JP2007083341A - Mems素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 MEMS構造体のリリースを確実に行い、歩留りを高めるとともに、信頼性が高いMEMS素子の製造方法を提供する。
【解決手段】 MEMS素子10の製造方法は、リリースエッチングにより犠牲層22を除去して形成されるMEMS構造体11を有するMEMS素子10を形成する工程と、リリースエッチングにより犠牲層22を除去して形成される複数のモニタ指を有するモニタ素子20を形成する工程と、を含み、MEMS素子10を基板ウエハ1の主面の縦横に複数個配列するとともに、モニタ素子20をMEMS素子10の間に分散配設し、モニタ素子20に、第1モニタ指30と第2モニタ指50とを形成し、第1モニタ指30と第2モニタ指50とリリースエッチングの境界面の位置を視認することにより、MEMS構造体11のリリースの状態を確認する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、MEMS素子の製造方法に関し、詳しくは、基板ウエハ上に、モニタ素子とMEMS素子を混在して配設し、モニタ素子によってMEMS素子のリリースエッチングの適正範囲をモニタするMEMS素子の製造方法に関する。
従来、半導体基板にトレンチを形成し、このトレンチ内及び周縁に、誘電体層と犠牲層とを積層形成し、さらに、犠牲層の表面に導電層とビーム物質を形成し、その後フォトリソグラフィ技術を用いて犠牲層をリリースエッチングすることでビーム(MEMS構造体)を製造するというMEMS素子の製造方法というものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、シリコン基板上に第1の犠牲層、第1の犠牲層上に出力ギア及びロータの可動部の下半分を形成し、さらに第1の犠牲層、出力ギア及びロータを含む上面に第2の犠牲層を形成する。そして、第1の犠牲層と第2の犠牲層をリリースエッチングすることにより、出力ギア、ロータを分離し、それぞれを回転可能に形成する静電マイクロウォブルモータ(MEMS素子の1例)の製造方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−169616号公報(第8,9頁、図3A〜図3E) 特開平6−38561号公報(第6,7頁、図3)
このような特許文献1や特許文献2では、MEMS構造体の可動部としてのビーム、出力ギアやロータの周囲の犠牲層(絶縁層)をリリースエッチングにより除去して、可動部を形成している。しかしながら、このような製造方法によれば、リリースエッチングでは、平面方向及び断面方向にエッチングが進行していくが、MEMS構造体の平面方向近傍に配線層等が配設される場合において、例えば、MEMS構造体(可動部)の下方部まで完全に分離させたときに、配線層までエッチングされてしまうことが考えられ、配線層の信頼性を損なうというような課題を有している。
また、リリースエッチングの領域が、配線層まで至らないように調整した際に、MEMS構造体(可動部)の下部にまで充分に達せず、可動部の分離が不十分になってしまうことも予想される。
上述したような課題は、リリースエッチングが完了し、MEMS構造体を駆動してはじめて認識することができ、MEMS素子として著しく歩留りを低下させるということや、配線層の一部がエッチングされてしまった場合には、初期にはその問題は発現せず、ある程度時間を経過した後に現れ、長期信頼性を低下させるというような課題を有している。
本発明の目的は、前述した課題を解決することを要旨とし、リリースエッチングの範囲を定量的に視認管理し、MEMS構造体のリリースを確実に行い、歩留りを高めるとともに、信頼性が高いMEMS素子の製造方法を提供することである。
本発明のMEMS素子の製造方法は、リリースエッチングにより犠牲層を除去して形成されるMEMS構造体を有するMEMS素子を形成する工程と、リリースエッチングにより犠牲層を除去して形成される複数のモニタ指を有するモニタ素子を形成する工程と、を含み、前記MEMS素子を基板ウエハの主面の縦横に複数個配列するとともに、前記モニタ素子を前記MEMS素子の間に分散配設し、前記複数のモニタ指とリリースエッチングの境界面の位置を視認することにより、前記MEMS構造体のリリース範囲を確認することを特徴とする。
この発明によれば、基板ウエハ上にMEMS素子とモニタ素子とを混在配設し、モニタ素子に設けられるモニタ指をリリースエッチング量の目盛として、モニタ指とリリースエッチングの境界面の位置を目視あるいは顕微鏡等で視認することで、MEMS構造体のリリースエッチング範囲を確認することができるので、MEMS構造体のリリースを確実に行うことができる。この際、リリースエッチングの範囲は、リリースエッチングの工程途中や、工程終了後に確認することができる。このことにより、MEMS素子の歩留りを向上させることができる。
また、MEMS構造体の近傍に配線層等が配設される場合には、MEMS構造体のリリースを確実に行いつつ、モニタ素子を観察することにより、リリースエッチング領域が配線層に達しないように管理することができ、信頼性の高いMEMS素子を提供することができる。
さらに、本発明のようなモニタ素子を用いない従来の製造方法では、MEMS構造体のリリースを確実に行いながら配線層に影響を与えないようにするためには、MEMS構造体と配線層との平面方向の距離を大きくしなければならないが、モニタ素子を設けることによりMEMS素子と配線層の距離を狭めることが可能となり、MEMS素子を小型化することができる。
なお、モニタ素子とMEMS素子のリリースエッチング量(エッチング速度)は、予め両者のリリースエッチング量を比較測定し、モニタ指とリリースエッチングの平面方向の境界面位置との相関関係を明確にしておくことでなし得る。
また、前記複数のモニタ指が、互いに対向する第1モニタ指と第2モニタ指とから構成され、前記第1モニタ指と第2モニタ指のそれぞれに、前記基板ウエハの主面に平行な一方向に配列される複数のフィンガーと、前記一方向に対してほぼ垂直な方向に配列される複数のフィンガーとが形成され、前記複数のフィンガーそれぞれとリリースエッチングの境界面の位置を視認することにより、前記MEMS構造体のリリース範囲を確認することが好ましい。
ここで、複数のフィンガーが前記基板ウエハの主面に平行な一方向、及びそれに垂直に配列しているとは、MEMS構造体が、例えば、カンチレバーやComb型と呼ばれる交差指振動体等の場合、これらの振動方向の両側、あるいは非振動方向の両側のそれぞれに複数のフィンガーが設けられていることを意味する。
これら複数のフィンガーは、リリースエッチングの範囲を確認するための目盛である。従って、このように複数のフィンガーを配設することで、MEMS構造体に対して、平面視して垂直な二方向のリリースエッチング範囲を的確に判定することを可能にする。また、MEMS構造体の振動方向及び非振動方向にもフィンガーを配設することも可能になるため、両方向のリリースエッチング範囲を判定することができる。
また、前記MEMS構造体のリリースエッチング量が大きい方向に配列される複数のフィンガーのピッチを密に、そのフィンガーの垂直方向に配列される複数のフィンガーのピッチを疎になるように形成することが好ましい。
このようにリリースエッチング範囲の目盛となるフィンガーを配設することで、可動部を確実にリリースするために重要な、MEMS構造体のリリースエッチング量が大きい方向のフィンガーを密に設定することにより、リリースエッチングの範囲をより正確に管理することができる。
また、前記MEMS素子が、前記MEMS構造体と配線層とを含み、前記第1モニタ指と前記第2モニタ指のそれぞれの前記基板ウエハの主面からの高さを、前記MEMS構造体または前記配線層のいずれかと概ね等しい高さ位置に形成することが好ましい。
ここで、同一高さにあわせる部位としては、例えば、MEMS構造体では可動部、第1、第2モニタ指では、それぞれに設けられるフィンガーを指す。
仮に、第1モニタ指(フィンガー)とMEMS構造体(可動部)と同じ高さにすれば、それらの下部に設けられる犠牲層の表面高さを一致させることができるため、犠牲層を同一工程で形成することができるので、製造工程を簡素化することができる。第2モニタ指と配線層の高さについても同様なことがいえる。
さらに、リリースエッチングの際、MEMS構造体と、モニタ指とが、同じ高さに配設されているため、断面方向の同じ位置のエッチング範囲をモニタすることが可能で、より正確なリリースエッチング領域の判定を行うことができる。
また、本発明では、前記第1モニタ指と第2モニタ指の間の中央に、前記第1モニタ指と第2モニタ指とに達しない範囲内に前記犠牲層を貫通する開口部を形成した後、リリースエッチングを行うことが好ましい。
リリースエッチングは、平面方向及び断面方向にほぼ同じように進行する。そこで、予め、開口部を開設した後、この開口部を中心にしてリリースエッチングを行うことにより、断面方向の全ての位置においても平面方向のエッチング速度が一定となり、前述したモニタ指(目盛としてのフィンガー)により、リリースエッチングの範囲を確認することができる。
また、前記開口部をドライエッチング法で形成し、リリースエッチングをウェットエッチング法で形成することが好ましい。
開口部は、前述したように、リリースエッチングの際の平面方向のエッチング範囲を各高さで一定になるように、基板ウエハの主面に対して垂直に開設されることが要求される。従って、ドライエッチング法で開口部を形成することで、開口部の内側側面を基板ウエハの主面に対して垂直に形成することができる。そして、エッチング速度が速いウェットエッチング法でリリースエッチングを行うことから、加工時間をより短縮することができる。
また、前記フィンガーのピッチを、前記モニタ素子の中央から遠ざかる方向に徐々に疎から密になるように形成することが望ましい。
リリースエッチング量をモニタする場合、リリースエッチングの初期の段階よりも終了間近の方が管理が重要となる。従って、リリースエッチングの初期段階(モニタ素子の中央付近)のフィンガーは疎にしてもよく、終了段階(モニタ素子の外側方向)では、密にすることで、必要な部分についてはより正確にモニタすることができ、フィンガーの数も減らすことが可能で、フィンガーの構成を簡素化することができる。
また、前記第1モニタ指及び前記第2モニタ指それぞれに設けられる前記複数のフィンガーを、前記複数のモニタ指の間の中央を中心とする同心円となるように配列し形成することが望ましい。
本発明において、フィンガーの形状は、限定されるものではないが、前述したように中心部に開口部を設け、この開口部からリリースエッチングを行う場合、リリースエッチングが等方性エッチングであれば、開口部の中心から放射状にリリースされていく。従って、同心円状にフィンガーを形成することにより、その中心から全方向のエッチング量を確認することができる。この際、予め開設される開口部も円形に形成する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本発明の実施形態1に係るMEMS素子及びモニタ素子を示し、図6,7はモニタ素子の製造方法を示し、図8は実施形態1の変形例1、図9は変形例2のモニタ素子を示している。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る基板ウエハ上のMEMS素子及びモニタ素子のレイアウトを示す平面図である。図1において、MEMS(Micro Electro Mechanical System)素子10は、基板ウエハ1の主面に複数個が縦横に配列され、また、モニタ素子20を、基板ウエハ1の同じ主面上にMEMS素子10の間に分散配設する。本実施形態においては、基板ウエハ1の外周部にモニタ素子20b〜20g、中央部に20aを配設している。
図1に示すこれらモニタ素子20の配設数と配置レイアウトは1例であって、任意に設定することができるが、1ウエハからのMEMS素子の取り個数を増加させるために、MEMS素子の構成や、基板ウエハの大きさから適宜分散配置することが好ましい。従って、図1に示すように外周部と中心部に配設することが効率的である。
このように配設するMEMS素子10とモニタ素子20との配置構成についてさらに詳しく説明する。
図2は、MEMS素子10とモニタ素子20の配置と構成について説明する平面図である。一つのモニタ素子20(モニタ素子20a〜20g)は、MEMS素子10に隣接して配設されている。MEMS素子10には、MEMS構造体11が形成される。MEMS構造体11は、本実施形態では、Comb型と呼ばれる交差指振動体を例示している。
MEMS構造体11は、一対の対向する駆動電極17と可動部14と配線層15とから構成されており、駆動電極17の一方は可動部14を励振するための励振電極であり、他方は検出電極である。駆動電極17は、絶縁層上(可動部14にとっては犠牲層に相当する)に形成される固定電極である。可動部14は、可動電極でもあり、アンカー部13の上面から延在される梁部14cによって支持され、アンカー部13以外の部分が周囲から分離(リリース)されている。可動部14には櫛歯状の電極指14aが錘部14bから幅方向(図中Y方向)に延在され、駆動電極17の櫛歯部に間挿されている。
可動部14の外側近傍には、配線層15が形成されている。ここで、駆動電極17と可動部14の電極指14aとは、ほぼ同じ平面上に形成され、配線層15は、これらとは異なる断面位置に配設される。
このMEMS構造体11の作動は、可動部14に直流電圧が印加されることによって行われる。可動部14の電極指14aと駆動電極17の励振電極の間、及び電極指14aと検出電極との間に電位差が生じ、励振電極と検出電極の表面にはそれぞれの電位差に応じた電荷がチャージされる。この状態で、励振電極に交流電圧(共振周波数fに相当する信号)を印加することによって、可動部14が矢印V方向(基板ウエハ全体としてはY方向)に振動する。
また、モニタ素子20には、第1モニタ指30と第2モニタ指50とが、それぞれ対向して配設されている。第1モニタ指30は、複数のフィンガー31と、このフィンガー31に対して垂直に形成されるフィンガー32とが設けられている。さらに、第2モニタ指50もフィンガー51と、このフィンガー51に対して垂直に形成されるフィンガー52とが設けられている。
フィンガー31,51、フィンガー32,52とは、それぞれ対向して設けられ、フィンガー31,51は、上述したMEMS構造体11の振動方向に対して垂直(図中、矢印Yに平行)に形成されている。また、フィンガー32,52は、振動方向に対して平行(図中、矢印Xに平行)に配設されている。
ここで、フィンガー31,51は、フィンガー32,52に対して幅及び間隔(ピッチ)を密となるように設定し、フィンガー32,52は、疎となるように設定している。これは、後述する可動部14のリリースエッチングのプロセスの際に、MEMS構造体11の近傍に設けられる配線層15を保護すること、最もリリースエッチング量が大きくなる錘部14bを確実にリリースするために配慮しているためである。
続いて、MEMS素子10及びモニタ素子20の断面構造について説明する。
図3は、本実施形態のMEMS素子10の断面構造を模式的に示す断面図である。図2のA−A切断面を示している。MEMS素子10は、シリコンからなる基板2(本実施形態では半導体基板を採用)の主面に、絶縁層としての窒化膜21が形成され、さらにその表面にポリシリコンからなるMEMS構造体11と、Alからなる配線層15とが形成されている。
MEMS構造体11は、固定部12にアンカー部13と、このアンカー部13の上部から延在されるComb型交差指振動体としての可動部14から構成されている。可動部14の下部は、犠牲層22がリリースエッチングによって除去されて、可動部14が、犠牲層から分離(リリースと表すことがある)されている。
犠牲層22は、詳しくは図6,7で説明するが複数の犠牲層を積層して形成されており、この犠牲層22の中間層にAlからなる配線層15が形成されている。配線層15は、図3では、MEMS構造体11よりも上部の犠牲層の中間に配設される。
基板2は、半導体基板であり、内部にMEMS構造体11を駆動、制御するための回路素子(図示せず)が形成されており、上述の配線層15や図示しないビアホール等によって、MEMS構造体11と電気的に接続されている。
MEMS素子10の製造工程は、後述するモニタ素子20の製造工程とほぼ同じ工程によって同時並行的に進められる。簡単に説明すると、基板2の主面に絶縁層として窒化膜21を成膜し、その上面にポリシリコンからなるMEMS構造体11の固定部12を形成し、さらに酸化シリコン(SiO2)からなる犠牲層22のうちの第1層を、さらにその後にポリシリコンからなる可動部14を形成する。そして、その上面に犠牲層の第2層を形成し、さらにAlからなる配線層15を形成する。さらに、その上面に犠牲層の第3層を全面に形成し、レジスト18を成膜する。このレジスト18には、開口部19が開設されている。ここで、ウェットエッチング法によってリリースエッチングを行い、MEMS構造体11の可動部14をリリースする。
リリースエッチングの領域は、可動部14を確実にリリースしながら、配線層15には達しない範囲に管理される。このリリースエッチングは、後述するモニタ素子20のリリースエッチングと同じ工程で行われ、モニタ素子20の第1モニタ指30及び第2モニタ指50をモニタの目盛として用いて、エッチング範囲が管理される。
次に、モニタ素子20の断面構造について図面を参照して説明する。
図4は、本実施形態のモニタ素子20の断面構造を模式的に示す断面図である。図2のA−A切断面を示している。モニタ素子20は、シリコンからなる基板(半導体基板)2の主面に、絶縁層としての窒化膜21が形成され、その表面にポリシリコンからなる固定部12、さらにその上面に犠牲層22のうちの第1層23、その上面にポリシリコンからなる第1モニタ指30が形成され、さらに犠牲層の第2層24が形成されている。
そして、犠牲層の第2層24の表面にAlからなる第2モニタ指50が形成されている。さらに、犠牲層の第3層25を形成した後、リリースエッチングによりフィンガー31,32,51,52がエッチングの経過に伴い視認できる範囲まで出現する。リリースエッチングは、前述したMEMS素子10のリリースエッチングと同工程で行うため、フィンガー31,32,51,52の出現数とリリースエッチングとの境界面位置28によって、MEMS素子10のエッチング範囲を確認することができる。
なお、MEMS素子10とモニタ素子20の断面関係を比較すると、第1モニタ指30のフィンガー31,32は可動部14の高さと一致し、第2モニタ指50のフィンガー51,52は、配線層15の高さと一致している。
続いて、モニタ素子20の第1モニタ指30及び第2モニタ指50の平面構成について、図5を参照してさらに詳しく説明する。
図5は、モニタ素子20を示す平面図である。モニタ素子20に形成される第1モニタ指30と第2モニタ指50とは、モニタ素子20の中心Gに対して平面視して点対称の関係に配設されている。第1モニタ指30は、帯状に連続したアンカー部33の上面に形成される基部34からフィンガー31とフィンガー32とが延在されて形成される。また、第2モニタ指50は、支柱形状の複数のアンカー部53の上面に連続して形成される基部35からフィンガー51とフィンガー52とが延在されて形成される。
ここで、犠牲層22はリリースエッチングにより中心部から除去され、境界面28までリリースエッチングされる。そして図5に示す範囲(境界面28の内側)のフィンガー31,32,51,52が露出される。この境界面28に囲まれる内側の範囲が、MEMS素子10においてリリースされた範囲(図3に示される空間16)に相当し、この状態において、MEMS構造体11(可動部14)がアンカー部13を残して犠牲層22から分離された状態である(図3、参照)。
続いて、MEMS素子の製造方法に係る本発明の要旨としてのモニタ素子の製造方法を中心に説明する。
図6,7は、本実施形態のモニタ素子20の製造方法を模式的に示す断面図である。なお、前述したようにMEMS素子10及びモニタ素子20は、基板ウエハ1の主面に形成されるが、ここでは、モニタ素子単品として説明する。また、図5のA―A切断面を表している。
まず、図6(a)に示すように、基板2の表面に絶縁層としての窒化膜21を成膜する。なお、窒化膜21と基板2との間に、リリースエッチングにより基板2が侵食されることを防止するために、保護のための絶縁層(図示せず)を設けることが好ましい。
次に、図6(b)に示すように、この窒化膜21の表面にポリシリコンを堆積させ、固定部12を形成する。なお、窒化膜21と固定部12とは、MEMS素子10の領域にも共通に形成する。
次に、図6(c)に示すように、酸化シリコン(SiO2)からなる犠牲層の第1層23を全体にわたって形成する。この第1層23も、MEMS素子10の領域に共通に形成する。そして、図6(d)に示すように第1モニタ指30のアンカー部33を形成するための孔23Aと、MEMS構造体11のアンカー部13を形成するための孔(図3、参照)とを開設する。
次に、図6(e)に示すように、犠牲層の第1層23の表面に第1モニタ指30及びMEMS構造体11となるポリシリコン層を堆積し、それぞれ所定の形状にパターニングする(図2,5、参照)。第1モニタ指30には、フィンガー31,32が形成され、アンカー部33を介して固定部12と接合される。また、MEMS構造体11には、可動部14が形成され、アンカー部13を介して固定部12と接合される。
続いて、図6(f)に示すように、犠牲層の第2層24を成膜し、第2モニタ指50のアンカー部53を形成するための孔24Aを第1層23と第2層24を貫通して開設する。犠牲層の第2層24は、MEMS素子10の領域にも形成される。
それから、図6(g)に示すように、第2層24の表面にAl膜を堆積し、第2モニタ指50の所定の形状(図2,5、参照)にパターニングする。第2モニタ指50には、フィンガー51,52が形成され、アンカー部53を介して固定部12と接合される。
この工程では、MEMS素子10のAlからなる配線層15も形成される(図3、参照)。この配線層15は、ビアホールや図示しない他の配線層を介して、上述したような犠牲層(絶縁層)とAl膜の形成工程を繰り返し、MEMS構造体11や、基板2内に収容されている回路素子と接続する。
続いて、図7(a)に示すように、第1モニタ指30と第2モニタ指50を含めて上面に犠牲層の第3層25を堆積し、レジスト70を塗布した後、中央に開口部27を開設する。開口部27は、犠牲層22(犠牲層の第3層25、第2層24、第1層23を含む)を貫通して固定部12の表面まで達する深さに形成される。開口部27は、ドライエッチング法により形成される。従って、開口部27の側面は、基板2の主面(表面)に対して、ほぼ垂直に形成される。また、開口部27の平面形状は、本実施形態では正方形であり、第1モニタ指30と第2モニタ指50に達しない範囲の大きさに設定される。
そして、レジスト70を除去する。
次に、図7(b)に示すようにリリースエッチングを行う。ここで、犠牲層22の最上面(第3層25の上面)にレジスト71を塗布する。そして、リリースエッチングをウェットエッチング法を用いて行う。犠牲層22は、エッチング等方性を有する酸化シリコン(SiO2)で形成されているため、開口部27の内面側壁から外側方向に向かってほぼ同じ速度でエッチングが進行する。図7(b)では、リリースエッチングの境界面28まで達しているが、この境界面28の位置は、図3に示すMEMS素子10のMEMS構造体11が確実にリリースされる範囲を示している。
なお、リリース確認前に、レジスト71は除去される。
上述したように、第1モニタ指30と第2モニタ指50とは、フィンガー部分の形状以外のアンカー部や材質等をMEMS構造体11の構成とほぼ同じにしているため、モニタ素子20はMEMS構造体11のリリース状態のモニタとして充分機能する。
なお、リリースエッチングの境界面が、境界面28より内側にある場合には、MEMS構造体11のリリースが不十分であること、また、境界面28より外側にある場合には、MEMS素子10の配線層15までエッチングされている恐れがあることと判断し、リリースエッチングの条件を変更する。
このような判定基準は、製造前の確認実験等により、フィンガー31,32,51,52とリリースエッチングの境界面位置と、MEMS構造体11の適正なリリースエッチング条件との相関関係を確認しておき、テーブルを作成することで、誰にでも的確に判定することを可能にする。
従って、フィンガー31,32,51,52の数、ピッチ等は、MEMS素子10とモニタ素子20との構成から、図5に示すような構成に限定されず任意に設定して設けることができる。
従って、前述した実施形態1によれば、基板ウエハ1上にMEMS素子10とモニタ素子20とを混在配設し、モニタ素子20に設けられる第1モニタ指30及び第2モニタ指50とをリリースエッチング範囲を表す目盛として、それぞれのモニタ指とリリースエッチングの境界面の位置を目視あるいは顕微鏡等で視認することで、MEMS構造体11のリリースの状態を確認することができるので、MEMS構造体11のリリースを確実に行うことができる。この際、リリースエッチング範囲は、リリースエッチングの工程途中や、工程終了後に、それぞれのモニタ指とリリースエッチングの境界面の位置で確認することができる。このことにより、MEMS素子10の歩留りを向上させることができる。
また、MEMS構造体11の近傍に配設される配線層15は、第1モニタ指30及び第2モニタ指50のリリース状態を観察することにより、リリースエッチング領域が配線層15に達しないように管理することができ、配線層15をエッチングすることを防止することが可能となり、信頼性が高いMEMS素子を提供することができる。
さらに、本発明のようなモニタ素子を用いない従来の製造方法では、MEMS構造体11のリリースを確実に行いながら配線層15に影響を与えないようにするために、MEMS構造体11と配線層15との平面方向の距離を大きくとらなければならないが、モニタ素子20を設けることによりMEMS構造体11と配線層15の距離を狭めることが可能となり、MEMS素子10を小型化することができる。
また、第1モニタ指30及び第2モニタ指50それぞれ複数のフィンガー31,32と51,52を有しており、MEMS構造体11の可動部14の振動方向と振動方向に垂直な方向の両方にフィンガーを配設しているため、両方向のリリース状態を管理することができる。特に、リリースエッチング量が大きい方向のフィンガー31,32のピッチを密にしているため、この方向のエッチング量を細かく正確に管理することができ、可動部14を確実にリリースすることができる。
また、フィンガー31,32,51,52とMEMS構造体11の可動部14と同じ高さにすることで、それらの下部に設けられる犠牲層の第1層23の表面高さを一致させることができるため、犠牲層の第1層23を同一工程で形成することができ、製造工程を簡素化することができる。
さらに、リリースエッチングの際、MEMS構造体11と第1モニタ指30、配線層15と第2モニタ指50とを、同じ高さに配設しているため、断面方向の同じ位置のエッチング量をモニタすることが可能で、より正確なリリースエッチング領域の確認を行うことができる。
本実施形態では、犠牲層として酸化シリコン(SiO2)を採用している。酸化シリコンはエッチングレートが等方性のため、リリースエッチングは、平面方向及び断面方向にほぼ同じ速度で進行する。そこで、予め、開口部27を開設した後、この開口部27を中心にしてリリースエッチングを行うことにより、断面方向の全ての範囲において平面方向のエッチング速度が一定となり、前述したフィンガー31,32,51,52により、エッチング量を正確に確認することができる。
また、開口部27は、前述したように、リリースエッチングの際の平面方向のエッチング量を断面方向の各高さで一定になるように、基板ウエハ1の主面に対して垂直に開設されることが要求される。従って、ドライエッチング法で開口部27を形成することで、開口部27を基板ウエハ1の主面に対して垂直に形成することができる。そして、エッチング速度が速いウェットエッチング法でリリースエッチングを行うことから、加工時間をより短縮することができる。
(変形例1)
続いて、実施形態1の変形例1について図面を参照して説明する。この変形例1は、可動部14の振動方向に配設されるフィンガー31,51の形状を工夫したところに特徴を有している。他の構成は、実施形態1と同じであり、また、製造方法も同じであるため、異なる部分のみ説明する。
図8は、変形例1のモニタ素子20を模式的に示す平面図である。図8において、MEMS構造体11の可動部14(図3、参照)のリリースエッチング量が大きい方向に配設されるフィンガー31,51は、中心Gに近い部分はピッチを疎にし、リリースエッチングの境界面28に近い部分はピッチを密になるように形成している。
これは、MEMS構造体11のリリースエッチングを開始した時点では、モニタは荒い間隔で行っても構わず、リリースが終了に近い時点では、リリース量を細かく正確に確認できるように工夫したものであり、可動部14の確実なリリースと、配線層15をリリースエッチングから保護することを可能にしている。
フィンガー31,51のピッチは、図8に示すような構成は1例であって、徐々に疎から密になるように変えるようにすることもできる。また、フィンガー32,52も同様な構成にすることができる。
このようにすることで、リリースエッチングの初期段階(モニタ素子20の中央付近、つまり開口部27付近)のフィンガーは疎にし、終了段階(モニタ素子20の外側方向)では、密にすることで、必要な部分についてはより正確にモニタすることができ、フィンガーの数も減らすことが可能で、フィンガーの構成を簡素化することができる。
また、ピッチを密にした場合、一本のフィンガーの幅が非常に細くなり、強度的に弱くなるので、このような細いフィンガーはモニタに必須の位置、数に抑えることにより、フィンガーの変形等を低減し、信頼性が高いモニタ素子20を得ることができるという効果がある。
(変形例2)
次に、実施形態1の他の変形例について図面を参照して説明する。変形例2は、前述した実施形態1及びその変形例1に対して、第1モニタ指30及び第2モニタ指50のフィンガーの構成を変更したものであり、製造方法は、実施形態1と同じ工程で実現できるので、異なる部分のみ説明する。
図9は、変形例2を模式的に示す平面図である。図9において、モニタ素子20は、基板2上に第1モニタ指30と第2モニタ指50がそれぞれ平面的に対向して形成されており、それぞれのモニタ指には、フィンガー31,32,51,52が設けられている。
フィンガー31,32,51,52は、モニタ素子20の中心Gを中心とする同心円に形成される。フィンガー31,32は、アンカー部33から両側に延在され、フィンガー31はピッチが密に、フィンガー32はピッチが疎になるように形成される。また、フィンガー51,52は、島状に設けられるアンカー部53から両側に延在され、フィンガー51はピッチが密に、フィンガー52はピッチが疎になるように形成される。MEMS構造体11の可動部14のリリースエッチング量が大きい方向にはピッチが密のフィンガー31,51が配設され、振動方向に対して垂直な方向にはフィンガー32,52が配設される。
また、第1モニタ指30と第2モニタ指50の中心部には円筒状の開口部27が設けられる。この開口部27は、前述した実施形態1において、リリースエッチング工程前にドライエッチング法によって形成される開口部に相当する。従って、リリースエッチングの際、この開口部から外周方向に向かって放射状にリリースエッチングが進行する。図9では、境界面28までリリースされたときが、MEMS構造体11のリリースが完了したことを例示している。
なお、この変形例2は、上述したように第1モニタ指30及び第2モニタ指50の平面形状が前述した実施形態1または変形例1と異なっているが、断面関係は同じ構成となっている。
従って、このような変形例2によれば、リリースエッチングは、開口部27の中心から放射状にリリースされていく。従って。同心円状にフィンガー31,32,51,52を形成することにより、その中心から全方位のエッチング量を確認することができる。
また、変形例2では、第1モニタ指30のアンカー部33と第2モニタ指50のアンカー部53とは、フィンガーの平面領域範囲内に形成しているため、フィンガーの外側にアンカー部を設ける実施形態1及び変形例1(図5、図8参照)よりも少ない面積で実現することが可能になる。逆に、モニタ素子20の有効平面積が一定であれば、フィンガーの数を増やすことができることから、リリースエッチングをモニタする目盛を増やすことができることになり、よりモニタの分解能を高めることを可能にする。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明しているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲に逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、材質、組み合わせ、その他の詳細な構成、及び製造工程間の加工方法において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質、製造工程などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものでないから、それらの形状、材質、組み合わせなどの限定の一部もしくは全部の限定をはずした部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前述の実施形態1では、第1モニタ指30と第2モニタ指50の1対のモニタ指を備えているが、モニタ指の数はこれに限定されず増加して設置してもよい。
また、各フィンガーのピッチも限定されず、モニタに必要なピッチに自在に設定することができる。
従って、前述の実施形態1及び変形例1,2によれば、リリースエッチングの範囲をモニタ素子20で定量的に管理し、MEMS構造体11のリリースを確実に行えることから歩留りを高めるとともに、信頼性が高いMEMS素子の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る基板ウエハ上におけるMEMS素子及びモニタ素子のレイアウトを示す平面図。 本発明の実施形態1に係るMEMS素子とモニタ素子の配置と構成について示す平面図。 本発明の実施形態1に係るMEMS素子の断面構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態1に係るモニタ素子の断面構造を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態1に係るモニタ素子を示す平面図。 (a)〜(g)は、本発明の実施形態1に係るモニタ素子本実施形態の製造方法を模式的に示す断面図。 (a)、(b)は、本発明の実施形態1に係るモニタ素子本実施形態の製造方法を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態1に係る変形例1のモニタ素子を模式的に示す平面図。 本発明の実施形態2に係る変形例1のモニタ素子を模式的に示す平面図。
符号の説明
1…基板ウエハ、10…MEMS素子、11…MEMS構造体、20(20a〜20g)…モニタ素子、22…犠牲層、30…第1モニタ指、31,32…フィンガー、50…第2モニタ指、51,52…フィンガー。

Claims (8)

  1. リリースエッチングにより犠牲層を除去して形成されるMEMS構造体を有するMEMS素子を形成する工程と、
    リリースエッチングにより犠牲層を除去して形成される複数のモニタ指を有するモニタ素子を形成する工程と、を含み、
    前記MEMS素子を基板ウエハの主面の縦横に複数個配列するとともに、前記モニタ素子を前記MEMS素子の間に分散配設し、
    前記複数のモニタ指とリリースエッチングの境界面の位置を視認することにより、前記MEMS構造体のリリース範囲を確認することを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  2. 請求項1に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記複数のモニタ指が、互いに対向する第1モニタ指と第2モニタ指とから構成され、
    前記第1モニタ指と第2モニタ指のそれぞれに、前記基板ウエハの主面に平行な一方向に配列される複数のフィンガーと、前記一方向に対してほぼ垂直な方向に配列される複数のフィンガーとが形成され、前記複数のフィンガーそれぞれとリリースエッチングの境界面の位置を視認することにより、前記MEMS構造体のリリース範囲を確認することを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記MEMS構造体のリリースエッチング量が大きい方向に配列される複数のフィンガーのピッチを密に、そのフィンガーの垂直方向に配列される複数のフィンガーのピッチを疎になるように形成することを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記MEMS素子が、前記MEMS構造体と配線層とを含み、
    前記第1モニタ指と前記第2モニタ指のそれぞれの前記基板ウエハの主面からの高さを、前記MEMS構造体または前記配線層のいずれかと概ね等しい高さ位置に形成することを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記第1モニタ指と第2モニタ指の間の中央に、前記第1モニタ指と第2モニタ指とに達しない範囲内に前記犠牲層を貫通する開口部を形成した後、リリースエッチングを行うことを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  6. 請求項5に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記開口部をドライエッチング法で形成し、リリースエッチングをウェットエッチング法で形成することを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  7. 請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記フィンガーのピッチを、前記モニタ素子の中央から遠ざかる方向に徐々に疎から密になるように形成することを特徴とするMEMS素子の製造方法。
  8. 請求項2ないし請求項6のいずれか一項に記載のMEMS素子の製造方法において、
    前記第1モニタ指及び前記第2モニタ指それぞれに設けられる前記複数のフィンガーを、前記複数のモニタ指の間の中央を中心とする同心円となるように配列し形成することを特徴とするMEMS素子の製造方法。

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