JP2007084122A - ボトルのキャップ締着部洗浄方法及び装置 - Google Patents
ボトルのキャップ締着部洗浄方法及び装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 ボトルのキャップ締着部を洗浄するに際し、洗浄効率を向上するとともに、ボトルの搬送設備を簡素にすること。
【解決手段】 キャップ2が締着されたボトル1を横置搬送する過程で、洗浄水噴射ノズル23が下向き噴射する洗浄水をボトル口1Aの外周面とキャップ2の内周面との間の隙間に注入するもの。
【選択図】 図4
【解決手段】 キャップ2が締着されたボトル1を横置搬送する過程で、洗浄水噴射ノズル23が下向き噴射する洗浄水をボトル口1Aの外周面とキャップ2の内周面との間の隙間に注入するもの。
【選択図】 図4
Description
本発明はボトルのキャップ締着部洗浄方法及び装置に関する。
ボトルへ内容液を充填してキャップを締着するとき、ボトル口外周に内容液が付着することがあり、これをそのまま放置すると、内容液が固化して開栓しにくくなったり、内容液が腐敗するおそれがある。そこで従来、ボトルのキャップ締着部洗浄方法として、特許文献1、2が提案されている。
特許文献1は、ボトル口の外周部に形成されたネジ山部又はこれに螺合するキャップのネジ山部の少なくとも一方に縦方向複数箇所にベントスリットを有し、容器内に内容液を充填して前記キャップを被冠締着したのち容器のネックサポート部とキャップの下端との間の間隙に向け圧力洗浄水を噴射し、前記ベントスリットを通じて洗浄水を容器口部とキャップとの嵌合面全域に行き渡らせて前記間隙から流出させることにより容器口部外周部とキャップ内面との間に残存する内容液を洗い落すようにしたものである。
特許文献2は、ダンパーエビデントバンドを有するネジキャップが締着されたボトル口外周面とキャップ内周面との隙間を洗浄するボトルのキャップ締着部洗浄方法であって、搬送中のボトルに締着されたキャップのスカート壁下端とタンパーエビデントとの連結部に形成されたスリットに向け、洗浄水をジェット水流状態で直接噴射して、前記スリットから圧力洗浄水をボトル口外周面とキャップ内周面との隙間に注入させることにより、ボトル口外周面とキャップ内周面との隙間を洗浄するものである。
特開2000-7096
特開2003-260429
特許文献1、2のボトルのキャップ締着部洗浄方法は、キャップが締着されたボトルを直立させた縦置搬送過程で、洗浄水噴射ノズルが横向き(水平向き)噴射する洗浄水をボトル口外周面とキャップ内周面との間の隙間に注入するものである。
しかしながら、特許文献1、2のボトルのキャップ締着部洗浄方法では、洗浄水噴射ノズルからの洗浄水の噴射方向が重力に逆らう水平向きであり、ボトル口外周面とキャップ内周面との間の隙間に洗浄水を行き渡らせるには、高圧、長時間を要し、洗浄効率が悪い。
また、ボトルを縦置搬送しながら、洗浄水噴射ノズルを相対配置するときには、ボトルの横振れを考慮し、洗浄水噴射ノズルがボトル及びキャップに触れないように、洗浄水噴射ノズルをボトル及びキャップから離す必要があり、洗浄効率が悪い。
また、ボトルを縦置搬送するときには、ボトルの転倒を防止するための倒れ防止ガイドを設ける必要があり、搬送設備が複雑になる。
本発明の課題は、ボトルのキャップ締着部を洗浄するに際し、洗浄効率を向上するとともに、ボトルの搬送設備を簡素にすることにある。
請求項1の発明は、キャップが締着されたボトルを横置搬送する過程で、洗浄水噴射ノズルが下向き噴射する洗浄水をボトル口外周面とキャップ内周面との間の隙間に注入するボトルのキャップ締着部洗浄方法である。
本発明は、PETボトル等のボトル1に高温内容液を充填した後にキャップ2を締着するボトル内容液充填密封(ホットパック)設備において、ボトル口外周面とキャップ内周面に付着した内容液を洗浄するものである。
ボトル1は、図4に示す如く、ボトル口1Aの外周面にキャップ螺着用のネジ1Bを備え、その下方にネックリング1Cを備える。キャップ2は、図4、図5に示す如く、有底筒状の本体2Aの内周面にネジ2Bを備え、その下方に内外貫通スリット2Cとブリッジ2D(図6)を介してダンパーエビデント(TE)バンド2Eを備える。尚、キャップ2は、本体2Aの内周面にてネジ2Bの一部を切除したベントスリット2Fを備えるとともに、本体2Aの上端側に内外貫通スリット2Gを備える。
図1、図2のボトル横置搬送ライン10は、ボトル1に内容液を充填した後にキャップ2を締着する充填及びキャッピング機(不図示)においてボトル1の中心軸を鉛直配置したボトル縦置搬送ライン(不図示)に後続する。
ボトル横置搬送ライン10は、キャップ2が締着されたボトル1を横置搬送するローラコンベア等の横置搬送コンベア10Aからなり、コンベア10Aの前段をボトル横置殺菌区間11とし、その後段にボトル横置洗浄区間12を連続する。横置搬送コンベア10Aは、ボトル1の中心軸を水平軸に対して例えば±10度の範囲内にセットし、ボトル1の中心軸を概ね水平配置する。
ボトル横置殺菌区間11では、充填及びキャッピング機で充填済の加熱内容液が、横置搬送中のキャップ2の天井内面、ボトル1の空隙部分等に触れて加熱殺菌する。
ボトル横置洗浄区間12には、洗浄装置20が設置される。洗浄装置20は、横置搬送コンベア10Aの上部に洗浄水供給マニホールド21を延在し、横置搬送コンベア10Aの搬送方向に沿って1列をなす複数の平板状洗浄ユニット22をマニホールド21に接続し、各洗浄ユニット22の先端縁に一列をなす多数の洗浄水噴射ノズル23(図3)を備える。全洗浄ユニット22の洗浄水噴射ノズル23は、図4に示す如く、ボトル横置洗浄区間12において、横置搬送コンベア10Aにより、横置搬送中のボトル1の上向き面側の、ネックリング1Cとキャップ2の下端(TEバンド2E)との間に向けて低圧洗浄水を連続的に下向き噴射し、この洗浄水をボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面との間の隙間に注入する。洗浄水噴射ノズル23の洗浄水噴射方向はボトル1のネックリング1Cの上面勾配に沿わせる。
洗浄装置20の洗浄水噴射ノズル23がボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面との間の隙間に注入した洗浄水は、図4、図5に示す如く、ボトル1のネジ1Bとキャップ2のネジ2Bの隙間、キャップ2のベントスリット2Fを通ってボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面の間に行き渡り、ボトル1の下向き面側(横置搬送コンベア10Aに臨む側)で、ボトル1のネックリング1Cとキャップ2の下端との間、キャップ2のスリット2C、2Gから排出され、ボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面の間に付着残存していた内容液を洗い落とす。図4の使用例においては、キャップ2がスリット2C、2Gを備えることを必須としない。
尚、洗浄装置20のテスト機において、ボトル横置洗浄区間12の長さ400mmの範囲に全洗浄ユニット22を配置し、各洗浄ユニット22は2.7mm間隔で口径1.0mmの洗浄水噴射ノズル23を16個ずつ備えた。洗浄水噴射ノズル23は50℃の洗浄水を圧力0.004〜0.06MPaの低圧で噴射した。洗浄水噴射ノズル23がボトル1及びキャップ2に対する間隔は20mmとした。ボトル1及びキャップ2はボトル横置洗浄区間12(400mm)を20秒で通過し、洗浄テスト結果は良であった。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)洗浄水噴射ノズル23からの洗浄水の噴射方向が重力に沿う鉛直下向きになり、低圧、短時間、短区間の洗浄水供給により、ボトル口1Aの外周面とキャップ2の内周面との間の隙間に洗浄水を行き渡らせることができ、洗浄効率が向上する。
(a)洗浄水噴射ノズル23からの洗浄水の噴射方向が重力に沿う鉛直下向きになり、低圧、短時間、短区間の洗浄水供給により、ボトル口1Aの外周面とキャップ2の内周面との間の隙間に洗浄水を行き渡らせることができ、洗浄効率が向上する。
(b)ボトル1は横置搬送コンベア10A上に横置されて搬送中に揺れ動くことがないから、洗浄水噴射ノズル23はボトル1及びキャップ2に近接設置することができ、洗浄効率が向上する。
(c)ボトル1は横置搬送コンベア10A上で横置搬送されて転倒することがないから、倒れ防止ガイドを設ける必要がなく、搬送設備を簡素にできる。
(d)洗浄水噴射ノズル23からの洗浄水をボトル1のネックリング1Cとキャップ2の下端との間に向けて下向き噴射することにより、洗浄水をボトル口1Aの外周面とキャップ2の内周面との間の隙間に注入できる。洗浄水の噴射方向をネックリング1Cの上面勾配に沿わせることにより、注入性を向上できる。
(e)横置搬送コンベア10Aによるボトル横置洗浄区間12のためのボトル横置搬送過程を、ボトル横置殺菌区間11の後段(前段でも可)に連続することにより、縦置き状態のボトル1に内容液を充填してキャップ2を締着するボトル内容液充填密封設備で、キャップ2が締着されたボトル1を唯1回横置きするだけで、キャップ締着部の殺菌と洗浄を連続処理できる。ボトル1の搬送設備を簡素化できるし、ボトル内容液充填密封設備の生産性を向上できる。
図6は洗浄装置20の変形使用例であり、全洗浄ユニット22の洗浄水噴射ノズル23が、ボトル横置洗浄区間12において、横置搬送コンベア10Aにより横置搬送中のボトル1の上向き面側で、キャップ2のTEバンド2Eのスリット2Cに向けて低圧洗浄水を連続的に下向き噴射し、この洗浄水をボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面との間の隙間に注入する。ボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面との間の隙間に注入された洗浄水は、図6に示す如く、ボトル1のネジ1Bとキャップ2のネジ2Bの隙間、キャップ2のベントスリット2Fを通ってボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面の間に行き渡り、ボトル1の下向き面側(横置搬送コンベア10Aに臨む側)で、ボトル1のネックリング1Cとキャップ2の下端との間、キャップ2のスリット2C、2Gから排出され、ボトル口1Aの外周面とキャップ2の本体2Aの内周面の間に付着残存していた内容液を洗い落とす。図6の使用例においては、キャップ2が上端側のスリット2Gを備えることを必須としない。
本変形例によれば、洗浄水噴射ノズル23からの洗浄水をキャップ2の本体2AとTEバンド2Eとの連結部に形成されたスリット2Cに向けて下向き噴射することにより、洗浄水をボトル口1Aの外周面とキャップ2の内周面との間の隙間に注入できる。キャップ2がTEバンド2Eの内方に折り返し状フラップを有するときにも、洗浄水の注入性を向上できる。
1 ボトル
1A ボトル口
1B ネジ
1C ネックリング
2 キャップ
2A 本体
2B ネジ
2C スリット
2D ブリッジ
2E TEバンド
10 ボトル横置搬送ライン
10A 横置搬送コンベア
11 横置殺菌区間
12 横置洗浄区間
20 洗浄装置
23 洗浄水噴射ノズル
1A ボトル口
1B ネジ
1C ネックリング
2 キャップ
2A 本体
2B ネジ
2C スリット
2D ブリッジ
2E TEバンド
10 ボトル横置搬送ライン
10A 横置搬送コンベア
11 横置殺菌区間
12 横置洗浄区間
20 洗浄装置
23 洗浄水噴射ノズル
Claims (8)
- キャップが締着されたボトルを横置搬送する過程で、洗浄水噴射ノズルが下向き噴射する洗浄水をボトル口外周面とキャップ内周面との間の隙間に注入するボトルのキャップ締着部洗浄方法。
- 前記洗浄水をボトルのネックリングとキャップの下端部との間に向けて下向き噴射する請求項1に記載のボトルのキャップ締着部洗浄方法。
- 前記洗浄水をキャップの本体とダンパーエビデントバンドとの連結部に形成されたスリットに向けて下向き噴射する請求項1に記載のボトルのキャップ締着部洗浄方法。
- 前記ボトルの横置搬送過程を該ボトルの横置殺菌区間に連続してなる請求項1〜3のいずれかに記載のボトルのキャップ締着部洗浄方法。
- キャップが締着されたボトルを横置搬送する横置搬送コンベアを有し、
横置搬送コンベアの上部に洗浄水噴射ノズルを配置し、該洗浄水噴射ノズルが下向き噴射する洗浄水をボトル口外周面とキャップ内周面との間の隙間に注入可能にするボトルのキャップ締着部洗浄装置。 - 前記洗浄水噴射ノズルが、洗浄水をボトルのネックリングとキャップの下端部との間に向けて下向き噴射する請求項5に記載のボトルのキャップ締着部洗浄装置。
- 前記洗浄水噴射ノズルが、洗浄水をキャップの本体とダンパーエビデントバンドとの連結部に形成されたスリットに向けて下向き噴射する請求項5に記載のボトルのキャップ締着部洗浄装置。
- 前記横置搬送コンベアによるボトルの横置搬送過程を該ボトルの横置殺菌区間に連続してなる請求項5〜7のいずれかに記載のボトルのキャップ締着部洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005276741A JP2007084122A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | ボトルのキャップ締着部洗浄方法及び装置 |
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Publications (1)
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JP2007084122A true JP2007084122A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37971533
Family Applications (1)
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JP2005276741A Withdrawn JP2007084122A (ja) | 2005-09-22 | 2005-09-22 | ボトルのキャップ締着部洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007084122A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103316879A (zh) * | 2013-05-30 | 2013-09-25 | 常熟市喆宏机械科技有限公司 | 喷瓶口装置 |
-
2005
- 2005-09-22 JP JP2005276741A patent/JP2007084122A/ja not_active Withdrawn
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