JP2007083379A - 断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物用の刃先受板 - Google Patents
断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物用の刃先受板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007083379A JP2007083379A JP2005302249A JP2005302249A JP2007083379A JP 2007083379 A JP2007083379 A JP 2007083379A JP 2005302249 A JP2005302249 A JP 2005302249A JP 2005302249 A JP2005302249 A JP 2005302249A JP 2007083379 A JP2007083379 A JP 2007083379A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cutting
- receiving plate
- plate
- push
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Details Of Cutting Devices (AREA)
Abstract
【課題】枚葉紙押し切り終了時に切り残しが発生せず、かつ寿命が長く、さらに刃先板表面の高さ調整が容易な刃先受板を提供する。
【解決手段】表面板として硬度の高い材質、もしくは表面処理によって表面硬度が高められた材料を使用し、かつ押し切りによって永久変形が残らない程度に薄くするとともに、表面板の背面にゴム弾性を具えた緩衝板を配置する。
【選択図】図1
【解決手段】表面板として硬度の高い材質、もしくは表面処理によって表面硬度が高められた材料を使用し、かつ押し切りによって永久変形が残らない程度に薄くするとともに、表面板の背面にゴム弾性を具えた緩衝板を配置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、断裁刃物、ダイカット用型抜き刃物などの各種刃物の刃先とこれを受ける平面状の刃先受板との間で枚葉紙等を加圧して押し切る装置に関し、刃物の刃先と刃先受板表面との位置関係の調整を容易にし、しかも押し切りに要する加圧力を軽減することができる刃先受板に関する。
従来の技術では、押し切りの際に切り残しの発生を防止するため、刃物の刃先と刃先受板表面が確実に接触することが重要となる。この目的を達成するため、▲1▼剛性が高く平面性を保持し易い刃先受板を用意し、その背面に高さ調整用の薄板を挟み込むなどして刃先受板表面の位置関係を調整し、あるいは▲2▼表面硬度、および剛性が十分に高くない刃先受板を用いてその変形によって刃先受板上の押し切り高さを刃物の刃先に合わせるなどの方法が採られて来た。しかし、▲1▼の方法では刃先受板の状態を安定して維持できるものの、刃先と刃先受板表面との間に僅かでも隙間があると切り残しの発生、あるいは刃先加圧力増大の原因となり、その表面位置調整に習熟が必要であった。また▲2▼の方法では、高さ調整が簡単ではあるが、刃物刃先による表面の磨耗が著しく、その寿命が十分ではない等の欠点があった。
枚葉紙押し切り終了時に切り残しが発生しないためには、刃物刃先と刃先受板表面が密着できる必要があり、この目的を達成するためには刃先受板表面が刃物刃先位置に柔軟に追従できる必要があるが、刃先受板材質の硬度および剛性を下げることとなり、その寿命(耐磨耗性)が低下する。
一方、刃先受板の耐磨耗性を向上するためには刃先受板表面の硬度を高める必要があり、通常、同時にその剛性が高くなることとなり、薄板の挟み込みによる刃先受板表面の位置調整には一定の習熟が必要となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、刃先板表面の高さ調整が容易で、且つ寿命の長い刃先受板を提供する。
本発明は、刃先受板の耐磨耗性を確保するため刃先受板の表面板として硬度の高い材質、もしくは表面処理によって表面硬度が高められた材料を使用することを特徴としている。
特には、前記刃先受板表面を刃物刃先に柔軟に追従させるため表面板の剛性を下げて可撓性を与える必要があり、表面板の厚さを押し切りによって永久変形が残されることのない程度に薄くしていることを特徴としている。
また更には、枚葉紙押し切りの切り残しの発生を防止するため、刃物刃先に均等に圧力を与える必要があり、前記刃先受板の表面板の背面にゴム弾性を具えた緩衝板を配置していることを特徴としている。
このように、本発明においては刃先受板の耐磨耗性と柔軟性を確保するため、十分な耐磨耗性を与える表面硬度を持ち、且つ、押し切りによって永久変形の残らない厚さの可撓性を具えた表面板と、刃物受板の均一な押し切り加圧力を確保するためのゴム弾性を具えた緩衝板とを重ねて使用することにより理想的な刃物受板を得ることができた。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。図1は本発明による刃先受板を使用した押し切り機構の一例を示している。図1は押し切り開始前の状態を示し、刃先受板が表面板2と緩衝板3によって構成され押し切り装置の固定盤4の上に位置し、枚葉紙5が刃先受板上に置かれている。枚葉紙5の上に位置する刃物1は断裁用直線刃物、あるいはダイカットなどの型抜き用刃物である。
図2は刃物1が移動し、その刃先が枚葉紙5に接した状態を示す。
図3は刃物1が更に下降し、枚葉紙5および刃先受板を加圧し始めた結果、枚葉紙5が表面板2を加圧して撓ませ、その下に位置する緩衝板3を部分的に圧縮している状態を示している。
図4は刃物1が更に下降し、枚葉紙5が刃物1の刃先で押し切られ、刃物1の刃先が表面板2の表面に接した状態を示している。
本発明の押し切り機構では、枚葉紙の押し切りが刃物1の刃先と刃先受板との間の隙間距離によって実行されるのではなく、刃物1の刃先と刃先受板との間の圧力によって実行されるため、1度押し切りが開始されると連鎖的に押し切りが進行し、刃物1の刃先、および表面板2に必要以上の接触圧が加わることがなく、刃先、ならびに表面材質の寿命延長に効果的であると同時に、加圧動力が必要最小限度に抑えられる特徴があることが判明した。
1. 断裁刃物・型抜き刃物等の押し切り刃物
2. 表面硬度が高く可撓性を具えた表面板
3. ゴム弾性を具えた緩衝板
4. 刃先受板固定盤
5. 枚葉紙
2. 表面硬度が高く可撓性を具えた表面板
3. ゴム弾性を具えた緩衝板
4. 刃先受板固定盤
5. 枚葉紙
Claims (1)
- 断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物の刃先と平面状の刃先受板との間で枚葉紙等を押し切る装置において、刃先受板が、刃先の加圧に対する耐磨耗性と可撓性を具えた表面板とこの表面板を密着支持できるゴム弾性を具えた緩衝板の複合材によって構成されていることを特徴とする刃先受板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005302249A JP2007083379A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物用の刃先受板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005302249A JP2007083379A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物用の刃先受板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007083379A true JP2007083379A (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=37970882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005302249A Pending JP2007083379A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-16 | 断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物用の刃先受板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007083379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019123054A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | ローランドディー.ジー.株式会社 | カッターパッドおよびカッティング装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52114388A (en) * | 1976-03-23 | 1977-09-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | Method and apparatus for measurement of photochemical reaction heat |
-
2005
- 2005-09-16 JP JP2005302249A patent/JP2007083379A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52114388A (en) * | 1976-03-23 | 1977-09-26 | Fuji Photo Film Co Ltd | Method and apparatus for measurement of photochemical reaction heat |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019123054A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-07-25 | ローランドディー.ジー.株式会社 | カッターパッドおよびカッティング装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101323675B1 (ko) | 브레이크 장치 | |
PL2177289T3 (pl) | Obrabiarki i sposób usuwania części detalu | |
TW200737332A (en) | Sheet cutting apparatus and sheet cutting method | |
ATE336343T1 (de) | Vorrichtung und verfahren zum stanzen | |
JP2018537302A (ja) | ダイカット装置及びダイカット方法 | |
PL1763413T3 (pl) | Sposób i urządzenie do wytwarzania wyprasek | |
TW200605975A (en) | Cutting method and cutting device | |
JP2008018500A (ja) | 食肉スライサ | |
JP2007083379A (ja) | 断裁刃物・型抜き刃物等押し切り刃物用の刃先受板 | |
JP6481465B2 (ja) | 複合基板のブレイク方法 | |
JP5137145B2 (ja) | 形抜き型及び打ち抜き刃の刃先高さ調整方法 | |
CN113119226A (zh) | 一种分步冲压模切方法 | |
CN106311866A (zh) | 一种冲裁实验专用教学模具 | |
KR101042570B1 (ko) | 커터날 측면에 고정지그 받침용 보조인대가 장착되어 있는 목금형 | |
KR20050036790A (ko) | 절단기 | |
CN206170212U (zh) | 一种冲裁实验模具 | |
WO2012127672A1 (ja) | 基板剪断方法及び装置 | |
US20060112798A1 (en) | Method for releasing slug after punching, and punching machine | |
JP2006320942A (ja) | アルミニウム合金板の剪断加工方法 | |
US10576522B2 (en) | Mold for press brake and hemming method | |
JP3118271U (ja) | 抜型 | |
EP2018941A3 (en) | Cutting device | |
JPH07112396A (ja) | 金属製芯材を有する樹脂被覆製品の切断方法及びその切断装置 | |
JP2014177068A (ja) | 単結晶体の劈開方法および劈開装置 | |
JP6163368B2 (ja) | 脆性材料基板のブレイク工具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100521 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110426 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20110823 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |