料又は顔料の少なくとも一種類を含む遮光性層を形成するのが好ましい。
また、前記ガラス乾板11は、周知のように、ガラス板の片面が乳剤を塗布した乳剤面11aになっており、例えばサイズは、980mm×1670mm,1100mm×1550mm,1100mm×1350mmの3種類で厚み5mm,重さ20Kg程度であるが、これに限定されるものではない。なお、本実施形態では、前記ガラス乾板11のサイズを980mm×1670mm×5mmとする。
前記中間箱13のほぼ対角線上に、幅50〜100mm程度,長さ150〜300mm程度の短冊状の一対のテープ16が、図2に示すように、中間箱13の周壁部13aの内壁面から外壁面にかけて貼り付けられており、各端部16aが底外面13bから外方へ50〜150mm程度の長さPで突出している。このテープ16の端部16aは、詳しくは後述するように、包装箱10を開梱する際に、包装箱10を反転することなく、中間箱13を内箱12及び外箱14から引っ張り上げる際の手掛かりとして把持される。
また、テープ16の片面全体(周壁部13aに貼着される側)には予め粘着剤が塗布されており、テープ16の端部16aを折り返して二重とすることにより、端部16aの粘着面どおしを貼り合わせている。また、これにより、端部16aの厚みが2倍になって持ちやすくなるとともに端部16aの強度も向上する。また、端部16aは、包装箱10の組立時には、二点鎖線で示すように、底外面13bに弱シールされており、開梱時に底外面13bから剥がされる。なお、テープ16としては、引っ張り強度が強い、例えば梱包等に用いられるポリプロピレン樹脂製の結束バンドを長さ150〜300mm程度に切ったものが用いられる。
なお、前記テープ16を4箇所に設けていないのは、1人の作業員が左右の手でそれぞれ1つのテープ16を持ち、両方の手を塞いでしまった場合、一方の手でも滑らせると、中間箱13の落下を止める手段がなく、中間箱13がガラス乾板11に傷をつけるおそれがあるためである。すなわち、一方の手でテープ16を持つことにより、空いた他方の手を内箱12及び外箱14と中間箱13との間に差し入れて中間箱13を保持でき、テープ16を引っ張っている途中で手を滑らせて中間箱13を落としても、中間箱13が直接にガラス乾板11上に落下するのを防止することができる。
前記ガラス乾板11の4辺の縁には、内箱12の底内面がガラス乾板11の乳剤面11aに接触することを防止するスペーサ21〜24がそれぞれ着脱自在に取り付けられる。ガラス乾板11の長辺用のスペーサ21,22は、例えば長さ1350mm、短辺用のスペーサ23,24は、例えば長さ500mmである。
また、前記ガラス乾板11の縁部を把持し易くするために、図3に示すように、短辺側の場合には、ガラス乾板11の角からスペーサ23,24までの距離L1を例えば100mmとしてあるが、長辺側に適用しても良い。また、ガラス乾板11が収納される中間箱13の底内面13cには、ガラス乾板11の乳剤面11aと反対側のベース面11bを支持する緩衝マット26が載置されている。この緩衝マット26は、ガラス乾板11よりもややサイズが小さい、例えば発泡ポリエチレン等から形成されたクッション材であり、前記ベース面11bが傷つかないように保護する。なお、前記緩衝マットとしては、株式会社JSP製の「ミラマット」(商品名)が使用できる。
また、図4に示すように、内箱12の4辺の周壁部内面には、それぞれ中実または中空の細長いボックス形状からなるパッド28L,28Sが貼り付けられている。内箱12を中間箱13に挿入した際には、図5に示すように、パッド28L,28Sがスペーサ21〜24に当接される。内箱12の短辺部12c,12dのパッド28Sは、長辺部12e,12fのパッド28Lよりも幅が大きくなっており、包装箱10の開梱作業でガラス乾板11を内箱12から持ち上げる際に、内箱12の短辺側の周壁部12aとガラス乾板11の縁との隙間が大きくとれるようにしている。これは、内箱12の短辺側の周壁部12aとガラス乾板11との隙間から手を挿入してガラス乾板11の縁部を把持しやすくするためであるが、長辺側に適用しても良い。
前記スペーサ21は、軟質合成樹脂,例えば軟質ポリエチレンから形成されており、図面に対して垂直方向に長く伸びた筒状部21aと、この筒状部21aとの間にガラス乾板11の縁部を挟持するクリップ部21bとからなる。なお、スペーサ21の成形材料としては、弾性,柔軟性,耐磨耗性,加工性等の観点から、軟質ポリエチレンに限らず、ポリプロピレン,ABSナチュラル等が好適である。
また、筒状部21aはガラス乾板11の乳剤面11a側に位置しており、スペーサ21〜24だけでガラス乾板11の乳剤面11aと内箱12の底内面との間に十分なスペースを確保できるため、内箱12が万一変形等を起こしてもガラス乾板11の乳剤面11aに接触することがない。なお、スペーサ22〜24の構成は、スペーサ21と同様であるから、説明を省略する。
このように構成された包装箱10でガラス乾板11を包装するには、セーフライトを点灯した暗室内で2人の作業員が包装箱10を挟んで対峙し、協同して作業を行う。図6に示すように、まずガラス乾板11の4辺にスペーサ21〜24を取り付ける(A)。次に、中間箱13の底内面13cの中央部に予めセットされている緩衝マット26の上にガラス乾板11のベース面11bを載置するように、ガラス乾板11を中間箱13内に入れる(B)。
次に、中間箱13の周壁部13aとスペーサ21〜24との隙間に、内箱12の周壁部12aを挿入して、内箱12をガラス乾板11及びスペーサ21〜24の上に被せる(C)。この時、スペーサ21〜24の外側上方部の角にテーパーが付けられているから、中間箱13の周壁部13aとスペーサ21〜24との隙間に、内箱12の周壁部12aを挿入し易い。なお、中間箱13には予め一対のテープ16が取り付けられ、各端部16aは底外面13bに弱シールされている。
更に、内箱12及び中間箱13の上に外箱14を被せてから、外箱14の周壁部14aと中間箱13の底外面13bとに架け渡すように粘着テープ30を張り付け、包装箱10が完成する(D)。なお、安全面から、中間箱13の底外面13cと外箱14の周壁部14a、更に外箱14の底外面14bまで粘着テープ30を張り付けるとより好ましい。また、外箱14の底外面14bには、商品名等が印刷されたレーベルが貼着される。また、完成した包装箱10の寸法は、例えば1054mm×1820mm×55mmで、総重量は約39.0Kgとなる。なお、ガラス乾板11のサイズを1100mm×1550mm×5mmとすると、包装箱10の寸法は1175mm×1695mm×55mmとなり、総重量は約41.3Kgになる。
このように完成した包装箱10を開梱するには、包装時と同様に、セーフライトを点灯した暗室内で2人の作業員が包装箱10を挟んで対峙し、協同して作業を行う。図7に示すように、まず、前記レーベルを目印にして外箱14の底外面14bが下側になるように包装箱10を机上に置き、粘着テープ30をカッター32で切断する(A)。
次に、各作業員は中間箱13の底外面13bに弱シールされているテープ16の端部16aを底外面13bから剥がし、これを一方の手で把持して中間箱13を引っ張り上げる(B)。これにより、内箱12の周壁部12aと外箱14の周壁部14aとの隙間から中間箱13の周壁部13aが引き抜かれ、中間箱13と外箱14との間に隙間ができたら、各作業員はこの隙間から他方の手を差し入れて中間箱13を保持する。この後、一方の手もテープ16の端部16aから離して中間箱13を両手で保持し、2人の作業員が協同して中間箱13を取り外す。
ガラス乾板11が露呈するから、ガラス乾板11の縁部を把持して、スペーサ21〜24が付いたままガラス乾板11を持ち上げて取り出す(C)。この後、スペーサ21〜24付きのガラス乾板11を反転させ(D)、ガラス乾板11の縁部からスペーサ21〜24を取り外す(E)。
このように、包装箱10の開梱作業では、反転作業は最後の1回のみで済むため、作業員の負荷を著しく低減できる。
以上説明した実施形態では、中間箱13に内箱12を挿入した後(図6(C)参照)、粘着テープで内箱12と中間箱13とを固定しなかったが、中間箱13の周壁部13aと内箱12の底外面12bとに架け渡すように粘着テープを張り付けるようにしてもよい。この場合には、包装箱10の開梱時において、中間箱13と外箱14とを固定している粘着テープ30を切断した後(図7(A)参照)、テープ16の端部16aを把持して中間箱13を引っ張り上げると、内箱12も一緒に引っ張り上げられることになる。
ガラス乾板11,内箱12及び中間箱13の総重量はほぼ40Kgと非常に重いので、テープ16の端部16aを把持して、まず中間箱13の一辺側だけを引っ張り上げて内箱12と中間箱13とを固定している粘着テープを切断する。同様に、残りの3辺についても、一辺側ずつ引っ張り上げて粘着テープを切断する。この後、テープ16の端部16aを把持して中間箱13を引っ張り上げれば、内箱12の周壁部12aと外箱14の周壁部14aとの隙間から中間箱13の周壁部13aが引き抜かれ、中間箱13を内箱12及び外箱14から取り外すことができる(図7(B)参照)。
また、上記実施形態では、手掛かりを短冊状のテープとしたが、本発明はこれに限定されることなく、図8に示すように、中間箱13の対向する辺同士に架け渡された一対のバンド36としてもよい。このバンド36は、中間箱13の底外面13bとの間に手を差し込むことにより、バンド36自体をしっかり把持できなくても、手がバンド36に引っかかるため、中間箱13を落とすおそれが少ないという利点がある。なお、このバンド36は、薄く切れにくいところから、ポリプロピレン樹脂製とするのが好ましい。
また、上記手掛かりは、上述したようなテープやバンドに限らず、折り畳み式に形成されたプラスチック製の取っ手でもよく、内箱に一体的に設けて使用時に引き出される取っ手等でもよく、また内箱に形成された開口や凹みでもよい。また、手掛かりの数や配置も限定されない。
本発明の包装箱の構成を示す分解斜視図である。 手掛かりとしてのテープと中間箱との関係を示す説明図である。 中間箱,ガラス乾板,スペーサ及び緩衝マットの関係を示す説明図である。 内箱とパッドとの関係を示す説明図である。 図3のVa−Va断面図(A)及びVb−Vb断面図(B)である。 ガラス乾板を包装箱で包装する様子を示す説明図である。 包装箱を開梱する様子を示す説明図である。 手掛かりとしてバンドを用いた別の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
10 包装箱
11 ガラス乾板
12 内箱
13 中間箱
14 外箱
16 テープ
21〜24 スペーサ
26 緩衝マット
30 粘着テープ
36 バンド

Claims (6)

  1. 内箱,中間箱,外箱の順に寸法が大きくなる内箱,中間箱,外箱からなり、ガラス乾板を中間箱の中に収納してから、ガラス乾板の端部と中間箱の周壁部との隙間に内箱の周壁部を挿入して内箱をガラス乾板の上に被せた後、外箱を内箱の底外面から中間箱の周壁部まで覆うように被せてなるガラス乾板用包装箱において、
    前記中間箱に、中間箱の周壁部を内箱の周壁部と外箱の周壁部との間から引き抜くようにして中間箱を引っ張り上げるための手掛かりを設けたことを特徴とするガラス乾板用包装箱。
  2. 前記手掛かりは、前記中間箱のほぼ対角線上の2箇所に設けられ、一端側が中間箱から外方へ突出されるように他端側が中間箱の周壁部の内壁面から外壁面にかけて貼り付けられた短冊状のテープであることを特徴とする請求項1記載のガラス乾板用包装箱。
  3. 前記手掛かりは、前記中間箱の底外面を横切るように、前記中間箱の周壁部の対向する辺同士に架け渡されたバンドであることを特徴とする請求項1記載のガラス乾板用包装箱。
  4. 内箱,中間箱,外箱の順に寸法が大きくなる内箱,中間箱,外箱からなり、ガラス乾板を中間箱の中に収納してから、ガラス乾板の端部と中間箱の周壁部との隙間に内箱の周壁部を挿入して内箱をガラス乾板の上に被せた後、外箱を内箱の底外面から中間箱の周壁部まで覆うように被せてなるガラス乾板用包装箱を開梱するガラス乾板用包装箱の開梱方法において、
    前記外箱の底外面が下側になるようにガラス乾板用包装箱を机上に置き、前記中間箱に設けられた手掛かりを用いて中間箱を引っ張り上げ、前記中間箱の周壁部を内箱の周壁部と外箱の周壁部との間から引き抜くようにして取り外す第1工程と、
    次に、前記内箱からガラス乾板を持ち上げて取り出す第2工程と
    からなることを特徴とするガラス乾板用包装箱の開梱方法。
  5. 前記手掛かりは、前記中間箱のほぼ対角線上の2箇所に設けられ、一端側が中間箱から外方へ突出されるように他端側が中間箱の周壁部の内壁面から外壁面にかけて貼り付けられた短冊状のテープであることを特徴とする請求項4記載のガラス乾板用包装箱の開梱方法。
  6. 前記手掛かりは、前記中間箱の底外面を横切るように、前記中間箱の周壁部の対向する辺同士に架け渡されたバンドであることを特徴とする請求項4記載のガラス乾板用包装箱の開梱方法。
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